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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

デジタルガレージ

Digital Garage, Inc.4819 · Prime · 情報・通信業

総合決済プラットフォームとインターネット関連事業を展開する独立系IT企業。決済・マーケティング・投資インキュベーションの3本柱。

概要

デジタルガレージは1995年に設立されたインターネット関連企業である。情報・通信業に属し、連結従業員数は1,383名。主力事業は総合決済プラットフォームの提供で、2026年3月期の連結収益は約410億円に達した。決済事業に加え、長期インキュベーションやグローバル投資インキュベーションの3セグメントで構成される事業持株会社である。

総合決済プラットフォームが収益の核

プラットフォームソリューションセグメントは、クレジットカード決済をはじめ、QRコード決済、コンビニ決済、銀行振込などあらゆる電子決済手段を提供する総合決済プラットフォームである。2026年3月期の売上高は25,193百万円と前期比11.3%増加し、グループ収益の約61%を占めた。決済取扱高は9.1兆円に拡大し、特にKDDIグループ向け次世代決済プラットフォーム「NESTA」の導入が進んだ。連結子会社にはDGフィナンシャルテクノロジー(旧SBIベリトランス)、後払い決済を手掛けるSCORE、アジア向け決済のecontext Asiaなどが含まれる。また、金融機関向けデジタルマーケティングも同事業の一角を成す。

カカクコムのメディア資産を活用

ロングタームインキュベーションセグメントは、グループの事業基盤と持分法適用会社カカクコムの顧客資産を活用し、決済プラットフォーム拡大を加速する。カカクコムは「価格.com」「食べログ」等を運営する。当セグメントには、Web広告技術を提供するBI.Garage、不動産広告のDGコミュニケーションズ、ワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァン、ブロックチェーン事業のCrypto Garage、スマートECのエンゲージメントゲートウェイなどが含まれる。2026年3月期のセグメント収益は12,651百万円で、前期比6.8%減少したが、新規事業群の損失が縮小している。

グローバルな投資・育成のインキュベーション

グローバル投資インキュベーションセグメントは、国内外のスタートアップ企業への投資・育成を中核とする。連結子会社DGベンチャーズが投資ファンドを運営し、米国シリコンバレーにインキュベーション拠点を持つ。主なファンドにはDG Daiwa Ventures(大和証券グループとの共同設立)、DG Labファンドなどがあり、次世代技術やフィンテック企業に投資する。2026年3月期のセグメント収益は1,147百万円と前期比97.0%増加したが、為替変動の影響等により税引前損失を計上した。投資リターンの早期実現とオフバランス化を進めている。

子会社27社と持分法15社のグループ構造

当社は純粋持ち株会社として、2026年3月末時点で連結子会社27社、持分法適用会社15社を有する。本社は東京都渋谷区恵比寿南に所在し、東京証券取引所プライム市場に上場する。連結従業員数は1,383名。連結収益は2026年3月期に40,971百万円(前期比7.0%増)、親会社所有者帰属当期利益は1,283百万円となった。資産合計は218,703百万円、資本合計は77,696百万円。キャッシュ・フローは営業活動で4,939百万円の使用となった。

業界の中での役割は決済プラットフォーマー・デジタルマーケティング企業・ベンチャーキャピタルにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
410億円
税引前利益
30億円
利益率
7.3%
純利益
13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2018/3
事業売上構成比利益利益率
マーケティン グテクノロジー事業349億円58.0%20億円5.7%
フィナンシャ ルテクノロジー事業210億円34.9%25億円11.9%
インキュベー ションテクノロジー事業31億円5.1%13億円41.9%
ロングターム インキュベーション事業12億円2.0%32億円266.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01プラットフォームソリューション主力

Eコマース・対面店舗向けにクレジットカード・QRコード・コンビニ決済等の総合決済プラットフォームを提供。決済周辺サービス(後払い・送金等)や金融事業者向けデジタルマーケティングも展開。連結子会社にDGフィナンシャルテクノロジー、SCORE等。

主な製品・サービス3
総合決済プラットフォーム
クレジットカード、QRコード、コンビニ決済、銀行振込等多種決済手段をワンストップで提供。
後払い決済サービス
SCORE社提供のBNPL(Buy Now Pay Later)型後払いサービス。
金融マーケティングソリューション
金融機関向けのデジタル広告・顧客獲得支援。

02ロングタームインキュベーション準主力

当社グループの事業基盤と、持分法適用会社であるカカクコム(「価格.com」「食べログ」等)の顧客資産を活用し、決済プラットフォーム拡大を加速する戦略事業。Web広告技術(BI.Garage)、不動産広告、ワインスクール、ブロックチェーン事業等を含む。

主な製品・サービス3
デジタルマーケティング事業
金融以外の事業者向けに、カカクコムのメディア資産や広告技術を活用したプロモーション支援。
Web広告技術(BI.Garage)
アドテクノロジー(DSP・SSP等)の開発・販売。
「価格.com」「食べログ」運営(カカクコム)
日本最大級の価格比較サイト・グルメサイトの企画運営。

03グローバル投資インキュベーション副次

スタートアップ企業等への投資・育成を行う事業。DGベンチャーズ傘下の投資ファンドや海外拠点を通じて、国内外のフィンテック・次世代技術企業に投資。戦略投資(DK Gate、DG Strategic Investment)や地域特化ファンド(D2 Garage)も運営。

主な製品・サービス2
ベンチャーキャピタル運営
DG Daiwa Ventures等のファンドを通じたスタートアップへの投資・育成。
インキュベーション拠点運営
米国シリコンバレー等でのインキュベーションセンター運営。

製品と技術

総合決済プラットフォームのAPIとCloud Pay

当社の中核製品である総合決済プラットフォームは、クレジットカード、QRコード、コンビニ決済、銀行振込など20種類以上の決済手段を一つのAPIで提供する。特に共通QRコード決済ソリューション「Cloud Pay」は、マルチペイメントに対応し、KDDIグループ向けに次世代決済プラットフォーム「NESTA」として導入が進んでいる。これらのプラットフォームは、加盟店の決済手数料だけでなく、データ分析によるマーケティング支援も可能にする。

後払い決済SCOREと送金サービス

連結子会社SCOREが提供する後払い決済サービスは、BNPL(Buy Now Pay Later)型で、消費者が商品到着後に代金を支払う仕組みを提供する。2024年にSCOREは完全子会社化された。また、イーコンテクストはコンビニ決済・銀行決済に加え、個人間送金サービスも手掛ける。これらの決済周辺サービスは、決済データを活用した与信モデルや金融事業者向けマーケティングと連携している。

BI.Garageの広告技術と価格.com

BI.Garageは、DSP(デマンドサイドプラットフォーム)やSSP(サプライサイドプラットフォーム)などのWeb広告技術を開発・販売する。同社は電通グループなどとの共同出資で設立された。持分法適用会社カカクコムが運営する「価格.com」は日本最大級の価格比較サイトであり、「食べログ」はグルメレビューサイトとして広く利用される。これらのメディア資産と広告技術を組み合わせ、事業者向けデジタルマーケティングソリューションを提供している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ネット決済・IoTプラットフォーム大手

決済処理やIoTプラットフォームを提供する情報通信企業。同業のソラコム(IoT特化)やCocolive(顧客管理)とは異なり、決済とIoTを融合した独自ポジション。ただし直近の売上高・利益が非開示で、収益動向は不透明。市場ではペイメント領域の競争激化が指摘され、差別化と収益性の維持が焦点。

強み

  • 決済処理とIoTプラットフォームの両方を提供する独自性。
  • キャッシュレス化とIoT普及の波に乗り、市場拡大が期待。
  • 多数の加盟店・企業との取引実績があり、スイッチングコスト高い。
  • デジタルガレージのブランドは業界で一定の知名度を有する。

課題

  • 直近の売上・利益が非開示で、投資判断が困難。
  • ソラコムなど同業が攻勢、シェア維持には差別化が必須。
  • プラットフォーム事業は投資負担が大きく、収益化の筋道が不透明。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がデジタルガレージ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16947図研1,092億円19.4倍
22379ディップ1,091億円15.9倍
33762テクマトリックス1,068億円18.7倍
47595アルゴグラフィックス1,040億円4.9倍
56183ベルシステム24ホールディングス1,032億円12.6倍
64819デジタルガレージ999億円76.0倍
73993PKSHA Technology997億円39.6倍
84413ボードルア953億円37.8倍
96287サトー943億円17.9倍
104071プラスアルファ・コンサルティング883億円22.0倍
119692シーイーシー852億円14.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 84件

インターネット黎明期に設立された1995年

1995年8月、林郁と伊藤穰一によってデジタルガレージが設立された。当初はインターネット広告・企画・制作を目的とした。翌1996年10月には米国インフォシーク社と検索サービス独占契約を結び、インフォシーク事業部を新設。同年12月には博報堂などと共同でデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムを設立し、インターネット広告事業を拡大した。1997年には複数のグループ会社を吸収合併し、事業基盤を固めた。

カカクコムを傘下に収めた2002年

2000年12月の店頭公開を経て、2002年6月にカカクコムの株式45%を取得し連結子会社化した。これにより、後のロングタームインキュベーションの基盤となるメディア資産を獲得。2004年12月にはジャスダック証券取引所へ上場。同時期にアイベックス・アンド・リムズを子会社化するなど、事業領域を拡大した。2005年にはブログ検索サイトを運営するテクノラティジャパンを設立し、投資事業組合の管理会社も設立した。

純粋持ち株会社へ移行した2006年

2006年1月、ソリューション事業とインキュベーション事業を連結子会社に承継させる会社分割を実施し、純粋持ち株会社に移行した。これによりグループ経営を強化。2008年10月にはイーコンテクスト、DGソリューションズなど5社を吸収合併し、事業基盤を再編した。2010年代に入り、デジタルハリウッドへの出資やNEXDGの設立など、教育・物流分野にも進出した。

SBIベリトランス買収で決済事業を強化した2012年

2012年、SBIベリトランス(現DGフィナンシャルテクノロジー)を買収し、本格的に決済事業に参入。同時にecontext Asiaを設立しアジア展開を開始。2016年にはカカクコムやクレディセゾンとDG Labを発足させ、フィンテック研究を加速。2018年には後払い決済のSCOREをニッセンと共同設立し、BNPL事業を開始。2021年にはグループ戦略「DG FinTech Shift」を掲げ、決済事業への集中投資を打ち出した。

りそなグループとの提携とグループ再編

2024年7月、SCOREの株式を追加取得し連結子会社化。同年12月にはポケットチェンジに出資し電子マネー事業を強化。2025年4月にはナビプラスを存続会社とする吸収合併を実施し、DGビジネステクノロジーを発足。同年8月にはりそなホールディングスと共同でSME向けデジタル金融事業会社DGBを設立し、連結子会社とした。2025年9月にはりそなホールディングスの持分法適用会社となっている。

年表84件を開く

1990年代

  • 1995年8月インターネットを媒体とした広告・企画・制作等を目的として㈱デジタルガレージ(代表者 林郁、伊藤穰一)を設立。
  • 1996年10月米国インフォシーク社とインターネット検索サービス独占契約締結、インフォシーク事業部新設。
  • 1996年12月デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム㈱を㈱博報堂、㈱旭通信社(現 ㈱ADKマーケティング・ソリューションズ)、㈱読売広告社、㈱I&S(現 ㈱I&S BBDO)と共同出資にて設立。
  • 1997年5月M&A㈱フロムガレージ、㈱スタジオガレージ、㈲エコシスを吸収合併。
  • 1999年4月㈱イーコマース総合研究所を㈱コミュニケーション科学研究所等と共同出資にて設立。
  • 1999年6月㈱クリエイティブガレージ(後の㈱ディーエス・インタラクティブ)の株式を60%取得し子会社とする。

2000年代

  • 2000年5月Eコマースの物流・決済等のプラットフォームを担当する(旧)㈱イーコンテクストを㈱ローソン、㈱東洋情報システム(現 TIS㈱)、三菱商事㈱と共同出資にて設立。
  • 2000年10月Eコマース・ギフト事業を行う㈱ギフトポートをシャディ㈱と共同出資にて設立。
  • 2000年12月上場店頭市場に株式を上場。
  • 2002年6月㈱カカクコムの株式を45%取得し、支配力基準による連結子会社とする。
  • 2003年2月クリエイティブ制作を担当する連結子会社㈱クリエイティブガレージを設立。
  • 2004年2月携帯電話を主としたモバイル端末向けのコンテンツ関連事業を行う連結子会社㈱DGモバイルを設立。
  • 2004年12月アイベックス・アンド・リムズ㈱の株式を株式交換により取得し、連結子会社とする。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年1月ブログ検索サイトを運営する連結子会社㈱テクノラティジャパン(後の㈱DGストラテジックパートナーズ)を設立。
  • 2005年9月投資事業組合財産の管理運営業務を行う連結子会社㈱DG&パートナーズを日本アジア投資㈱と共同出資にて設立。
  • 2005年11月情報共有サイトを運営する連結子会社㈱WEB2.0をぴあ㈱、㈱カカクコムと共同出資にて設立。
  • 2006年1月ソリューション事業とインキュベーション事業を連結子会社に承継させる会社分割を行い、純粋持ち株会社に移行。
  • 2006年1月不動産に関する管理運営・投資等を行う連結子会社㈱DGアセットマネジメントを設立。
  • 2006年3月総合WEB広告業を行う連結子会社㈱DGメディアマーケティングを設立。
  • 2006年8月CGMを活用した広告商品開発等を行う連結子会社㈱CGMマーケティング(現 ㈱BI.Garage)を㈱電通(現 ㈱電通グループ)、㈱サイバー・コミュニケーションズ、㈱アサツー ディ・ケイ(現 ㈱ADKマーケティング・ソリューションズ)と共同出資にて設立。
  • 2006年8月IR支援事業及びIRポータルサイトの運営等を行う連結子会社㈱グロース・パートナーズを亜細亜証券印刷㈱(現 ㈱プロネクサス)と共同出資にて設立。
  • 2007年4月連結子会社㈱DGソリューションズが㈱創芸(現 ㈱DGコミュニケーションズ)の全株式を取得し、連結子会社とする。
  • 2008年10月M&A当社を存続会社として、連結子会社(旧)㈱イーコンテクスト、㈱DGソリューションズ、㈱ディージー・アンド・アイベックス(旧 アイベックス・アンド・リムズ㈱)、㈱クリエイティブガレージ及び㈱DGメディアマーケティングを吸収合併。
  • 2009年5月㈱カカクコムの株式の一部を譲渡し、持分法適用会社とする。

2010年代

  • 2010年1月コンテンツ・IT産業を中心とする教育事業等を行うデジタルハリウッド㈱の株式を取得し、持分法適用会社とする。
  • 2010年6月総合フルフィルメントサービスを行う㈱NEXDGを日本通運㈱と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2010年12月スマートフォン向けコンテンツの企画・配信を行う連結子会社㈱ウィール(後の㈱DGペイメントホールディングス㈱)を設立。
  • 2011年3月M&A連結子会社(旧)㈱DGインキュベーション(現 ㈱DGベンチャーズ)を存続会社として、同㈱DGストラテジックパートナーズを吸収合併。
  • 2011年7月米国を拠点としたグローバル戦略を展開するための持ち株会社として、連結子会社Digital Garage US, Inc.を設立。
  • 2011年9月有望なスタートアップ企業への投資・育成事業を行う連結子会社㈱Open Network Lab(現 ㈱ONL)を㈱ネットプライスドットコム(現 BEENOS㈱)と共同出資にて設立。
  • 2011年12月アジャイルソフトウエア開発手法のコンサルティング事業等を行う連結子会社New Context, Inc.(後のNeo Innovation, Inc.)を設立。
  • 2012年1月投資不動産の所有・賃貸等を行う連結子会社Digital Garage Development LLCを設立。
  • 2012年2月アジアを拠点としたアジャイル開発手法を用いたソフトウエア開発等を行うPivotal Labs(Singapore) Pte. Ltd.(後のNeo Innovation(Singapore)Pte. Ltd.)の全株式を取得し、連結子会社とする。
  • 2012年4月EC事業者に対する決済関連のシステム・サービスの提供及び決済業務の代行事業を行うSBIベリトランス㈱(現 ㈱DGフィナンシャルテクノロジー)、同社の子会社であるSBIナビ㈱(現 ナビプラス㈱)他の株式を取得し、連結子会社とする。
  • 2012年5月米国を拠点としたアジャイル開発手法を用いたソフトウエア開発等を行うEdgeCase, LLCの全株式を取得し、連結子会社とする。
  • 2012年9月ECプラットフォーム全般のグローバル展開に向けたペイメント事業の持ち株会社として、連結子会社econtext Asia Limitedを設立。
  • 2012年10月当社の決済サービス事業を会社分割し、新設した連結子会社㈱イーコンテクストへ事業を承継。
  • 2012年10月食品のオンライン販売を行う㈱FOOZAを三菱食品㈱と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2012年12月中小規模ECサイト向け商品レコメンドサービス及びサイト内商品検索サービスの提供を行う㈱コトハコの全株式を取得し、連結子会社とする。
  • 2013年8月最先端科学を活用・応用した製品・サービスの企画・開発を行う㈱電通サイエンスジャムを㈱電通(現 ㈱電通グループ)と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2013年9月データセキュリティ関連ソリューションの提供を行う連結子会社New Context Services, Inc.を設立。
  • 2013年9月創業中国に進出する日系・外資系企業向けにオンライン決済を提供するVeriTrans Shanghai Co.,Ltd.をShanghai CardInfoLink Data Service Co.,Ltd.と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2013年12月上場連結子会社econtext Asia Limitedが香港証券取引所メインボード市場に株式を上場。
  • 2014年3月アジアのEC市場への資金支援を目的としてecontext ASIA EC Fund投資事業有限責任組合をSBIインベストメント㈱と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2014年9月世界的ソーシャルコミュニティサイト「Wikia」の日本語版サイトを運営するWikia Japan㈱の株式を取得し、持分法適用会社とする。
  • 2015年4月海外旅行に関するスマートフォンアプリサービスの開発運営を行うLCO-Creation Singapore Pte. Ltd.の株式を取得し、持分法適用会社とする。
  • 2015年5月スマートフォンアプリの運用型広告を手がける㈱デジタルサイエンスラボを㈱メタップスと共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2015年6月M&A香港法に基づくスキーム・オブ・アレンジメントの手続きにより、当社を除く全株主からその保有する全株式を取得し、連結子会社econtext Asia Limitedを完全子会社とする。
  • 2015年6月コンテンツビジネスへの戦略投資等を行う連結子会社㈱DK Gateを㈱講談社と共同出資にて設立。
  • 2016年5月東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
  • 2016年7月創業多様な業界の企業が参画し次世代の事業を共同で創出することを目的としたオープンプラットフォーム型の研究開発組織「DG Lab」を㈱カカクコム及び㈱クレディセゾンと発足。
  • 2016年7月「DG Lab」と連携した次世代技術を有するスタートアップ企業への投資を対象としたDG Lab 1号投資事業有限責任組合の管理運営を行う㈱DG Daiwa Venturesを㈱大和証券グループ本社と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2016年8月ファッション女性誌を活用したインターネットメディア事業を行う㈱DK Mediaを㈱講談社と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2016年9月FinTech関連等の戦略的な技術開発を行う連結子会社㈱DG Technologies(現 ㈱DG Strategic Investment)をTIS㈱と共同出資にて設立。
  • 2016年10月FinTechを活用した決済ソリューションの開発・提供を行うANA Digital Gate㈱を全日空商事㈱と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2017年7月㈱DG Life Designの株式を追加取得し、同社の子会社である㈱アカデミー・デュ・ヴァン、㈱Hampsteadとともに連結子会社とする。
  • 2017年9月不動産広告事業を行う㈱DGコミュニケーションズを支配力基準による連結子会社とする。
  • 2018年6月ビジネスデザインカンパニーが行うマーケティング事業を会社分割し、新設した㈱DGマーケティングデザイン(現 ㈱Qoil)へ事業を承継するとともに、同社株式の一部を譲渡し、持分法適用会社とする。
  • 2018年7月北海道地域での有望なスタートアップ企業育成等を行う連結子会社㈱D2 Garageを㈱北海道新聞社と共同出資にて設立。
  • 2018年9月ブロックチェーンを活用した金融サービス等を行う連結子会社㈱Crypto Garageを東京短資㈱と共同出資にて設立。
  • 2018年10月後払い決済事業を行う㈱SCOREを㈱ニッセンと共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2018年12月インフルエンサーを活用したソーシャルメディアマーケティング事業を行う㈱サイバー・バズの株式を取得し、持分法適用会社とする。
  • 2019年1月POSシステムを利用する事業者向けマルチ決済ソリューションの提供を行うTDペイメント㈱を東芝テック㈱と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2019年4月DG Lab FundⅡ E.L.P.Cayman(DG Lab 2号ファンド)に出資し、持分法適用会社とする。
  • 2019年6月運転事業者向け脳MRI斡旋事業を行うDBSCマーケティング㈱(現 ㈱ブレインスキャンテクノロジーズ)の全株式を取得し、連結子会社とする。

2020年代

  • 2021年1月投資事業有限責任組合の管理運営を行う連結子会社㈱DGインキュベーションを設立。
  • 2021年4月グループ戦略「DG FinTech Shift」の一環として、連結子会社㈱イーコンテクストの事業を連結子会社㈱DGフィナンシャルテクノロジーに承継させる吸収分割。
  • 2021年7月Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合(Earthshotファンド)に出資し、連結子会社とする。
  • 2021年8月マネージドサービス、システムソリューションサービスの提供等を行うインド企業Vizitech Solutions Private Limited(現 DG FutureTech India Private Limited)の株式を取得し、連結子会社とする。
  • 2022年3月医療分野におけるPHRサービスの提供等を行う㈱Welbyへ役員を派遣し、持分法適用会社とする。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年3月ポッドキャストマーケティング事業及びweb3を活用したカスタマーエンゲージメント事業を行う㈱PitPa(現 ㈱DOU)の株式の保有目的を変更し、持分法適用会社とする。
  • 2023年7月スマートEC事業の企画・開発及び運営を行う連結子会社㈱エンゲージメントゲートウェイを㈱カカクコムと共同出資にて設立。
  • 2023年7月投資事業有限責任組合の管理運営を行う㈱DG Daiwa Ventures 3号を㈱大和証券グループ本社と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
  • 2024年1月ECサイト構築とシステム運用サポートを軸としたソリューションの開発及び提供を行う㈱DGコマースの株式を取得し、連結子会社とする。
  • 2024年3月DGりそなベンチャーズ1号投資事業有限責任組合に出資し、持分法適用会社とする。
  • 2024年4月代金回収代行・ファクタリング・決済事業を行うりそな決済サービス㈱の株式を取得し、持分法適用会社とする。
  • 2024年7月㈱SCOREの株式を追加取得し、連結子会社とする。
  • 2024年7月ニアショア事業、受託事業、WEB制作事業、SI事業を行う㈱フィーリスト(現 ㈱DGフィーリスト)の株式を取得し、連結子会社とする。
  • 2024年12月オリジナル電子マネー発行プラットフォーム「Pokepay」の提供、外貨電子マネーチャージ機サービスの運営を行う㈱ポケットチェンジの株式を取得し、持分法適用会社とする。
  • 2025年4月M&Aナビプラス㈱を存続会社とし、㈱スクデット及び㈱DGコマースを消滅会社とする吸収合併を行い、㈱DGビジネステクノロジーへと名称を変更。
  • 2025年8月SME向けデジタル金融事業を行う㈱DGBを、㈱りそなホールディングスと共同出資にて設立し、連結子会社とする。
  • 2025年9月㈱りそなホールディングスの持分法適用会社となる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 税引前利益5ヵ年平均成長率2028年3月期まで20%以上
  • 決済取扱高2028年3月期まで15兆円以上
  • 投資事業収入5ヵ年合計2028年3月期まで300億円以上
  • 配当総額5ヵ年合計2028年3月期まで100億円以上
  • 基礎事業CF配当性向目安30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    パーパス実現と企業価値向上

    「持続可能な社会に向けた“新しいコンテクスト”をデザインし、テクノロジーで社会実装する」をパーパスとし、インターネット黎明期からのノウハウと最新ネットワーク技術を活用し、企業・人・情報を有機的に結びつける。

  2. 02

    総合決済プラットフォームの拡充

    決済・集客・DX化が一体となったビジネスモデルを強みに、KDDIグループとの「NESTA」導入加速、りそなホールディングスとの新サービス展開を推進し、社会インフラとしての決済基盤を強化する。

  3. 03

    キャッシュフロー・アロケーションの推進

    営業投資有価証券の売却等によるオフバランス化で資金を創出し、決済・マーケティング事業への成長投資と株主還元に充てる。

  4. 04

    グローバル投資と事業への還流

    北米・日本・アジア・欧州のネットワークを活用し、次世代デファクトスタンダード企業に戦略投資。得た知見や技術をグループ事業に還流させ、「投資」と「事業」の好循環を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で1,383人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は850万円で、10期前と比べて+37.3%平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は5.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2016年6月
2017年3月577
2018年3月896
2019年3月61935.33.0899
2020年3月63735.74.0954
2021年3月67736.04.0898
2022年3月69337.35.0932
2023年3月76338.05.0955
2024年3月79238.55.01,087
2025年3月82439.25.01,321
2026年3月85039.75.01,383

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率54.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社34(国内 28 / 海外 6、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都渋谷区ほか7,915百万円
プラットフォームソリューション
本社 — 東京都渋谷区7,385百万円
全社共通
賃貸施設 — 米国カリフォルニア州2,427百万円
グローバル投資インキュベーション
多目的施設 — 米国カリフォルニア州1,390百万円
全社共通
賃貸施設他 — 神奈川県横須賀市1,381百万円
全社共通
本社 — 東京都渋谷区772百万円
プラットフォームソリューション
主な関係会社
  • 国内
    ㈱DGフィナンシャル テクノロジー
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DG FutureTech India Private Limited
    インド マハーラーシュトラ州 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    ㈱SCORE
    京都府 京都市 南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱DGビジネステクノロジー
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イーコンテクスト
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    econtext Asia Limited
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱BI.Garage
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権61.2%
  • 国内
    ㈱DGコミュニケーションズ
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権97.4%
  • 国内
    ㈱アカデミー・デュ・ヴァン
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Crypto Garage
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱エンゲージメント ゲートウェイ
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱DGB
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
残りのグループ会社22社を開く
  • ㈱DGベンチャーズ東京都 渋谷区100%
  • Digital Garage US, Inc.米国 カリフォルニア州100%
  • Digital Garage Development LLC米国 カリフォルニア州100%
  • ㈱DK Gate東京都 渋谷区66%
  • ㈱DG Strategic Investment東京都 渋谷区100%
  • ㈱D2 Garage北海道 札幌市 中央区51%
  • ㈱DGインキュベーション東京都 渋谷区100%
  • Open Network Lab・ESG1号 投資事業有限責任組合東京都 渋谷区38%
  • ㈱DGフィーリスト北海道 札幌市 中央区80%
  • ㈱カカクコム東京都 渋谷区21%
  • ANA Digital Gate㈱東京都 中央区49%
  • TDペイメント㈱東京都 品川区49%
  • りそな決済サービス㈱東京都 江東区20%
  • ㈱DOU東京都 渋谷区28%
  • ㈱ポケットチェンジ東京都 港区37%
  • ㈱DG Daiwa Ventures東京都 千代田区50%
  • DG Lab1号 投資事業有限責任組合東京都 千代田区15%
  • DG Lab FundⅡ E.L.P.Cayman英国領 ケイマン諸島16%
  • ㈱DG Daiwa Ventures 3号東京都 渋谷区50%
  • DGDV Fund Ⅲ E.L.P.Cayman英国領 ケイマン諸島20%
  • DGりそなベンチャーズ1号 投資事業有限責任組合東京都 渋谷区50%
  • ㈱りそなホールディングス東京都 江東区31%
国際子会社 (GLEIF登録 4社)
  • JP株式会社DG Strategic Investment
  • JP株式会社DG Daiwa Ventures3号
  • JP株式会社DG Daiwa Ventures
  • JP株式会社DGベンチャーズ

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は410億円税引前利益30億円前期と比べると増収で、売上が+7.0%。

売上高
+7.0%
410億円
税引前利益
30億円
純利益
13億円
利益率
7.3%
前期比 +33.9%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は94億円。前年の2019年1Qと比べると、売上は−38.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2017年2Q12254.110
2018年1Q13153.813
2018年2Q15695.812
2018年3Q15285.316
2019年1Q15395.919
2019年2Q18195.012
2019年3Q17463.45
2025年4Q38314
2026年4Q410−5
2027年1Q94−6

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は149億円から410億円へ2.8倍に増えた。税引前利益率は18.1%から7.3%になった。

決算期売上高億円税引前利益億円税引前利益率%純利益億円
投資不動産の所有・賃貸等を行う連結子会社Digital Garage Development LLCを設立。
2012年6月1492718.121
中国に進出する日系・外資系企業向けにオンライン決済を提供するVeriTrans Shanghai Co.,Ltd.をShanghai CardInfoLink Data Service Co.,Ltd.と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
2013年6月2803111.127
アジアのEC市場への資金支援を目的としてecontext ASIA EC Fund投資事業有限責任組合をSBIインベストメント㈱と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
2014年6月3384413.028
香港法に基づくスキーム・オブ・アレンジメントの手続きにより、当社を除く全株主からその保有する全株式を取得し、連結子会社econtext Asia Limitedを完全子会社とする。 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2015年6月3817619.951
多様な業界の企業が参画し次世代の事業を共同で創出することを目的としたオープンプラットフォーム型の研究開発組織「DG Lab」を㈱カカクコム及び㈱クレディセゾンと発足。
2016年6月4386214.252
2017年3月3653710.143
北海道地域での有望なスタートアップ企業育成等を行う連結子会社㈱D2 Garageを㈱北海道新聞社と共同出資にて設立。
2018年3月6028414.064
POSシステムを利用する事業者向けマルチ決済ソリューションの提供を行うTDペイメント㈱を東芝テック㈱と共同出資にて設立し、持分法適用会社とする。
2019年3月69513419.398
2020年3月10074
投資事業有限責任組合の管理運営を行う連結子会社㈱DGインキュベーションを設立。
2021年3月14398
2022年3月454303
スマートEC事業の企画・開発及び運営を行う連結子会社㈱エンゲージメントゲートウェイを㈱カカクコムと共同出資にて設立。
2023年3月−139−91
2024年3月6358
ナビプラス㈱を存続会社とし、㈱スクデット及び㈱DGコマースを消滅会社とする吸収合併を行い、㈱DGビジネステクノロジーへと名称を変更。
2025年3月383−102−26.6−72
2026年3月410307.313

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

売上高410億円のうち、税引前利益として残るのは30億円7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の3.2%にあたる。税引前利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金35.4%145億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金57.3%235億円
  • 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

税引前利益率業種比1.1pt
7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.5pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比11.4pt
1.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年3月期は営業CFが−49億円、投資CFが−73億円で、差し引きのフリーCFは−122億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は405億円で、売上の11.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月25−94153−69158
2013年6月3215−1847191
2014年6月0−52113−52252
2015年6月5051455341
2016年6月−26−11−116−37183
2017年3月41−154226270
2018年3月123292152395
2019年3月26−24852482
2020年3月−123−5524−178327
2021年3月70−9−961380
2022年3月71−8062−9434
2023年3月13516−52151533
2024年3月−110−88159−198496
2025年3月317−100−149217564
2026年3月−49−73−34−122405

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年3月期の総資産は2,187億円。このうち返さなくてよい自己資本が756億円で、自己資本比率は34.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月49320528841.1
2013年6月56027328745.9
2014年6月71036534542.9
2015年6月86529157433.1
2016年6月77330746638.9
2017年3月99437062437.2
2018年3月1,19542776835.7
2019年3月1,4694661,00331.7
2020年3月1,6235201,10332.1
2021年3月1,7836211,16234.8
2022年3月2,3169571,35941.3
2023年3月2,1638001,36337.0
2024年3月2,3148931,42138.6
2025年3月2,2637541,48633.3
2026年3月2,1877561,41034.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
405億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
651億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,410億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中352位あたり、逆に低いのはROE605社中544位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,093で、1年前と比べて-41.6%過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。

¥2,093-7.3%1ヶ月-7.3%1年-41.6%時価総額999億円
過去52週の値幅
安値¥1,690高値¥3,930

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)76.0倍
PBR1.32倍
配当利回り2.25%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

本日12.1%高、2386円。1カ月で+32%と急伸。52週高値4255円から-44%の位置だが、25日線(1922円)を+24%上回り、75日線(2134円)も突破。RSI88.9と買われ過ぎ水準。出来高80万株と活況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり47で、前期から11.3%いまの株価に対する利回りは2.25%。

年間配当
¥47
1株あたり
配当利回り
2.25%
いまの株価に対して
配当性向
90.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2050.2
2018年3月2420.035.0
2019年3月2816.765.1
2020年3月3835.7426.8
2021年3月32−15.8135.9
2022年3月359.4
2023年3月375.724.3
2024年3月408.169.0
2025年3月5332.5
2026年3月47−11.390.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥47

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,957人。区分でいちばん多いのは事業法人45.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.1%を占め、残る42.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人15.617.517.629.332.745.8
個人・その他25.122.624.520.120.322.2
外国法人36.940.136.231.033.817.6
金融機関21.518.920.713.612.111.3
自己株式2.90.83.20.53.53.5
証券会社0.90.91.05.90.93.1
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱りそなホールディングス29.83
02林郁10.26
03日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)7.38
04㈱HAYASHI CAPITAL6.24
05㈱ジェーシービー4.96
06㈱日本カストディ銀行(信託口)3.41
07東芝テック㈱1.99
08THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.41
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.26
10THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-09-01
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    7.31%
    +1.14pt
  • 2026-08-07
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    6.17%
    +1.17pt
  • 2026-07-14
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    5.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−43%、1株純資産は15期で+254%。直近期のROEは1.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月4946514.017.465.8
2013年6月6054911.826.110.6
2014年6月6164810.127.452.1
2015年6月10860917.215.130.0
2016年6月11064017.621.6401.6
2017年3月9178413.525.250.2
2018年3月13690516.126.235.0
2019年3月2101,01421.915.465.1
2020年3月1611,13115.021.4426.8
2021年3月2121,34817.121.2135.9
2022年3月6552,03338.47.0
2023年3月−1931,737−10.324.3
2024年3月1271,8846.926.269.0
2025年3月−1551,645−8.7
2026年3月281,6461.769.890.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額754百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林郁代表取締役 社長執行役員 グループCEO664,893,970
踊契三代表取締役 副社長執行役員 COO5635,488
森山博暢取締役 副社長執行役員グループCFBO兼CGO52
篠寛取締役 上席執行役員509,080
伊藤穰一取締役6029,814
大熊将人取締役505,500
西田光志取締役74
池田雅子取締役48
石戸奈々子取締役47
六彌太恭行取締役(監査等委員長)70414,900
井上準二取締役(監査等委員)76
牧野宏司取締役(監査等委員)591,600
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
内野州馬取締役(監査等委員)72
川邉秀文取締役53
坂村健取締役75
知野雅彦取締役(監査等委員)62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5638231638128
社外取締役8777710
取締役(社内)1393939

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でデジタルガレージを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,703字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(㈱デジタルガレージ)、子会社27社及び持分法適用会社15社により構成されております。 当社グループの主要事業は、次のとおりであります。 プラットフォームソリューション   :クレジットカード決済をはじめ、QRコード決済、コンビニ決済などのあらゆる電子決済手段を提供する総合決済プラットフォームを展開する決済事業と、決済周辺サービス並びに金融事業者向けデジタルマーケティング事業 ロングタームインキュベーション   :当社グループ独自の事業基盤及び日本最大級のメディアを運営する㈱カカクコムの顧客資産等を活用し、決済プラットフォームの拡大を加速することを目的とした戦略事業 グローバル投資インキュベーション   :スタートアップ企業等への投資・育成を中心とした事業戦略支援型の投資インキュベーション事業 なお、上記の3事業は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等(1)連結財務諸表  連結財務諸表注記  6.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)主な関係会社とセグメントの名称および主な事業内容 セグメントの名称   会社名   当社との関係   主な事業内容 プラットフォーム ソリューション   ㈱デジタルガレージ  フィナンシャルマーケティング本部   当社事業 事業本部   金融事業者向けデジタルマーケティング事業 ㈱DGフィナンシャルテクノロジー   連結子会社   Eコマースおよび対面店舗向け電子決済ソリューションの提供 DG FutureTech India Private Limited   連結子会社   マネージドサービス(システム運用支援、システム保守)、システムソリューションサービスの提供 ㈱SCORE   連結子会社   後払い決済サービスおよび決済データを活用した各種金融事業 ㈱DGビジネステクノロジー ※   連結子会社   デジタルビジネス総合支援 ㈱イーコンテクスト   連結子会社   コンビニ決済・銀行決済等の決済手段および送金サービスの提供 econtext Asia Limited   連結子会社   アジア向け決済プラットフォームの展開およびアジアEC関連企業への投資 ANA Digital Gate㈱   持分法 適用会社   店舗向けスマートフォン決済、決済端末、マイレージ加盟店開拓など、フィンテックを活用した法人向け決済ソリューションの提供 TDペイメント㈱   持分法 適用会社   POSシステム向けマルチ決済ソリューション の提供 りそな決済サービス㈱   持分法 適用会社   代金回収代行・ファクタリング・決済事業 セグメントの名称   会社名   当社との関係   主な事業内容 ロングターム インキュベーション   ㈱デジタルガレージ  コマースマーケティング本部   当社事業 事業本部   金融以外の事業者向けデジタルマーケティング事業 ㈱BI.Garage   連結子会社   Web広告技術の開発と販売 ㈱DGコミュニケーションズ   連結子会社   不動産広告代理事業 ㈱アカデミー・デュ・ヴァン   連結子会社   ワインスクールの運営および卸売事業 ㈱Crypto Garage   連結子会社   ブロックチェーンを活用した金融サービス等の事業 ㈱エンゲージメントゲートウェイ   連結子会社   スマートEC事業の企画・開発および運営 ㈱DGB   連結子会社   SME向けデジタル金融事業 ㈱カカクコム   持分法 適用会社   「価格.com」、「食べログ」等のメディアの企画運営、各種プラットフォームの提供 ㈱DOU   持分法 適用会社   キャリアパスポートを活用した人材開発及び採用支援事業、デジタル証明書の発行支援事業 ㈱ポケットチェンジ   持分法 適用会社   オリジナル電子マネー発行プラットフォーム「Pokepay」の提供、外貨電子マネーチャージ機サービスの運営 グローバル投資 インキュベーション   ㈱DGベンチャーズ   連結子会社   スタートアップ企業等への投資・育成 Digital Garage US, Inc.   連結子会社   米国インキュベーションセンターの運営、グローバル戦略のヘッドクォーター Digital Garage Development LLC   連結子会社   投資不動産の所有・賃貸等 ㈱DK Gate   連結子会社   コンテンツビジネスへの戦略投資等 ㈱DG Strategic Investment   連結子会社   Fintech・決済事業を中心とした戦略投資等 ㈱D2 Garage   連結子会社   北海道地域での有望なスタートアップ企業への投資育成事業等 ㈱DGインキュベーション   連結子会社   投資事業有限責任組合の管理運営 Open Network Lab・ESG1号 投資事業有限責任組合   連結子会社   ESG分野に関連するスタートアップ企業への 投資 ㈱DG Daiwa Ventures   持分法 適用会社   投資事業有限責任組合の管理運営 DG Lab 1号投資事業有限責任組合   持分法 適用会社   次世代技術を有するスタートアップ企業への投資 DG Lab FundⅡ E.L.P.Cayman   持分法 適用会社 ㈱DG Daiwa Ventures 3号   持分法 適用会社   投資事業有限責任組合の管理運営 DGDV Fund Ⅲ E.L.P.Cayman   持分法 適用会社   次世代技術を有するベンチャー企業やジョイントベンチャー等への投資 DGりそなベンチャーズ1号 投資事業有限責任組合   持分法 適用会社   次世代金融等のスタートアップ企業への投資 ※ ㈱DGビジネステクノロジーは、2025年4月1日付でナビプラス㈱を存続会社、㈱スクデットおよび㈱DGコマースを消滅会社とする吸収合併を行い、同日付で現商号へ名称変更しております。 (2)企業集団の事業系統図 ※1  当社は事業持株会社として、当社グループ全体の戦略策定・実行のほか、各関係会社に対し、業務受託契約に基づく経営管理業務及びフィナンシャルマーケティング本部、コマースマーケティング本部においてマーケティング事業を行っております。 ※2  ㈱カカクコムは、東京証券取引所プライム市場に株式を上場しております。
経営方針・対処すべき課題3,486字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「持続可能な社会に向けた“新しいコンテクスト”をデザインし、テクノロジーで社会実装する」をパーパス(存在意義)に掲げ、「コンテクストカンパニー」として、企業と人、情報を有機的に結びつけることを基本コンセプトとしております。インターネット業界の黎明期からの実績に基づくソリューションノウハウと、最新のネットワーク技術を有効に活用し、複雑な情報を有機的に結びつけることで、企業と人、情報のそれぞれの存在価値を相互に高める機能の開発を業務の目的としてまいりました。常に時代の数歩先に視点を合わせ、コンテクストの対象を冷静かつ的確に選別し、人と環境とデジタル情報化社会が共存できる快適な社会に貢献し得るサービスを構築することを経営の基本方針としております。 (2)経営環境 現在、世界は生成AIが急速に普及し、web3が経済の在り方を変えるなど、変革期にあります。日本国内においても、深刻な労働力不足を背景に、あらゆる産業でDXが加速していることに加え、スマートフォンソフトウェア競争促進法の施行によるアプリ市場の開放など、既存のビジネス慣行を塗り替える構造変化が相次いでおります。 また、2025年12月、経済産業省は「キャッシュレス推進検討会」のとりまとめを公表し、消費実態をより正確に反映する新たなキャッシュレス決済比率の国内指標を設定しました。これにより、国を挙げたキャッシュレス社会への移行が一段と後押しされるものと認識しています。当社グループは、これら「テクノロジーの進化」「法制度の変革」「社会需要の転換」が三位一体となって押し寄せる現状を、収益基盤を抜本的に再定義し、拡大させる不可逆なパラダイムシフトと捉えております。 このような環境下、当社グループは、総合決済プラットフォームを軸とした持続的な事業拡大と収益の多層化を目指しております。具体的には、投資リターンの早期実現を目標として設定するとともに、営業投資有価証券の売却等によるオフバランス化を進めております。それらを原資とし、決済・マーケティング事業における成長投資や、株主還元に充てる「キャッシュフロー・アロケーション」を推進しております。 これら各施策の着実な遂行を通じ、パーパスを具現化することで、企業価値向上を目指してまいります。 (3)経営戦略等並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 [プラットフォームソリューションセグメントを核とした決済基盤の拡充と、ロングタームインキュベーションセグメントによるDXの推進] 日本の決済市場は、従来現金に依存する傾向が強かったものの、近年急速にキャッシュレス化が進展しています。経済産業省が2018年4月に公表した「キャッシュレス・ビジョン」では、2025年にキャッシュレス決済比率を40%とし、将来的には同比率を80%とすることを目標とする方針が打ち出されているところ、2024年時点のキャッシュレス決済比率は42.8%となり、当該目標は前倒しで達成されました(注1、注2)。 なお、経済産業省は2025年12月にキャッシュレス決済比率に関する新指標及び中間目標の設定を行いました。キャッシュレス決済の利用実態に合わせた新指標では、2024年のキャッシュレス決済比率は51.7%となっており、中間目標については、2030年にキャッシュレス決済比率65%を目指すとするなど、さらなるキャッシュレス化を推進する方針を示しています(注2)。 当社グループは、決済を核にグループの多層的な成長を目指す「DG FinTech Shift 2.0」のもと、KDDIグループとの業務提携を通じた次世代決済プラットフォーム「NESTA」の導入加速や、りそなホールディングスとの資本業務提携に基づく新サービスの展開を着実に推進し、社会インフラとしての決済基盤をより強固なものにしております。当社グループの強みは、単なる決済処理に留まらず、「決済・集客・DX化」が一体となった多層的なビジネスモデルにあります。決済を基盤としたPSセグメントの事業と決済に親和性のあるLTIセグメントの不動産DX事業「Musubell」、飲食・小売DX事業「Pangaea Delivery」やアプリ外課金プラットフォーム「アプリペイ」を組み込むことで、事業者のDX化とキャッシュレス化を同時に実現しております。これらの接点を通じて得られる「購買までの消費者行動データ」を分析・活用し、CRM等を通じた「集客支援」へつなげることで、事業者の売上最大化と当社グループの収益の積み上げを推進してまいります。 (注1)経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」2018年4月公表より (注2)経済産業省「キャッシュレス推進検討会 とりまとめ」2025年12月26日公表より [投資事業の進化と「実業」への還流] グローバルな投資環境は、高金利環境の継続や地政学リスクの増大により、スタートアップへの資金流入が選別される転換期にあります。加えて、生成AIやweb3等の先端技術領域では、従来の産業構造を大きく転換させるイノベーションが加速しています。これら次世代技術をいち早く取り込み、社会実装する能力が企業の競争優位性を左右する時代となっています。 当社グループは、創業以来培ってきた北米、日本、アジア、欧州を結ぶ独自のディールソース「グローバルインキュベーションストリーム」のネットワークを活用し、世界中の有望なスタートアップの中から次世代のデファクトスタンダードを担う企業を厳格に選別し、戦略的な投資を継続しております。一方で、中期経営計画における重要目標として、保有する営業投資有価証券の売却等によるオフバランス化を推進しております。具体的には、中期経営計画の5カ年合計で投資事業収入300億円以上という定量目標を掲げており、その達成に向けて大手グローバルファンド等との連携による売却・流動化を着実に遂行してまいります。 また、投資事業においては、単なる財務的リターンの追求にとどまらず、当社グループ内の各事業との連携・協業等によるスタートアップ企業の育成を通じて、当社グループ及び投資先の企業価値最大化に注力しております。同時に、北米を中心とする最先端スタートアップへの投資を通じて得られる知見や技術を、当社グループの事業に直接還流させております。このように「投資」と「事業」が相互に進化し続ける当社グループ独自のサイクルをさらに加速させてまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2024年3月期を初年度とする中期経営計画では、基礎事業における税引前利益の成長率及び2028年3月期における決済取扱高の目標を経営指標として設定しております。投資・インキュベーション領域では、現在保有する営業投資有価証券のポートフォリオの見直し及び組み替えを進めることにより、5年間で一定のキャッシュフロー創出を目指しております。 また、当社グループでは、株主の皆様に対する還元を重要な経営課題の一つとして位置づけており、キャッシュフローを軸とした株主還元方針を掲げるとともに、中期経営計画の目標として5年間の配当総額を設定することで、安定した配当政策を実施してまいります。具体的な目標は以下のとおりであります。 中期経営計画の定量目標(2024年3月期~2028年3月期) 項目   目標値 事業目標 税引前利益 ※1   5ヵ年平均成長率   20%以上 決済取扱高   2028年3月期   15兆円以上 投資事業収入 ※2   5ヵ年合計   300億円以上 株主還元 普通配当における基本方針   各年度   累進配当 配当総額   5ヵ年合計   100億円以上 基礎事業キャッシュフローに対する配当性向 ※3   目安となる水準   30% ※1 グローバル投資インキュベーション・セグメント及び㈱カカクコムの持分法投資利益を除く ※2 売却収入およびファンドからの分配金等の合計額 ※3 経常的に利益創出する事業セグメントの税引前利益を基に、減価償却費、一過性の損益、関係会社配当金を調整し本社費用を控除した、当社グループの経常的なキャッシュフローを基準とした配当性向
事業等のリスク5,194字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1)リスクマネジメントの考え方 当社グループは、リスクマネジメント委員会及びリスクマネジメント室にて、事業に影響を及ぼす可能性のあるリスクを定期的に評価・特定し、その対応状況をモニタリングしております。それにより、事業を取り巻くリスクの発生を未然に防ぐとともに、リスクが顕在化した場合の損失を最小限に抑制する運用をしております。 (2)リスクマネジメントの推進体制 当社グループのリスクマネジメント推進体制は、社長執行役員を最高責任者、コーポレート本部長を委員長とするリスクマネジメント委員会を中心に、「スリーラインモデル」を採用しております。 第1線である事業部門及び連結子会社は、リスクオーナーとして日々の業務遂行において、リスクの特定・評価・対応といった活動を行っております。第2線であるリスクマネジメント室等のリスク管理所管部門は、第1線に対する支援・モニタリングを行い、リスク管理の運用・改善をはかっております。第3線である内部監査室は、独立した立場から、リスク管理の有効性を評価しております。 リスクマネジメント委員会における審議内容は、経営会議及び取締役会に対して定期的に報告し、リスク管理・評価に反映しております。 (3)リスクマネジメントプロセス 当社グループは、以下の4段階の体系的なプロセスによりリスクマネジメントを運用しております。 第1段階〈見える化〉では、各部門・委員会がリスクを網羅的に洗い出し、現状を把握し、第2段階〈評価・優先順位付け〉では、影響度及び脆弱性を評価し、重点管理領域を特定します。さらに、第3段階〈リスク対応計画〉では、識別したリスクに対する予防策・低減策を具体化して計画に落とし込み、第4段階〈実施とモニタリング〉では、各リスクオーナーが対策を実行し、リスクマネジメント室が進捗を監視したうえで、リスクマネジメント委員会にて状況を確認・評価し、経営会議及び取締役会に定期的に報告しております。 これらの継続的な管理プロセスにより、リスクを適切にコントロールしつつ、持続的成長の実現を目指しております。 (4)リスク評価 当社グループは、リスクマネジメントプロセスにおいて、リスクを「戦略リスク」「財務リスク」「オペレーショナルリスク」「ハザードリスク」の4区分に大別し、さらに15項目に細分化しております。洗い出した各リスクについて、「影響度」(事業継続性・経営判断への影響)及び「脆弱性」(リスク顕在化の可能性・管理体制の成熟度)の2軸・各5段階で評価を行っております。 当該評価結果を可視化したリスクマップにより、リスクの重要度を俯瞰的に把握し、重点管理領域を特定することで、経営資源の優先配分と効果的なリスク対策の策定に活用しております。 リスク区分   戦略リスク   財務リスク   オペレーショナルリスク   ハザードリスク リスク分類: リスクシナリオ概要   ①新事業分野への進出にかかわるリスク ②サービス・事業戦略にかかわるリスク ③事業投資にかかわるリスク   ④信用リスク ⑤市場リスク ⑥流動性リスク   ⑦システムリスク ⑧事務リスク ⑨法務・コンプライアンスリスク ⑩人的リスク ⑪風評リスク ⑫情報セキュリティリスク ⑬サードパーティリスク   ⑭自然災害・特殊災害リスク ⑮サイバー攻撃リスク 以下では、上記のリスク評価の結果等を踏まえ、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクを記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に係るリスク 市場環境の変化について [リスク] 当社グループが事業を展開する決済市場及びeコマース市場は継続的に拡大しておりますが、今後、個人消費動向の変化及び景気動向等により、市場規模の拡大が停滞した場合には、当社グループの業績成長に影響を及ぼす可能性があります。   [対処方針] 当社グループはこれまで、インターネットをはじめとしたテクノロジーの進化に合わせ、時代に即したサービス展開を行うことで継続的な成長を実現してまいりました。足もとでは、決済事業を中核としつつ、それ以外の事業領域にもサービスを拡充しているほか、次世代テクノロジーを活用した新たなサービス開発にも注力し、収益の多層化に取り組んでおります。 競合について [リスク] 当社グループは、決済やインターネット関連業務について技術面、情報面等の強化をはかっておりますが、一層の競争激化等により価格競争や広告宣伝費等の費用増加があった場合、業績に影響を与える可能性があります。また、技術の進歩が目覚ましい決済分野やインターネット関連分野においては、新たな技術による競争力を有した競合他社の出現により、将来の競争力が低下する可能性があります。現在取り組む新規事業等におきましても、他社との競合や事業環境の急速な変化等により計画通りに進捗しない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。   [対処方針] 当社グループでは、顧客のニーズに合致したサービスの開発・提供を継続的に行うとともに、当社グループサービスの多様化とシナジーによる付加価値の向上に取り組むことにより、競合他社との差別化及び競争力の強化に注力しております。また、創業来培ってきたグローバルネットワークを軸として、世界中のスタートアップ企業にリーチすることにより、いち早く新たなテクノロジーの情報収集が可能となる体制を築いており、今後もネットワークの維持拡大に取り組んでまいります。 法的規制の可能性及び影響について [リスク] 当社グループが展開する事業は、各種法令による規制を受けているほか、監督官庁の指針、ガイドライン等を踏まえた対応を行っております。これら法令の制定や改正、新たなガイドライン等や自主規制ルールの策定又は改定等により、事業の一部が制約を受けた場合、業績に重大な影響を与える可能性があります。   [対処方針] 弁護士や外部諸団体等の第三者からの助言・情報収集を通じて、コーポレート本部を中心とする関係部署が事業に係る法的規制の導入・改廃に関する対応を行っております。今後も法令改正や規制変更等に伴う業績影響の可能性を低減できるよう、体制を強化してまいります。 自然災害等について [リスク] 大規模な自然災害等が発生した場合は、事業所等が直接被害を受け、事業の遅延、中断等が生じることにより、業績に影響を与える可能性があります。また、今後新たな感染症が発生・拡大した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。   [対処方針] 自然災害、火災、感染症の流行等に対する損害を最小限にするための危機管理体制を重要なものと位置付けており、リスクマネジメント室を中心に事業継続計画(BCP)の整備を進めております。また、気候変動に関連する中長期的なリスクについても、当社のサステナビリティへの取り組みの一環として対応を検討しております。 (2)セキュリティ及びシステムに係るリスク 情報セキュリティについて [リスク] 何らかの理由により顧客情報が外部漏洩した場合は、社会的信用問題や損害賠償等の発生から、業績に影響を与える可能性があります。   [対処方針] 事業毎に外部認証を取得するとともに、必要なセキュリティ対策、情報セキュリティ部門の強化、定期的なセキュリティ教育を実施しております。 システムセキュリティについて [リスク] ハードウェア・ソフトウェアの不具合、人為的ミス、通信回線の障害、コンピュータウィルス、サイバーテロのほか、自然災害等によりシステム障害が発生した場合、又は適切な対応ができなかった場合には、業績に影響を与える可能性があります。   [対処方針] 通信ネットワーク・システムの二重化及び適切なセキュリティ手段等による障害回避の取り組みのほか、設備投資、セキュリティ対策、運用技術者教育の充実等、必要な対策を講じております。 サイバー攻撃リスクへの対応として、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を設置し、セキュリティインシデントへの対応体制を整備しております。 (3)人材に係るリスク 人材の流動化及び人材の確保について [リスク] 計画に沿った採用ができない場合、あるいは従業員の離職が増加した場合には、事業拡大に影響を与える可能性があります。   [対処方針] 優秀な人材の獲得及び育成は当社グループの成長戦略上重要な要素であると認識しており、人的資本への適切な投資の一環として、賃金水準の引き上げをはじめとした待遇向上のほか、能力や実績を重視した人材登用を実施しております。 また、「人財マネジメントポリシー」を定め、従業員が活躍・成長していける土台作りに努めております。 競争優位性のある報酬体系の整備や、社内研修プログラムの充実等を通じて、人材の確保・定着・育成に注力しております。 経営人材の不足について [リスク] 事業戦略上の重要ポジションの従業員が離職した場合、あるいは重要ポジションの後継者育成が遅れた場合、事業の進化や継続性に影響を及ぼす可能性があります。   [対処方針] 将来の経営幹部の育成を目的に候補者を選抜し、役員との対話プログラムを通じた経営視座の醸成をはかる等、次世代経営人材の育成に注力しております。 (4)投資関連事業に係るリスク スタートアップ企業への投資について [リスク] 当社グループで投資するスタートアップ企業は、将来性において不確定要因を多々含んでおり、景気動向、技術革新、株式市場の変化等により、業績に影響を与える可能性があります。   [対処方針] 投資先選定にあたり専門知識を有するメンバーで構成する会議体にて慎重に検討し、投資実行後も投資先における事業の成長と企業価値の向上に関与する等により、極力リスクを回避しております。 また、投資ポートフォリオの分散化をはかり、特定分野への過度な集中を避けることで、市場変動リスクの低減に努めております。 投資関連事業における業績変動について [リスク] 投資先スタートアップ企業の成長状況及び経済環境や新規公開を含む株式市場全般の動向等に大きく影響を受け、コントロールが及ばない外部要因が業績に重大な影響を与える可能性があります。   [対処方針] 定期的に投資先の時価、財務状況、資金調達状況及び競争環境等を把握することにより継続的なリスクのモニタリングを行うとともに、当社グループの財務状況とリスクのバランスを適切に管理しております。また、リスクや投資先との関係を勘案しながら、投資ポートフォリオを継続的に見直しております。加えて、中期経営計画に基づき、投資先株式の売却、ファンド型投資へのシフトを推進し、オフバランス化を進め、公正価値の変動が連結業績に与える影響の低減をはかっております。 (5)その他事業に係るリスク 知的財産権について [リスク] 第三者が保有する特許権等を侵害している場合、損害賠償義務を負う可能性や技術等の使用を継続できなくなる可能性があります。また、他社の特許権等の使用が認められた場合、ロイヤリティーの支払い等により業績に影響を与える可能性があります。   [対処方針] 第三者が保有する商標権、特許権等の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払い、知的財産権専門の弁護士や弁理士に随時相談する等の対策を行っております。 訴訟の可能性について [リスク] 顧客や第三者等との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。かかる訴訟が発生した場合には、業績に影響を与える可能性があります。   [対処方針] 「コンプライアンス・プログラム」を策定し業務の運営を行うことで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。 M&Aについて [リスク] 事業環境の悪化等により当初想定していた成果やシナジーが得られない場合、又は買収先企業の企業価値が大きく下落した場合等には、減損損失が生じる等、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。   [対処方針] 当社グループは、市場環境の変化に柔軟に対応できる組織体制の構築に取り組み、変化に迅速に対応できる意思決定プロセスの確立を目指してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,895字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①  財政状態及び経営成績の状況 ⅰ.財政状態 当連結会計年度末におきましては、主に決済事業等に係る営業債権及びその他の債権、無形資産が増加した一方、現金及び現金同等物が減少した結果、資産合計は218,703百万円となり、決済事業等に係る営業債務及びその他の債務が減少した結果、負債合計は141,007百万円となりました。 また、主に配当金による減少と親会社の所有者に帰属する当期利益の計上で利益剰余金が増加した結果、資本合計は77,696百万円となりました。 ⅱ.経営成績 当連結会計年度において、プラットフォームソリューション・セグメントでは、共通QRコード決済ソリューション「Cloud Pay」の成長に加え、主軸の決済プラットフォーム事業領域における戦略パートナーとの協業推進、特にKDDIグループ向け大型案件の稼働等の寄与により、決済取扱高は前期比21.1%増の9.1兆円に拡大し、税引前利益は前期比3.6%増となりました。ロングタームインキュベーション・セグメントでは、決済事業との親和性が高い戦略的な新規事業群のうち、複数事業が成長フェーズに移行し、事業損失が縮小しました。一方、グループ会社である㈱カカクコムからの持分法による投資利益が減少したほか、関連会社株式に係る一過性の減損損失を計上しました。グローバル投資インキュベーション・セグメントでは、前連結会計年度に、投資先の会社において、公正価値測定に基づく営業投資有価証券の評価額が大幅に減少した反動に加え、当連結会計年度において外国為替相場が円安傾向に推移したことに伴い、当連結会計年度の税引前損失は前期比で減少しました。これらの結果、収益は40,971百万円、税引前利益は2,966百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,283百万円と増収増益となりました。 ②  キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におきましては、主に税引前利益を計上した一方、営業債権及びその他の債権が増加し、営業債務及びその他の債務が減少した結果、営業活動によるキャッシュ・フローは4,939百万円の使用となりました。 投資活動としましては、主に無形資産の取得、投資有価証券の取得による支出の結果、投資活動によるキャッシュ・フローは7,259百万円の使用となりました。 財務活動としましては、主に長期借入れによる収入があった一方、長期借入金の返済、配当金の支払、短期借入金の純減による支出の結果、財務活動によるキャッシュ・フローは3,449百万円の使用となりました。 これらにより当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、40,469百万円となりました。 ③  生産、受注及び販売の実績 ⅰ.生産実績 当社グループの事業は、提供する主要なサービスの性格上、当該記載が馴染まないことから、記載を省略しております。 ⅱ.受注実績 当社グループの提供する主要なサービスは、受注から売上までの期間が短期間であり、期中の受注高と販売実績がほぼ対応するため、記載を省略しております。 ⅲ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前期比(%) プラットフォームソリューション   (百万円)   25,193   111.3 ロングタームインキュベーション   (百万円)   12,651   93.2 グローバル投資インキュベーション   (百万円)   1,147   197.0 調整額   (百万円)   1,981   131.1 合計   (百万円)   40,971   107.0 ※1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 ※2  調整額は、セグメントに配分していない主に本社機能から生ずる金融収益等の全社収益であります。 ※3  前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①  財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ⅰ.財政状態 (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   前期比 増減額   増減率 (%) 流動資産   144,446   132,472   △11,974   △8.3 非流動資産   81,899   86,231   4,332   5.3 資産合計   226,344   218,703   △7,642   △3.4 流動負債   97,558   87,868   △9,690   △9.9 非流動負債   51,091   53,139   2,047   4.0 負債合計   148,649   141,007   △7,643   △5.1 資本合計   77,695   77,696   1   0.0 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて7,642百万円減少し、218,703百万円となりました。この主な要因は、決済事業等に係る営業債権及びその他の債権が5,157百万円、無形資産が4,074百万円増加した一方、現金及び現金同等物が15,885百万円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて7,643百万円減少し、141,007百万円となりました。この主な要因は、決済事業等に係る営業債務及びその他の債務が8,167百万円減少したことによるものであります。 (資本) 当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比べて1百万円増加し、77,696百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が配当金により2,429百万円減少した一方、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により1,283百万円増加したことによるものであります。 なお、セグメント資産及び負債については、経営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっておりません。 ⅱ.経営成績 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比 増減額   増減率 (%) 収益   38,306   40,971   2,665   7.0 税引前利益(△損失)   △10,216   2,966   13,182   - 当期利益(△損失)   △7,476   1,097   8,573   - 親会社の所有者に帰属する 当期利益(△損失)   △7,190   1,283   8,473   - 当期包括利益   △7,981   1,978   9,959   - 当連結会計年度の経営成績につきましては、収益は40,971百万円(前期比2,665百万円増、同7.0%増)、税引前利益は2,966百万円(前期は10,216百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,283百万円(前期は7,190百万円の損失)、当期包括利益は1,978百万円(前期比9,959百万円増)となりました。 当連結会計年度において、プラットフォームソリューション・セグメントでは、共通QRコード決済ソリューション「Cloud Pay」の成長に加え、主軸の決済プラットフォーム事業領域における戦略パートナーとの協業推進、特にKDDIグループ向け大型案件の稼働等の寄与により、決済取扱高は前期比21.1%増の9.1兆円に拡大し、税引前利益は前期比3.6%増となりました。ロングタームインキュベーション・セグメントでは、決済事業との親和性が高い戦略的な新規事業群のうち、複数事業が成長フェーズに移行し、事業損失が縮小しました。一方、グループ会社である㈱カカクコムからの持分法による投資利益が減少したほか、関連会社株式に係る一過性の減損損失を計上しました。グローバル投資インキュベーション・セグメントでは、前連結会計年度に、投資先企業において、公正価値測定に基づく営業投資有価証券の評価額が大幅に減少した反動に加え、当連結会計年度において外国為替相場が円安傾向に推移したことに伴い、当連結会計年度の税引前損失は前期比で減少しました。なお、保有する営業投資有価証券の売却等による投資事業のオフバランス化については、中期経営計画の目標に基づき、引き続き推進しております。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比 増減額   増減率 (%) プラットフォーム ソリューション   収益   22,644   25,193   2,549   11.3 税引前利益   8,757   9,074   317   3.6 ロングターム インキュベーション   収益   13,570   12,651   △919   △6.8 税引前利益   969   1,752   783   80.8 グローバル投資 インキュベーション   収益   582   1,147   565   97.0 税引前利益   △8,946   △1,218   7,728   - 調整額   収益   1,510   1,981   470   31.1 税引前利益   △10,997   △6,642   4,354   - 合計   収益   38,306   40,971   2,665   7.0 税引前利益   △10,216   2,966   13,182   - 〔プラットフォームソリューション・セグメント〕 本セグメントでは、当社グループの事業基盤である決済プラットフォームを軸とした事業を展開しております。Eコマース(EC)及び対面店舗等のBtoC商取引に必要不可欠なクレジットカード決済をはじめ、QRコード決済、コンビニ決済等のあらゆる電子決済手段を提供する決済代行サービスのほか、決済に関連する周辺サービス及びEC事業者向け機能の拡充等を通じて、決済プラットフォームの持続的な拡大に取り組んでおります。また、決済領域の事業パートナーであるクレジットカード会社をはじめとした金融事業者向けデジタルマーケティング及びCRMソリューションとの連携を強化し、金融フィンテック領域に特化したエコシステムの構築に注力しております。 当連結会計年度は、共通QRコード決済ソリューション「Cloud Pay」の成長に加え、主軸の決済プラットフォーム事業領域における戦略パートナーとの協業推進、特にKDDIグループ向け大型案件の稼働等の寄与により、決済取扱高は前期比21.1%増の9.1兆円となりました。また、グループ戦略「DG FinTech Shift」のもと、EC向けマーケティング支援や不正検知ソリューション等の決済周辺事業の強化・拡大に取り組み、コマース事業者のバリューチェーン全体を総合的に支援する体制づくりを推進しました。 これらの結果、収益は25,193百万円(前期比2,549百万円増、同11.3%増)、税引前利益は9,074百万円(前期比317百万円増、同3.6%増)となりました。 〔ロングタームインキュベーション・セグメント〕 本セグメントでは、当社グループ独自の事業基盤及び日本最大級のメディアを運営する㈱カカクコムの顧客資産等を活用し、決済プラットフォームの拡大を加速することを目的とした戦略的な新規事業の開発を推進しております。企業間取引(BtoB)決済領域におけるサービスのほか、各産業のDX化を支援するプロダクト開発による事業者の業務効率化及びキャッシュレス化の促進、データマーケティングによる小売事業者等への集客による決済機会の拡大、新たなテクノロジーの社会実装を目指した事業開発等を行うことにより、プラットフォームソリューション・セグメントの更なる高付加価値化及び成長加速を図るとともに、中長期的に企業価値を牽引する次世代の事業創出に取り組んでおります。 当連結会計年度は、決済事業との親和性が高い戦略的な新規事業群のうち、複数事業が成長フェーズに移行し、事業損失が縮小しました。一方、グループ会社である㈱カカクコムからの持分法による投資利益が減少したほか、関連会社株式に係る一過性の減損損失を計上しました。 これらの結果、収益は12,651百万円(前期比919百万円減、同6.8%減)、税引前利益は1,752百万円(前期比783百万円増、同80.8%増)となりました。 〔グローバル投資インキュベーション・セグメント〕 本セグメントでは、国内外のスタートアップ企業等への投資及び当社グループ内の事業との連携による投資先の育成等を行っております。創業以来、北米・日本・アジア・欧州を中心に築き上げてきた独自のディールソースである「グローバルインキュベーションストリーム」や、当社グループが運営する日本初のシードアクセラレータープログラム「Open Network Lab」等を通じて、世界中の有望なスタートアップ企業へリーチするとともに、当社グループの事業との連携を一層深めることにより、当社グループ及び投資先の企業価値の最大化を目指しております。 前連結会計年度に、投資先の会社において、公正価値測定に基づく営業投資有価証券の評価額が大幅に減少した反動に加え、当連結会計年度において外国為替相場が円安傾向に推移したことに伴い、当連結会計年度の税引前損失は前期比で減少しました。なお、保有する営業投資有価証券の売却等による投資事業のオフバランス化については、中期経営計画の目標に基づき、引き続き推進しております。 これらの結果、収益は1,147百万円(前期比565百万円増、同97.0%増)、税引前損失は1,218百万円(前期は8,946百万円の損失)となりました。 ②  キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比 増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   31,726   △4,939   △36,665 投資活動によるキャッシュ・フロー   △10,003   △7,259   2,745 財務活動によるキャッシュ・フロー   △14,914   △3,449   11,465 現金及び現金同等物の期末残高   56,354   40,469   △15,885 有利子負債(リース負債除く)   61,633   62,053   420 短期 (1年内に償還または返済予定の 長期有利子負債は除く)   21,170   19,370   △1,800 長期   40,463   42,683   2,220 ⅰ.キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、40,469百万円(前期比15,885百万円減、同28.2%減)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、使用した資金は4,939百万円となりました。支出の主な内訳は、営業債務及びその他の債務の減少額7,339百万円、営業債権及びその他の債権の増加額5,346百万円であり、収入の主な内訳は、税引前利益2,966百万円、利息及び配当金の受取額2,959百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は7,259百万円となりました。支出の主な内訳は、無形資産の取得による支出5,641百万円、投資有価証券の取得による支出1,097百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は3,449百万円となりました。支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出7,340百万円、配当金の支払額2,429百万円、短期借入金の純減額1,800百万円であり、収入の主な内訳は、長期借入れによる収入9,550百万円であります。 ⅱ.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (資金調達) 当社グループは、財務の健全性・安全性の維持と、事業の維持拡大に必要な資金の流動性の確保を意識した資金調達を基本方針としております。資金調達手段の多様化・安定化と、資本効率の向上を企図し、金融機関からの借入等、一部有利子負債を活用しております。また、安定的かつ機動的な資金調達を実現するために複数の金融機関との間で総額170億円のコミットメントライン契約を締結しております。なお、当連結会計年度末における有利子負債(リース負債除く)の残高は、62,053百万円であります。 (資金需要の主な内容) 当社グループの資金需要の主なものは、各事業セグメントにおける事業資金、販売費及び一般管理費等の営業費用等のほか、決済事業における収納代行業務の一時的な立替資金によるものであります。また、投資資金需要の主なものは、決済事業のシステム機能拡充・強化等によるもののほか、新規事業に係るシステム開発等の投資によるものであります。将来の成長に向けた戦略的な資金需要に対しては、財務の健全性と資本効率の向上を両立させながら対応していく方針であります。 ③  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等(1)連結財務諸表  連結財務諸表注記  3.重要性がある会計方針  4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載しております。

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出典

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