本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

オリエンタルランド

ORIENTAL LAND CO.,LTD.4661 · Prime · サービス業

東京ディズニーリゾートの運営会社。テーマパークを核にホテル・商業施設・モノレールまで手掛ける。

概要

1960年7月、千葉県浦安沖の海面埋立を目的に設立されたオリエンタルランドは、1979年にウォルト・ディズニー・プロダクションズとライセンス契約を結び、1983年に東京ディズニーランドを開業した。現在は同パークと2001年開業の東京ディズニーシーの2つのテーマパーク、ディズニーホテル群、商業施設「イクスピアリ」、モノレール「ディズニーリゾートライン」を所有・運営する。2025年3月期の連結売上高は6794億円、営業利益1721億円、営業利益率25.3%を記録し、日本を代表するレジャー企業である。

収入の8割を占めるテーマパーク事業

当社グループの売上高の大半はテーマパーク事業から生まれている。2026年3月期(2025年4月~2026年3月)の連結売上高7045億円のうち、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの運営によるテーマパーク事業が5683億円(構成比80.7%)を占めた。同事業の内訳はアトラクション・ショー収入2895億円、商品販売収入1673億円、飲食販売収入983億円などである。当期の両パーク合計入園者数は2753万人で、前年同期比99.9%とほぼ横ばいだったが、1人当たり売上高の増加により収入は伸びた。テーマパーク事業の営業利益は1304億円で、セグメント全体の営業利益率は23.0%である。同社は定期的な新アトラクション導入や季節イベントによってリピート需要を喚起し、高い集客力を維持している。

舞浜エリアを独占するホテル事業

ホテル事業はテーマパークに隣接するディズニーホテル(ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、東京ディズニーランドホテルなど)と、パートナーホテルを運営する。2026年3月期のホテル事業売上高は1190億円(構成比16.9%)、営業利益は368億円で、営業利益率31.0%と高い収益性を示す。客室単価の上昇と新ホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」の通期稼働が寄与した。ディズニーホテル単独で1096億円を計上しており、舞浜・浦安エリアにおける宿泊需要をほぼ独占している。宿泊客の多くがパークへの来園を目的とするため、テーマパーク事業とのシナジー効果が大きい。

自社所有地に集中する事業基盤

同社の事業はすべて千葉県浦安市舞浜地区に集中している。この土地は1960年代から同社が行った海面埋立造成により生まれたもので、1975年に埋立工事が完了した。同社はこの広大な造成地を自社で所有し、テーマパーク、ホテル、商業施設、モノレールを一体的に開発・運営している。周辺に競合する大規模レジャー施設が存在しないため、地域独占的な地位を築いている。2026年3月期末の固定資産は9538億円で、その多くが舞浜の土地・建物である。この土地所有は、長期的な投資回収を可能にし、競争優位の源泉となっている。

高い収益性と安定した財務基盤

当社グループは高い営業利益率を特徴とする。2025年3月期の営業利益率は25.3%であり、2026年3月期も23.9%(営業利益1684億円)と高水準を維持している。純利益も2025年3月期1242億円、2026年3月期1218億円と安定している。自己資本比率は67.5%(2026年3月期)と財務健全性が高く、営業キャッシュ・フローは1812億円を計上した。長期にわたり増収増益基調にあるが、2021年3月期は新型コロナウイルス影響により542億円の純損失を記録している。同社は2035年に向けて売上高1兆円目標を掲げ、クルーズ事業など新規分野への投資も計画している。

業界の中での役割はテーマパーク運営会社(ディズニーライセンス)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7,045億円
営業利益
1,684億円
営業利益率
23.9%
純利益
1,219億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01テーマパーク事業主力

東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの2つのテーマパークを運営。入園者にアトラクション、ショー、飲食、物販などを提供する。

日本唯一のディズニーテーマパーク運営会社

主な製品・サービス1
テーマパーク運営
パークの入園管理、アトラクション運営、エンターテイメントショー、飲食・物販施設の運営。

02ホテル事業準主力

ディズニーリゾート内のホテル(ディズニーホテル、オフィシャルホテル等)を経営・運営し宿泊サービスを提供する。

主な製品・サービス1
ホテル運営
テーマ性のある客室、レストラン、宴会施設等を備えたホテルの運営。

03その他(商業施設・モノレール等)副次

商業施設「イクスピアリ」の運営、ディズニーリゾートライン(モノレール)の運営等、パーク周辺のインフラ・商業サービスを提供する。

主な製品・サービス2
イクスピアリ運営
ショッピングモール「イクスピアリ」のテナント管理、イベント運営。
モノレール運営
舞浜駅とディズニーリゾート内を結ぶモノレールの運行管理。

製品と技術

東京ディズニーランドと東京ディズニーシー

2つのテーマパークが事業の中心である。東京ディズニーランドは1983年開業、7つのテーマランドで構成され、シンデレラ城をシンボルとする。東京ディズニーシーは2001年開業、8つのテーマポートからなり、海洋をテーマにした独自の世界観を持つ。両パーク合計で年間2700万人以上を集客する。2026年3月期のアトラクション・ショー収入は2895億円、商品販売収入1673億円、飲食販売収入983億円と、入園後の消費が売上を大きく押し上げる。定期的な新規アトラクション導入やスペシャルイベント(夏の「サマー・クールオフ」、10年ぶりに刷新した「ディズニー・クリスマス」など)によりリピート需要を喚起している。ディズニー・エンタプライゼズとのライセンス契約に基づき、日本独自のコンテンツ展開も可能である。

ディズニーホテル群と宿泊体験

舞浜エリアでは複数のディズニーホテルを運営する。ディズニーアンバサダーホテル(2000年7月開業)はアールデコ調のデザイン、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ(2001年9月開業)はパーク内に位置し客室からパークを眺められる。パーム&ファウンテンテラスホテル(2005年2月開業)はリゾートプールを擁する。2024年には東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルが開業し、新テーマポートと直結した宿泊体験を提供する。2026年3月期のディズニーホテル収入は1096億円。各ホテルはテーマパークと連動した宿泊体験を提供し、客室単価の向上が収益を押し上げる。パークへの優先入場など特典も付与され、宿泊客の満足度向上に寄与している。

イクスピアリとディズニーリゾートライン

その他事業として、商業施設「イクスピアリ」とモノレール「ディズニーリゾートライン」を運営する。イクスピアリは2000年7月開業のショッピングモールで、テナント管理とイベント運営を行う。飲食店やショップが集積し、パーク来訪者の滞在時間拡大に貢献する。2026年3月期のイクスピアリ事業収入は62億円。ディズニーリゾートラインは2001年7月開業のモノレールで、舞浜駅とパーク・ホテルを結ぶ。同社の100%子会社「株式会社舞浜リゾートライン」が運行する。同モノレール事業の収入は63億円。これら周辺事業はパーク来訪者の利便性を高めるとともに、グループ全体の収益源の一角を担っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • テーマパーク事業日本唯一のディズニーテーマパーク運営会社

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

テーマパークで圧倒的、国内レジャー業界の雄

オリエンタルランドは、東京ディズニーリゾートを運営する企業として、国内レジャー業界で圧倒的な地位を築いている。売上高は約6,800億円(2025年3月期)とサービスのピアグループと比較して桁違いの規模だが、競合としてはテーマパーク・レジャー業界の他社が考えられる。しかし、提供されたピアグループは新興のサービス企業であり、直接の競合関係は薄い。営業利益率は25%前後と高収益であり、独自性の高いコンテンツと顧客基盤が強みだ。一方で、固定費の大きい事業構造や、天候・自然災害・感染症などの外部要因の影響を受けやすいという課題がある。新規投資により成長を継続する。

強み

  • ディズニーとのライセンス契約による独占的なテーマパーク展開は他社に真似できない強み。
  • 営業利益率は25%前後で、サービス業界でも極めて高い収益性を実現している。
  • 年間数千万人を集客する国内最大級のレジャー施設を運営する。
  • 「ディズニー」ブランドの強固なイメージが集客と価格決定力を生む。

課題

  • 天候や自然災害、感染症の影響で来場者が大きく変動するリスクがある。
  • 大型アトラクション開発など継続的な設備投資が必要で、コスト増が収益を圧迫する可能性がある。
  • 国内ではユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどの競合が存在し、集客競争が続く。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がオリエンタルランド

時価総額で並べると、掲載8社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
16758ソニーグループ24.1兆円21.0倍
27974任天堂11.4兆円24.2倍
34661オリエンタルランド5.4兆円40.3倍
44689LINEヤフー3.7兆円19.2倍
57832バンダイナムコホールディングス3.7兆円26.0倍
69766コナミグループ3.1兆円26.1倍
73659ネクソン2.6兆円18.3倍
89697カプコン2.3兆円32.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

埋立事業会社からディズニー提携へ(1960-1979)

1960年7月、千葉県浦安沖の海面を埋め立てて商業地・住宅地を開発し、大規模レジャー施設を建設する目的で資本金2億5000万円により株式会社オリエンタルランドが設立された。1962年に千葉県と土地造成事業協定を締結、1964年から埋立工事を開始した。1970年には埋立地の分譲が始まり、1972年から住宅用地の販売を開始。1975年に埋立工事が完了するまで、同社は典型的な不動産開発企業だった。1979年、米国ウォルト・ディズニー・プロダクションズとの間で東京ディズニーランドのライセンス、設計、建設、運営に関する業務提携契約を締結し、レジャー事業への転換を図る。この決断が、その後の企業価値を大きく変えることとなる。

東京ディズニーランド開業と拡張(1983-1996)

1980年に舞浜地区で東京ディズニーランドの建設に着工し、1983年4月に開業した。開園後はテーマランドの追加を進め、1992年に6番目のテーマランド「クリッターカントリー」、1996年には7番目の「トゥーンタウン」を新設した。1996年4月、ディズニー・エンタプライゼズ・インクと東京ディズニーシー及び東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのライセンス契約を締結。同年6月にはホテル運営子会社「株式会社舞浜リゾートホテルズ」を設立、12月には東京証券取引所市場第一部に株式を上場した。上場資金を第2パーク建設に充てるという戦略が明確になった。

第2パークと周辺インフラの整備(1996-2001)

上場後、同社は東京ディズニーシー建設と同時に周辺施設の開発を加速する。1997年にモノレール運営子会社「株式会社舞浜リゾートライン」、1998年に商業施設「イクスピアリ」と「ディズニーアンバサダーホテル」の建設に着手。1998年には東京ディズニーシー本体とホテルミラコスタの建設も開始した。2000年7月にイクスピアリとディズニーアンバサダーホテルが開業。2001年7月にはディズニーリゾートライン(モノレール)が開通し、同年9月に東京ディズニーシーとホテルミラコスタが開業した。これにより舞浜エリアは2パーク・複数ホテル・商業・交通が一体となったリゾートへ成長した。

ホテル網の拡充とリテール子会社化(2002-2005)

2002年4月、ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパンより「株式会社リテイルネットワークス」の全株式を取得し、子会社化した。2005年1月には「東京ディズニーランドホテル」のライセンス契約を締結し、同年2月に「パーム&ファウンテンテラスホテル」を開業。さらに2005年3月にはシルク・ドゥ・ソレイユと提携し、「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」の運営契約を結んだ。これらの投資により、宿泊・ショッピング・エンターテイメントの多機能リゾートとしての完成度を高めた。リテイルネットワークス子会社化はパーク内の物販・飲食事業の内製化を進める狙いがあった。

安定期からコロナ禍の試練(2006-2022)

2010年代は既存施設のリニューアルと新アトラクション導入で安定成長を続けた。2019年3月期の売上高は5256億円、純利益903億円に達した。しかし2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大により、2021年3月期の入園者数が激減、売上高1706億円、純損失542億円を計上した。2022年3月期も売上高2757億円にとどまったが、行動制限緩和とともに回復し、81億円の黒字に転じた。この期間、同社は変動費の削減と固定費の見直しを進め、収益回復力を高めた。テーマパークの長期休園は同社にとって初めての経験であり、事業継続計画の重要性を認識するきっかけとなった。

過去最高益更新と新たな投資局面(2023-2026)

2023年3月期以降、入園者数回復に伴い収益は急回復。2024年3月期には売上高6185億円、純利益1202億円と過去最高を更新。2025年3月期は6794億円、1242億円とさらに伸長した。2026年3月期も売上高7045億円、営業利益1684億円と高水準を維持した。2024年には東京ディズニーシーに8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」が通期稼働し、新たな集客源となった。同社は2035年までに売上高1兆円目標を掲げ、クルーズ事業など新規事業への進出も計画している。長期投資を継続しつつ、高い収益性を維持する経営が求められている。

年表27件を開く

1960年代

  • 1960年7月創業千葉県浦安沖の海面を埋立て、商業地・住宅地の開発と大規模レジャー施設の建設を行い、国民の文化・厚生・福祉に寄与することを目的として、資本金2億5,000万円にて株式会社オリエンタルランドを設立いたしました。
  • 1962年7月千葉県と「浦安地区土地造成事業及び分譲に関する協定」を締結いたしました。
  • 1964年9月浦安沖の海面埋立造成工事を開始いたしました。

1970年代

  • 1970年3月千葉県から当社への埋立地(レジャー施設用地及び住宅用地)の分譲が開始されました。
  • 1972年12月千葉県から分譲を受けた埋立地(住宅用地)の販売を開始いたしました。
  • 1975年11月浦安沖の海面埋立造成工事を完了いたしました。
  • 1979年4月米国法人ウォルト・ディズニー・プロダクションズ(現ディズニー・エンタプライゼズ・インク)との間に、「東京ディズニーランド」のライセンス、設計、建設及び運営に関する業務提携の契約を締結いたしました。

1980年代

  • 1980年12月浦安町舞浜地区(現浦安市舞浜)において「東京ディズニーランド」の建設に着工いたしました。
  • 1983年4月「東京ディズニーランド」を開業いたしました。

1990年代

  • 1992年10月「東京ディズニーランド」に6番目のテーマランド「クリッターカントリー」を新設いたしました。
  • 1996年4月「東京ディズニーランド」に7番目のテーマランド「トゥーンタウン」を新設いたしました。
  • 1996年4月ディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に、「東京ディズニーシー」及び「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」のライセンス、開発、建設及び運営に関する業務提携の契約を締結いたしました。
  • 1996年6月当社の100%出資による子会社「株式会社舞浜リゾートホテルズ(現株式会社ミリアルリゾートホテルズ)」を設立いたしました。
  • 1996年12月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場いたしました。
  • 1997年4月当社の100%出資による子会社「株式会社舞浜リゾートライン」を設立いたしました。
  • 1998年8月浦安市舞浜において「イクスピアリ」及び「ディズニーアンバサダーホテル」の建設に着工いたしました。
  • 1998年9月ディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に、「ディズニーアンバサダーホテル」のライセンス、開発、建設及び運営に関する業務提携の契約を締結いたしました。
  • 1998年10月ディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に、「ディズニーリゾートライン」のライセンス、開発、建設及び運営に関する業務提携の契約を締結いたしました。また、浦安市舞浜において株式会社舞浜リゾートラインが「ディズニーリゾートライン」の建設に着工いたしました。
  • 1998年10月浦安市舞浜において「東京ディズニーシー」及び「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」の建設に着工いたしました。
  • 1999年3月当社の100%出資による子会社「株式会社イクスピアリ」を設立いたしました。

2000年代

  • 2000年7月「イクスピアリ」及び「ディズニーアンバサダーホテル」を開業いたしました。
  • 2001年7月「ディズニーリゾートライン」を開業いたしました。
  • 2001年9月「東京ディズニーシー」及び「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」を開業いたしました。
  • 2002年4月ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパン株式会社より「株式会社リテイルネットワークス」の株式を取得し、当社の100%子会社といたしました。
  • 2005年1月ディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に、「東京ディズニーランドホテル」のライセンス、開発、建設及び運営に関する業務提携の契約を締結いたしました。
  • 2005年2月「パーム&ファウンテンテラスホテル」を開業いたしました。
  • 2005年3月シルク・ドゥ・ソレイユ・インク及びディズニー・エンタプライゼズ・インクとの間に、「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」の設計、建設、運営及びショーに関する業務提携の契約を締結いたしました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業キャッシュ・フロー2029年度まで3,000億円レベル
  • 売上高2035年度まで1兆円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    テーマパークの魅力向上と新価値創出

    既存アトラクションのリニューアルや新技術・新IPの活用、エリア再編などの大規模開発でパークの変化感を醸成し、新たな体験価値を創出する。ターゲット別のきめ細かいコミュニケーションと海外客の取り込みで集客基盤を強化し、新たな収益モデルを確立する。

  2. 02

    ホテル事業の収益最大化と新規開発

    既存ディズニーホテルではパークとのシナジーを深め、レベニューマネジメントで収益を最大化。高需要を踏まえ、舞浜・浦安エリアでの新規ディズニーホテル開発も検討する。

  3. 03

    クルーズ事業の立ち上げと成長

    2028年度就航予定のクルーズ事業を新たな事業として確立。既存事業にない強みで収益性を高め、舞浜エリア依存リスクを低減。1隻目の成功後に2隻目も視野に入れ、子会社を設立し機動的に運営する。

  4. 04

    サステナビリティと新規事業創出

    ESGマテリアリティ(従業員の幸福、子どものハピネス、循環型社会)への取り組みを推進。CVC「オリエンタルランド・イノベーションズ」の投資資金枠を130億円に拡大し、リアルオペレーションを活かした観光・人材・学び分野で新規事業を創出する。

  5. 05

    人材育成と組織力強化

    事業競争力強化のため、人材の育成・確保に注力。職種別人事制度の設計や安心して働ける環境・制度の改善により、働きがいを最大化し、継続的に新たな価値を創出する組織をつくる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で11,207人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は605万円で、9期前と比べて13.2%平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は10.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,433
2018年3月5,825
2019年3月69741.315.96,007
2020年3月70939.910.78,034
2021年3月45139.29.88,782
2022年3月49239.910.19,094
2023年3月56240.710.88,945
2024年3月59440.410.49,719
2025年3月60140.110.310,5071,638
2026年3月60539.810.111,2071,503

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率20.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率91.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
東京ディズニーシー、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ及び東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル — 千葉県浦安市3,923億円
テーマパーク ホテル
東京ディズニーランド及び東京ディズニーランドホテル — 千葉県浦安市1,719億円
テーマパーク ホテル
東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル — 千葉県浦安市265億円
ホテル
ディズニーアンバサダーホテル及びイクスピアリ — 千葉県浦安市225億円
ホテル その他
ディズニーリゾートライン — 千葉県浦安市210億円
その他
京都ブライトンホテル — 京都府京都市上京区5,084百万円
ホテル
浦安ブライトンホテル、東京ディズニーセレブレーションホテル — 千葉県浦安市4,754百万円
ホテル
OLC新浦安ビル — 千葉県浦安市4,506百万円
テーマパーク
イクスピアリ — 千葉県浦安市1,773百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ミリアルリゾートホテルズ
    千葉県浦安市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱舞浜リゾートライン
    千葉県浦安市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イクスピアリ
    千葉県浦安市
    議決権100.0%
  • 国内
    京成電鉄㈱
    千葉県市川市
    議決権20.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は7,045億円営業利益1,684億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.7%、利益が-2.1%。

売上高
+3.7%
7,045億円
営業利益
-2.1%
1,684億円
純利益
-1.9%
1,219億円
営業利益率
23.9%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,243億円7,045億円
営業利益1,608億円1,684億円
純利益1,138億円1,219億円
1株あたり配当¥16¥16

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,807億円、営業利益は477億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.5%、営業利益は+23.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,321206
2024年1Q1,40638727.5274
2024年2Q1,43738426.7271
2024年3Q1,82064635.5453
2024年4Q1,522204
2025年2Q2,97363221.3455
2025年4Q3,8211,08928.5787
2026年2Q3,16268221.6483
2026年4Q3,8831,00225.8736
2027年1Q1,80747726.4413

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,955億円から7,045億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は23.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3,955809515
2014年3月4,7361,127706
2015年3月4,6631,105721
2016年3月4,6541,092739
2017年3月4,7771,146824
2018年3月4,7931,117812
2019年3月5,2561,294903
2020年3月4,645981622
2021年3月1,706−492−542
2022年3月2,75711381
2023年3月4,8311,118807
2024年3月6,1851,6601,202
2025年3月6,7941,7211,73325.31,242
2026年3月7,0451,6841,69623.91,219

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高7,045億円のうち、営業利益として残るのは1,684億円23.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,219億円、売上の17.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.2%4,315億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.8%1,045億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益23.9%1,684億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+16.4pt
23.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+12.3pt
17.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.1pt
11.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,813億円、投資CFが−1,721億円で、差し引きのフリーCFは92億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は2,361億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月920−454−345466606
2014年3月1,207−234−779973800
2015年3月1,055−681−1113741,063
2016年3月1,109−1,188−118−79866
2017年3月1,176−336−2888401,418
2018年3月1,229−450−3337791,864
2019年3月1,350−1,354366−42,226
2020年3月733205−5539382,612
2021年3月−238−1,607887−1,8451,653
2022年3月546−1,390489−8441,299
2023年3月1,677−1,444−1092331,422
2024年3月1,977−213−4561,7642,730
2025年3月1,954−2,531−269−5771,884
2026年3月1,813−1,721386922,361

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.6兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.1兆円で、自己資本比率は67.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.660.432,23265.9
2014年3月0.660.491,70874.3
2015年3月0.750.561,82575.6
2016年3月0.810.621,85477.1
2017年3月0.850.671,80378.8
2018年3月0.910.721,88779.3
2019年3月1.050.802,48376.4
2020年3月1.010.821,90481.2
2021年3月1.040.762,80673.0
2022年3月1.090.763,30669.6
2023年3月1.210.833,76768.8
2024年3月1.360.954,05670.1
2025年3月1.440.984,61167.9
2026年3月1.631.105,29167.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
4,682億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1.0兆円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
131億円
在庫として抱えている分
負債合計
5,291億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中40位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中514位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
23.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,003で、1年前と比べて-15.4%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥3,003-0.8%1ヶ月+2.0%1年-15.4%時価総額5.4兆円
過去52週の値幅
安値¥2,103高値¥3,715

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)40.3倍
PER (会社予想)43.3倍
PBR4.37倍
配当利回り0.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価3,007円は25日移動平均線2,897.3円を約3.8%上回り、上昇基調。7月14日に2,745円から急伸し、7月31日には3,167円まで上昇。その後は3,000円前後で推移し、8月20日に2,975円まで調整したが、直近は再び3,000円台を回復。52週高値3,715円からは依然約19%下の水準で、戻り待ちの売り圧力がある。出来高は7月31日に2,155万株と急増したが、直近は500万株前後に減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PER40.43倍と予想PER43.3倍に近く、PBR4.37倍と高水準で、ROE11.7%、配当利回り0.53%と極めて低い。同業他社平均(PER23.01倍、PBR3.33倍、利回り2.29%)と比較するとPER・PBRは平均を大きく上回り、配当利回りは大きく下回る。テーマ性などで高い評価を受けるが、バリュエーションは割高であり、成長鈍化が顕在化すれば調整リスクがある。

指標この会社業種平均
PER (実績)40.3倍23.4倍
PER (予想)43.3倍
PBR4.37倍3.51倍
ROE11.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は高水準の収益を維持したが、成長の持続性と株価評価を巡り投資家の見方が分かれている。強気派は、入園料の引き上げ余地や新アトラクション投資による集客力向上、インバウンド需要の取り込みで長期的な増益が続くとみる。一方、弱気派は、入園者数の頭打ち感や運営コスト上昇、ディズニーへのライセンス料負担増、競合テーマパークの台頭を懸念する。また、2026年3月期の営業利益率は25.3%から23.9%へ低下予想で、収益性の悪化を嫌う向きもある。

プラスに働く材料7
  • 価格支配力が強い

    2024年以降も入園料を度々引き上げ、1人当たり消費が増加。

  • インバウンド需要拡大

    円安で海外観光客が増加し、チケット販売が好調。

  • 新投資で成長持続

    新エリアやアトラクション投資でリピーター維持を図る。

  • 2026年3月期は売上高7,045億円と最高通年影響

    前期比251億円増収。テーマパーク入園者数の増加が寄与する計画

  • 営業利益率25.33%の維持で上振れ余地通年影響

    25.33%を適用した営業利益は約1785億円、会社計画の1684億円を約101億円上回る

  • 外国人保有比率13.12%と低位、買い増し余地不定影響

    外国人保有比率は13.12%にとどまり、増加すれば需給改善に寄与

  • 1年間で8.81%下落し反発余地不定影響

    株価が8.81%下落し、短期的な戻りが期待される

マイナスに働く材料7
  • 入園者数は頭打ち

    国内人口減や競合施設増で、入園者数が伸び悩む。

  • コスト増で利益率低下

    人件費やエネルギー費の上昇で2026年3月期は減益予想。

  • ライセンス依存のリスク

    ディズニーとの契約条件が不利に更新される恐れ。

  • 2026年3月期は営業利益が減益予想通年影響

    営業利益は前期比37億円減の1684億円、純利益も23億円減の1219億円

  • 増収率が9.8%から3.7%へ鈍化通年影響

    2025年3月期の増収率9.8%に対し、2026年3月期計画は3.7%と成長が減速

  • 予想PERが実績PERを上回る見通し継続影響

    実績PER40倍に対し予想PER42.9倍と、割高感が意識される

  • 配当利回り0.54%と低水準継続影響

    配当利回り0.54%は相対的に低く、下支え材料に欠ける

次の決算で確かめる点
入園者数
パークの集客力の直接指標。
1人当たり客単価
価格改定効果と消費意欲を測る。
営業利益率
コスト管理と収益性の変化を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり16で、前期から+7.1%いまの株価に対する利回りは0.53%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥16
1株あたり
配当利回り
0.53%
いまの株価に対して
配当性向
21.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月817.0
2018年3月86.717.4
2019年3月85.016.1
2020年3月94.823.0
2021年3月5−40.9
2022年3月67.792.2
2023年3月842.918.3
2024年3月1362.519.4
2025年3月147.720.0
2026年3月157.121.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥16

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ604,446人。区分でいちばん多いのは個人・その他34.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.6%を占め、残る48.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他29.929.330.031.032.534.4
事業法人32.531.530.928.627.727.5
金融機関19.921.219.419.721.319.8
外国法人12.913.014.615.613.213.1
自己株式9.99.89.89.88.98.7
政府・自治体4.44.44.44.44.44.4
証券会社0.50.60.70.70.80.8
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01京成電鉄株式会社18.26
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.65
03三井不動産株式会社5.25
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.44
05千葉県3.67
06みずほ信託銀行株式会社(一般財団法人オリエンタルランド子どものハピネス財団信託口)1.00
07みずほ信託銀行株式会社退職給付信託 みずほ銀行口再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行0.94
08JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.87
09浦安市0.73
10STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−88%、1株純資産は14期で−87%。直近期のROEは11.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6175,17912.624.821.0
2014年3月2111,47815.218.616.1
2015年3月2161,68913.642.217.9
2016年3月2211,87012.436.017.8
2017年3月2482,02112.725.717.0
2018年3月2472,19711.744.017.4
2019年3月5548911.845.816.1
2020年3月385017.773.023.0
2021年3月−33464−6.9
2022年3月54621.1954.592.2
2023年3月4950710.291.918.3
2024年3月7358013.566.119.4
2025年3月7659612.938.920.0
2026年3月7467111.736.321.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

30名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は30名。2026/3期の役員報酬は総額648百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
加賀見俊夫代表取締役 取締役会議長90
髙野由美子代表取締役会長(兼)CEO70
高橋渉代表取締役社長(兼)COO 社長執行役員69
金木有一取締役 常務執行役員 オペレーション本部長60
花田力取締役82
茂木友三郎取締役91
田尻邦夫取締役83
菊池節取締役76
渡邉光一郎73
鈴木茂70
眞下幸人64
甲斐中辰夫86
残りの役員18名を開く
氏名役職年齢
三枝紀生77
岩瀬大輔常務執行役員
椎葉亮太郎常務執行役員
堀川健司常務執行役員
中山博史常務執行役員
小野里淳一執行役員
霜田朝之執行役員
麻畠万暉執行役員
中谷雄一執行役員
桜井孝執行役員
白石貴則執行役員
江原太執行役員
石橋慎哉執行役員
横山豊執行役員
新谷朋史執行役員
チャールズ・D・ベスフォード執行役員
辻宣考執行役員
竹村洋平執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)12339731642936
監査役4909023
社外取締役5747415
社外監査役3555518

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容395字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、提出会社、連結子会社13社、関連会社3社及びその他の関係会社1社で構成されており、テーマパーク及びホテルなどの経営・運営を主たる事業としております。 当連結会計年度における、報告セグメントごとの主な事業内容及び各事業に携わっている主要な関係会社等は、次のとおりです。 主な事業内容   主要な関係会社等(注) 報告セグメント   テーマパーク   テーマパークの経営・運営   ㈱オリエンタルランド(当社)ほか5社 ホテル   ホテルの経営・運営   ㈱ミリアルリゾートホテルズほか1社 その他   イクスピアリの経営・運営   ㈱イクスピアリ モノレールの経営・運営 ほか   ㈱舞浜リゾートライン   ほか5社 (注)「主要な関係会社等」欄に記載している会社名及び会社数は、当社を除き全て連結子会社です。 主な事業の系統は、次の図のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,084字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「自由でみずみずしい発想を原動力に すばらしい夢と感動 ひととしての喜び そしてやすらぎを提供する」という企業使命のもと、日本国民はもとより、海外の人々からも広く愛され、親しまれる企業であり続けること、あらゆるステークホルダーから信頼と共感を集め、その成果であるキャッシュ・フローの最大化を達成することで、長期持続的な企業価値の向上を目指してまいります。またその過程において、気候変動や少子高齢化の進行など、企業を取り巻く社会状況が大きく変化する中で、50年、100年と永続的に社会に価値提供を続け、企業として成長を続けていくために、地球環境問題や社会課題への対応を経営や事業戦略に包括したサステナビリティ経営を目指します。 (2) 経営環境 当連結会計年度における国内経済は、物価上昇の継続による個人消費への影響が景気の下押しリスクとなっているものの、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復がみられました。 今後のレジャー市場を取り巻く環境は、中東情勢の影響を注視する必要があるものの、中長期的には国の観光立国推進基本計画におけるインバウンド拡大戦略などにより訪日外国人数の増加などが想定されます。一方で、将来的には国内若年層人口の減少、労働人口の減少なども想定されております。 当社グループの事業は舞浜エリアを中心に、テーマパーク事業やホテル事業などを展開しており、売上高及び営業利益の8割以上をテーマパーク事業が占めております。独自の競争優位性は、まず都心に近い立地に広大な土地を自社で所有していることや、ディズニー・エンタプライゼズ・インクとのライセンス契約が挙げられます。それに加え、ホスピタリティ溢れる従業員、施設やコンテンツが作り出す魅力的な空間を強みとし、1983年4月の東京ディズニーランド開園以来、40年以上にわたって幅広い層のゲストにハピネスを提供し続けてまいりました。国内の顧客基盤に加え、中長期的には訪日外国人数の拡大も見込まれることから、今後は海外ゲストも新たな顧客基盤の形成に繋がると見込んでおります。 (3) 中長期的な経営戦略 2035年に目指す姿 当社グループは、2035年に目指す姿として「あなたと社会に、もっとハピネスを。」を掲げ、持続可能な社会への貢献と長期持続的な成長に向け、当社グループの提供価値である「ハピネス」を持続的に創造していくことを目指し取り組んでおります。2025年4月には、将来に向けた取組みをより強化するために、従来からの目指す姿を再定義し、改めて2035年に目指す姿を策定いたしました。 ・あらゆる人々が共に喜び、笑い、感動できる空間と時間を通じて、明日への活力を生む楽しさを提供する ・私たちを生かしてくれている世界そのものを慈しみ、持続可能な社会作りに貢献する ・OLCグループブランドの拡大により、従業員が心から誇れる企業であり続ける ひとりでも多くの人々に明日への活力を生む楽しさを提供することと持続可能な社会作りへの貢献を両立させることを目指します。そして、当社グループの価値を向上させることで広く社会から信頼を得て、従業員が心から誇れる企業であり続けられるよう邁進いたします。 2035年までの期間では「持続的成長に向けた事業構造の進化と、最適資本構成の追及による企業価値の向上」を目指し、「事業を通じた成長」と「企業価値向上に資するOLCグループ独自の活動」を推進しております。想定しうる内外環境の変化の対応に取り組みながらも、着実な成長を図るべく、長期的な視点で経営目標を定め、経営資源を効率よく配分して各事業の成長や発展を推進し、当社グループの持続的な発展につなげていきます。財務目標としては、2029年度時点で営業キャッシュ・フロー3,000億円レベル、2035年度時点で売上高1兆円以上を掲げています。ROEについては、早期に2024中期経営計画期間より、さらに上の水準を目指してまいります。 ① 事業を通じた成長 今後の国内市場の縮小に備え、東京ディズニーリゾートの集客基盤を強化・活用し、さらなるハピネスの創出を目指しております。テーマパーク事業やホテル事業においては、一層の魅力向上を図るとともに、従来の枠組みにとらわれない新たな付加価値の創出に取り組んでいます。加えて、クルーズ事業においては、既存事業で強固にした集客基盤を活用するとともに、当社ならではの新たな体験価値を提供することで、当社グループの長期持続的な成長を加速していきます。 (テーマパーク事業) 既存アトラクションのリニューアルやこれまでに使用していない知的財産や新しい技術の活用などにより、大小様々なコンテンツを導入することによってパークに変化感を醸成し、魅力的なパークを提供し続けます。更に、両パークにおけるエリア刷新など、テーマパーク用地のダイナミックな再編なども含めた開発計画についても総合的に検討し、新たな体験価値の創出を目指しています。 また、ターゲットに焦点を当てたきめ細かいコミュニケーションや来園意向を高めるための施策によってファン層を拡大するとともに、海外からのゲストも積極的に取り込み、盤石な集客基盤を構築して入園者数の向上を図ります。加えて、既存サービスの更なる魅力向上やこれまでにない新たな手段やサービスを開発することにより、新たな収益モデルを確立し、世の中の想像を超えるハピネスを創出していきます。 (ホテル事業) 既存のディズニーホテルでは、テーマパークとのシナジーを生み出し、ディズニーホテルならではの体験を拡充することで高い客室稼働率を維持しつつ、レベニューマネジメントを継続することにより、収益の最大化を図ります。舞浜・浦安エリアのホテルに対する需要は依然として高いことを踏まえ、東京ディズニーリゾート周辺で新規ディズニーホテルの開発も視野に入れ、検討を進めてまいります。 (クルーズ事業) 2028年度就航予定のクルーズ事業を軌道に乗せ、新たな事業として確立いたします。クルーズ事業は、既存事業にはない強みを持つ事業であると考えており、テーマパーク事業を上回る収益性をもとに、当社グループ全体の収益性の押し上げのみならず、舞浜エリアのみで経営していくことへのリスクの低減にもつながります。更に、1隻目を着実に成功させた上で、2隻目のクルーズ船も視野にいれ、当社グループの更なる成長を図ります。2025年度には、スピード感をもって事業化を進め、将来にわたってクルーズ船の経営・運営を専門的かつ機動的に行うことを目的に、子会社「株式会社オリエンタルランド・クルーズ」の設立を決議いたしました。 ② 企業価値向上に資するOLCグループ独自の活動 既存事業に加え、OLCグループ独自の活動として、ESGマテリアリティへの取組みを推進するとともに、コーポレート・ベンチャー・キャピタルである「株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ」の活動の拡大などを行います。 (ESGマテリアリティへの取組み) これまで当社グループならではのマテリアリティと位置付けていた「従業員の幸福」や「子どものハピネス」に加え、資源の効率的な循環を目指し、持続可能な社会作りに貢献すべく、「循環型社会」の取組みにも注力しています。また、事業活動における環境負荷をできるだけゼロに近づけていく取組みや、ステークホルダーとの関わりや協業により資源循環について社会に広く浸透させる活動などを行うことにより、私たちをとりまく社会や自然環境に貢献することを目指します。 (コーポレート・ベンチャー・キャピタルの活動継続・拡大による新規事業創出) 当社グループの新規事業創出を主な目的としてベンチャー企業等への出資を行っている「株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ」の投資資金枠を設立当初の30億円から130億円へ拡大しており、事業創出を目指すための活動を更に加速させます。 当社グループの特徴である「リアルでのオペレーション」が活きる領域を切り口とし、人材・学び・観光の産業へ集中的に投資をし、ベンチャー出向などの人材交流による事業伴走を通じて新たな価値を生み出していきます。併せて、環境対応や省人化といった既存事業の課題解決への貢献も目指していきます。 ③ 人事方針 継続的に新たな価値を創出する組織づくりを目指し、人材の育成と確保のための取組みに注力し、事業競争力を強化してまいります。具体的には、事業運営を支える人材力の強化や職種ごとの人事制度の設計などによって人材の成長基盤を確立するとともに、組織力を高める取組みや、今まで以上に安心して働くことができる環境や制度の確立に向けた改善を進めます。また、これらの人的資本への投資を通じて、仕事のやりがいを高め、働きやすさを向上させることによって、働きがいの最大化につなげていきます。 ④ 財務方針 事業活動を通じて創出されたキャッシュを成長投資に優先的に配分するという従来の方針を維持しつつ、規律ある財務レバレッジの活用や株主還元の強化に加え、キャッシュ・アロケーションを踏まえた自己株式の取得や更なる成長投資などを機動的に行い、企業価値向上に向けた最適資本構成を追求します。これらにより、ROEは2024中期経営計画期間よりも更に上の水準を目指してまいります。また、5カ年のキャッシュ・アロケーションについては、成長企業として、引き続きキャッシュを成長投資に優先的に配分します。加えて、自己株式の取得や成長投資など、企業価値向上に向けて最善の手立てを講じるための資金需要への機動的な対応枠として、3,000億円規模を確保しています。
事業等のリスク7,916字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループのリスクマネジメント体制について 当社グループでは、当社の社長を委員長とするリスクマネジメント委員会にて、年に1回以上を目安に当社グループにおけるリスクを抽出して評価し、「戦略リスク※1」と「運営リスク※2」を特定し、リスクマネジメント委員会が、それぞれ統括し管理しております。 戦略リスク 戦略リスクごとに所管組織を指定し、当該リスクの所管組織が作成した対応策の実行状況を確認しております。 運営リスク 運営リスクごとに監理責任者及び実行責任者を指定し、当該リスクの監理責任者が作成した対応策がリスクを許容範囲内に抑えるために有効であるかを定期的にモニタリングしております。 リスクマネジメント委員会は、それぞれのリスクの管理状況を経営会議・取締役会に報告し、リスクマネジメントの実効性を確認しております。 (管理体制図) ※1戦略リスク    事業のサステナビリティに重大な影響を与えるリスク。主要マーケットの変化、従業員エンゲージメントの変化、人材の確保、人権の尊重、気候変動、単一事業、クルーズ事業開業、設備投資コストの高騰等。 ※2運営リスク    事業の遂行に重大な影響を与えるリスク。自然災害・テロ・感染症、公的な規制(人事、法務等)の違反、情報セキュリティ、事故等。 緊急的に事態の収拾を図る必要がある場合、対応方針を決定する組織として、「ECC(Emergency Control Center)」を設置しております。また、当社グループ各社において緊急的に事態の収拾を図るべき事態を認識した場合においても、ECCへの速やかな状況報告を義務づけております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性がある(当社グループの経営戦略及び事業運営への影響が大きくなると想定される事項)と認識している主要なリスクは、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 リスクの種類   番号   リスク項目 戦略リスク   ①   主要マーケットの変化 ②   従業員エンゲージメントの変化 ③   人材の確保 ④    人権の尊重 ⑤   気候変動に関するサステナビリティ課題 ⑥   酷暑による事業継続 ⑦   単一事業 ⑧   クルーズ事業開業 ⑨   設備投資コストの高騰 運営リスク   ⑩   自然災害・テロ・感染症 ⑪   公的な規制(人事、法務等)の違反 ⑫   情報セキュリティ ⑬   事故 当社グループにおけるリスクについて、影響度を定量・定性の両面から評価し、影響が大きいものを記載しております。上記以外のリスクについても、当社グループの各組織においてリスク管理を実施しており、リスク発現による損失等の回避または低減を図っております。 なお、発生可能性については、リスクが発生すると思われる時期で評価しており、5年以内、5年超の2区分に分けております。今後も定期的な評価の見直しと対応策の検討を経営戦略課題のひとつとして取り組んでまいります。 発生可能性   5年以内 :常に発生する可能性がある事項 5年超   :長期的にみると顕在化する可能性がある事項 ●戦略リスク ① 主要マーケットの変化 内容   当社グループの主力事業であるテーマパーク事業の来園者は、国内ゲストが多くを占めております。日本の少子化に伴う人口減少をはじめとする人口動態の変化や、経済環境の変化により、入園者数及び売上高が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、余暇の選択肢における新たな製品・サービスの登場や、顧客の価値観の変化に当社グループが十分に対応することができなかった場合に、入園者数及び売上高が減少し当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策として、国内の人口動態の変化や経済環境の変化により需要が低迷した場合にも、ハード面・ソフト面での取組みにより、テーマパークの価値向上を図るとともに、国内の集客強化及びインバウンド集客の向上、並びに単価向上・新たな収益モデルの確立に向けた取組みを行ってまいります。また新たな製品・サービスの登場や、顧客の価値観の変化をとらえるべく、市場調査・分析を行い、ゲスト満足度の維持・向上につなげてまいります。加えて、クルーズ事業参入など、新たな事業での成長も進めてまいります。 発生可能性   5年超 ② 従業員エンゲージメントの変化 内容   当社グループが運営するテーマパークを含むリゾート全体は、多くの従業員と、そのホスピタリティによって支えられております。そのため、従業員が日々働く中で、仕事そのものへの「やりがい」を感じるとともに、会社の施設、制度だけでなく職場の仲間との関係性も含めた「働きやすさ」が高まっている状態を目指し、エンゲージメントを重要視しております。しかしながら、人事制度、職場環境、組織風土において十分な対応が取れていない場合、従業員のエンゲージメントが低下する可能性があります。これにより当社グループの従業員がゲストに提供するホスピタリティが低下し、当社グループへの信頼の低下や、当社グループの経営戦略への重大な影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策として、ESGマテリアリティのひとつに「従業員の幸福」を選定し、2030年に向けた取組み方針や目標を策定し、従業員の「やりがい」や「働きやすさ」を高める支援を行っております。働きがいに関する調査を継続的に実施し、調査結果を受けた組織マネジメント改善を各組織で戦略化し、推進してまいります。働きやすい環境の整備のために、デジタル環境の整備や職場の施設環境の改善に取り組むほか、学習機会の拡充やキャリア開発支援を通じて従業員の成長支援を行っております。 発生可能性   5年超 ③ 人材の確保 内容   当社グループが運営するテーマパークを含むリゾート全体は、多くの従業員によって支えられております。労働人口の減少等により従業員の採用・育成が厳しい状況に陥った場合、採用コスト・人件費の増加や、人材確保に向けた戦略への重大な影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策として、従業員や採用市場にとって魅力的な会社となることを目指した取組みを行っております。退職傾向の分析等から職場環境や組織風土の改善を行い、従業員が働きやすい環境を構築して定着率を高めてまいります。加えて、より効率的な人員配置の推進のための投資を行った上で、採用活動を実施してまいります。 発生可能性   5年超 ④ 人権の尊重 内容   当社グループが運営するテーマパークを含むリゾート全体には、多様な背景を持つ従業員や取引先、ゲストをはじめとするステークホルダーがおります。人権やダイバーシティへの意識がますます高まる中で、社会からの対応要請は高度化しております。当社グループならびにサプライチェーンにおける人権尊重の取組みが適切に行われていない場合、当社グループの社会的信頼が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策として、ESGマテリアリティとして「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」、「サプライチェーン・マネジメント」を選定し、2035年に向けた取組み方針や2027KPIと2030KPIを策定しております。「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」では、すべての人々の人権尊重とゲスト・従業員の多様性に関する取組みを行っています。人権尊重については、国連ビジネスと人権に関する指導原則に沿って特定した人権課題に対して人権デューデリジェンスの取組みを進めており、経営会議の諮問機関である「コンプライアンス委員会」にて、活動の議論や報告を行う体制としております。また、ゲスト・従業員の多様性については、多様性への理解促進や自発的な行動に繋がる意識醸成のための従業員に向けた啓発活動を行っております。「サプライチェーン・マネジメント」では、サプライチェーン上の人権に関するリスクに対して、OLCグループお取引先行動指針とセルフアセスメントシートを、国際人権規範への準拠、差別やハラスメントの禁止等を含む内容に改定し、重要な取引先との個別のエンゲージメントを行っております。それらの取組みを行う「サプライチェーン・マネジメント分科会」は、代表取締役社長執行役員を委員長とする「リスクマネジメント委員会」を諮問機関とし、リスクの軽減に努めています。その他、取引先の人権侵害等についてディズニー社の基準に沿った監査を行っております。 発生可能性   5年超 ⑤ 気候変動に関するサステナビリティ課題 内容   環境負荷軽減の取組みにおいて、CO2削減目標等や水、生物多様性に関する対策の目標未達は、地球環境に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの主力事業は、屋外での体験が多い施設であるテーマパークへ来訪していただくことで成立しており、気温の上昇に伴う気候変動、並びに社会的信頼の低下につながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策として、ESGマテリアリティのひとつに「気候変動・自然災害」を選定し、2035年に向けた取組み方針や2027KPIと2030KPIを策定しております。また温室効果ガスの排出の削減等について、現状把握のための調査や戦略策定、環境負荷低減のための取組みを進めるため、「気候変動対応分科会」を設置しております。TCFDが提言する情報開示の枠組みを活用し、事業における適切なリスク評価とシナリオ分析及び戦略策定を実施しております。短期・中期視点での事業計画を立てる一方、気候変動の影響はさらに長い時間をかけて顕在化していく性質のものであることより、「2050年の温室効果ガス排出量ネットゼロ」の時間軸と整合した長期事業戦略の策定を検討しております。(TCFD提言に沿った情報開示の詳細については、弊社ウェブサイトに掲載しております。(https://www.olc.co.jp/ja/sustainability/environment/climate/tcfd.html))その他、水資源に対しては取水量削減の目標達成に向け節水装置等の導入を実施するとともに、生物多様性への取組みを推進していくための現状把握を目的とした調査や戦略策定を検討しております。 発生可能性   5年超 ⑥ 酷暑による事業継続 内容   当社グループの主力事業は、屋外での体験が多い施設であるテーマパークへ来訪していただくことで成立しております。気温の上昇に伴う気候変動により、パーク運営における大規模な制限や方針変更を強いられることにより、夏期における現行の事業継続が困難になり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策として、テーマパーク事業においては、体験価値及び快適性の向上を目的とした施策を実施するとともに、ハード面・ソフト面における対策方針を策定し、安全に配慮した運営ルールを設け、実施しております。また、前年度の夏季集客方針の振り返りを役員会議で実施し、集客・収益向上に向けた対策を検討、推進しております。合わせてホテル事業拡大や新規事業を検討してまいります。 発生可能性   5年超 ⑦ 単一事業 内容   当社グループの経営成績は、現在、テーマパーク事業を中心とした事業に依存しております。今後もテーマパーク事業を中心に成長を目指してまいりますが、将来テーマパーク事業の成長が鈍化した場合、他に成長のドライバーとなる事業を持たないことにより、当社グループの経営戦略や業績に影響を及ぼし、社会的信頼の低下につながる可能性があります。 対応策   東京ディズニーリゾートの集客基盤を強化・活用することを方針とし、事業を通じた成長を目指します。既存事業であるテーマパーク事業やホテル事業で集客基盤をより強固にし、その集客基盤を活用して、クルーズ事業の開業・成長や東京ディズニーリゾート外のホテル事業の検討を進めてまいります。また、新規事業の創出を目的としたCVC活動において、投資資金枠を30億円から130億円に増額し、活動を加速いたします。 発生可能性   5年超 ⑧ クルーズ事業開業 内容   当社グループは、さらなる成長のためにクルーズ事業への参入を決定し、2028年度の就航に向けて、造船や運営体制の構築などに着手しております。しかしながら、造船スケジュールの遅延や造船所を含めたサプライヤーの経営難、または運航体制の構築などに時間を要することによって、開業が大幅に遅延した場合、当社グループの経営戦略や業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクの発現を未然に防止するため、造船会社や政府機関などと密に連携し対応していくとともに、クルーズ船の造船・運航経験を有する企業や各種専門家からの助言を得ながら開業準備を進めることで、2028年度の就航を実現してまいります。 発生可能性   5年以内 ⑨ 設備投資コストの高騰 内容   当社グループは、主力事業であるテーマパークを中心に継続的に設備投資を行うことで、提供価値の維持・向上を図っております。資材価格や人件費などが上昇し、設備の開発・更新にかかるコストが想定以上に高騰することで、長期的な投資計画の遂行が困難になり、当社グループの経営戦略や業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策としては、長期経営戦略にて策定したキャッシュアロケーションを踏まえて投資金額をコントロールするよう管理いたします。また、投資対効果を見極めつつ、柔軟に投資計画を更新してまいります。その他、個々の施設単位ではなくエリア単位で投資計画をまとめる等、効率的な計画により、投資金額をコントロールする工夫を行います。 発生可能性   5年以内 ●運営リスク ⑩ 自然災害・テロ・感染症 内容   当社グループの事業は、多数のゲストを迎え入れる施設を有しており、また事業基盤はほぼ舞浜に集中しております。舞浜地区周辺における大地震等の自然災害が発生した場合、当社グループ各施設や国内外の大規模集客施設等においてテロ事件が発生した場合、また感染症が流行した場合には、ゲストや従業員への危害、施設の被害、周辺の交通機関及びライフライン(電気・ガス・水道)への影響、政府・自治体によるテーマパークの臨時休園や入園者数制限措置に関する要請、レジャーに対する消費マインドの冷え込み等が想定され、売上高の減少等、当社グループの業績に影響を及ぼすのみならず、一時的な事業停止等が発生する可能性があります。 対応策   当該リスクへの共通の対応策として、リスクが発現した際の被害を軽減するために、従業員が取るべき措置手順をマニュアル化し、定期的に見直すとともに、研修や訓練等の実施、必要な資材の調達・保管を実施しています。また、当社グループの経営に重大な影響を及ぼす場合は、当社の社長を本部長とした対策統括本部を設置し、事態の収拾を図る体制を整備しております。上記の共通の対応策に加え、大地震への対応策として、事業の継続のための手元流動性確保を目的に、リスクファイナンスへの取組みを必要に応じて実施しております。なお、今後の想定される大地震等の災害発生時の対応として、当面は、事業の継続のために必要な資金を手元資金の一部にて確保する方針としております。テロへの対応策としては、テーマパークのエントランスに金属探知機やX線検査機を設置する等の対策や警備の強化を講じております。感染症への対応策としては、従業員や施設の衛生管理の徹底に日々努めるとともに、行政機関等からの感染症に関する情報を定期的に従業員向けに教育、啓発を行い感染予防に取り組んでおります。 発生可能性   5年以内 ⑪ 公的な規制(人事、法務等)の違反 内容   当社グループでは、各事業の運営やそれらにかかわる資材・製品の調達等において、コンプライアンスを重視し業務を遂行しております。しかしながら、役職員の過失等による重大な労働災害や法令違反等が発生した際には、行政処分による一部業務の中断や当社グループへの信頼の低下、当社グループのブランドの毀損及び訴訟等の多額の費用負担等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクの発現を未然に防止するため、当社グループ・コンプライアンス行動規範及びビジネスガイドラインを制定し、コンプライアンスの推進体制の整備、並びに役職員への教育・啓発活動に努めております。また、役職員がコンプライアンス違反を認識した場合には、公益通報窓口を兼ねた通報窓口にて受け付け、必要な調査・是正を行っております。 発生可能性   5年以内 ⑫ 情報セキュリティ 内容   当社グループでは、事業遂行に関連して顧客の情報や営業上の秘密情報等を保有しているほか、様々な情報システムを活用し、サービスの提供や業務の遂行を行っております。そのため、サイバー攻撃や社内データベースの悪用等による顧客の情報や営業上の秘密情報の漏えい、破壊・改ざん及び情報システムにおける障害の発生に伴う業務遂行の停止等といった情報セキュリティ事故が発生した際には、当社グループへの信頼の低下、当社グループのブランドの毀損及び訴訟等の多額の費用負担等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策として、情報セキュリティ事故を未然に防止するため、情報セキュリティの推進体制整備と役職員への啓発や訓練、社内ネットワークに関する監視機能の強化や情報へのアクセスの制限等を実施しております。また、当該リスクが発生した場合には、その適切な対応を行うことは勿論のこと、原因解析や影響範囲の調査を行い、再発防止並びに防御の最適化を図る体制をとっております。 発生可能性   5年以内 ⑬ 事故 内容   当社グループが運営するテーマパークを含むリゾート全体における製品やサービスは、安全を最優先に考え、設計されております。しかしながら、万一の事故(火災の発生、建築物や装飾物の落下、食中毒、食物アレルギー申告ゲストへの対応不備等)により、ゲストに重大な危害が加わる事態が発生した場合には、安全を最優先する当社グループへの信頼の低下、当社グループのブランドの毀損及び訴訟等の多額の費用負担等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策   当該リスクへの対応策として、重大な事故の発生を未然に防止するため、安全に関する法令及び当社グループが定めた規定・基準・マニュアルの遵守に努め、定期的に所管部門以外の組織による監査を行っております。 発生可能性   5年以内
経営成績の分析 (MD&A)6,373字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (財政状態の状況) 当連結会計年度末における財政状態とそれらの要因は次のとおりです。 (資産) 当連結会計年度末の資産の部合計は、1,629,076百万円(前期末比13.2%増)となりました。 流動資産は、現金及び預金の増加などにより、675,214百万円(同28.5%増)となりました。 固定資産は、建設仮勘定の増加などにより、953,862百万円(同4.5%増)となりました。 (負債) 当連結会計年度末の負債の部合計は、529,055百万円(同14.7%増)となりました。 流動負債は、1年内償還予定の社債の減少などにより、206,385百万円(同12.5%減)となりました。 固定負債は、社債の増加などにより、322,670百万円(同43.3%増)となりました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産の部合計は、利益剰余金の増加などにより、1,100,021百万円(同12.5%増)となり、自己資本比率は67.5%(同0.4ポイント減)となりました。 (経営成績の状況) 当連結会計年度は、東京ディズニーシーの8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」が通期稼働し、「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」を年間を通じて開催、また夏の新規スペシャルイベント「サマー・クールオフ at Tokyo Disney Resort」や、10年ぶりにパレードを刷新した「ディズニー・クリスマス」などの季節感あふれるスペシャルイベントを展開いたしました。テーマパーク入園者数は前年同期とほぼ同様となり、ゲスト1人当たり売上高は増加いたしました。また、ホテル事業においては、客室単価が増加したことや東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルが通期稼働したことなどにより宿泊収入が増加しました。 一方、人件費や諸経費をはじめとするコストは増加いたしました。 これらの結果、売上高は704,539百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は168,413百万円(同2.1%減)、経常利益は169,641百万円(同2.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は121,881百万円(同1.8%減)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりです。 (テーマパーク) テーマパーク事業においては、入園者数は前年同期とほぼ同様となったものの、ゲスト1人当たり売上高が増加したことなどから、売上高は568,345百万円(前年同期比2.9%増)となりました。 売上高は増加したものの、各費用の増加などにより、営業利益は130,488百万円(同7.1%減)となりました。 (ホテル) ホテル事業は、主に宿泊収入が増加したことにより、売上高は119,049百万円(前年同期比7.8%増)となりました。 各費用は増加したものの、売上高の増加により営業利益は36,851百万円(同20.9%増)となりました。 (その他) 売上高は17,144百万円(前年同期比2.3%増)となりました。 売上高は増加したものの、各費用の増加などにより、営業利益は481百万円(同22.9%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスになったものの、営業活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローがプラスになったことから、236,132百万円(前期末残高188,391百万円)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、181,281百万円(前年同期195,388百万円)となりました。前年同期に比べ、収入が減少した要因は、消費税の支払額の増加などによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、△172,096百万円(同△253,140百万円)となりました。前年同期に比べ、支出が減少した要因は、定期預金の払戻による収入の増加などによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、38,556百万円(同△26,872百万円)となりました。前年同期に比べ、支出が減少した要因は、自己株式の取得による支出の減少などによります。 ③ 販売の実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) テーマパーク   568,345   102.9 ホテル   119,049   107.8 報告セグメント計   687,395   103.7 その他   17,144   102.3 合計   704,539   103.7 a.テーマパーク 区分   金額(百万円)   前年同期比(%) アトラクション・ショー収入   289,547   102.3 商品販売収入   167,315   103.2 飲食販売収入   98,367   106.0 その他の収入   13,115   92.8 合計   568,345   102.9 (東京ディズニーランド及び東京ディズニーシーの入園者数) 区分   人数(千人)   前年同期比(%) 入園者数   27,534   99.9 b.ホテル 区分   金額(百万円)   前年同期比(%) ディズニーホテル   109,632   108.0 その他   9,417   104.8 合計   119,049   107.8 c.その他 区分   金額(百万円)   前年同期比(%) イクスピアリ事業   6,221   105.8 モノレール事業   6,322   102.4 その他   4,599   97.8 合計   17,144   102.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 財政状態及び経営成績に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態に関する認識及び分析・検討内容) (資産の部) 当連結会計年度は、現金及び預金が増加したことなどにより、流動資産が増加しました。 なお、当連結会計年度の設備投資額は862億円となりました。セグメント毎の設備投資額(有形固定資産・無形固定資産・長期前払費用)は以下のとおりです。 (単位:億円) 項目   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   増減   主な増減要因 テーマパークセグメント   594   750   155 東京ディズニーランド   331   447   116   『シュガー・ラッシュ』の世界を舞台としたアトラクション、スペース・マウンテン、更新改良の増 東京ディズニーシー   591   175   △415   前年同期に発生した、その他から東京ディズニーシーへの振替による減 その他   △328   127   455   前年同期に発生した、その他から東京ディズニーシーへの振替による増 ホテルセグメント   82   27   △54   ファンタジースプリングスの開発の減 その他   226   84   △141   クルーズ事業の減 消去又は全社   △1   △0   1 合計   902   862   △39 (負債の部) 当連結会計年度は、社債が増加したことなどにより、固定負債が増加しました。 (純資産の部) 当連結会計年度は、利益剰余金が増加したことなどにより、純資産は増加しました。 (経営成績に関する認識及び分析・検討内容) 当連結会計年度においては、東京ディズニーシーの8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」が通期稼働したほか、「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」を年間を通じて開催いたしました。また夏の新規スペシャルイベント「サマー・クールオフ at Tokyo Disney Resort」や、10年ぶりにパレードを刷新した「ディズニー・クリスマス」などの季節感あふれるスペシャルイベントを展開し、ご好評をいただきました。テーマパーク入園者数は前年同期とほぼ同様となりましたが、ゲスト1人当たり売上高は増加いたしました。また、ホテル事業においては、客室単価が増加したことなどから、ディズニーホテルの宿泊収入が増加いたしました。 それらの結果、売上高は増加し、過去最高となりました。 売上高は増加したものの、人件費や諸経費の増などにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前年同期から減少いたしました。 セグメントごとの要因は次のとおりです。 (テーマパーク) テーマパーク事業においては、東京ディズニーシーの8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」が通期稼働したほか、東京ディズニーリゾートにダッフィーが登場して20周年を迎えることを記念して「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」を年間を通じて開催いたしました。また、両パークにおいて夏を爽快にお楽しみいただける新規スペシャルイベント「サマー・クールオフ at Tokyo Disney Resort」を実施するとともに、涼しい時間帯の夏のパークをお楽しみいただけるよう夏期限定で夜間券の取り扱いを拡充するなど、夏でも快適にお楽しみいただけるよう工夫を凝らしました。東京ディズニーランドでは、スペシャルイベント「ディズニー・クリスマス」のパレードを10年ぶりに刷新し、東京ディズニーシーでは1月より新たなエンターテイメント「ダンス・ザ・グローブ!」を開始するなど、新規コンテンツが好評を得ました。一方で、前年同期にスペース・マウンテンなどの人気アトラクションのクローズ前需要があったことなどから、テーマパーク入園者数は前年同期とほぼ同様となりました。ゲスト1人当たり売上高については、アトラクション・ショー収入、商品販売収入、飲食販売収入、すべてのカテゴリーで増加し、過去最高の水準となりました。それらの結果、前年同期と比較し増収となりました。 売上高は増加したものの、前年同期と当期の業績賞与等の差額や2025年4月に行った従業員の賃金改定による人件費の増、メンテナンス費やシステム関連費用をはじめとする諸経費の増などにより、営業利益は減少いたしました。 (ホテル) 需要に応じたレベニューマネジメントを実施したことによる客室単価の増や東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルが通期稼働したことなどにより宿泊収入が増加したため、売上高は増加いたしました。 人件費や諸経費が増加したものの、売上高の増加により、営業利益は増加いたしました。 (その他) イクスピアリ事業の売上高が増加したことなどにより、増収となりました。 一方で、各費用が増加したことにより、営業利益は減少いたしました。 ② 中長期的な目標に照らした経営者の分析・評価 当社グループは、2025年4月に、2035年度までの長期経営戦略を発表いたしました。2035長期経営戦略では、「持続的成長に向けた事業構造の進化と最適資本構成の追求による企業価値の向上」を方針に掲げ、財務目標としては、2029年度時点で営業キャッシュ・フロー3,000億円レベル、2035年度時点で売上高1兆円以上を掲げています。 事業を通じた成長として、テーマパーク事業では、テーマパークの魅力向上を目的として、2027年に開業予定のディズニー映画『シュガー・ラッシュ』の世界を舞台としたアトラクションの開発や、スペース・マウンテンとその周辺エリアを一新する開発を着実に推進いたしました。また、快適性や利便性の向上を目的として、東京ディズニーシーにおけるエントランスの環境改善に向けたリニューアル工事を開始したほか、夏期におけるパーク環境の改善を行いました。 ホテル事業については、レベニューマネジメントへの取組みや、スペシャルイベントと連動した期間限定客室の販売などを行った結果、高い客室稼働率の維持を実現しました。 クルーズ事業については、スピード感をもって事業化を進め、将来にわたってクルーズ船の経営・運営を専門的かつ機動的に行うことを目的に、子会社「株式会社オリエンタルランド・クルーズ」の設立を決議いたしました。 2025年度は、過去最高の連結売上高を達成し、連結営業キャッシュ・フローは過去2番目の実績となりました。引き続き、連続的な成長投資の手を緩めず、2029年度と2035年度の財務目標達成に向け、全社の成長に向けた取組みを着実に実施していきます。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、236,132百万円(前期末残高188,391百万円)となりました。各キャッシュ・フロー分析は次のとおりです。 営業活動によるキャッシュ・フローは、181,281百万円(前年同期195,388百万円)となりました。前年同期に比べ、収入が減少した要因は、消費税の支払額の増加などによります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、△172,096百万円(同△253,140百万円)となりました。前年同期に比べ、支出が減少した要因は、定期預金の払戻による収入の増加などによります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、38,556百万円(同△26,872百万円)となりました。前年同期に比べ、支出が減少した要因は、自己株式の取得による支出の減少などによります。 今後の当社グループの事業活動における資金需要の主なものとしては、東京ディズニーランドにおける『シュガー・ラッシュ』の世界を舞台としたアトラクション(2027年春開業予定、投資予算額 約295億円)及びスペース・マウンテンと周辺エリアの一新(2027年開業予定、投資予算額 約705億円)、並びにクルーズ事業(2028年度就航予定、投資予算額 約3,300億円)を予定しております。 当社グループの事業活動を行う上で必要となる運転資金及び設備投資資金については、営業活動によるキャッシュ・フローを主とした内部資金を主な財源とし、必要に応じて金融機関等からの借入や、社債発行等による資金調達も検討いたします。 なお、2028年度に就航予定のクルーズ事業を中心とする今後の設備投資資金に充当するために、2024年9月に新たに設定した3,000億円の社債の発行登録枠を使い、2025年10月に1,000億円の無担保普通社債を発行いたしました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。