概要
株式会社ギミックは、医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」を中核とする医療特化型プラットフォーム企業である。患者と医師のマッチングを目的に、医師への取材記事を集積・提供し、月額課金モデルで収益を得る。2025年3月期の売上高は36億円、営業利益3億円。2025年12月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。従業員数は323名。
単一セグメントで構成される医療プラットフォーム事業
当社の報告セグメントは「医療特化型プラットフォーム事業」の単一である。この事業は、患者と医療機関のマッチングを主目的とするサービス群で構成される。中心は医師紹介サイト「ドクターズ・ファイル」で、月額課金(ストック収入)により安定的な収益基盤を形成する。さらに、年1回発行の医療情報マガジン「頼れるドクター」、転職支援サービス「ドクターズ・ファイル エージェント」、院内業務DXツールなど多様なプロダクトを展開し、クロスセルにより顧客単価を拡大する戦略を採る。
ストック収入が70%超の収益構造
2026年3月期の売上構成比は、「ドクターズ・ファイル」が70.7%(ストック収入)、「頼れるドクター」が21.0%(リピート収入)、その他プロダクトが8.3%である。ドクターズ・ファイルの解約率は1%未満と低く、安定した継続収益を得ている。一方、頼れるドクターは継続率75.7%と高く、紙媒体という特性からインターネット非慣れ層へのリーチが可能。両サービスの併用が多く、顧客の離脱を防ぎながら取引額を拡大するビジネスモデルである。
全国36エリアに広がる地域密着型展開
本社は東京都渋谷区。営業拠点として名古屋支社(2016年開設)、関西支社(2017年)、福岡支社(2020年)を置く。医療情報マガジン「頼れるドクター」は2026年3月末時点で全国36版(19都府県)を発行し、地域ごとの医療機関情報を提供。ドミナント戦略により特定エリアでのシェア獲得を進め、全国のクリニック市場に対する「ドクターズ・ファイル」のシェアは4.4%(2026年3月末)と成長余地が大きい。
約3.1万院との取引実績が生む参入障壁
創業以来、累計で約3.1万院(解約含む)の医療機関に取材・サービス提供を行ってきた。この過程で蓄積された医師取材のノウハウやコンテンツ制作力は競争優位の源泉であり、他社が模倣するのは容易ではない。また、厚生労働省の医療広告ガイドラインを遵守した情報提供体制を構築しており、信頼性の確保がプラットフォームの価値を高めている。2025年9月には取材記事数が3万件を突破し、情報資産の拡充が進む。
業界の中での役割は医療情報プラットフォーム提供者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ドクターズ・ファイル | 27億円 | 71.1% | — | — |
| 頼れるドクター | 8億円 | 21.1% | — | — |
| その他(注) | 3億円 | 7.9% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01医療機関(クリニック・病院)主力
医療特化型プラットフォーム事業として、患者と医療機関のマッチングサービスを提供。「ドクターズ・ファイル」を中心に、月額課金型で医療情報を提供。
- ドクターズ・ファイル
- 医療情報サイト。医師へのインタビューに基づく詳細な情報を提供し、患者の医療機関選択を支援。
- 頼れるドクター
- 地域別医療情報マガジン。年1回発行。
- ホスピタルズ・ファイル
- 病院版医療情報サイト。地域医療連携を支援。
02医療機関(人材・マネジメント)準主力
医療機関の課題解決に向け、人材紹介、人事評価システム、院内コミュニケーションツールなどを提供。
- ドクターズ・ファイル エージェント
- 医療職向け転職支援サービス。
- ドクターズ・ファイル クリニコ
- クリニック専用人事評価システム。
- ドクターズ・ファイル メディパシー
- 医療機関専用情報共有アプリ。
03医療機関(患者予約・業務効率化)副次
患者予約管理システムや医療連携プラットフォームなど、医療機関の業務効率化を支援するサービスを提供。
- ドクターズ・ファイル アポ レジタス
- LINE連携型予約管理システム。
- D-Search
- 医療連携プラットフォーム。紹介先検索や情報発信機能を提供。
- 医療連携を大切にしている病院
- 医療連携ガイドブック。
- メディカライアンスデー
- 医療連携イベント。
製品と技術
医師の客観情報を集積する「ドクターズ・ファイル」
「ドクターズ・ファイル」は、当社の中核的プロダクトである。患者が医療機関を選ぶ際の「不(不安・不信・不便)」を解消するため、医師への詳細なインタビューを通じて作成したレポートをWeb上に集積・公開する。第三者の立場で制作されるため、集患目的の広告とは一線を画し、客観性を重視。2026年3月時点の累計取材記事数は3万件を超え、月額課金(定価3.5万円〜)で提供する。解約率は0.81%(2026年3月末)と極めて低く、ストック収益の安定性を支える。
紙媒体で高齢層にリーチする「頼れるドクター」
「頼れるドクター」は、年1回発行の地域医療情報マガジンである。書店販売のほか、医療機関や薬局などへの無料配本で配布される。内容はドクターズ・ファイルと同様の医師紹介記事が中心で、Web版と連携。スマートフォンに不慣れな高齢層へのリーチや、偶発的な閲読による発見を促す特徴を持つ。2026年3月期は全国36版を発行し、継続率75.7%と高い。収益は医療機関からの掲載料(1ページ28万円〜)で、ドクターズ・ファイルとのクロスセルが進む。
病院とクリニックの連携を支援する「ホスピタルズ・ファイル」
100床以上の病院向けに「ホスピタルズ・ファイル」を提供する。ドクターズ・ファイルと同様に患者への情報提供を行う一方、クリニックが患者を紹介する際の連携機能も備える。地域医療連携の社会的課題に対応し、病院と診療所の情報格差を埋める役割を担う。月額課金で提供され、医療連携ガイドブックやイベント「メディカライアンスデー」との組み合わせで、病院の参加動機を高めている。
人事・マネジメント領域の「クリニコ」「エージェント」
「ドクターズ・ファイル クリニコ」はクリニック専用の人事評価・人材マネジメントシステム。医師が抱える人材定着やスタッフ評価の課題を解決する。年間利用料のストック型。また「ドクターズ・ファイル エージェント」は医療職向け転職支援サービスで、ドクターズ・ファイルの取材情報を活かし、求職者に医療機関の詳細な情報を提供する点が差別化要素。紹介手数料で収益を得る。
院内DXを加速する「メディパシー」「アポ レジタス」
「ドクターズ・ファイル メディパシー」は医療機関専用の情報共有アプリで、スタッフ間のコミュニケーションを円滑化。2026年3月末時点で2,275件の医療機関が導入する。一部無料で提供し、導入拡大を図る。「ドクターズ・ファイル アポ レジタス」はLINE連携の予約管理システムで、患者が日常的に使うLINEから予約可能。これら院内業務DX製品群は、クロスセルにより既存顧客への追加販売が期待される分野である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
小規模サービス企業、収益改善途上
ギミックはサービス業に属し、人材派遣・紹介などを事業とする。売上高は2026年3月期予想で38億円と、同業のジンジブやマテリアルグループと同程度の小規模企業。営業利益率は8.3%から13.2%へ改善傾向にあるが、依然として低水準。業界内では特定の職種や地域に特化することで差別化を図っている可能性がある。
強み
- 営業利益率が前期8.3%から13.2%へ大幅改善。コスト管理が奏功。
- 売上高は前期比12.5%増、今期5.6%増と緩やかながら成長。
- 特定業種や地域に特化することで大手との競合を回避。
- 人手不足を背景に人材サービス需要は堅調。追い風。
課題
- 売上高38億円と小規模。大手人材会社との競争で劣勢。
- 13%台でも業界平均比で低く、さらに改善が必要。
- 成長率が鈍化傾向(12.5%→5.6%)。新規事業展開が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がギミック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9561グラッドキューブ | 37億円 | 66.8倍 |
| 2 | 6193バーチャレクス・ホールディングス | 37億円 | — |
| 3 | 7044ピアラ | 37億円 | 28.1倍 |
| 4 | 475Aギミック | 36億円 | 9.6倍 |
| 5 | 6034MRT | 36億円 | 63.4倍 |
| 6 | 9235売れるネット広告社グループ | 36億円 | — |
| 7 | 4705クリップコーポレーション | 36億円 | — |
| 8 | 7072インティメート・マージャー | 35億円 | 20.2倍 |
| 9 | 6578コレックホールディングス | 35億円 | 86.9倍 |
| 10 | 7078INCLUSIVE Holdings | 35億円 | — |
| 11 | 9339コーチ・エィ | 34億円 | 34.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
地域情報メディアから医療特化へ転換した2003〜2009年
2003年12月、神奈川県川崎市麻生区で株式会社リクルーティング・ギミック(現・株式会社ギミック)を設立。当初は地域情報メディア事業を目的とし、2004年10月には田園都市エリアの地域情報サイト「田園都市ドットコム」をリリース。2006年10月に同サイト内で医療情報コーナー「田園都市ドクターズ・ファイル」を開始したことが、後の主力事業の原点となる。2008年7月には医療情報マガジン「田園都市の頼れるドクター」を創刊し、紙媒体への展開も始めた。
「ドクターズ・ファイル」への一本化と社名変更(2009〜2012年)
2009年9月、医療情報サイトを「ドクターズ・ファイル」としてリニューアルし、田園都市版に加え世田谷版をリリース。地域密着から全国展開への布石となる。2011年10月には社名を「株式会社ギミック」に変更し、医療情報事業への集中を明確化。同年12月には動物病院情報サイト「動物病院ドクターズ・ファイル」を開始し、ペット医療分野にも進出。2012年4月には事業拡大のため東京都渋谷区へ本社移転。
エリア拡大と新サービス投入の2016〜2019年
2016年2月、初期の地域サイト「田園都市ドットコム」を終了。同月には医療連携プラットフォーム「D-Search」をリリースし、診療所と病院の連携支援に乗り出す。同年4月に名古屋支社、2017年4月に関西支社を開設し、首都圏以外のエリア開拓を加速。2016年7月には病院版「ホスピタルズ・ファイル」を公開。2018年6月に医療系求人サイト「ドクターズ・ファイル ジョブズ」、2019年1月にホームページ制作サービス「リンク」と予約管理システム「アポ」を投入し、サービスの多角化が進んだ。
全国代理店網とHR領域への進出(2019〜2021年)
2019年3月、ドクターズ・ファイルの全国展開に伴い代理店との連携を開始。同年12月には医療職向け転職支援「ドクターズ・ファイル エージェント」を提供開始し、HR領域へ参入。2020年5月に福岡支社を開設し、九州エリアのカバレッジを強化。2021年7月にはLINE連携型予約管理システム「アポ レジタス」をリリースし、患者の予約動線をより身近なプラットフォームへと拡張した。
院内業務DXと経営支援サービスへの拡充(2022〜2024年)
2022年11月、クリニック向け人事評価・人材マネジメントシステム「クリニコ」を提供開始。2023年4月には医療機関専用の情報共有アプリ「メディパシー」、同年12月には経営情報メディア「クリニック未来ラボ」と「開業医白書2023」を公開。2024年11月には医療連携ガイドブックを発行し、地域医療連携分野でのプレゼンスを高めた。これらの取り組みにより、単なる情報提供から、医療機関の運営・経営支援へと事業領域を広げた。
東証スタンダード上場とAI導入による生産性革新(2025年以降)
2025年9月、初の医療連携イベント「メディカライアンスデー2025」を開催。同年12月、東京証券取引所スタンダード市場に上場し、資本基盤を強化。2026年1月には書籍「メディカライアンス」を発行。上場と並行して、2025年4月に「ドクターズ・ファイル」専用AIを導入し、コンテンツ制作工程を従来の平均7日から2日に短縮。生産性向上による収益性改善を進めている。
年表29件を開く
2000年代
- 2003年12月創業神奈川県川崎市麻生区で地域情報メディア事業を目的として株式会社リクルーティング・ギミック(現当社)設立
- 2004年10月田園都市エリア地域情報サイト「田園都市ドットコム」リリース
- 2006年10月田園都市ドットコムの医療情報として「田園都市ドクターズ・ファイル」リリース
- 2008年7月医療情報マガジン「田園都市の頼れるドクター」創刊
- 2009年9月医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」としてリニューアルし、田園都市版、世田谷版をリリース
2010年代
- 2011年10月商号変更株式会社ギミックへ社名変更
- 2011年12月動物病院情報サイト「動物病院ドクターズ・ファイル」リリース
- 2012年4月事業拡大を目的として、東京都渋谷区へオフィス移転
- 2013年11月医療情報マガジンを「頼れるドクター」に名称変更
- 2016年2月「田園都市ドットコム」サービス終了 医療連携プラットフォーム「D-Search」リリース
- 2016年4月事業のエリア拡大を目的として、名古屋支社開設
- 2016年7月病院版医療情報サイト「ホスピタルズ・ファイル」リリース
- 2017年4月事業のエリア拡大を目的として、関西支社開設
- 2018年6月医療系求人情報サイト「ドクターズ・ファイル ジョブズ(JOBS)」リリース
- 2019年1月クリニック専用 ホームページ制作サービス「ドクターズ・ファイル リンク(LINK)」リリース
- 2019年1月クリニック専用 WEB予約管理システム「ドクターズ・ファイル アポ(APPO)」リリース
- 2019年3月ドクターズ・ファイル全国展開にともない、全国代理店との連携を開始
- 2019年12月医療職向け転職支援サービス「ドクターズ・ファイル エージェント(Agent)」提供開始
2020年代
- 2020年5月事業のエリア拡大を目的として、福岡支社開設
- 2021年7月LINE連携型予約管理システム「ドクターズ・ファイル アポ レジタス」リリース
- 2022年11月クリニック専用 人事評価/人材マネジメントシステム「ドクターズ・ファイル クリニコ(CLINICO)」提供開始
- 2023年4月医療機関専用 情報共有アプリ「ドクターズ・ファイル メディパシー(medipathy)」提供開始
- 2023年12月クリニック経営情報メディア「クリニック未来ラボ」提供開始
- 2023年12月開業医調査レポート「開業医白書2023」を初公開
- 2024年11月医療連携ガイドブック「東京・神奈川の医療連携を大切にしている病院 2024‐2025」提供開始
- 2024年12月ドクターズ・ファイル編集部執筆による書籍「クリニック未来予想図2035」(プレジデント社)発行
- 2025年9月医療連携イベント「メディカライアンスデー(MedicallianceDAY)2025」初開催
- 2025年12月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
- 2026年1月ドクターズ・ファイル編集部 ホスピタルズ・ファイル編集部執筆による書籍「メディカライアンス」(プレジデント社)発行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
医療機関取引数拡大
医療機関向けプラットフォーム「ドクターズ・ファイル」の顧客数を増やすため、営業チャネルが整備されたエリアに集中するドミナント戦略を徹底し、解約率を低く維持しながら顧客獲得を推進する。
- 02
クロスセル商材による取引額拡大
獲得した顧客基盤を活用し、カスタマーサクセスを含む営業部門が継続的に接触して顧客ニーズを把握し、「頼れるドクター」などのクロスセル商材を提案することで、取引額の拡大を図る。
- 03
生産性向上による収益性改善
コンテンツ制作工程に専用AIを導入し、制作期間を平均7日から2日に短縮。品質を維持しつつ、AIやシステム活用による業務効率化と広告宣伝費の有効活用で生産性を中長期的に向上させる。
- 04
優秀な人材獲得と先行投資
事業成長のため、プロダクト企画・開発人材を中心に優秀な人材を新卒・中途で積極採用。プラットフォーム機能拡張やブランディング、マーケティングへの先行投資を継続し、中長期的な成長を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は38億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.6%、利益が+66.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 41億円 | 38億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 5億円 |
| 純利益 | 2億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、売上は25億円から38億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は13.2%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 25 | — | 1 | — | 1 |
| 2023年3月 | 28 | — | −1 | — | −1 |
| 2024年3月 | 32 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2025年3月 | 36 | 3 | 3 | 8.3 | 2 |
| 2026年3月 | 38 | 5 | 4 | 13.2 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高38億円のうち、営業利益として残るのは5億円で13.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の7.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金18.4%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金71.1%27億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.2%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は21億円で、売上の6.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 2 | 0 | −2 | 2 | 4 |
| 2025年3月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 4 |
| 2026年3月 | 4 | 0 | 12 | 4 | 21 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は33億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は73.3%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 11 | 2 | 9 | 21.2 |
| 2023年3月 | 15 | 3 | 12 | 21.3 |
| 2024年3月 | 16 | 5 | 11 | 32.9 |
| 2025年3月 | 16 | 7 | 9 | 43.7 |
| 2026年3月 | 33 | 24 | 9 | 73.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中105位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中315位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥692で、1年前と比べて-40.7%。過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.6倍 |
| PER (会社予想) | 15.6倍 |
| PBR | 1.47倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1年で半値(-50.1%)と大幅安。直近1カ月も-10.0%で、7月17日に585円まで下落し、52週安値563円に接近。25日線(620円)を6%下回り、75日線(748円)からは22%乖離。7月17日に8万4900株と急増した出来高はその後2万株未満に減少しており、売り一巡後は下げ渋る場面も見られる。ただしRSIは34と売られすぎ圏で、反発余地はあるが下降トレンドは継続中。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERが8.1倍と業界平均22.6倍を下回り、PBRは1.24倍と業界平均3.17倍を大きく下回る。ROEは19.6%と高水準。一方、配当利回りは非開示で、株主還元は不明。業績は売上高・利益とも増加傾向にあり、収益性は良好。総合的に見てバリュエーションは割安だが、配当がない点が評価を下げる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.6倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 15.6倍 | — |
| PBR | 1.47倍 | 3.51倍 |
| ROE | 19.6% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
イベント需要は回復傾向にあり、2025年3月期は増収増益に転じた。強気派は、2026年3月期の高収益見通しと成長性を評価する。一方、弱気派は、株価が1年で半減したこと(-50%)から、市場の期待が低下していると見る。また、イベント業界は景気敏感で、広告費削減の影響を受けやすい。過年度の赤字もあり、収益の安定性が焦点。
- 高収益への転換
2026年3月期、営業利益率13.16%の見通しと急改善
- 増収基調
売上高は2023年28億円から2025年36億円へ拡大
- 低PERで割安
PER8.1倍、ROE19.6%と資本効率も良好
- 営業利益3→5億円の66%増FY2026/3影響強
営業利益3億→5億円、営業利益率も8.3%→13.2%へ改善
- 売上高36→38億円で増収維持FY2026/3影響中
売上高36億→38億円。増収と利益率改善で最高益
- PER8.07倍・ROE19.6%の割安継続影響中
PER8.1倍に対しROE19.6%と高収益。バリュー投資の対象
- 外国人持株10.96%で需要回復の波不定影響弱
外資の選好が戻れば物色されやすく、株価反転の起爆剤
- 株価の大幅下落
過去1年で株価が50%下落し、市場の信頼を失っている
- 収益の不安定さ
2023年3月期は赤字を計上し、業績が変動しやすい
- 景気敏感業種
企業の広告・イベント予算は景気に連動しやすく、低迷時は打撃
- 株価が1年で▲50%と暴落継続影響強
増益にもかかわらず株価半減。需給悪化や成長懸念が優勢
- 売上高増収率が12.5%→5.6%に減速FY2026/3影響中
売上高の伸びが鈍化し、成長ピークアウトを警戒
- 無配当で株主還元が手薄通年影響弱
配当利回り0%、自社株買いもなく、下値支援に欠ける
- 決算発表後に業績予想の開示が無く不透明決算発表後影響中
フォワードPERが不明で、ファンダメンタルズの可視性が低い
- 受注高・受注残
- 将来の売上高の先行指標となるため
- 営業利益率
- 高収益体質の持続性を確認するため
- 既存顧客からのリピート率
- 顧客満足度と安定した事業基盤の有無を測るため
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,670人。区分でいちばん多いのは個人・その他で41.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.4%を占め、残る59.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2026年3月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 41.3 |
| 事業法人 | 36.0 |
| 外国法人 | 9.4 |
| 証券会社 | 7.3 |
| 金融機関 | 4.4 |
| 外国人個人 | 1.6 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位11者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社Y-Blood | 34.38 |
| 02 | 横嶋 大輔 | 12.07 |
| 03 | THE BANK OF NEW YORK 134088(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 5.67 |
| 04 | 松井証券株式会社 | 4.22 |
| 05 | ギミック従業員持株会 | 2.74 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.70 |
| 07 | 株式会社SBI証券 | 2.30 |
| 08 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN(LUXEMBOURG)SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 2.29 |
| 09 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.70 |
| 10 | Malcolm F.MacLean IV | 1.43 |
| 11 | 増山 太郎 | 1.43 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+303%、1株純資産は5期で+592%。直近期のROEは19.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 18 | 67 | 30.9 |
| 2023年3月 | −23 | 47 | — |
| 2024年3月 | 22 | 71 | 20.6 |
| 2025年3月 | 49 | 124 | 31.2 |
| 2026年3月 | 72 | 463 | 19.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額145百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 横嶋大輔 | 代表取締役社長 兼 社長執行役員 CEO | 61 | 2,431,800 |
| 牧綾子 | 取締役 兼 専務執行役員 COO | 51 | 10,000 |
| 松永恵倫 | 取締役 兼 専務執行役員 CRO,CHRO | 51 | 10,000 |
| 佐川恵一 | 取締役 | 60 | — |
| 清水真紀子 | 取締役 | 50 | — |
| 川瀬昭男 | 常勤監査役 | 71 | — |
| 松本高一 | 監査役 | 46 | — |
| 大山陽希 | 監査役 | 47 | — |
| 太田純江 | 常勤監査役 | 52 | — |
| 今井智一 | 監査役 | 48 | — |
| 宮川舞 | — | 51 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 121 | 1 | 122 | 41 |
| 社外取締役 | 6 | 23 | — | 23 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,176字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,523字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,456字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,645字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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