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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

グラッドキューブ

GLAD CUBE Inc.9561 · Growth · サービス業

AIとデータ解析で企業のマーケティングとスポーツDXを支援するテクノロジー企業。

概要

グラッドキューブは2007年に大阪で設立され、2022年に東京証券取引所グロース市場に上場したAI・データ解析技術を基盤とする企業である。マーケティングDX事業とテクノロジー事業の2セグメントで構成され、SaaSプロダクト「SiTest」やスポーツAIメディア「SPAIA」、AIアバター動画サービス「AvaTwin」などを展開する。2025年12月期の連結売上高は約17.6億円、従業員数は106名、本社は大阪市中央区に置く。

二つの事業セグメントとその収益構造

当社は2024年1月よりマーケティングDX事業部とテクノロジー事業部の2事業部制をとる。マーケティングDX事業はSaaS事業とネット広告事業からなり、売上高の約85%を占める。SaaS事業ではウェブ解析ツール「SiTest」を中心に、AI診断や接客機能を追加している。ネット広告事業では企画提案から運用代行までを提供し、両事業の相互リードシェアを図る。テクノロジー事業はDX開発事業とSPAIA事業で構成され、受託開発とスポーツデータメディアを展開する。2025年12月期のセグメント売上高はマーケティングDXが14.96億円、テクノロジーが2.59億円である。

SaaSプロダクト群と顧客接点の拡張

マーケティングDX事業の中核はSaaSプロダクト「SiTest」である。ヒートマップ分析、A/Bテスト、EFO、AI搭載レポート機能を備えたオールインワン型LPOツールとして2013年にリリースされた。その後、ディープラーニングによる自動返信機能(2017年)、ノーコードウィジェット(2024年)など機能を拡張。2025年には「SiTest Engage」と称するAIアバターによる動画接客機能を追加し、さらに生成AI時代の検索に対応する「LLMOA」を提供開始した。2022年にはサイト高速化ツール「FasTest」もリリースされ、これらは既存顧客へのクロスセルを通じて収益拡大を狙う。

テクノロジー事業の柱と米国展開

テクノロジー事業のSPAIA事業は、2016年にスポーツAI予想解析メディア「SPAIA」を提供開始した。プロ野球一球速報や競馬AI予想「SPAIA競馬」を運営し、2025年9月時点で会員数は15万2千393人に達する。2023年にはスポーツデータセンター「DRAGON DATA CENTER」を開設し、データ提供事業を強化。2025年5月には米国デラウェア州に子会社「SPAIA, Inc.」を設立し、米国競馬向けAI予想システム「StableGenius」の開発を進める。DX開発事業では受託開発に加え、AIアバター動画サービス「AvaTwin」を展開し、IRや採用分野で導入が進む。

財務状況と上場後のフェーズ

2022年9月の上場以降、売上高は拡大傾向にある。2023年12月期の売上高は15億円から2025年12月期には17.6億円に増加した。しかし、2025年12月期は営業損失33百万円、親会社株主に帰属する当期純損失31百万円を計上した。これはSPAIA, Inc.への先行投資や受託開発部門の再生コストによるものである。総資産は21.7億円、自己資本は7.1億円。将来の成長に向け、米国市場への進出やAIプロダクトの拡充に注力する。

業界の中での役割は企業のデジタルマーケティングを支援するSaaSプロバイダーおよびスポーツデータ分析サービス事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
18億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
マーケティングDX事業15億円83.3%5億円33.3%
テクノロジー 事業3億円16.7%-3億円-100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01デジタルマーケティング主力

企業のWebサイト改善と広告運用を支援。自社開発のアクセス解析ツール「SiTest」を中心に、ヒートマップ分析、A/Bテスト、EFOなどでコンバージョン率向上を支援。ネット広告代理店として運用代行も行う。

主な製品・サービス4
SiTest
ヒートマップ分析、A/Bテスト、EFO機能を備えたLPOツール。AI搭載レポート機能でサイト改善を支援する。
SiTest AI診断
AIがWebサイトを自動分析し、改善提案を行う拡張サービス。
SiTest Engage
AIアバターによる動画接客機能を提供し、サイト訪問者のエンゲージメント向上を支援するサービス。
LLMOA
生成AI時代に対応したWeb最適化ソリューション。AI検索での引用を促進する。

02スポーツデータ・メディア準主力

AIによるスポーツデータ解析技術を活用し、メディアプラットフォーム「SPAIA」を運営。プロ野球速報や競馬情報などを提供し、「SPAIA競馬」ではサブスクリプション型の競馬予想サービスを提供。

主な製品・サービス3
SPAIA
プロ野球の一球速報などスポーツデータを配信するメディアサイト。
SPAIA競馬
AIによる競馬予想情報を提供する有料会員向けサービス。
DRAGON DATA CENTER
スポーツデータのAI分析システム開発・データ提供サービス。

03DX開発・AIプロダクト副次

企画提案型の受託開発とAIプロダクト開発を提供。AIアバター動画制作ツール「AvaTwin」やアリババクラウドの請求代行サービスを展開する。

主な製品・サービス2
AvaTwin
AIアバターを活用した動画制作プロダクト。IR動画や採用・研修動画などに利用される。
アリババクラウド請求代行サービス
アリババクラウドの利用料金を日本円で請求・支払い代行するサービス。

製品と技術

ウェブマーケティング統合ツール「SiTest」の進化

SiTestは2013年にリリースされたウェブ解析・改善のオールインワンLPOツールである。ヒートマップ分析、A/Bテスト、フォーム最適化(EFO)、AIレポート機能を搭載し、サイト訪問者の行動を可視化する。2017年にはディープラーニングによる自動返信機能、2024年にはノーコードウィジェットを追加。2025年には「SiTest AI診断」により分析から改善提案を自動化し、「SiTest Engage」でAIアバターによる動画接客を実現した。さらに、生成AI検索に対応する「LLMOA」を提供し、SEOからLLMO対策へと領域を拡大している。サイト高速化ツール「FasTest」も併せて提供される。

AIスポーツメディア「SPAIA」とデータセンター

SPAIAはプロ野球の一球速報や競馬AI予想を提供するスポーツメディアプラットフォームである。2016年の開始後、2019年には競馬専用の「SPAIA競馬」をリリースし、サブスクリプション型の情報サービスを展開。2023年に開設したDRAGON DATA CENTERでは、幅広いスポーツデータを基盤にAI分析システムを開発し、国内外のメディアにデータを提供する。2025年9月時点の会員数は15万2千393人。米国子会社では競馬予想システム「StableGenius」を開発中で、完成後は米国市場向けにサービスを開始する予定である。

AIアバター動画サービス「AvaTwin」と多用途展開

AvaTwinは生成AI技術を用いて作成されたAIアバターが動画を自動生成するサービスである。2025年6月に提供を開始し、上場企業のIR支援(決算説明動画、株主総会関連動画)に加え、採用動画や研修動画など企業向けコンテンツ制作に活用される。2025年10月には株式会社プロネクサスと販売協業を開始し、IR分野での販路を拡大した。同サービスはテクノロジー事業のDX開発分野の中核プロダクトとして位置づけられ、受託開発からSaaS型ビジネスへの転換を担う。さらに、アリババクラウドの正規代理店として請求代行サービスも提供している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

SaaS型HR領域で差別化、小幅成長

当社はサービス業に属し、同業他社にはジンジブ、イシン、JSH、ダイブ、マテリアルグループが存在。2024年12月期売上16億円と小規模だが、SaaS型人材サービスで差別化を図る。競合のジンジブやイシンも類似領域だが、当社はクラウド技術活用による効率性を強みとする。2025年12月期予想営業利益率0%と収益性は低く、黒字化が急務。業界内でのプレゼンスは限定的。

強み

  • クラウドベースの人材ソリューションを提供し、顧客の採用・管理効率を向上。
  • 組織が小さく、市場変化に迅速に対応できるフットワークの軽さが強み。
  • 特定業界向けHRサービスに絞り、専門性で差別化を図っている。
  • 売上高が増加傾向にあり、積極的な事業拡大を推進している。

課題

  • 営業利益率がほぼゼロで、早期の黒字化と利益体質への転換が課題。
  • 同業他社も類似サービスを提供しており、明確な優位性の構築が必要。
  • 売上16億円と小規模で、価格競争や投資余力で大手に劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がグラッドキューブ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
1264ASchoo38億円37.0倍
2977838億円80.5倍
39561グラッドキューブ37億円66.8倍
46090ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ37億円17.3倍
57353KIYOラーニング37億円9.4倍
62139中広37億円18.9倍
76193バーチャレクス・ホールディングス37億円
87044ピアラ37億円28.1倍
96034MRT36億円63.4倍
109235売れるネット広告社グループ36億円
11475Aギミック36億円9.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

合同会社として創業し株式会社へ転換した2007-2008年

2007年1月、大阪市生野区に合同会社GLAD CUBEとして設立された。設立当初は少人数で運営され、地域密着型のインターネット広告コンサルティングを提供した。2008年2月に株式会社へ組織変更し、リスティング広告のコンサルティングを正式に事業化した。この組織変更は、個人事業から法人企業としての基盤を確立する重要な転機となり、以後の事業多角化の出発点となった。この後、2011年にマーケティングソリューション事業を開始するまで、広告運用のノウハウを蓄積した。

マーケティングDX事業の拡大とSaaS参入(2011-2013年)

2011年1月、マーケティングソリューション事業(現マーケティングDX事業)を開始した。同年10月にはGoogle Excellent Performer Award最優秀賞を受賞し、広告運用の品質が評価された。2013年4月、東京支社を渋谷区に開設し、首都圏での事業基盤を構築した。同時にSaaS事業としてサイト解析ツール「SiTest」の提供を開始し、広告運用と自社ツールの組み合わせによる顧客支援モデルを確立した。SiTestはヒートマップ分析やA/Bテスト機能を備え、競合との差別化を図り、その後主力プロダクトに成長した。

スポーツデータ事業への進出とNTTグループとの連携(2016-2018年)

2016年9月、スポーツAI予想解析メディア「SPAIA」の提供を開始し、テクノロジー事業の柱を築いた。これにより、マーケティング支援に加えて、コンシューマ向けメディア事業に進出した。2017年にはSiTestにディープラーニングによる自動返信機能を追加し、AI技術の応用を進めた。2018年2月には、MICイノベーション4号ファンド及びNTTインベストメント・パートナーズを割当先とする第三者割当増資を実施し、NTTグループとの取引を開始した。これにより資本基盤が強化され、事業拡大の資金を確保するとともに、NTTグループとの協業関係を構築した。

上場と事業セグメントの再編(2022-2024年)

2022年9月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場により資金調達の選択肢が広がり、ブランド力も向上した。2023年10月にはworkhouse株式会社より一部事業を譲り受け、受託開発の体制を強化。2024年1月には事業セグメントをマーケティングDX事業とテクノロジー事業の2事業部体制に変更し、経営資源を集中させる方針を打ち出した。この期間中、SiTestの機能拡張やAvaTwinの開発など新プロダクトの投入が相次ぎ、2025年のサービスラッシュにつながった。

米国市場への進出と新サービスの集中投入(2025年)

2025年は新サービスの投入が相次いだ年である。2月に縦型ショートドラマ制作サービス「Dra Vis」、4月にスワイプ型ランディングページ作成サービス「SwiPage」、5月に次世代エンゲージメントソリューション「SiTest Engage」、6月にAIアバター動画作成サービス「AvaTwin」、7月にウェブ最適化ソリューション「LLMOA」を相次いでリリースした。5月には米国デラウェア州に海外子会社「SPAIA, Inc.」を設立し、米国競馬市場への参入を準備。9月にはアリババグループと業務提携を開始し、クラウド代理店事業も開始した。

年表26件を開く

2000年代

  • 2007年1月創業合同会社GLAD CUBE設立(大阪府大阪市生野区)
  • 2008年2月株式会社グラッドキューブとして組織変更 リスティング広告のコンサルティングを開始

2010年代

  • 2011年1月マーケティングソリューション事業(現:マーケティングDX事業)を開始
  • 2011年10月Google Excellent Performer Award 最優秀賞受賞
  • 2013年4月東京支社開設(東京都渋谷区) SaaS事業開始 サイト解析ツール「SiTest(サイテスト)」提供開始
  • 2016年5月「SiTest」AIレポート機能を提供開始
  • 2016年9月SPAIA(スパイア)事業開始 スポーツAI予想解析メディア「SPAIA」提供開始
  • 2017年1月「SiTest」ディープラーニングによる自動返信機能を提供開始
  • 2018年2月MICイノベーション4号投資事業有限責任組合及びNTTインベストメント・パートナーズファンド2号投資事業有限責任組合を割当先とする第三者割当増資を実施 NTTグループとの取引開始
  • 2018年12月「SPAIA」アプリ版提供開始
  • 2019年12月競馬AI予想解析メディア「SPAIA AI競馬」(現:SPAIA競馬)提供開始

2020年代

  • 2020年11月「SPAIA AI競馬」アプリ版提供開始
  • 2022年7月サイト高速化ツール「FasTest(ファーステスト)」提供開始
  • 2022年9月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2023年10月グラッドキューブ スポーツデータセンター「DRAGON DATA CENTER(ドラゴンデータセンター)」を開設 workhouse株式会社より、一部の事業を譲受
  • 2024年1月事業セグメントを変更し2事業部体制開始(マーケティングDX事業部、テクノロジー事業部)
  • 2024年3月リスキリングプログラム「リスナビ」の提供開始
  • 2024年6月「SiTest」の新機能「ノーコードウィジェット」提供開始
  • 2025年2月縦型ショートドラマ制作サービス「Dra Vis(ドラビス)」提供開始
  • 2025年4月スワイプ型ランディングページ作成サービス「SwiPage(スワイページ)」提供開始
  • 2025年5月次世代エンゲージメントソリューション「SiTest Engage(サイテストエンゲージ)」提供開始
  • 2025年5月米国デラウェア州に海外子会社「SPAIA, Inc.」を設立
  • 2025年6月AIアバター動画作成サービス「AvaTwin(アバツイン)」提供開始
  • 2025年7月次世代ウェブ最適化ソリューション「LLMOA(エルモア)」の提供開始
  • 2025年9月アリババグループとの業務提携を開始
  • 2025年10月株式会社プロネクサスとAvaTwinの販売協業を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    マーケティングDX事業の新領域開拓

    SaaSプロダクトの機能拡張として「デジタル顧客接点」領域(チャットボット・対話型AI等)に注力し、既存顧客基盤へのクロスセルにより高い成長を目指す。

  2. 02

    AIアバター等のSaaS型ビジネス強化

    テクノロジー事業のDX開発分野でAIアバター(AvaTwin)等を軸に、受託開発からSaaS型ビジネスへの転換を図り、収益基盤を強化する。

  3. 03

    海外スポーツ・競馬市場の開拓

    子会社SPAIA, Inc.を通じ米国市場に進出し、画像解析やAI予測に基づく新コンテンツを提供、成長市場での事業拡大を狙う。

  4. 04

    優秀な人材の確保と育成

    事業拡大に伴い人材の採用・育成を重要な経営課題と位置づけ、各種施策を継続的に実施する。

  5. 05

    迅速な意思決定のための組織体制強化

    主要KPIや財務数値をタイムリーに把握できる体制を構築し、権限委譲により意思決定を迅速化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で106人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は545万円で、3期前と比べて+26.6%平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は4.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2022年12月43132.33.098
2023年12月46733.32.5141
2024年12月54834.23.6121
2025年12月54534.24.2106

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
大阪本社 — 大阪府大阪市 中央区70百万円
全社 マーケティングDX事業・テクノロジー事業
東京支社 — 東京都港区16百万円
マーケティングDX事業・テクノロジー事業
主な関係会社
  • 海外
    SPAIA, Inc.(注)4
    米国 デラウェア州
    議決権96.7%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    函館税関 150 周年広報動画制作請負契約
    財務省 · 2022-08-05
    30万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は18億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+12.5%。

売上高
+12.5%
18億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +18.8%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高18億円18億円
営業利益0億円0億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は9億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4125.01
2023年2Q300.00
2023年3Q400.00
2023年4Q40
2024年1Q400.00
2024年2Q4−1−25.0−1
2024年4Q8−5
2025年2Q900.0−1
2025年4Q900.01
2026年2Q900.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年12月期からの8期で、売上は5億円から18億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年12月500
2019年12月711
2020年12月911
2021年12月1232
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2022年12月1553
グラッドキューブ スポーツデータセンター「DRAGON DATA CENTER(ドラゴンデータセンター)」を開設 workhouse株式会社より、一部の事業を譲受
2023年12月1511
2024年12月16−3−6
米国デラウェア州に海外子会社「SPAIA, Inc.」を設立
2025年12月18000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高18億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.3%6億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金72.2%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
66.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比16.2pt
-4.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は14億円で、売上の9.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年12月30238
2021年12月400412
2022年12月208222
2023年12月−1−63−717
2024年12月0−10−117
2025年12月00−3014

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年12月期の総資産は22億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は33.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年12月71611.1
2019年12月82619.7
2020年12月1321119.0
2021年12月2051523.0
2022年12月29131645.3
2023年12月32141842.7
2024年12月2681829.2
2025年12月2271533.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
14億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
0億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
15億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
22
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中180位あたり、逆に低いのはROE534社中505位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-4.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
33.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥434で、1年前と比べて-35.4%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥434+2.1%1ヶ月+5.9%1年-35.4%時価総額37億円
過去52週の値幅
安値¥385高値¥760

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)66.8倍
PER (会社予想)72.5倍
PBR4.83倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月17日に404円と前日比-5.83%と急落。8月14日には429円と直近高値をつけたが、その反動で売りが優勢。1カ月では-2.65%と軟調。52週高値831円からは約51%下落し、200日線(440.74円)を下回る。25日線(408.44円)と75日線(416.89円)も下回る。出来高は8月17日に66,800株と増加。RSI50で中立。週足では下げ止まりの兆しも、戻りは限定。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは黒字だが赤字転落により算出不能で、PBR 4.39倍は同業平均3.17倍を上回り割高。ROEはマイナスで収益性が悪化。配当は無配。今期業績は売上高微増も営業利益ゼロと低調。収益力の回復が見込めず、投資不適格の状況です。

指標この会社業種平均
PER (実績)66.8倍23.4倍
PER (予想)72.5倍
PBR4.83倍3.51倍
ROE-4.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長投資が実を結ぶか、それとも収益改善が遅れるかが投資論点。2023年まで黒字だったが、2024年12月期に赤字転落。2025年には利益回復見込みだが、達成リスクがある。強気派は、赤字の原因が先行投資であり、売上拡大で利益率が改善すると見る。弱気派は、競争激化により計画通りの収益化が困難と懸念する。

プラスに働く材料7
  • 先行投資の回収局面

    2025年は売上増とコスト抑制で営業利益黒字化計画。

  • 売上拡大トレンド

    2023年15億→2024年16億→2025年18億と増収継続。

  • 低評価なら買い場

    PBR4.39倍、赤字だが資産価値はある。

  • 2024年度の大幅損失からの回復、2025年度黒字化決算発表後影響

    2024年度純損失6億円から2025年度予想0億円、改善進捗次第で見直し

  • 売上高3期連続増収(15→16→18億円)通年影響

    売上高成長率は2025年度+12.5%、収益基盤拡大を示す

  • PBR4.39倍と割高感が業績改善で是正される可能性決算発表後影響

    黒字化によりPBR低下、時価総額33億円に対し純資産約7.5億円と低い

  • 外国人持ち株比率1.38%と低く、買い戻し余地継続影響

    外国人保有が極めて低く、増加すれば需給改善につながる

マイナスに働く材料7
  • 収益化の遅れリスク

    2024年は6億円の赤字、回復シナリオ不透明。

  • 競合ひしめく業界

    Webマーケは参入容易で差別化困難。

  • 財務体力への懸念

    33億円の時価総額で赤字続けば資金リスク。

  • 2024年度の赤字続きで資金繰り懸念継続影響

    純損失6億円で自己資本毀損、PBR4.39倍でも時価総額33億円は脆弱

  • 2025年度予想営業利益0億円、不透明な収益力決算発表後影響

    営業利益ゼロ予想、事業の収益性改善が伴わないと再び赤字リスク

  • 売上高18億円規模で営業黒字化の壁継続影響

    売上高成長率が鈍化すれば固定費負担で赤字常態化のリスク

  • 低流動性・時価総額33億円の小型株リスク継続影響

    平均出来高少なく、大口売買で株価が大きく動く可能性

次の決算で確かめる点
売上高と営業利益率
利益体質への転換を示す最重要指標。
顧客数・継続率
リピートの有無が収益安定性の鍵。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,918人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.9%を占め、残る52.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他44.747.643.347.9
事業法人48.248.750.247.8
証券会社3.62.65.52.8
外国法人1.51.00.91.4
金融機関1.60.10.20.1
外国人個人0.20.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ゴールドアイランド46.24
02金島 弘樹17.43
03MICイノベーション4号投資事業有限責任組合4.48
04山地 智功2.96
05金島 由樹2.25
06畝田 友希2.06
07楽天証券株式会社1.31
08新妻 晋0.59
09上田 博康0.55
10鶴原 真央0.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-25
    金島 弘樹
    変更報告
    23.29%
    +5.40pt
  • 2026-04-17
    金島 弘樹
    新規の大量保有報告
    25.08%
    +7.19pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で−216%、1株純資産は7期で+613%。直近期のROEは-4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年12月34.2
2019年12月751265.6
2020年12月123441.9
2021年12月276157.7
2022年12月3916233.620.6
2023年12月71684.476.1
2024年12月−7690−59.1
2025年12月−485−4.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
金島弘樹代表取締役CEO475,370,000
財部友希専務取締役CFO コーポレート本部長56174,000
金島由樹取締役COO プロモーション統括 本部長41190,000
上杉辰夫取締役6142,000
久保田匡美取締役(監査等委員)44
池原浩一取締役(監査等委員)48
樋口宣人取締役(監査等委員)60
西宏章59

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6979716
監査役3772
社外監査役3772
監査等委員3552
社外取締役3552
取締役(社内)2221

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,839字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「世界中の人々に笑顔と喜び(glad)を届ける」ことをビジョンに掲げ、AIを活用したデータ解析技術及びデジタル技術を基盤として、企業のマーケティング活動及びテクノロジー活用を支援する事業を展開しております。 当社グループは、株式会社グラッドキューブ及び海外子会社1社で構成されており、事業セグメントを「マーケティングDX事業」及び「テクノロジー事業」の2区分としております。 マーケティングDX事業では、企業のデジタルマーケティング活動を支援するSaaSプロダクトの提供、インターネット広告運用代行、ならびに関連するコンサルティングサービスを展開しております。 テクノロジー事業では、スポーツデータを活用したメディア及びデータ提供事業、AI関連プロダクトの開発・提供、ならびに企画提案型の受託開発事業を展開しております。 当社グループは、データ解析力及び開発力を強みとして、顧客企業の事業特性及び成長段階に応じたサービスを提供しております。 各事業セグメントにおける提供サービス及び特徴は以下のとおりであります。 (1) マーケティングDX事業 マーケティングDX事業では、AIを活用したウェブマーケティング支援を中心に、SaaS事業、ネット広告事業及び教育・リスキリング事業を展開しております。 ① SaaS事業 自社開発のウェブ解析ツール「SiTest(サイテスト)」を中心に、アクセス解析、ウェブサイト及び動画改善、コンサルティングを組み合わせた包括的なデジタルマーケティング支援を行っております。 SiTestは、ヒートマップ分析、A/Bテスト(注1)、EFO(注2)、AI搭載レポート機能などを備えたオールインワン型のLPO(注3)ツールであります。 拡張サービスとして、AIによる分析・改善提案を行う「SiTest AI診断」、AIアバター(注4)による動画接客機能を備えた「SiTest Engage(サイテストエンゲージ)」、生成AI時代に対応したウェブ最適化ソリューション「LLMOA(エルモア)」等を提供しております。AIを活用した検索が増加する環境下においては、検索エンジンに自社のウェブサイトを認識させるSEO対策だけでなく、自社のウェブサイトやサービスがAIによる回答に引用されるためのLLMO対策(注5)が欠かせないものとなっております。 主要プロダクトであるSiTestの機能拡張及び周辺プロダクトを展開していくことで、顧客のデジタルマーケティング施策を支援しております。 ② ネット広告事業 主に大企業や中小企業に対して、インターネット広告の企画提案、運用代行、コンテンツ制作、アクセス解析及び広告効果のレポーティングを提供しております。広告運用に加え、解析結果に基づく改善提案を行うことで、顧客の広告投資効率の向上を支援しております。 当該事業の顧客に対しては、SaaS事業のプロダクトも含め、顧客課題に応じた提案を行う体制としております。また、SaaS事業とネット広告事業の相互リードシェアを積極的に行い、付加価値を高めております。 (2) テクノロジー事業 テクノロジー事業では、AI及びデータ解析技術を活用し、DX開発領域及びスポーツテック(SPAIA)領域において事業を展開しております。 ① DX開発事業 企画提案型の受託開発に加え、AI関連プロダクトの開発・提供を行っております。2023年に取得した受託開発部門の体制強化を進めるとともに、生成AIを活用したAIアバター動画制作プロダクト「AvaTwin(アバツイン)」を展開し、受託開発を基盤としながらSaaS型ビジネスへの拡張を進めております。AvaTwinは、上場企業向けのIR支援用途(決算説明動画、株主総会関連動画等)に加え、企業向けの採用動画や研修動画制作用途にも展開しております。また、当社はアリババクラウドの正規代理店に認定されており、アリババクラウドを利用する顧客向けに、利用料金の日本円建て請求・支払い代行を行う「アリババクラウド請求代行サービス」も提供しております。 ② SPAIA事業 AIによるスポーツデータ解析を活用したメディアプラットフォーム「SPAIA(スパイア)」を運営しております。プロ野球一球速報等のスポーツデータ配信に加え、「SPAIA競馬」においてはサブスクリプション(注6)型の競馬情報サービスをユーザーへ提供しております。SPAIA競馬には無料会員及び有料会員の区分があります。有料会員のプランは3コースあり、初心者向けのゴールドプラン、初中級者向けのプラチナプラン、上級者向けのダイヤモンドプランがあります。また、それぞれ月額、半年、1年の期間が選択可能です。無料会員では利用できないAIによる解析データを付加価値として提供しているほか、コースごとに利用可能なコンテンツの範囲が異なっております。 DRAGON DATA CENTER(ドラゴンデータセンター)では、幅広いスポーツデータを基盤としたAI分析システムの開発及びデータ提供を行い、国内外のスポーツメディア及び関連事業者に対しサービスを提供しております。 米国子会社SPAIA, Inc.では、米国競馬市場向けAI予想システム「StableGenius(ステイブルジーニアス)」の開発を進めており、開発完了後は競馬予想コンテンツの提供を予定しております。 (注1) A/Bテストとは、ウェブサイトにおいて複数の異なるパターンを用意し、どちらが高い成果を生み出すか定量的に検証する手法です。 (注2) EFO(Entry Form Optimization)とは、ウェブサイトの入力フォームを最適化し、ユーザーの入力負担を減らしてコンバージョン率を高めるための施策です。エントリーフォーム最適化とも呼ばれます。 (注3) LPO(Landing Page Optimization)とは、ネット広告や検索からウェブサイトに訪れたユーザーが最初に表示するページを改善し、コンバージョン率を最大化するための施策です。 (注4) AIアバターとは、生成AI技術で作成されたバーチャル上のデジタルキャラクターです。 (注5) LLMO(Large Language Model Optimization)対策とはChatGPTやGeminiなどの生成AIが回答を生成される際に、自社のウェブサイトやサービスが情報源として引用、推奨されやすくするための施策です。 (注6) サブスクリプションとは、商品やサービスを購入して所有するのではなく、一定期間利用する権利に対して月額や年額等で対価を支払うビジネスモデルです。 当社グループは、当社と海外子会社1社(SPAIA, Inc.)で構成されております。事業系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,293字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 経営方針 当社は、インターネット広告分野だけではなく、分析 × データ × AI の技術連携によるSaaS関連やスポーツメディアの運営を展開、顧客課題を解決するための企画提案型受託開発などデータ解析力と開発力を強みとした幅広い事業を展開し、更なる多角経営を推進しております。 そして2025年から新たなステージへと進むべく、私たちはミッション、ビジョン、バリューの一新を行いました。これまでの「喜びをカタチにする」ことはもちろんのこと、新しい価値観で「今までの常識」を打破し挑戦、開拓してまいります。 Mission:最先端の技術を追求し、世界で価値創造できる企業にする 先進的な技術やテクノロジーを用いて、お客様やユーザーに寄り添った、人間中心のサービスやプロダクトを開発、展開していきます。 Vision:世界中の人々に笑顔と喜び(glad)を届ける 私たちが目指すのは、人にやさしいだけでなく世界に立ち向かえる信念や強さを持ち、ワクワクさせるテックカンパニーを目指します。 Value:変化を愉しみ、新しい技術やアイデアに挑戦する 現状に満足することなく常に改善を続け、新しい技術を愉しんで学び、アイデアをカタチにしていく挑戦をします。 また、社名の由来でもある「喜びをカタチにする」ために、仕事を通じて自社の社員とその家族、取引先を幸せにする連鎖を生み出すため、下記10項目のバリューであるGC WAY(グラッドキューブウェイ)を会社の行動指針とし、事業の発展を図っております。 ① 約束は必ず守ろう:目標達成に向けてスケジュール管理を徹底し、約束ごとを守ります。 ② プロ意識を持とう:ウェブマーケティングのプロフェッショナルとしてスピード感を持ち、解決策を生み出します。 ③ 先手を取ろう:見えない課題を発見し、期待を超える提案をします。 ④ 分析オタクになろう:行き当たりばったりの提案・行動ではなく、緻密な分析と考察を通して、未来を切り拓きます。 ⑤ 考えながら走り、走りながら考えろ:常に頭を使って個人の成長と事業スピードを加速させていきます。 ⑥ 本音でぶつかろう:立場、役職、年齢など関係なく、一つの目的、目標に向かって本音でぶつかりあう関係を作っていきます。 ⑦ 諦めない心:失敗したら挽回する、その気概を持つことが成長に繋がることを信じて諦めない心を持ち続けます。 ⑧ 毎日新しい発見を:自分に過信することなく素直な心、謙虚な姿勢で物事に向き合い、日々の新しい発見に気づく力を養っていきます。 ⑨ 楽しみ、楽しませよう:どんなときも遊び心を忘れず、笑顔を絶やしません。 ⑩ お客様に最高の喜びを:お客様の喜びは、私たちの喜び。最高の「Glad」を提供するために、喜びをカタチにしていく組織であり続けます。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、より高い成長性及び収益性を確保する視点から、売上成長率及び経常利益を重視する経営指標と捉えております。 (3) 経営環境 国内インターネット広告市場におきましては、2025年の市場規模は、社会のデジタル化を背景に堅調に伸長し、前年比10.8%増の約4.0兆円と過去最高を更新しました。総広告費における構成比は50.2%を占め、広告市場全体の成長をけん引しております(出所:「2025年日本の広告費」(株式会社電通))。同様に、国内SaaS市場においても、2024年度の1兆9,641億円から5年後の2029年度には約3.4兆円規模に達するとの予測がみられ拡大傾向にあります(出所:「SaaS業界レポート2025」(スマートキャンプ株式会社))。今後も労働人口の減少が見込まれるなかで、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進、働き方改革や生産性向上を実現するためのIT投資需要の増加は継続するものとみられ、また、それらに加えて、AI技術の普及により成長が加速し市場規模の更なる拡大が見込まれます。 こうした市場環境下において、マーケティングDX事業では、SaaSプロダクトの機能拡張として「デジタル顧客接点」領域(チャットボット市場や対話型AIエンジン/デジタルヒューマン市場)に注力しております。AI技術の急速な進化と普及により、企業の顧客対応自動化や顧客体験向上へのニーズが高まっており、当社が事業として狙える市場規模(SAM)は約300億円、そのうち現実的に獲得可能な市場(SOM)を30億円と見込んでおります。特に対話型AI技術を活用したソリューションは、既存顧客基盤へのクロスセル等により今後も高い成長が見込まれる分野であります。 一方テクノロジー事業のDX開発分野におきましては、労働人口の減少に伴う業務効率化や、企業のステークホルダーに対する情報発信のDX化(IR・PR・HR・教育等)への需要が高まっております。特に当社が注力するAIアバター(AvaTwin)等が対象とする市場規模(TAM)は約800億円、そのうち当社が事業として狙える市場(SAM)を240億円と推計しております。当社は上場企業や教育機関等への導入拡大を通じ、受託開発にとどまらないSaaS型ビジネスとしての収益基盤強化を図ってまいります。 また、SPAIAが関連するスポーツ・競馬市場におきましては、世界的なオンラインスポーツベッティングの合法化やプラットフォームの普及により急速に成長しております。世界の競馬(ホースレーシング)市場規模は、2024年から2030年までの年平均成長率(CAGR)が8.1%で推移し、2030年には約97.9兆円(約6,658億米ドル ※1米ドル147円換算)に達すると予測されています(出所:「Global Industry Analysts(GIA)」(Horse Racing Market 発表データ))。中でも、当社が子会社SPAIA, Inc.を設立し進出している米国市場は、2030年には約27.3兆円(約1,857億米ドル)規模への拡大が見込まれております。海外市場ではデータに基づいた客観的な予想上方への需要が高く、当社が保有する画像解析技術やAI予測に基づく新たなコンテンツ提供の機会が拡大しております。 このような環境の中、当社はデジタルマーケティングを中心とした顧客支援、自社開発のAIを活用したサービス開発を基に更なる成長を目指してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが、対処すべき課題は、以下の項目と認識しております。 ① 事業の収益基盤の強化及び加速 当社グループは、「マーケティングDX事業部」と「テクノロジー事業部」の2つの事業を柱として展開し、全体の収益基盤について、一層の強化が必要であると考えております。この収益基盤を強化するために重要となるのが、マーケティングDX事業部のSaaS関連においては、平均単価の向上及び顧客数、ネット広告関連においては顧客数であり、テクノロジー事業部のSPAIA関連については、サブスクリプション利用のユーザー数の増加、受託開発関連については、プロダクト開発、AI領域における研究開発やウェブサービスに関する新たな受託数の増加であると考えております。かかる課題に対処するために、効果的なプロモーション活動を通じて各事業の認知度向上に努めてまいりたいと考えております。 ② マーケティングDX事業における新規開発ツールへの取組み 現在マーケティングDX事業のSaaS関連においては、SiTestのサブスクリプション収益がSaaS事業部の売上高の大半を占めております。そのため、今後の収益拡大においては、SiTestのみならず、需要が高くかつ安定して収益を生むプロダクトを複数提供することが必要だと考えております。かかる課題に対処するため、現段階でのウェブサイト市況やマーケティング市況を踏まえ、既存プロダクトやサービスだけでなく、新規事業を創出し、新たなプロモーション支援活動を確立させていく考えであります。 ③ 優秀な人材の確保 当社グループは、事業の拡大や新規事業への進出を行っていく中で、人材の採用及び育成を重要な経営課題と捉えており、人材の採用及び育成に関する各種施策を継続的に講じてまいります。 ④ 情報セキュリティのリスク対応強化 当社グループは、ウイルスや不正な手段による外部からのシステムへの侵入、システム障害及び役職員、パートナー事業者の過誤による損害を防止するために、引き続き優秀な技術者の確保及び職場環境の整備、社内教育による情報セキュリティの強化を図ってまいります。 ⑤ 迅速な意思決定を行うための組織体制の強化 当社グループの組織が拡大しても、引き続き高い成長力を維持していくためには、効率的かつ迅速に経営意思決定を行う必要があります。具体的には、経営上の重要な意思決定を迅速に行うために必要な、主要なKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)や財務数値を社内においてタイムリーに把握できる体制・仕組みを構築してまいりたいと考えております。また、内部牽制体制とのバランスを図りながら、意思決定を迅速に行うため役職員への適切な権限付与を整備することが重要と考えております。 ⑥ 内部管理体制の強化 継続的に当社グループが成長を遂げていくためには、経営上のリスクを適切に把握し当該リスクを適切にコントロールするための体制強化や、未然の不正防止や業務の適正性を確保するための内部統制システムの強化が重要な課題と考えております。具体的には、内部監査部門が、内部監査規程に基づき内部監査を実施いたします。内部監査の結果は、被監査部門にフィードバックされるとともに代表取締役CEOに報告されます。各監査等委員が取締役会等に積極的に参加し、高い専門的見地から取締役の意思決定・業務執行について適宜意見を述べることにより、取締役会への監査・監督機能の一層の強化を図ってまいります。監査等委員会、内部監査部門及び会計監査人による会合を定期的に開催することにより、監査・監督機能がより有効・適切に機能するよう努めてまいります。
事業等のリスク15,258字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識しているリスクは、以下のとおりです。 当社グループの事業展開上、リスク要因となりうる主な事項を記載しており、これらのリスクが発生する可能性を認識したうえで、その発生の予防及び発生時の対応に努める方針でありますが、当社グループの経営及び将来の事業についての判断は、以下の記載事項を慎重に検討したうえで行われる必要があるものと考えております。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり将来において発生の可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業内容について ① インターネット関連市場の動向について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:短期的 影響度:大 当社グループはサイト解析ツール「SiTest」の運営及びインターネット広告代理店事業を事業基盤としており、インターネット及び関連サービスの更なる発展が、当社グループの今後の成長を図るうえで重要であると考えております。現在、国内のインターネット人口普及率は13歳~69歳の各年齢層で9割に達しており、スマートフォン保有の世帯割合は90.5%となっており(出所:総務省「通信利用動向調査」2025年5月発表)、今後についても同様の傾向が続くと見込まれます。 しかしながら、インターネット利用に関する新たな規制やその他予期せぬ要因により、インターネット利用環境が急激な変化に見舞われ、インターネット利用の発展が阻害された場合、当社グループの事業展開に支障が生じ、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② インターネット広告市場について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:短期的 影響度:小 2025年国内の総広告費は8兆623億円(前年比105.1%)となりました。その中でインターネット広告費は継続して高い成長率を保ち4兆459億円(前年比110.8%)となりました。(出所:電通「2025年 日本の広告費」2025年2月発表) しかしながら、広告市場は、一般的に景気変動の影響を受けやすい傾向があります。そのため景況が悪化した場合には、広告及びインターネット広告の需要に影響する可能性があります。その場合、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 季節変動が業績に与える影響 発生可能性:高 発生する可能性のある時期:1年以内 影響度:大 当社グループのインターネット広告事業の売上は、広告主の広告予算をベースに構成されるため、広告主の予算配分の影響を受ける場合があります。一般的に、年度末に予算が配分される広告主との取引においては、12月及び3月に売上が増加する傾向が見られるほか、8月については、インターネット広告市場全体で広告費の使用額が相対的に減少する傾向があります(出所:経済産業省 特定サービス産業動態統計調査)。一方、近年においては、企業のデジタルマーケティング投資の常態化や広告運用の高度化を背景に、月次業績の季節変動は緩和されつつあり、当社グループにおいても、比較的安定した売上推移が継続しています。ただし、広告主の予算方針や市場環境の変化等により、売上及び利益が一時的に変動する可能性があり、その場合には当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 競合について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:短期的 影響度:中 当社グループが事業を展開するSaaS事業及びインターネット広告事業は、大手企業を含む競合企業が複数存在しており、今後インターネット市場の拡大に伴い、規模の大小を問わず競合企業の新規参入が予測されます。当社グループでは、SaaS事業及びインターネット広告事業のサービスを組み合わせて提供することにより、競争優位性の確保に努めており、さらに独自の教育体制により企画から制作、運用、コンサルティングに至るまでをワンストップで提供できる体制を構築し、競争優位性の確保に努めております。しかしながら、競争の激化等により新規顧客の減少や、既存顧客との取引が終了する場合に、収益性の低下を招き、当社グループの事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 技術革新について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:短期的 影響度:中 インターネット業界においては、事業に関連する技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が急速であり、それに基づく新サービスが常に生み出されております。また、インターネット広告業界においても、新しい広告手法やAIをはじめとしたテクノロジーが開発されています。 当社グループは先端技術を積極的に取り入れ、サービスの品質や効率の向上に努めておりますが、当社グループが、これらの変化へ適切に対応できない場合、業務効率の低下や相対的な競争力の低下を招き、事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ メディア運営会社への依存について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループのインターネット広告事業においては、グーグル合同会社、Meta Platforms, Inc.及びLINEヤフー株式会社が提供する広告媒体に大きく依存しております。第19期連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)の依存率はグーグル合同会社が57.7%、Meta Platforms, Inc.が25.5%、LINEヤフー株式会社が8.4%であります。これら3社とは良好な関係を築いており、現時点において取引関係等に支障を来たす事象は生じておらず、当社グループとしては今後も継続的な取引が維持されるものと見込んでおります。しかしながら、メディア運営会社との経営方針、販売方針・販売施策の変更及び取引条件等の変更が生ずる場合等には、取引が継続されない事態や取引条件の変更等が生じた場合、当社グループの事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループといたしましては、今後も主要取引先との取引拡大に加え、他のメディア運営会社との取引拡大にも努めることで、当該特定メディア運営会社への依存率低下を図り、リスク低減に努める方針であります。 ⑦ 与信管理と債権回収について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:短期的 影響度:小 当社グループは、取引開始の事前に与信調査を行うとともに、取引開始後も継続的に与信調査を行っておりますが、通常予測しえない何らかの事情により、顧客の信用力が急激に悪化し、債権回収の不調等による経済的損失が発生した場合、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 法的規制の変化について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 現在のところ、当社グループにおける事業の直接的な法的規制又は業界の自主規制はありませんが、インターネット関連分野においては、「特定商取引に関する法律」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」等が存在しております。インターネット取引やソーシャルメディアが普及する一方で、インターネットやソーシャルメディアを悪用した犯罪が頻発する等、社会情勢に影響を及ぼした場合、インターネットやソーシャルメディアの事業に係る法的規制又は自主規制の強化等がなされた場合に、当社グループの事業において何らかの制約を受け、当社グループの事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、インターネット広告においては、「不当景品類及び不当表示防止法」、「著作権法」、「医療法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」等が存在しております。当社グループでは、上記の各種法的規制に抵触しないように、具体的な注意点を記した法令チェックリストを整備し、広告制作担当者やその上長、必要に応じて担当役員が慎重に確認を行っております。広告主がこれらの法律に違反しても直ちに当社の広告取引が違法となるわけではありませんが、当社グループが広告主の違法行為を助長させているとみなされた場合は、当社グループの社会的信用が失墜する等、当社グループの事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 公営競技においては、運営者による掛金に対する手数料率の変更や、法令・規制の改正等が行われた場合、利用者の投票行動や市場環境に変化が生じる可能性があります。これらの変化は、当社グループが提供する公営競技関連サービスの利用動向を通じて、当社グループの事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの米国子会社であるSPAIA, Inc.においては、米国の競馬市場を対象とした事業展開を行っており、州ごとに異なる法規制や税制、運営ルールの変更、ならびに賭事に関する規制環境の変化が、同社の事業運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。これらの規制動向によっては、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 検索エンジンへの依存について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社グループが提供するSaaS事業及びインターネット広告事業ならびにSPAIA事業は特定の検索エンジン(「Google」、「Yahoo!JAPAN」等)の検索結果に大きく依存して営業活動及び集客を行っております。そのため、当社グループではSEO(検索エンジンの最適化)対策等の必要な施策を講じております。 しかしながら、検索エンジンにおける表示結果順位は、特定の検索エンジン事業運営者のシステムや判断によるものであり、運営者の方針やシステム変更等により、これまでのSEO対策が有効に機能しなくなった場合に、当社グループの事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ プライバシー規制強化のリスク 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループのインターネット広告事業及びSaaS事業は、顧客の行動データや、広告主のマーケティング活動に必要な個人情報・プライバシー関連データを取り扱っております。近年、日本国内外において個人情報保護法、GDPR(欧州一般データ保護規則)、CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)をはじめとするプライバシー保護を目的とした法規制が強化される傾向にあります。また、大手プラットフォーム事業者によるサードパーティCookie利用の制限や廃止、OS・ブラウザ提供元によるトラッキング技術の規制が急速に進んでおります。 当社グループは、これらの法規制や業界自主規制の動向を注視し、既存の「プライバシーマーク」認証及びISMS認証に基づく個人情報管理体制を継続的に強化しております。しかしながら、想定を超える法規制の強化や、プラットフォームの技術的な制限が導入された場合、インターネット広告におけるターゲティング精度や効果測定手法に大きな制約が生じ、当社グループの主要な収益源であるインターネット広告事業の事業基盤及び収益性に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、これに伴う新たなシステム対応やコンプライアンス体制構築のコストが増大し、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ SaaS事業のSiTestの解約リスクについて 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社グループが提供する「SiTest」の利用規約上、サービスの契約期間は基本的に1年間となっており、その後、顧客の意思に従って契約の更新又は解約がなされます。当社グループとしては、できる限りSiTestの利用契約が継続されるよう、契約締結後、充実したカスタマーサポートの提供、営業活動を通じた顧客ニーズの継続的な把握及び当該ニーズを反映するための機能改善開発に取組んでおります。かかる取組みに加え、顧客属性は分散していることから、解約数が急激に増加するリスクは低いと考えておりますが、万が一解約数が急激に増加した場合は、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ データサプライヤーとの契約解除リスクについて 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社は、「SPAIA競馬」において提供するデータ等について、複数のデータサプライヤーと契約を締結し、有償にて調達しております。また、子会社であるSPAIA, Inc.が開発中の「StableGenius」において提供を予定しているデータ等についても、サービス開始に向けて、複数のデータサプライヤーとの契約締結を進めております。 当社グループでは、特定のデータサプライヤーへの依存を回避するため、複数社からの調達体制の構築及び代替データソースの確保に努めるとともに、継続的に新規サプライヤーの開拓を行い、安定的なデータ供給体制の維持に取組んでおります。 しかしながら、何らかの要因により、データサプライヤーとの契約更新が行われなかった場合、または契約条件の変更等が生じた場合には、コンテンツ提供体制や業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ SPAIA事業の先行投資について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:小 当社グループが展開するSPAIA事業は、開発人員の採用、開発の外注、広告宣伝活動等の先行投資を必要とする事業であり、結果として当事業部は発足以来営業損失を継続して計上しております。そのため、資産計上しているソフトウェアはありません。 これまでの投資内容のうち、金額的に重要性の高かったものは、SPAIA及びSPAIA競馬の開発に係る人件費及び外注費であります。 今後も、より多くの顧客の獲得を目指し、開発や営業などにおける優秀な人材の採用・育成を計画的に行うとともに、魅力あるコンテンツの追加開発、知名度と信頼度の向上のための広報・プロモーション活動、顧客獲得のためのマーケティングコスト投下などを効果的に進め、売上高拡大及び収益性の向上に向けた取組みを行っていく方針であります。しかしながら、想定どおりの採用・育成が進まない場合、開発が遅延する場合、マーケティングPR等活動の効果が得られない場合等には、当社グループの事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ AIモデル・アルゴリズムの信頼性リスク 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社グループが展開するSPAIA事業における競馬予想AIサービスは、独自のアルゴリズムに基づいた分析・予測モデルを利用してコンテンツを提供しております。AIやアルゴリズムは、学習データの品質や、入力データの変化、予期せぬ外部要因等により、予測精度の低下や、誤った結果を導き出す可能性があります。当社グループは、専門のデータサイエンティストによる継続的なモデルの検証と改善に努めるとともに、利用規約等において予測結果に関する責任範囲を明確に定めております。しかしながら、予測精度の継続的な低下や、モデルの公平性・透明性に関する社会的な懸念が生じた場合、顧客からの信頼が失墜し、会員数の減少や解約に繋がる可能性があります。また、AIサービスに関する予期せぬ法的規制が導入された場合や、利用者との間でトラブルが発生し訴訟に発展した場合には、企業イメージの毀損や多額の費用が発生し、当社グループの事業及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑮ 特定クラウドインフラ依存のリスク 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社グループが提供するSaaSサービス「SiTest」、「SPAIA競馬」、「SPAIA」、「StableGenius」及びその他の社内営業システムは、システムトラブル回避のため、グーグル合同会社が提供するクラウドプラットフォーム及びアマゾンジャパン合同会社が提供しているクラウドプラットフォーム上にアプリケーションを構築し、これら特定のクラウドインフラに依存してサービスを提供しております。当社グループは、複数のクラウドプラットフォームを利用することや、冗長化を図ることでサービス継続性に努めておりますが、これらクラウドインフラ提供事業者側で予期せぬ大規模なサービス障害が発生した場合、当社グループの提供するサービスが全面的に停止する可能性があります。また、インフラ提供事業者の経営方針、サービス提供方針の変更、あるいは利用料金体系の大幅な変更等が生じた場合、想定外のコスト増加やシステム再構築の必要が生じる可能性があります。その結果、当社グループの事業活動に重大な支障が生じ、収益性の低下や信頼の失墜を招き、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑯ ソフトウェア資産について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループは、SaaS事業、SPAIA事業において、サービス提供に使用する自社利用のソフトウェア開発を行っております。これらのソフトウェア制作原価は、将来の販売可能見込みを合理的に見積もったうえで資産計上する場合がありますが、市場の急激な変化等により収益達成見込みが著しく減少した場合には、減少相当について一時の費用又は損失計上する可能性があります。当社グループではソフトウェアの資産計上を行っている各製品について定期的に、開発期間や費用の見積り、将来収益達成見込み等の慎重な検討を実施し、その資産性について社内評価を行っており、収益達成が見込めないと判断された場合には速やかに費用化を行うこととしております。そのため、費用化及び減損計上を行った場合には、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑰ 新規事業・プロダクトの開発・提供が当社の計画どおりに進まないリスクについて 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:短期的 影響度:中 当社グループは、今後も事業規模の拡大と収益源の多様化を実現するため、引き続き積極的に新規事業、新規プロダクトの開発・提供に取組んでまいります。新規事業等の創出に当たっては、市場性や採算性、計画の妥当性を検証したうえで意思決定を行っておりますが、不確定要素が多く存在する可能性があり、見通しとは異なる状況が発生すること等により、計画どおりに進まない場合、想定外の追加投資や支出、開発・提供に大幅な遅れ、中止・中断が生じることで減損処理が生じる等の可能性があります。それに伴い当社グループの事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループは、SPAIA, Inc.における「StableGenius」の開発等を行っております。 ⑱ 為替変動について 発生可能性:大 発生する可能性のある時期:未定 影響度:中 当社グループは連結財務諸表作成のため、在外連結子会社の財務諸表を円貨に換算しております。外国為替相場の変動が外貨建財務諸表の円換算額に影響を及ぼし、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑲ 不採算プロジェクトの発生について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:短期的 影響度:中 当社グループが提供するDX開発事業においては、プロジェクトの特性上、開発過程における仕様変更や技術的課題への対応等により、当初想定したコスト構造に変動が生じる可能性があります。これらの要因により、個別プロジェクトの採算性が一時的に変動し、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、受注前段階における徹底した要件定義及び精度の高い見積体制の構築に加え、プロジェクト責任者による進捗・品質・コストの継続的なモニタリング体制を整備しております。また、課題の早期発見及び是正措置を迅速に講じる運用を徹底することで、プロジェクト品質及び収益性の安定化に取組んでおります。 ⑳ 支配株主との関係について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社支配株主である金島弘樹は、当社の創業者であり代表取締役CEOであります。当社株主である金島由樹は、当社の取締役であり、金島弘樹の実弟であります。金島弘樹と金島由樹、金島弘樹の資産管理会社である株式会社ゴールドアイランドの所有株式数を含めると、本書提出日現在で発行済株式総数の65.9%を所有しております。今後、市場で当該株式の売却が行われた場合には、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。さらに、市場での売却ではなく特定の相手先へ譲渡を行った場合には、当該譲渡先の保有株数や当社に対する方針によっては、議決権行使の状況及び当社の経営戦略等に影響を及ぼす可能性があります。 21 現預金の保有残高について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:小 当社グループでは、マーケティングDX事業におけるネット広告関連業務において、顧客のインターネット広告費用の立替が継続的に発生するビジネスモデルを採用していることから、売上規模が同水準の他社と比較して、相対的に多くの現預金を保有しております。 当該現預金は、既存顧客の広告費用の立替対応及び新規案件の円滑な受注・実行に備えるための運転資本としての性格を有しており、事業拡大を支える重要な経営資源であると認識しております。 一方で、事業拡大に伴う運転資金需要の増加により、有利子負債の活用が必要となる場合には、金利動向等により支払利息が当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 組織体制について ① 特定人物への依存について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社の創業者は、代表取締役CEOである金島弘樹であります。金島弘樹は、専門的な知識、技術及び経験を数多く有しており、当社設立以来、経営方針や経営戦略の決定等の事業運営において重要な役割を果たしております。当社グループは、特定の役職員に依存しない組織的な経営体制の構築に努め、社外取締役を配置し取締役体制を強化しておりますが、金島弘樹に何らかの理由によって不測の事態が生じた場合、又は、金島弘樹が早期に退任するような事態が発生した場合には、当社の事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材採用育成について 発生可能性:高 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループは、事業の拡大や新規事業への進出を行っていく中で、人材の採用及び育成を重要な経営課題と捉えており、人材の採用及び育成に関する各種施策を継続的に講じております。しかしながら、当社グループが求める優秀な人材を十分に確保することが困難となった場合や、社内における人材育成が計画通りに進まない場合、急激な人員増加により当社グループの各事業現場において業務運営に重大な支障が生じる場合には、当社グループの事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 業容の拡大に伴う内部管理体制の充実について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社グループは、企業価値の持続的な増大を図るためには、適切なコーポレート・ガバナンスを整備することが不可欠であると認識しております。そのため、当社グループにおける事業の適切で効率的な運営のための内部管理体制の一層の充実を図っておりますが、業容の急拡大、海外展開及びM&A活動の活発化により、必要な人員の確保ができない場合や、管理体制の整備に遅れが生じる場合には、内部管理体制の充実が図れないため、当社グループの事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他 ① 自然災害等について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 地震や台風等の自然災害、戦争・紛争やテロ攻撃、感染症の流行といった事象が発生した場合、当社グループの事業が大きな影響を受け、混乱状態に陥る可能性があります。当社グループは、こうした自然災害等が発生した場合には、適切かつ速やかに危機管理対策、復旧対応を行うよう努めておりますが、自然災害、コンピューターシステムの停止、社内インフラの停止・消失等により、当社グループの事業活動の停止や、物的・人的な損害等が発生する可能性があり、その場合には当社グループの事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 風評被害や不適切な業務遂行について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループ及び当社グループが属するインターネット広告販売代理業界に対して何らかの否定的な風評が広まった場合や、当社グループが展開するSPAIA競馬に対する会員及び非会員からの意見や不満、またはクレーム等を受けた場合、その内容の正確性にかかわらず、企業イメージの毀損等により当社グループの信頼性が低下する恐れがあります。 また、当社グループの役職員による機密情報の漏洩、事務処理のミス、不当な労務管理、取引先とのトラブル、その他不正・不適切な行為等が発生した場合には、当社グループの信用や事業の信頼が低下する可能性があります。 当社グループは、倫理規程の周知やコンプライアンス研修の実施により役職員のコンプライアンス意識を醸成し、リスク管理規程及びコンプライアンス規程に基づきリスク発生の未然防止やリスク発生時の対応を行っておりますが、それにも関わらず役職員による不正・不適切な行為が発生したり、否定的な風評が広まったりした場合には、顧客離れが生じるなど、当社グループの事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ システムトラブルについて 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループが提供しているサービスは、クラウドという特性上、インターネットを経由して行われており、インターネットに接続するための通信ネットワークやインフラストラクチャーに依存しております。当社グループは、システムトラブルを最大限回避すべく、企業向けクラウドプラットフォームとして信頼されているグーグル合同会社が提供するクラウドプラットフォーム及びアマゾンジャパン合同会社が提供しているクラウドプラットフォーム上にアプリケーションを構築しております。 しかしながら、自然災害や事故、プログラム不良、不正アクセス、その他何らかの要因により予期しえないトラブルが発生し、大規模なシステム障害が起こるような場合には、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 個人情報の漏えいについて 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループは事業遂行上、「個人情報保護法」の適用を受ける顧客の個人情報等を取得することがあります。当社グループでは個人情報の取得・利用・管理・廃棄等に関して管理者を定めるなど、情報管理には万全を期しております。具体的には、当社において「プライバシーマーク」認証を取得し、更新審査等を通して個人情報を保護する体制の維持に努めております。また、ISMSの認証を取得し、個人情報を含めた様々な情報保護の仕組みを社内にて構築し個人情報の適切な管理を行っております。しかしながら、外部からの不正アクセスや業務上の過失等により、万が一情報漏えい等の事故が発生した場合には、当社グループの社会的信用が失われ、当社グループの事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報セキュリティについて 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループがシステムトラブルの発生可能性を低減させるために、システム強化やセキュリティ対策を講じております。 しかしながら、コンピューターウイルスの混入、外部からの不正な手段によるコンピューター内への不正侵入、役職員の過失等による社内インフラの停止、重要なデータの消去又は不正流出等の事態が発生した場合には、当社グループに直接的・間接的な損害が発生する可能性があるほか、当社グループが提供するサービスへの信頼の低下等、当社グループの事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 知的財産権について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社グループが事業活動を行うに当たり、第三者が保有する商標権、著作権、特許権等の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払い、定期的な著作権に関する社内研修の実施や知的財産権専門の弁護士に随時相談する体制の構築などの対策を行っておりますが、万が一、第三者の知的財産権を侵害した場合、当該第三者より、損害賠償請求、使用差止請求、ロイヤリティの支払い要求等が発生する可能性があります。その対策として、コンテンツ事業者向けの保険加入により損害額の減少に努めているものの、実際に当該事象が発生した場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 訴訟について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:大 当社グループでは、法令及び契約書等の遵守のため「コンプライアンス規程」を制定し、役職員に対して当該規程を遵守させること、法令遵守や社会倫理に関する研修を行うことで、法令違反などの発生リスクの低減に努めております。また、本書提出日現在において訴訟を提起されている事実はありません。しかしながら、当社グループ及び役職員の法令違反等の有無に関わらず、ユーザーや取引先、第三者との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。提起された訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用や企業ブランドイメージの悪化等により、当社グループの事業展開、財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:小 当社グループは、長期的な企業価値の向上に対する取締役及び従業員のモチベーション向上のため、ストック・オプションを付与しております。これらのストック・オプションが行使された場合、既存株主の株式価値を希薄化させる可能性があります。なお、本書提出日の前月末現在(2026年2月28日)、その数は90,600株、発行済株式総数の1.0%となっております。 ⑨ 調達資金の使途について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:短期的 影響度:中 当社の公募増資による資金使途は、システム開発費、広告宣伝費等への充当を考えております。しかしながら、当社グループを取り巻く外部環境や経営環境の変化に伴い、当該資金が想定どおりの使途に充当されない可能性があります。また、計画どおりに資金を使用したとしても、期待どおりの効果をあげられない可能性があります。そのような場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社グループを取り巻く外部環境や経営環境の変化については適時その動向を注視するとともに、変化に応じた投資計画・資金計画の見直しを行うことで、当該リスクに対応してまいります。また、公募増資による資金調達の使途に変更が生じた場合には、適時適切に開示を行います。 ⑩ 配当政策について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:小 当社グループは現在成長過程にあり、財務体質の強化及び積極的な事業展開に備えるための内部留保の充実を優先させるため、創業以来、株主に対する剰余金の分配を実施しておりません。株主への利益還元については、重要な経営課題と認識しており、将来は財務状況及び業績を勘案しつつ剰余金の分配を検討する所存であります。現時点においては、開発資金を優先していくことが企業価値向上、ひいては株主利益の最大化に繋がるものと考えております。そのため、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ⑪ 当社株式の流動性について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社株式は東京グロース市場に上場されておりますが、2025年12月31日現在の流通株式比率は30.9%となっております。今後は、当社の事業計画に沿った成長資金としての公募増資による調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 海外展開について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社は、2025年5月にアメリカに子会社(SPAIA, Inc.)を設立しております。今後も、海外市場での事業を拡大する可能性があります。海外展開は、各国における法規制や商慣習等の対応が必要になるほか、予期し得ない現地の景気変動、社会情勢や為替リスク等の顕在化により、当社グループの想定通りに進捗しない場合や当初想定した通りの収益を生み出さない場合があります。このような場合、当社グループの事業展開、財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループでは、海外事業のリスク管理について、現地のグループ会社と密に連携し、管理体制の向上に取り組んでおります。 ⑬ M&A(企業買収等)に係るリスクについて 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社は、顧客基盤の拡大につながるM&Aを積極的に考えており、既存事業とのシナジー効果による、事業の拡充や新たな事業領域への参入を行い、更なる収益の多角化を考えております。対象企業について事前に可能な限り詳細な審査を行い、十分にリスクを検討した上で、M&Aを進めてまいりますが、買収後に未確認の債務の判明や偶発債務の発生等事前の調査で把握できなかった問題が生じること、買収後の事業の展開等が計画通りに進まないこと等が生じた場合には、当社の財政状態、業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑭ 法的規制に関するリスクについて 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社グループは、個人事業主及び中小企業に業務を委託している場合があるため、下請法、フリーランス新法等の適用を受けております。また、広告事業の展開に伴い、景品表示法の適用を受けております。当社グループではこれらの規制を遵守し事業活動を行っており、コーポレート部門による法的規制に係る最新の動向を注視するとともに、法的規制の内容の遵守を目的とした内部管理体制の整備や役職員へ向けたコンプライアンス研修等の教育を徹底しております。しかしながら、当社グループに適用される各種法令等の施行等が行われた場合に法規制を遵守できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑮ 固定資産の減損について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社が保有する固定資産について、収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなる可能性があります。その結果、減損損失を認識するに至った場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑯ 税務上の繰越欠損金について 発生可能性:低 発生する可能性のある時期:中期的 影響度:中 当社グループは、税務上の繰越欠損金が存在しており、通常の税率に基づく法人税等が課せられておりません。今後、繰越欠損金の使用または期限切れによる繰越欠損金の解消により、課税所得の控除が受けられなくなった場合には、通常の税率に基づく法人税等の負担が発生し、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑰ 子会社管理体制について 発生可能性:中 発生する可能性のある時期:長期的 影響度:中 当社は、連結子会社の運営にあたり、「関係会社管理規程」に基づく管理体制を整備するとともに、当社の役員が子会社の役員を兼務し、経営方針及び業務執行に関する意思決定の一体化を図ることで、グループ全体としてのガバナンス及び内部統制の強化に努めております。また、定期的な業績報告及び経営会議を通じて、子会社の業務運営状況のモニタリングを行い、必要に応じて迅速な改善施策を講じる体制を構築しております。 しかしながら、事業環境の変化や経営上の判断等により、想定外のリスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や、各種政策の効果により緩やかな回復基調にあるものの、物価上昇による個人消費への影響、米国の通商政策の変化、国際情勢の不透明感や為替変動などの影響もあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような経営環境のもと、当社は将来の成長基盤構築に向け、2025年5月に米国デラウェア州に拠点を置く海外子会社「SPAIA, Inc.」を設立し、当連結会計年度は同社のシステム開発に注力いたしました。 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 なお、当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における総資産の残高は2,174,023千円となりました。主な内訳は、現金及び預金1,370,213千円、売掛金及び契約資産468,996千円及び貸倒引当金△57,683千円となっております。 (負債) 当連結会計年度末における負債の残高は1,456,522千円となりました。主な内訳は、買掛金406,349千円及び長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)586,907千円となっております。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は717,501千円となりました。主な内訳は、資本金372,853千円及び資本剰余金362,780千円となっております。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高1,755,413千円、売上総利益1,233,224千円、営業損失33,683千円、経常損失37,666千円、親会社株主に帰属する当期純損失31,658千円となりました。 セグメント別の業績は以下のとおりであります。 ⅰ.マーケティングDX事業 当連結会計年度における取組みとして、SaaS事業につきましては、主要プロダクト「SiTest」の機能拡張として分析から改善提案までを一貫して行う「SiTest AI診断」を始め、AIアバターが動画接客とパーソナライズで営業支援を行う「SiTest Engage」など複数のサービス提供を開始いたしました。安定的に収益を創出しているSiTestに続くプロダクトとして、生成AI時代における検索環境の変化に対応するため、Webサイト構造及びコンテンツの解析・改善を支援するソリューション「LLMOA(エルモア)」の提供を開始いたしました。 ネット広告事業につきましては、引き続き、営業体制の強化による既存顧客からの継続的な発注依頼、協業パートナー企業からの案件受注を推し進めております。業務提携先企業への人材派遣を通じたマーケティング支援が、新たな広告案件の受注へと繋がっております。 シナジー効果の高いSaaS事業と広告事業の統合型成長モデルが構築できた結果、当連結会計年度における売上高は1,496,131千円、セグメント利益は528,450千円となりました。 ⅱ.テクノロジー事業 当連結会計年度における取組みとして、 DX開発事業につきましては、受託開発部門の再生に取組み、開発体制及びプロジェクト管理の高度化を推進いたしました。受託開発を基盤としながらSaaS型ビジネスへと事業領域を拡張するため、生成AIアバター動画サービス「AvaTwin(アバツイン)」を開発、展開し、サービス領域の拡大と知名度向上を図りました。 SPAIA事業において、「SPAIA競馬」では、更なる顧客満足度向上を目的としたシステム開発・改修などのサービス改善、UI/UX改善施策を実施、YouTubeチャンネル等SNSでの発信等をおこない会員数増加を図ってまいりました。 2025年2月には、LINEヤフー株式会社が運営するスポーツ情報サイト「スポーツナビ」に対してカーリング競技における「一投速報」の提供を開始いたしました。2025年4月には、MBSラジオが放送する野球中継番組「MBSベースボールパーク」と連携し、プロ野球の勝敗予想コンテンツ「SPAIAチャレンジ」と連動した「AI虎イアル」の提供をおこないました。これらの取組みの結果、SPAIA全体の会員数は15万2千393人(前年同期比プラス1万4千20人増)となりました。 なお、当連結会計年度に設立したSPAIA, Inc. においては、米国競馬予想システム(STABLE GENIUS)開発フェーズにあり、売上計上前のため、先行投資コストが発生しております。この結果、当連結会計年度における売上高は259,281千円、セグメント損失は308,752千円となりました。 ② キャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,370,213千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は24,705千円となりました。これは主に税金等調整前当期純損失38,210千円の計上等があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は11,087千円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出377千円及び無形固定資産の取得による支出10,709千円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は255,278千円となりました。これは主に短期借入金の純減少100,000千円、長期借入れによる収入100,000千円、及び長期借入金の返済による支出241,351千円があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 受注生産を行っている割合が僅少であるため記載を省略しております。 c.販売実績 セグメントの名称   売上高(千円)   前期比(%) マーケティングDX事業   1,496,131   12.9% テクノロジー事業   259,281   7.7% 合計   1,755,413   12.1% (注)セグメント間取引はありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表及び財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表等の作成に当たり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積り及び仮定を必要としております。これらの見積り及び仮定については、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表等の作成に関して採用する会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 「経理の状況」1「連結財務諸表等」(1)「連結財務諸表」「注記事項」(重要な会計上の見積り)」、「第5「経理の状況」2「財務諸表等」(1)「財務諸表」「注記事項」(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 ③ キャッシュ・フローの状況分析・検討の内容ならびに資本の財源及び資金の流動性 a.キャッシュ・フローの状況分析 キャッシュ・フローの状況分析の詳細につきましては、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1) 経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金は、主に金融機関からの借入金であります。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,370,213千円であり、十分な流動性を確保しております。当社グループは、インターネット広告運用代行における広告費が大部分を占めており、今後も安定した運用環境の維持及び大型案件、M&Aへ備えるための十分な資金を確保する方針であります。必要な資金につきましては、自己資金のほか、金融機関からの借入によるデットファイナンス等により、資金調達を行う方針であります。 ④ 経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については、「第2「事業の状況」1「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」(2) 目標とする経営指標」に記載のとおり、より高い成長性及び収益性を確保する視点から、売上成長率及び経常利益を重視する経営指標と捉えております。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2「事業の状況」1「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」、3「事業等のリスク」及び4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容①重要な会計方針及び見積りに用いた仮定」に記載しているとおりであります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針 経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2「事業の状況」1「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」」に記載しているとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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