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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

バーチャレクス・ホールディングス

virtualex holdings, inc.6193 · Growth · サービス業

顧客接点(チャネル)のコンサルティングからアウトソーシングまで一気通貫で手掛けるCRM領域の専門グループ。

概要

バーチャレクス・ホールディングスは、企業と顧客の接点(チャネル)に特化したコンサルティングとアウトソーシングを中核とする持株会社である。1999年の設立以来、コールセンター運営受託から出発し、CRM戦略の立案からシステム導入、運用までを一貫して提供する。2016年に東証マザーズ(現グロース)に上場。2026年3月期の連結売上高は68億8千万円、従業員396名。東京・虎ノ門に本社を置き、国内子会社4社で構成される。

IT&コンサルティングとアウトソーシングの二本柱

当社グループは、「IT&コンサルティング事業」と「アウトソーシング事業」の2セグメントで構成される。IT&コンサルティング事業は、CRMやIT戦略の立案支援、システム設計・構築、自社CRMパッケージ「inspirX(インスピーリ)」のライセンス販売、ストック型ITサービスを手掛ける。2026年3月期の同事業売上高は40億2811万円(前年同期比7.7%増)、セグメント利益は9億4276万円(同21.1%増)であった。アウトソーシング事業は、クライアントのコールセンター業務等を受託運営し、同期売上高は28億5194万円(同3.7%増)、セグメント利益は5億1983万円(同4.4%増)を計上した。両事業合わせて連結売上高68億8006万円、営業利益3億9449万円を達成している。近年はAIを活用したマザーセンター運営やデジタルマーケティング支援など、従来の枠を超えたサービスの展開を進めている。

持株会社体制で連携する4社体制

2017年10月、当社は純粋持株会社に移行し、事業子会社にバーチャレクス・コンサルティング株式会社、株式会社タイムインターメディア、VXアクト株式会社、バーチャレクス九州株式会社を擁する体制となった。バーチャレクス・コンサルティングはCRMコンサルティングとアウトソーシングの両方を担当し、グループ売上の大半を占める。タイムインターメディアはWeb領域と文教・教育ソリューションを強みとし、2017年2月に子会社化された。VXアクトは同社から2018年10月に新設分割で設立され、専門性を高めた。バーチャレクス九州は2008年12月に佐賀フュージョンサービス株式会社を取得して発足し、九州拠点でのコールセンター運営を担う。各子会社は独自の専門性を持ちながら、グループ全体でワンストップの顧客接点変革支援を提供する。

国内拠点を中心とした事業展開と海外撤退

当社グループの事業拠点は国内に集中している。1999年の築地開設以来、茅場町、六本木、新川と移転を経て、2011年5月から本社を東京都港区虎ノ門に置く。2021年6月には石川県野々市にコンタクトセンターを開設した。海外については、2017年にタイ王国バンコクで現地法人(Virtualex (Thailand) Co., Ltd.)を、米国カリフォルニア州サンノゼにVirtualex U.S.A., Inc.を設立したが、いずれも期待した成果を上げられず、2023年9月にタイ法人の全株式を売却し、同時に米国法人を清算した。現在は海外拠点を持たず、国内の4子会社で事業を遂行している。この海外展開と撤退の経験は、今後の国際戦略に生かされることになる。

売上高は緩やかに増加する一方で利益変動の大きい収益構造

2013年3月期から2026年3月期までの連結売上高は、40億円台から69億円へと緩やかに増加している。しかし、当期純利益は2億円の黒字を計上した年度もあれば、5億円の赤字を計上した年度もある。直近の2026年3月期は売上高68億8006万円(前期比6.0%増)、営業利益3億9449万円(同41.3%増)と増収増益を達成したものの、親会社株主に帰属する当期純損失は8110万円となった。これは投資有価証券評価損4億239万円などの特別損失が主因である。同期末の現金同等物残高は13億6990万円で、営業キャッシュ・フローは4億1043万円の収入であった。経営課題として、営業基盤の拡大とAIを活用した収益力の強化を掲げている。

業界の中での役割は企業の顧客接点(チャネル)戦略を支えるCRMコンサルティング・アウトソーシングの専門プロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
69億円
営業利益
4億円
営業利益率
5.8%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
IT&コンサルティング事業40億円58.0%9億円22.5%
アウトソーシング事業29億円42.0%5億円17.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01IT・コンサルティング主力

コンサルティングにより企業の事業戦略、CRM戦略、IT戦略の立案から導入支援までを行い、その知見を活かしたCRMパッケージ「inspirX」のライセンス販売、さらにCRM基盤を支えるストック型ITサービスを提供。Web領域や文教・教育ソリューションにも展開。

主な製品・サービス3
CRMパッケージ「inspirX(インスピーリ)」
電話、FAX、メール、SMS、LINE等のマルチチャネルに対応した顧客対応履歴管理ソフトウェア。顧客とのあらゆるコミュニケーションを統合的に管理し、問い合わせやクレーム、受発注情報などを見える化する。
コンサルティングサービス
コールセンター構築をはじめ、事業戦略、CRM戦略、IT戦略、マーケティング戦略の立案から、業務・システムの設計・構築支援までを行う。
ストック型ITサービス
企業のCRM基盤を戦略的かつ効率的に支えるための継続的サービス。

02アウトソーシング主力

コールセンター業務の受託運営を中心に、コンサルティング力を活かした業務標準(KPI、プロセス)構築やマザーセンター運営、デジタルマーケティングのバックオフィス業務のアウトソーシング受託(MPO)も展開。クライアントの要望に合わせて、自社センター型とクライアント常駐型のサービス形態を提供。

主な製品・サービス3
コールセンター受託運営
クライアント企業の顧客対応業務を代行するアウトソーシングサービス。問い合わせセンターや受発注センターの運営を、当社グループ要員が自社センターまたはクライアント先で実施。
マザーセンター運営
コンサルティング力を活かし、業務標準(KPI、プロセス)構築や新規取り組みの仮説検証を行うセンター運営サービス。
Marketing Process Outsourcing
デジタルマーケティングのバックオフィス業務を代行するアウトソーシングサービス。

製品と技術

マルチチャネル対応CRMパッケージ「inspirX」

当社グループの主力製品の一つが、CRMパッケージソフトウェア「inspirX(インスピーリ)」である。これは電話、FAX、メール、SMS、LINEなどのマルチチャネルに対応し、顧客からの問い合わせ、意見、クレーム、受発注情報などの履歴を統合管理するシステムである。導入により、企業は顧客とのあらゆるコミュニケーションを一元的に把握でき、迅速な対応や分析が可能となる。inspirXは、当社が1999年の創業以来培ってきたコンサルティングと現場運営のノウハウをソフトウェアとして具現化したものであり、ライセンス販売を通じて収益に貢献している。近年では生成AIを連結し、高精度な自動回答サービスとしての進化を遂げている。

クラウド型顧客対応システム「iXCLouZ」と生成AI連携

「iXCLouZ(iXクラウズ)」は、inspirXの機能をクラウドで提供する顧客対応システムである。当社は業務提携先であるKotozna社などの最先端AIソリューションをiXCLouZに連結し、メール内容の分類や回答候補の自動作成機能を実現している。特徴は、システムやAIツールを提供するだけでなく、当社スタッフが生成AI用のマニュアル作成やAIへの教育プロセスを直接担当する点にある。これにより、AIの回答精度と実用性を極限まで高め、現場ですぐに機能する自動回答オペレーションシステムとしてクライアントに提供する。この取り組みは、AI利活用によるコンタクトセンター変革の核と位置づけられている。

AIコンタクトセンター総合プラットフォームの構想

当社は、最新のAI技術を駆使した「AIコンタクトセンター総合プラットフォーム」の導入支援事業を推進している。このプラットフォームは、AWS上の電話・メール基盤を土台とし、音声系チャネル(IVR音声応答、音声認識、音声合成)とメール・Web・スマホ系チャネル(BOT・Chat、生成系AI)を統合。あらゆる顧客接点をカバーする環境を実現する。さらに、分析・レポーティング機能、FAQ管理、教育・評価システムなどの運営系機能も備える。これらの多岐にわたるAI技術を自社製品群とシームレスに連携させることで、次世代型の総合コンタクトセンタープラットフォームとして提案している。遺伝的アルゴリズム(進化計算)ベースのAI活用やデジタルトランスフォーメーション支援も視野に入れている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

BPOサービスで中規模、収益改善途上

バーチャレクス・ホールディングスは、コールセンター業務などのBPOサービスを提供する企業である。サービス業界において、同社は企業のアウトソーシング需要を取り込み、売上高は約67億円と中規模のプレイヤーである。ライバルであるジンジブやダイブグループと競合するが、同社は特にコンタクトセンター運用に強みを持つ。営業利益率は2025年3月期に4.62%、2026年3月期には5.8%と改善傾向にあり、収益性は徐々に向上している。しかし、業界内では競争が激しく、差別化戦略が重要となる。

強み

  • コールセンター業務の運用ノウハウが豊富で、高品質なサービスを提供。顧客満足度も高い。
  • 営業利益率は4.6%から5.8%へと上昇。コスト管理や業務効率化が奏功。
  • 売上高は67億円から65億円、69億円と推移し、ほぼ横ばいで安定している。
  • 多くの業界の企業と取引があり、特定顧客への依存度が低い。

課題

  • 営業利益率は5%台と依然低水準。人件費や設備投資の増加が収益を圧迫。
  • BPO市場は成熟しており、成長が鈍化。新規需要の開拓が難しい。
  • サービス業界全体で人手不足が深刻化し、優秀な人材の確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がバーチャレクス・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
1977838億円80.5倍
26193バーチャレクス・ホールディングス37億円
36090ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ37億円17.3倍
47353KIYOラーニング37億円9.4倍
52139中広37億円18.9倍
69561グラッドキューブ37億円66.8倍
77044ピアラ37億円28.1倍
86034MRT36億円63.4倍
99235売れるネット広告社グループ36億円
10475Aギミック36億円9.6倍
114705クリップコーポレーション36億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

1999年創業、コールセンター運営受託からスタート

1999年6月、東京都中央区築地に資本金10百万円で株式会社バーチャレクスが設立された。同年8月に築地にコンタクトセンターを開設し、10月から証券会社や先進通信会社向けにコールセンター運営受託を開始した。翌2000年3月には、コンタクトセンターに特化したITプラットフォームサービスを提供する株式会社ビッツテージを完全子会社として設立。これにより、運営受託とシステム提供の両輪で事業を展開する基盤が整った。2000年5月には株式会社ゼストと合併し、組織体制を強化した。創業から1年余りで、CRM領域に特化したビジネスモデルを確立し、以降成長の礎を築いた。

2000年代前半の拠点拡大とプライバシーマーク取得

2001年4月、コンタクトセンターを茅場町に移転。2003年1月には本社も日本橋茅場町に移転し、拠点を集約した。2005年8月には財団法人日本情報処理開発協会(現:一般財団法人日本情報経済社会推進協会)認定のプライバシーマークを取得。これは顧客情報を取り扱う事業者としての信頼性を高める措置であり、大手企業との取引拡大に寄与した。同年10月には本社を港区六本木に移転。2006年8月にはコンタクトセンターを新川に移設し、業務拡大に対応した。この期間、コールセンター運営の品質向上とマーケティング強化に取り組み、受託実績を積み重ねた。

2007年以降のM&Aによるグループ拡大

2007年10月、ニューズライン・テクノロジー株式会社の全株式を取得し完全子会社化。同社は同年12月に株式会社バージェントへ商号変更された。2008年7月には、完全子会社である株式会社ビッツテージを吸収合併し、商号をバーチャレクス・コンサルティング株式会社に変更。この合併により、コンサルティングとITプラットフォームの一体提供が可能となった。2008年12月には佐賀フュージョンサービス株式会社の全株式を取得し、バーチャレクス九州株式会社と商号変更。九州でのコンタクトセンター運営事業を開始し、地域拠点を拡大した。2009年10月にはバーチャレクス九州が株式会社バージェントを吸収合併し、グループ内再編を完了した。

シンプレクスグループ傘下から独立、東証上場へ

2007年12月、株式会社シンプレクス・テクノロジー(現:シンプレクス株式会社)が当社株式を取得し、資本関係が生じた。2010年8月にはシンプレクスが追加取得を行い、当社は同社の連結対象となった。シンプレクスグループの一員として経営資源を活用し、事業拡大を進めた。その後、2016年6月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場。上場に伴い、シンプレクスの連結対象外となり、独立した上場企業として新たなステージに立った。上場時の資金調達は、その後のM&Aや持株会社化の原資となった。2022年4月の市場区分見直しにより、マザーズからグロース市場へ移行している。

持株会社移行と新たな子会社の編入

2017年2月、株式会社タイムインターメディアの株式を取得し子会社化。同社はWeb領域や文教・教育ソリューションを強みとしており、グループのサービス領域が拡大した。同年10月、商号をバーチャレクス・ホールディングス株式会社に変更し、事業のすべてを新設分割会社であるバーチャレクス・コンサルティング株式会社に承継。純粋持株会社体制への移行により、グループ全体の戦略策定とリソース配分に専念できるようになった。2018年10月には、タイムインターメディアの新設分割によりVXアクト株式会社を設立し、さらなる専門分化を進めた。これにより現行の4子会社体制が完成した。

海外展開と撤退、国内集中への回帰

2017年9月、タイ王国バンコクで現地法人の株式を取得し、Virtualex (Thailand) Co., Ltd.に社名変更。同年10月には米国カリフォルニア州サンノゼにVirtualex U.S.A., Inc.を設立し、海外事業を開始した。両拠点はアジアと北米での事業拡大を目的としたが、期待した収益を上げることができず、2023年9月にタイ法人の全株式を売却し、同時に米国法人を清算した。これにより、グループは再び国内事業に集中することとなった。海外拠点は設立から約6年で姿を消したが、この経験は今後の国際展開の教訓として位置づけられる。

年表26件を開く

1990年代

  • 1999年6月創業東京都中央区築地に株式会社バーチャレクス(現:当社 資本金10百万円)を設立
  • 1999年8月コンタクトセンターを築地に開設
  • 1999年10月証券会社、先進通信会社等コンタクトセンター運営受託

2000年代

  • 2000年3月M&AコンタクトセンターにフォーカスしたITプラットフォームサービスを提供する株式会社ビッツテージを完全子会社として設立
  • 2000年5月M&A株式会社ゼストと合併
  • 2001年4月コンタクトセンターを茅場町に移設
  • 2003年1月本社を東京都中央区日本橋茅場町に移転
  • 2005年8月財団法人日本情報処理開発協会(現:一般財団法人日本情報経済社会推進協会)認定のプライバシーマークを取得
  • 2005年10月本社を東京都港区六本木に移転
  • 2006年8月コンタクトセンターを新川に移設
  • 2007年10月M&Aニューズライン・テクノロジー株式会社(2007年12月に株式会社バージェントへ商号変更)の全株式を取得し完全子会社化
  • 2007年12月株式会社シンプレクス・テクノロジー(現:シンプレクス株式会社)が当社株式を取得
  • 2008年7月M&A完全子会社である株式会社ビッツテージと合併、商号をバーチャレクス・コンサルティング株式会社に変更
  • 2008年12月M&A佐賀フュージョンサービス株式会社(バーチャレクス九州株式会社へ商号変更)の全株式を取得し完全子会社化、新たに九州拠点におけるコンタクトセンター運営事業を展開
  • 2009年10月M&Aバーチャレクス九州株式会社が株式会社バージェントを吸収合併

2010年代

  • 2010年8月株式会社シンプレクス・テクノロジー(現:シンプレクス株式会社)が当社株式を追加取得し、同社の連結対象となる
  • 2011年5月本社を東京都港区虎ノ門に移転
  • 2016年6月上場東京証券取引所マザーズ市場へ上場 上場に伴い、シンプレクス株式会社の連結対象外となる
  • 2017年2月M&A株式会社タイムインターメディアの株式取得、子会社化
  • 2017年10月商号変更商号をバーチャレクス・ホールディングス株式会社に変更 事業のすべてを新設分割会社であるバーチャレクス・コンサルティング株式会社に承継し、持株会社体制がスタート
  • 2017年9月M&Aタイ王国バンコクで現地法人の株式取得、Virtualex (Thailand) Co., Ltd.に社名変更
  • 2017年10月創業Virtualex U.S.A.,Inc.を新たにアメリカ合衆国サンノゼカリフォルニア州の拠点として設立
  • 2018年10月M&AVXアクト株式会社が株式会社タイムインターメディアの新設分割により設立、子会社化

2020年代

  • 2021年6月コンタクトセンターを石川県野々市に開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2023年9月Virtualex (Thailand) Co., Ltd.の全株式を売却 Virtualex U.S.A.,Inc.を清算

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    営業基盤の拡大

    ブランディングやマーケティング強化で新規クライアントを増やし、コンサルティング力を切り口にシステム導入やアウトソーシング受託へ導く体制を強化する。

  2. 02

    AI利活用によるコンタクトセンター変革の牽引

    コンサル・テクノロジー・オペレーションの3スキルを活かし、マザーセンターでの実証実験を経て大規模センターへ展開する「マザーセンターアプローチ」で顧客接点のAI化を支援する。

  3. 03

    生成AIを用いたソリューションの製品化・サービス化

    自社ソフトに生成AI機能を連結し、現場オペレーションノウハウを融合した高精度な自動回答サービスとして製品化・サービス化を進め、ソフトウェア事業を強化する。

  4. 04

    AIコンタクトセンター総合プラットフォームの提供

    AWS基盤上に音声・テキストチャネルと運営系機能を統合し、自社製品群と連携した次世代型コンタクトセンタープラットフォームを提案する。

  5. 05

    デジタルマーケティングからCRMまでの一気通貫支援

    Salesforce関連の導入支援を拡大し、見込み客獲得からカスタマーサクセスまで顧客ライフサイクル全領域をワンストップで伴走支援。Agentforce導入支援も行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で396人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,080万円で、9期前と比べて+53.7%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は2.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月270
2018年3月306
2019年3月70344.54.9338
2020年3月71445.55.9356
2021年3月73846.56.9381
2022年3月80547.57.9376
2023年3月1,04647.57.9380
2024年3月1,00943.00.6376
2025年3月1,12644.01.338079
2026年3月1,08045.02.3396101

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社(東京都港区)等458百万円
IT&コンサルティング事業 アウトソーシング事業 全社
本社 — 東京都港区19百万円
全社
本社 — 東京都新宿区8百万円
IT&コンサルティング事業
本社 — 佐賀県佐賀市5百万円
アウトソーシング事業
主な関係会社
  • 国内
    バーチャレクス・コンサ ルティング株式会社(注)2.4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社タイムインターメディア(注)5
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    バーチャレクス九州株式会社(注)3
    佐賀県佐賀市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    VXアクト株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は69億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.2%、利益が+33.3%。

売上高
+6.2%
69億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
-200.0%
-1億円
営業利益率
5.8%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高70億円69億円
営業利益4億円4億円
純利益3億円-1億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は17億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.6%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q183
2024年1Q1815.61
2024年2Q1600.00
2024年3Q17211.80
2024年4Q161
2025年2Q3100.00
2025年4Q3438.81
2026年2Q3313.01
2026年4Q3638.3−2
2027年1Q1715.91

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は40億円から69億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4022
2014年3月450−5
2015年3月3812
東京証券取引所マザーズ市場へ上場 上場に伴い、シンプレクス株式会社の連結対象外となる
2016年3月3933
Virtualex U.S.A.,Inc.を新たにアメリカ合衆国サンノゼカリフォルニア州の拠点として設立
2017年3月4421
VXアクト株式会社が株式会社タイムインターメディアの新設分割により設立、子会社化
2018年3月5500
2019年3月6210
2020年3月59−2−5
コンタクトセンターを石川県野々市に開設
2021年3月5621
2022年3月6254
2023年3月6856
2024年3月6752
2025年3月65324.61
2026年3月69445.8−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高69億円のうち、営業利益として残るのは4億円5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.4%52億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.8%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.8pt
5.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.5pt
-1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比16.6pt
-4.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は14億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月−3−1−1−41
2015年3月50−551
2016年3月20023
2017年3月6−13511
2018年3月−1−2−4−34
2019年3月1−53−43
2020年3月−2−22−42
2021年3月5−2−134
2022年3月3−1−423
2023年3月451913
2024年3月4−5−1−112
2025年3月2−22014
2026年3月4−2−2214

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は38億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は43.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2481633.1
2014年3月1521316.4
2015年3月124833.9
2016年3月147748.7
2017年3月28101834.9
2018年3月23101342.8
2019年3月28101835.7
2020年3月2341918.8
2021年3月2662021.4
2022年3月29111839.8
2023年3月34161846.4
2024年3月35181748.7
2025年3月38182045.6
2026年3月38172143.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
14億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
8億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中298位あたり、逆に低いのはROE534社中507位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-4.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,245で、1年前と比べて+8.0%過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。

¥1,245+1.2%1ヶ月+21.9%1年+8.0%時価総額37億円
過去52週の値幅
安値¥916高値¥1,247

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)13.6倍
PBR2.08倍
配当利回り1.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1093円まで急伸し、その後も1115円と52週高値圏で推移しています。25日移動平均線は1046円で、株価はこれを6.6%上回る展開。7月は1020円前後でもみ合っていましたが、8月中旬に出来高を伴って上放れ、直近の上昇モメンタムが確認できます。52週安値916円からは21.7%高で、年初来の上昇率は約1.6%ながら、直近1ヶ月では7.6%上昇しており、短期のトレンドは明確に上向きです。一方、RSIは81と買われ過ぎの水準にあり、過熱感には注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERは実績値がなく予想PERが12.1倍と同業界平均の23.01倍を大きく下回り、割安に見える。PBRは1.86倍で同業界平均の3.35倍を下回るが、ROEは-4.8%と赤字であり、収益性が低い。配当利回りは1.35%で同業界平均の2.29%を下回る。直近の業績は純利益が改善傾向にあるが、最新年度は赤字予想であり、収益性の不透明感がある。割安指標はあるが、ROEや業績悪化を考慮すると、ほぼ妥当水準と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)13.6倍
PBR2.08倍3.51倍
ROE-4.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は65億円程度で安定しているが、営業利益率は4.6%と低く、2026年3月期には最終赤字が見込まれる。強気派は、既存顧客からの安定収入や新規サービスの成長を期待。弱気派は、競争激化や投資負担で収益性が悪化すると懸念。

プラスに働く材料7
  • 顧客基盤の安定

    長年の実績により、大手企業を中心に強固な顧客関係を持つ。

  • 営業利益率は改善傾向

    2024年3月期から2025年3月期にかけて4.62%と改善。

  • 新サービスの可能性

    AIを使った顧客対応支援など新領域への展開余地。

  • 営業利益率5.80%へ改善通年影響

    営業利益率は4.62%→5.80%へ1.18ポイント上昇、収益性向上

  • 売上高69億円と増収通年影響

    売上高は2025年3月期65億円から2026年3月期69億円へ増加、成長軌道

  • 予想PER12.1倍と割安水準決算発表後影響

    時価総額34億円・予想PER12.1倍、営業利益増が評価される余地

  • 配当利回り1.35%を維持通年影響

    減益下でも配当利回り1.35%、株主還元の継続が下支え

マイナスに働く材料7
  • 赤字転落の懸念

    2026年3月期は最終赤字予想で、収益悪化が顕著。

  • 競争の激化

    IT業界の競争激化で価格競争に陥りやすい。

  • ROEの悪化

    ROEは-4.8%と資本効率が悪化。

  • 2026年3月期は純利益1億円の赤字予想通年影響

    純利益は1億円から▲1億円へ転落、最終赤字が重し

  • ROE▲4.8%と資本棄損懸念継続影響

    ROEが▲4.8%とマイナスで、自己資本の毀損リスクが投資家心理を冷やす

  • 2025年3月期は売上高65億円へ減収通年影響

    売上高は前期67億円から65億円へ減少、既存事業の低迷

  • 外国人保有0.45%と需要低迷不定影響

    外国人株主比率0.45%と低く、海外投資家の関心が薄い

次の決算で確かめる点
解約率
顧客満足度とサービス競争力を反映する重要指標。
売上高成長率
既存顧客依存度と新規開拓の進捗を測る。
営業損益
収益改善のトレンドを確認するために必須。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.20%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
1.20%
いまの株価に対して
配当性向
16.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月1516.4
2025年3月150.0
2026年3月150.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,412人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.3%を占め、残る77.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他60.559.457.964.160.775.9
事業法人24.924.826.727.633.222.3
自己株式2.22.22.23.85.95.9
証券会社13.210.210.26.34.31.3
外国法人1.15.44.31.00.80.4
外国人個人0.10.00.00.00.00.0
金融機関0.10.00.91.01.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01シンプレクス株式会社14.58
02丸山栄樹10.52
03SBSホールディングス株式会社3.59
04バーチャレクス従業員持株会3.49
05黒田勝2.49
06宮越則和1.99
07大川真美1.83
08ボンズテック株式会社1.56
09株式会社SIMPLEX1.20
10丸山勇人1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−98%。直近期のROEは-4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月6,73328,57026.7
2014年3月−19389
2015年3月6315252.3
2016年3月9224446.7
2017年3月4333214.820.2
2018年3月33350.8397.6
2019年3月73392.1106.4
2020年3月−180153−72.8
2021年3月3819222.314.9
2022年3月12639243.19.1
2023年3月21854746.57.4
2024年3月6959712.214.0
2025年3月396136.420.0
2026年3月−29573−4.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額91百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
丸山栄樹代表取締役社長61316,500
丸山勇人取締役6431,300
黒田勝取締役 経営管理本部長6375,000
漆山伸一取締役6123,180
坂宗篤取締役6211,500
古川秀夫常勤監査役771,600
鈴木邦男監査役825,000
小林知巳監査役6130,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2747437
社外取締役2774
監査役1555
社外監査役2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,791字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社4社(連結子会社4社)で構成されております。創業当初から行っている「企業と顧客の接点(チャネル)に関するコンサルティングとアウトソーシングサービス及びソフトウェアの提供」をベースとし、2008年12月に佐賀フュージョンサービス株式会社(バーチャレクス九州株式会社に商号変更)が完全子会社となりました。2016年6月には、東証マザーズ市場(2022年4月に東京証券取引所グロース市場に移行)に上場しました。 その後、2017年2月に株式会社タイムインターメディアが完全子会社としてグループに加わり、2017年10月には当社を会社分割し子会社をバーチャレクス・コンサルティング株式会社とし、当社は、バーチャレクス・ホールディングス株式会社と社名変更をして、純粋持株会社に移行しました。2018年10月、株式会社タイムインターメディアを会社分割し、VXアクト株式会社が連結子会社となり、現在の体制となっています。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、事業区分は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)IT&コンサルティング事業 当事業は、バーチャレクス・コンサルティング株式会社、株式会社タイムインターメディアおよびVXアクト株式会社が行っております。 当事業の内容は、当社が創業当初から行っているコールセンター構築をはじめとする企業の事業戦略、CRM戦略、IT戦略、及びマーケティング戦略等の立案から、それらの実現・導入に向けた業務やシステムの設計・構築の支援を行うコンサルティングサービス、コンサルティングやプロセス運営で培った知見をCRMパッケージ製品「inspirX(インスピーリ)」(注)として形にしライセンス販売しているCRM製品提供、企業のCRM基盤を戦略的かつ効率的に支えるためのストック型ITサービスとなります。 株式会社タイムインターメディアが加わったことにより従来のCRM領域だけでなくWeb領域、文教・教育ソリューション領域にも拡大しました。 また、遺伝的アルゴリズム(進化計算)をベースとしたAIの利活用、デジタルトランスフォーメーション支援、分散コールセンターやマザーセンターの技術基盤構築など、ソリューション領域を拡張しビジネスを成長させていきます。 (注)「inspirX(インスピーリ)」は、電話、FAX、メール、SMS、LINE等のマルチチャネルに対応した顧客対応履歴管理ソフトウェアです。「inspirX(インスピーリ)」の導入により、顧客からの問い合わせ、意見、クレーム、受発注情報などのやりとりや実際の訪問など、「あらゆる顧客とのコミュニケーションを統合的に管理」することが可能となります。 (2)アウトソーシング事業 当事業は、バーチャレクス・コンサルティング株式会社、バーチャレクス九州株式会社が行っております。 創業以来、当社グループではクライアント企業のCRM推進の中心的な役割を果たすコールセンター業務等の受託運営(アウトソーシング)を行ってまいりました。コールセンターの受託運営は、大別すると、当社グループセンターにて当社グループ要員が業務を遂行するサービス形態と、クライアント企業のセンターにて当社グループ要員がクライアント社員と共同で業務を遂行するサービス形態とがあり、クライアントの要望に合わせてサービス提供を行っております。 近年では、通常の問い合わせセンターや受発注センターの運営のみならず、当社グループのコンサルティング力を活かすことによって、業務標準(KPI、プロセス)構築や新規取り組みを実施(仮説検証)するマザーセンターの運営、デジタルマーケティングのバックオフィス業務のアウトソーシング受託(Marketing Process Outsourcing)等のサービスを展開しております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,235字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 当社グループは、企業理念として、”Success for people,organization and society.”という合言葉のもと、次の4項目を目標に掲げています。 ・私たちは生活者・消費者(顧客)、クライアント企業やパートナー企業の皆様、当社の株主やグループ従業員とその家族など、共に歩むすべての人たちの成功に向かいます。 ・私たちはクライアント企業・団体、パートナー企業、グループ企業の成功に向かいます。 ・私たちは社会・環境の持続的な成功に向かいます。 ・私たちはこのような想いのもと、議論し、判断し、行動します。 かかる目標を念頭に置きつつ、中期的に事業規模及び事業領域の積極的な拡大を図るため、当社グループの成長を加速させるとともに、財務面での健全性を強化し、経営における成長性と安全性の均衡を図ることにより、企業価値の最大化を目指しております。この企業価値最大化という目的を達成するため、当社グループでは、以下の事項を今後の事業展開における主要な課題として認識しており、改善すべく取り組んでおります。 (1)営業基盤の拡大 当社グループは、グループの経営の安定を図り、より一層の成長を目指すために、新規クライアントの獲得及び既存クライアントへのサービス拡充による営業基盤の拡大が不可欠であると認識しております。営業基盤の拡大につきましては、ブランディングやマーケティングの強化により新規の営業先の増加を図り、特に当社グループの強みであるコンサルティング力を切り口にして、システム導入やアウトソーシングの受託に導けるよう一層の体制強化を図ってまいります。 (2)AI利活用によるコンタクトセンター変革の牽引 企業の人件費高騰や人材採用難といった課題が深まる一方、AI技術の急速な進化が進み、約1.5兆円規模と言われるコンタクトセンター・BPO市場は劇的な変革の波を迎えつつあります。 当社グループは、1999年の創業以来CRM領域で培ってきた「コンサルティング(計画・設計)」「テクノロジー(IT開発・導入)」「オペレーション(業務実行)」の3つのスキルを一気通貫で提供できる独自の強みを最大限に活かし、この市場変革を牽引するトップリーダーの役割を担っていく所存です。 AIは単にシステムとして導入しただけでは現場での効果が出にくいため、クライアントセンターの一部をマザーセンター(AI研究実験センター)として受託し、最新AIの導入と実際の業務を通じた実証実験を繰り返し実施することが有効です。そこで着実に効果が出る導入手法や仮説検証のサイクルを確立した上で、クライアントの大規模コールセンターへと全展開していく「マザーセンターアプローチ」を推進し、顧客接点における本格的なAI化を強力に支援してまいります。 (3)生成AIを用いた当社ソリューションの製品化/サービス化 自社開発のソフトウェア製品に生成AI機能を連結し、高精度な自動回答サービス等として製品化・サービス化を進め、当社グループのソフトウェア事業を強化してまいります。 具体的には、顧客対応クラウドシステム「iXCLouZ(iXクラウズ)」などの当社製品に、業務提携先であるKotozna社をはじめとする最先端のAIソリューションを連結させ提供します。最大の特徴は、システムやAIツールを提供するだけでなく、当社グループが長年蓄積してきた「現場のオペレーションノウハウ」を深く融合させる点にあります。 AIによるメール内容の分類や回答候補の自動作成機能に対し、当社スタッフが生成AI用のマニュアル作成や、AIへの教育プロセスを直接担当します。これにより、AIの回答精度と実用性を極限まで高め、現場ですぐに機能する「自動回答オペレーションシステム」としてクライアントに提供し、業務効率化を実現してまいります。 (4)AIコンタクトセンター総合プラットフォームの提供 ITコンサルティング事業の成長を牽引するため、最新のAI技術を駆使した「AIコンタクトセンター総合プラットフォーム」の導入支援事業を推進してまいります。このプラットフォームは、AWS上の電話・メール基盤を土台として構築し、音声系チャネル(IVR音声応答、音声認識、音声合成機能など)と、メール・Web・スマホ系チャネル(BOT・Chat、生成系AI)を統合し、あらゆる顧客接点に対応する環境を実現します。 さらに、センター運営に不可欠な分析・レポーティング機能や、FAQ管理、教育・評価システムといった運営系機能も備えます。これらの多岐にわたるAI技術と、自社の製品群のAI機能をシームレスに連携・強化することで、次世代型の総合的なコンタクトセンタープラットフォームとして提案を行ってまいります。 (5)デジタルマーケティングからCRMまでの一気通貫支援 顧客接点の変革において、Salesforce関連の導入支援実績をさらに拡大し、デジタルマーケティングからCRMに至る全領域を一気通貫で支援してまいります。支援領域は、見込み客を獲得する「顧客になる前」のフェーズ(マーケティングオートメーションやSFAを用いた営業プロセスの戦略化、販売データ分析)から、「顧客になった後」のフェーズ(カスタマーサポート、顧客分析管理、追加売上・解約管理を担うカスタマーサクセス)までを広く網羅します。 これらの顧客ライフサイクルを一連の流れとして捉え、戦略立案からテクノロジーの導入、運用までワンストップで顧客企業に伴走します。 さらに、SalesforceのAIエージェントである「Agentforce」の導入活用支援を行うことで、顧客企業の営業・マーケティングDXを力強く推進してまいります。 (6)優秀な人材の確保・育成・定着 当社グループは、中期的に積極的な事業規模及び事業領域の拡大を図っていることから、優秀な人材を確保・育成・定着させることを、事業展開における主要な課題の一つと認識しております。 そのため、定期採用(新卒採用)・期中採用(中途採用)の適切なバランスを念頭に置きながら、積極的な人材確保に努めております。また、現在、人材の確保が厳しい採用市場状況を踏まえ、これまでよりも幅広い層をターゲットとした採用活動を行い、入社後の育成と戦力化を重視してまいります。こうした人材の成長を促し、定着化を図るため、当社グループでは、個人の成長を重視した人事評価制度を導入しており、当該人事評価に加えて個人の自主性等も考慮して、積極的な人材登用を実施しております。そして、人材の成長を促す基盤として、定期(新卒)採用社員向けの社内教育研修の他、外部研修の利活用にも注力しております。 (7)情報管理体制の強化 当社グループは、業務上、クライアント環境にて個人情報等の重要な機密情報に接することがあり、情報管理を事業展開における主要な課題の一つと認識しております。 当社グループでは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会認定のプライバシーマークを取得、及び更新を継続しておりますが、今後は、さらに情報管理を徹底するとともに、役職員に対して研修を実施するなど、その重要性を周知してまいります。 (8)内部管理体制の強化 当社グループは、今後の更なる事業拡大を目指す上で、成長に沿った適切な内部管理体制の実現を、事業展開における主要な課題の一つと認識しております。 そのため、中期的な事業規模及び事業領域の拡大にあわせて、管理部門の適切な人員を確保するとともに、有効な内部統制の構築及びコーポレート・ガバナンスの強化を推進し、経営の健全性及び透明性の実現に尽力してまいります。
事業等のリスク3,412字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループは、これらの事項の発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、将来における実際の結果と異なる可能性があります。また、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクの全てを網羅しているものではありません。 (1)経営方針 ⅰ.企業価値最大化のための積極的な経営方針 当社グループは、企業価値を最大化するため、中期的に事業規模及び事業領域の拡大を目指す積極的な経営方針をとっております。とくにパッケージ開発及びカスタマイズ設計・開発において、当社グループは設立当初にコンタクトセンターを中心としたCRM領域にフォーカスし、それ以来これまでノウハウを蓄積してまいりましたが、従来より培ったノウハウをベースとしてマーケティング領域への積極的な展開を図っております。これらは、歴史が浅く変化の目まぐるしい領域であるため、予測が困難であり、当社グループが事前に想定していない事態に直面した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ.配当政策 当社の配当政策につきましては、当期より基本方針を変更しており、その内容については「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご参照ください。当社では、今後、記載の方針に基づき配当額を決定していくため、当社の業績が配当額の算定に影響を与える可能性があります。 (2)競合他社について 当社グループのように創業当初から「コンサルティング」「テクノロジー」「オペレーション」の3つのサービスを一気通貫で提供すべく、同時並行的にノウハウを深耕した企業は数少なく、CRM領域においてこれら上流から下流に至る3つのサービスをそれぞれ相応な事業規模を持って一貫してサポートする競業他社は現在のところ見当たりません。個別サービス領域ごとの競合や新規参入はあっても、それらをシナジーをもって融合させたサービスとして展開することは、他社においては困難であると考えています。しかしながら、今後、個々のサービス領域で競合となるコンサルティング会社、ソフトウェアベンダー、テレマーケティング会社等が、他サービス領域のノウハウを深めることにより、当社グループが提供するワンストップ・サービスの競合となった際には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)特定人物への依存 当社グループの代表取締役社長である丸山栄樹は、当社グループの創業者であり、設立以来代表取締役社長として経営方針や事業戦略の立案・決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。当社グループでは、持株会社体制への移行、経営幹部役職員の拡充、育成及び権限委譲による分業体制の構築などにより、経営組織の強化に取り組んでおり、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4)事業運営 ⅰ.特有の法的規制等 現在、IT&コンサルティング事業、主にコンタクトセンター業務のアウトソーシングサービスを提供するアウトソーシング事業のいずれにおいても、事業運営についての特有の法的規制はありません。しかし、新しく法的規制が制定された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性、及び事業展開のスピードに悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、アウトソーシング事業におけるサービス提供の一部で、人材派遣の契約形態をとっているプロジェクトがあり、当社は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)に基づき、厚生労働大臣より「一般労働者派遣事業の許可」を受けております。 労働者派遣法では、派遣元事業主が欠格事由に該当した場合等において、厚生労働大臣による許可の取消し等について規定されておりますが、現時点で、当社がこれらの事由等に該当する事実はありません。しかしながら、今後何らかの理由により、許可が取り消された場合などにおいては、人材派遣の契約形態をとるアウトソーシングサービスの提供が制限されることにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⅱ.システム設計・開発における追加的なコストの発生 当社グループは、IT&コンサルティング事業における個別のシステム設計・開発プロジェクトについて、クライアントの要望に基づいてコストを見積り、当社グループの利益を反映した上で顧客との契約代金を決定しております。当社グループでは、当社グループ独自のガイドラインに基づき、見積り段階からの組織的な意思決定を確立し、組織的な見積り能力の向上に役立てていくことによって、見積りの精緻化を図っておりますが、実際のプロジェクトにおいて、開発段階での大幅な仕様変更による作業工数の増加など、想定外の要因によって見積りを上回る追加的なコストが発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、システム設計・開発等における品質管理を徹底するため、当社グループ独自のガイドラインを定め、技術の標準化を進めるとともに、プロジェクトの進捗管理等のプロジェクトマネジメントの強化に取り組んでおります。しかし、このような体制を整備しているにもかかわらず、当社グループが開発したシステムに不具合が発生したり、設計・開発作業に遅延等が発生したりした場合には、それらの修正に要する追加的なコストの発生やクライアントからの損害賠償請求等によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)優秀な人材の確保・育成・定着 当社グループは、中期的に積極的な事業規模及び事業領域の拡大を図っていることから、優秀な人材を確保・育成・定着させることを、事業展開における主要な課題の一つと認識しております。 そのため、定期採用(新卒採用)・期中採用(中途採用)の適切なバランスを念頭に置きながら、積極的な人材確保に努めております。また、当社グループでは、優秀な人材を育成・定着させるため、個人の成長を重視した人事評価制度を導入し、当該人事評価に加えて個人の自主性等も考慮して、積極的な人材登用を実施しております。 さらに、近年強化している定期採用(新卒採用)において、採用社員の早期戦力化を図るため、定期(新卒)採用社員向けの社内教育研修にも注力しております。 しかしながら、これらの人事上の取り組みが何らかの理由により機能せず、優れた人材を確保・育成・定着できない場合、将来的な当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)個人情報等の重要な機密情報の流出 当社グループは、業務上、個人情報等の重要な機密情報をクライアントより受領しており、情報管理を事業展開における主要な課題の一つと認識しております。当社では、一般財団法人日本情報経済社会推進協会認定のプライバシーマークを取得、更新を継続しており、情報管理を徹底するとともに、役職員に対し研修等においてその重要性を周知しております。 しかしながら、当社グループが取り扱う個人情報等の重要な機密情報について、万一、何らかの要因から、漏洩、改ざん、不正使用等の問題が生じた場合、損害賠償請求や信用の失墜等によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害・火災・各種感染症等に関するリスク 地震、台風、津波等の自然災害、火災、各種感染症の拡大等が発生した場合、当社の事業運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。特に、大規模な自然災害が発生した場合は正常な事業運営が行えず、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,296字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、個人消費や設備投資が持ち直しつつある中、緩やかな回復が続くことが期待されています。一方で、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスク、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響に注意が必要と思われます。 このような状況の下、バーチャレクス・コンサルティングはCRMをビジネスのドメインに、タイムインターメディアはWeb、文教・教育、AIなどをビジネスのフィールドとして、当社グループの持つコンサルティング、テクノロジー、オペレーションのケイパビリティを融合させ、ワンストップ伴走型でトータルな支援を継続して行ってきました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は6,880,064千円(前連結会計年度比6.0%増)、営業利益は394,491千円(前連結会計年度比41.3%増)、経常利益は442,864千円(前連結会計年度比139.1%増)、親会社株主に帰属する当期純損失は81,105千円(前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は111,005千円)となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ⅰ.IT&コンサルティング事業 IT&コンサルティング事業は、前年度低調だった期初の稼働率が今年度は第1四半期から堅調に推移しており、成長戦略と位置づけるAIを中核としたサービス・事業展開も順調に立ち上がりつつあります。 また開発期間が長引き収益を圧迫していた株式会社タイムインターメディアの大型案件の収束目途が概ね立つとともに株式会社タイムインターメディアで、前連結会計年度末に急激に信用力が悪化した特定の得意先に対する売上債権の回収が完了したため、当該得意先に対して計上を停止していた売上を計上するとともに、当該得意先の売上債権に対して計上していた貸倒引当金について、当連結会計年度において貸倒引当金戻入益を計上しました。 この結果、売上高は4,028,116千円(前連結会計年度比7.7%増)、セグメント利益は942,761千円(同21.1%増)となりました。 ⅱ.アウトソーシング事業 アウトソーシング事業は、IT&コンサルティング事業におけるマザーセンター構築コンサルティングサービスからマザーセンター運営受託のアウトソーシングサービスに繋げる取り組みにより、前連結会計年度期中より大手クライアントの他事業領域への横展開が結実しています。 この結果売上高は2,851,948千円(前連結会計年度比3.7%増)、セグメント利益は519,833千円(同4.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ4,449千円増加し、期末残高は1,369,905千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、410,436千円(前連結会計年度は229,850千円の収入)であります。これは主に、税金等調整前当期純利益50,417千円、減価償却費115,213千円、投資有価証券評価損402,392千円による資金の増加があったこと、売上債権の増加額119,412千円、法人税等の支払額143,534千円の資金の減少があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、248,617千円(前連結会計年度は198,527千円の支出)であります。これは主に、無形固定資産の取得による支出146,261千円、投資有価証券の取得による支出100,643千円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、157,370千円(前連結会計年度は178,343千円の収入)であります。これは主に、長期借入金の返済による支出132,720千円、配当金の支払額42,108千円があったこと等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 ⅰ.生産実績 当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日)   前年同期比(%) IT&コンサルティング事業(千円)   2,859,075   107.3 アウトソーシング事業(千円)   2,293,730   103.8 合計(千円)   5,152,805   105.7 (注)金額は製造原価によっております。 ⅱ.受注実績 受注高及び受注残高を把握することが困難なため、記載をしておりません。 ⅲ.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日)   前年同期比(%) IT&コンサルティング事業(千円)   4,028,116   107.7 アウトソーシング事業(千円)   2,851,948   103.7 合計(千円)   6,880,064   106.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東京電力エナジーパートナー株式会社   860,060   13.2   765,382   11.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積もり、予測を必要としております。 当社グループは、過去の実績や取引状況を勘案し、合理的と判断される前提に基づき見積もり、予測を行っている部分があり、これらの見積りについては不確実性が存在するため、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表を作成するにあたり、重要となる会計方針については「第5経理の状況1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しています。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ⅰ.財政状態 (資産の部) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末より12,515千円減少し、3,773,987千円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が119,412千円増加したこと、新規のソフトウエア開発を進めたことにより、ソフトウエア仮勘定などの無形固定資産が55,554千円増加したこと、投資有価証券が270,857千円減少したこと等によるものであります。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末より100,653千円増加し、2,113,914千円となりました。これは主に、長期借入金が127,720千円減少した一方、未払金が92,207千円増加し、未払消費税等が92,612千円増加したこと等によるものであります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産合計は、利益剰余金が123,308千円減少したこと等により、前連結会計年度末より113,168千円減少し純資産は1,660,072千円となりました。 ⅱ.経営成績 (売上高) 当連結会計年度における売上高は6,880,064千円と、前連結会計年度比6.0%の増収となりました。 IT&コンサルティング事業において、前連結会計年度より開発に手数を要していた子会社の株式会社タイムインターメディアの大型案件収束目途が概ね立ち、仕様変更に伴う追加受注が発生したため、増収となりました。 アウトソーシング事業においては、IT&コンサルティング事業におけるマザーセンター構築コンサルティングサービスからマザーセンター運営受託のアウトソーシングサービスに繋げる取り組みにより、大手クライアントの他事業領域への横展開が結実し増収となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は前連結会計年度比5.7%増の5,153,808千円となり、売上総利益は1,726,255千円と、同6.9%の増益となりました。売上総利益につきましては、IT&コンサルティング事業において、売上の増収要因である子会社の株式会社タイムインターメディアで開発に手数を要していた大型案件の収束目途が概ね立ち、プロジェクトの採算性が改善したため増益となりました。 アウトソーシング事業においては、売上の増収要因であるマザーセンター運営受託のアウトソーシングサービスに繋げる取り組みが結実し増益となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は前連結会計年度比0.3%減の1,331,763千円となり、営業利益は394,491千円と、前年同期営業利益279,247千円から増益となりました。 販売費及び一般管理費では、我々の事業を成長させる上で人材が重要であるとの認識から、採用と教育について積極的な投資を継続しつつ、株主還元の一環としての株主優待制度を当連結会計年度より開始したものの、引き続き経費の圧縮の努力を行った事と、子会社の株式会社タイムインターメディアで急激に信用力が悪化した特定の取引先の売上債権の回収が完了し、当該得意先の売上債権に対して計上していた貸倒引当金について貸倒引当金戻入益を計上した事により、対前連結会計年度比で微減となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度における営業外収益の主なものとして、投資事業組合の資産運用について評価益が生じ、その結果、投資事業組合運用益を40,840千円計上しております。 この結果、経常利益は442,864千円と、前年同期経常利益185,231千円から増益となりました。 (特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における主な特別損失は、投資有価証券評価損が402,392千円ありました。 この結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失△81,105千円と前年同期の親会社株主に帰属する当期純利益111,005千円から減益となりました。 また、セグメント別における分析につきましては、「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ⅲ.資本の財源及び資金の流動性 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2事業の状況4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社グループの運転資金需要の主なものは製造費用、販売費及び一般管理費に必要な資金であります。これらの運転資金及び必要な設備資金につきましては内部資金または銀行からの借入により資金調達することとしております。 また、各子会社からの報告に基づき、当社でグループにおける必要な資金を把握し、一時的な資金の不足については当座貸越枠等により、十分な借入金の与信枠を設定し、必要資金を適時に確保する体制を整えております。 ⅳ.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2事業の状況3事業等のリスク」に記載のとおりであります。当社グループは、これらのリスク要因について分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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