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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アプリックス

Aplix Corporation3727 · Growth · 情報・通信業

組込みからクラウドまでワンストップで開発し、MVNOや車両管理などストック型サービスも提供。

概要

アプリックスは1986年にソフトウェア開発会社として創業し、2003年に東京証券取引所マザーズに上場した。組込み向けJavaプラットフォーム「JBlend」の開発で知られ、現在はMVNO通信サービスやIoTソリューション、システム開発を主事業とする。2025年12月期の売上収益は約29億円、従業員数は53名。本社は東京都新宿区。

ストックビジネスとシステム開発の二軸体制

アプリックスの事業は「ストックビジネス事業」と「システム開発事業」の二つに区分される。ストックビジネス事業はMVNOや光回線などの通信サービス、車両運行管理サービス「AORINO」、リテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」など継続課金型の製品・サービスを提供する。システム開発事業は創業以来培った組込み技術を活かし、組込み・エッジからクラウドまでのワンストップ開発を受託する。2025年12月期のセグメント売上収益は、ストックビジネスが2,518百万円、システム開発が370百万円と、ストックビジネスが全体の87%を占める安定的な収益基盤を持つ。

収益構造の変化と赤字脱却への道筋

財務数値は2012年12月期の売上収益75億円から減少を続け、2018年12月期には3億円まで落ち込んだ。その後、子会社化したスマートモバイルコミュニケーションズのMVNO事業が寄与し、2020年12月期に34億円へ急回復。2021年から2024年までは35~38億円で推移したが、2025年12月期は29億円に減少した。営業損益は2012年以降赤字が続いたが、2020年12月期に黒字転換。2024年12月期には営業利益2億円を計上したが、2025年12月期は営業損失6,486万円に再び落ち込んだ。経営指標として事業利益とEBITDAを重視している。

グループ構成と子会社の役割

連結子会社はスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社(SMC)の1社。SMCは2007年に設立され、2019年8月に簡易株式交換で完全子会社化された。MVNO事業やMVNE事業を運営し、モバイルWiFiルーター「THE WiFi」、通信機能付きAIドライブレコーダー、光コラボレーションサービスなどを提供する。アプリックスのストックビジネス事業の収益はSMCのMVNOサービスが牽引しており、グループ全体の収益安定化に貢献している。

業界の中での役割はシステム開発サービスと通信サービスを提供するテクノロジー企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
29億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-3.4%
純利益
-1億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
ストック ビジネス事業25億円86.2%3億円12.0%
システム 開発事業4億円13.8%1億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ストックビジネス(通信・サービス)主力

継続課金モデルの製品・サービスを提供。子会社SMCがMVNO・MVNE事業、モバイルWiFiルーターや通信機能付きAIドライブレコーダーの提供を行い、当社は車両運行管理サービス「AORINO」やリテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」を提供する。

主な製品・サービス4
MVNO/MVNE事業
仮想移動体通信事業者向けの通信サービス提供。SMCが運営し、モバイルWiFiルーターなどの通信機能も提供する。
AORINO
車両運行管理サービス。GPSを活用し、位置情報や走行記録を管理する。
BRIDGE AD
リテールメディアプラットフォーム。店頭のデジタルサイネージなどを通じた広告配信サービス。
光コラボレーションサービス
光回線を利用したインターネット接続サービス。通信事業者と提携して提供する。

02システム開発準主力

これまでの自社開発や他社からの受託開発で培った知見を活かし、組込み・エッジからクラウドまでのシステム開発を手がける。多様な業界のクライアントに対してワンストップで開発サービスを提供する。

主な製品・サービス1
システム開発サービス
組込みソフトウェアからクラウドアプリケーションまで、要件定義から運用保守までを一括で提供する開発サービス。

製品と技術

組込みJavaプラットフォーム「JBlend」

JBlendは1997年に発表された、家電や携帯端末向けのJavaアプリケーション実行環境。携帯電話のJavaゲームやアプリの基盤として広く採用され、同社の成長を支えた。Androidの登場により携帯電話向け需要は減少したが、組込み機器向けの技術として蓄積された開発力は、現在のシステム開発事業の基盤となっている。同社はこの知見を活かし、Bluetooth Low Energy通信やクラウド連携など、エッジからクラウドまでのワンストップ開発を提供している。

ビーコン製品とIoTソリューション群

ビーコン製品は2013年の「BM1」から始まり、「MyBeaconシリーズ」や「お知らせビーコン」へと拡充した。いずれもBluetooth Low Energyを利用し、近距離無線通信で位置情報や機器状態を通知する。2015年にはBluetooth/Wi-Fiゲートウェイモジュール、2016年にはAmazon Echo対応IoTソリューションを開発。2018年には水処理システム向け「HARPS」、屋内測位「groma」、AR在庫管理「Quanti」を発表した。2024年にはリテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」を提供開始し、大手小売店舗での広告配信を実現した。

MVNO通信サービスと車両管理「AORINO」

子会社SMCが運営するMVNOサービスは、音声通話やデータ通信、クラウドSIM型モバイルWiFiルーター「THE WiFi」などを提供する。2025年12月期のストックビジネス売上の大部分を占める。法人向けには通信機能付きAIドライブレコーダー「AORINO」と、アルコール検知器連携アプリ「FUUDA」をセットにしたサービスを展開。事業者からMVNO事業を引き継ぐ「まかせるMVNO」も2025年12月に全国展開した。MVNO事業がグループの安定的な収益源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ソフトウェア開発、赤字転落で危機

アプリックスは、情報・通信業でモバイルソリューションや組込みソフトウェアを手掛けます。売上高は2024年12月期に37億円と減少傾向で、2025年12月期には29億円へと縮小し、営業損失3.45%と赤字に転落しています。同業のハッチ・ワークやソラコムと比較しても、規模が小さく、収益性で大きく劣ります。技術トレンドの変化への対応が遅れ、競争力を失いつつあります。財務体質も悪化しており、早期の立て直しが必要です。

強み

  • 長年のモバイルソリューション開発で培った技術ノウハウを持つ。
  • 一部の技術に関して特許を保有しており、一定のバリアがある。
  • 既存顧客との継続取引があり、安定した需要が一部存在する。
  • IoTやAIなど新しい分野への投資を進めている点。

課題

  • 営業損失を計上し、業績が急速に悪化。早期の収益改善が急務。
  • 売上高が減少傾向にあり、主要顧客の離反や案件減少が懸念される。
  • 技術革新のスピードについていけず、競合との差を広げられている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がアプリックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12330フォーサイド38億円11.2倍
25029サークレイス38億円18.2倍
39417スマートバリュー37億円
43674オークファン37億円
53690イルグルム37億円109.1倍
63727アプリックス36億円
73976シャノン36億円
85250GMOプライム・ストラテジー36億円33.7倍
94174アピリッツ36億円
103967エルテス35億円
113917アイリッジ35億円5.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

ソフトウェア開発会社として創業とJBlendの誕生

1986年2月、資本金1,000万円で株式会社アプリックスが設立された。当初はソフトウェア開発を目的としていたが、1997年6月に家電等の機器組込み向けJavaアプリケーション実行プラットフォーム「JBlend」を発表。同製品は携帯電話や家電への搭載が進み、同社の基幹技術となる。2003年12月には東京証券取引所マザーズに上場し、2005年11月にはNTTドコモと業務・資本提携を締結するまでに成長した。

Android陣営への参画とビーコン事業への転換

2007年11月、アプリックスは移動端末向けプラットフォーム「Android」の開発推進団体「Open Handset Alliance」に、設立メンバーの中で唯一の日本のソフトウェアベンダとして参加した。しかし2010年代に入ると組込みJava市場の縮小に直面。2013年4月には商号をアプリックスIPホールディングスに変更し、同年11月にiPhone/Android向けビーコンモジュール「BM1」を販売開始。2014年には商用ビーコン「MyBeaconシリーズ」やビーコンサービスアプリ「hubea」を相次いで投入し、IoT分野への本格参入を図った。

IoTソリューションの拡充とMVNO事業の取り込み

2015〜2018年にかけて、アプリックスはIoT関連製品を多数開発した。2015年には浄水器フィルター交換通知用ビーコン内蔵流量センサー、2016年にはAmazon Echo対応IoTソリューション、2018年には水処理システム向け「HARPS」や屋内測位ソリューション「groma」、AR在庫管理スキャナー「Quanti」を発表。2016年10月にはNTTドコモとの提携を終了し、2017年4月には子会社アプリックスを吸収合併して商号を現在の「株式会社アプリックス」に戻した。2018年1月には光通信との合弁会社BEAMOを設立。2019年8月にスマートモバイルコミュニケーションズを完全子会社化し、MVNO事業をグループに取り込んだ。

グロース市場移行と不適合からの回復

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりマザーズからグロース市場に移行した。2022年12月期には時価総額基準に不適合となるが、2023年12月期には適合。しかし2024年12月期に再び不適合となり、低迷が続いた。これに対し、2026年1月に株式会社グローバルキャストとの株式交換を決議し、持株会社体制移行を前提としたグループ経営の強化を目指すと発表。また、2030年に厳格化される上場維持基準を見据え、M&Aやアライアンスによる外部リソースの取り込みを急務としている。

年表23件を開く

1980年代

  • 1986年2月創業ソフトウエア開発を目的として資本金1,000万円をもって株式会社アプリックス設立。

1990年代

  • 1997年6月家電等の機器組込み向けの、Java言語で作成されたアプリケーションを実行するプラットフォーム「JBlend」を発表。

2000年代

  • 2003年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
  • 2005年11月株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現 株式会社NTTドコモ)と業務・資本提携。
  • 2007年11月創業移動端末向けのソフトウエアプラットフォーム「Android」の開発推進団体「Open Handset Alliance(OHA)」に、設立メンバーの中で唯一の日本のソフトウエアベンダとして参加。

2010年代

  • 2013年4月商号変更商号を「アプリックスIPホールディングス株式会社」に変更。
  • 2013年11月iPhoneやAndroid端末に対応したビーコンモジュール「BM1」を販売開始。
  • 2014年3月商用利用向けビーコン「MyBeaconシリーズ」を販売開始。
  • 2014年7月ビーコンサービス専用のアプリケーション「hubea」を提供開始。
  • 2014年11月機器組込み型ビーコン「お知らせビーコン」を開発。
  • 2015年4月本社事業所を東京都新宿区西早稲田二丁目20番9号に移転。
  • 2015年6月IoTサービス「お知らせビーコン」のオプションとして、Bluetooth及びWi-Fiからの利用を可能にするBluetooth/Wi-Fiゲートウェイモジュールを開発。
  • 2015年11月浄水器のフィルター交換を通知するビーコン内蔵流量センサーを開発。
  • 2016年4月当社IoTソリューションが米国Amazon.com,Inc.の人工知能搭載ハンズフリースピーカー「Amazon Echo」に対応。
  • 2016年10月株式会社NTTドコモとの業務・資本提携契約を終了。
  • 2017年4月M&A子会社株式会社アプリックスを吸収合併し、商号を「株式会社アプリックス」に変更。
  • 2017年6月Amazon Alexa対応家電向けIoTソリューションを販売開始。
  • 2018年1月株式会社光通信との合弁会社「株式会社BEAMO」設立。
  • 2018年4月水処理システムをIoT化するオールインパッケージ「HARPS(ハープス)」発売開始。
  • 2018年6月屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(グローマ)」発表。
  • 2018年10月AR在庫管理スキャナー「Quanti(クアンティ)」公開。
  • 2019年8月M&A簡易株式交換の方法によりスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社を完全子会社化。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ストックビジネスの拡大とシステム開発の収益性向上

    MVNO等の継続課金モデル(ストックビジネス)の売上拡大と、組込み開発力を活かしたシステム開発の粗利益増加を成長戦略とする。ストックビジネスでは強みのMVNOサービスを軸に通信サービスとバックオフィス対応、サービスの拡充を図り、システム開発ではワンストップ開発力を活かし顧客基盤構築とエンジニア稼働率適正化で収益性を高める。

  2. 02

    グローバルキャストとのM&Aによるグループ一体経営

    2026年4月にグローバルキャストと株式交換を実施し、持株会社体制への移行を検討。両社の「製品開発力」と「販売基盤」を統合し、高品質サービスの安定供給と市場浸透、販路拡大のシナジーを早期に実現することで企業価値を向上する。

  3. 03

    M&Aやアライアンスの積極推進

    2030年の上場維持基準厳格化に対応し、時価総額100億円以上を目指すため、光通信との資本業務提携を基軸にM&Aやアライアンスを推進。外部リソースを取り込み、成長段階に応じた経営資源確保とスケールアップを図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で53人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は573万円で、9期前と比べて12.9%平均年齢は47.2歳、平均勤続年数は12.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月97
2017年12月33
2018年12月33
2019年12月65845.110.339
2020年12月66547.310.345
2021年12月60947.010.846
2022年12月65147.411.945
2023年12月60445.711.449
2024年12月61646.912.151392
2025年12月57347.212.153−189

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社(注2,3)
    東京都豊島区南池袋一丁目16番15号ダイヤゲート池袋 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は29億円営業利益-1億円前期と比べると減収減益で、売上が-21.6%、利益が-150.0%。

売上高
-21.6%
29億円
営業利益
-150.0%
-1億円
純利益
-150.0%
-1億円
営業利益率
-3.4%
前期比 -8.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高91億円29億円
営業利益-1億円
純利益-1億円
1株あたり配当¥2¥2

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は31億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+106.7%、営業利益は−200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2022年3Q800.00
2023年1Q10110.01
2023年2Q900.01
2023年3Q9111.11
2024年1Q900.00
2024年2Q10110.01
2024年4Q1815.61
2025年2Q1516.71
2025年4Q14−2−14.3−2
2026年2Q31−1−3.2−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は75億円から29億円へ39%に減った。直近期の営業利益率は-3.4%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月75−25−34
商号を「アプリックスIPホールディングス株式会社」に変更。
2013年12月58−24−30
2014年12月22−27−33
2015年12月15−24−29
2016年12月15−9−10
子会社株式会社アプリックスを吸収合併し、商号を「株式会社アプリックス」に変更。
2017年12月6−4−9
株式会社光通信との合弁会社「株式会社BEAMO」設立。
2018年12月3−5−5
簡易株式交換の方法によりスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社を完全子会社化。 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2019年12月8−2−2
2020年12月3401
2021年12月35−1−1
2022年12月3512
2023年12月3833
2024年12月37225.42
2025年12月29−1−1−3.4−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高29億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.5%19億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.0%9億円
  • その他の費用持分法損益などの調整6.9%2億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-3.4%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比11.8pt
-3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比10.1pt
-3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は13億円で、売上の5.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月−4−220−2663
2013年12月−7−11−1−1847
2014年12月−10−10−1137
2015年12月−24−23−2614
2016年12月−1209−1211
2017年12月−410−38
2018年12月−507−510
2019年12月101114
2020年12月−302−313
2021年12月100113
2022年12月30−1315
2023年12月4−10318
2024年12月3−113−813
2025年12月3−1−2213

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は35億円。このうち返さなくてよい自己資本が23億円で、自己資本比率は66.8%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1261032382.3
2013年12月97762178.2
2014年12月60451574.7
2015年12月2718965.6
2016年12月2418674.2
2017年12月98187.8
2018年12月1211190.5
2019年12月31211068.5
2020年12月3122968.2
2021年12月2820871.4
2022年12月3022874.5
2023年12月3325877.9
2024年12月39261366.8
2025年12月35231266.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
12億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中264位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中586位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-3.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-21.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥164で、1年前と比べて-25.5%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥164+2.5%1ヶ月+13.9%1年-25.5%時価総額36億円
過去52週の値幅
安値¥121高値¥261

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.00倍
配当利回り1.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(134.6円)を+4.0%上回り、75日線(154.1円)や200日線(170.2円)は下回る。52週高値282円から-50.4%、安値121円からは+15.7%。直近1カ月で+5.3%上昇、7/16は横ばい。RSIは66.7とやや高め。出来高は6/5に224,100株の急増後、減少。週足は安値圏からの反発模様。75日線が上値抵抗。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PBRが1.36倍と業界平均3.51倍を大きく下回り、ROE6.1%を考慮すると資産価値に対して割安です。配当利回り2.5%は業界平均1.20%を上回り、株主還元は良好です。ただし、2025年12月期の営業赤字見通しから収益力に懸念があり、割安だが業績悪化リスクを抱えています。

指標この会社業種平均
PBR1.00倍2.96倍
ROE6.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社はIoT関連ソフトウェアで収益を上げているが、業績は不安定で、2025/12期は減収・赤字を見込む。強気派は、IoT市場の成長や自社製品のニーズの高まり、PBR1.36倍の割安感を評価する。弱気派は、減収基調や低い営業利益率、競争の激化を懸念し、回復には時間がかかるとみる。配当利回り2.5%を維持できるかも焦点。

プラスに働く材料7
  • IoT市場の成長追い風

    スマート工場など需要拡大でソフト需要は堅調。

  • PBR1.36倍で割安感

    純資産対比で株価が低く、下値不安は限定的。

  • 配当利回り2.5%

    業績悪化時も配当維持ならインカムゲインが魅力。

  • 配当利回り2.5%維持、株主還元姿勢継続影響

    1株配当3.5円想定、業績悪化で減配リスクはある

  • 2024年12月期営業黒字、収益確保2024年12月期影響

    営業利益2億円、売上高37億円、利益率5.4%

  • IoT関連技術での新規案件獲得不定影響

    組み込みソフト事業、成長分野での受注拡大

  • 自己資本比率良好、財務安定継続影響

    PBR1.36倍、純資産22億円、過度なレバレッジなし

マイナスに働く材料7
  • 減収・赤字予想

    2025/12期の売上29億円、営業赤字で悪化見通し。

  • 低い収益性

    営業利益率が改善せず、競争激化で薄利が継続。

  • 業績の不安定性

    年ごとの振れ幅が大きく、予想が困難。

  • 2025年12月期営業損失1億円、赤字転落2025年12月期影響

    営業利益2億→▲1億、売上高29億円と前期比22%減

  • 売上高3期連続減少、需要減退継続影響

    38→37→29億円、年率減少傾向

  • 配当減額リスク次回決算影響

    2025年12月期純損失見込み、配当性向マイナス

  • 競合激化による価格下落不定影響

    受託開発、価格競争で収益圧迫

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善のトレンドを確認する重要指標。
受注残高
今後の売上高の先行指標として注目。
配当性向
赤字時の配当維持が可能か判断する材料。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり2で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.22%。

年間配当
¥2
1株あたり
配当利回り
1.22%
いまの株価に対して
配当性向
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年12月4
2025年12月40.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥2

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ10,361人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.9%を占め、残る92.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他79.378.677.473.278.476.6
証券会社5.09.110.812.48.19.7
事業法人7.07.06.27.47.57.6
外国人個人3.83.93.83.84.24.7
外国法人4.61.41.43.01.61.1
自己株式0.10.10.10.10.60.6
金融機関0.30.10.30.10.10.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社光通信5.03
02チャールズ レーシー4.36
03光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員 光通信株式会社3.96
04株式会社SBI証券2.28
05楽天証券株式会社1.53
06星川 輝1.26
07三菱UFJeスマート証券株式会社1.25
08光通信株式会社1.00
09熊谷 正昭0.97
10マネックス証券株式会社0.95

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-09-01
    川口 英幸
    変更報告
    39.01%
    -0.01pt
  • 2026-09-01
    川口 英幸
    変更報告
    39.02%
  • 2026-08-28
    川口 英幸
    新規の大量保有報告
    39.01%
    -0.01pt
  • 2026-08-28
    川口 英幸
    新規の大量保有報告
    39.02%
  • 2026-08-28
    川口 英幸
    変更報告
    39.01%
    -0.01pt
  • 2026-08-24
    川口 英幸
    新規の大量保有報告
    39.01%
    -0.01pt
  • 2026-04-15
    川口 英幸
    変更報告
    20.32%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+98%、1株純資産は14期で−87%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年12月−269825
2013年12月−239606
2014年12月−264355
2015年12月−229141
2016年12月−71122
2017年12月−6656
2018年12月−2962
2019年12月−1294
2020年12月4974.059.1
2021年12月−591
2022年12月81008.815.3
2023年12月1511514.112.2
2024年12月71196.120.1
2025年12月−6108

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額59百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
倉林聡子代表取締役 社長52100,000
鳥越洋輔取締役4154,200
平松庚三取締役80
田口勉取締役7344,500
大西完司監査役(常勤)69
山田奨監査役4922,000
坂口禎彦監査役6822,000
川口英幸取締役53
神谷和幸取締役42
高垣浩一取締役64
望月明人監査役72

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2373719
社外取締役414144
監査役1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容744字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社により構成されております。 (1)当社の事業内容について 「テクノロジーの力でワクワクの共有と価値創造」を経営理念に掲げ、ICTと最新テクノロジーの融合による豊かな生活体験の創出を目指しています。組込み&エッジからクラウドまでワンストップで開発できるシステム開発サービスをはじめ、MVNO・光プロバイダーなどの通信サービス、車両運行管理サービス「AORINO」、リテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」など多様なサービスを提供しています。 当社グループの事業構成は、当社及び子会社1社で構成されており、継続課金モデルの製品・サービス等の開発・提供を推進することで業績の安定化を図る「ストックビジネス事業」と、当社がこれまでの自社及び他社からの受託開発経験で培ってきた知見を最大限に活かすことの出来る「システム開発事業」、以上2事業を運営しております。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (2)関係会社の事業内容及び位置付けについて 主要な関係会社は以下のとおりです。 a.スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社 スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社(当連結会計年度末現在、資本金10,000千円、以下「SMC」)は、2007年に設立され、2019年8月15日付で簡易株式交換の方法により当社の完全子会社となりました。同社は、主にMVNO事業やMVNE事業の運営のほか、モバイルWiFiルーターや通信機能付きAIドライブレコーダー、また光コラボレーションサービス等を提供しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。 <ストックビジネス事業> <システム開発事業>
経営方針・対処すべき課題2,880字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、継続課金モデルの製品・サービス(ストックビジネス)等の開発・提供を推進することで業績の向上及び安定化を図りながら、当社の強みであるシステム面から顧客が求めるビジネスを実現することでグループ全体の事業の柔軟性や対応力を強化することを経営戦略として位置付けております。 これらの活動を通じて、顧客企業における企業課題の解決と企業価値の向上に貢献するとともに、社会資本の整備と新たな剰余価値の創出に向けて歩みを進めてまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な収益性の向上を目的として、事業利益(売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除した利益)を経営指標にするとともに、EBITDA(事業利益+減価償却費+顧客関連資産償却額)についても重視しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は、MVNOサービス等の安定的に収益獲得可能なストックビジネスを推進することによるストック売上の拡大と、創業以来30年以上に渡り培ってきた「組込み」開発力をベースとした顧客のシステム開発について、開発コストの適正化を図ること等による粗利益の増加を成長戦略として位置付けております。 「ストックビジネス事業」においては、現在当社グループの柱となっているMVNOサービスにおいて市場上位レイヤーの契約者数を保有している強みに加えて、各種通信サービスのプラン設計や一連のバックオフィス業務まで幅広く対応可能なこと、また当社の開発力を活かしたサービス向上やラインナップの拡充などが行えること等、これら当社グループの強みを積極的に活かしたビジネス展開を図ることで収益基盤の安定化と収益の拡大を図ってまいります。また、事業規模の拡大やストック売上の増加につながるような他社との提携やM&A等についても積極的に検討してまいります。 また、「システム開発事業」においては、創業以来30年以上に渡り培ってきた「組込み」に関する経験や技術に加え、この「組込み開発力」や多数の顧客向けシステム・クラウド開発から得られた知見やノウハウ、またMVNO事業者として保有する通信技術等を有しており、これらを組み合わせた組込み&エッジからクラウドまでのワンストップ開発を可能とする対応力を生かして顧客のニーズを実現することで、顧客基盤の構築や事業の柔軟性向上を図るとともに、エンジニア稼働率の適正化等に取り組むことで、粗利益の増加等の収益性の向上について取り組んでまいります。 (4)経営環境及び対処すべき課題等 当社では、長年に渡る業績不振を起因とする時価総額の低迷の状況が継続しており、2022年12月期においては、東京証券取引所グロース市場における上場維持基準に対して不適合となったものの、2023年12月期においては同基準に対して適合しましたが、前連結会計年度である2024年12月期及び当連結会計年度においては再度不適合の状況となる等、依然として低迷した状態が継続しております。 このような状況を解消するため、当社では「株式会社グローバルキャストとのM&Aを通じたグループ一体経営の推進」と「M&Aやアライアンスの推進」の2つの施策に取り組むことで、企業価値及び時価総額の向上を図れるものと考えております。 具体的な施策の内容は以下のとおりです。 (a)「株式会社グローバルキャストとのM&Aを通じたグループ一体経営の推進」 当社は2026年1月16日開催の臨時取締役会において株式会社グローバルキャスト(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長 川口英幸、以下「グローバルキャスト」)と持株会社体制への移行を前提とした株式交換(以下「本株式交換」)を実施することについて決議し、2026年3月31日開催予定の当社第41回定時株主総会において株主の皆様のご承認をいただくため、第1号議案として付議しております。本株式交換は2026年4月1日を効力発生日としておりますが、本株式交換実施以降の方針として、グループ経営の更なる高度化を目的に、一定の検討期間を設けたうえで持株会社体制への移行を想定しております。そのうえで、「製品・サービス開発力」を持つ当社と、「顧客接点・販売基盤」を持つグローバルキャストが一体となることで、高品質な商品・サービスの安定供給と市場浸透を同時に実現する事業モデルの確立が可能になることや、強固な販売基盤を持つグローバルキャストの販路を活用することで販路拡大も可能になると考えていること等、両社のシナジーを発現させることで早期に企業価値の向上が可能になると考えております。 なお、本株式交換の詳細については、後記「「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表① 連結財政状態計算書 連結財務諸表注記 39.後発事象」」をご参照ください。 (b)「M&Aやアライアンスの推進」 上記(a)のとおり、当社ではグローバルキャストとの株式交換を実施する予定であり、本株式交換の実施により当社の時価総額は向上できるものと考えておりますが、2030年において東証グロース上場維持基準における時価総額基準が現状の「40億円以上(上場後10年経過後から適用)」から「100億円以上(上場5年経過後から適用)」に変更になることを踏まえ、企業価値及び時価総額向上を目的とした施策にさらに積極的に取り組む必要があると考えております。そのうえで、企業価値及び時価総額を向上させるためには、その過程における成長ステージごとに「ヒト・モノ・カネ」の経営資源を確保したうえでそれら経営資源をもとに企業としてスケールアップを図ることが重要であると考えており、そのためには今後もM&Aやアライアンスを通じた外部リソースの取り込み・活用が急務であると考えております。これらを踏まえ、2026年1月16日に開催した当社臨時取締役会において、資本業務提携先であり筆頭株主でもある株式会社光通信(以下「光通信社」)に対して、当社が提供するリテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」に関する協業を始めとした光通信社との資本業務提携関係を基軸としたビジネス推進や、企業買収に関して豊富な実績と知見を有する光通信グループからM&A支援サービスの提供を受けることによるM&Aやアライアンスの推進等を目的として、新株予約権第三者割当を行うことについて決議しました。今後は光通信社と密に連携しながらこれらの施策を推進していくとともに、当社にとって有益となるM&Aやアライアンスを今後も積極的に検討・実施していく予定です。 当社では、上記に記載した施策を着実に実行することで、企業価値及び時価総額の更なる向上を実現できるものと考えております。
事業等のリスク2,972字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。以下の記載内容については、当社グループの事業等に関するリスクをすべて網羅するものではありませんので、この点にご留意ください。また、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1)特定経営者への依存によるリスク 当社グループは代表取締役を含む役員等の特定の経営者の知識・経験等がグループの経営、業務執行において重要な役割を果たしており、これらは当社グループにおける重要な経営資源と考えられます。しかし、これらの経営層が不測の事態により執務が困難になった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)資産の棄損や価値の減少によるリスク 予期しない大地震等の自然災害等が発生した場合、当社グループの資産の棄損・滅失や、人的・物的被害により正常な事業活動の継続が困難になる等、業績に影響を与える可能性があります。 (3)ネットワークセキュリティに関するリスク 企業活動においてコンピュータネットワークや情報システムの果たす役割が高まるに伴い、ソフト、ハードの不具合や人的過失、地震、火災、停電等様々な原因による情報システムの停止、コンピュータウィルスの侵入によるシステム障害や情報の漏洩等のリスクも高まります。当社グループは、機器の管理・保全、セキュリティの高度化、運用ルールの設定や従業員教育に努めておりますが、万一、ネットワークや情報システムの機能低下や停止に陥った場合は、当社の事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (4)戦略的企業買収や新規事業参入等に関するリスク 当社グループは、将来の企業成長において重要と考える技術開発や有望市場の獲得のため、企業買収及び出資を伴う戦略的提携や新規事業参入等を行う可能性があります。これらの実施に当たっては十分に検討を行いますが、戦略的提携後の事業や新規事業が当初計画どおりに進捗しない場合や、出資先の財政状態が悪化した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5)市場環境に関するリスク 現在当社グループ収益の多くを占めるMVNOサービスでは、ターゲット市場であるMVNO市場において競争激化・飽和状態の状況です。すでに格安ケータイの販売をメインとする既存のビジネスから他社へのMVNOサービスの提供(OEM)や音声・データ通信サービスの提供等、競合他社とは異なる独自色のあるサービス展開を進めており、今後もさらに推進していく方針ですが、差別化を図ることに成功しなかった場合は市場から淘汰されるリスクがあり、その場合は当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6)知的財産権に関するリスク 当社グループの事業に現在利用されている技術等と抵触関係をなす特許権等の知的財産権を第三者が既に取得している可能性や、将来的に当社グループ事業における必須技術と抵触関係をなす特許権等の知的財産権が第三者に取得される可能性を完全に否定することはできず、そのような可能性が実現した場合には当該特許権の知的財産権に関する侵害訴訟の結果として当社グループに損害賠償責任が課せられ、あるいは事業の全部又は一部が差し止められて継続できなくなる可能性があります。 また、近時においては、職務発明に関する対価の額につきまして、従業員である発明者が会社を相手に訴訟を起こす事態も報告されております。当社では、発明者に支給される対価の額の算定につきまして職務発明規程を制定しておりますが、それにも関わらず、成立した特許権につきまして発明者が対価の額を不服として当社グループを訴えた場合には、その結果が当社の業績に影響を与える可能性があります。 (7)重要な契約に関するリスク 当社グループの各事業において、「第2 事業の状況 5 重要な契約等」に記載される重要な契約、当社グループの事業活動において重要な要素を構成する契約が解除された場合、その他の事由に基づき終了した場合、又は円滑に契約が更新されなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8)コンプライアンスに関するリスク 当社グループにおいて、子会社も含めたコンプライアンス体制の整備、充実に努めており、グループ会社の役職員にコンプライアンス意識の徹底を行っておりますが、法令・規則違反や企業倫理に反する行為等が万一発生した場合には、その直接的損害に加えて、信用失墜や損害賠償責任等が生じる可能性があります。 (9)のれんについて 当社グループは、連結財務諸表について国際会計基準(IFRS)を適用しておりますが、IFRSにおいては、日本において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準と異なり、のれんの定額償却は不要となります。他方、のれんの対象会社における経営成績悪化等により減損の兆候が生じ、回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行うことが必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (10)特定取引先への依存等について ストックビジネス事業においては、2025年12月期においてスターサービス株式会社1社から発生する売上が当社連結売上収益に占める割合は33.6%となっており、一定程度依存している状況となっていることから、将来同社との取引関係が解消された場合は、ストックビジネス事業を始め当社グループの収益性を大きく低下させる可能性があります。 (11)その他のリスク要因 a.外国為替相場変動に関するリスク 当社グループでは、海外顧客との取引及び外貨建売上が存在します。また当社グループは、海外での事業活動費や海外からの技術導入に伴う費用を外貨で支払っております。そのため、為替変動によって、円貨での当社受取金額及び支払金額は変動いたします。また毎四半期末においては、外貨のまま保有している売上代金等の外貨建資産や負債を財務諸表作成のために円貨に換算することにより、外貨ベースでの価値に変動がなくても為替変動により円貨換算額も変動するため、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 b.法的規制に関するリスク 当社グループの各事業に関連する法令や規制等に関して、今後の法改正次第では当該分野において何らかの規制を受けるないしは、対応措置を講じる必要性が生じる可能性があります。将来新法令が制定された際には、適時に対応できるよう努力する方針ですが、場合によっては、これらの法令により事業活動範囲が限定される可能性もあります。 c.個人情報の管理に関するリスク 当社グループにおいては、取り扱う個人情報につきまして厳格な管理体制を構築し、情報セキュリティを確保するとともに、情報の取り扱いに関する規程類の整備・充実や従業員・取引先等への教育・研修・啓蒙を図る等、個人情報の保護を徹底しておりますが、個人情報の流出等により問題が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績は影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,623字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1)業績 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)における我が国の経済は、内閣府による2025年12月の月例経済報告では「景気は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるものの、緩やかに回復している。」と報告されています。先行きについては、「雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるが、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクには留意が必要である。加えて、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響なども、我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要がある。」と報告されており、依然として不透明な状況が続いております。 このような環境下、当社は当連結会計年度において以下の施策に取り組んでまいりました。 なお、セグメント間の内部売上収益は、セグメントの売上収益に含めております。 セグメントの業績は以下のとおりです。 <ストックビジネス事業> ストックビジネス事業においては、新サービスであるリテールメディアプラットフォーム「BRIDGE AD」の提供を開始し、国内大手小売業者の店舗において同プラットフォームを活用した広告配信を開始しました。また、本年11月には、販促活動の強化と顧客理解の深化を目的とした新ラインナップ「BA Boost」及び「BA Insight」の展開を開始しました。今後も様々な顧客ニーズを踏まえてラインナップ拡充に取り組んでいく予定です。また、2023年12月4日付適時開示「ジャスミー株式会社との業務提携契約の締結及び新たな事業(前払式支払手段発行業)の開始に関するお知らせ」でお知らせした、新事業の第三者型前払式支払手段について、関東財務局より2026年1月20日付で「前払式支払手段(第三者型)発行者」として登録(登録番号:関東財務局長第00792号)が完了したことについて通知を受領しました。当社ではすでに2025年9月に業務提携先であるジャスミ―株式会社との協業により、アプリックス初の電子マネーサービスである「さガッツ!マネー」の提供を開始しておりますが、今回「前払式支払手段(第三者型)発行者」として登録されたことにより、ポイント有効期限に制限がない等、より多様で柔軟な形の電子マネーサービスの提供が可能となったことから、今後はこうした制度対応を活かし自治体や企業のお客様に対して、ニーズに応じた電子マネーサービスの提案を進めていく予定です。さらに、当社の営業体制について、2025年10月に新たに営業部門担当執行役員を採用・選任するとともに、2026年1月には当社グループ内製品・サービスの横断的営業活動推進を目的とした部署の新設と、新たに当該新設部署担当執行役員の採用・選任を行う等、営業体制の拡充に努めました。加えて、連結子会社であるスマートモバイルコミュニケーションズ株式会社(以下「SMC」)が提供する通信機能付きAIドライブレコーダー「AORINO」、及び法人向けサービス「AORINO Biz」について、本年より提供を開始したアルコール検知器連携アプリ「FUUDA」(フーダ)を付帯商材として、取次店や販売代理店、OEM先等の販売パートナーと連携しながら営業活動を強化しました。その他、SMCにおける音声・通信サービスの提供のほか、クラウドSIMを用いたモバイルWiFiルーター「THE WiFi」の拡販に注力するとともに、顧客が満足して継続利用できるよう通信環境やサポート等のサービス品質の向上に取り組みました。これらに加えて、2025年12月にはMVNO事業の終了・縮小を検討する事業者から事業を引き継ぐサービス「まかせるMVNO」をベースとしたロールアップM&Aの全国展開を開始しました。 <システム開発事業> システム開発事業においては、ロケーションビーコン「MyBeaconシリーズ」の拡販に努めたほか、Bluetooth Low Energy通信機能を搭載するハードウェアの試作開発支援等、組込み開発技術を生かしたシステム開発を行いました。また、クラウド関連システムの開発や顧客のニーズに応じたフロントエンドシステムやバックエンドシステムの開発支援やテクニカルサポート等を行いました。 これらの結果、当連結会計年度のストックビジネス事業の売上収益は2,518,287千円(前連結会計年度の売上収益3,164,441千円)、システム開発事業の売上収益は370,961千円(前連結会計年度の売上収益577,352千円)となりました。 事業損益につきましては、ストックビジネス事業の事業利益は297,656千円(前連結会計年度の事業利益374,331千円)、システム開発事業の事業利益は55,041千円(前連結会計年度の事業利益50,766千円)となりました。 また、当連結会計年度においてセグメント利益の調整額が251,001千円(前連結会計年度のセグメント利益の調整額198,054千円)発生しております。セグメント利益の調整額は、連結損益計算書の事業利益と調整を行っております。 以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上収益は2,873,930千円(前連結会計年度の売上収益3,707,278千円)となりました。 事業損益につきましては、101,696千円の事業利益(前連結会計年度の事業利益227,043千円)となりました。 営業損益につきましては、64,869千円の営業損失(前連結会計年度の営業利益218,349千円)となりました。 親会社の所有者に帰属する当期損失につきましては、137,410千円(前連結会計年度の親会社の所有者に帰属する当期利益157,083千円)となりました。 当社グループの当連結会計年度末における資産につきましては、前連結会計年度末と比較して369,235千円減少し、3,516,475千円となりました。これは、営業債権及びその他の債権が127,687千円、無形資産が114,064千円、のれんが113,777千円減少したこと等によるものです。 負債につきましては、前連結会計年度末と比較して123,002千円減少し、1,168,207千円となりました。これは、借入金が97,320千円、営業債務及びその他の債務が52,727千円減少したこと等によるものです。 資本につきましては、前連結会計年度末と比較して246,233千円減少し2,348,267千円となりました。これは、利益剰余金が252,295千円減少したこと等によるものです。 以上の結果、当連結会計年度末における親会社所有者帰属持分比率につきましては、前連結会計年度末から増減なく、66.8%となりました。 (2)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して10,337千円増加し1,333,896千円となりました。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 営業活動の結果増加した資金は、283,359千円(前連結会計年度は316,586千円の増加)となりました。これは主に減損損失193,916千円、減価償却費及び償却費135,122千円によるものであります。 投資活動の結果減少した資金は、87,396千円(前連結会計年度は1,059,146千円の減少)となりました。これは主に無形資産の取得による支出86,514千円によるものであります。 財務活動の結果減少した資金は、186,058千円(前連結会計年度は258,594千円の増加)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出99,996千円、配当金の支払額75,027千円によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) ストックビジネス事業(千円)   74,329   591.5 システム開発事業(千円)   281,053   △35.7 合計(千円)   355,382   △20.7 (2) 受注状況 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比 (%)   受注残高(千円)   前年同期比 (%) ストックビジネス事業   11,624   126.8   1,886   101.9 システム開発事業   339,546   △42.5   77,987   △18.4 合計   351,170   △41.0   79,874   △17.3 (注) 1.IoTソリューション関連事業に関する受注について記載しております。 (3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) ストックビジネス事業(千円)   2,505,388   △20.8 システム開発事業(千円)   368,541   △32.1 合計(千円)   2,873,930   △22.4 (注) 1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとお りであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   構成比(%)   金額(千円)   構成比(%) スターサービス株式会社   1,578,164   42.5   966,245   33.6 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 1.重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定 連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、連結財務諸表の作成に用いた重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 2.当連結会計年度における経営成績の分析 前連結会計年度と比較して売上収益は2,873,930千円(前連結会計年度の売上収益3,707,278千円)と22,4%の減少となり、事業損益は101,696千円の事業利益(前連結会計年度の事業利益227,043千円)、営業損益は64,869千円の営業損失(前連結会計年度の営業利益218,349千円)、親会社の所有者に帰属する当期損失は137,410千円(前連結会計年度の親会社の所有者に帰属する当期利益157,083千円)となりました。 詳細については、「第4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (業績等の概要) (1)業績」をご参照ください。 3.当連結会計年度における財政状態の分析 当社グループの当連結会計年度末における資産につきましては、前連結会計年度末と比較して369,235千円減少し、3,516,475千円となりました。これは、営業債権及びその他の債権が127,687千円、無形資産が114,064千円、のれんが113,777千円減少したこと等によるものです。 負債につきましては、前連結会計年度末と比較して123,002千円減少し、1,168,207千円となりました。これは、借入金が97,320千円、営業債務及びその他の債務が52,727千円減少したこと等によるものです。 資本につきましては、前連結会計年度末と比較して246,233千円減少し2,348,267千円となりました。これは、利益剰余金が252,295千円減少したこと等によるものです。 以上の結果、当連結会計年度末における親会社所有者帰属持分比率につきましては、前連結会計年度末から増減なく、66.8%となりました。 4.資金の流動性及び資本の源泉の分析 (1)当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して10,337千円増加し1,333,896千円となりました。 詳細については、「第4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (業績等の概要) (2) キャッシュ・フロー」をご参照ください。 (2)資金需要の内容及び資金調達の方針 本有価証券報告書提出日現在における当社の事業は、現在当社グループの柱となっているMVNOサービス等、安定的に収益獲得可能なストックビジネスを中心とした「ストックビジネス事業」と、当社が持つ「組込み開発力」をベースにアプリケーションからクラウドまで柔軟かつ多様な開発対応が可能な「システム開発事業」の2事業で構成されております。当社では、これら事業の発展に必要となる経営資源に必要な資金については、主として営業活動によるキャッシュ・フローによる資金を投入しておりますが、これら事業を更に推進するにあたり資金需要が増加した場合は、金融機関からの借入や必要に応じて新株式の発行による資金調達についても検討してまいります。 5.戦略的現状と見通し 当社では、継続課金モデルの製品・サービス等の開発・提供を推進することで業績の安定化を図る「ストックビジネス事業」と、当社がこれまでの自社及び他社からの受託開発経験で培ってきた知見を最大限に活かすことの出来る「システム開発事業」の2事業を相互に連携させたビジネスを推進しております。 「ストックビジネス事業」においては、現在当社グループの大きな柱となっているMVNOサービスについて市場上位レイヤーの契約者数を保有している点を生かした更なる契約件数の増加に向けた取り組みや、当社の開発力を活かした自社サービス・ソリューションの開発・提供や他社サービス・ソリューションの販売代理店になることによる取り扱い商材の増加等によるサービスラインナップの拡充など、当社グループの強みを活かしたビジネス展開を図るとともに、販売パートナーの増加等による販路拡大にも積極的に取り組むことで、収益基盤の安定化が可能となるストック収益の拡大を図ってまいります。 また、「システム開発事業」においては、創業以来30年以上に渡り培ってきた「組込み」に関する経験や技術に加え、この「組込み開発力」や多数の顧客向けシステム・クラウド開発から得られた知見やノウハウ、またMVNO事業者として保有する通信技術等、これらを組み合わせた組込み&エッジからクラウドまでのワンストップ開発を可能とする点を強みとして、顧客のニーズに幅広く柔軟に対応することで収益の拡大を図るとともに、エンジニア稼働率の適正化やプロジェクト受注方針の見直し、また開発経験の蓄積に伴う経験曲線効果を増大させることによる開発コストの削減等に取り組むことで、事業粗利率の向上を図ってまいります。 今後、これらの取り組みを更に強化することで、当社グループの中長期的な業績向上及び企業価値の向上が実現できるものと考えております。

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開示資料

出典

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