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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ディーエムソリューションズ

6549 · Standard · サービス業

リアルなDMとデジタルマーケティングを融合し、物流機能も備える総合マーケティング企業。

概要

ディーエムソリューションズは、ダイレクトメール(DM)の発送代行とインターネットマーケティングを2本柱とするサービス企業である。2004年に東京都武蔵野市で創業し、2017年に東京証券取引所JASDAQに上場(現スタンダード市場)。従業員355名、本社は武蔵野市御殿山に置く。2026年3月期の連結売上高は256億円、営業利益9億円。DM事業で年間約5,700社と取引し、ネット通販の拡大に伴うフルフィルメントサービスを成長の核とする一方、インターネット事業ではSEOやコンテンツマーケティング、自社メディア運営を手がけ、さらにアパレル事業や人材紹介事業を子会社で展開する。

3セグメントで構成されるグループの事業構造

当社グループは、ダイレクトメール事業、インターネット事業、アパレル事業の3セグメントで構成される。ダイレクトメール事業が売上の大部分を占め、2026年3月期の同事業売上高は231億円(全社の90.6%)に達する。インターネット事業は10億円、アパレル事業は13億円の売上高を計上した。グループ全体の従業員は355名(連結)で、本社機能を武蔵野市に置き、東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌に営業所を構える。自社内にクリエイティブ室、メールセンター、フルフィルメントセンターを持ち、企画~発送までの一貫サービスを提供する。2026年3月期の営業利益は9億円、純利益は6億円で、前期比でそれぞれ38%、29%の増益となった。

縮小するDM市場で取扱数を伸ばす発送代行の仕組み

ダイレクトメール事業の核は、DMの企画・デザイン・印刷・封入封緘・配送までをワンストップで請け負うサービスである。従来、工程ごとに別業者に発注していた業務を一括管理することで、中間マージンやタイムロスを削減し、コスト競争力を実現している。国内のDM広告費は2024年に2,863億円と縮小傾向にあるが、当社の取引社数は2026年3月期に5,746社と前年比で増加している。また、ネット通販の拡大を受けて、宅配便を用いたフルフィルメントサービス(商品保管・受注・梱包・発送)が成長分野となっている。2025年6月には5カ所目の拠点「八王子第6フルフィルメントセンター」を開設し、設備増強を進めている。

子会社を通じたアパレル事業と人材紹介事業

アパレル事業は連結子会社の株式会社ビアトランスポーツが担い、衣料品を中心に海外から輸入し、卸業者向けECサイトで販売する。2026年3月期の売上高は13億円、セグメント利益は68百万円(前期比30%増)。同社は自社の在庫管理や受発注に際し、グループのフルフィルメントノウハウやWebマーケティング力を活用する。また、同じく子会社の株式会社オリジネーターは高度外国人材紹介事業を展開しており、グループ全体で「モノと情報を届ける」という使命のもと、リアルとデジタルを融合した総合マーケティング企業を標榜する。

業界の中での役割はダイレクトメール・フルフィルメントサービスとデジタルマーケティングを提供するB2Bサービス企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
256億円
営業利益
9億円
営業利益率
3.5%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
ダイレクトメール事業186億円87.7%11億円5.9%
アパレル事業14億円6.6%1億円7.1%
インターネット事業12億円5.7%2億円16.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01広告・販促(B2B)主力

ダイレクトメールの企画からデザイン、印刷、封入、発送までをワンストップで提供し、通販事業者向けに商品保管・発送のフルフィルメントサービスも行う。約5,700社の広告主・通販事業者と取引。

主な製品・サービス2
ダイレクトメール制作・発送
DMの企画・デザイン・印刷・封入・発送を一括で請け負う。
フルフィルメントサービス
通販商品の保管、受注処理、梱包、発送までを代行。

02デジタルマーケティング準主力

Webコンサルティング、コンテンツマーケティング、運用型広告、Webサイト制作、メディア運営などを提供し、顧客のオンライン集客・売上向上を支援する。

主な製品・サービス4
Webコンサルティング
顧客のビジネスモデルに基づくマーケティング施策の提案と効果検証。
運用型広告
検索連動型広告やSNS広告などの運用代行。
Webサイト制作
マーケティング目的に最適化したWebサイトの制作。
バーティカルメディアサービス
特定分野に特化した自社メディアの運営。

03アパレル(EC)副次

海外から衣料品を輸入し、卸業者向けのECサイトで販売。在庫管理や受発注業務にはフルフィルメントのノウハウを活用。

主な製品・サービス1
衣料品輸入販売
海外から輸入した衣料品を卸価格で販売。

製品と技術

DMの企画から発送までを一貫するワンストップサービス

ダイレクトメール事業の主力サービスは、DM制作~発送の全工程を自社で完結するワンストップサービスである。顧客は広告代理店や通販事業者など約5,700社にのぼる。自社内にクリエイティブ室(デザイン)、メールセンター(封入封緘)、フルフィルメントセンター(保管・梱包・発送)を保有し、工程間の待ち時間や中間マージンを排除。500通から30,000通までの小ロット~中ロットを得意とするが、大口顧客向けの営業も強化している。2026年3月期の同事業売上高は231億円で、グループ全体の9割を占める。

EC通販向けフルフィルメントサービスと物流拠点

ネット通販市場の拡大に伴い、宅配便を用いたフルフィルメントサービス(商品預託、受注管理、在庫管理、ピッキング、梱包、発送)を提供している。2025年6月に開設した八王子第6フルフィルメントセンターを含め、八王子エリアに計6つの拠点を有する。これらは「八王子第1メールセンター」「八王子第2~第6フルフィルメントセンター」として機能し、東京都内の日野や国立にもセンターを持つ。国土交通省統計によれば宅配便取扱量は年50億個超で推移しており、当社はその需要を取り込んでいる。

SEO・コンテンツマーケティング・自社メディア運営のインターネット事業

インターネット事業では、Webコンサルティング、SEO対策、コンテンツマーケティング、運用型広告、Webサイト制作を提供する。加えて、自社で運営するバーティカルメディアとして、ウォーターサーバー比較サイト、育毛剤比較サイト、子育て情報「たまGoo!」、自動車情報「MOBY」を持つ。これらのメディアを通じて広告主のサイトへ送客するビジネスモデルである。子会社Performance Technologiesも同事業に参画し、SNS関連サービスの強化を図っている。2026年3月期の売上高は10.6億円と前期比10%減となったが、グループ内でのノウハウ共有は続く。

子会社ビアトランスポーツが担うアパレル輸入販売

アパレル事業は、連結子会社の株式会社ビアトランスポーツが海外から衣料品を輸入し、国内の卸業者向けに販売する。実店舗は持たず、卸専門のECサイトで受注する。2026年3月期の売上高は13.4億円、セグメント利益は68百万円。円安や原材料高の影響を受けるが、自社商品の開発や別注商品の企画により付加価値を高めている。グループの強みである在庫管理・物流のデジタル化ノウハウや、Webマーケティング力を活用して集客と業務効率化を進める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

高成長だが低収益、人材派遣市場で急拡大する新興勢力

同社はサービス業に属し、人材派遣やアウトソーシングを中心に事業を展開する。売上高は2024/3期の182億円から2026/3期には256億円へと急速に拡大しており、年率約20%の高い成長率を記録している。一方、営業利益率は3%前後と低く、規模拡大に伴う収益性の課題が浮き彫りになっている。ライバルであるジンジブやイシンと比較しても、売上高では先行するが、利益率では見劣りする。急速な成長を支えるため、人材確保やコスト管理が今後の焦点となる。

強み

  • 売上高が2年で約1.4倍に拡大し、成長力が顕著。
  • 売上高256億円と、業界内で中規模の地位を確立。
  • 人手不足を背景に、人材派遣需要を着実に獲得。
  • 幅広い業種への派遣で、安定した受注基盤を持つ。

課題

  • 営業利益率3%と低く、収益力の改善が必須。
  • 人件費や採用費が膨張し、利益を圧迫。
  • 同業他社との競争が激しく、価格競争に陥るリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がディーエムソリューションズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14664アール・エス・シー33億円21.8倍
26552GameWith32億円120.3倍
39220エフビー介護サービス32億円6.9倍
46054リブセンス32億円266.7倍
56549ディーエムソリューションズ31億円9.9倍
6477Aスタートライン31億円5.0倍
74341西菱電機31億円12.2倍
87057エヌ・シー・エヌ30億円19.1倍
99767日建工学30億円10.4倍
109212Green Earth Institute30億円43.1倍
117359東京通信グループ30億円9.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

DM発送代行の専業として創業した2004年

2004年9月、ダイレクトメールの発送代行事業を目的に、東京都武蔵野市中町で資本金1,000万円の会社として設立された。創業から間もない2005年12月には三鷹市に三鷹メールセンターを設け、発送拠点を確保。2006年3月にはインターネット広告事業に参入するためインターネット事業部を開設し、後の2本柱体制の基礎を築いた。2007年2月にはプライバシーマークを取得し、個人情報を扱う事業者としての信頼性を高めている。

拠点拡大とSEOサービスの開始(2010~2013年)

発送代行業務の拡大に伴い、2010年3月には八王子市に八王子メールセンター(現:八王子第1メールセンター)を新設。同時に本社も武蔵野市内で移転した。2011年7月には現在の本社所在地である武蔵野市御殿山へ移転。2012年1月には大阪営業所を開設し、関西エリアへの進出を果たす。同年2月にはSEOコンサルティングサービスの提供を開始し、インターネット事業の領域を拡大。2013年10月には八王子第2メールセンター(北野ロジスティクスセンター)を新設し、物流キャパシティを増強した。

自社メディアの立ち上げと営業所網の拡充(2014~2016年)

2014年に入り、ウォーターサーバー情報ポータル「ウォーターサーバー比較@ランキング」、育毛剤情報ポータル「育毛剤比較@ランキング」など、特定分野に特化した自社メディアの運営を開始。同年3月にはコンテンツマーケティングサービスも提供し始める。拠点面では、2014年2月に大阪メールセンター、2015年1月に名古屋営業所、同年7月に八王子第3ロジスティクスセンター、2016年3月にマヌカハニー販売事業を譲受(アパレル事業の前身)、同年4月に横浜営業所を相次いで開設。売上高は2013年3月期の38億円から2017年3月期には91億円へと倍増した。

JASDAQ上場とM&Aによる事業拡大(2017~2018年)

2017年6月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。その後、2018年11月には株式会社HANABISHIより自動車情報サイト「MOBY」の事業を譲り受け、同年にはセンターリーズ株式会社、株式会社ビアトランスポーツ、株式会社オリジネーターを子会社化するなど、M&Aを積極的に実行。また、株式会社ベクトル等との合弁でPerformance Technologies株式会社を設立し、グループ内のインターネット事業を強化した。この年、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行している。

フルフィルメントセンター増設と売上高200億円突破(2019~2026年)

2020年代に入ると、EC市場の拡大を背景にフルフィルメントサービスの需要が高まり、2020年3月期の売上高134億円から2026年3月期には256億円へと急成長。2019年以降、国立フルフィルメントセンター、八王子第4~第6フルフィルメントセンターを相次いで開設し、物流能力を拡充した。2026年3月期の営業利益は9億円と過去最高を更新。一方、インターネット事業は売上高10.6億円と前期比10%減となり、セグメント利益も35.8%減の1.5億円と伸び悩んだ。

年表29件を開く

2000年代

  • 2004年9月創業ダイレクトメールの発送代行事業を目的として、東京都武蔵野市中町において会社設立(資本金1,000万円)
  • 2005年12月物流拠点として東京都三鷹市井口に三鷹メールセンター新設
  • 2006年3月インターネット広告事業を主目的として、インターネット事業部開設
  • 2006年12月発送代行業務の拡大に伴い、東京都三鷹市深大寺に三鷹メールセンター移転
  • 2007年2月プライバシーマークを取得(A10861207)

2010年代

  • 2010年3月東京都武蔵野市内にて本社を移転 発送代行業務の拡大に伴い、東京都八王子市田町に八王子メールセンター(現:八王子第1メールセンター)新設
  • 2011年7月東京都武蔵野市御殿山に本社を移転
  • 2012年1月大阪府大阪市福島区海老江に大阪営業所新設
  • 2012年2月SEOコンサルティングサービスの提供を開始
  • 2013年10月東京都八王子市北野に北野ロジスティクスセンター(現:八王子第2メールセンター)新設
  • 2014年1月ウォーターサーバー情報ポータルサイト「ウォーターサーバー比較@ランキング」の提供を開始
  • 2014年2月育毛剤情報ポータルサイト「育毛剤比較@ランキング」の提供を開始
  • 2014年2月大阪府大阪市東淀川区西淡路に大阪メールセンター新設
  • 2014年3月コンテンツマーケティングサービスの提供を開始
  • 2014年10月インターネット事業部メディアマーケティング部開設
  • 2015年1月愛知県名古屋市中区に名古屋営業所新設
  • 2015年6月発送代行業務の拡大に伴い、東京都三鷹市井口に三鷹メールセンター移転
  • 2015年7月東京都八王子市石川町に石川ロジスティクスセンター(現:八王子第3ロジスティクスセンター)新設
  • 2015年9月子育て情報ポータルサイト「たまGoo!」の提供を開始
  • 2015年11月大阪府大阪市北区曽根崎新地に大阪営業所移転
  • 2016年3月株式会社クリエイトバンクよりマヌカハニーの販売事業を譲り受ける
  • 2016年4月神奈川県横浜市西区に横浜営業所新設
  • 2016年12月愛知県名古屋市中区内にて名古屋営業所移転
  • 2017年1月福岡県福岡市博多区に福岡営業所新設
  • 2017年6月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2017年7月東京都日野市旭丘に日野フルフィルメントセンター新設
  • 2017年12月東京都新宿区に新宿オフィス新設
  • 2018年11月株式会社HANABISHIより自動車情報サイト「MOBY」の事業を譲り受ける
  • 2018年11月M&A大阪府大阪市北区堂島に大阪営業所移転 宮城県仙台市青葉区に仙台営業所新設 センターリーズ株式会社を子会社とする 当社を吸収合併存続会社、センターリーズ株式会社を吸収合併消滅会社として合併 神奈川県横浜市神奈川区に横浜営業所移転 東京都八王子市宇津木町に八王子第4フルフィルメントセンター新設 東京都八王子市北野町に八王子第5フルフィルメントセンター新設 株式会社ベクトル及び株式会社Direct Techとの合弁によりPerformance Technologies株式会社設立 株式会社ビアトランスポーツを子会社とする 愛知県名古屋市港区に名古屋メールセンター新設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 東京都国立市に国立フルフィルメントセンター新設 福岡県福岡市中央区に福岡営業所移転 東京都八王子市石川町に八王子第6フルフィルメントセンター新設 Performance Technologies株式会社を子会社とする 北海道札幌市中央区に札幌営業所新設 株式会社オリジネーターを子会社とする

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    付加価値の高い新サービスの開発

    変化の激しいインターネット業界で持続的成長を維持するため、自社の開発力と分析力を活かし、SNS関連など競争力の高いサービスを提供し続け、新サービスを定期的にリリースして拡販を進め、収益基盤を強化する。

  2. 02

    大口顧客の開拓

    従来の小ロット・中ロット中心の受注体制に加え、社内設備の増強とマーケティング人材の採用による提案営業体制の強化により、大規模取引が期待される大口顧客を開拓し、収益機会を拡大する。

  3. 03

    フルフィルメントサービスの拡大

    ネット通販市場の拡大を受け、受注管理から発送までの一連のプロセスを一手に請け負うフルフィルメントサービスの提供を拡大し、宅配便の取扱量を増やすことで収益機会を拡大する。

  4. 04

    物価上昇への対応と自社商品開発

    円安や原料高などによる輸入商品の価格上昇に対し、継続的な仕入施策の改善で影響を抑えるとともに、自社商品の開発など付加価値の高い商品の取り扱いを増やし、利益を確保しつつ収益機会を拡大する。

  5. 05

    優秀な人材の採用と育成

    事業拡大と成長の基盤として、幅広い求人機会を活用した新卒・中途採用を推進し、社内OJTや社外研修を積極的に活用して人材の育成と能力向上に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で355人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は493万円で、9期前と比べて+12.6%平均年齢は35.1歳、平均勤続年数は6.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月170
2018年3月202
2019年3月43831.85.4204
2020年3月45631.66.8231
2021年3月44532.47.8242
2022年3月46332.67.9269
2023年3月46434.310.0275
2024年3月48334.36.0293
2025年3月48534.55.9327214
2026年3月49335.16.2355254

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
国立フルフィルメントセンター — 東京都国立市1,512百万円
ダイレクトメール事業
三鷹メールセンター — 東京都三鷹市737百万円
ダイレクトメール事業
八王子第3ロジスティクスセンター — 東京都八王子市367百万円
ダイレクトメール事業
日野フルフィルメントセンター — 東京都日野市140百万円
ダイレクトメール事業
大阪メールセンター — 大阪府大阪市北区95百万円
ダイレクトメール事業
本社 他 — 東京都武蔵野市72百万円
ダイレクトメール事業 インターネット事業 全社(共通)
八王子第6フルフィルメントセンター — 東京都八王子市32百万円
ダイレクトメール事業
八王子第5フルフィルメントセンター — 東京都八王子市30百万円
ダイレクトメール事業
八王子第1メールセンター — 東京都八王子市15百万円
ダイレクトメール事業
八王子第2メールセンター — 東京都八王子市11百万円
ダイレクトメール事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ビアトランスポーツ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Performance Technologies㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    ㈱オリジネーター
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は256億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+20.8%、利益が+28.6%。

売上高
+20.8%
256億円
営業利益
+28.6%
9億円
純利益
+20.0%
6億円
営業利益率
3.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高275億円256億円
営業利益11億円9億円
純利益7億円6億円
1株あたり配当¥21¥21

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は83億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+76.6%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q461
2024年1Q4712.11
2024年2Q4324.71
2024年3Q4612.21
2024年4Q461
2025年2Q10033.02
2025年4Q11243.63
2026年2Q11032.72
2026年4Q14664.14
2027年1Q8333.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は38億円から256億円へ6.7倍に増えた。直近期の営業利益率は3.5%。売上は13期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3811
インターネット事業部メディアマーケティング部開設
2014年3月4921
2015年3月5911
2016年3月7611
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2017年3月9132
大阪府大阪市北区堂島に大阪営業所移転 宮城県仙台市青葉区に仙台営業所新設 センターリーズ株式会社を子会社とする 当社を吸収合併存続会社、センターリーズ株式会社を吸収合併消滅会社として合併 神奈川県横浜市神奈川区に横浜営業所移転 東京都八王子市宇津木町に八王子第4フルフィルメントセンター新設 東京都八王子市北野町に八王子第5フルフィルメントセンター新設 株式会社ベクトル及び株式会社Direct Techとの合弁によりPerformance Technologies株式会社設立 株式会社ビアトランスポーツを子会社とする 愛知県名古屋市港区に名古屋メールセンター新設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 東京都国立市に国立フルフィルメントセンター新設 福岡県福岡市中央区に福岡営業所移転 東京都八王子市石川町に八王子第6フルフィルメントセンター新設 Performance Technologies株式会社を子会社とする 北海道札幌市中央区に札幌営業所新設 株式会社オリジネーターを子会社とする
2018年3月10421
2019年3月12232
2020年3月1342−1
2021年3月14674
2022年3月16710
2023年3月17953
2024年3月18264
2025年3月212773.35
2026年3月2569103.56

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高256億円のうち、営業利益として残るのは9億円3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.4%216億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.7%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.0pt
3.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.2pt
18.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は16億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年3月2−54−33
2016年3月1−54−42
2017年3月3−2−113
2018年3月1−47−37
2019年3月4−72−36
2020年3月4−2029
2021年3月7−1−4611
2022年3月−2−23−411
2023年3月6−1−3513
2024年3月4−1712−1313
2025年3月7−81−114
2026年3月9−5−2416

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は98億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は38.9%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月95454.4
2014年3月116556.4
2015年3月1871139.9
2016年3月2381534.3
2017年3月27101735.1
2018年3月36142237.5
2019年3月43162736.4
2020年3月41172440.4
2021年3月49222742.3
2022年3月52223040.2
2023年3月56253142.9
2024年3月71294239.9
2025年3月82334840.3
2026年3月98395938.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
32億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
59億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中85位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中399位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
20.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,103で、1年前と比べて+48.1%過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。

¥1,103+1.0%1ヶ月-10.5%1年+48.1%時価総額31億円
過去52週の値幅
安値¥707.5高値¥1,255

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.9倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR1.69倍
配当利回り1.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1099円と、前日比1.35%下落しました。直近1カ月では4.68%下落しており、調整局面にあります。25日移動平均線(1154円)を下回っており、短期的な弱気シグナルです。RSIは44.97と中立圏にあり、明確な方向性はありません。52週高値1255円からは12.4%下落、52週安値707円からは55.4%上昇と、高値圏からの調整が続いています。8月10日には70800株と出来高が急増し、その後も高水準です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PERは実績9.84倍・予想8.9倍と同業界平均の22.98倍を大きく下回り、PBRも1.69倍と平均3.31倍の約半分。ROE18%と収益効率は高く、配当利回り1.91%は平均2.31%を下回るが、配当性向16.7%と余力がある。売上高は182億→256億円と成長が見込まれ、2026/3期の営業利益も9億円と増益予想。割安だが配当利回りの低さが投資妙味を減殺する面もある。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.9倍23.4倍
PER (予想)9.0倍
PBR1.69倍3.51倍
ROE18.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大傾向にある一方で、営業利益率が低く、収益性改善が課題。強気派は、売上成長とPBR1.69倍、ROE18%の高さを評価し、規模の経済が働くと見る。弱気派は、低い利益率が続き、コスト管理や差別化が不十分と懸念。また、業界の競争激化が収益を圧迫すると見る。

プラスに働く材料7
  • 高いROE

    ROE18%と効率的な資本運用

  • 売上成長

    2026年3月期は売上高256億円と増収予想

  • 低PER

    PER9.84倍と割安感がある

  • 売上高256億円へ前期比20.8%増決算発表後影響

    売上高212→256億円、+44億円の増収

  • 予想PER8.9倍と改善通年影響

    実績PER9.84倍→予想PER8.9倍、利益成長織り込み

  • ROE18%の高資本効率継続影響

    ROE18%と高く、PBR1.69倍の正当性

  • 外国人持株比率0.68%と低い継続影響

    外人持ち株0.68%と極低、買い介入余地

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    営業利益率3.3%と非常に低い

  • 競争激化

    サービス業界は競争が激しく、単価下落の恐れ

  • ビジネスの不透明さ

    事業内容が不明で、リスク評価が難しい

  • 営業利益率3.52%と低収益継続影響

    営業利益率3.52%、コスト高で利益率伸びず

  • 増収なのに純利益は微増決算発表後影響

    純利益5→6億円、+1億円のみで増収効果薄い

  • PBR1.69倍とバリュエーション警戒継続影響

    PBR1.69倍、ROE18%でも業績停滞なら割高

  • 株価1年で48.9%上昇不定影響

    直近1年で+48.86%、短期過熱感

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業拡大の持続性を確認
営業利益率
収益性改善の兆しを探る
従業員数
労働集約型ならば人件費の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり21で、前期から+56.5%いまの株価に対する利回りは1.90%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥21
1株あたり
配当利回り
1.90%
いまの株価に対して
配当性向
16.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月69.1
2025年3月1291.714.3
2026年3月1856.516.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥21

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,154人。区分でいちばん多いのは個人・その他87.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.1%を占め、残る89.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他80.383.286.386.487.487.4
事業法人11.011.211.49.610.59.4
自己株式1.41.41.41.42.43.2
証券会社6.55.02.02.91.11.8
金融機関0.50.20.00.80.60.7
外国法人1.70.40.30.30.40.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01花矢 卓司32.26
02福村 寛敏20.30
03アセットインクリーズ株式会社9.12
04中村 剛2.81
05ディーエムソリューションズ社員持株会1.09
06岩崎 康二1.05
07株式会社SBI証券1.00
08松本 和久0.88
09金子 主税0.87
10株式会社日本カストディ銀行0.71

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは18.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月79,078482,63017.6
2014年3月99,236572,03019.2
2015年3月4132713.3
2016年3月323599.4
2017年3月7743619.4
2018年3月465569.436.2
2019年3月7863412.221.0
2020年3月−41606−6.3
2021年3月15675322.815.5
2022年3月27550.3405.8
2023年3月11486814.011.3
2024年3月1451,02015.39.79.1
2025年3月1781,18616.17.714.3
2026年3月2321,37818.07.216.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
花矢卓司代表取締役社長53919,800
福村寛敏取締役副社長55838,700
勝山純一取締役473,000
木村和央取締役53
小林剛司取締役537,000
松藤悠取締役46
宮本則昭常勤監査役63
齋藤哲男監査役72
高見之雄監査役70
吉田慎一朗取締役 管理本部長511,000
松尾賢治取締役 東日本ダイレクトメール 事業部長422,700
山本芳裕取締役 西日本ダイレクトメール 事業部長42400
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
柴田幹雄取締役 IP事業統括54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3969632
社外取締役414144

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,102字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループの事業は、ダイレクトメール及び宅配便等の小型貨物の企画からデザイン、印刷、封入・封緘作業、預託商品の保管、管理、配送までのソリューションを提供する「ダイレクトメール事業」と、Webコンサルティング、コンテンツマーケティング、運用型広告、Webサイト制作、バーティカルメディアサービス※ 及びSNS関連サービス等のインターネットマーケティングソリューションを提供する「インターネット事業」、衣料品を中心に海外から輸入してECサイトを通じて販売を行う「アパレル事業」の3つによって構成されています。当社グループはこの3つの事業を通じて、リアルとインターネット双方の特性を活かし、それぞれを融合させることで広告主にとって最適なソリューションを提供するビジネスモデルを構築するとともに、ロジスティクスとマーケティングの力で世の中に必要とされるモノと情報を届け、豊かな未来に貢献することを目指しております。 ※ バーティカルメディアサービスとは、特定の分野に特化した自社Webサイトの運営を通じて、利用者へ有益な情報等を提供するサービスです。 それぞれの事業内容は次のとおりであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)ダイレクトメール事業 ダイレクトメール事業では、ダイレクトメールの企画からデザイン、印刷、封入・封緘作業、配送業者への引渡し、及び物流センターにおける預託商品の保管、管理、配送まで、広告主のニーズに応じて、いかなるステップからでも広告主の望む最適なソリューションを用いたワンストップサービスを提供するとともに、商品の保管・受注から発送までをワンストップで行うフルフィルメントサービスを提供しております。これらのサービスの提供により、ダイレクトメール事業においては、年間約5,700社(※1)もの広告主や通販事業者のお客様と取引をさせていただいております。 当社では、自社内にダイレクトメールのデザインを行うクリエイティブ室、ダイレクトメールの発送業務を行うメールセンター及びダイレクトメールの発送業務のみならず通販事業者の預託商品の保管等も行うフルフィルメントセンターを有しており、旧来型のいわゆる御用聞き営業だけでなく、提案型のソリューション営業を展開しています。 ダイレクトメールについては、従来、広告代理店、デザイン会社、印刷会社、封入・封緘作業会社、配送業者への引渡しと工程ごとに別々の会社に発注していた工程を、当社において一括管理することにより、工程間のやりとりによるタイムロスや中間マージンの排除等、広告主の負担の軽減と利便性・経済性の向上を実現し、広告主と広告をご覧になるエンドユーザーをつなぐ最適なソリューションを提供しております。ダイレクトメールは、従来からある紙媒体による広告手法ですが、「実在性」、「保存性」及び「一覧性」には一定の価値があり、消費者のニーズに応じたコミュニケーションツールとして、「紙をめくる喜び」「商品を比較できる楽しさ」といった紙メディアの長所があります。市場規模は近年縮小傾向にあるものの(※2)、当社は魅力的な施策の提案や価格競争力を武器に、会社設立時より毎年着実にその取扱数を増加させております。 さらに、インターネット通販の隆盛に伴い、宅配便に代表される小型貨物の取扱量も増加している(※3)ことから、当社はフルフィルメントセンターを拠点に、フルフィルメントサービスを提供しており、今後さらに成長する事業分野と見込んでおります。当事業年度においては、2025年6月に5ヵ所目のフルフィルメントセンターである「八王子第6フルフィルメントセンター」として開設しております。 (※1) 当社におけるダイレクトメール事業取引社数の推移   単位:社 2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 取引社数   4,941   5,195   5,595   5,746 (※2) 日本国内におけるダイレクトメール広告費   単位:億円 2022年 (1月~12月)   2023年 (1月~12月)   2024年 (1月~12月)   2025年 (1月~12月) 広告費   3,381   3,103   2,863   2,708 〔株式会社電通『日本の広告費』より〕 (※3) 小型貨物の取扱量 単位:百万個 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期 宅配便   4,953   5,006   5,007   5,031 〔国土交通省『宅配便取扱実績について』より〕 (2)インターネット事業 インターネット事業における主要なサービスは、Webコンサルティング、コンテンツマーケティング、運用型広告、Webサイト制作などのデジタルマーケティングサービス、比較サイト等のマッチングメディア及び記事を主体としたメディアなどの運営を行うバーティカルメディアサービスであります。 お客様のビジネスモデルを理解した上で、提案、マーケティング施策の実施、アクセス解析による効果検証により、お客様の売上の増強などの目的の達成を重視したWebコンサルティングを提供しております。 また、当社及び当社の連結子会社であるPerformance Technologies株式会社では広告主が運営しているWebサイトに対して実施する上記のサービスのみならず、バーティカルメディアサービスとして、広告主が運営しているWebサイトに送客を行うメディアを自社で構築・運営しており、提供サービスの幅を広げております。 上記に加えて、これまでのノウハウを活かしたSNS関連サービスの強化にも注力しております。 (3)アパレル事業 アパレル事業では、当社の連結子会社である株式会社ビアトランスポーツにおいて、衣料品を中心とした商品を輸入しております。販売については、実店舗は持たず、卸業者専門の販売サイトを通じての顧客獲得を主要な顧客獲得方法としております。既に一定規模の売上高、利益を計上しておりますが、当社が有するインターネット広告やSEO、WEBサイト制作に対する知見や技術、販路開拓における当社営業力の投入により、サイト集客力の強化及び更なる大手卸顧客の開拓などによる事業規模の拡大を図っております。 加えて、在庫管理や受発注業務についても、当社がフルフィルメントサービスで培った受注、在庫管理、倉庫管理のデジタル化ノウハウによる効率化を図っております。 また、上記のほか、当社の連結子会社である株式会社オリジネーターでは、高度外国人材紹介事業を行っております。 このように当社グループは、広告主に満足していただける成果を提供する総合マーケティング企業として、リアルな広告媒体であるダイレクトメール事業とバーチャルなネット媒体を活用したインターネット事業の双方を、広告主のためにつなぐことができる社内環境を有しており、アパレル事業においては、ダイレクトメール事業の強みである物の保管・管理・発送及びインターネット事業の強みであるWebマーケティングのスキル・ノウハウを活かすとともに、その他の事業においても当社の豊富な顧客地盤を活用して事業を展開しております。 [事業系統図] 当社グループにおける事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,249字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、ダイレクトメールの発送代行及びインターネット広告により広告主とエンドユーザーを「つなぐ」ことで、その業容・サービスを拡大して参りました。当社グループを取り巻く事業環境及びそのビジネスモデルはいずれの事業においても日々変容を続けております。今後の持続的な成長を維持するため、広告主のニーズを的確にかつ迅速に把握した付加価値の高いサービスの継続的な提供及び新たな収益源の構築に取り組んで参ります。 (2)経営環境及び対処すべき課題 ①新サービスの開発 当社グループには、Webコンサルティング・コンテンツマーケティング・運用型広告・Webサイト制作をすべて自社サービスとしてワンストップで提供できる体制が整っており、サービスの質的差別化によりその競合優位性を保っております。 しかしながら、変化や技術革新が著しいインターネット業界において当社グループが持続的な成長を維持するためには、特定のサービスに依存せず、常に付加価値の高い新サービスの開発及び提供が欠かせないものと認識しており、今後につきましては、当社グループが有するサービス開発力・分析力を活かして、SNS関連等競争力の高いサービスを提供し続けるとともに、新サービスを定期的にリリースし、拡販を進めることで収益基盤の強化を図ってまいります。 ②大口顧客の拡大 ダイレクトメール事業においては、当社グループのメールセンター及びロジスティクスセンターが保有する社内設備等との兼ね合いもあり、小ロット(500通から)から中ロット(30,000通まで)での発送業務を中心に事業を展開しており、大口顧客に頼らない事業展開が当社グループの経営を安定させる一要因にもなっております。今後につきましては、持続的な成長を維持するため、従来の販路は維持拡大しつつ、社内設備の増強とあわせ、マーケティング人材の採用による提案営業体制の強化等により、大規模な取引が期待される大口顧客の開拓を行うことで、収益機会の拡大を図ってまいります。 ③フルフィルメントサービスの拡大 ダイレクトメール事業においては、ゆうメール等を中心とした配送物の発送代行業務をサービスの主軸としてまいりましたが、ネット通販市場の拡大を受け、宅配便での配送を行う小口貨物の取扱いが増加しており、引き続き同様の傾向が継続するものと予想されます。当連結会計年度においては、新たに八王子第6フルフィルメントセンターを開業しており、今後も引き続き、受注管理、在庫管理、ピッキング、梱包、発送の一連のプロセスを一手に請け負うフルフィルメントサービスの提供拡大及び宅配便の取扱量を増加させることで、収益機会の拡大を図ってまいります。 ④輸入仕入商品の物価の上昇 当社の子会社である株式会社ビアトランスポーツにおいては、海外より衣料品を輸入し、国内の得意先へ販売しております。昨今の世界情勢の影響を受けて円安傾向や原料高、輸送コストの上昇等により、海外からの輸入商品の価格は上昇基調にあります。今後につきましては、継続的な仕入施策の改善を行うことで物価上昇の影響を抑えるとともに、自社商品の開発等付加価値の高い商品の取り扱いを増やすことで利益を確保しつつ、収益機会の拡大を図ってまいります。 ⑤優秀な人材の採用及び育成 今後、当社グループが事業をさらに拡大し、成長を続けていくうえで、優秀な人材の確保と、その適正な配置による業務効率の向上がその基盤になるものと認識しております。そのために、幅広い求人機会を活用して、新卒・中途の採用を推し進めていきたいと考えております。加えて、人材育成及び能力向上も重要であると考えており、社内OJTはもちろんのこと、社外講師による研修や、社外セミナー等も積極的に活用し、人材の育成と能力向上に努めて参ります。 ⑥情報管理体制の強化 当社グループは業務上大量の個人情報を取り扱っており、個人情報等の機密情報について、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備等により、情報管理体制の整備を図ってまいりました。当社グループにおいて、情報管理体制の強化は今後も重要な課題であると認識しており、引き続きその強化を図ってまいります。なお、当社は一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が運営するプライバシーマーク制度の認証を取得しており、情報管理の徹底を図っております。 ⑦経営管理体制の強化 当社グループは企業価値を高め株主の皆様をはじめとするステークホルダーに信頼され、支持される企業となるために、コーポレートガバナンスへの積極的な取り組みが不可欠であると考えております。そのため、更なる企業規模の拡大の基盤となる経営管理体制を拡充していくため、今後においても意思決定の明確化、組織体制の最適化、内部監査体制の充実及び監査役監査並びに監査法人による監査との連携を強化していく方針です。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループにおいては、収益と利益の向上を最重要課題としており、「売上高」及び「営業利益」を最も重要な指標と位置づけております。
事業等のリスク6,507字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループの組織に関するリスク ①特定人物への依存について 当社の代表取締役社長花矢卓司及び取締役副社長である福村寛敏は、経営ビジョン・方針の提示やそれに基づいた事業戦略の策定、業界内における幅広い人脈を利用した配送キャリアとの関係構築等、当社グループの事業活動上重要な役割を果たしております。 当社グループでは事業拡大に応じて、特定の役員に依存しない組織的な経営体制の構築を進めておりますが、現時点で何らかの事情でこれらの者の業務継続が困難になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②小規模組織であることについて 当社グループの組織体制は、小規模であり、業務執行体制もそれに応じたものになっております。当社グループは、今後の事業展開に応じて、採用・能力開発等によって業務執行体制の充実を図っていく方針ですが、人材の確保や能力開発が計画通りに進まない等の場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループは、今後の事業拡大に対応するためには、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しております。しかしながら、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅れが生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業戦略上のリスク ①国内景気と消費動向について 当社グループは幅広い業種の多くの顧客と取引を行っており、特定の顧客に偏らない事業活動を展開しています。しかしながら、主に日本国内を市場としていることから、日本国内の景気変動により受注量の減少や受注単価の低下などにより当社グループの業績等に影響が生じる可能性があります。 ②顧客のプロモーション手法の変化について 当社グループのダイレクトメール事業及びインターネット事業は、いずれも顧客のプロモーションに関するサービスが主な事業の内容となっています。このため、将来において顧客のプロモーション手法が変化し、当社グループが変化に適切に対応できない場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③新規事業の収益性について 当社グループは、顧客ニーズに則したサービスの提供を行うためには、新規に事業を立ち上げることも検討してまいります。新たに手掛けた事業を早期に一定の事業規模にまで成長させ、市場における地位を確立するため、事業を推進する手段として必要が認められる場合には、システム開発への投資や第三者が運営するサイト及び企業のM&A、資本業務提携の取り組みなどを行う可能性があります。M&Aを行う際には、対象企業の財務内容や契約関係等について綿密なデューディリジェンスを行うことにより、極力リスクを回避するように努力しています。しかしながら、偶発債務、未認識債務等の発生、事業環境の変化等により、計画通りに事業を展開することができず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。今後も、当社グループは事業の拡大に積極的に取り組んで参りますが、システム投資や買収に伴う資金負担、広告宣伝費等の支出が発生し、収益性が向上しない可能性や、事業を推進する過程において予測とは異なる事態が生じ、投資回収が困難になる可能性があります。このように事業展開が計画通りに進まない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ④システム障害について 当社グループは顧客へのサービスの提供及び社内管理においてコンピューターシステムを利用しているため、自然災害や事故等によって通信ネットワークが切断された場合、開発運用ミス、電力提供の停止等の予測不可能な要因によってコンピューターシステムがダウンした場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループのコンピューターシステムは、適切なセキュリティ手段を講じて外部からの不正アクセスを回避するよう取り組んでおりますが、コンピューターウィルスやハッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤大規模災害等の及ぼす影響について 当社グループの本社及びメールセンターがある首都圏において大規模地震などが発生し、本社機能及びメールセンター機能が麻痺した場合、当社グループの事業の継続が困難な状態に陥る可能性があります。また、自然災害以外の理由によっても、大規模停電や断水などの社会インフラの停止が発生した場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥人材の確保及び育成について 今後、当社グループが事業をさらに拡大し、成長を続けていくためには優秀な人材の確保が重要課題となっております。こうした人材の確保及び育成が計画通りに進まなかった場合、あるいは重要な人材が社外に流出した場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因となる可能性があり、これらの場合当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦特定仕入先に対する依存について 当社グループのダイレクトメール事業においては、配送費の売上原価に占める割合が高く、当該配送費の大半がヤマト運輸株式会社及び日本郵便株式会社との取引により発生しています。このため、ヤマト運輸株式会社及び日本郵便株式会社との間に大幅な値上げ要請が生じた場合に、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、ヤマト運輸株式会社及び日本郵便株式会社との間に取引関係の縮小、取引関係の解除等の状況が生じた場合には、当社グループの事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑧郵便制度変更による影響について 当社グループのダイレクトメール事業における業務は、郵便制度と密接な係わりを持っており、これまでも郵便制度が変更された場合には、それに対応したタイムリーな営業施策により、当社グループの業績にプラスとなるように努めてまいりましたが、制度変更の内容次第では当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨インターネット広告市場の動向及び競争環境について 当社グループが事業を展開するインターネット広告業界は、市場規模が短期間で急速に拡大いたしました。しかしながら、インターネット広告に限らず広告事業は一般的に景気動向の影響を受けやすい傾向があります。今後景気が悪化し、市場規模が想定したほど拡大しなければ、当社グループの経営成績に重大な影響を与える可能性があります。また、依然として激しい競争環境の中で、当社グループは競合優位性を確立し競争力を高めるべく様々な施策を講じております。しかしながら、必ずしもこのような施策が奏功し競合優位性の確立につながるとは限らず、その場合、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ⑩インターネット事業の技術革新について インターネット事業においては、昨今の生成AIの進化・普及に代表されるような新たな技術やサービスの開発が活発に行われており、常に競合他社よりも有益な価値を提供する必要があります。当社グループでは顧客のニーズに対応するため、常に新たな技術及びサービス等にかかるノウハウの導入を図り、蓄積したノウハウの活用と合わせてサービス機能の強化及び拡充を進めております。しかしながら、技術革新や他社による新たな高付加価値サービスの提供等の理由により、当社グループが保有するサービス及びノウハウ等が陳腐化した場合や、変化に対する対応が困難になった場合、当社グループのサービスの顧客に対する訴求力の低下により当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑪輸入仕入商品の物価の上昇について 当社グループのアパレル事業においては、当社の子会社である㈱ビアトランスポーツが海外より衣料品を輸入し、国内の得意先へ販売しております。「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ④輸入仕入商品の物価の上昇」に記載のとおり、世界情勢の影響を受けた円安傾向や原料高、輸送コストの上昇等の要因により、海外からの輸入商品の価格が上昇することにより、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑫地政学的リスクについて 当社グループでは、世界各地における政治・社会情勢の不安定化や外交関係の緊張、紛争等に起因する地政学的リスクが継続的に存在していると認識しております。具体的な懸念としては、当社グループの主力事業であるダイレクトメール事業において、石油原料由来の封筒用のフィルムや印刷インキを使用しており、中東地域における紛争の影響にともなう原材料の供給不安に加え、調達コストの上昇等により、当社グループの収益を圧迫する可能性があります。 (3)コンプライアンスに関するリスク ①個人情報の管理について 当社グループはダイレクトメールの発送代行業を主力事業としているため、顧客から多数の個人情報の預託を受けております。当社グループでは個人情報の取扱と管理には細心の注意を払い、規程による手続きの明確化・徹底化を図っております。また、当社においては一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)の発行するプライバシーマークを取得し、個人情報の管理には十分留意しております。 しかしながら、今後個人情報漏洩や不正利用等の問題が発生した場合には、当社グループへの損害賠償や信用低下により、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 ②知的財産権について 当社グループは、第三者に対する知的財産権を侵害することがないように常に細心の注意を払って事業活動を行っておりますが、現在のインターネット関連分野における技術の進歩の早期化、グローバル化により、当社グループの事業領域における知的財産権の現状を完全に把握することは困難であります。本書提出日までのところ、当社グループの認識する限り、第三者の知的財産権を侵害したこと及び侵害を理由とした損害賠償等の訴訟が発生している事実はありませんが、今後当社グループの調査・確認漏れ、不測の事態が生じる等により、第三者の知的財産権に抵触する等の理由から、損害賠償請求や使用差止請求等を受ける可能性があります。これらの事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③訴訟の可能性について 当社グループはシステムの障害や重大な人為的ミス等の予期せぬトラブルが発生した場合、また、取引先との関係に何らかの問題が生じた場合、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起される可能性があります。損害賠償の金額、訴訟の内容及びその結果によっては、当社グループの業績及び財政状態や社会的信用に影響を与える恐れがあります。 ④法的規制について 当社グループのダイレクトメール事業においては、個人情報保護法、倉庫業法、下請代金支払遅延等防止法及び郵便関連法規等の法的規制を受けます。インターネット事業においては、消費者契約法、不当景品類及び不当表示防止法、電気通信事業法及び特定商取引法等の規制を受け、アパレル事業においては、関税法、特定商取引法、家庭用品品質表示法、製造物責任法及び有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律等の規制を受けます。また、当社の連結子会社である株式会社オリジネーターでは、外国人留学生を中心とする高度外国人材の採用サポート事業を行っており、職業安定法、労働基準法、労働契約法その他関連法令の規制を受けます。これらの法規制等の導入・強化・改正等に対して当社グループが適切に対応できない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、今後の各種法令の新設・改正への対応に際し費用負担が生じる可能性があります。これらの事象が発生した場合は、当社グループの業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループは、コンプライアンス経営を最重要課題として認識し、当社グループ一丸となって法令遵守体制を推進しており、本書提出日現在におきましては、各種免許の取消事由は発生しておりませんが、将来、各種法令に違反した事実が認められた場合、事業の停止、許認可の取り消し等の罰則を受ける場合があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 主要事業の許認可などの概要 会社名   許認可等の名称   監督省庁   有効期限   登録番号等   取消事由 ディーエムソリューションズ株式会社   貨物利用運送事業   国土交通省   期限の定めなし   関自貨第899号   貨物利用運送若しくはこの法律に基づく処分又は登録若しくは認可に付した条件に違反したとき。 倉庫業   国土交通省   期限の定めなし   関交環物第320号   倉庫業法、倉庫業法に基づく処分又は登録、認可若しくは認可に付した条件に違反したとき。 古物商   警察庁   期限の定めなし   第308921307147号   古物営業法、この法律に基づく命令又は処分に違反したとき。 電気通信事業   総務省   期限の定めなし   届出制   ― 株式会社オリジネーター   有料職業紹介事業   厚生労働省   2028年10月31日   13-ユ-300900   職業安定法の定める欠格事由に該当若しくは違反行為があったとき。 (4)財務上のリスク ①売上債権の回収について 当社グループは、与信管理に十分留意しておりますが、売上債権の貸倒による損失に備えるために、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収の可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。しかし、経済環境の悪化または、その他予期せざる事由により、実際の回収不能額が当該見積りを大幅に上回り、貸倒引当金が不十分となることもありえます。そのような場合には、貸倒損失の増加から当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。 ②配当政策について 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、経営成績及び財政状態を勘案し、剰余金の配当を安定的かつ継続的に実施していくことを基本方針としております。しかしながら、経営環境の変化等に伴い業績や財政状態が悪化した場合には、当該基本方針どおりに配当を実施することができなくなる可能性があります。 ③資金調達の使途について 公募増資等による資金調達の使途につきましては、設備投資及び関連費用等のための資金として充当する方針であります。 しかしながら、急速に変化する経営環境に対応するため、現時点における計画以外の使途に充当する可能性があります。また、当初の計画に沿って資金を使用した場合においても想定通りの投資効果を上げられない可能性もあります。 ④新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は取締役及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとしてストック・オプションを付与しているほか、今後も優秀な人材確保のためストック・オプションを発行する可能性があります。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社の株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。本書提出日現在でこれらの新株予約権による潜在株式数は369,000株であり、発行済株式総数2,849,000株の13.0%に相当しております。
経営成績の分析 (MD&A)3,912字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な雇用情勢や所得環境の改善、インバウンド需要により緩やかな回復基調にあった一方で、中東情勢の緊迫化や世界的な原材料及びエネルギー価格の高騰や物価上昇により、先行きの不透明な状況で推移しました。 このような事業環境の中、当社グループはダイレクトマーケティング実施企業に対して、マーケティングの各局面において最適なソリューションを提供するべく努めてまいりました。また、積極的な人材採用を行い、営業力及び提供サービスの強化に取り組んでまいりました。 この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は25,560,205千円(前年同期比20.8%増)、営業利益は938,952千円(前年同期比38.3%増)、経常利益は967,882千円(前年同期比41.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は640,693千円(前年同期比29.1%増)となりました。 セグメント別の業績は以下のとおりです。 ⅰ)ダイレクトメール事業 ダイレクトメール事業におきましては、充実した営業体制を基盤に、企画制作からデザイン、印刷、封入・封緘作業を一括して手がけるワンストップサービスの提供、郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開いたしました。また、発送代行サービスのオンライン受注や見込顧客別のマーケティング施策を強化することで、販路の拡大を図るとともに、従業員による対面業務を削減することで業務効率及び生産性の向上に努めました。EC通販市場の拡大に伴い需要が増加している宅配便等の小口貨物を取扱うフルフィルメントサービスについては、6月の八王子第6フルフィルメントセンターの開設等の先行投資を行い、サービス提供体制の強化に努めました。 この結果、新規顧客の開拓及び既存顧客からの受注が堅調に推移し、売上高は23,164,949千円(前年同期比24.5%増)、セグメント利益は1,526,055千円(前年同期比44.9%増)となりました。 ⅱ)インターネット事業 インターネット事業におきましては、コンサルティング型マーケティングサービスの提供を強化するとともに、これまで培ったWebサイトのコンテンツ制作ノウハウを活かしたバーティカルメディアサービス(注)にも引き続き注力いたしました。また、これまでのノウハウを活かしたSNS関連サービスの強化も行っております。 この結果、売上高は1,055,864千円(前年同期比10.1%減)、セグメント利益は145,561千円(前年同期比35.8%減)となりました。 (注)バーティカルメディアサービスとは、特定の分野に特化した自社Webサイトの運営を通じて、利用者へ有益な情報や各種サービスを提供するサービスです。 ⅲ)アパレル事業 アパレル事業におきましては、子会社である株式会社ビアトランスポーツ(以下、ビアトランスポーツ)の販売体制の整備充実を図るとともに別注商品の企画にも注力しました。また、引き続き為替やインフレ等の外部環境の影響を受けました。 この結果、売上高は1,339,391千円(前年同期比2.3%減)、セグメント利益は68,120千円(前年同期比30.0%増)となりました。 財政状態については以下のとおりです。 (資産) 当連結会計年度末における総資産の残高は9,775,540千円となり前連結会計年度末に比べ、1,586,152千円増加しました。これは主に、現金及び預金の増加270,008千円、売掛金の増加1,061,801千円及びのれんの増加210,094千円によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債の残高は5,852,533千円となり前連結会計年度末に比べ、1,010,762千円増加しました。これは主に、買掛金の増加794,080千円及び未払法人税等の増加112,042千円によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は3,923,006千円となり前連結会計年度末に比べ、575,389千円増加しました。これは主に、利益剰余金の増加535,322千円によるものです。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ270,008千円増加し、1,631,160千円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は929,600千円(前年同期比24.5%増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上924,123千円、減価償却費の計上312,356千円、仕入債務の増加額725,040千円があった一方で、売上債権の増加額980,621千円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は479,752千円(前年同期比37.5%減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出213,077千円及び長期貸付けによる支出179,844千円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は180,340千円(前年同期は89,915千円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入400,000千円があった一方で、長期借入金の返済による支出445,190千円及び配当金の支払額105,370千円があったことによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの業務には生産に該当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社グループは、概ね受注から役務提供までの期間が短いため、受注実績に関する記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) ダイレクトメール事業   23,164,949   24.5 インターネット事業   1,055,864   △10.1 アパレル事業   1,339,391   △2.3 合計   25,560,205   20.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社大和心   -   -   3,120,000   12.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入、設備投資や長期運転資金等の調達につきましては、金融機関からの長期借入により調達しております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は2,281,280千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,631,160千円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択、適用、並びに資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績などを勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。

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開示資料

出典

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