概要
Green Earth Institute(グリーンアースインスティテュート)は、2011年設立のバイオベンチャーで、コリネ型細菌による増殖非依存型バイオプロセスをコア技術とする。石油原料を非可食バイオマス由来に転換する化学品や、バイオジェット燃料などを開発し、研究開発受託・ライセンス・自社販売・テクノロジーパッケージの4つの収益モデルを持つ。2021年12月に東証マザーズ(現グロース)に上場。従業員50名、本社東京都新宿区。
研究開発から商用化を4段階でつなぐビジネスモデル
当社は自ら商用生産設備を持たず、技術開発の成熟度に応じた4段階(Stage0~3)で事業を進める。Stage0・1では開発候補の選定と概念実証を行い、Stage2ではパートナー企業と協力して菌体設計・生産プロセス開発を実施する。この段階では主に研究開発収入を得る。Stage3ではパイロットテストを経てライセンス供与、自社販売(委託生産)、テクノロジーパッケージ提供により収益化する。2025年9月期のパイプライン総数は22件で、Stage2が21件、Stage3が1件である。ライセンス一時金やロイヤリティによる長期的・安定的な収益を目指すが、現状は研究開発収入が売上の大部分を占める。
NEDO委託事業が売上の38%を占める収益構造
2025年9月期の売上高は11億円(前期比7.3%増)で、営業損失は4200万円、経常利益は1億5700万円と黒字転換した。NEDOからの受託事業(バイオファウンドリ事業、グリーンイノベーション基金事業など)が売上の38.2%を占め、単一の大口顧客である。研究開発補助金収入が経常利益を押し上げた。総資産29.7億円、自己資本比率71.0%。設立以来研究開発投資が先行し赤字が続いたが、2025年9月期に当期純利益1億2732万円を計上した。今後の課題は商用化案件を増やし、ライセンス収入などのストック収益を拡大することである。
コリネ型細菌の代謝を物質生産に特化させる技術
中核技術は、土壌細菌コリネ型細菌(Corynebacterium glutamicum)を用いた「増殖非依存型バイオプロセス」である。通常の発酵では微生物の増殖に伴う代謝で目的物質を得るが、当社は酸素抑制条件下で増殖を停止させたまま代謝活性を維持する手法を開発した。これにより原料効率が高く、小規模設備で短時間に多量の生産が可能となる。また非可食バイオマス由来のフェノール類などによる増殖阻害を受けにくい。加えて、人工代謝経路設計、実験計画法による培養最適化、CFD数値流体力学によるスケールアップ予測、3,000L発酵槽での検証など、菌体設計から生産まで一貫した技術プラットフォームを持つ。
中国企業やDIC、日本製紙などとの連携拡大
海外では2018年に中国企業とバリンのライセンス契約を締結、ライセンシーが製造販売を開始した。国内ではDIC株式会社とアスパラギン酸(2021年)、βアラニン(2022年)のライセンス契約を結んだ。2023年には日本製紙、住友商事と木質バイオマス由来のエタノール商用生産に関する基本合意書を締結し、2025年7月には同事業のために森空バイオリファイナリー合同会社を設立した。また2022年に電源開発とオイルパーム廃木の複合事業調査契約、2023年に住友林業と資本業務提携契約を結んだ。パートナー企業との協業を通じて、バイオものづくりの社会実装を段階的に進めている。
業界の中での役割はバイオ化学品の生産を目指す企業に対し、技術開発と商用化ソリューションを提供にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01バイオ化学品製造主力
化学品メーカーやバイオものづくりを検討する企業向けに、微生物を設計し高効率な生産プロセスを開発する研究開発受託サービスを提供しています。開発成果はライセンスやテクノロジーパッケージとして供与し、パートナー企業の商用プラント建設や生産立ち上げを支援しています。
独自の増殖非依存型バイオプロセス技術
- 研究開発受託
- パートナー企業の要望に応じて、目的の化学品を生産する微生物の設計・育種と生産プロセスを開発する。
- ライセンス
- 開発した微生物や生産プロセスを、パートナー企業が商用生産する権利を供与し、一時金やロイヤリティを得る。
- テクノロジーパッケージ
- 菌体・生産プロセス情報と工場設計などのハード面をセットにしたパッケージを提供し、プラント建設を支援する。
製品と技術
アミノ酸製品群:アラニン、バリン、βアラニン、アスパラギン酸
当社のバイオプロセスで生産可能なアミノ酸には、アラニン、バリン、βアラニン、アスパラギン酸がある。アラニンは2016年に商用スケール量産に成功した最初の製品で、生体エネルギー生成に関わる需要が多い。バリンは2018年に中国企業にライセンス供与され、飼料や医薬品原料として製造販売が行われている。アスパラギン酸は樹脂原料としてDICにライセンス、βアラニンもDICへのライセンス契約を2022年に締結した。これらのアミノ酸は、従来石油由来または高コストのバイオ生産代替として、食品、飼料、化粧品、樹脂用途をターゲットとする。
古着・シュレッダーごみ由来のバイオジェット燃料とエタノール
2021年2月、当社が古着から製造したバイオジェット燃料を搭載した日本航空の商用機が、日本初の純国産バイオジェット燃料によるフライトを達成した。同社はこの燃料を、古着に含まれるセルロースを糖化・発酵する技術で生産した。また、2021年7月には「サーキュラーバイオエタノールプロジェクト」の第1弾として、シュレッダーごみからエタノール消毒液を完成させた。これらの実証は、廃棄物系バイオマスの資源循環(サーキュラーエコノミー)の具体例であり、2022年9月には環境省から脱炭素社会を支える資源循環システム構築実証事業(約2億円)も受託している。
木質バイオマス由来のエタノールと将来のバイオ化学品
2023年1月、日本製紙・住友商事との基本合意を皮切りに、木質バイオマスを原料とするバイオエタノールの商用生産計画が始動した。2025年7月には3社共同の森空バイオリファイナリー合同会社を設立。このエタノールは輸送用燃料や化学品原料として利用される。さらに、2022年には電源開発とオイルパーム廃木を活用した複合事業の調査契約を結び、パーム残渣からのバイオ燃料・化学品も視野に入れる。また、NEDOのグリーンイノベーション基金やバイオものづくり革命推進事業では、CO₂由来のバイオ化学品やセルロース・ヘミセルロース・リグニン由来の化学品の開発も進めており、長期パイプラインとして多様な原料・製品をカバーする。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- バイオ化学品製造独自の増殖非依存型バイオプロセス技術
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
環境サービスで小規模、赤字続く
同社は環境関連サービスを提供しており、売上高は10億円前後と小規模。営業利益は2024年9月期に赤字、2025年9月期もほぼゼロと、収益性は極めて低い。同業のジンジブやダイブグループと比べても規模が小さく、競争上の優位性は明確でない。事業の立ち上げ期であり、成長には資金調達や事業モデルの確立が必要。提供サービスの差別化が急務である。
強み
- 環境分野でニッチなサービスを提供し、新市場の開拓を目指す。
- 売上高は増加傾向にあり、事業拡大に意欲的である。
- 環境問題への貢献という社会的価値を提供している。
課題
- 営業赤字が続き、早期の黒字化が必要である。
- 同業他社に対する優位性が明確でなく、差別化が課題。
- 小規模なため、事業成長に必要な資金調達が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がGreen Earth Institute
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 477Aスタートライン | 31億円 | 5.0倍 |
| 2 | 6549ディーエムソリューションズ | 31億円 | 9.9倍 |
| 3 | 4341西菱電機 | 31億円 | 12.2倍 |
| 4 | 9212Green Earth Institute | 30億円 | 43.1倍 |
| 5 | 7057エヌ・シー・エヌ | 30億円 | 19.1倍 |
| 6 | 9767日建工学 | 30億円 | 10.4倍 |
| 7 | 7359東京通信グループ | 30億円 | 9.3倍 |
| 8 | 9376ユーラシア旅行社 | 30億円 | 54.1倍 |
| 9 | 6577ベストワンドットコム | 30億円 | — |
| 10 | 7046TDSE | 29億円 | 15.8倍 |
| 11 | 6046リンクバル | 29億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
創業とRITE Bioprocessの導入
2011年9月、Green Earth Institute株式会社を資本金10,000千円で設立した。2012年2月には公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)との間で、アミノ酸等の製造に必要な「RITE Bioprocess」の特許実施権契約を締結し、基盤技術を獲得した。同年8月には米国工業微生物学会で、米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)とのセルロース系バイオマス由来エタノールの共同研究成果を発表した。創業初期から非食用バイオマスからの化学品生産に焦点を当て、学術機関との連携を強化した。
商用スケールでのアラニン量産成功と中国ライセンス
2016年3月、バイオマス由来のアラニン(アミノ酸の一種)の商用スケールでの量産に世界で初めて成功した。この成果を基に、2018年4月には中国企業とバリン(アミノ酸の一種)のライセンス契約を締結し、同年10月にはライセンシーがバリンの製造販売を開始した。国外への技術ライセンス供与が初めて実現し、ビジネスモデルの有効性を示した。
日本初の純国産バイオジェット燃料フライト
2021年2月、当社が製造した古着由来のバイオジェット燃料を搭載した日本航空の商用機が、日本初の純国産バイオジェット燃料によるフライトを実現した。同じ月にDIC株式会社とアスパラギン酸のライセンス契約も締結した。同年7月には「サーキュラーバイオエタノールプロジェクト」第1弾として、シュレッダーごみ由来のエタノール消毒液が完成した。廃棄物を原料とする実証が相次いだ。
NEDOバイオファウンドリ事業の受託と上場
2021年8月、NEDOよりバイオファウンドリ事業(6年間、総額54億円)を受託し、研究開発の大型プロジェクトを開始した。同年12月には東京証券取引所マザーズに上場、2022年4月の市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行した。上場後もNEDOや環境省からの大型受託を獲得し、設備投資を加速した。
木質バイオマスエタノール事業への本格参入
2023年1月、日本製紙および住友商事と木質バイオマスを原料とするバイオエタノール商用生産とバイオ化学製品展開に関する基本合意書を締結した。同年8月にはNEDOグリーンイノベーション基金事業を受託、11月には住友林業と木質バイオマスを原料としたバイオものづくり事業の資本業務提携契約を結んだ。従来のアミノ酸中心から、バイオ燃料・バイオ化学品へと事業領域を拡大した。
バイオものづくり革命推進事業の連続採択
2024年2月、NEDOより第1回バイオものづくり革命推進事業(8年間、総額約24億円、補助金約14億円)の交付を受けた。続いて2025年1月には第2回同事業(6年間、総額約5.5億円、補助金約3.0億円)を獲得した。政府のバイオエコノミー戦略を背景に、国策プロジェクトの担い手としての地位を確立しつつある。
森空バイオリファイナリー合同会社の設立
2025年7月、日本製紙および住友商事との3社共同出資により、木質バイオマス由来エタノール等の製造・販売事業を目的とする森空バイオリファイナリー合同会社を設立した。これにより、研究開発段階から商用生産への移行を具体化した。設立から14年で、技術ライセンスから自社販売・合弁事業へとビジネスモデルを進化させている。
年表21件を開く
2010年代
- 2011年9月創業Green Earth Institute株式会社を設立。(資本金:10,000千円)
- 2012年2月公益財団法人地球環境産業技術研究機構との間でアミノ酸等の製造に必要なRITE Bioprocess®の特許の実施権契約を締結。
- 2012年8月米国工業微生物学会(SIMB)にて、国立再生可能エネルギー研究所(The National Renewable Energy Laboratory(NREL))とのセルロース系バイオマス由来のエタノールの共同研究成果を発表。
- 2016年3月バイオマス由来のアラニン(アミノ酸の一種)の商用スケールでの量産に成功。
- 2018年4月中国企業とバリン(アミノ酸の一種)にかかるライセンス契約を締結。
- 2018年10月ライセンシーにおいてバリンの製造販売を開始。
2020年代
- 2021年2月当社が製造した古着由来のバイオジェット燃料を搭載した日本航空株式会社の商用機が、日本初の純国産バイオジェット燃料によるフライトを実現。
- 2021年2月DIC株式会社とアスパラギン酸(樹脂原料)にかかるライセンス契約を締結。
- 2021年7月「サーキュラーバイオ ® エタノールプロジェクト」第1弾として、シュレッダーごみ由来のエタノール消毒液が完成。
- 2021年8月国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)よりバイオファウンドリ事業を受託(採択時において6年間、事業総額54億円(税込))。
- 2021年12月上場東京証券取引所マザーズに上場。
- 2022年3月DIC株式会社とβアラニン(アミノ酸の一種)にかかるライセンス契約を締結。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場へ移行。
- 2022年9月環境省より「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業(廃棄物等バイオマスを用いた省 CO2 型ジェット燃料又はジェット燃料原料製造・社会実装化実証事業)」を受託(採択時において2年間、約2億円(税込))。
- 2022年10月電源開発株式会社とオイルパーム廃木を活用した複合事業にかかる調査契約を締結。
- 2023年1月日本製紙株式会社、住友商事株式会社と、木質バイオマスを原料とするバイオエタノール商用生産及びバイオ化学製品の展開にかかる基本合意書を締結。
- 2023年8月NEDO よりグリーンイノベーション基金事業を受託。
- 2023年11月住友林業株式会社と木質バイオマスを原料としたバイオものづくり事業の推進にかかる資本業務提携契約を締結。
- 2024年2月NEDOより第1回バイオものづくり革命推進事業の交付を受ける(採択時において8年間、事業総額約24億円、補助金総額約14億円)。
- 2025年1月NEDOより第2回バイオものづくり革命推進事業の交付を受ける(採択時において6年間、事業総額約5.5億円、補助金総額約3.0億円)。
- 2025年7月創業日本製紙株式会社及び住友商事株式会社と、木質バイオマスを原料とするエタノール等の製造・販売事業のための、森空バイオリファイナリー合同会社を設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
3つの収益化手法による事業展開
ライセンス、自社販売、テクノロジーパッケージの3手法で、市場規模が大きく継続収入が見込める案件に集中する。菌体開発から商用生産までの知見を活かし、バイオ化学品の上市を実現する。
- 02
バイオものづくりプラットフォームの構築
脱炭素や安全保障の観点から、国等のプロジェクトを含むバイオファウンドリ、木質バイオマスエタノール、CO2由来化学品など複数パイプラインを推進し、社会実装を進める。
- 03
開発から商用化へのビジネスモデル確立
今後3年間で、国内外企業との研究開発推進、バイオ燃料・新規アミノ酸等の商用化、既存ライセンス製品の収益拡大に取り組み、持続的収益を確保する。
- 04
成長を支える体制の確立
内部統制システムの継続的改善、優秀な研究者・管理部門人材の確保、研究施設・設備の充実、認知度・信用力の向上を図り、プラットフォーマーとしての地位を維持する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で50人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は684万円で、4期前と比べて+15.6%。平均年齢は47.7歳、平均勤続年数は3.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 591 | 46.0 | 3.7 | 30 | — |
| 2022年9月 | 653 | 46.6 | 3.8 | 35 | — |
| 2023年9月 | 702 | 47.0 | 3.9 | 43 | — |
| 2024年9月 | 681 | 48.1 | 4.3 | 47 | −213 |
| 2025年9月 | 684 | 47.7 | 3.8 | 50 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達24.9億円カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発生産プロセスのバイオファウンドリ基盤技術開発スマートセル時代のバイオ生産プロセス実用化を促進させるためのバイオファウンドリ拠点の確立国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-10-07
- 調達3.1億円グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進CO2を原料に物質生産できる微生物等の開発・改良、CO2を原料に物質生産できる微生物等による製造技術等の開発・実証水素細菌によるCO2とH2を原料とする革新的なものづくり技術の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-07-12
- 調達4,000万円カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発産業用物質生産システム実証コリネ菌によるバイオイソプロパノ-ル生産システム実証国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-26
- 調達3,312万円ムーンショット型研究開発事業地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現機能改良による高速CO2固定大型藻類の創出とその利活用技術の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-11-29
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は11億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+10.0%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 10億円 | 11億円 |
| 営業利益 | -4億円 | 0億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は1億円、営業利益は−2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2023年3Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2023年4Q | 7 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 0 | −1 | — | −1 |
| 2024年2Q | 2 | −1 | −50.0 | −1 |
| 2024年4Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2025年2Q | 2 | −1 | −50.0 | −1 |
| 2025年4Q | 9 | 1 | 11.1 | 2 |
| 2026年2Q | 2 | −2 | −100.0 | −2 |
| 2026年3Q | 1 | −2 | −200.0 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
直近期の営業利益率は0.0%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 0 | — | −3 | — | −5 |
| 2017年9月 | 0 | — | −1 | — | −1 |
| 2018年9月 | 2 | — | −1 | — | −2 |
| 2019年9月 | 2 | — | −3 | — | −3 |
| 2020年9月 | 3 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所マザーズに上場。 | |||||
| 2021年9月 | 5 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年9月 | 6 | — | −1 | — | −2 |
| 2023年9月 | 9 | — | −1 | — | −1 |
| 2024年9月 | 10 | −1 | −1 | −10.0 | −1 |
| 日本製紙株式会社及び住友商事株式会社と、木質バイオマスを原料とするエタノール等の製造・販売事業のための、森空バイオリファイナリー合同会社を設立。 | |||||
| 2025年9月 | 11 | 0 | 2 | 0.0 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高11億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の9.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.5%5億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金54.5%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年9月期は営業CFが0億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は21億円で、売上の22.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | −1 | 0 | 3 | −1 | 6 |
| 2020年9月 | −2 | 0 | 0 | −2 | 4 |
| 2021年9月 | −2 | 0 | 6 | −2 | 8 |
| 2022年9月 | 3 | 0 | 16 | 3 | 27 |
| 2023年9月 | −3 | 0 | 0 | −3 | 24 |
| 2024年9月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 23 |
| 2025年9月 | 0 | −2 | 0 | −2 | 21 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年9月期の総資産は30億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は71.0%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 2 | 0 | 2 | 10.3 |
| 2017年9月 | 3 | 1 | 2 | 44.5 |
| 2018年9月 | 6 | 4 | 2 | 70.8 |
| 2019年9月 | 8 | 4 | 4 | 53.8 |
| 2020年9月 | 6 | 3 | 3 | 56.5 |
| 2021年9月 | 11 | 8 | 3 | 71.1 |
| 2022年9月 | 34 | 22 | 12 | 65.5 |
| 2023年9月 | 27 | 21 | 6 | 78.9 |
| 2024年9月 | 27 | 20 | 8 | 72.2 |
| 2025年9月 | 30 | 21 | 9 | 71.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中124位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中483位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥268で、1年前と比べて-33.2%。過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 43.1倍 |
| PER (会社予想) | 20.7倍 |
| PBR | 1.78倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月15日に339円まで上昇した後、7月16日に333,100株の大量売りで288円へ急落。以降は250〜280円のレンジで推移し、8月13日は274円。25日移動平均線280.88円を下回り、75日線304.16円、200日線364.85円も大きく下回る。52週高値495円からは44.6%下落し、52週安値249円に接近。RSIは48.48と中立圏。出来高は平均を下回り、様子見姿勢が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERが43.98倍と同業界平均の22.97倍を大幅に上回り、収益力に対して割高な水準にある。PBRは1.63倍で平均3.29倍を下回り、資産面では割安感があるが、ROEが6.2%と低く、資本効率が平均より劣る。無配当のため配当利回りはゼロで、株主還元は行われていない。直近の売上は増加傾向だが、営業利益が赤字から黒字に転換したばかりで、業績の安定性に欠ける。成長性と収益性の改善が期待される一方、現時点の株価は業績を織り込みすぎており、やや割高と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 43.1倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 20.7倍 | — |
| PBR | 1.78倍 | 3.51倍 |
| ROE | 6.2% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上は増加傾向にあるものの、直近まで営業赤字が続き、黒字化が目前。強気派は、収益改善トレンドと環境意識の高まりによる需要拡大を評価し、早期の黒字定着を期待する。弱気派は、事業モデルの不透明さと利益率の低さを指摘し、競争激化で成長が頭打ちになると懸念する。争点は、新興市場での収益化の実現性と成長持続性である。
- 黒字化が見える
売上は増加し、今期予想で営業損益ゼロ、純利益1億円へ改善
- 成長市場
環境意識の高まりで、植物素材関連の需要拡大が見込める
- 小型株の魅力
時価総額30億円規模で、成長余地が大きく投資妙味がある
- 営業損益が赤字からゼロに改善通年影響中
2025年9月期営業利益0億円、前期-1億円から1億円改善
- 純損益はマイナス1億円からプラス1億円へ通年影響中
2025年9月期純利益1億円、前期-1億円から2億円改善
- 売上高は3期連続増収通年影響弱
売上高は9億円→10億円→11億円と3年にわたり増加
- PBR1.63倍、ROE6.2%で資産価値は増加傾向継続影響弱
PBR1.63倍、ROE6.2%。利益黒字化で資本効率改善
- 利益率が低い
売上高10億円に対し営業利益率マイナス〜ゼロで、事業の収益力が弱い
- 不透明なモデル
事業内容が明確でなく、競争優位性や収益の源泉が見えにくい
- 資金調達リスク
赤字続きで財務基盤が弱く、増資などによる希薄化の懸念がある
- PER43.98倍と高く、予想PERも未公表継続影響中
実績PER43.98倍。予想PERが開示されず、収益力に見合わない水準
- 無配で株主還元が無い通年影響弱
配当利回りは非開示・無配で、株主への還元が無い
- 株価は1年で31.8%下落不定影響弱
株価は1年間で-31.84%と大きく下落、センチメント悪化
- 売上高11億円、営業利益0億円と小規模通年影響中
売上高11億円、営業利益0億円。収益規模が極めて小さい
- 売上高伸び率
- 事業成長の勢いと市場受け入れを確認
- 営業利益率
- 黒字化が達成できたかの重要指標
- 顧客数
- 事業の拡大基盤を測る
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ4,110人。区分でいちばん多いのは個人・その他で44.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.7%を占め、残る61.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 6.6 | 42.3 | 44.5 | 43.1 | 44.1 |
| 事業法人 | 85.2 | 30.6 | 28.7 | 27.6 | 27.4 |
| 証券会社 | — | 4.4 | 9.7 | 11.9 | 14.2 |
| 金融機関 | 4.7 | 16.4 | 14.3 | 14.2 | 11.3 |
| 外国法人 | 3.6 | 6.3 | 2.8 | 3.1 | 3.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社SBI証券 | 10.56 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 9.95 |
| 03 | 住友林業株式会社 | 7.93 |
| 04 | 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 | 7.93 |
| 05 | 大田 誠 | 4.59 |
| 06 | 伊原 智人 | 3.96 |
| 07 | DIC株式会社 | 3.67 |
| 08 | エア・ウォーター株式会社 | 2.64 |
| 09 | 電源開発株式会社 | 2.11 |
| 10 | 川嶋 浩司 | 1.66 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-22株式会社SBI証券新規の大量保有報告0.77%-4.80pt
- 2026-04-21株式会社SBI証券新規の大量保有報告5.57%
- 2026-04-08大和アセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告9.23%-1.05pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+100%、1株純資産は7期で+249%。直近期のROEは6.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2017年3月 | −233,420 | — |
| 2017年9月 | −41,039 | — |
| 2018年9月 | −73,180 | — |
| 2019年9月 | −36 | 53 |
| 2020年9月 | −14 | 39 |
| 2021年9月 | −9 | 88 |
| 2022年9月 | −22 | 199 |
| 2023年9月 | −10 | 187 |
| 2024年9月 | −12 | 175 |
| 2025年9月 | 11 | 185 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額67百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 伊原智人 | 代表取締役CEO | 58 | 450,000 |
| 川嶋浩司 | 取締役 | 53 | 189,000 |
| 浦田隆治 | 取締役CFO | 50 | 120,000 |
| 本庄孝志 | 取締役 | 71 | — |
| 別所信夫 | 取締役 | 76 | — |
| 岡安静夫 | 監査役 | 69 | — |
| 髙敏晴 | 監査役 | 53 | — |
| 増田吉彦 | 監査役 | 44 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 53 | 53 | 18 |
| 社外監査役 | 3 | 12 | 12 | 4 |
| 社外取締役 | 1 | 2 | 2 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,980字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,018字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,418字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,824字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第16期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-23
- 半期報告書半期報告書-第15期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-24
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第14期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-22
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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- 中期経営計画個人投資家向け中長期ビジョン説明会書き起こし2026-08-03
- 中期経営計画中長期ビジョン策定に関するお知らせ2026-07-15
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