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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

日建工学

NIKKEN KOGAKU CO., LTD.9767 · Standard · サービス業

消波根固ブロックの型枠貸与と護岸ブロック等のコンクリート二次製品販売を柱とする、港湾・河川工事向け製品メーカー。

概要

日建工学は1964年に「3連ブロック」の事業化で創業した土木工法開発企業である。消波根固ブロックの製造用鋼製型枠の貸与(型枠貸与事業)と、協力工場で製造した護岸ブロックや自然石製品、土木シート等の販売(製品販売事業)を2本柱とする。2026年3月期の連結売上高は62億円、従業員132名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

型枠貸与と製品販売の二本柱

当社グループの売上は型枠貸与事業と製品販売事業に二分される。2026年3月期の実績では、型枠貸与事業が売上高15億円(構成比24.6%)、製品販売事業が46億円(同75.4%)を占める。型枠貸与は消波根固ブロックを製造するための鋼製型枠を顧客に貸し出すビジネスであり、製品販売は護岸ブロック、自然石製品、土木シートを仕入れて販売する。両事業とも国土強靭化や防災・減災需要を主な市場とする。

自社工場を持たない委託生産体制

日建工学は自社工場を保有せず、製品の製造を協力工場(製作・製造委託会社)に委ねている。そのため、生産実績の代わりに仕入実績を開示している。2026年3月期の製品販売事業における仕入高は34億円で前年比16.7%増加した。この委託モデルにより、固定費を抑えながら需要変動に柔軟に対応できる体制を取っている。鋼製型枠については自社で設計・保有し、貸与する。

国内市場に特化した事業展開

本社を東京都新宿区に置き、国内の港湾・漁港・海岸・河川・砂防分野を主な顧客とする。海外については、経営環境の中でアジアの港湾整備需要の拡大に言及する一方、国際競争の激化を認識しており、現時点では海外生産拠点は持たない。売上のほとんどは国内の公共工事由来であり、気候変動に伴う災害復旧・改修事業の増減が業績に直接影響する。

子会社3社で構成されるグループ

連結子会社は東洋水研株式会社、三省水工株式会社、NK関西工建株式会社の3社である。東洋水研は2004年に株式90%を取得して子会社化、三省水工は2017年に株式取得、NK関西工建は2017年に100%出資で設立した。これら子会社は主に関西・中国地方で製品販売や工事を手掛け、グループ全体の販売網を補完している。なお、かつて存在したニッケン・エンジニアリングと日建製造工業は1979年に吸収合併された。

業界の中での役割は建設資材メーカー(港湾・河川土木工事向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
62億円
営業利益
4億円
営業利益率
6.5%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
製品販売事業47億円75.8%3億円6.4%
型枠貸与事業15億円24.2%1億円6.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01型枠貸与主力

消波根固ブロック(波力から岸壁や護岸を守るブロック)の製造に必要な鋼製型枠を、全国のコンクリート製品メーカーやゼネコン等に貸与。当社独自の設計・製造による型枠を提供し、ブロック製造の効率化と品質確保を支援。売上構成の約3割を占める。

主な製品・サービス1
消波根固ブロック用鋼製型枠
消波根固ブロックの製造に用いる鋼製の型枠。耐久性が高く、繰り返し使用可能。

02製品販売主力

協力工場で製造した護岸ブロック等のコンクリート二次製品、連結した自然石製品(石籠)、土木シート製品(吸出防止・洗掘防止・遮水シート)を販売。港湾・河川・道路等の土木工事に幅広く使用され、売上の7割強を占める主力事業。

主な製品・サービス3
護岸ブロック
河川・湖沼の護岸工事に用いるコンクリートブロック。水流や波による浸食を防ぐ。
自然石製品
自然石をワイヤー等で連結した製品。護岸やのり面保護に使用。
土木シート製品
吸出防止、洗掘防止、遮水等の機能を持つシート状の土木資材。

製品と技術

消波根固ブロックと型枠貸与の核心技術

創業以来の基盤技術は消波根固ブロックの工法である。代表的な「3連ブロック」に始まり、「ラクナ・IV」(2007年)や「グラスプ」(2009年)など、波浪に対する安定性を高めた消波ブロックを開発してきた。同社はブロック自体を製造・販売するのではなく、製造用の鋼製型枠を顧客に貸与するビジネスモデルを取る。これにより、型枠の設計・製作・メンテナンスに特化したノウハウを蓄積している。型枠貸与事業は売上高こそ減少傾向にあるが、依然としてグループ全体の24.6%を占める。

環境共生型護岸ブロックシリーズ

1977年開発の「エコロー」は蛍や魚の生息に適した河岸ブロックで、多自然型護岸の先駆けである。その後も「Iレンロック」(1994年)、「ネストン」(1996年)、「リアロック」(1999年)など、生態系保全と景観に配慮した護岸ブロックを多数投入。2010年には「環境活性コンクリート(EViCon)」を開発し、藻類の成長を促して魚貝類の生息環境を創り出す技術を製品化した。これらの製品は、河川改修や海岸保全工事において、単なる防護だけでなく自然との調和を重視する発注者のニーズに応えている。

土木シート製品のラインナップ

1967年に開発された「ステラシート」は、土砂吸出防止、洗掘防止、水質汚濁公害防止、軟弱地盤対策など多用途に使われる土木シートである。その後も製品バリエーションが拡充され、現在では吸出防止シート、遮水シート、洗掘防止シートなどを含むシリーズとして製品販売事業の一角を占める。2026年3月期の製品販売事業売上高46億円のうち、河川用護岸ブロックとともに土木シートの出荷増が増収を牽引した。同社は自社工場を持たず、協力工場で製造されたシートを仕入れて販売している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

建設関連技術支援で専門性強み、堅調な収益基盤

同社は建設業界向けの技術支援・コンサルティングを手掛け、特定分野での専門性を強みとしている。2025年3月期の売上高は55億円と減収したが、翌期には62億円へ回復し、営業利益率も5.45%から6.45%に改善する見通し。同業のジンジブやイシンは人材派遣や教育分野で事業を展開しており、直接的な競合ではないが、建設業界向けサービスでは一定の競争がある。同社は技術力と顧客との長期関係を背景に安定的な収益を確保している。一方で、業界の景気変動の影響を受けやすく、新規分野への進出が成長の鍵となる。

強み

  • 建設技術に特化した高度な専門知識を有し、高付加価値サービスを提供。
  • 建設業界の主要企業との長期取引関係を構築し、リピート受注が堅調。
  • 営業利益率が改善傾向にあり、コスト管理と業務効率化が進んでいる。
  • 地域密着型の営業展開により、中堅・中小建設企業との強固な関係を有する。

課題

  • 建設投資の減少や公共工事の削減により、市場規模が縮小する可能性がある。
  • 受注が大きな案件に依存するため、売上高が年度ごとに変動しやすい。
  • 専門技術者の採用・育成が難しく、事業拡大の制約となることがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が日建工学

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16054リブセンス32億円266.7倍
2477Aスタートライン31億円5.0倍
36549ディーエムソリューションズ31億円9.9倍
44341西菱電機31億円12.2倍
59767日建工学30億円10.4倍
67057エヌ・シー・エヌ30億円19.1倍
79212Green Earth Institute30億円43.1倍
87359東京通信グループ30億円9.3倍
99376ユーラシア旅行社30億円54.1倍
106577ベストワンドットコム30億円
117046TDSE29億円15.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

「3連ブロック」の開発で創業した1964年

1964年3月、消波根固用ブロック「3連ブロック」を開発し、その事業化を目的として東京都新宿区四谷四丁目に日建工学株式会社を設立した。創業当初から消波ブロックという特定分野に特化し、鋼製型枠の貸与によってブロック製造を支援するビジネスモデルを確立した。この年が会社の原点であり、現在に至るまで消波根固ブロック技術が中核である。

土木シートと環境配慮ブロックへ多角化した1970年代

1967年10月、土砂吸出防止や洗掘防止用途の「ステラシート」を開発し、土木シート事業を開始。1974年4月には植生可能なコンクリートブロック「緑化ウォール」、1977年4月には蛍や魚の棲める河岸ブロック「エコロー」を相次いで開発した。これらの製品は、単なる防災機能に加えて環境保全・景観配慮の要素を加えた点に特徴がある。また1977年にはニッケン・エンジニアリングと日建製造工業を設立するが、1979年に両社を吸収合併し、グループの再編を行った。

店頭公開から東証2部上場へ(1979〜1984年)

1979年9月、株式を東京店頭市場に公開。その後1982年4月には階段式傾斜堤ブロック「コースト」や機能的な階段護岸「ステアー」を開発した。1984年4月には多孔空胴を持つ「ホールブロック」を開発。同年12月、東京証券取引所市場第二部に上場を果たした。この時期に製品ラインを拡充しながら、資本市場からの資金調達力を高めていった。

水質浄化・景観工法を次々と製品化した1990年代

1988年に河川水質浄化ブロック工法「バイオフロア」、1989年に自然石ブロック工法「ビューロック」を開発。1992年には電飾景観工法「ブライトル」、1993年には近自然石景観工法「ラーロック」、1994年には多自然型護岸工法「Iレンロック」、1996年には「ネストン」、1997年には自然石連結工法「タイロック」、1998年にはコンクリート造景岩工法「コンビック」、1999年には間伐材活用の「木工ストーン」と河川環境保全型の「リアロック」と、毎年のように新工法を市場に投入した。この10年間で製品群が大きく拡大した。

ISO取得と子会社化による体制強化(2001〜2010年)

2001年12月にISO9001:2000認証を取得(2018年返上)。2002年10月には人工リーフ用ブロック「ストーンブロックリーフ型」を開発。2003年2月に本社を現所在地に移転し、同年12月には堤防補強ドレーン工法「DRウォール」を開発した。2004年3月、東洋水研の株式90%を取得し連結子会社とする。2007年に消波ブロック「ラクナ・IV」、2009年に高耐波安定性消波ブロック「グラスプ」、2010年には環境活性コンクリート「EViCon」事業を開始。この時期、品質管理と環境配慮の両軸で製品開発を進めた。

スタンダード市場移行と直近の業績(2017〜2026年)

2017年6月に三省水工株式会社を子会社化、同年9月にはNK関西工建を100%出資で設立。2014年に創立50周年記念式典を開催した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い市場第二部からスタンダード市場に移行。2026年3月期の連結売上高は62億円、営業利益3.5億円、親会社株主帰属当期純利益2.8億円。型枠貸与事業は売上減少(前年比7.7%減)に苦しむ一方、製品販売事業は河川用護岸ブロックと土木シートの出荷増で21.3%増収となり、セグメント間で明暗が分かれた。

年表36件を開く

1960年代

  • 1964年3月創業消波根固用ブロック「3連ブロック」を開発。「3連ブロック」を事業化し、東京都新宿区四谷四丁目に日建工学株式会社を設立
  • 1967年10月土砂吸出防止、洗掘防止、水質汚濁公害防止、軟弱地盤対策用「ステラシート」を開発、ステラシート事業を開始
  • 1969年2月本社を東京都新宿区角筈二丁目に移転

1970年代

  • 1974年3月本社を東京都新宿区西新宿二丁目に移転
  • 1974年4月植生の可能なコンクリートブロック「緑化ウォール」を開発、緑化ウォール事業を開始
  • 1977年4月蛍や魚の棲める河岸ブロック「エコロー」を開発、エコロー事業を開始
  • 1977年5月創業ニッケン・エンジニアリング株式会社を設立
  • 1977年7月創業日建製造工業株式会社を設立
  • 1979年4月M&Aニッケン・エンジニアリング株式会社及び日建製造工業株式会社を吸収合併
  • 1979年9月株式を東京店頭市場に公開

1980年代

  • 1982年4月海岸環境保全の新工法として、階段式傾斜堤ブロック「コースト」、機能的な階段護岸「ステアー」を開発、コースト、ステアー事業を開始
  • 1984年4月ブロック本体に多孔空胴を有する「ホールブロック」を開発、ホールブロック事業を開始
  • 1984年12月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1988年6月河川水質浄化ブロック工法「バイオフロア」を開発、バイオフロア事業を開始
  • 1989年4月自然石ブロック工法「ビューロック」を開発、ビューロック事業を開始

1990年代

  • 1992年3月電飾景観工法「ブライトル」を開発、ブライトル事業を開始
  • 1993年1月近自然石景観工法「ラーロック」を開発、ラーロック事業を開始
  • 1994年8月多自然型護岸工法「Iレンロック」を開発、アイレンロック事業を開始
  • 1995年8月本社を東京都新宿区西新宿六丁目に移転
  • 1996年5月多自然型護岸工法「ネストン」を開発、ネストン事業を開始
  • 1997年3月美しい景観を創り生態系を保全する自然石連結工法「タイロック」を開発、タイロック事業を開始
  • 1998年1月自然岩盤の風合いを持つ経済的なコンクリート造景ぎ岩工法「コンビック」を開発、コンビック事業を開始
  • 1999年6月間伐材活用を促進する生態系根固工法「木工ストーン」を開発、木工ストーン事業を開始
  • 1999年8月河川環境保全型護岸工法「リアロック」を開発、リアロック事業を開始

2000年代

  • 2001年12月ISO9001:2000品質マネジメントシステム認証取得(2018年9月 認証を返上)
  • 2002年10月人工リーフ用被覆ブロック「ストーンブロックリーフ型」を開発、ストーンブロックリーフ型事業を開始
  • 2003年2月本社を現所在地に移転
  • 2003年12月堤防補強ドレーン工法「DRウォール」を開発、DRウォール事業を開始
  • 2004年3月東洋水研株式会社(現・連結子会社)の90.0%の株式を取得
  • 2007年5月表面にくぼみ状の孔をもつ新しいタイプの消波ブロック「ラクナ・Ⅳ」を開発、ラクナ・Ⅳ事業を開始
  • 2009年3月高耐波安定性消波ブロック「グラスプ」を開発、グラスプ事業を開始

2010年代

  • 2010年7月コンクリート表面上に食物連鎖の基礎となる藻類の成長を促進し、魚や貝類が集まりやすくなる生息環境を創り出す環境活性コンクリート(EViCon)事業を開始
  • 2014年3月創業創立50周年記念式典開催
  • 2017年6月M&A三省水工株式会社の株式を取得し子会社化
  • 2017年9月M&ANK関西工建株式会社を100%出資で設立し、子会社化

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    消波根固ブロック工法を核とした事業拡大

    創立以来培ってきた消波根固ブロック工法の技術を中核に、型枠貸与事業と製品販売事業の既存事業の収益拡大を図る。市場占有率の増大と安定収益の確保を目指す。

  2. 02

    固定費の効率化と柔軟な事業運営

    グループ全体で固定費の効率的運用を進め、事業環境の変化やリスクに耐えうる柔軟な運営体制を構築し、安定した利益を生み出す企業体質へ転換する。

  3. 03

    防災・減災ニーズに対応した新事業・新製品開発

    大規模災害の増加に対応し、社会資本整備の方向性を捉えた付加価値の高い新事業・新製品を開発する。

  4. 04

    既存事業の選択と集中によるコアビジネス強化

    既存事業の製品について選択と集中を進め、適正な設備投資と利益率の向上によりコアビジネスを強化する。

  5. 05

    協力会社ネットワークの維持・強化と提携構築

    安定的な型枠・製品供給のために、資本・経営の独立性を尊重した協力会社とのネットワークを維持・強化し、新たな協力・提携関係を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で132人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は536万円で、9期前と比べて+16.6%平均年齢は54.2歳、平均勤続年数は16.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月120
2018年3月186
2019年3月46049.213.4171
2020年3月49050.714.3164
2021年3月49851.614.6149
2022年3月50252.315.2145
2023年3月50252.815.4140
2024年3月51252.715.4147
2025年3月51252.915.5136221
2026年3月53654.216.8132303

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社(東京都新宿区)他123百万円
型枠貸与事業 製品販売事業
本社 — 東京都新宿区104百万円
型枠貸与 事業 製品販売事業
本社 — 徳島県名西郡石井町48百万円
型枠貸与事業 製品販売事業
その他(保養施設) — 静岡県伊東市2百万円
北海道他9ヶ所 — 札幌市中央区 他9ヶ所0百万円
同上
主な関係会社
  • 国内
    東洋水研株式会社(注)1
    東京都新宿区
    議決権90.0%
  • 国内
    NK関西工建 株式会社(注)1,4
    徳島県名西郡石井町
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    グリーンイノベーション基金事業/食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発ブルーカーボンを推進するための海藻バンク整備技術の開発漁港を利活用した海藻バンクによるブルーカーボン生態系拡大プロジェクト
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-02-10
    9,560万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は62億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.7%、利益が+33.3%。

売上高
+12.7%
62億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
+0.0%
3億円
営業利益率
6.5%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高67億円62億円
営業利益5億円4億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は13億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−7.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q182
2024年1Q1400.00
2024年2Q1417.11
2024年3Q1616.31
2024年4Q181
2025年2Q2314.31
2025年4Q3226.32
2026年2Q2700.00
2026年4Q35411.43
2027年1Q1317.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は69億円から62億円へ90%に減った。直近期の営業利益率は6.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6921
創立50周年記念式典開催
2014年3月9055
2015年3月8744
2016年3月9811
三省水工株式会社の株式を取得し子会社化
2017年3月9511
2018年3月88−3−3
2019年3月8811
2020年3月8111
2021年3月1061310
2022年3月8397
2023年3月6243
2024年3月6243
2025年3月55345.53
2026年3月62446.53

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高62億円のうち、営業利益として残るのは4億円6.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.0%44億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.6%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.5%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
6.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.9pt
5.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は25億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−1−136
2014年3月40−248
2015年3月0−20−27
2016年3月−6−27−85
2017年3月8−1−874
2018年3月6−18517
2019年3月6−1−10512
2020年3月4−1−2313
2021年3月21−1−82025
2022年3月8−3−3527
2023年3月6−4−1229
2024年3月7−3−3429
2025年3月10−3127
2026年3月2−2−2025

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は64億円。このうち返さなくてよい自己資本が49億円で、自己資本比率は77.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月52183435.2
2014年3月65234235.0
2015年3月68254337.4
2016年3月81245729.3
2017年3月70244633.7
2018年3月82196323.2
2019年3月73225129.6
2020年3月66214532.2
2021年3月77324542.2
2022年3月73383552.3
2023年3月69412858.8
2024年3月72442861.1
2025年3月65461970.3
2026年3月64491477.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
31億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中61位あたり、逆に低いのはROE534社中406位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,601で、1年前と比べて+4.9%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥1,601+0.1%1ヶ月+5.1%1年+4.9%時価総額30億円
過去52週の値幅
安値¥1,331高値¥2,125

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PER (会社予想)8.3倍
PBR0.58倍
配当利回り1.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月初めの1,475円から緩やかに上昇し、8月に入って1,500円台を回復。8月10日には17,400株の出来高を伴い1,547円、8月12日に1,566円の高値。8月13日は1,554円。25日移動平均線1,499.32円、75日線1,500.88円を上回り、200日線1,557.15円と交錯。52週高値2,125円から26.9%下落、52週安値1,331円からは16.7%上昇。RSIは71.09と買われ過ぎ圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 10.07倍(予想8.1倍)は同業界平均22.97倍を大幅に下回り、PBR 0.5749倍は平均3.29倍の約6分の1と極めて低い。ROE 5.9%は平均より低いが、PBR 1倍割れは過小評価の可能性が高い。配当利回り1.93%は平均2.47%を下回るが、配当性向27%と安定。業績は横ばいで、2026/3期の売上高と利益は増加見込み。割安ながら収益性改善が今後の焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍23.4倍
PER (予想)8.3倍
PBR0.58倍3.51倍
ROE5.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

設備工事需要の動向と受注競争の激化が争点。強気派は省エネ投資やリニューアル需要を追い風と見るが、弱気派は人手不足や競争による採算悪化を懸念。決算では受注高と利益率に注目。

プラスに働く材料7
  • 省エネ需要

    脱炭素で設備更新需要が増加

  • 受注残増

    公共工事や大規模案件の積み上げ

  • 割安指標

    PBR 0.57倍、ROE 5.9%で改善余地

  • PBR0.57倍の割安修正余地不定影響

    PBR0.57倍が1倍へ是正されれば理論株価約2700円超、現値1554円の約1.7倍

  • 2026年3月期は増収増益で営業利益4億円通年影響

    売上高62億円、営業利益4億円と前期の3億円から約33%増益

  • 予想PER8.1倍と業績改善で割安感通年影響

    実績PER10.07倍→予想PER8.1倍へ低下し、成長期待を反映しやすい

  • 配当利回り1.93%と安定的な株主還元継続影響

    予想配当利回り1.93%は小型株ながら安定した還元姿勢

マイナスに働く材料7
  • 人手不足

    建設業の技能労働者不足で工事遅延リスク

  • 競争激化

    同業他社との価格競争で採算悪化

  • 売上減少

    2025/3期は売上高が62億→55億円に減少

  • 純利益3億円と3期横ばい通年影響

    純利益は3期連続で3億円と横ばい、EPS成長が見込めない

  • 売上高は55億円から回復も62億円止まり通年影響

    売上高は55億円→62億円と回復したが、2024/3期の62億円と同水準

  • ROE5.9%と資本効率の低さ継続影響

    ROE5.9%は低く、自己資本を有効活用できていない

  • 時価総額29億円と流動性が極めて低い継続影響

    時価総額29億円で売買が薄く、機関投資家の参入障壁が高い

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を占う先行指標
売上総利益率
工事採算の悪化を察知するため
従業員数
人手不足が受注能力に影響

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.87%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.87%
いまの株価に対して
配当性向
27.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月60190.0
2018年3月600.0
2021年3月20−66.710.0
2022年3月3050.08.6
2023年3月300.021.6
2024年3月300.022.0
2025年3月300.030.9
2026年3月300.027.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,235人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.8%を占め、残る51.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他49.944.745.241.642.548.6
事業法人36.939.839.038.040.841.7
金融機関7.67.67.814.513.27.1
証券会社2.64.24.62.62.71.4
外国法人3.03.73.43.20.81.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
自己株式2.12.12.10.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01技研ホールディングス株式会社16.77
02菊池 恵理香6.06
03株式会社ナガワ5.91
04光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員光通信株式会社5.37
05トリリオン投資事業有限責任組合 無限責任組合員株式会社フエル4.04
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.88
07日本国土開発株式会社3.31
08日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.09
09今井 正利2.99
10フリージア・マクロス株式会社2.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-05
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.27%
    +1.16pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1833%、1株純資産は14期で+2614%。直近期のROEは5.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月81008.514.8
2014年3月2512422.87.426.4
2015年3月1991,38515.29.934.1
2016年3月291,3072.154.7303.0
2017年3月331,2962.652.0190.0
2018年3月−1611,044
2019年3月491,1884.419.9
2020年3月431,1733.715.5
2021年3月5561,77337.74.010.0
2022年3月3632,09618.84.58.6
2023年3月1542,2367.18.721.6
2024年3月1562,4126.710.222.0
2025年3月1562,5216.38.830.9
2026年3月1542,7045.913.227.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額77百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
皆川曜児代表取締役社長69213
植田剛史常務取締役6823
相田和也取締役518
坂田昌也取締役507
西村博一取締役495
金木誠取締役72
髙木大地取締役46
冨永準常勤監査役703
遠藤勝利監査役8412
髙安博之監査役6711
大門忠志常勤監査役6957

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)759598
社外取締役413133
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容525字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社3社で構成され、製品及びサービスの販売方法の類似性から主に消波根固ブロックの製造用鋼製型枠の型枠貸与事業と協力工場で製造した護岸ブロック等のコンクリート二次製品、連結した自然石製品、吸出防止、洗掘防止、遮水等の土木シート製品等の製品販売事業を主な事業としております。 当社グループの売上構成は、次のとおりであります。 セグメントの名称   内容     売上高(千円) (売上構成比率)(%) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)           当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 型枠貸与事業   主に消波根固ブロックの製造用鋼製型枠の貸与   1,654,275 (30.0)   1,527,120 (24.6) 製品販売事業   協力工場で製造した護岸ブロック等のコンクリート二次製品、連結した自然石製品、吸出防止、洗掘防止、遮水等の土木シート製品等の販売   3,861,464 (70.0)   4,684,322 (75.4) 計   5,515,740 (100.0)   6,211,443 (100.0)
経営方針・対処すべき課題1,019字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 さまざまな自然災害に対する国土の防災と豊かな自然環境の保全を目指して、新技術・新工法の開発と普及に取り組み、快適な未来社会の創造に貢献していくことを使命とし実践していきます。 (2)経営戦略等 創立以来一貫して培ってきた消波根固ブロック工法の技術を核に、型枠貸与事業及び製品販売事業において既存事業の収益拡大を図り、社会の期待に適応した製品・工法を提供し、型枠貸与事業における市場占有率増大に努め、安定した収益を確保すると共に、グループを挙げて固定費の効率的運用を図り、事業環境変化とリスクに耐えうる柔軟な事業運営を進め、安定した利益を生み出す企業体質への変換を進めて参ります。 (3)経営環境 型枠貸与事業の市場規模は社会基盤整備の進捗によりピーク時の約1/3となり停滞しておりましたが、中長期的な気候変動に対応する安心安全な社会を継続していくために、防災・減災に対する機能の強化及び強靭化へ向けた社会的要求は高まっており、型枠貸与事業は、中長期的に事業機会が再び漸増していくものと想定しております。 一方、海外ではアジアの港湾整備需要は拡大するものの、国際競争は一層激しさを増し厳しい経営環境が続くものと想定しております。 製品販売事業においても、気候変動により発生している災害復旧事業に関連する製品のニーズは漸増するものと想定しております。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、単年度事業計画における実績との乖離を月次経営成績表及び営業収支表等を基に取締役会、経営会議等を通じて、その達成状況を定期的に確認、検討して、行動計画に修正を行なっております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題 ① 大規模災害の発生が増加傾向にある中で、社会資本整備の在り方をしっかり捉えた付加価値のある新事業・新製品の開発 ②  既存事業製品の選択と集中、適正な設備投資と利益率の向上によるコアビジネスの強化 ③  安定的な型枠・製品の供給に資する、資本・経営の独立性を尊重した協力会社ネットワークの維持強化及び新たな協力・提携関係の構築
事業等のリスク1,092字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループの事業領域である公共事業の事業量減少のリスク 継続する物価上昇により、執行できる公共事業の事業量が減少し、業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは持続的成長へ向け、新製品・新工法の開発・普及による新たな需要の創出に取り組んでおります。 (2)公共工事関連予算の執行リスク 当社グループの売上の大部分は官公庁発注の工事関連であり、発注の遅れや事業の中止などで業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは早期の正確な情報入手に努めるとともに、当社グループ内で情報を共有することでリスクの低減を図っております。 (3)販売先の信用リスク 当社グループの販売先は大部分が土木建設業です。受注競争の激化、公共工事の地域間の偏り、労務費、製品資材等の高騰等が懸念され、受注した販売先が経営不振に陥り、売上債権の回収が出来なくなる可能性があります。当社グループでは各地域の協力会社や販売店と信用情報の交換を行うとともに、債権の早期回収につながる契約締結に努めております。 (4)資材価格の変動リスク 鋼材や生コンなどの建設資材の高騰で当社グループの仕入価格が上昇し、それを販売価格に転嫁できないときには業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは販売価格交渉において適正な価格での契約に努めるとともに、当社グループが所属する業界団体とも協力し、適正な設計価格設定のための活動を行っております。 (5)製品納入リスク 当社グループは自社工場を持たず、コンクリート製品はすべて製造委託しておりますが、委託先の経営状態が悪化し、製造が停止した場合は、当社の納入義務が果たせなくなる可能性があります。当社グループでは各地域の協力工場と情報の交換を行うとともに、複数の工場と良好な関係を築くことでリスクの低減を図っております。 (6)新たなウイルス感染症に関するリスク 当社グループの従業員が新たな感染症ウイルスに感染した場合、一定期間の業務停止により経営成績、財務状況に影響を与える可能性があります。そのため、テレワークや時差通勤をはじめとする新しい生活様式に則した対策を講じ、従業員の感染リスクの低減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)3,945字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が進み、景気の緩やかな回復が継続しましたが、アメリカの通商政策による影響や物価上昇に加えてエネルギー価格の上昇と金融資本市場の変動等が懸念され、依然として景気の先行きは不透明な状況が続きました。 建設業界におきましては、公共投資は底堅く推移しておりますが、労務費、建設資材価格の上昇や雇用需給の逼迫により、引き続き厳しい経営環境となりました。 このような経営環境のもと災害復旧事業が漸減しているなかで、当社グループは、公共土木施設の強靭化へ向けた製品展開と利益向上への取り組みを行い、併せて効率化施策を継続実施した結果、当連結会計年度における売上高は、6,211百万円(前期比12.6%増)、営業利益は353百万円(前期比3.1%増)を計上し、経常利益は437百万円(前期比6.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は281百万円(前期比0.9%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 型枠貸与事業 前年度までの台風や集中豪雨による災害復旧事業及び改修事業の減少傾向の中、売上高は1,527百万円(前年同期比7.7%減)となり、営業利益は59百万円(前期比73.4%減)となりました。 製品販売事業 河川用護岸ブロックおよび土木シート製品の出荷量が増加し、売上高は4,684百万円(前年同期比21.3%増)となり、営業利益は294百万円(前期比145.0%増)となりました。 財政状態については次のとおりであります。 資 産 当連結会計年度末における総資産は6,358百万円となり、前連結会計年度末比175百万円の減少となりました。その主な要因は、現金及び預金の減少185百万円、受取手形及び売掛金の減少426百万円、電子記録債権の増加342百万円、投資有価証券の増加210百万円等によるものであります。 負 債 当連結会計年度末における負債は1,420百万円となり、前連結会計年度末比513百万円の減少となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金の減少429百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)の減少126百万円等によるものであります。 純資産 当連結会計年度末における純資産は4,937百万円となり、前連結会計年度末比337百万円の増加となりました。その主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による利益剰余金の増加225百万円等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下資金という)は、前連結会計年度末に比べ、185百万円減少し、2,549百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況については、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は227百万円(前期は94百万円の収入)でした。主に税金等調整前当期純利益436百万円、減価償却費162百万円、仕入債務の減少362百万円(支出)、売上債権の減少77百万円(収入)及び法人税等の支払額136百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は204百万円(前期は24百万円の支出)でした。主に鋼製型枠等有形固定資産の取得による支出143百万円、投資有価証券の取得による支出41百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は209百万円(前期は269百万円の支出)でした。主に長期借入金の返済による支出126百万円、リース債務の返済による支出27百万円及び配当金の支払額55百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.仕入実績 当社グループは、自社工場を持たず製作・製造委託会社に商品を製造委託しており、生産実績の記載ができませんので、これに代え仕入実績を記載しております。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 製品販売事業   3,476,409   16.7 計   3,476,409   16.7 b.受注状況 当社グループは、受注確定から販売までの期間が短いため、当該記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 型枠貸与事業   1,527,120   △7.7 製品販売事業   4,684,322   21.3 計   6,211,443   12.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、過去の実績や当連結会計年度末の状況に応じて合理的と考えられる方法に基づき、商品及び製品の評価、貸倒引当金、退職給付債務、繰延税金資産、投資有価証券等に関する見積り及び判断を行なっております。これらの見積り等については、見積り特有の不確実性を伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたっての重要な会計方針は「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、厳しい事業環境に鑑み、合理化・効率化を継続し、事業変革を進め、既存事業を成長モデルへ再生することにより企業価値の最大化を図ることを経営戦略としております。当社グループの基本姿勢である港湾、漁港、海岸、河川、砂防分野における波浪、地震、火山、豪雨、土砂災害等に対する緊急性の高い国の防災・減災対策事業へ製品・工法を提供する取組みは、気候変動による自然災害の激甚化・頻発化に直面するなかで、持続可能な社会の実現に貢献していけるものと考えており、粘り強く安定した収益を確保し、販売費及び一般管理費を適切に統制することにより、以下の結果となりました。 a.売上高及び売上総利益 前年度までの台風や集中豪雨による災害復旧事業及び改修事業の減少傾向の中、型枠貸与事業の売上高は減少しましたが、製品販売事業に於いては、河川用護岸ブロックおよび土木シート製品の出荷が増加したことにより、売上高は6,211百万円(前期比12.6%、695百万円増)となりましたが、利益率が低下したことにより売上総利益は1,781百万円(前期比4.7%、80百万円増)となりました。 b.販売費及び一般管理費、営業損益及び経常損益 雇用・所得環境の改善や物価上昇の下で、グループ会社間での事業運営の合理化および効率化施策を継続実施し、販売費及び一般管理費は1,427百万円(前期比5.1%、69百万円増)となり、353百万円(前期比3.1%、10百万円増)の営業利益となりました。 また、営業外損益は前連結会計年度の受託業務が助成事業へ移行したことから83百万円(前期比22.7%、15百万円増)となり、経常利益は437百万円(前期比6.3%、26百万円増)となりました。 c.特別損益、法人税等及び親会社株主に帰属する当期純損益 特別損益は△1百万円(前期は0百万円)となりました。 その結果、法人税等は151百万円(前期比24.3%、29百万円増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は281百万円(前期比△0.9%、2百万円減)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、コンクリート二次製品、土木シート製品の仕入代、コンクリートブロック製造用鋼製型枠の補修整備・輸送にかかる費用、販売費及び一般管理費等の営業費用及びコンクリートブロック製造用鋼製型枠の設備投資等であります。これらの資金需要に対しては、営業活動から獲得する自己資金、金融機関からの借入及び所有権移転外ファイナンス・リースによる調達を基本としております。 当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フローとして227百万円の資金を獲得いたしました。投資活動によるキャッシュ・フローについては、鋼製型枠等有形固定資産の取得による支出143百万円、投資有価証券の取得による支出41百万円等を支出したことにより、204百万円を支出いたしました。また、長期借入金の返済等が進捗したことにより財務活動によるキャッシュ・フローとして209百万円を支出いたしました。これらの結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,549百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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