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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本ラッド

Nippon RAD Inc.4736 · Standard · 情報・通信業

企業向けシステム開発とIoT機器の設計・製造を両輪に、医療や車載など特定分野に強みを持つ独立系ソフトハウス。

概要

日本ラッド株式会社は、1971年に設立されたシステムインテグレーターである。東京都港区に本社を置き、従業員299名。コンピュータ異機種間のインターフェース開発から出発し、現在はエンタープライズソリューションとIoTインテグレーションの2事業を柱とする。2026年3月期の連結売上高は41億円、営業利益1.7億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

エンタープライズソリューションとIoTインテグレーションの二本柱

日本ラッドは、システム受託開発やコンサルティングを行う「エンタープライズソリューション事業」と、ハードウェア起点のシステム開発・販売を行う「IoTインテグレーション事業」の2セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント売上高は、エンタープライズソリューションが23.9億円、IoTインテグレーションが17.4億円。それぞれが売上の約58%と42%を占める。人材派遣型の常駐開発から、自社プロダクトによる収益化への構造転換を中期経営計画で掲げている。

半世紀にわたるシステム開発の歴史と技術蓄積

1971年の創業以来、異機種間インターフェースの専門ハウスとしてスタートし、その後大規模システム開発、プログラム自動合成、多次元データベース製品など、時代の要請に応じて技術領域を拡大してきた。通産省SI(システムインテグレータ)認定を1991年に取得。警視庁の交通管制システムや通信指令システムといった公共分野の大型案件も手掛け、官公庁・企業向けの実績を積み重ねている。

グループ子会社との連携による事業拡大

日本ラッドは、モバイルリンク株式会社、株式会社計算流体力学研究所、株式会社CDMJ、株式会社ライジンシャ、株式会社One's Houseなどを連結子会社として抱える。2007年には子会社2社を合併して日本ラッド情報サービス株式会社とし、その後吸収合併。2025年7月には株式会社One's Houseを新たに連結子会社化した。グループ全体でシステム開発からデータセンター運営、映像関連、医療情報まで幅広いサービスを提供している。

収益構造:人材依存からの脱却を目指す中期計画

2024年5月に策定した3カ年中期経営計画では、「人で稼ぐからアセットで稼ぐ企業への構造変換」を掲げる。これまでのSI事業では技術者派遣や常駐開発が中心で、人件費高騰が利益を圧迫。そこで、ノウハウをプロダクト化し、Derevaプラットフォームなどの自社アセットによる収益基盤の構築を進める。2026年3月期の営業利益率は約4%と低水準だが、構造転換により収益性向上を図る。

業界の中での役割はエンタープライズ向けITソリューションの提供と、医療・車載向け組み込みシステムの開発・製造を担う。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
41億円
営業利益
2億円
営業利益率
4.9%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
エンタープライズソリューション事業24億円58.5%4億円16.7%
IoTインテグレーション事業17億円41.5%2億円11.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業・官公庁・大学等主力

業務アプリケーションの受託開発やコンサルティング、システム管理・セキュリティ製品の販売・保守、クラウドサービスを提供する。ビッグデータ解析やAIソリューションにも対応する。

主な製品・サービス2
BIツール
ビジネスデータ分析を行うツールで、企業の経営課題解決を支援する。
セキュリティ管理ソフトウェア
システム管理やネットワーク管理の負担を軽減するパッケージ製品。

02医療機関準主力

大規模医療機関向け外来受付端末の設計・製造・導入・保守に加え、臨床研究のデータ管理をクラウドで行うソリューションや臨床検査情報管理システムを提供する。

主な製品・サービス2
医療情報端末
外来受付などに使う医療機関向けハードウェア。システム設計からアフターサービスまで一貫提供する。
医療クラウド
多施設共同臨床研究における症例データ管理と割付をクラウド上で行うシステム。

03車載・ネットワーク機器準主力

緊急車両向け情報端末の設計・製造・導入を手がけるほか、キャリア向けスイッチやセキュリティ用ミドルウェア、自動車・船舶の安全制御システムを開発する。

主な製品・サービス2
緊急車両向け情報端末
消防・救急などの緊急車両に搭載する情報端末。システム設計から導入までを提供。
キャリア向けスイッチ
ネットワーク機器に組み込む通信事業者向けスイッチ。

04IoTシステム構築副次

IoTシステムの構築に必要なデバイス・クラウドサービスを自社・他社製品から選定し、クラウド上やスマホアプリに機能構築して提供する。

主な製品・サービス1
IoTプラットフォームサービス
IoTシステムに必要なデバイスとクラウドを組み合わせ、最適な機能を構築して提供するサービス。

05映像関連副次

大型壁面マルチビジョンディスプレイなど映像関連機器のシステム設計から製造・導入・保守まで提供する。

主な製品・サービス1
マルチビジョンディスプレイ
大型の壁面ディスプレイ。システム設計からアフターサービスまで一貫対応。

製品と技術

BIツール「TM1」と自社パッケージソフトウェア

日本ラッドは1996年に多次元データベースソフト「TM1」をプロダクト販売第1号として発売。これはビジネスデータ分析を行うBI(ビジネスインテリジェンス)ツールであり、現在もエンタープライズソリューション事業のパッケージソフトウェアの中核をなす。そのほか、システム管理やネットワーク管理を軽減するセキュリティ系パッケージも提供。海外製品のローカライズ販売も手掛ける。

クラウドサービスとデータセンター事業

2000年に子会社がIDC・ASP事業を開業し、2010年10月には「排熱型」の新型データセンターを竣工。クラウドサービスの商用を開始した。企業・官公庁・大学向けに仮想化基盤に特化したサービスを提供している。2026年3月期には無形固定資産への投資として78百万円をクラウド関連に投じるなど、インフラ強化を継続。

医療・車載・組込み系のIoTソリューション

IoTインテグレーション事業では、大規模医療機関向けの外来受付端末や臨床研究の症例データ管理クラウド、臨床検査情報管理システムを提供。車載情報システムでは緊急車両向け情報端末を手掛ける。組込み系ではキャリア向けスイッチ、セキュリティ用ミドルウェア、自動車や船舶の安全制御システムを開発。これらの分野はハードウェアからソフトウェアまで一貫したシステム設計・製造・導入・アフターサービスを強みとする。

DerevaプラットフォームとデータOpsエンジン

中期経営計画で中核と位置づける「Dereva」は、マルチクラウド環境でのデータハンドリング・データOpsエンジンである。日本ラッドがSIで培ったノウハウをプロダクト化し、属人性を排除して広く営業展開できるようにしたもの。2025年までに市場に投入され、今後は社外エコシステムパートナーと連携して展開する計画。データハンドラー・アセンブラーとしての成長を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AIソリューション専門、規模は中堅

日本ラッドはAI・機械学習に特化したIT企業。売上高は40億円台で、同業のハッチ・ワークやソラコムと比較して規模は中堅。2026/3期の営業利益率4.88%と黒字だが、成長は緩やか。VRain SolutionやCololiveなども同市場で競合するが、同社はデータ分析やAI導入支援で差別化。収益性は改善傾向にあるが、人材確保と案件単価向上が急務。

強み

  • 機械学習・自然言語処理など先端技術に強み。差別化されたサービス。
  • 2026/3期の営業利益率4.88%と黒字。受注型で一定の収益を確保。
  • 公共分野でのAI導入実績があり、安定した需要を見込める。
  • エンジニアの質が高く、高度な課題解決が可能。リピート率良好。

課題

  • 2026/3期の売上高は41億円と前期比減少。新規開拓が課題。
  • AI人材の需要が高く、優秀な人材の採用・定着が競争力の鍵。
  • VRain Solutionなど新興AI企業が増加。価格競争や案件の奪い合い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が日本ラッド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
14736日本ラッド31億円18.6倍
2330ATalentX31億円12.1倍
33858ユビキタスAI31億円
43804システム ディ31億円15.3倍
5265AHmcomm31億円76.8倍
63747インタートレード31億円161.4倍
75252日本ナレッジ30億円34.9倍
89685KYCOMホールディングス30億円5.6倍
95028セカンドサイトアナリティカ30億円27.6倍
105619マーソ30億円
114421ディ・アイ・システム29億円10.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

異機種間インターフェース開発で創業した1971年

1971年6月、東京都中野区に資本金100万円で日本ラッド株式会社を設立。当初は日米のコンピュータ異機種間をつなぐハードウェアロジックのインターフェース開発を専門とするシステムハウスであった。創業時の事業領域は現在のIoTインテグレーションの源流といえる。

総合システム開発会社へ転換した1975年

1975年11月、ソフト部門の拡大に伴い、ハードを含む大規模システム開発を行う総合システム開発会社となる。本社を東京都中央区八丁堀に移転。1976年1月には三井物産向けの大規模ダウンサイジングプロジェクトをSIビジネス第1号として完成させ、本格的なシステムインテグレーション事業を開始した。

プログラム自動合成技術の開拓(1986年〜1990年)

1986年1月、プログラム自動合成を発表。1987年にはSMALL TALK80システムの自動合成、1988年にはOCCAM CORDERシステムの自動合成の研究開発に成功。この時期にAIや自動化への取り組みを始めており、後のAIソリューション事業の基盤となった。また、全国に技術センターを設置(大阪1980年、浜松1985年、金沢1986年、松本1989年、千葉1989年)し、体制を拡充。

公共大型案件と株式上場(1995年〜2004年)

1995年2月、警視庁交通管制システムを受託。1998年4月には警視庁通信指令システムを受託し、公共分野での大型SI実績を積む。1999年11月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2000年代に入り、子会社設立による事業多角化を進め、2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場した。

合併・再編と連結子会社化の拡大(2005年〜2012年)

2005年以降、品質マネジメントISO9001や情報セキュリティISMSの認証を取得。2007年4月、子会社の日本ラッド情報システムとガッツデイトが合併し日本ラッド情報サービスに商号変更。2008年12月には同子会社がユニコテクノス株式会社の主要事業を譲受。2009年には株式会社シアター・テレビジョンを連結子会社化し、2010年には排熱型データセンターを竣工。2012年2月にはアリーナ・エフエックスを完全子会社化。同年、Advantech Co., Ltd.との資本業務提携を締結し、第三者割当増資を実施。

スタンダード市場移行と新たな構造転換(2022年〜2025年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行。2024年12月、本社を東京都港区赤坂に移転。2025年7月には株式会社One's Houseを連結子会社化し、グループを拡大。中期経営計画に基づき、人材依存型からプロダクトアセット型への収益構造転換を推進している。

年表43件を開く

1970年代

  • 1971年6月創業主として日米のコンピュータ異機種間をつなぐハードウェアロジックによるインターフェース開発を専門とするシステムハウスとして東京都中野区に資本金1百万円をもって日本ラッド株式会社を設立
  • 1975年11月ソフト部門が拡大し、ハードを含む大規模システム開発を行う総合システム開発会社となる 東京都中央区八丁堀に本社を移転
  • 1976年1月三井物産向け大規模ダウンサイジングプロジェクトをSIビジネス第1号として完成

1980年代

  • 1980年1月大阪技術センターを設置
  • 1984年6月東京都新宿区に本社移転
  • 1985年4月浜松技術センターを設置
  • 1986年1月プログラム自動合成を発表
  • 1986年2月金沢技術センターを設置
  • 1987年7月SMALL TALK80システムの自動合成の研究開発に成功
  • 1988年7月OCCAM CORDERシステムの自動合成の研究開発に成功
  • 1989年1月松本技術センターを設置
  • 1989年8月東京都千代田区に本社移転、旧本社を東京開発センターと改称
  • 1989年8月千葉技術センターを設置

1990年代

  • 1991年2月通産省SI(システムインテグレータ)企業の認定
  • 1993年9月東京都新宿区市ヶ谷に本社移転
  • 1995年2月大規模SIビジネスとして警視庁交通管制システムの受託
  • 1996年1月多次元データベースソフトのプロダクト販売商品第1号TM1を発売
  • 1998年4月大規模SIビジネスとして警視庁通信指令システムの受託
  • 1999年3月子会社「モバイルリンク株式会社」を設立
  • 1999年11月日本証券業協会に株式を店頭登録

2000年代

  • 2000年1月「日本ラッド情報システム株式会社」がIDC、ASP事業を開業
  • 2000年11月創業「株式会社ガッツデイト」を設立
  • 2002年3月東京都目黒区にインターネットデータセンター専用の用地及び免震構造ビルを取得
  • 2002年4月流体解析専業会社「株式会社計算流体力学研究所」に出資
  • 2003年4月名古屋技術センターを設置
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年1月東京都新宿区四谷に本社移転
  • 2005年3月品質マネジメントシステムISO9001認証取得
  • 2005年12月創業「株式会社CDMJ」を設立
  • 2006年4月情報セキュリティマネジメントシステムISMS(Ver.2.0)、BS7799-2認証取得
  • 2007年4月M&A「日本ラッド情報システム株式会社」と「株式会社ガッツデイト」が合併し、存続会社名を「日本ラッド情報サービス株式会社」へ商号変更
  • 2007年5月情報セキュリティマネジメントシステムISO/IEC27001:2005認証取得
  • 2008年12月「日本ラッド情報サービス株式会社」が、ユニコテクノス株式会社の主要事業を譲り受ける
  • 2009年2月M&A「株式会社シアター・テレビジョン」を連結子会社化
  • 2009年10月M&A「日本ラッド情報サービス株式会社」を吸収合併「株式会社ライジンシャ」と業務提携協定締結、株式取得

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2010年10月「排熱型」の新型データセンター建設工事が竣工し、クラウド事業の商用開始
  • 2010年10月「株式会社シアター・テレビジョン」が、「株式会社アリーナ・エフエックス」の全株式を取得し連結子会社とする
  • 2010年11月東京都港区虎ノ門に本社移転
  • 2012年2月上場「株式会社シアター・テレビジョン」から、「株式会社アリーナ・エフエックス」の全株式を取得。東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 福岡技術センターを設置 Advantech Co., Ltd.(本社: 台湾台北市、台湾証券取引所上場)との間で資本業務提携契約を締結。 Advantech Co., Ltd.及び Advantech Corporate Investment Co., Ltd.を割当先とする第三者割当増資を実施し資本金を1,239百万円に増資

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2024年12月東京都港区赤坂に本社移転
  • 2025年7月M&A「株式会社One’s House」を連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年3月期まで3,950百万円
  • 営業利益2026年3月期まで200百万円
  • 経常利益2026年3月期まで250百万円
  • 当期純損益2026年3月期まで232百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ノウハウのプロダクト化とアセット型収益への転換

    SIで培ったノウハウを自社プロダクトに昇華し、労働集約型からアセット型収益へ転換。Derevaプラットフォームを中核に、データハンドリング・データOpsエンジンとして展開し、属人性から脱却する。

  2. 02

    AI駆動型開発へのシフト

    AIを開発プロセスに組み込み、生産性と付加価値を向上。顧客との協業による実践的なAIプロジェクトを通じてノウハウを蓄積し、現場力のある人材を育成する。

  3. 03

    選択と集中による収益力強化

    エンタープライズソリューション事業で、低収益案件から撤退し人材を高付加価値領域に再配置。人材ローテーションと付加価値創出のための「溜め」を作り、収益性を改善する。

  4. 04

    成長領域への戦略的投資とM&A

    不採算事業を整理し、製造業DXやAI分野へリソースを重点配分。地域性の高いサービスやコア技術を持つ企業を対象にM&Aを実施し、人材と技術を獲得してグループ拡大を図る。

  5. 05

    ビジネスソリューション事業の収益性改善

    「Kinterp」の開発効率を高めるRebornプロジェクトを推進。プロセス標準化・内製化・AI活用により外注依存を低減し、収益構造を改善する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で299人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は574万円で、9期前と比べて+17.7%平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月270
2018年3月270
2019年3月48838.611.0280
2020年3月48038.211.0285
2021年3月47838.111.0288
2022年3月48838.311.0285
2023年3月50839.212.0280
2024年3月54939.713.0281
2025年3月57139.613.0280
2026年3月57439.613.0299

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)89.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都港区232百万円
エンタープライズソリューション
福岡事業所 — 福岡市博多区2百万円
エンタープライズソリューション
本社 — 名古屋市中村区2百万円
エンタープライズソリューション
名古屋事業所 — 名古屋市中区1百万円
エンタープライズソリューション
大阪事業所 — 大阪市西区0百万円
エンタープライズソリューション IoTインテグレーション
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ライジンシャ
    東京都町田市
    議決権49.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    市場監視業務の高度化に向けた現行システムの自動解析業務
    金融庁 · 2022-04-20
    1,363万円
  • 調達
    ABTCオンライン申請システム運用・保守
    外務省 · 2025-03-17
    290万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は41億円営業利益2億円前期と比べると減収減益で、売上が-6.8%、利益が-50.0%。

売上高
-6.8%
41億円
営業利益
-50.0%
2億円
純利益
-50.0%
2億円
営業利益率
4.9%
前期比 -4.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高43億円41億円
営業利益2億円2億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は9億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q111
2024年1Q9111.11
2024年2Q900.00
2024年3Q1119.11
2024年4Q111
2025年2Q1915.31
2025年4Q253
2026年2Q2015.01
2026年4Q2114.81
2027年1Q9−1−11.10

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は38億円から41億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月38−10
2014年3月3701
2015年3月31−3−12
2016年3月3523
2017年3月3224
2018年3月3122
2019年3月3310
2020年3月3411
2021年3月30−1−2
2022年3月3310
2023年3月3611
2024年3月4033
「株式会社One’s House」を連結子会社化
2025年3月4444
2026年3月41224.92

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高41億円のうち、営業利益として残るのは2億円4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.0%32億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.1%7億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.5pt
4.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.4pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は20億円で、売上の5.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−4−615
2014年3月20−126
2015年3月21−138
2016年3月31−447
2017年3月36−2914
2018年3月210316
2019年3月2−116133
2020年3月1−1−1031
2021年3月0−1−1−129
2022年3月2−3−1−127
2023年3月00−2025
2024年3月4−4−2023
2025年3月1−20−122
2026年3月2−3−1−120

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は50億円。このうち返さなくてよい自己資本が35億円で、自己資本比率は71.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月35161944.0
2014年3月36171946.2
2015年3月2552021.3
2016年3月2491536.0
2017年3月25141153.8
2018年3月27161158.8
2019年3月45271859.8
2020年3月45271861.0
2021年3月40251562.8
2022年3月40251563.1
2023年3月41261563.7
2024年3月43291468.1
2025年3月49341568.6
2026年3月50351471.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中206位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中535位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥581で、1年前と比べて-18.0%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥581-1.9%1ヶ月-2.2%1年-18.0%時価総額31億円
過去52週の値幅
安値¥539高値¥760

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.6倍
PER (会社予想)18.6倍
PBR0.88倍
配当利回り1.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で約1%下落し、25日移動平均線(592.8円)を下回って推移。52週高値760円からは約23%下落している一方、52週安値539円からは約9%上昇しており、中期的には安値圏でのもみ合いが続いている。8月3日に638円まで上昇したが、その後は再び調整し、直近は587円となっている。出来高は8月に入って減少傾向で、8月21日は僅か800株と非常に薄商いであり、売買参加者が限られている。RSIは32.4と売られすぎの水準に近く、自律反発の可能性はあるものの、明確な上昇材料は見当たらない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは18.8倍と業界平均の48.57倍を大きく下回り、PBRは0.889倍と1倍を下回る。配当利回りは1.7%と平均の2.64%を下回るが、ROEは4.67%と低水準。直近の利益は増減が小さく、成長性は限定的。割安だが収益力が弱く、配当も低いため、投資妙味は限定的。業界平均との比較では割安だが、業績の伸び悩みが懸念材料。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.6倍47.9倍
PER (予想)18.6倍
PBR0.88倍2.96倍
ROE4.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この銘柄の投資論点は、ITサービス需要の拡大を背景にした成長の持続性と、競争激化による採算悪化のリスクの対立にある。強気派は、企業のDX投資の増加による売上成長と、クラウド関連の需要拡大を指摘する。一方、弱気派は、競争による価格競争の激化や、プロジェクト単位の収益変動の大きさを懸念する。今後の決算で、売上成長率と利益率の推移が重要な争点となる。

プラスに働く材料7
  • DX需要の拡大

    企業のデジタル化投資は長期的な成長ドライバー。

  • 増収基調

    売上高は30億円台から40億円へ拡大している。

  • クラウドシフト

    クラウド関連サービスへの需要が高まっている。

  • PBR0.889倍と純資産割れで下値リスクが限定継続影響

    PBRは0.889倍と1倍を下回り、市場価値が解散価値を下回っている

  • 外国人株主比率22.49%と中小型株で高い継続影響

    外国人保有比率22.49%と高く、グロース市場の資金フローが入りやすい

  • 減収下でも黒字を維持して底堅い通年影響

    2026/3期は売上高41億円・営業利益2億円。減収ながら赤字には転落していない

  • 配当利回り1.7%を維持し株主還元を継続通年影響

    配当利回り1.7%。減益で利益が縮小しても配当を維持している

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率は5%前後と低く、価格競争の影響を受けやすい。

  • 小型株の流動性

    時価総額が小さく、売買が薄くなりがち。

  • 業績ブレ

    プロジェクト案件に依存するため、業績が変動しやすい。

  • 売上高が44億円から41億円へ減収転換通年影響

    売上高は2025/3期44億円→2026/3期41億円。約7%減となり需要減速が懸念される

  • 純利益が前期比50%減の2億円通年影響

    純利益は2025/3期4億円→2026/3期2億円。減益でROEも4.67%と低い

  • 営業利益率4.88%と低くコスト増に脆弱通年影響

    売上高41億円、営業利益2億円、営業利益率4.88%。固定費負担が重く増収しないと利益が圧縮される

  • 株価は過去1年で16.9%下落しトレンドが悪い継続影響

    株価リターンは過去1年で▲16.92%。下落基調が続くと投資家マインドが冷える

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高の先行指標であり、受注の状況が業績を左右する。
営業利益率
プロジェクト採算の良否を示し、収益性の改善・悪化を確認できる。
クラウド売上比率
成長市場であるクラウド分野の拡大度合いを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.72%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
1.72%
いまの株価に対して
配当性向
29.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月58.4
2018年3月50.09.4
2019年3月50.076.6
2020年3月50.031.4
2021年3月50.0
2022年3月50.0138.1
2023年3月50.018.7
2024年3月10100.015.9
2025年3月100.012.7
2026年3月100.029.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,097人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.3%を占め、残る88.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.564.355.360.062.462.7
外国法人23.222.822.823.922.522.1
事業法人9.69.79.710.610.610.8
証券会社10.62.511.84.43.83.6
自己株式1.31.32.82.81.31.4
金融機関5.00.60.30.80.40.4
外国人個人0.10.10.20.30.30.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ADVANTECH CO., LTD.(常任代理人 大和証券株式会社 決済部)15.87
02大塚隆之14.10
03阿久津裕7.13
04有限会社モールネット5.38
05株式会社エフ・フィールド3.73
06ADVANTECH CORPORATE INVESTMENT CO., LTD.(常任代理人 大和証券株式会社 決済部)2.88
07BANK JULIUS BAER AND CO. LTD.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.04
08小中景子1.73
09日本ラッド従業員持株会1.48
10東京短資株式会社1.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+422%、1株純資産は14期で+73%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−10386−2.444.1
2014年3月294107.38.847.8
2015年3月−297129−110.1
2016年3月8121546.86.15.2
2017年3月9631836.611.58.4
2018年3月5336415.720.29.4
2019年3月75051.6141.676.6
2020年3月165153.144.231.4
2021年3月−34479−6.8
2022年3月44810.8162.8138.1
2023年3月275045.520.118.7
2024年3月6356211.818.015.9
2025年3月7964113.29.512.7
2026年3月316684.718.129.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大塚隆之代表取締役 社長46755,000
須澤通雅取締役 最高技術責任者5824,000
埜口晃取締役 エンタープライズソリューション本部長5712,000
松田章良取締役43
劉蔚廷取締役40
蒲池孝一監査役79
福森久美監査役73
藤澤哲史監査役73
奥野仁士6224,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)46516516
社外取締役6881

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,394字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、以下の内容を主な事業としております。なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に揚げるセグメント区分と同一であります。 (1)エンタープライズソリューション事業 各種システムの受託開発および導入コンサルティング、業務アプリケーション、制御アプリケーション、Webアプリケーション、モバイルアプリケーション開発支援、ビッグデータ解析の構築支援、パッケージ製品の自社開発、販売代理業務、海外製品のローカライズおよび国内販売、クラウドサービス事業 (2)IoTインテグレーション事業 IoTインテグレーションによるソリューション開発、ハードウェアを起点としたシステム製品の開発販売、組込み系システムの受託開発、映像関連機器システムの販売 事業の種類   内容 パッケージソフトウェア (エンタープライズソリューション事業) (IoTインテグレーション事業)   ビジネスデータ分析を行うBIツール並びにシステム管理やネットワーク管理の負担を軽減するセキュリティ系のパッケージソフトウェアの販売、保守、導入支援を行い、企業の経営課題に応えるソリューションを提供しております。 システム受託開発及び技術者派遣 (エンタープライズソリューション事業)   幅広い業種のIT化に対する業務アプリケーションシステムの受託開発、コンサルティング、並びにシステムエンジニア、プログラマ派遣を行い、企業の業務効率及び生産性の向上を支援しております。 クラウドサービス (エンタープライズソリューション事業)   企業、官公庁、大学・研究機関を中心に、仮想化基盤に特化したサービスを提供しております。 AI(人工知能)ソリューション (エンタープライズソリューション事業)   人工知能技術の可能性を最大限に活用し、顧客のニーズに的確に応えるソリューションの開発を行っています。 医療情報システム (IoTインテグレーション事業)   大規模医療機関向け外来受付端末等のハードウェアのシステム設計・製造・導入・アフターサービスや、多施設共同の臨床研究における症例データの管理及び割付をクラウド上で行うソリューションの開発(医療クラウド)、臨床検査情報管理システム等を提供しております。 車載情報システム (IoTインテグレーション事業)   緊急車両向け情報端末のシステム設計・製造・導入からアフターサービスまで提供しております。 組込み系システム (IoTインテグレーション事業)   ネットワーク機器に組み込むキャリア向けスイッチ、セキュリティ用ミドルウェア、自動車や船舶の安全制御システムを設計・開発しております。 IoTプラットフォームサービス (IoTインテグレーション事業)   IoTシステム構築に必要なデバイス・クラウドサービスを自社・他社製品を問わず、ニーズに最適な製品を選定し、クラウド上やスマホアプリケーションに機能構築してサービス提供しております。 映像関連機器システム (IoTインテグレーション事業)   大型壁面マルチビジョンディスプレイをはじめとする映像関連機器の構築技術を展開し、システム設計から製造・導入・アフターサービスまで提供しております。 [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題8,141字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、先端テクノロジーを活用したIoT、AI、DXプロダクト・プラットフォームを通じて情報化社会の基盤構築を行い、経済の発展と活力ある豊かな社会の実現に貢献することを経営の基本方針とし、高コスト効率・高品質・高付加価値のトータルソリューションを提案しております。当社グループは今後も、継続的な成長を達成するため、先端技術と高度人材への先行投資を継続するとともに、更なる高収益体質化へ向けた効率的な経営を目指します。 (2)経営戦略等 当社グループは2024年5月13日に、2024年4月から2027年3月の3か年を対象とした中期経営計画を策定、「“人”で稼ぐから“アセット”で稼ぐ企業への構造変換」を基本方針に据え、日本の製造業DXを次のステージへ進めるデータハンドラー・アセンブラーへと成長遷移していくプランとして実行してまいりました。当社グループがSI領域で半世紀以上培ってきた豊富なソフトウェアエンジニア育成ノウハウを活かし、独自のマルチプラットフォームでのデータハンドリング・データOpsエンジンにより市場を創造するべく、第一フェーズとして、当社グループが創業以来常に志してきた未知への挑戦で社会に還元することを取り組んでまいります。 その重点戦略として、当社グループの強みである「人材育成力」「SW/HWを繋ぐコア技術」「ERP/CPM/IoTでの幅広い経験」をプロダクトアセット主導収益体制に改革していくこと、これは一部SIでの売上を開発コストに転換する必要がありますが、その成果として市場に前倒しでローンチ出来たDerevaプラットフォームをコアサービスと位置づけ、既存SI・IoT事業それぞれにおいて売上利益ともに痛みを伴う構造転換の土台構築、戦略領域の明確化と人的投資、プロダクトアセットの拡充を更に行ってまいります。具体的には3つの柱として、 1.選択と集中による収益力強化 ~高付加価値領域への人員配置~ エンタープライズソリューション領域において、特に大口案件での優先的な人員確保による人材の固着化・長期化が個別のキャリアパスに与える影響や、スキルマッチのバラツキによる低収益性低成長案件からの脱却を目指し、売上成長を一部抑制してでも人材ローテーションと付加価値創出の「溜め」を作っていく必要があります。 2.ノウハウのアセットへの昇華 ~人数で稼ぐから、プロダクトで稼ぐへの構造転換~ IoT/DX領域において、事業立ち上げ当初より緻密で細部にまで行き届いた提案を行う事によってノウハウの獲得・業界内でのポジションを確立してまいりましたが、社内リソースを重点的にプロダクト開発に投入しマルチクラウドでのデータハンドリング・データOpsエンジンとして「広く営業展開が可能になる」属人性のノウハウ化を引き続き行い、今回市場にお目見えさせたDerevaを将来的に様々な社外エコシステムパートナーに加え、当社グループの各事業も周辺エコシステムに方向性を合わせたものへ構築してまいります。 3.将来成長に向けた戦略的投資 ~事業創出に向けた技術獲得~ 当社グループでの不採算事業ユニットを整理し事業領域の拡大を戦略的に行っていくフェーズとして、改めて地域性の高いサービスや企業、コアテクノロジーや人材を抱える企業を対象とした積極的なM&A施策を行い、連結化でのグループ拡大を図り、両セグメントに於いて必要な「人材」と「技術」双方を様々な手法にて獲得してまいります。 を設定、これらを基にセグメントごとの具体的な現状及び戦略については以下となります。 (エンタープライズソリューション事業) 当事業における事業環境は、「AIエージェント元年」とも称される急速な技術革新の進展により、開発スタイルや顧客ニーズが大きく変化する局面にあります。特に生成AIや自律型エージェントの普及により、従来の人手中心の開発からAIを活用した高生産性・高付加価値型の開発への転換が求められております。このような環境下において、当社グループは既存顧客との関係深化を通じた顧客満足度の向上およびグループ内連携の強化を進めた結果、売上高は中期計画を上回る成長を達成しました。 一方で、慢性的なIT人材不足を背景とした人件費の高騰は継続しており、利益面においては圧迫要因となっております。特に高度AI人材の確保競争は激化しており、採用コストや育成投資の増加が収益構造に影響を与えております。 このような状況に対し、当事業は戦略の中核として「AI駆動型開発」へのシフトを掲げております。まず、特定顧客との協業により実践的なAI開発プロジェクトを開始し、業務への適用を通じてノウハウの蓄積と競争優位性の確立を図り。同時に、人材育成の高度化と既存人材のスキル転換を進め、AIを活用し現場で価値を創出できる「現場力」のある人材の育成を推進しております。また、開発基盤のプラットフォーム化にも取り組み、AIツールや共通資産を活用した効率的な開発体制の構築を進めております。さらに、事業ポートフォリオの最適化も重要な取り組みと捉え。成長余地の大きい製造業向けDX分野へリソースを重点配分し、顧客の業務改革・データ活用を支援することで中長期的な収益基盤の強化を図っております。加えて、BI(ビジネスインテリジェンス)事業については高付加価値サービスの提供により収益性の向上を目指し、CS(カスタマーサポート)事業においてもAI活用を進めることで効率化とサービス品質の高度化を両立させて、急速な技術革新とコスト環境の変化に対応しつつ、AIを軸とした開発力の強化と事業構造の転換を進めることで、持続的成長と収益性向上の両立を目指しております。 (IoTインテグレーション事業) 当事業における事業環境は、製造業向けDX事業は、既存顧客および新規顧客の双方において受注が順調に拡大し、成長の中核領域として着実に存在感を高めております。その背景には、自社IPである「Dereva」プラットフォームおよびエッジプロダクト群の競争力があります。これらは導入の容易さと高い拡張性を兼ね備え、現場レベルで迅速に活用できる点が評価され、顧客の設備運用やデータ活用の高度化に貢献しております。結果として、単発案件に留まらず、継続的な利用や追加導入につながる好循環が形成されております。 一方で、エンタープライズ事業からリソースをシフトさせたビジネスソリューション事業においては、需要の拡大に対し開発供給体制が十分に整備されておらず、需給バランスが一時的に崩れました。この影響により外注依存が高まり、コスト増加が利益を押し下げる結果となりました。こうした課題に対して、運営体制の立て直しを重要戦略と位置付けております。具体的には、主軸プロダクト「Kinterp」の開発効率向上を目的とした「Rebornプロジェクト」を推進しております。本プロジェクトでは、開発プロセスの標準化や内製化の強化に加え、AI活用による開発生産性の向上を図り、外注依存の低減と収益構造の改善を目指しております。また、技術資産の共通化により、開発スピードと品質の両立を実現し、競争力の底上げを図る方針であります。 さらに、メディカル事業および映像事業については、前期に集中した大口案件の反動により当期は減収となったものの、事業基盤自体は堅調であり、中長期的な需要の回復を見据えた維持強化を継続しております。一方、エンベデッド事業は安定的な収益源として機能しており、車載セキュリティシステムのロイヤリティ収入や船舶搭載用ソリューションが継続的に業績へ貢献しております。 このように同事業は、成長分野である製造業DXを軸に収益拡大を図りつつ、ビジネスソリューション事業の収益性改善と開発体制の高度化を進めることで、事業全体のバランス強化と持続的成長の実現を目指しており、創業以来強みにしてきたハードウェアのコア技術を基に、IoTインテグレーション事業を通してさらに積み上げてきたコンサル・SIノウハウをプロダクトアセットに昇華させ、ソリューションスイート化することで提案者・販売リソースの高度スキルに依存しない基盤構築を目指してまいります。そのために、現場から経営までが利活用できるデータハンドリングノウハウをプロダクト化し、世界トップクラスの産業・工場向けハードウェア製造しているAdvantech社のサービスの活用や、独自に開発したマルチクラウド/マルチプラットフォームであるDerevaを中核とした顧客視点で実現できるデータハンドラー・データOpsとしての複合的機能拡充展開を図り、プロダクトアセット開発のコアエンジンとしての事業中核化を行ってまいります。 (3)目標とする経営指標 当社の目標とする経営指標については、2024年5月13日で定めた中期経営計画では、2024年4月から2027年3月までに目指す経営指標は以下のとおりであります。 2025年3月期   2026年3月期   2027年3月期 売上高   3,863百万円   3,950百万円   4,210百万円 営業利益    150百万円    200百万円    295百万円 経常利益    200百万円    250百万円    345百万円 当期純損益    317百万円    232百万円    315百万円 (4)経営環境 情報サービス産業界の経営環境は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展を背景に大きく変化しております。企業や行政における業務効率化、データ活用、クラウド移行の需要は引き続き拡大しており、ITサービスへの投資意欲は総じて堅調であり、特に生成AIやIoT、ビッグデータ解析など先端技術の活用は新たな付加価値創出の源泉となり、従来の労働集約型のシステム開発からコンサルティングやサービス提供型ビジネスへの転換が求められております。 一方で課題も多く、最大の制約要因はIT人材の不足であり、高度人材の獲得競争は激化しており、これに伴う人件費の上昇や育成コストの増大は収益性を圧迫する要因となっております。また、顧客企業からの価格抑制要求や、海外企業・新興企業との競争激化により、従来の労働集約型モデルでは持続的な成長が難しくなってきております。 さらに、サイバーセキュリティリスクの増大や個人情報保護規制の強化への対応も不可欠であり、サービス提供における信頼性確保が経営上の重要課題となっております。加えて、クラウド化の進展に伴うビジネスモデルの変革や、サブスクリプション型収益への移行への対応も求められてきております。 このような環境下で企業は、付加価値の高いサービスの開発、生産性向上のための自動化、パートナー連携の強化などを通じて競争力を確保する必要があり、同時に、人的資本経営の推進やガバナンス強化、持続可能性への対応も重要となっており、経営の高度化が一層求められております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、冒頭の通り情報化社会の基盤構築を通じて、サステナブルな経済の発展と活力ある豊かな社会の実現に貢献することを経営の基本方針とし、高品質・高付加価値のトータルソリューションを提案しております。今後も当社グループは、サステナブルな成長を達成するため、社名の由来であるResearch And Development(研究開発のRAD)・先端技術への投資を継続するとともに、より高収益な体質を目指す効率的な経営を目指します。具体的には中期経営計画部分に記載の通りですが、この目標に沿って優先的に対処すべき財務上の課題としては、数年来進めてきた事業構造・財務内容改革に於いて得られた手元資金を、現状においては比較的安定した状態であると考えております自己資本比率を適正なレベルで維持しつつ、当社グループの将来的発展に於いて最も重要な要素である人的要素とユニークな技術リソースの確保・高度化を図るベースとして適切に投資・活用しグループ経営の基盤を構築することが重要であると考えております。 また対処すべき具体的な経営課題は、以下のとおりと考えております。 ①課題:従来の労働集約型システム開発モデルの構造的限界 エンジニアを中心とした人件費の高騰、外注費の上昇、IT人材の採用競争激化は、当社グループの収益構造に継続的な圧力を与えております。従来の常駐派遣・個別受託開発を中心とした労働集約型モデルは、どうしても売上・利益が人員規模に連動しやすく、コスト上昇を価格転嫁のみで吸収することには限界があります。さらに生成AIの進展により、単純なコーディングや標準的な開発作業の価値は相対的に低下し、従前と同じ開発手法・収益モデルのままでは、中長期的な競争力と収益性の維持が難しくなるものと認識しております。 対応施策:蓄積したノウハウのプロダクト化とアセット型収益への転換 当社グループは、エンタープライズSIを単なる受託開発領域ではなく、顧客業務知識・現場対応力を磨きあげることで蓄積したスキルやノウハウを、当社にしか作り得ないレベルのDXプロダクト群へ転換するための極めて重要な基盤と位置付けております。その過程においてAIなど様々な先端技術の活用にチャレンジすることが既存SIとしての収益限界の突破に繋がると考えており、労働集約型からアセット型収益への転換を一層加速してまいります。このアプローチは当社グループにとって既存事業を守るための生存戦略であると同時に、現場力を高付加価値サービスへ転換する成長戦略であります。 ②課題:生成AIによる脅威と、現場力を有する企業への機会集中 生成AIの急速な進化は、ソフトウェア開発のあり方、顧客のシステム投資判断、ITサービスの提供価値を大きく変化させつつあります。AIを使いこなせない企業は、開発生産性、提案スピード、品質、価格競争力の各面で劣後する可能性がある一方、AIを単なるツールとして導入するだけでは、顧客の業務変革を実装する真の競争力にはつながりません。今後は、AI技術そのものに加え、顧客業務を深く理解し、現場の制約や運用まで踏まえて実装できる企業が競争優位を確立するものと考えております。 対応施策:現場力×AIによる差別化と横展開 当社グループは、長年にわたり顧客システムを支え、同一顧客において5年、10年、あるいはそれ以上にわたり蓄積してきた業務知識を有しております。また、製造業DX、工場IoT、組込み、カメラ・映像領域など、AIだけでは置き換え困難なハードウェア技術と現場対応力を有しております。これらを生成AI・AIエージェントと掛け合わせることで、顧客の開発効率化、業務改善、予測・分析、自動化に資する当社グループならではのサービスを展開してまいります。AIの進化は当社グループにとって脅威であると同時に、現場力を有する企業が一段と評価される大きな機会であり、この機会を成長に直結させてまいります。 ③課題:事業部別最適から全社コア技術化への転換 当社グループは、各事業部が特定市場に深く入り込み、それぞれの現場で競争力を磨いてきたことにより、現在の事業基盤を築いてまいりました。一方で、事業部ごとの独立性が強いことにより、全社としての技術・知見の共有、顧客への横断的な提案、プロダクト・プラットフォームの共通化にはなお改善余地があります。AI時代においては、個別最適の開発・提案にとどまらず、全社の技術資産を統合し、再利用可能な形で顧客価値へ転換することが重要であります。 対応施策:Derevaを中核とするプロダクト・プラットフォーム戦略 当社グループは、Derevaを中核とするプロダクト・技術連携を推進し、製造業向けIoT、ERP・業務システム、映像分析、防災、画像AI、設備保全管理等の既存技術・サービスを、いわば社内エコシステム的に横断的に統合してまいります。事業部ごとに蓄積されたノウハウを全社共通の技術コアに昇華し、顧客ごとの個別開発にとどまらない、再利用性・拡張性の高いソリューションとして展開することで、収益性の向上と競争力の強化を図ります。 ④課題:企業規模の限界と市場到達力の拡大 当社グループは、創業以来約55年にわたり、多様な顧客ニーズに応える中で技術力と信頼を積み重ねてまいりました。しかしながら、単独の企業規模で対応できる営業範囲、顧客接点、技術ポートフォリオには限界があります。特にAI、DX、製造業向けソリューションの市場変化が加速する中、自前主義のみに依存していては、成長機会を十分に取り込めない可能性があります。 対応施策:M&A・アライアンスによる現場力と技術ポートフォリオの拡張 当社グループは、子会社であるOne's House社との連携を起点として、東海・名古屋地域を含む重要エリアでの開発力、顧客接点、現場対応力を強化してまいります。加えて、M&Aや戦略的アライアンスを通じて、当社グループに不足する機能、顧客基盤、継続収益基盤、現場力を有するパートナーを取り込み、グループ・エコシステムとしての成長を加速してまいります。単なる規模拡大ではなく、AI駆動開発、プロダクト化、製造業DXとのシナジーを生む成長投資としてM&Aを位置付けております。 ⑤課題:事業変革を担う人材育成・組織基盤の再構築 AI駆動開発、プロダクト型事業、M&Aを含むグループ経営を推進するためには、従来以上に自律的に判断し、顧客価値を起点に行動できるリーダー人材が必要となります。一方で、これまでの人材育成や評価には、個々人の裁量や属人的判断に依存する部分があり、組織として再現性のある育成・登用・評価の仕組みにはなお改善余地があります。事業構造の転換を一過性の取り組みに終わらせず、継続的な成長につなげるためには、人材育成・組織基盤の再構築が不可欠であります。 対応施策:人事制度再構築とリスキリングの推進 当社グループは、透明性と納得感のある人事制度への再構築を進めるとともに、AI駆動開発、プロダクト開発、プロジェクトマネジメント、営業・提案力を担う人材の育成を強化してまいります。現場で培った知見を組織的知識として共有し、次世代のリーダーを継続的に輩出する仕組みを整備することで、変化に強く、顧客価値を起点に自ら進化できる企業体質を構築してまいります。 以上の取り組みにより、当社グループは、従来型SIの制約を乗り越え、現場力を起点としたAI駆動開発とプロダクト・プラットフォーム型事業への転換を進めてまいります。短期的には先行投資による負担が生じるものの、これは次の成長段階に向けた不可欠な投資であり、収益性、成長性および資本効率の向上を実現するための基盤づくりであると考えております。 今後も当社グループは、財務安全性を維持しつつ、先端技術への先行投資、人材・組織基盤の再構築、資本効率を意識した成長投資を継続し、収益性と成長性を両立する高付加価値企業体への進化を目指してまいります。 (6)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業拡大による収益力強化及び安定的財務基盤の維持の観点から「売上高」及び「経常利益」を重要な経営指標として位置づけております。また、積極的な人材育成への投資や適切な研究開発投資を進める一方、収益力及び資本効率の向上を図るため、ROE(自己資本利益率)も重視しております。
事業等のリスク2,387字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)技術革新への対応に関するリスク 近年、AI・クラウド技術をはじめとするICT技術の革新が激化しており、当社グループが現在保有する技術・技能・ノウハウ等が陳腐化し、その技術優位性あるいは価格優位性を失う可能性があります。当社グループは、その技術革新に適時・的確に対応できるよう、社員の能力開発及び新技術習得を推進し、また、新しい技術の組織的発掘並びに競合他社と差別化できるソリューションの構築等に努めております。しかしながら、市場と顧客のニーズの急速な変化を的確に把握し、それに対応したサービスを提供できない場合、また、新たな技術動向に乗り遅れた場合、競合他社に対する競争力が低下し、受注件数が減少し、当社の経営成績および財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)人材確保及び人材育成に関するリスク 多様化する顧客ニーズへ対応し顧客満足度を高めていくためには、適切な人材確保が重要課題のひとつと認識していることから、当社グループは、各部門に配属可能な人材の確保と育成、安定したパフォーマンスを出せるリモートワーク体制を確立、今後ニューノーマル時代に対応したハイブリッド体制の構築に注力しております。しかしながら、他業界に比べ比較的人材が流動的である傾向があることなどから、適切な人材が十分に確保、育成できない場合は、開発規模の縮小、受注の断念により、当社グループの経営成績および財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (3)事業環境の変化に伴うリスク 近年、IT業界においては、高度化する最先端技術や多様化する顧客ニーズに対応しながら価格競争も激しくなりつつあります。このような環境のもと、顧客企業のIT投資動向の大きな変動や、業界内での価格競争が予想を大幅に超える水準となった場合は、当社グループの提供するシステムやサービスの販売価格低下につながり、当社グループの経営成績および財政状況等に業績に影響を及ぼす可能性があります。また、引き続き極めて活況な転職市場において従業員にとって魅力のある適切な就労・開発環境の整備が出来ない場合、既存及び新規のプロジェクトの遂行や人材の確保に影響を及ぼす可能性があります。 (4)システム開発業務に関するリスク 受託開発においては、契約時点での見積り精度の高低、開発作業に着手した後の仕様変更対応、開発したソフトの瑕疵等、予見不能な事態が発生することにより、開発工数増加や開発期間の長期化等で受注時の見積り工数・期間を超過することがあります。また、案件によっては受注額を上回る原価が発生し、不採算案件となる可能性があります。このため当社では、ISO9001の認証を取得し、システム開発の工程管理、品質管理の徹底に取り組んでおり、見積り精度の向上施策や、受注高に応じた責任者のチェックを含めたプロジェクト管理体制の構築や、詳細設計など工程の節目ごとに顧客と共同で試験を行うなどの対応をとり、リスクを極小化するよう努めております。しかしながら、複数または大型の不採算案件が発生した場合は、当社グループの経営成績および財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (5)新規事業に関するリスク 当社グループは、情報技術革新に伴う社会のニーズを事業化し、将来の収益基盤を築くため、子会社・関連会社などへの投融資を含めた新規事業への参入を行っております。投融資の決定には当社グループの技術・ノウハウ・投資経験等をもって最大限の吟味を行い各種投資リスクの回避に努めております。しかしながら、当該投融資が当社グループの事業に与える影響を確実に予想することは困難であり、当初想定していた成果を上げられず損失を蒙る場合には、当社グループの経営成績および財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (6)情報セキュリティに関するリスク 当社グループでは、情報処理サービス業務の提供にあたり、顧客データと個人情報を取り扱う場合があります。 これらの個人情報保護につきましては、「個人情報保護方針」に基づき、適切な管理に努めております。また、ISO27001認証取得に基づく内部監査の実施等の情報セキュリティ活動により、社員のセキュリティ対策に対する意識を高め、顧客から信頼される高度なセキュリティマネジメントの実現に努めております。しかしながら、不正アクセスや人為的な重大ミス等により、万が一顧客情報の紛失、破壊、改ざん、漏洩等があった場合、社会的信用の失墜、顧客からの信用喪失、または損害賠償請求による費用の発生等により、当社の経営成績および財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害及び重大な伝染病等に関するリスク 地震、風水害などの自然災害や重大な伝染病等が発生した場合には、事務所・設備・社員とその家族などに被害が発生し、労働力の低下による売上の減少、設備の修繕による支出増加、新たなパンデミックの出現・拡大や地域紛争等にともなうサプライチェーンの混乱による部品、原材料等の高騰や安定的な調達が困難となることで、当社グループの経営成績および財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。被害を最小限にするため、災害対策マニュアルの作成、防災訓練、社員安否確認システムの整備、時差出勤及び在宅勤務など対策を講じるとともに、外部環境の動向や変化を慎重に見極め適時適切な対応に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)4,861字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。当社グループは。前連結会計年度は連結財務諸表と作成していないため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、中東情勢の緊迫により原油などエネルギー価格が高止まりし、エネルギーを起点とした物価上昇圧力が続いております。原油高への経済耐性は過去より高まったものの、原油輸入の中東依存度が極めて高く、供給途絶リスクに対する脆弱性は高い一方で、賃上げによる物価押し上げも続く中、日銀は利上げ継続が基本姿勢であり、地政学リスクや資金市場の変動が極めて不透明な状況となっております。 情報サービス業では、生成AIの本格活用、レガシーシステム刷新、セキュリティ強化を背景に拡大基調が続いておりますが、中東情勢の緊迫によりIT投資判断の慎重化やシステム開発の凍結の影響が出やすい局面でもあります。企業のIT投資はクラウド・SaaS・ソフトウェアを中心に増加し、ITはコスト削減手段から企業価値向上を支える戦略投資へと位置づけが変化している一方で、高度IT人材の不足が成長の制約要因となり、IT企業には付加価値の高いサービス創出と人材育成がより強く求められております。 このような状況の中、当社グループは2024年から2027年の3カ年を中期経営計画の第1フェーズとして、「人からプロダクトアセットベースへの収益構造の転換」を確立する期間として、SI・IoT分野で培ったノウハウをプロダクト化し、データハンドラー/データアセンブラー企業への進化を目指しております。また、生成AIやAI支援ツールについても、開発生産性向上や新サービス創出の補助技術として段階的に活用し、AIそのものを売るのではなく、顧客業務を変革するDX・プロダクトの競争力源泉とすることに注力してAI事業領域の拡大を図って参りました。 この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は、41億31百万円となりました。損益につきましては、営業利益1億69百万円、経常利益2億44百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1億64百万円となりました。なお、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、前連結会計年度との比較は行っておりません。また、連結子会社のみなし取得日が2025年7月31日であり同社の決算日が2026年1月31日であるため、当連結会計年度においては2025年8月1日から2026年1月31日の6カ月間の連結子会社の損益を連結しております。 セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。 「エンタープライズソリューション事業」 派遣常駐型システム開発及び受託請負型システム開発においては、特定顧客の公共向け大型システム開発が完納したことにより、徐々に技術者稼働が正常化したことや、新規案件の引き合いが強いことから技術者供給制約が懸念されるため、計画的に次のシステム開発体制構築へのアサイン配置転換をしました。その結果、売上高は23億87百万円となりました。 「IoTインテグレーション事業」 インダストリアルIoT分野においては、DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションのプロモーション展開やWEBマーケティング強化の取り組みにより新規案件の引き合いが急増し、既存顧客へのリピート販売も増加となりました。また、当社オリジナルブランドのノウハウを活かして基幹システムと連携するソリューション開発を継続しており、事業拡大へ向けた取り組みをしました。エンベデッド分野の自動車搭載セキュリティシステムのロイヤリティ収入や船舶搭載用ソリューション及び映像情報システム関連分野おいては順調に推移しました。その結果、売上高は17億44百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、19億62百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1億64百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上2億41百万円、売上債権の減少による収入1億円、仕入債務の減少による支出1億4百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用された資金は、3億29百万円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株 式の取得による支出2億31百万円、無形固定資産の取得による支出78百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用された資金は、57百万円となりました。これは主に、社債の償還による支出3百万円、配当金の支払いによる支出53百万円によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) エンタープライズソリューション事業(千円)   2,392,288   - IoTインテグレーション事業(千円)   1,740,000   - 合計(千円)   4,132,289   - (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   前年同期比(%)   受注残高 (千円)   前年同期比(%) エンタープライズソリューション事業(千円)   2,294,423   -   705,436   - IoTインテグレーション事業(千円)   1,636,420   -   547,667   - 合計   3,930,843   -   1,253,103   - (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) エンタープライズソリューション事業(千円)   2,387,615   - IoTインテグレーション事業(千円)   1,744,223   - 合計(千円)   4,131,839   - (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%) 第一環境株式会社   614,820   14.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。また、当社グループは当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (資産) 当連結会計年度末の流動資産は31億61百万円となり、主な内訳は現金及び預金が19億62百万円、売掛金が9億4百万円、契約資産が1億14百万円であります。固定資産は17億88百万円となり、主な内訳は有形固定資産2億38百万円、無形固定資産が2億61百万円、投資その他の資産が12億88百万円であります。 この結果、総資産は49億50百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末の流動負債は7億72百万円となり、主な内訳は支払手形及び買掛金が1億45百万円、未払法人税等が38百万円、賞与引当金が2億64百万円であります。固定負債は6億50百万円となり、主な内訳は退職給付に係る負債が5億23百万円、資産除去債務が61百万円であります。 この結果、負債合計は14億22百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は35億28百万円となり、主な内訳は資本金が12億39百万円、利益剰余金が12億20百万円、自己株式が31百万円、その他有価証券評価差額金が1億5百万円であります。 この結果、自己資本比率は71.27%となりました。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、41億31百万円となりました。セグメントごとの業績につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の「(1)経営成績等の状況の概要」「①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (営業損益) 当連結会計年度の営業損益は、1億69百万円の利益となりました。 (経常損益) 当連結会計年度の経常損益は、2億44百万円の利益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損益は、1億64百万円の利益となりました。 (当社の経営成績に重要な影響を与える要因) 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況」の「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、持続的な利益成長を目指した事業拡大の観点から、各事業における成長性や効率性の向上に取り組んでおり、「売上高」及び「経常利益」を重要な経営指標として位置づけております。また、積極的な人材育成への投資や適切な研究開発投資を進める一方、収益力及び資本効率の向上を図るため、ROEも重視しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの分析については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1)経営成績等の状況の概要 「②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性ですが、資金需要については、営業活動で使用される運転資金他、設備投資や事業規模拡大に向けた戦略的投資であります。運転資金の調達については、自己資金および銀行借入れを主としており、戦略的投資に向けた資金調達については、資本業務提携や第三者割当増資等により調達しております。また、主要取引銀行4行との間で合計800百万円の当座貸越契約を締結しております(当連結会計年度末借入未実行残高800百万円)。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。この財務諸表の作成にあたり、会計上の見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき見積りを行っております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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