概要
フツパーは2020年4月に設立された製造業向けAIサービス企業である。画像認識AI「メキキバイト」による外観検査自動化を主力とし、分析AIや人材配置最適化システムなども提供する。2025年12月に東京証券取引所グロース市場に上場。従業員68名、2025年12月期の売上高は13億円(前期比108%増)で、営業利益4億円と黒字転換を果たした。
画像認識AIを核とした3つのサービス群
フツパーの事業は、単一セグメント「製造業向けAIサービス」で構成され、3つのサービス群に分かれる。最大の柱は画像認識AIサービスであり、主力製品「メキキバイト」が含まれる。2025年12月期の売上高は911,628千円(全体の約73%)を占める。次いで分析AIサービスが307,973千円(約25%)、その他AIサービス(スキルパズル、ラクラグ)が36,901千円(約3%)と続く。画像認識AIは工場の検査ラインに設置するハードウェアのスポット販売と、AI構築・クラウド管理システムのサブスクリプションを組み合わせた収益モデルである。
エッジAIとクラウドのハイブリッドで継続的運用を支援
「メキキバイト」の技術的特徴は、現場の産業用PCにAIを搭載するエッジAI方式と、クラウドシステム「Hutzper Insight」の併用にある。エッジ側で高速処理とネットワーク不要を実現し、不良品の画像データのみをクラウドにアップロードする特許技術を持つ。顧客は「Hutzper Insight」上でノーコードにAIモデルを再学習でき、品質管理を継続できる。またエアジェット等の排除機構との連携も自社で行い、一気通貫のサービスを提供する。2025年12月期のサブスクリプション解約率は0.23%と低水準である。
製造現場の知見に基づくワンストップ提供
フツパーは創業時から製造業に特化し、社内に製造業出身のエンジニアが多く在籍する。ハードウェアの光学設計からAIモデル構築、排除機構の設置までを自社で一貫対応できる点が競合との差別化要因とされる。一般的なベンダーがテスト環境のデータでAIを構築するのに対し、自社で本番ラインにカメラや照明を設置し、実環境のデータで学習を行うため、導入後の実装精度が高いと主張する。2025年12月期の画像認識AIサービス導入実績は86社、1ラインあたりの平均単価(ハード+初年度ライセンス+2年目以降ライセンス)は合計26,555千円である。
売上高13億円、黒字転換を果たした2025年12月期
2025年12月期のフツパーの売上高は1,256,503千円(前期比108.4%増)で、営業利益396,535千円(前期は69,074千円の損失)、当期純利益304,479千円(前期は23,042千円の損失)と黒字転換した。売上高の伸びは画像認識AIサービスが147.9%増と大きく貢献した。また同期中に東京証券取引所グロース市場へ上場し、株式発行により1,451,222千円を調達。期末の現金及び預金は1,895,006千円、純資産は2,070,519千円と財務基盤を強化した。従業員数は68名で、内訳はエンジニアリング部門に37名が在籍する。
業界の中での役割は製造業の生産現場向けAIソリューションベンダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 画像認識AIサービス | 9億円 | 75.0% | — | — |
| 分析AIサービス | 3億円 | 25.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01製造業(外観検査)主力
製造ラインの外観検査を自動化するAIサービスを提供。光学設計からAIモデル構築、排除機構連携、運用支援まで一気通貫で手掛け、エッジAIとクラウド管理システムの組み合わせで顧客の品質管理と生産性向上を支援する。サブスクリプションモデルで継続収入を得る。
- メキキバイト
- 外観検査自動化AI。製造ラインの照明・カメラ選定から設置、AIモデル構築、不良品排除機構の連携、運用管理までを一気通貫で提供する。エッジAIにより高速処理と安定稼働を実現。
- Hutzper Insight
- 外観検査支援クラウドアプリケーション。検査結果の画像データをアップロードし、顧客自身が再分類・再学習を行うことでノーコードでAIモデル精度を向上させ、品質管理を支援する。
02製造業(データ分析)準主力
顧客が保有するビッグデータを活用し、在庫予測や故障予測などの分析AIサービスを提供。コンサルティングからAIモデル構築、運用まで支援する。
- カスタムHutzperAI
- 顧客のビッグデータを分析し、在庫予測や故障予測などのニーズに応じたAIモデルを構築するサービス。製造業の知見を活かし、適切な分析設計から運用までを支援。
03製造業(その他AI)副次
人材配置最適化システムやローカル生成AIなど、製造現場の人手不足やナレッジ管理課題を解決するAIサービスを提供。
- スキルパズル
- AIによる最適なシフト配置を提案する人材配置最適化システム。社員のスキルや資格、出退勤情報を考慮し、1クリックで最適なシフトを生成。多能工化やスキルアップを促進する。
- ラクラグ
- インターネット接続不要のローカル生成AIソリューション。PDFや画像など多様なデータからナレッジを抽出し、自然言語での質問応答を可能にする。導入はハード・ソフト一体型で、専門スタッフによる伴走支援付き。
製品と技術
メキキバイト:エッジAIとクラウドを組み合わせた外観検査自動化
「メキキバイト」はフツパーの主力製品で、製造ラインにおける外観検査を自動化する画像認識AIサービスである。工場のラインに照明・カメラ・治具を設置し、AIを搭載した産業用PC(エッジAI)でリアルタイムに不良品を検出。不良と判定された画像データのみをクラウドシステム「Hutzper Insight」にアップロードし、顧客がノーコードでAIモデルを再学習できる仕組みを持つ。さらにエアジェットなどの排除機構との連携も提供し、検査から選別までを自動化する。2025年12月期の解約率は0.23%で、導入企業は86社、売上高は911,628千円に達した。1ラインあたりの平均単価はハードウェア10,803千円、初年度AI構築・ライセンス4,042千円、2年目以降ライセンス11,709千円の合計26,555千円である。
カスタムHutzperAI:顧客データを活用した分析AIサービス
「カスタムHutzperAI」は、顧客が保有するビッグデータをAIで分析するサービスである。在庫予測や故障予測など、製造現場のデータに基づいた分析をスポット販売で提供する。フツパーは製造業の知見を活かし、課題特定からコンサルティング、モデル構築、MLOps全体の支援まで行う。また生成AI技術にも対応し、RAG(Retrieval Augmented Generation)を組み合わせた高度な分析も可能。2025年12月期の導入実績は20社、売上高は307,973千円である。同サービスの強みは、現場に詳しいエンジニアがデータの特徴を理解した上で最適なモデルを構築できる点にある。
スキルパズルとラクラグ:人材配置最適化とローカル生成AI
その他AIサービスとして「スキルパズル」と「ラクラグ」がある。スキルパズルは、社員のスキルや資格、出退勤状況を考慮し、AIが最適なシフト配置を1クリックで提案するサブスクリプション型サービス。急な欠員にも対応し、多能工化や業務負担軽減を図る。ラクラグはインターネット接続不要で社内ナレッジを活用できるローカル生成AIソリューションで、PDFや画像データから情報を抽出し、根拠付きの回答を生成する。両サービスとも製造業の人手不足や暗黙知喪失といった課題に対応する。2025年12月期の売上高は36,901千円と小規模だが、今後の成長が期待される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
業界内ポジション: 小型ソフトウェア、急成長中も赤字
フツパーは情報通信業に属する小型ソフトウェア企業で、2024年12月期時点の売上高は6億円と小規模ながら、前期比倍増の急成長を遂げている。同業他社にはVRソリューションのVRAIN Solution(コード135A)、IoTプラットフォームのソラコム(147A)などが存在するが、いずれも売上規模や事業ドメインが異なる。フツパーは2025年12月期に30.77%の営業利益率を見込むものの、直近期は営業赤字であり、収益化の途上にある。業界内ではニッチなソフトウェア領域で差別化を図っている可能性が高いが、競合と比較した際の具体的な強み(技術特許、顧客基盤、市場シェアなど)は開示情報からは不明瞭である。成長性は高いが、利益率の改善が急務。
強み
- 2023年から24年で売上高が倍増し、市場需要を取り込んでいる
- 2025年には営業利益率30%超と、高い収益性を計画している
- 組織が小さく、意思決定が速く、ニッチ市場で柔軟に対応
- 既存の同業他社とは異なる事業領域で差別化を図っている
課題
- 2024年まで営業赤字が続き、収益化のタイミングが不透明
- 売上高6億円と小さく、競合と比較しリソース面で劣る
- 業界内での具体的な強みやシェアが開示されず、評価困難
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がフツパー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4415ブロードエンタープライズ | 86億円 | 12.2倍 |
| 2 | 155A情報戦略テクノロジー | 86億円 | 21.2倍 |
| 3 | 9478SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ | 86億円 | 13.3倍 |
| 4 | 5248テクノロジーズ | 85億円 | 32.0倍 |
| 5 | 478Aフツパー | 83億円 | 38.9倍 |
| 6 | 3623ビリングシステム | 83億円 | 15.4倍 |
| 7 | 4772SM ENTERTAINMENT JAPAN | 83億円 | 30.4倍 |
| 8 | 9360鈴与シンワート | 83億円 | 7.2倍 |
| 9 | 3691デジタルプラス | 82億円 | — |
| 10 | 4264セキュア | 82億円 | 36.8倍 |
| 11 | 4015ペイクラウドホールディングス | 82億円 | 124.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 10件
大阪で創業、画像認識AIの提供を開始した2020年
2020年4月、大阪市淀川区西中島にてフツパーは設立された。同年7月には、製造業向け外観検査自動化サービス「メキキバイト」の提供を開始。創業当初から製造現場のAI導入を事業の核と定め、少人数のエンジニアチームでサービス開発に着手した。設立時の従業員は数名であり、大阪の拠点からスタートした。
本社移転と分析AIサービスの追加(2021~2022年)
2021年4月、本社を大阪市淀川区東三国に移転。2022年4月には製造業向け分析AIサービス「カスタムHutzperAI」を開始し、画像認識だけでなくビッグデータ分析にも領域を広げた。同年8月には東京都墨田区に関東支社を設立、のち同年12月に東京都中央区へ移転し、首都圏での営業基盤を強化した。この間、売上高は2021年3月期が0円、2022年12月期が1億円と急成長を始める。
本社再移転とスキルパズル投入(2023~2024年)
2023年8月、本社を現在地である大阪市淀川区西中島一丁目11番16号へ移転。2024年7月には、スキルに応じた人材配置最適化ソリューション「スキルパズル」の提供を開始した。これはサブスクリプション型で、工場のシフト作成をAIで支援するサービスである。同期の売上高は2022年12月期の1億円から2023年12月期は3億円、2024年12月期は6億円と倍増を続け、従業員も増加した。
ラクラグ投入とグロース市場上場(2025年)
2025年6月、インターネット接続不要のローカル生成AIソリューション「ラクラグ(らくらくRAG)」を開始。これは完全オンプレミスで社内ナレッジを活用するサービスであり、製造業の暗黙知継承を狙う。同年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。上場により1,451,222千円を調達し、2025年12月期の売上高は13億円、営業利益4億円と黒字化を達成した。導入実績は画像認識AIが86社、分析AIが20社に拡大している。
年表10件を開く
2020年代
- 2020年4月創業大阪市淀川区西中島一丁目9番20号にて当社を設立。
- 2020年7月AIによる製造業向け外観検査自動化サービス「メキキバイト」の提供を開始。
- 2021年4月大阪市淀川区東三国四丁目25番29号へ本社を移転。
- 2022年4月AIによる製造業向け分析サービス「カスタムHutzperAI」の提供を開始。
- 2022年8月創業東京都墨田区に関東支社を設立。
- 2022年12月東京都中央区へ関東支社を移転。
- 2023年8月大阪市淀川区西中島一丁目11番16号へ本社を移転。
- 2024年7月スキルに応じた人材配置最適化ソリューション「スキルパズル」の提供を開始。
- 2025年6月インターネット接続不要の生成AIソリューション「ラクラグ(らくらくRAG)」の提供を開始。
- 2025年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
製造業向けAIサービス拡販と顧客単価最大化
既存サービスの複数ライン展開や同一顧客への複数回受注、さらに「スキルパズル」「ラクラグ」の拡販により顧客単価を最大化し、継続的かつ安定した収益獲得を目指す。
- 02
フィジカルAIのワンストップ提供で競争優位を確立
ハードウェア選定・設置から現場機器とのリアルタイム連携、AIの継続学習・アップデートまでを一気通貫で提供し、クラウドSaaSや組込み系ベンダーと差別化する。
- 03
中長期: 工場全体最適化とサプライチェーン持続化
検査・分析の工程自動化から製造工程・生産計画全体の最適化へ拡大し、最終的にモノづくりサプライチェーン全体の最適化・持続化に貢献するサービスを目指す。
- 04
海外展開と他業界への応用
国内市場に加え、東南アジアなどの海外市場へ展開。製造業でのAI導入知見を活かし、物流・建設など他業界向けソリューションも視野に入れる。パートナーシップやM&Aも活用。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は13億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収で、売上が+116.7%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 20億円 | 13億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 4億円 |
| 純利益 | 3億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
有価証券報告書 6期分
直近期の営業利益率は30.8%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 0 | — | 0 | — | 0 |
| 東京都墨田区に関東支社を設立。 | |||||
| 2022年3月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年12月 | 1 | — | −1 | — | −1 |
| 2023年12月 | 3 | — | −1 | — | −1 |
| 2024年12月 | 6 | −1 | −1 | −16.7 | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場。 | |||||
| 2025年12月 | 13 | 4 | 4 | 30.8 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高13億円のうち、営業利益として残るのは4億円で30.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の23.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金38.5%5億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.8%4億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益30.8%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は19億円で、売上の17.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | −2 | 0 | 0 | −2 | 3 |
| 2024年12月 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
| 2025年12月 | 2 | 0 | 14 | 2 | 19 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年12月期の総資産は24億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は87.9%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 1 | 1 | 0 | 94.5 |
| 2022年3月 | 1 | 1 | 0 | 87.6 |
| 2022年12月 | 5 | 5 | 0 | 95.6 |
| 2023年12月 | 4 | 3 | 1 | 84.1 |
| 2024年12月 | 5 | 3 | 2 | 65.8 |
| 2025年12月 | 24 | 21 | 3 | 87.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中4位あたり、逆に低いのはROEで605社中98位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥796で、1年前と比べて-36.3%。過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 38.9倍 |
| PER (会社予想) | 23.0倍 |
| PBR | 3.77倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は780円で、1カ月で+9.24%と反発したが、1年では-37.55%と弱含み。8月13日に出来高35万株と急増し、8月14日には789円まで上昇。ただし、25日線を約3.8%上回る程度で、75日線も視界圏。52週高値1389円からは大幅に下落した水準にあり、上値は重いと見られます。RSIは64.08と中立やや高めで、トレンド転換にはより強い材料が必要です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)。
PER24.62倍は業界平均30.76倍を下回るが、今期予想PER22.5倍とほぼ同水準で、成長を織り込んでいる。PBR3.69倍は平均3.59倍とほぼ同水準。ROE25.5%は高く収益性は良いが、無配当で配当利回りは0%。直近の売上高は急増しているが、前期は赤字であり、収益の安定性に欠ける。妥当と見る。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 38.9倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 23.0倍 | — |
| PBR | 3.77倍 | 2.96倍 |
| ROE | 25.5% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、急成長と収益性改善の持続性を巡る対立。強気派は、売上高が前期比約2倍に増加し、営業利益率が黒字転換した点を評価。この成長が新規サービスや顧客獲得によるものなら、今後も拡大が期待できるとみる。一方、弱気派は、売上高の絶対額が小さく、成長の質が不明瞭だと指摘。また、過去の赤字から黒字化したばかりで、収益の安定性に欠けると懸念する。さらに、市場での競争が激しく、差別化が難しいとの見方もある。
- 急成長の実現
売上高が約1年前の3億円から13億円と4倍超に拡大。
- 収益性の大幅改善
営業利益率がマイナスから30%超に急回復。
- 成長分野への期待
情報通信業界は市場成長が続き、追い風とみる。
- 売上高が前期比2.2倍の13億円へ急拡大決算発表後影響強
売上高は前期6億円から13億円へ、営業損益は黒字転換
- 営業利益率30.77%の高収益構造通年影響中
営業利益4億円、売上高13億円、営業利益率30.77%
- 予想PER22.8倍へ評価改善決算発表後影響中
実績PER24.91倍から予想22.8倍へ低下
- ROE25.5%と資本効率の高さ継続影響弱
自己資本利益率25.5%
- 規模の小ささ
売上高13億円と小規模で、市場での存在感は限定的。
- 黒字化の持続性
過去の赤字から好転したばかりで、安定性に疑問。
- 競争の激しさ
同業他社が多く、独自の優位性が見えにくい。
- 実績PER24.91倍と割高なバリュエーション継続影響強
時価総額82億円、純利益3億円でPER24.91倍
- 時価総額82億円に対し売上13億円と小粒継続影響中
売上高13億円、PSR6.3倍
- 株価は1年で36.91%下落不定影響中
下落率36.91%
- 無配当で株主還元が皆無継続影響弱
配当利回り0%
- 売上高成長率
- 成長の持続性を確認するため。
- 営業利益率
- 収益性の改善が続くかを見る。
- 顧客数
- 顧客基盤の拡大が成長の鍵となるため。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ3,777人。区分でいちばん多いのは個人・その他で73.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.6%を占め、残る88.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年12月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 73.2 |
| 証券会社 | 10.7 |
| 事業法人 | 6.7 |
| 金融機関 | 4.9 |
| 外国法人 | 4.5 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 大西 洋 | 21.98 |
| 02 | 黒瀬 康太 | 7.32 |
| 03 | ANRI4号投資事業有限責任組合 | 6.69 |
| 04 | 弓場 一輝 | 5.16 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 3.55 |
| 06 | フツパー従業員持株会 | 3.41 |
| 07 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.62 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.11 |
| 09 | 濱田 英之 | 1.73 |
| 10 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.65 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-22楽天証券株式会社新規の大量保有報告5.03%
- 2026-04-15ANRI株式会社変更報告6.93%
- 2026-04-15ANRI株式会社変更報告5.88%-1.05pt
- 2026-04-15ANRI株式会社変更報告4.72%-1.16pt
- 2026-04-09ANRI株式会社新規の大量保有報告4.72%-1.16pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+195%、1株純資産は2期で−82%。直近期のROEは25.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | −37 | 1,168 |
| 2022年3月 | −1,354 | — |
| 2022年12月 | −3,312 | — |
| 2023年12月 | −16 | — |
| 2024年12月 | −3 | — |
| 2025年12月 | 35 | 206 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額38百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大西洋 | 代表取締役社長 | 31 | 2,286,200 |
| 弓場一輝 | 取締役 研究開発本部長 | 30 | 536,200 |
| 黒瀬康太 | 取締役 ビジネス開発本部長 | 31 | 761,100 |
| 髙木真一郎 | 取締役 管理本部長 | 38 | 145,000 |
| 渋谷順 | 取締役 | 62 | — |
| 釜谷芳充 | 取締役(常勤監査等委員) | 45 | — |
| 廣瀬雄二郎 | 取締役(監査等委員) | 69 | — |
| 氏家真紀子 | 取締役(監査等委員) | 43 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 25 | 25 | 6 |
| 社外取締役 | 4 | 13 | 13 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,321字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,650字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,772字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,940字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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