概要
フェリシモは神戸市に本社を置く通信販売会社で、自社ブランドの衣料品や生活雑貨を定期購入型の「フェリシモ定期便」で提供する。2002年8月設立、2006年2月に東京証券取引所市場第二部に上場し、2007年2月に第一部に指定された。2025年2月期の連結売上高は294億円、営業利益1億円、従業員数は425名である。
定期便を核とする継続購入型事業
当社の通信販売は、毎月1回商品を届ける「フェリシモ定期便」と呼ばれる仕組みを中核とする。顧客は服飾・服飾雑貨(衣料品、身の回り品)や生活関連品(住宅用品、生活用品、美容健康関連、手芸・余暇関連、食品)を定期的に購入する。カタログとインターネットを通じて販売し、単なる商品案内を超えた情報価値を提供する点が特徴である。
カタログとデジタルの融合による販売チャネル
販売チャネルは紙のカタログとインターネットの両方を活用する。カタログは商品とともに毎月届けられ、暮らしの夢やスタイルを伝える編集に力を入れている。インターネットでは商品販売に加え、お届け状況の確認や支払いサービスを提供する。また、カタログや書籍の出版も行い、取次会社を通じて書店やコンビニエンスストアで販売している。
自社物流センターに集約した業務体制
注文受付から問い合わせ対応、情報処理、商品管理、発送までの全業務を自社の受注・物流センターで集約して行う。これにより、一貫した品質管理と効率的なオペレーションを実現している。物流拠点は神戸にあり、本社も同地に置く。
連結子会社1社による単一セグメント構成
当社グループは当社と連結子会社1社(株式会社hope for)で構成される。主たる事業は通信販売事業の単一セグメントであり、子会社は北海道勇払郡厚真町に所在する。過去には中国に上海芬理希梦時装有限公司や芬理希梦(北京)商貿有限公司を有していたが、2014年に解散している。
業界の中での役割は生活雑貨・衣料品の通信販売会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01一般消費者(通信販売)主力
服飾・服飾雑貨、生活関連品(住宅用品、生活用品、美容健康関連、手芸・余暇関連、食品)などを、カタログとインターネットを通じて通信販売。商品を毎月1回届ける「フェリシモ定期便」が事業コンセプトの中心。
自社独自の定期購入システム
- フェリシモ定期便
- 毎月1回、商品を定期的に届ける独自の購入スタイル。
- カタログ
- 商品紹介とともに情報価値を提供する冊子。
02出版業界(書店・コンビニ)副次
自社カタログや書籍を出版し、取次会社を通じて書店やコンビニエンスストアで販売。
- カタログ・書籍
- 自社編集のカタログやテーマ別の書籍。
製品と技術
服飾・服飾雑貨を中心とした商品構成
主力商品は衣料品や身の回り品などの服飾・服飾雑貨である。2025年度の商品仕入実績では、服飾・服飾雑貨が92億12百万円と全体の大半を占める。その他、住宅用品、生活用品、美容健康関連、手芸・余暇関連、食品などの生活関連品を扱う。自社ブランドを中心に企画し、バリューチェーンを再編して付加価値向上を図っている。
定期便とカタログによる提案型販売
「フェリシモ定期便」は毎月1回商品を届ける仕組みで、顧客のライフスタイルに合わせた提案型販売が特徴である。カタログは商品情報だけでなく、暮らし方の提案を編集して届ける。インターネットでは商品の販売に加え、顧客がお届け状況や履歴を確認できるサービスを提供している。出版事業ではカタログや書籍を書店・コンビニで販売する。
新規事業領域としてのB2B・B2G展開
近年は定期便以外の新規事業領域を拡大している。B2B事業では「FELISSIMO PARTNERS」を通じて取引先事業者が出品・出稿できるプラットフォームを運営する。B2G事業では自治体の子育て支援事業の受託や、神戸ポートタワー事業でのコラボレーションによる集客施策を手掛ける。これらの売上高は2025年度に31億45百万円と前期比19.6%増加した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 一般消費者(通信販売)自社独自の定期購入システム
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
通販カタログで独自路線、内需依存度高い
フェリシモは通信販売業界で独自のカタログ販売と会員制コミュニティを強みとする。同業他社には光フードサービスやトライアルホールディングスなどがあるが、いずれも食品スーパーやディスカウントストアを展開しており、直接の競合ではない。まんだらけはオタク向けリサイクルショップで、顧客層が異なる。業界全体ではEC化が進む中、フェリシモはカタログ中心の販売で差別化を図るが、売上高は横ばい傾向にあり、成長性が課題。営業利益率は0.34%から0.68%と低水準で、コスト構造の改善が急務。国内市場に依存しており、海外展開の余地が残る。
強み
- 会員制カタログ通販で顧客との長期的な関係を構築し、リピート率を高めている。
- 生活雑貨など日常必需品を中心に扱い、景気変動の影響を受けにくい。
- 定期購入や会員限定企画により、固定客の囲い込みに成功している。
- エシカル消費に敏感な顧客層への訴求力があり、差別化要因となっている。
課題
- 売上高が296億円から292億円と微減傾向で、成長戦略の見直しが必要。
- 営業利益率が1%未満と極めて低く、コスト削減や価格戦略の改善が急務。
- カタログ依存からオンライン販売へのシフトが遅れており、競争力低下の恐れ。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がフェリシモ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2735ワッツ | 92億円 | 10.9倍 |
| 2 | 3184ICDAホールディングス | 88億円 | 6.9倍 |
| 3 | 7494コナカ | 87億円 | 4.1倍 |
| 4 | 3077ホリイフードサービス | 87億円 | 24.9倍 |
| 5 | 7682浜木綿 | 85億円 | 103.4倍 |
| 6 | 3396フェリシモ | 83億円 | 17.2倍 |
| 7 | 7604梅の花グループ | 81億円 | 31.4倍 |
| 8 | 5888DAIWA CYCLE | 80億円 | 8.6倍 |
| 9 | 3566ユニフォームネクスト | 77億円 | 14.9倍 |
| 10 | 7509アイエーグループ | 77億円 | 4.9倍 |
| 11 | 9262シルバーライフ | 74億円 | 9.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 11件
神戸市中央区で創業した2002年
2002年8月、神戸市中央区浪花町59番地に株式会社フェリシモを設立した。2004年2月には、神戸市須磨区に所在する株式会社フェリシモを吸収合併し、事業基盤を拡大した。創業当初から通信販売事業を営み、定期購入モデルを確立していく。
中国進出と撤退の経緯
2003年5月に上海芬理希梦時装有限公司、2005年12月に芬理希梦(北京)商貿有限公司を設立し、中国市場に進出した。しかし、両社ともに2014年に解散しており、海外事業は短期間で終了した。この間、国内では2006年2月に東京証券取引所市場第二部に上場、2007年2月には第一部に指定されている。
新社屋建設と事業再編の2010年代
2018年12月、北海道勇払郡厚真町に株式会社hope forを設立し、連結子会社とした。2019年10月には神戸市中央区に株式会社Wを設立したが、2021年11月に株式譲渡している。2020年3月には吸収分割によりhaco!事業を株式会社cd.に承継し、同社は2024年3月に当社が吸収合併した。2021年1月には神戸市中央区新港町7番1号に新社屋を建設し本店を移転した。
スタンダード市場移行と収益基盤の変遷
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。売上高は2013年2月期の433億円から減少傾向にあり、2025年2月期は294億円となった。当期純利益は年度により変動が大きく、2017年2月期に75億円の赤字を計上した一方、2026年2月期には3億58百万円の黒字となっている。2027年2月期の連結業績見通しは売上高302億円、営業利益2億37百万円を計画する。
年表11件を開く
2000年代
- 2002年8月創業神戸市中央区浪花町59番地に株式会社フェリシモを設立
- 2003年5月創業上海に上海芬理希梦時装有限公司を設立(2014年12月解散)
- 2004年2月M&A株式会社フェリシモ(神戸市須磨区)を吸収合併
- 2005年12月創業北京に芬理希梦(北京)商貿有限公司を設立(2014年7月解散)
- 2006年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
- 2007年2月東京証券取引所市場第一部に指定
2010年代
- 2018年12月北海道勇払郡厚真町に株式会社hope for(現 連結子会社)を設立
- 2019年10月創業神戸市中央区に株式会社W(2021年11月株式譲渡)を設立
2020年代
- 2020年3月M&A吸収分割によりhaco!事業に関する権利義務を株式会社cd.(2024年3月当社が吸収合併)に承継
- 2021年1月神戸市中央区新港町7番1号に新社屋を建設、本店移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2028年2月期まで30,265百万円(前期比 3.7%増)
- 営業利益2028年2月期まで237百万円(前期比 10.4%増)
- 経常利益2028年2月期まで327百万円(前期比 30.2%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益2028年2月期まで299百万円(前期比 16.5%減)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
定期便事業の抜本的強化
共感主導型マーケティングを徹底し、コストパフォーマンスや利便性のみに依存しない競争優位を確立。新規顧客獲得のため、高い熱量を持つ生活者が集う特定市場への能動的アプローチを展開し、顧客数を拡大。さらに、デジタルメディアとコンテンツを通じて顧客体験を「お客さまの365日」を彩る経験価値へ拡張し、継続率を向上する。
- 02
次世代事業の創造
従来の「第2の収益の柱」から中長期的な成長を牽引する次世代事業へと位置づけを進化。外部パートナーとの共創による資源拡張型アプローチを推進し、フェリシモパートナーズ事業では物語編集プラットフォームへの拡張、ビジネスプロデュース事業では大阪・関西万博や自治体連携の成功事例を汎用モデル化して異業種展開を図る。神戸ポートタワー事業等を「エリアメディア」と位置づけた新たな共創事業も創造する。
- 03
健康経営の推進
経営理念「しあわせ社会学の確立と実践」に基づき、従業員の心身の健康保持・増進を促進。働き方改革やウェルビーイングの重要性の高まりを踏まえ、健康経営に取り組み、業績基盤の安定化と成長基盤を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で425人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は665万円で、9期前と比べて−2.0%。平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は15.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年2月 | — | — | — | 386 | — |
| 2018年2月 | — | — | — | 377 | — |
| 2019年2月 | — | — | — | 388 | — |
| 2020年2月 | 678 | 43.1 | 17.2 | 402 | — |
| 2021年2月 | 683 | 43.2 | 17.3 | 413 | — |
| 2022年2月 | 678 | 42.6 | 16.3 | 425 | — |
| 2023年2月 | 696 | 42.3 | 15.9 | 441 | — |
| 2024年2月 | 704 | 42.4 | 16.0 | 425 | — |
| 2025年2月 | 671 | 42.2 | 15.7 | 419 | 24 |
| 2026年2月 | 665 | 42.0 | 15.2 | 425 | 47 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社hope for神戸市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は292億円、営業利益は2億円。前期と比べると減収増益で、売上が-0.7%、利益が+100.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 303億円 | 292億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 2億円 |
| 純利益 | 3億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥25 | ¥25 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は70億円、営業利益は−1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−4.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 78 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 73 | −1 | −1.4 | 0 |
| 2024年3Q | 68 | −7 | −10.3 | −7 |
| 2024年4Q | 77 | — | — | −2 |
| 2025年1Q | 73 | −1 | −1.4 | −1 |
| 2025年2Q | 70 | 1 | 1.4 | 1 |
| 2025年4Q | 151 | 1 | 0.7 | 1 |
| 2026年2Q | 143 | 2 | 1.4 | 2 |
| 2026年4Q | 149 | 0 | 0.0 | 2 |
| 2027年1Q | 70 | −1 | −1.4 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年2月期からの14期で、売上は433億円から292億円へ67%に減った。直近期の営業利益率は0.7%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 433 | — | 9 | — | 4 |
| 2014年2月 | 407 | — | 1 | — | 0 |
| 2015年2月 | 377 | — | −4 | — | −19 |
| 2016年2月 | 346 | — | 4 | — | 7 |
| 2017年2月 | 309 | — | −5 | — | −75 |
| 北海道勇払郡厚真町に株式会社hope for(現 連結子会社)を設立 | |||||
| 2018年2月 | 293 | — | 9 | — | 10 |
| 神戸市中央区に株式会社W(2021年11月株式譲渡)を設立 | |||||
| 2019年2月 | 289 | — | 7 | — | 7 |
| 吸収分割によりhaco!事業に関する権利義務を株式会社cd.(2024年3月当社が吸収合併)に承継 | |||||
| 2020年2月 | 286 | — | 4 | — | 4 |
| 2021年2月 | 333 | — | 15 | — | 13 |
| 2022年2月 | 337 | — | 16 | — | 17 |
| 2023年2月 | 322 | — | 8 | — | 7 |
| 2024年2月 | 296 | — | −6 | — | −9 |
| 2025年2月 | 294 | 1 | 2 | 0.3 | 1 |
| 2026年2月 | 292 | 2 | 5 | 0.7 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高292億円のうち、営業利益として残るのは2億円で0.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.5%133億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.8%157億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.7%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年2月期は営業CFが8億円、投資CFが21億円で、差し引きのフリーCFは29億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は92億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 16 | −31 | −3 | −15 | 151 |
| 2014年2月 | −3 | 17 | −2 | 14 | 166 |
| 2015年2月 | 5 | −7 | −1 | −2 | 166 |
| 2016年2月 | 6 | −13 | 0 | −7 | 158 |
| 2017年2月 | 8 | −10 | 3 | −2 | 159 |
| 2018年2月 | 14 | −15 | 0 | −1 | 158 |
| 2019年2月 | 9 | −35 | −1 | −26 | 131 |
| 2020年2月 | 3 | −8 | 0 | −5 | 126 |
| 2021年2月 | 25 | 7 | −4 | 32 | 153 |
| 2022年2月 | 18 | −34 | −31 | −16 | 107 |
| 2023年2月 | 2 | −6 | −1 | −4 | 101 |
| 2024年2月 | −9 | −14 | −1 | −23 | 77 |
| 2025年2月 | 7 | −19 | −1 | −12 | 64 |
| 2026年2月 | 8 | 21 | −1 | 29 | 92 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年2月期の総資産は281億円。このうち返さなくてよい自己資本が197億円で、自己資本比率は70.1%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 420 | 266 | 154 | 63.3 |
| 2014年2月 | 408 | 266 | 142 | 65.1 |
| 2015年2月 | 388 | 247 | 141 | 63.6 |
| 2016年2月 | 374 | 250 | 124 | 66.8 |
| 2017年2月 | 291 | 149 | 142 | 51.3 |
| 2018年2月 | 298 | 160 | 138 | 53.7 |
| 2019年2月 | 307 | 168 | 139 | 54.8 |
| 2020年2月 | 311 | 172 | 139 | 55.2 |
| 2021年2月 | 357 | 181 | 176 | 50.6 |
| 2022年2月 | 319 | 196 | 123 | 61.2 |
| 2023年2月 | 315 | 199 | 116 | 63.0 |
| 2024年2月 | 291 | 189 | 102 | 65.2 |
| 2025年2月 | 289 | 193 | 96 | 66.7 |
| 2026年2月 | 281 | 197 | 84 | 70.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で322社中49位あたり、逆に低いのはROEで322社中278位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥867で、1年前と比べて+5.0%。過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.2倍 |
| PER (会社予想) | 20.6倍 |
| PBR | 0.32倍 |
| 配当利回り | 2.88% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1カ月で1.4%上昇し、867円で推移しています。25日移動平均線(864.88円)をわずかに上回り、75日線(850.53円)と200日線(849円)の上に位置しており、中期的な上昇トレンドが続いています。52週高値958円からは約9.5%下回る一方、52週安値819円からは約5.9%上回っています。出来高は全体的に低調で、8月6日に11,400株とやや増加した程度です。RSIは56.36とやや強気圏ですが、大きな勢いはありません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは17.21倍と業界平均の41.45倍を大きく下回り、PBRは0.32倍と1倍を大きく割り込む。配当利回りは2.88%と平均水平を下回るが、ROEは1.8%と低水準で収益性は乏しい。業績は赤字から黒字に転換したばかりで、今後の回復が鍵。割安指標は明確だが、収益力の低さから株価の上昇には時間がかかる可能性がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.2倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 20.6倍 | — |
| PBR | 0.32倍 | 2.44倍 |
| ROE | 1.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、通販市場の競争激化とデジタル化への適応。強気派は、黒字化の達成、利益率の改善、低PBRでの割安感を強調する。弱気派は、売上高の減少、事業モデルの陳腐化、競合との差別化困難を懸念する。
- 黒字化と改善
2025/2期より最終黒字化し、2026/2期も増益。
- 利益率の改善
営業利益率が0.34%から0.68%と改善。
- 資産価値の評価
PBR0.32倍と解散価値が意識される水準。
- 最終損益-9億円から+4億円へ改善通年影響中
2024年2月期-9億円、2025年2月期+1億円、2026年2月期+4億円
- 営業利益1→2億円と倍増通年影響弱
営業利益率0.34%から0.68%へ改善、売上高292億円で利益拡大
- PBR0.32倍と純資産比で大幅安継続影響中
PBR0.32倍、純資産の約3分の1の株価水準で割安感
- 配当利回り2.88%を確保継続影響弱
株価867円で利回り2.88%、株主還元姿勢が下支え
- 売上高の減少
322億円から292億円へと3期連続減収。
- 通販市場の競争
EC大手の台頭で価格・サービス競争が激化。
- 依存体質
カタログ通販への依存が高く、デジタル化への転換が遅れている。
- 売上高296→292億円と3期連続減収通年影響中
2024年2月期296億円、2025年2月期294億円、2026年2月期292億円
- 営業利益率0.68%と極低収益通年影響中
売上高292億円に対し営業利益2億円、利益率0.68%で値下げ余力なし
- 予想PER20.6倍と実績比で割高決算発表後影響弱
実績PER17.21倍に対し予想は20.6倍、増益が株価に織り込み済み
- ROE1.8%と資本効率の低さ継続影響中
ROE1.8%は低位で、PBR0.32倍を正当化する収益力が乏しい
- 売上高
- 事業規模の縮小が続くかの確認。
- 顧客数・会員数
- リピーター維持と新規獲得の状況を測るため。
- EC売上比率
- デジタル化の進捗度合いを測るため。
- 営業利益率
- コスト管理の効果を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり25円で、前期から+33.3%。いまの株価に対する利回りは2.88%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2018年2月 | 5 | — | 3.5 |
| 2019年2月 | 5 | 0.0 | 5.0 |
| 2020年2月 | 5 | 0.0 | 9.3 |
| 2021年2月 | 15 | 200.0 | 7.8 |
| 2022年2月 | 15 | 0.0 | 6.3 |
| 2023年2月 | 15 | 0.0 | 13.5 |
| 2024年2月 | 15 | 0.0 | — |
| 2025年2月 | 15 | 0.0 | 55.1 |
| 2026年2月 | 20 | 33.3 | 39.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥25
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ17,427人。区分でいちばん多いのは個人・その他で80.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.2%を占め、残る82.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 69.5 | 69.1 | 71.5 | 74.6 | 79.7 | 80.0 |
| 自己株式 | 29.1 | 29.1 | 29.1 | 29.1 | 29.1 | 25.4 |
| 事業法人 | 16.6 | 16.5 | 15.6 | 15.5 | 15.8 | 16.8 |
| 外国法人 | 2.5 | 2.8 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 1.9 |
| 証券会社 | 1.3 | 1.6 | 2.0 | 1.1 | 1.0 | 0.8 |
| 金融機関 | 10.1 | 10.0 | 8.3 | 6.2 | 1.0 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社目神山事務所 | 8.41 |
| 02 | 一般財団法人フェリシモ財団 | 6.29 |
| 03 | フェリシモ共創会 | 4.00 |
| 04 | 矢崎 和彦 | 3.16 |
| 05 | 子守 康範 | 2.75 |
| 06 | 星 美佐 | 2.75 |
| 07 | 矢崎 真理 | 1.89 |
| 08 | 戸島 依里 | 1.79 |
| 09 | フェリシモ従業員持株会 | 1.32 |
| 10 | 高橋 秀子 | 1.24 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+21%、1株純資産は14期で+2%。直近期のROEは1.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 42 | 2,695 | 1.6 | 25.7 | 46.4 |
| 2014年2月 | −4 | 2,692 | −0.1 | — | — |
| 2015年2月 | −195 | 2,504 | −7.5 | — | — |
| 2016年2月 | 67 | 2,533 | 2.6 | 14.5 | 10.5 |
| 2017年2月 | −980 | 2,144 | −37.9 | — | — |
| 2018年2月 | 143 | 2,305 | 6.4 | 8.8 | 3.5 |
| 2019年2月 | 100 | 2,418 | 4.2 | 10.7 | 5.0 |
| 2020年2月 | 53 | 2,470 | 2.2 | 17.9 | 9.3 |
| 2021年2月 | 194 | 2,536 | 7.3 | 6.8 | 7.8 |
| 2022年2月 | 232 | 2,745 | 8.8 | 5.1 | 6.3 |
| 2023年2月 | 94 | 2,791 | 3.4 | 10.6 | 13.5 |
| 2024年2月 | −120 | 2,660 | −4.4 | — | — |
| 2025年2月 | 19 | 2,706 | 0.7 | 39.3 | 55.1 |
| 2026年2月 | 50 | 2,759 | 1.8 | 17.1 | 39.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額172百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 矢崎和彦 | 取締役社長(代表取締役) | 71 | 302,540 |
| 矢崎真理 | 代表取締役専務 クラスター本部長 | 44 | 180,456 |
| 松本和子 | 常務取締役 クラスター本部副本部長 | 64 | 18,200 |
| 吉岡哲 | 取締役 ビジネスプラット フォーム本部長 | 56 | 5,500 |
| 宮本孝一 | 取締役 経営企画室長 コーポレートスタイルデザイン本部担当 | 50 | 1,000 |
| 小池弘之 | 取締役 新事業開発本部長 兼神戸ポートタワー事業本部長 | 57 | 2,500 |
| 藤田清文 | 取締役 監査等委員(非常勤) | 54 | — |
| 豊島順子 | 取締役 監査等委員(非常勤) | 65 | — |
| 平井直人 | 取締役 監査等委員(非常勤) | 55 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 163 | 163 | 27 |
| 社外取締役 | 4 | 9 | 9 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容604字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,370字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,775字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,983字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第61期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-27
- 半期報告書半期報告書-第61期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第60期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-29
- 半期報告書半期報告書-第60期(2024/03/01-2024/08/31)2024-10-11
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第59期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-30
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第58期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-30
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
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