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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フェリシモ

FELISSIMO CORPORATION3396 · Standard · 小売業

「フェリシモ定期便」という毎月定期的に商品を届ける独自の通信販売モデルを展開。カタログの編集力と情報価値で顧客に暮らしの夢を提案する。

概要

フェリシモは神戸市に本社を置く通信販売会社で、自社ブランドの衣料品や生活雑貨を定期購入型の「フェリシモ定期便」で提供する。2002年8月設立、2006年2月に東京証券取引所市場第二部に上場し、2007年2月に第一部に指定された。2025年2月期の連結売上高は294億円、営業利益1億円、従業員数は425名である。

定期便を核とする継続購入型事業

当社の通信販売は、毎月1回商品を届ける「フェリシモ定期便」と呼ばれる仕組みを中核とする。顧客は服飾・服飾雑貨(衣料品、身の回り品)や生活関連品(住宅用品、生活用品、美容健康関連、手芸・余暇関連、食品)を定期的に購入する。カタログとインターネットを通じて販売し、単なる商品案内を超えた情報価値を提供する点が特徴である。

カタログとデジタルの融合による販売チャネル

販売チャネルは紙のカタログとインターネットの両方を活用する。カタログは商品とともに毎月届けられ、暮らしの夢やスタイルを伝える編集に力を入れている。インターネットでは商品販売に加え、お届け状況の確認や支払いサービスを提供する。また、カタログや書籍の出版も行い、取次会社を通じて書店やコンビニエンスストアで販売している。

自社物流センターに集約した業務体制

注文受付から問い合わせ対応、情報処理、商品管理、発送までの全業務を自社の受注・物流センターで集約して行う。これにより、一貫した品質管理と効率的なオペレーションを実現している。物流拠点は神戸にあり、本社も同地に置く。

連結子会社1社による単一セグメント構成

当社グループは当社と連結子会社1社(株式会社hope for)で構成される。主たる事業は通信販売事業の単一セグメントであり、子会社は北海道勇払郡厚真町に所在する。過去には中国に上海芬理希梦時装有限公司や芬理希梦(北京)商貿有限公司を有していたが、2014年に解散している。

業界の中での役割は生活雑貨・衣料品の通信販売会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
292億円
営業利益
2億円
営業利益率
0.7%
純利益
4億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01一般消費者(通信販売)主力

服飾・服飾雑貨、生活関連品(住宅用品、生活用品、美容健康関連、手芸・余暇関連、食品)などを、カタログとインターネットを通じて通信販売。商品を毎月1回届ける「フェリシモ定期便」が事業コンセプトの中心。

自社独自の定期購入システム

主な製品・サービス2
フェリシモ定期便
毎月1回、商品を定期的に届ける独自の購入スタイル。
カタログ
商品紹介とともに情報価値を提供する冊子。

02出版業界(書店・コンビニ)副次

自社カタログや書籍を出版し、取次会社を通じて書店やコンビニエンスストアで販売。

主な製品・サービス1
カタログ・書籍
自社編集のカタログやテーマ別の書籍。

製品と技術

服飾・服飾雑貨を中心とした商品構成

主力商品は衣料品や身の回り品などの服飾・服飾雑貨である。2025年度の商品仕入実績では、服飾・服飾雑貨が92億12百万円と全体の大半を占める。その他、住宅用品、生活用品、美容健康関連、手芸・余暇関連、食品などの生活関連品を扱う。自社ブランドを中心に企画し、バリューチェーンを再編して付加価値向上を図っている。

定期便とカタログによる提案型販売

「フェリシモ定期便」は毎月1回商品を届ける仕組みで、顧客のライフスタイルに合わせた提案型販売が特徴である。カタログは商品情報だけでなく、暮らし方の提案を編集して届ける。インターネットでは商品の販売に加え、顧客がお届け状況や履歴を確認できるサービスを提供している。出版事業ではカタログや書籍を書店・コンビニで販売する。

新規事業領域としてのB2B・B2G展開

近年は定期便以外の新規事業領域を拡大している。B2B事業では「FELISSIMO PARTNERS」を通じて取引先事業者が出品・出稿できるプラットフォームを運営する。B2G事業では自治体の子育て支援事業の受託や、神戸ポートタワー事業でのコラボレーションによる集客施策を手掛ける。これらの売上高は2025年度に31億45百万円と前期比19.6%増加した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 一般消費者(通信販売)自社独自の定期購入システム

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

通販カタログで独自路線、内需依存度高い

フェリシモは通信販売業界で独自のカタログ販売と会員制コミュニティを強みとする。同業他社には光フードサービスやトライアルホールディングスなどがあるが、いずれも食品スーパーやディスカウントストアを展開しており、直接の競合ではない。まんだらけはオタク向けリサイクルショップで、顧客層が異なる。業界全体ではEC化が進む中、フェリシモはカタログ中心の販売で差別化を図るが、売上高は横ばい傾向にあり、成長性が課題。営業利益率は0.34%から0.68%と低水準で、コスト構造の改善が急務。国内市場に依存しており、海外展開の余地が残る。

強み

  • 会員制カタログ通販で顧客との長期的な関係を構築し、リピート率を高めている。
  • 生活雑貨など日常必需品を中心に扱い、景気変動の影響を受けにくい。
  • 定期購入や会員限定企画により、固定客の囲い込みに成功している。
  • エシカル消費に敏感な顧客層への訴求力があり、差別化要因となっている。

課題

  • 売上高が296億円から292億円と微減傾向で、成長戦略の見直しが必要。
  • 営業利益率が1%未満と極めて低く、コスト削減や価格戦略の改善が急務。
  • カタログ依存からオンライン販売へのシフトが遅れており、競争力低下の恐れ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がフェリシモ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12735ワッツ92億円10.9倍
23184ICDAホールディングス88億円6.9倍
37494コナカ87億円4.1倍
43077ホリイフードサービス87億円24.9倍
57682浜木綿85億円103.4倍
63396フェリシモ83億円17.2倍
77604梅の花グループ81億円31.4倍
85888DAIWA CYCLE80億円8.6倍
93566ユニフォームネクスト77億円14.9倍
107509アイエーグループ77億円4.9倍
119262シルバーライフ74億円9.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 11件

神戸市中央区で創業した2002年

2002年8月、神戸市中央区浪花町59番地に株式会社フェリシモを設立した。2004年2月には、神戸市須磨区に所在する株式会社フェリシモを吸収合併し、事業基盤を拡大した。創業当初から通信販売事業を営み、定期購入モデルを確立していく。

中国進出と撤退の経緯

2003年5月に上海芬理希梦時装有限公司、2005年12月に芬理希梦(北京)商貿有限公司を設立し、中国市場に進出した。しかし、両社ともに2014年に解散しており、海外事業は短期間で終了した。この間、国内では2006年2月に東京証券取引所市場第二部に上場、2007年2月には第一部に指定されている。

新社屋建設と事業再編の2010年代

2018年12月、北海道勇払郡厚真町に株式会社hope forを設立し、連結子会社とした。2019年10月には神戸市中央区に株式会社Wを設立したが、2021年11月に株式譲渡している。2020年3月には吸収分割によりhaco!事業を株式会社cd.に承継し、同社は2024年3月に当社が吸収合併した。2021年1月には神戸市中央区新港町7番1号に新社屋を建設し本店を移転した。

スタンダード市場移行と収益基盤の変遷

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。売上高は2013年2月期の433億円から減少傾向にあり、2025年2月期は294億円となった。当期純利益は年度により変動が大きく、2017年2月期に75億円の赤字を計上した一方、2026年2月期には3億58百万円の黒字となっている。2027年2月期の連結業績見通しは売上高302億円、営業利益2億37百万円を計画する。

年表11件を開く

2000年代

  • 2002年8月創業神戸市中央区浪花町59番地に株式会社フェリシモを設立
  • 2003年5月創業上海に上海芬理希梦時装有限公司を設立(2014年12月解散)
  • 2004年2月M&A株式会社フェリシモ(神戸市須磨区)を吸収合併
  • 2005年12月創業北京に芬理希梦(北京)商貿有限公司を設立(2014年7月解散)
  • 2006年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2007年2月東京証券取引所市場第一部に指定

2010年代

  • 2018年12月北海道勇払郡厚真町に株式会社hope for(現 連結子会社)を設立
  • 2019年10月創業神戸市中央区に株式会社W(2021年11月株式譲渡)を設立

2020年代

  • 2020年3月M&A吸収分割によりhaco!事業に関する権利義務を株式会社cd.(2024年3月当社が吸収合併)に承継
  • 2021年1月神戸市中央区新港町7番1号に新社屋を建設、本店移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年2月期まで30,265百万円(前期比 3.7%増)
  • 営業利益2028年2月期まで237百万円(前期比 10.4%増)
  • 経常利益2028年2月期まで327百万円(前期比 30.2%減)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年2月期まで299百万円(前期比 16.5%減)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    定期便事業の抜本的強化

    共感主導型マーケティングを徹底し、コストパフォーマンスや利便性のみに依存しない競争優位を確立。新規顧客獲得のため、高い熱量を持つ生活者が集う特定市場への能動的アプローチを展開し、顧客数を拡大。さらに、デジタルメディアとコンテンツを通じて顧客体験を「お客さまの365日」を彩る経験価値へ拡張し、継続率を向上する。

  2. 02

    次世代事業の創造

    従来の「第2の収益の柱」から中長期的な成長を牽引する次世代事業へと位置づけを進化。外部パートナーとの共創による資源拡張型アプローチを推進し、フェリシモパートナーズ事業では物語編集プラットフォームへの拡張、ビジネスプロデュース事業では大阪・関西万博や自治体連携の成功事例を汎用モデル化して異業種展開を図る。神戸ポートタワー事業等を「エリアメディア」と位置づけた新たな共創事業も創造する。

  3. 03

    健康経営の推進

    経営理念「しあわせ社会学の確立と実践」に基づき、従業員の心身の健康保持・増進を促進。働き方改革やウェルビーイングの重要性の高まりを踏まえ、健康経営に取り組み、業績基盤の安定化と成長基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で425人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は665万円で、9期前と比べて2.0%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は15.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月386
2018年2月377
2019年2月388
2020年2月67843.117.2402
2021年2月68343.217.3413
2022年2月67842.616.3425
2023年2月69642.315.9441
2024年2月70442.416.0425
2025年2月67142.215.741924
2026年2月66542.015.242547

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率37.1%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)56.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 神戸市中央区4,768百万円
エスパス フェリシモ — 神戸市須磨区2,813百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社hope for
    神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は292億円営業利益2億円前期と比べると減収増益で、売上が-0.7%、利益が+100.0%。

売上高
-0.7%
292億円
営業利益
+100.0%
2億円
純利益
+300.0%
4億円
営業利益率
0.7%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高303億円292億円
営業利益2億円2億円
純利益3億円4億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は70億円、営業利益は−1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−4.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q7800.00
2024年2Q73−1−1.40
2024年3Q68−7−10.3−7
2024年4Q77−2
2025年1Q73−1−1.4−1
2025年2Q7011.41
2025年4Q15110.71
2026年2Q14321.42
2026年4Q14900.02
2027年1Q70−1−1.40

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は433億円から292億円へ67%に減った。直近期の営業利益率は0.7%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月43394
2014年2月40710
2015年2月377−4−19
2016年2月34647
2017年2月309−5−75
北海道勇払郡厚真町に株式会社hope for(現 連結子会社)を設立
2018年2月293910
神戸市中央区に株式会社W(2021年11月株式譲渡)を設立
2019年2月28977
吸収分割によりhaco!事業に関する権利義務を株式会社cd.(2024年3月当社が吸収合併)に承継
2020年2月28644
2021年2月3331513
2022年2月3371617
2023年2月32287
2024年2月296−6−9
2025年2月294120.31
2026年2月292250.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高292億円のうち、営業利益として残るのは2億円0.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.5%133億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.8%157億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.7%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
54.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.0pt
0.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.8pt
1.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが8億円、投資CFが21億円で、差し引きのフリーCFは29億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は92億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月16−31−3−15151
2014年2月−317−214166
2015年2月5−7−1−2166
2016年2月6−130−7158
2017年2月8−103−2159
2018年2月14−150−1158
2019年2月9−35−1−26131
2020年2月3−80−5126
2021年2月257−432153
2022年2月18−34−31−16107
2023年2月2−6−1−4101
2024年2月−9−14−1−2377
2025年2月7−19−1−1264
2026年2月821−12992

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は281億円。このうち返さなくてよい自己資本が197億円で、自己資本比率は70.1%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月42026615463.3
2014年2月40826614265.1
2015年2月38824714163.6
2016年2月37425012466.8
2017年2月29114914251.3
2018年2月29816013853.7
2019年2月30716813954.8
2020年2月31117213955.2
2021年2月35718117650.6
2022年2月31919612361.2
2023年2月31519911663.0
2024年2月29118910265.2
2025年2月2891939666.7
2026年2月2811978470.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
98億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
149億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
84億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中49位あたり、逆に低いのはROE322社中278位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.8%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.1%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.7%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥867で、1年前と比べて+5.0%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥867+0.0%1ヶ月-1.0%1年+5.0%時価総額83億円
過去52週の値幅
安値¥819高値¥958

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.2倍
PER (会社予想)20.6倍
PBR0.32倍
配当利回り2.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で1.4%上昇し、867円で推移しています。25日移動平均線(864.88円)をわずかに上回り、75日線(850.53円)と200日線(849円)の上に位置しており、中期的な上昇トレンドが続いています。52週高値958円からは約9.5%下回る一方、52週安値819円からは約5.9%上回っています。出来高は全体的に低調で、8月6日に11,400株とやや増加した程度です。RSIは56.36とやや強気圏ですが、大きな勢いはありません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは17.21倍と業界平均の41.45倍を大きく下回り、PBRは0.32倍と1倍を大きく割り込む。配当利回りは2.88%と平均水平を下回るが、ROEは1.8%と低水準で収益性は乏しい。業績は赤字から黒字に転換したばかりで、今後の回復が鍵。割安指標は明確だが、収益力の低さから株価の上昇には時間がかかる可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.2倍39.6倍
PER (予想)20.6倍
PBR0.32倍2.44倍
ROE1.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、通販市場の競争激化とデジタル化への適応。強気派は、黒字化の達成、利益率の改善、低PBRでの割安感を強調する。弱気派は、売上高の減少、事業モデルの陳腐化、競合との差別化困難を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 黒字化と改善

    2025/2期より最終黒字化し、2026/2期も増益。

  • 利益率の改善

    営業利益率が0.34%から0.68%と改善。

  • 資産価値の評価

    PBR0.32倍と解散価値が意識される水準。

  • 最終損益-9億円から+4億円へ改善通年影響

    2024年2月期-9億円、2025年2月期+1億円、2026年2月期+4億円

  • 営業利益1→2億円と倍増通年影響

    営業利益率0.34%から0.68%へ改善、売上高292億円で利益拡大

  • PBR0.32倍と純資産比で大幅安継続影響

    PBR0.32倍、純資産の約3分の1の株価水準で割安感

  • 配当利回り2.88%を確保継続影響

    株価867円で利回り2.88%、株主還元姿勢が下支え

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    322億円から292億円へと3期連続減収。

  • 通販市場の競争

    EC大手の台頭で価格・サービス競争が激化。

  • 依存体質

    カタログ通販への依存が高く、デジタル化への転換が遅れている。

  • 売上高296→292億円と3期連続減収通年影響

    2024年2月期296億円、2025年2月期294億円、2026年2月期292億円

  • 営業利益率0.68%と極低収益通年影響

    売上高292億円に対し営業利益2億円、利益率0.68%で値下げ余力なし

  • 予想PER20.6倍と実績比で割高決算発表後影響

    実績PER17.21倍に対し予想は20.6倍、増益が株価に織り込み済み

  • ROE1.8%と資本効率の低さ継続影響

    ROE1.8%は低位で、PBR0.32倍を正当化する収益力が乏しい

次の決算で確かめる点
売上高
事業規模の縮小が続くかの確認。
顧客数・会員数
リピーター維持と新規獲得の状況を測るため。
EC売上比率
デジタル化の進捗度合いを測るため。
営業利益率
コスト管理の効果を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは2.88%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
2.88%
いまの株価に対して
配当性向
39.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年2月53.5
2019年2月50.05.0
2020年2月50.09.3
2021年2月15200.07.8
2022年2月150.06.3
2023年2月150.013.5
2024年2月150.0
2025年2月150.055.1
2026年2月2033.339.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ17,427人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.2%を占め、残る82.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他69.569.171.574.679.780.0
自己株式29.129.129.129.129.125.4
事業法人16.616.515.615.515.816.8
外国法人2.52.82.52.52.51.9
証券会社1.31.62.01.11.00.8
金融機関10.110.08.36.21.00.4
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社目神山事務所8.41
02一般財団法人フェリシモ財団6.29
03フェリシモ共創会4.00
04矢崎 和彦3.16
05子守 康範2.75
06星 美佐2.75
07矢崎 真理1.89
08戸島 依里1.79
09フェリシモ従業員持株会1.32
10高橋 秀子1.24

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+21%、1株純資産は14期で+2%。直近期のROEは1.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月422,6951.625.746.4
2014年2月−42,692−0.1
2015年2月−1952,504−7.5
2016年2月672,5332.614.510.5
2017年2月−9802,144−37.9
2018年2月1432,3056.48.83.5
2019年2月1002,4184.210.75.0
2020年2月532,4702.217.99.3
2021年2月1942,5367.36.87.8
2022年2月2322,7458.85.16.3
2023年2月942,7913.410.613.5
2024年2月−1202,660−4.4
2025年2月192,7060.739.355.1
2026年2月502,7591.817.139.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額172百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
矢崎和彦取締役社長(代表取締役)71302,540
矢崎真理代表取締役専務 クラスター本部長44180,456
松本和子常務取締役 クラスター本部副本部長6418,200
吉岡哲取締役 ビジネスプラット フォーム本部長565,500
宮本孝一取締役 経営企画室長 コーポレートスタイルデザイン本部担当501,000
小池弘之取締役 新事業開発本部長 兼神戸ポートタワー事業本部長572,500
藤田清文取締役 監査等委員(非常勤)54
豊島順子取締役 監査等委員(非常勤)65
平井直人取締役 監査等委員(非常勤)55

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)616316327
社外取締役4992

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容604字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社で構成されておりますが、主たる事業である通信販売事業は当連結会計年度末現在、当社が行っております。 なお、当社グループは、単一セグメントであるため、主たる事業である通信販売事業について記載しております。 国内での通信販売……………当社が日本国内において服飾・服飾雑貨(衣料品、身の回り品)、生活関連品(住宅用品、生活用品、美容健康関連、手芸・余暇関連、食品)等をカタログ、インターネット等を通じて通信販売しております。 当社の通信販売は、定期的継続的な購入スタイルを事業コンセプトとしており、販売は主として商品を毎月1回お届けしていく「フェリシモ定期便」と呼ばれる当社独自の仕組みで行っております。また、フェリシモ定期便によって実現していく暮らしの夢やスタイルを伝える表現と編集に力をいれたカタログを商品と一緒にお届けし、単に販売商品を案内するだけではない情報価値を顧客に毎月提供しております。インターネットでは商品の販売、お届け状況や履歴等の確認、支払い等のサービスを提供しております。 また、当社は注文受付から問い合わせ対応、情報処理、商品管理、注文品発送までの業務を、自社の受注・物流センターで集約して行っております。 カタログ等の出版……………当社が当社のカタログ及び書籍を出版して取次会社に卸し、書店、コンビニエンスストアで販売しております。
経営方針・対処すべき課題1,370字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 物価の高騰や金融・為替市場の変動に加え、米国における関税引き上げ等の通商政策の動向など不安定な国際情勢の影響により依然として先行き不透明な事業環境にあると想定される中、2027年2月期につきましては、前期に確立した収益基盤を土台に、「増収増益の常態化」を実現する極めて重要な実行年と位置づけ、「定期便事業の抜本的強化」と「次世代事業の創造」を両輪として成長軌道を牽引することを目指します。 主力の定期便事業では、合理性や効率性が重視される現代社会に対して、コストパフォーマンスや利便性のみを訴 求する事業とは一線を画した共感主導型マーケティングを徹底することにより、当社独自の持続的な競争優位性を確 立してまいります。そのため顧客数の拡大と維持を重要課題と位置づけ、次の方策に取り組んでまいります。新規顧 客の獲得においては、高い熱量を持つ生活者が集う特定市場への能動的なアプローチを展開し、顧客数の拡大と維持 を加速させてまいります。加えて、月1回のお届けに留まっていた顧客体験を、デジタルメディアとコンテンツを通 じた「お客さまの365日」を彩る経験価値として拡張し、顧客継続率の向上を図ります。 一方、新規事業領域においては、その戦略的位置づけを大きく進化させます。従来の「第2の収益の柱」という補 完的な役割から、当社グループの中長期的な成長を牽引する次世代事業という位置づけのもと、当社所有の資源活用 に加えて、外部パートナーとの共創による資源拡張型のアプローチを積極的に推進します。具体的には、フェリシモ パートナーズ事業では販売代行の枠を超えた物語編集プラットフォームへの拡張を図るほか、ビジネスプロデュース 事業では大阪・関西万博や自治体連携の成功事例を汎用性の高いモデルとして構造化し、異業種等への展開を図りま す。更に、神戸ポートタワー事業等を「エリアメディア」と位置づけた新たな共創事業を創造することで、社会価値 と経済価値を両立させ、企業価値の持続的な向上を図ります。 2027年2月期の当社グループの連結業績見通しにつきましては、売上高30,265百万円(前期比 3.7%増)を計画し ております。営業利益237百万円(前期比 10.4%増)、経常利益327百万円(前期比 30.2%減)、親会社株主に帰属 する当期純利益299百万円(前期比 16.5%減)を見込んでおります。 健康経営方針について 当社は、経営理念に「しあわせ社会学の確立と実践」、中核価値に「ともにしあわせになるしあわせ」を掲げ、創業間もない時期から諸制度を通じて従業員の心身の健康向上を目指してまいりました。さらなる理念の達成(追求)に加え、近年は働き方改革やウェルビーイング(ワークライフバランス)などの健康観点の重要性の高まりを踏まえて、「健康経営」に取り組んでまいりました。今後も引き続き、持続的な従業員の心身の健康の保持および増進の促進を通して、企業の業績基盤の安定化、さらなる成長の基盤づくりを図ります。
事業等のリスク4,775字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)通信販売市場の動向について 当社グループは、一般生活者を顧客とした通信販売事業を行っております。当社グループでは、国内の通信販売の市場規模について、インターネットやスマートフォン等モバイル端末の普及と情報技術の発達を背景としたEC市場の寄与から拡大傾向にあるものと推測しておりますが、一方でカタログを媒体とした通信販売の市場規模は減少傾向にあるものと推測しております。 このような市場動向の中で、当社グループでは、カタログの再編・活性化、ECへの取り組みや新規事業の育成等により収益の拡大を図っておりますが、当社グループの施策が想定する効果をもたらさない場合、既存事業者との競合、新規事業者の参入、新たな販売モデルの出現等により生活者の消費動向が変化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの主な顧客は、30歳代から50歳代の女性となっており、これら顧客層の消費動向また消費低迷による需要の落ち込み、長期的には少子化の状況は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)法的規制について 当社グループは、国内の通信販売事業に売上高の大部分を依存しておりますが、当該事業は「特定商取引に関する法律」、「消費者契約法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「製造物責任法」、「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」等による法的規制を受けております。 当社グループでは、管理体制の構築等によりこれら法令を順守する体制を整備しておりますが、これらの法令に違反する行為が行われた場合、法令の改正または新たな法令の制定が行われた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)新商品の開発及び新事業モデルについて 当社グループは、カタログの発刊に合わせて新商品を発売しております。加えて、市場動向や対象顧客のニーズ分析、流行予測等を参考にしつつ、特徴あるオリジナル商品の企画を行っておりますが、すべての商品で顧客の支持を獲得できるとは限らず、商品企画の成否が業績に影響を及ぼします。 当社グループが顧客ニーズや流行の変化を十分に予想できなかった場合、オリジナル商品のコンセプト・商品の魅力が顧客に受け入れられなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの商品の大部分は、従来からの定期便事業モデルにより販売しておりますが、将来においては商品の特徴に合わせ、また顧客へのサービス向上のため、Webとの連動も含めた新しい事業モデルによる注文が増加することが予想されます。こうした新しい事業モデルの導入により、顧客の購買行動が変化し、当社グループが予期しない受注動向の大きな変動があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)商品の品質管理について 当社グループが販売する商品の大部分はオリジナル商品であり、当社グループの商品開発部門とパートナー企業が共同で商品企画を行い、パートナー企業で生産、品質管理を行っております。 商品の安全性に関する社会の期待、関心は高まっており、当社グループにおいても、仕入に際しての品質基準の見直しや、品質検査、適法検査等を強化し、安全な商品の供給に努めておりますが、当社グループが販売した商品に不具合等が発生した場合には、大規模な返品、製造物責任法に基づく損害賠償や対応費用の発生、信用失墜等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)需要予測に基づく仕入について 当社グループが販売する商品の大部分はオリジナル商品であり需要予測の精度向上に努めておりますが、実際の受注は天候その他様々な要因に左右されるため、受注が需要予測を上回った場合には、追加仕入が受注スピードに応じきれずに入荷が遅れるケースがあります。それにより販売機会を失ったり、他の受注商品と別に配送するための費用等が発生する可能性があります。さらには、顧客の信頼を失うこととなり、次回注文に影響する可能性もあります。また、実際の受注が需要予測を下回った場合には、当社グループに過剰在庫が発生し、キャッシュ・フローへの影響や棚卸資産評価損が発生する可能性があります。 当社グループでは、受注に対し適時適量に商品を供給するため、需要予測精度の向上や、受注の変動にすばやく対応できるサプライチェーンの構築を課題として取り組んでおりますが、当社グループの対応力を超え、大きな商品供給不足が生じた場合、逆に新商品が販売不振で当初の需要予測を下回る場合、あるいは流行の変化や季節変動、または消費の低迷等で生じる大きな需要収縮に対応しきれなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)返品について 当社グループは、通信販売という販売形態をとっていることから、原則として理由の如何を問わず返品を受け入れております。返品の受け入れにあたっては、返送品の処理、代替商品の配送等追加的な費用が発生することから、当社グループの想定以上に返品が増加した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)原材料市況等の影響について 当社グループの事業においては、通信販売という特性上、カタログコストと顧客への配送コストの販売費に占める比率が高くなっております。今後、紙市況の影響によるカタログコストの変動、国内の輸送コスト上昇の影響により顧客への配送コストの変動等が想定以上にあった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後、石油及び天然ガスをはじめとしたエネルギー価格の高騰が想定以上に見込まれることから、原価率の上昇により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)物流拠点への業務機能の集約について 当社グループは、国内唯一の物流拠点として神戸市に「エスパスフェリシモ」を保有しております。当社グループでは、業務効率の向上を目的として、カタログの配送、受注から商品の納入、出荷、入金管理、顧客サービス並びにそれらを管理する情報処理業務にいたるまでの一連の業務機能を当該物流拠点に集約しております。業務機能の集約によるリスクについては十分に検討し、リスク回避の実施及びリスク発生時の対応体制の見直し等を行っておりますが、万一、当社グループの対応能力を超える大災害等が発生した場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)システムトラブルについて 当社グループは、多くの業務をIT化しており、また業務の効率化、顧客へのサービス向上やWeb化への対応のためシステムの新規開発や改修、設備機器の導入や入替え等を継続的に行っております。これらシステムの変更に係る管理、システムの運用保守及び情報のバックアップには万全を期しておりますが、万一、大災害や予期せぬ理由により大規模なシステム障害が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、顧客からの注文についても、インターネットによるものが増加しており、インターネット網に何らかの障害が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)カントリーリスクについて 当社グループの取り扱う商品の多くは、主に中国を中心としたアジア地域において生産されております。また、当社グループは、将来的な事業のグローバル化を視野に入れ、中国を中心としたアジア地域において販売活動を行っております。従って、これら地域に関係する地政学的リスク、信用リスク、市場リスクが、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)為替変動及び商品市況について 当社グループの取り扱う商品の多くは、主に中国を中心としたアジア地域において生産されており、仕入原価は直接・間接的にそれらの国の為替変動による影響を受けております。為替変動リスクを軽減するために為替予約等によるヘッジを行っておりますが、当社グループの想定を超えた為替変動があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後のアジア地域の経済情勢の変化により、これらの地域において現地で調達される原材料費や人件費等が当社グループの想定を超えて変動した場合、当社グループが直接・間接的にこれらの地域から輸入している商品の仕入原価に反映し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 通信販売の場合は、為替や市況の急激な変動により仕入原価が高騰した場合も、カタログの有効期間中は販売価格への転嫁が難しく、そのような場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)個人情報保護について 当社グループは、商品の販売に際して会員登録制をとっており、氏名、住所等の基本情報及び取引情報、決済情報等、多くの個人情報を保有しております。当社グループは、個人情報保護を重要な経営課題と認識しており、個人情報を厳正かつ厳重に管理しておりますが、個人情報の漏洩や個人情報保護法に抵触する事象が発生した場合には、損害賠償や対応費用の発生のみならず、当社グループに対する信用の低下等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)月次業績の特徴について 当社グループは、一般生活者を顧客としており、その販売実績は季節や歳時等一般的な消費支出性向の影響を受けます。また、傾向として、カタログを新しく発刊した場合、配布後1~2ヵ月で受注のピークを迎えるため、当社グループの基幹カタログの発刊基本ローテーションに従い、売上高はカタログ発刊前に低くなる傾向があります。一方、無料で配布するカタログにかかるコストは、当社は広告費として会計処理しており、撮影等の制作費はカタログの配布開始月に一括して計上し、本体コストは配布時に計上するため、基幹カタログの発刊時には広告費が高くなる傾向があります。このため当社グループの月次の営業損益は、カタログ発刊時期の影響を受ける可能性があります。 (14)自然災害、事故等について 当社グループは、主に国内外の一般消費者を顧客とした通信販売事業を行っておりますが、国内外の一部地域または広域で地震や水害その他の自然災害が発生した場合、新型コロナウイルスや新型インフルエンザ等の感染症によるパンデミック(世界的な大流行)が発生した場合、または大規模な事故等により物流や通信等の社会インフラに長期的に大きな影響を与えるような事態が生じた場合、もしくは資材の調達や商品の生産が困難になった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,983字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価の高騰や金融・為替市場の変動に加え、米国における関税引き上げ等の通商政策の動向など不安定な国際情勢の影響により依然として先行きは不透明な状況が続きました。 このような環境下において、経営理念である「しあわせ社会学の確立と実践」のもと、持続的な成長基盤の確立に向けて長期視点から「顧客基盤の拡大」、「顧客との継続的な関係育成」、「第2の収益の柱の育成」の3点に注力するとともに2026年2月期を「成長軌道確立期」と位置づけ、収益力の向上に取り組んだ結果、売上高は29,179百万円(前期比 0.9%減)、営業利益は215百万円(前期比 204.9%増)と増益を達成しました。 当連結会計年度の業績概況につきましては、売上面におきまして、定期便事業で、顧客体験の在り方の再構築を進めるとともに、WEB上での顧客とのエンゲージメントの強化、大阪・関西万博出店などのリアル店舗業態開発を積極的に進めましたが、のべ顧客数が当初の想定を下回ったことにより売上高は26,034百万円(前期比 2.9%減)となりました。新規事業領域におきましては、B2B事業分野では取引先事業者が出品・出稿できる「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモ パートナーズ)」の取扱商品数の増加と販売強化を図るとともに、B2G事業分野では、自治体が取り組む子育て支援事業の受託や神戸ポートタワー事業での話題性が高いコンテンツとのコラボレーションによる集客強化策の効果により売上高は3,145百万円(前期比 19.6%増)となりました。 売上原価におきましては、定期便事業において、ファッション商品を中心にバリューチェーンを再編し、企画から販売までを一体化することにより付加価値を生み出す能力が向上し、売上総利益率が54.7%(前期比 0.8ポイント増)に改善したことで売上総利益は15,947百万円(前期比 0.5%増)となりました。 販売費及び一般管理費におきましては、広告並びにダイレクトメールで発生するコストの効率化や既存顧客への属性別カタログ配布の強化等により売上高広告費率(前期比 0.1ポイント減)が改善しました。更に、全ての領域においてコストコントロールを徹底したことにより全社における営業利益率が0.7%(前期比 0.5ポイント増)に向上し、営業利益は215百万円(前期比 204.9%増)となりました。営業外損益では、受取利息及び為替差益等による営業外収益を253百万円計上したことにより、経常利益は468百万円(前期比 106.2%増)となりました。固定資産除却損等の特別損失を56百万円計上したことにより、税金等調整前当期純利益は411百万円(前期比 167.2%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は358百万円(前期比 163.3%増)となりました。 ② 財政状態の状況 流動資産は17,347百万円となり、前連結会計年度末に比べ147百万円減少(0.8%減)いたしました。この主な要因は、現金及び預金が250百万円及び有価証券が299百万円それぞれ増加したのに対し、売掛金が499百万円減少したことによるものであります。 固定資産は10,706百万円となり、前連結会計年度末に比べ688百万円減少(6.0%減)いたしました。この主な要因は、投資有価証券が226百万円増加したのに対し、有形固定資産が203百万円、無形固定資産が210百万円及び長期預金が500百万円それぞれ減少したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度末における資産合計は28,053百万円となり、前連結会計年度末に比べ836百万円減少(2.9%減)いたしました。 流動負債は5,915百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,016百万円減少(14.7%減)いたしました。この主な要因は、電子記録債務が710百万円及び支払信託が385百万円それぞれ減少したことによるものであります。 固定負債は2,486百万円となり、前連結会計年度末に比べ200百万円減少(7.4%減)いたしました。この主な要因は、退職給付に係る負債が195百万円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は8,401百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,216百万円減少(12.7%減)いたしました。 純資産合計は19,651百万円となり、前連結会計年度末に比べ380百万円増加(2.0%増)いたしました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益358百万円計上したことに対し、利益剰余金の配当106百万円を行ったことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、9,211百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,804百万円増加いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は830百万円(前期比 20.1%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上411百万円、減価償却費の計上872百万円及び売上債権の減少額499百万円に対し、仕入債務の減少額1,164百万円となったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果増加した資金は2,110百万円(前年同期は1,903百万円の減少)となりました。これは主に、定期預金の払戻が預入を上回ったことによる収入3,144百万円に対し、有形固定資産の取得による支出126百万円、無形固定資産の取得による支出407百万円及び投資有価証券の取得による支出500百万円となったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は112百万円(前期比 0.1%増)となりました。これは主に、配当金の支払が106百万円となったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、カタログ等による一般消費者向けの通信販売を主な事業としておりますので、生産及び受注の状況に替えて商品仕入実績を記載しております。 なお、当社グループは、単一セグメント・単一事業部門であるため品目ごとに商品仕入実績及び販売実績を記載しております。 イ.商品仕入実績 事業区分   品目   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 通信販売事業   服飾・服飾雑貨(百万円)   9,706   9,212   94.9 生活関連品(百万円)   3,042   2,883   94.8 その他(百万円)   1,032   987   95.6 合計(百万円)   13,781   13,083   94.9 ロ.販売実績 事業区分   品目   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 通信販売事業   服飾・服飾雑貨(百万円)   20,551   19,724   96.0 生活関連品(百万円)   6,545   6,514   99.5 その他(百万円)   2,352   2,941   125.0 合計(百万円)   29,449   29,179   99.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告数値及び収益、費用の報告数値に影響を与える見積り、判断及び仮定を必要としております。当社グループは連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じて、合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。この差異は、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループが連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの業績に重要な影響を与える要素として、中核事業の定期便事業につきましては、新規顧客の獲得や顧客の継続化が重要な要素となります。また新規事業につきましては、現在計画中の新規事業案件の育成が重要となります。 当連結会計年度において、定期便事業では「顧客基盤の拡大」と「顧客との継続的な関係育成」に取り組みました。顧客体験の再構築や顧客とのエンゲージメントの強化に注力し、新たな顧客接点として大阪・関西万博出店をはじめとしたリアル店舗業態開発を積極的に進めましたが、既存顧客の定期便継続や新規顧客の定期便顧客としての定着が捗らず、のべ顧客数及び売上高は前連結会計年度を下回る結果となりました。一方、バリューチェーン再編等による収益性の向上は2期連続の増益に大きく寄与いたしました。 新規事業領域においては「第2の収益の柱の育成」に取り組みました。B2B事業分野の「FELISSIMO PARTNERS(フェリシモパートナーズ)」事業では取扱商品数を増やして販売強化を図りました。また、B2G事業分野の「ビジネス プロデュース」事業では自治体が取り組む子育て支援事業が本番稼働したこと等から、ともに売上高を伸ばすことができました。開始から2年目を迎えた神戸ポートタワー事業もコラボ企画を中心とした集客強化策が奏功した結果、初年度を超える成果を得ることができ、第2の収益の柱のひとつとして順調に成長いたしました。 当連結会計年度につきましては「減収増益」となり、収益体質の強化という成果を得た一方で、定期便事業ののべ顧客数の回復による売上高の成長が次期への明確な課題として残されました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金は自己資金をもって充当することを基本方針としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は4百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,211百万円となっております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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