本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.8-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

テクノロジーズ

TECHNOLOGIES, Inc.5248 · Growth · 情報・通信業

映像ソフトウェア開発とAIで遊技機向けに強みを持ち、SaaSや太陽光、スポーツDXまで多角化するテクノロジー企業グループ。

概要

テクノロジーズは、2014年に東京都世田谷区で設立されたIT企業である。転職マッチングサービスからスタートし、現在は事業持株会社としてITソリューション、SaaS、再エネソリューション、スポーツDXの4セグメントを展開する。2023年に東京証券取引所グロース市場に上場。連結売上高は2026年1月期に約101億円、営業利益約19億円。従業員143名。本社は東京都港区。

4つの事業セグメントで構成する持株会社グループ

当社は事業持株会社であり、連結子会社9社(うち非連結4社)および持分法非適用関連会社1社からなる企業集団を形成する。セグメントはITソリューション事業(子会社:株式会社Cotori)、SaaS事業(当社直営)、再エネソリューション事業(株式会社エコ革、合同会社小美玉パワー1号)、スポーツDX事業(株式会社マーシャルアーツテクノロジーズ、株式会社ファンクラブテクノロジーズ)の4つ。グループ全体で「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」というビジョンを掲げ、映像ソフトウェア開発・AI、企業向けSaaS、太陽光発電設備の施工販売、格闘技ビジネスのDX化に取り組む。

再エネソリューション事業が連結売上の86%を占める

2026年1月期の連結売上高101億4,908万円のうち、再エネソリューション事業が87億870万円(構成比85.8%)を占め、最大セグメントである。同事業は太陽光発電設備の施工・販売・保守を手がけ、長年の実績に基づくワンストップ体制で成長市場に対応する。セグメント利益も18億5,751万円と全社利益の大半を稼ぐ。一方、ITソリューション事業の売上は11億2,699万円(同11.1%)、SaaS事業は2億1,440万円(同2.1%)、スポーツDX事業は9,897万円(同1.0%)と、再エネ事業への依存度が高い構成となっている。

SaaS事業はストック型で月額3万円の定額モデル

SaaS事業は自社プロダクトである人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」とSales Enablementツール「Circle」を提供する。いずれも月額利用料のストック型ビジネスモデルで、新規契約の積み上げにより収益が拡大する特性を持つ。「jobs」は初期費用無料・月額3万円の定額制で、中小の人材派遣会社の業務効率化を狙う。2026年1月期のSaaS事業売上は前年比32.2%増の2億1,440万円。セグメント損失は6,940万円と赤字だが、直接損益は黒字成長を継続しており、全社固定費配賦後の計算上の赤字である。

M&Aと事業ポートフォリオの組み換えを繰り返す戦略

当社は創業以来、M&Aを積極的に活用して事業領域を拡大してきた。2018年にAI受託開発の株式会社Tamagoを子会社化、2019年には映像ソフトウェア開発の株式会社Cotoriを完全子会社化。一方で、ゲーム事業の株式会社SR factoryは2020年に全株式を譲渡するなど、採算や戦略に応じて事業の入れ替えも行っている。2023年には再エネソリューションの株式会社エコ革と、ゲーム・メタバース開発の株式会社OGIXを子会社化したが、OGIXは2024年に全株式を譲渡。2025年にはスポーツDX事業の株式会社マーシャルアーツテクノロジーズを合弁設立し、さらに子会社のファンクラブテクノロジーズを設立するなど、ポートフォリオの組み換えを活発に続けている。

業界の中での役割は映像ソフトウェア受託開発・SaaSプロバイダー・太陽光発電設備販売施工にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
101億円
営業利益
19億円
営業利益率
18.8%
純利益
3億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
再エネソリューション事業87億円86.1%19億円21.8%
ITソリューション事業11億円10.9%1億円9.1%
SaaS事業2億円2.0%-1億円-50.0%
スポーツDX 事業1億円1.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01遊技機メーカー主力

パチンコ・スロット等の遊技機向け映像ソフトウェアを開発。上流企画から下流組込までワンストップ体制で受託し、1次請け中心。リピート率95.7%と高い顧客満足度を誇る。

遊技機向け映像ソフトウェア開発で高いリピート率

主要顧客遊技機メーカー

主な製品・サービス1
遊技機向け映像ソフトウェア
パチンコ・スロット機向けの映像開発。高品質で繰り返し見せることを意識し、遊技機メーカーからの受託開発を行う。

02人材派遣会社主力

中小の人材派遣会社向けに、業務管理システム「jobs」をクラウドSaaSとして提供。初期費用なし・月額3万円で、スタッフ情報管理から給与計算まで一元管理できる。

主な製品・サービス1
jobs
人材派遣会社向けクラウド業務管理システム。スタッフ情報管理、マッチング、勤怠報告、給与計算などを一元管理。

03エンターテイメント・一般企業準主力

AI等のデジタル技術を活用したシステム・アプリケーション開発を提供。音声・画像認識、骨格検知などのAI技術を強みとし、自動車や教育など様々な分野の受託開発を行う。

主要顧客大手自動車メーカー

主な製品・サービス1
AIシステム・アプリケーション開発
AI技術を活用したシステムやアプリケーションの受託開発。音声・画像認識、解析、提案技術に強み。

04営業活動を行う企業準主力

Sales Enablementツール「Circle」を提供。「LINE WORKS」と連携し、顧客情報の自動取得や配信機能を提供。Salesforce等と連携した営業活動の効率化を支援。

主な製品・サービス1
Circle
LINE WORKSと連携したSales Enablementツール。顧客管理機能や1:n配信機能を提供し、営業活動を効率化。

05太陽光発電設備利用者副次

産業用・家庭用太陽光発電設備の施工・販売・保守をワンストップで提供。カーボンニュートラル実現に向けた成長市場に対応する。

主な製品・サービス1
太陽光発電設備
産業用・家庭用の太陽光発電設備の施工・販売・保守。

06格闘技エンターテインメント副次

格闘技イベントの企画・興行・DX化を行う。映像技術を活かした演出や、将来的にはチケット管理などDX化を推進。初の主催イベント「GOAT」を開催。

主な製品・サービス1
格闘技イベント興行
格闘技イベントの企画・興行。映像演出やDX化技術を活用する。

07富裕層(資産運用)その他

為替取引を自動で行う資産運用システム「SAZANAMI SYSTEM」を販売。売切り型で、富裕層を中心とした顧客向け。

主な製品・サービス1
SAZANAMI SYSTEM
為替取引を自動で行うシステム。過去データのバックテストに基づきアルゴリズムで自動取引する。

製品と技術

人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」

SaaS事業の主力プロダクトである「jobs」は、中小の人材派遣会社向けに開発されたクラウド型業務管理システムである。スタッフ情報管理、仕事情報管理、顧客情報管理、マッチング、勤怠報告、経費精算、給与計算、請求書作成など、派遣業務に必要な機能を一元化している。価格は初期費用無料・月額3万円(LINE連携機能を除き定額)で、直感的なUI/UXを採用。ディップ株式会社との代理店契約により販路を拡大しており、2026年1月末時点でカスタマーサポート体制の強化により解約率の改善を達成している。

Sales Enablementツール「Circle」

「Circle」はLINE WORKS株式会社が提供するビジネスチャットツール「LINE WORKS」と連携するSales Enablementツールである。LINE WORKS上でつながるLINE友だち(顧客)の情報を自動取得し、管理画面から顧客データの出力や1対nの配信が可能。また、LINE WORKSを「Salesデータハブ」として、SalesforceやCRMを跨いだ営業活動を実現する。料金は月額基本料金とチャット配信数等の従量課金制。営業組織の継続的な成果創出を支援する仕組みとして、SaaS事業の第2の柱として開発・提供されている。

資産運用システム「SAZANAMI SYSTEM」

「SAZANAMI SYSTEM」は当社が開発した為替自動取引システムである。過去のデータに基づくバックテストを実施し、あらかじめ設定したアルゴリズムに従って自動で為替取引を実行する。売り切り型の製品であり、販売後のシステム更新は行わない。主な顧客は企業経営オーナー等の富裕層で、ITソリューション事業の一部として販売されている。同システムは2020年7月に提供を開始し、現在も継続的に販売されているが、連結売上高に占める比率は大きくない。

遊技機向け映像ソフトウェア開発とAI受託開発

ITソリューション事業の中核は、子会社の株式会社Cotoriが手がけるエンターテイメント関連の映像ソフトウェア開発である。主にパチンコ・パチスロ遊技機向けの映像開発を、企画から組込みまでワンストップで行う。リピート率は2026年1月末時点で95.7%と高く、安定的な収益源となっている。また、AI等のデジタル技術を活用したシステム・アプリケーションの受託開発も行い、自動車自動運転アプリ、子供向けAI音声認識教材ロボ、ライブ配信アプリ「Funkeon」などの実績がある。画像認識・音声認識・骨格検知などに強みを持ち、PoC案件にも積極的に対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 遊技機メーカー遊技機向け映像ソフトウェア開発で高いリピート率

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

IoT分野で成長続くが競合ひしめく中位企業

情報・通信業に属し、直近の売上高は2025年1月期に139億円と前期比約2倍に拡大し、営業利益率も12.23%と黒字化に成功した。2026年1月期には売上高は101億円に減収見込みながら、営業利益率は18.81%とさらに改善する計画で、収益性向上が顕著である。同業他社にはVRAIN Solutionやソラコムがあり、いずれも成長市場で競合する。当社は売上高の変動が大きく、事業の安定性に課題がある一方で、高い利益率は強みといえる。業界内でのポジションは中位ながら、収益性では上位に位置する可能性がある。

強み

  • 2026年1月期計画で営業利益率18.81%と高水準。効率的な事業運営が強み。
  • 2025年1月期に売上高が約2倍に増加。市場の需要を取り込む成長力を示す。
  • 減収下でも利益率を向上させる計画で、収益構造の改善が期待できる。
  • 情報・通信業、特にIoT分野で成長が続く市場に位置している。

課題

  • 2026年1月期に売上高が約27%減の見込み。事業の安定性に課題。
  • 同業他社と比較して、市場シェアが明確でなく競争が激しい。
  • 売上高100億円規模で、業界内での規模は中位以下と推測される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がテクノロジーズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

転職マッチングサイト「jobs」で創業した2014年

2014年8月、東京都世田谷区において資本金400万円で株式会社BELAIR(現テクノロジーズ)を設立。目的は「就職、転職に関するマッチングサイトの提供」であり、同年9月には転職マッチングサービス「jobs」の提供を開始した。2015年1月には本社を世田谷区内で移転。この時期は人材紹介領域のWebサービスを主軸としていたが、後にこの「jobs」ブランドは人材派遣会社向け業務管理システムへと転換されることになる。創業時の事業モデルは現在のSaaS事業の原点である。

M&Aで受託開発事業に参入した2018~2019年

2018年11月、AI関連システム受託開発を行う株式会社Tamagoの株式を取得し子会社化。これによりITソリューション事業(受託開発事業)を開始した。続く2019年6月には、エンターテイメント向け映像ソフトウェア開発の株式会社Cotoriを子会社化。同年8月にはゲーム事業の株式会社SR factoryも子会社化するなど、M&Aによる事業多角化を加速させた。この時期に取得したCotoriは、後に遊技機向け映像開発の主要な収益源となり、現在も連結子会社として当グループの中核を担っている。

事業持株会社制へ移行した2020年

2020年2月、株式会社Cotoriの全株式を取得(100%連結子会社化)するとともに、株式会社BELAIR(現テクノロジーズ)は事業持株会社制へ移行。グループ経営と子会社の事業運営を分離する体制を整えた。同年3月には、前年に子会社化した株式会社SR factoryの全株式を第三者に譲渡し、ゲーム事業から撤退。4月には本社を東京都中央区に移転。7月には自社開発の資産運用システム「SAZANAMI SYSTEM」の提供を開始し、ITソリューション事業のラインアップを拡充した。

SaaS事業の拡大とディップとの提携(2021年)

2021年5月、人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」の販路拡大を目的に、ディップ株式会社と販売業務提携を締結。同年9月には代理店契約も結び、間接販売チャネルを獲得した。7月にはSales Enablementツール「Circle」の提供を開始し、SaaSプロダクトを複数展開する体制へ。11月には連結子会社の株式会社Tamagoを吸収合併し、グループ内の事業再編を進めた。12月にはデロイトトーマツグループの「日本テクノロジーFast50」に選出されるなど、成長性が外部からも評価される年となった。

商号変更とグロース市場上場(2022~2023年)

2022年5月、商号を株式会社テクノロジーズに変更。それまでの「BELAIR」から、テクノロジー企業であることを明確にする社名へと刷新した。2023年1月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。上場時の時価総額は非公表だが、資本市場からの資金調達力を得てさらなる成長を目指す基盤が整った。同年7月には再エネソリューション事業の株式会社エコ革と、ゲーム・メタバース事業の株式会社OGIXの株式を取得し子会社化。8月には本社を東京都港区に移転し、現在の所在地となった。

再エネとスポーツDXへ事業領域を拡大した2023年以降

2023年7月の株式会社エコ革子会社化により、太陽光発電設備の施工販売を手がける再エネソリューション事業がグループに加わった。2024年1月には前年に子会社化した株式会社OGIXの全株式を譲渡し、ゲーム・メタバース事業から撤退。同年11月には合同会社小美玉パワー1号を連結子会社化し、再エネ事業を拡充した。2025年5月には格闘エンタメDX事業(現スポーツDX事業)を営む株式会社マーシャルアーツテクノロジーズを合弁設立。同年12月には同社の子会社として株式会社ファンクラブテクノロジーズを設立し、スポーツ分野でのDX事業を本格化させている。

年表26件を開く

2010年代

  • 2014年8月創業東京都世田谷区において株式会社BELAIR(現株式会社テクノロジーズ)(資本金4,000千円)を、「就職、転職に関するマッチングサイトの提供」を目的として設立
  • 2014年9月転職マッチングサービス「jobs」の提供を開始
  • 2015年1月東京都世田谷区内において本社移転
  • 2018年11月M&AAI(人工知能)関連のシステム(ソフトウェア)受託開発事業を行う株式会社Tamagoの株式を取得し子会社化 ITソリューション事業(受託開発事業)を開始
  • 2019年2月転職マッチングサービス「jobs」をリニューアルし、人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」の提供を開始
  • 2019年6月M&Aエンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発関連の受託開発事業を行う株式会社Cotori(現連結子会社)の株式を取得し子会社化
  • 2019年8月M&Aゲーム事業を行う株式会社SR factoryの株式を取得し子会社化

2020年代

  • 2020年2月株式会社Cotori(現連結子会社)の全株式を取得(100%連結子会社)株式会社BELAIR(現株式会社テクノロジーズ)は事業持株会社制へ移行
  • 2020年3月株式会社SR factoryの全株式を第三者に譲渡
  • 2020年4月東京都中央区に本社移転
  • 2020年7月資産運用システム「SAZANAMI SYSTEM」の提供を開始
  • 2021年5月人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」の販路の拡大を図る目的から、ディップ株式会社と販売業務提携
  • 2021年6月株式会社Tamagoの全株式を取得(100%連結子会社)
  • 2021年7月Sales Enablementツール「Circle」の提供を開始
  • 2021年9月人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」について、ディップ株式会社と代理店契約を締結
  • 2021年11月M&A連結子会社の株式会社Tamagoを吸収合併
  • 2021年12月デロイトトーマツグループ テクノロジー企業成長率ランキング「2021年 日本テクノロジー Fast 50」受賞
  • 2022年5月商号変更株式会社テクノロジーズに商号変更
  • 2023年1月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2023年7月M&A再エネソリューション事業を行う株式会社エコ革の株式を取得し子会社化
  • 2023年7月M&Aゲーム開発・運用、アプリ開発・運用、メタバース開発・運用事業を行う株式会社OGIXの株式を取得し子会社化
  • 2023年8月東京都港区に本社移転
  • 2024年1月株式会社OGIXの全株式を第三者に譲渡
  • 2024年11月M&A合同会社小美玉パワー1号を連結子会社化
  • 2025年5月格闘エンタメDX事業(現スポーツDX事業)を営む子会社、株式会社マーシャルアーツテクノロジーズを連結子会社として設立
  • 2025年12月株式会社ファンクラブテクノロジーズを株式会社マーシャルアーツテクノロジーズの子会社(当社孫会社)として設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    AI受託開発と高単価案件の獲得

    ITソリューション事業において、AI関連の受託開発を強化するとともに、より高単価の案件獲得を図る。固定費・外注費を削減し営業利益率を改善する。

  2. 02

    M&Aによる事業拡大

    既存事業に関連する事業に限らず、シナジー効果や企業価値向上が見込まれる案件には異業種でも積極的にM&Aを実施する。

  3. 03

    SaaS事業の拡大と収益安定化

    ストック型ビジネスであるSaaS事業(jobs、Circle)を拡大し、新規ユーザー獲得と新サービス提供に注力。グループ全体の利益率向上と収益安定化を目指す。

  4. 04

    再エネ事業でのNonFIT収益向上

    子会社エコ革の実績とグループのIT技術を活用し、NonFIT領域での利益率向上と受注規模拡大を目指す。営業販路を活かした売上拡大、提案力強化を図る。

  5. 05

    スポーツDXによるブランド認知向上

    キックボクシングフェス「GOAT」の開催を通じて競技普及とブランド認知を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で143人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は476万円で、3期前と比べて+51.3%平均年齢は37.9歳、平均勤続年数は3.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年1月31532.31.545
2024年1月33033.21.4111
2025年1月46935.41.81361,250
2026年1月47637.93.11431,329

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 栃木県佐野市7,876百万円
再エネソリューション事業
本社 — 東京都世田谷区139百万円
再エネソリューション事業
本社 — 東京都港区131百万円
全社(共通)
本社 — 東京都港区36百万円
スポーツDX事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社Cotori
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エコ革(注)3、5、6、9
    栃木県佐野市 · 連結子会社
    議決権34.0%
  • 国内
    合同会社小美玉パワー1号(注)8
    東京都世田谷区 · 連結子会社
  • 国内
    株式会社マーシャルアーツテクノロジーズ(注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権57.5%
  • 国内
    株式会社ファンクラブテクノロジーズ(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権70.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は101億円営業利益19億円前期と比べると減収増益で、売上が-27.3%、利益が+11.8%。

売上高
-27.3%
101億円
営業利益
+11.8%
19億円
純利益
+0.0%
3億円
営業利益率
18.8%
前期比 +6.6%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は−1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−5.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q200.00
2024年2Q11−1−9.10
2024年3Q15533.30
2024年4Q431
2025年1Q1700.00
2025年2Q2827.10
2025年4Q941516.03
2026年2Q41922.01
2026年4Q601016.72
2027年1Q16−1−6.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

直近期の営業利益率は18.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
AI(人工知能)関連のシステム(ソフトウェア)受託開発事業を行う株式会社Tamagoの株式を取得し子会社化 ITソリューション事業(受託開発事業)を開始
2018年5月0−1−1
エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発関連の受託開発事業を行う株式会社Cotori(現連結子会社)の株式を取得し子会社化
2019年5月0−1−1
2020年1月000
連結子会社の株式会社Tamagoを吸収合併
2021年1月800
株式会社テクノロジーズに商号変更
2022年1月811
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2023年1月1121
合同会社小美玉パワー1号を連結子会社化
2024年1月7171
格闘エンタメDX事業(現スポーツDX事業)を営む子会社、株式会社マーシャルアーツテクノロジーズを連結子会社として設立
2025年1月139171612.23
2026年1月101191718.83

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高101億円のうち、営業利益として残るのは19億円18.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.3%66億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.8%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.8%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.4pt
18.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.7pt
3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.1pt
19.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2026年1月期は営業CFが−7億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−16億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は22億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年1月−202−21
2022年1月10013
2023年1月10316
2024年1月101512531
2025年1月4−3−14118
2026年1月−7−919−1622

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年1月期の総資産は233億円。このうち返さなくてよい自己資本が53億円で、自己資本比率は6.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年5月2024.8
2019年5月1−12
2020年1月22079.4
2021年1月53252.7
2022年1月64260.6
2023年1月107369.5
2024年1月167391285.9
2025年1月189441466.6
2026年1月233531806.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
180億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率4 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中117位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中600位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
19.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
6.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-27.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.6%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥503で、1年前と比べて-28.9%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥503-0.4%1ヶ月+9.3%1年-28.9%時価総額85億円
過去52週の値幅
安値¥420高値¥740

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)31.9倍
PBR6.00倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は491円で、25日線507.68円を3.3%下回る。1ヶ月で11.53%下落。7/29に534円から急落し、8/4に451円まで下落。その後は反発し、直近491円。52週高値843円からは約42%下落。出来高は7/29に32.8万株と急増後、直近は1.1万株と低調。25日線を回復できるかが焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは31.15倍で業界平均31.09倍とほぼ同水準であり、妥当な評価と判断。PBRは5.86倍で業界平均3.64倍を大きく上回り、株価は高めだが、ROEが19.2%と高く、資本効率の良さがPBRの高さを正当化する。配当利回りは0%で、成長投資に資金を振り向ける戦略と見られる。業績は売上・利益とも増加しており、成長性は評価できるが、高PBRゆえにリスクも伴う。

指標この会社業種平均
PER (実績)31.9倍47.6倍
PBR6.00倍2.98倍
ROE19.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上は2023/1月期の11億円から2025/1月期には139億円と急拡大したが、2026/1月期には101億円と反落。強気派は成長軌道への回帰とSaaS市場の拡大を期待するが、弱気派は収益の不安定さや競合ひしめく市場での持続可能性を疑問視する。営業利益率は改善傾向だが、純利益は3億円と薄利であり、将来の投資回収が焦点。

プラスに働く材料7
  • 急成長の実績

    売上は過去2年で約10倍に成長し、事業の拡大スピードを示す。

  • 利益率の改善

    営業利益率は12%から18%へ上昇し、収益構造が強化されている。

  • 市場の追い風

    企業のDX投資は継続しており、クラウド需要は拡大基調にある。

  • 営業利益率18.81%への改善が続く2026年下期影響

    営業利益率12.23%→18.81%に上昇、売上高101億円で営業利益19億円

  • 売上高の増減を吸収する高収益体質2026年Q2影響

    売上高139→101億円の減収でも営業利益17→19億円と増加、収益構造が強靭

  • ROE19.2%の高資本効率でPBR再評価通年影響

    ROE19.2%、PBR5.86倍、高資本効率で株価491円の評価が正当化

  • 無配からの初配当開始への期待次回株主総会影響

    営業利益19億円に対し配当0円、株主総会で初配当の期待

マイナスに働く材料7
  • 売上の乱高下

    最新期の売上は前期比27%減と急減し、成長の持続性に疑念がある。

  • 利益の薄さ

    純利益は3億円程度と売上規模に比べて小さく、株主還元もない。

  • 競合の多さ

    SaaS市場は競争が激しく、差別化が難しく価格競争のリスクがある。

  • 売上高139→101億円の大型反動減の再発2027年〜2028年影響

    2026年1月期は売上高が前年139億円から101億円へ27%減、再発なら減収影響が大

  • 純利益3億円の低さによるEPS希薄化通年影響

    売上高101億円で純利益3億円、営業利益19億円との乖離が利益の質に疑問

  • PBR5.86倍の高バリュエーション修正決算発表後影響

    PER31.15倍、PBR5.86倍と割高で、決算が弱いと修正余地

  • 外国人保有率0.583%の需給脆弱性不定影響

    外国人保有率0.583%と極めて薄く、大型売却で流動性リスク

次の決算で確かめる点
ARR
継続的な収益の成長を測る基本的な指標
解約率
顧客の定着度を確認し、サービスの競争力を評価する
新規顧客獲得数
市場でのシェア拡大や販売力の強さを測る

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ4,356人。区分でいちばん多いのは個人・その他83.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.9%を占め、残る98.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他90.877.080.283.9
証券会社0.312.117.313.7
事業法人6.65.12.21.8
外国法人2.22.20.20.4
外国人個人0.00.10.10.2
金融機関0.03.60.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01良原広樹40.03
02伊藤繁三8.21
03伊藤高雄6.50
04畠山学6.11
05松井証券株式会社4.00
06岡三証券株式会社3.04
07株式会社SBI証券2.57
08株式会社DMM.com証券1.77
09セントラル短資株式会社1.44
10大和コネクト証券株式会社1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+100%、1株純資産は8期で−89%。直近期のROEは19.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年5月−5,560805
2019年5月−10,168
2020年1月−3,54317,342
2021年1月21915.7
2022年1月62525.6
2023年1月54314.094.0
2024年1月95817.7123.4
2025年1月167423.744.5
2026年1月169019.234.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/1期の役員報酬は総額71百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
良原広樹代表取締役社長446,774,000
畠山学取締役 営業部長441,033,200
宮内駿取締役 経営管理部長43
賀島義成取締役46
川合史郎常勤監査役45
磯巧監査役60
太田祐司監査役43
菊池遼常勤監査役41

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3595920
社外取締役412123

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,209字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は事業持株会社であり、当連結会計年度末における当社の企業集団は、当社、当社子会社9社(うち、非連結子会社4社)、並びに関連会社1社(持分法非適用関連会社)によって構成されております。 当社グループは、「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」というビジョンのもと、映像ソフトウェア開発・AIといった技術領域や企業向けSaaS、太陽光発電設備の施工販売といったビジネス領域において、お客様にとって最大限の価値を創造できるようなサービスの提供に取り組んでおります。 具体的には、(1)ITソリューション事業と(2)SaaS事業、(3)再エネソリューション事業、(4)スポーツDX事業を展開しております。当該区分は、セグメントと同一の区分であります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 当社及び連結子会社の位置付け並びにセグメントとの関連は、以下のとおりであります。 セグメントの名称   主なサービス   会社名 ITソリューション事業   受託開発・エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発・AI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発   株式会社Cotori 自社ソフトウェアサービスの提供・資産運用システム「SAZANAMI SYSTEM」   当社株式会社Cotori SaaS事業   人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」の提供   当社 Sales Enablement(※1)ツール「Circle」の提供 再エネソリューション事業   産業用太陽光発電設備、家庭用太陽光発電設備の施工・販売・保守   株式会社エコ革合同会社小美玉パワー1号 スポーツDX事業   格闘技ビジネスにおける企画・興行・DX化   株式会社マーシャルアーツテクノロジーズ株式会社ファンクラブテクノロジーズ (注) 1.当社は事業持株会社として、グループ全体の事業戦略策定・実行の他、子会社に対して経理、与信管理等の業務受託を含む経営管理業務を行っております。 2.当社はSaaS事業及びITソリューション事業の資産運用システム「SAZANAMI SYSTEM」の提供を行っており、株式会社CotoriではITソリューション事業の受託開発サービス、株式会社エコ革及び合同会社小美玉パワー1号では再エネソリューション事業の太陽光発電設備の施工・販売・保守、株式会社マーシャルアーツテクノロジーズ及び株式会社ファンクラブテクノロジーズではスポーツDX事業の格闘技ビジネスにおける企画・興行・DX化を行っております。 各事業の内容の詳細は、次のとおりであります。 (1) ITソリューション事業 主に、①エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発、②AI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発の領域における受託開発、及び③資産運用システムの販売を行っております。 当社グループは、当社グループの技術者が持つ経験やナレッジを活かし、総合的な視点に立った上でお客様の価値を創出するITサービス企業グループです。 なお、本事業では、主として顧客企業又は一次請け企業との請負契約に基づき、成果物の対価として収益を得ております。 各領域の具体的な内容は、次のとおりであります。 ① エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発 上流(企画)~中流(映像ソフトウェア開発)~下流(組込)まで、一貫したワンストップ体制で、エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)を中心に、3Dデジタルサイネージ(※2)、プロジェクションマッピング(※3)、アパレルAR(仮想)試着アプリ、3Dアニメ映像制作といったソフトウェアの開発を行っております。 エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)に関しましては、遊技機メーカー様等からの1次請けを中心に受託開発をしておりますが、他の開発会社を介した2次請けでの受託も行っております。遊技機とはパチンコ、スロット等の遊技機台のことを差します。遊技機における映像開発の特色と致しまして、アニメや映画などとの大きな違いは、遊技機業界では、同じ映像を繰り返し見せるという特徴が挙げられます。そのため、高品質であることはもとより、新しい映像表現で見る側を楽しませることを常に意識して制作に取り組んでおります。 また、一貫したワンストップ体制で開発を可能としているのは、各工程を熟知した技術者を有しているためです。 こうした映像ソフトウェア開発において顧客の満足度を高めるにはデザイン力と企画力が重要であるため、当社は長年の経験に加え、CMやPVなど様々な業界のデザインを取り入れた提案を行っております。 結果として、エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)の顧客企業のリピート率(注1)は2026年1月末現在95.7%を達成しており、当社グループの安定的な収益獲得源となっております。なお、エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)以外のリピート率については79.5%となっており、リピート率の向上を図っております。 (注) 1.リピート率は、売上高に占めるリピート売上の割合であり、ITソリューション事業における受託開発のうち、過去に取引実績がある顧客企業に係る売上高により算定しております。 ② AI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発 AI等のデジタル技術を利用した、顧客企業のサービスや業務システム等の開発を行っております。当社グループは、AI(人工知能)分野における認識・解析・提案の技術に強みを持っています。特にエンターテイメント領域を中心としたAI開発を行ってきた知見を活かし、音声・画像においては、様々な対象物に対して認識・解析・提案を行うAIソフトウェアを提供できます。画像においては、顔や文字などを特定・判別する技術、また骨格までを検知した解析が可能です。 これまでに、次のような開発(PoC(※4)開発も含む)を行ってまいりました。 ・自動車自動運転アプリ開発 大手自動車メーカーから、2021年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた自動運転(ADAS)のプロトタイプ(試作品としての位置付けであり、世の中に正式にリリースされるものではありません)のアプリ開発を請け負いました。 移動状況の即時監視、車両側の異物検知による衝突判定機能、安心安全な自動駐車システムの先行技術開発を行いました。本技術は、将来実現されるであろう遠隔駐車(リモートバレー)に活用できる重要な技術です。 ・自動車遠隔制御システム開発 自動車ローンで自動車を購入した顧客のローン返済が滞り、かつその顧客と音信不通の状態に陥った際に、遠隔にて強制的に自動車のエンジンが掛からなくする遠隔制御システムです。 ・子供向けAI音声認識小型教材ロボの開発 子供向けの教材用小型ロボに当社グループのAI技術(音声認識技術)を組み込むことにより、子供が話しかけた内容をロボが音声認識し、様々な教科の問題をクイズ形式で出題し、子供が学習するエンターテイメント要素も含んだ教材製品になります。 ・ライブ配信アプリ開発 ファンと演者のコミュニティプラットフォーム「Funkeon」の開発を請け負いました。AI技術を用いた各種機能を実装しております。 ③ 資産運用システムの販売 当社開発の資産運用システム「SAZANAMI SYSTEM」を販売しております。為替取引において、過去のデータを基にバックテストを実施し、ある一定のアルゴリズムを事前設定する事で、自動で為替取引がされるシステムです。売切り型の製品となるため、販売後のシステム更新等は行っておりません。企業経営オーナー等の富裕層を中心とした顧客向けに販売を行っております。 当社グループは、上記のような技術を利用した受託開発を継続的に行うことで、その開発力を維持・向上させる他、PoCのような一過性の案件であったとしても、それが顧客接点を増やすことに繋がると考え、積極的に受注しております。 上記のような開発力や顧客接点の蓄積は、今後の当社グループの事業展開及び事業拡大に繋がると考えております。 (2) SaaS事業 当社グループでは、自社プロダクトとして、SaaS(※5)の開発・提供を行っており、当社が販売及びカスタマーサポート業務を、株式会社Cotoriが開発・保守・メンテナンス等の業務を行っております。 本事業では、主として顧客企業から、クラウドで提供するサービスの対価を利用期間に応じて受領しております。売切り型ではなく、継続的なサービスの提供を前提としていることから、継続的に収益が積み上がっていくストック型のビジネスモデルであり、同時に新規契約数の増加により高い成長を目指せるビジネスモデルでもあります。 当社グループが開発・提供する具体的なSaaSプロダクトの例は、次のとおりであります。 ① 人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」 当社グループが主として取り組んでいる製品です。中小の人材派遣会社向けに開発したクラウド型の業務管理システムで、人材派遣業務に関する業務全般を、同製品内で一元的に管理することができます。数多くの中小の人材派遣会社が業務効率化を図るために業務管理システムを導入する際に、既存のシステムは初期費用がかかり、月額利用料も数十万円程度であったり、利用者にとって使いづらい設計になっていたりすることが大きな負担になっておりました。 中小企業にとってのソリューションツールとなるべく、価格は初期費用なし・月額3万円とし、また、LINEとの連携機能を除き定額で利用可能であり、利用制限がなく直感的に使えるUI/UX(※6)となるよう設計しております。「jobs」を導入することにより、人材派遣会社が派遣社員を管理する上で必要な「スタッフ情報管理」「仕事情報管理」「顧客情報管理」「マッチング」「勤怠報告」「経費精算」「給与計算」「請求書等の書類作成」等の様々な機能が掲載されており業務の効率化が期待できることになります。 当社グループは、直接販売する契約の他、代理店経由での上記月額利用料を収益としております。 ② Sales Enablementツール「Circle」 LINE WORKS株式会社が提供する企業向けのクラウド型ビジネスチャットツール「LINE WORKS」とシステム連携をして、企業の営業活動をIT技術の活用により効率化するSales Enablementツール「Circle」を、SaaSとして提供しております。「Circle」を導入することで、「LINE WORKS」でつながる「LINE」の友だち(=顧客)の情報を自動取得し、管理画面から顧客データを出力するといった顧客管理機能や、1:n(複数)の配信機能が利用可能となります。また、「Circle」を「LINE WORKS」の「Salesデータハブ」(複数のシステム間のデータを一カ所で管理するシステム)とすることで、SalesforceやCRMを起点にシステムを跨いだ営業活動が可能になります。 当社グループは、月額利用料(毎月定額の基本料金及びチャット配信数等の利用量による従量課金)を収益としております。 (3) 再エネソリューション事業 当社は、2023年7月27日付で太陽光発電設備の施工・販売を行う再エネソリューション事業を主たる事業とする株式会社エコ革を子会社化したことに伴い、2024年1月期第2四半期連結会計期間より、当社グループが営む事業として再エネソリューション事業が新たに加わりました。 本事業においては、現在社会全体としてSDGsの達成や、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向けた取り組みが注目され、成長が見込まれる同業界において、長年の実績に基づくワンストップ体制でのサービスを提供しております。 (4) スポーツDX事業 当社は、2025年5月29日付で格闘技ビジネスにおける企画・興行・DX化を行うスポーツDX事業を主たる事業とする株式会社マーシャルアーツテクノロジーズを合弁の形により設立、子会社化しました。 本事業においては、格闘エンターテインメント事業である興行主催時の、会場での映像演出等において、当社の強みである映像ソフトウェア技術領域とのシナジーは大いにあると考えています。また、エンターテインメント映像ソフトウェアのみならず、将来的には販売予約管理システム、デジタル電子チケット、会場での飲食の受発注システム等、当社の DX 化に対する見識と技術力を活かすことが可能であり、「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」という経営ビジョンを実現できると考えています。 当連結会計年度においては、初の主催イベント「GOAT」を開催し、本イベントの模様は地上波テレビにて放送されたほか、インターネット番組としても配信され、当該事業の認知向上及び将来的な収益化に向けた基盤構築に寄与しました。 事業の系統図は、次のとおりであります。 ※用語解説 本項「事業の内容」において使用する用語の定義については、次のとおりです。 番号   用語   定義 ※1   Sales Enablement   営業組織が「継続的に営業成果を出し続けるための仕組みを構築すること」を指します。 ※2   3Dデジタルサイネージ   印刷・手書き等に代わりディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するメディアを総称する「デジタルサイネージ」について、そのコンテンツを3D化したものを指します。2Dと比較して、よりエンターテイメント性を高めることができます。 ※3   プロジェクションマッピング   プロジェクターを使用して空間や物体に映像を投影し、重ね合わせた映像にさまざまな視覚効果を与える技術、及びパフォーマンスのことを指します。 ※4   PoC   Proof of Concept(概念実証)の略称であり、新しい概念や理論、原理、アイディアの実証を目的とした、試作開発の前段階における検証やデモンストレーションを指します。 ※5   SaaS   Software as a Serviceの略称であり、ユーザーのコンピューター等にソフトウェアをインストールするのではなく、インターネット経由でソフトウェアを利用する形態のサービスを指します。 ※6   UI/UX   UI(User Interface)とは、ユーザーがPCとやり取りをする際の入力や表示方法などの仕組みを指し、UX(User Experience)はサービスなどによって得られるユーザー体験のことを指します。
経営方針・対処すべき課題7,896字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」というビジョンのもと、映像ソフトウェア開発・AIといった技術領域、ソフトウェアサービスの提供、企業向けSaaS、再生エネルギー、スポーツDX事業に関連するビジネス領域において、お客様にとって最大限の価値を創造できるようなサービスの提供に取り組んでおります。 (2) 経営環境・経営戦略等 (ITソリューション事業) 2025年3月19日に経済産業省が発表した「情報通信業基本調査」によると、情報サービス業の2025年売上高は36兆9,169億円(前年度比9.9%増)で、増加しております。その中で、当社グループの主要事業であるITソリューション事業が属する受託開発ソフトウェア市場は、業種別で売上高が最も大きく、受託開発ソフトウェア業の2025年売上高は24兆7,350億円となり、前年度比14.1%増となっております。(注1) 2025年3月13日のIDC Japan株式会社の発表によれば、2024年度の国内ITサービス市場は、国内企業のデジタルビジネス化に向けた旺盛な需要によって前年比7.4%増となる7兆205億円となりました。2024年以降も堅調に推移し、2029年には9兆6,625億円に達するとみられますとされております。(注2) エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)の業界については、2025年の遊技参加人口は約865万人で、昨年比で約23万人増加しました。パチンコ・パチスロ遊技別の参加人口は、パチンコが約778万人(約21万人増)、パチスロが約660万人(約45万人増)で、いずれも増加しました。特にパチスロはパチンコに比べ比較的大きな伸びを見せております。(注3)近年、ホール軒数や設置台数が減少傾向にありますが、パチンコ遊技機およびパチスロ遊技機の市場販売台数は横ばいで推移しております。(注4) また、AI等のデジタル技術の活用動向については、日本は少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少が進んでおり(注5)、労働生産性向上が国内全体で大きな課題となっており、こうした状況を解決する手段の1つとして近年注目を浴びています。株式会社富士キメラ総研「2022 人工知能ビジネス総調査」によれば、AIビジネスの国内市場は成長を続けており、2022年度には1兆3,139億円、2027年度には1兆9,787億円にまで成長するとされております。また同調査によれば、2022年度も引き続きDXへの投資が伸びており、AI開発やAIを内製化しての活用が進展しており、2023年度以降はアプリケーション機能の高度化や特定業務に特化したシステム活用への投資が増えるとみられています。AI画像認識の国内市場においては、画像認識AIは従来人間が目視で行ってきた作業の自動化を可能とし、熟練技術者の後継者不足対応、働き方改革実現のための生産性向上、老朽化が進むインフラの対策など、現在我が国が喫緊に抱えている課題の解決策として期待されており、2024年度の市場規模は440億円(前年比120.5%)。年率15.6%で成長を続け、2029年度には920億円に達すると予測されています。(注6) このような状況のもと、当社は、今後も様々な業務の効率化や働き方改革等による生産性向上を目的とした企業等によるシステム投資は底堅いニーズが予想され、受託開発ソフトウェア市場も着実に成長していくと考えております。 上記のような経営環境のもと、当社グループのITソリューション事業については、これまでの開発実績・大手企業との顧客接点の蓄積を足掛かりとした上で、市場動向及び技術動向を適時にキャッチアップし、AI関連の受託開発を強化するとともに、より高単価の案件獲得を図ってまいります。加えて、固定費や変動費である外注費用を削減し、営業利益率の改善に努めてまいります。また、今後、当社の既存事業に関連する事業のみならず、シナジー効果等が見込まれ、企業価値向上が見込まれる案件については、異業種であっても積極的にM&Aを行ってまいります。 (注) 1.総務省「サービス産業動態統計調査」、情報サービス業 https://www.stat.go.jp/data/mbss/kekka/pdf/m202601.pdf https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.stat.go.jp%2Fdata%2Fmbss%2Fkekka%2Fzuhyou%2Fsj10.xlsx&wdOrigin=BROWSELINK 2.IDC Japan株式会社「国内ITサービス市場予測を発表」、2025年3月13日 https://my.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ53253625 3.シーズリサーチ「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2025」、2025年8月1日 https://news.p-world.co.jp/articles/31613/amusement 4.株式会社矢野経済研究所「2025年版 パチンコ関連メーカーの動向とマーケットシェア」、2025年9月 https://www.fujimarukun.co.jp/corp/ir/individuals/market.html 5.国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」によれば、日本の生産年齢人口は令和2(2020)年国勢調査によると7,509 万人となっております。将来の15~64歳人口は、出生中位推計の結果によれば、2032年、2043年、2062年にはそれぞれ7,000 万人、6,000 万人、5,000万人を割り、2070年には4,535万人まで減少すると見込まれています。 https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp2023_gaiyou.pdf 6.デロイト トーマツ ミック経済研究所「AI(ディープランニング)活用の画像認識ソリューション市場の現状と展望 2025年度版」、2025年8月29日 https://mic-r.co.jp/mr/03540/ (SaaS事業) 当社グループの「jobs」について、株式会社アイ・ティ・アール「ITR Market View:人事・給与・就業管理市場2024」によれば、就業管理システムの市場は、2022年度は328億円で前年度比20.2%増となりました。2023年度も同15.1%増と予想されています。また、リモートワークなどの働き方の多様化も、市場の伸びを後押ししています。こうしたことから、就業管理市場のCAGR(2021~2027年度)は14.0%と予測しています。(注7)。また、当社グループの「Circle」については、株式会社アイ・ティ・アール「ITR Market View:SFA/MA市場2026」によれば、SFA市場の2024年度の売上金額は617億円、前年度比14.9%増となりました。2025年度も引き続き同15.2%増の成長を見込んでいます。新規ユーザーの獲得はベンダー各社とも緩やかな傾向にあるものの、積極的な機能拡張により既存ユーザーのリニューアルやシステム拡張が堅調に進んでおり、市場拡大に寄与しています。今後はAIエージェント機能を活用したSFAの導入が進むと見込まれるほか、複数のAIエージェントが連携してマーケティングや営業活動を横断的に支援するなど、より高度な活用も進展すると予測されることから、同市場のCAGR(2024~2029年度)は11.8%を予測しています。(注8)MA市場は、マーケティング活動全般を支援する製品・サービスで、マーケティング・プランニング、見込客管理、カタログ管理、パーソナライゼーション、キャンペーン管理、イベント管理などの機能を含むサービスや製品を対象にしています。 このような状況のもと、当社グループの「jobs」及び「Circle」についても引き続き拡販を図ってまいります。 また、当社グループの中長期的な戦略として、ストック型のビジネスであるSaaS事業を拡大させ、当社グループ全体としての利益率の向上及び収益の安定化に努めてまいります。 当社グループの主な事業モデルは、サービスの利用に応じて収益を計上する、いわゆるSaaSモデルとなっていますが、導入時に売上の全額が計上されるモデルに比べ、黒字化までに時間を要する一方、解約率が低く、中長期では非常に収益性が高いのが特徴です。 このような事業モデル、市場環境を踏まえ、当社は創業以来積極的に先行投資を行ってまいりました。今後とも、新規ユーザーの獲得及び新たな市場のニーズに応えるサービスの提供に注力してまいります。 (注) 7.株式会社アイ・ティ・アール「ITR Market View:人事・給与・就業管理市場2024」、2024年4月https://www.itr.co.jp/report-library/m-24000800 8.株式会社アイ・ティ・アール「ITR Market View:SFA/MA市場2026」、2026年1月https://www.itr.co.jp/report-library/M-26000100 (再エネソリューション事業) 2023年9月26日にIEA(国際エネルギー機関)が発表した、NZEシナリオ(ネットゼロ・エミッションシナリオ)の第2版によれば、2021年5月の初版と比較して今後太陽光発電が突出したエネルギー供給源になることが示されており、2050年における電源構成(発電電力量ベース)における太陽光発電の構成率予想は、初版では33%であったのが41%へと大幅に増加しており、風力発電の31%を大きく上回る結果となっております(注9)。また、ネイチャー誌(Nature Communications)に掲載された調査結果によると、2050年には太陽光発電が世界の電力全体の56%をカバーすると予想されており、(注10)世界的にも太陽光発電への注目が高まっております。 日本国内においても、2020年10月に政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言し、脱炭素社会に向けた市場規模の拡大が見込まれております。固定価格買取制度(FIT)における太陽光発電に関する買取期間の終了及びNonFITへの移行により、売電価格が市場価格に左右されることとなり一定の利益減が見込まれるものの、Mordor Intelligenceによれば、日本の太陽光発電市場は2025年から2030年の間に3.35%のCAGRで推移すると予想されている等(注11)、引き続き市場規模の拡大が見込まれると考えております。また、矢野経済研究所によれば、国内PPA太陽光事業においては、2021年度の38億円から、2022年度は94億円と大きく拡大する見込みであり、2025年度には350億円、2030年度には700億円への成長が予測されております。(注12) このような状況のもと、当社の再エネソリューション事業については、当社子会社株式会社エコ革のこれまでの実績を足掛かりとして、当社のIT技術の活用を強みにNonFITの利益率の向上を図り、さらなる受注規模の拡大を目指します。具体的には、当社の技術力を駆使した技術提供、最適化による提案力の強化、当社の営業販路を活用した売上拡大を図ってまいります。このような事業モデル、市場環境を踏まえ、2050年脱炭素社会実現にむけて急成長が見込まれる太陽光業界において、グループ全体でシナジーを効かせながら更なる事業強化及び成長を実現させて参ります。 (注) 9.日経ビジネス https://project.nikkeibp.co.jp/energy/atcl/19/feature/00007/00116/ 10.Nature Communications「The momentum of the solar energy transition」 https://www.nature.com/articles/s41467-023-41971-7 11.Mordor Intelligence「日本の太陽エネルギー市場- 成長、動向、予測(2025年~2030年)」 https://www.mordorintelligence.com/ja/industry-reports/japan-solar-energy-market 12.矢野経済研究所「国内PPAサービス市場の推移・予測」 https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3087 (スポーツDX事業) Global Market Insights Inc.によれば、世界のキックボクシング用具市場は、2025年に1億8,220万米ドルと評価され、2035年までにCAGR 4.6%で成長し、2億8,298万米ドルに達すると予測されていることから、市場規模は拡大していくものと推察されます(注13)。 このような状況のもと、当社が行っているキックボクシングフェス「GOAT」の開催を行っていくことで、競技の普及及びブランド認知を進めてまいります。 (注) 13.Global Market Insights Inc.2026年1月26日 https://www.gii.co.jp/report/gmi1936598-kickboxing-equipment-market-opportunity-growth.html (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、売上高と営業利益を重要な経営指標として管理しております。これらを重視する理由は、企業として一定程度の売上高規模を確立することで、事業基盤の安定性を確保するとともに、安定した利益の成長を継続させることで、新規領域への投資を機動的に行うことが重要であると考えているためであります。また、継続的な利益の確保は安定的なキャッシュ・フローにもつながると考えており、株主への安定的な利益還元を実現するとともに、今後の事業拡大を見据えM&A等への取り組み等についても、資金の状況等を勘案しながら取り組む所存であります。 また、ITソリューション事業においては受託契約高、SaaS事業については「jobs」の売上高、再エネソリューション事業においては売上高・営業利益率をKPIとして選択しております。その採用理由としては、受注契約高、売上高・営業利益率を増やしていくことが収益に直結することから、最適であると判断したためです。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (1)及び(2)に記載したような経営環境のもと、当社グループが継続的な成長を遂げていくために優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、下記のとおりと考えております。 ① SaaS事業の早期拡大化 当社グループのSaaS事業において、関連領域で強いノウハウを所持する関係企業とのアライアンス等を通じて、早期の事業拡大が重要な課題であると認識しております。関係企業とは、例えば「jobs」の場合、販売対象となる人材派遣会社が業務上で必要不可欠な求人媒体を取り扱う企業等が具体的な一例に該当します。アライアンスの基本的な契約形態(販売代理店契約など)は販売代理店契約を主としておりますが、関係企業と販売対象との関係性に応じた契約形態も必要に応じて検討すべきと考えます。引き続き、関係企業との連携強化等により拡販を図り、同事業の早期拡大化を目指します。 ② ITソリューション事業における事業領域の拡大 当社グループのITソリューション事業における取引先の拡大は、今後の事業基盤の強化を図るうえで重要な課題であると認識しております。営業は顧客開拓活動を積極的に推進するとともに、システムにおける具体的な提案活動においては、内部部門と連携を図り、顧客のニーズに対し最適で、効率の良い提案を行うことで受注確度を高めてまいります。 ③ 人材の確保及び育成 当社グループが今後も顧客にとって付加価値、満足度の高いサービスを提供し続け、事業の拡大を図るためには、デザイン、プロジェクトマネジメント、マーケティング、リサーチ等における高い技能やノウハウ等を有し、顧客の業界にも精通した優秀な人材を継続的に確保し、育成していくことが重要な課題であると認識しております。 当社グループでは、中途採用による即戦力人材の採用を中心に積極的な採用を行うとともに、各部署での技術向上のための講習や開発作業効率化のための研修等を行うことで、人材の確保及び育成を図ってまいります。 ④ 「jobs」の解約率の改善 当社グループが競合優位性を確保しながら継続的に成長するためには、顧客満足度の向上に加えて、サービスの提供価値を高め、解約率を低く維持していくことが重要な課題であると認識しております。 当社グループの「jobs」の平均月次解約率(代理店契約を除く)は2025年1月期では1.8%、2026年1月期では2.0%と、概ね横ばいの状態となっております。今後も、カスタマーサポートの体制強化等の取り組みにより継続して解約率の改善に努めてまいります。「jobs」のカスタマーサポートでは、解約率の大きな原因となる「契約後すぐに利用開始せず、利用しないまま放置される」状態にならないよう、オンボーディング(システムの利用をユーザが問題なくできるようになるまでの状態)フェーズを手厚くサポートしており、このサポート体制が解約率低減に貢献しております。 ⑤ 外注比率の低減 当社グループのITソリューション事業では、開発業務の一部を外注により行っております。当社グループは、外注に依存することによる技術の空洞化や品質の劣化及び収益性の低下を避けるため、外注比率を低減させていくことが重要な課題であると認識しております。当社グループのITソリューション事業においては、今後も技術者のスキルアップを更に進めるとともに、人材の最適配置などを行うことで内製化を進め、外注比率の低減を図ってまいります。 ⑥ 内部管理体制の強化 当社グループは成長段階にあり、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。このため、当社グループとしては、内部統制システムの適切な運用や社内教育の充実等を通したコーポレート部門の整備を推進し、コーポレート・ガバナンスを充実していくことで、経営の公正性・透明性を確保するために、リスク管理の徹底や業務の効率化を図っていきます。
事業等のリスク8,867字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。 当社グループでは、「リスクマネジメント・コンプライアンス規程」を定め、代表取締役社長を委員長とするリスクマネジメント・コンプライアンス委員会を設置し、全社的なリスクマネジメントの体制を整備しております。また実際にリスクが発生した場合は、速やかに代表取締役社長への報告を行い、代表取締役社長の指示の下、当該リスクへの対応を行うこととしております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅することを保証するものではありません。 (1) 事業環境に関するリスク ① 適用される法令の変更について (再エネソリューション事業) 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 再エネソリューション事業は、「建設業法」、「電気事業法」、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」等といった法的規制を受けております。将来これらの法令の改正や新たな法令規制が適用された場合、その制約をうけることになり、経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、各種講習会等に参加して法的知識を習得すること等により、法令を遵守した事業運営を行い、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ② 政府の施策の変更について (再エネソリューション事業) 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 再エネソリューション事業は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」による電力の「固定価格買取制度」における買取価格の変更等により、経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、上記動向を日々注視しながら、適宜当社グループの経営戦略に織り込んでいくとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ③ 市場動向について (受託開発ソフトウェア市場) 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループの主要事業であるITソリューション事業が属する受託開発ソフトウェア市場は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営環境・経営戦略等」にも記載しましたように、今後も着実に成長していくと考えております。しかしながら、経済環境の悪化や景気低迷等により、同市場が縮小し、中長期に渡って停滞した場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、上記動向を日々注視しながら、適宜当社グループの経営戦略に織り込んでいくとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 (エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)市場) 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループのITソリューション事業におけるエンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)の市場動向については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営環境・経営戦略等」にも記載しましたように、遊技機業界における規制により利用者人口が減ったことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響で断続的な行動制限施策が続いたことによる国内経済の停滞、また世界的な半導体不足によるハードウェアの調達困難等により、遊技機メーカーの販売台数も伸ばすことができず、落ち込んでいる状況となっております。経済環境の悪化や景気低迷等により、同市場がさらに縮小し、中長期に渡って停滞した場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、上記動向を日々注視しながら、適宜当社グループの経営戦略に織り込んでいくとともに、ITソリューション事業の売上におけるエンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)への依存度を低減するため、AI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発の強化に注力し、エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)以外の領域の案件・顧客の開拓を進めてまいります。 ④ 競合他社の動向について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループのSaaS事業における人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」には、同様のサービスを提供する競合他社が複数存在します。こうしたなか、競合他社との価格競争が発生したり、資本力やブランド力を持つ大手企業や全く新しいビジネスモデル又は技術によるサービスを提供する事業者等が参入したりした場合、「jobs」のサービス内容や価格等に優位性がなくなり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、カスタマーサポートの充実・品質向上に取り組むことで、ユーザー目線に立ってサービスをより充実させていくと共に、ビジネスの現場における知見や人材データベースの蓄積及び品質維持・向上のための教育等の取り組みを継続的に行い、競争優位性の向上に努めてまいります。また、上記動向を日々注視しながら、適宜当社グループの経営戦略に織り込んでいくとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ⑤ 技術革新について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループが事業を展開するAI等のデジタル技術やSaaS製品においては、技術革新の速度が極めて速いという特徴があります。今後の技術革新のスピードやこれに伴う新たなビジネスモデルの出現を含む市場環境の変化に当社グループが適時適切に対応できない場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、技術革新の動向を注視するとともに、それに追従するため、開発人員を中心とした人材採用・育成や、開発の生産性を高めるための社内環境等の整備に努めることで、常に新しい技術ノウハウを獲得し、当社グループの開発プロセス・組織に取り入れてまいります。 ⑥ 法的規制について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、その事業展開や開発業務において、主に、中小受託取引適正化法、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則、個人情報の保護に関する法律、著作権法等の法規制の対象となっております。当社は、これらの法規制を遵守した運営を行ってきておりますが、今後新たな法令の制定や、既存法令の強化等が行われ、当社が運営する事業が規制の対象になる等制約を受ける場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、法規制の改正等の動向を注視するとともに、法規制の遵守のために今後も社内教育や体制の構築等を行ってまいります。 (2) 事業展開または事業体制に関するリスクについて ① 受託開発におけるスケジュール遅延等について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループのITソリューション事業においては、顧客のニーズに応じたシステムの受託開発業務を行っておりますが、その工程において開発スケジュールの遅延によるコスト増加や納品後の不具合の修正作業等が発生した場合は、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。加えて、納品及び検収が遅延することで、売上の計上が翌連結会計年度に期ずれする可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループでは、受注管理の徹底やプロジェクトマネジメントの強化による品質改善等を推進することにより、リスクの低減を図っております。 ② 代理店契約について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループのSaaS事業における人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」及びSales Enablementツール「Circle」の販売について各社と代理店契約を締結しております。今後において、当該契約の期間満了、各社の経営状態の悪化や経営方針の変更による契約解除その他の理由による終了、もしくは当社にとって不利な改定が行われた場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社は各社と定期的に情報を共有しており、もし上記のような兆候があれば感知できる体制とすることにより、リスクの低減を図っております。 ③ 人材の確保及び育成について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループが今後も顧客にとって付加価値、満足度の高いサービスを提供し続け、事業の拡大を図るためには、デザイン、プロジェクトマネジメント、マーケティング、リサーチ等における高い技能やノウハウ等を有し、顧客の業界にも精通した優秀な人材を継続的に確保し、育成していくことが重要と考えています。しかしながら、優秀な人材は多くの業界において需要が高いため、今後人材採用競争の激化等の要因により優秀な人材を確保できない場合や、採用等に係るコストや人件費が増加する場合は、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループでは、中途採用による即戦力人材の採用に力を注いでおり、リファラル(社員紹介)、人材紹介など複数のチャネルを組み合わせた採用アプローチを採っております。また、事業計画に基づいて策定した人員計画に従って、コストを慎重に見極めながら採用活動を行ってまいります。また、育成については、各部署での技術向上のための講習や開発作業効率化のための研修等も行っており、部署間でのシナジーを強めるための意見交換等ができる場を設けております。 ④ 新規顧客開拓に伴うリスクについて 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、これまで、当社役職員を含む幅広い人的ネットワークに基づき、独自の営業活動により顧客企業の獲得を行ってまいりました。しかしながら、今後、当社グループ事業の拡大過程において、SaaS事業においては広告宣伝の活用、ITソリューション事業、SaaS事業及び再エネソリューション事業においては外部企業等との戦略的提携等を通じた顧客獲得が必要になる可能性があります。その場合、これらに必要なコスト及び投資負担が利益を圧迫し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループでは、事業計画に従って、コストを慎重に見極めながら上記施策を行ってまいります。 ⑤ 新規事業の展開について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:数年以内、影響度:小 当社グループは、既存事業の拡大はもちろん、新規事業を展開していくことが重要であると考えております。また、それを通じて、当社の事業規模拡大と収益多様化を図ってまいりたいと考えています。新規事業の展開においては、市場環境の変化や不測の事態により、当初予定していた投資回収が実現できない可能性があり、人材採用や広告宣伝費等の初期費用の発生や事業再編等に伴う事業売却損等が発生した場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、新規事業への投資を行う際は各種調査を実施し、十分な検討時間を設けて様々な角度から事業計画及び採算性等について検討を行い、職務権限規程に従った組織的な意思決定を行ってまいります。 ⑥ SaaS事業が黒字化しないリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:数年以内、影響度:小 当社グループのSaaS事業における人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」は2019年2月に、Sales Enablementツール「Circle」は2021年7月に提供を開始しており事業実績がいまだ浅く、また「セグメント情報等」に記載のとおり、当連結会計年度(自 2025年2月1日 至 2026年1月31日)において、SaaS事業セグメントのセグメント損益は赤字となっております。同事業におけるサービスは売切り型ではなく、継続的に収益が積み上がっていくストック型のビジネスモデルでありますが、当社グループは同事業セグメントの早期黒字化を目指すべく、契約アカウント数の増加によるストック売上高の増加を図っております。しかしながら、こうした取り組みが想定どおりに進まなかった場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループはSaaS事業における契約アカウント数伸長のための施策を継続的に実行するとともに、その達成状況を取締役会等においてモニタリングし、必要に応じて追加の施策を実行してまいります。 ⑦ M&Aについて 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 本書提出日現在では具体的に想定しておりませんが、当社グループは、今後の事業拡大等を目的として、M&Aを事業展開の選択肢の一つとして実行する可能性があります。M&Aの実行に際し、実行前の調査で確認・想定されなかった事象が実行後に判明あるいは発生した場合や、市場環境の変化等により事業展開が計画どおりに進まない場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、M&Aを実行する際には、弁護士、公認会計士等の専門家を活用したビジネス・財務・法務等に関する詳細なデュー・デリジェンスを行い、各種リスクの低減に努めるとともに、市場環境の変化の早期情報収集を行う方針であります。 ⑧ システム障害について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループのSaaS事業のサービスは、Amazon Web Services, Inc.が提供するクラウドサーバーであるAmazon Web Services(AWS)を利用して、インターネット経由でサービスを提供しております。そのため、AWS及びインターネット回線の安定的な稼働が事業運営上の重要な事項となっております。 これまでのところ、当社グループのサービス提供において、AWSまたはインターネット回線の障害等に起因する重大なサービス停止やトラブル等は起こっておりませんが、何らかのシステム障害や人為的な破壊行為、自然災害等の当社グループの想定していない事象の発生によりこれらが停止した場合には、顧客への損害の発生やサービスに対する信頼性の低下などにより、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、安定的なサービス運営を行うために、システムの冗長化やセキュリティ対策の強化並びに障害発生時の社内体制の構築を行っております。 ⑨ 情報セキュリティについて 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、業務上、顧客が保有する機密情報等を取り扱っており、コンピューターウィルスや不正アクセス、人的過失等により当該情報の漏洩が発生した場合には、顧客からの損害賠償請求や信用失墜等の事態を招き、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループでは、外部への情報流出や外部からの不正侵入を防ぐセキュリティ対策等を行うとともに、セキュリティ教育を定期的に実施することにより役職員のセキュリティに対する意識向上を図っております。 ⑩ 知的財産権について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 本書提出日現在において、当社グループが第三者の知的財産権を侵害している事実は認識しておらず、また、そのような第三者からの申し立て等を受けたこともありません。しかし、当社グループの認識していない知的財産権が既に成立していることにより、当社グループの事業運営が制約を受ける場合や第三者の知的財産権侵害が発覚した場合などにおいては、信用失墜や損害賠償請求等が発生し、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループでは、弁護士及び弁理士等の外部専門家と連携することで、第三者の知的財産権の侵害を防ぐ体制の構築や自社が保有する知的財産権の適切な管理を行ってまいります。 (3) 会社組織に関するリスク ① 特定人物への依存について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社の代表取締役社長である良原広樹は、当社の創業者であり、設立以来、代表取締役社長として経営方針や事業戦略の立案・決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループでは、取締役会を通じた取締役間の相互の情報共有のほか、隔週開催の経営会議にて経営に関する重要事項の協議や共有を行うなどして経営体制の強化を図り、同氏に過度に依存しない体制の構築を進めております。 ② 小規模組織であることについて 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、本書提出日現在、比較的組織規模が小さく、内部管理体制や業務執行体制も当該組織規模に応じたものとなっております。今後、当社グループの成長、事業規模拡大にあわせた適切な人員強化を行ってまいりますが、これが適時適切に進行しなかった場合には、当社グループの事業活動に支障をきたし、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、「(2)③人材の確保及び育成について」と同様に対応を行ってまいります。 ③ 内部管理体制の構築について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループの継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識をしておりますが、事業が急拡大することによりコーポレート・ガバナンスが有効に機能しなかった場合には、適切な業務運営を行うことができず、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループは、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な整備・運用、更に法令・定款・社内規程等の遵守を徹底してまいります。 (4) その他のリスク ① 自然災害、事故等について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 地震、台風、洪水、津波等の自然災害、事故、資本市場等の混乱による経済危機、火災、テロ等による政治の混迷等、不測の事態が発生した場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 このようなリスクに対して、当社グループでは、「緊急事態対応マニュアル」を定め、代表取締役社長の指示の下、当該リスクへの対応を行う、緊急事態対応体制を整備しております。 ② 調達資金の使途について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:数年以内、影響度:小 当社の公募増資による調達資金の使途は、人員拡充のための採用費用及び人件費や、当社グループ及び当社サービスの認知向上に向けた広告宣伝費等への充当を考えております。しかし、当社を取り巻く外部環境や経営環境の変化に伴い、当該資金が想定どおりの使途に充当されない可能性もあります。また、計画どおりに資金を使用したとしても、期待どおりの効果をあげられない可能性があります。そのような場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して、当社を取り巻く外部環境や経営環境の変化については適時その動向を注視するとともに、公募増資による資金調達の使途が変更になった場合には、適時適切に開示を行います。 ③ 配当政策について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社は、株主に対する利益還元と同時に、健全な財務体質及び競争力の強化を経営上の重要課題として位置づけております。現時点では、当社は成長過程にあると考え、内部留保の充実を図り、事業拡大と事業の効率化に向けた投資を実行することが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。 このことから、創業以来配当の実績はなく、今後においても当面の間は内部留保の充実を図る方針であります。将来的には、各事業年度の経営成績を勘案しながら株主への利益還元を検討していく方針ですが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。
経営成績の分析 (MD&A)7,167字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド増加、国内需要の回復等による社会経済活動の正常化が進み緩やかな回復傾向となりました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に伴う資源価格高騰や中東などにおける地政学リスクの高まり等による経済活動への影響も大きく、先行きは依然として不透明な状況が続いております。また、少子高齢化や人口減少を背景に労働生産性の向上を図っていくことが課題となっており、既存システムの刷新やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進によるIT投資需要が高まっております。 このような環境の下、当社グループは、「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」というビジョンのもと、映像ソフトウェア開発・AIといった技術領域や企業向けSaaS、太陽光発電設備の施工販売といったビジネス領域において、お客様にとって最大限の価値を創造できるようなサービスの提供に取り組んで参りました。具体的には、ITソリューション事業、SaaS事業、再エネソリューション事業、スポーツDX事業の4事業を展開しております。 当社グループは、ITソリューション事業において、主にエンタメ映像ソフトウェア開発やAI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発を中心とした売上を計上しました。SaaS事業においては、人材派遣会社向け管理システム「jobs」を中心に販売実績を積み重ねてきました。再エネソリューション事業においては、太陽光発電設備の施工・販売による売上を計上しました。スポーツDX事業においては、主にスポーツビジネスにおける企画、興行事業に取り組み、当連結会計年度においては当該事業の一環として、初回となるイベントを実施いたしました。引き続き積極的な事業展開に邁進いたします。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高が、10,149,087千円(前年増減率△26.99%)、営業利益は、1,872,225千円(前年増減率7.67%)、経常利益は、1,708,830千円(前年増減率4.82%)、親会社株主に帰属する当期純利益は、266,883千円(前年増減率0.35%)となりました。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントに「格闘エンタメDX事業」を追加しております。第3四半期連結会計期間より「格闘エンタメDX事業」セグメントの名称を「スポーツDX事業」に変更しました。 各セグメントの業績は以下のとおりであります。 (ITソリューション事業) ITソリューション事業においては、①エンタメ映像ソフトウェア開発、②AI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発を中心に展開しており、売上は概ね想定通りに推移しております。 その結果、売上高は、1,126,998千円(前年増減率△3.54%)、セグメント利益は、64,748千円(前年増減率△66.46%)となりました。 (SaaS事業) SaaS事業においては、主に自社プロダクトである人材派遣会社向け管理システム「jobs」の開発及び販売をしております。世界的な物価高騰等の影響下において多くの人材派遣会社がコスト削減を強いられる中、当社システムは価格体系において月額3万円である事から、時代の流れやお客様のニーズに合う製品となっており、新規顧客を獲得することができております。また、カスタマーサポートの体制強化による解約率の改善や、代理店経由による販路の拡大の結果、売上は増加する結果となりました。今後も中長期的に堅調な成長が見込まれると思われます。SaaS事業から生まれる収益から、関連する費用を差し引いた直接的な損益は黒字成長を達成・継続できております。会社全体の固定費の各事業への配賦は人員数により行っており、SaaS事業の担当人数が大きいことから計算上営業損益では赤字の結果となっております。 その結果、売上高は、214,407千円(前年増減率32.17%)、セグメント損失は、69,408千円(前年同期146,039千円から69,408千円へ減少)となりました。 (再エネソリューション事業) 再エネソリューション事業においては、現在社会全体としてSDGsの達成や、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向けた取り組みが注目され、成長が見込まれる同業界において、長年の実績に基づくワンストップ体制でのサービスを提供しており、売上は堅調に推移しております。 その結果、売上高は、8,708,702千円(前年増減率△30.72%)、セグメント利益は、1,857,518千円(前年増減率9.80%)となりました。 (スポーツDX事業) スポーツDX事業は、体制の構築とともに事業を始動し、スポーツビジネスにおける企画・興行事業の積極的な展開を進めております。当連結会計年度において初の主催イベント「GOAT」を開催し、本イベントの模様は地上波テレビにて放送されたほか、インターネット番組としても配信され、当該事業の認知向上及び将来的な収益化に向けた基盤構築に寄与しました。 その結果、売上高は、98,978千円、セグメント利益は、19,367千円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の流動資産は、2,740,284千円増加し、13,086,074千円となりました。これは主に、未成工事支出金が468,067千円減少したものの、前渡金が3,265,095千円増加したこと等によるものであります。 固定資産は前連結会計年度末と比較して1,573,941千円増加し、10,177,966千円となりました。これは主に、土地が589,581千円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて4,314,226千円増加し、23,264,041千円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,725,062千円増加し、11,640,208千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,887,812千円減少したものの、前受金が2,324,842千円増加したこと等によるものであります。 固定負債は680,572千円増加し、6,317,928千円となりました。これは主に、長期借入金が855,713千円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて3,405,635千円増加し、17,958,137千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて908,591千円増加し、5,305,903千円となりました。これは主に、利益余剰金が266,883千円増加したこと及び非支配株主持分が644,520千円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末比0.08ポイント減少し、6.54%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ 386,632千円増加し、2,176,685千円となりました。 また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果使用した資金は685,862千円(前連結会計年度は414,468千円の収入)となりました。これは主に、前渡金の増減額の計上△3,265,095千円などにより資金が減少したことなどにより資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は875,289千円(前連結会計年度は333,899千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,324,376千円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果得られた資金は1,947,783千円(前連結会計年度は1,410,091千円の支出)となりました。これは主に長期借入れによる収入2,163,195千円などによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ITソリューション事業   945,932   105.01   143,836   86.01 再エネソリューション事業   6,777,809   81.74   6,444,405   132.89 合計   7,723,741   84.02   6,588,241   131.32 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.受注高の減少要因については、契約時期のずれ等、当期中の契約獲得とする事ができなかったことによるものであります。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ITソリューション事業   1,126,998   96.46 SaaS事業   214,407   132.17 再エネソリューション事業   8,708,702   69.28 スポーツDX事業   98,978   - 合計   10,149,087   73.01 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度(自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)   当連結会計年度(自 2025年2月1日 至 2026年1月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 福島ソーラーシェア発電所(同)   7,860,594   56.5   1,853,568   18.2 森ビル㈱   140,283   1.0   1,049,687   10.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりま す。この連結財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債及び連結会計年度の収益・費用の数値 に影響を与える見積りは、主に資産の評価や引当金の計上であり、これらの見積り及び判断に対して、継続して 評価を行っております。過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき、見積り及び判断を行っ ておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は前連結会計年度に比べ3,751,193千円減少し、10,149,087千円(前連結会計年度比73.01%)となりました。売上高の分析・検討内容につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度に比べ3,851,374千円減少し、6,615,437千円(前連結会計年度比63.20%)となりました。これは主に売上の減少に伴い売上原価が減少したことによるものです。売上総利益は、前連結会計年度に比べ100,181千円増加し、3,533,649千円(前連結会計年度比102.92%)となりました。主な要因としましては、収益性の高い案件の販売が進んだことによるものであります。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ33,263千円減少し、1,661,423千円(前連結会計年度比98.04%)となりました。これは主に、支払手数料等が216,983千円減少したことによるものです。営業利益は、前連結会計年度に比べ133,445千円増加し、1,872,225千円(前連結会計年度比107.67%)となっております。 (経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ78,543千円増加し、1,708,830千円(前連結会計年度比104.82%)となりました。 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ935千円増加し、266,883千円(前連結会計年度比100.35%)となりました。これについては主に、営業利益の増加等により、当期純利益が増加したことによるものです。 ④ キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に含めて記載しております。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。 ⑦ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、従業員の給与手当のほか、販売費及び一般管理費の営業費用であります。当社は、事業運営上必要な資金を安定的に確保するために、必要な資金は自己資金、金融機関からの借入等でバランスよく調達していくことを基本方針としております。なお、これらの資金調達方法の優先順位については、調達時期における資金需要の額、用途、市場環境、調達コスト等を勘案し、最適な方法を選択する方針であります。 ⑧ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等についての分析 当社グループは、売上高と営業利益を経営指標として重視しております。 当連結会計年度における売上高は10,149,087千円(前連結会計年度比73.01%)、営業利益は1,872,225千円(前連結会計年度比107.67%)となりました。なお、売上高及び営業利益の分析については「③ 経営成績の分析」をご参照ください。 また、当社グループは、ITソリューション事業においては受注契約高、SaaS事業においては売上高、再エネソリューション事業においては売上高及び営業利益率をKPIとして選択しております。 当連結会計年度におけるITソリューション事業の受注契約高は、エンタメ映像ソフトウェア開発案件については、計画より増加致しましたが、AI等のデジタル技術に関する案件については、当期中の契約獲得とする事ができなかったことにより、945,932千円(前連結会計年度比105.01%)となりました。 当連結会計年度におけるSaaS事業の売上高は、直接販売における営業活動・営業体制の強化や代理店による販路の引き続きの開拓により、214,407千円(前連結会計年度比132.17%)となりました。 当連結会計年度における再エネソリューション事業においては、引渡が可能と判断していた案件の引渡しが完了しなかったこと等によって2025年1月期と比較すると売上が減少する結果となりましたが、利益率の高い案件の売上計上ができたことから営業利益率については改善し、売上高は8,708,702千円(前連結会計年度比69.28%)、営業利益率は21.3%(前連結会計年度は13.5%)となりました。 当連結会計年度におけるスポーツDX事業においては、スポンサー料収入等が想定よりも下回ったため計画より減少し、売上高は98,978千円となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。