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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ビリングシステム

Billing System Corporation3623 · Growth · 情報・通信業

企業の決済業務を代行するASPサービス会社。銀行振込・収納代行・口座振替など資金回収・支払いの効率化をクラウドで支援する。

概要

ビリングシステムは、2000年に設立された企業向け決済代行サービス会社である。オンライン証券のクイック入金、損害保険会社の保険料収納代行などを手がけ、2025年12月期の連結売上高は45億円、従業員数は97人。東京証券取引所グロース市場に上場する。

決済支援事業が売上の中心

当社グループの売上の大部分は決済支援事業が占める。同事業は、企業の回収・支払・資金繰りを効率化するASPサービスで構成される。代表的なサービスにクイック入金、収納代行、即時口座振替、送金サポート、公共料金支払代行、カードリーダーソリューションがある。収入構造は月額固定費と処理件数に応じた従量課金が主体であり、2025年12月期の決済支援事業売上は連結売上高45億円の大半を占める。

ファイナンス支援でデータ活用を展開

ファイナンス支援事業は、決済支援で得た決済情報を金融機関に提供し、企業向け投融資を円滑にするサービスである。具体的には、売掛債権担保融資やファクタリングの資産管理を代行し、回収原資となる口座を管理する。2025年12月期の同事業の売上高は決済支援に比べ小規模だが、決済データを活用した新たな収益源として位置づけられる。

国内市場に特化した事業展開

本社は東京都千代田区に置き、取手事務センターを茨城県に開設している。連結子会社としてトランスファーネット株式会社があり、収納代行の一部を委託している。かつてはQCS株式会社を子会社としていたが、2020年に吸収合併した。海外拠点は持たないが、中国のテンセントやアリババグループと提携し、訪日中国人向けスマホ決済(WeChat Pay、Alipay)を提供している。

成長軌道と収益性の推移

売上高は2012年12月期の13億円から2025年12月期の45億円へと拡大を続けている。営業利益は2025年12月期に6億円(営業利益率13.3%)、当期純利益は4億円となった。2012年には2億円の純損失を計上したが、2014年以降は黒字基調に転じ、2022年以降は増益傾向にある。自己資本比率は約10.9%(2025年12月期)と低水準だが、負債の多くは預り金である。

業界の中での役割は決済プラットフォーム提供事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
45億円
営業利益
6億円
営業利益率
13.3%
純利益
4億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01決済支援・ファイナンス支援主力

企業と金融機関等をつなぐ決済プラットフォームを構築し、クイック入金、収納代行、即時口座振替、送金サポート、公共料金支払代行などのサービスをASPで提供。さらに決済データを活用したファイナンス取次サービスも行う。

主な製品・サービス7
クイック入金サービス
オンライン証券や外国為替・金融先物取引の証拠金口座間の資金移動をリアルタイムにサポートするサービス。
収納代行サービス
通販事業者等の多様な決済方法(クレジットカード、コンビニ、金融機関ATM等)を一括して代行回収し、入金管理まで支援する。
即時口座振替サービス
ネットショッピングなど不定期の支払いをリアルタイムに口座振替で引き落とすサービス。
送金サポートサービス
企業の複数取引先への一括送金を代行し、PayPay銀行とも連携した即時送金のデータ取次も提供。
公共料金支払代行サービス
不動産管理業者等の電気・ガス・水道などの公共料金支払いを一括代行する。
カードリーダーソリューション
自動販売機や無人機などで電子マネー決済を可能にするカードリーダーを提供。シンクライアント技術でセキュリティを高める。
ファイナンス取次サービス
決済代行で得たデータを金融機関に提供し、売掛債権担保融資などの回収原資管理を支援。

製品と技術

クイック入金サービス

オンライン証券や外国為替証拠金取引会社向けに、投資家の銀行口座と証券口座間の資金移動をリアルタイムで処理する。当社が投資家からの振込情報を金融機関に伝送し、本人確認を実施した上で決済結果を証券会社に提供する。2025年12月期は円安の影響や証券口座不正利用増加に伴う本人認証強化により取扱件数が鈍化したが、依然として主要収益源である。

収納代行サービスとe-JIBAI

通販事業者や損害保険会社向けに、クレジットカード、コンビニ、金融機関インターネット振込など複数の決済手段を一括で代行する。特に自賠責保険料回収システム「e-JIBAI」は、損害保険各社の共同システムとして安定した取扱件数を誇る。2025年12月期は取扱件数が好調で期初計画を上回った。収納資金は集計後、約3日で企業に振り込まれる。

スマホ決済アプリ「PayB」

2017年7月に提供を開始した自社開発のスマホ決済サービス。利用者は払込票をスマホで読み取り、自身の銀行口座から即時決済できる。2025年12月末時点で18,431の加盟店・団体で利用可能。金融機関向け「ATM PayB」やキオスク端末連携などチャネルを拡大。法人向け「PayB for Business」も開始し、外部DXサービスとの連携を進めている。

カードリーダーソリューション

シンクライアント技術を活用したセンター集中型の決済端末。自動販売機、無人機、店頭などあらゆる場所に設置可能で、電子マネー決済を提供する。2017年6月にサービス開始。2025年12月期は新型端末「PT 10Pro」の開発遅延により販売が計画を下回ったが、JR駅構内ロッカーや駐車場など非対面領域の導入は堅調に推移した。将来的には在庫管理やデジタルサイネージへの付加価値サービスも視野に入れる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

電子決済プラットフォーム、高成長継続

ビリングシステムは企業向け請求書・決済代行サービスを提供。同業のソラコムやVRAINと比較すると規模は小さいが、インボイス制度対応などで需要を取り込み、売上高38億→45億円と成長。営業利益率は14%前後と高水準。業界のキャッシュレス化進行が追い風だが、競合の新規参入が脅威。

強み

  • 売上高年平均成長率約9%、営業利益率14%と収益性良好
  • 社会全体の電子決済移行が事業拡大を後押し
  • インボイスや電子帳簿保存法などに対応したサービスが強み
  • ニッチな企業向け領域で専門性を発揮、競争を回避

課題

  • キャッシュレス市場に多数の新興企業参入、シェア維持が課題
  • 特定大口顧客への依存リスク、収益の安定性に懸念
  • セキュリティや機能強化への継続投資が必要、コスト負担

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がビリングシステム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

経理事務支援から決済代行へ転換した創業期

2000年6月、東京都港区に企業の経理事務合理化を目的として設立された。翌2001年10月、株式会社ジャルカードと提携し、日本航空のチケットレスサービスに郵便貯金による資金回収手段を提供。これにより決済代行事業への第一歩を踏み出した。2002年7月にはジャパンネット銀行(現PayPay銀行)を利用し、消費者金融向け送金サポートと証券会社向けクイック入金サービスを開始した。

NTTデータ提携と上場による成長基盤の構築

2004年11月、収納代行委託先のトランスファーネットに出資、関連会社化。同時にNTTデータと決済アウトソーシングで提携し、損害保険各社の自賠責保険共同システム「e-JIBAI」への収納代行を開始。これにより汎用的な収納代行サービスを確立した。2008年3月、東京証券取引所マザーズに株式上場。同年9月には本店を港区芝公園に移転し、事業拡大に対応した。

子会社化とサービス多様化の2010年代

2010年1月、トランスファーネットを完全子会社化し、収納代行の処理能力を強化。2011年3月、本店を千代田区内幸町に統合。2015年11月、QCS株式会社を買収。2016年3月には中国テンセントと契約し、WeChat Payをインバウンド向けに提供開始。2017年6月にはシンクライアント型決済リーダーソリューション、同年7月には自社スマホ決済アプリ「PayB」の提供を開始した。

キャッシュレス対応と組織再編の近年

2018年9月、FinGo株式会社を設立しカードリーダーソリューションを強化。同年10月にはAlipayも提供開始。2020年1月、QCS株式会社を吸収合併。2022年4月、東証マザーズからグロース市場へ移行。同年9月、取手事務センターを開設。2023年6月、本店を現在の内幸町に移転した。2025年10月にはジェーシービーと業務提携し、PayBを「Cashmap」に搭載することを決定した。

年表19件を開く

2000年代

  • 2000年6月創業東京都港区において、企業の経理事務の合理化を支援することを目的に設立、「決済事務」に関連するサービス提供の準備を開始。
  • 2001年10月株式会社ジャルカードと提携し、株式会社日本航空のチケットレスサービスに郵便貯金による資金回収手段の提供を開始。
  • 2002年7月株式会社ジャパンネット銀行(現PayPay銀行株式会社)を利用し、消費者金融向けに送金サポートサービスの提供を開始。証券会社向けクイック入金サービスの提供を開始。
  • 2004年11月収納代行業務の委託先であるトランスファーネット株式会社に出資し、関連会社とする。「マルチペイメント」サービス(サービス名称:Pay-easy(ペイジー))を利用し、損害保険各社の自賠責保険の共同システム「e-JIBAI」に対し、収納代行サービスを提供。収納代行サービスを汎用的サービスとして展開することを目的に株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(現株式会社NTTデータ)と決済アウトソーシングに関わる業務提携契約締結。
  • 2008年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
  • 2008年9月業容の拡大に伴い本店を東京都港区芝公園に移転。

2010年代

  • 2010年1月トランスファーネット株式会社の株式を追加取得し、同社を連結子会社とする。
  • 2010年11月業容の拡大に伴い本店を東京都港区浜松町に移転、また、本社事務所を東京都千代田区内幸町に新設。
  • 2011年3月M&A業務の効率化を図るため本店を東京都千代田区内幸町に統合。
  • 2015年11月QCS株式会社の全株式を取得し、同社を連結子会社とする。
  • 2016年3月インバウンド旅行者対応として、中国テンセント社と契約し、スマホ決済アプリWeChat Payの提供を開始。
  • 2017年6月シンクライアント型決済リーダーソリューションサービスの提供を開始。
  • 2017年7月スマートフォン決済アプリ「PayB」のサービス提供を開始。
  • 2018年9月創業FinGo株式会社を設立し、カードリーダーソリューションサービスを強化。
  • 2018年10月インバウンド旅行者対応として、中国のアリババグループのアント・フィナンシャルサービスグループと契約し、スマホ決済アプリAlipayの提供を開始。

2020年代

  • 2020年1月M&AQCS株式会社を吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場から、グロース市場に移行。
  • 2022年9月取手事務センターを開設。
  • 2023年6月本店を東京都千代田区内幸町一丁目2番2号に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年12月期まで66億円
  • 連結経常利益2027年12月期まで12億円
  • 連結自己資本利益率(ROE)2027年12月期まで20%超
  • 配当性向2027年12月期まで35%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    決済基盤の拡充と新サービス開発

    既存の決済サービス(クイック入金、収納代行等)の強化に加え、スマホ決済「PayB」やスマホマルチ決済、キャッシュレス決済端末の販売に注力し、新たな商品・サービスの開発を推進する。

  2. 02

    アライアンス拡大による営業力強化

    営業代行会社等との提携を強化し、現在の会社規模では難しい広範な営業展開を実現する。自社の資金移動サービスを一般事業会社へ拡販するため、アライアンスと営業人員の確保・育成を進める。

  3. 03

    人材確保と教育による組織力向上

    事業拡大に伴い営業人員を中心とした人材確保が急務。継続的な採用と教育を実施し、顧客・サービスに柔軟に対応できる組織を目指す。

  4. 04

    システム増強とセキュリティ向上

    決済サービスは社会インフラとして高いセキュリティと安定運用が求められる。最新技術を導入し、事業拡大に対応した運用体制を維持する。

  5. 05

    特定業種向けソリューションの構築

    教育・医療等の特定業種向けに、ペーパーレス請求・決済サービスなど新たなソリューションを構築・推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で97人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は694万円で、9期前と比べて+29.6%平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は6.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月43
2017年12月55
2018年12月58
2019年12月53636.54.064
2020年12月50436.44.371
2021年12月55636.54.972
2022年12月56638.05.877
2023年12月66438.36.182
2024年12月64639.26.393645
2025年12月69438.46.497619

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社(東京都千代田区)データセンター — 東京都品川区105百万円
決済支援事業 — FinGo株式会社(東京都千代田区)72百万円
主な関係会社
  • 国内
    トランスファーネット株式会社(注)1.2.3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権66.0%
  • 国内
    FinGo株式会社(注)1.2.3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    第三者型前払式支払手段による国民年金保険料の納付受託に係る委託業務 一式
    厚生労働省 · 2025-03-03
    1,684万円
  • 調達
    第三者型前払式支払手段による国民年金保険料の納付受託に係る委託業務 一式
    厚生労働省 · 2024-03-04
    1,177万円
  • 調達
    スマートフォンでのクレジットカード等決済代行アプリを利用した国民年金保険料の納付受託に係る委託業務
    厚生労働省 · 2022-10-11
    1,146万円
  • 調達
    第三者型前払式支払手段による国民年金保険料の納付受託に係る委託業務
    厚生労働省 · 2022-10-03
    383万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は45億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.1%、利益が+0.0%。

売上高
+7.1%
45億円
営業利益
+0.0%
6億円
純利益
+0.0%
4億円
営業利益率
13.3%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高56億円45億円
営業利益9億円6億円
純利益6億円4億円
1株あたり配当¥32.5¥32.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は26億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+18.2%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q9111.11
2023年2Q9111.10
2023年3Q9111.11
2023年4Q111
2024年1Q10110.01
2024年2Q11218.21
2024年4Q21314.32
2025年2Q22313.62
2025年4Q23313.02
2026年2Q26415.43

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は13億円から45億円へ3.5倍に増えた。直近期の営業利益率は13.3%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月13−1−2
2013年12月1310
2014年12月1411
2015年12月1521
2016年12月192−1
2017年12月2221
FinGo株式会社を設立し、カードリーダーソリューションサービスを強化。
2018年12月2632
2019年12月2310
QCS株式会社を吸収合併。
2020年12月2921
2021年12月3132
取手事務センターを開設。
2022年12月3453
2023年12月3853
2024年12月426614.34
2025年12月456713.34

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高45億円のうち、営業利益として残るのは6億円13.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の8.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.4%29億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.2%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.3%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.9pt
13.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.2pt
8.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.6pt
13.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
18.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが42億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは42億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は277億円で、売上の73.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月15−2−51341
2013年12月12201455
2014年12月2−10156
2015年12月0−20−254
2016年12月−500−549
2017年12月9−1−2855
2018年12月−2−1−1−351
2019年12月180−11869
2020年12月190−11986
2021年12月63−1−262147
2022年12月−11−1−1−12134
2023年12月61−1−160194
2024年12月440−144237
2025年12月420−142277

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は301億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は10.4%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月51143726.4
2013年12月62154724.1
2014年12月64174725.5
2015年12月65184727.5
2016年12月59174228.8
2017年12月66194727.2
2018年12月62204231.3
2019年12月78195923.7
2020年12月100208019.4
2021年12月1602113912.5
2022年12月1522412814.9
2023年12月2132618711.7
2024年12月2603023010.9
2025年12月3013326910.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
278億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
19億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
269億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率7 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中192位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中597位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
13.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
10.4%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,265で、1年前と比べて+11.1%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥1,265-2.3%1ヶ月+22.2%1年+11.1%時価総額83億円
過去52週の値幅
安値¥959高値¥1,320

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.4倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR2.47倍
配当利回り2.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日に前日比6.72%高の1222円と急伸し、1ヶ月で19.57%上昇した。25日移動平均線(1054.56円)を約15.9%上回り、75日線(1035.61円)や200日線(1034.34円)も大幅に上回る。52週高値1387円には約12%差、52週安値959円からは27.4%高い。8月14日には81,500株の出来高を伴って1034円まで下落したが、その後は買い戻され、上昇トレンドが続いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

予想PERは11.1倍で、同業界平均の31.11倍と比べて大幅に低く割安。実績PER15.93倍も平均を大きく下回る。PBR2.1倍は業界平均3.64倍を下回り、ROE13.7%を考慮すると割安感が強い。配当利回り3.14%は業界平均2.68%を上回り、配当性向51.8%で安定。売上・利益は堅調に成長しており、今後の業績拡大も期待できる。ただし成長率が緩やかな点は注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.4倍47.9倍
PER (予想)13.6倍
PBR2.47倍2.96倍
ROE13.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

決済インフラとしての需要は安定しているが、競争激化と市場成熟が成長の重しとなる。強気派は、既存顧客とのリレーション強化や新決済手段の取り込みによる取扱高拡大を期待する。一方、弱気派は、手数料率の低下圧力や、キャッシュレス化の進展に伴う競合サービスの台頭を懸念する。デジタル化の潮流が追い風か逆風かが論点。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    公共料金収納など景気変動に左右されにくい需要が底堅い。

  • 新決済手段の拡充

    スマホ決済や口座振替などへの対応で取扱高の増加が続く。

  • 既存顧客との深耕

    多様な料金メニューの受託で、一社当たりの取扱高が伸びる。

  • 予想PER11.6倍が示す純利益約6億円通年影響

    時価総額71億円を予想PER11.6倍で除すと純利益約6億円、前期実績4億円から50%増収益拡大が期待される。

  • 売上高の3期連続増収と営業利益維持決算発表後影響

    売上高38→42→45億円と増加、営業利益6億円を維持できれば利益率改善によるEPS押し上げが見込まれる。

  • 配当利回り3.01%の株価下支え継続影響

    配当利回り3%超は小型情報サービス株で相対的に高く、株主還元姿勢が下値を支える。

  • PBR2.2倍・ROE13.7%の資本効率改善不定影響

    ROE13.7%に対しPBR2.2倍と資本効率は良好、追加の自社株買い等があれば需給が引き締まる。

マイナスに働く材料7
  • 手数料競争の激化

    同業他社の参入で、収納手数料の引き下げを迫られる可能性。

  • キャッシュレス競合

    銀行や決済専門企業が直接契約を結ぶ動きで中間業者の存在価値が低下。

  • 技術革新への追随

    新技術への対応遅れが競争力低下につながる恐れがある。

  • 営業利益率が前期比1ポイント低下決算発表後影響

    営業利益率14.3%→13.3%に低下、売上高45億円では約4,500万円の利益減少に相当する。

  • 売上高成長が鈍化する費用増圧力決算発表後影響

    売上高45億円・営業利益6億円の構造が続くと増収効果は販管費増で相殺されやすい。

  • 小型株ゆえの流動性リスク継続影響

    時価総額71億円と小型で、売買高が細ると僅かな売り注文で株価が動きやすい。

  • 外国人保有16.3%の売買動向次第不定影響

    外国人保有比率が16.3%あり、リスク回避時にアジア小型株から資金が流出する恐れ。

次の決算で確かめる点
取扱高
収益の基盤であり、規模の拡大がそのまま業績に直結するため。
手数料率
収益性を左右し、価格競争の影響を測る重要な指標のため。
契約顧客数
ストック型収益の安定性を確認し、今後の成長余地を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32.5で、前期から+14.7%いまの株価に対する利回りは2.57%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥32.5
1株あたり
配当利回り
2.57%
いまの株価に対して
配当性向
51.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月4
2017年12月13233.332.8
2018年12月9−30.036.2
2019年12月90.0
2020年12月90.060.0
2021年12月1014.343.4
2022年12月100.025.0
2023年12月1220.039.6
2024年12月2387.544.2
2025年12月2614.751.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32.5

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,493人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.1%を占め、残る78.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他54.058.461.359.553.355.8
事業法人20.119.920.224.919.819.7
外国法人16.814.412.410.220.715.9
証券会社7.13.94.03.14.36.8
自己株式2.94.24.24.24.24.2
金融機関1.83.31.71.71.61.4
外国人個人0.20.30.50.70.30.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社T-SKY9.12
02OKASAN INTERNATIONAL(ASIA)LIMITED A/C CLIENT(常任代理人 岡三証券株式会社)6.73
03株式会社NTTデータ6.70
04住原 智彦3.56
05GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)3.27
06宗教法人宗三寺2.56
07江田 敏彦2.48
08野村證券株式会社2.15
09株式会社SBI証券2.02
10BOOM SECURITIES(H.K.)LIMITED―CLIENTS’ACCOUNT(常任代理人 マネックス証券株式会社)1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+151%、1株純資産は14期で−45%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月−126904−12.9
2013年12月124812.6328.437.7
2014年12月295185.764.613.7
2015年12月232818.456.217.5
2016年12月−9266−3.2
2017年12月202827.3157.732.8
2018年12月273039.375.736.2
2019年12月−4290−1.3
2020年12月223047.552.760.0
2021年12月3531911.428.343.4
2022年12月5136015.129.625.0
2023年12月4839812.619.739.6
2024年12月6545015.321.344.2
2025年12月6549813.715.351.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額137百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
江田敏彦取締役 会長72163,100
石塚昭浩代表取締役 社長582,300
木幡徹取締役 営業本部長兼 業務本部長491,000
長谷川毅取締役 管理本部長551,000
住原智彦取締役 非常勤68233,600
安孫子和司取締役 非常勤62
木﨑重雄取締役 非常勤63
大林幹司監査役 常勤704,900
山田啓介監査役 非常勤68
中谷浩一監査役 非常勤56

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)710910916
社外取締役428287

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,434字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ビリングシステム株式会社)及び子会社2社の計3社により構成されており、「企業の決済作業とキャッシュ・フローの効率化」をサポートする業務受託事業とコンサルティング事業を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当事業における位置付けは次のとおりであります。 (1) 決済支援事業について 当社グループは、企業の財務活動における回収業務、支払業務、資金繰り業務(以下、「決済等」という。)の効率化を支援するサービスをインターネットを通して提供しております。 企業は、当社グループのサービスを利用することによって、決済等における金融機関との個別手続きを当社に委託し、当社グループはそのサービスの利用料を受け取ります。 具体的には、企業と金融機関等各種決済機関をつなぐ決済プラットフォームを当社グループが構築し、企業が決済を行う為に必要となる決済情報を決済機関毎に合致したデータに変換し情報を伝送する各種機能や処理代行をASPサービスとして提供いたします。 金融機関等決済機関はそれぞれ使用するシステムが異なりますが、当社グループが間に入り、決済業務を代行することにより、企業は決済機関毎に決済情報を送付しなくとも一括して決済等の業務を完結することができます。また、当社グループとだけ契約することで、決済機関毎に契約手続きを行うことなく決済業務が完結でき、事務処理等の業務負担を大幅に軽減することができます。 このように当社グループでは、企業間の決済業務の効率化ニーズや全国展開する企業の営業店や代理店の手持ち現金の集計・集約などの集金業務の効率化ニーズに対し、ASPサービスの提供による業務受託事業を展開しています。 なお、決済支援事業の収益認識において、決済データの処理件数に紐づく従量利用料は、当社グループの基幹システム及び外部システムとのインターフェイスに係る内部統制の有効性に高度に依存しております。 決済プラットフォームの主なサービスは、次のとおりであります。 ① クイック入金サービス インターネットを利用した個人投資家の株式の売買、外国為替・金融先物取引等に付随する銀行口座、証券口座(証拠金口座)間の資金移動を、リアルタイムでサポートするサービスです。当該サービスでは、投資家から振込まれる資金の情報を、オンライン証券、外国為替・金融先物取引会社等から当社が受け取り、銀行に資金移動情報を伝送します。同時に、個人投資家の本人確認も行ったうえで、銀行間で決済された結果の情報を、これらオンライン証券、外国為替・金融先物取引会社等にリアルタイムで提供します。 ② 収納代行(注1)サービス 通販事業者等の多数の集金をする企業では、クレジットカードやコンビニエンスストア各社、さらに、全国1,400以上の金融機関のインターネット振込やATM支払い等の各種決済方法を使用しています。当社グループでは、これら各種の決済情報を、ECサイト(注2)に接続して一括して代金回収の代行を行います。このサービスにより、通販事業者等は当社のシステムに接続するだけで、自社で決済機関毎の入金状況を調査しなくとも、収納情報をリアルタイムで一元的に把握・管理することが可能となります。また、当社グループサービスでは収納情報のみでなく、入金消込み、資金管理を含めたトータルサポートを実施しており、収納資金は集計・集約し、商品の購買者が資金を振り込んだ日から約3日目に資金入金を実施しており、e-JIBAIによる自賠責保険料の回収業務等に利用されております。 さらに、個人消費者からの支払いに対応するだけではなく、企業間の請求・支払業務でも、請求、支払、収納、入金消込みの業務を一貫して代行しております。 最近では、急増する訪日中国人旅行者向けのスマホマルチ決済サービスとして「WeChat Pay」や「Alipay+」を、また、払込票での支払いをスマホを利用して即座に自身の銀行口座より決済できる「PayB」をスマホ決済サービスとして展開しております。 なお、当社グループは、連結子会社であるトランスファーネット株式会社に収納代行機能の一部を委託しております。 (注) 1.収納代行とは、通販事業者等物販会社などの請求企業が、エンドユーザー等の請求先から売上代金を回収するにあたり、その業務を代行することを言います。 2.ECサイトとは、商品やサービスをインターネット上で販売するためのウェブサイトを言います。 ③ 即時口座振替サービス ネットショッピングなど不定期に繰り返し発生する取引の支払いを、リアルタイムに口座振替による引落処理を行うことができるサービスです。ネットショップのほか即時性が求められる各種の決済・支払に利用することができます。 ④ 送金サポートサービス 企業は支払い業務にあたって銀行振込を利用することが多くあり、当社グループは企業の資金支払いのサポートも行っております。具体的には、PayPay銀行株式会社と連携して当社から決済情報を伝送し、即時送金のデータ取次サービスを提供したり、信託口座を利用した総合振込の取次を行う等、企業が行う複数取引先への一括送金業務の効率化をサポートしております。 ⑤ 公共料金支払代行サービス 不動産管理業者等多数の不動産を管理している企業にとって、電気・ガス・水道等の公共料金の支払事務は支払件数が多く、その事務作業が非常に煩雑となっております。当社グループでは、これら各種公共料金の支払業務全般を一括で代行しており、煩雑な事務作業の効率化とコスト削減を同時にサポートしております。 ⑥ カードリーダーソリューションサービス 自動販売機、各種屋内外無人機、店頭など場所を選ばず、電子マネーの新たな決済サービスを提供しております。このカードリーダーは、シンクライアント技術を活用し、センター集中型のハイセキュアなチャネルの構築を実現し提供しております。将来的には、在庫管理、デジタルサイネージなど、高付加価値型の付随サービスのご提供も可能となります。 (2) ファイナンス支援事業について(ファイナンス取次サービス) 当社が企業の請求書発行業務や前述②の収納代行サービス、④の送金サポートサービスといった決済業務の代行を受託し、当該業務代行から得られた決済情報を、金融機関等の提携金融事業者へ提供することを通じ、企業のキャッシュ・フローを可視化することで、提携金融事業者の行う企業向けの投融資を安全かつ円滑に運営するためのデータの管理及び取次を行うサービスです。 具体的には、売掛債権等を対象とした投融資(ファクタリング、売掛債権担保融資等)の資産管理業者として、当社が企業のキャッシュ・フロー状況のモニタリング結果を提携金融事業者に提供するとともに、投融資の回収原資となる売上金の入金口座を管理いたします。 当サービスのご利用により、提携金融事業者は、独自には対応の難しい煩雑な債権管理業務をアウトソースでき、かつ、客観データに基づく与信管理体制の強化、当社を通じた回収原資の確保を図ることができます。さらに、企業に対して、資金繰りと業務の効率化を同時にサポートできるサービスです。 事業の主な系統図は、以下のとおりであります。 資金の回収は、①クイック入金サービス、②収納代行サービス、③即時口座振替サービス、資金の支払は、④送金サポートサービス、⑤公共料金支払代行サービス、資金繰りは(2)ファイナンス取次サービスを指します。 ・実線部分は、当社グループサービスを利用する企業又は事業者金融から見える部分であり、点線部分は当社が受託して代行しているため、企業又は事業者金融が関与しない部分となります。 ・当社は、企業又は事業者金融にASPにて決済取次サービスを提供し、その対価として、月額固定費用とデータ処理件数等に応じて課金される従量費用を、業務受託売上として計上しております。 ・当社グループは、連結子会社であるトランスファーネット株式会社に収納代行の一部を委託しております。 (3) その他事業について その他事業は、決済支援事業やファイナンス支援事業に直接紐づかない事業コンサルティングサービス等のサービスであります。
経営方針・対処すべき課題3,641字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは『決済基盤を軸とした新しいワークフローを提供し、お客様の利益を創出します』という企業理念のもと、決済情報に基づいた業務処理の効率化を図る「マネー・チェーン・マネジメント」の思想のもと、企業のあらゆる決済業務の大幅な効率化とコストダウンの実現を支援しております。 当社グループでは上記企業理念のほか、以下の経営理念を掲げ、経営者をはじめとした従業員全体で大切にするべき価値観や行動指針として企業活動を行っております。 ① 私達が大切にする価値観 1) 誠実と責任 誠実を旨とし、責任感を持って、信頼のサービスを社会に提供します。 2) 創造と革新 環境の変化を機敏に感じ取り、創意工夫に努め、常にサービスの革新・改善を推進します。 3) 発展と成長 お客様と共に発展し、社員一人ひとりの成長と幸せを実現します。 ② ビジョン 1) 私たちは、創意工夫と相互の啓発を大切にし、誇りとやりがいを持てる環境を作ります。 2) 私たちは、決済サービスを中核としつつ、その情報と分析を活かした新しい領域のサービスを提供し、お客様の成長と発展に貢献します。 3) 私たちは、パートナー企業と共に相互のノウハウと強みを活かしたアライアンスを推進し、1+1=∞の価値を創出します。 4) 私たちは、ビジネスインフラとしての自覚を持ち、事業の安定的な運営と経営の透明性、健全性を堅持し、社会の発展に貢献します。 ③ 行動指針 1) 私たちは、ありがとうを大切にします 個人の尊重、利他の精神を重んじ、自由闊達で協力を惜しまない文化の涵養とお互いに感謝しあう気持ちを大切にします。 2) 私たちは、約束を守ります 常に信用を第一に、社内外のルールに沿って誠実に行動し、お客様との約束、情報資産を守ります。 3) 私たちは、挑戦します 現状維持は停滞と捉え、「大胆な発想と着実な一歩。」により、創造、革新、改善に挑戦し続けます。 (2) 経営戦略等 当社グループはこれまで、証券会社や為替・金融先物取引会社に対してクイック入金サービスや、損害保険会社向け自賠責保険料の回収システム「e-JIBAI」に代表される収納代行サービスを主力サービスとして経営を行っておりますが、昨今のキャッシュレス決済の急速な進展を受けて、今後の当社グループの主力サービスとすべく、急増する訪日中国人観光客向けスマホ決済アプリ「WeChat Pay」「Alipay+」などのスマホマルチ決済サービスや、払込票での支払いをスマートフォンを利用して即座に自身の銀行口座より決済できるスマホ決済サービス「PayB」などと、自動販売機、各種屋内外無人機、店頭など場所を選ばず、電子マネーの新たな決済サービスを提供するキャッシュレス決済端末の販売に力を入れております。 なお、当社グループは、2025年12月期から2027年12月期の3カ年を対象とする中期経営計画を策定し、2024年12月に公表しました。「国内決済基盤の拡充」に向けて、「お客様の決済業務の効率化を図るとともに、決済の安全性・利便性を提供する」を、3カ年の経営テーマとして掲げ、以下に取り組んでまいります。 ① 事業戦略 決済基盤を活用したサービス及び顧客基盤の強化・拡大・創造を目指し、既存サービス及びパートナー企業とのアライアンスの拡大・強化や、教育・医療等の特定業種向けソリューションの構築・推進とともに、「PayB」の法人向けサービスや、ペーパーレス請求・決済サービスをはじめ、新たな商品・サービスの開発にも注力してまいります。 ② 経営基盤強化戦略 事業戦略を支える経営基盤戦略として、人材、財務、広報・IRの強化を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 (2)で記載しました当社グループが注力しておりますスマホ決済サービスやキャッシュレス決済端末の販売の市場については、現在進行形で新しいスマホ決済アプリや電子決済端末が次々に誕生していることから、今後も引き続き成長基調で推移していくものと想定しております。 この流れを受けて当社グループにおきましても、スマホ決済サービスとキャッシュレス決済端末の販売の拡大を目指しており、この方針の達成状況を判断するため、それぞれのサービスにおける売上高を、客観的な指標としております。 また、新たに策定した中期経営計画の具体的な数値目標として、2027年12月期には、連結売上高66億円、連結経常利益12億円、連結自己資本利益率 (ROE)20%超の実現及び配当性向35%の継続実施を目指してまいります。 (4) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、企業の財務活動における決済等の効率化を支援するサービスをインターネットを通して提供しております。 資金の回収業務につきましては、オンライン証券、外国為替証拠金取引会社等へクイック入金サービスを、また損害保険会社等に対し保険料等の回収業務を収納代行サービスとして提供する既存サービスに加えて、払込票での支払いをスマホを利用して即座に自身の銀行口座より決済できるスマホ決済サービスPayBや、中国人観光客が利用している「WeChat Pay」「Alipay+」に加え日本国内で普及している様々なスマホ決済をワンストップでご提供するスマホマルチ決済サービス、また自動販売機・自動精算機・券売機等、様々なカテゴリーの機器に取り付け可能なキャッシュレス決済端末販売事業等のサービスを展開しております。その他、資金の支払業務につきましては、事業会社及び金融会社等に対し、送金サポートサービスを提供しております。また、資金の回収業務や支払業務において得られたデータを活用したファイナンス取次業務を行っており、これら決済に関連する多岐にわたるサービスの提供が当社グループの特色でもあります。 しかしながら、クイック入金サービスを除き、それぞれのマーケットへの普及率は未だ不十分であり、限定的範囲での対応に留まっているため、以下の点を主要課題として認識するとともに、これまで以上の成長を目指し、事業価値の向上を推進してまいります。 ① 人材の確保と教育 当社グループは、クイック入金サービスや収納代行サービスなどの既存サービスをはじめとして、スマホ決済サービスPayBやスマホマルチ決済サービス、また、キャッシュレス決済端末の販売などのサービスを開発し提供するなど積極的な事業拡大を図っております。 それに伴い、営業人員をはじめとした人員確保が急務になっており、今後とも継続して採用の強化、また採用後の教育を実施することで、組織全体の底上げを図り、顧客・サービスに柔軟に対応できる対応力の高い組織を目指してまいります。 ② アライアンスの強化 当社グループは、資金業務の効率化や地方拠点からの資金の集中等、物販を伴わない資金移動を行うサービスを提供できることに強みがあり、このようなサービスは多くの一般事業会社でもニーズが高く、大きなマーケットが見込めると考えております。一方、サービスをパッケージ化し自力で広く営業展開を図るには、現在の会社規模では難しく、拡販について十分に対応できているとは言えない状況です。 当社グループのより一層の成長のため、今後とも継続して社内の営業人員の確保・育成とともに、営業代行会社等とのアライアンスを強化することで営業力強化を図り、積極的でスピード感のある営業展開を行ってまいります。 ③ システムの増強 決済サービスは一種の社会インフラでもあり、高度なセキュリティと信頼性の高い安定したシステム運用が求められます。インターネットを取り巻く技術革新は日進月歩であり、当社グループは、今後とも継続して新しい技術を積極的に取り入れ、引き続き質の高い運用環境を維持するとともに、事業拡大に対応した運用要員の確保等に注力してまいります。 ④ 事業開発力の強化 売上強化のためには、既存のビジネスを着実に発展させることはもとより、顧客ニーズの変化・社会の要請に合わせた新規サービスをタイムリーに開発することが重要です。 スマホ決済サービスPayBやスマホマルチ決済サービス、キャッシュレス決済端末の提供などのサービスの開発・提供を行っておりますが、引き続き、社会の変化を常に意識し、新しいサービスを開発することで積極的な事業拡大を図ってまいります。 ⑤ 中期経営計画の推進・実行 中期経営計画の実現に向けて、(2)で記載しました事業戦略及び経営基盤強化戦略を着実に推進・実行していくことが、今後の重要な課題と認識しております。
事業等のリスク6,035字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下に、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項について記載しております。また、当社グループとして必ずしもそのようなリスク要因とは考えていない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。これらリスクの発生可能性について十分に認識をした上で、発生の回避及び発生時の対応に努めてまいります。本項については、本株式に対する投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありませんので、ご留意ください。 なお、文中における将来に関する事項につきましては、本書提出日現在において判断しております。 1.事業を取り巻く経営環境について (1) 証券取引、為替取引における規制について 当社グループは、クイック入金サービスにおいて、個人投資家の銀行口座から証券、外国為替の証拠金口座への資金移動をサポートするサービスを提供しておりますが、証拠金倍率の上限規制が導入される等当局による規制が強化され、取扱件数が減少した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 株式市況、外為市況等の変動及び証券取引環境等の変化について 当社グループの提供するクイック入金サービスによる売上げは、株式、外為等市況の変動幅が大きい程取引件数が増加する傾向にありますが、市況変動幅が小さくなった等の理由により取引件数が減少した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、近時、証券口座の不正利用が急増していることを背景に、インターネット証券取引における本人認証等のセキュリティ強化が進められており、これらの対応の影響等により取扱件数の伸びが鈍化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 法令による規制について 当社グループの決済代行支援事業については、改正割賦販売法のクレジット番号等取扱契約締結事業者、改正銀行法における電子決済等代行業者、及び資金決済法における前払式支払手段発行事業者に登録しており、それぞれの規制を受け事業を行っておりますが、今後、それぞれの法律が改正され、その内容によって当社の提供するサービスが制限を受ける、また、何らかの事情により登録が取り消された場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 収納代行預り金について 当社グループの収納代行サービスは、事業者に代わり収納した代金を、分別管理された当社名義の預貯金口座に一時保管した後、所定の期日に事業者に送金するスキームとなっております。 収納代行により当社が一時保管する代金については、貸借対照表上「現金及び預金」(流動資産)及び「預り金」(流動負債)に両建計上されております。 当該収納代行代金については、事業者財産保護の観点から金融機関の決済性預貯金口座において決済用資金と分別管理しており、貸倒リスク軽減のため、契約に基づき事業者に送金する際に手数料(当社売上)を相殺するスキームを採用しておりますが、ペイオフ等に関する金融行政の方針が変更され、当該口座が預金保護の対象とならなくなった場合、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。 (5) 競合と参入障壁について 当社グループの提供する決済代行支援事業のうち、クイック入金サービスについては金融機関とのシステム連携のノウハウは専門性を要求されるため、参入障壁が高いものと認識しております。その一方で、EC事業者の運営する仮想店舗での物販に伴うクレジットカード、コンビニエンスストア店頭払い等の収納代行サービスは参入障壁は必ずしも高いものではなく、また、既存の決済代行業者間の競争は激化しております。これら決済等のうち収納代行サービスについて競争の激化により低価格競争を余儀なくされた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新規事業について 当社グループは、従来からのクレジットカード決済やコンビニエンスストア決済などの収納代行サービスや銀行振込入金を24時間リアルタイムで行えるクイック入金サービスに加え、当社開発のスマホ決済サービスPayBや「WeChat Pay」などのスマホマルチ決済サービスやキャッシュレス決済端末の販売など新しいサービスを開発し展開しております。しかしながら、これらのサービスは市場成長率も高く競合他社も増加傾向にあるため、サービスの差別化が難しくなり価格競争に巻き込まれ収益性が悪化するなど予想と異なった場合、投資資金の回収が遅れ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (7) 革新的技術の出現について 当社グループは、前述(1)~(6)記載のとおり、収納代行サービスやクイック入金サービス、スマホマルチ決済サービスやキャッシュレス決済端末の販売など多くのサービスを展開しておりますが、決済代行支援サービス業界の技術革新のスピードは非常に速く、まったく新しい決済スキーム等の出現により、当社サービスが著しく陳腐化することにより当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 災害リスクについて 当社グループは、システム構成の冗長化等を行い、システムダウンが発生しないよう然るべき対応を適宜図っておりますが、地震や台風、大雪などの自然災害や、火災や停電、テロ行為、パンデミック等が発生した場合、物的・人的な損害の発生や、システムダウン以外に営業活動が制限される等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 海外との取引について 当社グループは、中国人旅行者向けに「WeChat Pay」「Alipay+」というスマホアプリ決済サービスを展開しており、日本国内で中国人観光客がスマホアプリで決済した代金を契約中国企業より送金してもらい、各加盟店企業に当社より送金するスキームを採っております。 そのため、新型コロナウイルス等を始めとするパンデミックや中国における予期しない法律の変更や経済環境の変化、戦争・テロ・紛争等その他要因による社会的・政治的混乱の発生により、利用者の急減や送金の停止等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 仕入先について 当社グループは、キャッシュレス決済端末を海外の企業から輸入し日本国内で販売を行っております。輸入元企業の信用状況悪化等により製品の安定的供給、保守が行われなくなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 商品について 当社グループは、キャッシュレス決済端末の品質管理に関して適切な対応に努めております。しかし、このような管理体制を整えているにも関わらず、当社又は、輸入元企業に起因する製造物責任に関わる事故の発生や製品の瑕疵、品質等の不適切な表示により関係諸法令に抵触した場合は、当社グループの社会的信用や企業イメージを損ない、多額の賠償金又は罰金の発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 仕入価格について 当社グループは、キャッシュレス決済端末を販売しておりますが、この製品については中国から輸入しており、仕入代金の支払いについては米ドル建てで行っております。 そのため、円高傾向にある時期に事前に米ドルに換金するなど想定レートより有利になるように仕入価格を調整しておりますが、日本円と米ドル間の為替相場が想定以上に円安傾向となった場合、円換算した仕入価格が上昇することになります。当社グループの想定以上に円安が進んだ場合、市場環境いかんでは、かかる仕入価格の上昇分を適正に製品の販売価格に転嫁することが出来ず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、中国からの仕入については上記のとおり、米ドル決済としておりますが、人民元が切上げられた場合、仕入価格が上昇する可能性があり、当該上昇分を適正に製品の販売価格に転嫁出来ない場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 製造・供給について 当社グループは、キャッシュレス決済端末を販売しておりますが、この製品の製造・供給について技術上の問題、使用原材料の供給停止、パンデミック、火災、地震、その他の災害等により工場が閉鎖又は操業停止した場合、あるいは物流機能等が停止した場合には、製品の供給が妨げられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 2.当社の事業体制について (1) 小規模組織であることについて 当社グループは、2025年12月31日現在、役職員数合計が109名で、このうち取締役8名(うち非常勤取締役3名)、監査役3名(うち非常勤監査役2名)と小規模な組織であり、内部管理体制や業務執行体制も組織規模に応じたものとなっております。そのため、もし社員が予期せぬ退社をした場合にはメンバー構成に重大な変化が生じる可能性があります。 (2) 営業体制について 当社グループの現状の規模では、直接顧客企業への営業展開を行うことには限界があるため、顧客開拓等については、事業上のアライアンス先の営業に協力を得ております。このため、アライアンス先の事業戦略が変更されたり、アライアンス先が計画どおりの取引先数、決済取次件数を達成できない等の事情が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループの既存の顧客に対しては、追加サービスを提供することにより売上の拡大を図っておりますが、既存顧客に対して当社グループが想定する新たなサービスを提供することができなかった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3) 開発体制について 当社は、キャッシュレス化の流れを踏まえスマートフォンを利用した決済サービス「PayB」等新しいサービスを展開しておりますが、優秀な技術者を確保できないなど多様化する顧客のニーズに対応したサービスの提供や高度化するアプリケーション開発がタイムリーにできなかった場合、事業の展開が遅れ当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4) 人材の確保について 当社グループは、クイック入金サービスや収納代行サービスなどの既存サービスをはじめ、スマホマルチ決済サービスやキャッシュレス決済端末の販売などの新規サービスを提供するなど積極的な事業拡大を進めております。それに伴い、営業人員やシステム開発要員をはじめとした人員確保が急務になっており、採用部門の強化、また採用後の教育を実施することで、組織全体の底上げを図り、顧客・サービスに柔軟に対応できる対応力の高い組織を目指しております。 ただし、当社グループが事業拡大を進めていくうえで、必要な人材を確保・育成し、活用できない場合には、当社グループの事業展開、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 個人情報の漏洩について 当社グループは、決済取次サービスの提供において、個人情報を有することがあり、事業の拡大に伴い当社グループの取り扱う個人情報が増大する可能性があります。当社グループは、情報セキュリティ関連規程を整備し、個人情報保護委員会を設置する等、個人情報に係る社内管理体制を整備し、役職員に対する教育を実施し、一般財団法人日本情報経済社会推進協会よりプライバシーマークの付与認定を受けております。 しかしながら、外部からの不正なアクセスや想定していない事態によって個人情報の外部流出等の発生で当社の信用が失墜し、顧客の離反や損害賠償等が発生し当社グループの事業及び業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (6) システム障害について 当社グループは、インターネットを活用した決済関連の業務受託を行っており、金融機関、コンビニエンスストア、カード会社等のシステムとネットワークで接続されております。当社グループの運用するシステムについては、情報セキュリティに関する機密性、完全性、可用性の確保が重要と認識し、システムの二重化、定期メンテナンスの実施、運用状況のモニタリング、社内CSIRT(コンピューターセキュリティ障害対応チーム)の設置等により障害の抑止策や発生時の対処の適正化・迅速化を図るための対策を講じておりますが、システム障害等の不測の事態が起こった場合、外部からの不正侵入によるシステム動作の不良が起こった場合、また、ネットワークで接続された他社のシステム障害などによってサービスが停止した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (7) 子会社の管理体制について 当社は、連結子会社について、その運営にあたり「子会社管理規程」に基づき子会社の管理体制を整備するとともに当社の役員が子会社の役員を兼務し、子会社の業務運営を把握、改善を行うなど、適切な管理及び支援を行っております。しかしながら、当社による連結子会社への管理及び支援が適切に行われず、当該子会社の業績悪化や不祥事等が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 業務委託先のシステムについて 当社グループは、株式会社NTTデータと業務提携を行い、決済収納システムの構築と運用の一部を委託しております。同社のシステムは極めて信頼性が高いものと認識しておりますが、不測の事態により障害が発生した場合は、当社グループの業務が正常に行えなくなり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 知的財産権の侵害について 当社グループは、第三者の知的財産権を侵害することがないよう社内管理体制を強化しておりますが、当社グループの事業分野において知的財産権の現況を完全に把握することは困難であり、当社グループが把握できないところで第三者がすでに特許・著作権その他知的財産権を保有している可能性は否めず、当社グループの事業分野において第三者が当社グループより先に特許・著作権その他知的財産権を保護し、損害賠償や使用差止等の請求を受けた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 事務オペレーションリスクについて 当社グループは、事務手続きの標準化や文書化に常に取り組んでおりますが、当社グループの展開するサービスの急速な拡大等で事務量が大幅に増加した場合、事務手続きのミスが発生する可能性があり、ミスの内容によっては、加盟店や取引先からの信用を失墜し、加盟店や取引先数が減少することで当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,361字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等を背景に緩やかな回復基調で推移しました。一方で、物価上昇の継続、世界経済の減速懸念、国際情勢の不確実性など、先行き不透明な状況で推移しました。 当社の属する決済市場におきましては、政府によるキャッシュレス決済の普及促進や消費者の利便性志向の高まりに加え、人手不足を背景とした省力化・業務効率化の必要性から、事業者側においてもキャッシュレス決済の導入が進展しております。さらに、行政・金融機関によるDXの推進や、税公金および公共料金分野におけるデジタル収納ニーズの拡大を背景に、市場全体は引き続き拡大基調にあります。 このような状況の下、当社グループは、クイック入金サービスや公共料金支払代行サービスなど既存サービスの着実な運営を推進するとともに、スマホ決済サービスPayBやキャッシュレス決済端末事業のさらなる売上拡大に向け取り組んでまいりました。 スマホ決済サービスPayBにつきましては、金融機関との連携強化および利用可能な払込票発行機関(加盟店)の拡大を継続した結果、2025年12月末時点で18,431社・団体にまで広がっております。 また、金融機関向け「ATM PayB」や、キオスク端末と連携した「キオスク PayB」など、多様なチャネルでのサービス展開を進めております。加えて、教育機関向けには、「学費収納管理システム」の多通貨対応など、特定業種向けソリューションの拡充にも取り組んでおります。 さらに、法人向け決済サービス「PayB for Business」の取扱いを開始し、公共料金等支払代行サービスとの並行展開を進めるとともに、外部のDXソリューションや企業向けSaaSサービスとの機能連携を積極的に推進しております。2025年10月には株式会社ジェーシービーと業務提携を行い、同社が中小企業・個人事業主向けに提供している資金管理ポータル「Cashmap」に「PayB for Business」を搭載し、税金や公共料金の支払機能を追加し自社サービスとして提供することが決定しております。 これらの取り組みにより、PayBサービスの更なる利便性向上と利用者の拡大を図るとともに、金融機関や事業会社等に向けて、PayBを活用した業務効率化・改善ソリューションの提供を積極的に推進しております。 キャッシュレス決済端末事業につきましては、受託開発案件において計画外の売上計上があったことから、受託開発売上は期初計画を上回る結果となりました。一方で、JR駅構内のロッカーや駐車場、自動販売機など非対面領域での端末導入は堅調に推移したものの、新型端末「PT 10Pro」の開発が遅延し本格的な販売開始が翌期へずれ込んだことから、端末販売に係る売上高は期初計画を下回りました。 既存サービスでは、クイック入金サービスにおいて円安傾向が継続したものの、社会問題となった証券口座の不正利用急増に伴うインターネット証券取引時の本人認証強化の影響等により取扱件数が鈍化したため期初計画を下回りました。一方、収納代行サービスは取扱件数が好調に推移したため、期初計画を上回る結果となっております。 その他のサービスについても定常売上は概ね期初計画を上回り堅調に推移しましたが、スポット売上については、一部の案件が、翌期へ期ずれした影響により、期初計画を下回る結果となっております。 この結果、利益率の高いクイック入金の定常売上が期初計画を下回ったことや、スポット案件の一部が翌期へ期ずれしたことなどから、営業利益および経常利益はともに期初計画を下回る結果となりました。 なお、新規企画案件に係るソフトウエア開発において、事業開始の目途が立たないことから、将来の回収可能性を慎重に検討した結果、当連結会計年度末に減損損失を計上しております。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末における資産の合計は、前連結会計年度末に比べ4,192,338千円増加し、30,146,750千円となりました。 当連結会計年度末における負債の合計は、前連結会計年度末に比べ3,874,189千円増加し、26,869,752千円となりました。 当連結会計年度末における純資産の合計は、前連結会計年度末に比べ318,149千円増加し、3,276,997千円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高4,546,706千円(前年同期比7.8%増)、営業利益647,366千円(前年同期比3.4%増)、経常利益651,905千円(前年同期比4.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益408,022千円(前年同期比0.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績については、決済支援事業サービス以外の区分のサービスについては、重要性が乏しいことから記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較して4,016,180千円増加となり、残高は27,669,879千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は4,201,455千円(前連結会計年度末は4,356,214千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益600,851千円、預り金の増加による収入3,978,226千円などの資金増加要因が売上債権の増加による支出80,026千円、立替金の増加による支出74,438千円及び法人税等の支払額の増加による支出250,769千円等の資金減少要因を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は37,852千円(前連結会計年度は48,313千円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出37,206千円などの資金減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は147,848千円(前連結会計年度末は80,695千円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額141,248千円などの資金減少要因によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループでは、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループでは、受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業ごとに示すと、次のとおりであります。 事業の名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 決済支援事業(千円)   4,546,162   7.8 ファイナンス支援事業(千円)   544   △53.6 合計(千円)   4,546,706   7.8 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績及び現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りに特有の不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 その他重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、主なもの及びその補足事項については以下のとおりであります。 a.繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の課税所得を検討し、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。しかしながら、将来の課税所得等を検討し、繰延税金資産の全部または一部を将来回収できないと判断した場合、繰延税金資産に対する評価性引当額を追加計上する可能性があります。また、法人税率が引き下げられた場合、貸借対照表に計上する繰延税金資産の計上額を減額する可能性があります。 b.ソフトウエア ソフトウエアについては、将来の収益獲得、費用削減が確実であると認められた開発費用についてはソフトウエア(ソフトウエア仮勘定含む)に計上しております。このソフトウエアについて将来大規模な計画の変更や使用状況の見直しにより収益獲得、費用削減効果が大幅に損なわれた場合には、ソフトウエアの減損が必要となる可能性があります。 c.投資の減損 投資価値の棄損が著しく、かつ回収の可能性がないと判断した場合、投資の減損を計上しております。非上場企業への投資の場合、当該会社の財政状態の悪化によりその純資産価値が取得価額に比して50%程度以上下落した場合に将来の回復可能性がなければ、減損処理を行っております。将来の市況悪化・業績不振等により現在の帳簿価額に反映されていない損失や回収不能が発生した場合、投資の減損が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1) 財政状態の分析 (資産合計) 当連結会計年度末における資産の合計は、前連結会計年度末に比べ4,192,338千円増加の30,146,750千円(前連結会計年度末は25,954,411千円)となりました。これは主に、収納代行サービスに係る預り金の入出金のタイミングの影響を受け、現金及び預金が4,016,180千円増加したことなどによるものであります。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ4,180,733千円増加の29,740,015千円(前連結会計年度末は25,559,281千円)となりました。これは主に、現金及び預金が4,016,180千円増加したことなどによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ11,604千円増加の406,734千円(前連結会計年度末は395,129千円)となりました。これは主に、投資有価証券が46,374千円、繰延税金資産が17,745千円増加した一方で、ソフトウエアが41,969千円、工具、器具及び備品が8,447千円減少したことなどによるものであります。 (負債合計) 当連結会計年度末における負債の合計は、前連結会計年度末に比べ3,874,189千円増加の26,869,752千円(前連結会計年度末は22,995,562千円)となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ3,890,714千円増加の26,828,374千円(前連結会計年度末は22,937,659千円)となりました。これは主に、預り金が3,978,226千円増加したことなどによるものであります。 固定負債は前連結会計年度末に比べ16,525千円減少の41,377千円(前連結会計年度末は57,903千円)となりました。これは主に長期前受収益等が減少したことなどによるものであります。 (純資産合計) 当連結会計年度末における純資産の合計は、前連結会計年度末に比べ318,149千円増加の3,276,997千円(前連結会計年度末は2,958,848千円)となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益408,022千円を計上したこと、その他有価証券評価差額金33,963千円の計上及び剰余金の配当141,511千円を実施したことなどによるものであります。 2) 経営成績 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、収納代行サービス、クイック入金サービス等が順調に推移したことにより、売上高は前連結会計年度に比べ7.8%増の4,546,706千円となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における売上原価は、上記収納代行サービスの売上増に伴い売上原価が増加したため、前連結会計年度に比べ9.0%増の2,925,898千円となりました。 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、事業体制強化による人件費の増加などにより、前連結会計年度に比べ7.3%増の973,441千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額を含む)は、168,554千円となりました。この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ0.3%増の408,022千円となりました。 3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、株式市場・外為市況動向、銀行法などの法改正、収納代行預り金などがあります。 まず、株式市場・外為市況動向によって、当社グループの提供するクイック入金サービスが売上に与える影響は大きく、クイック入金サービスの収益が当社グループ全体の業績に大きな影響を与えることを認識しております。株式・外為等市況の変動幅が大きい程取引件数が増加する傾向にあり、市況変動幅が小さいと取引件数が減少する傾向にあります。このように株式・外為等市況に当社グループの業績が大きく影響を受けないために、スマホマルチ決済サービスやキャッシュレス決済端末の販売などの新規サービスを展開し事業を拡大していくことで、株式・外為等市況によるリスクを最大限に抑えるよう取り組んでおります。 また、当社グループは、改正割賦販売法のクレジット番号等取扱契約締結事業者、改正銀行法における電子決済等代行業者、及び資金決済法における前払式支払手段発行事業者に登録しており、それぞれの規制を受け事業を行っております。それぞれの法律が改正され、その内容によって当社の提供するサービスが制限を受ける、また、何らかの事情により登録が取り消された場合、当社グループの事業及び業績に大きな影響を及ぼすことを認識しております。そのため当社グループは、関連する業界団体等に加入し、研修会やセミナーに参加することで最新の情報を入手できる環境を整えており、事業部門だけでなくコーポレート部門も関与し、法改正への対応についても事前に対策が講じることができる体制を整えております。 当社グループの収納代行サービスは、事業者に代わり収納した代金を、分別管理された当社名義の預貯金口座に一時保管した後、所定の期日に事業者に送金しております。この際、当該収納代行代金の一次保管中に預貯金口座のある銀行が破綻した場合に、預貯金が目減りするリスクを認識しております。そのため当社グループは、事業者財産保護の観点から金融機関の決済性預貯金口座において決済用資金を分別管理し、ペイオフによる預金目減りのリスクを回避しております。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、収納代行サービスにかかる金融機関等への支払手数料や、システム開発の運用・維持にかかる人件費や外注費、キャッシュレス決済端末の購入費用などの売上原価のほか、営業や管理部門などの人件費や本社オフィスの家賃などの販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、当社サービスにかかるサーバ構築費用やソフトウエア開発費用であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は、自己資金と金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達については、金融機関からの長期借入金を基本としております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は27,669,879千円となっております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが重視している経営指標は、新しく展開しておりますサービスの売上高です。それぞれの指標の実績及び目標は以下のとおりです。 サービス名   2024年12月期実績   2025年12月期実績   2026年12月期目標 スマートフォン決済サービス   911百万円   1,045百万円   1,359百万円 カードリーダーソリューションサービス   536百万円   536百万円   685百万円 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 「決済支援事業」以外の事業の重要性が乏しいため、記載を省略しております。

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