概要
情報戦略テクノロジーは2009年に設立されたシステム開発企業で、2024年3月に東京証券取引所グロース市場に上場した。東京都渋谷区に本社を置き、従業員数は406名(2025年12月期時点)。「0次DX」を掲げ、多重下請け構造を否定し、アジャイル開発を中心に顧客と協働するシステム開発を提供する。2025年12月期の連結売上高は約80億円、営業利益は約5.5億円であり、大手企業を中心に継続率約95%の顧客基盤を持つ。
DX総合商社としての事業構成
情報戦略テクノロジーは「DXの総合商社」を標榜し、4つのサービスを展開する。顧客と直接協働してシステムを開発する「0次システム開発」、チーム単位でソリューションを提供する「0次ラボ」、開発前の戦略立案を担う「0次コンサル」、そしてシステム開発業界向けプラットフォーム「WhiteBox」である。これらの事業は単一セグメント「DX関連事業」として管理され、2025年12月期の売上高は8,019,568千円に達した。同事業の特徴は、発注者と受注者の上下関係を排した「0次」の関係構築にあり、アジャイル開発手法を通じて顧客の内製化を支援する。
アジャイル開発を軸とする収益モデル
同社の収益の中心は、顧客エンドユーザーから直接受注する「0次システム開発」である。多くのIT業界で見られる多重下請け構造を排除し、準委任契約に基づくアジャイル開発を採用することで、ウォーターフォール型の請負契約と比べて柔軟な体制変更とコスト効率を実現する。エンジニアの平均月単価は2025年12月期末時点で120万円であり、社員エンジニア数は前事業年度末の253名から339名へ増加した(新卒・中途採用及びM&Aによる)。売上高は既存顧客の深耕と新規開拓によりミルフィーユ状に積み上がり、安定的な成長を示す。
大手顧客を中心とする強固なネットワーク
同社の顧客は年商1,000億円以上の大手企業グループが中心である。積極的なプッシュ型営業により直取引を開拓し、営業代行やセミナーだけでなく、顧客の事業部門と直接対話して潜在ニーズを汲み上げる。この深い関与が高い信頼を生み、継続率約95%を達成している。また、2024年11月には北九州市に九州支店を開設し、地方自治体との協定(北九州市、東武トップツアーズなど)を通じて官民連携のDX推進にも乗り出している。これらの活動は、同社のブランド力と受注基盤の多様化に寄与している。
子会社再編とM&Aによるグループ拡大
情報戦略テクノロジーはグループ経営を通じて事業領域を拡大してきた。2014年に子会社「coolest」(後にiforward、さらに吸収合併)を設立し、2016年にはEC事業子会社「トライアングルファースト」(後にWhiteBox)を設立した。2021年5月にiforward、2022年7月にWhiteBoxをそれぞれ吸収合併し、2025年1月には再びWhiteBoxを連結子会社として新設した。また、2025年2月には株式会社エー・ケー・プラスの全株式を取得し、連結子会社化した。これにより、エンジニアリソースとサービスラインを拡充している。過去にはベトナムにオフショア開発子会社を設立したが、2023年8月に清算を完了している。
業界の中での役割はエンドユーザー企業のDX内製化を支援する、直取引型のシステムインテグレーター。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01エンドユーザー企業(大手企業中心)主力
各業界のリーディングカンパニーに直接営業を行い、アジャイル開発を中心としたシステム開発を提供。要件定義から開発・保守運用まで一気通貫で支援し、顧客のDXを成功に導く。
- 0次システム開発
- 顧客の社員と当社エンジニアが協働し、アジャイル開発でシステムを構築するサービス。要件未確定でも開始でき、プロトタイプ構築、システム統合、スマホアプリ開発、クラウド移行などに対応。
- 0次ラボ
- 生成AI、サイバーセキュリティ、データサイエンス、UI/UXデザインなどの専門領域に精通したチームが、人月ではなくソリューション価値に基づいて提供する支援サービス。
- 0次コンサル
- 戦略立案からエンジニアが参画し、実装・運用を見据えたDXコンサルティング。立案後はシステム開発やラボにシームレスにつなげる。
02システム開発企業その他
システム開発企業やフリーランス向けに、エンジニアのスキルシート管理や案件マッチングを行うオープンなプラットフォームサービス「WhiteBox」を提供。多重下請け構造の改革を目指す。
- WhiteBoxプラットフォーム
- システム開発企業とフリーランスのエンジニアのスキルシートを登録し、案件発注・受注のマッチングを支援するSaaS。無料プランと有料プラン(パートナープランPRO、SIerプラン)がある。
製品と技術
「0次DX」を支えるアジャイル開発手法
同社が提供するシステム開発の中核は、ウォーターフォール型ではなくアジャイル型である。請負契約ではなく準委任契約を基本とし、顧客とエンジニアが「作っては見せる」を繰り返しながら、仕様の変更に柔軟に対応する。これにより、詳細な要件定義や過剰なドキュメントが不要となり、開発スピードとコスト効率が向上する。同社はこのアプローチを「0次システム開発」と名付け、多重下請け構造の弊害(巨大なシステム障害、不要な修正コスト、エンジニアの疲弊)を解消する手段と位置づけている。実際、社員エンジニアの平均残業時間は1日1時間未満に抑えられている。
AI専門組織「AI CoE」とClaude for Enterpriseの全社展開
同社は全エンジニアに対してエンタープライズレベルのAIツール「Claude for Enterprise」を提供し、社内にAI専門組織「AI CoE(Center of Excellence)」を設置している。これにより、組織横断的なAI活用ナレッジの集約と技術水準の向上を図っている。AI技術の普及に伴い、サイバーセキュリティ対策やデータガバナンス、クラウドインフラ最適化など、関連領域の課題に対しても包括的なソリューションを提供。2025年時点で、同社はAI駆動開発を自社サービス「WhiteBox」の開発にも適用し、コード生成や自動テストのプロセスを徹底している。
システム開発企業向けプラットフォーム「WhiteBox」
「WhiteBox」は、システム開発企業向けのオープンプラットフォームサービスである。同社の連結子会社である株式会社WhiteBoxが運営し、2021年1月に正式リリース、同年9月に有償化を開始した。会員企業は2024年12月期に2,753社、2025年12月期には3,188社に増加。プラットフォーム上では、案件マッチングや開発支援ツールに加え、2025年には「WhiteBox PayAssist」や「TalentSync」のβ版をリリースし、機能を拡充している。同サービスは、業界全体の多重下請け構造を是正し、エンジニアの市場価値を高めることを目的としており、同社のビジョン「すべてを、なくしていく。」を具現化するプロダクトである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
成長中のITサービス、中規模でニッチ
情報戦略テクノロジーは、情報・通信業に属し、ITサービスを提供する企業である。同業他社にはVRain Solution、Cocolive、LisB、ソラコム、ハッチ・ワークが挙げられる。業界内では中規模プレイヤーであり、2025年12月期の売上高80億円、営業利益率7.5%と成長が期待されるが、競合も多く差別化が課題。VRain Solutionやソラコムなどと比較して、特定のニッチ領域に強みを持つ可能性があるが、データからは明確なポジションは不明。
強み
- 2023年12月期53億円から2025年12月期80億円へ、約51%の成長を見込む。
- 2025年12月期に営業利益率7.5%を計画し、黒字化を達成見込み。
- 情報戦略に特化したテクノロジーソリューションを提供し、顧客ニーズに応える。
- 成長市場であるIT業界で、質の高い人材を確保しサービス品質を維持。
課題
- 同業他社が多く、独自性の明確化と競争優位の構築が急務。
- 2025年までの営業利益率7.5%は業界平均と比較して低い可能性。
- 売上規模から主要顧客への依存度が高く、失注時の影響大。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字が情報戦略テクノロジー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3911Aiming | 87億円 | 13.5倍 |
| 2 | 4430東海ソフト | 87億円 | 8.9倍 |
| 3 | 4769IC | 87億円 | 21.1倍 |
| 4 | 5034unerry | 87億円 | 27.3倍 |
| 5 | 155A情報戦略テクノロジー | 86億円 | 21.2倍 |
| 6 | 4415ブロードエンタープライズ | 86億円 | 12.2倍 |
| 7 | 9478SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ | 86億円 | 13.3倍 |
| 8 | 5248テクノロジーズ | 85億円 | 32.0倍 |
| 9 | 3623ビリングシステム | 83億円 | 15.4倍 |
| 10 | 478Aフツパー | 83億円 | 38.9倍 |
| 11 | 4772SM ENTERTAINMENT JAPAN | 83億円 | 30.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
渋谷で創業した2009年、3度の本社移転を経て
株式会社情報戦略テクノロジーは2009年1月、東京都渋谷区道玄坂にシステム開発を目的として設立された。創業から間もない2010年4月には渋谷区渋谷へ本社を移転し、さらに2011年8月に円山町、2013年3月に恵比寿へと移転。2015年8月には渋谷区東へ移転し、その後2024年9月に再び恵比寿へ本社を置く。短期間で複数回の移転を繰り返した背景には、事業成長に伴うオフィス拡張の必要性があったとみられる。本社所在地は東京都渋谷区に固定されており、創業時から一貫して渋谷エリアを拠点としている。
子会社設立とプライバシーマーク取得(2013~2015年)
2013年11月、同社はプライバシーマークを取得し、情報セキュリティ管理体制を整備した。翌2014年6月にはITコンサルティングを目的として子会社「株式会社coolest」を設立。同年10月には同社を「株式会社情報戦略パートナーズ」に商号変更した。また、2016年6月にはECショップ運営等を目的として「株式会社トライアングルファースト」を設立。これらの子会社は後の事業再編の核となる。2015年8月の本社移転とあわせ、設立から6年で組織基盤を固めた時期である。
オフショア開発拠点の設立とその清算(2018~2023年)
2018年8月、同社はオフショア開発を目的としてベトナムに「Information Strategy and Technology Vietnam Co., Ltd.」を設立した。しかし、約5年後の2023年8月に同社を清算。有価証券報告書には清算理由の詳細は記載されていないが、オフショア開発のニーズ変化やコスト構造の見直しが背景にあると推測される。ベトナム子会社の設立と清算は、同社が国際展開を試みたものの、後に戦略の再評価を迫られた事例であり、現在は国内拠点に集中している。
子会社の改名とWhiteBox孵化(2019~2021年)
2019年4月、子会社「情報戦略パートナーズ」を「株式会社iforward」に改名。同年11月には「トライアングルファースト」を「株式会社WhiteBox」に改名し、2020年1月にクラウドサービスの提供を開始した。2020年4月にはシステム開発企業向けプラットフォーム「WhiteBox」の実証実験を開始し、同年9月にβ版、2021年1月に正式リリース。2021年9月には有償化へと進んだ。この間、2021年5月にはiforwardを吸収合併し、グループ再編を進めた。WhiteBoxは同社のDX関連事業の中核プラットフォームに成長する。
WhiteBoxの本格展開と外部連携(2022年)
2022年7月、同社は子会社WhiteBoxを吸収合併し、プラットフォーム事業を直接運営する体制に移行。同時期に、北九州市及び株式会社CEspaceとの間でDX推進に関する協定書を締結。さらに東武トップツアーズ株式会社とも業務提携を結び、デジタル田園都市国家構想に係る地方公共団体からの業務受託を視野に入れた活動を開始した。これらの動きは、首都圏以外の地域における事業拡大と、官民連携による新たな収益源の開拓を意図したものである。
東証グロース市場への上場(2024年)
2024年3月、情報戦略テクノロジーは東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。創業から15年での上場であり、資金調達力を高めるとともに、企業としての認知度と信用力を向上させた。上場後、同年9月には本社を渋谷区恵比寿に再移転し、11月には福岡県北九州市に九州支店を設立。2024年12月期の売上高は58億円(単体ベース)であったが、上場によるブランド力向上がその後の成長に寄与したとみられる。
M&Aによるエンジニアリソースの拡充(2025年)
2025年1月、同社は再び株式会社WhiteBoxを連結子会社として新設し、プラットフォーム事業を分離する形をとった。同年2月には株式会社エー・ケー・プラスの株式を取得し、連結子会社化。これによりエンジニア数を大幅に増やし、売上高は2025年12月期に80億円(連結)に拡大した。また、2件のファンドに出資するなど、M&Aを通じた成長戦略を積極的に推進している。同社の経営指標の一つである「社員エンジニア数」は、この時期に253名から339名へ増加した。
九州支店開設と地方DXへの展開(2024年以降)
2024年11月に開設した九州支店は、北九州市を拠点に地方公共団体や地元企業へのDX支援を担う。2022年に締結した北九州市との協定に基づき、行政手続きのデジタル化や地域産業のIT化など、実際のプロジェクトが動き始めている。同社は「0次DX」の考え方を地方にも展開し、大手企業だけでなく自治体や中小企業へのサービス提供の可能性を広げている。これは、東京都心一極集中からの分散を図る同社の戦略の一環である。
年表28件を開く
2000年代
- 2009年1月創業東京都渋谷区道玄坂にシステム開発等を目的として株式会社情報戦略テクノロジーを設立
2010年代
- 2010年4月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
- 2011年8月本社を東京都渋谷区円山町に移転
- 2013年3月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
- 2013年11月プライバシーマークを取得
- 2014年6月東京都渋谷区広尾にITコンサルティング等を目的として子会社「株式会社coolest」を設立
- 2014年10月商号変更「株式会社coolest」を「株式会社情報戦略パートナーズ」に社名変更
- 2015年8月本社を東京都渋谷区東に移転
- 2016年6月東京都渋谷区東にECショップの運営等を目的として子会社「株式会社トライアングルファースト」を設立
- 2018年8月オフショア開発を目的として子会社「Information Strategy and Technology Vietnam Co., Ltd.」を設立(2023年8月清算結了)
- 2019年4月商号変更「株式会社情報戦略パートナーズ」を「株式会社iforward」に社名変更
- 2019年11月商号変更「株式会社トライアングルファースト」を「株式会社WhiteBox」に社名変更
2020年代
- 2020年1月株式会社WhiteBoxがクラウドサービスの提供を開始
- 2020年1月パートナー人材の獲得を目的として、ITエンジニア・クリエイター向け賃貸住宅事業を展開する株式会社CEspaceの第三者割当増資を引き受け資本業務提携
- 2020年4月システム開発企業向けオープンプラットフォームサービス「WhiteBox」の実証実験を開始
- 2020年9月株式会社WhiteBoxが「WhiteBox」β版をリリース
- 2021年1月株式会社WhiteBoxが「WhiteBox」サービスを正式開始
- 2021年5月M&A株式会社iforwardを吸収合併
- 2021年9月株式会社WhiteBoxが「WhiteBox」の有償化を開始
- 2022年7月M&A株式会社WhiteBoxを吸収合併
- 2022年7月北九州市におけるDXの推進等を目的として、北九州市及び株式会社CEspaceとの間で協定書を締結
- 2022年7月デジタル田園都市国家構想に係る地方公共団体からの業務受託等を目的として、東武トップツアーズ株式会社及び株式会社CEspaceとの間で業務提携
- 2023年8月Information Strategy and Technology Vietnam Co., Ltd.を精算
- 2024年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年9月本社を渋谷区恵比寿に移転
- 2024年11月創業福岡県北九州市に九州支店を設立
- 2025年1月株式会社WhiteBox(現・連結子会社)を設立
- 2025年2月M&A株式会社エー・ケー・プラス(現・連結子会社)の株式取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高記載なし
- 営業利益記載なし
- 社員エンジニア人数記載なし
- 社員エンジニア1人当たり売上高記載なし
- 総会員数(WhiteBox)記載なし
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
0次システム開発の推進
顧客(エンドユーザー)から直接受注し、多重下請けを排除。アジャイル開発により高品質かつ競争力のある価格を実現し、取引先の継続性を高める事業モデルを展開する。
- 02
DXの総合商社として成長
既存の顧客ネットワークを活かし、ソリューションサービスの強化やAI・サイバーセキュリティ等の先端テクノロジーへの投資、M&A等の手段を活用してサービスを拡充する。
- 03
優秀なエンジニアの確保・育成
アジャイル開発を担う優秀なエンジニアの積極採用と、給与水準向上や福利厚生充実、評価制度整備、スキルアップ支援等による定着率向上に取り組む。
- 04
パートナー企業との連携拡大
「WhiteBox」プラットフォームを活用し、理念に共感するパートナー企業を開拓。案件規模拡大に必要な技術・リソースを確保する。
- 05
ソリューション型サービスの強化
「0次ラボ」「0次コンサル」などの高度なソリューション型サービスの強化と、AI・データサイエンス・サイバーセキュリティ分野の技術力を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で406人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は640万円で、2期前と比べて+1.2%。平均年齢は32.3歳、平均勤続年数は4.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 633 | 33.4 | 4.1 | 283 |
| 2024年12月 | 626 | 32.8 | 4.3 | 321 |
| 2025年12月 | 640 | 32.3 | 4.4 | 406 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社エー・ケー・プラス(注)1.2東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社WhiteBox東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は80億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収増益で、売上が+37.9%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 107億円 | 80億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 6億円 |
| 純利益 | 4億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2026年2Qで、売上は48億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+33.3%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2024年2Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2024年4Q | 30 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 36 | 2 | 5.6 | 1 |
| 2025年4Q | 44 | 4 | 9.1 | 2 |
| 2026年2Q | 48 | 4 | 8.3 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年12月期からの7期で、売上は33億円から80億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.5%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 「株式会社情報戦略パートナーズ」を「株式会社iforward」に社名変更 | |||||
| 2019年12月 | 33 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年12月 | 35 | — | 1 | — | −1 |
| 株式会社iforwardを吸収合併 | |||||
| 2021年12月 | 39 | — | 1 | — | 0 |
| 株式会社WhiteBoxを吸収合併 | |||||
| 2022年12月 | 49 | — | 3 | — | 3 |
| 2023年12月 | 53 | — | 4 | — | 3 |
| 福岡県北九州市に九州支店を設立 | |||||
| 2024年12月 | 58 | — | 4 | — | 3 |
| 株式会社エー・ケー・プラス(現・連結子会社)の株式取得 | |||||
| 2025年12月 | 80 | 6 | 5 | 7.5 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高80億円のうち、営業利益として残るのは6億円で7.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.8%59億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.0%16億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.5%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年12月期は営業CFが4億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは−8億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は17億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 12 |
| 2022年12月 | 1 | 0 | −2 | 1 | 11 |
| 2023年12月 | 3 | 0 | −2 | 3 | 12 |
| 2024年12月 | 2 | −1 | 6 | 1 | 18 |
| 2025年12月 | 4 | −12 | 6 | −8 | 17 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年12月期の総資産は41億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は42.7%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 12 | 2 | 10 | 18.6 |
| 2020年12月 | 16 | 1 | 15 | 7.9 |
| 2021年12月 | 17 | 2 | 15 | 9.0 |
| 2022年12月 | 17 | 4 | 13 | 25.2 |
| 2023年12月 | 18 | 7 | 11 | 38.8 |
| 2024年12月 | 28 | 18 | 10 | 62.2 |
| 2025年12月 | 41 | 17 | 23 | 42.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中43位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中472位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥805で、1年前と比べて-6.8%。過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.2倍 |
| PER (会社予想) | 19.1倍 |
| PBR | 4.40倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月下旬から8月にかけて下落基調が続き、8月21日は820円で、1か月で約4.5%下落しました。25日移動平均線(839.6円)を下回って推移しており、75日線(853.27円)も下回る弱い展開です。52週高値1750円からは約53%下落しており、一方で52週安値727円からは約12.8%高い水準です。8月13日から14日にかけて出来高が急増し、株価は乱高下しましたが、その後は800円台前半で落ち着いています。200日線(1023.97円)を大きく下回っており、中期的な下降トレンドが続いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER21.55倍は業界平均48.57倍を大きく下回り、予想PER19.4倍と安定。PBR4.48倍は平均2.92倍を上回り、ROE17.4%と高収益。無配当で利回り0%は平均2.64%を下回る。成長性を反映しPBRは高いが、PERは割安で、総合的にほぼ妥当と判断。割安だが配当がなく、株主還元の面で見劣りする。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.2倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 19.1倍 | — |
| PBR | 4.40倍 | 2.96倍 |
| ROE | 17.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
IT人材不足とDX需要の拡大を背景に成長が期待される一方、競争激化と人材確保の難しさが課題。強気派は企業のDX投資拡大と中期計画の高成長を評価する。弱気派は人材採用・育成コストの増大による利益率の悪化や、大型案件依存のリスクを指摘する。また、時価総額87億円に対してPER21.5倍とやや割高感があり、成長鈍化時の下落リスクを懸念する。
- DX需要の拡大
企業のデジタル投資は継続的に増加し、システム開発需要は旺盛
- 2025年期の高成長
売上高が58億円から80億円へ約4割増の計画で、業績拡大が期待
- 高いROE
ROE17.4%と資本効率が良好で、株主価値向上に寄与
- 2025/12期の売上高が前期比37.9%増の80億円に決算発表後影響強
売上高58億円から80億円へ22億円増。営業利益6億円を計上し成長軌道にある。
- 営業利益率7.5%と高水準の収益性通年影響中
2025/12期の営業利益6億円、率7.5%。売上高80億円に対して高い利益率を確保。
- 予想PER19.4倍と実績PER21.55倍から改善次の決算発表後影響中
現在PER21.55倍に対し予想PER19.4倍。EPS成長が見込めるため評価が高まる。
- 外国人保有比率2.87%と低く拡大余地不定影響弱
外国人保有2.87%と低位。時価総額87億円で少量の買いでも需給が動く。
- 人材確保の難しさ
ITエンジニア不足で採用コスト増や納期遅延のリスクがある
- 利益率の低さ
営業利益率7.5%は業界平均並みで、成長投資により更に圧迫の恐れ
- 割高なバリュエーション
PER21.5倍は成長性を織り込み済みで、計画未達なら株価調整リスク
- 時価総額87億円に対し純利益3億円と裏付け不足通年影響強
予想PER19.4倍、ROE17.4%でも純利益3億円は小さく、バリュエーションが懸念。
- 純利益が3億円と3期連続で横ばい決算発表後影響中
売上高80億円まで増えても純利益は3億円のまま。増収が最終益に結び付かない。
- 無配当で株主還元が乏しい継続影響中
配当利回り0%。内部留保の使い道が示されず、還元期待が持ちにくい。
- 株価の1年リターンは2.12%と伸び悩む不定影響弱
前年比+2.12%とほぼ横ばい。材料が出ても上値が重く、需給は弱い。
- 売上高成長率
- 計画80億円の達成ペースを確認し、成長性を測るため
- 営業利益率
- 人件費増などが収益性に与える影響を監視するため
- エンジニア数・稼働率
- 人的リソースが売上拡大の制約になるため
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ5,132人。区分でいちばん多いのは個人・その他で62.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.3%を占め、残る66.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 58.8 | 63.6 | 62.4 |
| 事業法人 | 41.2 | 35.7 | 33.3 |
| 自己株式 | — | — | 3.8 |
| 外国法人 | — | 0.2 | 2.8 |
| 証券会社 | — | 0.4 | 1.4 |
| 金融機関 | — | 0.1 | 0.0 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 髙井 淳 | 34.56 |
| 02 | 株式会社ISTホールディングス | 32.90 |
| 03 | 情報戦略テクノロジー社員持株会 | 2.78 |
| 04 | 礒谷 幸始 | 2.48 |
| 05 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 1.40 |
| 06 | 瀧本 崇 | 1.02 |
| 07 | 川原 翔太 | 0.99 |
| 08 | 廣田 重徳 | 0.89 |
| 09 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.52 |
| 10 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.46 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+658%、1株純資産は7期で+566%。直近期のROEは17.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 4 | 26 | 16.6 | — |
| 2020年12月 | −11 | 15 | — | — |
| 2021年12月 | 3 | 18 | 17.9 | — |
| 2022年12月 | 34 | 52 | 96.6 | — |
| 2023年12月 | 32 | 84 | 47.8 | — |
| 2024年12月 | 28 | 169 | 22.2 | 17.8 |
| 2025年12月 | 30 | 170 | 17.4 | 45.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額72百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 髙井淳 | 代表取締役 社長 | 51 | 7,176,317 |
| 金井一正 | 取締役 | 66 | — |
| 飯田耕造 | 取締役 | 75 | — |
| 藤野孝 | 常勤監査役 | 57 | — |
| 今村元太 | 監査役 | 38 | — |
| 大濱正裕 | 監査役 | 45 | — |
| 川原翔太 | 取締役 | 37 | 104,929 |
| 瀧本崇 | 取締役 | 48 | 108,483 |
| 宮川説夫 | 常勤監査役 | 65 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 50 | 50 | 25 |
| 社外取締役 | 5 | 22 | 22 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容11,525字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,827字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,831字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,526字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第18期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-25
- 半期報告書半期報告書-第17期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第16期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-13
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
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