概要
ブロードエンタープライズは、不動産オーナー向けにインターネット接続、IoTセキュリティ、内装リノベーション、外壁修繕などの付加価値サービスを提供する企業である。独自のファイナンススキーム「BRO-ZERO」により初期費用ゼロ円での導入を可能とし、空室対策や物件価値向上を支援する。2025年12月期の売上高は74億円、従業員127名。本社は大阪市北区に置くが、2026年4月に東京都中央区へ移転予定。情報・通信業に分類されるが、事業の中心は不動産領域向けのソリューション提供である。
BRO-ZEROが可能にする初期負担ゼロの導入モデル
同社の最大の特徴は、債権流動化の仕組みを活用したファイナンススキーム「BRO-ZERO」である。不動産オーナーは初期導入費用を一切負担することなく、インターネット設備やリノベーション工事を導入できる。同社が初期費用を立て替え、オーナーは毎月の定額支払いのみでサービスを受けられるため、キャッシュフローを圧迫せずに物件の付加価値を高められる。この仕組みは、銀行借入やリースに頼る従来の方法と比べて導入ハードルが低く、同社の成長を支える核心的な競争力となっている。BRO-ZEROは「B-CUBIC」「BRO-LOCK」「BRO-ROOM」「BRO-WALL」の全サービスに適用可能であり、ワンストップで空室対策を実現する。
4つの主要サービスが構成する事業ポートフォリオ
同社は主に4つのサービスを展開する。①「B-CUBIC」はマンション全戸一括型の高速インターネットサービス。入居者は申し込み不要で無料利用でき、オーナーが一括契約することで入居促進効果を見込む。②「BRO-LOCK」は顔認証・ICカード・QRコードなど多様な認証に対応したIoTインターフォンシステム。配線工事が不要で、スマートフォンからの遠隔応答や訪問履歴確認が可能。③「BRO-ROOM」は空室に特化したリノベーションサービス。BRO-ZEROにより初期投資ゼロで内装を刷新し、適正賃料での募集を支援。④「BRO-WALL」は外壁塗装や屋上防水などの修繕工事を手がけ、建物全体のバリューアップを図る。これらのサービスは相互に連携し、トータルソリューションとして提案される。
売上高74億円に急成長した近年の業績推移
同社の売上高は2017年12月期の12億円から、2025年12月期には74億円へと約6倍に拡大した。同期間の当期純利益も1億円から4億円へ増加。特に2021年以降の成長が顕著で、2021年12月期25億円から2025年12月期74億円へと年平均40%超の伸びを示している。2025年12月期の営業利益は9.8億円、経常利益7.7億円。利益率は改善傾向にあり、営業利益率は約13%に達した。この成長は「BRO-ROOM」「BRO-WALL」の内装・外装修繕案件の獲得拡大に加え、販売代理店網の強化によるものと説明されている。2026年12月期には売上高100億円、営業利益17億円を目標としており、初の配当実施も予定している。
関西から全国へ広がる営業拠点と顧客網
同社は大阪市北区に本社を置き、東京支店(東京都港区)、京都支店、福岡支店、神戸支店をかつて有していたが、現在は東京支店を中心に営業を展開している。本社は2026年4月に東京都中央区へ移転予定であり、首都圏での事業拡大を視野に入れる。顧客層は不動産オーナー、管理会社、ハウスメーカーが中心。戸建て・集合住宅を問わず物件の空室対策ニーズに応える。また、民泊や宿泊施設、福祉施設向けの提案も進めている。従業員数は127名(2025年12月期)と小規模ながら、代理店ネットワークを通じて全国の案件をカバーする。売上の大半は国内向けだが、インバウンド需要の高まりを背景に地方の宿泊施設関連の受注も増加している。
業界の中での役割は不動産向け設備・サービス供給会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01不動産オーナー・管理会社主力
戸建て・集合住宅を所有・管理する不動産オーナーや管理会社、ハウスメーカーに対して、物件の付加価値向上と入居率向上を目的とした設備・サービスを提供。独自の債権流動化スキーム「BRO-ZERO」により初期導入費用ゼロ円を実現し、オーナーの経済的負担を軽減する。
- B-CUBIC
- マンション全室にインターネット環境を一括導入するサービス。入居者は申し込み不要で無料利用でき、コールセンターや現地対応などのサポート体制を備える。
- BRO-LOCK
- 顔認証付きIoTインターフォンシステム。エントランスのオートロック化を配線工事不要で実現し、スマートフォンでの遠隔応答や入室履歴管理などが可能。
- BRO-ROOM
- 空室対策サービス。初期投資ゼロで空室のリノベーションを実現し、サブリースと組み合わせてオーナーの負担を軽減する。
- BRO-WALL
- 外壁塗装や屋上防水などの修繕工事を、初期費用ゼロのスキームで提供するサービス。工事は下請け業者に委託する。
製品と技術
全戸一括型インターネット「B-CUBIC」の仕組みと強み
「B-CUBIC」は、マンションの全住戸に一括でインターネット環境を提供するサービスである。大手通信事業者が入居者個別に申し込みと工事を求めるのに対し、B-CUBICはオーナーが一括契約することで、入居者は初期費用・月額料金とも無料で高速インターネットを利用できる。同社はコールセンターを自社運営し、接続ガイドの配布や障害対応を実施。機器の故障時には出張サービスも提供する。また、IoT連携により顔認証インターフォンやスマートカメラとの組み合わせが可能で、遠隔監視機能を付加できる。インターネット回線はBRO-LOCKとも共用できるため、コスト効率が良い。オーナーにはのぼりや看板の無償提供など入居促進ツールも用意されている。
顔認証付きIoTインターフォン「BRO-LOCK」の機能
「BRO-LOCK」は、マンションエントランスをオートロック化する顔認証付きIoTインターフォンシステムである。特徴は、インターネット回線を利用するため住戸内までの配線工事が不要な点。集合玄関機は顔認証、ICカード、QRコード、時限式暗証番号の4方式に対応。室内モニターに加え、専用スマートフォンアプリを使えば外出先から来訪者と通話・解錠でき、訪問履歴や不在時の画像確認も行える。クラウドサービスにより、管理会社はカードキー管理、入居ステータス管理、入室履歴確認、メッセージ通知機能などを利用でき、掲示物削減や鍵受け渡しの効率化に貢献する。B-CUBICの回線と共用すれば通信費の重複負担がなく、オーナーのコストを低減する。
空室対策リノベーション「BRO-ROOM」のゼロ円導入モデル
「BRO-ROOM」は、空室に悩む不動産オーナー向けに1戸単位でリノベーションを提供するサービス。通常は多額の初期投資が必要だが、同社のBRO-ZEROスキームにより初期費用ゼロ円で工事を実施する。同社が工事費を立て替え、オーナーは毎月の分割払いのみ。リノベーションは物件の構造や設備を徹底調査し、最適な工事を施して適正募集家賃を実現。さらに、サブリース会社とのパッケージプランを利用すれば、サブリース料金からBRO-ROOM料金を差し引いてオーナーの手出しをゼロにできる。これにより導入後すぐに収入が確定する仕組み。2020年代後半には同社の成長を牽引する主力事業となり、受注件数が大幅に増加した。
外壁塗装・大規模修繕「BRO-WALL」のバリューアップ手法
「BRO-WALL」は、賃貸・分譲マンション、ビル、戸建てなどの外壁塗装や屋上防水、外構エクステリアといった修繕工事を手がけるサービス。BRO-ZEROスキームにより初期費用ゼロ円での導入が可能で、オーナーは老朽化した建物を費用負担なく修繕できる。同社が元請けとなり、工務店や塗装業者に下請け工事を発注する。修繕により物件の外観や耐久性が向上し、入居者にとって魅力的な物件へとバリューアップできる。BRO-ROOMと組み合わせて内外装を同時にリニューアルする提案も行われている。2025年12月期には売上拡大のけん引役の一つとなり、主力事業へと成長した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
情報サービスで中堅、高成長と高収益を両立
ブロードエンタープライズは情報・通信業に属し、売上高は2024年12月期の47億円から2025年12月期に74億円と急成長が見込まれる。営業利益率も13.51%と高水準を維持する。同業他社にはVRain SolutionやCocoliveなどがあるが、売上高規模ではブロードエンタープライズが上位と推測される。ソラコムはIoT分野で急成長する一方、ブロードエンタープライズはITインフラやクラウドサービスで強みを発揮している可能性がある。ハッチ・ワークは人材領域に特化するなど、各社が異なる戦略を取る中、ブロードエンタープライズは高い成長性と収益性を両立し、業界内で存在感を高めている。
強み
- 売上高が2023年12月期の40億円から2025年12月期に74億円へ大幅増。
- 営業利益率が2025年12月期に13.51%と高水準を維持。
- クラウドやITインフラなど需要拡大分野で事業を展開。
- ソラコム等とは異なる領域で強みを発揮し、独自の地位を構築。
課題
- 同業他社が多数存在し、差別化戦略の継続が必要。
- 高成長が続く中、市場環境の変化への適応が課題。
- 急成長に伴い、優秀な人材の採用・育成が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がブロードエンタープライズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4075ブレインズテクノロジー | 88億円 | 46.8倍 |
| 2 | 3911Aiming | 87億円 | 13.5倍 |
| 3 | 4430東海ソフト | 87億円 | 8.9倍 |
| 4 | 4769IC | 87億円 | 21.1倍 |
| 5 | 5034unerry | 87億円 | 27.3倍 |
| 6 | 4415ブロードエンタープライズ | 86億円 | 12.2倍 |
| 7 | 155A情報戦略テクノロジー | 86億円 | 21.2倍 |
| 8 | 9478SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ | 86億円 | 13.3倍 |
| 9 | 5248テクノロジーズ | 85億円 | 32.0倍 |
| 10 | 3623ビリングシステム | 83億円 | 15.4倍 |
| 11 | 478Aフツパー | 83億円 | 38.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 1件
2000年12月に大阪で創業、光ファイバー販売からスタート
2000年12月、大阪市北区において有限会社ブロードエンタープライズが設立された。創業と同時に子会社株式会社ブロードインターナショナルも設立。同年中に株式会社へ組織変更し、本社を現在の大阪市北区太融寺町に移転。当初の主力事業は西日本電信電話(NTT西日本)の光ファイバー回線「Bフレッツ」の販売であった。インターネット普及初期の需要を取り込み、通信インフラの販売代理店として事業基盤を築いた。資本金は設立時から段階的に増資され、2000年代前半には3,000万円に引き上げられた。また、電気通信事業者の届出を行い、公的な事業者としての地位を確立した。
B-CUBICの開発とマンション向け事業への転換
創業後間もなく、同社はマンションの全居室にインターネットを一斉導入する「B-CUBIC」の販売を開始した。このサービスは、個別申し込みが不要で入居者負担をゼロにする全戸一括型モデルであり、不動産オーナーに新たな付加価値を提供した。販売を担う子会社として有限会社ファイバーリンクジャパンを設立。B-CUBICの成功により、同社は単なる回線販売業者から不動産向けソリューション企業へと進化した。この時期、資本金を5,000万円、さらに9,000万円へ増資し、財務基盤を強化。また、プライバシーマークを取得し、個人情報保護への対応を進めた。
支店網の拡大と子会社整理による経営効率化
事業拡大に伴い、同社は関東・関西・九州への営業展開を加速。東京都港区に東京支店を開設し、京都・福岡・神戸にも支店を設置した。しかし、その後グループ再編を実施。株式会社ブロードインターナショナルを清算し、有限会社ファイバーリンクジャパンはシャインストール株式会社に商号変更した後、清算・閉鎖された。これにより、子会社を整理して本体への事業集中を図った。神戸支店は大阪本社に統合され、営業拠点の効率化が進められた。これらの再編は、収益性の改善と経営リソースの集中を目的としており、後の成長期への布石となった。
2020年代の急成長と初配当への道筋
2017年12月期に12億円だった売上高は、2020年12月期に16億円、2021年12月期に25億円、2023年12月期に40億円、2025年12月期には74億円へと急成長した。特に2023年以降はBRO-ROOMとBRO-WALLが牽引役となり、受注件数が大幅に増加。営業利益も2024年12月期の7.4億円から2025年12月期9.8億円へ伸びた。2026年12月期には売上高100億円を計画し、創業以来初となる配当(配当性向20%基準)の実施を発表。また、本社を大阪から東京へ移転する計画を公表し、次の成長ステージへの準備を進めている。
年表1件を開く
2000年代
- 2000年12月M&A通信機器の販売を目的に大阪市北区に有限会社ブロードエンタープライズ設立 株式会社ブロードインターナショナル(子会社)設立 株式会社に組織変更、本社移転 西日本電信電話株式会社(現 NTT西日本株式会社)の光ファイバー回線「Bフレッツ」の販売を主業とする 有限会社ファイバーリンクジャパン(子会社)設立 マンション向け高速インターネット「B-CUBIC」販売開始 資本金を3,000万円に増資 電気通信事業者届出(E47-2644号)関東地方の営業拡大のため東京都港区に東京支店を開設 取締役会設置会社、監査役設置会社に移行 株式会社ブロードインターナショナルを清算結了・閉鎖 関西・九州地方の営業拡大のため京都府京都市下京区、福岡県福岡市中央区、兵庫県神戸市中央区にそれぞれ京都支店、福岡支店、神戸支店を開設 資本金を5,000万円に増資 有限会社ファイバーリンクジャパンをシャインストール株式会社に商号変更 資本金を9,000万円に増資 プライバシーマーク認証取得(登録番号:20001355(06))神戸支店を大阪本社に統合 シャインストール株式会社を清算結了 シャインストール株式会社を閉鎖 東
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
不動産トータルソリューションの提供
内外装リフォーム・修繕、インフラ提供、セキュリティ設備など、不動産領域の社会課題に対する解決策を提供し、事業を継続的に発展させる。
- 02
フロー粗利の重視と開示
客観的指標としてフロー売上総利益(粗利)を重視し、受注した四半期分と工事未完了のフロー粗利額合計を2026年4月より3ヶ月毎に開示する。
- 03
既存物件の価値向上と空き家対策
リノベーション・修繕を中核施策として、バリアフリー化や省エネ改修などで付加価値を創出し、空き家や稼働率低下の課題を解決する。
- 04
初期費用ゼロのファイナンス活用
強みである初期導入費用ゼロ円のファイナンススキーム「BRO-ZERO」を活用し、戸建て、分譲、ビル等の幅広い市場への展開を加速する。
- 05
内部管理体制の強化
事業規模の拡大に伴い、人的補充を行い、コンプライアンスの徹底、内部統制の強化、コーポレート・ガバナンス機能の充実を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で127人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は547万円で、4期前と比べて+16.5%。平均年齢は29.7歳、平均勤続年数は4.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 469 | 27.9 | 3.0 | 105 | — |
| 2022年12月 | 433 | 28.5 | 3.9 | 136 | — |
| 2023年12月 | 392 | 27.8 | 3.6 | 127 | — |
| 2024年12月 | 449 | 28.5 | 3.3 | 142 | 493 |
| 2025年12月 | 547 | 29.7 | 4.0 | 127 | 787 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は74億円、営業利益は10億円。前期と比べると増収増益で、売上が+57.4%、利益が+42.9%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 126億円 | 74億円 |
| 営業利益 | — | 10億円 |
| 純利益 | — | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥21.16 | ¥21.16 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は57億円、営業利益は11億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+90.0%、営業利益は+175.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 7 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2023年2Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2023年3Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
| 2023年4Q | 14 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 10 | 2 | 20.0 | 0 |
| 2024年2Q | 11 | 1 | 9.1 | 1 |
| 2024年4Q | 26 | 4 | 15.4 | 2 |
| 2025年2Q | 30 | 4 | 13.3 | 3 |
| 2025年4Q | 44 | 6 | 13.6 | 1 |
| 2026年2Q | 57 | 11 | 19.3 | 6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年12月期からの9期で、売上は12億円から74億円へ6.2倍に増えた。直近期の営業利益率は13.5%。売上は7期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 12 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年12月 | 12 | — | 1 | — | 1 |
| 2019年12月 | 14 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年12月 | 16 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年12月 | 25 | — | 5 | — | 3 |
| 2022年12月 | 30 | — | 1 | — | 1 |
| 2023年12月 | 40 | — | 4 | — | 3 |
| 2024年12月 | 47 | 7 | 6 | 14.9 | 3 |
| 2025年12月 | 74 | 10 | 8 | 13.5 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高74億円のうち、営業利益として残るのは10億円で13.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.5%44億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.0%20億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.5%10億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年12月期は営業CFが−25億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−26億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は9億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 2 | −2 | 3 | 0 | 4 |
| 2020年12月 | −1 | −3 | 5 | −4 | 6 |
| 2021年12月 | −4 | −2 | 17 | −6 | 16 |
| 2022年12月 | −6 | −2 | 1 | −8 | 10 |
| 2023年12月 | −6 | 0 | 8 | −6 | 11 |
| 2024年12月 | −11 | 0 | 11 | −11 | 10 |
| 2025年12月 | −25 | −1 | 26 | −26 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年12月期の総資産は108億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は15.1%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 7 | 1 | 6 | 14.4 |
| 2018年12月 | 9 | 2 | 7 | 22.6 |
| 2019年12月 | 14 | 3 | 11 | 22.8 |
| 2020年12月 | 20 | 5 | 15 | 22.2 |
| 2021年12月 | 45 | 21 | 24 | 47.6 |
| 2022年12月 | 56 | 5 | 51 | 9.1 |
| 2023年12月 | 73 | 9 | 64 | 11.8 |
| 2024年12月 | 80 | 12 | 67 | 15.2 |
| 2025年12月 | 108 | 16 | 91 | 15.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中15位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中590位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,404で、1年前と比べて+61.4%。過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.2倍 |
| PBR | 3.96倍 |
| 配当利回り | 1.51% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で7.73%上昇し、8月19日は5.1%高の1422円。終値は25日線(1369円)を約3.9%上回り、75日線(1284円)からも乖離。52週高値1570円からは9.4%下落、52週安値833円からは71%上昇。7月31日に1422円まで上昇後、8月上旬に調整も、直近で再び高値圏。出来高は8月12日に127,800株と急増、個人の参加増加。週足では上昇トレンド継続。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは21.32倍で業界平均の30.09倍を大幅に下回り、割安感が強い。PBRは4.78倍と平均の3.53倍を上回るが、ROE29.4%の高収益性を考慮すると、資本効率の良さが評価される。配当利回り2.93%は平均3.38%を下回るが、収益は増加傾向で成長性が高い。バリュエーションは割安圏と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.2倍 | 47.9倍 |
| PBR | 3.96倍 | 2.96倍 |
| ROE | 29.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、売上高成長の持続性と収益性の維持、業界内での差別化が争点。強気派は、大幅な増収と営業利益率の高さ、成長を評価。弱気派は、情報サービスの競争激化による収益性低下リスク、詳細なビジネスモデルが見えず評価しづらい点を懸念。ただし、市場は52%上昇と期待が先行。
- 大幅な増収
売上高が前年比で大きく伸び、成長が加速。
- 高い収益性
営業利益率13%超と、情報サービス業として高い水準。
- 株主還元
配当利回り2.93%と配当を実施し、還元姿勢あり。
- 売上高が47億円から74億円へ急拡大通年影響強
売上高は前期比57%増の74億円、大幅増収を達成
- 営業利益10億円と前期比43%増通年影響中
営業利益は7億円から10億円に増加、増益基調が継続
- 配当利回り2.93%の株主還元継続影響中
株価1442円に対する配当利回り2.93%が株価を支える
- ROE29.4%の高水準継続影響弱
ROE29.4%は収益性の高さを示し、成長期待を支える
- 競争の激化
情報サービス業は競合が多く、差別化が難しく価格競争に直面。
- 情報開示の乏しさ
事業内容や戦略が不明瞭で、投資判断がしづらい。
- 業績変動リスク
受注型ビジネスならば、需要変動で業績が悪化する可能性。
- PER21.32倍と割高水準継続影響強
実績PER21.32倍に対し予想PER非開示、割高感が警戒
- 営業利益率が14.89%から13.51%へ低下通年影響中
売上高は増えたが営業利益率は1.38pt低下、コスト増
- 急増収後の反動減リスク2026年下期影響中
前期57%増収の高水準から成長鈍化する可能性
- 外国人保有1.18%と低流動性継続影響弱
外国人保有比率1.18%と低く、売買が細り需給変動
- 売上高成長率
- 成長の持続性を確認するため。
- 営業利益率
- 収益性の維持と競争環境の影響を測る。
- 受注残高
- 将来の売上高を占う重要な先行指標。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ3,191人。区分でいちばん多いのは事業法人で55.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.0%を占め、残る44.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 58.4 | 58.6 | 57.3 | 59.3 | 55.9 |
| 個人・その他 | 32.4 | 34.8 | 38.2 | 36.2 | 41.1 |
| 証券会社 | 4.7 | 1.9 | 1.0 | 0.6 | 1.7 |
| 外国法人 | 2.5 | 3.2 | 2.0 | 2.2 | 1.2 |
| 金融機関 | 2.0 | 1.5 | 1.4 | 1.7 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 中西 良祐(注)2 | 71.31 |
| 02 | 吉岡 裕之 | 1.40 |
| 03 | 楽天証券株式会社(共有口) | 0.83 |
| 04 | 株式会社グローバル | 0.72 |
| 05 | 中西 美津代 | 0.52 |
| 06 | 柏木 挙志 | 0.47 |
| 07 | 神藤 真沙志 | 0.42 |
| 08 | 上田 大介 | 0.41 |
| 09 | 山本 和生 | 0.41 |
| 10 | ブロードエンタープライズ従業員持株会 | 0.36 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-09-02中西 良祐新規の大量保有報告68.58%-3.20pt
- 2026-07-30中西 良祐新規の大量保有報告71.78%
- 2026-07-29中西 良祐新規の大量保有報告71.78%-1.24pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−100%、1株純資産は9期で−100%。直近期のROEは29.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 82,329 | 81,007 | 193.1 | — |
| 2018年12月 | 102,805 | 170,248 | 81.8 | — |
| 2019年12月 | 24 | 67 | 44.3 | — |
| 2020年12月 | 28 | 95 | 35.1 | — |
| 2021年12月 | 72 | 366 | 26.9 | 12.9 |
| 2022年12月 | 13 | 88 | 16.4 | 46.5 |
| 2023年12月 | 56 | 142 | 47.8 | 13.8 |
| 2024年12月 | 57 | 197 | 33.5 | 14.4 |
| 2025年12月 | 68 | 265 | 29.4 | 15.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額171百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中西良祐 | 代表取締役社長 | 51 | 4,382,000 |
| 中西美津代 | 取締役副社長 | 54 | 32,000 |
| 上田大介 | 専務取締役 | 46 | 25,200 |
| 金子俊二 | 常務取締役 | 54 | 15,200 |
| 山口哲央 | 常務取締役 | 48 | 15,200 |
| 畑江一生 | 常務取締役 経営企画室長 | 48 | 15,200 |
| 山本和生 | 取締役 提携推進室長 | 48 | 25,200 |
| 渡邊宗義 | 取締役 経理部長 | 47 | 11,000 |
| 井上北斗 | 取締役 | 46 | 8,800 |
| 木村俊雄 | 取締役 | 80 | — |
| 占部裕二 | 常勤監査役 | 73 | 6,000 |
| 長井完文 | 監査役 | 54 | 4,800 |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 村島雅弘 | 監査役 | 57 | 4,800 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 139 | 16 | 155 | 19 |
| 社外取締役 | 4 | 12 | — | 12 | 3 |
| 監査役 | 1 | 4 | — | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,312字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,204字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,325字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,236字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第27期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-23
- 半期報告書半期報告書-第26期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第25期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-24
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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