概要
PRONI株式会社は、BtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」を運営する情報・通信業の企業である。東京都品川区に本社を置き、従業員数は156名。2025年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力サービスは、発注企業と受注企業をマッチングする仕組みで、特にITサービスやSaaS・AIツールといったDX関連領域に強みを持つ。創業は2012年10月で、累計68万件のマッチング実績を有する。
BtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」の事業構造
PRONIが運営する「PRONIアイミツ」は、BtoBの受発注マッチングプラットフォームである。発注企業が経営課題や発注要件を登録すると、プラットフォームがAIとデータベースを用いて最適な受注企業を提案する。対応領域はSaaS、AIツール、システム開発、販促、人事、オフィス総務など多岐にわたるが、中核はITサービスやSaaSといったDX関連領域である。創業以来累積した68万件のマッチング実績を背景に、発注企業25万社、課金受注企業1千社超を抱える(2025年12月時点)。同社は特定領域に特化せず、複数カテゴリーを横断的に扱う総合型モデルを採用しており、これが競合との差別化要因となっている。
発注企業無料・受注企業課金の収益モデル
収益は受注企業からの課金で成り立つ。大きく分けて3つの課金形態がある。①マッチング課金:マッチング成立時に発生する従量型課金。②月額課金:システム利用料やメディア掲載料等の固定型課金。③その他課金:初期登録費用や成約手数料等。発注企業の利用は無料である。売上高は拡大を続けており、2021年12月期の12億円から2025年12月期には32億円(前年比47.1%増)に達した。2025年12月期には営業利益3.7億円、当期純利益5.3億円を計上し、黒字転換を果たしている。マッチング成立数は165千件(前年比42%増)、受注企業ARPU(年換算)は3,416千円(同70%増)と、規模と単価双方が成長している。
DX・SaaS・AI領域に特化した市場戦略
日本の労働生産性はOECD加盟国中低位にあり、特に中小企業の生産性向上が課題とされる。PRONIはこの課題に対し、DX化を通じた解決を目指す。特に注力する市場は拡大が予測されており、AI市場は2024年の1.3兆円から2029年には4.2兆円、SaaS市場は2023年の1.3兆円から2028年には2.0兆円、DX市場は同4.2兆円から8.4兆円への成長が見込まれている。同社はこうした成長領域に特化したマッチングを推進し、中小企業のデジタル化を支援する。チャネル戦略として、ウェブ広告やオウンドコンテンツによるオンラインチャネルと、DXコンシェルジュや外部パートナーによるオフラインチャネルを組み合わせ、発注機会の創出を図っている。
累計68万件のマッチング実績と参入障壁
PRONIのプラットフォームは、累計68万件のマッチング実績を持ち、発注企業数25万社、課金受注企業数は1千社超(2025年12月時点)。同社はBtoB総合プラットフォームとして業界有数の規模であると認識している。この規模が参入障壁となり、利用企業の増加がマッチングの質向上と顧客体験向上を生み、さらにプラットフォームが拡大する好循環が働く。また、創業以来蓄積した大容量かつ詳細な一次情報データベースは、最適なマッチングの実現と追加発注提案の基盤となっている。データベースにはマッチング実績に加え、発注企業の経営課題や受注企業の事業領域などの多層的な情報が含まれる。
業界の中での役割はIT領域を中心としたBtoBサービス仲介プラットフォーム運営。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01IT関連(システム開発・SaaS・AI等)主力
主力領域であり、DX化に資するITサービスやSaaSツール、AIツール、システム開発等のマッチングを中核としています。発注企業の経営課題に応じ、最適な受注企業を紹介し、中小企業の生産性向上を支援します。受注企業からはマッチング課金や月額課金等の利用料を受領します。
BtoB総合型プラットフォームとして業界有数の事業規模(累計68万件のマッチング実績、発注企業25万社)
- PRONIアイミツ
- 発注企業が経営課題や発注要件を登録すると、AIとデータベースで最適な受注企業を抽出し紹介するBtoB受発注マッチングプラットフォーム。
02その他サービス(販促・HR・オフィス総務等)準主力
IT以外にも、販促、人事、オフィス総務等の業務領域でマッチングを提供。発注企業の多様な経営課題に網羅的に対応する。各領域で月額課金が中心。
- PRONIアイミツ
- 同一プラットフォーム上で他領域も扱うが、製品名は同じ。
製品と技術
「データ×AI」によるマッチングシステム
PRONIアイミツのマッチングシステムは、創業から蓄積した68万件のマッチングデータベースと生成AIを組み合わせて動作する。発注企業がヒアリングやウェブフォームで要件を登録すると、AIが経営課題や発注要件を構造化・解析し、データベースと照合して最適な受注企業候補を抽出する。この工程では、過去の取引実績、企業規模、サービス提供体制、品質・納期の履行状況など多面的な情報が総合評価される。生成AIは、ニーズ抽出から候補提示までの全工程を迅速に処理し、精度とスピードを両立する。さらに、マッチング後も発注企業の追加ニーズを把握し、継続的な提案に繋げている。
DXコンシェルジュによる伴走支援
PRONIアイミツの特徴は、AIによる自動マッチングに加え、DXコンシェルジュと呼ばれるスタッフチームが発注企業の伴走支援を行う点である。DXコンシェルジュは、発注企業とのヒアリングを通じて詳細な要件を把握し、最適な受注企業を紹介する。また、発注に関する助言や情報提供を行い、発注企業が気づいていない新たな課題を発見し、追加の発注提案を行う。これにより単発のマッチングに留まらず、長期的な経営課題解決を支援する。受注企業側にもメリットがあり、DXコンシェルジュが精査した案件を提供されるため、営業効率と成約率が向上する。
マッチング課金・月額課金の二本立て料金体系
PRONIアイミツの料金体系は、発注企業は無料、受注企業から課金する構造である。主な課金形態は2つ。①マッチング課金:発注企業と受注企業のマッチング成立時に受注企業に発生する従量型課金。マッチング成立数に連動する。②月額課金:システム利用料やメディア掲載料等の固定型課金。短期的なマッチング数には連動しないが、中長期的なプラットフォーム規模に連動する。SaaS領域ではマッチング課金が中心、他の役務サービス領域では月額課金が中心である。この他に初期登録費用や成約手数料(その他課金)も存在する。多角的な料金設計により、受注企業の利便性と当社収益の安定化を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- IT関連(システム開発・SaaS・AI等)BtoB総合型プラットフォームとして業界有数の事業規模(累計68万件のマッチング実績、発注企業25万社)
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
ベンチャー成長期、赤字から黒字転換
情報・通信業に属するベンチャー企業で、売上高は2023年12月期の17億円から2025年12月期には32億円へ急成長が計画されている。しかし、2024年12月期は営業赤字を計上しており、収益基盤は脆弱。同業他社との比較では、ソラコムやL is Bといった成長企業が存在する中で、規模は小さく、競争力の検証が必要。2025年12月期に営業利益率12.5%への転換が計画されており、収益改善が実現できるかが焦点。内需依存度が高いとみられる。
強み
- 2023年12月期17億円から2025年12月期32億円へと約2倍の成長計画。
- 情報・通信業はデジタル化需要で成長が期待され、追い風。
- 小規模ゆえに意思決定が速く、機動的な事業展開が可能。
- 2025年12月期に営業利益率12.5%の計画があり、収益改善に期待。
課題
- 2024年12月期は営業赤字であり、利益安定化が急務。
- ソラコムなど成長企業との競争で差別化が必要。
- 海外売上比率が低いと推察され、国内市場縮小の影響を受けやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がPRONI
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4772SM ENTERTAINMENT JAPAN | 83億円 | 30.4倍 |
| 2 | 9360鈴与シンワート | 83億円 | 7.2倍 |
| 3 | 3691デジタルプラス | 82億円 | — |
| 4 | 4264セキュア | 82億円 | 36.8倍 |
| 5 | 4015ペイクラウドホールディングス | 82億円 | 124.0倍 |
| 6 | 479APRONI | 81億円 | 11.1倍 |
| 7 | 3628データホライゾン | 78億円 | 29.2倍 |
| 8 | 3652ディジタルメディアプロフェッショナル | 78億円 | — |
| 9 | 4440ヴィッツ | 77億円 | 16.3倍 |
| 10 | 3981ビーグリー | 77億円 | 10.4倍 |
| 11 | 9446サカイホールディングス | 76億円 | 6.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 12件
株式会社ユニラボとして創業した2012年
PRONIの前身である株式会社ユニラボは、2012年10月に東京都目黒区で創業された。創業時の事業は、後のBtoBマッチングプラットフォームの基盤となる発想に基づいていた。設立から約1年半後の2014年2月、ビジネス比較・発注サイト「アイミツ」をリリースし、同年9月には発注企業の伴走支援を行う「発注コンシェルジュサービス」を開始した。この時期から、Web上のオウンドメディアと人的サポートを組み合わせた独自のビジネスモデルが形成され始めた。創業当時から中小企業の経営課題解決を志向しており、後のパーパス「中小企業の挑戦を支援する」に繋がっている。
「アイミツ」リリースと発注コンシェルジュの開始(2014年)
2014年はサービスの基礎が固まった年である。2月にリリースした「アイミツ」は、発注企業が複数の受注企業を比較・発注できるサイトとしてスタートした。同年9月には、発注コンシェルジュサービスを開始し、ヒアリングを通じて発注要件を精査し、最適な業者を紹介する体制を整えた。この人の介在によるサポートが後のDXコンシェルジュへと発展する。また、同年11月には本社を品川区西五反田に移転し、事業拡大に伴う拠点強化を図った。その後2016年2月にはさらに品川区東五反田へ、2020年7月には現在の住友不動産高輪パークタワーへと本社を移転している。
拠点拡大とSaaSカテゴリー追加(2016年~2020年)
2016年から2020年にかけて、PRONIは事業基盤の強化を進めた。2016年2月の本社移転に続き、2020年7月には現在地である東品川区東五反田の住友不動産高輪パークタワー12階へ本社を移転した。同年12月には、プラットフォームにSaaS(Software as a Service)カテゴリーを追加。これはDX化の進展に合わせた戦略的判断であり、以降SaaS領域が中核カテゴリーの一つとなる。2021年4月には新サービス「アイミツCLOUD」をリリースした(後にPRONIアイミツへ統合)。この時期に急速に拡大するSaaS市場への対応力を高め、マッチング実績を積み上げた。
リブランディングとISMS認証取得(2023年~2024年)
2023年9月、同社はリブランディングを実施し、社名を「PRONI株式会社」、サービス名称を「PRONIアイミツ」に変更した。「PRONI」は「プロに出会う。プロになる。」という考え方に由来する。同年に先立つ2022年12月には、第4回日本サービス大賞・優秀賞(主催:公益財団法人日本生産性本部、後援:経済産業省)を受賞しており、サービスの社会的価値が評価された。2024年5月には、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得し、企業情報の取扱いに関する信頼性を高めた。これらの取り組みは、上場を見据えた企業体質の強化とブランド価値向上に貢献した。
東京証券取引所グロース市場への上場(2025年12月)
2025年12月、PRONIは東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場に先立つ2025年12月期の業績は、売上高32.3億円(前年比47.1%増)、営業利益3.7億円、当期純利益5.3億円と、初の黒字転換を達成している。マッチング成立数は165千件(前年比42%増)に拡大し、受注企業ARPUも70%増の341.6万円と大きく向上した。上場時の資金調達により、現金及び預金は24.6億円に増加し、事業拡大のための財務基盤が強化された。同社は上場後も、中小企業のDX支援を核としたプラットフォーム拡大を継続する方針である。
年表12件を開く
2010年代
- 2012年10月創業株式会社ユニラボ(現 PRONI株式会社)を東京都目黒区にて創業
- 2014年2月ビジネス比較・発注サイト「アイミツ」をリリース
- 2014年9月「発注コンシェルジュサービス」をリリース
- 2014年11月本社を品川区西五反田一丁目32番4号に移転
- 2016年2月本社を品川区東五反田一丁目6番3号に移転
2020年代
- 2020年7月本社を東京都品川区東五反田三丁目20番14号に移転
- 2020年12月アイミツにSaaSカテゴリーを追加
- 2021年4月M&A新サービス「アイミツCLOUD」リリース(現 PRONIアイミツ(現在、サービス・機能はPRONIアイミツへ統合・再編))
- 2022年12月第4回日本サービス大賞・優秀賞を受賞(主催:公益財団法人日本生産性本部、後援:経済産業省)
- 2023年9月リブランディングの実施。社名を「PRONI」へ、サービス名称を「PRONIアイミツ」へ変更
- 2024年5月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)(注1)認証取得
- 2025年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
チャネル戦略の推進
オンライン(自社コンテンツ・広告)とオフライン(DXコンシェルジュによるヒアリング・提案)の両チャネルを組み合わせ、発注ニーズを効率的に捕捉し発注機会を最大化する。
- 02
データ活用によるマッチング精度向上
約25万社の発注企業データと累計68万件超のマッチングデータをAIで解析し、成約確度の高いマッチングを実現する。発注提案の精緻化や適正価格設計にも活用する。
- 03
マッチングシステムの高度化
データ・AIに基づくマッチング適合度の追求、案件ごとの適正価格設定、商談アレンジや審査・ルール設計など多層的な施策により顧客満足度と利用継続性を高める。
- 04
マッチング領域の拡大
SaaS、AI、DX領域など成長市場でマッチングを拡大。特にAI関連はサテライトサイト「AI最強ナビ」をローンチし、AIネイティブツールやAI搭載サービスの取り込みを積極化する。
- 05
受注企業ARPU向上と利益戦略
受注企業ARPU(マッチング成立数×単価)の伸長、リカーリング収益の増大、低コストな発注獲得により持続的な利益創出を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は32億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収で、売上が+45.5%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 43億円 | 32億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 4億円 |
| 純利益 | 9億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2021年12月期からの5期で、売上は12億円から32億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は12.5%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 新サービス「アイミツCLOUD」リリース(現 PRONIアイミツ(現在、サービス・機能はPRONIアイミツへ統合・再編)) | |||||
| 2021年12月 | 12 | — | −5 | — | −5 |
| 2022年12月 | 12 | — | −6 | — | −6 |
| 2023年12月 | 17 | — | −7 | — | −7 |
| 2024年12月 | 22 | −4 | −4 | −18.2 | −3 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2025年12月 | 32 | 4 | 4 | 12.5 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高32億円のうち、営業利益として残るのは4億円で12.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の15.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金9.4%3億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金81.3%26億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.5%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2025年12月期は営業CFが6億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は25億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | −7 | 0 | 14 | −7 | 17 |
| 2024年12月 | −3 | 0 | −2 | −3 | 12 |
| 2025年12月 | 6 | −1 | 7 | 5 | 25 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2025年12月期の総資産は34億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は47.4%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 15 | 8 | 7 | 51.3 |
| 2022年12月 | 13 | 1 | 12 | 9.5 |
| 2023年12月 | 21 | 9 | 12 | 43.3 |
| 2024年12月 | 18 | 7 | 11 | 36.8 |
| 2025年12月 | 34 | 16 | 17 | 47.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中14位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中442位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,843で、1年前と比べて+5.6%。過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.1倍 |
| PER (会社予想) | 9.2倍 |
| PBR | 4.47倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1日で11.92%上昇し1915円。25日線1438.76円を33.1%上回り、75日線1407.69円も超過。52週高値2099円からは8.8%下。出来高は8/20に15.4万株と急増。直近1ヶ月で44.75%上昇、年初来では9.74%上昇。RSIは87.85と過熱。200日線はデータなし。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PER11.8倍は業界平均29.6倍より低いが、直近赤字で実質的な評価難。PBR3.31倍は業界平均3.44倍とほぼ同水準。ROE47.6%と高いが、赤字からの回復途上。無配だが配当性向不明。業績改善期待と赤字リスクの両面からほぼ妥当。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 9.2倍 | — |
| PBR | 4.47倍 | 2.96倍 |
| ROE | 47.6% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
創業期のITベンチャーで、現在は赤字だが来期黒字化を予想。ビジネスモデルの具体性が乏しく、投資家の間では事業の実態と成長性が最大の争点。強気派は黒字転換と高いROE(47.6%)に着目、弱気派は過去の赤字継続と情報開示不足を懸念。
- 黒字転換期待
来期予想は売上32億、営業利益率12.5%と黒字化。
- 高いROE
ROE47.6%と資本効率が非常に高い。
- 成長性
売上高が12→22→32億と高成長。
- 営業損益黒字転換、収益改善鮮明2025年通年影響中
FY2025営業利益4億円、前期-4億円からの回復、売上高も45%増
- 売上高成長加速、3期連続増収2025年下期影響中
FY2025売上高32億円、FY2023比88%増、成長率が市場平均を上回る
- ROE48%の高収益性、割安感継続影響弱
PER11.8倍、ROE47.6%と高収益、PBR3.3倍も成長考慮すれば割安
- 時価総額60億円、小型株リレーティング期待不定影響弱
小型株成長銘柄として見直されればPER上昇余地大
- 事業リスク不透明
事業内容や競合状況が開示されず評価困難。
- 過去の赤字継続
3期連続営業赤字、累積損失が大きい。
- 流動性リスク
時価総額60億円と小型で株価変動大。
- 売上規模仍小、収益基盤脆弱不定影響中
売上高32億円、営業利益4億円、利益率12.5%も絶対額が小さい
- 無配継続、株主還元不足継続影響弱
配当利回り0%、自己資本が少なく早期復配困難
- 過去2期連続最終赤字、黒字持続性に疑問2025年通年影響強
FY2023-24累積純損失10億円、黒字化したが継続リスク
- 外国人保有率僅か4.5%、需給がタイト継続影響弱
外国人保有率4.47%と低く、海外投資家の関心薄い
- 営業利益
- 黒字化達成の確認。
- 売上高成長率
- 事業拡大のペースを測る。
- キャッシュフロー
- 資金繰りの健全性を確認。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ2,043人。区分でいちばん多いのは個人・その他で49.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.9%を占め、残る66.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年12月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 49.0 |
| 事業法人 | 29.2 |
| 証券会社 | 12.7 |
| 金融機関 | 4.6 |
| 外国法人 | 4.4 |
| 外国人個人 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社エールユー | 25.61 |
| 02 | 株式会社SBI証券 | 8.71 |
| 03 | JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 | 6.16 |
| 04 | MICイノベーション5号投資事業 有限責任組合 | 4.11 |
| 05 | 栗山 規夫 | 3.87 |
| 06 | Spiral Capital Japan Fund2号投資事業 有限責任組合 | 3.60 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.12 |
| 08 | SBI4&5投資事業有限責任組合 | 2.05 |
| 09 | ニッセイ・キャピタル9号投資事業 有限責任組合 | 1.61 |
| 10 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.54 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+109%。直近期のROEは47.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 |
|---|---|
| 2021年12月 | −1,479 |
| 2022年12月 | −1,940 |
| 2023年12月 | −188 |
| 2024年12月 | −65 |
| 2025年12月 | 129 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額99百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 栗山規夫 | 代表取締役 Founder | 45 | 1,291,750 |
| 柴田大介 | 代表取締役 CEO | 45 | 62,400 |
| 中村哲朗 | 取締役(注)1 | 49 | 17,400 |
| 橘浩二 | 取締役(注)2 | 51 | — |
| 高梨宏史 | 常勤監査役(注)3 | 64 | 600 |
| 和田瑞樹 | 監査役(注)3 | 47 | — |
| 小田香織 | 監査役(注)3 | 54 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 64 | 16 | 81 | 20 |
| 社外取締役 | 4 | 18 | 0 | 18 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,762字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題9,717字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,119字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,272字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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