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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ビーグリー

Beaglee Inc.3981 · Standard · 情報・通信業

コミック配信「まんが王国」と女性向け出版社を擁するコンテンツ企業。ユーザー課金と出版の両輪で展開。

概要

株式会社ビーグリーは、情報・通信業に属するコンテンツプロデュース企業である。主力のコミック配信サービス「まんが王国」は累計25億冊ダウンロード、会員数900万人(2025年2月時点)を超える。連結子会社にぶんか社など4社を持ち、プラットフォーム事業とコンテンツ事業を展開する。2025年12月期の売上高は167億円、従業員数は227名。

二つの事業セグメントで構成されるグループ

当社グループは、プラットフォームセグメントとコンテンツセグメントの二本柱で構成される。プラットフォームセグメントでは、コミック配信サービス「まんが王国」や小説投稿サービス「ノベルバ」を運営し、ユーザー課金を中心に収益を得る。コンテンツセグメントでは、連結子会社の株式会社ぶんか社、株式会社海王社、新アポロ出版株式会社、株式会社文友舎が、女性向け漫画を中心とした電子書籍・紙出版を行う。両セグメントの連携により、IP創出から配信までを一貫して手がける体制を築いている。

直接契約による柔軟なライセンス獲得

「まんが王国」の特長は、電子取次会社を経由せず、出版社や作家と直接契約を結ぶ点にある。直接契約は2,000件を超え、絶版タイトルの調達や柔軟な販促キャンペーンを可能にしている。この仕組みにより、中間マージンが不要となり、著作権者と当社双方に高い収益分配が実現する。また、常時1万冊以上の無料試し読み「じっくり試し読み」を提供し、ユーザーの課金負担を抑えながら満足度を高めている。

データ活用と自社技術による差別化

「まんが王国」では、自社開発のAIレコメンド機能を実装し、ユーザーの購買・閲覧データに基づいた作品提案を行っている。さらに、ページビューとコマビューに対応した独自コミックビューア「Next Viewer」を内製開発し、ネイティブアプリ型とブラウザ型の二種類を提供。これにより、ユーザー環境に応じた最適な閲覧体験を実現している。第三者調査では「お得感No.1」に選ばれるなど、顧客囲い込みに成功している。

日本テレビとの資本業務提携によるIP強化

当社は日本テレビ放送網株式会社と資本業務提携契約を締結し、IP創出と利活用の拡大を進めている。両社グループの強みを生かし、コンテンツプロデュース機能の強化を図る。2025年には「まんが王国」オリジナル作品のショートドラマ配信や、Huluへの電子コミック提供など、メディアミックス展開を加速している。この提携は、プラットフォームとコンテンツの両面でのシナジー創出を目的としている。

業界の中での役割はコンテンツプラットフォーム運営・出版社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
167億円
営業利益
14億円
営業利益率
8.4%
純利益
7億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2022/12
事業売上構成比利益利益率
プラットフォームセグメント124億円66.3%2億円1.6%
コンテンツ セグメント63億円33.7%12億円19.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01マンガ・書籍(消費者向け)主力

コミック配信サービス「まんが王国」を運営。出版社や作家から直接許諾を得て、幅広いマンガを配信。ポイント購入による課金モデルで、お得なキャンペーンやAIレコメンドで差別化。会員数900万人、累計25億ダウンロードを突破。

主な製品・サービス2
まんが王国国内シェア首位
スマートフォンやPCでマンガを読めるコミック配信サービス。2006年開始。
ノベルバ
小説投稿サービス。ユーザーが作品を投稿・閲覧できるプラットフォーム。

02出版・電子書籍(コンテンツ)準主力

女性向け漫画に強みを持つ出版社群(ぶんか社など)が、紙・電子書籍を発行。デジタル出版を積極展開し、自社だけでなく他社配信サービスにもコンテンツを提供。グループの資産を活かしたIPプロデュースも実施。

主な製品・サービス1
電子書籍・出版物
女性向け漫画を中心とした書籍・電子書籍。デジタルと親和性の高い作品制作が強み。

製品と技術

「まんが王国」のサービス構造と課金モデル

「まんが王国」はスマートフォン、タブレット、PCで利用可能なコミック配信サービスである。価格は1ポイント1円相当のポイント制で、ユーザーは会員登録後にポイントを購入する。月額コース(5大特典付き)と従量課金の2通りがあり、併用も可能。ポイント購入と消費の両方で毎日最大50%還元を実施し、ロイヤルカスタマーの育成を図る。決済手段は通信キャリア、クレジットカード、QRコード決済など多様である。

自社開発のコミックビューア「Next Viewer」

「まんが王国」の閲覧には、自社開発の「Next Viewer」が使用される。このビューアはページビューとコマビューの両形式に対応し、ページ捲りや見開き表示、ダウンロード、虫めがね機能などを提供。ユーザーの環境や操作に応じて、ネイティブアプリ型とブラウザ型の2種類を選択可能で、快適な読書体験を実現している。内製開発により、機能追加や改善を迅速に行える点が競争力の源泉となっている。

AIレコメンドとデータドリブンなプロモーション

当社は自社開発のAIレコメンド機能を「まんが王国」に実装し、ユーザーの購買履歴や閲覧行動に基づいた作品提案を行っている。これにより、個々の嗜好に合った作品との出会いを促進し、サイトの滞在時間増加と課金率向上に貢献している。また、蓄積されたユーザーデータを活用したプロモーションにより、ターゲットに最適なクリエイティブを配信するなど、データドリブンなマーケティングを展開している。

コンテンツセグメントの出版とIPプロデュース

コンテンツセグメントでは、連結子会社のぶんか社が女性向け漫画を中心に総合出版を手がける。近年はデジタル出版を積極的に推進し、売上の大半をデジタルが占める。ぶんか社の作品は「まんが王国」だけでなく、他社の電子書籍サービスにも提供される。さらに、グループ全体で作家やクリエイターとのネットワークを活用し、コミカライズや新規ジャンル開拓を推進。2025年には複数の作品がテレビドラマ化されるなど、IPプロデュースにも注力している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位まんが王国第三者調査で「お得感No.1」マンガ・書籍(消費者向け)

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がビーグリー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

フィーチャーフォン向け配信でスタートした2004年

2004年10月、東京都渋谷区に株式会社ビービーエムエフ(後のビーグリー)が設立された。当初はフィーチャーフォン向けのコンテンツ配信を事業の柱としていた。2005年3月には本社を港区に移転し、同年8月にはジェイディスク株式会社を子会社化するなど、早期からグループ化を進めた。この時期の基盤整備が、後のコミック配信事業の拡大につながった。

「ケータイ★まんが王国」の開始とスマートフォン対応

2006年4月、フィーチャーフォン向けコミック配信サービス「ケータイ★まんが王国」を開始。これが現在の「まんが王国」の原型となる。2008年7月にはiPhone 3Gの日本発売と同時にコミックアプリの配信を開始し、スマートフォン対応にいち早く着手。2011年5月にはAndroidアプリのリリースを開始し、同年11月にはスマートフォン向けサービス「まんが王国」としてリニューアルした。

組織再編と商号変更が続いた2008年から2010年

2008年9月、株式会社ニューを存続会社として吸収合併し、商号を株式会社ビービーエムエフに変更。同年12月には本社を千代田区に移転した。2010年7月には「まんが王国」の累計ダウンロード数が1億冊を突破。同年8月には商号をmenue株式会社に変更するなど、この期間は事業拡大に伴う組織の再編が相次いだ。また、2008年8月には中国子会社を設立するなど、海外展開も模索した。

株式会社MNHによる完全子会社化と吸収合併の2014年

2014年2月、株式会社MNHが当社株式を全部取得し、完全子会社となる。同年5月には株式会社MNHに吸収合併され、当社は消滅会社となった。この合併により、法的には旧法人は解散したが、事業はその後も継続され、現在の株式会社ビーグリーへとつながる。財務データは2014年12月期から連結で計上されており、以降も売上高は拡大を続けている。

年表14件を開く

2000年代

  • 2004年10月創業東京都渋谷区に「株式会社ビービーエムエフ(旧ビービーエムエフ)」を設立。
  • 2005年3月本社を東京都港区に移転。
  • 2005年8月M&Aジェイディスク株式会社を子会社化(同社は2015年4月解散、同年7月清算結了)。
  • 2006年4月フィーチャーフォン向けコミック配信サービス「ケータイ★まんが王国」を開始。
  • 2008年7月iPhone3Gの日本発売と同時にコミックアプリを配信開始。
  • 2008年8月M&A南京波波魔火信息技木`有限公司を子会社化(同社は2016年2月解散決議、2018年11月清算結了)。
  • 2008年9月M&A株式会社ニューを存続会社として吸収合併、商号を「株式会社ビービーエムエフ」に変更。
  • 2008年12月本社を東京都千代田区に移転。

2010年代

  • 2010年7月まんが王国累計1億冊ダウンロード突破。
  • 2010年8月商号変更商号を「menue株式会社(旧menue)」に変更。
  • 2011年5月Androidアプリのリリースを開始。
  • 2011年11月スマートフォン向けコミック配信サービス「まんが王国」を開始。
  • 2014年2月M&A株式会社MNHが当社株式を全部取得し、当社は株式会社MNHの完全子会社となる。
  • 2014年5月M&A株式会社MNHが当社を吸収合併し、消滅会社となる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで17,091百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで721百万円
  • 株主資本当期純利益率(ROE)2026年度まで8.7%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    まんが王国の差別化強化

    ポイントプログラムやキャンペーン、無料試し読みの充実、自社ビューアやAIレコメンドによるUX向上、独自視点での優良タイトル発掘、決済手段多様化、グループノウハウを活かした連載作品創出を進める。

  2. 02

    優良・独自コンテンツの制作

    作家やクリエイターとのネットワーク、まんが王国のビッグデータとノウハウを活用し、ヒットする独自コンテンツを制作する。

  3. 03

    サービス・企業認知度の向上

    強みや健全性・ガバナンスを戦略的に発信し、認知度とブランドを向上。費用対効果を重視したプロモーション・広報活動を推進する。

  4. 04

    有能な人材の育成と確保

    経営理念に沿った評価制度の運用・改善、インセンティブ制度の充実、積極的な採用と教育制度の充実により、組織でフォローアップできる体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で227人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、9期前と比べて+16.0%平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は5.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月38
2017年12月50
2018年12月59
2019年12月53834.44.669
2020年12月55535.05.1199
2021年12月56334.55.0197
2022年12月56135.15.2197
2023年12月59735.25.5207
2024年12月61935.75.7213845
2025年12月62436.25.2227617

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都千代田区92百万円
プラットフォーム セグメント
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ぶんか社(注)1,4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本テレビ放送網 株式会社
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権27.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は167億円営業利益14億円前期と比べると減収減益で、売上が-9.2%、利益が-22.2%。

売上高
-9.2%
167億円
営業利益
-22.2%
14億円
純利益
-46.2%
7億円
営業利益率
8.4%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高153億円167億円
営業利益7億円14億円
純利益3億円7億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は77億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−7.2%、営業利益は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4748.52
2023年2Q4736.41
2023年3Q51611.83
2023年4Q461
2024年1Q4748.52
2024年2Q48510.42
2024年4Q89910.19
2025年2Q8356.02
2025年4Q84910.75
2026年2Q7745.22

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年12月期からの12期で、売上は57億円から167億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は8.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社MNHが当社株式を全部取得し、当社は株式会社MNHの完全子会社となる。
2014年12月5710
2015年12月7272
2016年12月8374
2017年12月90117
2018年12月9253
2019年12月10485
2020年12月124105
2021年12月186124
2022年12月187167
2023年12月191147
2024年12月18418179.813
2025年12月16714138.47

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高167億円のうち、営業利益として残るのは14億円8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.9%110億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.7%43億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.0pt
8.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.4pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.3pt
8.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年12月期は営業CFが15億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは13億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は53億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年12月0−5557−552
2015年12月14−2−5128
2016年12月5−1−546
2017年12月13−1−11218
2018年12月3−6−6−39
2019年12月17−4−21320
2020年12月9−3943−3032
2021年12月16−3−91335
2022年12月24−2−152242
2023年12月19−2−111748
2024年12月23−2−182151
2025年12月15−2−111353

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は166億円。このうち返さなくてよい自己資本が81億円で、自己資本比率は48.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年12月69294041.4
2016年12月70333747.9
2017年12月77502764.7
2018年12月71492268.7
2019年12月78473161.1
2020年12月2005214826.0
2021年12月1955713829.1
2022年12月1906312733.2
2023年12月1847011437.8
2024年12月173759843.3
2025年12月166818548.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
53億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
85億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中127位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中549位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.2%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,224で、1年前と比べて-1.3%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥1,224-0.6%1ヶ月-0.5%1年-1.3%時価総額77億円
過去52週の値幅
安値¥1,172高値¥1,347

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PER (会社予想)25.2倍
PBR0.87倍
配当利回り3.68%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月はほぼ横ばい(+0.2%)で、25日線(1204.68円)を+0.4%上回る。6/25に52週安値(1172円)を付けた後、1190~1220円のレンジで膠着している。出来高は平均約3,000株と低調で、方向感が出ず、52週高値(1370円)からは-11.7%と戻り待ちの状態。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER9.9倍は業界平均29.7倍を大幅に下回り極めて割安。PBR0.86倍は同平均3.44倍を大きく下回る。配当利回り3.48%は業界平均1.25%を上回り魅力的。ただしROE8.8%は平均以下で、売上高減少傾向にあり収益性改善が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍47.9倍
PER (予想)25.2倍
PBR0.87倍2.96倍
ROE8.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年12月期は営業利益18億円と回復したが、売上高は減少傾向。強気派は、低PER(約10倍)とPBR1倍割れで割安感を指摘。弱気派は、売上減少とヒット作品の陳腐化リスクを懸念。配当利回り3.5%は魅力的。

プラスに働く材料3
  • 割安なバリュエーション

    PER10倍、PBR0.86倍と割安。

  • 高配当利回り

    3.5%の配当、株主還元姿勢明確。

  • 利益回復

    2024年12月期は営業利益18億円と前期9億円から改善。

マイナスに働く材料3
  • 売上減少トレンド

    2025年12月期予想売上167億円、前期比9%減。

  • ゲーム寿命リスク

    特定タイトルへの依存が高く、ヒットが途絶えれば業績急落。

  • 競合の激化

    ゲーム業界は新作ラッシュ、競争に勝ち続けるのは困難。

次の決算で確かめる点
売上高
主力ゲームの収益動向を把握。
営業利益率
収益性の変化を監視。
DAU/MAU
ユーザー数の増減が収益に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+82.6%いまの株価に対する利回りは3.68%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
3.68%
いまの株価に対して
配当性向
35.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年12月8
2022年12月1250.063.1
2023年12月1525.028.0
2024年12月2353.339.6
2025年12月4282.635.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ4,170人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.6%を占め、残る65.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他51.840.049.746.041.549.6
事業法人10.234.534.335.337.634.2
自己株式4.03.93.83.811.411.3
外国法人12.912.35.56.310.710.1
証券会社9.25.06.27.49.15.7
金融機関15.88.24.24.91.10.4
外国人個人0.10.00.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本テレビ放送網株式会社24.04
02株式会社小学館8.64
03HAITONG INT SEC-CL AC-15.315(PERCENTAGE)(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)5.61
04吉田 仁平5.49
05光通信KK投資事業有限責任組合4.56
06大和証券株式会社3.28
07株式会社SBI証券1.20
08光通信株式会社1.00
09山下 良久0.85
10楽天証券株式会社共有口0.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+1858%、1株純資産は11期で+177%。直近期のROEは8.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年12月65201.1
2015年12月42
2016年12月7460812.2
2017年12月11581716.315.5
2018年12月448315.316.8
2019年12月8480310.315.3
2020年12月778788.724.8
2021年12月759528.221.6
2022年12月1111,05311.110.463.1
2023年12月1151,15310.410.728.0
2024年12月2201,34418.17.639.6
2025年12月1221,4418.810.335.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額72百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉田仁平代表取締役 社長54345,675
安本洋一代表取締役 副社長62
佐藤俊介取締役(注)14844,802
久保真一郎取締役(注)149
田中新取締役 監査等委員645,225
吉田広明取締役 監査等委員(注)154
大橋敏彦取締役 監査等委員(注)161

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)12315444242
社外取締役320207
取締役(社内)1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,472字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ビーグリー)及び連結子会社4社(株式会社ぶんか社、株式会社海王社、新アポロ出版株式会社、株式会社文友舎)により構成されております。株式会社ビーグリーの既存事業を中心としたユーザー課金サービス及びその付帯サービスであるプラットフォームセグメントと、株式会社ぶんか社以下の既存事業を中心とした電子書籍、出版、付帯サービスであるコンテンツセグメントを展開しており、ファンとコンテンツを感動とともにつなげるコンテンツプロデュースカンパニーを目指しております。 プラットフォームセグメントでは、スマートフォン・タブレットの急速な普及を背景に消費者行動への影響が飛躍的に拡大しているインターネットを活用しつつ、その特性を活かしてクリエイターのコンテンツ・プロダクトを配信するサービスや環境を提供しております。コミック配信サービス「まんが王国」や小説投稿サービス「ノベルバ」を展開しております。また、当社グループの資産・ノウハウを活用したIPプロデュースも推進しております。 コンテンツセグメントでは、女性向けの漫画ジャンルに強みを持ち、デジタルとの親和性の高い作品制作を通じてヒット作品の創出を行う等、ユーザーに対して新たな感動を与えられるようなコンテンツ創出を行っております。 さらに、日本テレビ放送網株式会社との資本業務提携契約の締結により、両社グループの強みを活かし、IP創出や利活用の拡大等コンテンツプロデュース機能の強化を図っております。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 プラットフォームセグメントの主力サービス「まんが王国」について 「まんが王国」は、スマートフォンやタブレット、PCで手軽に漫画を楽しむことができるコミック配信サービスです。2006年のサービス開始以来、ユーザーの皆さまに支えられ、コミック単行本換算で累計25億冊ダウンロードを超えるまでに拡大を続け、会員数は900万人(2025年2月時点)を突破しております(累計ダウンロード数は、無料タイトル及びコマ形式のタイトルを冊数換算したものを含んでおります)。 本サービスでは、出版社、プロダクション、及び作家等、タイトルの権利を保有若しくは管理する方々(ライセンサー)から利用許諾を獲得し、必要に応じてコンテンツの電子化を行います。当社の特長は、電子書籍業界では一般的である電子取次会社経由ではなく、主に当社直接営業によりライセンサーから利用許諾の獲得を行う点にあります。また、このライセンサーとの直接の繋がりを活かした「まんが王国」連載作品の制作にも注力しております。 コンテンツの価格は1ポイント1円相当のポイント数で表示されており、ユーザーは予め会員登録をしてポイントを購入する必要があります。ポイントの購入は、お得な5大特典付きの月額コースと必要な時に必要な分だけ購入する方法の2通りあり、併用も可能です。 さらに、ポイント購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元を行っており、その他お得なキャンペーンも随時実施しております。また、通常サンプル以上を無料で読める「じっくり試し読み」を常時10,000冊以上(本書提出日現在)取り揃える等、限られた課金負担の中で、最大限漫画を楽しめるサービスを提供しております。その結果、第三者調査機関による電子コミックサービスに関する調査で、「お得感No.1」(最もお得に感じるサービス第1位)を獲得しております。 また、知名度やメディア露出を重視した品揃えにより需要を取り込む販売手法だけでなく、データを用いてターゲットに合った作品とクリエイティブで、プロモーションすることが特長です。これらのノウハウと日々のユーザー行動データを蓄積することでそれぞれのユーザーに合った商品を提供できる書店として競合サービスとの差別化を図っております。 「まんが王国」の事業系統図は、次のとおりであります。 本サービスを推進するにあたって、当社グループが有する特長及び強みは次のとおりであります。 1.利用許諾(ライセンス)の獲得 配信しようとするコンテンツは、まずその著作権者から利用許諾を得ることが必要です。通常、著作権はその作家(漫画家・原作者)にあり、本来第三者に対してその利用許諾ができるのも作家ですが、電子書籍業界では、当該漫画タイトルを出版した出版社や取次会社経由で利用許諾を獲得して販売するケースがほとんどです。しかしながら、当社はサービス開始時から著作権者である作家から直接、利用許諾を獲得する方法を中心に展開しております。当社では、作家との直接契約に加えて、出版社を経由して許諾を獲得する場合においても、極力中間業者である取次会社を介さないことにより、出版社や作家と利用許諾について柔軟に交渉できる環境を有していると考えております。これらの直接契約は2,000件超となっております。 上記のような作家や出版社との関係により、以下の特長を有しております。 ・無料購読タイトルを常時多数(本書提出日現在:10,000冊以上)揃えていること ・電子未配信タイトルや、絶版タイトルの調達及び配信をスムーズに実施していること ・「まんが王国」連載作品を創出すること ・柔軟かつタイムリーな販促キャンペーンを実施していること ・取次会社を経由しない場合は中間マージンが不要になり、著作権者と当社双方に高収益分配となること 2.コンテンツの販売 「まんが王国」では、本サービスへの再訪や滞在時間増加を促し、ユーザーの利用を促進させるサービスの提供に努めております。ポイントの購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元を行う等、利用頻度の高いユーザーがより満足できるサービス設計となっております。 決済方法としては、月額課金は通信キャリア又はクレジットカード、従量課金は通信キャリア、クレジットカードのほか、QRコード決済等、多様な選択肢を用意しております。 加えて、自社開発のAIレコメンド機能や豊富なユーザーレビューを活用した独自推奨タイトルの提供を行っており、ユーザーの満足度向上とサービス利用継続に繋がっております。 3.データを用いたプロモーションとコンテンツ創出 プロモーションについては、これまでのデータ分析とノウハウ蓄積によって、効果的なプロモーションだけでなくここでしか読めないコンテンツ創りを可能にしております。 4.自社開発によるビューアやレコメンド機能 コンテンツの閲覧に使用するビューアは技術力を活かした自社開発ツールを採用しております。ページビュー、コマビュー形式のファイル閲覧が可能なNext Viewerという独自コミックビューアを自社で内製開発しております。 ページ捲り・見開き等コミック閲覧に不可欠な機能はもちろん、ダウンロード、虫めがね機能といった、より利便性を高める機能の提供によりユーザー体験を豊かにしていると考えております。 このビューアは、ネイティブアプリ型及びブラウザ型の2種類あり、ユーザーの環境や操作、及びコンテンツの形式に応じて適切なサービスを提供することも可能となっております。 また、「まんが王国」サイトでは自社開発によるAIレコメンド機能の実装により、ユーザーの作品購買と閲覧情報を基にした作品提案が可能となり、サイトの最適化に貢献しております。 コンテンツセグメントについて コンテンツセグメントにおける中核会社である「株式会社ぶんか社」は、女性向けの漫画ジャンルを得意とした総合出版社であります。近年ではデジタル出版を積極的に推進し、売上の大半をデジタル売上が占めるに至り、変化の激しいネットユーザーのトレンドに沿った作品創作に強みがあります。なお、これらの作品は、当社サービス「まんが王国」等のブラウザコミック配信サービスはもちろん、他社電子書籍サービス及びマンガアプリにも提供を行っております。 これに、プラットフォームセグメントで蓄積したビッグデータやノウハウ、並びにグループ全体で持つ作家やクリエイターとの多数のコネクションを活用することで、ユーザーに支持される作品の創出及び制作を行っております。 コンテンツセグメントの事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,432字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、ファンとコンテンツを感動とともにつなげるコンテンツプロデュースカンパニーを目指しております。この経営目標に向かい、良質なコンテンツやクリエイターが埋もれることなく、またユーザーが興味を持つコンテンツと出逢えるようなサービスを生み出し、さらに自らもオリジナルのエンターテインメントコンテンツを創出していき、文化の発展に貢献することで、企業価値並びに株主価値の増大を図ってまいります。 (2) 経営戦略等 当社グループの経営目標を実現するために、当社グループはこれまで「まんが王国」というコミック配信サービスを通じて、人気作品のみならず、過去及び新規の知る人ぞ知る良作等をたくさんの方に提供し、楽しんでいただくことを目指してまいりました。今後も「まんが王国」を含む電子書籍サービスのさらなる拡大や当社グループで制作したタイトルを含む「まんが王国」連載作品による差別化に加え、デジタルコンテンツの強化及び紙出版の最適化を行っていくとともに、グループ間でのシナジーを加速させるコミカライズや新規ジャンル開拓等の売上増加施策等を実施し、グループ全体での利益の増加を図ってまいります。 当社グループはコンテンツを創出、又は見定め、それに適した方法でユーザーに届ける活動を「コンテンツプロデュース」と定義し、コンテンツやクリエイターが世界規模で流通・活躍できるよう事業展開してまいります。 なお、日本テレビ放送網株式会社との資本業務提携契約の締結により、両社グループの強みを活かし、IP創出や両社グループが所有するIPの利活用の拡大等によるコンテンツプロデュース機能の強化を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針に基づき、売上高及び親会社株主に帰属する当期純利益、また株主重視の観点から株主資本当期純利益率(ROE)をそれぞれ重要な指標と考えております。2026年度の目標値は、売上高17,091百万円、親会社株主に帰属する当期純利益721百万円、ROE8.7%であります。 (4) 経営環境 当社グループの主力サービスが属する電子書籍市場は、通信環境の整備やスマートフォン・タブレット端末の普及・進化等により、今後も拡大が続くことが予想されますが、一方で競合他社との競争が激化しております。 なお、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等を背景に、景気は緩やかな回復が続きました。一方で、物価上昇の継続による個人消費の下振れリスクの高まりや米国の通商政策の動向、地政学リスクの上昇、不安定な円相場による影響等、依然として不透明な事業環境が続いているため、常に経済情勢や市場環境を注視し、有事に向けた対応策を講じてまいります。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 現在のプラットフォームセグメントの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」は、19年以上の実績を有しており、さらなるユーザー及び収益の拡大が見込まれるとともに、コンテンツセグメントの中核である総合出版事業においてもデジタル化を推進することで、収益の拡大が見込まれております。 今後も継続的な発展を続け、当社グループのVisionである「グローバルで通用するコンテンツプロデュースカンパニーへ」を実現するため、対処すべき課題として以下の施策に取り組んでまいります。 ① 「まんが王国」の差別化 電子書籍市場は拡大を続けておりますが、一方で競合他社との競争が激化しております。そのため会員獲得コストは増加傾向でありますが、サービスの継続的な拡充や差別化により収益拡大を実現してまいりました。当社グループでは今後の継続的な成長の実現に向けて、さらに「まんが王国」の魅力を高めるため、今後も積極的に差別化を進める施策に取り組んでまいります。 お得に漫画が読めるポイントプログラムや各種キャンペーンの実施、無料で閲覧可能な「じっくり試し読み」の充実、自社開発ビューアやAIレコメンド機能を活用した使いやすいUX(User experience)の提供、当社独自の目線による優良タイトルの掘りおこしや決済手段の多様化等、これまでの取り組みを継続的に推進するほか、当社グループ内でのノウハウを駆使した「まんが王国」連載作品の創出を積極的に進めてまいります。 ② 優良・独自コンテンツの制作 継続的な成長を実現していくためには、競合他社にはない優良コンテンツや独自コンテンツの制作が必要となります。当社グループでは、作家やクリエイターとの多数のコネクション並びに「まんが王国」のビッグデータや長年のノウハウを活用することにより、ユーザーにヒットするコンテンツの制作を行ってまいります。 ③ サービス・企業認知度の向上 当社グループが継続的な企業価値の向上を実現するためには、ユーザー、取引先、人材の獲得が必要であります。これらの獲得活動をより効率的に進めるため、当社グループ及び当社サービスの持つ強み・サービスの健全性・ガバナンス体制等を戦略的に発信し、認知度及びコーポレートブランドを向上させてまいります。このため、費用対効果を重視したプロモーション・広報活動を積極的に推進してまいります。 ④ 有能な人材の育成と確保 当社グループのあらゆる活動の継続的改善、成長のため、最も重要なのは人材であります。その育成と確保の観点から、経営理念に沿った評価制度の施行、その運用の徹底及び継続的な改善並びにインセンティブ制度を含めた人事制度全般の充実を図ってまいります。また、積極的な採用活動、教育制度の充実を図り、組織でフォローアップできる体制を構築してまいります。
事業等のリスク4,045字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項についても、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、以下の記載は本株式への投資に関するリスクをすべて網羅するものではありませんので、ご留意ください。 (事業環境について) (1) 電子出版業界の市場環境について 当社グループの主たる収益は電子書籍の販売による収入であります。電子書籍業界は、許認可や特許等による特別な参入障壁が存在しない業界であり、近年多数の企業が参入し競争が激化しております。競争がさらに激化し、顧客や読者の獲得や定着、並びに顧客単価の維持・向上が想定どおりに進まなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。対応策として、サービスとコンテンツの継続的な拡充及び差別化による当社グループならではの付加価値の強化を進めてまいります。 (2) 海賊版サイトの影響について 現在、インターネット上で、出版物等を違法・不正にコピーしたコンテンツを扱う海賊版サイトが存在しております。かかる違法なコンテンツが相当量流通することによって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。対応策として、当社グループは2018年4月に他の電子書店4社と健全な市場の発展を目的に「日本電子書店連合」を設立し、読者に対して正規版購入への理解と啓発活動を行うとともに、出版社、出版関連団体及び権利者と連携し、海賊版サイト対策を講じています。 (事業内容について) (1) 著作物の利用許諾契約について 当社グループは、事業の運営にあたり、著作権者等の取引先(法人及び個人)との間で著作物利用許諾契約を締結しております。サービス・コンテンツ販売の拡大においては、これら契約の継続を前提としておりますが、何らかの事情により契約の更新に支障をきたす場合又は著作物の利用料が変動した場合、取扱いコンテンツの減少や原価の上昇により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。対応策として、継続的かつ良好なコミュニケーションによる取引先ニーズの把握、当社が提供する付加価値や提案の充実によって、強固な信頼関係を構築し、維持してまいります。 (2) 技術革新等について 当社グループがサービスを提供しているスマートフォン・タブレット端末並びにそのインターネット環境は、技術進歩が速いことが特徴です。当社グループが想定する以上の技術革新により、当社グループの技術やサービスが競争力を失うような事態が生じた場合、ユーザー数の減少等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。対応策として、当社グループは常に最新の技術動向に着目し、技術力で他社に後れを取ることのないように努めてまいります。 (3) 広告宣伝活動について 当社グループでは、主にプラットフォームセグメントにおいて、下記のとおり広告宣伝活動を効率的に実施し会員数の増加を図っております。当該施策が当社グループの想定どおりに推移しない場合、ユーザー数の減少、広告宣伝費の上昇により当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。対応策として、ROAS(広告支出の回収率を示す指標)等を勘案のうえ、定量的な分析に基づく最適な施策を実施するとともに、当社グループのサービス・コンテンツのブランディング活動に関してはその効果を慎重に検討した上で推進してまいります。 回次   第9期   第10期   第11期   第12期   第13期 決算年月   2021年12月   2022年12月   2023年12月   2024年12月   2025年12月 広告宣伝費(百万円)   2,653   2,319   2,394   1,879   1,622 (4) システム障害について 当社グループは、事業の運営にあたり、多数のサーバーやネットワークを活用しております。自然災害、一時的なアクセスの集中、不正アクセス等により、通信ネットワークの切断、サーバーの作業不能が発生し、サービスがダウンする可能性があります。システムダウンが長時間にわたり継続するような場合、ユーザー数の減少等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。対応策として、サービスの安定供給を図るために十分と思われるシステムの冗長化及びセキュリティ強化に努めてまいります。 (法的規制について) 当社グループの事業に関する法規制は、「著作権法」、「個人情報の保護に関する法律」等、多岐の分野にわたっております。 (1) 知的財産権について 当社グループは、事業の推進にあたり、著作権をはじめとする知的財産権を侵害しないよう、取引先との間で締結する著作物の利用許諾契約を遵守し事業を展開しております。しかしながら、今後の法改正や解釈の変更並びに海外展開による権利処理の複雑化等により、第三者から知的財産権に関する侵害を主張される可能性があります。このような場合、解決までに多くの時間と費用が発生する等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 「個人情報の保護に関する法律」について 当社グループは、サービス提供にあたり、取引先、お客様等の個人情報を取得する場合があります。これらの情報を適切に保護するため、情報へのアクセス制限や不正侵入防止のためのシステム採用や「プライバシーポリシー」等の情報管理に関する規程の作成等、個人情報保護のための諸施策を講じるとともに、個人情報の取得は必要最小限にとどめるなどして対応しております。また、海外展開に関係して、米国に居住する会員の個人情報を保護するために、カリフォルニア州消費者プライバシー法に準拠した北米用の「プライバシーポリシー」を策定するなど、対応しております。しかしながら、外部からの不正アクセス、故意又は過失等による情報漏洩に関するリスクは完全には排除できないことから、個人情報が流出する可能性があります。このような場合、損害賠償の請求や信用低下等によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 青少年保護に関連する法令について 現在、当社グループは「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」等の法令等の遵守に努めております。なお、当社グループの事業は「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」及び各地方公共団体が制定する青少年健全育成条例等が規制対象とする事業に当たりません。しかしながら、これらの法令の改正・解釈の変更又は新たな法令の制定により、何らかの制約を受けることとなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (その他のリスクについて) (1) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、当社の役員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しております。これらの新株予約権が行使された場合には、当社株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。当連結会計年度末現在における潜在株式数は84,000株であり、発行済株式総数6,301,986株に対して約1.33%に相当しております。 (2) M&A(企業買収等)により生じた無形固定資産の減損による影響について 当社グループは、企業買収に伴い生じたのれん及び出版権(識別可能資産)を2025年12月期末時点で7,265,072千円計上しております。内、当社の実質存続会社である旧menue株式取得によるのれんは2,032,479千円であります。また、2020年10月のぶんか社グループ株式取得によるのれんは5,114,593千円、出版権(識別可能資産)は118,000千円であります。今後収益性の悪化などによる価値の毀損により、当該のれん及び出版権(識別可能資産)の減損処理を実施する場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) M&A(企業買収等)による事業拡大について 当社グループは、事業拡大を加速する手段の一つとして、積極的にM&Aを活用してまいる方針です。買収後に未認識債務の判明や偶発債務の発生等、事前の調査では把握できなかった問題の発生や、買収事業の展開が想定どおりに進捗せず、投資対象の減損処理の必要が生じる場合等、当社グループの財政状態、業績及びその後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。また、M&Aによって、当社グループが従来行っていなかった事業が加わる場合、当該事業固有のリスク要因が加わる可能性があります。対応策として、対象企業について事前に詳細な調査を行い、慎重にリスクを検討した上で進めてまいります。 (4) 自然災害・感染症等による影響について 地震や台風等の自然災害、テロ攻撃、感染症の流行といった事象が発生した場合、すべての被害や影響を回避することは困難であり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。対応策として、発生時の損害を最小限に抑えるため、災害リスクに対する規程・マニュアル整備、社内安否確認体制の構築、倉庫管理会社との緊急時連携体制の構築等に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,445字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (経営成績等の状況の概要) (1) 経営成績 当連結会計年度における日本経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等を背景に、景気は緩やかな回復が続きました。一方で、物価上昇の継続による個人消費の下振れリスクの高まりや米国の通商政策の動向、地政学リスクの上昇、不安定な円相場による影響等、依然として不透明な事業環境が続いております。 当社を取り巻く事業環境は、紙の出版市場が縮小している一方で、電子出版市場は継続的に拡大しており、インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2025」によると、2025年度の成長率は4%程度になると予測されており、今後も電子書籍及び電子コミックの市場規模は緩やかな拡大が続くことが予想されております。 このような市場環境の中で、プラットフォームセグメントにおいては、コミック配信サービス「まんが王国」のブランド構築に注力しつつ効率的な投資を、コンテンツセグメントにおいては、継続的なデジタル成長による安定的な利益創出を実行いたしました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は16,720,153千円(前年同期比9.4%減)、調整後EBITDA(※)は2,346,185千円(前年同期比15.7%減)、営業利益は1,368,394千円(前年同期比23.4%減)、経常利益は1,319,589千円(前年同期比23.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は683,683千円(前年同期比47.6%減)となりました。なお、当社グループは、株主資本当期純利益率(ROE)を重要な経営指標と位置づけております。当連結会計年度末の株主資本当期純利益率(ROE)は8.8%(前年同期18.1%)となり、前連結会計年度末と比較して9.3ポイントの減少となりました。これは、前連結会計年度において、当社の連結子会社であった株式会社ぶんか社グループの吸収合併の実施に伴い、同社より税務上の繰越欠損金を承継し、法人税等が減少したことによります。 (※)調整後EBITDA=営業利益+減価償却費(出版権の償却費を含む)+のれん償却費+敷金償却費+株式報酬費用±その他の調整項目 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (プラットフォームセグメント) プラットフォームセグメントの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」においては、ユーザーの訪問・定着・課金の流れを促し、課金者数と顧客単価を上げるべく、「お得感No.1」戦略による課金意欲の高いロイヤルカスタマーへの育成を継続するとともに、「まんが王国」内にて、一定時間経過するごとに1話が無料で読めるサービス「待ちコミ」の提供を開始し、幅広いユーザー層獲得のための販売促進活動を積極的に行いました。 一方で、ライトユーザーの獲得・定着を図るため、前期よりライトユーザーを中心とした広告運用を行い、新規ユーザーの獲得が進んだ反面、当初の想定よりヘビーユーザーが減少した結果、「まんが王国」の売上高は前年同期比10.6%減となりました。 また、2025年3月には当社オリジナル作品「夜蜘蛛は蜜をすう~結婚詐欺師と堕ちる女~」を原作としたショートドラマが、ショートドラマアプリ「BUMP」にて配信されました。 このほか、オンライン動画配信サービス「Hulu」を運営するHJホールディングス株式会社と提携し、2025年10月より「Hulu」にて電子コミックの提供を開始いたしました。 利益面においては、広告宣伝費を中心とした営業費用が前年同期比で減少いたしましたが、売上高の減少に伴い、売上総利益についても前年同期比で減少いたしました。 これらの結果、当セグメントの売上高は10,626,829千円(前年同期比9.9%減)、営業利益は432,385千円(前年同期比31.7%減)となりました。 (コンテンツセグメント) コンテンツセグメントにおいては、デジタルコンテンツを中心に、発刊点数の増加、電子書店ごとの特性や読者ニーズに沿った販売促進活動を積極的に行いました。また、紙出版においては、紙出版市場の縮小を鑑み、配本部数の管理及び価格設定等のコストコントロールを実施いたしました。 デジタル出版においては、新刊のヒットによる売上の押し上げ効果が限定的となったものの、読者の嗜好性に合わせたコンテンツの創出とジャンルの拡大の着実な推進により、売上高は前年同期比0.5%増となりました。 紙出版においては、配本部数のコントロール等を実施した結果、売上高は前年同期比25.0%減となりました。 このほか、2025年4月にはぶんか社から2作品がテレビドラマ化し、「黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛」がTOKYO MXにて放送、「子宮恋愛」が読売テレビにて放送されました。また、2025年10月には「じゃあ、あんたが作ってみろよ」がTBS系列にて、「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」が関西テレビ放送にて、「橘くん 抱いてください! ハジメテの相手は同僚王子!?」がTOKYO MXにて、それぞれ放送されました。 利益面においては、原稿料をはじめとした原価が増加したことにより、デジタル出版収益が前年同期比で減少し、紙出版収益においても、紙出版売上の減少により、前年同期比で減少いたしました。 これらの結果、当セグメントの売上高は6,378,320千円(前年同期比6.5%減)、営業利益は935,817千円(前年同期比18.9%減)となりました。 (2) 財政状態 ① 資産の部 当連結会計年度末における資産合計は16,556,762千円となり、前連結会計年度末に比べ737,817千円減少しました。 流動資産は8,623,798千円となり、前連結会計年度末に比べ43,893千円増加しました。これは主に、売掛金が126,162千円減少した一方で、現金及び預金が175,271千円増加したことによるものです。 固定資産は7,932,963千円となり、前連結会計年度末に比べ781,711千円減少しました。これは、有形固定資産が68,402千円増加した一方で、無形固定資産が753,969千円、投資その他の資産が96,144千円減少したことによるものです。 ② 負債の部 当連結会計年度末における負債合計は8,493,039千円となり、前連結会計年度末に比べ1,315,004千円減少しました。 流動負債は7,728,039千円となり、前連結会計年度末に比べ295,004千円減少しました。これは主に、未払金が49,496千円増加した一方で、支払手形及び買掛金が138,977千円、未払消費税等が107,964千円、返金負債が108,661千円減少したことによるものです。 固定負債は765,000千円となり、前連結会計年度末に比べ1,020,000千円減少しました。これは、長期借入金が1,020,000千円減少したことによるものです。 ③ 純資産の部 当連結会計年度末における純資産合計は8,063,722千円となり、前連結会計年度末に比べ577,187千円増加しました。これは主に、利益剰余金が555,627千円増加したことによるものです。 この結果、自己資本比率は、48.6%となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は5,293,996千円となり、前連結会計年度末に比べ175,271千円増加しました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動においては、税金等調整前当期純利益1,285,949千円から、主な加算項目として、減価償却費358,726千円、のれん償却額590,649千円、売上債権の減少額137,874千円等がありました。これに対して主な減算項目として、仕入債務の減少額138,977千円、返金負債の減少額108,661千円、未払又は未収消費税等の増減額112,736千円、利息の支払額59,321千円、法人税等の支払額542,576千円等がありました。 この結果、獲得した資金は1,539,397千円(前年同期は2,341,510千円の獲得)となりました。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動においては、主な資金増加要因として、敷金及び保証金の返還による収入49,925千円等がありました。これに対して資金減少要因として、有形固定資産の取得による支出102,646千円、無形固定資産の取得による支出169,585千円がありました。 この結果、使用した資金は222,198千円(前年同期は245,001千円の使用)となりました。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動においては、主な資金減少要因として、長期借入金の返済による支出1,020,000千円、配当金の支払額128,052千円等がありました。 この結果、使用した資金は1,141,927千円(前年同期は1,803,281千円の使用)となりました。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 該当事項はありません。 (2) 受注実績 当社グループ全体における受注実績の金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) プラットフォームセグメント   10,572,229   △10.4 コンテンツセグメント   6,147,924   △7.5 合計   16,720,153   △9.4 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.当連結会計年度において、総販売実績に対する割合が10%を超える相手先はありません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っておりますが、これらの見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ① のれんの減損 当社グループは、のれんについて、5~20年の均等償却を採用しております。その資産性については、業績や事業計画等を基に検討しており、将来において当初想定していた収益が見込めなくなった場合、減損処理が必要になる可能性があります。 ② 固定資産の減損 当社グループは、固定資産について、減損の兆候の把握を行っております。減損の兆候がある資産又は資産グループについては、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合には帳簿価額から回収可能価額を控除した金額を減損損失として認識しており、その前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要になる可能性があります。 (2) 経営成績 ① 売上高 スマートフォンやタブレット向けを中心に、電子書籍市場は拡大していると推計されておりますが、その一方で、競合他社との競争が激化しております。また、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等を背景に、景気は緩やかな回復が続いた一方で、物価上昇の継続による個人消費の下振れリスクの高まりや米国の通商政策の動向、地政学リスクの上昇、不安定な円相場による影響等、依然として不透明な事業環境が続いております。このような環境の中、プラットフォームセグメントにおいては、コミック配信サービス「まんが王国」のブランド構築に注力しつつ効率的な投資を、コンテンツセグメントにおいては継続的なデジタル成長による安定的な利益創出を実行いたしました。 ② 売上原価 売上高に応じて、売上原価が11,012,906千円(前年同期比9.0%減)発生いたしました。 ③ 販売費及び一般管理費 中長期的な会員獲得を目的とした広告宣伝費が1,622,458千円発生いたしました。広告宣伝は、その効果を継続的に検証し、最適化を図っております。 これらの結果、販売費及び一般管理費の合計は4,338,852千円(前年同期比4.7%減)となりました。 ④ 営業外費用 銀行からの借入による支払利息が59,132千円発生いたしました。 これらの結果、営業外費用は64,354千円(前年同期比1.0%減)となりました。 ⑤ 特別損失 本社移転にかかる一時費用として、特別損失が33,640千円発生いたしました。 ⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益 法人税、住民税及び事業税を550,903千円、法人税等調整額を51,363千円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は683,683千円(前年同期比47.6%減)となりました。 なお、グループ再編の実施に伴い発生したのれんの償却費を販売費及び一般管理費に590,649千円計上しており、これを控除した、のれん償却前経常利益は1,910,239千円(前年同期比17.5%減)、のれん償却前親会社株主に帰属する当期純利益は1,274,332千円(前年同期比32.7%減)であります。 (3) キャッシュ・フロー 「(経営成績等の状況の概要) (3) キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業活動に必要な資金について、流動性の高い現金及び現金同等物として保持しております。 当社グループの主な資金需要は、コンテンツの制作費、ロイヤリティ等の原価、広告宣伝費をはじめとする販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、自社電子書籍サイトの機能拡張等によるものであります。 これらの資金需要につきましては自己資金によることを基本としておりますが、必要に応じて金融機関からの短期借入により調達する方針であり、当社では取引銀行4行と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。 (5) 経営成績等に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (6) 経営戦略の現状と見通し 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 (7) 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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出典

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