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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

表示灯

HYOJITO Co.. Ltd7368 · Standard · サービス業

鉄道駅・自治体庁舎など公共空間に周辺案内図を設置し、複数スポンサーの連合広告を掲出する広告媒体事業。

概要

表示灯は1967年2月に名古屋で設立された、公共施設向け案内図広告「ナビタ」を主力とする企業である。鉄道駅や自治体庁舎、交番など全国約7万件の拠点に設置されたナビタから広告収入を得るビジネスモデルを持ち、加えてアド・プロモーション事業とサイン事業を展開する。2026年3月期の連結売上収益は108億円、従業員455名。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

表示灯の事業はナビタ事業、アド・プロモーション事業、サイン事業の三つに分かれる。ナビタ事業は全国の鉄道駅や自治体庁舎に設置する周辺案内図を媒体とし、複数のスポンサーから広告料を得る連合広告形式が特徴である。2026年3月時点で契約件数は約69,700件に達し、安定した収益基盤を形成する。アド・プロモーション事業は駅広告や車両広告、屋外広告、インターネット広告など多様な媒体を扱い、ナビタ事業で築いた鉄道会社とのネットワークを活かす。サイン事業は交通サインや公共サイン、商業サイン、デジタルサイネージの設計施工を手がけ、2025年10月に子会社化した株式会社アイセイ社が愛知県内で大型案件を獲得するなど成長を目指す。

ナビタ事業の三類型(駅・自治体・警察関連)

ナビタ事業は設置場所により三種類に分類される。ステーションナビタはJRグループ各社や地下鉄、私鉄の全国2,392駅の改札付近に設置され、うち1日3万人以上の乗降者がある主要駅806駅を含む。約33,200件の契約があり、医療や飲食、サービス業の広告を掲出する。シティナビタは都道府県・市区町村の庁舎内に設置し、1,053自治体との取引実績を持つ。公共ナビタは交番や警察署、運転免許センターなど187か所の警察関連施設に設置され、地域防犯にも貢献する。これらはいずれもロケーションオーナーに広告納金を支払うことで設置場所を確保し、協賛スポンサーからの収入で成り立つ。

全国をカバーするロケーション網と高い参入障壁

表示灯は全国の主要な交通機関や公共施設にナビタを設置しており、後発企業が同様のネットワークを構築することは困難である。鉄道会社の指定取扱代理店となるケースが多く、独自性の高いナビタ事業が突破口となった。また、自治体との取引では1,053団体にのぼり、病院向けメディカルナビタも339病院に展開する。この広範なロケーション網と長期契約のスポンサー基盤が、安定的な収益の源泉となっている。さらに、地図制作からデジタルコンテンツ制作まで内製化しており、エリアや用途に合わせたカスタマイズが可能である。

子会社アイセイ社の取得と連結効果

2025年10月1日、表示灯は株式会社アイセイ社の全株式を取得し、完全子会社化した。アイセイ社は愛知県内に拠点を持ち、サイン事業において大型案件の受注実績がある。これにより、表示灯グループのサイン事業は売上収益が増加し、赤字幅の縮小につながった。また、連結財務諸表の作成開始に伴い、負ののれん発生益111百万円を特別利益に計上した。アイセイ社の技術と顧客基盤を活用し、未開拓分野での受注拡大を目指している。

業界の中での役割は交通広告・公共空間広告の媒体運営会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
108億円
営業利益
10億円
営業利益率
9.3%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ナビタ事業80億円74.1%12億円15.0%
サイン事業19億円17.6%0億円0.0%
アド・プロモーション事業9億円8.3%3億円33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01交通機関(鉄道・路面電車)主力

JR・私鉄・地下鉄の駅構内に周辺案内図「ステーションナビタ」を設置し、医療・サービス・飲食等の広告主に連合広告枠を販売。駅利用者への地図提供と広告収入を両立させるビジネスモデル。

全国の主要駅で指定取扱代理店となっており、後発企業に対して高い優位性を有する

主な製品・サービス1
ステーションナビタ
駅の改札付近に設置される周辺案内図。LED・液晶モニター・タッチパネル併設型もあり、連合広告を掲出。

02自治体・公共施設主力

都道府県・市区町村の庁舎や医療機関に周辺案内図「シティナビタ」「メディカルナビタ」を設置し、地域情報と民間商業施設の広告を掲出。自治体に税外収入をもたらし、来庁者サービスを向上させる。

主な製品・サービス3
シティナビタ
自治体庁舎内に設置される周辺案内図。公共施設や避難場所の地図情報を提供し、広告スペースで地域の商業施設を紹介。
メディカルナビタ
地域医療支援病院などに設置される周辺案内図。シティナビタと同様の仕組みで、医療機関利用者に周辺情報を提供。
番号案内表示システム
市役所の窓口などに設置される番号案内システム。タイアップ広告として隣接モニターにスポンサー広告を表示。

03警察関連施設準主力

交番・警察署・運転免許センターなどに周辺案内図「公共ナビタ」を設置。地域防犯や免許センター利用者の安全・安心に寄与する案内板を提供し、地元密着型の広告効果を実現。

主な製品・サービス1
公共ナビタ
警察関連施設に設置される案内板。夜間はLED照明で地域防犯に貢献し、モニターで安全・安心情報も発信。

04広告主(駅周辺・路線エリア)準主力

駅広告、車両広告、屋外広告、バス広告、マス広告、インターネット広告、デジタルサイネージ広告など、多様な広告媒体を組み合わせたトータルプランニングを提供。広告主の目的に応じた最適な媒体を提案。

主な製品・サービス7
駅広告
駅構内に掲出される交通広告。駅看板、柱巻、駅ポスター、デジタルサイネージなど種類が豊富で、沿線ブランディングに効果的。
車両広告
電車内に掲出される広告媒体。広告主の目的に合わせて掲出エリアや期間を選べ、幅広いターゲットへのアプローチが可能。
屋外広告
屋上看板、大型ビジョン、野立看板など、屋外に設置される広告媒体。中長期的な掲出で高い接触率を実現。
バス広告
バス車体や車内に展開する交通広告。特定地域を運行するため、地域密着型の広告展開が可能でコストも抑えられる。
マス広告
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4媒体を扱う広告。インターネットとの連動を考慮した効果的な広告作りを支援。
インターネット広告
動画広告、リスティング広告、SNS広告など、デジタル技術を活用した広告提案。経験豊富なパートナーと連携し効果的なネット広告を提供。
デジタルサイネージ広告
動画やアニメーションで視覚に訴える電子看板。システム設計、設置、コンテンツ制作・配信、保守まで一貫サポート。

05交通・公共・商業施設の運営者副次

鉄道会社、自治体、ゼネコン、商業施設向けに、看板・案内板の企画設計から施工までのサイン事業を提供。デジタルサイネージや番号案内システムも手がけ、快適で機能的な空間創りを支援。

主な製品・サービス5
交通サイン
JRや地下鉄など鉄道各社への駅構内サインの設置。厳しい検査をクリアした製品を安全に施工。
公共サイン
自治体向けの看板や案内板を企画設計から制作施工まで一貫して対応。
商業サイン
商業施設の自立式看板、外照式看板、館内案内表示など幅広いニーズに対応。
デジタルサイネージ(サイン事業)
ナビタ事業のノウハウを活かし、交通案内システムや観光案内システムなど大掛かりなデジタルサイネージを導入。
番号案内表示システム
窓口の混雑緩和と待ち時間削減を目的としたシステムを自治体施設向けに提供。自治体業務のDX化を推進。

製品と技術

駅の改札前に設置するステーションナビタ

ステーションナビタは、JRや地下鉄、私鉄の駅改札付近に設置される周辺案内図を核とした広告媒体である。2026年3月時点で全国2,392駅に設置され、うち1日3万人以上の乗降者がある主要駅806駅を含む。連合広告形式により、医療機関や飲食店、サービス業など多業種のスポンサーが低コストで広告を掲出できる。地図上にスポンサーの所在地が表示されるため、駅からの誘導が可視化され、電話での道案内コスト削減にも寄与する。近年はLEDや液晶モニター、タッチパネルを併設したタイプも展開し、デジタル化を進めている。

自治体庁舎向けシティナビタとメディカルナビタ

シティナビタは全国の都道府県・市区町村の庁舎内に設置され、公共施設や避難場所情報を提供するとともに、民間商業施設を地域情報として紹介する。自治体はコスト負担なく税外収入を得られ、来庁者サービスの向上にもつながる。2026年3月時点で1,053自治体との取引実績がある。医療機関向けにはメディカルナビタを展開し、地域医療支援病院など339病院に設置。自治体とのネットワークを活かした番号案内システム(窓口の混雑緩和システム)も提供しており、DX化を支援する。

警察関連施設に設置する公共ナビタ

公共ナビタは交番、警察署、運転免許センター、交通安全協会など187か所の警察関連施設に設置される。夜間はLEDバックライトの照明が周辺地図を照らし、地域防犯に貢献する。案内板を通じて施設情報や地域情報を発信し、スポンサーは地元警察への協力を通じて企業イメージ向上が期待できる。運転免許センターの案内板にはモニターを設置し、安全・安心に関わる情報発信も行っている。これらの施設は公共性が高く、広告効果と社会的信用を両立する媒体である。

デジタルサイネージとWebサービス群

表示灯はナビタ事業で培ったデジタルサイネージのノウハウを活かし、動画やアニメーションによる情報案内システムを提供する。システム設計からコンテンツ制作、配信、保守まで一貫対応し、ショッピングモールや広告クライアント向けのネットワーク型OOHメディアも提案する。Webサービスでは、免税店検索サイト「TAXFREESHOPS.JP」やモバイルナビゲーションアプリ「ここからGO!」を運営。二次元コードを介してナビタの情報をスマートフォンで利用できる「どこでもナビタ(d-NAVITA)」も提供しており、リアルとデジタルの融合を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 交通機関(鉄道・路面電車)全国の主要駅で指定取扱代理店となっており、後発企業に対して高い優位性を有する

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

看板・表示灯で中堅、安定的に成長

表示灯は、看板・表示灯の製造販売を手がけるサービス業の企業で、同業他社のジンジブやイシンと比較して、事業規模は中堅レベルである。売上高は2024年3月期の101億円から、2025年3月期には100億円とやや減少したが、2026年3月期には108億円へ回復する見込み。営業利益率は9.26%と中程度で、安定した収益を確保している。看板需要は建設投資や企業の広告支出に連動しやすく、国内経済の動向に左右される。競合との差別化は、地域密着型の施工体制と保守サービスにある。

強み

  • 地域に密着した施工・保守体制で、顧客との長期的な関係を構築している。
  • 看板・表示灯の需要は常に一定で、景気変動に対して比較的安定した売上を持つ。
  • 2026年3月期には売上高が108億円へ増加し、成長軌道に乗りつつある。
  • 設置後の保守・メンテナンスサービスで収益基盤が固く、リピーターが多い。

課題

  • 同業他社のジンジブやイシンとの競争が激しく、価格競争に陥るリスクがある。
  • 建設投資や企業の広告費の変動に売上が連動し、経済環境の影響を受けやすい。
  • 売上高が100億円前後で推移しており、大規模投資や新規市場開拓に制約がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が表示灯

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 6件

公共案内板事業の起点となった1967年の設立

表示灯の前身である日本交通表示灯株式会社は1967年2月、公共の分野で貢献することを目的に資本金5,000千円で設立された。同年12月には名古屋鉄道上飯田駅に駅付近優良商工案内図(後のナビタ)第1号機を設置。1968年2月にはナビタ以外の広告を扱うアド・プロモーション事業を開始した。1969年7月には名古屋市営地下鉄への設置を開始し、公共性の高い媒体としての基盤を築き始めた。

全国展開と商号変更を進めた1970年代

1970年5月に東京支社を開設し、東武鉄道・小田急電鉄・西武鉄道・京浜急行電鉄といった関東の大手私鉄にナビタの設置を開始した。1971年7月には日本国有鉄道(現JRグループ)への設置も始まり、同時に札幌支社、大阪支社、福岡支店を開設。同年、商号を表示灯株式会社に変更し、名古屋本社に表示灯ビルを竣工して本社を移転した。1970年代を通じて仙台、広島、新潟、金沢など全国に拠点を拡大し、1977年には東京本部を開設するなど、組織体制を整えた。

地下鉄網への浸透と主要都市への展開(1980年代)

1970年代後半から1980年代にかけて、表示灯は都市部の地下鉄へナビタ設置を拡大した。1979年都営地下鉄、1980年大阪市営地下鉄、1981年福岡市営地下鉄、1987年仙台市営地下鉄への設置を開始。1986年には首都圏JR(山手線など)への設置が始まり、1987年には営団地下鉄(現東京メトロ)へも進出した。これにより、日本の主要な鉄道網をカバーする媒体網が完成し、広告媒体としての価値を高めた。

バリアフリー対応とデジタル化への転換(2000年代以降)

2000年代に入ると、表示灯は社会の多様性に対応した製品開発を進めた。色弱者に配慮した色覚バリアフリーマップ化を開始し、すべての人が利用しやすい案内図を提供。また、デジタルサイネージの導入やWebサービスとの連携を強化し、従来の紙媒体に加え、液晶モニターやタッチパネルを活用した媒体を展開した。二次元コードを介したモバイルナビゲーションアプリ「ここからGO!」や免税店検索サイト「TAXFREESHOPS.JP」の運営を開始し、デジタル領域へ事業を拡大した。

防災事業への挑戦と撤退(2020年代前半)

2023年7月、表示灯は自然災害時の避難案内サイン「NAVIアラート」の開発・製造に着手し、防災事業本部を設置した。ナビタ事業で取引のある全国の自治体へ営業を展開し、2025年3月に沖縄県石垣市へ初めて設置された。しかし、販売拡大は想定より進まず、当初目的は達成されたと判断し、防災事業本部の廃止を決定。2026年3月期には減損損失と事業整理損として合計104百万円の特別損失を計上した。

2026年3月期の連結業績と収益構造の変化

2026年3月期(当連結会計年度)の売上収益は10,832百万円、営業利益は1,049百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は804百万円となった。セグメント別ではナビタ事業が7,991百万円の収益(セグメント利益1,181百万円)で主力を維持。アド・プロモーション事業は936百万円(利益279百万円)、サイン事業は1,903百万円(損失7百万円)であった。総資産は15,792百万円、自己資本比率54.0%。営業活動によるキャッシュ・フローは1,041百万円を獲得した。

年表6件を開く

1960年代

  • 1967年2月創業公共の分野で貢献することを目的として日本交通表示灯株式会社を設立(資本金5,000千円)
  • 1967年12月名古屋鉄道株式会社上飯田駅に駅付近優良商工案内図(現ナビタ)第1号機を設置
  • 1968年2月ナビタ以外の各種広告を幅広く扱うアド・プロモーション事業を開始
  • 1969年7月名古屋市営地下鉄へナビタの設置を開始

1970年代

  • 1970年5月東京支社を開設し、関東地区の大手電鉄(東武鉄道・小田急電鉄・西武鉄道・京浜急行電鉄)にナビタの設置を開始
  • 1971年7月M&A日本国有鉄道(現JRグループ各社)にナビタの設置開始 札幌支社を開設 大阪支社を開設 札幌市営地下鉄にナビタ設置開始 横浜市営地下鉄にナビタ設置開始 福岡支店(現福岡支社)を開設 名古屋本社「表示灯ビル」を竣工、本社を移転 東京支社を移転 商号を表示灯株式会社に変更 大阪「表示灯ビル(現ナビタ灯阪ビル)」を竣工、大阪支社を移転 仙台支店(現仙台支社)を開設 名古屋本社「表示灯伏見シティビル」を竣工、本社を移転 広島支店を開設 新潟支店を開設 金沢営業所(現金沢支店)を開設 東京「POSH表示灯ビル(現ナビタ東灯ビル)」を竣工 東京本部(現東京本社)、静岡営業所(現静岡支店)を開設 盛岡支店を開設 高松支店(現四国支店)を開設 都営地下鉄にナビタ設置開始 横浜営業所を開設 大阪市営地下鉄にナビタ設置開始 福岡市営地下鉄にナビタ設置開始 仙台市営地下鉄にナビタ設置開始 首都圏JR(山手線など)へナビタ設置開始 営団地下鉄(現東京メトロ)へナビタ設置開始 色弱者に優しいナビタへ、色覚バリアフリーマップ化がスタート 全株取得により、トー・ナビタ株式会社を完全子会社化 名古屋市天白区役所に地域の

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE(自己資本利益率)2026年3月期まで9.4%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存ビジネスへの付加価値向上

    地域社会に役立つ製品やサービスの創出。筐体リニューアル、地図改良、多言語化、デジタルサイネージ導入やWeb連携によるサービス高機能化。

  2. 02

    ナビタ事業の収益向上

    既存媒体刷新、営業体制強化、制作コスト削減。新規媒体は市場調査の上優良媒体を獲得し、規模に応じた仕様で高い収益性を確保。

  3. 03

    Web商材・サービスの開発

    二次元コード付き地図『どこでもナビタ』、免税店検索サイト、道案内機能等の既存サービスに加え、新たなWeb商材の開発を推進。他社連携も視野に。

  4. 04

    M&A・事業提携による領域拡大

    ナビタ事業のネットワークを活かし、M&Aや付加価値の高い企業との業務提携により既存事業拡充と新事業領域創出を推進。

  5. 05

    デジタルサイネージ等の提案

    ナビタで培ったデジタルサイネージノウハウを活かし、鉄道会社等への導入提案。サイン事業と融合し、観光・交通案内システムも提案。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で455人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は538万円で、5期前と比べて+14.2%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は10.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2021年3月47144.17.8445
2022年3月47444.88.3456
2023年3月47445.18.9457
2024年3月49345.59.7447
2025年3月52145.810.4443
2026年3月53846.610.9455

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 名古屋市中村区1,555百万円
(注)1
駅他周辺案内図設備 — 東京都港区等1,256百万円
ナビタ事業
東京本社 — 東京都港区973百万円
(注)1
大阪支社 — 大阪市中央区151百万円
(注)1
本社及び営業所 — 名古屋市中区他46百万円
(注)1
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アイセイ社
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    庁舎案内表示板の購入及び設置作業
    国税庁 · 2017-10-02
    1,190万円
  • 調達
    高崎公共職業安定所における発券機能付き自動窓口受付システムの更新・導入
    厚生労働省 · 2026-02-05
    796万円
  • 調達
    2700420031電波利用環境保護周知啓発活動における電車中吊り広告掲載の請負
    総務省 · 2015-05-25
    615万円
  • 調達
    令和7年度電波利用環境保護周知啓発強化期間における広報の業務請負
    総務省 · 2025-04-25
    569万円
  • 調達
    令和6年度電波利用環境保護周知啓発強化期間における広報の業務請負
    総務省 · 2024-04-18
    549万円
  • 調達
    令和7年度電波利用環境保護に関する周知啓発の実施請負
    総務省 · 2025-04-22
    541万円
  • 調達
    令和4年度電波利用環境保護周知啓発強化期間における広報の業務請負
    総務省 · 2022-04-27
    502万円
  • 調達
    令和3年度電波利用環境保護に係るラジオCM(冬季におけるアマチュア無線違反運用対策)の請負
    総務省 · 2021-12-10
    496万円
  • 調達
    冬季札幌市周辺における外国規格の無線機使用禁止に係るJR 北海道車体広告等請負
    総務省 · 2025-10-03
    494万円
  • 調達
    令和5年度電波利用環境保護周知啓発強化期間における広報の業務請負
    総務省 · 2023-04-28
    493万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は108億円営業利益10億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.0%、利益が+0.0%。

売上高
+8.0%
108億円
営業利益
+0.0%
10億円
純利益
+14.3%
8億円
営業利益率
9.3%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高113億円108億円
営業利益11億円10億円
純利益8億円8億円
1株あたり配当¥65¥65

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は27億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.4%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q29−1
2024年1Q2314.31
2024年2Q2528.01
2024年3Q2613.81
2024年4Q271
2025年2Q4848.33
2025年4Q524
2026年2Q4848.33
2026年4Q60610.05
2027年1Q2727.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年3月期からの10期で、売上は104億円から108億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は9.3%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年3月10485
2018年3月110811
2019年3月121118
2020年3月131128
2021年3月1321510
2022年3月9784
2023年3月10061
2024年3月10184
2025年3月100107
2026年3月10810119.38

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高108億円のうち、営業利益として残るのは10億円9.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金44.4%48億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.4%49億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.9%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.3%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
55.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
9.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
7.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.4pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は35億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年3月16−8−2834
2020年3月13−8−2536
2021年3月24−7−21752
2022年3月5−2211−1747
2023年3月13−20−3−737
2024年3月12−5−3741
2025年3月17−21−3−434
2026年3月10−6−3435

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年3月期の総資産は158億円。このうち返さなくてよい自己資本が85億円で、自己資本比率は54.0%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年3月90325835.7
2018年3月102396338.8
2019年3月113466740.6
2020年3月121526942.9
2021年3月128606847.2
2022年3月135756055.4
2023年3月138736553.0
2024年3月140746653.2
2025年3月145796654.4
2026年3月158857354.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
85億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
66億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
73億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中194位あたり、逆に低いのはROE534社中321位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,710で、1年前と比べて+0.9%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥1,710-0.3%1ヶ月+2.7%1年+0.9%時価総額81億円
過去52週の値幅
安値¥1,604高値¥1,788

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.0倍
PER (会社予想)10.0倍
PBR0.95倍
配当利回り3.80%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1678円で、25日移動平均線(1682.52円)をほぼ横ばい。直近1か月は-0.7%と小幅な値動きで、方向感に欠ける。52週高値1792円からは約6%下、52週安値1604円からは約5%上とレンジ内で推移。出来高は7月6日に6400株と増加したが、その後は低水準で、8月7日は1600株と薄商い。RSIは45.6と中立圏。週足では緩やかな上昇基調だが、材料に乏しく、需給が細る展開が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER9.85倍は業界平均22.49倍を大きく下回り、PBR0.93倍も平均3.19倍の3分の1未満と割安です。ROE9.4%は収益性が高く、配当利回り3.69%は平均2.68%を上回ります。ただし、売上高は横ばいから微増で、増益は小幅にとどまります。割安だが成長性は限定的で、配当は安定傾向です。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.0倍23.4倍
PER (予想)10.0倍
PBR0.95倍3.51倍
ROE9.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、人手不足が続く中で派遣需要が堅調に推移すると見ており、利益率の改善と業績拡大を評価する。一方弱気派は、競争が激しく価格競争に陥りやすいことや、法規制の変更が事業運営に影響する可能性を懸念している。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    少子高齢化で労働力不足が深刻化し、派遣需要が高まっている。

  • 利益率の改善

    売上高が横ばいでも利益は増加しており、収益構造が改善する。

  • 配当利回り

    3.69%の配当利回りは魅力的な水準。

  • 2026/3期に営業利益10億円と過去最高通年影響

    営業利益10億円、営業利益率9.26%。純利益も8億円と前期の7億円から増加

  • 純利益が3期で4億円から8億円に倍増通年影響

    2024/3期の純利益4億円から2026/3期は8億円へ2倍。収益基盤が強化された

  • PER9.85倍と1桁台の割安継続影響

    PERは9.85倍と市場平均を下回り、PBR0.93倍も1倍割れで割安感がある

  • 配当利回り3.69%で株主還元継続影響

    配当利回り3.69%を確保。低金利環境での相対的な魅力がある

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    同業他社との価格競争で単価が下がりやすい。

  • 法規制リスク

    労働者派遣法の改正が事業モデルに影響を与える恐れ。

  • 小規模企業

    時価総額79億円と小さく、流動性や財務体力に不安がある。

  • 売上高が100億円前後で頭打ち通年影響

    売上高は101億円→100億円→108億円と推移。大きな成長トレンドが確認できない

  • 予想PERが開示されておらず不透明決算発表後影響

    PER予想はデータ上なく、将来の収益見通しが不透明で評価がしにくい

  • ROE9.4%は資本効率がまだ低い通年影響

    ROEは9.4%と10%未満。PBR0.93倍の割安感は資本効率の低さが背景

  • 株価は1年で1.7%上昇に留まる継続影響

    株価上昇率は1.7%とほぼ横ばい。出来高が乏しく需給が活発でない

次の決算で確かめる点
派遣稼働率
人員稼働状況を示し、収益性に直結するため。
単価と売上高
価格競争の影響を把握するため。
法規制の改正動向
事業運営に影響を与えるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+1.6%いまの株価に対する利回りは3.80%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
3.80%
いまの株価に対して
配当性向
42.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月60344.0
2024年3月600.070.5
2025年3月611.739.7
2026年3月621.642.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,623人。区分でいちばん多いのは事業法人65.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.0%を占め、残る35.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人74.661.561.862.763.865.0
個人・その他25.426.630.429.829.528.6
外国法人5.35.65.75.65.9
証券会社4.11.31.11.00.4
外国人個人0.10.10.10.00.1
金融機関2.40.70.60.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01喜平会株式会社21.69
02HKO株式会社10.59
03YKT株式会社10.59
04TYシエル株式会社8.98
05MKT株式会社7.77
06株式会社ケシオン4.60
07HSBC PRIVATE BANK(SUISS E)SA GENEVA-SEGREG HK IND1 CLT ASSET (常任代理人 香港上海銀行東京 支店 セキュリティーズ・サービ シズ・オペレーションズ)3.89
08吉田 大士2.87
09野田 賢次郎2.75
10栗本 肇1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-17
    株式会社ケシオン
    新規の大量保有報告
    5.03%
  • 2026-07-10
    株式会社ケシオン
    新規の大量保有報告
    5.03%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−97%、1株純資産は10期で−95%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年3月5,70237,22417.935.1
2018年3月1,3375,07129.518.7
2019年3月2111,17519.323.7
2020年3月2081,33116.616.9
2021年3月2531,55217.623.7
2022年3月831,5875.815.171.9
2023年3月171,5451.176.3344.0
2024年3月851,5725.517.870.5
2025年3月1541,6669.510.439.7
2026年3月1701,8069.49.742.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額159百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
德毛孝裕代表取締役社長59109
永井東一代表取締役副社長 M&A、海外戦略担当635,000
吉田大士取締役会長851,583,090
税所直矢常務取締役 ナビタ再生担当555,500
髙岡次郎取締役90550
白木和夫取締役76
那須國宏取締役82
橋本幸夫常勤監査役715,000
田嶋好博監査役87550
大隈圀彦監査役83550
原島正58
川瀬麻絵36

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51142211924
社外取締役5251265
監査役11311414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,941字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、主に全国の鉄道、自治体、運転免許センターなど公共的な施設を中心とするナビタ設置場所の所有者(以下ロケーションオーナーという)、協賛スポンサー、利用者の3者にとってメリットのある当社オリジナルのナビタ事業を中心に、当社及び株式会社アイセイ社が展開するアド・プロモーション事業、サイン事業の3セグメント事業により、企画立案から設置まで自社で対応可能な体制を有しています。各事業の詳細について以下に記載いたします。 (1)ナビタ事業 当社が営むナビタ事業とは、全国の鉄道駅や路面電車の停留所、県庁及び市(区)役所の自治体庁舎、交番、警察署、運転免許試験場などに設置された、自社開発の周辺案内図(地図)を基礎媒体とした連合広告(ひとつの広告媒体に複数のスポンサー広告を掲出する形式。下図を参照のこと)です。契約件数は、約69,700件(2026年3月31日現在)と安定的な収益の基盤となっています。 ナビタは、地図情報、公共施設情報はもとより災害時の避難場所の情報も盛り込んだ、公共性の高い媒体です。当社は自社内に地図とデジタルコンテンツ制作体制を有していることから、設置場所のエリア・用途にあわせたナビタの制作が可能になっています。 ナビタのロケーションオーナーは、ナビタの設置により周辺地図、掲出情報から施設利用者へのサービス向上に繋がるとともに、当社から支払われる広告納金、掲出料金、使用料、貸付料、賃料などロケーションオーナーにより名称は異なるもののナビタ設置に関連してロケーションオーナーに支払われる金銭(以下総称して広告納金という)により収入を得ることができます。協賛スポンサーは注目される好立地の場所へ安価に広告を掲出することができ、当社は協賛スポンサーからの広告収入を得ることができます。 ナビタ事業は、連合広告により安価な価格設定で提供できるため、幅広い業種のスポンサーが広告を掲出しやすいこともあり複数年契約の継続スポンサーを中心に構成されており、安定的な収益の基盤となっています。特定の業種に依存することがない上、安価な価格設定のため会社規模を問わない大きな潜在顧客マーケットをターゲットとして新規スポンサーの開拓を推進しています。新規開拓営業と継続営業とを分けることで、新たな顧客の獲得と高い継続率を実現し、ナビタ顧客層を年々積み上げております。ナビタ事業は、ターゲット、設置場所により3種類のナビタに大別することができます。 ① ステーションナビタ:2026年3月31日現在、JRグループ各社、地下鉄、私鉄の全国2,392駅(うち、1日あたりの乗降者数が3万人以上の主要駅806駅)の改札付近に設置され、掲出されている医療関連、サービス業、飲食業などの契約件数は約33,200件となっております。ナビタには、LED、液晶モニター、タッチパネルを利用した媒体を併設するなど、さまざまなタイプがあります。交通広告は鉄道会社の指定取扱代理店が担うことが慣例となっていますが、独自性のあるナビタ事業を端緒として当社グループは全国の主要駅やエリアで指定業者となっております。それに加え全国の多くの駅で既にナビタを設置済であることから、後発企業に対して高い優位性を有しております。ナビタは、交通広告の中でも立ち止まって閲覧する地図と併設する為、高い広告効果と共に以下の効果も期待できます。 ・広告が掲載されると地図上に所在地が表示されますので、駅からの誘導が可視化されます。 ・電話での道案内に費やしていた人件費(時間)の削減が可能です。 ・公共性の高い駅地図に掲出される事で協賛スポンサーに対する安心性、信頼性のステータスアップが期待できます。 ・スポンサーの企業のステータスがアップするとともに従業員のモチベーションアップも期待できます。 ・多くの人が利用する駅に設置されている注目度の高い媒体なので、視認性が高く広告効果が期待できます。 ・購買地点に近い場所で訴求することで消費者の購買意欲の高まりが期待できます(リーセンシー効果という)。 ・連合広告形式なので、通常の駅看板などの駅広告と比べ低コストで掲出が可能です。 ・ロケーションオーナーにとっても視認性の高い地図で駅利用者へのサービス向上に繋がると同時に、広告納金による収入を得ることができます。 また、神社・寺院、道の駅などにも同様のスキームで設置を進めています。ナビタの機能拡張として、従来の案内地図に二次元コードを付し、スマートフォンで読み取ることにより、ナビタの情報を連携して利用することができるWebサービスを提供しています。その他、専用ラックを設置し、各地、各エリアの周辺マップや路線図、観光情報を掲載するフリーペーパー「ペーパーナビタ」を発行しています。 ② シティナビタ:全国の都道府県、市区町村の自治体庁舎内に設置され、地図上で公共施設や避難場所情報などをお知らせすると共に、広告スペースでは市民が必要とする情報として民間商業施設を地域情報として紹介しています。設置する自治体にとっても、費用の負担なく税外収入(広告納金)が得られる、来庁者サービスの向上にもつながる、など多くのメリットがあります。庁舎内外へのナビタの設置などで、1,053自治体との取引実績(2026年3月31日現在)があります。また、以下の効果も期待できます。 ・自治体の広告事業への参加で、より一層の企業のイメージアップが期待できます。 ・広告モデルにより、自治体がコストをかけず庁舎内外で行政情報や地域の観光情報などを提供することが可能となり、地域貢献や地域の活性化に繋がることが期待できます。 また、市役所の順番待ち発券システム(番号案内)のタイアップ広告(番号案内画面の隣接モニターにスポンサー広告を表示)として、番号案内設備とモニター(行政情報及び広告動画を放映)を当社グループ費用で設置しております。病院にはメディカルナビタとして自治体とも繋がりがある地域医療支援病院などにシティナビタと同様のスキームで全国339病院(2026年3月31日現在)に設置を進めております。その他、ステーションナビタと同様にWebサービスとの連携やフリーペーパー「ペーパーナビタ」の発行も行っています。 ③ 公共ナビタ:交番、警察署、運転免許センター、交通安全協会など合計187ヵ所(2026年3月31日現在)の警察関連施設に設置される案内板を通して施設情報や地域情報を発信し、より地域に密着した広告効果を発揮すると共に以下の効果も期待できます。 ・交番では夜間に周辺地図の裏側に設置されたLEDバックライトの照明で、地域防犯にも繋がることが期待できます。 ・交番機能の充実に貢献できるため、スポンサーは地元警察への協力にもなり、企業イメージの向上に役立ちます。 ・費用の負担なく自治体の税外収入(広告納金)が得られます。 ・運転免許センターの案内板は来庁者へのサービス向上を図るほか、案内板内のモニターを通じて安全・安心に関わる情報発信を行っています。 (2)アド・プロモーション事業 当社グループが営むアド・プロモーション事業は、全国の主要駅やエリアで指定業者となっており、交通媒体(車内・駅構内など)、マス媒体(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)、屋外媒体(看板・ボードなど)による広告媒体を取り扱っております。昨今では、インターネット広告、デジタルサイネージ広告、Webサービスといったデジタル技術を使った広告も幅広く手がけております。広告目的に沿った最適な媒体を選定し、企画立案・プレゼンテーション・予算管理・制作までを含めたトータルプランニングを提案しています。アド・プロモーション事業は、商品構成やサービス内容により以下のような分類をすることができます。 ① 駅広告:駅広告は、多くの人々が利用する駅構内に掲出される交通広告媒体です。駅看板、柱巻、駅ポスター、デジタルサイネージ(電子看板)など種類も豊富で、地域・暮らしに密着した「高い価値」をもった広告メディアとして定着しております。飲食店、不動産会社、医療機関など駅周辺エリアをターゲットにした展開から路線単位とした広範囲のエリアをターゲットにした広告展開も可能です。以下はその特徴です。 ・路線単位の出稿により沿線でのブランディング効果が期待できます。 ・媒体への接触率が高く、何度も目に触れるため認知度の向上効果が期待できます。 ・購買行動の直前に接触するため、リーセンシー効果が期待できます。 ・駅に広告が掲出されていることにより、駅利用者に対して終日広告を認知してもらうことができます。 ② 車両広告:電車内といった日常的に接触する空間に掲出される広告媒体です。また、広告主の目的に合わせた掲出エリア、位置、期間、料金が選べるため幅広いターゲット層へのアプローチができます。以下はその特徴となります。 ・電車内のため強制的に視認される可能性が高く、企業、商品のブランド認知などの広告効果が期待できる媒体です。 ・電車利用者が媒体に反復して接触するため情報の認知度の向上が期待できます。 ・広範囲への訴求、告知が可能で、地域沿線へのブランディング効果が期待できます。 ③ 屋外広告:屋外を通行する歩行者や乗車している人などの不特定多数を対象に訴求をする広告で、常時又は一定期間、屋外に掲出される広告媒体です。屋上看板、大型ビジョン、野立看板などがあります。以下がその特徴となります。 ・設置場所の特性、広告サイズ、掲出期間、予算にあわせた調査と提案が可能です。 ・中長期的に掲出されるため反復性・接触率が高く、企業、商品のブランド認知などの広告効果が期待できる媒体です。 ④ バス広告:人々の生活の足でもあるバスに広告展開が可能な交通広告であり以下がその特徴となります。 ・特定の地域を運行するため、地域に密着した広告展開が可能で、エリアによってターゲットを絞れるため、ビジネスマンや学生、中高齢者などへの広告の認知が可能です。 ・他の交通広告と比較して、コストを抑えた展開が可能です。 ⑤ マス広告:マス広告は、主要な4つのメディア・媒体(テレビ広告、ラジオ広告、新聞広告、雑誌広告)です。近年では、新しいメディアであるインターネットの台頭に伴い、それぞれの媒体の特長を生かし、尚且つ、インターネットとの連動性を持たせた有効的な広告作りが重要になっています。 ⑥ インターネット広告:日本のインターネット広告市場は誕生以来拡大が進んでいます。動画広告での販促や高い確度でターゲティングを行うことができるリスティング広告、SNS広告などは、今後さらなる市場の拡大が予想されます。インターネット広告は進化も非常に早く、デジタル技術の進展とともに常に新しい訴求方法や戦略が登場していますが、当社グループは、経験豊富なパートナーとのパートナーシップのもと、他社媒体を含めたより効果のあるネット広告の提案を行っています。 ⑦ Webサービス:当社グループは従来、現実社会における媒体(自社媒体含む)の提供をメインに進めてきましたが、インターネットの普及によりネットとリアルの融合も求められる状況に対応するため、ネット自社媒体の開発・運用を実施しております。免税店検索サイト「TAXFREESHOPS.JP」、及び二次元コードにより目的地までの道案内機能を持つモバイルナビゲーションアプリの「ここからGO!」などのアプリの開発・運用も行っております。 ⑧ デジタルサイネージ広告:動画やアニメーションでのビジュアルへの訴求性やデータの更新性に優れるデジタルサイネージは、イベントなどの一時的に利用するシーンにも活用されています。当社グループのデジタルサイネージは多くの制作・販売の実績を重ね、全国に設置されているデジタルサイネージ広告の販売を行っています。また、ナビタ事業で培ったデジタルサイネージの導入に関するノウハウを活かして、デジタルサイネージのシステム設計、設置を行うとともに、動画やコンテンツの制作、配信、機器の保守といった付帯するサービスの提供も行っています。さらにショッピングモールや広告クライアントに対して広告配信が可能なネットワーク型のOut of Homeメディア(デジタルOOH)の提案も行います。 (3)サイン事業 当社グループが営むサイン事業は、鉄道会社、自治体、ゼネコン、商業施設等とのネットワークを活かして、広告・看板・案内板などの企画設計から施工に至るサービスを提供しています。サイン事業は、取引先にとって利便性の高い、快適で機能的な生活空間の創造をコンセプトに提供しております。 ① 交通サイン:JRグループ各社をはじめ全国の地下鉄や私鉄各社の施工実績があります。鉄道会社による厳しい検査をクリアした製品を安全に配慮して施工しています。 ② 公共サイン:自治体などの個別案件に対し、企画設計から製品制作、施工までを行います。 ③ 商業サイン:商業施設における自立式看板、外照式看板から施設内の案内表示まで、幅広いニーズに対応しています。 ④ デジタルサイネージ:ナビタ事業で培ったデジタルサイネージによる情報案内システムの企画、設置、動画やコンテンツの制作や配信、機器の保守といったノウハウとサイン事業のもつ大掛かりな案内サインの設計・施工のノウハウとを融合し、交通案内システムや観光案内システムの導入を行います。 ⑤ 番号案内表示システム:窓口の混雑緩和と待ち時間の削減を目的とした番号案内表示システムを全国の自治体等の施設向けに提供。自治体窓口業務のDX化を推進します。 [事業系統図] (注)1.ナビタ事業は当社、アド・プロモーション事業及びサイン事業は当社及び株式会社アイセイ社が営む事業となります。 2.筐体機器とはナビタ本体。表示機器とはモニター関連の機材のことです。 3.ソフトウエア開発は、筐体機器、表示機器などで使用するデジタルサイネージの管理システムとアプリケーションソフトウエアのことです。 4.外注先の制作、印刷ですが、ナビタ事業では、繁忙期に外注を行っており、アド・プロモーション事業でも広告物の制作、印刷などを依頼しています。 5.広告納金は、ロケーションオーナーに広告枠・筐体機器を設置していることに関連して支払われるものです。
経営方針・対処すべき課題3,521字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題などは、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営方針 「道を表し示す灯になりたい」 当社グループの歴史は、地図・案内サインにその源流があります。 当社グループは広告を、ひと・地域・社会をつなぐコミュニケーション媒体ととらえ、地域社会に役立つ、生活を豊かに彩るための情報やメッセージを発信しております。ビジネスパートナーとしてはもちろん、駅や交通機関利用者、まちを訪れる人や生活者、あるいは世界各国から観光で訪れた人々に利便性をもたらす快適さや豊かさのご提供を追求しながら、半世紀以上に亘ってステークホルダーの皆様とともに歩んできました。今後も、色覚多様性に対応したバリアフリーマップや災害時の避難誘導マップなどの制作実績やデジタルサイネージ、Webサービスといったデジタル技術のノウハウを活かして、新たな価値の創造に取り組むとともにさらなるインフラ整備のお役に立ちたいと考えております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは売上収益、営業利益を重要な指標と考え、目標管理しております。当社グループの主力事業であるナビタ事業とアド・プロモーション事業は、契約期間が複数月に亘ることから、社内での目標管理の徹底を図るため、財務会計ベースの月次計画と併せて管理会計ベースの目標設定も行い、全社、全部門への周知を行っています。毎月開催する基幹会議においても財務会計ベースの月次利益計画と併せて管理会計ベースの目標の単月、累計の利益計画の進捗度合いの報告、分析を行います。管理会計ベースの利益計画においては、売上内容をナビタの種類別、事業所別に分析することにより実態の把握をし易くしており、各事業所への指導にも使用しております。また、資本コストや株価を意識した経営のために、ROE(自己資本利益率)を重要な経営指標として位置付けておりますが、2026年3月期のROEは9.4%と当面の目標としていた8%を超える水準を達成しました。引き続き、収益力の改善を通じ資本効率の向上に一層の努力を重ねてまいります。 (3)経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、今後持続的な成長を図っていくためには、事業の成長や業容の拡大に伴い、経営管理体制のさらなる充実・強化が課題であると認識しており、株主やその他ステークホルダーに信頼される企業となるために、コーポレート・ガバナンスへの積極的な取組みが不可欠であると考えております。そのため、優秀な人材の採用・育成により業務執行体制の充実を図り、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するような仕組みを強化・維持していくとともに、業務の適正性及び財務報告の信頼性を確保するための内部統制システムの適切な運用、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底しております。 今後の経営環境は継続する物価上昇、米国政権の政策等による影響により景気の先行きに不透明な面があるものの、広告業界においては、堅調な広告需要が継続すると予想しています。このような環境下で、当社グループが当面対処すべき課題は増収増益の基調を確実なものとし、持続的な成長を実現していくことと考えております。そのために、下記の具体的な事項に取り組んでまいります。 ① 既存ビジネスへの付加価値向上 前述の当社グループ経営方針に掲げる社会的役割を再確認し、利用者様の利便性を追求し、地域社会に役立つような製品やサービスを創出してまいります。筐体のリニューアル、地図面表示の改良、多言語化、デジタルサイネージの導入やWebとの連携などによりサービスの高機能化を図ります。 ② ナビタ事業における収益の向上 既存媒体の刷新、営業体制の強化、及び広告の制作過程の見直しなどコスト削減を進めていきます。また、新規媒体は市場調査のうえ優良媒体を獲得し、規模に見合った仕様とすることで高い収益性を確保します。 ③ Web商材やサービスの開発 従来の周辺案内地図に二次元コードを付し、いつでもどこでも『ナビタ』の機能を利用可能な『どこでもナビタ(d-NAVITA)』の提供を開始しました。免税店検索サイト「TAXFREESHOPS.JP」、目的地までの道案内機能を持つ「ここからGO!」などのサービスも既に提供していますが、Web商材の開発を引き続き推進するとともに、他社とも連携し新たなサービスの創出や充実を目指してまいります。 ④ M&A及び事業提携の推進による既存ビジネスの領域拡大と新事業領域の創出 既存事業の拡充と新規事業領域への進出には、ナビタ事業におけるスポンサーや自治体・病院・鉄道会社などのロケーションオーナーとのネットワークを活かし、ニーズに合わせた新しいサービスの提供を行うとともに、M&A及び付加価値の高い企業との業務提携が有用であると考えております。当社グループの持つ情報やノウハウをもとに、他社との相乗効果や投資効果、並びに各種リスクを鑑みたうえでM&Aや業務提携を推進してまいります。 ⑤ アド・プロモーション事業における営業手法の多様化 アド・プロモーション事業は、鉄道広告を中心に当社グループ独自のネットワークや強みを生かして事業を進めています。今後はインターネット広告など多様化する広告手法への対応を加速するとともに、引き続き、ナビタ事業におけるスポンサーヘのアド・プロモーション商材の提案営業や、ナショナルクライアント(全国的な知名度、ブランドを持つ企業)の本社向けに複数の媒体へ一括して広告掲出を行う包括的な営業にも注力してまいります。 ⑥ デジタルサイネージや付帯サービス導入の提案 ナビタ事業で培ったデジタルサイネージによる広告媒体や情報案内システムの構築、コンテンツの制作や配信といったノウハウを活かしてデジタルサイネージや付帯するサービスの導入を鉄道会社などに提案していきます。アド・プロモーション事業に関し、ショッピングモールや広告クライアントに対して広告配信が可能なネットワーク型のデジタルOOHの提案も行います。サイン事業のもつ大掛かりな案内サインの設計・施工のノウハウと融合し、観光案内、交通案内や窓口番号案内システムなどの導入の提案も行ってまいります。 ⑦ サイン商材の拡販 自治体・ハローワーク向けに提供する番号案内システムの販路拡大を進めることで、自治体のDX推進を支援し、来庁者の利便性向上と窓口業務の効率化に寄与してまいります。また、これまでの鉄道会社・自治体に加え、民間施設へのアプローチも強化し、新商材を活用した自律的な顧客開拓の強化を進めてまいります。 ⑧ 人材の育成と評価制度の見直し 今後、業績を維持・成長させていくためには人材の採用・育成は不可欠です。OJTによる教育のみならず、各自の業務処理能力に応じたスキルアップ研修を適宜行います。さらに、多様な人材を適材適所に配置し、各自が最大限に能力を発揮することができるように人事評価方法の見直しを図るなど、人事制度改革の取り組みも行っております。 ⑨ 業務の効率化とコストコントロール 売上規模拡大や提供サービス増加に伴い管理部門の強化が必要となります。そのため、基幹システムの改修を進めており、業務の効率化とともに業況をより早く正確に把握することが可能になると見込んでおります。また、外注費用や仕入費用、業務委託費用などについてはその調達先・委託先の多様化を図り、より有利なコスト構造を構築したいと考えています。 ⑩ サステナビリティへの取り組み 当社グループの持続的な成長には、サステナビリティの観点から事業に取り組む事が非常に重要と考えております。地域貢献はもとより、省エネルギー・再生素材を活用した案内図の制作や、外国人にもわかりやすく色覚バリアフリーにも意識した地図作りを行うなどモビリティ社会へ貢献します。子育て支援や女性活躍推進、スポーツ支援を通じた健康促進、残業時間削減などの働き方改革に注力し人的資本の一層の活用が可能な環境作りも進めてまいります。 また、2026年4月1日付で「ダイバーシティ推進室」を設置し、既存の枠組みにとらわれない社風の構築や生産性向上を図ることで、誰もがその能力を最大限に発揮できる“安心・安全な職場づくり”を構築し、人的資本の一層の活用が可能な環境作りを進めてまいります。
事業等のリスク5,124字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した「第2 事業の状況、第5 経理の状況」などに関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスクを十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針です。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅したものではありません。 (1)経営管理体制に関するリスク ① 内部管理体制の整備状況にかかるリスクについて 当社グループでは、企業価値を継続的かつ安定的に高めていくためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するとともに、適切な内部管理体制の整備が必要不可欠であると認識しています。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な整備・運用と、法令・定款・社内規程などの遵守を徹底しています。しかしながら事業の急速な拡大により、適切な業務運営が困難となった場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の確保及び育成について 当社グループの主力事業であるナビタ事業は、設置個所の多さから常に一定数の営業社員の確保が必要となります。また、原則として単独で営業を行うため、営業社員の育成は重要課題ですが、募集に対する応募件数は都道府県により大きく差があります。また、技術関連については専門分野に対応した人材の採用が必須となるため、採用活動に注力し、採用した社員への教育・研修体制の充実・強化を図り、早期戦力化と人材の定着に努めております。しかしながら、必要な人材の確保及び育成が計画通り進まない場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ コンプライアンス体制について 当社グループは、企業価値を高めていくためにはコンプライアンス体制が有効に機能することが重要と考えています。そのため、コンプライアンスに関する社内規程を策定し、全役員及び全社員を対象に周知徹底を図り、併せてコンプライアンス体制の強化に取り組んでいます。しかしながら、当社グループの事業運営に関して法令などに抵触する事態が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業環境に関するリスク ① 情報システム・情報管理について 当社グループでは、複数のITシステムを使用して業務処理・管理を行っており、安定した運用を行うためのシステム強化及びセキュリティ対策に注力しています。しかしながら、これらのシステムについて事故・災害、人為的ミスなどにより、その機能に重大な障害が発生した場合、当社グループの事業運営に重大な影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは、現在、業務効率化の準備のための基幹システムの一部刷新を進めております。しかしながら、この刷新が計画通りに進まない場合には、業務の効率化の遅れや事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 納品した制作物や製造販売した製品等に関連する瑕疵等について 当社グループは、制作物の納品や製品の製造・出荷の過程で、制作内容・製品に不備や瑕疵、欠陥などの無いことの確認作業を実施しています。しかしながら、制作物や製品に品質上のなんらかの瑕疵や欠陥があり、それに起因して利用者などに損害が生じた場合、その規模により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ サイン工事に関連する事故について 当社グループは、一般建設業許可を取得しており、看板などの設置工事も行っております。安全のためのサインマニュアルを配備すると共に、施工にあたっては事故防止に向けた対策を行っております。しかしながら、当社グループが施工した看板の落下、倒壊などにより人的被害が発生した場合は、その事故の規模により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 与信管理について 当社は取引先に対し、必要に応じて与信調査の実施、与信限度額の設定など、与信管理に努めております。しかしながら、取引先の経営破綻又は信用状況の悪化により当社グループが保有する債権が回収不能になる信用リスクがあります。このような事態が生じた場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 経済状況について 当社グループは、多様な媒体において広告代理業に従事しております。特定の業種及び取引先に依存することなく、市場の動向を注視し業績の拡大を図っております。しかしながら、マクロ経済の悪化・関連市場の動向・国内外の景気変動などは、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 媒体価値について 現在では視認性が高く地域が広範囲に把握できるナビタ地図の有用性は利用者やスポンサーから支持されており、色弱者対応、多機能化、Webとの連動など、更なる利便性の向上にも努めております。しかしながら、オンライン地図サービスやナビゲーションアプリ等の利用が増加することで、ナビタの案内地図としての必要性が薄くなり、媒体価値が低下する可能性があります。延いては、ナビタの顧客の獲得・維持が困難になり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 法的規制等について 当社グループは、ナビタ事業、アド・プロモーション事業の一部においては、屋外広告物法に基づく各地方公共団体の屋外広告物条例の規制を受け、サイン事業においては、一般建設業許可を有し建設業法の規制を受けております。屋外広告物許可は、本社において許認可期間を管理することにより失効を未然に防止しています。また、サインマニュアルにより社員への法令遵守体制の構築と強化を図っております。しかしながら、法令に違反した場合は指名停止、許可の取り消しなどの処分を受ける場合があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 個人情報の保護について 当社グループは、「個人情報の保護に関する法律」に基づく「個人情報取扱事業者」として社員及び顧客の個人情報を保有しており、これらの個人情報については、適正な管理に努め万全を期しております。しかしながら、個人情報が外部へ漏えいするような事態が発生した場合には、社会的信用の失墜、損害賠償による費用の発生などにより、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 大株主について 2026年3月31日現在において、当社の創業者であり取締役会長の吉田大士氏(同氏の資産管理会社である喜平会株式会社及び、TYシエル株式会社を含む)は、発行済株式総数の33.54%を所有しており、当社創業者の栗本肇氏(同氏の資産管理会社であるHKO株式会社、YKT株式会社及びMKT株式会社を含む)は、発行済株式総数の30.54%を所有しております。両氏が所有する株式は、発行済株式総数の64.08%であり、引き続き大株主となる見込みです。 吉田大士氏は当社グループの事業に関する豊富な知識と経験、人脈を有しており、当社グループの経営指針の検討において重要な役割を果たしております。 吉田大士氏及び栗本肇氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、両氏は安定株主であると認識しております。しかしながら、将来的に何らかの事情により両氏により当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格、流通状況及び議決権行使の状況に影響を及ぼす可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 他社との競合について アド・プロモーション事業、サイン事業には、多くの競合他社があります。当社グループにおきましても媒体開発、カスタマーサービスの向上などにより競争優位性の維持・向上に努めてまいります。しかしながら、販売競争、価格競争により、当社グループが顧客を獲得・維持できず、当社グループの事業活動や業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 訴訟について 当社グループは、2026年5月31日現在において、重要な訴訟を提起されている事実はありません。また、コンプライアンス規程を定め、コンプライアンス委員会を四半期単位で開催することを通して全社において法令遵守の維持・向上に取り組んでおります。しかしながら、当社グループが事業活動を展開する中で、知的財産権、製造物責任、債権債務、労務など、様々な訴訟の対象となるリスクがあります。何らかの要因で訴訟を提起される可能性があり、当社グループの事業活動や業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 固定資産の減損について 当社グループでは、各本社及び支社・支店が保有する固定資産を事業部別にグルーピングしたものを一つの資産グループとして認識し、営業活動から生ずる損益、回収可能価額を著しく低下させる変化、経営環境の著しい悪化などを確認し、減損の兆候の有無を把握しております。しかしながら、減損の兆候がある資産グループが十分な将来キャッシュ・フローを創出できないと判断される場合には減損損失を計上することも予測され、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ ビジネスモデルに関するリスク ナビタ事業、アド・プロモーション事業では、交通広告や屋外広告に該当する媒体を自社媒体を含めて多く取り扱っています。当社グループでは、広告媒体のデジタルサイネージ化やWebサービスとの連携により利用者の利便性を高めるなど媒体価値の向上につながる取組を多面的に行っております。しかしながら、広告手法の多様化や広告スポンサーの嗜好の変化により当社グループの提案する広告媒体が選考される機会が減り、スポンサー離れ、又はナビタ事業での契約の継続率低下につながる場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 納品の季節変動について 当社グループのサイン事業での納品は、建設業界の慣習的な要因もあり年度末に集中する傾向があります。同様にナビタ事業に関しましても、自治体などロケーションオーナーの要請もあり年度末に設置が集中する傾向があります。こうした傾向に対し当社グループでは、納期管理を徹底し計画通りに完成、納品ができるよう努めております。しかしながら、多くの企業が3月期決算であることから、期末に向けて受注、納品が活発になるという季節変動があり、仕入、制作などを含め業務が第4四半期に集中する傾向があります。ナビタ事業においては売上の期間計算を行うため、納品の集中がそのまま業績の集中にはなりませんが、何らかの理由により計画通りの納品ができない場合には、納期遅れ、工期遅れとなり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)自然災害・感染症等の発生に関するリスク ① 自然災害について 当社グループのナビタ事業、アド・プロモーション事業は、広告掲載料が売上構成比の多くを占めております。大規模な自然災害に備えて、当社グループでは基幹システムのサーバーをクラウド化するなど、防災対応に努めております。しかしながら災害が発生した際は、ナビタ筐体自体を含め広告の掲出施設、場所が被災し損壊することにより掲出の継続が困難となり、また、スポンサーが被災することにより一時的に事業が継続出来なくなる可能性があります。被災地ではない地域でも、節電施策が取られた際は、筐体のデジタルサイネージ、照明が使用できなくなることから所定の役務を提供できなくなる場合があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 感染症拡大の影響について 新たな感染症が拡大し、緊急事態宣言等が発令されるなど、経済活動の停滞が長期にわたる場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,733字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、株式会社アイセイ社の全株式を2025年10月1日付で取得いたしました。 これに伴い、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析を行っておりませんが、セグメントの状況等については参考として前事業年度の単体実績との比較を用いて分析・説明しております。 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、企業による賃上げや雇用環境の改善などに伴い、個人消費が持ち直したことや日経平均株価が史上最高値を更新したことなど、明るい兆しが見られました。一方で、円安基調が加速したこともあり、原材料価格や円安水準の高止まりによる物価高騰が依然続いております。さらに中東地域での地政学リスクが高まり、原油価格高騰による一層の物価上昇も懸念されるなど、消費者マインドの持ち直しは依然不透明であり、厳しい経営環境が続いております。 当社が属する広告業界におきましては、好調な企業収益や消費意欲の活発化、インバウンド需要の高まりなどに支えられ、2025年の総広告費が8兆623億円(前年比105.1%)と4年連続で過去最高を更新しました。交通広告分野はインバウンド需要の高まりで全国的に増加し、特に関西圏では大阪・関西万博の開催に伴い、駅の大型デジタルサイネージが多く新設されるなど、1,736億円(前年比108.6%)と増加傾向にあります。(出典:株式会社電通「2025年日本の広告費」) このような状況の中、当連結会計年度の売上収益は10,832百万円、営業利益は1,049百万円、経常利益は1,138百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は804百万円となりました。 なお、特別利益としまして、株式会社アイセイ社の株式取得に伴う負ののれん発生益111百万円を計上しております。 一方、特別損失につきまして、2023年7月より自然災害の発生に伴う地域住民の安全確保を目的として、避難案内サイン「NAVIアラート」の開発・製造を行い、ナビタ事業で取引のある全国の自治体などに対して営業活動を行った結果、2025年3月、沖縄県石垣市に初めて設置されましたが、販売拡大は当初想定より進捗していない現況であります。このような状況を踏まえ、当社の防災事業を全国の自治体に紹介するという当初目的は概ね達成されていることと判断し、「NAVIアラート」を取り扱う専門部門である防災事業本部の廃止を決定しました。これに伴い、当連結会計年度において、当該事業に係る減損損失及び事業整理損として合計104百万円を特別損失として計上しており、その他の費用を含む特別損失の合計は123百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。 (ナビタ事業) メディカルナビタ及び公共ナビタは、設置数の増加に伴い売上収益は堅調に推移しているものの、ステーションナビタの売上収益が前事業年度の単体実績と比較して、若干下回ったことにより売上収益は7,991百万円、セグメント利益は1,181百万円となりました。ステーションナビタにつきましては、空き広告枠の充填、筐体のリニューアル、デジタルとの融合による高付加価値化等に取り組むことで収益改善を図ってまいります。 (アド・プロモーション事業) アド・プロモーション事業の1つである免税店検索サイト「TAXFREESHOPS.JP」は、中国からの訪日客数減少による影響を一定程度受けているものの、利用者数はアジア圏を中心に依然増加傾向であることから、クーポン利用による手数料収入が増加するとともに、一定数の既存顧客との取引拡大及び新規取引先も拡大した結果、事業全体の売上収益は936百万円、セグメント利益は279百万円となりました。 (サイン事業) 全国の自治体やハローワーク向けに提供する番号案内システムが順調に拡大するとともに、鉄道事業者・自治体・観光施設などへの営業強化に取り組んだこと、並びに2025年10月1日付で子会社化となった株式会社アイセイ社が愛知県内で大型のサイン案件を獲得したこともあり、売上収益は1,903百万円、セグメント損失は7百万円と赤字幅は縮小しております。今後は新商材を活用した未開拓分野での受注獲得を目指すことで、売上収益拡大を目指してまいります。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、10,502百万円となりました。固定資産は5,289百万円となりました。 この結果、総資産は15,792百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は6,950百万円となりました。固定負債は316百万円となりました。 この結果、負債合計は7,267百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、8,524百万円となりました。 この結果、自己資本比率は54.0%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,523百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1,041百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,132百万円、減価償却費513百万円の計上といった資金増加要因があった一方で、売上債権及び契約資産の増加が310百万円、法人税等の支払額232百万円、仕入債務の減少112百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、603百万円となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴う株式取得による収入127百万円等の資金増加要因があった一方で、定期預金の預入による支出3,009百万円(定期預金の払戻による収入2,709百万円との差引額は300百万円の支出)、有形固定資産の取得による支出333百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、320百万円となりました。これは主に配当金の支払額292百万円、長期借入金の返済による支出20百万円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日)   前年同期比(%) ナビタ事業 (千円)   7,991,950   - アド・プロモーション事業 (千円)   936,999   - サイン事業 (千円)   1,903,461   - 合計(千円)   10,832,411   - (注)1.2026年3月期より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。 2.セグメント間の取引について該当事項はありません。 3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上を占める相手先がいないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上収益) 当連結会計年度の売上収益は10,832百万円となりました。これはアド・プロモーション事業で、「TAXFREESHOPS.JP」のクーポン利用による手数料収入が好調であったこと、サイン事業では自治体やハローワーク向けの番号案内システムが順調に拡大したほか、当連結会計年度より連結子会社となった株式会社アイセイ社による愛知県内での大型案件獲得も寄与したことによるものです。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、4,848百万円となりました。これは主にナビタ事業における制作費、広告納金となるものです。この結果、売上総利益は5,983百万円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、賃上げ等による人件費増加や株式会社アイセイ社の株式取得に係るM&A関連費用の発生等もあり、4,934百万円となりました。この結果、営業利益は1,049百万円となりました。 (経常利益) 当連結会計年度において、営業外収益として、受取家賃60百万円を含む105百万円を計上しました。一方で、営業外費用として15百万円を計上しております。この結果、経常利益は1,138百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、特別利益として株式会社アイセイ社の株式取得に伴う負ののれん発生益111百万円を含む、合計116百万円を計上しました。 一方で特別損失として、避難案内サイン「NAVIアラート」の販売進捗が想定を下回ったことに伴う防災事業本部の廃止を決定し、当該事業に係る減損損失40百万円及び事業整理損64百万円を含む合計123百万円を計上いたしました。その結果、税金等調整前当期純利益は1,132百万円となりました。法人税等合計327百万円を控除した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は804百万円となりました。 ③ 財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は15,792百万円となりました。 資産、負債及び純資産の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ④ キャッシュ・フロー状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、3,523百万円となりました。 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について a.資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、広告納金、外注費、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。また、株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。 b.財政政策 当社グループは、事業活動の維持拡大に必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当連結会計年度末において、現金及び現金同等物を3,523百万円保有しており、事業運営に必要な流動性は十分に確保しております。また、不足の事態に備え、取引金融機関と総額950百万円の当座貸越枠を設定しております。 ⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社グループでは売上収益、営業利益を重要な経営指標として位置付けており当連結会計年度の計画値と実績値は以下のとおりであります。 経営指標   2026年3月期 (計画)   2026年3月期 (実績)   2026年3月期 (計画比) 売上収益   (百万円)   10,800   10,832   32(0.3%増) 営業利益   (百万円)   1,000   1,049   49(4.9%増) 親会社株主に帰属する当期純利益   (百万円)   745   804   59(7.9%増) 当社グループは、持続的な企業価値向上を目指すにあたり、売上収益・営業利益の成長性とともにROE(自己資本利益率)を重要な経営指標として位置づけております。 次期の成長戦略といたしましては、①主力事業「ナビタ」の再成長 ②サイン事業拡大 ③WEBとリアルソリューションの融合 ④新事業創出、M&Aの推進による事業ポートフォリオの強化を進めてまいります。 売上収益、営業利益の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ⑦ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保、市場のニーズにあったサービスの展開等により、当社グループの経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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