概要
ノバシステムは大阪市西区に本社を置く情報サービス企業である。2025年12月期の売上高は67億円、従業員数510人。収益の98%超を金融業界向けシステムインテグレーションが占め、特に生命・損害保険会社の業務システム開発に強みを持つ。自社クラウド製品として飲食店向け店舗運営システムなども手がける。
システムインテグレーションが収益の98%を占める
2025年12月期、システムインテグレーション(SI)は売上高66億円で全社の98.4%を占めた。中核は保険業界向け開発で、SI売上の49%を占める。ニッセイ情報テクノロジーを筆頭に複数の保険会社と長期取引を持ち、個人保険商品、企業年金、共済保険、勘定系などのシステムを手がける。上流工程(要件定義・基本設計)から製造・テストまで一貫対応する。同社の強みは「業務知識」の蓄積にあり、保険業界の特性や許認可に精通することで優位性を築いている。
クラウドサービスはサブスクリプション型で継続収益
クラウドサービス事業は2025年に売上高1億870万円(前期比18.6%増)を計上した。主力製品は飲食店向け店舗運営支援システム「Order Revolution」で、iPadをハードウェア基盤とし、セルフオーダー、POS、予約受付、セルフレジなどの機能を統合する。SaaS型で提供し、新規導入時設置料と月額利用料で収益を得る。販売は直接販売と代理店経由の両方で行う。
得意先3社で売上高の6割超を占める集中構造
2025年12月期の販売実績のうち、日本アイ・ビー・エム、ニッセイ情報テクノロジー、SCSKの3社で売上高の62.5%を占めた。このうち日本アイ・ビー・エム向けは29.7%と最大取引先である。元請けSIerやユーザー企業系列の開発会社からの受注が売上高の90%以上を占めており、直接契約は10%未満である。この構造はリスク分散と安定受注の両面を持つ。
2018年から2025年にかけて売上高が1.6倍に成長
2018年12月期の売上高は40億円だったが、2025年12月期には67億円に達した。同期間の当期純利益は2億円前後で推移し、2024年に3億円のピークを記録したが、2025年は社員寮取得に伴う費用増などで2億円に減少した。営業利益率は2024年の7.8%から2025年には4.8%に低下した。設備投資により有形固定資産が前年比で約3.9億円増加し、投資活動キャッシュフローはマイナスに転じた。
業界の中での役割は金融機関向けシステム開発を中心に、幅広い業界にSIサービスを提供する独立系システムインテグレーターにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01金融(保険・銀行・信託)主力
生命保険・損害保険・銀行・信託銀行向けに業務情報処理システムを開発。特に保険業界では個人保険商品、企業年金、共済保険、勘定系システム等を手がけ、売上の約半数を占める主要事業。蓄積した業務知識を活かし、上流工程から一貫して高品質なシステムを提供。
主要顧客ニッセイ情報テクノロジー株式会社
02その他業界(物流・エネルギー・商社・公共)準主力
物流、エネルギー、商社、地方公共団体、公益機関向けにシステム開発を全方位で実施。多様な業界知識を蓄積し、開発領域の拡大を図る。
03飲食店・オフィス向けクラウドサービス副次
飲食店向け店舗運営支援システム、受付業務支援システム、AI顔認証入退室管理システムをSaaS型で提供。サブスクリプションモデルにより継続的な収益を目指す。
- Order Revolution
- 飲食店向けのPOS・セルフオーダー・モバイルオーダー機能を持つ店舗運営支援システム。iPadを採用し、クラウドでデータ管理。
- アイウェルコ
- 顔検知と音声認識を備えた受付業務支援システム。アバターが応対し、受付情報をチャットで転送。
- アイウェルコトール
- AI顔認証による入退室管理システム。既設のICカードリーダー環境を利用でき、厳格なセキュリティを実現。
製品と技術
保険業界向けシステムインテグレーションが中核
保険業界向けシステム開発は2025年のSI売上高の49.0%を占める。具体的には生命保険の個人保険商品システム、企業年金システム、共済保険システム、損害保険の勘定系システムなどを手がける。開発工程は要件定義から保守まで一貫し、上流工程の品質がシステム全体の成否を分ける。同社はニッセイ情報テクノロジーなど複数の保険会社との長期実績を通じて保険業務の深い知識を蓄積し、新規案件の創出につなげている。
飲食店向け店舗運営システム「Order Revolution」
「Order Revolution」はiPadを基盤としたSaaS型店舗運営支援システムである。POSレジと連動し、セルフオーダー、モバイルオーダー、予約受付、セルフレジ(自動釣銭機連動)などの機能を備える。クラウド上でメニュー設定やデータ管理を行うため、統括本部が全店舗の売上をリアルタイムで把握でき、グランドメニューの一括配信も可能。導入後は月額課金のサブスクリプションモデルで継続収益を得る。
AI顔認証と音声認識を搭載した受付・入退室システム
「アイウェルコ」は顔検知と音声認識により受付業務を自動化するシステムである。内蔵Webカメラが来訪者を検知すると、画面内のアバターが音声で質問を発し、来訪者の回答をテキスト表示する。受付完了後、チャットツールでオフィス内の端末に通知が送られる。さらに「アイウェルコトール」は深層学習によるAI顔認証で入退室を管理し、既存のICカードリーダー環境を活用して設置できる。両製品とも非接触・省力化を実現する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
地方銀行向けシステムに強み、中堅
情報・通信業に属し、2024年12月期売上高65億円のシステム開発会社。地方銀行・信用金庫向けの勘定系システムを主力とし、ニッチ市場で一定の顧客基盤を築く。同業のVRaiN SolutionやCocoliveと比較すると規模は小さいが、売上高は安定成長傾向にある。2025年12月期の営業利益率は4.48%とやや低下したが、財務基盤は堅調。内需依存度が高く、海外展開は未着手である。
強み
- 地方銀行・信金向け勘定系システムで専門性を発揮し、高い顧客密着度を持つ。
- 顧客との長期契約により売上高が安定しており、2024年12月期は前期比20%増収。
- 競合の少ない地方金融機関向けに特化し、他社との差別化を図っている。
- 自己資本比率が高く、無借金経営に近いため、経済変動への耐性がある。
課題
- 地方銀行の業務効率化ニーズはあるが、市場自体は縮小傾向にある。
- 2025年12月期営業利益率4.48%と低下。案件採算改善が急務。
- ITエンジニア不足が深刻化する中、採用競争で大手に劣る恐れ。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がノバシステム
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 441ANE | 41億円 | 8.2倍 |
| 2 | 3682エンカレッジ・テクノロジ | 41億円 | 18.5倍 |
| 3 | 3744サイオス | 41億円 | 11.6倍 |
| 4 | 5257ノバシステム | 40億円 | 11.7倍 |
| 5 | 3807フィスコ | 40億円 | 8700.0倍 |
| 6 | 244Aグロースエクスパートナーズ | 40億円 | 8.5倍 |
| 7 | 228Aオプロ | 39億円 | 14.2倍 |
| 8 | 483Aテラテクノロジー | 39億円 | 9.2倍 |
| 9 | 4056ニューラルグループ | 39億円 | — |
| 10 | 4811ドリーム・アーツ | 38億円 | 40.4倍 |
| 11 | 335Aミライロ | 38億円 | 54.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2018年期から20年期にかけて安定した収益基盤
2018年12月期から2020年12月期までの3年間、売上高は40億円から41億円の範囲でほぼ横ばいだった。当期純利益も0~2億円の範囲で推移し、大きな変動は見られなかった。この期間は既存の保険業界向けシステム開発を中心に安定した事業運営を行っていたとみられる。設備投資は限定的で、営業キャッシュフローも堅調だった。
2021年期から22年期に売上高が40億円台から46億円へ拡大
2021年12月期の売上高は42億円、2022年12月期は46億円と、2年間で約4億円増加した。当期純利益はそれぞれ1億円、2億円と安定的に推移した。この期間に保険業界以外の物流業界やエネルギー産業向けなど他業種へのシステム開発を拡大し、開発領域の多様化が進んだ。元請けSIerとの関係強化により受注が増加したと考えられる。
2023年期から24年期に売上高が50億円超に急拡大
2023年12月期の売上高は54億円、2024年12月期は65億円と、2年間で約20億円の増収を達成した。2024年には当期純利益が3億円と過去最高を記録した。成長の背景には、金融業界を中心としたIT投資の回復と、同社の業務知識を活かした提案型営業の浸透がある。不採算プロジェクトの発生もあったが、全体として順調に拡大した。
2025年期に営業利益が減少し設備投資が拡大
2025年12月期の売上高は前期比3.9%増の67億円に伸びたが、営業利益は3億2476万円と前期比38.5%減となった。社員寮の取得に伴う租税公課や中途採用費の増加が主因である。また、長期借入金を活用して有形固定資産を約4.4億円取得し、投資活動キャッシュフローは4億6123万円の支出に転じた。財務活動では新規借入と返済の差し引きで3392万円の収入を得た。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
既存開発領域の取引拡大
システム開発実績を積み重ね、顧客企業の同一領域での精通度や信用度を高め、保守・リニューアル案件の継続受注を図る。また、蓄積した業務知識を基に業界特化型戦略を推進し、同一業界内の他企業へ展開可能な開発モデルを確立して新規案件を獲得する。
- 02
AI技術活用と提案型活動での新規開拓
AIなどの先進デジタル技術と業務知識を組み合わせ、顧客の業務効率化や事業多様化に資する提案を行う。データサイエンティスト等の高度人材を中心に、保険・銀行業界などでのAI活用システム開発を推進し、開発領域を拡大する。
- 03
クラウドサービスの推進
飲食店向け店舗運営システム「Order Revolution」、受付業務支援システム「アイウェルコ」、AI顔認証入退室管理システム「アイウェルコトール」のサブスクリプション型サービスを提供。直接販売・代理店販売により新規受注を拡大し、継続契約維持で収益拡大を図る。
- 04
人材の確保と育成
システム開発技術者の積極的な採用と定着に努め、協力会社との協業体制を強化する。また、プログラミング研修やデータサイエンティスト養成プログラム等の充実により、上流工程参画や高度人材の育成を進め、中長期的に全社員の30%を高度人材とする目標に取り組む。
- 05
プロジェクト管理の充実と働き方環境整備
プロジェクトリスク管理グループを本格稼働させ、受注前・進行中の開発体制評価や進捗モニタリングを強化し、不採算・遅延・品質低下を防止。また、テレワークやハイブリッド勤務など多様な働き方に対応した就業環境を整備する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で510人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は538万円で、3期前と比べて+4.2%。平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は8.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年12月 | 517 | 36.6 | 8.9 | 438 | — |
| 2023年12月 | 525 | 36.8 | 9.4 | 434 | — |
| 2024年12月 | 538 | 36.5 | 9.2 | 470 | 106 |
| 2025年12月 | 538 | 36.2 | 8.9 | 510 | 59 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。
- 海外VIET NHAT SOFTWARE JOINT STOCK COMPANYベトナムハノイ市議決権35.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は67億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収減益で、売上が+3.1%、利益が-40.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 75億円 | 67億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 3億円 |
| 純利益 | 4億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥105 | ¥105 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は35億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.1%、営業利益は+200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 13 | 2 | 15.4 | 1 |
| 2023年2Q | 13 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2023年3Q | 14 | 2 | 14.3 | 1 |
| 2023年4Q | 14 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 16 | 2 | 12.5 | 1 |
| 2024年2Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 34 | 3 | 8.8 | 3 |
| 2025年2Q | 33 | 1 | 3.0 | 1 |
| 2025年4Q | 34 | 2 | 5.9 | 1 |
| 2026年2Q | 35 | 3 | 8.6 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年12月期からの8期で、売上は40億円から67億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は4.5%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 40 | — | 1 | — | 0 |
| 2019年12月 | 41 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年12月 | 41 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年12月 | 42 | — | 1 | — | 1 |
| 2022年12月 | 46 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年12月 | 54 | — | 5 | — | 3 |
| 2024年12月 | 65 | 5 | 6 | 7.7 | 4 |
| 2025年12月 | 67 | 3 | 4 | 4.5 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高67億円のうち、営業利益として残るのは3億円で4.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.6%54億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.9%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.5%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年12月期は営業CFが4億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は7億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 1 | 1 | 0 | 2 | 7 |
| 2021年12月 | 2 | 2 | −5 | 4 | 6 |
| 2022年12月 | 1 | −3 | 0 | −2 | 4 |
| 2023年12月 | 1 | −2 | 3 | −1 | 6 |
| 2024年12月 | 3 | 2 | −3 | 5 | 8 |
| 2025年12月 | 4 | −5 | 0 | −1 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年12月期の総資産は41億円。このうち返さなくてよい自己資本が26億円で、自己資本比率は62.4%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 25 | 4 | 21 | 18.1 |
| 2019年12月 | 27 | 7 | 20 | 24.1 |
| 2020年12月 | 28 | 8 | 20 | 28.5 |
| 2021年12月 | 26 | 9 | 17 | 36.6 |
| 2022年12月 | 28 | 12 | 16 | 41.7 |
| 2023年12月 | 34 | 18 | 16 | 53.1 |
| 2024年12月 | 37 | 22 | 15 | 59.9 |
| 2025年12月 | 41 | 26 | 15 | 62.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで605社中125位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中440位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,829で、1年前と比べて+17.6%。過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.7倍 |
| PER (会社予想) | 9.0倍 |
| PBR | 1.62倍 |
| 配当利回り | 3.71% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で+0.6%と横ばい。25日線(2512円)と75日線(2505円)が接近し、方向感が乏しい。出来高は7月13日に4300株と増加したが、全体的に低水準。52週高値3035円からは約18%下で膠着。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PERは15.1倍で業界平均29.7倍を下回り割安に見えるが、PBR1.49倍は平均3.44倍より低く、資産面でも割安。ただしROE9.8%と収益性が平均並みで、無配(配当性向62.6%は前期の特別配当か)が懸念。将来の業績減益予想もあり、割安感は限定的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.7倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 9.0倍 | — |
| PBR | 1.62倍 | 2.96倍 |
| ROE | 9.8% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
堅実な受注と安定収益を評価する強気派に対し、人材不足による成長制約と利益率低下を懸念する弱気派が対立。2025年12月期は営業利益率が4.48%へ急減予想。
- 安定した受注基盤
官公庁・金融など安定需要がある。
- IT投資増加の恩恵
DX推進でシステム開発需要は拡大基調。
- PBR1倍超で割安感
PBR1.49倍と解散価値超えは安心材料。
- FY2026期の業績回復期待2026年下期影響強
FY2025期営業利益3億円からFY2026期5億円回復でEPS改善
- PER15倍と割安水準、成長再燃で見直し不定影響中
PER15.1倍は業界平均比割安、収益回復で上昇余地
- 自己資本比率高く財務健全性が強み継続影響弱
PBR1.49倍、自己資本比率推定60%超で安全性高い
- IT投資需要の取り込みで新規案件獲得2027年〜2028年影響中
情報通信業界のDX需要取り込みで中期的な受注増期待
- 利益率の急低下
2025期営業利益率4.48%と前年から大幅悪化。
- 人材不足とコスト増
IT技術者不足で人件費上昇、収益圧迫。
- 成長性の限界
売上高成長率が鈍化、2026期はほぼ横ばい。
- 営業利益の減少トレンド継続リスク2026年Q1影響強
FY2025期営業利益3億円、前期比40%減。FY2026も減少なら株価下落
- 売上高成長停滞、競争激化通年影響中
FY2025期売上高67億円、前期比3%増のみ。市場飽和で横ばいか
- 無配当継続で株主還元期待薄継続影響弱
配当利回り0%、自己株買いもなく投資家離れ
- 小規模時価総額35億円、流動性リスク不定影響弱
時価総額小さく、大口売買で株価乱高下の可能性
- 受注高
- 将来の売上を左右する先行指標。
- 営業利益率
- 収益性のトレンドを確認する。
- 技術者数
- 人材確保状況が成長の鍵。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり105円。いまの株価に対する利回りは3.71%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥105
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ653人。区分でいちばん多いのは個人・その他で60.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.3%を占め、残る64.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 96.7 | 83.2 | 87.3 | 60.9 |
| 事業法人 | 3.3 | 3.1 | 0.6 | 35.3 |
| 証券会社 | — | 4.8 | 9.2 | 3.0 |
| 外国法人 | — | 7.2 | 2.2 | 0.6 |
| 外国人個人 | — | 0.8 | 0.5 | 0.3 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.1 |
| 金融機関 | — | 0.8 | 0.2 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社シリウス | 33.65 |
| 02 | ノバシステム従業員持株会 | 8.60 |
| 03 | 清板 大亮 | 3.07 |
| 04 | 河 鳳基 | 2.85 |
| 05 | 林潤 | 1.72 |
| 06 | 村上 哲規 | 1.68 |
| 07 | 西村 光司 | 1.67 |
| 08 | 川上 秀樹 | 1.47 |
| 09 | 西山 仁徳 | 1.43 |
| 10 | 株式会社SBIネオトレード証券 | 1.39 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−63%、1株純資産は8期で−76%。直近期のROEは9.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 453 | 7,454 | 6.3 | — |
| 2019年12月 | 2,673 | 10,868 | 29.2 | — |
| 2020年12月 | 115 | 656 | 19.1 | — |
| 2021年12月 | 60 | 787 | 8.3 | — |
| 2022年12月 | 177 | 969 | 20.2 | — |
| 2023年12月 | 252 | 1,281 | 23.1 | 9.1 |
| 2024年12月 | 281 | 1,593 | 19.6 | 8.7 |
| 2025年12月 | 168 | 1,822 | 9.8 | 16.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額143百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 芳山政安 | 代表取締役 社長 | 73 | 475,426 |
| 川上秀樹 | 取締役副社長 クラウドサービス部長 | 62 | 20,604 |
| 加藤博久 | 取締役 | 63 | 4,677 |
| 川上貴之 | 取締役 | 48 | 752 |
| 福島将介 | 取締役 | 44 | 1,152 |
| 新谷庄司 | 取締役 | 54 | 2,700 |
| 倉田亨 | 取締役 | 70 | 1,100 |
| 大山功 | 常勤監査役 | 64 | 5,400 |
| 松村真惠 | 監査役 | 72 | — |
| 森岡久晃 | 監査役 | 53 | — |
| 横山峰男 | 取締役 | 64 | — |
| 市川博己 | 常勤監査役 | 59 | 4,600 |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 佐藤順一郎 | 監査役 | 49 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 115 | 2 | 115 | 23 |
| 社外取締役 | 4 | 19 | — | 19 | 5 |
| 監査役 | 1 | 9 | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,006字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,721字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,130字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,806字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第45期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-25
- 半期報告書半期報告書-第44期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第43期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第42期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第42期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第41期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年12月期 第2四半期決算説明資料2026-07-31
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