本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ロジザード

Logizard Co.,Ltd.4391 · Growth · 情報・通信業

倉庫・店舗の在庫管理に特化したクラウドサービスを提供するSaaS企業。入出荷から棚卸までをハンディターミナルで一元管理し、物流現場の効率化を支援する。

概要

ロジザードは、2001年に埼玉県蕨市で倉庫在庫管理システムの開発・販売を目的として設立された企業である。現在はクラウド型の在庫管理システム「ロジザード ZERO」を主力とし、店舗在庫管理システム「ロジザードZERO-STORE」やOMO支援システム「ロジザード OCE」も提供する。2025年6月期の売上高は21.8億円、従業員数は134名。2018年に東証マザーズに上場し、現在は東証グロース市場に上場している。本社は東京都中央区。

クラウドサービスを軸とした三つの収益区分

ロジザードの収益は三つの区分から成る。第一はクラウドサービスで、2025年6月期の売上高は17.2億円(前期比10.2%増)、全売上の79.2%を占める。これは「ロジザード ZERO」「ロジザードZERO-STORE」「ロジザード OCE」の利用料やハンディターミナルのレンタル料が主である。第二は開発・導入サービスで、顧客ごとのカスタマイズや導入支援を提供し、売上高は3.7億円(同15.2%増)。第三は機器販売サービスで、プリンターやサプライ品を販売し、売上高は0.9億円(同8.7%減)と減少した。

倉庫在庫管理システム「ロジザード ZERO」の顧客基盤

「ロジザード ZERO」は、倉庫内の入出荷や在庫管理をバーコードとハンディターミナルで効率化するWMSである。クラウド型のため、リアルタイムな情報共有が可能で、賞味期限・ロット・シリアル管理などの機能を標準搭載する。日本語・英語・中国語・タイ語・ベトナム語の多言語対応も行う。顧客は小売業や流通業に加え、複数の荷主を管理する3PL企業が多く、複数企業・複数拠点の一元管理機能を備える。労働力不足への対策として、ロボットやRFIDとの連携も進めている。

店舗在庫管理とOMO支援の提供体制

「ロジザードZERO-STORE」は、実店舗の在庫管理を目的とし、スマートフォンやタブレットなどの既存端末を活用できる。複数店舗の在庫情報を本部で一元管理し、欠品による販売機会損失を減らす。また、倉庫向けの「ロジザード ZERO」と連携することで、店舗と倉庫の在庫を統合できる。これにより、オンラインとオフラインを融合するOMO戦略を支援する。2021年には在庫マッチングエンジン「ロジザード OCE」を追加し、他社システムとも接続可能な形で、最適な在庫引当と出荷指示を提供する。

国内外の販売チャネルと海外戦略の変遷

ロジザードは直接販売に加え、代理店を活用している。特にアプリケーションパートナーにはAPIを公開し、外部アプリケーションと連携した販売を促進する。海外展開については、東アジア・東南アジアを対象に現地代理店を通じたサービス提供を行っている。日本との通信環境に制限がある国では、現地企業へのOEM提供も実施する。2016年には中国上海市に子会社を設立したが、2023年に清算を結了した。現在はオンラインツールを活用した混成チームで提案・納品の迅速化を図っている。

業界の中での役割はサプライチェーン向け在庫管理プラットフォームプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
24億円
営業利益
4億円
営業利益率
16.7%
純利益
3億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
クラウドサービス17億円77.3%
開発・導入サービス4億円18.2%
機器販売サービス1億円4.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01倉庫・配送センター(物流・3PL・小売・流通)主力

倉庫や配送センターでの商品保管・入出荷業務を支援する在庫管理システムをクラウドで提供。バーコードとハンディターミナルで在庫の動きを物理的に管理し、「正確な在庫管理」「誤出荷防止」「倉庫内業務の効率化」を実現。3PL企業向けには複数企業・複数拠点の管理機能も実装。賞味期限・ロット・シリアル管理など多様なニーズに対応し、多言語対応で海外利用も可能。

主な製品・サービス2
ロジザード ZERO
倉庫在庫管理システム。入荷から出荷、返品、棚移動まで全在庫動きをバーコードとハンディターミナルで管理。賞味期限、ロット、シリアル管理機能を標準装備し、3PL企業向けの複数企業・拠点管理にも対応。クラウド型でリアルタイム処理・共有が可能。
ハンディターミナルレンタル
「ロジザード ZERO」で利用するハンディターミナルのレンタルサービス。バッテリー無償交換や故障時代替機即日交換などのサポート付き。

02店舗・小売(店舗在庫管理)準主力

実店舗の在庫管理をスマートフォンやタブレットで行えるクラウドシステムを提供。複数店舗の在庫・売上データを本部で一元管理し、欠品による販売機会損失を低減。専用POSレジが不要で導入コストを抑制し、数店舗から数十店舗規模の小売業にも対応。倉庫在庫管理システムと連携し、店舗と倉庫の在庫情報を一元管理することでOMO戦略も支援。

主な製品・サービス1
ロジザード ZERO-STORE
店舗在庫管理システム。既存のモバイル端末を利用し、入出荷・販売登録・棚卸などを処理。複数店舗の在庫と売上をリアルタイムに本部で共有し、欠品防止と販売戦略立案を支援。クラウド型で導入コストを低減。

03流通業(OMO・マルチチャネル)副次

一元化された在庫情報を活用し、購入者の望む受取方法に対して最適な在庫をマッチングするOMO支援システムを提供。他社の在庫管理システムやPOS、基幹システムとも接続可能で、単体でも機能を活用できる。実作業を支援する在庫確保・出荷指示機能が特徴。

主な製品・サービス1
ロジザード OCE
OMO支援システム。一元化された在庫情報を基に、購入者の受取方法に応じた最適な在庫マッチングと出荷指示を提供。他社システムとのAPI連携により、在庫管理の実作業を支援する。

製品と技術

倉庫在庫管理システム「ロジザード ZERO」の機能

「ロジザード ZERO」は、入荷から出荷、返品、棚移動までのすべての在庫動きをバーコードとハンディターミナルで管理するクラウド型WMSである。ロケーション管理により保管場所を区画単位で管理し、棚卸や誤出荷防止を実現する。標準機能として賞味期限管理、ロット管理、シリアル管理を備え、食品や電機部品など多様な業種に対応する。多言語対応(日本語、英語、中国語、タイ語、ベトナム語)により海外拠点でも利用可能。3PL企業向けには複数荷主・複数拠点の一元管理機能を提供し、出荷量に応じた従量課金も選択できる。

店舗在庫管理「ロジザードZERO-STORE」とクラウド連携

「ロジザードZERO-STORE」は、実店舗の在庫管理をクラウドで実現するシステムである。専用端末を必要とせず、スマートフォンやタブレットで動作するため、導入コストを抑えられる。複数店舗の在庫情報を本部で一元管理し、欠品リスクを低減する。また、「ロジザード ZERO」と連携することで、倉庫と店舗の在庫情報を統合できる。これにより、オンライン販売と実店舗の在庫を連携させるOMO戦略を支援する。リアルタイムな売上・在庫情報を本部に集約し、販売戦略の立案に貢献する。

在庫マッチングエンジン「ロジザード OCE」の役割

「ロジザード OCE」は、倉庫と店舗の在庫情報を連携させ、顧客が希望する受け取り方法に最適な在庫を引当てるOMO支援システムである。自社の「ロジザード ZERO」や「ロジザードZERO-STORE」だけでなく、他社のWMSやPOSシステムともAPIで接続可能であり、単体でも機能する。具体的には、販売在庫情報の提供、商品引当、出荷指示の機能を持ち、実作業を支援する。他社のOMOツールが顧客情報や販売面に偏るのに対し、本システムは在庫の物理的な確保と出荷指示に特化している点が特徴である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

物流SaaSで成長、高収益率維持も競争激化

当社は物流向けSaaSを手掛け、売上高は前期比10%増の24億円と安定成長を続ける。営業利益率は16.67%と高水準を維持しており、収益性の高さが特徴である。同業他社には売上高で上回るソラコムや、成長中のVRAIN Solutionが存在するが、当社は物流特化型のサービスで差別化を図っている。国内物流市場は効率化ニーズが高く、当社の専門性は強みとなる。一方、競争が激化しており、シェア維持と機能拡充が課題となる。

強み

  • 営業利益率16.67%と高く、収益性に優れる。
  • 売上高が毎期増加し、堅実に成長している。
  • 物流SaaSに特化し、専門性と顧客価値を提供。
  • 国内市場で確固たる地位を築いている。

課題

  • 同業他社が増え、競争が激化している。
  • 物流SaaSの市場規模は限定的で、成長余地に制約。
  • 大手参入によりシェア維持が難しくなる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がロジザード

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
1228Aオプロ39億円14.2倍
2483Aテラテクノロジー39億円9.2倍
34056ニューラルグループ39億円
44391ロジザード38億円12.7倍
54811ドリーム・アーツ38億円40.4倍
6335Aミライロ38億円54.2倍
72330フォーサイド38億円11.2倍
85029サークレイス38億円18.2倍
99417スマートバリュー37億円
103674オークファン37億円
113690イルグルム37億円109.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

埼玉県蕨市で倉庫在庫管理システムの開発から始まった2001年

2001年7月、埼玉県蕨市において有限会社ロジザード(資本金300万円)が設立された。目的は倉庫在庫管理システムの開発・販売であり、同時に第一弾製品となる「ロジザード PLUS」の販売を開始した。創業時から物流現場の在庫管理に特化したソフトウェアを提供する方針を貫いている。2002年9月には店舗在庫管理システム「RB-Manager」を追加し、店舗向けの分野にも進出した。

組織再編と本社移転を経て事業基盤を固めた2000年代半ば

2004年2月、株式会社へ組織変更し商号を株式会社ロジザード販売に変更した。2005年8月にはロジザード株式会社(旧創歩人コミュニケーションズ株式会社)を吸収合併し、現商号であるロジザード株式会社に改めた。この合併により、開発力と販売網の拡充を図った。2006年7月には秋田県秋田市に秋田開発センターを開設し、開発拠点を増やした。2008年1月には大阪営業所を開設し、関西地区の顧客対応を強化した。

「ロジザード ZERO」投入と上海子会社設立で次の成長段階へ

2009年9月に店舗在庫管理システム「POSぴたRBM」を発売し、2012年9月には「ロジザード PLUS」の後継となる新バージョン「ロジザード ZERO」の販売を開始した。クラウド型のWMSとして現在の主力製品に位置づけられる。2012年10月には本店を東京都中央区に移転した。2016年3月には中国上海市に子会社「龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司」を設立し、現地での販売パートナー発掘を狙った。

東証マザーズ上場とグロース市場への移行

2018年4月にプライバシーマーク認証を取得し、同年7月に東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。上場により資本基盤を強化し、成長資金を調達した。2019年5月には店舗向け「ロジザードZERO-STORE」を発売し、製品ラインアップを拡充した。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行した。2023年2月には上海子会社の清算が結了し、海外戦略の見直しを余儀なくされた。

年表19件を開く

2000年代

  • 2001年7月創業埼玉県蕨市において倉庫在庫管理システムの開発、販売を目的とする会社として、有限会社ロジザード(資本金3百万円)を設立し、倉庫在庫管理システム「ロジザード PLUS」の販売開始
  • 2002年9月店舗在庫管理システム「RB-Manager」販売開始
  • 2003年5月本店を東京都港区へ移転
  • 2004年2月商号変更株式会社へ組織を変更し、商号を株式会社ロジザード販売に変更
  • 2005年8月M&Aロジザード株式会社(旧創歩人コミュニケーションズ株式会社)を吸収合併し、商号をロジザード株式会社へ変更
  • 2006年7月秋田県秋田市に秋田開発センターを開設
  • 2008年1月大阪府大阪市北区に大阪営業所を開設(現在は大阪府大阪市中央区に移転)
  • 2009年8月秋田県横手市に横手開発センターを開設
  • 2009年9月店舗在庫管理システム「POSぴたRBM」販売開始

2010年代

  • 2012年9月「ロジザード PLUS」の新バージョン「ロジザード ZERO」の販売開始
  • 2012年10月本店を東京都中央区へ移転
  • 2016年3月中国上海市に「ロジザード ZERO」の販売パートナー発掘を目的として、龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司を子会社として設立
  • 2018年4月プライバシーマーク認証取得
  • 2018年7月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2019年5月「POSぴたRBM」の新バージョン「ロジザードZERO-STORE」を販売開始
  • 2019年12月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得

2020年代

  • 2021年1月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)クラウドセキュリティ認証取得
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場に移行
  • 2023年2月龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司の清算が結了

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年6月期まで2,439,996千円
  • 経常利益2026年6月期まで356,315千円
  • 経常利益率2026年6月期まで14.6%
  • クラウドサービス月間売上2025年6月まで167,054千円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    製品戦略:連携拡充と新技術開発

    物流ロボットやRFID技術との連携、荷主向け業務アプリ提供事業者とのデータ連携強化により製品価値を向上。また、老朽化した既存システムからの移行支援やOMO在庫管理支援サービスの提供を推進し、多様化する物流現場ニーズに対応する。

  2. 02

    販売戦略:デジタルと対面の融合

    Web中心の認知施策と並行し、セミナー・展示会・ユーザーイベントなどのオフライン施策を積極展開。既存顧客とのリレーション強化とともに、新規顧客へのオプション・連携サービスの訴求によりアカウント増加とアップセルを図る。

  3. 03

    人材戦略:採用・育成と制度刷新

    新規採用強化と教育研修による人材育成に加え、タレントマネジメントシステムを導入し知識・技能の一元管理と適材適所を推進。合理的な評価・報酬体系の整備やベースアップ、福利厚生向上により従業員の働きがいと企業競争力を高める。

  4. 04

    海外戦略:現地代理店体制の強化

    東アジア・東南アジアを対象に現地代理店を通じたサービス提供を展開。自社スタッフによる営業支援・教育育成に加え、オンラインツール活用と混成プロジェクトチーム組成により提案・納品の迅速化・品質向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で134人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は644万円で、7期前と比べて+2.7%平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は6.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年6月71
2019年6月62739.56.077
2020年6月61939.86.581
2021年6月63742.26.689
2022年6月61138.56.4105
2023年6月64438.66.1115
2024年6月63439.56.8120250
2025年6月64439.86.8134299

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都中央区442百万円
大阪営業所(大阪府大阪市 中央区)ほか2拠点2百万円
主な関係会社
  • 国内
    フューチャー株式会社(注)
    東京都品川区 · その他の関係会社
    議決権27.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は24億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.1%、利益が+0.0%。

売上高
+9.1%
24億円
営業利益
+0.0%
4億円
純利益
+0.0%
3億円
営業利益率
16.7%
前期比 -1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高28億円24億円
営業利益4億円4億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥19¥19

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は12億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q500.01
2023年4Q50
2024年1Q5120.01
2024年2Q5120.00
2024年3Q5120.01
2024年4Q500.01
2025年2Q11327.32
2025年4Q1119.11
2026年2Q12216.71
2026年4Q12216.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年6月期からの13期で、売上は7億円から24億円へ3.4倍に増えた。直近期の営業利益率は16.7%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年6月710
2015年6月911
中国上海市に「ロジザード ZERO」の販売パートナー発掘を目的として、龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司を子会社として設立
2016年6月1010
2017年6月1111
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2018年6月1311
2019年6月1522
2020年6月1522
2021年6月1732
2022年6月1842
2023年6月1932
2024年6月203315.03
2025年6月224418.23
2026年6月244416.73

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高24億円のうち、営業利益として残るのは4億円16.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の12.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金83.3%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.7%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+8.3pt
16.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.9pt
12.5%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年6月期は営業CFが4億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の9.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年6月0−10−11
2017年6月2−1011
2018年6月20023
2019年6月2−1418
2020年6月2−10110
2021年6月3−1−2211
2022年6月3−10213
2023年6月3−10215
2024年6月4−20215
2025年6月4−2−1217

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年6月期の総資産は26億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は84.5%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年6月52336.1
2015年6月52347.3
2016年6月53256.0
2017年6月53262.1
2018年6月75264.1
2019年6月1310381.4
2020年6月1512384.1
2021年6月1613383.0
2022年6月1815384.0
2023年6月2017386.2
2024年6月2319385.3
2025年6月2622484.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳単体ベース
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
17億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中144位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中304位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,161で、1年前と比べて-1.7%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,161+0.1%1ヶ月+1.8%1年-1.7%時価総額38億円
過去52週の値幅
安値¥1,010高値¥1,288

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.7倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR2.28倍
配当利回り1.64%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月12日に1188円まで上昇したが、その後は1129円まで反落。25日線1142円を僅かに下回り、75日線1103円と200日線1095円は上回っている。52週高値1288円からは12%安、52週安値1010円からは12%高。RSIは46.93と中立圏。出来高は8月12日に1万株超と増加したが、その後は縮小傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

実績PERが12.38倍、予想PERが12.8倍と同業界平均の30.75倍を大幅に下回る。PBRは2.22倍で業界平均の2.92倍を下回るが、ROEは13.8%と良好。配当利回りは1.68%と業界平均の2.64%を下回るが、無配ではなく一定の利回りを確保。収益性は安定しており、バリュエーションはほぼ妥当と判断される。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.7倍47.9倍
PER (予想)13.1倍
PBR2.28倍2.96倍
ROE13.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、物流DXの追い風が続く中で、SaaS型WMSの市場でどれだけシェアを拡大できるか。強気派は、物流業界の人手不足と効率化ニーズの高まりを背景に、顧客数の増加と売上成長が続くと見る。また、高い営業利益率が収益性の良さを示す。一方、弱気派は、競争激化による価格低下や、顧客獲得コストの上昇、市場の成熟による成長鈍化を懸念。成長はあるが、直近の株価下落でバリュエーションは割安に見えることも論点。

プラスに働く材料7
  • 物流DXの追い風

    業界全体で自動化・効率化需要が拡大中。

  • 高い利益率

    営業利益率15%超で、収益性が良好。

  • 顧客基盤の拡大

    中小倉庫を中心に導入企業が増加。

  • 売上高が20→22→24億円と増収継続通年影響

    売上高は前期比2億円増の24億円。2期連続で増収

  • 営業利益率16.67%と高収益体質を維持継続影響

    営業利益4億円、利益率16.67%。売上高増で高水準を維持

  • ROE13.8%の高収益でPBR2.22倍を裏付け継続影響

    純資産に対し純利益3億円、ROE13.8%。高収益が株価を支える

  • 配当利回り1.68%が下値をサポート継続影響

    配当利回り1.68%が株価の下支え要因となる

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    同種のWMSを提供する競合が多く、差別化が難しい。

  • 成長の鈍化

    売上高の伸び率が小幅で、市場が成熟。

  • 顧客単価の低下

    価格競争で月額利用料が下がる可能性。

  • 営業利益が4億円から横ばいで成長鈍化通年影響

    売上高は24億円に増えるが営業利益は4億円のまま。利益率が16.67%に低下

  • 純利益が3億円で3期停滞通年影響

    純利益は3億円で横ばい。増収が増益に結びついていない

  • 1年で株価7.34%下落しモメンタム悪化不定影響

    1年間で-7.34%。上昇トレンドに乗らず需給が弱い

  • PBR2.22倍は成長鈍化時に割高感継続影響

    PBR2.22倍はROE13.8%で説明できるが、利益成長が止まれば調整余地

次の決算で確かめる点
契約顧客数
サブスク収益の拡大を示す重要な指標。
解約率
顧客満足度と継続利用の度合いを示す。
平均月額利用料
アップセルや価格改定で収益向上につながるかを確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり19で、前期から+12.5%いまの株価に対する利回りは1.64%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥19
1株あたり
配当利回り
1.64%
いまの株価に対して
配当性向
20.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年6月1520.0
2023年6月12−19.720.7
2024年6月1633.320.3
2025年6月1812.520.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥19

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ1,766人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他39.940.946.454.052.050.6
事業法人34.634.134.137.339.435.6
証券会社4.94.45.94.43.37.1
外国法人9.511.511.14.04.86.2
自己株式3.13.12.82.42.0
金融機関10.89.12.40.20.50.4
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01フューチャー株式会社27.14
02金澤 茂則11.00
03創歩人ホールディングス株式会社5.00
04楽天証券株式会社2.99
05INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.22
06吉田 伸行2.05
07光通信株式会社1.79
08MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.64
09JPモルガン証券株式会社1.53
10遠藤 寛志1.52
11遠藤 史織1.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-23
    遠藤 八郎
    新規の大量保有報告
    0.03%
    -0.18pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+437%、1株純資産は12期で+785%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年6月177625.6
2015年6月229225.2
2016年6月1910918.2
2017年6月2213118.2
2018年6月3716924.4
2019年6月5032721.345.3
2020年6月5337815.035.7
2021年6月7041017.738.6
2022年6月7548516.714.920.0
2023年6月5853111.416.020.7
2024年6月7959914.017.320.3
2025年6月8867413.813.620.5
2026年6月93

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/6期の役員報酬は総額65百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
金澤茂則取締役社長(代表取締役)59
三浦英彦取締役 管理本部長64
亀田尚克取締役 営業部長52
滝澤玲取締役 監査等委員会委員長(常勤監査等委員)73
緒方美樹取締役(監査等委員)59
渡辺彰敏取締役(監査等委員)69
播磨奈央子取締役(監査等委員)45

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3444816
社外取締役317176

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,258字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、倉庫や配送センターで商品の保管・入出荷業務を支援する在庫管理機能及び店舗商品の在庫管理機能をクラウドサービス(※1)で提供しております。また、入出荷や在庫管理の作業効率を上げるハンディターミナル(※2)やバーコード関連機器のレンタル及び販売を行っております。 当社は、在庫管理システム事業を単一セグメントとしているため、セグメント別の記載は省略しておりますが、① 各システムサービスの提供、システムで利用する端末機器のレンタルやサポートの提供に対する対価を月額利用料でいただく「クラウドサービス」、② 顧客からの要望に基づくカスタマイズやクラウドサービスの導入支援からなる「開発・導入サービス」及び ③ クラウドサービスで顧客が利用する機器やサプライ品(ラベル等)の販売を行う「機器販売サービス」にサービスを区分しております。各販売区分におけるサービスの内容及び提供製品は以下のとおりであります。 ※1:クラウドサービスとは、従来は利用者が手元のコンピュータで利用していたデータやソフトウエアを、ネットワーク経由で、サービスとして利用者に提供することです。 ※2:ハンディターミナルとは、主に業務用で使用する、片手で持てるハンディサイズのデータ収集端末装置の総称です。バーコードなどの自動認識技術を用い、人の作業を効率的に代替することができる機器です。 (1) サービスの内容 ① クラウドサービス 当社が提供しているクラウドサービスは以下のとおりであります。 イ.倉庫在庫管理システム(「ロジザード ZERO」) 倉庫在庫管理システム(WMS:Warehouse Management System)は、倉庫内に保管されている商品(在庫)の数を正確に把握するとともに、倉庫内業務の効率化を実現するためのシステムです。入荷から出荷、返品、庫内での棚移動を含め全ての在庫の動きを、バーコードとそれを読み取るハンディターミナルにより物理的に管理する事で、「入出荷処理」「棚卸」「ロケーション管理(※3)」などを行うことができるようになります。システム導入により、「正確な在庫管理」「誤出荷の防止」「倉庫内業務の効率化(標準化)」を実現することが可能になります。 当社サービスはクラウドサービスとして提供されているため、インターネットを経由して、当社サービスの全ての情報がリアルタイムで処理・共有されます。顧客の利用条件にあわせ、基本構成でお使いいただくものから、顧客独自の利用形態にあわせたカスタマイズを行ったうえでの提供など、幅広い顧客のニーズに対応したサービス提供を行っております。 また、「ロジザード ZERO」で利用するハンディターミナルを、レンタルにて提供しております。ハンディターミナルをレンタルで提供している顧客には、バッテリーの無償交換や故障時の代替機の即日交換のサービスも提供しております。 「ロジザード ZERO」では、業種・業態に捉われず、幅広い在庫の管理が行えるように、「賞味期限管理」「ロット管理」「シリアル(製品、商材等の番号)管理」などの商材特有の機能を標準として実装しております。さらに海外での利用を想定して多言語対応(日本語・英語・中国語(繫体字及び簡体字)・タイ語・ベトナム語)を実装しております。 加えて、複数の企業の在庫管理業務を受託する3PL(※4)企業向けに、複数の企業、複数の拠点を同一システムで管理するための機能を実装しております。 当社では、物流ニーズに対応した機能追加を定期的に行い、顧客の多様化するニーズに応えております。また、顧客の課題である労働力不足に対処するため、ロボット・RFID(※5)といった省人化技術との連携や他社サービスとの自動連携を推進しております。 ※3:ロケーション管理とは、倉庫等の保管場所を一定のルールで区画し採番されたロケーション毎に在庫を管理する手法です。入出庫作業ではロケーション毎にリアルタイムに在庫を更新し、在庫の移動の履歴を管理することで高精度の在庫管理が可能となります。 ※4:3PL(third party logistics)企業とは、荷主企業に代わって最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行い、かつ、それを包括的に受託し実行する企業のことです。 ※5:RFIDとは、「Radio Frequency Identifier」の略称で、電波を用いて内蔵したメモリのタグのデータを非接触で読み書きするシステムです。バーコードでの運用では、レーザーなどでタグを1枚1枚スキャンするのに対し、RFIDの運用では、電波で複数のタグを同時にスキャンすることができます。電波が届く範囲であれば、タグが遠くにあっても読み取りが可能です。 「ロジザード ZERO」の情報連携と現場業務支援 概念図 (注)1.上図のロジザードは、当社のサービスの「ロジザード ZERO」に当たります。 2.図中の実線矢印は在庫管理に関する作業の流れを示しており、点線矢印は在庫管理に関する情報の流れを示しております。 ロ.店舗在庫管理システム「ロジザードZERO-STORE」 「ロジザードZERO-STORE」は、店舗における在庫管理に主眼を置き、複数の店舗に点在する在庫や売上データを本部にて一元管理することができるシステムです。 従来のPOSシステム(※6)は、高価な専用POSレジ端末と本部管理システムをつないでネットワークを構築する必要があり、一定の初期費用がかかるシステムでした。そのため、数店舗から数十店舗規模の小売業では、導入しにくいという課題がありました。「ロジザードZERO-STORE」では、専用機器ではなくスマートフォンやタブレットなど既存のモバイル端末などを活用することができ、インターネット経由で利用するクラウドサービスのため、導入コストを下げる事ができます。また、他店舗の在庫も一元管理することにより、個別店舗での欠品による販売機会損失を少なくできます。加えて、商品の入出荷時や顧客の購入時にバーコードを読み取ることで、リアルタイムに情報を処理することができるため、本部では販売戦略立案に必要な、正確でタイムリーな売上・在庫情報を一元管理することが可能です。 更に、「ロジザード ZERO」と「ロジザードZERO-STORE」の商品情報や在庫情報を連携させることで、物理的に別々の場所にある店舗と倉庫の在庫情報を一元管理することが可能です。現在、自社の持つ顧客情報や在庫情報を一元管理し、あらゆるチャネルを連携させながら商品を販売する「OMO(※7)」という考え方が注目を集めております。当社サービスを連携させた在庫情報の一元管理は、OMO戦略をとる顧客のニーズにも対応しております。 ※6:POSとは、「Point of sale」の略称で、POSシステムとは、小売業の販売・在庫管理を行うためのシステムのことです。 ※7:OMOとは、「Online Merges with Offline」の略称で、オンラインとオフラインを区別することなく、オンライン上に統合された状態を構築することで、これまでにない新しい購買体験を提供する概念、取り組みのことです。 ハ.OMO支援システム「ロジザード OCE」 「ロジザード OCE」は、当社の「ロジザード ZERO」や「ロジザードZERO-STORE」を連動させることで一元化された在庫情報を活用し、商品を欲しいお客様にお届けするための最適な答えを導き出すための在庫マッチングエンジンです。当社サービスを導入していない顧客においても、他社が展開する在庫関連の管理サービス及びシステム(倉庫在庫管理システムやPOSシステム、基幹システムなど)と接続することにより、「ロジザード OCE」単体でもその機能を活用することができます。他社のOMO関連サービスは、顧客情報の共有や販売面での支援ツールが多い中、当社の「ロジザード OCE」では、購入者の望む受取方法に対し、場所別在庫の最適な情報に基づく在庫の確保及び出荷作業指示情報を提供することが可能な実作業支援型OMO支援ツールとなっております。 ニ.クラウドサービスの対象顧客及び主要な機能 倉庫在庫管理システム   対象顧客   小売業(店舗及びEC通販)、流通業、3PL企業 主要機能   入出荷作業・棚卸支援機能、棚卸機能 店舗在庫管理システム   対象顧客   実店舗を保有するメーカー、流通業 主要機能   入出荷作業・棚卸支援機能、販売登録機能 OMO支援システム   対象顧客   複数店舗を保有する流通業 主要機能   販売在庫情報提供機能、商品引当機能、出荷指示機能 ② 開発・導入サービス クラウドサービスの顧客に対して、ニーズに合わせた画面、帳票、インターフェイスなどのカスタマイズ開発及びクラウドサービスの利用開始時における各種設定作業のお客様へのサポートを提供しております。 ③  機器販売サービス クラウドサービスに付随し、倉庫などで利用されるプリンターやアクセスポイント等の機器、帳票及びプリンターラベル等のサプライ品を販売しております。 (2) 販売チャネル 当社は、直接販売に加え、代理店を活用した販売を行っております。代理店の一形態であるアプリケーションパートナー(※8)は、当社のAPI(※9)を活用し、「ロジザード ZERO」のオプション機能を提供する企業であり、自社の製品と連携させたサービスを提供する取り組みを行っております。 当社のサービスは、インターネットを介し海外でも利用ができますが、顧客サポートでの言語・時差を考慮し、海外市場においては現地代理店を経由してのサービス提供を行っております。また日本との通信環境に制限がある一部の国においては、現地企業へライセンスをOEM提供し、現地企業の独自ブランドとしてサービスを提供しております。 ※8:アプリケーションパートナーとは、当社からAPIの提供を受け、当社製品と連携する外部アプリケーションを提供するパートナーのことです。アプリケーションパートナーは、自社が開発したアプリケーションを当社製品と一緒に販売することで、当社サービスの代理店としての機能を果たしております。 ※9:APIとは、「Application Programming Interface」の略称で、アプリケーションをプログラムするにあたって、プログラミングの手間を省くため、共通して使える機能(関数)をパッケージングして公開・提供することです。具体的には、外部のシステムから当社の倉庫在庫管理システムの機能を、標準化したインターフェイス経由で利用できるようになります。 (3) 収益構造 当社の提供するサービスからの収益は、各システムサービスの利用料、システムに係るサポート料、並びにシステムで利用する端末機器のレンタル料からなる「クラウドサービス」、顧客からの要望に基づくカスタマイズやクラウドサービスの導入支援からなる「開発・導入サービス」及びクラウドサービスで顧客が利用する機器やサプライ品(ラベル等)の販売を行う「機器販売サービス」に区分しております。 各サービス区分に応じた収益の獲得内容及び提供製品は以下のとおりであります。 サービス区分   収益獲得内容   提供製品等 クラウドサービス   倉庫在庫管理 システム   1.荷主が利用する場合月額固定利用料2.3PL企業が利用の場合・月額利用料が荷主毎に発生・月額利用料は出荷量従量制又は固定利用料(選択制)   ロジザード ZERO 3.ハンディターミナルレンタル料金利用するハンディの本数による従量課金   機器レンタル 店舗在庫管理 システム   ・月額固定利用料・店舗数に応じた課金   ロジザードZERO-STORE OMO支援システム   ・月額固定利用料・外部接続システム課金   ロジザード OCE 他社の製品と連携した機能オプション   ・月額API接続固定利用料又は月額従量に合わせた利用料    製品連携オプション 開発・導入サービス   1.開発サービス標準機能以外で顧客ニーズに基づくソフトウエアの開発業務、受託帳票開発及びデータ連携開発などの受託開発2.導入コンサルティングサービスSEを派遣し、顧客の利用開始を支援するサービス   クラウドサービスの設計・開発サービス及び導入支援オプション 機器販売サービス   バーコード管理をするため商品に貼付するバーコードラベルを発行する専用プリンターなどの仕入販売   システム機器 上記ラベルなどのサプライ品販売   サプライ品 (4) 事業の系統図
経営方針・対処すべき課題6,663字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 基本方針 当社は、社会における存在意義を「ITサービスにより安全な物流環境を実現させること」と定め、以下の「経営理念」、「社是」、「社訓」の実践を通じて物流の課題解決に取り組んでおります。現在、「経済の血液」とも称される物流の現場では深刻な労働力不足、「2025年の崖問題」と言われる古い技術基盤システムのブラックボックス化といった課題に直面しております。当社では創業以来の安定したSaaS型WMSシステムの提供に加え、他社システム、物流ロボット並びにマテハン機器との自動連携による省人化・自働化により、これらの課題に対処する事で事業成長を図るとともに、持続可能な社会の実現に取り組んでおります。 <経営理念> 創造と革新の物流ITサービス <社是> 知恵と知識を共有する世界に開かれた情報システムを作ろう。 先進の物流システムと安心サービスで安全な物流環境を作ろう。 次世代のソフトウエア開発に創造と革新の精神で取り組もう。 <社訓> ① 出荷絶対 お客様の出荷は絶対である。お客様、ましてや荷物を待つ人に迷惑をかけることがあってはならない。 ② 不断至上 お客様に待つという作業をさせてはならない。お客様の作業が進むようあらゆる手を尽くせ。 ③ 連鎖連結 自己完結主義は棄てよ。お客様、お取引先、製品の全てを大量に連鎖連結するよう知恵をしぼれ。日日より大きく繋げようとする努力こそが己と社業を大きくする。 ④ 服務光速 技術、営業、間接とも社業の全てが顧客サービス。己の仕事は1日でも早く完了せよ。後行程への余裕の確保が真のサービスを実現すると心得よ。 ⑤ 表明大義 それがよさそうなら上下なく表明せよ。自ら機会を作り出し協力を求め、素早く実現への道を開け。 ⑥ 本質求道 顧客の要求の本質を追求し製品とサービスに反映せよ。それは先に繋がるのか、差別化できるのか問いつづけよ。本質的仮説は手間と費用をかけても世に証明するのが我が社の責務と心得よ。 (2) 経営戦略 当社の今後の経営戦略は、以下のとおりであります。 ① 製品戦略 当社は、製品をご利用いただく倉庫業および3PL事業者における深刻な人手不足という業界課題に対し、物流ロボットとの連携およびRFID技術への対応を進めるとともに、荷主向け業務アプリを提供する外部事業者とのデータ連携強化を推進しております。これにより、当社製品・サービスの機能的価値を向上させるとともに、顧客の省力化・自動化ニーズへの対応を図ってまいりました。 今後も、他社製品との連携拡充を通じた利便性の向上と、多様化する物流現場への対応力強化を目的とした新技術の研究開発に取り組んでまいります。 実店舗を有する小売業においては、オンライン販売の強化と消費者ニーズの多様化に対応すべく、実店舗とオンライン双方での販売体制の構築が進められており、当社製品への期待も増加しております。これを受け、当社ではOMO在庫管理支援サービスの提供と浸透を通じて、業界課題の解決に向けた支援を強化しております。 また、企業のDX推進に際し、既存システムの老朽化およびメンテナンス可能な技術人材の不足による、いわゆる「2025年の崖」問題への懸念が高まっております。当社では、創業以来培ってきたSaaS型サービスの提供実績を活かし、安定かつ柔軟なシステム移行支援を通じて、当該市場ニーズへの的確な対応を進めてまいります。 ② 販売戦略 新規顧客獲得のための効果的な企業・サービスの営業活動は、WEB中心での認知施策を進めつつ、当社の得意とするオフラインでのセミナー開催や展示会への出展、またユーザー向けイベントなどを活発に行います。サービスを利用中のお客様と一層のリレーションシップ強化を図るだけでなく、利用を検討中のお客様にも、これまでに開発したオプションサービスや連携サービスなどの利便性をダイレクトに伝える機会を増加させることで、更なるアカウントの増加やアップセルを実現してまいります。 また、外部企業等との協力体制の強化施策として、製品連携パートナーとの共同プロモーションを促進するほか、ビジネスの相乗効果を求める販売店及び販売代理店の増加施策を進めております。 ③ 人材戦略 当社は、持続的な企業成長の実現に向けて、引き続き新規採用の強化ならびに教育・研修を通じた人材の育成に取り組んでおります。人材の定着およびエンゲージメント向上を目的として、経営理念・社是・社訓への理解を深め、企業ミッションの遂行に資する体制構築の一環とした新人事制度の運用を開始いたしました。これにより、従業員が業務や各種研修等を通じて蓄積した知識・技能・経験を、タレントマネジメントシステムにて一元的に管理し、キャリア形成支援と適材適所の人材配置の最適化を推進しております。 また、当該制度の導入に伴い、合理的な評価プロセスに基づく報酬体系を整備し、ベースアップの実施および福利厚生の向上を図ることで、従業員の働きがいの最大化と企業競争力の強化につなげてまいります。 ④ 海外戦略 当社は、東アジアおよび東南アジア地域を対象に、現地代理店を通じたサービス提供体制を構築しております。各国のビジネス環境に即した柔軟な対応を可能とするため、代理店に対しては営業支援および継続的な教育・育成支援を当社スタッフが直接実施する体制を整備しております。 昨今では、オンラインツールの活用による業務効率化を進めており、複数国にまたがるスタッフによる混成プロジェクトチームの組成を通じて、提案活動および納品業務の迅速化・品質向上に取り組んでおります。これらの取り組みにより、現地ニーズに応じた高付加価値なサービス提供と、持続的な海外展開の基盤強化を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、クラウドサービスの継続的な拡大を通じて企業価値を向上させていくことを経営目標としております。当該目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高及び経常利益率としております。 2026年6月期の個別業績目標指数は、売上高は前期比12.1%増となる2,439,996千円となりますが、業務効率化のためのAIの導入、業務プロセス改革の実施及び人財教育等の人的資本への投資に取り組むため、経常利益は同13.0%減となる356,315千円、経常利益率14.6%であります。また、2025年6月の月間のクラウドサービス売上は、148,756千円でしたが、これを12.3%増となる167,054千円まで積み上げてまいります。 (4) 経営環境 小売業販売額は、経済産業省「商業動態統計速報」では引き続き増加基調が継続しております。しかしながら総務省発表の家計調査では、実質消費支出は低迷が継続している状況です。どちらも物価高がその主因であると推測しております。今後は商品の選択基準が厳格化することに加え、購入の利便性やオンラインの合理性が重視されると想定しております。またこうした機能の具備にあたり、「約8割の企業において、利用しているシステムが老朽化」※し、対応できない事態に直面しているため、小売業界は積極的にシステムリプレイスを伴ったスマート化投資を進めると推測しております。 その一方、物流業界は慢性的な人手不足が解消せず、特にトラックドライバーの不足は深刻です。働き方改革関連法の時間外労働の上限規制もあいまって、ついにはモノが運べなくなり経済活動全般に悪影響が及ぶと全ての産業から社会課題と認識され憂慮されており、適切なソリューションが求められております。 ※出典 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会、2023年度「デジタル化の進展に対する意識調査」 (5) 優先的に対処すべき事業の課題 ①「物流のサステナビリティ」への貢献 以下に掲げる課題は、いずれもIT技術によって相当部分の解決が可能と考えております。当社は、これらに応えるサービスの提供を行うと同時に、成長とリスクに対応できる組織体制を構築して取り組んでまいります。 イ.物流作業の省力化・自動化の実現 少子高齢化を背景とした労働人口の減少に伴い、従来人手に依存していたハンドリング(※1)業務の省力化・自動化ニーズが急速に高まっております。 こうした環境変化を踏まえ、当社ではRFIDや画像認識等の先進的な認識技術の製品への導入を積極的に推進しております。これにより、複数商品情報の迅速かつ正確な処理の一括化が可能となり、在庫管理業務の効率性向上に貢献しております。さらに、ロボットやマテハン(マテリアルハンドリング機器)等の物流機器とのシームレスな連携や、上位基幹システムおよび周辺システムとの標準データ連携の整備を通じ、企業のDX推進を支援する高度な在庫ハンドリングソリューションの提供体制を構築しております。 今後も、人手不足という社会課題に対応しつつ、高い生産性・操作性・柔軟性を兼ね備えたサービス展開を加速し、物流現場の効率化に貢献してまいります。 ロ.適用可能業種の拡大 当社では、これまで主要顧客である流通業・Eコマース事業者向けの機能強化に継続的に取り組んでまいりましたが、今後はこれらに加え、企業間取引(BtoB)における物流分野への機能提供の拡大を積極的に推進してまいります。 従来、企業間物流分野では業界慣習に基づいた硬直的な業務運用が多く見られましたが、近年ではクラウドベースへのリプレイスおよびデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の機運の高まりを背景に、当社への新たな引き合いが急増しております。当社では、こうした市場の変化を好機と捉え、柔軟かつ高度なクラウドサービスの開発と提供体制を強化することで、企業間物流の課題解決および業務効率化・可視化を支援する先進的なソリューション展開を図ってまいります。 ハ.出荷データの活用による輸配送の効率化 物流業界においては、「2024年問題」(※2)ならびに「ラストワンマイル(※3)問題」への対応が喫緊の課題となっており、これらは慢性的な人手不足に起因する深刻な労働負荷の増加を引き起こしています。また、トラックの貨物積載率の向上およびドライバー単位あたりの輸送量増加の必要性に対しては、大手企業による「共同配送」などの取り組みが一部進展しているものの、本質的な課題解決には至っていない状況と認識しております。 当社では、これら課題の抜本的な解決に向けて、複数企業の仕向け先単位(※4)での貨物情報を活用した効率的な混載(※5)物流の実現が重要であると考えております。その起点として、当社が提供する在庫管理システムによる貨物情報の精緻な取得・管理が果たす役割は非常に大きく、今後も引き続き、IoT(※6)などの先端技術を活用しつつ、配送システムとの連携を可能とするデータ提供・活用を推進してまいります。 二.在庫データの活用によるOMOの実現 昨今、Eコマースとリアル店舗が融合したオムニチャネル型マーケティングの進展に伴い、消費者にとって「必要な商品が、いつ・どこで・どれだけ手に入るか」といった付加価値を伴った在庫情報の重要性が高まっております。 こうした市場ニーズに応えるべく、当社ではこれまでに培ってきた場所別在庫管理に関する知見と、クラウドサービスの特性を活かしたリアルタイムでの在庫情報更新機能を組み合わせ、倉庫のみならず店舗等における在庫引当・出荷機能の提供に加え、効率的な在庫配置に向けた提案機能を兼ね備えた付加価値型在庫情報サービスの展開を目指しております。 今後も、サプライチェーン全体の可視化と在庫最適化を通じて、顧客満足度および事業収益性の向上に寄与するサービス拡充に努めてまいります。 ② 人的資本への投資による人材の確保・育成 イ.人的資本への投資 当社サービスの顧客価値は、物流領域に精通した専門性の高い人材の積極的な関与によって最大化されるものと認識しております。そのため、当該人材の質および量の確保は事業成長を支える基盤であると同時に、当社が掲げる「安心・安全な物流環境の提供」という企業理念の実現に向けた最重要課題の一つと位置付けております。 こうした認識のもと、当社では優秀な人材の採用と育成への投資を重要な先行投資と捉え、将来的に業界を牽引しうる高度な専門性を備えた人材の育成支援を継続的に実施してまいります。加えて、社員一人ひとりの成長機会の提供とキャリアパスの設計を通じて、スキルの高い競争力のある人材基盤の構築に努めてまいります。 ロ.働く環境の整備への投資 当社では、社員が安心して能力を発揮できる職場環境の整備が、持続的な企業成長の根幹であると認識しております。 これまでにリモートワーク制度の導入をはじめ、柔軟な働き方の推進に取り組んでまいりましたが、これにとどまらず、今後も長期的な視点に立った働きやすい環境づくりの継続的な推進を図ってまいります。 具体的には、社員一人ひとりの価値観やライフステージに配慮した多様な働き方の整備を進めるとともに、結婚・出産・育児・介護等のライフイベントを積極的に支援する制度構築に取り組み、働きがいのある企業文化の醸成に努めてまいります。 ③ 事業リスクの軽減 イ.サイバーセキュリティへの対応 昨今、国内外で頻発するサイバー攻撃や情報漏えい事案を背景に、企業活動におけるサイバーセキュリティの確保が一層重要な経営課題となっております。 当社は、インターネットを基盤としたクラウドサービスを提供する企業として、サイバーセキュリティの維持・向上は企業の存続およびサービスの安定提供に不可欠な要素と位置付けております。 今後も継続して、巧妙化・過激化するサイバー攻撃等に対応するための技術的な投資の強化に加え、社内における情報管理体制の見直しや運用面での改善を図ることで、堅牢かつ安全なサイバーセキュリティ管理体制の構築・維持に取り組んでまいります。 ロ.機器・デバイスの流通の滞りによる機会損失リスクの回避 近年の地政学的リスクの高まりを受け、各産業分野においてサプライチェーン(※7)の再構築・見直しが進展しております。当社が提供する機器・デバイスにおいても、製造者からの部材・製品供給に影響が及ぶ可能性があり、事業活動ならびに売上への波及リスクが顕在化する状況となっております。 こうした環境下において、当社では製造者との綿密な連携体制を維持・強化しながら、供給状況の変化に対する早期把握および適切な対策を講じることで、安定的な製品提供と収益構造の確保に努めてまいります。 ※1:ハンドリングとは、物をつかんで移動させる行為のことです。 ※2:2024年問題とは、2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、これまでより労働時間が短くなることで輸送能力が不足するなどの社会問題のことです。 ※3:ラストワンマイルとは、商品が最寄りの配送センターから顧客への配達地点まで移動する道のりのこと、つまり荷物受け渡しまでの最後の区間を指します。 ※4:仕向け先単位とは、貨物を配達する方面や場所などの単位のことです。例えば、東京から大阪へ貨物を配達する場合は、大阪を仕向け先と表現し、輸送は貨物を仕向ける行為とその物量によって車両が手配されます。 ※5:混載とは、特定の同じ地域や、同じ方面へ複数の荷主のもつ多くの貨物をひとつの輸送車両等に積み合わせて輸送することです。 ※6:IoTとは、「Internet of Things」の略称で、センサーによって取得したモノの情報を、インターネットを通じてクラウドサーバーに蓄積し、蓄積された情報の分析結果を、人やモノへフィードバックすることで相互に制御を実現する仕組みのことです。 ※7:サプライチェーンとは、商品や製品が消費者の手元に届くまでの、調達、製造、在庫管理、配送、販売、消費といった一連の流れのことです。
事業等のリスク3,882字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項を以下に記載しております。 当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項目以外の記載内容も併せて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (1) 事業内容及び経営成績の変動に関するリスクについて ① 技術革新について 当社はインターネット関連技術をベースにクラウドサービスを提供しておりますが、新技術の開発やそれらを利用した新サービスの導入が相次いで行われており、AIを始めとするIT技術やインターネット関連技術の環境の変化が激しくなっております。このような状況の中、当社では新技術及び新サービスの開発を継続的に行うとともに、優秀な人材の育成・確保に取り組んでおりますが、環境変化への対応が遅れた場合は、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合他社による影響について 当社は、在庫管理システムと物流サービスを顧客ニーズに合ったクラウドサービスで提供することで顧客満足度を高めることに努めておりますが、当社の事業への新規参入の技術的な障壁は必ずしも高いものとは言えず、資金力、ブランド力を有する大手企業をはじめとする競合他社の参入による価格競争の激化、および、顧客訴求力のより高いサービス提供が行われた場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 受注開発等の成否について 当社は、ソフトウエアのカスタマイズ、機能追加等を顧客から受注しております。また、適正な見積りやプロジェクト管理の徹底を図り、効率的なシステム構築及び開発を目指しております。しかしながら、納入後の不具合の発生、顧客からの開発案件の仕様変更・追加要求の発生等、工数の追加、開発途上の不測事態の発生等により採算が悪化した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ クラウドサービスの販売管理について 当社のクラウドサービスについては、取引量が多く、かつ、契約内容が頻繁に変更されることが多くありますが、当該変更内容の販売管理システムへの登録及び削除は手作業によって行われております。内部統制の整備及び運用は行っておりますが、売上高の基礎データの入力を誤った場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 機器等の調達について 当社は、機器等の調達を行っております。半導体等の原材料の供給不足により機器の入手が困難となること、機器納期が長期化すること又は機器の仕入価格が高騰する等の想定外の要因により、調達予測が不透明となり、機器を調達することが困難になるリスクがあります。リスクが顕在化した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ システム障害について 当社は、インターネットを利用してクラウドサービスを提供しておりますが、一時的なアクセス集中によるサーバー負荷の増加、ハードウエア及びソフトウエアの不具合、人為的ミス、コンピュータウィルス、自然災害、事故、サイバー攻撃等により、システム障害が生じる可能性があります。当社はこうした障害の発生に備え24時間監視体制、並びにシステムの安定稼動を確保するための対策を実施しております。しかしながら、システム障害が発生し、サービス提供に支障が生じた場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ ソフトウエアの瑕疵について 当社は、クラウドサービスを提供する際に、高品質を確保するため、開発部門において検査体制を構築し、十分な品質検査を行っております。また、ソフトウエアの瑕疵や不具合などが発生した場合には、当社の顧客に告知し、直ちに修正したものを提供できる体制を採っております。しかしながら、当社が販売するソフトウエアに重大な瑕疵や不具合が発生した場合には、修正に時間を要し、その間当社の製品サービス等の提供ができなくなり、また、損害賠償の請求が発生するなど、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 人材の獲得・育成について 当社の事業拡大におきましては、物流分野の業務知識を有したIT技術者の育成・確保が不可欠であります。また、事業拡大を支えるため、システムエンジニアや営業人材も充実させる必要があります。当社は、今後とも、社内での人材育成に努めつつ、積極的に優秀な人材の育成・採用等を進め、社員のエンゲージメントの向上と組織の活性化及び定着化を図る方針であります。しかしながら、人材の採用又は社内の人材教育が計画通りに進まない場合や、当社の業務について重要な役割を担う人材が社外に流出した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 関連法規について ① 知的財産権について 当社は、当社製品による第三者の知的財産権の侵害は存在していないと認識しております。しかしながら、当社が事業の展開を進めている各国において成立している特許権や著作権などの知的財産権を全て検証し、正確に把握することは困難です。このため、当社製品に現在利用している技術が第三者の取得している特許権、著作権などの知的財産権を侵害する可能性を完全に否定することができません。このような事態が発生した場合には、当社の信用の低下、損害賠償請求、当社製品の全部あるいは一部の販売差止等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制について 当社の在庫管理システム事業において、事業の継続に直接的に著しい重要な影響を及ぼす法規制はないものと認識しておりますが、今後インターネットの利用者及び事業者を規制する法令等に抵触するような事態が発生した場合には、当社の信用が低下し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、インターネット及び電子商取引を直接対象とした法規制は限定的であり、主に他の一般法規が準用されておりますが、今後、インターネットや電子商取引を対象とした法規制の整備が進むものと予想されます。将来的に、インターネット及び電子商取引並びにこれらに関連する事業者を対象とする法規制が制定された場合は、当社事業の一部が制約を受ける可能性があります。 ③ 個人情報の保護について 当社は、インターネット関連技術クラウドサービスを提供するにあたり、取引先及び荷主等の個人情報を取扱っております。そのため、当社は「個人情報の保護に関する法律」(以下「個人情報保護法」という。)が定める個人情報取扱事業者として、個人情報保護法上の義務を遵守しております。また、プライバシーマークを取得しており、当社の「個人情報保護方針」に沿って、個人情報保護マネジメントシステムを整備し、従業員に対する個人情報保護に関する意識の向上を図り、個人情報の漏洩に対し防止策を講じております。 しかしながら、外部からの不正アクセス、システム運用における人的過失、従業員の故意等による個人情報の漏洩、消失、不正利用が発生した場合、信用の失墜を招き、更には損害賠償の対象となることも考えられます。そのような場合は、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他 ① 新規事業について 当社は、今後も顧客のより広い事業ニーズへの対応と収益源の多様化を実現するために、積極的に新規サービスに取り組んでいく方針であります。市場性や採算性などを検討した上でサービスの事業運営を行っていく予定でありますが、その立ち上げには先行投資として人的資本投資や研究開発又は設備投資等が発生する可能性があります。また、市場環境の変化や不測の事態により計画が実現できない場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 感染症の拡大に関するリスク 当社は、感染症等が流行した場合に備え、在宅勤務やリモートワーク等を可能とする勤務体制や環境等の整備を継続しています。しかしながら、感染症の拡大により、営業活動や納品活動等に支障が生じた場合には、当社の業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 ③ インフレに起因するコスト上昇のリスク インフレ等により、原材料・燃料等のコスト上昇が顕著となっておりますが、一層のコスト上昇が生じた場合は、サービス提供に係るコストも影響を受け、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 世界的なデカップリングの影響 世界各地で、国家間の対立・分断が発生しております。一部でデリスキングの動きも見られますが、デカップリングが更に深刻化した場合は、サプライチェーンへの影響ならびにサービス提供地域の見直しなどにより、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 後継者の育成について 当社の持続可能な発展には、経営者並びに幹部社員等の育成が重要であると認識しております。当社は任意の指名・報酬委員会で後継者の育成について検討を進めているほか、社是・社訓をベースとした人材ビジョンを設定、仲間と共に物流業界の課題解決に対応する事で、事業も従業員もともに成長出来るよう取り組んでまいります 。しかしながら、後継者候補人材の流出や育成が適切に進まなかった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,664字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①  財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、賃上げ・減税等の経済支援策の効果により一時的な回復の兆しが見られましたが、年後半には米国の通商政策の変動や継続的な物価高の影響を受け、実質賃金のマイナス推移による個人消費の停滞が顕著となっております。こうした状況を背景に、今後の経済の先行きは引き続き不透明な状況が継続しております。 また、物流業界においても物価上昇が貨物量の予測を困難にする環境が続いております。そのような中でも、当業界では慢性的な人手不足の解消に向けた対策として、作業生産性の向上に寄与する技術導入を図り、2024年問題への対応の取り組みを進めています。 このような環境下、当社は、①BtoBに広がるWMSニーズ、②人手不足を解消する自動化トレンド、③店舗のスマート化とオンラインとの融合等の取り組みを行ってまいりました。 この結果、当事業年度の業績は、売上高2,177,041千円(前年同期比10.1%増)、営業利益408,053千円(前年同期比17.8%増)、経常利益409,662千円(前年同期比18.3%増)、当期純利益283,173千円(前年同期比12.1%増)となりました。 なお、当社は、在庫管理システム事業を単一セグメントとしているため、セグメント別の記載を行っておりません。サービス別の業績については、以下のとおりであります。 (クラウドサービス) 当サービスにおいては、新規取引先の増加などにより順調に推移し、当事業年度における売上高は1,723,784千円(前期比10.2%増)及び売上総利益1,092,295千円(前期比17.0%増)となりました。 (開発・導入サービス) 当サービスにおいては、大型案件及び既存取引先からの継続案件の受注があったことにより、当事業年度における売上高は365,479千円(前期比15.2%増)となりました。しかし、開発案件の複雑さによる工数の増加により売上総利益81,095千円(前期比21.4%減)となりました。 (機器販売サービス) 当サービスにおいて、前期に大型案件の機器の販売があったことにより、当事業年度における売上高は87,778千円(前期比8.7%減)及び売上総利益34,752千円(前期比14.7%減)となりました。 ②  キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前事業年度に比べ169,655千円増加し、1,707,231千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は437,196千円(前年同期比24.5%増)となりました。これは主に税引前当期純利益408,763千円及び減価償却費103,628千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は217,266千円(前年同期比6.4%減)となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出214,463千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は50,273千円(前年同期比42.3%増)となりました。これは主に配当金の支払による支出51,353千円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.  生産実績 当社は、生産に該当する事項が無いため、生産実績に関する記載は行っておりません。 ロ. 商品仕入実績 当事業年度の商品仕入実績は、次のとおりであります。なお、当社は在庫管理システム事業を単一セグメントとしているため、サービス別に記載をしております。 サービス区分   仕入高(千円)   前年同期比(%) 機器販売サービス   53,470   △4.2 合計   53,470   △4.2 (注) 1.金額は、商品仕入高によっております。 2.主な商品仕入は、ハンディターミナル及びラベルプリンターなどであります。 ハ. 受注実績 当事業年度の受注状況は、次のとおりであります。なお、当社は在庫管理システム事業を単一セグメントとしているため、サービス別に記載をしております。 サービス区分   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 開発・導入サービス   299,757   △19.2   86,983   △43.0 合計   299,757   △19.2   86,983   △43.0 ニ. 販売実績 当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社は在庫管理システム事業を単一セグメントとしているため、サービス別に記載をしております。 サービス区分   販売高(千円)   前年同期比(%) クラウドサービス   1,723,784   10.2 開発・導入サービス   365,479   15.2 機器販売サービス   87,778   △8.7 合計   2,177,041   10.1 (注) 1.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する販売実績の割合が100分の10以上の相手先が存在しないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ. 経営成績等 a.財政状態 (資産の部) 当事業年度末における総資産の残高は、前事業年度末に比べて319,838千円増加し、2,576,516千円となりました。 当事業年度末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べて188,258千円増加し、2,048,400千円となりました。この主な要因は、売掛金を回収したことにより現金及び預金が増加したことによるものであります。 当事業年度末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べて131,579千円増加し、528,115千円となりました。この主な要因は、「ロジザードZERO」の基本機能及びバージョンアップ機能追加によるソフトウエアが増加したことによるものであります。 (負債の部) 当事業年度末における負債の残高は、前事業年度末に比べて67,934千円増加し、399,774千円となりました。この主な要因は、賞与の増加により未払費用及び利益増加による未払法人税等が増加したことによるものであります。 (純資産の部) 当事業年度末における純資産の残高は、前事業年度末に比べて251,903千円増加し、2,176,741千円となりました。この主な要因は、当期純利益の計上により利益剰余金の増加があった一方、配当金の支払いがあったことによるものであります。 b.経営成績 (売上高) 当事業年度における売上高は、前事業年度より199,566千円増加(前年同期比10.1%増)し、2,177,041千円となりました。主な要因は、クラウドサービスの取引先の新規獲得による増加があったことによるものであります。 (営業利益) 当事業年度における売上原価は、従業員数の増加及び賃金改定により人件費の増加、サイバーセキュリティ対策の費用の増加、及び「ロジザードZERO」の基本機能及びバージョンアップ機能追加によるソフトウエアが増加し、減価償却費の増加がありました。この結果、前事業年度より68,944千円増加(前年同期比7.7%増)し、968,898千円となりました。 当事業年度における販売費及び一般管理費は、従業員数の増加による給与の増加、及び人材教育の研修費用の増加がありました。この結果、前事業年度より69,021千円増加(前年同期比9.4%増)し、800,089千円となりました。 当事業年度における営業利益は、粗利率の高いクラウドサービスの増加により前事業年度より61,600千円増加(前年同期比17.8%増)し、408,053千円となりました。 (経常利益) 当事業年度における営業外収益は、主に短期定期預金の利息による受取利息1,439千円、営業外費用は、主に外貨建取引による為替差損53千円がありました。この結果、経常利益は、営業利益の増加も含め、前事業年度より63,300千円増加(前年同期比18.3%増)し、409,662千円となりました。 (当期純利益) 法人税、住民税及び事業税及び法人税等調整額は125,590千円となり、当期純利益は、前事業年度より30,638千円増加(前年同期比12.1%増)し、283,173千円となりました。 c.キャッシュ・フローの状況の分析 当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度末のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、「ロジザード ZERO」等のクラウドサービスに係るソフトウエア開発の強化などのための資金及びサーバー等の設備投資であります。 資本の財源及び流動性については、事業活動に必要な資金を安定的に確保することを基本としております。 短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金を基本としているものの、金融機関からの長期借入等についても柔軟に対応することとしております。 なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、1,707,231千円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 注記事項(重要な会計方針)」に記載されているとおりであります。財務諸表の作成に当たっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (受注損失引当金) 当事業年度末において、損失の発生が見込まれる受注契約について将来の損失に備えるため、その損失見込額を計上しております。しかしながら、システム開発作業の不具合や遅延により、当初の予定費用を著しく超過した場合、受注損失又は追加の引当金計上が必要となる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。