概要
TOブックスは、小説・コミックスの編集・制作からアニメ・舞台・映画・グッズ展開までを一貫して手がけるIP創出・展開企業である。2014年5月に東京都渋谷区で設立され、2026年2月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。2026年4月期の売上高は118億円、従業員数は149人。WEB小説を起点にした作品発掘と、社内の編集・音響・プロデュース機能を連動させたメディアミックス戦略を特徴とする。
IP創出から展開までを内製化する単一セグメント
当社は報告セグメントを「IP創出・展開事業」の単一セグメントとする。小説・コミックスの編集・制作(紡ぐ機能)と、アニメ・舞台・映画・音声コンテンツ・グッズ・イベントへの展開(届ける機能)を社内に保有し、作品ごとに最適なメディアミックスを企画・実行できる体制を構築している。この一貫プロデュースにより、原作の企画段階から将来の展開を見据えたキャラクター設計が可能となり、世界観を損なわずに複数メディアへ展開できる点を競争優位性としている。2026年4月期の売上高は11,795,979千円(前期比25.1%増)で、営業利益は1,984,672千円と急成長した。
収益の三本柱:書籍・メディア・グッズイベント
当社の収益は大きく三つの領域で構成される。第一に書籍関連で、ライトノベル、コミックス、文庫、ジュニア文庫、絵本などを紙と電子の両方で展開する。電子書籍は取次や直接配信を通じて販売され、主力作品の「本好きの下剋上」シリーズが長期的に売上を牽引している。第二にメディア関連で、TVアニメ、映画、舞台、ドラマCD、オーディオブックなどを含む。アニメ化は書籍販売の増加に直結し、2025年夏の『水属性の魔法使い』は12の配信プラットフォームでランキング1位を獲得した。第三にグッズ・イベントで、公式オンラインストアやPOP UP SHOP、コラボカフェなどを運営し、ファンとの直接的な接点を形成している。
WEB小説発掘と複数段階の評価でヒットを量産
当社は主に無料の小説投稿サイトに掲載されたWEB小説を起点に作品を発掘する。書籍化の判断は閲覧数や評価に加え、編集者による内容評価、コミカライズ適性、自社サイトでの読者反応などを総合的に勘案して行う。このプロセスにより、個々の編集者の勘に頼らず再現性のある作品創出を実現している。2026年4月期において、12ヶ月の電子書籍売上高が1,000万円を超える主要IP数は91に達し、前年の81から増加した。これらのIPは継続的な読者基盤を持ち、コミカライズやメディア展開の可能性を有している。
ファン直接接点とデータフィードバックの循環
当社は公式オンラインストアと公式Web漫画サイト「コロナEX」を通じて、読者と直接つながる販路を持つ。これにより、書店やプラットフォーム経由では把握しづらい購買行動やファンの反応を収集し、次巻の制作やグッズ企画、イベント展開に反映させている。例えば特典付き商品や限定グッズの販売、POP UP SHOPの開催などがこれにあたる。オンラインとリアル双方の接点を活用することで、作品の魅力を長期的に高め、ファンのLTV(顧客生涯価値)の最大化を図っている。2026年4月期の販売実績では、主要な販売先として株式会社メディアドゥ(21.4%)、株式会社カカオピッコマ(13.7%)などが挙げられる。
業界の中での役割はコンテンツプロデューサー(IP創出・メディアミックス企画)。出版社としての機能に加え、音響制作やイベント企画も自社で行う。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01出版(書籍・電子書籍)主力
ライトノベル、コミックス、文庫、ジュニア文庫、絵本等を出版。主にWEB小説を原作とし、紙・電子の両方で展開。書籍販売は取次を通じて書店へ、電子書籍は各電子書店へ配信。自社オンラインストアでは特典付き商品も販売。
独自のIPプロデュース型モデルにより、従来型出版社と差別化。
- ライトノベル
- WEB小説を書籍化した小説で、挿絵や書き下ろし特典を付けて展開。
- コミックス
- 小説をコミカライズした漫画。原作ファンに加え、新規読者層への入口ともなる。
- 文庫・ジュニア文庫
- 携帯に便利なサイズの書籍。若年層向けの文庫も展開。
- 絵本
- 子供向けの書籍。イラストを主体とした内容。
02メディアコンテンツ(アニメ・映画・舞台・音声)準主力
自社IPのTVアニメ化、映画化、舞台化、ドラマCD、オーディオブック等のメディア展開を企画・製作。製作委員会の幹事としてプロデュースする方式とライセンスアウト方式を使い分け、作品特性に応じた展開を行う。社内の音響制作チームによる制作が強み。
- TVアニメ
- 自社IPをアニメ化。製作委員会方式で制作に関与。
- 映画
- 自社IPを映画化。劇場公開を企画。
- 舞台
- 自社IPを舞台化。ライセンスアウトと自社主催の両方で展開。
- ドラマCD
- 音声ドラマを収録したCD。人気声優をキャスティング。
- オーディオブック
- 小説を朗読した音声コンテンツ。聴覚での楽しみを提供。
03グッズ・イベント・デジタル配信副次
キャラクターグッズの企画・販売、POP UP SHOP、コラボカフェ等のイベント開催、公式Web漫画サイト「コロナEX」でのコミック配信を行う。ファンとの直接接点を活用し、購買行動データを次回作や展開に反映。
- キャラクターグッズ
- アクリルスタンド、ポストカード、文具等のアニメ・キャラクターグッズ。
- コロナEX
- 公式Web漫画サイト。当社作品を無料・有料で配信し、読者データを収集。
製品と技術
ライトノベルとコミックスを核とした書籍事業
当社の書籍事業は、主にWEB小説を原作とするライトノベルを中心に、コミカライズ作品、文庫、ジュニア文庫、絵本などで構成される。ライトノベルは書き下ろし特典や追加エピソードを付加して紙・電子両方で販売し、コミックスは原作ファン層に加え新規読者への入口として機能する。紙書籍は取次を通じて全国の書店に、電子書籍は取次または各電子書店へ直接配信される。代表的なシリーズとして「本好きの下剋上」(ライトノベル・コミックスともに長期販売)、「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。」(2024年ランキング1位)などがある。2026年4月期の生産高は32.2億円(前期比8.8%増)である。
TVアニメ・映画・舞台を自社プロデュースするメディア事業
メディア関連事業では、作品の特性に応じてTVアニメ、映画、舞台、朗読イベント、ドラマCD、オーディオブックなどを展開する。アニメ化は製作委員会の幹事として自社がプロデュースする方式と、ライセンスアウト方式の両方を採る。社内の音響制作チームがドラマCDやオーディオブックを制作し、人気声優のキャスティングが可能な点が強みである。これにより、音声コンテンツからアニメ・舞台へのファンの移行がスムーズになる。2025年にはTVアニメ『水属性の魔法使い』が12の配信プラットフォームで1位を獲得し、2026年4月には『本好きの下剋上』第4期が放送開始された。また、舞台版『本好きの下剋上』は2024年に東京・大阪で公演された。
ファンと直接つながるグッズ・イベント事業
当社はアクリルグッズ、ポストカード、文具などのキャラクターグッズを企画・販売し、公式オンラインストア限定商品や特典企画を通じてファンとの関係性を深めている。また、POP UP SHOP、コラボカフェ、展示イベント、書店フェアなどを継続的に実施し、オンラインとリアルの両方で接点を形成している。公式Web漫画サイト「コロナEX」ではコミック配信と同時に読者行動データを取得し、グッズ企画やメディア展開に活用する。図書館などの公共機関との連携企画も行っており、作品の枠を超えたファンコミュニティの育成を図っている。
WEB小説発掘からメディアミックスまでを統合するIPプロデュース体制
当社の技術的な核心は、WEB小説発掘から編集・コミカライズ、さらに音声化・アニメ化・舞台化・グッズ化までを一気通貫でプロデュースする体制にある。小説投稿サイトのデータ(閲覧数、評価)に加え、自社編集者による内容評価、コミカライズ後のSNS反応、書籍販売動向、自社サイトでの購買傾向など、複数段階の情報を総合的に判断して展開を決める。また、社内に音響制作チームを抱えることで、ドラマCDやオーディオブックの制作からアニメの音響受託までを内製化しており、外部の制作会社と連携しながらも主体的な企画が可能である。この統合プロデュースにより、単発のヒットに依存しない、持続可能なIP創出サイクルを実現している。
「本好きの下剋上」を軸とした長期運用IPの典型
当社の代表的なIP「本好きの下剋上」は、2015年のWEB小説連載開始後、2016年にコミカライズ、2019年にTVアニメ第1期、2020年に舞台化、2024年にミュージカル化と段階的にメディアミックスが行われた。2026年4月には第4期アニメが放送され、シリーズとして10年以上にわたって展開されている。このIPは「このライトノベルがすごい!」で殿堂入りし、複数の賞を受賞するなど、品質と人気が長期間維持されている。当社は同IPを一例として、ポートフォリオ全体で長期運用可能なIPを安定的に保有する戦略を取っており、2026年4月期には12ヶ月電子書籍売上1,000万円超の主要IPを91作品保有するに至っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 出版(書籍・電子書籍)独自のIPプロデュース型モデルにより、従来型出版社と差別化。
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
好調な成長と利益率改善、出版業界で存在感
TOブックスは情報・通信業に属し、出版関連の事業を展開していると推測される。同業他社としてVRAIN Solution、Cocolive、L is B、ソラコム、ハッチ・ワークが挙げられるが、いずれもデジタルサービス企業が多く、直接の競合は明確でない。売上高は2024年4月期87億円から2026年4月期118億円へ増加。営業利益率は2024年4月期が非開示、2025年4月期11.7%から2026年4月期16.95%へ改善しており、収益性が向上している。出版市場の縮小傾向の中で、デジタル活用やニッチ市場開拓により成長を維持。業界内では中規模ながら堅実な成長を見せる。
強み
- 営業利益率が11.7%から16.95%へ向上し、収益力強化
- 売上高が2024年4月期87億円から118億円へ拡大
- 2年間で30%以上の売上増を達成
- 出版分野でデジタル化やニッチ市場に強み
課題
- 出版市場全体が縮小傾向、需要確保が課題
- デジタル企業との競争が激化する可能性
- 特定分野への売上依存が高まるリスク
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がTOブックス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3683サイバーリンクス | 127億円 | 7.9倍 |
| 2 | 4389プロパティデータバンク | 125億円 | 17.4倍 |
| 3 | 332Aミーク | 124億円 | 14.1倍 |
| 4 | 3979うるる | 122億円 | 16.5倍 |
| 5 | 500ATOブックス | 121億円 | 9.3倍 |
| 6 | 3926オープンドア | 121億円 | — |
| 7 | 3918PCIホールディングス | 121億円 | 10.5倍 |
| 8 | 4284ソルクシーズ | 121億円 | 10.0倍 |
| 9 | 4439東名 | 120億円 | 10.4倍 |
| 10 | 3675クロス・マーケティンググループ | 120億円 | 14.6倍 |
| 11 | 4479マクアケ | 119億円 | 18.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
出版事業と劇場配給事業を譲受して創業
当社は2014年5月、東京都渋谷区神泉町に設立された。同年7月、株式会社ティー・オーエンタテインメントから出版事業および劇場配給事業を譲り受け、事業を本格化させる。同時に、DTP業務や電子化業務の内製化を目的として沖縄営業所を開設した。この譲受により、既存の出版ノウハウと配給網を引き継ぎ、出版と映像・舞台の両方を扱う企業としての基盤が形成された。創業から間もない段階で、後のメディアミックス展開の原型が作られたと言える。
「本好きの下剋上」コミカライズでコミックス事業に進出
2016年6月、当社は後に代表作となる「本好きの下剋上」のコミカライズ第1巻を発売し、コミックスレーベルの展開を開始した。WEB小説として人気を博していた同作の漫画版は、新たな読者層を取り込む役割を果たした。このコミカライズは、小説と漫画の両面からIPを育てる戦略の第一歩となり、以後、当社の作品展開の標準モデルとなる。2022年には「このライトノベルがすごい!2023」で殿堂入りを果たし、2023年には「ピッコマAWARD2023」ノベル部門を受賞するなど、同IPの価値は長期にわたって上昇し続けた。
アニメ事業と舞台製作への展開を開始
2019年3月にオーディオブックの提供を開始し、同年10月にはTVアニメ「本好きの下剋上」第1期の放送が始まった。これにより当社はアニメ事業に参入し、作品の認知度と販売を大きく押し上げる。さらに2020年3月には舞台「淡海乃海」を公演し、舞台製作の分野にも進出した。アニメと舞台という映像・実演のメディアを自社で手がけることで、IPの価値拡張手段が多様化した。これらのメディア展開は、書籍販売の増加に直結し、好循環を生み出す原動力となった。
沖縄支社化と本社移転、事業基盤を拡充
2020年5月、それまで沖縄営業所だった拠点を支社化し、DTP・電子化業務の内製能力を強化した。同年9月には本社機能を渋谷区神泉町から渋谷三丁目へ移転し、執務環境を拡充した。2025年3月にはさらに渋谷区桜丘町の渋谷サクラステージSHIBUYAタワーへ本社を移転し、現在に至る。これらの拠点整備は、事業規模の拡大に伴う人員増と業務効率化に対応するものである。支社化により沖縄での制作体制が強化され、コスト競争力の向上にも寄与した。
公式Web漫画サイト「コロナEX」で直接配信を開始
2022年4月、当社は公式Web漫画サイト「コロナEX」の運営を開始した。同サイトでは自社作品のコミックを配信し、読者行動データを取得することで、書籍・メディア展開との連動性を高めている。従来の取次や電子書店経由に加え、自社プラットフォームを通じた直接販路を得たことで、ファンとの接点が強化された。また、サイト上での購買傾向や反応を分析し、次巻の制作やグッズ企画に反映させるデータドリブンな運営が可能となった。
大型受賞とアニメ放送の継続でIP価値を確立
2023年から2025年にかけて、当社の主力IPが相次いで高い評価を得た。2023年11月には「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。」が「このライトノベルがすごい!2024」単行本・ノベルズ部門で1位を獲得。2025年5月には同作が「ピッコマAWARD2025」ノベル部門を受賞した。また、2025年1月からはTVアニメ「没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた」が放送開始され、同年7月には「白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます」と「水属性の魔法使い」の2本が同時期に放送されるなど、アニメ展開の本数が増加した。
上場と新たな資金調達、成長加速への布石
2026年2月、当社は東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。上場に伴い、公募増資などで約17.7億円の資金を調達し、財務基盤が強化された。2026年4月期の売上高は118億円(前期比25.1%増)、営業利益は20億円(同72.7%増)と急成長を遂げ、純資産は72.7億円に達した。上場後の同年4月には、代表作「本好きの下剋上」のTVアニメ第4期が放送開始され、引き続きIPの大型展開が続いている。上場による知名度向上と資金調達は、今後の海外展開や大型メディアミックス投資の原資となるとみられる。
設立から12年、単一セグメントで年商100億円超へ
当社は2014年の設立からわずか12年で、売上高100億円を超える企業に成長した。2022年4月期の売上高48億円から、2026年4月期には118億円と約2.5倍に拡大。同期間の当期純利益も6億円から13億円へと増加している。この成長を牽引したのは、単一セグメントであるIP創出・展開事業の効率的な運営と、ヒットIPの継続的な創出である。特に「本好きの下剋上」シリーズは、小説、コミックス、アニメ、舞台、ミュージカルと多角的に展開され、長期収益源として機能している。同社は今後もIPポートフォリオの拡大と海外展開を成長戦略に掲げている。
年表22件を開く
2010年代
- 2014年5月創業出版事業及び劇場配給事業を目的として、東京都渋谷区神泉町に当社を設立
- 2014年7月㈱ティー・オーエンタテインメントより出版事業及び劇場配給事業を譲受
- 2014年7月㈱ティー・オーエンタテインメントからの事業譲受に伴い、 DTP業務(Desktop publishing:文字入れやデザイン)や電子化業務の内製化を目的として、沖縄営業所を開設
- 2016年6月「本好きの下剋上」コミカライズ第1巻発売、コミックスレーベルの展開を開始
- 2019年3月オーディオブックの提供を開始
- 2019年10月TVアニメ「本好きの下剋上」第1期放送開始、アニメ事業の展開を開始
2020年代
- 2020年3月舞台「淡海乃海」公演、舞台製作を開始
- 2020年5月沖縄営業所を支社化
- 2020年9月本社機能を渋谷区神泉町から渋谷三丁目へ移転
- 2022年4月公式Web漫画サイト「コロナEX」の運営を開始
- 2022年11月「本好きの下剋上」が「このライトノベルがすごい!2023」単行本・ノベルズ部門にて殿堂入り(注)1
- 2023年5月「本好きの下剋上」が「ピッコマAWARD2023」ノベル部門を受賞(注)2
- 2023年11月「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。」が「このライトノベルがすごい!2024」単行本・ノベルズ部門にて1位を獲得(注)1
- 2024年10月ミュージカル「本好きの下剋上」を東京・大阪にて公演
- 2025年1月TVアニメ「没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた」放送開始
- 2025年1月実写映画「悪鬼のウイルス」劇場公開
- 2025年3月本社を渋谷区桜丘町へ移転
- 2025年5月「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。」が「ピッコマAWARD2025」ノベル部門を受賞(注)2
- 2025年7月TVアニメ「白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます」、「水属性の魔法使い」放送開始
- 2026年1月TVアニメ「穏やか貴族の休暇のすすめ。」放送開始
- 2026年2月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
- 2026年4月TVアニメ「本好きの下剋上」第4期放送開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/4期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 主要IP数(12ヶ月電子書籍売上高1,000万円超のIP数)2026年4月期まで91
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
IP創出と展開を支える人材基盤の強化
編集者やプロデューサーなどのクリエイティブ人材と、アニメ・舞台・商品化などの専門人材を育成するため、新卒・若手採用の継続と中途採用の強化、OJTと専門研修による育成体系の整備に投資する。
- 02
自社IPによるメディアミックス戦略の深化
書籍、音声、映像、舞台、グッズ、イベントなど複数媒体を横断的に組み合わせ、ファンとの接点を継続的に設けることでIPを長期的に育成する「エバーグリーン型」モデルを確立する。アニメでは製作委員会への主体的な出資や主幹事比率の向上を図る。
- 03
安定的なIP創出
編集体制の拡充と育成強化により、主要IP数を継続的に増加させる。育成プロセスの標準化やチーム運用で編集者の立ち上がりを早め、電子書店とのアライアンスによる共同展開で作品の初期露出と展開スピードを高める。
- 04
他社IPの活用拡大
蓄積したアニメ製作委員会の組成、映画配給・宣伝、舞台化、グッズ・イベント運営などの機能を他社IPにも提供し、稼働率の向上と新たな収益機会を創出する。自社IPと他社IPの双方を扱うことで事業の幅を広げる。
- 05
海外展開とジャンル多様化
海外市場では北米の電子書籍配信や海外出版社との直接取引、海外アニメ配信事業者との共同製作などを通じて段階的に展開を拡大する。国内では現代舞台やホラーなどジャンルを広げ、女性向けレーベル立ち上げや電子書店との連携で市場トレンドに対応する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 補助金600万円コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業文部科学省 · 2021-10-29
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年4月期の売上高は118億円、営業利益は20億円。前期と比べると増収増益で、売上が+25.5%、利益が+81.8%。
会社が出している今期の予想2027年4月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 125億円 | 118億円 |
| 営業利益 | 19億円 | 20億円 |
| 純利益 | 13億円 | 13億円 |
| 1株あたり配当 | ¥76 | ¥76 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年4月期からの5期で、売上は48億円から118億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は16.9%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年4月 | 48 | — | 9 | — | 6 |
| 2023年4月 | 65 | — | 13 | — | 9 |
| 2024年4月 | 87 | — | 16 | — | 10 |
| 2025年4月 | 94 | 11 | 11 | 11.7 | 8 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2026年4月 | 118 | 20 | 20 | 16.9 | 13 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年4月期
売上高118億円のうち、営業利益として残るのは20億円で16.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の11.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金28.0%33億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金55.1%65億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.9%20億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2026年4月期は営業CFが18億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは15億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は44億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年4月 | 12 | −7 | −1 | 5 | 17 |
| 2025年4月 | 3 | −6 | −1 | −3 | 13 |
| 2026年4月 | 18 | −3 | 16 | 15 | 44 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年4月期の総資産は104億円。このうち返さなくてよい自己資本が73億円で、自己資本比率は69.6%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年4月 | 36 | 17 | 19 | 48.1 |
| 2023年4月 | 42 | 26 | 16 | 60.7 |
| 2024年4月 | 58 | 36 | 22 | 60.8 |
| 2025年4月 | 62 | 43 | 19 | 69.1 |
| 2026年4月 | 104 | 73 | 32 | 69.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中109位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中365位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,450で、1年前と比べて+2.7%。過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 |
| PER (会社予想) | 9.3倍 |
| PBR | 1.62倍 |
| 配当利回り | 2.20% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月17日に3230円まで上昇し、前日比+6.78%と急伸。25日移動平均線(2993.72円)を約7.9%上回り、75日線(3075.21円)も突破した。52週高値3880円に対して約16.8%下に位置し、戻り余地がある。出来高は直近で17700株と増加傾向にあり、個人主体の買いが入っている可能性がある。ただ、RSIは70.15と過熱気味で、短期的な調整には注意が必要。週足では上昇基調が続いており、テクニカル面は強気。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは7.97倍と同業界平均の30.34倍を大きく下回り、PBRも1.4倍と平均の3.5倍に対して割安です。ROEは22.7%と高水準で、配当利回りは2.56%と平均の3.38%を下回りますが、配当性向は18%と低く、将来の増配余地があります。収益は増加傾向で、予想PERも8倍と低く、総合的に割安と評価します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 9.3倍 | — |
| PBR | 1.62倍 | 2.96倍 |
| ROE | 22.7% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
電子書籍市場の成長と自社コンテンツのヒット次第で業績が伸びる一方、出版業界全体の縮小と競争激化が懸念される。強気派は過去の増収傾向と今期の営業利益率改善を評価し、新規コンテンツの投入による成長を期待する。弱気派は利益率の変動や市場競争の激化を指摘し、持続的な成長には不確実性が伴うとみる。
- 増収基調が続く
売上高は65億円から94億円へ3期連続で増加している
- 利益率が改善
営業利益率が11.7%から16.95%へ上昇見込み
- 配当利回りが魅力的
利回り2.56%で株主還元を実施している
- 営業利益20億円、前期比約2倍に拡大決算発表後影響強
営業利益20億円(前期11億円)と約2倍
- 売上高118億円と前期比25%の大幅増収決算発表後影響中
売上高118億円(前期94億円)
- 営業利益率16.95%へ大きく改善決算発表後影響中
営業利益率16.95%(前期11.7%)
- 利益が伸び悩む
純利益は10億円から8億円へ減少する見込み
- 競争が激化
電子書籍市場では大手プラットフォームの支配力が強い
- 規模が小さい
時価総額104億円と流動性が低く機関投資家の参入が限定的
- 株価1年で11.57%下落の弱い需給継続影響弱
1年株価変化率-11.57%
- 外国株主比率2.96%と低く需給が細い継続影響弱
外国株主比率2.96%、時価総額104億円
- 配当利回り2.56%と株主還元が限定的継続影響弱
配当利回り2.56%、時価総額104億円
- 時価総額104億円の小型株で流動性リスク継続影響弱
時価総額104億円
- 売上成長率
- 電子書籍市場の成長を取り込めているかを確認するため
- 営業利益率
- 収益性の改善が続くかどうかを判断するため
- ヒット作の発生数
- 収益が特定コンテンツに依存するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり76円で、前期から+230.4%。いまの株価に対する利回りは2.20%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2022年4月 | 110,000 | — | 5.6 |
| 2023年4月 | 20 | −100.0 | 6.7 |
| 2024年4月 | 23 | 15.0 | 6.6 |
| 2025年4月 | 23 | 0.0 | 8.9 |
| 2026年4月 | 76 | 230.4 | 18.0 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥76
株主
有価証券報告書より
2026年4月期末の株主数は延べ2,085人。区分でいちばん多いのは事業法人で57.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.1%を占め、残る38.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2026年4月% |
|---|---|
| 事業法人 | 57.9 |
| 個人・その他 | 34.6 |
| 金融機関 | 3.2 |
| 外国法人 | 2.9 |
| 証券会社 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社MTS | 56.88 |
| 02 | 本田 武市 | 16.44 |
| 03 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 2.16 |
| 04 | 田辺 啓輔 | 1.88 |
| 05 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.14 |
| 06 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.94 |
| 07 | 凪 拓史 | 0.85 |
| 08 | BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.74 |
| 09 | 小山 倫良 | 0.43 |
| 10 | 松田 昌士 | 0.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で−100%、1株純資産は5期で−100%。直近期のROEは22.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年4月 | 1,965,117 | 5,688,687 | 47.8 | 5.6 |
| 2023年4月 | 300 | 858 | 42.1 | 6.7 |
| 2024年4月 | 346 | 1,184 | 33.9 | 6.6 |
| 2025年4月 | 258 | 1,420 | 19.9 | 8.9 |
| 2026年4月 | 422 | 2,068 | 22.7 | 18.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/4期の役員報酬は総額243百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 本田武市 | 代表取締役 | 51 | 2,578,200 |
| 柴田維 | 専務取締役 | 51 | — |
| 小山倫良 | 取締役 IPソリューション本部長 | 54 | 15,000 |
| 鳥海裕喜 | 取締役 コーポレート本部長 | 37 | — |
| 坂田靖志 | 取締役 | 50 | 2,100 |
| 鈴木晴彦 | 取締役 | 70 | — |
| 田中勇 | 取締役 | 68 | — |
| 長谷川隆一 | 常勤監査役 | 75 | — |
| 結城東輝 | 監査役 | 35 | 4,800 |
| 鈴木真美 | 監査役 | 44 | 4,200 |
| 鬼塚卓 | — | 62 | — |
役員報酬の内訳2026/4期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 194 | 23 | 217 | 54 |
| 社外取締役 | 6 | 26 | — | 26 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/4期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,555字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,427字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,576字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,394字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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