概要
ミーク株式会社は、2019年にソニーネットワークコミュニケーションズからMVNE事業を承継して設立された。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアとL2接続を持ち、IoT向けSaaSプラットフォーム「MEEQ」とMVNEサービスの2軸で事業を展開する。2025年3月に東証グロース市場に上場。2026年3月期の連結売上高は71.5億円、従業員77名。
IoTプラットフォームとMVNEの二本立て
当社はモバイルIoT支援事業の単一セグメントのもと、IoT/DXプラットフォームサービスとMVNEサービスの2つの基幹サービスを展開する。IoT/DXプラットフォームではSaaS型の「MEEQ」を提供し、MVNEサービスでは3キャリアの通信回線をMVNO事業者に卸す。2026年3月期の売上高はIoT/DXが20.3億円、MVNEが51.2億円。両サービスのトラフィック特性が逆であることを利用した「帯域シェアリング」により、通信帯域を効率的に活用しコスト競争力を高めている。
リカーリング収益が支える安定した収益基盤
売上の大半は月次で継続的に計上されるB2B2X型のリカーリング収益であり、契約回線数の拡大が売上成長を直接牽引する。過去には一部顧客のMNO化による減少があったものの、新規顧客獲得で持ち直し、2021年3月期の売上高10.0億円から2026年3月期には71.5億円へ成長。同期間の当期純利益は4千万円から8.8億円に拡大した。MVNEサービスでは前事業年度に確立した顧客基盤が安定的な収益源となっている。
3キャリアL2接続と高い参入障壁
当社はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアとL2接続を行っており、独自の料金体系設定が可能である。3キャリアとL2接続するMVNE事業者は日本国内で限定的。参入には通信技術力、事業知見、顧客獲得力の3要素が必須であり、既存事業者は高い参入障壁に守られている。さらに、IoTとMVNEの帯域シェアリングにより追加帯域コストを抑え、高水準の利益率を実現している。
業界の中での役割はMVNE事業者としてMVNOへのネットワーク提供、IoTプラットフォームを企業に提供する通信インフラ層。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01IoTサービス事業者主力
IoTサービス事業者やDX推進企業向けに、SIMを活用したSaaS型IoTプラットフォーム『MEEQ』を提供。通信やデータ処理のノウハウ不足を補い、ノーコードでIoTシステム構築を支援。
- MEEQ
- Web画面上でSIMの購入・管理ができるSaaS型IoTプラットフォーム。1回線から利用可能で、ノーコードでIoTシステムを実現。
- MEEQ APPS
- 死活監視などのビジネスサポート機能。
- MEEQデータプラットフォーム
- ノーコードでデータ活用を可能にするプラットフォーム。
02MVNO事業者主力
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアに対応したMVNE事業者として、MVNO事業者にSIM調達、事業者間精算の運用、サービス設計、各種サポートを提供。
3キャリアとL2接続を行うMVNE事業者は日本国内で限定的であり、当社の強み。
- Self-Operated MVNO
- 顧客独自のプラン設計が可能なオーダーメイド型のMVNOサービス。
- MVNO as a Service
- 料金請求や顧客管理、カスタマーサポートなどをカバーするフルサポート型のMVNOサービス。
製品と技術
IoT/DXプラットフォーム「MEEQ」
MEEQはSIMを活用したSaaS型IoTプラットフォームで、Web画面上から1回線単位でSIMの購入・管理が可能。ノーコードでシステム開発不要であり、トラッキングシステム、ゴルフカート管理、警備ロボットなど多様な用途に使われる。月額143円からの低容量プランから月間40GBの大容量プランまで用意。約180カ国・地域に対応するグローバルSIMや、閉域網構築に対応する。2026年3月期の売上高は20.3億円。
MVNEサービスによる通信事業者支援
当社はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアとL2接続するMVNE事業者として、MVNO事業者にSIM調達、事業者間精算、サービス設計等を提供。顧客の独自プラン設計が可能な「Self-Operated MVNO」と、料金請求やカスタマーサポートまで包括する「MVNO as a Service」の2形態を用意。2025年10月に子会社ミークモバイルを通じて後者を本格開始し、非通信事業者のモバイル参入を容易にした。2026年3月期の売上高は51.2億円。
ビジネスサポートツールとクロスセル戦略
IoT事業運営における共通課題を解決するため、死活監視・閾値監視が可能な「MEEQ APPS」や、デバイス調達からキッティングまで一括提供する「MEEQ ビジネスツールズ デバイスセレクト」などを展開。これらは既存のMEEQプラットフォームと組み合わせたクロスセルにより、顧客のエントリーハードルを下げる役割を果たす。2022年開始のMEEQ APIにより、企業や自治体のDX推進も支援している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- MVNO事業者3キャリアとL2接続を行うMVNE事業者は日本国内で限定的であり、当社の強み。
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
急成長のIoTプラットフォーム企業
ミークは、IoTプラットフォームを提供する情報通信企業であり、M2M/IoT関連の通信サービスを展開する。同業のソラコムが同様のIoTプラットフォーム事業で急成長しているが、ミークはエッジコンピューティングやデータ収集に強みを持つ。2026年3月期には売上高72億円、営業利益率18.06%を見込むなど、高成長と高収益を両立。VRAIN SolutionやL is BなどAI/IoT領域の競合と比較しても、収益性で優位に立つ。海外展開や大口顧客への依存度低減が今後の焦点。
強み
- 2026年3月期に売上高72億円、営業利益率18.06%と高い成長性と収益性を両立。
- エッジコンピューティング技術を活用し、低遅延・高信頼のデータ収集を実現。
- IoT市場の拡大に伴い、需要増加が見込まれる。
- 多様な業種への展開により、安定的な収益源を確保。
課題
- ソラコムなど強力な競合が存在し、技術面・価格面での競争激化が懸念される。
- 特定の大口顧客への依存度が高く、契約終了時の影響が大きい。
- 国内中心の事業展開で、グローバル展開が他社比で遅れている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がミーク
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4299ハイマックス | 134億円 | 12.0倍 |
| 2 | 9658ビジネスブレイン太田昭和 | 127億円 | 11.9倍 |
| 3 | 3683サイバーリンクス | 126億円 | 7.8倍 |
| 4 | 4055ティアンドエスグループ | 126億円 | 22.8倍 |
| 5 | 4479マクアケ | 126億円 | 19.6倍 |
| 6 | 332Aミーク | 124億円 | 14.1倍 |
| 7 | 4284ソルクシーズ | 124億円 | 10.2倍 |
| 8 | 4389プロパティデータバンク | 124億円 | 17.2倍 |
| 9 | 3979うるる | 123億円 | 16.6倍 |
| 10 | 3918PCIホールディングス | 122億円 | 10.6倍 |
| 11 | 3926オープンドア | 122億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
ソニーからの事業承継でスタートした2019年
2019年3月、東京都品川区に資本金10,000千円で設立。同年5月、ソニーネットワークコミュニケーションズよりスマートフォン向けMVNE事業を承継し事業開始。12月には3キャリア(ドコモ、KDDI、ソフトバンク)に対応したIoT向けデータSIMの提供を開始し、IoT分野への本格参入の基盤を築いた。
本社移転と業務提携が進んだ2020~2021年
2020年8月、SREホールディングスとAI・IoT融合サービスを目的とした業務提携を締結。同時に本社を品川区から渋谷区へ移転。2021年3月には5G通信に対応した3キャリア回線の提供を開始し、法人向けIoTプラットフォーム「MEEQ」をローンチ。同年6月に国際ローミング対応SIMを開始、7月にSREホールディングスと、8月に大阪瓦斯と資本提携を結び、事業領域拡大の布石とした。
社名変更とサービス拡充の2022年
2022年5月、ソラコムと業務提携。6月に「MEEQ AI」および1枚で国内外複数キャリアを利用できる「MEEQグローバルSIM」を開始。10月にはドコモ・KDDI回線の5G通信オプションを追加。12月、商号を「ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社」から「ミーク株式会社」に変更し、MEEQ APIサービスを開始した。
上場前の資本提携ラッシュと子会社設立
2023年6月、ドコモ回線でeSIM提供開始。2024年3月に東京センチュリー、TISと資本提携。同年5月にはファミリーマート、加賀電子、ヤンマーベンチャーズ、あいホールディングス、エアトリ、インバウンドプラットフォームの6社と相次いで資本提携。2025年3月、東証グロース市場に上場。同年8月に子会社ミークモバイル株式会社を設立し、MVNO as a Serviceの提供基盤を整えた。
新体制と品質重視の2025年以降
2025年10月、AI社員のみで構成される「AI-X課」を設立し業務効率化を本格化。同時に子会社ミークモバイルを通じて「MVNO as a Service」を開始。11月には「ミーク品質憲章」を制定。2026年4月にはデバイス調達からSIMキッティングまでをワンストップで提供する「MEEQ ビジネスツールズ デバイスセレクト」を開始し、KDDI回線のeSIMにも対応。2026年3月期の連結売上高は71.5億円、営業利益12.9億円を達成した。
年表29件を開く
2010年代
- 2019年3月創業東京都品川区にて当社設立(資本金10,000千円)
- 2019年5月スマートフォン向け通信サービスを提供するMVNE事業をソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社よりの事業承継にて開始
- 2019年12月3キャリア(注)に対応したIoT向けデータSIMを提供開始
2020年代
- 2020年8月SREホールディングス株式会社との間で、AI技術とIoT回線の融合による新しいサービスの提供を実現することを目的として業務提携
- 2020年8月東京都品川区から東京都渋谷区へ本社移転
- 2021年3月MVNE事業者として5G通信に対応した3キャリア回線を提供開始
- 2021年3月法人向けIoT通信回線プラットフォーム『MEEQ』を提供開始
- 2021年6月国際ローミングに対応したSIMを提供開始
- 2021年7月SREホールディングス株式会社と資本提携
- 2021年8月当社と大阪瓦斯株式会社が、当社サービスを提供する産業・事業領域の拡大と、顧客ニーズに対応したサービス・ソリューションの拡充を目的として資本提携
- 2022年5月株式会社ソラコムとの間で、IoT市場の多様なニーズに応えて市場の拡大に貢献することを目的として、業務提携
- 2022年6月IoTデータ活用によるDXを推進する「MEEQ AI」サービスを提供開始
- 2022年6月1枚で国内・海外の複数の通信キャリアを利用できる「MEEQグローバルSIM」サービスを提供開始
- 2022年10月「MEEQ SIM」、NTTドコモとKDDI回線の5G通信対応オプションを提供開始
- 2022年12月商号変更「ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社」から「ミーク株式会社」へ社名変更
- 2022年12月企業や行政機関・自治体のDXを推進、IoT向け通信回線の管理・運用を簡便化するMEEQ APIサービスを提供開始
- 2023年6月MVNE事業者としてドコモ回線においてeSIMを提供開始
- 2024年3月東京センチュリー株式会社、TIS株式会社と資本提携
- 2024年5月株式会社ファミリーマート、加賀電子株式会社、ヤンマーベンチャーズ株式会社、あいホールディングス株式会社、株式会社エアトリ、株式会社インバウンドプラットフォームと資本提携
- 2024年6月MVNE事業者として「MNPワンストップ」を提供開始
- 2024年7月IoTサービスの運営をサポートする機能を揃えた「MEEQビジネスツールズ」を提供開始
- 2025年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年4月閾値・死活監視を可能にする「MEEQ APPS」を提供開始
- 2025年8月子会社「ミークモバイル株式会社」を設立
- 2025年10月創業AI社員のみで構成される「AI-X(クロス)課」を設立し、業務効率化を本格化
- 2025年10月子会社「ミークモバイル株式会社」で非通信事業者のモバイル事業参入を包括的に支援する「MVNO as a Service」を提供開始
- 2025年11月サービス品質向上のための基本原則を明文化した「ミーク品質憲章」を制定・公開
- 2026年4月デバイスの調達からSIMのキッティングまでをワンストップで提供する「MEEQ ビジネスツールズ デバイスセレクト」を提供開始
- 2026年4月MVNE事業者としてKDDI回線においてeSIMを提供開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
非通信事業者のモバイル参入支援
通信事業のノウハウを持たない企業向けに、MVNO事業の立ち上げから運用までを包括的に支援する「MVNO as a Service」を提供し、契約回線数の拡大を図る。
- 02
ビジネスサポートの拡充とクロスセル
IoT運営における共通課題のソリューションをサービス化し、デバイス調達やキッティングまでワンストップ提供する「MEEQ ビジネスツールズ デバイスセレクト」等を展開。既存顧客へのクロスセルによりIoT参入障壁を下げる。
- 03
業界特化型ソリューションの展開
モビリティ・小売・エネルギーマネジメントなど業界固有の課題を解決する垂直的ソリューションを開発。パートナーとの連携でノウハウを蓄積し、他業界へ横展開する。
- 04
戦略的M&Aによる非連続成長
他社MVNO統合による規模拡大、業務効率化ソリューション獲得による機能強化、エッジAI等の新領域獲得をターゲットに、規律あるM&A・出資を積極的に検討する。
- 05
AI実装による業務効率化と収益性向上
営業・人事・運用など各部門にAIエージェント(AI-X課)を実装し、人員増に頼らないスケーラブルな運営を実現。従業員1人当たり営業利益と経常利益率の継続的向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で77人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は801万円で、1期前と比べて+6.7%。平均年齢は37.3歳、平均勤続年数は2.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 751 | 37.7 | 2.6 | 74 |
| 2026年3月 | 801 | 37.3 | 2.7 | 77 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内ミークモバイル株式会社東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社東京都港区 · その他の関係会社議決権29.1%
- 国内ソニー株式会社東京都港区 · その他の関係会社議決権29.1%
- 国内ソニーグループ株式会社(注)1東京都港区 · その他の関係会社議決権40.3%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は72億円、営業利益は13億円。前期と比べると増収増益で、売上が+20.0%、利益が+44.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 77億円 | 72億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 13億円 |
| 純利益 | 10億円 | 9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は19億円、営業利益は4億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 35 | 7 | 20.0 | 4 |
| 2026年4Q | 37 | 6 | 16.2 | 5 |
| 2027年1Q | 19 | 4 | 21.1 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は100億円から72億円へ72%に減った。直近期の営業利益率は18.1%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 100 | — | 6 | — | 4 |
| 「ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社」から「ミーク株式会社」へ社名変更 | |||||
| 2022年3月 | 69 | — | 7 | — | 5 |
| 2023年3月 | 60 | — | 8 | — | 5 |
| 2024年3月 | 54 | — | 8 | — | 5 |
| AI社員のみで構成される「AI-X(クロス)課」を設立し、業務効率化を本格化 | |||||
| 2025年3月 | 60 | — | 9 | — | 6 |
| 2026年3月 | 72 | 13 | 13 | 18.1 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高72億円のうち、営業利益として残るのは13億円で18.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の12.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.5%45億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.4%14億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.1%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは−16億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は24億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 8 | −1 | −2 | 7 | 20 |
| 2024年3月 | 5 | −2 | 0 | 3 | 23 |
| 2025年3月 | 9 | −3 | 12 | 6 | 40 |
| 2026年3月 | 15 | −31 | 0 | −16 | 24 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は81億円。このうち返さなくてよい自己資本が61億円で、自己資本比率は73.1%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 53 | 16 | 37 | 30.3 |
| 2022年3月 | 32 | 21 | 11 | 64.6 |
| 2023年3月 | 40 | 26 | 14 | 64.7 |
| 2024年3月 | 43 | 31 | 12 | 72.7 |
| 2025年3月 | 68 | 50 | 18 | 73.4 |
| 2026年3月 | 81 | 61 | 20 | 73.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で605社中125位あたり、逆に低いのはROEで605社中258位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥1,078で、1年前と比べて+31.9%。過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.1倍 |
| PER (会社予想) | 12.8倍 |
| PBR | 2.03倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1ヶ月で2.86%上昇、14日には+4.75%と急伸し1,080円。25日線を7.7%上回る一方、75日線・200日線は下回る。週足は下げ止まり、13日には出来高26.8万株と増加。年初来高値1,765円からは大きく乖離し、戻り途上。RSIは76.19と過熱感があり、短期的な調整リスクに留意。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERが14.1倍と平均(31.11倍)を大幅に下回り、予想PERも12.8倍と低い。PBRは2.03倍と平均(3.64倍)を下回る。ROEは14.9%と健全で、収益性も良好。ただし、配当利回りは0%で、株主還元がなく、成長投資に資金を振り向けているとみられる。割安ではあるが、配当がない点がマイナス材料。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.1倍 | 47.6倍 |
| PER (予想) | 12.8倍 | — |
| PBR | 2.03倍 | 2.98倍 |
| ROE | 14.9% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、事業内容の不透明さと成長性の評価。強気派は、高い営業利益率(2026/3期予想18.06%)と増収を評価し、将来の成長に期待する。弱気派は、売上高が小規模で事業モデルの持続性が見えにくく、情報開示の少なさから先行きの不確実性を懸念する。また、無配当であり株主還元の面でも魅力に欠けるとする見方もあり得る。
- 利益率が高い
2026年3月期予想で営業利益率18%超と収益性が高い。
- 増収基調
売上高が2023年3月期の60億円から2026年3月期は72億円へ拡大予想。
- 株価は上昇
直近1年で株価が23.9%上昇し、市場の期待が高い。
- 2026年3月期に営業利益13億円、営業利益率18%通年影響強
売上高60億円→72億円、営業利益率18.06%と高水準を確保
- 純利益9億円と2期連続増益通年影響中
純利益5億円→6億円→9億円、今期は前期比50%増
- 予想PER12.2倍と成長を考慮すれば割安継続影響中
時価総額118億円、予想PER12.2倍。売上高成長率15%超を考慮すれば割安
- 外国人保有比率8.51%と一定の海外需要継続影響弱
外国人株主比率8.51%と小型株として海外資金が一定入っている
- 事業内容不明瞭
公式の説明が乏しく、収益の源泉を把握できない。
- 小規模で不安定
売上高が70億円規模で、成長が鈍化するリスク。
- 無配当
利益還元がなく、株主還元の魅力に欠ける。
- 無配当で株主への還元がない継続影響弱
配当利回り0%。純利益9億円を還元せず、長期保有の魅力に欠ける
- 時価総額118億円と小型・低流動性継続影響中
時価総額118億円、売買代金が細く機関投資家の参加が限定的
- ROE14.9%はPBR1.94倍に対して魅力度が乏しい継続影響弱
ROE14.9%とPBR1.94倍。資本効率がさらに上がらなければ割安感は出ない
- 売上高72億円と規模が小さく大口案件の影響を受けやすい通年影響中
売上高72億円・営業利益13億円、小規模で受注変動が業績に直結しやすい
- 売上高成長率
- 事業拡大の持続性を確認するため。
- 営業利益率
- 収益性の維持・改善を見るため。
- 顧客数
- 事業基盤の広がりを測る指標となるため。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,060人。区分でいちばん多いのは事業法人で62.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が64.9%を占め、残る35.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 事業法人 | 59.8 | 62.5 |
| 個人・その他 | 26.0 | 18.8 |
| 外国法人 | 6.9 | 8.5 |
| 証券会社 | 4.3 | 7.7 |
| 金融機関 | 3.0 | 2.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 | 29.12 |
| 02 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 11.13 |
| 03 | 東京センチュリー株式会社 | 6.77 |
| 04 | 株式会社ファミリーマート | 5.82 |
| 05 | エムエスアイピ-クライアントセキユリテイ-ズ(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 3.44 |
| 06 | 大阪瓦斯株式会社 | 3.12 |
| 07 | 加賀電子株式会社 | 2.61 |
| 08 | 株式会社SBI証券 | 2.11 |
| 09 | TIS株式会社 | 1.94 |
| 10 | 日本生命保険相互会社(常任代理人日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.94 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-14ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社新規の大量保有報告6.12%-5.10pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−98%、1株純資産は6期で−97%。直近期のROEは14.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 4,130 | 16,585 | 28.4 | — |
| 2022年3月 | 4,875 | 21,460 | 25.6 | — |
| 2023年3月 | 55 | 264 | 23.0 | — |
| 2024年3月 | 56 | 320 | 19.1 | — |
| 2025年3月 | 65 | 437 | 15.7 | 11.4 |
| 2026年3月 | 77 | 515 | 14.9 | 14.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額91百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 峯村竜太 | 代表取締役 執行役員社長 | 45 | 10,000 |
| 小早川知昭 | 取締役 専務執行役員 | 54 | — |
| 渡辺潤 | 取締役 | 53 | — |
| 小林泰平 | 取締役 | 42 | — |
| 湯淺墾道 | 取締役 | 56 | — |
| 桒山千勢 | 常勤監査役 | 55 | 1,700 |
| 青木常子 | 監査役 | 67 | — |
| 平井彩 | 監査役 | 50 | — |
| 宮内祐輔 | 常務執行役員 | — | — |
| 安井允彦 | 常務執行役員兼経営管理本部長 | — | — |
| 石塚大介 | 執行役員兼営業本部長 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 41 | 27 | 68 | 17 |
| 社外取締役 | 5 | 23 | — | 23 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,666字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,956字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,040字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,868字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業