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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

マクアケ

Makuake, Inc.4479 · Growth · 情報・通信業

「Makuake」を運営する応援購入サービス会社。新商品や新サービスのプロジェクトを、事業者とサポーターをインターネット上でつなぐプラットフォームを展開する。

概要

マクアケは、日本最大級の購入型クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」を運営する情報・通信業の企業である。2013年にサイバーエージェントの子会社として創業し、2017年に独立。2019年12月に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はグロース市場に所属する。2025年9月期の売上高は46億円、営業利益4億円(利益率8.7%)と黒字転換を果たした。従業員数は152名。新商品のテストマーケティングにも活用されるプラットフォームとして、事業者と消費者を結ぶ役割を担う。

プラットフォームを核とする3つの事業群

マクアケは応援購入サービス事業の単一セグメントだが、収益源は3つに分類される。中核の「Makuake」は、事業者(プロジェクト実行者)が新商品や新サービスを先行販売し、消費者(プロジェクトサポーター)が応援購入する仕組みで、成立時に実行者からサポート手数料、サポーターからシステム利用料を受領する。2つ目の「Makuake Incubation Studio」は、企業の研究開発技術を活用した新事業創出を支援し、報酬を得る。3つ目の「その他」には、広告配信代行、ECサイト「Makuake STORE」、リアル店舗「Makuake SHOP」、データ分析サービス「Makuakeインサイト」などが含まれる。2025年9月期の売上内訳は、Makuakeが33億円、Incubation Studioが0.8億円、その他が12億円である。

リピート率7割超の会員基盤と取扱高指標

マクアケの強みは、高いリピート応援購入率にある。直近のデータではリピート率が70%を超え、プロジェクトサポーターのロイヤルティが高い。会員数は2022年9月期に約227万人、2023年9月期に約261万人、2024年9月期には約277万人(中間値)と増加傾向にある。中核管理指標は取扱高(応援購入総額+システム利用料)で、2025年9月期の取扱高は176億円に達した。その構成要素である応援購入総額は172億円(前年比3.8%増)。プラットフォームの規模感を示すアクセスUU(ユニークユーザー)は2025年9月期第4四半期に約1,018万人と、前期からやや減少している。

全国と海外に広がる拠点・連携ネットワーク

マクアケは国内に7つの拠点を持つ。設立順に、2015年関西支社、2018年北海道・九州拠点、2020年名古屋拠点、2021年韓国・中四国拠点、2022年北陸拠点を設置した。海外展開では、2018年に韓国のWadiz Corp.と業務提携し、相互のプロジェクト実行者を紹介。2019年には台湾のcitiesocialやudnグループと提携。2021年には米国Indiegogoと提携し、グローバル展開機能「Makuake Global」を開始した。金融機関との連携は2019年7月に100社を突破。みずほ銀行との提携(2016年)や、地方自治体との「Makuakeガバメント」サービス(2018年)など、外部ネットワークを活用したプロジェクト獲得が特徴である。

業界の中での役割はインターネットサービス業界における、応援購入型クラウドファンディングプラットフォーム運営者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
46億円
営業利益
4億円
営業利益率
8.7%
純利益
4億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小売・製造業(新商品開発企業)主力

Makuakeを通じて、プロジェクト実行者(事業者)が新しい商品やサービスを先行販売し、サポーターからの応援購入を集める仕組みを提供。当社はプロジェクト成立時に手数料を得る。顧客は家電、食品、ファッションなど様々な業界の事業者であり、特に新規事業創出やテストマーケティングを目的とする。

主な製品・サービス1
Makuake
新商品・新サービスの応援購入型クラウドファンディングサービス。事業者がプロジェクトを掲載し、サポーターが先行購入する。

02企業(研究開発・新事業創出)準主力

Makuake Incubation Studioとして、企業の有する研究開発技術や独自技術を活かした新事業創出を支援。商品開発のためのインキュベーションサービスを提供し、そこからMakuakeへのプロジェクト導出も図る。

主な製品・サービス1
Makuake Incubation Studio
企業の技術シーズを活用した商品開発を支援するインキュベーションサービス。ニーズ調査や商品企画、プロモーションなどをサポートする。

03その他(サービス利用企業)副次

Makuakeに関連する付随サービス。広告配信代行、安心システム利用制度、Makuake STORE(EC販売)、Makuake SHOP(実店舗展開)、Makuakeインサイト(マーケティングデータ提供)などを通じて、プロジェクト実行者やサポーターへのサポートを展開する。

主な製品・サービス5
広告配信代行
SNS広告やリターゲティング広告を活用した広告配信の代行サービス。プロジェクトの応援購入金額の最大化を支援する。
安心システム利用制度
サイト環境整備や返金制度などを提供する制度。サポーターが安心して購入できる場を提供する。
Makuake STORE
Makuakeで生まれた商品をECサイトで販売取次するサービス。プロジェクト終了後も商品販売を継続できる。
Makuake SHOP
全国のパートナー企業と連携し、Makuake発の商品をリアル店舗で展示・販売するサービス。
Makuakeインサイト
「新商品の購買に紐付いた行動データ」を活用した顧客起点の商品開発やプロモーション戦略を支援するサービス。

製品と技術

応援購入プラットフォーム「Makuake」の仕組み

Makuakeは、新商品や新サービスを量産前の段階で先行販売する購入型クラウドファンディングサービスである。プロジェクト実行者は、目標金額と期間を設定してプロジェクトを公開し、サポーターは応援の気持ちを込めて購入する。当社はプロジェクト成立時に、実行者から応援購入金額の一定割合をサポート手数料として、サポーターからはシステム利用料として受け取る。資金提供方式は、目標達成の有無にかかわらず全額を実行者に渡す「All-in方式」と、目標未達なら全額返金となる「All or Nothing方式」の2種類から実行者が選択できる。全プロジェクトに担当キュレーターが付き、コンサルティングやプロモーション支援を提供するのが特徴である。

企業向け新事業創出支援「Makuake Incubation Studio」

Makuake Incubation Studioは、企業が持つ研究開発技術や独自技術を活用し、新商品の開発から市場投入までをトータルで支援するサービスである。2016年に「Makuake Enterprise」として開始され、2023年6月には中小企業向けのサポートメニューを拡充した。当社がMakuakeの運営で蓄積した顧客ニーズデータやノウハウを活用し、商品企画・開発を共同で行う。開発された商品はMakuake上でプロジェクトとして公開されることが多く、プラットフォームへのプロジェクト導出にも貢献している。2025年9月期の売上は0.8億円と小規模だが、企業の事業化支援という成長領域を担う。

プロジェクト後の販路を支える周辺サービス群

マクアケは、Makuakeで成立したプロジェクトのその後の展開を支える複数のサービスを提供する。「Makuake STORE」は、プロジェクト終了後も商品を継続販売できるECサイトで、2022年9月にリニューアルオープンした。「Makuake SHOP」は、全国各地のパートナー企業と連携し、リアル店舗で商品を展示・販売する機会を提供する。「Makuakeインサイト」は、新商品の購買行動データや生活者調査をもとに、顧客起点の商品開発やプロモーション戦略を支援するデータサービスである。また、プロジェクト実行者向けには広告配信代行サービスを提供し、応援購入金額の最大化を支援する。これらのサービスは、2025年9月期の売上全体の約26%を占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クラウドファンディングで国内首位、成長途上

マクアケは国内クラウドファンディング市場で最大手の一角。同業にはVRain SolutionやCololiveなど新興IT企業がいるが、同社は購入型CFで圧倒的なブランド力を持つ。2025/9期の売上高は46億円と前期から増加、営業利益率8.7%と黒字転換。一方、売上高はまだハッチ・ワークやソラコムに及ばない。競合ひしめく中、資金調達手段としてのCF需要を取り込みながらも、収益の変動性が課題。

強み

  • 国内購入型CFで草分け的存在。ブランド認知度が高く、プロジェクト実績豊富。
  • 支援者とプロジェクト実行者を結び、独自のエコシステムを形成。ネットワーク効果。
  • 2025/9期に営業黒字化。成長と収益性のバランスが改善。
  • テクノロジーから地域活性まで幅広い案件を扱い、リスク分散。

課題

  • 国内CF市場はまだ小さく、成長鈍化リスク。新規顧客獲得に苦戦。
  • VRain Solutionなど新興勢が参入。差別化が難しく価格競争に陥る懸念。
  • 成功報酬モデルゆえ、大型案件の有無で業績が変動。安定収益確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がマクアケ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

サイバーエージェントの子会社として創業した2013年

マクアケの前身は、2013年5月に東京都渋谷区道玄坂に設立された株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングである。同年8月、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」の提供を開始した。創業から間もない2015年1月には関西支社を設立し、地域展開を始める。2016年には企業向け新製品開発サポート「Makuake Enterprise(現Makuake Incubation Studio)」とECサイト「Makuake STORE」を相次いで立ち上げ、プラットフォーム周辺のサービスを拡充した。同年12月にはみずほ銀行とビジネスマッチング提携を結び、金融機関との連携の第一歩を踏み出した。

独立法人化とIPOへの道筋を作った2017〜2019年

2017年10月、社名を株式会社マクアケに変更し、サイバーエージェントから独立した。同年から2018年にかけて北海道・九州拠点を設置し、全国展開を加速。2018年には地方自治体向け「Makuakeガバメント」を開始し、ふるさと納税型の寄附を募る新領域に進出した。同年7月には韓国のWadiz Corp.と業務提携し、海外進出の足がかりを得た。2019年7月には金融機関との連携が100社を突破し、同年12月に東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場時点の売上高は13億円(2019年9月期)、経常利益は1億円と、小規模ながら成長軌道にあった。

売上42億円まで拡大も赤字転落した2022年

上場後、マクアケは事業を急拡大した。2020年8月に名古屋拠点、2021年5月に韓国拠点を設置。2021年8月には海外からの応援購入を受け付ける「Makuake Global」を開始した。売上高は2021年9月期に46億円でピークを迎えたが、2022年9月期には42億円に減少。さらに当期純損失13億円と大幅な赤字に転落した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分変更に伴いグロース市場へ移行。同年9月にはMakuake STOREをリニューアルオープンし、収益源の多様化を図ったが、2023年9月期も売上38億円、当期純損失5億円と赤字が続いた。

黒字転換と事業成長の再加速を果たした2025年

2024年9月期は売上37億円、営業損失1億円と小幅赤字だったが、2025年9月期に売上46億円(前年比25.3%増)、営業利益4億円と黒字転換に成功した。この期間、マクアケはプロジェクト単価の向上に注力し、1プロジェクト当たりの応援購入金額を引き上げた。プロジェクト実行者向けにはリピート実行者の特典提供やクーポン施策を強化し、サポーター向けにはレビュー機能のアップデートや「アンコールプロジェクト」の実施で体験を向上させた。広告宣伝費のコントロールも奏功し、販管費を抑制。期末の現金及び預金は約59.7億円と、財務体質も改善した。

年表33件を開く

2010年代

  • 2013年5月創業東京都渋谷区道玄坂に株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングを設立
  • 2013年8月アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」の提供開始
  • 2015年1月創業関西支社を設立
  • 2015年6月プロジェクトの実行者向けにプロジェクト分析ツール「Makuakeアナリティクス」機能の提供開始
  • 2016年1月企業向け新製品開発サポートサービス「Makuake Enterprise(現「Makuake Incubation Studio」)」の提供開始
  • 2016年3月ECサイト「Makuake STORE」の提供開始
  • 2016年12月株式会社みずほ銀行(本社:東京都千代田区)とプロジェクト実行者の紹介等を目的としたビジネスマッチングにかかる提携開始
  • 2017年10月商号変更「株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング」から「株式会社マクアケ」に商号変更
  • 2018年3月創業北海道拠点を設立
  • 2018年5月地方自治体がプロジェクト実行者となりプロジェクトへの寄附を募る「ふるさと納税型サービス:Makuakeガバメント」の提供開始
  • 2018年7月韓国においてクラウドファンディングプラットフォーム「Wadiz」を運営するWadiz Corp.と、互いのプロジェクト実行者の紹介による海外進出サポートを目的として業務提携を開始
  • 2018年10月創業九州拠点を設立
  • 2018年12月東京都渋谷区渋谷に本社移転
  • 2019年1月株式会社NCネットワークと中小製造業の新事業や自社製品開発を行う製造パートナー企業の紹介に関する業務連携を開始
  • 2019年3月株式会社ライトアップと「Makuake」にてプロジェクトを実施した中小企業の「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」取得サポートに関する業務提携を開始
  • 2019年4月「Makuake」を利用する日本酒の酒蔵が100社を突破
  • 2019年7月金融機関との連携100社を突破
  • 2019年7月台湾に拠点を置き、香港、マレーシア、シンガポールにサービスを展開しているECプラットフォーム「citiesocial」と「Makuake」でプロジェクトを実施した実行者が「citiesocial」を通じて商品を販売できるよう紹介する業務提携を開始
  • 2019年7月台湾の大手新聞社udnグループ運営のECサイト「uDesign」と日本企業の台湾進出、台湾企業の日本進出を相互にサポートすることを目的として業務提携を開始
  • 2019年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場

2020年代

  • 2020年1月ソウル市の中小企業支援機関・ソウル産業振興院(SBA)と韓国の中小企業の日本進出を「Makuake」でサポートする業務提携を開始
  • 2020年8月創業名古屋拠点を設立
  • 2021年1月米国Indiegogo, Inc.運営の世界最大級のクラウドファンディングサービス「Indiegogo」と日本企業及び欧米企業がそれぞれの地域に進出する際の相互サポートを目的として業務提携を開始
  • 2021年5月創業韓国拠点を設立
  • 2021年8月海外から応援購入を受け付ける機能グローバル展開機能「Makuake Global」の提供開始
  • 2021年10月創業中四国拠点を設立
  • 2022年4月東京証券取引所グロース市場へ移行
  • 2022年6月スタートアップ企業を対象に商品開発から経営まで全面的なサポート事業を行うBREW株式会社とスタートアップ企業の「Makuake」デビュー前から実施終了以降までの事業成長をトータルでサポートする目的として業務提携を開始
  • 2022年9月「Makuake」から生まれたユニークな商品が揃うECプラットフォーム「Makuake STORE」がリニューアルオープン
  • 2022年10月創業北陸拠点を設立
  • 2023年3月韓国国内の中小企業に対して販路拡大の支援を行う韓国の行政機関・中小企業流通センターと韓国の中小企業の日本進出をサポートする目的として業務提携を開始
  • 2023年5月株式会社マイクロアドの台湾法人で、日本企業の台湾進出支援やマーケティング支援を行うMicroAd Taiwan, Ltd.とMakuakeと日本企業の台湾進出、台湾企業の日本進出を相互にサポートすることを目的として業務提携を開始
  • 2023年6月企業の新商品企画・開発を支援する「Makuake Incubation Studio」が中小企業向けのサポートメニューの提供開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業成長パートナーへの進化

    新商品の先行販売(Debut)中心のモデルから、市場調査・企画(Plan)から一般流通促進(Growth)までを継続支援するモデルへ変革し、事業者のコアコンピタンスへの集中を支援する。

  2. 02

    プラットフォームの差別化と強化

    オペレーション、カスタマーサポート、マーケティング、ユーザー定着化、テクノロジーの各要素を高度化・連携させ、他社にはない「0次流通市場」に特化したポジショニングを維持・強化する。

  3. 03

    リピート顧客基盤の拡大

    プロジェクト実行者向けサポート拡充、プロジェクトサポーターケア体制強化、CRM投資により、リピートプロジェクト実行者による掲載開始数とサポーターのリピート応援購入金額の向上を図る。

  4. 04

    独自データ・ネットワーク活用

    Makuakeを通じて蓄積したユニークなデータやネットワークを活用し、事業者の新商品の企画・販売・成長の全プロセスでソリューションを提供する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で152人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は676万円で、6期前と比べて+14.4%平均年齢は35.6歳、平均勤続年数は4.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年9月59130.81.660
2020年9月63031.41.992
2021年9月64331.71.8152
2022年9月62533.32.1192
2023年9月64133.52.7191
2024年9月64234.63.6165−61
2025年9月67635.64.2152263

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率38.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 目黒区759百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社サイバーエージェント(注1)
    東京都渋谷区
    議決権50.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は46億円営業利益4億円前期と比べると増収で、売上が+24.3%。

売上高
+24.3%
46億円
営業利益
4億円
純利益
4億円
営業利益率
8.7%
前期比 +11.4%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高54億円46億円
営業利益7億円4億円
純利益6億円4億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は16億円、営業利益は2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q9−2−22.2−2
2023年3Q10−1−10.0−1
2023年4Q100
2024年1Q1000.00
2024年2Q9−1−11.1−1
2024年4Q1800.00
2025年2Q21314.32
2025年4Q2514.02
2026年2Q28621.45
2026年3Q16212.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年9月期からの11期で、売上は1億円から46億円へ46.0倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
関西支社を設立
2015年9月1−1−1
2016年9月2−1−1
「株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング」から「株式会社マクアケ」に商号変更
2017年9月510
北海道拠点を設立
2018年9月1021
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2019年9月1311
名古屋拠点を設立
2020年9月3254
韓国拠点を設立
2021年9月4632
北陸拠点を設立
2022年9月42−3−13
韓国国内の中小企業に対して販路拡大の支援を行う韓国の行政機関・中小企業流通センターと韓国の中小企業の日本進出をサポートする目的として業務提携を開始
2023年9月38−5−5
2024年9月37−1−1−2.7−1
2025年9月46458.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高46億円のうち、営業利益として残るのは4億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の8.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.1%12億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金65.2%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
73.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
8.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比5.2pt
7.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年9月期は営業CFが10億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は60億円で、売上の15.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年9月20125
2018年9月3−1027
2019年9月4−2029
2020年9月26−2192451
2021年9月2−639−486
2022年9月−8−50−1373
2023年9月−3−60−964
2024年9月−11−30−1451
2025年9月10−10960

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年9月期の総資産は74億円。このうち返さなくてよい自己資本が54億円で、自己資本比率は72.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年9月20217.5
2016年9月303
2017年9月61514.5
2018年9月102820.5
2019年9月1431120.4
2020年9月62273543.1
2021年9月103693466.2
2022年9月83562767.0
2023年9月80512963.5
2024年9月66501674.7
2025年9月74542072.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
47億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
20億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中121位あたり、逆に低いのはROE605社中427位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
24.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥934で、1年前と比べて-21.4%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥934-3.4%1ヶ月+10.0%1年-21.4%時価総額119億円
過去52週の値幅
安値¥675高値¥1,320

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.5倍
PER (会社予想)18.5倍
PBR1.95倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月28日に1024円と急騰したが、翌日855円へ急落し、ボラティリティが高い。直近は920円と25日線898円を上回り、75日線870円や200日線903円も上回る。52週高値1345円からは32%下落、52週安値675円からは36%上昇。RSIは65.74とやや過熱気味。出来高は7月28-29日に40万株超と急増し、投機的な売買が活発。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは18.27倍と業界平均の30.75倍を大幅に下回り、PBRも1.92倍で平均2.92倍を下回ります。ただし、無配当であり、ROEは7.87%と平均より低めです。直近の業績は改善傾向にあり、今期は黒字転換が見込まれますが、株主還元はまだ乏しいです。割安感はあるものの、配当がない点がネックで、総合的に割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.5倍47.9倍
PER (予想)18.5倍
PBR1.95倍2.96倍
ROE7.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、クラウドファンディング市場の成長性と、黒字化後の収益拡大の持続性を巡る対立。強気派は、新商品のテストマーケティング需要の高まりや、2025年9月期の黒字転換でビジネスモデルの実証が進んだと評価する。一方、弱気派は、売上高が36〜46億円と停滞気味で、競争激化による手数料率の低下や、大型プロジェクト依存のリスクを指摘する。また、時価総額117億円に対してPER18倍と、成長鈍化の中での割高感も議論となる。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換で実証

    2025年9月期に営業利益4億円、利益率8.7%を達成。

  • テストマーケ需要

    新商品の需要検証にCFを活用する企業が増加傾向。

  • ネットワーク効果

    支援者とプロジェクトが増えるほどプラットフォーム価値が向上。

  • 売上高46億円、前期比24%増のV字回復通年影響

    売上高は37億円から46億円へ24.3%増加し、増収に転換

  • 営業損益が-1億から+4億へ黒字転換決算発表後影響

    営業利益は4億円、前期の-1億円から5億円改善

  • 営業利益率8.7%とコスト構造が改善通年影響

    営業利益率は前期-2.7%から8.7%へ11.4pt上昇

  • 株価1年で21.8%下落し反発余地継続影響

    株価は1年で-21.8%、調整が進み押し目買いのタイミング

マイナスに働く材料7
  • 売上伸び悩み

    過去3期の売上は37〜46億円で、成長率は鈍化。

  • 競争激化

    他社CFプラットフォームや自社サイトでの販売が増加。

  • 高評価懸念

    PER約18倍は成長鈍化を織り込んでいない可能性。

  • 2024年9月期は減収、増収が一過性通年影響

    売上高は38億→37億円と減少し、成長は安定しない

  • 無配当の継続で株主還元が手薄継続影響

    配当利回り0%と無配、インカム投資家は買いにくい

  • 2023/9期と2024/9期は最終赤字継続影響

    純損益は-5億円、-1億円と2期続けて赤字

  • 時価総額117億円と小型、流動性が低い継続影響

    時価総額117億円、売買が薄く下げ時に値幅が出やすい

次の決算で確かめる点
流通総額
手数料収入の基盤で、成長の直接指標。
プロジェクト成功率
プラットフォームの質と収益性に直結。
手数料率
競争環境と収益性の変化を反映。
アクティブ支援者数
リピート利用の規模と市場浸透度を示す。

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ7,998人。区分でいちばん多いのは事業法人51.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.7%を占め、残る44.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人56.153.653.052.251.851.5
個人・その他14.525.433.032.839.334.7
証券会社3.21.66.98.44.95.3
金融機関13.110.12.72.00.74.2
外国法人13.09.24.24.32.94.0
外国人個人0.00.10.20.30.40.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社サイバーエージェント50.87
02中山 亮太郎3.48
03楽天証券株式会社2.36
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社2.13
05木内 文昭2.01
06長谷川 佳奈1.85
07株式会社日本カストディ銀行1.80
08KSK ANGEL FUND, LLC(常任代理人 大和証券株式会社)1.79
09平田 智秋1.41
10JPモルガン証券株式会社0.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+100%、1株純資産は10期で−95%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年9月−20,1237,782
2016年9月−15,757
2017年9月58166.4
2018年9月112080.8
2019年9月92937.0
2020年9月3322825.1321.5
2021年9月205525.2226.3
2022年9月−108440−21.8
2023年9月−39400−9.3
2024年9月−8390−2.1
2025年9月324227.932.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中山亮太郎代表取締役 社長44444,500
木内文昭代表取締役47256,000
中山豪取締役50
勝屋久社外取締役64500
串田規明社外取締役(監査等委員)50
大山陽希社外取締役(監査等委員)47
芦田千晶社外取締役(監査等委員)58
大寺正敏65

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5565611
社外取締役520204

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,331字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」というビジョンのもと、「世界をつなぎ、アタラシイを創る」をミッションに掲げ、世にない新しいものを提供するプロジェクト実行者(事業者)と新しいものや体験を作り手の想いや背景を知った上で応援の気持ちを込めて購入するプロジェクトサポーター(生活者)をつなぐ応援購入サービスMakuakeを運営しています。 (1) 当社の事業内容について 当社事業は、応援購入サービス事業の単一セグメントですが、①Makuake、②Makuake Incubation Studio及び ③その他の3つのサービスにより構成されています。 ① Makuake Makuakeは、アタラシイものや体験の応援購入サービスMakuakeの運営を通じて、新しいアイデアや優れた技術等を用いた新商品や新サービスの実現及び広がりを希望する事業者(プロジェクト実行者)と、そのプロジェクトを応援購入する国内外の個人等(プロジェクトサポーター)を、インターネット上でマッチングするサービスです。 本サービスは、プロジェクト実行者が量産前の新商品や新サービスをMakuake上で先行販売し、プロジェクトサポーターが応援の気持ちを込めて先行購入(応援購入)する仕組みです。当社は、プロジェクトサポーターが商品やサービスを購入することが決定(プロジェクト成立)した場合に、プロジェクト実行者から一定のサポート手数料を受領しています。また、サイト環境の整備等に充当するために同時にプロジェクトサポーターから応援購入金額に対する一定の手数料を受領しています。 当該サービスにおけるプロジェクト実行者への応援購入金額提供の決定方式は、①応援購入金額の目標達成結果に関係なくプロジェクト掲載の終了期日までに売り上げた応援購入金額がプロジェクト実行者に提供されるAll-in方式及び ②応援購入金額が設定された目標額に達した場合にのみ売り上げた応援購入金額がプロジェクト実行者に提供されるAll or Nothing方式があり、プロジェクト実行者のご希望に応じて方式を決定しています。 Makuakeの業務の流れは以下のとおりです。 STEP1:事業者(プロジェクト実行者)が新商品や新サービスとして国内市場デビューを企画しているプロジェクトについて当社に申し込みます。 STEP2:当社は、プロジェクト実行者に対してプロジェクト掲載にかかるコンサルティングを行います。 STEP3:プロジェクトの実現可能性や法令遵守等に関する審査を実施した上でMakuakeに公開します。 STEP4:プロジェクトサポーターは、掲載されたプロジェクト情報及び応援購入金額に応じて設定されたリターンを踏まえて、先行購入(応援購入)を行います。 STEP5:プロジェクトが成立した場合、プロジェクト実行者に対して当社の手数料等を控除した応援購入金額を送金します。 STEP6:プロジェクト実行者からプロジェクトサポーターにリターンが提供されます。 <Makuake概略図> ※ 手数料は税抜き金額を基準としています。 ② Makuake Incubation Studio Makuake Incubation Studioは、企業等が有する研究開発技術及び独自技術を活かした新事業を創出するため、商品開発領域における以下の各種インキュベーションサービス(注)を提供しています。 当社は、企業の研究開発テーマや成果の中に有用な技術であるにも拘らず事業化に至っていない案件が数多く存在していると考えており、Makuakeの運営を通じて蓄積した顧客ニーズのデータやノウハウ等を活用し、企業の有用な技術を活用した新しい発想の商品開発をサポートすることで、報酬を受領しています。 なお、当該サービスによる商品開発サポートを通じて、Makuakeにおけるプロジェクト導出を図っています。 (注) インキュベーションサービスとは、新事業を創出するための支援業務をいいます。 <Makuake Incubation Studio概略図> ③ その他 Makuakeの運営に関連する以下のサービスを展開しています。 ・広告配信代行 Makuakeにおける応援購入金額の拡大を目的に、プロジェクト実行者に対して各種SNS広告やリターゲティング広告等を活用した広告配信代行サービスを提供しています。 ・安心システム利用制度 Makuakeのサイト環境の整備をはじめ、当社が定める品質基準に基づく審査、返金制度等を通じて、プロジェクトサポーターが安心して応援購入できる場や機会を提供しています。プロジェクトサポーターがMakuakeで応援購入する際にその対価をシステム利用料として受領しています。 ・Makuake STORE(EC(電子商取引)サイト) Makuakeより創出された商品を各種ECサイトにて販売取次するサービスであり、プロジェクトが終了した後もプロジェクト実行者に対して商品を販売できる機会を提供しています。当社は、Makuake STOREにおける販売実績に基づく手数料を受領しています。 ・Makuake SHOP Makuakeにおいてプロジェクトが成立した後、ビジネスの広がりをサポートするため、全国各地の様々な業態のパートナー企業と連携し、Makuake発の商品をリアル店舗で展示・販売するMakuake SHOPサービスを提供しています。当社は、プロジェクト実行者から販売実績に基づく手数料を受領しています。 ・Makuakeインサイト 独自に保有する「新商品の購買に紐付いた行動データ」や「新しいものへの関心が高い生活者への調査」を通 じて、顧客起点での商品開発やプロモーション戦略の設計を支援しています。当社は、Makuakeインサイトにお ける提供サービス内容に基づく手数料を受領しています。 (2) 当社事業及びサービスの特徴について ① キュレーター(注)によるコンサルティングサポート プロジェクト実行者のMakuake活用に際し、全てのプロジェクトに担当キュレーターを配置し、コンサルティングサポートを実施しています。プレゼンテーションやマーケティング、PRを得意としないプロジェクト実行者に対して、プロジェクト内容の明瞭化やプロジェクトサポーターに対する訴求力向上等をサポートすることにより、新商品や新サービスの魅力を最大限に引き出すとともにプロモーションプランニングの提案を通じて応援購入金額を拡大させる支援をしています。 同時に、キュレーターが複数のプロジェクトをコンサルティングサポートするにあたり、オペレーション管理システムを構築・運営するとともに、改善開発を継続することで、コンサルティングサポートの効率向上やクオリティ維持を図っています。 (注) キュレーターとは、プロジェクト実行者がプロジェクトを開始するにあたって受付からリターンの提供完了までをサポートする当社コンサルタントをいいます。 ② プロジェクトの品質を確保する審査体制 当社は、Makuake基本方針及びMakuake品質基準を定め、プロジェクト掲載基準を明確にするとともに、社内ガイドラインを策定し、個々のプロジェクトにおける実現可能性や法令遵守、プロジェクト実行者の評価等に留意した審査・チェックを実施しています。担当キュレーターにおけるプロジェクトチェック体制に加え、プロジェクト法務局の審査専門のチームによる審査を合わせて実施することにより、プロジェクトの品質を確保し、掲載に不適切なプロジェクトの排除に努めるほか、プロジェクトの実行におけるリスク低減を図り、プロジェクトサポーターへ及び得るリスクの低減に努めています。 ③ 応援購入金額の最大化をサポートする広告配信代行体制 当社は、プロジェクト実行者がプロジェクト掲載中に売り上げた応援購入金額の一部を使って各種SNS広告やリターゲティング広告等を活用し効率よく広告配信ができるよう、広告配信代行の体制を構築しています。広告配信代行サービスを通じてプロジェクト実行者が別途の費用を持ち出すことなく、応援購入金額の最大化を狙えるようサポートしています。 ④ 各種メディアを活用した広告宣伝活動 当社は、各種メディア媒体を活用した広告宣伝活動を展開しています。WEBメディア(SNSを含む)、新聞・雑誌及びテレビ局等(その記者やライター等)に対して、各媒体が興味を示すジャンルのプロジェクト情報を提供することはもちろん、取材受付をはじめとした各種連携を積極的に実施する等、メディア向けの取り組みを継続することにより掲載プロジェクトが各媒体へ掲載される機会を拡大し、プロジェクトサポーターの集客を図る仕組みを構築しています。 また、各媒体に当社サービスを取り上げられることが魅力あるプロジェクトの獲得にもつながっており、事業成長の好循環が作られているものと認識しています。 ⑤ 既存会員のリピート応援購入による安定した顧客基盤 当社は、魅力のあるプロジェクトの提供及び各種メディアを活用した広告宣伝活動による集客等により、自分の趣味嗜好に合った新商品や新サービスに高い関心をもつユーザー層の獲得を推進しており、プロジェクトサポーターにおけるリピート購入割合が7割を超える高い水準で推移していることが特徴です。 当該リピート率を維持しつつ、より多くの新規ユーザー層を獲得すべく、キュレーターによるコンサルティングサポート力の強化、プロジェクト審査によるプロジェクト品質確保の強化、Makuakeにおける各種機能強化、プロジェクト実行者がリターンを提供するまでにおけるサポート拡充等を通してプロジェクトサポーターの満足度を向上し、安心してリピート応援購入できる環境づくりをするとともに、プロジェクトサポーターのニーズに合わせたWEB広告やクーポン配布、各種CRM施策を駆使し、更なるリピート利用を促進しています。 ⑥ プロジェクト成立後納品までをモニタリング 当社は、プロジェクトが成立した後、プロジェクトサポーターにリターンが提供されるまでの間、Makuakeプロジェクトページの「活動レポート」にてプロジェクト実行者における納品までの進捗状況を定期的に掲載しています。また、カスタマーサクセス局にて、全てのプロジェクトに対し定期的な報告状況を確認し、プロジェクトサポーターとのコミュニケーションを促すとともにリターンの納品までを見える化しています。 ⑦ マーケティングへ活用可能なユーザー分析データの提供 Makuakeに掲載されるプロジェクトは、テストマーケティング(新商品や新サービスの顧客ニーズ・評価等の調査、ブランディング等)やPR及び新規顧客獲得等を目的に実施されるケースが多く、当社は、当該ニーズに対応すべく、キュレーターによるコンサルティングサポートに加えて特許を取得しているマーケティング分析ツールから得たユーザー分析データをプロジェクト実行者に提供しています。 ⑧ 良質なプロジェクトの継続的獲得への取り組み 当社は、Makuakeにおいて、魅力的なプロジェクトを継続的に獲得していくため、金融機関や地方自治体、その他事業者とのビジネスマッチング等の連携により、各地域の取引先企業の紹介を受ける取り組みを行っています。特に、金融機関の場合、事業性評価融資(注)の拡大が求められており、その一環として当社サービスを活用するケースも多数あります。 (注) 事業性評価融資とは決算書の内容や保証・担保だけで判断するのではなく、事業内容や成長可能性等も評価して行う融資のことをいいます。 ⑨ 自律的成長モデル 当社は、Makuakeの運営を通じ、良質なプロジェクトを獲得・創出し、メディア掲載等による認知度向上や集客等を通してより多くのプロジェクト実行者とプロジェクトサポーターを結び付け、Makuakeにおけるプロジェクトの実行実績及びその成功事例を積み上げてきています。 事業開始からこれらの取り組みを継続してきた結果、プロジェクト実行者からのプロジェクト掲載希望の問い合わせ数やプロジェクト掲載数が安定的に確保できています。また、魅力的なプロジェクトの増加に伴い各種メディアに継続的に取り上げられ、当社サービスの認知度が向上しているほか、当社サービスにおける訪問者数や会員数、プロジェクト応援購入件数が取扱高及び事業拡大に結び付けています。これらのことから、自律的な事業成長のサイクルが構築されているものと認識しており、成長サイクルの強化による更なる事業拡大を推進しています。 当社の事業系統図は以下のとおりです。 ※ 手数料は決済額に一定の割合を乗じたものとなり、当該手数料が当社の売上として計上されます。
経営方針・対処すべき課題9,715字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 経営方針 当社は、「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」というビジョンのもと、「世界をつなぎ、アタラシイを創る」をミッションに掲げ、世にない新しいものを提供するプロジェクト実行者(事業者)と新しいものや体験を作り手の想いや背景を知った上で応援の気持ちを込めて購入するプロジェクトサポーター(生活者)をつなぐ応援購入サービスMakuakeを運営しています。 また、付随サービスとしてMakuake運用を通じて蓄積されている各種データを活用し事業者支援を行うMakuakeインサイトや企業等が有する研究開発技術を活かした新事業の創出をサポートするMakuake Incubation Studio、Makuakeにおける応援購入金額の拡大をサポートする広告配信代行、プロジェクトサポーターが安心して応援購入できる場や機会を提供する安心システム制度、プロジェクトが終了した商品を各種ECサイトにて継続販売するMakuake STORE、全国各地の様々な業態のパートナー企業と連携しMakuake発の商品をリアル店舗で展示・販売するMakuake SHOP等を提供しています。 当社はこれまで、「0次流通市場」という一般の流通に出回る前の流通市場に軸足を定め、そのオンライン市場である「新商品のオンラインデビュー市場」における最大のプラットフォーマーとしての地位を確立してきましたが2025年9月期より市場の定義を変更し、「小売市場全般」において事業者の「事業成長パートナー」として流通に係る各種課題を一気通貫で支援していくことで、当社のビジョンである「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」を目指しています。 (2) 経営指標 当社は、取扱高を重要な経営指標としており、今後もその拡大に注力していく方針です。 ・取扱高 Makuakeにおける応援購入金額の総額及び安心システム利用料の合計額(税込)。 当社は、プロジェクト終了後、プロジェクト実行者から売り上がった応援購入金額の一定率をサポート手数料として受領しています。また、商品(またはサービス)購入時にプロジェクトサポーターから応援購入金額の一定率を安心システム利用料として受領しています。取扱高はMakuake事業及び安心システム利用売上の成長に直接関わるため、重要な指標として認識しています。 以下の指標は収益に直接的な関連はないもののMakuakeにおけるプラットフォームとしての規模感及びユーザー流動の健全性を測定する係数としてモニタリングしています。 ・掲載開始数 Makuakeに新たに掲載されたプロジェクトの件数。 プロジェクトの掲載件数の増加はアクセスUU(ユニークユーザー)維持、または増加の一つの要素であるとともに、会員数の増加につながるため、その拡大による取扱高の成長を推進しています。 ・アクセスUU(ユニークユーザー) Makuakeの訪問者数(名寄せ後)。 会員及び非会員を合わせたサイトの訪問者数。期間中にサイトを訪問した人数はサイトの認知度の尺度であり、潜在的会員の数であるため、その拡大による会員基盤の拡大を推進しています。 ・会員数 Makuakeにて会員登録を行った累計人数。 会員数の増加は応援購入者及び潜在的応援購入者の増加であるため、その拡大による取扱高の成長を推進しています。 ・リピート応援購入率 Makuakeにおける応援購入金額のうち、過去1年間において応援購入実績があるプロジェクトサポーターの応援購入金額の割合。 リピート応援購入率はロイヤルカスタマーの割合とも考えられるため、当社はその割合を高い水準で維持することで、堅固な会員基盤による安定的収益の確保を目指しています。 なお、2022年9月期から2025年9月期における主要管理指標の推移は以下のとおりです。 2022年9月期第1四半期   2022年9月期第2四半期   2022年9月期第3四半期   2022年9月期第4四半期 応援購入総額   千円   5,369,538   5,024,105   5,245,575   4,136,999 掲載開始数   件   2,360   1,931   2,044   1,979 アクセスUU   名   14,801,463   14,431,670   13,880,515   13,057,289 会員数   名   1,981,004   2,094,630   2,195,111   2,273,866 リピート応援購入率   %   77.0   74.0   77.3   79.6 2023年9月期第1四半期   2023年9月期第2四半期   2023年9月期第3四半期   2023年9月期第4四半期 応援購入総額   千円   4,251,611   4,108,392   4,569,329   4,679,995 掲載開始数   件   2,087   1,732   1,918   1,951 アクセスUU   名   12,279,539   11,827,059   11,806,705   11,387,444 会員数   名   2,362,033   2,441,236   2,526,293   2,610,875 リピート応援購入率   %   75.8%   76.2%   74.6%   76.1% 2024年9月期第1四半期   2024年9月期第2四半期   2024年9月期第3四半期   2024年9月期第4四半期 応援購入総額(第4四半期から取扱高※)   千円   4,592,271   3,957,290   4,094,940   3,992,873 掲載開始数   件   1,732   1,499   1,549   1,590 アクセスUU   名   11,827,059   9,996,622   9,021,256   7,995,873 会員数   名   2,441,236   2,776,226   2,847,609   2,923,832 リピート応援購入率   %   76.2%   76.8%   77.8%   77.7% 2025年9月期第1四半期   2025年9月期第2四半期   2025年9月期第3四半期   2025年9月期第4四半期 取扱高   千円   3,920,327   4,169,636   4,887,249   4,666,478 掲載開始数   件   1,424   1,234   1,342   1,423 アクセスUU   名   8,519,009   7,944,597   8,955,427   10,028,376 会員数   名   2,998,907   3,077,017   3,180,906   3,238,627 リピート応援購入率   %   77.1%   73.3%   74.0%   76.1% ※取扱高:応援購入総額及び安心システム利用料の合計額(税込) (3) 経営戦略等 当社の主な収益は、Makuakeにおいて展開する各種サービスに対して発生する手数料であるため、取扱高を重要経営指標としその成長を図りつつ、その他付随サービスの規模拡大を目指しています。そのため、当社は2013年設立以来、プラットフォームとしての自律的な成長サイクルを確立するとともに、ブランディングの強化及び品質保証体制の強化並びにMakuake生態系の強化を進め、参入障壁を高めています。 当社は今後もこの戦略を継続しMakuakeに経営資源を投下することにより事業拡大を図るとともに、付随サービスを含む各種サービスにかかる機能の強化及び領域拡大等に取り組みMakuakeの生態系を拡大、拡充することで収益基盤強化を図っていく方針です。 基本方針 ① 日本のものづくりへの貢献(産業構造の変革) 従来の日本の流通構造は、様々な障壁があり、たくさんの優れた技術がお蔵入りし、画一的な低コスト商品や売れ筋の商品しか生み出されない構造となっており、趣味嗜好が多様な昨今においても新商品や新サービスが生まれづらい環境が常態化しているものと考えています。 当社は、独自のアイデア・技術をもつプロジェクト実行者と、これまで見たことのない新しい商品やサービスを応援購入したいプロジェクトサポーターをインターネットで結びつけ、量産前の試作または企画段階において販売(先行販売)が可能なプラットフォームを提供することにより、新しい取り組みに際して生じる様々なリスクを低減し、まだ世の中になかった新商品や新サービスを世に輩出するための新たな事業創造スキームとして、21世紀型の新たな流通構造の在り方を提示したいと考えています。 また、この仕組みは、ものづくり領域のみならず、飲食店開業における会員権や食事券の先行販売、宿泊施設の宿泊券や各種体験施設の体験チケットの先行販売、映像や映画のチケットの先行販売等、多様な領域において活用可能なものであるため、大きな広がりを見せていくと考えています。 ② プラットフォームとして他社と差別化したポジショニングの確立・維持 当社のアタラシイものや体験の応援購入サービスMakuakeは、新商品や新サービスのマーケットデビュー市場である「0次流通市場」に特化したマーケットプレイスとして他社と差別化したポジショニングを確立・維持しています。 当社のプラットフォーム価値を向上させるためには、オペレーション(キュレーターによるコンサルティング力及び審査担当による審査力)、カスタマーサポート(プロジェクトサポーターが安心して応援購入することができる環境づくり)、マーケティング及びプロモーション(効率的かつ効果的な運用体制)、ユーザー定着化(プロジェクト実行者及びプロジェクトサポーターに継続して利用してもらうための体験の提供)、テクノロジー(インターネット関連技術、プラットフォームの構築技術)の各要素をそれぞれ強化することが当社の差別化戦略を形成する上で重要であると認識しており、当社では、各要素の高度化と連携に向けた施策に継続的に取り組んでいます。これらの高度化された有機的な連携により、マーケティングは得意ではないが優れたアイデアや技術を有している事業者が新しい顧客(プロジェクトサポーター)を獲得することが可能となり、他社では実現できない領域にまで活用できるようにすることで、プロジェクト実行者の裾野を広げることが可能になると考えています。 ③ リピートプロジェクト実行者による掲載開始数及びプロジェクトサポーターのリピート応援購入金額の向上 Makuakeにおいてリピートプロジェクト実行者による掲載開始数の割合は60%以上、プロジェクトサポーターのリピート応援購入金額の割合は75%以上と高水準を維持しており、新商品や新サービスをローンチする際に繰り返しMakuakeを利用するプロジェクト実行者及び新商品や新サービスに高い関心または購買意欲を示し、繰り返し応援購入をするプロジェクトサポーターは、当社事業の重要な顧客基盤であるものと考えています。 これら顧客層の拡大及びリピート利用の促進は、a)プロジェクト実行者向けのサポートを拡充/強化し、プロジェクト実行者の満足度向上を図ることでMakuakeのリピート利用の必然性を上げること、b)プロジェクト実行者のプロジェクトサポーターケアをサポートする体制を拡大し、健全性を強化することでプロジェクトサポーターの離脱を防止すること、c)プロジェクトサポーターのリピート利用を後押しする構造の拡充とCRM施策に投資し、プロジェクトサポーターのファン化を加速させること等により実現されているものと考えています。 当社は今後も継続してリピートプロジェクト実行者による掲載開始数及びプロジェクトサポーターのリピート応援購入金額を向上させるべく取り組んでいきます。 ④ 事業者のリソース投下ポイントを変えるソリューションの提供 昨今、日本の労働人口が逓減するのに伴い、当社の顧客(プロジェクト実行者)の大半を占める中小企業や地方企業ほど深刻な人手不足に直面しています。そのため、事業者は「よいものを作る」というコアコンピタンス(中核的な強み)に集中すべき状況にあります。 一方、当社はMakuakeを含む各種サービスを展開する過程で、他社にはないユニークなデータ、ネットワーク等 の資産を蓄積しています。この資産は、事業者の課題に対し、的確なソリューションを提供する上で極めて有効 に機能すると考えています。 このような背景から、当社のユニーク資産を活用し、事業者の新商品のPlan(企画)-Debut(先行販売)- Growth(一般流通促進)の全プロセスにおいてソリューションを提供することは、事業者がコアコンピタンスに 専念できるようになると同時に、当社が事業者と長期的な伴走関係を構築することにつながると考えます。 そのため、今後、当社は新商品のDebut中心のモデルから、インサイト機能を軸にPlanからGrowthまでを継続支 援するモデルへと変革していくことを計画しています。この変革を通じて、新商品や新サービスデビューの最大 プラットフォームから「挑戦者の事業成長パートナー」へと進化し、巨大な小売流通市場において独自の売る力 をもつゲームチェンジャーとしての地位を確立していくことを目指します。 (4) 経営環境 当社事業は新商品デビューにおけるEコマース市場、新サービスにおける予約販売Eコマース市場等の影響を受けています。当該市場は2020年から2021年にかけて、新型コロナウイルス感染症拡大によって変化したライフスタイルやワークスタイルにより需要が急拡大した後、国内における経済活動の正常化が進む中で落ち着きを戻したかたちで成長を続けており、今後においても新商品及び新サービスデビューのEコマース市場は非常に高い成長ポテンシャルがあると考えています。 当社は、引き続き市場の拡大及び競合環境の変化並びに経済環境の変化等に合わせて対応していきます。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が対処すべき主な課題は以下のとおりと考えています。 ① プロジェクト実行者及びプロジェクトサポーターのリピート利用の向上 当社が成長を維持するためには、より多くのユーザーが継続的に利用しているプラットフォームであり続ける ことが重要であると認識しています。プロジェクト実行者に対しては、プロジェクト掲載における満足度を高め ていくとともに、プロジェクト終了後も振り返り等を通じて継続的にコミュニケーションをとり、次の新商品や 新サービスの構想を支援することでプロジェクト実行者のリピート利用を促していきます。プロジェクトサポー ターに対しては、応援購入のマイナス体験を可能な限りゼロにしつつ、質がよく、魅力あるプロジェクトの掲載 を続け、体験向上を図るとともに、クーポンやメールマガジンをはじめとする各種CRM施策に加え新機能開発を進 め、繰り返しプラットフォームを利用したくなる仕組みを作ることでプロジェクトサポーターのリピート利用を 促進していきます。 ② 優秀な人材の確保と育成 当社が今後も継続的に成長するためには、優秀な人材の確保と育成が重要な課題であると認識しています。特にキュレーター人材及び審査人材は質の高いプロジェクトの掲載において非常に重要であり、キュレーター部門のプロジェクトコンサルティング体制及び審査部門のプロジェクト審査体制は他社が短期間で真似することのできない大きな参入障壁になっているため、当該部門の人材を確保し、育成することは当社の人的資本の蓄積につながると考えています。引き続き適切な採用活動を行い、優秀な人材を確保していくとともに、社内における教育体制の強化に取り組んでいきます。 ③ 審査強化、モニタリング体制及び返金制度によるトラブル発生防止への対応 当社は、不適切なプロジェクトによるトラブルの発生を防止し、プロジェクトサポーターが安心して利用できるプラットフォームの体制を持続することが重要な課題であると認識しています。そのため、プロジェクト掲載前の事前の審査体制、プロジェクト掲載から送付までのモニタリング体制及び一定期間内にリターンが未着であり、かつプロジェクト実行者から返金されない場合における当社からの返金制度を構築し、トラブル発生防止に努めています。 事前の審査においては、担当キュレーターにおけるプロジェクトチェック体制に加え、プロジェクト法務局の審査専門チームによる審査を合わせて実施しています。審査においては、Makuake基本方針及びMakuake品質基準を定め、プロジェクト掲載基準を明確にするとともに、審査項目として、社内ガイドライン・マニュアル等を整備し、全プロジェクトにおいてカテゴリー別の審査項目に基づき、実現性や法令遵守、プロジェクト実行者の評価、リターンにかかる実現可能性等に留意した審査・チェックを実施することにより、プロジェクトが適切に実行されないリスクの低減に努めています。 プロジェクト掲載から送付までの状況については、カスタマーサクセス局においてモニタリングを実施し、案件に応じてプロジェクト法務局及び企業法務部に連携することにより、配送が適切に実行されないリスクの低減に努めています。 また、プロジェクトサポーターがより安心して応援購入を検討できる環境整備の一環として、プロジェクト実行者に対するレビュー機能のアップデートを実装し、継続的に改善しています。応援購入したプロジェクトサポーターの具体的な声とプロジェクト実行者の対応を可視化することで、応援購入プロセスの透明性向上及びトラブルの発生防止につながるユーザー体験の提供に努めています。 上記審査体制、モニタリング体制及び返金制度については、今後も改善に努め、トラブル発生防止に注力していく方針です。 (2025年9月期審査・モニタリング体制図) ④ 業務の効率化 ④-1 プロジェクト審査の効率化 当社は、不適切なプロジェクトによるトラブルの発生を防止し、ユーザーが安心して利用できるプラットフォームであり続けるために、プロジェクトの審査体制を構築し継続的な改善に努めています。そのため、常にプロジェクトの審査項目や体制を改善し続けており、審査を強化することによる審査工数の増加はプロジェクト審査を担当するプロジェクト法務局のみならず、コンサルティングを行うキュレーション局の生産性に影響を与える重要な課題であると認識しています。プロジェクト法務局は、審査項目の見直しを行う際にキュレーション局をはじめとする関連部署全体の業務フローを検討し、定型化・システム化が可能な部分についてはフォーマットの運用や開発本部との連携を行うことにより審査工数の増加を最小限に抑える調整をしています。更に、日々進化するAIを活用することで、審査の効率化に加え、判断基準の標準化による回答の再現性・一貫性の向上にも努めています。引き続き、効率的なプロジェクト審査体制の強化に取り組んでいきます。 ④-2 オペレーションシステム開発の強化による効率化 当社は、プロジェクト実行者が利用する各種システムや社内オペレーションシステム等の整備・強化が重要な 課題であると認識しています。AI等の技術を積極的に活用することで各種オペレーション関連システムを整備・ 強化し、プロジェクト実行者における利便性向上や自動化機能の拡充を図るとともに社内業務の効率向上を目的 とした社内オペレーションシステムの整備・強化をしていきます。 ⑤ サービスシステム開発への投資 当社は、MakuakeのWEB及びアプリサービスにおける新機能開発やMakuake関連サービスのシステム開発が重要な課題であると認識しています。引き続き、Makuakeを中心とした関連サービスのシステム開発に投資を進め、Makuakeの生態系拡大を図っていきます。 ⑥ 集客のための広告投資 当社の更なる成長のためには、Makuakeの認知度向上やブランド力強化が重要な課題であると認識しています。そのため、今後も適切な広告手段を活用した継続的な広告投資を推進し、プロジェクト実行者及びプロジェクトサポーターの獲得に取り組んでいきます。 ⑦ メディア力強化及びマッチング力強化 新商品や新サービスに特化したマーケットプレイスであるMakuakeは、新商品や新サービスに関する情報が集まっているメディアとして多くのプロジェクトサポーターやメディア関係者に認識され、毎日訪れるメディアとしても利用されています。単純にものを買う場所としてではなく、毎日訪れ、楽しむ中で応援購入してもらうために、Makuakeのメディア力強化及びマッチング力強化が重要な課題であると認識しています。引き続き、まだ一般流通に出回る前の良質な新商品や新サービスの発掘、掲載を継続し、プロジェクトを通じてMakuakeを訪れたユーザーに良質な情報を提供することでメディア力を強化すると同時に、検索機能やレコメンド機能、サイトのUI(ユーザーインターフェイス)及びUX(ユーザーエクスペリエンス)等の機能改善、新機能開発を進め、プロジェクトサポーターの趣味嗜好に合った新商品や新サービスとのマッチング精度を上げていきます。 ⑧ エリア展開の強化 現在、当社は東京本社以外に、大阪府、石川県、愛知県、広島県、福岡県及び韓国ソウルに拠点を構えていますが、国内外における事業者へのリーチ及びプロジェクト実行者との連携を強化するために拠点の更なる増設が重要な課題であると認識しています。今後は、国内及び海外に新たな拠点を構え、事業者へのブランド認知向上に注力するとともに掲載プロジェクトの更なる拡大に取り組んでいきます。 ⑨ システムの安定性確保 当社はインターネットを通じてサービスを提供しており、システムの安定的な稼働及び何らかの不具合が発生した際の適切な対応が重要であると考えています。今後も事業規模の拡大に応じ適切な開発投資を行い、システムの整備・強化を進め、システムの安定性確保に努めていきます。 ⑩ 情報管理体制の強化 当社は、個人情報を保有しており、また顧客企業の新商品や新技術等の機密情報を取り扱うこともあるため、情報管理が重要な課題であると認識しています。今後も引き続き、社内規程の厳格な運用、役職員に対する定期的な社内教育の実施に加え、情報管理に関する理解の定着を目的としたテスト形式のeラーニングの定期受講を実施すると同時に、セキュリティシステムの整備・強化に取り組み、より強固な情報管理体制の運用徹底を図っていきます。 ⑪ 内部管理体制の整備 当社の更なる成長のためには、事業の規模やリスクに応じた内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しています。今後も事業上のリスクを適切に把握・分析した上で、社内諸規則や各種マニュアルの整備、社内教育の充実等、適正な内部管理体制の整備に取り組んでいきます。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 事業環境について ① 市場動向について 当社事業は、新商品デビューにおけるEコマース市場、新サービスにおける予約販売Eコマース市場等の複数の市場と密接に関連する新商品や新サービスの先行販売にかかる領域を主たる事業対象領域として認識しており、これら市場の動向に影響を受けています。 当社は、これら事業領域において、応援購入サービスにかかる認知度の高まり、話題性・共感性の高いプロジェクトの増加や成立件数の増加、プロジェクトの大型化、国内外他社の参入等に加え、Eコマース市場の多様化等を背景とした市場の拡大傾向を受け、潜在的に大きな成長可能性があると考えています。 また、当該事業領域については、比較的新しい市場であることや市場自体が成長途上にあることから、現時点において、当該市場の定義が確立されたものではなく、今後も定義や規模を変えながら進化していくものと考えています。当社は、当該市場の変化に応じた事業展開を推進していく方針ですが、今後において、規制導入やその強化、業界におけるトラブル等による信頼性の毀損、その他の要因により当該市場の成長に支障が生じた場合、当社事業にも影響が生じ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 新商品や新サービス分野における消費動向は、経済環境や社会情勢等に強く影響を受けるものであるため、景気動向や雇用情勢、税制、災害その他により個人消費等に著しい影響を及ぼす事象が生じた場合、当社事業にも影響を及ぼす可能性があります。 ② インターネット環境等について 当社事業は、主としてインターネットを通じてサービスを提供しています。近年におけるスマートフォンやタブレット型端末機器の普及等を背景として、一般ユーザーのインターネット利用環境は継続的に整備が図られ、インターネット上で提供されるサービス及びその利用は拡大傾向にあります。 しかしながら、将来において、インターネット利用にかかる規制強化、利用料改定等を含む通信事業者の動向の変化、急速な技術革新が生じた場合、一般ユーザーのインターネット利用動向やその在り方に重大な変化が生じた場合、また、当社においてこれらの外部環境変化への対応に支障が生じた場合は、当社の事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合について 当社が事業対象とする領域のユニークさから同市場において同じビジネスモデルを展開している事業者は現在存在しておらず、一部の事業者が展開するサービスにおいて市場が重複する部分があると認識しています。自社のECを通じて新商品や新サービスを提供する事業者や一部の既存Eコマース事業者がその対象となります。 当社は、事業展開を通じて新商品や新サービスのデビューにおけるコンサルティング及び審査、マーケティング、PR等にかかるノウハウ等を蓄積するほか、当社サービスの認知度及び信頼性向上を推進しており、今後も各種施策による当社の強みを強固にし、参入障壁を高めていく方針です。 しかしながら、今後において国内外の新たな事業者参入等により競争が激化した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 法的規制について 当社の事業は、「取引デジタルプラットフォームを利用する消費者の利益の保護に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「消費者契約法」、「特定商取引に関する法律」、「個人情報の保護に関する法律」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」及び「電気通信事業法」並びに関連法令等の法規制を受けています。また、Makuakeで取り扱うプロジェクトにおいては、各案件にかかる事業領域において法規制を受ける場合があります。なお、当社事業は、現時点において当該事業領域に対する明確な法規制はありません。 当社は、各種法的規制を遵守するため、社内規程及び業務マニュアルの整備や役職員に対する教育等をはじめとしたコンプライアンス体制及び管理体制の強化に取り組んでいます。 しかしながら、今後において、当社事業を対象とした新たな法規制の導入、その他法令等の改正や法解釈の変更等が生じた場合、当社の事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社事業またはプロジェクトにおいて、何らかの要因により法規制に抵触する状況が生じた場合には、当社及び事業サービスの信頼性低下や適正な業務運営への支障が生じ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容について ① Makuakeで取り扱うプロジェクトについて (a) 良質なプロジェクトの獲得について 当社の事業成長において、魅力的なプロジェクトを継続的に提供していくことが重要な要素であると考えています。当社は、過年度において多くのプロジェクトを実施してきた実績等によるユーザー評価及び知名度の向上等に加え、メディア媒体等を通じたPR活動及び金融機関等との提携(ビジネスマッチング)に基づく紹介等により、良質なプロジェクトの獲得を図っています。また、引き続き地方の拠点展開にかかる体制を強化し、プロジェクト獲得の強化を図っていく方針です。 しかしながら、将来において、競合となりうる新規事業者の参入、その他の要因により良質なプロジェクトの継続的な獲得及び提供が困難となる状況が生じた場合、プロジェクトサポーターの集客や取扱高に影響が生じ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (b) プロジェクトにおけるトラブルについて Makuakeにおいては、新しいアイデアや技術等を具現化する新商品や新サービスを中心として、多種多様なプロジェクトが掲載されています。また、各プロジェクトは、プロジェクト実行者のプロジェクトサポーター募集期間後に、リターンとして当初予定していた新商品や新サービスの提供が困難となるリスクを含んでいます。プロジェクトにかかるリターン不履行その他のトラブルが発生またはそれが増加した場合には、当社においてプラットフォーム運営者としての責任を問われる可能性があります。 当社は、プロジェクト推進にかかる社内ガイドライン・マニュアル等を整備し、個々のプロジェクトにおける実現可能性や法令遵守、プロジェクト実行者の評価等に留意した審査・チェックを実施することにより、プロジェクトの実行が頓挫するリスクの低減に努めています。 また、当社サイトにおけるリスク説明や注意喚起、各プロジェクトにおけるリスク事項の掲載等の充実を図り、プロジェクトサポーターに対して応援購入サービスにかかるリスクの周知・啓蒙を行っています。 なお、当社規約においては、プロジェクト実行に際して、実行の頓挫、不備または瑕疵が生じた場合には、プロジェクト実行者がプロジェクトサポーターに対する責任を負うものと定めており、当該状況が発生した場合には、プロジェクト実行者よりプロジェクトサポーターに対する債務を履行するよう要請しています。しかしながら、プロジェクト実行者による債務の履行が困難となる場合においては、プロジェクトサポーターの一方的な不利益発生等を回避するため、当社からプロジェクトサポーターに対して返金を行う仕組みも構築しています。具体的には、一定期間内にリターンが未着であり、かつプロジェクト実行者から返金されない場合において、当社からプロジェクトサポーターに対して応援購入額相当額が返金される返金制度を構築し、トラブル防止を図っています。 これらの取り組みにもかかわらず、プロジェクトにおけるトラブル発生等は、当社事業に対する信頼性を低下させ、プロジェクト実行者及びプロジェクトサポーターの集客や応援購入に悪影響を及ぼす可能性があるほか、返金費用負担等により、当社事業の事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (c) サイト掲載情報の適正性について 当社は、プロジェクトサポーターに各プロジェクトの魅力や商品の特徴等について正確に伝えるべく、当社掲載基準を策定し、虚偽記載、法令等に反する記載、公序良俗に反する記載、その他誤認を生じさせる記載等の排除に努めるよう、Makuakeに掲載される各プロジェクトにかかる情報を事前に確認、チェックする体制を構築しています。 しかしながら、これらの当社の対応にもかかわらず、不適切な記載や誤った情報が掲載され、これらの情報に基づきプロジェクトサポーターの購入が行われた場合、クレームや事後的なトラブル等が生じ、当社の事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② プロジェクトサポーターの集客について 当社は、WEB広告、クーポン配布を含む各種CRM等への先行投資及びメディア媒体等を活用したPR活動の推進によりプロジェクトサポーターの獲得に注力していますが、今後、集客にかかるコスト上昇や個人情報保護にかかるWEB及びアプリ広告の規制変更、当社事業における集客力の低下等が生じた場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業運営体制について ① 人材の確保及び育成について 当社がユーザーに支持されるサービス提供を継続し、事業成長を実現していくためには、優秀な人材の確保及び育成は重要な経営課題であり、採用活動及び人材育成活動に継続的に取り組んでいます。 しかしながら、今後において、人材獲得競争の激化や人材市場の環境変化等により、当社が計画する人材を適時に確保できない場合や人材の育成が計画どおりに進捗しない場合、また、当社人員の社外流出等が生じた場合、当社の事業成長に影響が生じ、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制について 当社は、2025年9月末現在において、監査等委員でない取締役4名、監査等委員である取締役3名、従業員152名と小規模な組織となっており、内部管理体制もこれに応じたものとしています。 今後の事業規模拡大に応じて、内部管理体制の一層の強化・充実を図っていく方針ですが、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築に支障が生じた場合、適切かつ円滑な業務運営が困難となり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ システムトラブルについて 当社事業は、主としてインターネットを通じてサービス提供をしており、システムトラブルの発生可能性を低減し、安定的なサービス提供を行うため、サーバー設備増強やセキュリティ強化等の取り組みを継続的に実施しています。 しかしながら、通信回線等の不具合、アクセスの急増、コンピューターウイルスの侵入、外部からの不正アクセス、当社における人為的なミス、停電または地震や火災等の自然災害等によって、予期せぬシステムトラブルが発生した場合、当社サービスの中断による影響及び当社サービスへの信頼性低下や損害賠償請求等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、急速なアクセス拡大や緊急なセキュリティ強化等のシステム対応の必要が生じた場合には、追加投資等が必要となる可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 個人情報保護について 当社は、応援購入サービス事業において、プロジェクト実行者及びプロジェクトサポーター等の個人情報を取得しています。提供サービスの信頼性を確保すべく、個人情報の外部への漏洩や不適切な利用等防止のため、個人情報管理を事業運営上の最重要事項と捉えており、個人情報の取得・利用・管理・廃棄等に関して管理者を定め、システムセキュリティを強化する等、情報管理に万全を期しています。 しかし、不測の事態により、万一情報漏洩等の事故が発生した場合には、当社の社会的信用が失われ、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 知的財産権について 当社は、第三者の特許権や商標権等の知的財産権に関して、外部の弁理士等を通じて調査する等、その権利を侵害しないように留意するとともに、必要に応じて商標権等について知的財産権を登録することにより、当社権利の保護にも留意しています。 しかしながら、当社の認識していない第三者の知的財産権が既に成立しているまたは今後成立する可能性があり、仮に当社が第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者により損害賠償請求、使用差止請求またはロイヤルティ支払要求等が発生する可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 事業成長のためのシステム開発強化について 当社は、MakuakeのWEB及びアプリサービスにおける新機能開発やMakuake関連サービスのシステム開発、案件管理等を目的としたオペレーションシステムの継続的な開発を進めています。また、今後においても、当社の事業成長に必要と考えられる各種システムの強化を実施していく方針であり、当社サービス及びサイトにおける機能強化並びに利便性向上、プロジェクトとのマッチング力向上、検索性向上、トラフィック拡大等への対応強化、プロジェクト推進等にかかる業務オペレーションの効率化等にかかる開発投資を継続していく予定です。 今後におけるシステム開発投資(設備投資)は、外注事業者の活用等を含めて対応を計画していますが、当社の今後のシステム開発投資について、十分な開発人員が確保できない場合や開発コストが著しく上昇した場合、各種要因から開発プロジェクトの中断や失敗が生じた場合、開発後において想定どおりの効果を発揮できない場合等においては、償却及びその他の費用負担の増加や減損計上等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、システム開発投資の詳細については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。 (5) 経営成績及び財政状態について 配当政策について 当社は、設立以来配当を行っていませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しています。また、当社は現在成長過程にあり、内部留保を確保し、事業規模の拡大や収益力の強化に向けた投資を優先的にすることが、将来における企業価値の最大化と、継続的な利益還元につながると考えています。 今後の剰余金の配当については、内部留保の確保とのバランスを考慮した上で実施していくことを基本方針としていますが、当面は内部留保を優先させる方針であり、現時点において配当実施の時期については未定です。 (6) 親会社グループとの関係について 当社の親会社は株式会社サイバーエージェントであり、同社は本書提出日現在において東京証券取引所に上場しており、2025年9月末現在における当社発行済株式総数の50.87%(6,485,000株)を保有しています。同社グループは、2025年9月末現在、連結子会社89社(うち6組合)及び関連会社9社によって構成され、メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業、その他事業を運営しています。同社は当社の親会社であり、同社とは下記②のとおり直接取引が発生しています。当該取引条件の設定によっては、同社の利益が当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。 ① 親会社グループにおける当社の位置付けについて 当社は、親会社グループにおいて、その他事業に区分されていますが、同社グループにおいて、当社と同様事業領域において事業を展開しているグループ企業はなく、グループ内における競合は生じていません。 しかしながら、将来において同社グループの事業戦略や当社の位置付け等に著しい変更が生じた場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社としては、日本の製造業の新商品創出力における課題解決ニーズ、地域創生における課題解決ニーズ、ベンチャー創出における課題解決ニーズが日に日に高まっており、ソリューションになりうる我々の事業の一日も早い拡大加速が求められていると考え、上場により知名度や社会的信用度が向上し、プロジェクト実行者とプロジェクトサポーターの裾野を広げることにより、当該課題解決ニーズを果たすことができると判断し、上場を選択しています。 ② 親会社グループとの取引関係について 2025年9月期において、当社と親会社グループとの主要な取引は以下のとおりです。 「立替経費の精算」については、主にサーバー利用料等の立替にかかるものです。「データ分析ツールの運用業務」については、データ分析ツール費用の支払いです。「広告・プロモーション業務」は、Makuakeにおける応援購入金額の拡大を目的とした広告配信代行サービスの業務を委託しています。 上記取引のうち継続する取引については、適正な取引条件の確保に努めています。 2025年9月末現在 相手先   取引の内容   金額   取引条件等の決定方法 (親会社)株式会社サイバーエージェント    立替経費の精算   44,324千円   当社負担分に係る実費精算金額です。 データ分析ツールの運用業務   11,518千円   データ分析ツール費用を支払っています。 広告・プロモーション業務等   878,576千円   広告配信実績に基づく委託料を支払っています。 ③ 人的関係について 当社監査等委員でない取締役3名のうち、取締役(非常勤)である中山豪氏は、親会社である株式会社サイバーエージェントの取締役専務執行役員を兼ねています。当該兼任は、同氏が株式会社サイバーエージェントにおいて培ってきた豊富な経営経験から、当社事業に関する助言を得ることを目的として当社が招聘したものです。 ④ 親会社グループとの資本関係 当社は、自らの経営責任を負って独立した事業経営を行っていますが、当社の親会社である株式会社サイバーエージェントは2025年9月末現在における当社発行済株式総数の50.87%(6,485,000株)を保有しており、当社は同社の連結子会社となっています。 当社の経営において、親会社の承認を必要とする事項は存在していませんが、親会社は当社株主総会における取締役の任命等を通じて当社の経営判断に影響を及ぼし得る立場にあることから、議決権の行使にあたり、親会社の利益は、当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。 (7) その他 当社の監査等委員でない取締役に対する譲渡制限付株式報酬としての新株発行及び新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、当社の監査等委員でない取締役に対して、株主との価値共有により、当社の企業価値の持続的な向上及び信用維持へのインセンティブを付与することを目的として譲渡制限付株式報酬制度を導入していますが、当該制度に基づいて新株式が発行された場合、既存の株主が有する株式価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。また、当社役職員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権(ストック・オプション)を付与しています。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 なお、2025年9月末現在における新株予約権による潜在株式数は32,069株(発行済株式総数12,748,700株の0.3%)であり、当社は今後もストック・オプション制度を活用していく方針です。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度(2024年10月1日~2025年9月30日)におけるわが国経済は、雇用や所得環境に対する各種政策効 果もあり、緩やかに回復していましたが、円安や国際情勢による原材料価格の上昇、供給面での制約等に起因す る物価上昇の継続が個人消費に影響を及ぼしていることや米国の通商政策による景気の下振れリスクが高まって いることから、依然として先行きは不透明な状況となっています。 このような状況のもと、当事業年度は引き続きアクティブプロジェクト件数の拡大よりも1プロジェクト当た りの単価の向上に注力してきました。 プロジェクト実行者向けには、良質なプロジェクトの創出を促すため、大きな応援購入金額を目標とする優良 なプロジェクト実行者を対象に応援購入金額最大化に向けたサポートをより仕組み化し、再現性を高めるほか、 リピート実行者の新商品デビューを後押しするための特典提供や集客支援キャンペーン等を展開しました。ま た、当社が発行するプロジェクトサポーター向けクーポンに加え、プロジェクト実行者が提供するクーポンを適 切なタイミングで配布できるようマーケティング施策の支援を強化し、プロジェクト単価の向上を図りました。 他方、プロジェクトサポーター向けには、 サポーターからの評価とコメントをプロジェクト実行者紹介ページ に表示する「レビュー」機能のアップデートや一度応援購入期間が終了したプロジェクトの中でプロジェクトサ ポーターからの人気が高く、1次流通市場への展開前に限定された数量がもう一度応援購入できるようプロジェ クトを掲載する「アンコールプロジェクト」の実施等、応援購入体験の向上を進めました。更に、プロジェクト サポーターがより安心して応援購入できるようアフターサービスの提携先を広げ、応援購入後のサポート環境を 拡充しています。 これらの施策により応援購入総額は前年同期比3.8%増加の17,221,652千円となりました。また、応援購入総額 を含む提供サービス全体における取扱高は17,643,692千円となりました。 販管費については、広告宣伝費を中心に社内ROI基準に基づくコントロールを徹底し、不要なコストを積極的に 精査すると同時に、費用対効果の向上を図ってきました その結果、当社の当事業年度における売上高は4,577,997千円(前年同期比25.3%増)、営業利益は447,263千円(前事業年度は営業損失62,640千円)、経常利益は475,297千円(前事業年度は経常損失60,223千円)、当期純利益は407,256千円(前事業年度は当期純損失103,603千円)となりました。 なお、当社は応援購入サービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしていません。 当事業年度末の総資産は、前事業年度末と比べ803,762千円増加し、7,449,638千円となりました。 流動資産は944,379千円増加し、6,589,893千円となりました。主たる要因は、現金及び預金が698,137千円増加したことによるものです。 固定資産は140,616千円減少し、859,745千円となりました。主たる要因は、敷金及び保証金が60,940千円減少し、投資有価証券が51,346千円減少したことによるものです。 当事業年度末の負債は、前事業年度末に比べ401,772千円増加し、2,033,129千円となりました。 流動負債は396,913千円増加し、1,978,755千円となりました。主たる要因は、預り金が200,079千円増加したことによるものです。 固定負債は4,858千円増加し、54,374千円となりました。主たる要因は、勤続インセンティブ引当金が5,811千円増加したことによるものです。 当事業年度末の純資産は、前事業年度末に比べ401,990千円増加し、5,416,509千円となりました。主たる要因は、当期純利益の計上に伴い利益剰余金が407,256千円増加したことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は5,969,707千円となり、前期と比べ908,154千円の増加となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は985,077千円(前年同期は減少した資金1,094,710千円)となりました。これは主に、税引前当期純利益425,146千円、預り金の増加額200,079千円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は81,420千円(前年同期は減少した資金276,713千円)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出138,474千円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、増加した資金は4,498千円(前年同期は増加した資金18,506千円)となりました。これは主に、株式の発行による収入4,532千円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしていません。 b.受注実績 提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。 c.販売実績 当社は、応援購入サービス事業の単一セグメントのため、当事業年度の販売実績をサービス区分別に示すと、次のとおりです。 サービス区分の名称   当事業年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) Makuake   3,301,612   113.6 Makuake Incubation Studio   78,531   73.5 その他   1,197,854   186.9 合計   4,577,997   125.3 (注) 主要な販売先については、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものです。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としています。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しています。 当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しています。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高・営業利益) 当事業年度における売上高及び営業利益は、大きな応援購入金額を目標とする優良なプロジェクト実行者を対象に応援購入金額最大化に向けたサポートをより仕組み化したことや、プロジェクト実行者が提供するクーポンを適切なタイミングで配布できるようマーケティング施策の支援を強化し、1プロジェクト当たりの単価の向上施策に注力した結果、売上高は4,577,997千円(前年同期比25.3%増)となりました。 一方、広告宣伝費を中心に販管費のマネジメントを徹底したことでコスト向上の最適化が実現し、営業利益は447,263千円(前年同期は営業損失62,640千円)となりました。 (経常利益) 当事業年度における経常利益は475,297千円(前年同期は経常損失60,223千円)となりました。 (当期純利益) 当事業年度における当期純利益は407,256千円(前年同期は当期純損失103,603千円)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。運転資金は自己資金のほか、金融機関からの借入、新株の発行等により、最適な方法による資金調達にて対応する予定です。なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、5,969,707千円となっています。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因 当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社の経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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