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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

タムラ製作所

TAMURA CORPORATION6768 · Prime · 電気機器

はんだ・フラックスで国内トップクラス。電子部品(トランス・コイル)と基板実装材料の両軸で電子業界全体に製品を供給。

概要

タムラ製作所は1939年創業の電子機器・電子材料メーカーである。主力は電子回路基板実装用のはんだやメッキ薬品などの化学材料と、トランス・リアクタ・コイルなどの磁性部品。2026年3月期の連結売上高は1,236億円、従業員数は4,137人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

電子部品と電子化学実装の二本柱

タムラ製作所の事業は電子部品関連と電子化学実装関連の二つが柱である。2026年3月期のセグメント売上高は、電子部品関連が815億円(前期比6.2%増)、電子化学実装関連が399億円(同15.5%増)で、合わせて連結売上高の98%を占める。電子部品関連では産業機器・自動車・家電向けにトランス、リアクタ、コイル、モジュール電源を製造・販売する。電子化学実装関連では電子基板実装工程向けのはんだ、はんだペースト、フラックス、めっき薬品、導電性接着剤などを手掛ける。両事業とも国内外の子会社で生産し、グローバルな販売網を通じて供給する。残る情報機器関連事業は売上高21億円と規模は小さいが、POSシステムや業務用プリンターを扱い、2026年10月に譲渡が予定されている。

38の国と地域に広がる生産・販売拠点

タムラグループは当社、連結子会社34社、関連会社6社で構成される。海外生産拠点はマレーシア(1972年設立)を皮切りに、アメリカ(1986年)、イギリス(1989年)、ドイツ(2017年買収)などに広がる。中国には田村電子(深圳)有限公司、田村化研(東莞)有限公司、田村電子(天津)有限公司など複数の製造・販売子会社を持つ。韓国、台湾、シンガポール、タイ、ベトナムにも子会社を配置。近年は北米データセンター需要に対応し、メキシコ工場の大型トランス・リアクタ生産能力を拡張している。電子化学実装関連では、中国の上海祥楽田村電化工業有限公司やマレーシアのTAMURA KAKEN (M) SDN. BHD.などで現地生産を実施。グローバルに分散した生産体制により、顧客の地域要件に迅速に応える。

安定した収益基盤と過去最高の売上高

2026年3月期の連結売上高は1,235億5千9百万円と前期比8.3%増加し、過去最高を更新した。営業利益は52億8千7百万円(前期比1.8%増)、営業利益率は4.3%と増収増益を達成。一方、構造改革に伴う特別損失の計上により、親会社株主に帰属する当期純損益は13億8千5百万円の損失となった。自己資本比率は47.40%、有利子負債合計は384億8千4百万円。ROEは△2.2%、PBRは0.76倍。中期経営計画では2028年3月期にROE8%以上、PBR1倍以上を目標としており、財務基盤の改善と株主還元の強化に取り組む。過去10年の売上高推移を見ると、2013年3月期の689億円から緩やかに拡大し、2023年3月期には1,080億円に到達。2026年3月期は1,236億円と成長を続けている。

第14次中期経営計画と事業ポートフォリオの転換

タムラ製作所は2025年度から第14次中期経営計画「One TAMURA for Next 100」を始動した。2028年3月期を最終年度とし、AIデータセンター市場への注力、次世代パワー半導体向け受動部品の開発、北米での大型トランス・リアクタ生産能力拡張などを成長戦略に据える。初年度の2026年3月期には、構造改革として光波のネットワークソリューション事業譲渡(2025年6月)、情報機器関連事業と子会社会津タムラ製作所の譲渡決定(2026年10月予定)、中国生産拠点の再編、転身支援制度特別措置などを実施。また、先端パワーエレクトロニクス技術研究所の設立やモジュール製品の国内生産開始など成長基盤強化も進めた。財務戦略では、営業キャッシュフローの創出と資産効率改善により、DOE3%を目途とした安定的な株主還元を目指す。

業界の中での役割は電子部品及び電子実装材料のグローバルサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,236億円
営業利益
53億円
営業利益率
4.3%
純利益
-14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
電子部品 関連事業815億円66.0%33億円4.0%
電子化学 実装関連 事業399億円32.3%33億円8.3%
情報機器 関連事業21億円1.7%-6億円-28.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電子部品関連事業主力

産業機器、自動車、家電、通信機器など向けに、トランス、リアクトル、コイル、モジュール電源などの磁性部品を設計・製造・販売。当社と国内外の製造子会社が生産し、販売子会社を通じてグローバルに供給。

主な製品・サービス2
トランス、リアクトル、コイル
電圧変換やノイズ除去に使われる磁性部品。産業機器、自動車、家電、通信機器など幅広い電子機器に搭載。
モジュール電源
電子機器に安定した電力を供給する電源モジュール。小型・高効率が特長。

02電子化学実装関連事業主力

電子基板実装工程向けのはんだ、フラックス、はんだペースト、めっき薬品、導電性接着剤などの化学材料を製造販売。自動車、家電、産業機器など広範な電子機器メーカーが顧客。海外生産子会社も多く、グローバルに供給。

主な製品・サービス3
はんだ、はんだペースト
電子部品を基板に接合するための金属接合材料。鉛フリー品が主流。自動車、家電、産業機器向け。
フラックス、めっき薬品
はんだ付けを助ける化学薬品(フラックス)や基板表面処理用のめっき薬品。実装工程の品質向上に寄与。
導電性接着剤
電子部品を基板に接着・導通させるための材料。はんだ代替として使用される。

03情報機器関連事業副次

POSシステム、情報端末、業務用プリンターなどの情報機器を国内製造子会社に委託して製造・販売。ただし2026年10月に同事業を株式会社会津タムラ製作所ごと株式会社朋栄へ譲渡予定。

主な製品・サービス1
POSシステム、情報端末、業務用プリンター
小売店向けPOS端末や各種業務用情報機器。国内市場向けに販売。

製品と技術

トランス・リアクタ・コイル:電圧変換とノイズ対策の要

電子部品関連事業の主力製品はトランス、リアクタ、コイルである。トランスは電圧変換、リアクタは電流制限やノイズ除去、コイルは電磁誘導を利用した信号処理や電力変換に用いられる。適用先は産業機器、自動車、家電、通信機器と幅広い。2026年3月期は、AIデータセンター向けPDU(電源分配ユニット)・UPS(無停電電源装置)用の大型トランス・リアクタが急成長し、同事業の業績を牽引した。電動工具用チャージャも安定的に推移。一方、産業機械向けは国内製造業の設備投資慎重姿勢により横ばい。同社は高周波・高耐圧技術を強みとし、次世代パワー半導体向け受動部品の開発も進める。

はんだペーストと電子化学材料:実装工程の品質を支える

電子化学実装関連事業の中核は、はんだ、はんだペースト、フラックス、めっき薬品、導電性接着剤である。はんだペーストは電子部品を基板に接合するための金属接合材料で、鉛フリー品が主流。自動車向けが安定的に推移するほか、データセンター向け情報通信需要も増加。連動相場制による価格設定で素材価格変動に対応するが、急激な上昇局面では収益性が低下する課題もある。ソルダーレジストではスマートフォン向けフレキシブル基板用が好調で、感光性カバーレイ(PICC)はAIサーバーに採用された。実装装置は国内外の設備投資慎重姿勢により前年並み。同社は長年培った化学技術を活かし、実装工程全体を支える材料ラインナップを持つ。

情報機器事業:放送・音響向け機器の終焉と譲渡

情報機器関連事業はPOSシステム、情報端末、業務用プリンターを主な製品とする。子会社の株式会社会津タムラ製作所が製造を担当してきた。放送業界向け機器でも一定の評価を得ていたが、近年は放送業界全体の設備投資環境が厳しく、売上は逓減傾向にある。2026年3月期の売上高は21億3千6百万円と前期比25.4%減、セグメント損失は5億6千6百万円に拡大。同社は同事業の将来性を見限り、2026年4月の取締役会で事業ごと株式会社朋栄へ譲渡することを決議した。譲渡は2026年10月1日に予定され、これによりタムラ製作所は電子部品と電子化学実装の二本柱に経営資源を集中する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

中堅電子部品メーカー、収益安定

当社は売上高約1,141億円(2025/3期)の中堅電子部品メーカー。同業のイビデン(約4,500億円)よりは小規模だが、キオクシアHD(約1.5兆円)ほどの規模はない。営業利益率4%前後と安定した収益を上げており、業界内では堅実なポジションにある。多様な製品ポートフォリオが強み。

強み

  • 営業利益率4%前後を維持し、堅実な収益体質を構築。
  • 自動車、産業機器向けなど幅広い分野に製品を供給し、リスク分散。
  • 2024/3期→2026/3期で売上高が約16%増加見込み。
  • 長年の実績により、大手顧客からの信頼を獲得。

課題

  • 営業利益率が4%台で伸び悩み、さらなる改善が必要。
  • 大手や新興メーカーとの競争が激しく、価格圧力に晒される。
  • 電子部品の技術進歩が速く、継続的な投資負担が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字がタムラ製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16800ヨコオ892億円22.5倍
26999KOA825億円20.7倍
36794フォスター電機741億円13.4倍
46908イリソ電子工業683億円16.6倍
56997日本ケミコン680億円40.1倍
66768タムラ製作所661億円
76809TOA617億円16.8倍
86779日本電波工業616億円29.7倍
97915NISSHA596億円58.8倍
106718アイホン503億円18.9倍
116785鈴木431億円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

東京都新宿区で創業した1939年

1939年11月、東京都新宿区に資本金18万円で株式会社タムラ製作所が設立された。創業当初の事業内容は電子部品の製造であった。1944年9月には東京都練馬区に東京工場を新設し、生産能力を拡大。戦時下から戦後復興期にかけて、電子機器用部品の需要に対応するための基盤を整えた。この東京工場は後に本社所在地(練馬区東大泉一丁目19番43号)となり、現在も本社機能を置く。創業期の製品はトランスやコイルなどの磁性部品が中心であり、後の電子部品関連事業の礎を築いた。

電子化学材料専門工場の設立と株式上場

1958年9月、埼玉県入間市に電子化学材料の開発製造専門工場としてタムラ化研株式会社を設立した。これは後の電子化学実装関連事業の出発点となる。1961年10月には東京証券取引所市場第二部に上場し、資金調達力を強化。1972年10月にはマレーシアにTAMURA ELECTRONICS (M) SDN. BHD.を設立し、変成器の製造ならびに輸出を開始、初の海外生産拠点となった。1979年9月には東京証券取引所市場第一部に指定替えを果たし、日本を代表する電子部品メーカーとしての地位を確立した。1980年3月には埼玉県坂戸市に坂戸事業所を新設し、産業用及び民生用電子部品の製造を開始した。

海外拠点の拡大と欧米市場への進出

1986年10月、アメリカ・カリフォルニア州にTAMURA CORPORATION OF AMERICAを設立し、北米市場への本格進出を図った。1987年11月には福島県大沼郡に株式会社会津タムラ製作所を設立し、情報機器事業の生産拠点とした。1989年1月には英国にTAMURA HINCHLEY LIMITED(後にTAMURA EUROPE LIMITEDに社名変更)を設立し、欧州市場への足掛かりを得た。これによりアジア・北米・欧州の三大市場に生産・販売網が形成された。1990年代以降も海外子会社を通じて現地化を推進し、顧客のグローバルニーズに応える体制を整えた。

M&Aによる事業拡大と技術獲得

2008年5月、株式会社光波(東京都練馬区)の株式を公開買付けにより取得し、連結子会社化した。光波はネットワークソリューション事業を有し、2011年8月には株式交換により完全子会社化。2025年6月には同事業の一部を第三者に譲渡している。2010年4月には英国子会社TAMURA EUROPE LIMITEDがROMARSH LIMITEDの株式を取得・連結子会社化し、大型トランス・リアクタ市場に本格参入。2017年10月にはドイツELSOLD社を買収し、2018年3月にTAMURA ELSOLD GmbHへ社名変更。これにより欧州での電子化学材料事業のプレゼンスを強化した。

プライム市場移行と構造改革の本格化

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行した。2025年度からは第14次中期経営計画「One TAMURA for Next 100」を開始し、事業ポートフォリオの抜本的な見直しに着手。2025年6月に光波のネットワークソリューション事業を譲渡し、2026年4月には情報機器関連事業と株式会社会津タムラ製作所を2026年10月付で株式会社朋栄に譲渡することを決議。中国では田村汽車電子(佛山)有限公司の持分譲渡(2026年6月予定)など拠点再編を進めている。これらの構造改革により、経営資源を成長領域(AIデータセンター、クリーンエネルギー関連)に集中させる戦略をとる。

2026年3月期の業績と将来への布石

2026年3月期の連結売上高は1,235億5千9百万円と過去最高を更新したが、構造改革に伴う転身支援制度特別措置や拠点再編費用など特別損失を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は13億8千5百万円となった。電子部品関連事業では米国データセンター向け大型トランス・リアクタが好調で売上高815億円、セグメント利益33億円。電子化学実装関連事業ではソルダーペーストやソルダーレジストが堅調で売上高399億円、セグメント利益33億円。中期計画初年度として、先端パワーエレクトロニクス技術研究所の設立やモジュール製品の国内生産開始など、成長への布石を打った。2027年度にはV字回復を目指す。

年表15件を開く

1930年代

  • 1939年11月創業東京都新宿区に資本金18万円を以て株式会社タムラ製作所設立

1940年代

  • 1944年9月東京都練馬区に東京工場新設

1950年代

  • 1958年9月創業電子化学材料の開発製造専門工場としてタムラ化研株式会社を設立(埼玉県入間市)(2010年4月、当社へ吸収合併)

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1966年10月創業宮城県栗原市に若柳電子工業株式会社を設立(2012年10月、㈱若柳タムラ製作所へ社名変更)

1970年代

  • 1972年10月創業マレーシアにTAMURA ELECTRONICS (M) SDN. BHD.を設立、変成器の製造ならびに輸出開始
  • 1979年9月上場東京証券取引所市場第一部に上場

1980年代

  • 1980年3月埼玉県坂戸市に坂戸事業所を新設、産業用及び民生用電子部品を製造
  • 1986年10月創業アメリカ・カリフォルニア州にTAMURA CORPORATION OF AMERICAを設立
  • 1987年11月創業福島県大沼郡に株式会社会津タムラ製作所を設立
  • 1989年1月創業英国にTAMURA HINCHLEY LIMITEDを設立(2004年8月、TAMURA EUROPE LIMITEDへ社名変更)

2000年代

  • 2008年5月M&A株式会社光波(東京都練馬区)の株式を公開買付けにより取得し、連結子会社化(2011年8月、株式交換により完全子会社化。2025年6月、一部事業を第三者に譲渡)

2010年代

  • 2010年4月M&A英国子会社TAMURA EUROPE LIMITEDがROMARSH LIMITEDの株式を取得・連結子会社化し、大型トランス・リアクタ市場に本格参入
  • 2017年10月M&AドイツELSOLD社を買収、連結子会社化(2018年3月、TAMURA ELSOLD GmbHへ社名変更)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2028年3月期まで8%以上
  • 営業利益率2028年3月期まで7%以上
  • ROIC2028年3月期まで6%以上
  • PBR2028年3月期まで1倍以上
  • DOE(株主資本配当率)3%を目途

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    脱炭素社会実現のリーディングカンパニーへ

    長期ビジョンとして、エレクトロニクス市場で脱炭素社会実現をけん引する企業を目指し、事業戦略・財務戦略・サステナビリティ戦略を一体で推進する。

  2. 02

    事業ポートフォリオの転換と成長投資

    構造改革で創出した経営資源を、北米AIデータセンター市場や次世代パワー半導体向け受動部品など高収益な成長領域に再配分し、圧倒的な成長を実現する。

  3. 03

    PBR1倍超の恒久化と資本効率改善

    事業戦略に加え、財務戦略(営業CF創出、資産効率改善、DOE3%目途の株主還元)とサステナビリティ戦略を一体で推進し、市場の信頼に応える経営体制を構築する。

  4. 04

    モニタリングボードへの移行とガバナンス強化

    2025年6月より社外取締役が半数以上のモニタリングボードへ移行。取締役会の監督機能強化と執行役員会への権限移譲により、透明性と意思決定迅速化を両立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,137人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は758万円で、9期前と比べて+12.9%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は17.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,248
2018年3月5,410
2019年3月67242.816.15,021
2020年3月64443.416.34,753
2021年3月59743.617.04,447
2022年3月62443.217.54,405
2023年3月67944.117.34,576
2024年3月68444.417.14,410
2025年3月70744.617.44,318120
2026年3月75845.217.94,137128

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社35(国内 15 / 海外 20、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
狭山事業所 — 埼玉県狭山市8,562百万円
電子化学実装関連事業
坂戸事業所 — 埼玉県坂戸市5,206百万円
電子部品関連事業
本社工場 — 中華人民共和国広東省恵州市4,161百万円
電子部品関連事業
本社工場 — 中華人民共和国江蘇省蘇州市1,702百万円
電子部品関連事業
本社工場 — 中華人民共和国広東省深圳市1,688百万円
電子部品関連事業
児玉工場 — 埼玉県児玉郡神川町1,483百万円
電子化学実装関連事業
本社工場 — 宮城県栗原市1,286百万円
電子部品関連事業
第2工場 — タイ王国 チャチューンサオ県1,159百万円
電子化学実装関連事業
本社工場 — メキシコ バハ・カリフォルニア州1,151百万円
電子部品関連事業
チェコ工場 — チェコ共和国南モラヴィア州944百万円
電子部品関連事業
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱光波
    東京都練馬区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱若柳タムラ製作所
    宮城県栗原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱会津タムラ製作所
    福島県大沼郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    田村香港有限公司(注)3
    香港新界 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    田村電子(深圳)有限公司(注)3
    中華人民共和国 広東省深圳市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    田村電子(恵州)有限公司
    中華人民共和国 広東省恵州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    田村(中国)企業管理有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    田村汽車電子(佛山)有限公司(注)3
    中華人民共和国 広東省佛山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    田村電子(蘇州)有限公司
    中華人民共和国 江蘇省蘇州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    上海祥楽田村電化工業有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    田村化研(東莞)有限公司(注)3
    中華人民共和国 広東省東莞市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    田村電子材料(天津)有限公司
    中華人民共和国 天津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社23社を開く
  • 田村自動化系統(蘇州)有限公司中華人民共和国 江蘇省蘇州市100%
  • 台湾田村科技股份有限公司中華民国 台湾省台北市100%
  • TAMURA CORPORATION OF KOREA大韓民国 京畿道60%
  • TAMURA CHEMICAL KOREA CO., LTD.大韓民国 京畿道100%
  • TAMURA CORPORATION SINGAPORE PTE. LTD. (注)3シンガポール100%
  • TAMURA ELECTRONICS (M) SDN. BHD.マレーシア セランゴール州100%
  • TAMURA KAKEN (M) SDN. BHD.マレーシア セランゴール州100%
  • OP-SEED CO., (BD) LTD.バングラデシュ人民共和国 チッタゴン県100%
  • TAMURA CORPORATION (THAILAND) CO., LTD.タイ王国 バンコク都100%
  • TAMURA MACHINERY (THAILAND) CO., LTD.タイ王国 バンコク都100%
  • TAMURA CORPORATION VIETNAM CO., LTD.ベトナム社会主義共和国 ハノイ市100%
  • TAMURA CORPORATION OF AMERICA (注)4米国 カリフォルニア州100%
  • TAMURA KAKEN CORP., U.S.A.米国 カリフォルニア州100%
  • TAMURA POWER TECHNOLOGIES DE MEXICO, S.A. DE C.V.メキシコ バハ・カリフォルニア州100%
  • TAMURA EUROPE LIMITED (注)3・4英国 ブリストル100%
  • ROMARSH LIMITED英国 ブリストル100%
  • TAMURA PENSION UK LIMITED (注)3英国 ブリストル100%
  • TAMURA ELSOLD GmbHドイツ連邦共和国ザクセン=アンハルト州100%
  • TAMURA ELCOMPONICS TECHNOLOGIES PVT. LTD.インド共和国 タミル・ナードウ州50%
  • TAMURA TELEPART INVESTIMENTOS E PARTISIPACOES LTDA.ブラジル連邦共和国サンパウロ州50%
  • TELEPART-TAMURA INDUSTRIA E COMERCIO LTDA.ブラジル連邦共和国ミナスジェライス州50%
  • INDUSUL INDUSTRIA DE TRANSFORMADORES LTDA.ブラジル連邦共和国ミナスジェライス州50%
  • INDULTRIA SUL BRAZIL DE TRANSFORMADORES LTDA.ブラジル連邦共和国サンタカタリーナ州50%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,236億円営業利益53億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.3%、利益が+1.9%。

売上高
+8.3%
1,236億円
営業利益
+1.9%
53億円
純利益
-150.0%
-14億円
営業利益率
4.3%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,300億円1,236億円
営業利益56億円53億円
純利益45億円-14億円
1株あたり配当¥16¥16

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は328億円、営業利益は11億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+33.9%、営業利益は+83.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2970
2024年1Q24562.40
2024年2Q274114.01
2024年3Q270155.66
2024年4Q27715
2025年2Q525173.29
2025年4Q616355.719
2026年2Q582295.03
2026年4Q654243.7−17
2027年1Q328113.430

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は689億円から1,236億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6895−8
2014年3月8122918
2015年3月8624131
2016年3月8463918
ドイツELSOLD社を買収、連結子会社化(2018年3月、TAMURA ELSOLD GmbHへ社名変更)
2017年3月7965137
2018年3月8565536
2019年3月8704864
2020年3月7972510
2021年3月739245
2022年3月88320−1
2023年3月1,0804320
2024年3月1,0665022
2025年3月1,14152514.628
2026年3月1,23653494.3−14

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,236億円のうち、営業利益として残るのは53億円4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-14億円、売上の-1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.1%928億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.6%255億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%53億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.6pt
4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比7.1pt
-1.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが29億円、投資CFが−48億円で、差し引きのフリーCFは−19億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は181億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月36−17−201999
2014年3月29−3513−6120
2015年3月31−19−1812117
2016年3月83−22−2761150
2017年3月81−8−4073193
2018年3月27−48−26−21146
2019年3月47−41116158
2020年3月55−50−15161
2021年3月50−31−819172
2022年3月−49−4645−95129
2023年3月22−266−4136
2024年3月95−27−4068170
2025年3月91−39−3652195
2026年3月29−483−19181

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,324億円。このうち返さなくてよい自己資本が629億円で、自己資本比率は47.4%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月66728138642.1
2014年3月74831942942.4
2015年3月80238242047.3
2016年3月76436440047.5
2017年3月75938637350.5
2018年3月82143039151.9
2019年3月86147238954.3
2020年3月88646741952.4
2021年3月91148143052.6
2022年3月1,04150253948.0
2023年3月1,11852958947.1
2024年3月1,14857857050.1
2025年3月1,24364060351.3
2026年3月1,32462969547.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
190億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
208億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
96億円
在庫として抱えている分
負債合計
695億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中72位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中172位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.3%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.4%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥799で、1年前と比べて+63.7%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥799-2.7%1ヶ月-2.2%1年+63.7%時価総額661億円
過去52週の値幅
安値¥477高値¥1,135

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)14.1倍
PBR0.98倍
配当利回り2.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比-5.15%と下落し、終値773円。25日線(842円)を下回り、75日線(926円)も大きく割り込んだ。52週高値1135円からは32%下落、安値477円からは62%上昇。1ヶ月-13.24%と下落が続く。8月5日に189万株と出来高急増したが、その後は減少傾向。RSIは53と中立。下値支持線を探る展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

予想PER14.3倍は業界平均30.62倍を大きく下回り割安感がある。一方PBRは0.99倍で同業界平均2.16倍を下回る。ROE4.59%は低水準だが、予想利益の回復が見込まれる。配当利回り1.98%は業界平均2.21%をやや下回り、配当性向103.7%は高く、減配リスクを伴う。売上高は増加傾向だが、2026/3期は純損益が赤字転落の見込みで、収益の不安定さが懸念。総合的に見て、割安要素とリスクが混在し、ほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)14.1倍
PBR0.98倍2.58倍
ROE4.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、売上高の拡大が続くなか、低い利益率をどう改善するかです。強気派は、電子材料の需要増加と新製品の寄与で増収が続き、生産効率向上や価格改定で利益率が改善する可能性に注目します。弱気派は、材料ビジネスの価格競争や原材料高が利益を圧迫し、2026年3月期の純損失が示すように採算が悪化していると指摘します。将来の利益率の推移と、事業ポートフォリオの変革が焦点です。

プラスに働く材料7
  • 売上高の拡大

    2026年3月期の売上高が前期比8%増の1,236億円。

  • 電子材料需要

    半導体や車載向け電子材料の需要増加が継続するとの見方。

  • コスト改善の余地

    生産工程の合理化や高付加価値製品の拡大で利益率向上が可能。

  • 2027年3月期の黒字転換へ決算発表後影響

    予想PER14.3倍、純損益の反転を織り込み

  • 売上高1236億円と堅調通年影響

    1141→1236億円、+95億円の増収

  • 営業利益53億円と安定決算発表後影響

    営業利益52→53億円、高水準維持

  • PBR0.99倍と1倍割れ寸前継続影響

    PBR1倍割れの割安、自社株買い期待

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率が4%台と薄利で、事業環境悪化で赤字転落のリスク。

  • 構造的な競争

    電子材料業界は競争が激しく、価格決定権が弱い。

  • 資産効率の悪化

    2026年3月期に純損失を計上し、収益体質に懸念。

  • 純損益が-14億円の大幅赤字決算発表後影響

    純利益28→-14億円、42億円悪化

  • 営業利益率4.29%と低位継続影響

    営業利益率4.29%、売上高成長の割に利益率低い

  • ROE4.59%と低効率継続影響

    ROE4.59%、資本効率の改善が課題

  • 株価1年で55%上昇の過熱不定影響

    直近1年+55.41%、調整リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善度合いを測る最重要指標。
電子材料の売上構成比
高付加価値事業へのシフトが進んでいるか確認するため。
海外売上比率
グローバル需要の取り込みと市場分散の状況を見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり16で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.00%。

年間配当
¥16
1株あたり
配当利回り
2.00%
いまの株価に対して
配当性向
103.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月973.6
2018年3月90.025.1
2019年3月1011.116.3
2020年3月100.0447.1
2021年3月8−20.0309.1
2022年3月1025.0
2023年3月100.044.4
2024年3月100.0103.7
2025年3月1330.0
2026年3月130.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥16

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ21,157人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.6%を占め、残る60.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.655.052.555.349.645.3
金融機関33.727.832.928.431.832.2
外国法人21.88.84.85.58.013.4
事業法人6.46.56.78.28.77.4
自己株式0.80.80.70.60.62.9
証券会社1.51.83.02.41.71.6
外国人個人0.00.10.10.10.10.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口)13.85
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.72
03タムラ協力企業持株会4.10
04株式会社三井住友銀行3.87
05株式会社みずほ銀行2.42
06タムラ製作所従業員持株会1.40
07タムラ開発有限会社1.40
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部1.35
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部1.31
10住友生命保険相互会社1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-05
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    2.42%
  • 2026-06-05
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)
    新規の大量保有報告
    0.43%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−85%、1株純資産は14期で+131%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−9342−2.8
2014年3月223876.011.938.9
2015年3月384638.911.791.5
2016年3月224424.813.878.8
2017年3月4546810.010.973.6
2018年3月445209.018.425.1
2019年3月7857014.37.816.3
2020年3月125652.231.7447.1
2021年3月75831.177.3309.1
2022年3月−1608
2023年3月256444.032.944.4
2024年3月277044.121.7103.7
2025年3月347804.614.9
2026年3月−17789

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額204百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
浅田昌弘代表取締役 会長兼CEO兼CFO6731,000
中村充孝代表取締役 社長兼COO5515,000
今村昌志取締役6910,000
窪田明取締役(監査等委員)727,000
渋村晴子取締役(監査等委員)61
豊田明子取締役(監査等委員)57
横山雄治取締役(常勤監査等委員)6220,000
中津良EVP兼CTO
曽我義治EVP兼CSuO
場本潤SVP兼CHRO
西江佐千由SVP兼CLO
上山健一SVP
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
伊藤亮SVP
Marco PulitiSVP
柴田誠治SVP

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)593415513928
社外取締役545459
取締役(社内)1202020

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,427字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社34社及び関連会社6社で構成され、電子部品、電子化学実装及び情報機器の製造販売を主な事業とし、更に各事業に関連する研究開発等の事業活動を展開しています。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりです。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げる報告セグメントの区分と同一です。 電子部品関連事業 当社が製造販売するほか、国内及び海外の製造子会社でも製造を行い、その製品を当社が仕入れて販売するとともに、製造子会社から直接に海外の販売子会社に出荷し販売を行っています。 <主な子会社> ㈱若柳タムラ製作所   台湾田村科技股份有限公司 ㈱会津タムラ製作所   TAMURA CORPORATION OF KOREA 田村香港有限公司   TAMURA ELECTRONICS (M) SDN. BHD. 田村電子(深圳)有限公司   TAMURA CORPORATION (THAILAND) CO., LTD. 田村電子(恵州)有限公司   OP-SEED CO., (BD) LTD. 田村(中国)企業管理有限公司   TAMURA EUROPE LIMITED 田村電子(蘇州)有限公司   TAMURA CORPORATION OF AMERICA 電子化学実装関連事業 当社が製造販売するほか、海外の製造子会社でも製造を行い、その製品を当社が仕入れて販売するとともに、製造子会社から直接に海外の販売子会社に出荷し販売を行っています。 <主な子会社> 田村香港有限公司   TAMURA CHEMICAL KOREA CO., LTD. 上海祥楽田村電化工業有限公司   TAMURA CORPORATION SINGAPORE PTE. LTD. 田村化研(東莞)有限公司   TAMURA KAKEN (M) SDN. BHD. 田村電子材料(天津)有限公司   TAMURA CORPORATION (THAILAND) CO., LTD. 田村自動化系統(蘇州)有限公司   TAMURA CORPORATION VIETNAM CO., LTD. 台湾田村科技股份有限公司   TAMURA ELSOLD GmbH TAMURA CORPORATION OF KOREA   TAMURA KAKEN CORP., U.S.A. 情報機器関連事業 当社が国内の製造子会社に製造委託して、その製品を当社が仕入れて販売しています。 <主な子会社> ㈱会津タムラ製作所 (注1)株式会社光波は2025年6月に株式会社ヨコオを承継会社として、ネットワークソリューション事業の会社分割及び親会社であるタムラ製作所へネットワークソリューション事業以外の全事業の事業譲渡を完了しました。 (注2)当社は2026年5月11日開催の取締役会において、田村汽車電子(佛山)有限公司の持分をすべて佛山市南海矽鋼鐡芯制造有限公司に譲渡(2026年6月30日予定)することを決議しました。 (注3)当社は2026年4月8日開催の取締役会において、情報機器関連事業および株式会社会津タムラ製作所を株式会社朋栄へ事業譲渡(2026年10月1日予定)することを決議しました。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,515字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針 タムラグループは、コーポレートスローガンを「オンリーワン・カンパニーの実現を目指す」と掲げ、経営の基本方針を企業理念として以下のとおり定めています。 MISSION 私たちは、タムラグループの成長を支える全ての人々の幸せを育むため、世界のエレクトロニクス市場に高く評価される独自の製品・サービスをスピーディに提供してまいります。 VISION ① タムラグループは、世界的視野にたち、エレクトロニクス産業が求める事業を経営基盤とします。 ② タムラグループは、市場本位をつらぬき、世界のお客様が求める技術を事業基盤とします。 ③ タムラグループは、公正な視点で社員を評価し、努力によって成果をもたらす人を最も賞賛します。 ④ タムラグループは、国際社会の一員として行動し、各国の法規制を順守し文化・慣習を尊重します。 ⑤ タムラグループは、地球環境の保全に努め、資源の有効化と再資源化を推進します。 GUIDELINE ① 私たちは、パートナーシップを大切にする。 ② 私たちは、革新する勇気を大切にする。 ③ 私たちは、多彩な個性を大切にする。 ④ 私たちは、社会的な責任を大切にする。 (2) 中長期の経営戦略 タムラグループでは、上述の経営方針に基づき、長期ビジョンと中期経営計画を策定し事業戦略を展開しています。 ① 長期ビジョン 世界のエレクトロニクス市場に高く評価される脱炭素社会実現のリーディングカンパニー ② 第14次中期経営計画(2025年4月1日~2028年3月31日) 当社グループでは、2025年度より第14次中期経営計画「One TAMURA for Next 100」を始動しました。本中期計画は、事業戦略・財務戦略・サステナビリティ戦略の一体推進で、ターゲットとする2027年度にROE8%以上・PBR1倍以上を目指します。 中期計画初年度となる2025年度は、事業ポートフォリオ見直しおよび構造改革として、光波ネットワークソリューション事業の譲渡、情報機器関連事業の譲渡決定、中国事業の再編、転身支援制度特別措置などを行いました。また、成長基盤の強化として、先端パワーエレクトロニクス技術研究所設立、モジュール製品の国内生産開始、電子化学事業製造棟新設などを進めました。株主還元向上施策としては、自己株式取得および増配を実施しました。 (第14次中期経営計画の概要) (第14次中期経営計画進捗) (基準年) 2025年3月期   (初年度実績) 2026年3月期   (中期計画) 2028年3月期 ROE   4.6%   △2.2%   8%以上 営業利益率   4.6%   4.3%   7%以上 ROIC   4.8%   3.6%   6%以上 PBR   0.65倍   0.76倍   1倍以上 中期計画第2年度は、構造改善の成果を収益化し、V字回復、成長フェーズへと移行する1年と位置付けています。2025年度の売上高は1,236億円と過去最高を更新し、営業利益も53億円と過去最高に迫るものでしたが、親会社株主に帰属する当期純損失14億円を計上しました。これは、今後の資本効率向上を優先し、構造改革に関わる措置を先行して講じた戦略的意思決定の結果です。中期計画第2年度からは、初年度で整備された基盤の上で、構造改革により生み出された経営資源を成長領域に再配分し、高収益な市場で圧倒的な成長を実現する事業ポートフォリオへの転換を目指します。 ターゲットの一つが、北米を中心とするAIデータセンター市場です。メキシコ工場の大型トランス・リアクタ生産能力拡張、高電圧化に関して優れた技術を有する欧州企業との業務提携などにより、更なる高みを目指します。中長期を見据えた研究開発としては、次世代パワー半導体向け受動部品の開発を強化します。長年培ってきた高周波・高耐圧技術をベースに、独自素材からの一貫体制による垂直統合モデルによって競争優位性を築き、新たな高付加価値製品群のラインナップ拡充を目指します。 また、PBR1倍超の経営体制を恒久的なものにするためには、事業戦略のみならず、財務戦略・サステナビリティ戦略との一体で、市場の信頼に応えることが不可欠です。財務戦略では、2026年10月に予定している情報機器関連事業の譲渡や、中国拠点最大3割削減をはじめとする国内外再編施策などの完遂とともに、営業キャッシュフローの確実な創出を軸に、資産効率改善と財務レバレッジを活用して、成長投資の強化と、中期計画で目指すDOE(株主資本配当率)3%を目途とした安定的な株主還元の実現につなげます。サステナビリティ戦略では、コーポレートガバナンスに関して2025年6月より社外取締役が半数以上を構成するモニタリングボードへ移行しました。取締役会の監督機能強化と執行役員会への権限移譲により、経営の透明性と意思決定迅速化の両立を図ります。 (サステナビリティ戦略) マテリアリティ大分類   マテリアリティ 中分類   KPI   2028年3月期 目標 成長戦略 の推進   脱炭素社会実現 への貢献   GHG(Scope 1&2)削減率   25%以上削減* 再生可能エネルギー調達比率   35%以上 注力市場売上比率   36% 働きがいの追求   グローバルエンゲージメントスコア   毎年3pt改善 経営基盤 の強化   コーポレート ガバナンスの強化   取締役会実効性評価の継続的実施   実効性の改善 グループ管理職対象コンプライアンス研修受講率   100% 全社的リスク マネジメントの強化   リスク管理委員会による安定したPDCA   実効性の改善 情報開示   リスク開示の充実 品質重視の文化醸成   顧客満足度   前年比改善 *2021年度比 第14次中期経営計画の折り返し地点である2026年度はこれらの対処すべき課題に着実に取り組み、2027年度の中期計画目標達成を目指してまいります。
事業等のリスク4,241字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 タムラグループは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、経営成績、財務状況などに影響を及ぼす可能性のあるリスクに適切に対応すべく、グループリスクマネジメント(ERM)体制を整備しています。また、その一環として、リスク管理・危機管理規程の制定に加え、取締役会の監督のもと執行役員会を中心にリスクへの対応方針を決定し、さらに執行役員会をサポートし、そのマネジメント活動を推進するために、リスク管理委員会を設置しています。リスク管理委員会は、執行役員会メンバーで構成されています。リスクマネジメントのプロセスは以下の表に示すとおりです。 グループリスクマネジメント(ERM)プロセス ステップ   担当   内容 リスクアセスメント(年1回)   リスク管理委員会   タムラグループを取り巻く潜在リスクを抽出し、発生可能性と影響度、現状対応度の3つの視点で評価し、優先して取り組むべきリスク、部門横断的に対応が必要なリスクを、重要リスク案として特定する。リスクオーナーを決定し、対策案を策定する。 重要リスク案と対策案の検討   執行役員会   リスク管理委員会で特定した重要リスク案とその対策案を審議し、取締役会に上程する。 承認   取締役会   重要リスクとその対策を承認する。 対策実施   執行役員会 執行部門   執行役員会から執行部門に対し、対策実行を指示し、執行部門で実行する。 進捗確認(年2回)   リスク管理委員会   執行部門の対策進捗状況を確認し、執行役員会に報告する。 進捗確認・是正   執行役員会   執行部門の対策進捗を確認し、必要に応じ是正対策を指示する。結果を取締役会に報告する。 進捗確認   取締役会   リスクマネジメントの進捗を監督する。 また、リスクが顕在化した場合またはその恐れがある場合に、経営陣に対し迅速に情報を伝達し、対応する仕組みとして、アラームエスカレーションWeb報告システムをグループで運用しています。特に、重大な危機が発生した場合には、危機管理対策本部を設置し、社長が直接指揮を執るなど、グループに対する損失を最小限にとどめる体制を構築しています。 タムラグループのリスクには以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は当連結会計年度末において、当社が判断したものです。事業などのリスクはこれらに限られるものではありません。関連する記述は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③企業統治に関するその他の事項 a.会社の機関の内容および内部統制システムの整備の状況」をご参照ください。 (1) 事業環境に関するリスク タムラグループは、脱炭素社会の実現に向け拡大するクリーンエネルギー関連市場を注力市場としていますが、この市場には、コア事業である電子部品・電子化学材料の幅広い製品が関わり、タムラグループでは中長期的な成長を目指して開発投資や設備投資を進めてきました。しかし、当該分野は各国の経済環境や政策の動向に加え、最終顧客の販売戦略や競争力の影響を受けます。このような事業環境の変動は、タムラグループ製品の需要に変化をもたらし、その結果タムラグループ製品の需要拡大が進まない場合には、設備投資の回収が遅れるなど、タムラグループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。タムラグループでは、市場のニーズを常に見極め、時代の変化を先取りした製品・サービスを提供し、注力市場に経営資源を集中すべく事業ポートフォリオを間断なく見直すことで、リスクの回避と成長戦略の推進に努めています。 (2) 素材価格に関するリスク 電子部品関連事業における銅や鉄、電子化学実装関連事業における錫や石油化学製品等の素材価格の変動は、利益に対して影響を与えるリスクがあります。主要な素材については、定期的な相場連動による価格改定により価格変動の影響を吸収できるように対策していますが、素材価格が急激に変動し価格改定が追い付かないような場合は、企業収益を圧迫する可能性があります。タムラグループでは、価格改定に加えて、設計変更による材料比率の低減や代替部材の開発、予約購入によるリスクヘッジなどを継続して実施することで、素材価格の変動による影響の低減を総合的に進めています。 (3) 海外展開におけるリスク タムラグループは、中国に多くの生産・販売拠点を有しています。競争力のある製品の製造と中国市場の展開のためにその重要性は変わりませんが、世界の経済圏の分断が進む中、各国の政策動向によっては、特定の国で製造した製品の輸出入が困難になる、または高い関税がかけられ競争力を失うなど、事業活動に悪影響が生じる可能性があります。このようなリスクに対し、タムラグループは、中国拠点の見直しと同時に、欧米やアジアにおける拠点整備を推進しています。環境変化に応じてスピーディに生産販売ロケーションを見直すことで、地域毎の対応力を高める取組みを進めています。 (4) 自然災害、地政学、経済安全保障等の問題による緊急事態に対するリスク タムラグループの本社は東京にあり、日本国内では埼玉県および東北地方に製造拠点を有しています。日本の生産高はグループ全体の3割程度ですが、電子化学事業では、日本の製造拠点が生産した材料を部材として使用する海外拠点もあり、日本の拠点所在地で大地震などの自然災害が発生した場合には、建物や機械設備、棚卸資産の被害に加え、日本のみならず海外拠点の生産活動に影響を及ぼす可能性があります。また、タムラグループは、日本の他にも、中国を含むアジアや欧米などの世界各地で事業活動を行っており、サプライチェーンも世界各地に広がっています。これらの国や地域における自然災害、感染症、戦争、暴動等を含め、政治的・社会的・経済的要因により、事業活動の停止や遅延が生じる可能性があります。タムラグループでは、これらのリスクを想定し、緊急事態対策構築ガイドラインを整備して、販売・生産体制をグローバルに連携し、事業継続できるように対策しています。また、緊急事態に備えた事前準備計画の策定、緊急事態発生時の出張者を含めた社員安否確認システムの構築と初動対応計画の策定、事業復旧計画の策定など、事業継続の取組みを行っています。 (5) 自国以外の赴任者・出張者におけるリスク 自然災害や、政情不安、戦争・テロなどが発生した場合、その国に滞在している赴任者や一時的な出張者が、けがや死亡など、大きな危険にさらされる恐れがあります。さらに状況に応じ、安全な場所への移動や国外退避なども必要になります。これらの事態に対するリスク管理として、タムラグループのすべての拠点を対象とした、自国以外の国への赴任者や出張者の安全管理に取り組んでいます。問題が発生する前の平時サポート、問題発生の恐れがある場合の警戒時サポート、そして実際に問題が発生した場合の緊急対応サポートに分けての対応を検討しています。 (6) 製品やサービスの品質不良に起因する補償に関するリスク 大規模な製品補償や製造物責任賠償につながるような製品やサービスの欠陥は、会社の評価に重大な影響を与え、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。対策として、製造物責任賠償保険に加入していますが、保険で賠償額を十分にカバーできる保証はありません。これに対して、タムラグループでは、品質方針の周知徹底と顧客満足度の追求による品質第一の文化の醸成、製品不具合再発防止策の強化、不良発生原因の上位概念化による異なる製造工程への不良事例の水平展開、タムラグループ内における品質指標の標準化、国際的な品質マネジメント規格の技法を活用した品質保証プロセスの改善などにより、品質保証を強化する取組みを進めています。 (7) 知的財産権に関するリスク タムラグループは、独自に開発した設計・製造工程に関する技術および製品などの特許権やその他の知的財産権を所有しています。これら知的財産保護のための様々な取組みを行っていますが、完全な保護は難しく、想定している効果を得られない可能性があります。また、タムラグループは、第三者の知的財産権を侵害しないよう留意し、調査を行っていますが、全ての知的財産権を完全に調査完了することは、時間・コスト・技術的観点を考慮すると困難であり、さらに、知的財産権者が自己の権利をどのように解釈し、どの範囲まで権利行使手続きを行うかを予想することは極めて困難です。万一、タムラグループの製品が第三者の知的財産権に近似する場合には、当該第三者より損害賠償請求、使用差し止め等の訴えを起こされる可能性があり、その結果、和解やライセンス契約の締結、または多額の損害賠償金の支払いが必要となる可能性や、タムラグループの製品やサービスの一部の製造販売などができなくなる可能性があります。 (8) 情報セキュリティに関するリスク タムラグループに対し、サイバー攻撃やコンピュータウイルスの侵入などがあった場合には、機密情報の外部流出、身代金目的でのデータ暗号化などのリスクが顕在化し、その対応費用の増加や、信用低下による売上減少などにより、タムラグループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、顧客からの情報セキュリティ水準の強化の要請に対応できない場合は、事業機会を逸する可能性もあります。これに対して、タムラグループは、機密情報の適切な保護および管理をより強固にするために、情報セキュリティ方針と情報セキュリティ管理規程に基づき、情報セキュリティ管理体制を見直し、PDCAを回すリスクマネジメントに取り組んでいます。また、情報セキュリティにおける重点施策として、サイバー攻撃や情報漏洩などに備えたネットワークへのセキュリティ対策、データへのアクセス制御、外部記憶装置の使用制限などの技術的安全管理措置に加え、不正な侵入の防止を目的としたIDカード認証システムの導入などの物理的安全管理措置および、従業員に対する適正な情報の取扱いに関する教育等を実施しています。また、情報セキュリティについて第三者によるアセスメントを定期的に実施して、継続的な改善に取り組んでいます。
経営成績の分析 (MD&A)8,134字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 1) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ80億3千3百万円増加し、1,323億8千1百万円となりました。流動資産が64億3千万円増加し、固定資産が16億2百万円増加しています。固定資産では、電子化学実装事業の製造棟新設等により有形固定資産が増加した一方、持分法適用関連会社の持分譲渡により投資その他の資産が減少しています。流動資産では、売上債権の増加及び上記持分譲渡に係る債権が計上されたことにより流動資産その他が増加しています。 当連結会計年度末の負債の合計は、前連結会計年度末に比べ91億6千9百万円増加し、694億8千4百万円となりました。これは主に、仕入債務および有利子負債の増加によります。 有利子負債合計(短期借入金・1年内返済予定の長期借入金・短期リース債務・長期借入金および長期リース債務の合計額)は45億3千4百万円増加し、384億8千4百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ11億3千6百万円減少し、628億9千7百万円となりました。その他の包括利益の計上により24億9千5百万円増加した一方で、自己株式の取得及び親会社株主に帰属する当期純損失の計上により35億5千3百万円減少しました。この結果、自己資本比率は47.40%となりました。 (自己資本比率は、純資産より新株予約権・非支配株主持分を控除して計算した比率を用いています。) 2) 経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における、当社グループの事業に関わるエレクトロニクス市場は、生成AIの急速な社会実装を背景に、AIサーバー・データセンター関連の需要が拡大基調で推移しました。自動車関連は、EV普及の地域間格差が残るものの、車両の電装化進展に伴う安定的な需要が継続しました。産業機器関連は期を通じて低位で推移しましたが、足元では需要に回復の兆しがうかがわれます。 このような事業環境のもと、当社は2025年4月に始動した中期経営計画「One TAMURA for Next 100」に基づき、今後の成長に向けた基盤の構築(「成長の基盤づくり」)と効率的に収益を最大化できる体質への変換(「体質改善」)を推進しています。中期経営計画最終年度(2028年3月期)におけるROE 8%等の目標達成を確実なものとするために、当期においては事業ポートフォリオの構造転換を加速させ、将来の収益圧迫要因となり得るリスクを能動的かつ集中的に顕在化し、措置を講じました。具体的には、連結子会社である株式会社光波のネットワークソリューション事業の譲渡、中国生産拠点削減をはじめとする国内外拠点配置の見直し、体質改善に向けた転身支援制度特別措置など、痛みを伴う施策を実施しました。また、2026年4月8日には、長年にわたり放送・音響領域で顧客からの高い評価と信頼を獲得してきた情報機器関連事業を第三者に譲渡することを決議し、中期計画で注力を掲げる次世代パワーエレクトロニクス関連製品、電力インフラ、ヘビーインダストリー、次世代通信、モビリティなどのクリーンエネルギー関連市場に向けて、経営資源を集中する方向性を具体化しました。 その結果、当連結会計年度の売上高は、1,235億5千9百万円(前期比8.3%増)と過去最高を更新し、営業利益は52億8千7百万円(同1.8%増)、営業利益率4.3%と増収増益となりました。一方で、親会社株主に帰属する当期純損益は、13億8千5百万円の損失(前期は親会社株主に帰属する当期純利益27億8千2百万円)となりました。これは、転身支援制度特別措置の実施、拠点の再編、情報機器関連事業の事業譲渡など体質改善に関する特別損失を計上したことによります。 セグメントの業績は、次のとおりです。 なお、売上高はセグメント間の内部売上高を含めており、セグメント利益は連結消去(主に全社未来開発費)により合計が全社の営業利益と一致しません。 (電子部品関連事業) 生成AI関連需要が一段と拡大し、米国のデータセンター用PDU(電源分配ユニット)・UPS(無停電電源装置)向けを中心とした大型トランス・リアクタの好調な需要が、業績をけん引しました。また、電動工具向けチャージャが安定的に推移し、エアコン用リアクタや車載用リアクタも一定の需要を維持しました。産業機械向けトランス・リアクタは、国内外製造業における設備投資への慎重姿勢が継続したことで、売上は横ばいとなりました。 その結果、売上高は815億4千9百万円(前期比6.2%増)、セグメント利益は33億4百万円(同1.0%増)と増収増益となりました。セグメント利益は、中国生産拠点の再編に向けた生産移管や人員の適正化に係る費用の計上により、売上高の伸びに比して小幅な増加にとどまりました。 (電子化学実装関連事業) ソルダーペーストは、車載用途が安定的に推移したほか、データセンター向けなど情報通信関連の需要が増加しました。また、連動相場制による価格設定のもと、素材価格の大幅な上昇に連動して売上が増加しました。一方、急激な上昇局面では改定タイミングが追い付かず、特に期の後半において収益性が低下しました。ソルダーレジストは、スマートフォン向けフレキシブル基板用ソルダーレジストの販売が好調であったことに加え、感光性カバーレイ(PICC)がAIサーバー等に採用されたことが寄与し、堅調に推移しました。実装装置は、国内外の顧客における設備投資の慎重姿勢が継続し、前年度並みの水準にとどまりました。 その結果、売上高は399億2千万円(前期比15.5%増)、セグメント利益は33億3千4百万円(同8.8%増)と、増収増益となりました。 (情報機器関連事業) 放送業界全般において厳しい設備投資環境が継続しており、売上高は21億3千6百万円(前期比25.4%減)、セグメント損失は5億6千6百万円(前期は1億8千1百万円のセグメント損失)となりました。 なお、当該事業につきましては、2026年10月1日付での事業譲渡を予定しています。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)につきましては、前連結会計年度末に比べ13億8千2百万円減少し、180億9千6百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、減価償却費が43億9千5百万円、税金等調整前当期純利益が13億3千2百万円となったことなどにより、28億5千1百万円の資金収入となりました。また、前連結会計年度と比べ、営業活動によるキャッシュ・フローは、資金収入が62億3千1百万円減少しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、電子化学実装事業の製造棟新設を中心とした有形固定資産の取得による支出が54億7千1百万円となったことなどにより、48億3百万円の資金支出となりました。また、前連結会計年度と比べ、投資活動によるキャッシュ・フローは、資金支出が9億2百万円増加しました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の増加などにより、3億1千6百万円の資金収入となりました。また、前連結会計年度と比べ、財務活動によるキャッシュ・フローは、資金支出が39億5千6百万円減少しました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 電子部品関連事業   80,395   104.3 電子化学実装関連事業   41,045   118.9 情報機器関連事業   2,311   79.9 報告セグメント計   123,752   108.1 合計   123,752   108.1 (注)1. セグメント間取引については、相殺消去しています。 2. 金額は、販売価格によっています。 2) 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 電子部品関連事業   77,153   96.6   45,830   91.3 電子化学実装関連事業   41,987   117.0   13,011   119.4 情報機器関連事業   1,797   78.8   1,041   75.5 報告セグメント計   120,937   102.4   59,883   95.8 合計   120,937   102.4   59,883   95.8 (注) セグメント間取引については、相殺消去しています。 3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 電子部品関連事業   81,547   106.2 電子化学実装関連事業   39,876   115.8 情報機器関連事業   2,135   74.8 報告セグメント計   123,559   108.3 合計   123,559   108.3 (注)1. セグメント間取引については、相殺消去しています。 2. 主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合については、100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度は、売上高は1,235億5千9百万円と過去最高を更新し、営業利益も52億8千7百万円と過去最高(2018年3月期)に迫る結果となりました。しかしながら、親会社株主に帰属する当期純損益は13億8千5百万円の損失を計上しました。これは、次年度以降の資本効率向上を最優先し、将来の懸念材料に対し措置を講じるべく事業再編等の構造改革にかかる特別損失等を計上した結果です。 当社は、第14次中期経営計画「One TAMURA for Next 100」において、PBR1倍以上の定着および最終年度である2028年3月期の営業利益率7%以上、ROE8%以上という財務目標を掲げました。達成に向け筋肉質な企業体質への転換を進めており、中長期的な成長を持続し拡張していくため、中国拠点の再編と集約、国内事業の最適化、事業ポートフォリオの変革といった施策を推進しています。当連結会計年度は、これら体質改善策を前倒しで断行したことで一時的な利益減少およびROEの低下という調整局面となりましたが、完遂後は一過性費用の剥落と構造改革効果の発現により、利益項目での改善を見込んでいます。 中国拠点の再編と集約では、地政学リスクの低減と収益性の抜本的な向上を目的に、中国の拠点を最大で3割削減するという方針を掲げ、合肥や佛山の拠点の譲渡や一部電源製品の生産集約を行いました。生産移管、在庫整理、人員配置の見直しに関わる費用を計上した一方、有形固定資産の帳簿価額を約15%削減し、棚卸資産は約20%圧縮するなど、バランスシートの軽量化を進展させました。 国内事業の最適化として、戦略市場での売上拡大を見据え、生産体制の大規模な再構築を実施しました。電子化学実装関連事業においては、狭山事業所に新たな製造棟を2025年10月に竣工させました。入間事業所からのはんだ粉生産工程移管をはじめとし、今後の追加投資を含めた総額80億円を投じて生産移管を一層推進して生産能力を増強するとともに、原価低減やリードタイム短縮を実現させる方針です。電子部品関連事業では、若柳工場における航空宇宙・防衛産業向けおよび車載事業向け製品の生産能力を高め、収益性の向上を図ります。さらに地政学リスクを考慮し、欧米への確実な供給強化に向け、坂戸事業所でモジュール製品の生産を開始しました。また、組織活性化を目的に転身支援制度特別措置を実施しており、2026年3月末に計画通り完了しています。 事業ポートフォリオの変革に向けては、経営資源を成長領域に集中的に投下するため、事業および製品の選択と集中を厳格に実行しています。その一環として、光波ネットワークソリューション事業の譲渡を2025年6月に完了しており、情報機器関連事業についても2026年10月1日付で譲渡を実施する予定です。この譲渡により生み出されたリソースは、注力するクリーンエネルギー関連市場(電力インフラ・ヘビーインダストリー・次世代通信・モビリティの4分野)への取り組みに再配置します。 これらの事業戦略を支える経営基盤の強化に向け、ガバナンス、財務、株主還元の各側面から取り組みを進めています。ガバナンスにおいては、取締役会の監督機能をさらに高めるべく、モニタリングボードへの移行を推進しています。執行へのさらなる権限移譲、独立性の高い取締役会による監督機能の強化、客観的な実効性評価を継続し、経営の透明性と意思決定のスピードアップを両立させてまいります。株主還元では、資本効率の向上を最重要課題として掲げ、当連結会計年度に総額10億円の自己株式取得を実施いたしました。今後もDOE(株主資本配当率)3%を目途とした安定的な還元を目指してまいります。財務面の健全化に向けては、政策保有株式の縮減や本社資産の有効活用など、資産ポートフォリオの最適化を進めています。 これら施策の完遂により、次年度は売上成長が利益に直接寄与する構造へと移行することで、利益改善を見込むとともに、持続的な企業価値の向上を実現してまいります。 セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。 (電子部品関連事業) 電子部品関連事業は、米国データセンター向けを中心に、PDU(電源分配ユニット)・UPS(無停電電源装置)用途で大型トランス・リアクタの需要が引き続き拡大しました。電動工具向けチャージャ、エアコン用リアクタや車載用昇圧リアクタも安定的に推移し、売上高は815億4千9百万円、セグメント利益は33億4百万円と増収増益となりました。 当社は、欧州の再生可能エネルギー市場において、主要メーカーが求める厳格な品質基準をクリアし、大型トランス・リアクタの採用実績を築いています。欧州で確立した大型トランス・リアクタの設計技術をグローバル標準として展開することで、急成長する米国のデータセンター市場への迅速な参入と拡大を実現しました。生成AIの普及に伴いデータセンターの電力需要は増大し、電源電圧は従来の低圧から中圧(Medium Voltage:MV)への高圧化が進んでいます。この技術的変化を事業拡大の好機と捉え、当社はMV領域で優れた技術を有する欧州企業と業務提携することでMV領域の新製品を追加し、事業を拡大してまいります。メキシコ工場では、この新製品の生産に向け、生産能力の増強を進めています。車載事業においては、米国市場等でのハイブリッド車への回帰が追い風となっています。若柳工場を増強し、現在よりも付加価値を高めた新しい車載用昇圧リアクタを投入して日米・アジアへの供給を拡大することで、当事業の収益性を改善してまいります。 (電子化学実装関連事業) 電子化学実装関連事業は、売上高は399億2千万円、セグメント利益は33億3千4百万円と、増収増益となりました。ソルダーペーストは、車載用途の安定的な推移やデータセンター向けなど情報通信関連の需要増加により拡大したほか、素材価格の大幅な上昇に連動した価格設定から売上が増加しました。一方、急激な上昇局面では価格改定タイミングが追い付かず、特に当連結会計年度後半は収益性が低下しました。ソルダーレジストは、スマートフォン向けフレキシブル基板用ソルダーレジストの販売好調に加え、感光性カバーレイ(PICC)がAIサーバー等に採用されたことが寄与し、堅調に推移しました。実装装置は、国内外の顧客における設備投資の慎重姿勢が継続し、前年度並みの水準にとどまりました。 電子化学実装関連事業でも、AIデータセンター、AIサーバー、高機能モバイル関連等の高成長・高収益領域へ経営資源を集中的に配分することで伸長を見込んでいます。さらに機能を高めた感光性カバーレイ(PICC)をはじめ、大電流・高放熱に対応した接合材、低反射・高解像度の絶縁材の開発を進めています。実装装置では、次年度よりメンテナンス性を向上した新モデルを市場投入します。それら高付加価値製品により中長期的に売上および利益を拡大してまいります。 生産面では、狭山事業所に新設した製造棟を今後生産の中心拠点化し、生産効率の改善や原価低減につなげコスト競争力を強化してまいります。 (情報機器関連事業) 放送業界全般において厳しい設備投資環境が継続しており、売上高は21億3千6百万円、セグメント損失は5億6千6百万円となりました。 情報機器関連事業は、放送局・鉄道向けを中心とする音声調整卓・無線インターカムなどの製品を通じ、長年にわたり放送・音響領域で顧客からの高い評価と信頼を獲得してきました。しかし、第14次中期経営計画「One TAMURA for Next 100」において、次世代パワーエレクトロニクス関連の注力製品および電力インフラ、ヘビーインダストリー、次世代通信、モビリティ等のクリーンエネルギー関連の注力市場に対し、経営資源の集中を推進する中で、2026年10月1日付での事業譲渡を予定しています。 ② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、設備投資およびその他の事業資金については、自らの事業活動により獲得した内部資金で対応することを基本方針としています。しかし、成長投資や一時的な運転資金の充足のために資金需要が生ずる場合には、時々の金融市場の状況を踏まえた適切な手段により外部からも調達できるよう多様化を図っており、現時点においては銀行からの借入を実施しています。不測の事態に備え、機動的な短期運転資金としてコミットメントライン契約を維持しており、手許流動性を高められるよう対応しています。 第14次中期経営計画においては、中国拠点の再編や国内事業の最適化、資産圧縮から生み出されるキャッシュ、および銀行借入やファイナンス・リースの利用により、本中期経営計画全体で、総額300億円から350億円の資金を創出します。創出した資金は、急拡大する欧米市場のAIデータセンターおよび再生可能エネルギー分野、国内生産体制の再構築などへの150億円から200億円規模の戦略投資や、50億円規模の株主還元へ配分してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り方針及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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