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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

日本精化

Nippon Fine Chemical Co., Ltd.4362 · Prime · 化学

機能性化学品(脂肪酸アマイド・コーティング剤)と環境衛生製品を柱とするスペシャリティケミカルメーカー。

概要

日本精化は1918年に樟脳製造会社として創業し、現在は脂肪酸アマイドや機能性コーティング剤などの機能性化学品と、殺虫剤・消臭剤などの環境衛生製品を主力とする化学メーカーである。2025年度の連結売上高は約338億円、従業員約713名。大阪市に本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場している。

事業は機能性製品と環境衛生製品の二本柱

日本精化の事業は「機能性製品」と「環境衛生製品」の2セグメントで構成される。機能性製品は全社売上高の約78%を占め、脂肪酸アマイドや機能性コーティング剤等を自動車・電子・住宅資材向けに提供する。環境衛生製品は子会社アルボースが製造販売する殺虫剤・消臭剤で、家庭用・業務用に展開している。その他に不動産賃貸や合成樹脂販売等も手掛ける。

機能性製品は4分野で構成、ヘルスケアが成長牽引

機能性製品はビューティケア、ヘルスケア、ファインケミカル、トレーディングの4分野からなる。2025年度実績では、ヘルスケア分野が医薬品用リン脂質や中間体の受託増加により売上高74.4億円(前年比23%増)と好調だった。一方、ビューティケアは海外流通在庫調整の影響で減収、トレーディングは商事子会社離脱により大幅減収となった。全社営業利益率は15.8%に改善している。

中国と台湾に生産・販売拠点を持つ海外展開

日本精化は国内に加え、中国と台湾に海外子会社を持つ。1996年に設立した四川日普精化有限公司(中国)は脂肪酸アマイドと機能性コーティング剤を製造し、主に輸出向けに供給する。2009年に設立した日隆精化國際股份有限公司(台湾)はこれら製品の販売を担う。海外売上高比率は売上高の約30%を占め、特にビューティケアとヘルスケア分野でのグローバル展開が進んでいる。

グループ5社による分業体制

日本精化グループは当社と5つの連結子会社で構成される。主力子会社のアルボースは環境衛生製品を製造販売し、日精バイリスは機能性製品の販売と薬理・安全性試験受託、不動産業を担当する。日精プラステックは合成樹脂製品・住宅資材販売、四川日普精化と日隆精化國際は海外生産販売をそれぞれ受け持つ。この分業により、製品開発から販売、試験まで一貫した体制を構築している。

業界の中での役割は機能性化学品・環境衛生製品の製造販売会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
338億円
営業利益
53億円
営業利益率
15.7%
純利益
44億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01機能性製品主力

当社が製造販売する機能性化学品。脂肪酸アマイド、機能性コーティング剤等を中心に、自動車・電子・住宅資材等の幅広い産業向けに提供。子会社を通じて販売・試験受託も行う。

主な製品・サービス2
脂肪酸アマイド
滑剤、離型剤、顔料分散剤等として使用される機能性化学品。主に輸出向けに中国で生産。
機能性コーティング剤
金属・樹脂等への表面コーティング剤。耐摩耗性・離型性等を付与。

02環境衛生製品準主力

子会社㈱アルボースが製造販売する環境衛生製品(殺虫剤、消臭剤等)を家庭用・業務用に提供。

主な製品・サービス1
環境衛生製品
殺虫剤、消臭剤等の衛生関連製品。

03その他副次

子会社による不動産業(賃貸管理)、合成樹脂製品・住宅資材販売、薬理・安全性試験受託等を行う。

製品と技術

滑剤・離型剤に使われる脂肪酸アマイド

脂肪酸アマイドは日本精化の代表的な機能性化学品で、ポリオレフィンフィルム用滑剤「脂肪酸モノアミド(ニュートロン)」として1958年に製造を開始した主製品である。滑剤、離型剤、顔料分散剤として自動車部品や電子材料、住宅資材など幅広い産業で使用される。主に中国の四川日普精化有限公司で生産され、国内外に輸出されている。1996年には高砂工場でISO9002認証を取得し品質管理を強化している。

化粧品・医薬品向けリン脂質素材

リン脂質は化粧品の乳化剤や医薬品のDDS(薬物送達システム)基材として重要な素材である。日本精化は1997年に加古川東工場に化粧品用リン脂質製造プラントを新設し、化粧品原料「化粧品用リン脂質素材」として展開。さらに2023年には高砂工場に医薬品用リン脂質製造プラントとリポソーム専用プラントを新設し、ギリアド・サイエンシズ社向けなど海外医薬品用途向け販売を伸ばしている。

殺虫剤・消臭剤の環境衛生製品

子会社の株式会社アルボースが製造販売する環境衛生製品は、殺虫剤や消臭剤を中心に家庭用・業務用に提供される。感染症対策商品としても展開し、原材料価格上昇に対しては販売価格改定やフードビジネス・医療介護分野向け新製品の拡販で対応している。2025年度のセグメント売上高は72.1億円で、全社の約21%を占める安定収益源である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が日本精化

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15208有沢製作所869億円17.2倍
23302帝国繊維840億円16.5倍
35011ニチレキグループ722億円15.1倍
44221大倉工業698億円12.7倍
56768タムラ製作所661億円
64362日本精化647億円13.4倍
79619イチネンホールディングス641億円8.3倍
84078堺化学工業611億円24.3倍
94082第一稀元素化学工業604億円23.8倍
105563新日本電工603億円
115302日本カーボン596億円14.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

樟脳会社として創業した1918年

1918年2月、資本金600万円で日本樟脳株式会社を設立し、粉末樟脳及び型物樟脳の製造を神戸市で開始した。樟脳は当時の重要な化学製品であり、局方カンフル(医薬用樟脳)の製造も1933年に始めた。この事業が後の機能性化学品への展開の基盤となる。

脂肪酸事業へ進出した1950年代

1954年、神戸工場を新設し塗料用脂肪酸及び単体脂肪酸の製造を開始した。さらに1958年にはポリオレフィンフィルム用滑剤「脂肪酸モノアミド(ニュートロン)」の製造を始め、これが現在の主力製品である脂肪酸アマイドの源流となった。この時期に樟脳から機能性化学品への事業転換が加速する。

商号変更と上場を果たした1970年代

1971年1月、商号を日本精化株式会社に変更した。1972年には子会社日精興産が不動産業を開始し、1976年に本店を大阪市に移転。1979年12月には大阪証券取引所市場第二部に上場し、資本市場での資金調達力を得た。この間、高砂工場の新設(1970年)など生産体制を強化している。

子会社買収と中国進出の1990年代

1990年、アルボース薬粧を買収し環境衛生事業に参入(翌年アルボースに商号変更)。1994年には吉川製油を買収し加古川東工場とした。1996年、中国に合弁会社四川日普精化を設立し海外生産を開始。1992年に大阪証券取引所第一部に指定、1997年に東京証券取引所第一部にも上場した。

医薬・化粧品原料へ事業拡大した2000年代

2002年、臨床治験薬製造プラントを新設し医薬品分野へ本格参入。2005年には日精産業と環境バイリス研究所が合併し日精バイリスが発足。2007年にはカスタムサーブ(現日精プラステック)を買収。2012年には加古川東工場に医薬・化粧品原料製造プラント、2017年には高砂工場に医薬品原料プラントを新設し、高付加価値分野へのシフトを進めた。

中期経営計画でROIC経営へ転換した2020年代

2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いプライム市場に移行。第14次中期経営計画(2023~2026年度)ではROIC 8.0%を目標に掲げ、設備投資を4年間で160億円計画する。2023年には医薬品用リン脂質製造プラントやリポソーム専用プラントを高砂工場に新設。2025年度には営業利益53.4億円、ROIC 7.4%を達成し、収益性改善が進んでいる。

年表35件を開く

1910年代

  • 1918年2月創業粉末樟脳及び型物樟脳の製造を目的として資本金600万円をもって日本樟脳株式会社と称し発足、本社及び工場を神戸市に設置。

1930年代

  • 1931年4月創業日本樟脳油販売株式会社を設立。(旧・日精産業株式会社)
  • 1933年4月局方カンフルの製造開始。

1940年代

  • 1940年8月商号変更東京出張所を開設。(現在は東京支店に変更)

1950年代

  • 1954年4月神戸工場を新設し塗料用脂肪酸、単体脂肪酸の製造開始。
  • 1958年6月ポリオレフィンフィルム用滑剤「脂肪酸モノアミド(ニュートロン)」の製造開始。

1970年代

  • 1970年12月高砂工場を新設。
  • 1971年1月商号変更商号を日本精化株式会社に変更。
  • 1972年10月大和樟脳株式会社から日精興産株式会社に社名を変更し、不動産及び保険代理店業を開始。
  • 1976年7月本店の所在地を大阪市に移転。
  • 1979年12月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。

1980年代

  • 1989年10月M&A株式会社環境保健生物研究センターを買収。(旧・株式会社環境バイリス研究所)

1990年代

  • 1990年5月M&Aアルボース薬粧株式会社を買収。(1991年 株式会社アルボースに商号変更。)
  • 1992年9月大阪証券取引所市場第一部に指定。
  • 1994年9月M&A吉川製油株式会社を買収。(現・加古川東工場)
  • 1996年1月加古川東工場に精密化学品製造プラントを新設。
  • 1996年8月高砂工場ISO9002認証取得「脂肪酸モノアミドの製造」。
  • 1996年12月中国に合弁会社四川日普精化有限公司を設立。
  • 1997年5月加古川東工場に化粧品用リン脂質製造プラントを新設。
  • 1997年11月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 1998年10月加古川東工場 ISO9002認証取得「コレステロールの製造」。

2000年代

  • 2000年5月ISO14001認証取得「加古川東工場」。
  • 2001年5月ISO14001認証取得「高砂工場」。
  • 2002年2月臨床治験薬製造プラント新設。
  • 2005年10月M&A日精産業株式会社と株式会社環境バイリス研究所が合併し、商号を日精バイリス株式会社に変更。
  • 2007年3月M&A株式会社カスタムサーブを買収。(2008年 日精プラステック株式会社に商号変更。)
  • 2009年4月台湾に合弁会社日隆精化國際股份有限公司を設立。

2010年代

  • 2012年9月加古川東工場に医薬・化粧品原料製造プラント新設。
  • 2017年3月高砂工場に医薬品原料の製造プラント新設。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年5月高砂工場に医薬品用リン脂質事務所棟新設。
  • 2023年3月GMP及びGMP準拠製品を除く全製品に対してISO9001適用拡大。
  • 2023年4月高砂工場に医薬品用リン脂質製造プラント及びリポソーム専用プラント新設。
  • 2023年4月M&A日精バイリス株式会社が日精興産株式会社を吸収合併。
  • 2025年4月加古川東工場に事務厚生棟を新設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで374.0億円
  • 営業利益2026年度まで57.0億円
  • EBITDA2026年度まで71.7億円
  • ROIC2026年度まで7.6%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長基盤強化・サステナビリティ・ガバナンス強化

    長期ビジョン「NFC VISION 2030」達成に向け、2026年度は成長基盤強化、サステナビリティ、ガバナンス強化の3つを基本方針とし、各事業セグメントで具体的な活動を推進する。

  2. 02

    ビューティケア分野:グローバル販売拡大とオープンイノベーション

    欧米のサステナブル素材需要拡大や化粧品人口増加を見据え、戦略品目である機能性油剤や化粧品用リン脂質のグローバル販売を強化する。また、「The Design & Creation Lab.」でオープンイノベーションを推進し新テーマ獲得と売上拡大を図る。

  3. 03

    ヘルスケア分野:安定供給と製剤化技術差別化

    医薬品用リン脂質のギリアド・サイエンシズ社向け安定供給を維持しつつ、高純度リン脂質やリポソーム・リピッドナノパーティクルなどの製剤化技術で差別化を図る。新プラントへの生産集約によるコスト競争力強化や、オープンイノベーションによる新価値創出にも取り組む。

  4. 04

    ファインケミカル分野:ペロブスカイト型太陽電池素材の量産化

    ペロブスカイト型太陽電池用素材の社会実装を見据え、量産化技術の確立に注力する。また、次世代コア事業の育成やサステナブル社会に貢献できるテーマの用途拡大を推進する。

  5. 05

    ハイジーン分野:新規顧客開拓とサステナブル製品強化

    フードビジネス分野で大口食品工場等の新規顧客開拓と濃縮洗浄剤の拡販、医療介護分野で新規顧客獲得と医療用衛生用品の拡販に注力する。サステナビリティ対応製品の研究開発も強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で713人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は819万円で、9期前と比べて+19.5%平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は14.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月594
2018年3月606
2019年3月68541.816.9631
2020年3月71442.917.1665
2021年3月67242.616.4671
2022年3月69541.516.1684
2023年3月76441.915.1717
2024年3月71341.614.6719
2025年3月76641.714.4719682
2026年3月81941.914.6713743

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
高砂工場 — 高砂市9,181百万円
機能性製品
加古川東工場 — 加古川市5,118百万円
機能性製品
本社 — 大阪市中央区1,170百万円
その他及び 全社管理業務
日精バイリス㈱ 滋賀研究所 — 滋賀県甲賀市712百万円
機能性製品
㈱アルボース 滋賀工場 — 滋賀県湖南市599百万円
環境衛生 製品
日精バイリス㈱ その他(神戸市東灘区)ほか497百万円
その他
四川日普精化 有限公司 本社工場 — 中国四川省481百万円
機能性製品
研究所 — 高砂市198百万円
機能性製品
主な関係会社
  • 国内
    日精バイリス株式会社
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アルボース
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日精プラステック株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    四川日普精化有限公司(注)2
    中国四川省 · 連結子会社
    議決権76.3%
  • 海外
    日隆精化國際股份有限公司
    台湾新北市 · 連結子会社
    議決権75.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は338億円営業利益53億円前期と比べると減収増益で、売上が-5.3%、利益が+8.2%。

売上高
-5.3%
338億円
営業利益
+8.2%
53億円
純利益
+12.8%
44億円
営業利益率
15.7%
前期比 +2.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高374億円338億円
営業利益57億円53億円
純利益52億円44億円
1株あたり配当¥104¥104

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は89億円、営業利益は14億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.9%、営業利益は+27.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q909
2024年1Q811113.68
2024年2Q81911.17
2024年3Q811012.38
2024年4Q9210
2025年2Q1742413.818
2025年4Q1832513.721
2026年2Q1753017.125
2026年4Q1632314.119
2027年1Q891415.712

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は235億円から338億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は15.7%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2351912
2014年3月2451911
2015年3月2592314
2016年3月2592618
高砂工場に医薬品原料の製造プラント新設。
2017年3月2522618
2018年3月2762920
2019年3月2813523
2020年3月2903926
2021年3月3054228
高砂工場に医薬品用リン脂質事務所棟新設。
2022年3月3345135
日精バイリス株式会社が日精興産株式会社を吸収合併。
2023年3月3685441
2024年3月3354533
加古川東工場に事務厚生棟を新設。
2025年3月357495213.739
2026年3月338535615.744

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高338億円のうち、営業利益として残るのは53億円15.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の13.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.2%227億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.2%58億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.7%53億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.4pt
15.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.6pt
13.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.0pt
8.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが68億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは46億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は133億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−26−5−1512
2014年3月196−52532
2015年3月30−3−62754
2016年3月21−11−61058
2017年3月29−11−61868
2018年3月36−5−63193
2019年3月34−6−728114
2020年3月31−18−913117
2021年3月47−24−923132
2022年3月23−27−14−4114
2023年3月14−18−33−478
2024年3月63−6−2557109
2025年3月41−18−623126
2026年3月68−22−4046133

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は654億円。このうち返さなくてよい自己資本が524億円で、自己資本比率は78.5%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3232576677.9
2014年3月3392746578.8
2015年3月3682977178.6
2016年3月3793077279.2
2017年3月4013287380.3
2018年3月4593649577.9
2019年3月48237810476.9
2020年3月4763849279.4
2021年3月53342810579.1
2022年3月54844610279.8
2023年3月56746110679.9
2024年3月59547611978.5
2025年3月59849110780.5
2026年3月65452413078.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
132億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
327億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
35億円
在庫として抱えている分
負債合計
130億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率203社中22位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中179位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.9%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.7%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.5%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.3%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,718で、1年前と比べて+7.2%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥2,718-2.3%1ヶ月+6.5%1年+7.2%時価総額647億円
過去52週の値幅
安値¥2,326高値¥3,115

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.4倍
PER (会社予想)11.3倍
PBR1.16倍
配当利回り3.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2585円で25日線(2555.92円)を上回り、短期は底堅い。75日線(2488.96円)も上回っており、中期トレンドは改善傾向。52週高値3115円からは約17%下落、52週安値2326円からは約11%上昇。直近1ヶ月は出来高の増加が見られ、買い関心が高まっている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 12.8倍は業界平均18.0倍を下回り割安。PBR 1.09倍は業界平均1.40倍を下回り割安感。配当利回り3.71%は業界平均2.59%を上回り高水準。ROE 8.9%は健全。ただし2026/3期の売上高が前期比減少見込みで、成長鈍化リスクがある。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.4倍17.8倍
PER (予想)11.3倍
PBR1.16倍1.41倍
ROE8.9%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は増収増益で、営業利益率13.73%と高水準。2026年3月期は売上高減だが利益増を見込む。強気派は、化粧品・医薬品向けの安定需要とROE8.9%の収益性、PBR1.09倍と割安なバリュエーションを評価。弱気派は、売上高が減少見通しであること、主要顧客の在庫調整リスク、競合(クラレなど)との競争を指摘する。

プラスに働く材料3
  • 高収益体質の定着

    営業利益率13%超で、ROE8.9%を達成。

  • 安定した需要基盤

    化粧品・医薬品向けは景気変動の影響を受けにくい。

  • PBR1.09倍の割安感

    同業他社と比較しても株価純資産倍率が低位。

マイナスに働く材料3
  • 減収見通しへの懸念

    2026/3期売上高は前期比5%減の予想。

  • 主要顧客の在庫調整

    化粧品メーカーの在庫調整が収益を圧迫するリスク。

  • 競合との競争激化

    クラレなど同業の参入で価格競争が起こり得る。

次の決算で確かめる点
化粧品向け売上高
主力セグメントの動向を把握する。
営業利益率
高付加価値戦略の成果を示す。
ROE
資本効率の改善度合いを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり104で、前期から+32.4%いまの株価に対する利回りは3.83%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥104
1株あたり
配当利回り
3.83%
いまの株価に対して
配当性向
52.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2340.2
2018年3月2821.742.1
2019年3月307.137.1
2020年3月3310.037.0
2021年3月330.057.8
2022年3月5463.643.0
2023年3月575.639.6
2024年3月7022.854.1
2025年3月745.746.3
2026年3月9832.452.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥104

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,779人。区分でいちばん多いのは事業法人41.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.5%を占め、残る45.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人42.039.438.737.738.241.9
個人・その他30.829.732.433.234.033.7
金融機関15.415.713.012.012.312.5
外国法人10.814.515.616.514.811.2
自己株式6.46.910.111.411.39.0
証券会社1.10.70.30.60.70.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01太陽鉱工株式会社16.09
02日本精化企業持株会8.90
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.26
04日油株式会社4.36
05NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.56
06日本精化従業員持株会2.49
07双日株式会社2.27
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.15
09小野薬品工業株式会社1.65
10株式会社マツモト交商1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+305%、1株純資産は14期で+124%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月501,0594.812.359.3
2014年3月481,1234.414.053.4
2015年3月601,2205.115.341.6
2016年3月761,2646.110.239.5
2017年3月761,3545.812.440.2
2018年3月851,5055.914.542.1
2019年3月971,5626.312.437.1
2020年3月1101,5907.013.637.0
2021年3月1161,7746.912.957.8
2022年3月1461,8528.115.243.0
2023年3月1741,9859.215.039.6
2024年3月1462,0747.217.554.1
2025年3月1722,1418.211.646.3
2026年3月2022,3698.912.052.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額210百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
矢野浩史代表取締役執行役員社長6248,000
川林正信取締役常務執行役員 グループ生産統括 兼プラントエンジニアリング部 管掌7039,000
大橋幸浩取締役常務執行役員 グループ研究開発統括 兼研究開発本部長6673,000
太田進取締役73
松若恵理子取締役48
堀江清常勤監査役7415,000
三築正典常勤監査役6810,000
益田哲生監査役80
鈴木一史監査役50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)380671516254
監査役2282814
社外取締役420205

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容506字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは日本精化株式会社(当社)及び連結子会社5社により構成されており、機能性製品と環境衛生製品の製造販売を行っているほか、その他の事業を営んでおります。 事業内容及び当社と子会社の当該事業における位置付け並びにセグメントとの関連は次のとおりであります。 機能性製品 当社が製造販売しており、当社製品の一部を日精バイリス㈱が販売しております。当社並びに㈱アルボースが使用する原材料の一部は日精バイリス㈱を通じて調達しております。また、日精バイリス㈱では薬理・安全性試験の受託業を営んでおります。日精プラステック㈱では合成樹脂製品及び住宅資材販売を行っております。四川日普精化有限公司は主に輸出用「脂肪酸アマイド」及び「機能性コーティング剤」を製造販売しております。日隆精化國際股份有限公司では当社及び四川日普精化有限公司が製造した「機能性コーティング剤」を販売しております。 環境衛生製品 ㈱アルボースが製造販売しております。 その他 日精バイリス㈱が不動産業を営んでおります。当社は日精バイリス㈱に不動産の管理業務を委託しております。 以上述べた事項の概要図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,330字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 第14次中期経営計画 3年目の総括 (1)経営方針 当社は、普遍的なミッションである「経営理念」、現在の存在意義を明確にした「パーパス」、2030年という未来における当社のありたい姿を表現した「NFC VISION 2030」、これらを経営戦略の策定や経営の意思決定の拠りどころとなる基本方針と位置付けています。また、基本的な価値観や倫理観を共有し、これを業務に反映させていく為に「社員行動指針」と「倫理綱領」を制定しています。 このように、「経営理念」を最上位の価値観、倫理観とし、現在、何をするべきなのかを「パーパス」で、2030年という未来に向けたありたい姿を「NFC VISION 2030」で表現し、第14次中期経営計画(2023-2026年度)の達成に向けて取り組んでおります。 (2)定量目標の達成状況と今後の見通し 第13次中期経営計画   第14次中期経営計画 2018年度   2022年度   2023年度   2024年度   2025年度   2026年度 実績   実績   実績   実績   実績   今回予想   目標 売上高(億円)   280.8   368.4   335.3   356.6   338.0   374.0   380.0 営業利益(億円)   32.0   50.6   42.0   49.0   53.4   57.0   58.0 EBITDA(億円)   43.1   60.1   55.0   62.5   68.4   71.7   75.1 ROIC   6.1%   7.9%   6.3%   7.1%   7.4%   7.6%   8.0% ROE   6.3%   9.2%   7.2%   8.2%   8.9%   10.0%   - 設備投資   5年間 109億円   17.7億円   24.7億円   40.4億円   4年間 135億円   4年間 160億円 売上高 研究開発費比率   2.4%   2.4%   2.7%   2.7%   2.8%   2.9%   2.7% 第14次中期経営計画3年度(2025年度)は、売上高338.0億円、営業利益53.4億円、償却前営業利益(EBITDA)68.4億円、投下資本利益率(ROIC)は7.4%となりました。設備投資額は40.4億円となりました。売上高研究開発費比率は2.8%となりました。 (3)各事業セグメント毎の達成状況 (単位:億円) 2024年度実績   2025年度実績   対前年 差額 売上高   営業利益   EBITDA   売上高   営業利益   EBITDA   売上高   営業利益   EBITDA 機能性製品   284.4   43.1   55.8   263.5   46.9   61.0   △20.9   3.7   5.2 ビューティケア   89.4   24.2   27.3   85.5   19.6   23.2   △3.9   △4.6   △4.1 ヘルスケア   60.5   10.2   17.9   74.4   14.5   22.5   13.9   4.2   4.6 ファインケミカル   56.1   5.1   7.0   58.8   10.8   13.3   2.7   5.7   6.3 トレーディング   78.4   3.6   3.7   44.8   2.0   2.0   △33.6   △1.6   △1.7 環境衛生製品 (ハイジーン)   69.9   5.2   5.8   72.1   5.7   6.3   2.2   0.5   0.5 その他   2.3   0.6   0.9   2.3   0.8   1.1   0.1   0.2   0.2 連結合計   356.6   49.0   62.5   338.0   53.4   68.4   △18.7   4.4   5.9 (機能性製品部門) -ビューティケア分野- 化粧品原料(「化粧品用リン脂質素材」、「化粧品用機能性油剤」、「生理活性物質」)をグローバルで展開しています。持続可能なパーム油の為の円卓会議認証制度を受けたRSPO製品や、遺伝子組換え作物を使用しないNon-GMO製品、自然由来指数ISO16128を高めたサステナブル製品開発と拡販に注力しましたが、化粧品用機能性油剤の海外向け流通在庫の調整遅れにより販売が減少しました。また、生理活性物質の国内向け販売が減少しました。一方で、化粧品用ウールグリース誘導体の販売は増加しました。 -ヘルスケア分野- 医薬品用リン脂質は、ギリアド・サイエンシズ社向けは堅調に推移しました。また、他海外向け医薬品用高純度リン脂質の販売が増加しました。また、医薬品中間体の受託品のスポット販売と、医薬品用ウールグリース誘導体の海外向け販売が増加しました。 -ファインケミカル分野- 工業用ウールグリース誘導体は、海外向け販売増加とコストダウンにより収益性が改善しました。ペロブスカイト型太陽電池用素材は、社会実装に向けた量産化の検討が着実に進展しました。 (環境衛生製品部門) -ハイジーン分野- 感染症対策商品では、原材料価格上昇の影響を受けましたが、販売価格の改定やフードビジネス及び医療介護分野における新製品の拡販に取り組みました。 (4)資本政策と株主還元 第13次中期経営計画期間   第14次中期経営計画 2020年度   2021年度   2022年度   2023年度   2024年度   2025年度   2026年度 実績   実績   実績   実績   実績   実績   今回予想   目標 DOE(%)   2.1   3.0   3.0   3.5    3.5   4.3   4.3 (目安)   4.3 (目安) 1株当たり配当額   35円   54円   57円   70円   74円   98円   104円   100円 総還元性向(%)   30   45   79   77    43     94   4年間平均50%以上 政策保有株式比率(%)   28   24   25   24     21     26   17%以下 ■2025年度 政策保有株式売却実績         10.0億円 ■配当総額                 21.2億円 ■自社株式取得実績                 20.0億円 ■配当10期連続増配見通し ※DOE   :   連結純資産配当率(年間配当総額÷連結純資産、若しくは配当性向×ROE) 総還元性向   :   (配当総額+自己株式取得額)÷親会社株主に帰属する当期純利益 政策保有株式比率   :   「保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」の「貸借対照表計上額の合計額」が連結純資産に占める比率 第14次中期経営計画 4年目(2026年度)の概要 (1)基本方針 長期ビジョン「NFC VISION 2030」で描いた2030年度のありたい姿の達成に向け、2026年度は「成長基盤強化」、「サステナビリティ」、「ガバナンス強化」の3つを事業活動の基本方針とします。 (2)事業活動の方針 各セグメント毎の活動方針は以下の通りです。 (機能性製品部門) -ビューティケア分野- 欧米ブランドによるサステナブル素材の需要拡大や今後の化粧品人口の増加によるグローバル市場の拡大を見据え、海外顧客へのマーケティング活動を強化致します。戦略品目である機能性油剤や化粧品用リン脂質を中心に、グローバル市場への販売拡大に努めます。また、「The Design & Creation Lab.」では、顧客、同業他社等とのオープンイノベーション活動を推進し、テーマの獲得と売上拡大に繋げます。サステナブル対応はこれまで通り注力し、新たな基準にも積極的に対応する組織づくりを推進してまいります。 -ヘルスケア分野- 医薬品用リン脂質は、ギリアド・サイエンシズ社向けの安定供給体制を維持しつつ、医薬品用高純度リン脂質、リポソーム、リピッドナノパーティクルなど製剤化技術での差別化で顧客を獲得していきます。また、新プラントへの生産集約によりコスト競争力強化を図ります。さらに、湘南ラボを中心に、大学、国内外の企業とのオープンイノベーションを行うことで、新たな価値を届け続けるための活動を推進致します。 -ファインケミカル分野- 戦略品目であるペロブスカイト型太陽電池用素材については、今後の社会実装を見据え量産化技術の確立に注力致します。また、次世代のコア事業の育成にも取り組んでまいります。サステナブル社会に貢献できるテーマを見定めて、その用途拡大を推進してまいります。 (環境衛生製品部門) -ハイジーン分野- フードビジネス分野での、大口食品工場等の新規顧客開拓と濃縮洗浄剤の拡販に取り組むとともに、医療介護分野での 新規顧客獲得と医療用衛生用品の拡販に注力致します。また、サステナビリティ対応製品の研究開発強化を図ってまいります。 (3)経営目標数値 2024年度   2025年度   2026年度 実績   実績   今回予想   前年比増減率 売上高(億円)   356.6   338.0   374.0   10.7% 営業利益(億円)   49.0   53.4   57.0   6.7% 営業利益率(%)   13.7   15.8   15.2   - EBITDA(億円)   62.5   68.4   71.7   4.8% EBITDAマージン(%)   17.5   20.2   19.2   - 経常利益(億円)   52.1   55.7   60.0   7.7% 親会社株主に帰属する 当期純利益(億円)   38.7   44.3   52.0   17.4% 1株当たり当期純利益(円)   172.1   202.4   239.8   18.5%
事業等のリスク4,973字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ただし投資家の判断に影響を及ぼす可能性のあるリスクは、これらに限定されるものではありません。 当社グループでは、持続的な成長を実現するため、事業目的の達成を阻害する恐れのある様々なリスクを早期に発見し、適切に対応するとともにリスクが顕在化した際の迅速な対応を図るとともに、機会とリスクの双方の観点からの検討を必要とするリスクに対応するためリスク管理体制の整備・充実に努めております。リスク管理体制の詳細は、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)サステナビリティ ②リスク管理」に記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済の動向に関するリスク 当社グループの事業活動は、マクロ経済や市場の動向、国内外の景気変動等の影響を受けるおそれがあります。景気が減速・後退する場合、個人消費や設備投資の低下等をもたらし、当社グループが提供する製品・サービスに対する需要が減少するなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)競合との競争に関するリスク 当社グループの事業領域は、類似した製品・サービスを供給する競合の影響を受ける可能性があります。当社グループが市場ニーズに対応した製品・サービスの導入ができなかった場合や、競合の価格と対等な価格を設定できない場合、また、競合の価格と対等な価格を設定することで、その製品・サービスの販売が損失をもたらす場合など、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループは、事業ポートフォリオ分析を通じ、市場ニーズに対応した新製品・サービスの早期導入、独自技術を活かした事業領域拡大、競争力強化に向けた設備増強やコスト低減等に取り組む一方、成長性・将来性の乏しい事業からは撤退を図り、当社グループの事業競争力の保持に努めております。 (3)大口顧客への依存に関するリスク 当社グループには、継続的な販売先となっている大口顧客があります。これらの顧客との取引条件の変更、契約解除、顧客の製品の需要減退、あるいは顧客の経営状況の悪化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。このようなリスクを低減する為に、新規顧客開拓等、特定顧客の動向に左右されない事業基盤の確立に取り組んでおります。 (4)原材料の購入価格、調達に関するリスク 当社グループでは、主な原材料として動植物系油脂を使用しています。急激な価格変動が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。対応可能な購入価格の上昇に対しては、コスト低減や販売価格への転嫁等により業績への影響を最小限に留めるよう努めております。また、調達に関しても、購入先での事故や自然災害の発生、テロ、戦争、感染症のまん延等の社会的混乱や、需要急増等の要因で、原材料供給不足や物流の停滞が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。購入先と緊密な関係を築き、複数の購買先から調達するなど安定調達に努め、リスクの低減に取り組んでおります。 (5)製品の生産・販売に関するリスク 当社グループで販売している製品は、外部への生産委託を含め、厳格な品質基準に基づき生産を行っていますが、万一、製品の品質に起因する事故やクレームが発生した場合、製品回収等で多額のコストが発生するだけでなく、信頼が損なわれ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、製品の生産・販売において、自然災害の発生、テロ、戦争、感染症のまん延等の社会的混乱により物流の停滞が生じた場合、販売機会損失等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループは、各種法令を遵守した製造プロセスを構築するとともに品質管理、品質保証体制の整備・強化に努め、また、製品の安定供給に向けて、適切な製品在庫量を確保するとともに、外部のバックアップ生産・購入を含めたBCP(事業継続計画)の定期的な見直しを行い、リスクの低減に取り組んでおります。 (6)人材確保に関するリスク 当社グループの将来的な成長には事業遂行に必要な人材を採用し、確保し続ける必要があります。今後、日本国内における労働力人口の減少、働き方ニーズの多様化等、雇用環境の変化により人材確保が計画通りに進まなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループは、多様な人材が活躍できる風土作り、人事制度の導入や働く環境の整備等と合わせ、中長期視点での新卒採用や即戦力となるキャリア採用を実施するなど人材の確保に努め、リスクの低減に取り組んでおります。 (7)為替相場の変動に関するリスク 当社グループの取引には外貨による輸出・輸入が含まれております。為替相場の変動により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、当社グループの海外子会社の財務諸表は、外貨建てで作成され連結財務諸表作成時に円換算されるため、現地通貨ベースでの業績に大きな変動がない場合でも、為替相場の変動が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。全てのリスクをヘッジすることはできませんが、当社グループでは、為替予約等により為替相場の変動リスクを最小限に留めるよう努めております。 (8)海外事業展開に関するリスク 当社グループは、日本国内だけでなく、海外においても生産及び販売活動を行っており、今後も成長が期待される海外市場での事業拡大を戦略の一つとしております。海外における事業展開では、以下に示すようなリスクがあり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 法規制、租税制度の変更 為替相場の変動 労働環境の変化 契約条項等、日本との商慣習の相違 テロ、戦争、感染症のまん延等による社会的混乱 その他の政治的及び社会的要因、経済の動向 (9)環境保全・気候変動対応に関するリスク 近年、気候変動抑制に向けて、世界的規模で再生可能エネルギーの拡大等による環境負荷低減や地球温暖化対策・エネルギー政策の見直し等に関連する法規制の整備・厳格化が進んでおり、気候変動問題への企業の取組みがステークホルダーの評価や、市場・消費者の製品・サービスを選択する判断に影響する傾向が強まっております。また、今後、温室効果ガス排出削減に向けた法規制強化・再生可能エネルギーへの転換・カーボンプライシング(炭素税、国内排出量取引等)等による低炭素化・脱炭素化に向けた政策に対する取組みにおいて、対応コストが増加する場合や、法規制への未対応により製品・サービスの需要減少や顧客を喪失する場合など、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループでは、事業活動に関わる各国の環境関連法規制の遵守は当然として、気候変動等の環境問題への対応を経営の重要課題と捉え、TCFD提言に沿った取組みや、サプライチェーン全体で環境保全と環境負荷低減に努める取組みなど、更なるリスクの低減に向けて取り組んでまいります。 (10) 法的規制の強化、法令変更・改正等に関するリスク 当社グループは事業の遂行にあたり、日本のみならず各国・各地域の各種法令、行政による許認可や規制の適用を受けております。法令・規則の新設・変更・解釈において年々厳格化が進んでおり、当社グループがこれらの法規制等に違反したと当局にみなされた場合、当社グループが行政処分、刑事処分又は損害賠償訴訟の対象となり、また、当社グループの社会的評価に悪影響が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループは、コンプライアンスを経営の重要課題と位置付け、当社グループの経営理念、企業行動規範・企業行動基準等を倫理綱領において明確化し、役員・社員に対して配布し、教育・研修するなどコンプライアンスの徹底に努めております。 (11)知的財産権に関するリスク 当社グループは、自らの知的財産権を適切に保護、活用するとともに、第三者の知的財産権を尊重し、不当に侵害しないとする行動規範のもと、知的財産権に係る情報調査、特許権等の知的財産権の取得、知的財産権に係る適切な契約の締結等に取り組んでおります。しかしながら、出願する特許に対して権利が付与されない場合もあり、知的財産権による保護が得られない可能性があります。また、知的財産権により保護されている第三者の技術を利用したい場合に、その技術が利用できない、又は、不利な条件で利用せざるを得ない場合もあります。加えて、第三者により当社グループの知的財産権が侵害されて損失を生じるおそれや、当社グループの製品が第三者の知的財産権を侵害しているとの主張にもとづき係争に発展し、当社グループに不利な判断がなされるなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (12)情報セキュリティー、ITシステムに関するリスク 当社グループは、事業活動を行うにあたり、当社グループ自身の情報はもとより、取引先や顧客の企業情報や個人情報等に接する機会を有しております。近年、社会のデジタル化が進む中、サイバー攻撃の脅威が急速に高まっており、その対策が脆弱であった場合、個人情報・秘密情報の漏えいや、サーバダウン等による事業停止を引き起こす可能性があります。また、プライバシー保護の要請や各国の政策により、個人情報・データ保護規制の動きが近年強まっており、こうした法規制への違反が発生した場合、罰金や損害賠償等の費用負担が生じる可能性もあり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループは、ITシステム及び個人情報保護に関する規程を整備し、厳格な情報管理を行うとともに基幹システム等のIT基盤の刷新、インシデント発生時に適切に対処する体制を構築することでリスクの低減に取り組んでおります。 (13)内部統制に関するリスク 当社グループは、内部統制システムを整備・運用し、教育・啓蒙活動を通じて浸透を図っていますが、当社グループの内部統制システムが様々な要因により機能せず、不測の事態が生じる可能性があります。その結果、社会的信用の失墜により事業に悪影響が生じる、あるいは行政処分、刑事処分又は損害賠償訴訟の対象となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループは、内部統制システムの運用状況に対するモニタリングを定期的に行い、内部統制システムが有効に機能していることを検証し、継続的に整備・運用の改善を図ることでリスクの低減に取り組んでおります。 (14)事故・自然災害等に関するリスク 火災等の重大事故や大規模地震・台風等の自然災害が発生した場合、また、感染症のまん延、その他制御不能な事態が発生した場合、サプライチェーンが寸断されるなどの支障をきたし、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループは、事故・災害等による影響を最小限に留める為に、リスク発生の可能性や結果の重大性に応じた製造設備の定期点検や従業員の教育・訓練等の保安・事故発生防止活動に努めるなどリスクの低減に取り組んでおります。 (15)資産の減損に関するリスク 当社グループが保有する資産について、経営環境の著しい悪化等による収益性の低下や市場価格の下落等により、減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,640字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しています。その作成においては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性の存在により、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載していますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすと考えています。 1) 貸倒引当金の計上基準 当社グループでは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を繰入計上しています。将来、顧客の財務状況等が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。 2) 棚卸資産の評価基準 当社グループの販売する製品の価格は、市場相場変動の影響を受ける傾向にあるので、その評価基準として主に総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)を採用しています。 3) 投資有価証券の減損処理 当社グループは、金融機関や、製造・販売等に係る取引会社及び関係会社の株式を保有しています。これらの株式は、株式市場の価格変動リスクや、経営状態・財務状況の悪化による価値下落リスクを負っているため、合理的な基準に基づき、投資有価証券の減損処理を行っています。 4) 繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性の評価に際し、将来の課税所得を合理的に見積っています。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するので、課税所得の見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 (2)経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、設備投資や個人消費などの内需が底堅く推移しておりますが、今年2月末に勃発した中東紛争の影響で景気は足踏み状態が続いております。今後も、中東紛争の緊迫化・長期化によるエネルギー関連製品の更なる価格高騰や供給制約の懸念があり、先行き不透明な状況が続くことが予想されます。 このような事業環境のなかで、当社グループは経営基盤の更なる強化に取組むとともに、収益拡大への貢献が期 待できる品目への選択と集中を推進してまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は、機能性製品セグメントのトレーディング分野において、中期経営計画通り、商事子会社のうち1社が当社グループより離脱したことにより、337億9千6百万円(前期比5.2%減)となりました。利益面は、機能性製品セグメントのヘルスケア分野での医薬品中間体の受託品がスポットで増加したことやファインケミカル分野の収益性改善などにより、営業利益53億4千1百万円(同9.1%増)、経常利益55億7千万円(同6.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益の計上もあり、44億2千8百万円(同14.4%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (機能性製品) 当セグメントにおきましては、売上高は263億5千1百万円(前期比7.4%減)となりました。セグメント利益(営業利益)は46億8千8百万円(同8.7%増)となりました。また、利益率は17.8%(前期15.2%)となりました。 (参考)           (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   対前年度   対前年度 通期   通期   増減額   増減率 ビューティケア   8,936   8,548   △ 387   △ 4.3% ヘルスケア   6,051   7,443   1,392   23.0% ファインケミカル   5,613   5,883   269   4.8% トレーディング   7,843   4,476   △ 3,367   △ 42.9% 売上高 合計   28,443   26,351   △ 2,092   △ 7.4% ビューティケア   2,416   1,969   △ 447   △ 18.5% ヘルスケア   1,022   1,442   419   41.0% ファインケミカル   513   1,078   564   109.9% トレーディング   360   198   △ 162   △ 45.0% 営業利益 合計   4,314   4,688   374   8.7% (ビューティケア) 化粧品用ウールグリース誘導体の販売は増加しましたが、機能性油剤の海外向け流通在庫の調整遅れ及び国内向け生理活性物質の販売減少により、ビューティケア分野全体で減収減益となりました。 (ヘルスケア) 医薬品用リン脂質は、海外向け販売が増加しました。また、医薬品中間体の受託品がスポットで増加したことや、医薬品用ウールグリース誘導体の海外向け販売増加とコストダウン等による収益性改善もあり、ヘルスケア分野全体で増収増益となりました。 (ファインケミカル) 工業品用ウールグリース誘導体の海外向け販売増加とコストダウン等による収益性改善により、ファインケミカル分野全体で増収増益となりました。 (環境衛生製品) 当セグメントにおきましては、原材料価格上昇の影響を受けましたが、販売価格の改定やフードビジネス及び医療介護分野における新製品の拡販に取組んだ結果、売上高は72億1千2百万円(前期比3.1%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は5億7千2百万円(同10.2%増)となりました。 (その他) その他の事業の売上高は2億3千3百万円(前期比3.0%増)、セグメント利益(営業利益)は8千万円(同30.1%増)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当社グループのセグメントは業種・業態が多種多様でありますので生産実績を記載しておりません。 ② 受注実績 当社グループは受注生産を行わず、全て見込み生産によっております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 機能性製品   26,351,300   △7.4 環境衛生製品   7,212,066   3.1 その他   233,000   3.0 合計   33,796,367   △5.2 (注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社マツモト交商   5,322,256   14.9   5,285,102   15.6 稲畑産業株式会社   -   -   3,551,611   10.5 3 前連結会計年度の稲畑産業株式会社に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しています。 (3)財政状態 当連結会計年度の総資産は前連結会計年度(以下「前期」という。)に比べ56億2千4百万円増加し、654億2千1百万円となりました。これは主として、投資有価証券の増加などにより固定資産が56億2千3百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度の負債は前期に比べ23億3百万円増加し、130億3千万円となりました。これは主として、設備関係未払金の増加などにより流動負債が19億7千8百万円増加し、繰延税金負債の増加などにより固定負債が3億2千5百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度の純資産は前期に比べ33億2千1百万円増加し、523億9千万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する当期純利益の計上44億2千8百万円及び配当金の支払い18億5千1百万円などにより株主資本が6億円増加し、その他有価証券評価差額金の増加などによりその他の包括利益累計額が26億2千1百万円増加したことなどによるものであります。 (4)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期に比べ7億2百万円増加し、133億4千1百万円となりました。なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況と主な内訳は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前期に比べ27億2千6百万円収入が増加し、68億1千4百万円の収入となりました。その主な内訳は、税金等調整前当期純利益64億2千6百万円及び減価償却費15億6千3百万円の計上による資金の増加、法人税等の支払いによる資金の減少7億9千4百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前期に比べ4億5千9百万円支出が増加し、22億2千7百万円の支出となりました。その主な内訳は、有形固定資産の取得による資金の減少28億1千5百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前期に比べ33億9千9百万円支出が増加し、40億1百万円の支出となりました。その主な内訳は、配当金の支払いによる資金の減少18億5千1百万円と自己株式 取得による資金の減少20億6千1百万円によるものであります。 (当社グループの資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は2千2百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は133億4千1百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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