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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

積水樹脂

Sekisui Jushi Corporation4212 · Prime · 化学

公共と民間、2つの分野に製品群を展開する樹脂加工メーカー。交通安全製品から梱包資材まで、社会インフラと産業を支える。

概要

積水樹脂は道路標識や防音壁材、ガードレールなどの交通安全施設を主力とする化学メーカーである。道路案内標識で国内トップシェアを持ち、公共インフラ向け製品を強みとする。連結売上高782億円(2026年3月期)、従業員1,621人。大阪市北区に本社を置き、国内外に36のグループ会社を持つ。

公共インフラ向けが売上の過半を占める事業構成

積水樹脂の事業は公共分野と民間分野の2部門で構成される。公共分野では防音壁材、交通安全製品(カーブミラー、視線誘導標など)、路面標示材、道路標識、歩行者用・車両用防護柵、シェルター、人工芝などを製造・販売・施工する。公共事業向けが主力であり、道路案内標識では国内トップシェアを有する。民間分野ではメッシュフェンス、めかくし塀、自転車置場などのエクステリア建材、梱包結束用バンド・フィルム、自動車部品、農業資材、デジタルピッキングシステムなどを扱う。両分野とも樹脂成形技術を核とし、多様な製品群を展開している。

既存事業の堅調とM&Aで成長した2026年3月期

2026年3月期の連結売上高は781億63百万円(前期比5.3%増)、営業利益は56億85百万円(同13.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は39億75百万円(同12.2%増)であった。公共分野では防音壁材が高速道路向けに順調、人工芝が大型グラウンドに採用され大幅伸長。民間分野ではストレッチフィルム包装機が省人化ニーズで好調、アルミ樹脂複合板がビル解体市場で拡大した。一方、交通安全製品の電子製品設置一巡や住宅着工減少の影響も受けた。M&Aにより理研興業(防雪・防風製品)やWEMASグループ(仮設交通安全製品)を連結し、収益に寄与した。

国内外36社からなるグループ体制

当社グループは2026年3月31日現在、当社、国内子会社16社、海外子会社16社、関連会社3社の計36社で構成される。公共分野の主な子会社には東北積水樹脂、関東積水樹脂、オーミテック、日本興業、WEMASグループ(ドイツ)などがある。民間分野では積水樹脂商事、積水樹脂プラメタル、積水樹脂キャップアイシステム、サンエイポリマー、スペーシア、無錫積水樹脂(中国)、サミットストラッピング(フィリピン)、セキスイジュシ(タイランド)などが製造・販売を担う。欧州ではセキスイジュシヨーロッパホールディングスを中心に事業展開している。

2030年へ向けた長期ビジョンと経営指標

2023年4月に長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」を発表し、その中間計画として「中期経営計画2027」を策定した。目標とする経営指標として、営業利益率の向上、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)の活用、ROE 8%の早期達成を掲げる。株主還元では累進配当を基本方針とし、連結配当性向40%以上、2027年3月期までは総還元性向100%以上を目指す。成長戦略として、新領域・海外事業への資源集中、次世代交通技術対応製品の開発、人的資本の価値最大化、サステナビリティ経営の推進を掲げている。

業界の中での役割は樹脂加工製品の製造・販売・施工を行うメーカー。公共工事向けと民間産業向けの両方に製品を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
782億円
営業利益
57億円
営業利益率
7.3%
純利益
40億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
公共分野416億円53.2%27億円6.5%
民間分野366億円46.8%39億円10.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01公共分野(道路・交通インフラ等)主力

防音壁材、交通安全製品、路面標示材、道路標識、各種防護柵、組立歩道、公園資材、シェルター、ソーラー照明灯、人工木材・人工芝など、道路・交通・公園関連のインフラ製品を製造・販売・施工。公共事業向けが主力。

主な製品・サービス8
防音壁材
高速道路や幹線道路沿いに設置し、交通騒音を低減する樹脂製壁材。軽量で耐候性に優れる。
交通安全製品(カーブミラー、視線誘導標等)
道路の安全を確保するためのミラーや標識類。視認性が高く耐久性に優れる。
路面標示材
道路表面に施工する区画線や横断歩道などの標示材。再帰反射性能を持ち夜間視認性を向上。
道路標識
案内標識、警戒標識など、規格に適合した標識板を製造。反射シートを採用し視認性を確保。
歩行者用防護柵・車両用防護柵
歩道と車道の分離や、車両の逸脱防止を目的としたガードレール・柵。鋼製・樹脂製がある。
組立歩道
工事現場やイベント会場などに仮設で設置する歩道。軽量で組立・撤去が容易。
シェルター
バス停や駅前などに設置する待合ブース。防風・防雨機能を持ち、広告媒体としても利用。
人工芝・人工芝フィールドシステム
スポーツ施設や公園向けの人工芝と、その散水・排水システム。天然芝に近い感触と耐久性。

02民間分野(産業・建設・自動車等)準主力

メッシュフェンス、目隠し塀、自転車置場、手すり製品などのエクステリア建材、梱包結束用バンド・フィルム・機械などの物流資材、RFID関連製品、農業資材、施設園芸資材、獣害対策製品、アルミ樹脂積層複合板(装飾建材)、組立パイプシステム、デジタルピッキングシステム、自動車部品関連製品などを製造販売。民間の建築・物流・農業・自動車産業など多岐にわたる需要に対応。

主な製品・サービス7
メッシュフェンス
工場・住宅・学校などの敷地境界に用いる金網フェンス。防犯性と開放感を両立。
梱包結束用バンド・フィルム
段ボールやパレット荷物を結束するPPバンド、ストレッチフィルムなど。物流の効率化に寄与。
自動車部品関連製品
自動車内装・外装用の樹脂部品。軽量化やデザイン性を考慮した製品を供給。
施設園芸資材
ビニールハウス用フィルムや灌漑チューブなど、農業の施設栽培に必要な樹脂製品。
アルミ樹脂積層複合板(装飾建材)
ビル外壁や看板などに用いる軽量で高剛性な複合パネル。耐候性・意匠性に優れる。
組立パイプシステム
工場や倉庫内の作業台・棚などに使用する、自在に組み替え可能なパイプ構造物。
デジタルピッキングシステム
物流倉庫で作業者にピッキング指示を出す電子表示システム。誤品防止と効率化を実現。

製品と技術

道路標識と交通安全製品のラインアップ

積水樹脂の道路標識は、案内標識・警戒標識・規制標識など規格に適合した標識板であり、反射シートを採用し夜間視認性を確保している。交通安全製品として、カーブミラー(視認性が高く耐久性に優れる)、視線誘導標、車線分離標「ポールコーン」、遠隔操作対応LED表示板「オプトマーカーICOT」などを展開する。路面標示材は再帰反射性能を持ち、区画線や横断歩道に使用される。車両用防護柵には勾配自在縦格子柵「フレックスロープ」があり、都市部の安全対策工事で採用されている。

高速道路の騒音を低減する防音壁材

防音壁材は高速道路や幹線道路沿いに設置し、交通騒音を低減する樹脂製壁材である。軽量で耐候性に優れ、設計対応力が評価されて高速道路向け整備予算縮小下でも順調に推移した。また、隣接分野として防音めかくし塀があり、工場や物流倉庫の近隣騒音対策に用いられる。こちらは優れた防音性能と景観性の両立が評価されている。防雪・防風柵もグループ会社の理研興業を通じて提供しており、積雪地域の視程障害対策に貢献している。

スポーツ施設向け人工芝と排水システム

人工芝はスポーツ施設や公園向けに提供され、天然芝に近い感触と耐久性を備える。フィールドホッケーをはじめ環境配慮型製品の提案が受け入れられ、大型グラウンドへの採用が進んでいる。人工芝フィールド散水システムや高速排水システムを組み合わせ、スポーツ施設全体のソリューションを提供する。2026年3月期には人工芝事業が売上・利益ともに大幅に伸長した。張替え需要も確実に取り込み、物件管理の強化が奏功した。

物流と農業を支える樹脂製品群

梱包結束用バンドはPPバンドやストレッチフィルムを中心に、3R対応製品提案を強化している。ストレッチフィルム包装機は物流現場の人手不足による省人化ニーズで好調である。デジタルピッキングシステムは無線タイプが売上を伸ばし、誤品防止と効率化を実現する。農業資材ではビニールハウス用フィルムや灌漑チューブ、獣害対策製品を提供。施設園芸資材の需要は底堅い。アルミ樹脂積層複合板「アートパネル」はビル解体市場や新規ユーザー獲得により拡大している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

道路安全資材で国内首位、内需依存高め

道路標識やガードレールなど交通安全資材で国内首位クラス。同業のクラレは化学全般、東洋紡は繊維・フィルムと事業領域が広いが、当社は道路関連に特化。売上高は628億→782億円と堅調に拡大し、営業利益率も6.7%→7.3%と改善傾向。ただし、国内公共投資に依存するため、財政事情の影響を受けやすい。

強み

  • 道路安全資材でトップシェアを有し、ブランド力と販路が強み。
  • 売上高が3期連続増加、利益率も改善傾向にある。
  • 道路整備は国策であり、一定の需要が保証される。
  • 標識からガードレールまで多様な製品を揃え、ワンストップ提供。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内公共投資の減少が直撃するリスク。
  • 営業利益率7%台と製造業としては低く、収益性に課題。
  • 鉄鋼・樹脂等の原料価格上昇が利益を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が積水樹脂

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14996クミアイ化学工業1,040億円13.7倍
24099四国化成ホールディングス996億円16.9倍
35331ノリタケ989億円13.8倍
47917ZACROS967億円11.9倍
54187大阪有機化学工業958億円11.1倍
64212積水樹脂929億円22.4倍
75208有沢製作所869億円17.2倍
83302帝国繊維840億円16.5倍
95011ニチレキグループ722億円15.1倍
104221大倉工業698億円12.7倍
116768タムラ製作所661億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

特殊接着剤封筒からスタートした1954年

1954年11月、資本金400万円でアドヘヤ紙工株式会社を大阪市北区に設立した。特殊接着剤を応用したアドヘヤ封筒の製造販売が最初の事業である。翌月には商号をアドヘヤ化工株式会社に変更。1961年には販売子会社となるアドヘヤ産商(現積水樹脂商事)を設立した。1963年5月、商号を積水アドヘヤ工業株式会社と変更し、積水化学グループの一員として事業を拡大していく。この間、1962年に枚方工場を開設し、生産体制を整えた。

商号変更と上場を果たした1970年前後

1970年6月、商号を積水樹脂株式会社と変更した。同年10月には株式額面変更のため、大阪市旭区所在の積水樹脂株式会社(旧商号日新製鋼株式会社)に吸収合併される。この手続きにより、実質的な存続会社として現在の法人格が成立した。1971年4月に大阪証券取引所市場第二部に上場、1973年10月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1986年9月には両市場第一部に指定替えされた。上場と同時期に、滋賀工場(1971年)、石川工場(1972年)を開設し、生産拠点を拡大した。

工場統廃合と研究開発拠点の整備(1978~1990年)

1978年11月、大阪工場を枚方工場に移転吸収し、同地に開発本部を設置した。1987年竜王工場、1990年つくば工場、広島東城工場を開設。1990年10月には新研究所「R&Dプラザ」を開設し、研究開発機能を強化した。1996年には滋賀工場と竜王工場を統合して滋賀竜王工場、土浦工場とつくば工場を統合して土浦つくば工場に名称変更するなど、生産効率化を進めた。2004年9月には枚方工場を廃止し、生産体制を再編した。

欧州・アジアへ広がった海外展開(1974年~)

1974年1月、オランダにセキスイジュシB.V.(現セキスイジュシヨーロッパホールディングスB.V.)を設立し、欧州進出を果たした。1996年10月にはフィリピンにセキスイジュシフィリピンCorp.(現サミットストラッピングCorp.)を設立。2002年6月には中国無錫に無錫積水樹脂有限公司を設立した。欧州では2024年に仮設型交通安全製品のWEMASグループを連結子会社化し、ドイツを拠点に事業を拡大している。また、タイにはセキスイジュシ(タイランド)を設立し、東南アジアでのプレゼンスを強化している。

M&Aによる事業領域の拡大(1989年~2004年)

1989年2月、株式会社寿産業(現東海積水樹脂)の株式を取得し、施工・販売網を強化した。1994年2月にはポリカラー工業株式会社(現積水樹脂プラメタル)を買収し、アルミ樹脂積層複合板事業に参入。1997年10月にはスペーシア株式会社を設立し、組立パイプシステム事業を開始。2004年12月にはサンエイポリマー株式会社の株式を取得し、物流資材(結束バンド・フィルム)の品揃えを拡充した。これらのM&Aにより、民間分野の製品ラインアップを多角化してきた。

長期ビジョン策定とコロナ禍後の業績回復(2023年~)

2023年4月、2030年度を目標とする長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」を発表した。基本方針として「人的資本の価値最大化」「成長戦略による拡大」「サステナビリティ経営の推進」を掲げ、中間計画「中期経営計画2027」を策定した。2021年3月期以降、売上高は640億円台から回復し、2025年3月期に742億円、2026年3月期には782億円まで伸長。2024年には理研興業を連結子会社化し、防雪・防風製品領域へ進出した。ROE 8%達成を目指し、資本効率向上にも取り組んでいる。

年表36件を開く

1950年代

  • 1954年11月商号をアドヘヤ紙工株式会社として大阪市北区宗是町1番地に本店、大阪市旭区生江町1丁目116番地に本社事務所並びに大阪工場を設置、資本金400万円にて特殊接着剤を応用したアドヘヤ封筒の製造販売開始
  • 1954年12月商号をアドヘヤ化工株式会社と変更

1960年代

  • 1961年11月創業アドヘヤ産商株式会社(現積水樹脂商事株式会社)設立
  • 1962年5月枚方工場開設
  • 1963年5月商号を積水アドヘヤ工業株式会社と変更
  • 1968年5月土浦工場開設

1970年代

  • 1970年4月創業アドヘヤ・サービス株式会社(現積水樹脂商事株式会社)設立
  • 1970年6月商号を積水樹脂株式会社と変更
  • 1970年10月M&A株式額面変更のため大阪市旭区生江町1丁目116番地所在の積水樹脂株式会社(旧商号日新製鋼株式会社)に吸収合併される
  • 1970年10月創業東北ジスロン株式会社(現東北積水樹脂株式会社)設立
  • 1971年4月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1971年5月滋賀工場開設
  • 1972年4月石川工場開設
  • 1973年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1974年1月創業セキスイジュシB.V.(現セキスイジュシヨーロッパホールディングスB.V.)設立
  • 1978年11月大阪工場を枚方工場に移転吸収、同地に開発本部設置

1980年代

  • 1982年1月事業本部制を採用
  • 1986年9月上場東京証券取引所並びに大阪証券取引所市場第一部に指定替え上場
  • 1987年6月竜王工場開設
  • 1989年2月株式会社寿産業(現東海積水樹脂株式会社)の株式を取得
  • 1989年10月営業母店制を採用し、支店の管轄下に営業所を配置

1990年代

  • 1990年4月本部事業部制(小事業部制)を採用
  • 1990年5月つくば工場開設
  • 1990年10月新研究所「R&Dプラザ」並びに広島東城工場(現土浦つくば工場広島東城製造所)開設
  • 1990年10月創業キャップアイシステム株式会社(現積水樹脂キャップアイシステム株式会社)設立
  • 1994年1月東京本社開設
  • 1994年2月ポリカラー工業株式会社(現積水樹脂プラメタル株式会社)の株式を取得
  • 1996年4月滋賀工場及び竜王工場を合体して滋賀竜王工場、土浦工場及びつくば工場を合体して土浦つくば工場に名称を変更
  • 1996年10月創業セキスイジュシフィリピンCorp.(現サミットストラッピングCorp.)設立
  • 1997年10月創業スペーシア株式会社設立
  • 1999年2月創業関東積水樹脂株式会社設立
  • 1999年6月執行役員制度の導入

2000年代

  • 2002年6月創業無錫積水樹脂有限公司設立
  • 2004年6月滋賀竜王工場を滋賀工場に名称変更
  • 2004年9月枚方工場廃止
  • 2004年12月サンエイポリマー株式会社の株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,621人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は648万円で、9期前と比べて+5.3%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は17.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,400
2018年3月1,422
2019年3月61542.817.81,425
2020年3月63543.117.91,358
2021年3月60743.318.01,309
2022年3月61844.118.81,295
2023年3月64144.918.51,282
2024年3月68545.217.61,514
2025年3月61444.417.81,609311
2026年3月64844.017.41,621352

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 12 / 海外 5、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
滋賀工場 — 滋賀県蒲生郡竜王町5,974百万円
公共分野 民間分野
本社(ドイツ ギュータースロー郡)他3,587百万円
公共分野
土浦つくば工場 — 茨城県土浦市3,214百万円
公共分野 民間分野
研究施設(栃木県塩谷郡)他2,221百万円
公共分野
本社(長野県上伊那郡辰野町)他1,183百万円
民間分野
石川工場 — 石川県能美市943百万円
民間分野
本社 — タイ チョンブリ県843百万円
民間分野
石川工場(石川県能美市)他687百万円
公共分野 民間分野
広島東城製造所 — 広島県庄原市598百万円
公共分野
本社 — オランダ ルールモント市589百万円
公共分野 民間分野
主な関係会社
  • 国内
    スペーシア㈱
    滋賀県 湖南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    積水樹脂キャップアイシステム㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    積水樹脂商事㈱(注)5
    大阪市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東海積水樹脂㈱
    三重県 伊勢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンエイポリマー㈱
    山口県 岩国市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    理研興業㈱
    北海道 小樽市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エクスタイル
    福井県 福井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    セキスイジュシヨーロッパホールディングスB.V.
    オランダ ルールモント市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    無錫積水樹脂有限公司
    中国 江蘇省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    サミットストラッピングCorp.
    フィリピン カランバ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    WEMAS TopCo GmbH (注)5、6
    ドイツ ギュータースロー郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    セキスイジュシ(タイランド)Co.,Ltd.
    タイ チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権95.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • 積水樹脂プラメタル㈱長野県 上伊那郡 辰野町89%
  • 日本ライナー㈱東京都 江東区80%
  • その他 11社───
  • 日本興業㈱(注)7香川県 さぬき市24%
  • 近藤化学工業㈱大阪府 東大阪市40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は782億円営業利益57億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.4%、利益が+14.0%。

売上高
+5.4%
782億円
営業利益
+14.0%
57億円
純利益
+14.3%
40億円
営業利益率
7.3%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高840億円782億円
営業利益63億円57億円
純利益54億円40億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は183億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+33.6%、営業利益は−16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q20726
2024年1Q137128.88
2024年2Q142139.211
2024年3Q154149.110
2024年4Q19518
2025年2Q331175.110
2025年4Q411338.025
2026年2Q350174.911
2026年4Q432409.329
2027年1Q183105.510

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は642億円から782億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6429154
2014年3月6989859
2015年3月6819562
2016年3月7019963
2017年3月67810266
2018年3月68810872
2019年3月67010671
2020年3月67710972
2021年3月64711375
2022年3月65911477
2023年3月6599567
2024年3月6287047
2025年3月74250546.735
2026年3月78257637.340

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高782億円のうち、営業利益として残るのは57億円7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は40億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.9%539億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.9%187億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%57億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.0pt
7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
4.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが80億円、投資CFが−43億円で、差し引きのフリーCFは37億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は153億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月76−82−12−6200
2014年3月68−60−148198
2015年3月71−60−1411197
2016年3月933−2096271
2017年3月820−2382330
2018年3月78−9−2269378
2019年3月84−31−2253409
2020年3月96−39−4757419
2021年3月93−5−3488473
2022年3月88−23−6965470
2023年3月49−32−4217449
2024年3月11−69−244−58152
2025年3月62−34−2428158
2026年3月80−43−4637153

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,426億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,011億円で、自己資本比率は69.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月95865830067.9
2014年3月1,01971930069.7
2015年3月1,12280531770.7
2016年3月1,11583328273.5
2017年3月1,18989229774.1
2018年3月1,25495629875.3
2019年3月1,29499829676.1
2020年3月1,3001,01828277.3
2021年3月1,3861,08729977.4
2022年3月1,3561,08427278.8
2023年3月1,3941,11627878.9
2024年3月1,35098836272.0
2025年3月1,39697442168.5
2026年3月1,4261,01141569.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
183億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
661億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
50億円
在庫として抱えている分
負債合計
415億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率203社中51位あたり、逆に低いのはROE203社中162位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.1%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.3%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
5.4%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,919で、1年前と比べて+37.1%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥2,919-2.0%1ヶ月-0.8%1年+37.1%時価総額929億円
過去52週の値幅
安値¥1,995高値¥3,110

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.4倍
PER (会社予想)16.2倍
PBR0.87倍
配当利回り3.43%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2804円で前日比-0.46%と小反落。25日移動平均線(2751.96円)を上回り、75日線(2438.79円)や200日線(2262.52円)からは大きく乖離。52週高値(3110円)からは約9.8%下、52週安値(1995円)からは約40.6%上。7月31日に2951円まで上昇した後、調整局面に入り2800円近辺で推移。RSIは64.32とやや高め。出来高は7月31日に309800株と急増、その後減少傾向。1ヶ月で5.49%上昇と上昇基調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PERが21.5倍と業界平均18.77倍を上回っていますが、予想PER15.6倍を考慮すると将来の収益改善が見込まれます。PBRは0.84倍と業界平均1.44倍を大きく下回り、割安感が強いです。配当利回りは3.57%と業界平均2.63%を上回り、株主還元も充実しています。ROEは4.1%と低いですが、売上高と営業利益は増加傾向にあります。総合的に見て、PBRと配当利回りから割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.4倍17.8倍
PER (予想)16.2倍
PBR0.87倍1.41倍
ROE4.1%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は減益だったが、2026年3月期は増収増益計画。強気派は、インフラ老朽化更新需要や防災関連製品の伸び、グループシナジーを評価し、PBR0.84倍の割安感と増配を指摘。一方、弱気派はROE4.1%と低く、公共投資の減少や原材料高を懸念。業績改善の持続性と資本効率の向上が焦点。

プラスに働く材料7
  • インフラ更新需要

    老朽化した交通インフラの更新需要が期待。

  • グループ連携

    積水化学グループの技術・販路を活用。

  • 株主還元

    配当利回り3.57%と増配実績。

  • 売上高782億円、営業利益57億円へ増収増益通年影響

    2026/3期は売上高782億円、営業利益57億円、純利益40億円。前期比で売上高5.4%増、営業利益14%増

  • 予想PER15.6倍と収益力向上で割安修正決算発表後影響

    現行PER21.5倍に対し予想PER15.6倍。増益基調が続けばPERはさらに低下し、株価の評価が見直される

  • PBR0.84倍と純資産比で割安、ROE改善余地継続影響

    PBR0.84倍と解散価値近辺。ROE4.1%から改善すればPBR1倍回復の余地がある

  • 外国人保有28.66%と高い関心、配当利回り3.57%通年影響

    外国人保有比率28.66%と高く、配当利回り3.57%も支援材料になる

マイナスに働く材料7
  • ROE低水準

    ROE4.1%で資本効率が低い。

  • 公共投資依存

    公共工事削減の影響を受けやすい。

  • 原材料高

    原材料コスト上昇が採算を圧迫。

  • 売上高の伸びが18%→5%に急減速2026年下期影響

    売上高は前期比18.2%増→5.4%増に減速。市場の成長期待を下回る可能性がある

  • 純利益率5.1%と低水準、改善が遅れる通年影響

    純利益40億円を売上高782億円で割ると5.1%。ROE4.1%と合わせ資本効率の低さが課題

  • 実質配当性向約80%と高く、増益鈍化で減配リスク次回株主総会影響

    時価総額892億円・配当利回り3.57%から配当総額は約32億円。純利益40億円に対し実質約8割を配当に回す

  • 株価は1年で31.8%上昇、利益確定売りが出やすい不定影響

    株価は1年で+31.8%と上昇。好業績が織り込み済みで、短期的な過熱感がある

次の決算で確かめる点
交通インフラ関連売上
中核事業の需要動向を確認。
営業利益率
原材料高の影響と改善度合いを見る。
ROE
資本効率改善の進展を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+2.9%いまの株価に対する利回りは3.43%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.43%
いまの株価に対して
配当性向
73.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3831.6
2018年3月4415.833.5
2019年3月489.135.9
2020年3月504.237.8
2021年3月5612.041.2
2022年3月6210.739.3
2023年3月631.646.6
2024年3月653.254.1
2025年3月707.770.7
2026年3月722.973.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,708人。区分でいちばん多いのは外国法人28.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.3%を占め、残る53.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人23.224.024.533.828.428.6
個人・その他18.315.517.614.817.523.9
金融機関18.519.220.626.827.823.8
事業法人39.440.536.723.424.622.4
自己株式9.05.17.01.52.45.5
証券会社0.50.80.51.11.81.2
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(投資信託口)6.00
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(その他信託口)5.40
03積水化学工業株式会社4.82
04NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)4.72
05株式会社日本カストディ銀行(投資信託口)4.14
06積水ハウス株式会社3.12
07第一生命保険株式会社2.58
08積水化成品工業株式会社2.56
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.46
10樹栄会持株会2.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-06
    野村アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.69%
    -1.23pt
  • 2026-07-31
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    変更報告
    9.19%
    +1.02pt
  • 2026-06-19
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    6.29%
    +0.34pt
  • 2026-06-03
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    5.95%
    +0.61pt
  • 2026-05-15
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    5.34%
    +0.57pt
  • 2026-04-08
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    4.77%
    +0.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+7%、1株純資産は14期で+126%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1221,4648.69.926.9
2014年3月1331,5988.710.526.3
2015年3月1401,7868.311.529.3
2016年3月1421,8447.910.631.7
2017年3月1481,9847.712.531.6
2018年3月1622,1267.914.233.5
2019年3月1592,2167.312.335.9
2020年3月1632,3167.212.237.8
2021年3月1742,4957.312.041.2
2022年3月1842,6047.29.639.3
2023年3月1642,7366.112.746.6
2024年3月1312,9694.518.254.1
2025年3月1123,0913.717.170.7
2026年3月1313,3124.116.273.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額221百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
馬場浩志代表取締役 社長 兼 CEO 社長執行役員 事業本部管掌6391,000
宮田年耕取締役76
高野博取締役72
伊藤聡子取締役59
赤穂啓子取締役64
菊池友幸取締役 常務執行役員 財務・IR担当(兼)コーポレート戦略本部長5916,000
三好永晃取締役 常務執行役員 グローイング事業本部長(兼)事業戦略本部副本部長(兼)総合物流・アグリ事業本部担当(兼)事業部開発室統括567,000
高林周一郎取締役 常務執行役員6012,000
多田章人常勤監査役617,000
佐々木克嘉常勤監査役5916,000
辻内章監査役72
八澤健三郎監査役61
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
田中勤取締役67
東仲雅行取締役 執行役員 総合物流・アグリ事業本部長(兼)アグリ事業部長559,000
土井敏秀監査役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)454611513033
社外取締役7633669
監査役2252513

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,166字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(当社、国内子会社16社、海外子会社16社、関連会社3社の36社(2026年3月31日現在)により構成)においては、公共分野、民間分野の2部門に関係する事業を主として行っており、各事業における当社及び当社の関係会社の位置付け等は次のとおりである。 (公共分野) 当分野においては、防音壁材、交通安全製品、電子システム関連製品、路面標示材、道路標識、歩行者用防護柵、車両用防護柵、防雪・防風柵、車止め、組立歩道、高欄、公園資材、シェルター、ソーラー照明灯、人工木材、人工芝、人工芝フィールド散水システム、人工芝フィールド高速排水システム、仮設型交通安全製品、遮熱性舗装、コンクリート片剥落防止システム、サイン・看板等の製造・加工・販売及び施工工事を主な事業としている。 [主な関係会社] (製造・加工・販売) 東北積水樹脂株式会社、関東積水樹脂株式会社、オーミテック株式会社、日本興業株式会社、近藤化学工業株式会社、WEMAS Absperrtechnik GmbH、WEMAS Baseplates GmbH、理研興業株式会社 (施工工事・販売) 東海積水樹脂株式会社、日本ライナー株式会社 (販売) 積水樹脂商事株式会社、ジスロン(ヨーロッパ)B.V. (サービス・その他) 積水樹脂アセットマネジメント株式会社、積水樹脂物流株式会社、セキスイジュシヨーロッパホールディングスB.V.、WEMAS TopCo GmbH、WEMAS AcquiCo GmbH、WEMAS Holding GmbH (民間分野) 当分野においては、メッシュフェンス、めかくし塀、防音めかくし塀、縦格子フェンス、自転車置場、手すり製品、梱包結束用バンド・フィルム、梱包資材、梱包機械、安全柵、RFID関連製品、農業資材、施設園芸資材、獣害対策製品、アルミ樹脂積層複合板、装飾建材、エクステリア製品、組立パイプシステム、デジタルピッキングシステム、自動車部品関連製品等の製造・加工及び販売を主な事業としている。 [主な関係会社] (製造・加工・販売) 積水樹脂商事株式会社、積水樹脂プラメタル株式会社、積水樹脂キャップアイシステム株式会社、サンエイポリマー株式会社、スペーシア株式会社、セキスイジュシストラッピングB.V.、無錫積水樹脂有限公司、サミットストラッピングCorp.、セキスイジュシ(タイランド)Co.,Ltd.、近藤化学工業株式会社、株式会社エクスタイル (販売) 積水樹脂商事株式会社 (サービス・その他) 積水樹脂アセットマネジメント株式会社、積水樹脂物流株式会社、セキスイジュシヨーロッパホールディングスB.V. (事業系統図) 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題2,335字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)経営の基本方針 当社グループは、経営理念「複合技術による価値ある製品の創造とサービスを通じて社会の安全・安心・環境へ貢献する」に基づき、世界で通用する企業グループをめざしてグローバルに展開し、収益力の向上と持続的な成長の実現を基本方針としている。この理念のもと、連結経営の高度化を通じて企業価値向上をはかるとともに、社会課題に対する解決策を提供する事業展開をしている。 また、企業活動を通じて、株主をはじめとするステークホルダーの信頼と期待、そして満足を担える企業グループであり続けたいと願っており、さらに、従業員とその家族の幸福、取引先の発展・繁栄に加え、持続可能な社会実現への貢献を果たし続ける。 (2)目標とする経営指標 当社グループでは、企業として本来の事業活動の成果を示す営業利益を重要な経営指標と位置付け、収益性を重要視し、営業利益率の向上に努めている。加えて、事業のキャッシュ創出力及び収益力を総合的に把握する観点から、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)を重要指標として活用し、安定的なキャッシュ・フロー創出と成長投資の原資確保を図る。また、資本コストや株価を意識した経営の強化を目指す中で、ROEを重要な経営指標として捉え、「積水樹脂グループビジョン2030」の目標であるROE8%を早期に実現するべく、収益性の向上に加え、資本構成の最適化に取り組み、一層の企業価値向上をめざす。株主還元にも力を入れ、業績や将来の資金需要などを総合的に考慮しつつ、「積水樹脂グループビジョン2030」期間中(2030年3月期まで)は累進配当を基本方針として実施し、連結配当性向については40%以上の維持を目指す。また、自己株式の取得や消却に関しても、有効な株主還元と捉え、事業環境や財務状況などを踏まえながら必要に応じて適切に実施し、2027年3月期までは剰余金の配当と自己株式の取得を合わせた総還元性向については100%以上の維持を目指す。 (3)中長期的な経営戦略 当社グループでは、「人的資本の価値最大化」「成長戦略による拡大」「サステナビリティ経営の推進」を基本方針とした、長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」を2023年4月に発表した。この長期ビジョンの実現へ向けた中間期間となる2025年3月期から2027年3月期の3年間についての成長戦略や人財戦略、資本政策などをまとめた経営計画として、「中期経営計画2027」を策定した。 具体的な戦略としては、成長分野である新領域や新事業、海外事業などへ経営資源を重点的に振り向けるとともに、既存技術の深化と新技術の獲得、次世代交通技術に対応する製品開発を強化し、将来への仕込みを推進する。また、人的資本の価値最大化に向けて、人事制度改定、組織風土改革や人財教育の充実を進めるとともに、ウェルビーイング経営やダイバーシティ&インクルージョンを実践する。サステナビリティ経営の推進については、事業活動を通じて、社会の課題解決と持続可能な未来への貢献を重視し、「サステナビリティ貢献製品」を提供して収益拡大を図るとともに、脱炭素社会、サーキュラーエコノミー、生物多様性保全の実現に向けて積極的に取り組んでいく。加えて、資本コストや株価を意識した経営の強化へ向けて、資本効率の向上、成長投資と株主還元のバランスを踏まえた資金活用の最適化やIR情報発信の充実などを通じて、持続可能な成長と中長期的な企業価値向上を目指す。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経済環境については、中東情勢の緊迫化に伴い、世界的に、原油などのエネルギーコストの高騰、石油化学製品を中心としたサプライチェーンの混乱により原材料調達リスクが高まり、為替変動や物価上昇、事態の収束が不透明なことによる世界経済への悪影響が強く懸念される状況となっている。 当社グループを取り巻く事業環境においては、特に原油由来の原材料・副資材等の調達環境及び価格動向について、現時点では見通しが困難な要素が多く、引き続き不透明かつ予断を許さない状況が継続するものと認識している。 このような経営環境下において、当社グループは、供給責任を果たすことを最優先とし、調達先の多様化や在庫管理の高度化、原材料価格動向を踏まえた適切な価格対応等を通じて、事業への影響を最小限に抑えるべく、機動的な対応を進める。その一方で、当社グループは、長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」の実現に向け、成長戦略の開始と位置付ける「中期経営計画2027」の最終年度を迎えており、変化する事業環境を的確に捉えながらも、中長期的な企業価値の向上を見据え、これまで推進してきた各施策の成果を着実に顕在化させるべく、取り組みを一層強化していく。 具体的には、IoT技術やRFID技術など、これまで技術基盤の確立を進めてきた分野に加え、将来性が高いフィルム型ペロブスカイト太陽電池の普及を支える設置技術について、当社最大の強みである公共分野から民間分野へと広がる多様な事業基盤と結び付けることで、社会課題解決型ビジネスの付加価値向上を図り、事業拡大につなげる。 また、これまでにグループへ迎え入れた各社とのシナジー創出を着実に進めるとともに、欧州及び東南アジアを中心としたグローバル事業基盤の強化や、重点戦略地域と位置付ける北海道におけるビジネス拡大など、成長戦略を着実に推進していく。
事業等のリスク2,165字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがある。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を把握した上で、その発生の回避及び発生した場合の迅速・的確な対応に努める方針である。 なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものである。 (1)公共投資の動向 当社グループは、公共事業に供される製品の製造・販売を行っており、公共投資の動向を受けるものがある。公共投資の影響を緩和するため、公共分野に限定した事業を行うのではなく、民間分野との2つのセグメントで事業活動を行っている。しかし、公共投資は政府及び地方自治体の政策によって決定されるため、今後、公共投資の大幅な削減、資材不足や技術者不足による予算執行の遅延が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。 (2)原材料の市況・調達変動 当社グループは、石油化学製品や鉄鋼等の原材料価格の動向に対応した戦略購買及び原材料の安定調達に注力しているが、市況変動や地政学的な情勢の変化等に起因する原材料影響をタイムリーに製品価格に転嫁できない場合並びに急激な原材料の入手難により調達に遅れが発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。 (3)海外事業活動 当社グループの海外での事業活動には、為替の変動、対象国での関税率の改定、宗教や文化の相違、商習慣の違い、予期しえない法規制の改正、社会・政治的混乱、テロ並びに国際紛争の勃発、流行性疾病の発生等、様々なリスクが存在する。これらの様々なリスクに対して、為替予約、現地の文化・法制度等の情報収集、従業員の安全確保等に努めているが、海外での事業活動におけるリスクに十分に対処できない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。 (4)知的財産権 当社グループは、開発された技術・製品を保護するために、特許権等の知的財産権の取得を進めるほか、製品及び商品の製造・販売に先立ち、第三者が保有する知的財産権を十分調査し、権利を侵害しないように努めている。しかし、当社グループと第三者との間で予期し得ない知的財産権に関する訴訟の提起や紛争が発生し、当社グループに不利な判断がなされた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。 (5)製造物責任 当社グループは、製品の開発、生産にあたって安全性や品質に十分に配慮しているが、製品の予期し得ない欠陥によって、製品回収や損害賠償につながる可能性がある。保険に加入し、賠償に備えているものの、保険による補填ができない事態が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。 (6)自然災害・事故及び感染症 当社グループは、大規模な地震、暴風等の自然災害や火災事故、感染症による被害を最小限にするために、危機管理マニュアルの策定、防災訓練の実施、感染予防対策、損害保険の付保等によりリスク管理に努めている。しかし、人的・物的被害により、事業活動への影響を完全に防止できる保証はなく、当社グループの事業拠点が重大な被害を受けた場合、事業活動の停止による機会損失及び顧客に対する補償、被災地域への損害賠償や社会的信用の失墜等により当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。 (7)情報セキュリティ 当社グループの事業活動は、情報システムの使用に依拠している。コンピュータウィルスの侵入やサイバー攻撃に対して、当社グループの基本方針として「情報セキュリティ基本方針」を定め、組織的な管理体制の整備や情報セキュリティの高度化、情報システムの定期的な保守点検や従業員教育の実施などにより対策に努めているが、事業活動への影響を完全に防止できる保証はない。サイバー攻撃等による個人情報や営業秘密の漏洩、システムネットワークに対する重大な障害が発生した場合、情報漏洩に対する補償、社会的信用の失墜や業務が一時的に中断することによる機会損失により当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。 (8)M&Aに関するリスク 当社グループは、国内外で技術の獲得、販売力の強化及び事業基盤の構築などを通じて、成長戦略を早期に実現するために、M&Aを重要な経営戦略の一つとして位置づけている。M&Aの実施にあたっては、対象企業の財務内容や契約関係等についてデューデリジェンス等を実施し、社外取締役を含む取締役会において様々な視点から慎重に検討の上、最終的な意思決定を行うことにより、各種リスクの低減に努めている。しかしながら、買収後における予期せぬ偶発債務等の発生や、事業環境の変化等により、当社グループが想定したシナジーや事業拡大の成果が得られず、また、買収先との統合作業において、経営方針や企業文化の違いによる調整の遅れ、人財の流出や従業員のモチベーション低下等が発生した場合には、業務運営や収益性に悪影響を及ぼすおそれがある。これらの結果、減損損失が発生するなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)6,038字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及び キャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 なお、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較に当たっては、当該確定後の数値によっている。 ①財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ2,985百万円増加し、142,568百万円となった。 流動資産は、57,479百万円(前連結会計年度末は54,941百万円)となり、2,538百万円増加した。増加の主なものは、現金及び預金(前期比2,459百万円増)である。 固定資産は、85,089百万円(前連結会計年度末は84,642百万円)となり、447百万円増加した。増加の主なものは、建物及び構築物(前期比1,551百万円増)である。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ676百万円減少し、41,464百万円となった。 流動負債は、26,240百万円(前連結会計年度末は34,035百万円)となり、7,794百万円減少した。減少の主なものは、短期借入金(前期比6,384百万円減)である。 固定負債は、15,224百万円(前連結会計年度末は8,106百万円)となり、7,118百万円増加した。増加の主なものは、社債(前期比4,700百万円増)及び長期借入金(前期比1,740百万円増)である。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,662百万円増加し、101,103百万円となった。増加の主なものは、為替換算調整勘定(前期比2,503百万円増)である。 ②経営成績 当連結会計年度の連結業績は、売上高は、既存事業が堅調に推移したこと、防雪・防風対策製品の研究開発・製造・販売等を手がける「理研興業株式会社」を連結対象会社化したことにより、78,163百万円(前年同期比5.3%増)となった。利益については、長期ビジョン達成に向けた人財・成長への継続的な投資、前述のM&Aに伴うのれんの償却影響があったものの、営業利益は5,685百万円(前年同期比13.4%増)、経常利益は6,261百万円(前年同期比14.9%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は3,975百万円(前年同期比12.2%増)となった。なお、参考として、当連結会計年度におけるEBITDA(※)は9,718百万円(前年同期比13.6%増)となった。 (※)EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)。 セグメントごとの経営成績は次のとおりである。 <公共分野> 都市環境関連事業:防音壁材は、高速道路向け製品が整備予算縮小の状況下にありながらも、設計対応力が評価されて順調に推移し、売上、利益ともに前年同期を上回る成績を収めた。また、次期以降に計画されている物件に対する受注活動にも積極的に取り組んだ。 交通・標識関連事業:交通安全製品は、積雪地における視程障害対策の電子製品の設置が一巡した影響を受けたが、車線分離標「ポールコーン」が堅調に推移したことや、新製品の遠隔操作対応LED表示板「オプトマーカーICOT」が専用のWebアプリケーションサービスの利便性も評価され、売上は前年同期並みとなった。一方で、将来の成長を見据えた体制強化への投資を進めたことにより利益は前年同期を下回る結果となった。路面標示材、標識関連製品は、品質改良や納期対応力の向上などが評価されたことにより、生活道路や通学路の整備に採用され、売上、利益ともに前年同期を上回る結果となった。 景観関連事業:主力の防護柵は、通学路における安全対策工事が一巡し、防護柵の取替工事に対する予算配分も縮小傾向にあったが、都市部の市街地整備、河川や海岸部の安全対策工事に勾配自在縦格子柵「フレックスロープ」等が採用され、売上は前年同期並みとなった。高欄やシェルター製品についても、大口物件の受注により堅調に推移した。一方で、新規分野として取り組んでいる高速道路向けの正面衝突事故防止対策製品の試行設置が端境期であった影響を受け、事業全体としては、売上、利益ともに前年同期を下回る結果となった。 スポーツ施設関連事業:人工芝は、フィールドホッケーをはじめ環境配慮型製品の提案が受け入れられたことに加えて、物件管理を強化して張替え需要を確実に取り込んだことで、大型グラウンドへの採用が進み、売上、利益ともに大幅に伸長した。 関連グループ会社事業:国内では、路面標示工事や構造物メンテナンス工事において、高速道路での整備予算縮小の影響を受け、売上、利益とも前年同期を下回る結果となった。また、理研興業株式会社を連結対象会社化したことで、防雪・防風対策製品が売上に寄与し、利益面でものれんの償却額を上回る結果となった。欧州においては、弾性車止めが競争激化の影響を受けたものの、仮設型交通安全製品が堅調に推移したことにより、売上、利益ともに前年同期を上回る成績となった。なお、前期に連結対象会社化した、仮設型交通安全製品の製造・販売を手掛けるWEMASグループについては、のれんの償却額を上回る利益を創出した。 <民間分野> 住建関連事業:主力のメッシュフェンスは、機械式駐車場周りの新製品が好評を博したものの、住宅着工数減少の影響を受けるなど前年同期並みに推移した。一方、めかくし塀は、新色や高強度タイプのラインナップが好評を博すなど、好調に推移した。また、防音めかくし塀は、工場、物流倉庫等における近隣騒音対策需要に対し、優れた防音性能と景観性の両立が評価され、前年同期を上回った。事業全体の利益は、事業の拡大に向けた投資の影響を十分に補うには至らず、低調に推移した。 総合物流・アグリ関連事業:梱包結束用バンドは、3R(リデュース・リユース・リサイクル)に対応した製品提案を強化したが、汎用品が需要低迷の影響を受け、売上は前年同期を大きく下回る結果となった。一方で、ストレッチフィルム包装機は、物流現場の人手不足による省人化ニーズの高まりを背景に、大きく売上を伸ばした。また、アグリ関連製品は、農業資材の需要が底堅く推移し、獣害対策製品も堅調であったことから、前年同期を上回る結果となった。事業の利益については、新規の生産設備稼働による減価償却費の増加影響はあったものの、好調な成績を収めた。 関連グループ会社事業:アルミ樹脂積層複合板は、ビル解体市場の活況により、防音パネルが好調に推移するとともに、主力汎用製品である「アートパネル」がホームセンター、コンビニエンスストアなどの新たなユーザーの獲得により拡大し、売上、利益ともに大幅な伸長となった。組立パイプシステム製品は、食品メーカーや物流センターの需要が増加し、好調な成績を収めた。デジタルピッキングシステム製品は、無線タイプが売上を伸ばし、利益も順調に推移した。戸建て向け外構製品は、住宅着工数減少、競争激化の影響を受け、売上、利益ともに前年同期を下回ったが、新製品の開発及び上市を進め、業績の回復に向けた取り組みを行った。 この結果、公共分野の売上高は41,589百万円(前期比7.1%増)、営業利益は2,728百万円(前期比46.8%増)、民間分野の売上高は36,573百万円(前期比3.3%増)、営業利益は3,883百万円(前期比4.4%減)となった。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ540百万円減少(前期比3.4%減)し、15,302百万円となった。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益6,395百万円に加え、売上債権の減少等による資金増加の一方、仕入債務の減少や法人税等の支払による資金の減少により、7,994百万円の収入となった(前期は6,211百万円の収入)。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有形固定資産の取得等により4,326百万円の支出となった(前期は3,397百万円の支出)。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 配当金の支払や自己株式の取得等により4,634百万円の支出となった(前期は2,382百万円の支出)。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 公共分野   42,240   6.3 民間分野   36,510   4.7 合計   78,751   5.6 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっている。 b.受注実績 当社及び連結子会社は主として見込み生産を行っており、受注生産は殆ど行っていない。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 公共分野   41,589   7.1 民間分野   36,573   3.3 合計   78,163   5.3 (注)主な販売先について、総販売実績に対する相手先別の販売実績の割合が100分の10未満につき、記載を省略している。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び②経営成績」に記載のとおりである。 当期のわが国経済は、米国の通商政策の影響が一部の産業にみられるものの、国内の雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調が続いた。一方で、中東情勢の緊迫化に伴う資源価格及びエネルギーコストの上昇懸念に加え、原油由来の原材料調達リスクが高まるなど、為替変動や物価上昇、景気の下振れリスクも重なって、世界的に先行きの不透明感が一層高まる状況となった。 このような経営環境下において、当社グループは、「中期経営計画2027」に基づき、変化する事業環境を的確に捉えつつ、中長期的な企業価値の向上を視野に入れた経営に一層注力し、長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」の実現に向けて、これまでの諸施策の効果が早期に現れるよう取り組んでいる。当社事業に関連する公共投資の動向や顧客ニーズの変化に対応した既存事業の着実な成長に取り組むとともに、新たにグループへ迎え入れた各社との相乗効果の発揮、加えて、欧州及び東南アジアを中心とした海外市場における事業拡大にも戦略的にスピードを上げて取り組み、グローバルな事業基盤の強化を図っている。さらに、成長戦略の一環として、交通安全分野ではIoTセンサや遠隔操作対応LED表示板「オプトマーカーICOT(アイコット)」によるインフラ遠隔監視・防災DXや、自動運転を見据えた実証実験への参画、物流・店舗管理分野で普及が進むRFIDの誤認識を防ぐ電波制御技術の確立にも注力した。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。 資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、メーカーとして「複合技術を活かした安全・安心、環境保全に貢献するモノづくり」のための材料費、研究開発費、営業活動費、一般管理費等がある。 また、持続的な成長を支えるための人的資本投資の需要に加え、設備資金需要として、製品開発や生産性向上への有形固定資産投資等があり、さらに、欧州・東南アジアを中心とした海外事業拡大及び国内事業強化領域の進化を、スピードをもって実行するためのM&A投資資金需要等がある。 財政政策 当社グループは、営業活動による安定的なキャッシュ・フローの創出を基盤としている。一方で、成長投資の機動的な実行及び資本効率の向上の観点から、金融機関からの借入等を適切に活用し、最適な資本構成の維持に努めている。また、株主還元については、累進配当及び自己株式取得を組み合わせた総還元性向100%以上を基本としつつ、財務健全性とのバランスを確保する。なお、本報告書提出時点において格付投資情報センターにて「A-」の格付を取得している。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。 ④経営方針、経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、重要な経営指標と位置付けている本来の事業活動の成果を示す「営業利益」の向上に努めている。加えて、事業のキャッシュ創出力及び収益力を総合的に把握する観点から、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)を重要指標として活用し、安定的なキャッシュ・フロー創出と成長投資の原資確保を図る。さらに、資本コストや株価を意識した経営の強化に向け、ROE(自己資本利益率)を重要指標とし、「積水樹脂グループビジョン2030」の目標であるROE8%の早期達成に取り組んでいる。加えて、株主還元を充実させていくことも経営の最重点課題と考えており、業績や将来の資金需要などを総合的に考慮しつつ、「積水樹脂グループビジョン2030」期間中(2030年3月期まで)は累進配当を基本方針として実施し、連結配当性向については40%以上の維持を目指す。また、自己株式の取得や消却に関しても、株主の皆様への有効な利益還元と捉え、事業環境や財務状況などを考慮しながら必要に応じて適切に実施し、2027年3月期までは剰余金の配当と自己株式の取得を合わせた総還元性向については100%以上の維持を目指す。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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