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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

イチネンホールディングス

ICHINEN HOLDINGS CO.,LTD.9619 · Prime · サービス業

多角的リース・化学品・駐車場・工具・樹脂・農業を擁する複合事業体。自動車リースを軸に周辺サービスを展開。

概要

大阪市に本社を置くイチネンホールディングスは、自動車リース・メンテナンス、ケミカル、パーキング、機械工具販売、合成樹脂、農業関連、ガラス加工など多岐にわたる事業を展開する純粋持株会社である。2026年3月期の連結売上高は1622億円、営業利益109億円。リユース・リサイクル分野に強みを持ち、M&Aを通じて事業領域を拡大してきた。グループは子会社38社、関連会社3社で構成される。

純粋持株会社としてグループを統括する2008年以降

2008年10月、会社分割によりリース事業やパーキング事業を子会社に承継し、イチネンホールディングスは純粋持株会社に移行した。傘下の事業会社は独立経営を原則としつつ、グループ一体経営を推進する体制をとる。中期的な経営指標として自己資本比率40%超、自己資本920億円超、営業利益170億円超を掲げ、各セグメントが連結営業利益の10%以上を稼ぐことを目標とする。グループ全体のシナジー創出のため、管理間接部門の集約や調達コストの削減にも取り組む。

自動車リースを中心に広がる事業ポートフォリオ

売上高で最大のセグメントは自動車リース関連事業で、641億円を計上し、セグメント利益67億円を稼ぐ。リース契約台数9万7460台、メンテナンス受託契約台数7万7981台を持つ。次いで機械工具販売事業が380億円、合成樹脂事業が190億円、ケミカル事業が120億円、パーキング事業が81億円と続く。農業関連事業やガラス加工事業もグループに含まれ、事業が多角化している。リースやメンテナンスのストック収入が収益基盤を支える一方、車両処分や燃料販売のフロー収入も重要である。

M&Aで規模を拡大し多角化を進める成長戦略

1994年の上場後、2000年に野村オートリースを子会社化したのを皮切りに、M&Aを成長の原動力としてきた。2010年代には前田機工やジコー、タスコジャパン、ミツトモ製作所、東電リースを相次いで取得し、機械工具販売や合成樹脂事業の基盤を構築。2020年代に入り、新光硝子工業(ガラス加工)、マルイ工業(合成樹脂)、日東エフシー(農業関連)を買収し、事業領域をさらに拡大した。2025年12月にはグループ内のリース会社であるイチネンと野村オートリースを合併し、経営効率の向上を図っている。

国内基盤に海外生産拠点を加えたグローバル展開

グループの事業活動は国内が中心だが、タイにはケミカル合弁会社ICHINEN CHEMICALS (THAILAND)を設立し、自動車用ケミカル製品を現地生産する。中国には蘇州豊島機械配件有限公司を通じて機械工具販売事業を展開。米国にはICHINEN USA CORPORATIONを置き、北米市場をカバーする。ニュージーランドのICHINEN AUTOS (N.Z.) LIMITEDは自動車リース関連を手掛ける。いずれもグループ内の一部セグメントに位置づけられ、海外売上高の割合はまだ小さいが、成長領域として投資を継続している。

業界の中での役割は自動車リース・メンテナンス・燃料販売を一体化したサービスプロバイダー。化学品、工具、樹脂部品、農業資材等の多業種サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,623億円
営業利益
109億円
営業利益率
6.7%
純利益
77億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車リース関連主力

自動車リース、設備リース、リース満了車の処分、自動車メンテナンス受託、自動車販売・整備、石油燃料販売、ガソリン給油カード募集、自動車用品卸売、損害保険代理店業務を一貫提供。

主な製品・サービス3
自動車リース
法人・個人向け自動車リース。リース期間終了後の車両処分やメンテナンスも含めたトータルサービス。
自動車メンテナンス
点検・法定点検・整備等の自動車整備業務を受託。
石油燃料販売・ガソリン給油カード
ガソリンスタンド向け燃料供給と給油カードの募集・販売。

02ケミカル準主力

自動車用、機械・設備用、工業用等のケミカル製品を製造・販売。タイに合弁会社を設立し海外展開も行う。

主な製品・サービス2
自動車用ケミカル製品
洗浄剤、潤滑剤、防錆剤など自動車整備・製造工程で使用される化学品。
工業用ケミカル製品
機械・設備向けの工業用洗浄剤、潤滑油等。

03機械工具販売準主力

自動車部品・付属品、機械工具、自動車整備工具、工作機械・精密機械部品用工具、一般産業機械・配管機材、電動工具・作業工具、DIY用品等の販売。自動車部品・建設機械部品の製造販売、空調・計測工具の販売も手掛ける。

主な製品・サービス3
自動車部品・整備工具
自動車整備工場向けの各種工具、部品、付属品を卸売。
産業機械・工具類
工作機械、精密機械部品用工具、配管機材、電動工具等を販売。
DIY用品
ホームセンター等向けの日曜大工用品。

04合成樹脂準主力

遊技機器部品、自動車装飾部品、合成樹脂製品の設計・製造・販売。再生樹脂加工・原料販売、金型・加工用機械・治工具の設計製造も行う。

主な製品・サービス3
遊技機器部品
パチンコ・パチスロ等の遊技機向け樹脂部品。
自動車装飾部品
内装・外装用の加飾樹脂部品。
再生樹脂原料
廃プラスチックから再生した樹脂原料の販売。

05パーキング副次

来客用駐車場及びコイン駐車場の運営。都市部を中心に駐車場事業を展開。

06農業関連副次

農産物の生産販売、肥料の製造販売、肥料・工業用原材料等の輸出入販売。複数の肥料子会社を通じて国内肥料市場に供給。

主な製品・サービス2
肥料
化学肥料、有機肥料等の製造・販売。
農産物
野菜等の生産・販売。

07ガラス加工その他

一般曲げガラス、樹脂合わせガラス、強化ガラス、複層ガラス、装飾ガラス等の製造販売及び施工。板ガラスの加工販売及び施工も行う。

主な製品・サービス2
建築用ガラス
強化ガラス、複層ガラス、装飾ガラス等、建築用途向けの各種ガラス製品。
自動車用ガラス
曲げガラス、合わせガラス等。

08不動産賃貸・管理その他

グループ所有不動産の賃貸及び管理業務。

製品と技術

法人向け自動車リースとメンテナンス受託のトータルサービス

自動車リース関連事業はグループ最大の収益源である。2026年3月末時点でリース契約台数9万7460台、リース契約高484億円、未経過契約残高1049億円に達する。主に地方市場や中小企業をターゲットに、きめ細かいサービスで差別化を図る。リース満了車の処分も自社で行い、中古車販売収入を得る。また、メンテナンス受託契約台数は7万7981台で、全国の整備工場ネットワークを通じて点検・整備を提供。EVなどの次世代自動車に対応するサービス網も構築中である。さらに、車体修理の総合管理業務や燃料給油カードの販売も行い、一貫したモビリティサービスを展開する。

自動車整備向けケミカル製品の製造販売

ケミカル事業では、自動車整備工場や機械工具商向けに洗浄剤、潤滑剤、防錆剤などを製造・販売する。タイには合弁会社ICHINEN CHEMICALS (THAILAND)を設立し、現地生産を開始。工業薬品分野では燃料添加剤や船舶用添加剤も扱う。原材料価格の上昇に対応するため、機動的な価格改定を実施し、収益性を維持している。2026年3月期の売上高は120億円、セグメント利益10億円と、堅調な成長を遂げている。

遊技機部品と自動車加飾部品の合成樹脂加工

合成樹脂事業は、パチンコ・パチスロ向け遊技機器部品と自動車内装・外装の加飾部品を中心に展開する。再生樹脂の加工・原料販売も手掛け、リサイクル分野に強みを持つ。グループ会社にはイチネン製作所、イチネンテック、イチネンポリマー、マルイ工業などがあり、タイに生産子会社2社(MARUI SUM (THAILAND)、MARUI INDUSTRY (THAILAND))を持つ。半導体実装装置向けセラミックヒーターの販売も行うが、遊技機向け製品の需要変動の影響を受けやすい。

「OnePark」ブランドで全国展開するコインパーキング運営

パーキング事業は「OnePark」のブランド名で、コインパーキングや来客用駐車場を全国に展開する。2026年3月末の管理件数は2001件、管理台数3万7713台。都市部のほか、病院や官公庁、商業施設に附帯する駐車場の運営管理も行う。新規駐車場の開発と既存駐車場の収益改善により、安定した収益を確保している。売上高81億円、セグメント利益14億円と、利益率の高い事業である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

売上1,600億超、利益率6%台の大手

サービス業に属し、売上高は2025年3月期に1,549億円、2026年3月期に1,623億円と1,600億円規模で安定成長している。営業利益率は6.65%から6.72%とほぼ横ばいで、収益性は安定している。同業のジンジブやイシンなどと比べると、売上規模は圧倒的に大きく、業界内での大手としての地位を確立している。多角化したサービスを展開している可能性があるが、データからは詳細不明。成長率は中程度で、収益構造の改善が課題となり得る。

強み

  • 売上高1,600億円超、同業他社を大きく引き離す。
  • 営業利益率6%台を維持、業績の安定感あり。
  • 売上高は緩やかだが着実に増加。
  • 大手としての信頼性が新規顧客獲得に寄与。

課題

  • 売上伸び率は低く、市場開拓の限界。
  • 6%台の利益率は競合と比べて低位。
  • どの事業が成長を牽引しているか不明。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がイチネンホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18793NECキャピタルソリューション900億円9.8倍
24765SBIグローバルアセットマネジメント888億円22.7倍
38613丸三証券863億円17.0倍
48771イー・ギャランティ778億円22.3倍
58708アイザワ証券グループ698億円20.0倍
69619イチネンホールディングス641億円8.3倍
79552クオンツ総研ホールディングス632億円20.7倍
88624いちよし証券628億円12.1倍
98706極東証券624億円12.7倍
107322三十三フィナンシャルグループ559億円18.0倍
118614東洋証券532億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

石油販売代理店から自動車リース事業へ転換した1969年

1963年5月、大阪市西区で黒田商事株式会社を設立。エッソ・スタンダード石油(現ENEOS)と販売代理店契約を結び、石油販売を開始した。1965年に大阪府河内市(現東大阪市)へ本社移転後、1969年10月に大阪市港区へ移転。同年11月、商号を株式会社イチネンに変更すると同時に、自動車リース業・自動車整備業・損害保険代理業に進出。石油販売で培った顧客基盤を活かし、法人向けリース事業へ軸足を移した。1980年には自動車メンテナンスの受託業を開始し、リースと整備の一貫サービスを確立した。

大阪証券取引所上場とM&Aによる事業拡大期

1994年8月、大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場。1996年1月に同市場第二部銘柄に指定された。2000年6月、野村オートリース株式会社の全株式を取得し子会社化。これによりリース事業の規模が拡大した。2001年2月にはサービス部を分社し株式会社アームズ(現イチネン)を設立。同年9月には株式会社セレクト(現イチネンファシリティーズ)の株式を取得し、不動産賃貸管理事業にも進出した。2002年8月にはパーキング事業を開始。2003年4月、東京証券取引所市場第二部に上場し、首都圏での認知度を高めた。

吸収分割で純粋持株会社に移行した2008年

2008年10月、それまで自ら営んでいたリース事業、自動車メンテナンス受託事業を株式会社アームズに吸収分割で承継。同時にパーキング事業を新設分割で株式会社イチネンパーキングに承継した。この再編により、当社はグループ各社の株式を保有する純粋持株会社となり、商号を株式会社イチネンホールディングスに変更。以降、自ら事業を営まず、子会社の経営管理とグループ戦略の立案に専念する体制となった。この組織変更は、グループの多角化に伴う管理効率の向上と、各事業会社の自律的な経営を目的としていた。

機械工具・合成樹脂へ本格進出した2012〜2014年

2012年8月、前田機工株式会社の株式を取得(現イチネンアクセス)。同社は機械工具販売を手掛け、その子会社トライアップ(現イチネンネット)もグループ入りした。同年9月には株式会社ジコーの全株式を取得。ジコーは合成樹脂製品の製造会社であり、その子会社ジコーテック(現イチネンテック)とジコーポリマー(現イチネンポリマー)も加わり、合成樹脂事業の基盤が形成された。2013年5月にはタスコジャパンの全株式を取得し、工具販売の品揃えを強化。2014年1月にはミツトモ製作所を取得し、さらに機械工具分野を拡大した。

農業と海外展開を加えた2015〜2020年

2015年11月、東電リース株式会社を子会社化し、リース事業を強化。2016年3月には株式会社イチネン農園(現イチネン高知日高村農園)を設立し、農業関連事業に参入。2017年2月にはグループ物流の効率化を目的にイチネンロジスティクスを設立した。2018年8月、トヨシマ分割準備会社(現イチネンMTM)がトヨシマから機械工具販売事業を吸収分割で承継し、中国の蘇州豊島機械配件と米国のTOYOSHIMA INDIANA(現ICHINEN USA)を子会社化。2019年11月にはアクセス分割準備会社(現イチネンアクセス)がアクセスから同事業を承継し、国内機械工具販売網を拡充した。2020年3月には浅間製作所分割準備会社(現イチネン製作所)が同社から合成樹脂事業を承継した。

プライム市場移行と大型買収で飛躍した2020年代

2021年10月、新光硝子工業の全株式を取得し、ガラス加工事業に進出。同社の子会社新生ガラスもグループ入りした。2022年3月にはパーキング事業を強化するため、株式会社オートリを子会社化。同年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。2023年10月にはマルイ工業を買収し、合成樹脂事業の海外生産能力(タイ子会社)を獲得。同年11月には日東エフシーとその子会社8社を取得し、肥料・農業関連事業を大幅に拡大した。2025年3月には日石硝子工業を子会社化し、ガラス加工事業を強化。同年12月、イチネンと野村オートリースを合併し、リース事業の統合を完了した。

年表37件を開く

1960年代

  • 1963年5月創業大阪市西区北境川町4丁目15番地に、黒田商事株式会社(現:株式会社イチネンホールディングス)を設立。エッソ・スタンダード石油株式会社(現:ENEOS株式会社)と販売代理店契約締結。
  • 1965年2月本社を大阪府河内市(現:東大阪市)大字中野5番2へ移転。
  • 1969年10月本社を大阪市港区弁天6丁目4番6号へ移転。
  • 1969年11月商号変更商号を株式会社イチネン(現:株式会社イチネンホールディングス)に変更。
  • 1969年12月自動車リース業・自動車整備業・損害保険代理業を開始。

1980年代

  • 1980年2月自動車メンテナンスの受託業を開始。
  • 1987年3月本社を大阪市淀川区西中島4丁目10番6号へ移転。

1990年代

  • 1994年8月上場大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場。
  • 1996年1月大阪証券取引所市場第二部銘柄に指定。

2000年代

  • 2000年6月M&A野村オートリース株式会社(現:株式会社イチネン、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2001年2月株式会社イチネンからサービス部を分社し、株式会社アームズ(現:株式会社イチネン、連結子会社)を設立。
  • 2001年9月株式会社セレクト(現:株式会社イチネンファシリティーズ、連結子会社)の株式を取得。
  • 2002年8月パーキング事業を開始。
  • 2003年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2004年5月M&A株式会社コーザイ(現:株式会社イチネンケミカルズ、連結子会社)の全株式を取得したことにより、同社を子会社化。
  • 2005年9月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定。
  • 2006年2月M&Aタイホー工業株式会社(現:株式会社イチネンケミカルズ、連結子会社)の株式を取得し子会社化。
  • 2008年10月リース事業、自動車メンテナンス受託事業等を分割し、株式会社アームズ(現:株式会社イチネン、連結子会社)に承継させる会社分割(吸収分割)を実施。また、パーキング事業を分割し、株式会社イチネンパーキング(現:連結子会社)を設立する会社分割(新設分割)を実施。当該会社分割により、当社はグループ各社の株式を保有する持株会社となり、会社名を株式会社イチネンホールディングスへ変更。

2010年代

  • 2012年8月M&A前田機工株式会社(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の株式を取得したことにより、同社及び同社の子会社である株式会社トライアップ(現:株式会社イチネンネット、連結子会社)を子会社化。
  • 2012年9月M&A株式会社ジコー(現:株式会社イチネン製作所、連結子会社)の全株式を取得したことにより、同社及び同社の子会社である株式会社ジコーテック(現:株式会社イチネンテック、連結子会社)並びに株式会社ジコーポリマー(現:株式会社イチネンポリマー、連結子会社)を子会社化。
  • 2013年5月M&Aタスコジャパン株式会社(現:株式会社イチネンTASCO、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2014年1月M&A株式会社ミツトモ製作所(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2015年11月M&A東電リース株式会社(現:株式会社イチネンTDリース、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2016年3月株式会社イチネン農園(現:株式会社イチネン高知日高村農園、連結子会社)を設立。
  • 2017年2月グループの物流業務効率化を目的とし、株式会社イチネンロジスティクス(現:連結子会社)を設立。
  • 2017年4月M&A株式会社ゴンドー(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2018年8月M&Aトヨシマ分割準備株式会社(現:株式会社イチネンMTM、連結子会社)は、株式会社トヨシマから機械工具販売事業を吸収分割により承継。これにより、同社の子会社となった蘇州豊島機械配件有限公司(現:連結子会社)並びにTOYOSHIMA INDIANA,INC.(現:ICHINEN USA CORPORATION、連結子会社)を子会社化。
  • 2019年11月アクセス分割準備株式会社(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)は、株式会社アクセスから機械工具販売事業を吸収分割により承継。

2020年代

  • 2020年3月浅間製作所分割準備株式会社(現:株式会社イチネン製作所、連結子会社)は、株式会社浅間製作所から合成樹脂事業を吸収分割により承継。
  • 2021年10月M&A新光硝子工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、同社及び同社の子会社である新生ガラス株式会社(現:連結子会社)を子会社化。
  • 2022年3月M&A株式会社オートリ(現:株式会社イチネンパーキング、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年4月商号変更株式会社アクセスは株式会社イチネンMTM(現:連結子会社)の一部事業を会社分割(吸収分割)により承継し、株式会社イチネンアクセス(現:連結子会社)に商号変更。
  • 2023年10月M&Aマルイ工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、その子会社1社(現:連結子会社)及びその孫会社1社(現:連結子会社)を子会社化。
  • 2023年11月M&A日東エフシー株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、その子会社8社(現:連結子会社)及びその孫会社1社(現:連結子会社)を子会社化。
  • 2025年3月M&A日石硝子工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
  • 2025年12月M&A株式会社イチネンと野村オートリース株式会社は、株式会社イチネン(現:連結子会社)を存続会社として合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本比率40%超
  • 自己資本920億円超
  • 営業利益170億円超
  • 各セグメントの連結営業利益率10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループ一体経営の推進

    純粋持株会社のもと各事業会社が独立経営を進めつつ、グループとして一体となった経営を推進する。各セグメントで連結営業利益の10%以上を稼ぐことを目標とする。

  2. 02

    規模の拡大と新規事業育成

    全セグメントで顧客件数や取扱台数の増加を推進し、規模を拡大する。新規事業や新商品を常に開発し、早期立ち上げと軌道乗せを図る。

  3. 03

    業務効率向上によるコスト削減

    全コストの定期的な見直しと管理間接部門の集約により業務効率を高め、コストダウンを図る。グループ全体の利益と競争力を向上させる。

  4. 04

    財務体質の強化と投資効率向上

    不採算事業や非効率な投資を見直し、投資効率の高い事業に経営資源を集中する。多様な資金調達手法を活用し、調達コスト削減と有利子負債の増加抑制に取り組む。

  5. 05

    コーポレート・ガバナンスの強化

    適時適切な情報開示、内部統制システムの強化、リスク管理体制の充実を図り、経営環境の変化に迅速に対応して持続的に企業価値を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,067人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は785万円で、9期前と比べて+14.8%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は14.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月879
2018年3月896
2019年3月68442.912.71,073
2020年3月69442.511.91,369
2021年3月69942.711.61,349
2022年3月70843.012.11,451
2023年3月73642.812.61,454
2024年3月69142.913.02,031
2025年3月73542.713.32,067498
2026年3月78544.414.42,067527

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社33(国内 29 / 海外 4、うち連結子会社 33) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
報告セグメント計975億円
自動車リース関連事業670億円
本社 — 大阪市淀川区506億円
全社(共通)
本社 — 東京都港区148億円
自動車リース関連事業
農業関連事業8,443百万円
機械工具販売事業7,326百万円
ケミカル事業6,358百万円
パーキング事業4,403百万円
合成樹脂事業3,965百万円
その他3,868百万円
ほか15件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱イチネン(注3、4、5)
    大阪市 淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネンTDリース
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネンケミカルズ
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネンパーキング
    大阪市 淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネンアクセス(注4)
    大阪府池田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネンMTM
    大阪府池田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    蘇州豊島機械配件有限公司(注2、3)
    中国江蘇省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ICHINEN USA CORPORATION (注2、3)
    米国インディアナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネンTASCO
    大阪府東大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネンネット
    大阪市 淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネンロジスティクス
    大阪府東大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イチネン製作所
    名古屋市天白区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社21社を開く
  • ㈱イチネンテック(注2)東京都 港区100%
  • ㈱イチネンポリマー(注2)東京都 港区100%
  • マルイ工業㈱新潟県 胎内市100%
  • MARUI SUM (THAILAND) CO., LTD. (注2、3)タイ王国 チャチューンサオ県90%
  • MARUI INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD. (注2、3)タイ王国 プラーチーンブリー県100%
  • ㈱イチネン農園大阪市 淀川区100%
  • ㈱イチネン高知日高村農園高知県高岡郡100%
  • 日東エフシー㈱(注3、4)名古屋市港区100%
  • 協同肥料㈱(注2、3)名古屋市港区100%
  • 北海道肥料㈱(注2、3)北海道 室蘭市100%
  • 中日本肥料㈱(注2)名古屋市中村区100%
  • 丸菱肥料㈱(注2)名古屋市港区100%
  • 新東化学工業㈱(注2)千葉県 市原市100%
  • 中菱肥料㈱(注2)名古屋市港区100%
  • 明京商事㈱(注2)東京都港区100%
  • 日東運輸倉庫㈱(注2)名古屋市港区100%
  • ㈲興農社(注2)東京都港区100%
  • 新光硝子工業㈱富山県砺波市100%
  • 新生ガラス㈱(注2)富山県富山市100%
  • 日石硝子工業㈱富山県高岡市100%
  • ㈱イチネンファシリティーズ大阪市 淀川区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,623億円営業利益109億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+5.8%。

売上高
+4.8%
1,623億円
営業利益
+5.8%
109億円
純利益
+14.9%
77億円
営業利益率
6.7%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,051億円1,623億円
営業利益122億円109億円
純利益119億円77億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は453億円、営業利益は42億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+41.6%、営業利益は+121.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q32812
2024年1Q320195.916
2024年2Q315237.315
2024年3Q371236.274
2024年4Q37718
2025年2Q776617.938
2025年4Q773425.429
2026年2Q807607.443
2026年4Q816496.034
2027年1Q453429.375

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は573億円から1,623億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。売上は13期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
タスコジャパン株式会社(現:株式会社イチネンTASCO、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
2013年3月5734123
株式会社ミツトモ製作所(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
2014年3月6764930
東電リース株式会社(現:株式会社イチネンTDリース、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
2015年3月7175338
株式会社イチネン農園(現:株式会社イチネン高知日高村農園、連結子会社)を設立。
2016年3月7485537
株式会社ゴンドー(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
2017年3月7975538
トヨシマ分割準備株式会社(現:株式会社イチネンMTM、連結子会社)は、株式会社トヨシマから機械工具販売事業を吸収分割により承継。これにより、同社の子会社となった蘇州豊島機械配件有限公司(現:連結子会社)並びにTOYOSHIMA INDIANA,INC.(現:ICHINEN USA CORPORATION、連結子会社)を子会社化。
2018年3月8146038
2019年3月8786351
2020年3月9876944
新光硝子工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、同社及び同社の子会社である新生ガラス株式会社(現:連結子会社)を子会社化。
2021年3月1,1267530
株式会社オートリ(現:株式会社イチネンパーキング、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
2022年3月1,2068756
マルイ工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、その子会社1社(現:連結子会社)及びその孫会社1社(現:連結子会社)を子会社化。
2023年3月1,2789159
2024年3月1,38395123
日石硝子工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
2025年3月1,5491031036.667
2026年3月1,6231091106.777

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,623億円のうち、営業利益として残るのは109億円6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は77億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.1%1,268億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.1%245億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%109億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
11.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが95億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは51億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は106億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−16−2745−4318
2014年3月−1−2522−2615
2015年3月2115−293622
2016年3月27−142108−11515
2017年3月20−3414−1415
2018年3月24−13−121114
2019年3月9−5352−4422
2020年3月18−7051−5222
2021年3月32−31971120
2022年3月51−47−154109
2023年3月27−19−188100
2024年3月53−16596−11284
2025年3月40−21−131992
2026年3月95−44−3751106

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,116億円。このうち返さなくてよい自己資本が721億円で、自己資本比率は33.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月85616669019.4
2014年3月94519375220.4
2015年3月94622971724.2
2016年3月1,10524286321.9
2017年3月1,15026888223.3
2018年3月1,18530188425.4
2019年3月1,30033896226.0
2020年3月1,4923691,12324.7
2021年3月1,6193971,22224.5
2022年3月1,6854371,24825.9
2023年3月1,7194841,23528.1
2024年3月2,0266101,41629.8
2025年3月2,0546541,40031.5
2026年3月2,1167211,39533.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
106億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
641億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
145億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,395億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中240位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中431位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
33.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,699で、1年前と比べて+54.9%過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。

¥2,699-1.7%1ヶ月+16.8%1年+54.9%時価総額641億円
過去52週の値幅
安値¥1,805高値¥2,754

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.3倍
PER (会社予想)5.4倍
PBR0.82倍
配当利回り3.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月9日に2,299円へ上昇して以降、上昇トレンドを形成。7月15日には2,376円、7月29日に2,410円、8月6日に2,501円へ急伸し、8月13日には2,637円まで上昇。25日移動平均線2,393.84円、75日線2,237.52円、200日線2,128.84円を全て大幅に上回る。52週高値2,686円に2%まで接近、52週安値1,746円からは51.0%上昇。RSIは74.53と買われ過ぎ圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは8.15倍と同業界平均の22.97倍を大幅に下回り、予想PERは5.2倍とさらに低い。PBRは0.87倍と1倍を下回り、割安感が強い。配当利回りは3.41%と平均の2.47%を上回り、株主還元も良好。ROEは11.24%と平均的で、業績は安定している。割安だが、配当の伸びは今後の業績次第。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.3倍23.4倍
PER (予想)5.4倍
PBR0.82倍3.51倍
ROE11.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、M&Aによる成長戦略の持続性と収益性の改善。強気派は、売上高が増加傾向にあり、車両リースや保険などストック型収益が積み上がることで安定成長が可能と見る。人工知能やデジタル化による業務効率化も期待。弱気派は、M&A依存の成長は統合リスクを伴い、のれん償却や買収先の業績悪化が利益を圧迫する可能性を指摘。また、中古車市場の競争激化で販売利益率が低下するとの懸念もある。

プラスに働く材料7
  • ストック型収益の拡大

    車両リースや保険代理店事業が安定的な収益を生み、売上高は右肩上がり。

  • M&Aによるシナジー

    積極的な買収で事業ポートフォリオを拡充し、クロスセルを推進。

  • 株主還元の充実

    配当利回り3.4%超、PBR0.87倍と割安感がある。

  • 予想PER5.2倍は純利益120億円台回帰を暗示通年影響

    時価総額627億円÷予想PER5.2倍で予想純利益約121億円、2024/3期の123億円水準へ回復

  • 売上高1623億円と2期連続増収基調通年影響

    売上高は1383→1549→1623億円と2期連続で増加、増収効果が利益を下支え

  • ROE11.24%の割にPBR0.87倍と割安継続影響

    ROE11.24%に対しPBR0.87倍は資本効率の高さを評価しきれていない

  • 配当利回り3.41%と株主還元が厚い継続影響

    予想配当利回り3.41%は安定的な収益基盤に支えられた水準

マイナスに働く材料7
  • M&A統合リスク

    買収先の業績悪化やのれん減損が連結業績を直撃する恐れ。

  • 中古車市場の競争

    オンライン販売や大手ディーラーとの競争で販売台数や粗利が縮小。

  • 景気感応度の高さ

    自動車販売は景気変動の影響を受けやすく、需要減退局面での収益悪化が懸念。

  • 純利益は123億円から77億円へ3割超減少通年影響

    純利益は2024/3期123億円から2026/3期77億円へ約37%減、EPS成長に疑問

  • 営業利益の伸びは前期比5.8%と減速通年影響

    営業利益は103億円→109億円と増加も伸び率は5.8%、増収ペースに比べ鈍い

  • 株価は1年で51.4%上昇し高値警戒継続影響

    過去1年の株価上昇率は51.4%と高く、目先の利益確定売りが出やすい

  • 外国株主比率8.45%と需給の厚みに欠ける継続影響

    外国人持株比率は8.45%と低く、売買代金が膨らみにくい

次の決算で確かめる点
車両リース台数
ストック型収益の規模と成長性を示す。
M&A実行額
成長戦略の進捗と財務リスクを測る。
中古車販売台数
小売需要の動向と市場競争の影響を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは3.33%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
3.33%
いまの株価に対して
配当性向
44.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3640.3
2018年3月360.034.4
2019年3月4011.133.0
2020年3月4615.040.3
2021年3月40−13.050.5
2022年3月4615.072.1
2023年3月508.746.4
2024年3月6020.052.4
2025年3月7016.738.5
2026年3月8014.344.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,729人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.957.159.250.151.752.2
金融機関19.618.416.922.721.718.9
事業法人16.817.117.117.016.717.2
外国法人6.44.94.07.57.58.4
証券会社3.32.42.82.62.43.3
自己株式1.31.30.90.92.90.4
外国人個人0.00.00.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01第一燃料株式会社11.63
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.41
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.00
04光通信KK投資事業有限責任組合無限責任組合員光通信株式会社2.98
05黒田 雅史2.98
06黒田 勝彦2.92
07黒田 和伸2.37
08イチネン共栄会持株会2.07
09三井住友信託銀行株式会社1.98
10日本生命保険相互会社1.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-12
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    5.02%
  • 2026-05-13
    第一燃料株式会社
    新規の大量保有報告
    11.62%
    +0.23pt
  • 2026-05-13
    黒田 雅史
    新規の大量保有報告
    2.98%
    -8.41pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+254%、1株純資産は14期で+357%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月9166114.76.842.0
2014年3月11876616.56.639.5
2015年3月14991017.87.233.4
2016年3月14797315.66.840.0
2017年3月1541,08914.97.540.3
2018年3月1561,22513.59.634.4
2019年3月2081,37416.05.533.0
2020年3月1801,51812.56.440.3
2021年3月1241,6327.910.950.5
2022年3月2341,82013.65.672.1
2023年3月2472,01012.95.146.4
2024年3月5092,51022.53.552.4
2025年3月2802,74610.76.038.5
2026年3月3233,02111.26.544.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額274百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
黒田雅史代表取締役 社長61
黒田勝彦取締役 副社長66
村中正取締役 グループ管理本部長 CSR担当61
井本久子取締役 総合企画部長兼 グループ事業開発 室長54
木村平八取締役62
廣冨靖以取締役72
川村群太郎取締役81
常陰均取締役72
下村信江取締役58
宮口亜希取締役59
足立広志常勤監査役65
青山俊治常勤監査役62
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
奥田雅輝常勤監査役61
中川一之監査役69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)613353218932
社外取締役871719
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,771字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当連結会計年度において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、株式会社イチネンを吸収合併存続会社、野村オートリース株式会社を吸収合併消滅会社とする組織再編を行ったことにより、野村オートリース株式会社は解散しております。また、株式会社イチネンケミカルズは、SIAM TAMIYA CO., LTD.との合弁会社ICHINEN CHEMICALS (THAILAND)CO., LTD.を設立し、子会社化しておりますが、重要性の観点に基づき非連結子会社としております。 この結果、当社グループは当社、子会社38社及び関連会社3社により構成されることとなりました。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の6事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 報告セグメント名称   報告セグメントの内容   主な関係会社 自動車リース関連事業    自動車リース、設備リース、リース満了車等の処分、自動車メンテナンスの受託及びこれに付随する自動車の販売業務、自動車の点検、法定点検及び整備等の自動車整備業、石油燃料の販売及びガソリン給油カードの募集、卸売自動車用品の販売業務、損害保険代理店業務   ㈱イチネン ㈱イチネンTDリース ICHINEN AUTOS(N.Z.)LIMITED EAGLE AUTO SERVICES JAPAN LIMITED ㈱イチネンオートス・ジャパン ケミカル事業    ケミカル製品(自動車用、機械・設備用、工業用等)の製造及び販売   ㈱イチネンケミカルズ ICHINEN CHEMICALS(THAILAND)CO., LTD. パーキング事業    来客用駐車場及びコイン駐車場の運営   ㈱イチネンパーキング 機械工具販売事業    自動車部品及び自動車関連付属品の販売、機械工具及び自動車整備工具の販売、工作機械及び精密機械部品用工具の販売、一般産業機械・機械工具類及び配管機材の販売、電動工具及び作業工具の企画・開発・製造・販売、DIY用品等の販売、自動車部品及び建設機械部品の製造及び販売、空調工具及び計測工具の販売   ㈱イチネンアクセス ㈱イチネンMTM 蘇州豊島機械配件有限公司 ICHINEN USA CORPORATION ㈱イチネンTASCO TASCO(THAILAND)CO., LTD. ㈱イチネンネット ㈱イチネンロジスティクス 合成樹脂事業    遊技機器の部品の製造及び販売、合成樹脂製品の設計・製造・販売、合成樹脂の再生加工及び合成樹脂原料の販売、自動車装飾部品の製造及び販売、金型・合成樹脂等加工用機械・治工具類の設計製造及び販売   ㈱イチネン製作所 ㈱イチネンテック ㈱イチネンポリマー マルイ工業㈱ MARUI SUM(THAILAND)CO., LTD. MARUI INDUSTRY(THAILAND)CO., LTD. 農業関連事業    農産物の生産販売、肥料の製造及び販売、肥料・工業用原材料等の輸入及び販売   ㈱イチネン農園 ㈱イチネン高知日高村農園 日東エフシー㈱ 協同肥料㈱ 北海道肥料㈱ 中日本肥料㈱ 丸菱肥料㈱ 新東化学工業㈱ 中菱肥料㈱ 明京商事㈱ 日東運輸倉庫㈱ ㈲興農社 菱東肥料㈱ 太陽肥料㈱ ㈱イシカワ また、上記に含まれない事業の内容は次のとおりであります。 事業の内容   主な関係会社 その他      一般曲げガラス・樹脂合わせガラス・その他の二次加工等の製造販売、ガラス加工製品の製造販売、合わせガラス・強化ガラス・複層ガラス・装飾ガラスの製造販売及び施工、板ガラスの加工販売及び施工、不動産の賃貸及び管理   新光硝子工業㈱ 新生ガラス㈱ 日石硝子工業㈱ ㈱イチネンファシリティーズ なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 主な事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,696字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、最高の品質とサービスで、より多くの顧客に満足を与え、適正な利潤を確保することにより、株主及び従業員に報い、かつ社会に奉仕することを経営の基本理念としております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、企業価値の向上と継続的な成長を確保するため、財務基盤の確立に重点を置いております。経営指標といたしましては、中期的に自己資本比率40%超、自己資本920億円超、営業利益170億円超を重要指標として経営にあたってまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び会社の優先的に対処すべき課題 当社グループは、既存事業の強化を進めながら、次代に向けたグループ経営基盤の強化に努め、更に事業領域の枠にとらわれず、幅広く、お客様に「快適さ」をご提供し、社会に貢献できる事業の拡大を目指してまいります。 (基本方針) ① グループ一体経営の推進 当社グループでは、株式会社イチネンホールディングスを純粋持株会社とし、傘下の各事業会社が独立経営を進めながら、グループ一体経営を推進しております。現在、「自動車リース関連事業」、「ケミカル事業」、「パーキング事業」、「機械工具販売事業」、「合成樹脂事業」、「農業関連事業」の各事業を展開しております。また、各事業が連結営業利益の10%以上を稼ぐことを目標としております。 ② 規模の拡大 「自動車リース関連事業」では、リース及び自動車メンテナンス受託の台数、契約残高の増加、車両販売の取扱台数の増加、自動車用燃料給油カードの発券枚数及び販売数量の増加、「ケミカル事業」、「パーキング事業」、「機械工具販売事業」、「合成樹脂事業」、「農業関連事業」を含む全てのセグメントにおいて、顧客件数の増加を推進し、規模の拡大を図ってまいります。また、新規事業及び新商品の開発を常に行い、早期立ち上げ、軌道乗せを行ってまいります。 ③ 業務効率の向上によるコスト削減 当社グループでは、全てのコストについて常に見直しを実施してまいります。また、管理間接部門の集約により、業務効率を高めるとともにコストダウンを図り、グループの利益・競争力を向上させてまいります。 ④ 品質の向上 当社グループでは、商品やサービスについて、更なる品質向上に努めてまいります。 ⑤ 財務体質の強化 当社グループでは、不採算事業、不採算取引、非効率な投資の見直しを行い、投資効率の高い事業に経営資源を投下して、投資効率の向上を目指してまいります。また、多様な資金調達手法を活用し、調達コストの削減を進めるとともに、有利子負債の増加を抑制すべく取り組んでまいります。 ⑥ コーポレート・ガバナンスの強化 当社グループでは、適時適切な情報開示に努めるとともに、内部統制システムの強化、リスク管理体制の充実を図り、経営環境の変化にも迅速に対応することによって、持続的に企業価値を高めてまいります。 (優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) 今後のわが国経済は、中東情勢や金融資本市場の変動による影響に加え、米国の通商政策をめぐる動向など依然として先行き不透明なものの、雇用・所得環境が改善する中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復基調が続くことが期待されております。 このような状況の中、当社グループは今後も「いちねんで、いちばんの毎日を。」をスローガンに掲げ、既存事業の強化を進めながら、次代に向けたグループ経営基盤の強化に努め、更に事業領域の枠にとらわれず、幅広くお客様に「快適さ」をご提供し、持続可能で豊かな社会の実現に貢献できる事業の拡大を目指してまいります。 <自動車リース関連事業> リースにおきましては、2025年12月に実施した株式会社イチネンと野村オートリース株式会社との統合を機に、営業ノウハウや人材を共有することで経営の効率化を実現し、収益力の強化に繋げてまいります。また、リース契約車両は小型化傾向にありますが、比較的競合の少ない地方市場及び中小口規模の企業をメインターゲットとして新規販売を積極的に行い、契約台数及び契約残高の増加を図ってまいります。さらに、購買原価の低減、走行距離に応じた適切な料金設定、メンテナンスコストの抑制並びに車両処分方法の多様化を図り収益向上に努めてまいります。 自動車メンテナンス受託におきましては、自動車整備業界における整備士の人材不足並びに労務費の上昇を背景とした整備委託料金の上昇傾向が顕著であり、加えてメンテナンスに関連する各種部材の価格高騰も続いていることから、当社グループも一定のメンテナンスコストの増加を見込んでおります。このような状況の中、当社グループは今後も独自の自動車整備工場ネットワークによる高品質なメンテナンスサービスを強みとするべく、EV等の次世代自動車に対応したメンテナンスサービスネットワークの構築に取り組むとともに、更なる契約台数及び契約残高の増加を図ります。また、走行距離に応じた適切な料金設定とメンテナンスコストの抑制及び適切かつ迅速な価格転嫁、車両販売における車両の調達方法と販売方法の多様化、取扱台数の増加、新市場の創造に注力し収益向上に努めてまいります。車体修理に関する総合管理業務については、法人顧客の新規開拓に一層注力し、収益の拡大を目指してまいります。 燃料販売におきましては、主に自動車用燃料給油カードにおいて、低燃費車の普及により需要が減少傾向にありますが、既存顧客に対する満足度の追求並びに新規顧客の拡大を図り販売数量の増加に努めてまいります。また、脱炭素社会におけるクリーンエネルギーへの転換を見据え、燃料販売の新たな事業モデルの構築に引き続き取り組んでまいります。 <ケミカル事業> ケミカル事業におきましては、原材料価格の上昇が続いていることに加え物流コストも上昇基調である中、販売価格への転嫁を機動的に行うことで利益の確保に努めてまいります。今後も引き続きセールスエンジニアの育成、特定の専門業界への販売に注力しつつ新たなマーケットへの参入を試み、新製品の開発及び既存製品・商品のリニューアル等、製品開発力の強化及び品質向上に取り組みながら付加価値の高い製品の販売に注力いたします。また、『Green JIP』ブランドの製品や、汎用樹脂向けバイオマス添加剤等の脱炭素社会を見据えた環境配慮型製品の開発及び販売を一層強化し、国内・海外を問わず販売先・販売数量の拡大を目指してまいります。 <パーキング事業> パーキング事業におきましては、中長期的にグループの主力事業の一つとして安定した収益基盤を築くため、引き続き営業力及び新規案件の情報収集力を強化するとともに、成約率の向上を通じて駐車場数の拡大を図ります。また、キャッシュレス決済、フラップレス駐車場、カメラ認証チケットレスシステムの導入促進等により、安全・安心かつ利便性の高い駐車場運営を実現し、他社との差別化を図ることで売上及び利益の拡大に努めてまいります。 <機械工具販売事業> 機械工具販売事業におきましては、原材料価格の上昇が続いていることに加え物流コストも上昇基調である中、販売価格への転嫁を機動的に行うことで利益の確保に努めてまいります。今後も引き続き取扱アイテムの拡充及び自社オリジナル製品の開発・販売力を強化するとともに、脱炭素社会に向けた商品等の取り扱い品目を拡大し、国内外のマーケットシェアの拡大を目指してまいります。また、事業セグメント内で重複する機能を集約することによる経営の効率化や、商品一括仕入機能の強化による商品調達コストの軽減、適正な在庫水準の実現、製造部門における国内外工場の生産体制の最適化による原価低減、物流の内製化等の取り組みを更に進め、当セグメントの課題である収益性の改善に注力してまいります。更にネット販売については、特定のカテゴリに特化した特色ある自社サイトの構築に注力し、売上規模の拡大及び収益性の向上に取り組んでまいります。 <合成樹脂事業> 合成樹脂事業におきましては、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売において、次世代型遊技機向けの部材開発や、強みであるリサイクル材を採用した部材の技術開発等、新素材の提案力を強化することで新規案件の受注拡大を図るとともに、品質改善にも努めてまいります。また、生産・検査体制の見直し、品質保証体制の最適化、開発投資の効率化、調達及び在庫の改革に取り組むことで、収益構造の改革を推進してまいります。さらに、遊技機部品の開発で培った技術を他の製品分野にも応用することで、ネクスプライズ事業をはじめとする新たな収益源となる製品の開発にも注力してまいります。ガス検知器・セラミックヒーターの販売については、シェアの拡大により業界の標準メーカーとなることを目指し、開発・製造・販売・メンテナンス部門の強化を推進してまいります。自動車用内外装部品の販売については、国内外のマーケットシェアの拡大を図るとともに、国内外工場の生産体制の最適化による原価低減や、製品の更なる品質向上を目指してまいります。また、事業セグメント内での製品の共同開発や、国内外の製造拠点の相互活用等を推進し、グループシナジーの最大化に向けて取り組んでまいります。 <農業関連事業> 農業関連事業におきましては、自社農場での農作物の生産・販売について、2022年9月より高知県南国市に新たに開設した「南国農場」に続く新たな大規模農場の開拓により、引き続き事業規模の拡大を図ってまいります。販売面においては、課題である販売単価の向上を実現するため、安定した収穫量及び出荷数量を維持することによる市場からの信頼獲得、販売ルートの多様化による直販比率の向上、農作物の加工品開発による6次産業化の推進等、収益性の改善に向けた取り組みを推進してまいります。生産面においては、各種コストの低減を図るため、データ活用による燃油・肥料・農薬の適正使用、作業時間短縮を目的とした農業用機器の導入による人件費の削減等の取り組みを継続して進めてまいります。 肥料事業については、気候変動をはじめとする栽培環境の変化に対応した製品や、農家の高齢化・農業人口の減少を踏まえた農作業省力肥料等、市場ニーズの高い製品のラインナップ拡充に取り組んでまいります。また、農業生産者に向けた栽培指導の実施など、独自のノウハウによる他社との差別化を推進し、収益の拡大を目指してまいります。 <その他> その他事業のガラス加工事業におきましては、2026年4月に実施した新生ガラス株式会社と日石硝子工業株式会社との統合を機に、販売力及び商品開発力の強化と製造設備の集約等による効率化を推進し、事業基盤の確立と収益力の向上に繋げてまいります。また、技術力・生産力を高め、業界における優位性・独自性のある企業経営を追求し、新たな技術や製品開発、市場開拓に取り組んでまいります。さらに、需要が高まる安全ガラスや機能性ガラスの生産・販売体制を強化するなど、収益性のさらなる改善に向けた取り組みを推進してまいります。
事業等のリスク4,934字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)金利変動リスク 当社グループのコア事業である自動車リース関連事業における自動車リースにおいては、その取引の特性から有利子負債により多額の資金調達を行っているため、金利が上昇した場合、資金調達コストが増加し、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、当社グループでは金利上昇リスク等について常に分析・検討を行い、その結果に基づき財務戦略を立案・執行し、金利動向を踏まえた最適な調達を行っております。 また、変化の激しい資金調達環境の中、内部留保の充実による企業体質の更なる強化を図り、格付の維持・向上に取り組んでおり、徹底したリスク管理の実践と資金調達コストの低減を図っております。 回次   第60期 (2022年3月期)   第61期 (2023年3月期)   第62期 (2024年3月期)   第63期 (2025年3月期)   第64期 (2026年3月期) 売上高   (百万円)   120,644   127,822   138,253   154,920   162,254 売上原価   (百万円)   93,910   100,001   108,478   120,896   126,800 (資金原価)   (百万円)   (325)   (328)   (394)   (567)   (799) 売上総利益   (百万円)   26,733   27,820   29,775   34,024   35,454 営業利益   (百万円)   8,623   8,861   9,045   10,279   10,926 経常利益   (百万円)   8,728   9,102   9,460   10,318   10,998 親会社株主に帰属する当期純利益   (百万円)   5,646   5,923   12,253   6,657   7,652 回次   第60期 (2022年3月期)   第61期 (2023年3月期)   第62期 (2024年3月期)   第63期 (2025年3月期)   第64期 (2026年3月期) 短期借入金   (百万円)   4,350   4,300   4,400   4,400   4,500 コマーシャル・ペーパー   (百万円)   3,500   3,500   2,000   3,000   1,000 1年内償還予定の社債   (百万円)   260   5,260   5,230   200   15,200 1年内返済予定の長期借入金   (百万円)   20,042   20,571   21,536   22,682   18,738 社債   (百万円)   16,490   11,230   16,000   25,800   18,600 長期借入金   (百万円)   52,386   51,568   58,381   52,591   48,885 小計<A>   (百万円)   97,029   96,429   107,547   108,674   106,923 総資産<B>   (百万円)   168,507   171,888   202,606   205,371   211,603 <A>/<B>   (%)   57.6   56.1   53.1   52.9   50.5 (2)与信リスク 当社グループの自動車リース関連事業におけるリース取引では、リース期間が比較的長期(3~5年程度)にわたることから、景気変動やその他の事由によって取引先の業績悪化や倒産を招き、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これにつきましては、取引開始時等に厳格に審査を行い、取引先毎に与信限度額を設けるとともに、取引開始後についても随時業況を注視の上必要な対応を行う等、与信管理体制を整えており与信リスクの極小化を目指しております。 また、当社グループの他の取引におきましても、取引金額の大きな取引先の業績悪化や倒産などにより、当社グループの経営成績に影響を与える場合があります。 これらにつきましても、取引内容に即した与信管理規程を策定し、与信限度額を設けるなどの与信管理体制を整え、リスクの極小化に努めております。 (3)制度変更リスク 当社グループは、現行の法律・税務・会計等の制度や基準をもとに自動車リース関連事業を始めとする各事業を展開しております。これらの諸制度や基準が将来大幅に変更された場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいては、諸制度や基準の変更に備え、様々な情報収集及び検討を行っておりますが、その中でも国際財務報告基準(IFRS:International Financial Reporting Standards)の適用が義務化された場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)原油価格変動によるリスク 当社グループでは、原油の市況変動が以下の各事業の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 自動車リース関連事業のリース及び自動車メンテナンス受託においては、原油を主原料とするタイヤ・エンジンオイル等のメンテナンス消耗部品の仕入価格が上昇した場合に、メンテナンス原価が上昇することによって、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、同事業の燃料販売においては、ガソリン・重油等の仕入価格の上昇に対して販売価格の改善が図れなかった場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ケミカル事業においては、原油を主原料とする原材料等の仕入価格の上昇に対して、製品販売価格の改善が図れなかった場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループ各事業においては、随時仕入価格の変動状況を注視して販売価格の決定を行っており、原油価格変動によるリスクを最小限に抑えるよう努めております。 (5)競合に関するリスク 当社グループの主要取引である自動車リースは、数多くの同業他社との競争下にあります。当社グループは他の大手オートリース会社の主要顧客とは異なり、中小口規模の企業を主なターゲットとしております。また、メンテナンスにおける強みを活かしたサービスにより、同業他社との差別化を図っております。 しかしながら、今後当社グループの顧客層への新規参入及び競合他社との過度な価格競争等が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)流動性及び資金調達に関するリスク 当社グループは、事業資金を主に金融機関からの借入や資本市場からの調達(社債、コマーシャル・ペーパー等)によって賄っております。当社グループではコミットメントライン枠の設定等適切な対応策を講じておりますが、金融市場に混乱が生じる、又は銀行の貸出姿勢の変化等により、資金の安定的な確保が難しくなる場合は、新規契約の縮小等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)残価リスク 当社グループのリースのほとんどは自動車リースであり、契約満了後の自動車については中古車市場で売却を行っております。契約当初の自動車の見積残価は、過去及び現在の中古車市場の動向を勘案し、適切でなおかつ保守的な見積残価を設定しております。しかし、中古車市場の状況によっては、実際の処分額と想定した価額との差が大きくなり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)遊技機業界に対する法的規制、自主規制について 当社グループの合成樹脂事業が行っている遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売は、直接的に法的規制を受けておりませんが、遊技機メーカーは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」に基づき、「国家公安委員会規則」(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)による法的規制を受けています。また、当社の製品の最終ユーザーである遊技場は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」の許認可及び「都道府県条例」の規制を受けています。さらに、過度な射幸性を抑制する目的から、遊技機メーカー、遊技場、販売業者に対して業界団体が自主規制を行う場合があります。 これら規制により遊技機の需要が変化することに伴い、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)為替リスク 当社グループのケミカル事業、機械工具販売事業及び農業関連事業におきましては、外貨建での輸入仕入取引があります。 当社グループは、為替予約等による為替リスクヘッジに努めておりますが、急激な為替レートの変動が、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)M&A及び新規事業への参入に係るリスク 当社グループは、コア事業の規模の拡大、又は現在のコア事業以外の分野で柱となる事業を育成すべく、新規事業への進出を含めたM&Aを推進しております。M&Aにあたっては、一定期間の収益の合計額がのれんの金額を上回ることが見込まれ、M&A実行の直後から当社グループの経営成績に寄与することが見込まれること等を事前に精査した上で対象先の選定を行っておりますが、当初想定した効果を生まない可能性があります。また、そのような場合はのれんの減損処理等が発生することで、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)海外への事業展開に係るリスク 当社グループは、海外において事業を展開しているため、海外子会社の進出国における政情、経済、法規制、租税制度及びビジネス慣習等の進出国固有の影響により、事業の遂行が継続困難になった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)品質に関するリスク 当社グループは、品質管理には万全を期しておりますが、万が一、製造物責任賠償につながるような製品の欠陥が発生した場合は、多額のコストが発生し、当社グループに対する評価に重大な影響を与え、それにより当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)気候変動リスク 当社グループでは、地球温暖化をはじめとした世界的な気候変動がもたらす大規模災害による被害や原材料・製商品等の物品調達への影響により、当社グループの事業活動に影響を及ぼされる可能性があります。また、気候変動に対する規制強化や制度変更により、原材料、エネルギー等様々なコストが上昇する可能性があり、これらが当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループでは、気候変動に伴うリスクに対しては、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会を中心に課題の抽出や対策の議論を行い、それらを取締役会が監視・評価・管理する体制を構築しており、当該リスクに適切に対応してまいります。 (14)その他 当社グループでは、事業運営上、事務処理ミス、不正行為、法令違反、システムダウン、システム障害、情報流出、災害の発生、風評の発生、テロや戦争など世界情勢の変化、人材の確保及び育成、労働安全衛生に係る問題、サプライチェーン上の人権等様々なリスクがあることを認識しております。当社グループは、それらのリスクに対しできる限り回避あるいは低減するよう適切な管理に努めております。しかしながら、当社グループが事業を遂行するに当たり、これらのリスクは、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,760字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、中東情勢や金融資本市場の変動による影響に加え、米国の通商政策をめぐる動向など依然として先行き不透明な状態が続いております。 このような状況の下、当社グループは「いちねんで、いちばんの毎日を。」をスローガンに掲げ、最高の品質とサービスでより多くのお客様に満足をご提供し、適正な利潤の確保によりステークホルダーに報い、社会に貢献できる企業を目指しております。 基盤事業である自動車リース関連事業を中心に、ケミカル事業、パーキング事業、機械工具販売事業、合成樹脂事業、農業関連事業を展開しており、これら既存事業の強化を進めながら、事業領域の枠にとらわれない新規事業への参入、規模拡大を目的とした積極的なM&A、海外展開にも挑戦しております。 当連結会計年度の連結売上高は1,622億54百万円(対前期比4.7%増)、営業利益は109億26百万円(対前期比6.3%増)、経常利益は109億98百万円(対前期比6.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は76億52百万円(対前期比14.9%増)となりました。 各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 また、下記のセグメント別売上高は、内部売上高消去前の金額であります。 <自動車リース関連事業> リースにおきましては、リース契約車両は依然として小型化傾向にありますが、国内のリース車保有台数は堅調な伸びを維持しており、市場は緩やかながら拡大傾向にあります。当社グループは、地域密着のきめ細やかなサービスで競合他社との差別化を図りながら、比較的競合の少ない地方市場及び中小口規模の企業をメインターゲットとして新規販売を積極的に行うとともに、既存顧客との更なる取引深耕に努めました。 これらの結果、2026年3月末現在リース契約台数は97,460台(対前期末比1,343台増)となり、リース契約高は484億95百万円(対前期比5.6%増)、リース未経過契約残高は1,049億78百万円(対前期末比6.7%増)となりました。 自動車メンテナンス受託におきましては、当社グループ独自の自動車整備工場ネットワークによる高品質なメンテナンスサービスを強みとしながら、更なる契約台数、契約残高の増加に努めた結果、メンテナンス受託契約台数は77,981台(対前期末比1,994台増)となり、メンテナンス受託契約高は69億97百万円(対前期比4.6%増)、メンテナンス未経過契約残高は103億95百万円(対前期末比17.1%増)となりました。 燃料販売におきましては、主に自動車用燃料給油カードにおいて、低燃費車の普及により需要が減少傾向にありますが、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力いたしました。 販売面では、リースは契約台数が順調に推移いたしました。 損益面では、主力である自動車リースの販売が増加したことに加え、リース満了車処分の販売単価が上昇したことにより利益が増加いたしました。 この結果、売上高は641億35百万円(対前期比4.5%増)、セグメント利益は67億69百万円(対前期比3.4%増)となりました。 <ケミカル事業> ケミカル事業におきましては、住みよい地球環境と人々の暮らしの向上に貢献するべく、製品開発力の強化及び品質向上に取り組むとともに、付加価値の高い製品の販売に注力いたしました。 販売面では、化学品関連の自動車整備工場向けケミカル製品及び機械工具商向けケミカル製品並びに工業薬品関連の燃料添加剤及び船舶用燃料添加剤の販売は順調に推移いたしました。一方、一般消費者向けケミカル製品の販売は減少いたしました。 損益面では、上記要因における販売増加の影響に加え、原材料価格等の上昇を踏まえた機動的な価格改定等の収益改善策により、利益が増加いたしました。 この結果、売上高は120億82百万円(対前期比1.9%増)、セグメント利益は10億61百万円(対前期比25.2%増)となりました。 <パーキング事業> パーキング事業におきましては、安全・安心・清潔で利用しやすい駐車場をお客様にご提供するべく、「OnePark」のブランド名でコインパーキングや来客用駐車場を全国に展開しているほか、病院や官公庁及び商業施設に附帯する駐車場の運営管理も行っております。中長期的に安定した収益基盤を築くため、更なる駐車場数の拡大に努めた結果、2026年3月末現在駐車場管理件数は2,001件(対前期末比69件増)、管理台数は37,713台(対前期末比788台増)となりました。 販売面では、新規駐車場の開発が順調に進み、また、既存駐車場の継続的な収益改善活動の効果もあり、販売が増加いたしました。 損益面では、販売増加の影響により利益が増加いたしました。 この結果、売上高は81億69百万円(対前期比3.3%増)、セグメント利益は14億36百万円(対前期比13.5%増)となりました。 <機械工具販売事業> 機械工具販売事業におきましては、プロ向けや個人向けの各種工具類、自動車部品、産業・建設機械部品など幅広い商材を取り扱っており、自社でインターネット通販も展開しております。更なる事業規模の拡大並びに収益性の向上を実現させるため、取扱アイテムの拡充、自社オリジナル製品の開発・販売の強化、商品調達コスト及び物流コストの低減に努めました。 販売面では、自動車部品及び産業資材、空調工具及び計測工具並びに産業機械部品の販売は順調に推移いたしました。一方、DIY用品等の販売は減少いたしました。 損益面では、上記要因における販売増加の影響により利益が増加いたしました。 この結果、売上高は380億19百万円(対前期比5.4%増)、セグメント利益は2億51百万円(前期は1億41百万円のセグメント損失)となりました。 <合成樹脂事業> 合成樹脂事業におきましては、遊技機部品の製造・販売を行う主力の遊技機部品事業や、自動車用内外装部品の製造・販売事業を中心に、新規案件の受注拡大及び新商品の開発を図り、同時に品質改善にも努めてまいりました。 販売面では、半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売は順調に推移いたしました。一方、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売は、前期に大口の受注を獲得した反動により、大幅に減少いたしました。また、マルイ工業株式会社の海外子会社2社の業績が、決算期変更に伴い前年第1四半期には連結されていなかった影響により、当期における販売の増加要因となりました。 損益面では、上記要因における販売減少の影響等により利益が減少いたしました。 この結果、売上高は190億29百万円(対前期比0.0%増)、セグメント損失は1億70百万円(前期は3億36百万円のセグメント利益)となりました。 <農業関連事業> 農業関連事業におきましては、主力である肥料の製造・販売事業を中心に、生産技術の改善・効率化や、肥料製品の安定供給に取り組んでまいりました。 また、自社農場での農作物生産については、栽培ノウハウの蓄積を進めるとともに、新しい販路の開拓及び6次産業化に向けた検討・研究等、収益化に向けた取り組みを行ってまいりました。 販売面では、肥料製品の販売は順調に推移いたしました。また、農作物の販売数量が増加いたしましたが、販売単価は下落いたしました。 損益面では、上記要因における販売増加の影響に加え、肥料の販売単価が上昇した影響により利益が増加いたしました。 この結果、売上高は196億35百万円(対前期比11.7%増)、セグメント利益は14億53百万円(対前期比24.3%増)となりました。 <その他> その他事業のガラス加工事業におきましては、新規顧客の拡大や新たな市場開拓を図るとともに、品質向上に取り組んでまいりました。 販売面では、ガラス製品の販売が減少いたしましたが、前連結会計年度に新たに連結子会社となった日石硝子工業株式会社が販売増加に寄与いたしました。 損益面では、上記要因における販売減少の影響に加え、営業活動の増加等に伴い販売費及び一般管理費が増加した影響により利益が減少いたしました。 この結果、売上高は23億58百万円(対前期比9.5%増)、セグメント利益は1億円(対前期比57.7%減)となりました。 各セグメントの売上高の推移は下記のとおりであります。 回次   第62期 (2024年3月期)   第63期 (2025年3月期)   第64期 (2026年3月期) 自動車リース関連事業   (百万円)   58,416   61,125   63,885 ケミカル事業   (百万円)   11,287   11,197   11,384 パーキング事業   (百万円)   7,497   7,905   8,169 機械工具販売事業   (百万円)   35,980   35,954   37,808 合成樹脂事業   (百万円)   17,323   19,015   19,014 農業関連事業   (百万円)   5,672   17,570   19,634 報告セグメント計   (百万円)   136,178   152,768   159,897 その他   (百万円)   2,074   2,152   2,357 計   (百万円)   138,253   154,920   162,254 (注)売上高については、セグメント間の内部売上高消去後の金額を記載しております。 当社グループの財政状態は下記のとおりであります。 <資産、負債及び純資産の状況> 当連結会計年度末における資産合計は2,116億3百万円となり、前連結会計年度末残高2,053億71百万円と比べて62億32百万円増加いたしました。これは建設仮勘定の増加等によるものであります。 負債合計は1,394億58百万円となり、前連結会計年度末残高1,399億75百万円と比べて5億17百万円減少いたしました。これは有利子負債の減少等によるものであります。 純資産合計は721億45百万円となり、前連結会計年度末残高653億95百万円と比べて67億49百万円増加いたしました。これは利益剰余金の増加等によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   4,018   9,451   5,433 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,067   △4,449   △2,381 財務活動によるキャッシュ・フロー   △1,329   △3,685   △2,355 現金及び現金同等物の増減額   788   1,472   684 現金及び現金同等物の期末残高   9,162   10,635   1,472 借入金、社債、コマーシャル・ペーパー 連結会計年度末残高   108,674   106,923   △1,750 当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。 回次   第62期 (2024年3月期)   第63期 (2025年3月期)   第64期 (2026年3月期) 自己資本比率   29.8%   31.5%   33.8% 時価ベースの自己資本比率   20.9%   19.2%   23.6% キャッシュ・フロー対有利子負債比率   20.4年 (5.1年)   27.0年 (5.0年)   11.3年 (3.9年) インタレスト・カバレッジ・レシオ   93.5倍 (375.8倍)   16.8倍 (90.6倍)   43.7倍 (126.9倍) (注)各指標の計算式は、以下のとおりであります。 自己資本比率  … 自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率  … 株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 … 有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ  … 営業キャッシュ・フロー/利払い ※いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 ※株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、リース債務を除く利子を支払っている負債を対象としております。 ※営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を用いております。 ※キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローから賃貸資産の取得による支出等の影響額を除いて算出した数値を( )内に記載しております。 ③生産、受注及び販売の実績 <全セグメントの状況> a.生産実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車リース関連事業   (百万円)   -   -   - ケミカル事業   (百万円)   5,128   5,015   97.8 パーキング事業   (百万円)   -   -   - 機械工具販売事業   (百万円)   1,642   1,835   111.7 合成樹脂事業   (百万円)   12,613   11,757   93.2 農業関連事業   (百万円)   10,944   12,485   114.1 報告セグメント計   (百万円)   30,329   31,093   102.5 その他   (百万円)   1,136   1,490   131.1 合計   (百万円)   31,466   32,583   103.6 (注)1.金額は製品製造原価ベースで記載しております。 2.当連結会計年度においてその他事業の生産実績が著しく増加しているのは、2025年3月に日石硝子工業株式会社を子会社化したことによるものであります。 b.仕入実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車リース関連事業   (百万円)   18,204   19,139   105.1 ケミカル事業   (百万円)   2,283   2,185   95.7 パーキング事業   (百万円)   5,254   5,294   100.8 機械工具販売事業   (百万円)   28,943   28,960   100.1 合成樹脂事業   (百万円)   2,241   2,730   121.8 農業関連事業   (百万円)   825   3,225   390.7 報告セグメント計   (百万円)   57,753   61,535   106.5 その他   (百万円)   233   92   39.8 合計   (百万円)   57,986   61,628   106.3 (注)1.当連結会計年度において農業関連事業の仕入実績が著しく増加しているのは、主に明京商事株式会社の農業商品仕入高の増加によるものであります。 2.当連結会計年度においてその他事業の仕入実績が著しく減少しているのは、主に新光硝子工業株式会社のガラス製品仕入高の減少によるものであります。 c.販売実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 自動車リース関連事業   (百万円)   61,125   63,885   104.5 ケミカル事業   (百万円)   11,197   11,384   101.7 パーキング事業   (百万円)   7,905   8,169   103.3 機械工具販売事業   (百万円)   35,954   37,808   105.2 合成樹脂事業   (百万円)   19,015   19,014   100.0 農業関連事業   (百万円)   17,570   19,634   111.8 報告セグメント計   (百万円)   152,768   159,897   104.7 その他   (百万円)   2,152   2,357   109.5 合計   (百万円)   154,920   162,254   104.7 (注)1.総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。 2.金額については、セグメント間の内部売上高消去後の金額を記載しております。 <自動車リース関連事業セグメント(リース)の状況> a.リース契約の実行高 区分   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 輸送用機器   (百万円)   43,380   43,427   100.1 その他   (百万円)   2,547   5,067   198.9 合計   (百万円)   45,928   48,495   105.6 (注)1.リース契約の実行高は、発生額より中途解約額を控除しております。 2.当連結会計年度においてその他の契約実行高が著しく増加しているのは、株式会社イチネンTDリースにおいて、変電設備及び空調設備の大型設備契約が増加したことによるものであります。 b.未経過リース料期末残高相当額の期日別内訳 [1]ファイナンス・リース取引 1年以内 (百万円)   2年以内 (百万円)   3年以内 (百万円)   4年以内 (百万円)   5年以内 (百万円)   5年超 (百万円)   合計 (百万円) 前連結会計年度 (2025年3月31日現在)   8,627   7,206   5,759   4,085   2,738   5,034   33,451 当連結会計年度 (2026年3月31日現在)   8,878   7,560   5,892   4,382   3,040   6,884   36,639 (注)未経過リース料の期日別内訳については、リース債権及びリース投資資産に係るリース料債権部分の決算日後の回収予定額を表示しております。 [2]オペレーティング・リース取引 1年以内(百万円)   1年超(百万円)   合計(百万円) 前連結会計年度 (2025年3月31日現在)   16,209   27,874   44,084 当連結会計年度 (2026年3月31日現在)   16,396   29,119   45,515 c.営業成績 売上高 (百万円)   売上原価 (百万円)   差引利益 (百万円)   資金原価 (百万円)   売上総利益 (百万円)   営業資産 平均残高 (百万円)   利益率 (%) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   47,632   38,358   9,274   567   8,706   91,594   9.5 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   49,542   39,594   9,948   799   9,149   94,602   9.7 <自動車リース関連事業セグメント(自動車メンテナンス受託)の状況> a.メンテナンス契約の実行高 区分   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 輸送用機器   (百万円)   6,693   6,997   104.6 合計   (百万円)   6,693   6,997   104.6 (注)メンテナンス契約の実行高は、発生額より中途解約額を控除しております。 b.未経過メンテナンス契約債権の期日別内訳 1年以内 (百万円)   2年以内 (百万円)   3年以内 (百万円)   4年以内 (百万円)   5年以内 (百万円)   5年超 (百万円)   合計 (百万円) 前連結会計年度 (2025年3月31日現在)   4,431   2,082   1,202   730   324   108   8,879 当連結会計年度 (2026年3月31日現在)   5,140   2,605   1,415   759   350   122   10,395 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針と見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり、棚卸資産、有形・無形固定資産、投資有価証券、各引当金等の計上に関しては、一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠した当社グループ会計方針及び見積り基準に基づき計上しています。 ②財政状態に関する分析 当連結会計年度の財政状態については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ④当連結会計年度の経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、基盤事業である自動車リース関連事業や農業関連事業が順調に推移したことにより、前連結会計年度に比べて73億34百万円(4.7%)増収の1,622億54百万円となりました。 (売上総利益) 売上高が順調に増加したことに伴い、当連結会計年度の売上原価は前連結会計年度に比べて59億3百万円(4.9%)増加し、1,268億円となりました。これにより、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べて14億30百万円(4.2%)増加し、354億54百万円となりました。 (営業利益、経常利益) 当連結会計年度の営業利益は、売上高及び売上総利益が順調に増加したことが、物価・人件費やエネルギーコスト等の上昇に伴う販売費及び一般管理費の前連結会計年度比7億82百万円(3.3%)の増加を吸収した結果、前連結会計年度に比べて6億47百万円(6.3%)増加し、109億26百万円となりました。経常利益も同様の理由により、前連結会計年度に比べて6億80百万円(6.6%)増加し、109億98百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却による「投資有価証券売却益」を計上したことにより、前連結会計年度に比べて9億95百万円(14.9%)増加し、76億52百万円となりました。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、賃貸資産の購入費用であります。投資を目的とした資金需要は設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上継続的に良質な資金を確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金、金融機関からの短期借入及びコマーシャル・ペーパーを基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及び社債の発行を基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は、1,069億23百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は106億35百万円となっております。 ⑦経営上の目標の達成・進捗状況 当社グループは、企業価値の向上と継続的な成長を確保するため、財務基盤の確立に重点を置いております。このため、経営指標といたしましては自己資本及び自己資本比率、営業利益を重要な指標として位置付けており、中期的に自己資本920億円超、自己資本比率40%超、営業利益170億円超の達成を目指して経営にあたっております。 なお、当連結会計年度における自己資本は715億40百万円(対前期比10.6%増)、自己資本比率は33.8%(対前期比2.3ポイント増)、営業利益は109億26百万円(対前期比6.3%増)となりました。 この目標の達成に向けて、今後も引き続き当該指標の改善に邁進していく所存でございます。

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出典

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