概要
大阪市に本社を置くイチネンホールディングスは、自動車リース・メンテナンス、ケミカル、パーキング、機械工具販売、合成樹脂、農業関連、ガラス加工など多岐にわたる事業を展開する純粋持株会社である。2026年3月期の連結売上高は1622億円、営業利益109億円。リユース・リサイクル分野に強みを持ち、M&Aを通じて事業領域を拡大してきた。グループは子会社38社、関連会社3社で構成される。
純粋持株会社としてグループを統括する2008年以降
2008年10月、会社分割によりリース事業やパーキング事業を子会社に承継し、イチネンホールディングスは純粋持株会社に移行した。傘下の事業会社は独立経営を原則としつつ、グループ一体経営を推進する体制をとる。中期的な経営指標として自己資本比率40%超、自己資本920億円超、営業利益170億円超を掲げ、各セグメントが連結営業利益の10%以上を稼ぐことを目標とする。グループ全体のシナジー創出のため、管理間接部門の集約や調達コストの削減にも取り組む。
自動車リースを中心に広がる事業ポートフォリオ
売上高で最大のセグメントは自動車リース関連事業で、641億円を計上し、セグメント利益67億円を稼ぐ。リース契約台数9万7460台、メンテナンス受託契約台数7万7981台を持つ。次いで機械工具販売事業が380億円、合成樹脂事業が190億円、ケミカル事業が120億円、パーキング事業が81億円と続く。農業関連事業やガラス加工事業もグループに含まれ、事業が多角化している。リースやメンテナンスのストック収入が収益基盤を支える一方、車両処分や燃料販売のフロー収入も重要である。
M&Aで規模を拡大し多角化を進める成長戦略
1994年の上場後、2000年に野村オートリースを子会社化したのを皮切りに、M&Aを成長の原動力としてきた。2010年代には前田機工やジコー、タスコジャパン、ミツトモ製作所、東電リースを相次いで取得し、機械工具販売や合成樹脂事業の基盤を構築。2020年代に入り、新光硝子工業(ガラス加工)、マルイ工業(合成樹脂)、日東エフシー(農業関連)を買収し、事業領域をさらに拡大した。2025年12月にはグループ内のリース会社であるイチネンと野村オートリースを合併し、経営効率の向上を図っている。
国内基盤に海外生産拠点を加えたグローバル展開
グループの事業活動は国内が中心だが、タイにはケミカル合弁会社ICHINEN CHEMICALS (THAILAND)を設立し、自動車用ケミカル製品を現地生産する。中国には蘇州豊島機械配件有限公司を通じて機械工具販売事業を展開。米国にはICHINEN USA CORPORATIONを置き、北米市場をカバーする。ニュージーランドのICHINEN AUTOS (N.Z.) LIMITEDは自動車リース関連を手掛ける。いずれもグループ内の一部セグメントに位置づけられ、海外売上高の割合はまだ小さいが、成長領域として投資を継続している。
業界の中での役割は自動車リース・メンテナンス・燃料販売を一体化したサービスプロバイダー。化学品、工具、樹脂部品、農業資材等の多業種サプライヤー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01自動車リース関連主力
自動車リース、設備リース、リース満了車の処分、自動車メンテナンス受託、自動車販売・整備、石油燃料販売、ガソリン給油カード募集、自動車用品卸売、損害保険代理店業務を一貫提供。
- 自動車リース
- 法人・個人向け自動車リース。リース期間終了後の車両処分やメンテナンスも含めたトータルサービス。
- 自動車メンテナンス
- 点検・法定点検・整備等の自動車整備業務を受託。
- 石油燃料販売・ガソリン給油カード
- ガソリンスタンド向け燃料供給と給油カードの募集・販売。
02ケミカル準主力
自動車用、機械・設備用、工業用等のケミカル製品を製造・販売。タイに合弁会社を設立し海外展開も行う。
- 自動車用ケミカル製品
- 洗浄剤、潤滑剤、防錆剤など自動車整備・製造工程で使用される化学品。
- 工業用ケミカル製品
- 機械・設備向けの工業用洗浄剤、潤滑油等。
03機械工具販売準主力
自動車部品・付属品、機械工具、自動車整備工具、工作機械・精密機械部品用工具、一般産業機械・配管機材、電動工具・作業工具、DIY用品等の販売。自動車部品・建設機械部品の製造販売、空調・計測工具の販売も手掛ける。
- 自動車部品・整備工具
- 自動車整備工場向けの各種工具、部品、付属品を卸売。
- 産業機械・工具類
- 工作機械、精密機械部品用工具、配管機材、電動工具等を販売。
- DIY用品
- ホームセンター等向けの日曜大工用品。
04合成樹脂準主力
遊技機器部品、自動車装飾部品、合成樹脂製品の設計・製造・販売。再生樹脂加工・原料販売、金型・加工用機械・治工具の設計製造も行う。
- 遊技機器部品
- パチンコ・パチスロ等の遊技機向け樹脂部品。
- 自動車装飾部品
- 内装・外装用の加飾樹脂部品。
- 再生樹脂原料
- 廃プラスチックから再生した樹脂原料の販売。
05パーキング副次
来客用駐車場及びコイン駐車場の運営。都市部を中心に駐車場事業を展開。
06農業関連副次
農産物の生産販売、肥料の製造販売、肥料・工業用原材料等の輸出入販売。複数の肥料子会社を通じて国内肥料市場に供給。
- 肥料
- 化学肥料、有機肥料等の製造・販売。
- 農産物
- 野菜等の生産・販売。
07ガラス加工その他
一般曲げガラス、樹脂合わせガラス、強化ガラス、複層ガラス、装飾ガラス等の製造販売及び施工。板ガラスの加工販売及び施工も行う。
- 建築用ガラス
- 強化ガラス、複層ガラス、装飾ガラス等、建築用途向けの各種ガラス製品。
- 自動車用ガラス
- 曲げガラス、合わせガラス等。
08不動産賃貸・管理その他
グループ所有不動産の賃貸及び管理業務。
製品と技術
法人向け自動車リースとメンテナンス受託のトータルサービス
自動車リース関連事業はグループ最大の収益源である。2026年3月末時点でリース契約台数9万7460台、リース契約高484億円、未経過契約残高1049億円に達する。主に地方市場や中小企業をターゲットに、きめ細かいサービスで差別化を図る。リース満了車の処分も自社で行い、中古車販売収入を得る。また、メンテナンス受託契約台数は7万7981台で、全国の整備工場ネットワークを通じて点検・整備を提供。EVなどの次世代自動車に対応するサービス網も構築中である。さらに、車体修理の総合管理業務や燃料給油カードの販売も行い、一貫したモビリティサービスを展開する。
自動車整備向けケミカル製品の製造販売
ケミカル事業では、自動車整備工場や機械工具商向けに洗浄剤、潤滑剤、防錆剤などを製造・販売する。タイには合弁会社ICHINEN CHEMICALS (THAILAND)を設立し、現地生産を開始。工業薬品分野では燃料添加剤や船舶用添加剤も扱う。原材料価格の上昇に対応するため、機動的な価格改定を実施し、収益性を維持している。2026年3月期の売上高は120億円、セグメント利益10億円と、堅調な成長を遂げている。
遊技機部品と自動車加飾部品の合成樹脂加工
合成樹脂事業は、パチンコ・パチスロ向け遊技機器部品と自動車内装・外装の加飾部品を中心に展開する。再生樹脂の加工・原料販売も手掛け、リサイクル分野に強みを持つ。グループ会社にはイチネン製作所、イチネンテック、イチネンポリマー、マルイ工業などがあり、タイに生産子会社2社(MARUI SUM (THAILAND)、MARUI INDUSTRY (THAILAND))を持つ。半導体実装装置向けセラミックヒーターの販売も行うが、遊技機向け製品の需要変動の影響を受けやすい。
「OnePark」ブランドで全国展開するコインパーキング運営
パーキング事業は「OnePark」のブランド名で、コインパーキングや来客用駐車場を全国に展開する。2026年3月末の管理件数は2001件、管理台数3万7713台。都市部のほか、病院や官公庁、商業施設に附帯する駐車場の運営管理も行う。新規駐車場の開発と既存駐車場の収益改善により、安定した収益を確保している。売上高81億円、セグメント利益14億円と、利益率の高い事業である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
売上1,600億超、利益率6%台の大手
サービス業に属し、売上高は2025年3月期に1,549億円、2026年3月期に1,623億円と1,600億円規模で安定成長している。営業利益率は6.65%から6.72%とほぼ横ばいで、収益性は安定している。同業のジンジブやイシンなどと比べると、売上規模は圧倒的に大きく、業界内での大手としての地位を確立している。多角化したサービスを展開している可能性があるが、データからは詳細不明。成長率は中程度で、収益構造の改善が課題となり得る。
強み
- 売上高1,600億円超、同業他社を大きく引き離す。
- 営業利益率6%台を維持、業績の安定感あり。
- 売上高は緩やかだが着実に増加。
- 大手としての信頼性が新規顧客獲得に寄与。
課題
- 売上伸び率は低く、市場開拓の限界。
- 6%台の利益率は競合と比べて低位。
- どの事業が成長を牽引しているか不明。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
証券・カード・リースの時価総額近傍。太字がイチネンホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8793NECキャピタルソリューション | 900億円 | 9.8倍 |
| 2 | 4765SBIグローバルアセットマネジメント | 888億円 | 22.7倍 |
| 3 | 8613丸三証券 | 863億円 | 17.0倍 |
| 4 | 8771イー・ギャランティ | 778億円 | 22.3倍 |
| 5 | 8708アイザワ証券グループ | 698億円 | 20.0倍 |
| 6 | 9619イチネンホールディングス | 641億円 | 8.3倍 |
| 7 | 9552クオンツ総研ホールディングス | 632億円 | 20.7倍 |
| 8 | 8624いちよし証券 | 628億円 | 12.1倍 |
| 9 | 8706極東証券 | 624億円 | 12.7倍 |
| 10 | 7322三十三フィナンシャルグループ | 559億円 | 18.0倍 |
| 11 | 8614東洋証券 | 532億円 | 12.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。
会社の歴史
沿革 37件
石油販売代理店から自動車リース事業へ転換した1969年
1963年5月、大阪市西区で黒田商事株式会社を設立。エッソ・スタンダード石油(現ENEOS)と販売代理店契約を結び、石油販売を開始した。1965年に大阪府河内市(現東大阪市)へ本社移転後、1969年10月に大阪市港区へ移転。同年11月、商号を株式会社イチネンに変更すると同時に、自動車リース業・自動車整備業・損害保険代理業に進出。石油販売で培った顧客基盤を活かし、法人向けリース事業へ軸足を移した。1980年には自動車メンテナンスの受託業を開始し、リースと整備の一貫サービスを確立した。
大阪証券取引所上場とM&Aによる事業拡大期
1994年8月、大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場。1996年1月に同市場第二部銘柄に指定された。2000年6月、野村オートリース株式会社の全株式を取得し子会社化。これによりリース事業の規模が拡大した。2001年2月にはサービス部を分社し株式会社アームズ(現イチネン)を設立。同年9月には株式会社セレクト(現イチネンファシリティーズ)の株式を取得し、不動産賃貸管理事業にも進出した。2002年8月にはパーキング事業を開始。2003年4月、東京証券取引所市場第二部に上場し、首都圏での認知度を高めた。
吸収分割で純粋持株会社に移行した2008年
2008年10月、それまで自ら営んでいたリース事業、自動車メンテナンス受託事業を株式会社アームズに吸収分割で承継。同時にパーキング事業を新設分割で株式会社イチネンパーキングに承継した。この再編により、当社はグループ各社の株式を保有する純粋持株会社となり、商号を株式会社イチネンホールディングスに変更。以降、自ら事業を営まず、子会社の経営管理とグループ戦略の立案に専念する体制となった。この組織変更は、グループの多角化に伴う管理効率の向上と、各事業会社の自律的な経営を目的としていた。
機械工具・合成樹脂へ本格進出した2012〜2014年
2012年8月、前田機工株式会社の株式を取得(現イチネンアクセス)。同社は機械工具販売を手掛け、その子会社トライアップ(現イチネンネット)もグループ入りした。同年9月には株式会社ジコーの全株式を取得。ジコーは合成樹脂製品の製造会社であり、その子会社ジコーテック(現イチネンテック)とジコーポリマー(現イチネンポリマー)も加わり、合成樹脂事業の基盤が形成された。2013年5月にはタスコジャパンの全株式を取得し、工具販売の品揃えを強化。2014年1月にはミツトモ製作所を取得し、さらに機械工具分野を拡大した。
農業と海外展開を加えた2015〜2020年
2015年11月、東電リース株式会社を子会社化し、リース事業を強化。2016年3月には株式会社イチネン農園(現イチネン高知日高村農園)を設立し、農業関連事業に参入。2017年2月にはグループ物流の効率化を目的にイチネンロジスティクスを設立した。2018年8月、トヨシマ分割準備会社(現イチネンMTM)がトヨシマから機械工具販売事業を吸収分割で承継し、中国の蘇州豊島機械配件と米国のTOYOSHIMA INDIANA(現ICHINEN USA)を子会社化。2019年11月にはアクセス分割準備会社(現イチネンアクセス)がアクセスから同事業を承継し、国内機械工具販売網を拡充した。2020年3月には浅間製作所分割準備会社(現イチネン製作所)が同社から合成樹脂事業を承継した。
プライム市場移行と大型買収で飛躍した2020年代
2021年10月、新光硝子工業の全株式を取得し、ガラス加工事業に進出。同社の子会社新生ガラスもグループ入りした。2022年3月にはパーキング事業を強化するため、株式会社オートリを子会社化。同年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。2023年10月にはマルイ工業を買収し、合成樹脂事業の海外生産能力(タイ子会社)を獲得。同年11月には日東エフシーとその子会社8社を取得し、肥料・農業関連事業を大幅に拡大した。2025年3月には日石硝子工業を子会社化し、ガラス加工事業を強化。同年12月、イチネンと野村オートリースを合併し、リース事業の統合を完了した。
年表37件を開く
1960年代
- 1963年5月創業大阪市西区北境川町4丁目15番地に、黒田商事株式会社(現:株式会社イチネンホールディングス)を設立。エッソ・スタンダード石油株式会社(現:ENEOS株式会社)と販売代理店契約締結。
- 1965年2月本社を大阪府河内市(現:東大阪市)大字中野5番2へ移転。
- 1969年10月本社を大阪市港区弁天6丁目4番6号へ移転。
- 1969年11月商号変更商号を株式会社イチネン(現:株式会社イチネンホールディングス)に変更。
- 1969年12月自動車リース業・自動車整備業・損害保険代理業を開始。
1980年代
- 1980年2月自動車メンテナンスの受託業を開始。
- 1987年3月本社を大阪市淀川区西中島4丁目10番6号へ移転。
1990年代
- 1994年8月上場大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に株式を上場。
- 1996年1月大阪証券取引所市場第二部銘柄に指定。
2000年代
- 2000年6月M&A野村オートリース株式会社(現:株式会社イチネン、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
- 2001年2月株式会社イチネンからサービス部を分社し、株式会社アームズ(現:株式会社イチネン、連結子会社)を設立。
- 2001年9月株式会社セレクト(現:株式会社イチネンファシリティーズ、連結子会社)の株式を取得。
- 2002年8月パーキング事業を開始。
- 2003年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
- 2004年5月M&A株式会社コーザイ(現:株式会社イチネンケミカルズ、連結子会社)の全株式を取得したことにより、同社を子会社化。
- 2005年9月東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定。
- 2006年2月M&Aタイホー工業株式会社(現:株式会社イチネンケミカルズ、連結子会社)の株式を取得し子会社化。
- 2008年10月リース事業、自動車メンテナンス受託事業等を分割し、株式会社アームズ(現:株式会社イチネン、連結子会社)に承継させる会社分割(吸収分割)を実施。また、パーキング事業を分割し、株式会社イチネンパーキング(現:連結子会社)を設立する会社分割(新設分割)を実施。当該会社分割により、当社はグループ各社の株式を保有する持株会社となり、会社名を株式会社イチネンホールディングスへ変更。
2010年代
- 2012年8月M&A前田機工株式会社(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の株式を取得したことにより、同社及び同社の子会社である株式会社トライアップ(現:株式会社イチネンネット、連結子会社)を子会社化。
- 2012年9月M&A株式会社ジコー(現:株式会社イチネン製作所、連結子会社)の全株式を取得したことにより、同社及び同社の子会社である株式会社ジコーテック(現:株式会社イチネンテック、連結子会社)並びに株式会社ジコーポリマー(現:株式会社イチネンポリマー、連結子会社)を子会社化。
- 2013年5月M&Aタスコジャパン株式会社(現:株式会社イチネンTASCO、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
- 2014年1月M&A株式会社ミツトモ製作所(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
- 2015年11月M&A東電リース株式会社(現:株式会社イチネンTDリース、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
- 2016年3月株式会社イチネン農園(現:株式会社イチネン高知日高村農園、連結子会社)を設立。
- 2017年2月グループの物流業務効率化を目的とし、株式会社イチネンロジスティクス(現:連結子会社)を設立。
- 2017年4月M&A株式会社ゴンドー(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
- 2018年8月M&Aトヨシマ分割準備株式会社(現:株式会社イチネンMTM、連結子会社)は、株式会社トヨシマから機械工具販売事業を吸収分割により承継。これにより、同社の子会社となった蘇州豊島機械配件有限公司(現:連結子会社)並びにTOYOSHIMA INDIANA,INC.(現:ICHINEN USA CORPORATION、連結子会社)を子会社化。
- 2019年11月アクセス分割準備株式会社(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)は、株式会社アクセスから機械工具販売事業を吸収分割により承継。
2020年代
- 2020年3月浅間製作所分割準備株式会社(現:株式会社イチネン製作所、連結子会社)は、株式会社浅間製作所から合成樹脂事業を吸収分割により承継。
- 2021年10月M&A新光硝子工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、同社及び同社の子会社である新生ガラス株式会社(現:連結子会社)を子会社化。
- 2022年3月M&A株式会社オートリ(現:株式会社イチネンパーキング、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
- 2022年4月商号変更株式会社アクセスは株式会社イチネンMTM(現:連結子会社)の一部事業を会社分割(吸収分割)により承継し、株式会社イチネンアクセス(現:連結子会社)に商号変更。
- 2023年10月M&Aマルイ工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、その子会社1社(現:連結子会社)及びその孫会社1社(現:連結子会社)を子会社化。
- 2023年11月M&A日東エフシー株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、その子会社8社(現:連結子会社)及びその孫会社1社(現:連結子会社)を子会社化。
- 2025年3月M&A日石硝子工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得し子会社化。
- 2025年12月M&A株式会社イチネンと野村オートリース株式会社は、株式会社イチネン(現:連結子会社)を存続会社として合併。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 自己資本比率40%超
- 自己資本920億円超
- 営業利益170億円超
- 各セグメントの連結営業利益率10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
グループ一体経営の推進
純粋持株会社のもと各事業会社が独立経営を進めつつ、グループとして一体となった経営を推進する。各セグメントで連結営業利益の10%以上を稼ぐことを目標とする。
- 02
規模の拡大と新規事業育成
全セグメントで顧客件数や取扱台数の増加を推進し、規模を拡大する。新規事業や新商品を常に開発し、早期立ち上げと軌道乗せを図る。
- 03
業務効率向上によるコスト削減
全コストの定期的な見直しと管理間接部門の集約により業務効率を高め、コストダウンを図る。グループ全体の利益と競争力を向上させる。
- 04
財務体質の強化と投資効率向上
不採算事業や非効率な投資を見直し、投資効率の高い事業に経営資源を集中する。多様な資金調達手法を活用し、調達コスト削減と有利子負債の増加抑制に取り組む。
- 05
コーポレート・ガバナンスの強化
適時適切な情報開示、内部統制システムの強化、リスク管理体制の充実を図り、経営環境の変化に迅速に対応して持続的に企業価値を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で2,067人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は785万円で、9期前と比べて+14.8%。平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は14.4年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 879 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 896 | — |
| 2019年3月 | 684 | 42.9 | 12.7 | 1,073 | — |
| 2020年3月 | 694 | 42.5 | 11.9 | 1,369 | — |
| 2021年3月 | 699 | 42.7 | 11.6 | 1,349 | — |
| 2022年3月 | 708 | 43.0 | 12.1 | 1,451 | — |
| 2023年3月 | 736 | 42.8 | 12.6 | 1,454 | — |
| 2024年3月 | 691 | 42.9 | 13.0 | 2,031 | — |
| 2025年3月 | 735 | 42.7 | 13.3 | 2,067 | 498 |
| 2026年3月 | 785 | 44.4 | 14.4 | 2,067 | 527 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社33社(国内 29 / 海外 4、うち連結子会社 33) を有報から抽出しています。
- 国内㈱イチネン(注3、4、5)大阪市 淀川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネンTDリース東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネンケミカルズ東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネンパーキング大阪市 淀川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネンアクセス(注4)大阪府池田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネンMTM大阪府池田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外蘇州豊島機械配件有限公司(注2、3)中国江蘇省 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ICHINEN USA CORPORATION (注2、3)米国インディアナ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネンTASCO大阪府東大阪市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネンネット大阪市 淀川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネンロジスティクス大阪府東大阪市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱イチネン製作所名古屋市天白区 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社21社を開く
- ㈱イチネンテック(注2)東京都 港区100%
- ㈱イチネンポリマー(注2)東京都 港区100%
- マルイ工業㈱新潟県 胎内市100%
- MARUI SUM (THAILAND) CO., LTD. (注2、3)タイ王国 チャチューンサオ県90%
- MARUI INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD. (注2、3)タイ王国 プラーチーンブリー県100%
- ㈱イチネン農園大阪市 淀川区100%
- ㈱イチネン高知日高村農園高知県高岡郡100%
- 日東エフシー㈱(注3、4)名古屋市港区100%
- 協同肥料㈱(注2、3)名古屋市港区100%
- 北海道肥料㈱(注2、3)北海道 室蘭市100%
- 中日本肥料㈱(注2)名古屋市中村区100%
- 丸菱肥料㈱(注2)名古屋市港区100%
- 新東化学工業㈱(注2)千葉県 市原市100%
- 中菱肥料㈱(注2)名古屋市港区100%
- 明京商事㈱(注2)東京都港区100%
- 日東運輸倉庫㈱(注2)名古屋市港区100%
- ㈲興農社(注2)東京都港区100%
- 新光硝子工業㈱富山県砺波市100%
- 新生ガラス㈱(注2)富山県富山市100%
- 日石硝子工業㈱富山県高岡市100%
- ㈱イチネンファシリティーズ大阪市 淀川区100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,623億円、営業利益は109億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+5.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,051億円 | 1,623億円 |
| 営業利益 | 122億円 | 109億円 |
| 純利益 | 119億円 | 77億円 |
| 1株あたり配当 | ¥90 | ¥90 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は453億円、営業利益は42億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+41.6%、営業利益は+121.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 328 | — | — | 12 |
| 2024年1Q | 320 | 19 | 5.9 | 16 |
| 2024年2Q | 315 | 23 | 7.3 | 15 |
| 2024年3Q | 371 | 23 | 6.2 | 74 |
| 2024年4Q | 377 | — | — | 18 |
| 2025年2Q | 776 | 61 | 7.9 | 38 |
| 2025年4Q | 773 | 42 | 5.4 | 29 |
| 2026年2Q | 807 | 60 | 7.4 | 43 |
| 2026年4Q | 816 | 49 | 6.0 | 34 |
| 2027年1Q | 453 | 42 | 9.3 | 75 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は573億円から1,623億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。売上は13期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| タスコジャパン株式会社(現:株式会社イチネンTASCO、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。 | |||||
| 2013年3月 | 573 | — | 41 | — | 23 |
| 株式会社ミツトモ製作所(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。 | |||||
| 2014年3月 | 676 | — | 49 | — | 30 |
| 東電リース株式会社(現:株式会社イチネンTDリース、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。 | |||||
| 2015年3月 | 717 | — | 53 | — | 38 |
| 株式会社イチネン農園(現:株式会社イチネン高知日高村農園、連結子会社)を設立。 | |||||
| 2016年3月 | 748 | — | 55 | — | 37 |
| 株式会社ゴンドー(現:株式会社イチネンアクセス、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。 | |||||
| 2017年3月 | 797 | — | 55 | — | 38 |
| トヨシマ分割準備株式会社(現:株式会社イチネンMTM、連結子会社)は、株式会社トヨシマから機械工具販売事業を吸収分割により承継。これにより、同社の子会社となった蘇州豊島機械配件有限公司(現:連結子会社)並びにTOYOSHIMA INDIANA,INC.(現:ICHINEN USA CORPORATION、連結子会社)を子会社化。 | |||||
| 2018年3月 | 814 | — | 60 | — | 38 |
| 2019年3月 | 878 | — | 63 | — | 51 |
| 2020年3月 | 987 | — | 69 | — | 44 |
| 新光硝子工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、同社及び同社の子会社である新生ガラス株式会社(現:連結子会社)を子会社化。 | |||||
| 2021年3月 | 1,126 | — | 75 | — | 30 |
| 株式会社オートリ(現:株式会社イチネンパーキング、連結子会社)の全株式を取得し子会社化。 | |||||
| 2022年3月 | 1,206 | — | 87 | — | 56 |
| マルイ工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得したことにより、その子会社1社(現:連結子会社)及びその孫会社1社(現:連結子会社)を子会社化。 | |||||
| 2023年3月 | 1,278 | — | 91 | — | 59 |
| 2024年3月 | 1,383 | — | 95 | — | 123 |
| 日石硝子工業株式会社(現:連結子会社)の全株式を取得し子会社化。 | |||||
| 2025年3月 | 1,549 | 103 | 103 | 6.6 | 67 |
| 2026年3月 | 1,623 | 109 | 110 | 6.7 | 77 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,623億円のうち、営業利益として残るのは109億円で6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は77億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.1%1,268億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.1%245億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%109億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが95億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは51億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は106億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −16 | −27 | 45 | −43 | 18 |
| 2014年3月 | −1 | −25 | 22 | −26 | 15 |
| 2015年3月 | 21 | 15 | −29 | 36 | 22 |
| 2016年3月 | 27 | −142 | 108 | −115 | 15 |
| 2017年3月 | 20 | −34 | 14 | −14 | 15 |
| 2018年3月 | 24 | −13 | −12 | 11 | 14 |
| 2019年3月 | 9 | −53 | 52 | −44 | 22 |
| 2020年3月 | 18 | −70 | 51 | −52 | 22 |
| 2021年3月 | 32 | −31 | 97 | 1 | 120 |
| 2022年3月 | 51 | −47 | −15 | 4 | 109 |
| 2023年3月 | 27 | −19 | −18 | 8 | 100 |
| 2024年3月 | 53 | −165 | 96 | −112 | 84 |
| 2025年3月 | 40 | −21 | −13 | 19 | 92 |
| 2026年3月 | 95 | −44 | −37 | 51 | 106 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2,116億円。このうち返さなくてよい自己資本が721億円で、自己資本比率は33.8%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 856 | 166 | 690 | 19.4 |
| 2014年3月 | 945 | 193 | 752 | 20.4 |
| 2015年3月 | 946 | 229 | 717 | 24.2 |
| 2016年3月 | 1,105 | 242 | 863 | 21.9 |
| 2017年3月 | 1,150 | 268 | 882 | 23.3 |
| 2018年3月 | 1,185 | 301 | 884 | 25.4 |
| 2019年3月 | 1,300 | 338 | 962 | 26.0 |
| 2020年3月 | 1,492 | 369 | 1,123 | 24.7 |
| 2021年3月 | 1,619 | 397 | 1,222 | 24.5 |
| 2022年3月 | 1,685 | 437 | 1,248 | 25.9 |
| 2023年3月 | 1,719 | 484 | 1,235 | 28.1 |
| 2024年3月 | 2,026 | 610 | 1,416 | 29.8 |
| 2025年3月 | 2,054 | 654 | 1,400 | 31.5 |
| 2026年3月 | 2,116 | 721 | 1,395 | 33.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中240位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中431位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,699で、1年前と比べて+54.9%。過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.3倍 |
| PER (会社予想) | 5.4倍 |
| PBR | 0.82倍 |
| 配当利回り | 3.33% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月9日に2,299円へ上昇して以降、上昇トレンドを形成。7月15日には2,376円、7月29日に2,410円、8月6日に2,501円へ急伸し、8月13日には2,637円まで上昇。25日移動平均線2,393.84円、75日線2,237.52円、200日線2,128.84円を全て大幅に上回る。52週高値2,686円に2%まで接近、52週安値1,746円からは51.0%上昇。RSIは74.53と買われ過ぎ圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは8.15倍と同業界平均の22.97倍を大幅に下回り、予想PERは5.2倍とさらに低い。PBRは0.87倍と1倍を下回り、割安感が強い。配当利回りは3.41%と平均の2.47%を上回り、株主還元も良好。ROEは11.24%と平均的で、業績は安定している。割安だが、配当の伸びは今後の業績次第。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.3倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 5.4倍 | — |
| PBR | 0.82倍 | 3.51倍 |
| ROE | 11.2% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、M&Aによる成長戦略の持続性と収益性の改善。強気派は、売上高が増加傾向にあり、車両リースや保険などストック型収益が積み上がることで安定成長が可能と見る。人工知能やデジタル化による業務効率化も期待。弱気派は、M&A依存の成長は統合リスクを伴い、のれん償却や買収先の業績悪化が利益を圧迫する可能性を指摘。また、中古車市場の競争激化で販売利益率が低下するとの懸念もある。
- ストック型収益の拡大
車両リースや保険代理店事業が安定的な収益を生み、売上高は右肩上がり。
- M&Aによるシナジー
積極的な買収で事業ポートフォリオを拡充し、クロスセルを推進。
- 株主還元の充実
配当利回り3.4%超、PBR0.87倍と割安感がある。
- 予想PER5.2倍は純利益120億円台回帰を暗示通年影響強
時価総額627億円÷予想PER5.2倍で予想純利益約121億円、2024/3期の123億円水準へ回復
- 売上高1623億円と2期連続増収基調通年影響中
売上高は1383→1549→1623億円と2期連続で増加、増収効果が利益を下支え
- ROE11.24%の割にPBR0.87倍と割安継続影響中
ROE11.24%に対しPBR0.87倍は資本効率の高さを評価しきれていない
- 配当利回り3.41%と株主還元が厚い継続影響弱
予想配当利回り3.41%は安定的な収益基盤に支えられた水準
- M&A統合リスク
買収先の業績悪化やのれん減損が連結業績を直撃する恐れ。
- 中古車市場の競争
オンライン販売や大手ディーラーとの競争で販売台数や粗利が縮小。
- 景気感応度の高さ
自動車販売は景気変動の影響を受けやすく、需要減退局面での収益悪化が懸念。
- 純利益は123億円から77億円へ3割超減少通年影響強
純利益は2024/3期123億円から2026/3期77億円へ約37%減、EPS成長に疑問
- 営業利益の伸びは前期比5.8%と減速通年影響中
営業利益は103億円→109億円と増加も伸び率は5.8%、増収ペースに比べ鈍い
- 株価は1年で51.4%上昇し高値警戒継続影響中
過去1年の株価上昇率は51.4%と高く、目先の利益確定売りが出やすい
- 外国株主比率8.45%と需給の厚みに欠ける継続影響弱
外国人持株比率は8.45%と低く、売買代金が膨らみにくい
- 車両リース台数
- ストック型収益の規模と成長性を示す。
- M&A実行額
- 成長戦略の進捗と財務リスクを測る。
- 中古車販売台数
- 小売需要の動向と市場競争の影響を把握。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり90円で、前期から+14.3%。いまの株価に対する利回りは3.33%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 36 | — | 40.3 |
| 2018年3月 | 36 | 0.0 | 34.4 |
| 2019年3月 | 40 | 11.1 | 33.0 |
| 2020年3月 | 46 | 15.0 | 40.3 |
| 2021年3月 | 40 | −13.0 | 50.5 |
| 2022年3月 | 46 | 15.0 | 72.1 |
| 2023年3月 | 50 | 8.7 | 46.4 |
| 2024年3月 | 60 | 20.0 | 52.4 |
| 2025年3月 | 70 | 16.7 | 38.5 |
| 2026年3月 | 80 | 14.3 | 44.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥90
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ10,729人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 53.9 | 57.1 | 59.2 | 50.1 | 51.7 | 52.2 |
| 金融機関 | 19.6 | 18.4 | 16.9 | 22.7 | 21.7 | 18.9 |
| 事業法人 | 16.8 | 17.1 | 17.1 | 17.0 | 16.7 | 17.2 |
| 外国法人 | 6.4 | 4.9 | 4.0 | 7.5 | 7.5 | 8.4 |
| 証券会社 | 3.3 | 2.4 | 2.8 | 2.6 | 2.4 | 3.3 |
| 自己株式 | 1.3 | 1.3 | 0.9 | 0.9 | 2.9 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 第一燃料株式会社 | 11.63 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.41 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.00 |
| 04 | 光通信KK投資事業有限責任組合無限責任組合員光通信株式会社 | 2.98 |
| 05 | 黒田 雅史 | 2.98 |
| 06 | 黒田 勝彦 | 2.92 |
| 07 | 黒田 和伸 | 2.37 |
| 08 | イチネン共栄会持株会 | 2.07 |
| 09 | 三井住友信託銀行株式会社 | 1.98 |
| 10 | 日本生命保険相互会社 | 1.91 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-12光通信株式会社新規の大量保有報告5.02%
- 2026-05-13第一燃料株式会社新規の大量保有報告11.62%+0.23pt
- 2026-05-13黒田 雅史新規の大量保有報告2.98%-8.41pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+254%、1株純資産は14期で+357%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 91 | 661 | 14.7 | 6.8 | 42.0 |
| 2014年3月 | 118 | 766 | 16.5 | 6.6 | 39.5 |
| 2015年3月 | 149 | 910 | 17.8 | 7.2 | 33.4 |
| 2016年3月 | 147 | 973 | 15.6 | 6.8 | 40.0 |
| 2017年3月 | 154 | 1,089 | 14.9 | 7.5 | 40.3 |
| 2018年3月 | 156 | 1,225 | 13.5 | 9.6 | 34.4 |
| 2019年3月 | 208 | 1,374 | 16.0 | 5.5 | 33.0 |
| 2020年3月 | 180 | 1,518 | 12.5 | 6.4 | 40.3 |
| 2021年3月 | 124 | 1,632 | 7.9 | 10.9 | 50.5 |
| 2022年3月 | 234 | 1,820 | 13.6 | 5.6 | 72.1 |
| 2023年3月 | 247 | 2,010 | 12.9 | 5.1 | 46.4 |
| 2024年3月 | 509 | 2,510 | 22.5 | 3.5 | 52.4 |
| 2025年3月 | 280 | 2,746 | 10.7 | 6.0 | 38.5 |
| 2026年3月 | 323 | 3,021 | 11.2 | 6.5 | 44.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額274百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 黒田雅史 | 代表取締役 社長 | 61 |
| 黒田勝彦 | 取締役 副社長 | 66 |
| 村中正 | 取締役 グループ管理本部長 CSR担当 | 61 |
| 井本久子 | 取締役 総合企画部長兼 グループ事業開発 室長 | 54 |
| 木村平八 | 取締役 | 62 |
| 廣冨靖以 | 取締役 | 72 |
| 川村群太郎 | 取締役 | 81 |
| 常陰均 | 取締役 | 72 |
| 下村信江 | 取締役 | 58 |
| 宮口亜希 | 取締役 | 59 |
| 足立広志 | 常勤監査役 | 65 |
| 青山俊治 | 常勤監査役 | 62 |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 奥田雅輝 | 常勤監査役 | 61 |
| 中川一之 | 監査役 | 69 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 133 | 53 | 2 | 189 | 32 |
| 社外取締役 | 8 | 71 | — | — | 71 | 9 |
| 監査役 | 1 | 14 | — | — | 14 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,771字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,696字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,934字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,760字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第64期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-16
- 半期報告書半期報告書-第64期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第63期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-17
- 半期報告書半期報告書-第63期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-18
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第62期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第61期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-20
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