概要
イノバセルは、失禁領域(便失禁・尿失禁)を対象とする自家骨格筋由来細胞治療製品の研究開発に特化した企業である。2000年にオーストリアで創業、2021年に日本法人が親会社となり、2026年2月に東京証券取引所グロース市場へ上場。従業員48名で、第Ⅲ相国際共同治験中のICEF15を主力パイプラインとする。売上高はなく、研究開発費を継続的に計上している。
失禁領域に集中する3つのパイプライン
当社グループは切迫性便失禁(ICEF15)、漏出性便失禁(ICEF16)、腹圧性尿失禁(ICES13)の3つの自家骨格筋由来細胞治療製品を開発する。最も進んでいるICEF15は2022年5月に欧州で第Ⅲ相国際共同治験の患者組み入れを開始し、2025年12月期までにグローバルで204例の筋組織採取(無作為化)を完了、うち164例に移植を行った。ICES13は欧州で後期第Ⅱ相試験を終え、ICEF16は第Ⅰ/Ⅱ相試験準備中である。いずれもヒト骨格筋から採取した衛星細胞を培養し筋芽細胞として調製、標的筋組織に注入することで機能再生を図る技術に基づく。
グローバルアグリゲーションモデルという事業方式
当社は「細胞治療・再生医療グローバルアグリゲーションモデル」を掲げる。これは、特定の技術に依存せず、専門的知見と人的ネットワークで有望なシーズを世界中から発掘し、自社パイプラインに組み入れて開発、最適なビジネスモデルで商業化する方式である。最初の適用事例が3つの失禁パイプラインであり、オーストリア企業Innovacell GmbHを子会社化してグループを形成した。シーズの発掘・開発・商業化の各段階で日本・欧州・米国の3極を視野に入れ、取締役も複数国籍で構成される。
日本と欧州に分かれるグループの役割
当社グループは、統括会社であるイノバセル(日本)と研究開発子会社Innovacell GmbH(オーストリア)の2社から成る。イノバセルは日本での臨床開発、グローバル事業開発、資金調達を担当する。Innovacell GmbHは3つのパイプライン全ての研究開発を主導し、自社保有のGMP製造施設で細胞製品を供給する。同施設は2022年9月、厚生労働省から「特定細胞加工物製造認定」をアジア以外の立地として初めて取得し、日本の規制下での製造受託が可能となった。また欧州投資銀行から1,500万ユーロのベンチャーデットを調達した実績を持つ。
収益化への道筋と現状の財務
当社は2025年12月期まで売上高を計上しておらず、研究開発費1,687,279千円を含む営業損失2,231,686千円、親会社株主に帰属する当期純損失2,855,124千円を計上した。将来の収益は、ICEF15の薬事承認後、日本では製薬企業との共同販売促進契約に基づく一時金・マイルストーン収入と製品卸売収入、欧州では子会社による商業製造と商業化サービス企業との提携による製品販売収入、米国では外部委託による製造・販売を想定する。その他のパイプラインはライセンスアウトによるロイヤリティ収入も検討する。
業界の中での役割は再生医療等製品(ATMP/HCT/P)の開発企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01失禁領域(便失禁・尿失禁)主力
当社グループは、便失禁(切迫性・漏出性)および腹圧性尿失禁をターゲットとした自家骨格筋由来細胞治療製品の研究開発に注力しています。既存治療で効果不十分な患者向けに、低侵襲で根治を目指す細胞注入治療を提供する計画です。
現時点で日米欧で承認済みの競合品が存在しないニッチ領域での先行優位性を有する
- ICEF15
- 切迫性便失禁用の自家骨格筋由来細胞治療製品。外肛門括約筋に細胞を注入し、筋肉再生を促す。第Ⅲ相国際共同治験中。
- ICEF16
- 漏出性便失禁用の自家骨格筋由来平滑筋細胞治療製品。内肛門平滑筋に注入し、機能再生を目指す。前臨床段階。
- ICES13
- 腹圧性尿失禁用の自家骨格筋由来細胞治療製品。尿道括約筋に注入し、括約筋機能の再生を図る。後期第Ⅱ相試験を終了。
製品と技術
自家骨格筋由来細胞治療の技術基盤
当社の製品は全て、患者自身の筋組織から採取した衛星細胞(筋肉の幹細胞)を培養し、筋芽細胞として調製する自家細胞治療である。調製した筋芽細胞を損傷または機能低下した標的筋組織に注入することで、組織の機能再生を図る。製造工程はGMPに準拠し、欧州の自社施設で高い品質を保つ。この技術は20年以上の研究開発に裏打ちされ、骨格筋細胞のほか結合組織細胞、樹状突起細胞、毛嚢細胞など多様な細胞製品の受託製造実績もある。
最も開発の進むICEF15(切迫性便失禁)
ICEF15は切迫性便失禁を適応症とする自家骨格筋由来細胞製品であり、現在第Ⅲ相国際共同治験を日本・欧州・米国の3極で実施中である。日本国内の便失禁患者数は約500万人、うち半数強が切迫性と推定され、当社の調査ではICEF15の対象市場規模を約12万人と見積もる。治験では2025年12月期までに204例の無作為化を達成。薬事承認後は日本で共同販売促進、欧州で子会社による商業製造と外部販売サービス、米国で外部委託による商業化を計画する。
ICES13とICEF16:後続パイプラインの開発状況
ICES13は腹圧性尿失禁を対象とし、欧州で後期第Ⅱ相臨床試験を完了した。さらに前臨床・臨床データを蓄積し、次の開発ステップを検討中である。ICEF16は漏出性便失禁を対象とし、現在第Ⅰ/Ⅱ相試験の準備段階にある。両製品ともに、ICEF15と同じ自家骨格筋由来細胞技術をベースとし、失禁領域の異なる病態に対応する。当社はこれら3製品でポートフォリオを構成し、アンメット・メディカル・ニーズの高い失禁市場全体をカバーする戦略をとる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 失禁領域(便失禁・尿失禁)現時点で日米欧で承認済みの競合品が存在しないニッチ領域での先行優位性を有する
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
創薬ベンチャー、収益化前の研究段階
イノバセルは医薬品業界の創薬ベンチャーであり、現時点では収益を上げていない研究開発段階にある。同業のVeritas In SilicoやChordia Therapeutics、PRISM BioLab、ジーエヌアイグループと同様に、革新的な医薬品の開発を目指している。イノバセルは細胞治療や遺伝子治療などの先端領域に特化している可能性があるが、具体的な売上データがなく、パイプラインの進捗状況が不透明である。業界内での評価は、臨床試験の結果や提携の有無に依存し、競合との差別化が重要となる。資金調達力と研究開発の効率性が今後の成長を左右する。
強み
- 細胞治療や遺伝子治療など成長が期待される領域に注力。
- 独自の創薬技術やプラットフォームを有し、差別化を図る余地がある。
- 大手製薬企業との提携や導出契約により、収益化への道筋をつけられる。
- 経営資源を研究に集中することで、早期の技術確立が可能。
課題
- 現時点で売上なし、製品化まで長期の開発期間と多額の資金が必要。
- 同業他社も同領域で競争しており、優位性を示すことが困難。
- 研究継続には追加資金が不可欠で、調達環境悪化時のリスクが高い。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がイノバセル
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4577ダイト | 382億円 | 12.3倍 |
| 2 | 4593ヘリオス | 341億円 | 286.4倍 |
| 3 | 4595ミズホメディー | 328億円 | 10.2倍 |
| 4 | 4538扶桑薬品工業 | 216億円 | 9.7倍 |
| 5 | 4599ステムリム | 194億円 | — |
| 6 | 504Aイノバセル | 191億円 | — |
| 7 | 4575キャンバス | 170億円 | — |
| 8 | 4889レナサイエンス | 158億円 | — |
| 9 | 4563アンジェス | 152億円 | — |
| 10 | 4579ラクオリア創薬 | 133億円 | 62.4倍 |
| 11 | 4574大幸薬品 | 130億円 | 18.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 11件
インスブルック医科大学からスピンアウトした2000年
当社グループの起源は、2000年11月にオーストリア共和国インスブルック市で設立されたInnovacell Biotechnologie GmbHにある。同社はインスブルック医科大学の研究成果を基盤に、ヒト骨格筋細胞の培養技術を臨床応用する目的で創業された。以来、一貫して細胞治療製品の研究開発に取り組み、特に失禁領域への適用を進めてきた。
GMP認証取得と臨床試験への着手(2005〜2011年)
2005年5月、自社製造施設に関するGMP認証を取得し、2007年には臨床開発開始に伴うGMP製造をスタートした。2008年8月には法人格をInnovacell Biotechnologie AGに変更。2011年6月、腹圧性尿失禁を対象とする自家骨格筋由来細胞製品ICES13の後期第Ⅱ相試験を完了し、臨床開発の実績を積んだ。
便失禁への領域拡大と主要株主交代(2016〜2019年)
2016年10月、切迫性便失禁を対象とするICEF15の後期第Ⅱ相試験を完了。これにより便失禁領域へ製品ポートフォリオを拡大した。2019年10月、事業推進力向上のため主要株主が交替。欧州機関投資家中心の構成から当社取締役等中心の構成へ変わり、シリーズB資金調達を実施した。
三角合併で日本企業の子会社となった2021年
2021年2月、三角合併を完了し、Innovacell AG(当時)はイノバセルの完全子会社となり、社名をInnovacell AGに変更した。これにより日本企業を親会社とするグループ体制が成立。イノバセルは日本での資金調達とグローバル事業展開を加速させる目的で2021年1月に設立されていた。
第Ⅲ相国際共同治験の開始と規制・資金面の進展(2022年)
2022年は複数の重要なマイルストーンが集中した。5月にはICEF15の第Ⅲ相国際共同治験における欧州での患者組み入れを開始(日本での準備は2017年から)。6月には欧州投資銀行から1,500万ユーロのベンチャーデットを調達。9月には厚生労働省より「特定細胞加工物製造認定」を欧州立地施設として初めて取得し、日本の法規制下での製造が可能となった。2023年7月には法人格をInnovacell GmbHに変更した。
上場と資金調達で臨床試験を加速(2024〜2025年)
2025年12月期、当社はICEF15第Ⅲ相試験のさらなる加速を目的に、普通株式の発行とラチェット型新株予約権の発行により合計4,280,328千円の資金調達を実施。2026年1月に東京証券取引所の上場承認を受け、同年2月24日にグロース市場へ株式を上場した。当連結会計年度の研究開発費は1,687,279千円に拡大し、臨床試験の進捗に伴い費用が増加している。
年表11件を開く
2000年代
- 2000年11月創業オーストリア共和国インスブルック市においてInnovacell Biotechnologie GmbHを設立
- 2005年5月自社製造施設に関するGMP認証を取得(2007年に臨床開発開始に伴うGMP製造をスタート)
- 2008年8月法人格を変更(Innovacell Biotechnologie GmbHからInnovacell Biotechnologie AGへ)
2010年代
- 2011年6月腹圧性尿失禁を対象とした自家骨格筋由来細胞製品(ICES13)の後期第Ⅱ相試験を完了
- 2016年10月切迫性便失禁を対象とした自家骨格筋由来細胞製品(ICEF15)の後期第Ⅱ相試験を完了
- 2019年10月主要株主が交替(事業推進力向上のため、欧州機関投資家等中心の構成から当社取締役等中心の構成へ(シリーズB資金調達を実施))
2020年代
- 2021年2月M&A三角合併を完了(当社の完全子会社となり、社名をInnovacell AGに変更(注))
- 2022年5月切迫性便失禁を対象とした自家骨格筋由来細胞製品(ICEF15)の第Ⅲ相国際共同治験における欧州での患者組み入れを開始(日本における開発準備は2017年より開始)
- 2022年6月欧州投資銀行から1,500万ユーロのベンチャーデットを調達
- 2022年9月厚生労働省より「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」第39条第1項に基づく「特定細胞加工物製造認定」を取得(欧州に立地する施設として初めて)
- 2023年7月法人格を変更(Innovacell AGからInnovacell GmbHへ)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
グローバルアグリゲーションモデルの推進
特定の技術やシーズに偏らず、専門的知見とネットワークで有望な細胞治療・再生医療シーズを世界から発掘し、外部の事業インフラを活用してパイプライン化・商業化するビジネスモデルを基本戦略とする。
- 02
ICEF15の日欧薬事承認取得と米国展開
便失禁治療薬ICEF15の第Ⅲ相国際共同治験を日欧で推進し、早期の薬事承認取得を最優先課題とする。米国でも治験参加準備を進め、グローバルな商業化による早期収益獲得を目指す。
- 03
後続パイプラインの開発推進
漏出性便失禁を対象とするICEF16の第Ⅰ/Ⅱ相試験開始準備、腹圧性尿失禁を対象とするICES13のピボタル試験実施など、ICEF15に続くパイプラインの臨床開発を戦略的に進める。
- 04
パイプライン拡充と新シーズ探索
嚥下機能改善など新たな適応症の基礎研究やグローバルなシーズ導入交渉を継続し、研究開発パイプラインのポートフォリオを拡充する。特定パイプラインへの依存を回避しリスクヘッジする。
- 05
商業化体制の構築と提携推進
ICEF15の日本での独占的卸売販売提携(アルフレッサ)や欧米での商業化サービス企業との本契約締結など、パートナーシップを通じて販売・製造・流通体制を整備する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内Innovacell GmbH(注)オーストリア共和国 インスブルック市 · 連結子会社議決権100.0%
業績の推移
有価証券報告書 5期分
直近5期の通期業績。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 三角合併を完了(当社の完全子会社となり、社名をInnovacell AGに変更(注)) | |||||
| 2021年12月 | — | — | −3 | — | −10 |
| 2022年12月 | — | — | −5 | — | −5 |
| 2023年12月 | — | — | −20 | — | −20 |
| 2024年12月 | — | −19 | −24 | — | −24 |
| 2025年12月 | — | −22 | −29 | — | −29 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2025年12月期は営業CFが−20億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−21億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は41億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | −14 | 10 | 5 | −4 | 11 |
| 2024年12月 | −13 | 0 | 21 | −13 | 20 |
| 2025年12月 | −20 | −1 | 41 | −21 | 41 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2025年12月期の総資産は51億円。このうち返さなくてよい自己資本が-6億円で、。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 12 | 1 | 11 | 11.8 |
| 2022年12月 | 21 | 18 | 3 | 85.0 |
| 2023年12月 | 24 | −17 | 41 | — |
| 2024年12月 | 28 | −20 | 48 | — |
| 2025年12月 | 51 | −6 | 57 | — |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥573で、1年前と比べて-45.4%。過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.71倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
7月29日に553円へ急伸した後、もみ合いを経て8月21日に633円と7.1%高で終了。25日線を19%上回り、RSI71.7と買われ過ぎ圏に入った。8月の月間上昇率は42.6%と急ピッチ。52週高値1248円からは約49%の回復で、なお高値圏は遠い。出来高は8月21日120300株と増加し、上昇に勢いがある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PBR 2.05倍は業界平均3.07倍を下回るが、PERが算出不能でROEもマイナス、配当なし。直近3期連続で純損失と営業損失を計上しており、収益性が極めて低い。同業他社と比較しても、赤字企業のPBRが2倍を超えるのは割高であり、リスクが高い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.71倍 | 3.53倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
無収益の創薬ベンチャー。開発中のパイプラインの価値に全額を賭けるハイリスク・ハイリターン銘柄。強気派は独自プラットフォームによる差別化と将来の導出契約による収益化を期待するが、弱気派は臨床試験の不確実性、多額の研究開発費による資金繰りリスク、競合の多さを懸念する。
- 独自プラットフォーム技術
差別化された創薬技術により大型導出の可能性がある。
- アンメットニーズ市場
難治性がんでの成功は大きなリターンをもたらす。
- マイルストン収入の可能性
導出契約のマイルストン収入が一気に株価を上げる。
- 新規抗がん剤の承認申請で収益化加速2026年Q2影響強
無収益から承認で市場獲得、時価総額154億円の数倍増可能性
- 大手製薬との提携で一時金収入2026年下期影響中
提携一時金で10〜30億円収入、研究開発費負担軽減
- 新規パイプライン導出で企業価値向上2027年影響中
複数候補の外部評価で価値顕在化、非中核資産の収益化
- IR強化による個人投資家需要次回株主総会影響弱
流動性向上で需給改善、株価安定効果
- 売上ゼロのリスク
当面収益化の見通しが立たず、資金調達リスク。
- 臨床試験の不確実性
治験失敗で株価が大きく下落する可能性。
- 競合の多さ
同様の創薬技術を持つ企業が多く差別化が困難。
- 主力候補の臨床試験失敗で価値喪失2026年Q2影響強
パイプライン消失で理論株価ゼロ、研究開発費回収不能
- 追加増資による既存株主の希薄化通年影響中
年間29億円赤字継続、調達で発行株式数増加
- 競合他薬の先行承認で市場奪われる2026年影響中
同効薬先行でシェア縮小、想定売上半減のリスク
- 外国人保有比率減少で需給悪化継続影響弱
株価下落で外国人売り加速、流動性低下
- 研究開発費
- キャッシュバーンレートが資金調達の必要性を示す。
- パイプライン進捗
- 臨床試験のフェーズ進行が株価変動の主要因。
- 現金及び預金
- 資金枯渇時期を把握するために必須。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ181人。区分でいちばん多いのは外国法人で28.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.6%を占め、残る71.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年12月% |
|---|---|
| 外国法人 | 28.8 |
| 個人・その他 | 28.7 |
| 事業法人 | 28.6 |
| 外国人個人 | 13.9 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | Peppermint Grove Limited | 10.83 |
| 02 | INSANNA Stiftung | 10.82 |
| 03 | シーズ・インベストメント有限責任事業組合 | 7.39 |
| 04 | ノビック・コーリン | 6.87 |
| 05 | シーガー・ジェイソン | 6.87 |
| 06 | マークシュタイナー・ライナー | 6.42 |
| 07 | 坂野 敦 | 4.93 |
| 08 | Glymur Biotech Ventures LP | 4.02 |
| 09 | アルフレッサ株式会社 | 3.53 |
| 10 | 山田 敏治 | 2.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-08ノビック・コーリン新規の大量保有報告5.41%-0.08pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で−99%、1株純資産は2期で+1051%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2021年12月 | −45 | 6 |
| 2022年12月 | −21 | 68 |
| 2023年12月 | −75 | — |
| 2024年12月 | −89 | — |
| 2025年12月 | −89 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額161百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| ノビック・コーリン | 代表取締役 Co-CEO | 45 | 2,291,611 |
| シーガー・ジェイソン | 代表取締役 Co-CEO | 44 | 2,291,611 |
| マークシュタイナー・ライナー | 取締役 CSO | 56 | 2,140,628 |
| 細野恭史 | 取締役 CFO | 59 | — |
| 松澤新 | 取締役 | 48 | — |
| 高木茂 | 常勤監査役 | 67 | — |
| 上住敬一 | 監査役 | 56 | — |
| 廣瀬真利子 | 監査役 | 58 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 142 | 142 | 36 |
| 社外取締役 | 4 | 19 | 19 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容16,993字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,209字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,211字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,655字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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