概要
ステムリムは、2006年に大阪大学の研究成果を基に設立された再生誘導医薬開発企業である。体内の幹細胞を活性化する独自の作用機序による医薬品を研究開発する。主要パイプラインはレダセムチドで、表皮水疱症や脳梗塞などを対象に臨床試験を進める。上場は2019年、従業員数45名。
ライセンスによる収益モデル
当社は再生誘導医薬®の研究開発に特化し、自社での製造販売は行わない。収入は製薬企業への導出契約に依存する。代表的パートナーは塩野義製薬で、2014年にレダセムチドのライセンス契約を締結した。契約一時金、開発マイルストーン、上市後のロイヤリティを得る。2020年6月には適応拡大に関する追加契約を結んだ。売上高は年ごとに変動し、2023年7月期は24億円(主にマイルストーン収入)、純利益2億円の黒字となった。一方、研究開発費がかさみ2025年7月期は営業損失20億円の見込みである。
レダセムチドの臨床開発状況
レダセムチドは、HMGB1蛋白の一部から創製されたペプチド医薬である。栄養障害型表皮水疱症では第Ⅱ相試験で全9例に有意な改善を確認し、2025年7月に追加第Ⅱ相試験の最終症例投与を完了した。脳梗塞では2019年に塩野義製薬が第Ⅱ相試験を開始、2021年に終了。2023年4月から日本・米国で、同年7月から欧州・中国でグローバル後期第Ⅱ相試験を開始した。慢性肝疾患は新潟大学、変形性膝関節症は弘前大学がそれぞれ医師主導治験を実施中。2023年5月には表皮水疱症で希少疾病用医薬品に指定された。
財務状況と研究開発投資
売上高はマイルストーン収入により年ごとに大きく変動する。2015年7月期3億円、2016年7月期6億円、2019年7月期1億円、2020年7月期21億円、2022年7月期0円、2023年7月期24億円と不安定である。利益面では2016年7月期に純利益2億円を計上したが、その後赤字の年が多く、2025年7月期は営業損失20億円、純損失19億円の見込み。従業員数は45名。研究開発拠点として大阪大学・テクノアライアンス棟内に再生誘導医学協働研究所(床面積1,540㎡)を持つ。
産学連携と事業提携
創業以来、大阪大学との共同研究を継続し、2014年には同大学の早期探索的臨床試験拠点と連携した。2020年6月には大阪大学・テクノアライアンス棟に再生誘導医学協働研究所を開設。塩野義製薬とは2010年の共同研究から始まり、2014年にライセンス契約、2020年に適応拡大契約を締結。2024年12月にはAMEDの再生・細胞医療・遺伝子治療産業化促進事業に採択された。その他、弘前大学(変形性膝関節症)、新潟大学(慢性肝疾患)とも医師主導治験で協力している。
業界の中での役割は創薬ベンチャー(再生誘導医薬の研究開発、ライセンス供与)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01製薬業界主力
再生誘導医薬のシーズを研究開発し、製薬企業へライセンスアウトするビジネスモデル。契約一時金、マイルストーン収入、ロイヤリティ収入などを得る。
再生誘導医薬®は当社の登録商標
主要顧客塩野義製薬株式会社
- レダセムチド
- HMGB1ペプチドを有効成分とする再生誘導医薬。静脈注射により骨髄の間葉系幹細胞を動員し、損傷組織の再生を促進する。
- TRIM3, TRIM4
- 新規に開発したペプチドで、レダセムチドと同様に間葉系幹細胞を血中動員する作用を持つ。
- TRIM5
- 局所投与型のペプチド。損傷組織周囲に投与し、間葉系幹細胞を効率的に集積させる。
- SR-GT1
- 患者自身の幹細胞に遺伝子編集を施して戻す、遺伝子治療と細胞治療のハイブリッド型製品。
製品と技術
再生誘導医薬®の作用機序
再生誘導医薬®は、生きた細胞を使用せずに患者自身の体内で組織再生を誘導する。静脈注射されたレダセムチド(HMGB1ペプチド)が骨髄内の間葉系幹細胞を刺激し、血中に放出。幹細胞は損傷組織から放出されるケモカインSDF-1αを目印に患部に集積し、抗炎症・抗線維化作用を発揮後、組織に応じた細胞に分化して機能的な再生を促進する。細胞培養が不要なため品質管理が容易で、急性期治療への適用も可能である。
レダセムチドの主な適応症と開発段階
レダセムチドは複数の適応症で臨床試験が進む。栄養障害型表皮水疱症:第Ⅱ相試験で有効性・安全性を確認、2022年7月から追加第Ⅱ相試験を実施中。脳梗塞:グローバル後期第Ⅱ相試験を日本・米国・欧州・中国で展開。慢性肝疾患:新潟大学が医師主導治験(第Ⅱ相)を実施、2023年4月終了。変形性膝関節症:弘前大学が医師主導治験(第Ⅱ相)を実施中。虚血性心筋症:2024年3月から医師主導治験(第Ⅱ相)を開始。表皮水疱症は希少疾病用医薬品指定済み。
次世代パイプラインと基盤技術
レダセムチドに続く第二世代の再生誘導医薬®としてTRIM3、TRIM4の非臨床開発を進めており、ライセンスアウト活動も開始している。また、間葉系幹細胞を標的とした遺伝子治療技術の開発や、単一細胞レベルの遺伝子発現解析・網羅的遺伝子構造解析技術を保有し、創薬の成功率向上に活用している。これらの技術は大阪大学との共同研究により構築され、国内外のアカデミアや製薬企業との共有も視野に入れている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 製薬業界再生誘導医薬®は当社の登録商標
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
再生医療ベンチャー、売上未確立段階
iPS細胞関連の研究開発を行うバイオベンチャー。売上高は24億円(2023年7月期)と小規模で、研究段階の企業が多い業界内では未だ商業化途上。同業のジーエヌアイグループやVeritas In Silicoと比較しても、売上実績は限定的。直近3期間の営業損益が非開示であり、収益性の評価が困難。将来のパイプライン進捗が焦点となる。
強み
- iPS細胞分野に特化し、再生医療の進展で需要拡大が期待。
- パイプラインの進捗次第で大型提携・導出が可能な可能性。
- 売上規模が小さく、固定費負担が限られるためリスク管理しやすい。
- バリュエーションが低位であり、成長期待を織り込みやすい。
課題
- 売上高が低水準で、商業化の見通しが立っていない。
- 営業利益が非開示だが、研究段階で損失継続の可能性大。
- 研究開発費捻出のため追加資金調達が必要で、希薄化懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がステムリム
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4548生化学工業 | 401億円 | 26.2倍 |
| 2 | 4577ダイト | 382億円 | 12.3倍 |
| 3 | 4593ヘリオス | 341億円 | 286.4倍 |
| 4 | 4595ミズホメディー | 328億円 | 10.2倍 |
| 5 | 4538扶桑薬品工業 | 216億円 | 9.7倍 |
| 6 | 4599ステムリム | 194億円 | — |
| 7 | 504Aイノバセル | 191億円 | — |
| 8 | 4575キャンバス | 170億円 | — |
| 9 | 4889レナサイエンス | 158億円 | — |
| 10 | 4563アンジェス | 152億円 | — |
| 11 | 4579ラクオリア創薬 | 133億円 | 62.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
大阪大学の研究成果を基に2006年に創業
2006年10月、大阪大学大学院医学系研究科の玉井克人教授らが同定した骨髄多能性幹細胞動員因子を医薬品として開発する目的で会社設立。2007年4月に大阪大学との共同研究を開始。2010年4月に本社を彩都バイオインキュベータ(大阪府茨木市)に移転し、彩都ラボを開設。同年4月には塩野義製薬と骨髄由来幹細胞動員因子に関する共同研究契約を締結した。
特許取得と国からの研究助成で基礎を固めた2011~2014年
2011年11月にはJST A-STEPに採択。2012年6月に神戸ラボを開設し薬効試験体制を強化。2013年7月に彩都ラボを増床し自社動物飼育施設を開設、神戸ラボ機能を吸収。2013年12月に再びJST A-STEPに採択。2014年4月には大阪大学最先端医療イノベーションセンターの共同研究プロジェクトに採択。2014年5月にNEDOのイノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択。同年11月に塩野義製薬とレダセムチドに関するライセンス契約を締結した。
臨床試験開始と上場への道(2015~2019年)
2015年8月に大阪大学でレダセムチドの医師主導治験(第Ⅰ相)開始。2017年3月に第Ⅰ相試験終了。2017年12月に表皮水疱症を対象とした第Ⅱ相医師主導治験開始。2018年7月に株式会社ステムリムに社名変更。2019年4月に塩野義製薬が脳梗塞を対象とした企業治験(第Ⅱ相)開始。2019年8月に東京証券取引所マザーズに株式を上場した。
適応拡大とグローバル臨床試験(2020~2023年)
2020年6月、塩野義製薬とレダセムチドの適応拡大(変形性膝関節症、慢性肝疾患、心筋症)に関する新契約を締結。同年11月に弘前大学と新潟大学でそれぞれ医師主導治験開始。2021年12月に脳梗塞の企業治験終了。2022年4月に市場区分をグロースに変更。2022年7月に表皮水疱症の追加第Ⅱ相試験開始。2023年4月に慢性肝疾患の医師主導治験終了。同月、日本・米国で脳梗塞のグローバル後期第Ⅱ相試験開始、7月には欧州・中国でも開始した。
新たな治験とAMED採択(2023~2024年)
2023年4月に慢性肝疾患の医師主導治験が終了。2024年3月には虚血性心筋症を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相)を開始した。2024年12月、AMEDの令和6年度再生・細胞医療・遺伝子治療産業化促進事業に採択。2025年7月には表皮水疱症追加第Ⅱ相試験の最終症例投与が完了し、承認申請に向けた準備を進めている。
年表30件を開く
2000年代
- 2006年10月創業国立大学法人大阪大学 大学院医学系研究科の玉井克人教授らが同定した骨髄多能性幹細胞動員因子を医薬品として開発することを目的に会社設立。
- 2007年4月大阪大学との共同研究を開始。以後、研究成果の知財化を進め、これまでに多数の特許を取得。
2010年代
- 2010年4月本社を彩都バイオインキュベータ(大阪府茨木市)に移転。彩都ラボ開設。塩野義製薬株式会社と骨髄由来幹細胞動員因子に関する共同研究契約締結。(注)1
- 2011年11月独立行政法人 科学技術振興機構(JST)A-STEP本格研究開発シーズ育成タイプに採択。
- 2012年6月神戸ポートアイランド内に神戸ラボ(兵庫県神戸市)を開設。疾患モデル動物を用いた薬効試験の実施体制を強化。
- 2013年7月彩都バイオインキュベータ内のラボを増床。加えて自社の動物飼育/実験施設を開設し、神戸ラボの機能を吸収。
- 2013年12月独立行政法人 科学技術振興機構(JST)A-STEP本格研究開発シーズ育成タイプに採択。大阪大学の早期探索的臨床試験拠点整備事業と連携し、医師主導治験を支援。
- 2014年4月大阪大学最先端医療イノベーションセンターの共同研究プロジェクトに採択(テーマは「体内再生誘導医薬開発のための非臨床試験及び新規候補物質の探索」)。大阪大学ラボ開設。
- 2014年5月独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)2013年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択。
- 2014年11月塩野義製薬とレダセムチド(HMGB1ペプチド)に関するライセンス契約締結。(注)2
- 2015年8月大阪大学にてレダセムチドに関する医師主導治験開始。
- 2017年3月レダセムチドに関する表皮水疱症を対象とした医師主導治験(第Ⅰ相試験)終了。
- 2017年8月中小企業庁助成事業「戦略的基盤技術高度化支援事業」に採択。
- 2017年12月大阪大学においてレダセムチドに関する表皮水疱症を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)開始。
- 2018年7月商号変更株式会社ステムリム(StemRIM Inc.)に社名変更。
- 2019年4月塩野義製薬においてレダセムチドに関する脳梗塞を対象とした企業治験(第Ⅱ相試験)開始。
- 2019年8月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
2020年代
- 2020年4月レダセムチドに関する表皮水疱症を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)終了。
- 2020年6月大阪大学・テクノアライアンス棟に再生誘導医学協働研究所(床面積1,540㎡)を開設。
- 2020年6月塩野義製薬とレダセムチドの適応拡大(変形性膝関節症、慢性肝疾患、心筋症)に向けた新たな契約を締結。
- 2020年11月国立大学法人弘前大学においてレダセムチドに関する変形性膝関節症を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)開始。
- 2020年11月国立大学法人新潟大学においてレダセムチドに関する慢性肝疾患を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)開始。
- 2021年12月レダセムチドに関する急性期脳梗塞を対象とした企業治験(第Ⅱ相試験)終了。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しによりマザーズからグロースに市場区分を変更。
- 2022年7月レダセムチドに関する栄養障害型表皮水疱症を対象とした追加第Ⅱ相臨床試験開始。
- 2023年4月レダセムチドに関する慢性肝疾患を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)終了。
- 2023年4月日本及び米国においてレダセムチドに関する脳梗塞を対象とした医師主導治験(グローバル後期第Ⅱ相試験)開始。
- 2023年7月欧州及び中国においてレダセムチドに関する脳梗塞を対象とした医師主導治験(グローバル後期第Ⅱ相試験)開始。
- 2024年3月レダセムチドに関する虚血性心筋症を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)開始。
- 2024年12月国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)令和6年度 再生・細胞医療・遺伝子治療産業化促進事業に採択。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/7期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
既存導出案件の側面支援と新規導出
レダセムチドの導出先である塩野義製薬の臨床開発を支援し、さらなる適応症拡大を図る。また、新規再生誘導医薬®候補品の導出活動を促進し、新たな事業提携を目指す。
- 02
新規再生誘導医薬®の探索研究
既存品を補完する新たな薬効プロファイルを持つ再生誘導医薬®の開発を進める。疾患モデル動物での薬効確認や特許出願を実施し、パイプラインを充実させる。
- 03
間葉系幹細胞標的遺伝子治療の開発
再生誘導医薬®の知見を活用し、骨髄間葉系幹細胞を標的とした遺伝子治療技術を開発。特に遺伝性皮膚難病に対する低侵襲性根治的治療を研究する。
- 04
単一細胞解析技術に基づく創薬基盤の活用
大阪大学と共同で確立した単一細胞レベルの遺伝子発現・構造解析技術を内外の研究機関と共有し、創薬成功確率向上や安全性評価に貢献するとともに、新たな再生誘導医療®の開発を進める。
- 05
臨床応用の加速と研究助成金獲得・人材育成
蓄積した基礎・臨床データの相互評価により再生誘導医薬®の臨床応用を加速。公的研究助成金の積極的活用と優秀な研究人材の育成・獲得を課題とし、インセンティブ報酬制度も継続する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で45人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は687万円で、6期前と比べて+29.2%。平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は5.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年7月 | 532 | 39.3 | 3.5 | 21 | — |
| 2020年7月 | 561 | 37.4 | 2.5 | 34 | — |
| 2021年7月 | 604 | 37.5 | 2.7 | 46 | — |
| 2022年7月 | 667 | 38.4 | 3.7 | 44 | — |
| 2023年7月 | 578 | 39.0 | 4.4 | 44 | — |
| 2024年7月 | 604 | 40.3 | 5.1 | 44 | −4,773 |
| 2025年7月 | 687 | 40.6 | 5.2 | 45 | −4,444 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 補助金2,244万円平成31年度中小企業経営支援等対策費補助金(戦略的基盤技術高度化支援事業)「網羅的遺伝子解析技術を利用した細胞治療用間葉系幹細胞集積・採取技術および再生誘導医薬評価系の開発」【株式会社ステムリム】経済産業省 · 2019-04-01
- 補助金2,238万円平成31年度中小企業経営支援等対策費補助金(戦略的基盤技術高度化支援事業)「網羅的遺伝子解析技術を利用した細胞治療用間葉系幹細胞集積・採取技術および再生誘導医薬評価系の開発」【株式会社ステムリム】経済産業省 · 2019-04-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
四半期の推移
10期分
直近は2023年4Qで、売上は0億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年1Q | 2 | −3 | −150.0 | −3 |
| 2021年2Q | 0 | −5 | — | −5 |
| 2021年3Q | 0 | −5 | — | −5 |
| 2021年4Q | 12 | — | — | 7 |
| 2022年1Q | 0 | −5 | — | −5 |
| 2022年2Q | 0 | −5 | — | −5 |
| 2022年3Q | 0 | −5 | — | −5 |
| 2022年4Q | 0 | — | — | −4 |
| 2023年3Q | 24 | 18 | 75.0 | 18 |
| 2023年4Q | 0 | — | — | −6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
直近11期の通期業績。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年7月 | 3 | — | −1 | — | −1 |
| 2016年7月 | 6 | — | 2 | — | 2 |
| 2017年7月 | 3 | — | −2 | — | −1 |
| 株式会社ステムリム(StemRIM Inc.)に社名変更。 | |||||
| 2018年7月 | 2 | — | −3 | — | −3 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場。 | |||||
| 2019年7月 | 1 | — | −7 | — | −7 |
| 大阪大学・テクノアライアンス棟に再生誘導医学協働研究所(床面積1,540㎡)を開設。 | |||||
| 2020年7月 | 21 | — | 4 | — | 3 |
| 2021年7月 | 14 | — | −6 | — | −6 |
| 2022年7月 | 0 | — | −20 | — | −19 |
| 2023年7月 | 24 | — | 1 | — | 2 |
| 2024年7月 | — | −21 | −21 | — | −20 |
| 2025年7月 | — | −20 | −20 | — | −19 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2025年7月期は営業CFが−14億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−14億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は70億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年7月 | −3 | 0 | — | −3 | 9 |
| 2018年7月 | −3 | — | 12 | — | 18 |
| 2019年7月 | −8 | 0 | 14 | −8 | 25 |
| 2020年7月 | 6 | −2 | 78 | 4 | 107 |
| 2021年7月 | −5 | −1 | 1 | −6 | 102 |
| 2022年7月 | −14 | 0 | 1 | −14 | 89 |
| 2023年7月 | 11 | 0 | 2 | 11 | 102 |
| 2024年7月 | −19 | 0 | 1 | −19 | 84 |
| 2025年7月 | −14 | 0 | 0 | −14 | 70 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2025年7月期の総資産は75億円。このうち返さなくてよい自己資本が73億円で、自己資本比率は78.0%(業種中央値69.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2015年7月 | 10 | 9 | 1 | 92.5 |
| 2016年7月 | 13 | 11 | 2 | 88.7 |
| 2017年7月 | 10 | 10 | 0 | 95.0 |
| 2018年7月 | 19 | 19 | 0 | 97.3 |
| 2019年7月 | 27 | 26 | 1 | 96.5 |
| 2020年7月 | 113 | 109 | 4 | 95.5 |
| 2021年7月 | 109 | 107 | 2 | 94.4 |
| 2022年7月 | 96 | 94 | 2 | 88.7 |
| 2023年7月 | 107 | 104 | 3 | 85.9 |
| 2024年7月 | 91 | 89 | 2 | 83.4 |
| 2025年7月 | 75 | 73 | 2 | 78.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中29位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥313で、1年前と比べて-1.3%。過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 3.20倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1日で+5.21%と上昇し、343円。1ヶ月で+14.33%と上昇基調。25日線(302.6円)を約13%上回り、75日線(300.08円)も上回る。52週高値344円に接近。出来高は直近56万株と増加、強い買い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PERは赤字のため算定不能、PBRは3.06倍と業界平均3.07倍と同水準だが、ROEは1.9%と低く、直近2期連続で営業赤字・純赤字。無配。業績悪化が続き、適正なバリュエーション評価が困難。PBRのみで見れば平均並みだが、収益力の著しい低下を考慮し割高と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 3.20倍 | 3.53倍 |
| ROE | 1.9% | 6.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
パイプラインの進捗と資金繰りが主要な投資論点。強気派は、再生医療の成長性と同社の技術ポテンシャルに着目し、いずれ大型製品が生まれる可能性を評価。弱気派は、収益化のメドが立たず、継続的な赤字と資金調達リスクを指摘。市場からは売上高がない中で、今後の臨床試験結果や提携などのニュースが株価を左右する。
- 再生医療の将来性
iPS細胞技術は長期的に大きな市場が期待される。
- 技術プラットフォーム
特許や独自技術が将来の収益源となり得る。
- 売上無視の成長評価
現状売上は小さいが、パイプライン価値に注目。
- 再生医療製品の臨床試験進展2025年後半影響強
幹細胞治療の中間解析で有効性確認、株価急騰の可能性
- 大手製薬との提携発表不定影響強
導出契約締結で一時金収入数十億円、赤字解消に寄与
- 研究開発費の効率化による損失縮小2025年影響中
2025年7月期営業損失20億円から改善、キャッシュバーン減少
- 株主優待制度の導入次回株主総会影響弱
個人投資家の買い増し期待、需給改善
- 収益化の不確実性
上市製品がなく、将来の売上見通しが不透明。
- 赤字継続と資金リスク
各期赤字で、資金調達が必要な可能性。
- バリュエーション割高
PBR3倍台だが、利益が出ていないため実質的な評価は高い。
- 資金調達リスク(増資懸念)2025年影響強
現預金減少で増資実施、1株当たり価値希薄化
- 臨床試験失敗のリスク2025年影響強
治験中止で株価急落、再生医療パイプラインの価値消失
- 競合技術の先行による劣後継続影響中
他社のiPS細胞治療が先行、市場シェア獲得に出遅れ
- 赤字継続による上場維持リスク2026年影響弱
赤字3期連続で整理銘柄指定の可能性、投資家離れ
- 研究開発費
- パイプラインへの投資状況を把握。
- 現金及び預金
- 資金繰りの余裕と調達リスクを評価。
- 提携・導出ニュース
- 収益化への進捗を測る重要イベント。
株主
有価証券報告書より
2025年7月期末の株主数は延べ20,537人。区分でいちばん多いのは個人・その他で84.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.9%を占め、残る87.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年7月% | 2021年7月% | 2022年7月% | 2023年7月% | 2024年7月% | 2025年7月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 71.9 | 75.3 | 80.8 | 76.8 | 84.0 | 84.5 |
| 事業法人 | 15.7 | 14.5 | 7.3 | 7.0 | 8.7 | 12.9 |
| 証券会社 | 2.8 | 1.4 | 2.1 | 5.0 | 1.6 | 1.6 |
| 外国法人 | 2.3 | 2.0 | 2.8 | 4.3 | 0.6 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.4 | 0.4 |
| 金融機関 | 7.1 | 6.5 | 6.8 | 6.7 | 4.7 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 玉井 克人 | 15.86 |
| 02 | 玉井 佳子 | 8.69 |
| 03 | 冨田 憲介 | 8.07 |
| 04 | 塩野義製薬株式会社 | 7.48 |
| 05 | 五味 大輔 | 5.69 |
| 06 | 山﨑 尊彦 | 3.88 |
| 07 | みやこ京大イノベーション投資事業有限責任組合 | 3.13 |
| 08 | 金崎 努 | 2.77 |
| 09 | 岡島 正恒 | 1.16 |
| 10 | 有限会社イー・シー・エス | 1.15 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-27冨田 憲介新規の大量保有報告5.51%-1.22pt
- 2026-08-20冨田 憲介新規の大量保有報告6.73%-1.20pt
- 2026-07-21冨田 憲介新規の大量保有報告7.25%-0.77pt
- 2026-07-07冨田 憲介新規の大量保有報告8.02%-0.77pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+97%、1株純資産は11期で−99%。直近期のROEは1.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年7月 | −976 | 7,733 | — | — |
| 2016年7月 | 1,703 | 9,437 | 19.8 | — |
| 2017年7月 | −4 | 28 | — | — |
| 2018年7月 | −8 | 47 | — | — |
| 2019年7月 | −17 | 59 | — | — |
| 2020年7月 | 6 | 190 | 5.2 | 127.3 |
| 2021年7月 | −10 | 175 | — | — |
| 2022年7月 | −33 | 143 | — | — |
| 2023年7月 | 3 | 151 | 1.9 | 330.3 |
| 2024年7月 | −33 | 123 | — | — |
| 2025年7月 | −31 | 94 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/7期の役員報酬は総額340百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 岡島正恒 | 代表取締役 社長CEO | 58 | 721,700 |
| 玉井克人 | 取締役CSO | 66 | 9,852,000 |
| 澤井典子 | 取締役 | 54 | 3,000 |
| 永井宏忠 | 取締役 | 50 | 3,000 |
| 久渡庸二 | 常勤監査役 | 77 | 111,000 |
| 水上亮比呂 | 監査役 | 69 | 59,000 |
| 島田洋一郎 | 監査役 | 70 | 34,000 |
役員報酬の内訳2025/7期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | ストックオプション百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 53 | 190 | 43 | 233 | 286 | 95 |
| 社外取締役 | 5 | 13 | 21 | 19 | 40 | 54 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/7期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容19,897字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,874字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,256字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,682字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第21期(2025/08/01-2026/07/31)2026-03-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2024/08/01-2025/07/31)2025-10-21
- 半期報告書半期報告書-第20期(2024/08/01-2025/07/31)2025-03-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2023/08/01-2024/07/31)2024-10-31
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-13
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-14
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(2023/08/01-2023/10/31)2023-12-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2022/08/01-2023/07/31)2023-10-26
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第2四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-09
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第1四半期(令和4年8月1日-令和4年10月31日)2022-12-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(令和3年8月1日-令和4年7月31日)2022-10-27
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