概要
アンジェスは、大阪府に本社を置く遺伝子治療・核酸医薬に特化したバイオベンチャーである。1999年設立、2002年に東京証券取引所マザーズに上場。主力パイプラインはHGF遺伝子治療薬「コラテジェン」で、2019年に条件付き承認を取得したが、2024年に国内承認を取下げ、米国開発に注力する。2025年12月期の売上高は9億円、営業損失51億円と赤字が続く。従業員56名。
遺伝子医薬に特化したグループ体制
当社グループは、当社および連結子会社3社で構成される。米国子会社AnGes USA, Inc.が米国での開発を、EmendoBio Inc.およびそのイスラエル子会社Emendo Research and Development Ltd.がゲノム編集技術の研究開発を担う。かつて存在したジェノミディア株式会社は2013年に全株式を売却した。グループ全体で遺伝子医薬品の研究開発から販売、希少遺伝性疾患の検査受託サービスまでを手掛ける。
収益の柱は契約金とサービス収入
研究開発段階にあるため、安定的な製品売上は限定的である。収益は他社との提携による契約一時金、開発協力金、マイルストーン、ロイヤルティが主軸だが、近年は早老症治療薬「ゾキンヴィ」の商品販売や、アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(ACRL)における拡大新生児スクリーニングの手数料収入が成長している。2025年12月期の事業収益8.74億円のうち、手数料収入が5.54億円、商品売上高が3.02億円を占めた。
研究開発投資が先行する財務構造
創薬ベンチャー特有の構造として、研究開発費が先行し継続的な赤字が続く。2025年12月期は営業損失51億円、親会社株主帰属当期純損失51億円。資金調達は新株予約権の発行と行使に依存しており、同期には第45回・第46回新株予約権の行使により58.7億円を調達した。総資産54億円に対し純資産30億円と財務基盤は脆弱で、研究開発の継続には追加資金が必要である。
業界の中での役割は遺伝子医薬品の開発における研究開発型ベンチャーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01医薬品開発主力
遺伝子治療用製品や核酸医薬品など、革新的な医薬品の研究開発を進めている。創薬ベンチャーとして研究開発費が先行する構造で、他社との提携や導出により収益化を目指す。
- 遺伝子治療用製品
- 遺伝子の導入や編集により疾患を治療する医薬品の開発。
- 核酸医薬品
- 核酸を利用して遺伝子の働きを制御する医薬品の開発。
02希少遺伝性疾患検査準主力
自治体や医療機関から検体を受託し、希少遺伝性疾患のスクリーニング検査を実施。手数料収入を得ている。
- 希少遺伝性疾患スクリーニング検査
- 新生児などを対象にした遺伝性疾患の早期発見を目的とした検査サービス。
03ゲノム編集研究副次
子会社のEmendoBio社が、ゲノム編集技術のプラットフォームを活用した遺伝子治療の研究開発を行っている。
- ゲノム編集製品
- ゲノム編集技術を用いた新たな治療法の開発。
製品と技術
HGF遺伝子治療薬「コラテジェン」
コラテジェンは、肝細胞増殖因子(HGF)の遺伝子を搭載したプラスミドDNAを用いる遺伝子治療薬である。慢性動脈閉塞症による潰瘍の改善を適応症として、2019年3月に条件及び期限付承認を取得。2024年に国内承認を取下げたが、米国で実施した後期第II相試験で良好な結果が得られ、FDAからブレイクスルーセラピー指定を受けた。現在、生物製剤認可申請(BLA)に向けた準備中であり、強皮症などへの適応拡大も検討されている。
核酸医薬と導入製品
核酸医薬分野では、NF-κBデコイオリゴDNAをアトピー性皮膚炎治療薬として塩野義製薬と共同開発したが、現在の進捗は不明。また、導入製品として早老症治療薬「ゾキンヴィ」(一般名:ロナファルニブ)を2022年9月にEiger社から導入し、2024年5月より日本で販売している。ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム」は2019年にバイオマリン社に承継し、現在は販売していない。
ゲノム編集プラットフォーム「OMNI Platform」
2020年12月に子会社化したEmendoBio社は、独自のCRISPRヌクレアーゼ探索・最適化技術「OMNI Platform」を持つ。イスラエルの子会社で研究開発を実施し、今まで治療法のなかった疾患に対する遺伝子治療の実現を目指す。ゲノム編集は従来の遺伝子補充に加え、異常遺伝子の修復・破壊が可能な次世代技術であり、世界中で競争が激化している。EmendoBio社はAnocca ABとの契約から契約一時金を計上している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
遺伝子治療のパイオニアだが赤字継続
遺伝子治療薬の開発に特化したバイオベンチャー。売上高は数億円と極めて小さく、同業のVeritas In Silicoは創薬AI、ジーエヌアイグループは再生医療等、いずれも売上規模が小さい。営業利益は大幅赤字(営業利益率-1517%)、研究開発費が収益を圧迫する典型的な開発型バイオ。パイプラインの進捗次第で将来性はあるが、現状は承認・上市に至っておらず、資金調達リスクが常に付きまとう。製薬大手との提携が鍵だが、不確実性が高い。
強み
- 早期から遺伝子治療に取り組み、過去の治験実績や知財を持つ。
- 自社技術を活用した導出先として、大手製薬企業の関心を集める可能性。
- 未充足医療ニーズの高い疾患を標的とし、承認時のプレミアムが期待。
- 売上高は26年12月期に9億円と前期比50%増、収束基調にある。
課題
- 営業損失が売上高の10倍超、資金消耗が激しく追加調達が必要。
- 遺伝子治療薬の承認ハードルが高く、上市時期が未定。
- 国内外で遺伝子治療の開発競争が激化し、優位性が薄れるリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がアンジェス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4538扶桑薬品工業 | 216億円 | 9.7倍 |
| 2 | 4599ステムリム | 194億円 | — |
| 3 | 504Aイノバセル | 191億円 | — |
| 4 | 4575キャンバス | 170億円 | — |
| 5 | 4889レナサイエンス | 158億円 | — |
| 6 | 4563アンジェス | 152億円 | — |
| 7 | 4579ラクオリア創薬 | 133億円 | 62.4倍 |
| 8 | 4574大幸薬品 | 130億円 | 18.8倍 |
| 9 | 4888ステラファーマ | 121億円 | — |
| 10 | 4512わかもと製薬 | 108億円 | 47.2倍 |
| 11 | 4570免疫生物研究所 | 96億円 | 29.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
遺伝子治療ベンチャーとしての創業(1999-2002)
1999年12月、大阪府和泉市に株式会社メドジーンとして設立。2000年6月にメドジーンバイオサイエンスに商号変更し、遺伝子治療薬と核酸医薬の研究開発を開始。2001年10月にアンジェスエムジーに改名し、同時に米国子会社AnGes USAをメリーランド州に設立。2002年6月には英国子会社を設立し、欧州展開の準備を整えた。2002年9月、東京証券取引所マザーズに上場した。
HVJ-Eベクター事業の集約と製品化への道(2003-2006)
上場翌年の2003年9月、グループ内のHVJ-E非ウイルス性ベクター事業を子会社ジェノミディアに集約。2004年3月にアンジェスMGに商号変更。同年9月、本社と研究所を大阪府茨木市に移転。2006年12月にはバイオマリン社と提携し、ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム」の国内販売権を獲得、2008年4月に販売を開始した。
初の承認申請と撤回の挫折(2008-2010)
2008年3月、主力のHGF遺伝子治療用製品を重症虚血肢を対象に国内で承認申請した。しかし、2010年9月に製造販売申請を取下げた。理由は詳細が開示されていないが、後の再申請に繋がる。同年12月には塩野義製薬とNF-κBデコイオリゴDNAのアトピー性皮膚炎分野で共同開発契約を締結したが、その後の進展は限定的である。
田辺三菱製薬との提携とコラテジェンの承認(2012-2019)
2012年10月、田辺三菱製薬とHGF遺伝子治療用製品の米国における独占的販売権許諾契約を締結。2015年6月には国内でも同様の契約を結んだ。2018年1月、慢性動脈閉塞症を対象に条件及び期限付承認制度を活用して再申請。2019年3月、国内初のHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」として条件付き製造販売承認を取得し、同年9月に販売を開始した。同時にナグラザイム事業をバイオマリン社に承継した。
新型コロナワクチン開発とゲノム編集への進出(2020-2022)
2020年3月、阪大と共同で新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの開発を開始。同年12月、Vasomune社と共同で治療薬AV-001の臨床試験に着手。また、新規ゲノム編集技術を持つEmendoBio社を子会社化した。2021年4月には衛生検査所を開設し、希少遺伝性疾患スクリーニングに参入。2022年4月、東京証券取引所グロース市場に移行した。同年9月、新型コロナDNAワクチンの開発を中止した。
コラテジェン国内販売終了と米国シフト(2023-2025)
2023年5月、コラテジェンの本承認を目指して製造販売承認申請を行ったが、2024年6月に米国臨床試験で良好な結果を得たことを理由に国内申請を取下げた。これに伴い条件付き承認は期限満了となり、国内販売を終了。米国ではFDAよりブレイクスルーセラピー指定を受け、BLA申請準備を進める。早老症治療薬「ゾキンヴィ」の販売を2024年5月から開始し、ACRLの検査受託も拡大している。
年表28件を開く
1990年代
- 1999年12月創業遺伝子治療薬、核酸医薬及び遺伝子の機能解析を行う研究用試薬の研究開発を目的として、大阪府和泉市に株式会社メドジーンを設立
2000年代
- 2000年6月商号変更商号をメドジーン バイオサイエンス株式会社に変更
- 2001年1月東京都港区に東京支社を開設
- 2001年10月商号変更商号をアンジェス エムジー株式会社に変更
- 2001年10月米国での臨床開発を目的として、米国メリーランド州にAnGes USA,Inc.(連結子会社、旧社名アンジェス インク)を設立
- 2002年6月欧州での臨床開発を目的として、英国にアンジェス ユーロ リミテッド(連結子会社)を設立
- 2002年7月治療用及び診断用遺伝子の発見・創薬を目的として、大阪府豊中市にジェノミディア株式会社(連結子会社)を設立
- 2002年9月上場東京証券取引所マザーズに上場
- 2003年9月会社分割制度を用いてグループ内の組織再編を行い、グループ内(当社及び連結子会社のジェノミディア株式会社)に分散するHVJ-E非ウイルス性ベクター事業に関する人材、資産、知的財産権をジェノミディア株式会社に集約化
- 2004年3月商号変更商号をアンジェス MG株式会社に変更
- 2004年9月本社及び研究所を大阪府茨木市に移転 ジェノミディア株式会社が本社を大阪府茨木市に移転
- 2006年12月ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム」の国内での販売に関し、バイオマリン ファーマシューティカル インク(米国)と提携
- 2008年3月HGF遺伝子治療用製品を、重症虚血肢を有する閉塞性動脈硬化症及びバージャー病を適応症として、国内において承認申請
- 2008年4月ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム」の国内での販売開始
2010年代
- 2010年9月国内におけるHGF遺伝子治療用製品の製造販売申請を取下げ
- 2010年12月NF-κBデコイオリゴDNAのアトピー性皮膚炎分野において、塩野義製薬株式会社と共同開発するライセンス契約を締結
- 2012年10月田辺三菱製薬株式会社との間でHGF遺伝子治療用製品の米国における末梢性血管疾患を対象とした独占的販売権許諾契約を締結
- 2013年1月保有するジェノミディア株式会社の全株式を石原産業株式会社に売却
- 2015年6月田辺三菱製薬株式会社との間でHGF遺伝子治療用製品の日本国内における末梢性血管疾患を対象とした独占的販売権許諾契約を締結
- 2017年7月商号変更商号をアンジェス株式会社に変更
- 2018年1月慢性動脈閉塞症を対象疾患としたHGF遺伝子治療用製品について条件及び期限付承認制度を活用し厚生労働省に対し再生医療等製品の製造販売承認を申請
- 2019年3月国内初のHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」として慢性動脈閉塞症の潰瘍の改善効果で条件及び期限付の製造販売承認を取得 ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム」をバイオマリン ファーマシューティカル ジャパン株式会社へ承継
- 2019年9月HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」の販売開始
2020年代
- 2020年3月大阪大学と共同で新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの開発開始
- 2020年12月M&AVasomune Therapeutics, Inc.と共同開発のAV-001を新型コロナウイルス感染症治療薬として臨床試験の開始 新規ゲノム編集技術を保有するEmendoBio Inc.を子会社化
- 2021年4月稀少遺伝性疾患検査を主目的とした衛生検査所(現アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー)開設
- 2022年4月東京証券取引所グロース市場に移行 Eiger BioPharmaceuticals Inc.との早老症治療「ゾキンヴィ」(ロナファルニブ)に関する日本における販売契約締結
- 2022年9月大阪大学と共同で開発していた新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの開発を中止
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
HGF遺伝子治療製品の価値最大化
米国でのブレイクスルー・セラピー指定を受け、早期の生物製剤認可申請・承認を目指す。慢性動脈閉塞症に加え、強皮症などへの適応拡大も追求する。
- 02
グローバル展開の推進
米国・欧州を中心に遺伝子治療・ゲノム編集技術のグローバル展開を推進。HGF製品以外のパイプラインも米国中心に臨床開発を進め、グローバルパートナーとの提携を活用する。
- 03
創薬プラットフォームの深化と拡大
プラスミドDNAと核酸の基本プラットフォームを深化。DDS技術向上やゲノム編集技術(OMNI Platform)により、治療が困難だった疾患への応用を目指しパイプラインを拡大する。
- 04
パイプラインの継続的拡大
自社プラットフォームに加え、国内外の大学・企業からの研究成果や開発品を積極的に導入し、開発パイプラインを継続的に拡大する。
- 05
希少遺伝性疾患への取り組み強化
子会社ACRLのスクリーニング検査事業拡大と、当社の希少疾患治療薬の販売ノウハウを組み合わせ、ゾキンヴィなどの治療薬販売と検査事業のシナジーを追求する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で56人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,054万円で、9期前と比べて−17.3%。平均年齢は53.7歳、平均勤続年数は7.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 55 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 48 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 36 | — |
| 2019年12月 | 1,275 | 52.1 | 7.2 | 36 | — |
| 2020年12月 | 1,150 | 52.4 | 7.4 | 90 | — |
| 2021年12月 | 1,078 | 52.3 | 7.3 | 131 | — |
| 2022年12月 | 1,121 | 53.9 | 7.9 | 138 | — |
| 2023年12月 | 1,093 | 53.8 | 7.4 | 145 | — |
| 2024年12月 | 1,068 | 53.2 | 8.0 | 55 | −16,545 |
| 2025年12月 | 1,054 | 53.7 | 7.4 | 56 | −9,107 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 0 / 海外 3、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 海外AnGes USA, Inc.Jersey City, NJ, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 海外EmendoBio Inc. (注)1、2、6Jersey City, NJ, U.S.A. · 連結子会社議決権92.6%
- 海外Emendo Research and Development Ltd.(注)3、6Holtzman, Rehovot, Israel · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は9億円、営業利益は-51億円。前期と比べると増収で、売上が+50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 13億円 | 9億円 |
| 営業利益 | -102億円 | -51億円 |
| 純利益 | -102億円 | -51億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は5億円、営業利益は−32億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+25.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 0 | −30 | — | −29 |
| 2023年2Q | 1 | −30 | −3000.0 | −19 |
| 2023年3Q | 0 | −32 | — | 0 |
| 2023年4Q | 1 | — | — | −26 |
| 2024年1Q | 1 | −25 | −2500.0 | −18 |
| 2024年2Q | 2 | −26 | −1300.0 | −17 |
| 2024年4Q | 3 | −40 | −1333.3 | −246 |
| 2025年2Q | 4 | −24 | −600.0 | −40 |
| 2025年4Q | 5 | −27 | −540.0 | −11 |
| 2026年2Q | 5 | −32 | −640.0 | −27 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は4億円から9億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は-566.7%。売上は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 4 | — | −17 | — | −17 |
| 2013年12月 | 5 | — | −14 | — | −14 |
| 2014年12月 | 9 | — | −24 | — | −24 |
| 2015年12月 | 4 | — | −41 | — | −41 |
| 2016年12月 | 5 | — | −48 | — | −48 |
| 商号をアンジェス株式会社に変更 | |||||
| 2017年12月 | 4 | — | −33 | — | −38 |
| 2018年12月 | 6 | — | −31 | — | −30 |
| 2019年12月 | 3 | — | −33 | — | −38 |
| Vasomune Therapeutics, Inc.と共同開発のAV-001を新型コロナウイルス感染症治療薬として臨床試験の開始 新規ゲノム編集技術を保有するEmendoBio Inc.を子会社化 | |||||
| 2020年12月 | 0 | — | −66 | — | −42 |
| 稀少遺伝性疾患検査を主目的とした衛生検査所(現アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー)開設 | |||||
| 2021年12月 | 1 | — | −136 | — | −137 |
| 2022年12月 | 1 | — | −146 | — | −147 |
| 2023年12月 | 2 | — | −57 | — | −74 |
| 2024年12月 | 6 | −91 | −75 | −1516.7 | −281 |
| 2025年12月 | 9 | −51 | −53 | −566.7 | −51 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高9億円のうち、営業利益として残るのは-51億円で-566.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-51億円、売上の-566.7%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金455.6%41億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金211.1%19億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-566.7%-51億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが−58億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−58億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は18億円で、売上の24.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | −16 | 0 | 4 | −16 | 4 |
| 2013年12月 | −15 | 0 | 34 | −15 | 23 |
| 2014年12月 | −27 | −1 | 64 | −28 | 60 |
| 2015年12月 | −46 | −1 | 7 | −47 | 21 |
| 2016年12月 | −50 | −8 | 48 | −58 | 10 |
| 2017年12月 | −30 | 2 | 29 | −28 | 11 |
| 2018年12月 | −25 | −1 | 73 | −26 | 58 |
| 2019年12月 | −22 | −12 | 77 | −34 | 100 |
| 2020年12月 | −30 | −70 | 114 | −100 | 115 |
| 2021年12月 | −114 | −2 | 174 | −116 | 178 |
| 2022年12月 | −112 | −1 | 36 | −113 | 110 |
| 2023年12月 | −87 | −4 | 20 | −91 | 41 |
| 2024年12月 | −66 | −1 | 42 | −67 | 16 |
| 2025年12月 | −58 | 0 | 59 | −58 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は54億円。このうち返さなくてよい自己資本が31億円で、自己資本比率は55.2%(業種中央値69.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 23 | 17 | 6 | 70.0 |
| 2013年12月 | 39 | 35 | 4 | 86.4 |
| 2014年12月 | 82 | 77 | 5 | 93.2 |
| 2015年12月 | 48 | 42 | 6 | 87.8 |
| 2016年12月 | 45 | 39 | 6 | 85.0 |
| 2017年12月 | 40 | 36 | 4 | 85.1 |
| 2018年12月 | 81 | 77 | 4 | 95.4 |
| 2019年12月 | 125 | 121 | 4 | 95.5 |
| 2020年12月 | 384 | 327 | 57 | 84.8 |
| 2021年12月 | 455 | 386 | 69 | 84.8 |
| 2022年12月 | 388 | 304 | 84 | 78.1 |
| 2023年12月 | 289 | 261 | 28 | 90.0 |
| 2024年12月 | 47 | 22 | 25 | 44.0 |
| 2025年12月 | 54 | 31 | 23 | 55.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で79社中6位あたり、逆に低いのは営業利益率で79社中74位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥39で、1年前と比べて-65.2%。過去52週の値幅のなかでは2%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 75.88倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月21日に前日比7.14%安の39円と急落し、1ヶ月で18.75%下落した。25日移動平均線(47.08円)を約17%下回り、75日線(48.05円)や200日線(57.25円)も大きく乖離。52週高値120円からは67.5%下落し、52週安値37円に接近した。8月19日には603万株の大量出来高を伴って42円まで売られ、その後も出来高が膨らみ、下落トレンドが続いている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PBRが9.40倍と同業平均3.13倍を大幅に上回り割高。PERは算出不能で赤字継続、配当なし。ROEもマイナス。収益力がなく高PBRは割高と判断。無配で株主還元も脆弱。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 75.88倍 | 3.53倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ101,711人。区分でいちばん多いのは個人・その他で81.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.1%を占め、残る92.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 83.5 | 85.3 | 85.5 | 93.5 | 89.8 | 81.7 |
| 外国法人 | 10.0 | 5.6 | 4.3 | 1.1 | 5.4 | 7.2 |
| 事業法人 | 3.5 | 4.1 | 3.5 | 3.1 | 2.3 | 5.1 |
| 証券会社 | 2.5 | 4.4 | 6.1 | 2.1 | 2.3 | 3.6 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.5 | 0.5 | 0.0 | 0.0 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.3 | 0.4 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | セントラル短資株式会社 | 2.57 |
| 02 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 2.48 |
| 03 | 日本証券金融株式会社 | 1.90 |
| 04 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 1.76 |
| 05 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 三菱UFJ銀行) | 1.70 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 1.29 |
| 07 | 趙 鳳祥 | 0.51 |
| 08 | 河合 裕 | 0.46 |
| 09 | 望月 高清 | 0.38 |
| 10 | 水野 親則 | 0.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+79%、1株純資産は14期で−87%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2012年12月 | −68 | 60 |
| 2013年12月 | −47 | 108 |
| 2014年12月 | −62 | 142 |
| 2015年12月 | −75 | 74 |
| 2016年12月 | −75 | 55 |
| 2017年12月 | −49 | 42 |
| 2018年12月 | −34 | 78 |
| 2019年12月 | −36 | 112 |
| 2020年12月 | −35 | 245 |
| 2021年12月 | −93 | 252 |
| 2022年12月 | −94 | 170 |
| 2023年12月 | −39 | 131 |
| 2024年12月 | −120 | 7 |
| 2025年12月 | −14 | 8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額141百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山田英 | 代表取締役社長 | 76 | 104,000 |
| 佐藤尚哉 | 取締役 | 66 | — |
| 栄木憲和 | 取締役 | 78 | — |
| 原誠 | 取締役 | 75 | — |
| 満倉靖恵 | 取締役 | 52 | — |
| 森郁夫 | 監査役 | 70 | — |
| 林清隆 | 監査役 | 69 | — |
| 山梨秀行 | 監査役 | 66 | — |
| 成松明博 | — | 79 | — |
| 近藤章 | 取締役 | 81 | — |
| 和田直美 | 取締役 | 59 | — |
| 赤羽悟美 | 取締役 | 64 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 細川健 | — | 63 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 73 | 73 | 37 |
| 社外取締役 | 10 | 68 | 68 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,295字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,347字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,906字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,046字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第28期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-25
- 半期報告書半期報告書-第27期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第26期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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