概要
ラクオリア創薬は、GPCR(Gタンパク質共役型受容体)を標的とした低分子創薬に特化する研究開発型ベンチャーである。愛知県名古屋市に本社を置き、従業員85名。自社で創出した化合物を製薬企業に導出(ライセンスアウト)することで収益を得るビジネスモデルを採用する。2025年12月期は売上高40億円、営業利益5億円と黒字転換の見通し。
導出型ビジネスモデルと3つの収益源
当社グループの収益は、開発化合物を製薬企業に導出することにより獲得される。契約締結時に受け取る契約一時金、研究開発の進捗に応じて受け取るマイルストン収入、医薬品上市後に販売額の一定割合を受け取るロイヤルティ収入の3つが主な柱である。リスクとコストの大きい後期臨床試験は導出先が担うため、自社の研究開発費を抑制しつつ、高収益を目指す構造となっている。
消化器と疼痛に始まり、がん・神経へ拡大した研究領域
創業時は消化器疾患と疼痛疾患を重点領域としていたが、2014年以降に名古屋大学や岐阜薬科大学との産学連携を進め、2021年にはテムリック株式会社とファイメクス株式会社の買収によりがんと神経疾患へ領域を拡大した。現在のパイプラインは、上市済みのtegoprazanをはじめ、5-HT4作動薬、TRPM8遮断薬、タミバロテンなど多様なモダリティにまたがる。
tegoprazanのグローバル展開と57カ国での事業活動
主力製品tegoprazanは、韓国HK inno.N社に導出され、韓国市場では消化性潰瘍治療薬シェア15%で第1位である。2025年12月期の韓国処方データは2,179億ウォン(約240億円)に達した。米国では第Ⅲ相臨床試験が成功裏に完了し、日本を含む世界57カ国で開発・販売が進む。インドではDr. Reddy's社が販売承認を取得し、同国市場への参入が始まった。
連結子会社2社とグループ再編
当社グループは、ラクオリア創薬株式会社を存続会社とし、テムリック株式会社とファイメクス株式会社の2社を連結子会社とする。テムリックはタミバロテンなどの癌領域のパイプラインを、ファイメクスはタンパク質分解誘導技術を持つ。2026年1月1日付でテムリックを吸収合併し、経営資源の集中と効率化を図る予定である。
業界の中での役割は創薬ベンチャーとして、製薬企業に対して新薬候補化合物を供給するにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01製薬企業(ヒト用医薬品)主力
消化器疾患、疼痛、がん、神経疾患など医療ニーズの高い領域で、独自に創出した低分子化合物を主に前期第Ⅱ相臨床試験まで自社で開発し、その後製薬企業へ導出する。導出契約に伴う契約一時金、マイルストン収入、上市後のロイヤルティ収入が主な収益源。
主要顧客HK inno.N Corporation、旭化成ファーマ株式会社、久光製薬株式会社、Xgene Pharmaceutical Co. Ltd.
- tegoprazan(P-CAB)
- カリウムイオン競合型アシッドブロッカー。胃酸分泌を抑制し、胃食道逆流症などを適応とする。韓国、中国などで販売中。
- grapiprant(EP4拮抗薬)
- プロスタグランジンEP4受容体拮抗薬。疼痛やがんを適応とし、中国などで臨床試験が進む。
- RQ-00317076(COX-2阻害薬)
- シクロオキシゲナーゼ-2を選択的に阻害する非ステロイド性抗炎症薬。疼痛治療を目的とし、中国で臨床第Ⅰ相試験実施中。
- RQ-00202730(CB2作動薬)
- カンナビノイドCB2受容体作動薬。疼痛などを適応とし、英国で臨床第Ⅰ相試験実施中。
02動物用医薬品市場準主力
ヒト用医薬品で開発した化合物を動物用医薬品としても導出。犬の食欲不振、変形性関節症などを適応とする製品が上市され、米国・欧州・日本などで販売されている。動物用医薬品領域は、ヒト用医薬品と異なる規制・市場に合わせた導出戦略を展開。
主要顧客Elanco Animal Health Inc.、株式会社AskAt、Vetbiolix SAS、Velovia Pharma, LLC
- capromorelin(ENTYCE™/ELURA™)
- グレリン受容体作動薬。犬の食欲不振、猫の慢性腎疾患に伴う体重減少を適応とし、米国などで販売中。
- grapiprant(GALLIPRANT®)
- EP4拮抗薬。犬の変形性関節症に伴う疼痛の治療薬として、米国、欧州、日本などで販売中。
製品と技術
tegoprazan:世界19カ国で販売されるP-CAB
tegoprazan(開発コードRQ-00000004)は、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)であり、胃食道逆流症や消化性潰瘍の治療薬である。韓国HK inno.N社がK-CAB®の製品名で販売し、同国市場でシェア15%を占める。米国ではBraintree Laboratoriesが第Ⅲ相臨床試験を実施し、主要評価項目を達成。インドではDr. Reddy's社が承認を取得した。当社は全世界に対する権利をHK inno.N社に導出し、ロイヤルティ収入を得ている。
消化器系パイプライン:後期臨床準備中の複数の候補
消化器領域では、5-HT4作動薬(RQ-00000010)が胃不全麻痺や慢性便秘を適応として英国で第Ⅰ相臨床試験を終了した。5-HT2B拮抗薬(RQ-00310941)は下痢型過敏性腸症候群を対象に同様の段階にある。モチリン受容体作動薬(RQ-00201894)とグレリン受容体作動薬(RQ-00433412)は前臨床試験を終え、導出準備が進められている。これらの候補はいずれもGPCRを標的とし、当社のコア技術の延長線上にある。
疼痛・がん領域への展開と新規モダリティ
疼痛領域では、TRPM8遮断薬(RQ-00434739)が慢性疼痛を適応として豪州で第Ⅰ相臨床試験中である。選択的ナトリウムチャネル遮断薬やCOX-2阻害薬も含め、複数の疼痛関連プログラムが進行する。がん領域では、テムリック由来のタミバロテン(TM-411)が臨床段階にあり、ファイメクス由来のIRAK-M分解誘導薬(FIM-001)は前臨床試験中である。さらに、タンパク質分解誘導剤やmRNA標的低分子といった新規モダリティの研究も開始している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
医薬品のなかでの位置
創薬ベンチャー、収益化目前で黒字転換へ
ラクオリア創薬は医薬品業界の創薬ベンチャー。売上高は2023/12期19億円から2024/12期31億円、2025/12期40億円と急拡大。営業利益は2024/12期▲6.5%から2025/12期12.5%と黒字転換見込み。同業のVeritas In SilicoやChordia Therapeuticsと比較しても、収益化への道筋が明確。ライセンス収入や提携が成長ドライバー。創薬パイプラインの進捗が注目される。
強み
- 2025/12期に営業利益率12.5%と収益性が大幅改善
- 3期連続で50%以上の増収、2025/12期は40億円
- 独自の創薬プラットフォームで複数のパイプラインを育成
- 大手製薬との提携により開発リスク軽減と収入確保
課題
- パイプラインの臨床試験失敗が業績に直結する高いリスク
- 研究開発には多額の資金が必要、収益化後も投資継続
- 同業の創薬ベンチャーとの競争激化、差別化が必須
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医薬品の時価総額近傍。太字がラクオリア創薬
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4599ステムリム | 194億円 | — |
| 2 | 504Aイノバセル | 191億円 | — |
| 3 | 4575キャンバス | 170億円 | — |
| 4 | 4889レナサイエンス | 158億円 | — |
| 5 | 4563アンジェス | 152億円 | — |
| 6 | 4579ラクオリア創薬 | 133億円 | 62.4倍 |
| 7 | 4574大幸薬品 | 130億円 | 18.8倍 |
| 8 | 4888ステラファーマ | 121億円 | — |
| 9 | 4512わかもと製薬 | 108億円 | 47.2倍 |
| 10 | 4570免疫生物研究所 | 96億円 | 29.2倍 |
| 11 | 4524森下仁丹 | 93億円 | 14.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
ファイザー中央研究所を母体に独立した創薬ベンチャー
当社は、ファイザー株式会社中央研究所を前身として設立された。同研究所で培われたGPCR創薬のノウハウを引き継ぎ、低分子化合物の探索研究から臨床開発まで一貫して行う体制を構築した。設立時期は明らかでないが、2012年から有価証券報告書の開示が行われており、研究開発型ベンチャーとしての活動を開始している。
2014年、名古屋大学への研究拠点移転
2014年、当社は研究拠点を名古屋大学に移した。アカデミアの最先端研究に近接することで、創薬標的の探索と検証を効率化し、産学連携による革新的な化合物創出を目指した。この移転により、消化器・疼痛領域に加え、幅広い疾患領域のテーマに取り組む基盤が整った。
2021年、岐阜薬科大学との産学連携講座開設
2021年、岐阜薬科大学に産学連携講座を設置した。名古屋大学に続く2つ目のアカデミア連携拠点であり、低分子化合物以外の新規モダリティへの展開を加速する目的があった。この講座では、タンパク質分解誘導剤やmRNA標的低分子など、次世代の創薬技術の研究が進められている。
子会社買収による疾患領域の拡大
当社は、テムリック株式会社とファイメクス株式会社を買収し、連結子会社化した。テムリックはレチノイド受容体作動薬タミバロテンを持ち、がん領域への進出を可能にした。ファイメクスはIRAK-M分解誘導薬など免疫・がん領域のパイプラインを有し、モダリティの多様化に貢献している。買収時期は公表されていないが、これにより研究開発ポートフォリオが大きく拡充した。
赤字基調からの脱却と黒字転換の見通し
財務数値によれば、2012年から2020年までは毎期営業損失または純損失を計上していた。しかし、2021年に純利益8億円、2022年には7億円と黒字を達成。その後2023年は3億円の純損失に転じたものの、2025年12月期には売上高40億円、営業利益5億円、純利益3億円の黒字転換を見込む。収益の安定化には、導出品目の上市とロイヤルティ収入の積み上げが鍵となる。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 3期連続の営業黒字3期連続の営業黒字
- 毎期の新規ライセンス契約獲得数毎期1件以上
- 新規共同研究契約獲得数(ファイメクス)毎期1件以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
導出及びアライアンスマネジメント戦略
探索から開発までの全段階の研究開発ポートフォリオを対象に導出活動を展開。全世界への権利導出を優先しつつ、地域・剤形・動物用など多様な形態で収益最大化を図る。導出後も導出先と協力し開発支援とアライアンスマネジメントを推進する。
- 02
研究開発ポートフォリオの強化とモダリティ拡張
疼痛・消化管に加え、がんや神経疾患など医療ニーズの高い領域へ拡大。タンパク質分解誘導剤やmRNA標的低分子等の新規モダリティに取り組む。産学連携や企業買収・提携を通じて研究開発ポートフォリオを継続的に強化する。
- 03
開発プロジェクトの価値向上と早期収益化
選択と集中をさらに発展させ、成長ドライバー品目へ戦略的投資を実施。内部リソース集中に加え外部プロジェクト・ファイナンスも活用し開発を加速。プロジェクト価値向上による将来的な収益積み上げを目指す。
- 04
導出活動の強化とファイメクスの共同研究拡大
導出準備プログラムからの毎期1件以上のライセンス契約獲得を目標とする。パートナー候補拡大や交渉深化により導出活動を強化。ファイメクス事業でも毎期1件以上の新規共同研究契約獲得を目指す。
- 05
財務基盤強化と人的資本拡充
中期的に3期連続の営業黒字と安定的収益成長を目標に、資金調達多様化・コスト管理高度化を実施。専門人材の計画採用・育成、研究環境高度化、従業員エンゲージメント向上に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で85人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は756万円で、9期前と比べて+4.4%。平均年齢は48.1歳、平均勤続年数は10.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 50 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 60 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 63 | — |
| 2019年12月 | 724 | 46.3 | 7.4 | 68 | — |
| 2020年12月 | 751 | 47.3 | 8.1 | 70 | — |
| 2021年12月 | 737 | 46.5 | 8.7 | 67 | — |
| 2022年12月 | 703 | 47.5 | 10.7 | 65 | — |
| 2023年12月 | 726 | 46.4 | 8.9 | 67 | — |
| 2024年12月 | 743 | 48.2 | 10.4 | 85 | −235 |
| 2025年12月 | 756 | 48.1 | 10.1 | 85 | 588 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内テムリック株式会社東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ファイメクス株式会社神奈川県藤沢市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は40億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収で、売上が+29.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 40億円 | 40億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 5億円 |
| 純利益 | -1億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は15億円、営業利益は−3億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年1Q | 3 | −1 | −33.3 | −1 |
| 2022年3Q | 19 | −1 | −5.3 | 0 |
| 2022年4Q | 10 | — | — | 2 |
| 2023年1Q | 4 | −1 | −25.0 | −1 |
| 2023年3Q | 15 | −1 | −6.7 | −1 |
| 2023年4Q | 4 | — | — | −2 |
| 2024年1Q | 6 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2024年4Q | 31 | 0 | 0.0 | −2 |
| 2025年4Q | 40 | 7 | 17.5 | 7 |
| 2026年2Q | 15 | −3 | −20.0 | −5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
直近期の営業利益率は12.5%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 0 | — | −29 | — | −29 |
| 2013年12月 | 2 | — | −18 | — | −11 |
| 2014年12月 | 2 | — | −21 | — | −6 |
| 2015年12月 | 1 | — | −18 | — | −19 |
| 2016年12月 | 7 | — | −7 | — | −7 |
| 2017年12月 | 14 | — | −1 | — | −1 |
| 2018年12月 | 7 | — | −11 | — | −11 |
| 2019年12月 | 17 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年12月 | 11 | — | −5 | — | −6 |
| 2021年12月 | 28 | — | 9 | — | 8 |
| 2022年12月 | 29 | — | 9 | — | 7 |
| 2023年12月 | 19 | — | −3 | — | −3 |
| 2024年12月 | 31 | −2 | −4 | −6.5 | −5 |
| 2025年12月 | 40 | 5 | 4 | 12.5 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高40億円のうち、営業利益として残るのは5億円で12.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値2.9%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金87.5%35億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.5%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが−4億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は32億円で、売上の9.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | −27 | 37 | — | 10 | 49 |
| 2013年12月 | −22 | 10 | 3 | −12 | 40 |
| 2014年12月 | −21 | −8 | 8 | −29 | 20 |
| 2015年12月 | −21 | 7 | 17 | −14 | 22 |
| 2016年12月 | −7 | −4 | — | −11 | 11 |
| 2017年12月 | −3 | 5 | 10 | 2 | 25 |
| 2018年12月 | −4 | −4 | 1 | −8 | 18 |
| 2019年12月 | −5 | 2 | 7 | −3 | 22 |
| 2020年12月 | −3 | 2 | 0 | −1 | 21 |
| 2021年12月 | 4 | −3 | 0 | 1 | 22 |
| 2022年12月 | 15 | 0 | 0 | 15 | 37 |
| 2023年12月 | −7 | −1 | 8 | −8 | 37 |
| 2024年12月 | 2 | −37 | 30 | −35 | 31 |
| 2025年12月 | −4 | 1 | 4 | −3 | 32 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は105億円。このうち返さなくてよい自己資本が69億円で、自己資本比率は65.1%(業種中央値69.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 55 | 53 | 2 | 96.5 |
| 2013年12月 | 66 | 57 | 9 | 85.9 |
| 2014年12月 | 52 | 47 | 5 | 89.6 |
| 2015年12月 | 48 | 45 | 3 | 94.8 |
| 2016年12月 | 40 | 38 | 2 | 93.9 |
| 2017年12月 | 51 | 49 | 2 | 96.2 |
| 2018年12月 | 41 | 39 | 2 | 94.9 |
| 2019年12月 | 48 | 46 | 2 | 95.3 |
| 2020年12月 | 43 | 40 | 3 | 94.1 |
| 2021年12月 | 52 | 48 | 4 | 91.3 |
| 2022年12月 | 63 | 55 | 8 | 87.7 |
| 2023年12月 | 69 | 61 | 8 | 88.7 |
| 2024年12月 | 97 | 56 | 41 | 57.4 |
| 2025年12月 | 105 | 69 | 36 | 65.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
医薬品 79社との比較
同じ医薬品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で79社中10位あたり、逆に低いのはROEで79社中51位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥545で、1年前と比べて-5.4%。過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 62.4倍 |
| PBR | 1.81倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
前日比+5.17%と急伸し、終値570円。25日線(490円)を大きく上回り、75日線(529円)も突破。1ヶ月+23.38%と急上昇中。52週高値1465円からは61%下落した位置だが、安値438円からは30%回復。RSIは93と過熱感が強く、短期的な調整に注意。出来高は増加傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PERは45.43倍と同業界平均の27.8倍を大きく上回っており、割高感が強い。PBRは1.66倍で業界平均の3.22倍を下回るが、ROEが4.4%と低く、収益性が株価に反映されていない。配当利回りはデータがないため評価できない。業績は赤字から黒字転換の途上で、2025年12月期には営業利益5億円と改善が見込まれるが、現時点のバリュエーションは業績改善を先取りしすぎている感がある。割高だが、成長期待を織り込むと妥当性は若干高まる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 62.4倍 | 36.0倍 |
| PBR | 1.81倍 | 3.53倍 |
| ROE | 4.4% | 6.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
収益の柱は製薬企業への導出契約。2025/12期予想は売上高40億円、営業利益5億円と黒字転換が見込まれる一方、通期の黒字化はマイルストン収入の進捗に依存する。強気派は、研究開発費を抑えつつ導出を増やし、収益性が大きく改善するとみる。他方、弱気派は、売上高の変動が大きく、パイプラインの進捗次第で赤字が続く可能性を指摘する。また、PBR1.66倍、PER45倍と評価面が割高との見方もある。研究開発型企業の宿命で、成果の不確実性が高いことは否めない。
- 黒字転換と成長期待
2025/12期は売上高40億円、営業利益5億円の予想で、収益改善が鮮明。マイルストン収入が寄与。
- パイプライン進捗
GPCR創薬で消化器系や疼痛領域の候補が後期段階に進み、追加導出の可能性が高い。
- 評価面での割安感
PBRは1.66倍と、創薬ベンチャーとしては景気循環を織り込めば過大ではない。
- 営業利益が5億円と黒字化、純利益も3億円の黒字決算発表後影響強
2025年12月期は営業利益5億円(前期-2億円)、純利益3億円へ転換
- 売上高が2023年19億→2025年40億円と2倍以上に拡大通年影響中
売上高は2023年比2.1倍の40億円、成長が加速
- 営業利益率が12.5%と高収益を達成、構造改革の成果通年影響中
前期-6.45%から12.5%へ大幅改善、収益性が向上
- 黒字化により自己資本が充実、今後の研究開発投資余力継続影響弱
純利益3億円の計上で自己資本が増加、財務基盤が強化
- 収益の不安定さ
過去3期は売上高が19〜31億円と変動が激しく、黒字化の持続性に疑問あり。
- 研究開発の不確実性
創薬は失敗リスクが高く、開発の遅延や中止で評価が急落する恐れがある。
- 評価の割高感
PER約45倍と、想定金利や成長率を考慮すると、やや高く見える。
- PER45.3倍と割高、利益成長が鈍化すれば調整リスク決算発表後影響強
時価総額126億円に対し純利益3億円、PER45.29倍と高評価
- 過去2期連続赤字の実績、黒字定着に不透明感継続影響中
2023年-3億円、2024年-5億円の赤字を経ての黒字化、持続性が焦点
- 無配当で株主還元がなく、資金流出リスク継続影響弱
配当利回りは0%で、株主はキャピタルゲインのみに依存
- 研究開発費の増加で再び赤字転落の恐れ不定影響中
創薬型企業のため開発費変動が大きく、費用増が利益を圧迫
- 導出契約数
- 収益の土台。新規契約やマイルストン達成が業績に直結する。
- 研究開発費比率
- 企業価値の源泉。投資と収益性のバランスを見る指標。
- 営業利益率
- 黒字化の定着度や、事業としての競争力を示す。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ12,501人。区分でいちばん多いのは個人・その他で76.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.7%を占め、残る92.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 81.5 | 77.5 | 74.2 | 82.4 | 83.7 | 76.6 |
| 外国法人 | 5.5 | 5.1 | 8.6 | 4.4 | 4.6 | 12.7 |
| 事業法人 | 5.5 | 5.8 | 8.4 | 9.9 | 9.8 | 7.4 |
| 証券会社 | 7.2 | 8.3 | 8.4 | 3.0 | 1.5 | 2.9 |
| 金融機関 | 0.2 | 3.1 | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SAMSUNG (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 10.61 |
| 02 | 柿沼 佑一 | 9.75 |
| 03 | ファイザー株式会社 | 3.04 |
| 04 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 1.21 |
| 05 | 株式会社エス・ビー・シー | 1.03 |
| 06 | 株式会社アドバンスト・メディア | 0.92 |
| 07 | 東京短資株式会社 | 0.91 |
| 08 | 田名後 貴裕 | 0.69 |
| 09 | 香本 育良 | 0.64 |
| 10 | 野村證券株式会社 | 0.64 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+105%、1株純資産は14期で−30%。直近期のROEは4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | −219 | 400 | — | — |
| 2013年12月 | −83 | 424 | — | — |
| 2014年12月 | −46 | 315 | — | — |
| 2015年12月 | −116 | 240 | — | — |
| 2016年12月 | −39 | 201 | — | — |
| 2017年12月 | −3 | 240 | — | — |
| 2018年12月 | −54 | 189 | — | — |
| 2019年12月 | 0 | 220 | 0.1 | 5157.7 |
| 2020年12月 | −29 | 191 | — | — |
| 2021年12月 | 36 | 228 | 17.2 | 32.5 |
| 2022年12月 | 35 | 262 | 14.1 | 35.7 |
| 2023年12月 | −15 | 282 | — | — |
| 2024年12月 | −23 | 254 | — | — |
| 2025年12月 | 12 | 280 | 4.4 | 87.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 須藤正樹 | 代表取締役 | 55 | 30,232 |
| 宇都克裕 | 取締役 | 52 | 19,739 |
| 土屋裕弘 | 取締役 | 79 | — |
| 石井幸佑 | 取締役(監査等委員) | 44 | — |
| 柿沼佑一 | 取締役(監査等委員) | 48 | 2,384,700 |
| 中野貴之 | 取締役(監査等委員) | 55 | — |
| 藤井寿 | — | 45 | — |
| 宋根石 | 取締役 | 59 | — |
| 棚瀬敦 | 取締役 | 69 | — |
| 谷匡治 | 取締役 | 52 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 42 | 4 | 6 | 52 | 17 |
| 社外取締役 | 5 | 24 | — | — | 24 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容7,196字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,564字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,968字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,982字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第19期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-23
- 半期報告書半期報告書-第18期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第17期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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