本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ダントーホールディングス

DANTO HOLDINGS CORPORATION5337 · Standard · ガラス・土石製品

タイル・建材の製造販売から不動産運用、LPガス発電機まで手がける複合企業。伝統事業と新規エネルギー事業を併せ持つ。

概要

1885年に淡路焼の陶業として創業したダントーホールディングスは、建設用陶磁器(タイル)の製造販売を祖業とする。現在は持株会社として、タイル関連事業(㈱淡陶社)、不動産事業、発電機事業、再生可能エネルギー事業を展開する。東証プライム上場(1949年)、本社は兵庫県南あわじ市、連結従業員165名。2025年12月期の連結売上高は49億円、営業損失7億円。

明治以来のタイル製造を核とする建設用陶磁器等事業

タイル関連事業は、内装・外装・床タイルの製造販売と施工を手掛ける。淡路島工場と宇都宮工場で生産してきたが、2003年に淡路島の福良工場を閉鎖し阿万に集約、2011年には東日本大震災で宇都宮工場を閉鎖した。現在は淡路島工場(阿万)を中心に、自社工場生産ブランド「A.a.Danto」を2024年から販売。岐阜県多治見市に物流センターを持つ。連結子会社㈱淡陶社が販売を担う。近年は商業施設・オフィス向けインテリア用途の高付加価値タイルに注力する。

不動産事業と米国子会社によるアセットマネジメント

不動産事業は、当社および子会社Danto USA Inc.、タッチストーン・キャピタル・マネージメント㈱等が担う。不動産アセットマネジメント業務や投資アドバイザリー業務を行い、大阪のホテルや首都圏賃貸住宅の運用・売却を実施。2025年12月期の同事業の売上高は6.24億円、営業利益2.57億円。米国子会社を2015年に設立し、海外不動産投資にも関与する。

発電機事業と再生可能エネルギーへの多角化

発電機事業では、LPガス発電機の開発・製造・販売をダントーパワー㈱が行う。大手通信企業グループの販売網を通じて地方自治体に普及を進め、2025年には老人福祉施設向け設置型発電機の販売を開始。IoT搭載次世代モデルも開発。再生可能エネルギー事業では、2025年3月にダントー・ネオエネルギー㈱を設立し、蓄電施設の開発・運営を本格化。2026年1月に完全子会社化した。

持株会社体制とグループ再編の歴史

2006年7月に会社分割により持株会社制に移行し、ダントーホールディングス㈱に商号変更。同時にダントー㈱を設立。2012年にはグループ内の吸収分割・吸収合併を実施し、㈱Danto Tile(現㈱淡陶社)に統合。2016年には㈱Dantoやダントーキャピタルを吸収合併。現在は10社の連結子会社を擁し、タイル・不動産・発電機・再生可能エネルギーの4セグメントで構成される。

業界の中での役割は建材サプライヤーとエネルギー機器メーカーの両面を持つ複合事業体にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
49億円
営業利益
-7億円
営業利益率
-14.3%
純利益
7億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2022/12
事業売上構成比利益利益率
建設用陶磁器 等事業44億円86.3%
不動産事業5億円9.8%
住宅金融事業2億円3.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設・建材主力

建設用陶磁器(タイル)と関連製品の製造・販売・施工を手がける。創業以来の伝統的事業で、建築物の内外装に使用されるタイルを供給する。

主な製品・サービス1
建設用陶磁器(タイル)
壁・床などの内外装に使用されるセラミックタイル。意匠性・耐久性に優れ、住宅から商業施設まで幅広く採用される。

02不動産運用準主力

不動産アセット・マネジメント業と投資アドバイザリー業務を行う。自社グループの不動産を活用した運用・管理サービスを提供する。

03発電機製造副次

LPガス発電機の開発・製造・販売を行う。停電時の非常用電源や商用電源の代替として、オフィスや工場、家庭向けに提供する。

主な製品・サービス1
LPガス発電機
液化石油ガスを燃料とする発電機。災害時の非常用電源や、電力不足を補う分散型電源として使用される。

04再生可能エネルギー副次

系統用蓄電池事業や再生可能エネルギー事業を展開。蓄電池システムの開発・運用を通じ、電力の安定供給に貢献する。

主な製品・サービス1
系統用蓄電池システム
電力系統に接続し、再生可能エネルギーの出力変動を吸収したり、ピークカットに利用される大容量蓄電システム。

製品と技術

内装・外装・床タイルの製造ライン

建設用陶磁器が主力製品。内装タイルは1901年に製造開始、外装・床タイルは1967年に追加。淡路島工場で外装・床タイルを生産し、内装タイルはかつて宇都宮工場で生産していたが、2011年閉鎖後は外部調達に切り替えた。製品は「D+ dee plus」ブランドで販売。接着剤の製造も1973年から手掛ける。近年は大型化・デザイン性向上に対応した高付加価値タイルを強化。

自社工場生産ブランド「A.a.Danto」

2024年より販売開始した自社工場生産ブランド。ミラノデザインウィークで発表され、海外でデザイン賞を複数受賞。建築資材としてだけでなく、インテリア部材としての認知を獲得。特注品対応や意匠性を重視した製品群で、商業施設・オフィス向けに提案。2025年12月期には国内外のデザイン賞受賞によりブランド評価が向上し、今後の事業展開の方向性に手応えを得たとしている。

LPガス発電機と蓄電システム

発電機事業では、LPガス発電機を開発・製造。大手通信企業グループの販売網を活用し、地方自治体への導入を推進。2025年から老人福祉施設向け設置型発電機の販売を開始。IoT機能搭載の次世代モデルも開発中。再生可能エネルギー事業では、ダントー・ネオエネルギー㈱が蓄電施設の開発を担当。2026年1月に完全子会社化し、建設から運営まで一貫して行う体制を整えた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

ガラス・土石で小規模、赤字継続

ダントーホールディングスはガラス・土石製品メーカー。同業にはAGCや日本板硝子などの大手が存在し、同社は売上高56億円(23年12月期)と極めて小規模。営業利益は24年12月期-18.87%、25年12月期-14.29%と赤字が続く見込み。AGCや日本板硝子は売上高数千億円規模で黒字を維持しており、同社は規模の小ささと収益性の悪さが際立つ。差別化要素も乏しく、厳しい競争環境にある。

強み

  • 大手が参入しない特殊なガラス・土石製品を供給している可能性。
  • 意思決定が速く、顧客ニーズに迅速に対応できる。
  • 長年取引のある顧客が存在し、安定受注を得ている可能性。
  • 営業利益率が-18.87%から-14.29%へ改善傾向。

課題

  • 24年12月期、25年12月期とも営業赤字が続く見込み。
  • 売上高50億円前後で大手との競争に劣る。
  • 赤字からの脱却時期が見えず、事業構造の抜本改革が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字がダントーホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15273三谷セキサン421億円10.2倍
25218オハラ411億円27.3倍
35357ヨータイ347億円13.2倍
45210日本山村硝子324億円9.1倍
55363東京窯業313億円8.2倍
65337ダントーホールディングス274億円
75269日本コンクリート工業213億円29.3倍
85388クニミネ工業196億円12.3倍
95356美濃窯業169億円10.7倍
105367ニッカトー160億円20.3倍
115285ヤマックス157億円6.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

淡路焼の流れをくむ合資淡陶社の創業(1885年)

1885年8月、淡路焼の陶祖である賀集珉平の技術を継承し、資本金1万円で合資組織の淡陶社を現在の本店所在地(兵庫県南あわじ市)に設立。1893年7月の商法施行に伴い株式会社に改組し、淡陶株式会社に改称。当初は陶器製造が中心だったが、1901年3月に内装タイルの製造を開始し、建設資材メーカーとしての道を歩み始める。

大阪・東京支店開設と戦前の事業基盤整備

1906年7月に大阪支店を開設し、関西圏での販路を確立。1918年10月には福良工場を完成させ生産能力を強化。1923年2月には東京支店を開設し、全国展開の基盤を整えた。1949年5月に大阪証券取引所市場第一部に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。同年9月には東京証券取引所にも上場している。

高度成長期の工場新設と外装・床タイルへの進出

1962年8月に宇都宮工場(栃木県)を完成し、関東地区の供給体制を強化。同年12月には十和建材㈱(現ダントータイル㈱)へ出資し、グループ拡大を図る。1966年には広島県に福山工場を完成(1998年閉鎖)。1967年8月に外装タイルおよび床タイルの製造を開始し、製品ラインアップを拡充。1973年には接着剤の製造も開始し、タイル周辺事業を広げた。

社名変更とバブル期の投資・工場近代化

1985年4月、社名をダントー株式会社に変更。1997年12月には淡路福良工場の内装タイル製造設備を一新し、生産効率を高めた。2000年1月に淡路島工場がISO9002認証を取得、品質管理の国際標準化を推進。2001年10月には「D+dee plus」ブランドの販売ネットワークシステムを構築し、ブランド戦略を強化した。

2003年の工場集約と2006年の持株会社制移行

2003年12月、福良工場を閉鎖し、内装タイルを宇都宮工場、外装・床タイルを淡路島工場(阿万)に集約。2004年1月には淡路島工場がISO14001認証を取得。2005年12月にダントープロダクツ㈱とダントーキャピタル㈱を設立。2006年7月には会社分割により持株会社制へ移行し、社名をダントーホールディングス㈱に改称。同時にダントー㈱を設立した。

東日本大震災による宇都宮工場閉鎖とグループ再編

2011年4月、東日本大震災の影響でダントープロダクツ㈱宇都宮工場が閉鎖。これを受け、2012年4月にグループ再編を実施。ダントープロダクツ㈱を吸収分割承継会社(㈱Dantoに改称)、ダントー㈱を吸収分割会社とする吸収分割と、東日本ダントー㈱を存続会社とする吸収合併を同時に実行。その後も2013年1月に群馬タイル販売㈱を合併、2016年1月に㈱Dantoとダントーキャピタルを吸収合併し、グループを㈱淡陶社に集約した。

新規事業への挑戦と海外展開の開始

2012年10月、台湾に海外初のショールーム「D+ dee plus タイルショールーム」を開設。2015年12月にはDanto USA Inc.を設立し、米国不動産事業に進出。2016年12月には淡路島工場(福良)にタイル製造設備を導入し生産再開。2020年代に入り、発電機事業(ダントーパワー㈱)や再生可能エネルギー事業(ダントー・ネオエネルギー㈱)を立ち上げ、タイル以外の収益源を模索している。

近年の経営課題と財務状況

タイル事業は建設コスト高騰や職人不足の影響で厳しい状況が続き、2025年12月期の建設用陶磁器等事業は営業損失7.67億円。一方、不動産事業は営業利益2.57億円と安定。全社では資産売却により当期純利益7.4億円を計上したが、売上高は49億円と減少傾向。新規事業の早期収益化が課題であり、蓄電施設の開発を加速している。

年表40件を開く

1880年代

  • 1885年8月創業淡路焼の陶祖賀集珉平が創始した淡路焼を継承して、資本金1万円をもって現在の本店所在地に合資組織による淡陶社を設立

1890年代

  • 1893年7月商法実施により株式会社に組織を改め淡陶株式会社に改称

1900年代

  • 1901年3月内装タイルの製造開始
  • 1906年7月大阪市に大阪支店を開設

1910年代

  • 1918年10月兵庫県三原郡(現 南あわじ市)に福良工場(2003年12月閉鎖)完成

1920年代

  • 1923年2月東京都中央区に東京支店を開設

1940年代

  • 1949年5月上場大阪証券取引所市場第一部に株式を上場

1960年代

  • 1962年8月栃木県河内郡(現 宇都宮市)に宇都宮工場完成(2011年4月閉鎖)
  • 1962年12月十和建材㈱(現 ダントータイル㈱ 連結子会社)へ出資
  • 1966年7月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 1966年9月広島県芦品郡(現 福山市)に福山工場完成(1998年12月閉鎖)
  • 1967年8月外装及び床タイルの製造開始
  • 1968年6月大阪市に大阪本部(現 大阪本社)を開設
  • 1969年2月宇都宮タイル販売㈱(旧 東日本ダントー㈱ 現 ㈱淡陶社 連結子会社)を設立

1970年代

  • 1971年2月名陶タイル販売㈱(旧 東海ダントー㈱)を設立
  • 1973年5月接着剤の製造開始
  • 1978年5月岐阜県多治見市に多治見物流センター(現 ㈱淡陶社 商品センター)を開設

1980年代

  • 1985年4月社名をダントー株式会社に改称

1990年代

  • 1997年12月淡路福良工場(2003年12月閉鎖)の内装タイル製造設備一新
  • 1999年12月宇都宮工場ISO14001認証取得

2000年代

  • 2000年1月淡路島工場(現 ㈱淡陶社 淡路島工場)ISO9002認証取得
  • 2001年10月「D + dee plus」ブランド品の販売ネットワークシステム構築
  • 2003年12月淡路島工場(福良)を閉鎖し、内装タイルは宇都宮工場、外装及び床タイルは淡路島工場(阿万)に集約再構築
  • 2004年1月淡路島工場ISO14001認証取得
  • 2005年1月M&A兵庫県三原郡4町の合併に伴い、本店所在地が兵庫県南あわじ市に表示変更
  • 2005年12月ダントープロダクツ㈱(旧 ㈱Danto)を設立
  • 2005年12月ダントーキャピタル㈱を設立
  • 2006年7月会社分割による持株会社制への移行
  • 2006年7月社名をダントーホールディングス株式会社に改称
  • 2006年7月ダントー㈱を設立
  • 2006年12月ダントープロダクツ㈱宇都宮事業所ISO9001認証取得

2010年代

  • 2011年4月東日本大震災によりダントープロダクツ㈱宇都宮工場閉鎖
  • 2012年3月M&A群馬タイル販売㈱株式追加取得による同社連結子会社化
  • 2012年4月ダントープロダクツ㈱を吸収分割承継会社(株式会社Dantoに改称)、ダントー㈱を吸収分割会社とする吸収分割を実施
  • 2012年4月M&A東日本ダントー㈱を吸収合併存続会社(株式会社Danto Tileに改称(現 ㈱淡陶社))、ダントー㈱、東海ダントー㈱を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施
  • 2012年10月台湾に海外初のショールーム「D + dee plus タイルショールーム」を開設
  • 2013年1月M&A㈱Danto Tile(現 ㈱淡陶社)を吸収合併存続会社、群馬タイル販売㈱を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施
  • 2015年12月Danto USA Inc.(連結子会社)を設立
  • 2016年1月M&A㈱Danto Tile(現 ㈱淡陶社)を吸収合併存続会社、㈱Danto及びダントーキャピタル株式会社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施
  • 2016年12月淡路島工場(福良)にタイル製造設備導入

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    インテリア市場でのタイルシェア拡大

    自社工場生産によるブランド「A.a.Danto」を中核に、商業施設・店舗・オフィス分野を中心としたインテリア市場でのシェア拡大を成長の軸とする。タイルの大型化やデザイン性の高度化といったニーズに対応した提案を強化し、採用拡大を目指す。

  2. 02

    不動産事業の収益安定化と新規事業開拓

    既存のアセットマネジメント事業の運用資産残高の積み上げによる安定的な収益確保と、事業セグメント拡大のための新規事業を成長ドライバーと位置付け、事業化を進める。

  3. 03

    発電機事業の製品拡充と市場開拓

    LPガス発電機の自治体への普及推進、老人福祉施設向け設置型発電機の販売開始、IoT機能搭載モデルを含む製品ラインナップ拡充により新規市場を開拓し、売上拡大を図る。

  4. 04

    再生可能エネルギー事業の早期立ち上げ

    子会社ダントー・ネオエネルギーにて蓄電施設案件の権利確保と事業化基盤を整備し、蓄電所の建設から運営までを本格化。重層的な収益源の確保と安定的な収益基盤構築に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で165人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、9期前と比べて+16.0%平均年齢は52.6歳、平均勤続年数は23.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月167
2017年12月169
2018年12月181
2019年12月47347.519.0187
2020年12月48247.619.0236
2021年12月47146.017.0186
2022年12月47245.812.0197
2023年12月52945.914.0199
2024年12月52749.121.0189−529
2025年12月54952.623.0165−424

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社及び6事業所 — 東京都中央区636百万円
建設用陶磁器 等事業
本社 — 東京都中央区236百万円
建設用陶磁器 等事業
本社 — 大阪市北区 他64百万円
建設用陶磁器 等事業
本社及び九州地区3支店 — 福岡県大野城市53百万円
建設用陶磁器 等事業
賃貸用設備 — 兵庫県南あわじ市41百万円
建設用陶磁器 等事業
本社 — 東京都港区35百万円
不動産事業
賃貸用設備 — 東京都中央区8百万円
建設用陶磁器 等事業
本社 — 愛知県岡崎市8百万円
建設用陶磁器 等事業
賃貸用設備 — 岐阜県多治見市4百万円
建設用陶磁器 等事業
賃貸用設備 — 愛知県岡崎市4百万円
建設用陶磁器 等事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱淡陶社
    兵庫県 南あわじ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Danto USA Inc.
    アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タッチストーン・キャピタル・マネージメント㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダントーテクノロジーズ㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    ダントータイル㈱
    福岡県 大野城市 · 連結子会社
    議決権68.6%
  • 国内
    ダントーパワー㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    タッチストーン・キャピタル・パートナーズ㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダントー・ネオエネルギー㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    ㈱大建エンタープライズ
    東京都 港区 · その他の関係会社
    議決権30.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    [第七回]事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    7,654万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は49億円営業利益-7億円前期と比べると減収で、売上が-7.5%。

売上高
-7.5%
49億円
営業利益
-7億円
純利益
7億円
営業利益率
-14.3%
前期比 +4.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高52億円49億円
営業利益-4億円-7億円
純利益-8億円7億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は21億円、営業利益は−5億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−16.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q14−1−7.1−2
2023年2Q12−3−25.0−2
2023年3Q16−2−12.5−3
2023年4Q14−3
2024年1Q16−1−6.31
2024年2Q12−4−33.30
2024年4Q25−5−20.0−1
2025年2Q25−2−8.011
2025年4Q24−5−20.8−4
2026年2Q21−5−23.8−7

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は61億円から49億円へ80%に減った。直近期の営業利益率は-14.3%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
群馬タイル販売㈱株式追加取得による同社連結子会社化
2012年12月61−10
㈱Danto Tile(現 ㈱淡陶社)を吸収合併存続会社、群馬タイル販売㈱を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施
2013年12月6300
2014年12月64−2−3
Danto USA Inc.(連結子会社)を設立
2015年12月58−5−7
㈱Danto Tile(現 ㈱淡陶社)を吸収合併存続会社、㈱Danto及びダントーキャピタル株式会社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施
2016年12月56−3−2
2017年12月55−40
2018年12月58−4−1
2019年12月61−5−3
2020年12月54−12−2
2021年12月50−10−10
2022年12月46−11−4
2023年12月56−10−10
2024年12月53−10−10−18.90
2025年12月49−7−7−14.37

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高49億円のうち、営業利益として残るのは-7億円-14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の14.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.4%34億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金42.9%21億円
  • その他の費用持分法損益などの調整2.0%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-14.3%-7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比22.3pt
-14.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.5pt
14.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.1pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが−3億円、投資CFが21億円で、差し引きのフリーCFは18億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は17億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月−5−20−753
2013年12月−520−353
2014年12月−6−50−1144
2015年12月−3−150−1826
2016年12月−3−80−1113
2017年12月−270519
2018年12月−3−40−712
2019年12月−34−419
2020年12月−544549−948
2021年12月40−4−483622
2022年12月−1400−1410
2023年12月−13−816−215
2024年12月−861−24
2025年12月−321−51817

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は109億円。このうち返さなくてよい自己資本が86億円で、自己資本比率は77.0%(業種中央値64.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1461073971.1
2013年12月1511123971.7
2014年12月1681234571.0
2015年12月1601164470.1
2016年12月1511094269.8
2017年12月1471074070.6
2018年12月1371013671.1
2019年12月1331003372.7
2020年12月20910210739.8
2021年12月111822970.2
2022年12月111842772.2
2023年12月120932769.1
2024年12月107842369.8
2025年12月109862277.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
54億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
15億円
在庫として抱えている分
負債合計
22億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率49社中9位あたり、逆に低いのは営業利益率49社中48位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-14.3%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.0%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.5%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥821で、1年前と比べて+29.5%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥821-0.1%1ヶ月-1.1%1年+29.5%時価総額274億円
過去52週の値幅
安値¥492高値¥925

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR3.35倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月2日の836円から8月14日には833円へと、1ヶ月で2.59%上昇した。7月23日に909円まで上昇した後、8月14日には833円と調整している。25日移動平均線(836.76円)とほぼ同水準で、方向感のない展開。52週高値925円には約10%の距離がある。出来高は7月23日に120200株と急増した後、減少傾向で、8月14日は16900株と低水準。RSIは36.48とやや売られすぎ圏にあり、反発余地がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PER36.06倍は業界平均18.65倍の約2倍と高く、予想PERも公表されていない。PBR3.25倍も平均1.4倍を大きく上回り、割高感が顕著。ROE9.4%は平均並みだが、直近の営業損益は赤字で収益力が低い。無配で配当利回り0%と株主還元も不十分。業績は不安定で、資産価値や収益力に対して株価が過大評価されている。総合的に割高と判断。

指標この会社業種平均
PBR3.35倍1.34倍
ROE9.4%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

鉄鋼業界の設備投資削減や国内産業の縮小が売上に影響する。強気派は、メンテナンス需要の安定性や新製品開発で収益が改善するとみる。一方、弱気派は、主要顧客である鉄鋼業界の低迷やコスト競争の激化で、収益性が悪化すると懸念する。また、過去の大量赤字からの回復途上であり、財務体質が弱い。

プラスに働く材料7
  • メンテ需要が安定

    2025/12期は黒字転換。設備補修需要は一定の底堅さ。

  • 昨年からの黒字改善

    営業損益は赤字幅が縮小し、2025年は7億の純利益。

  • 新規分野の開拓

    エレクトロニクス向けなど新市場で成長を模索。

  • 2025/12期に最終利益7億円へ黒字転換決算発表後影響

    最終損益は-10→0→+7億円と改善、特別利益の寄与もあるが経営改善が奏功

  • 営業損失が10億円から7億円に縮小通年影響

    営業損失幅が3億円縮小、営業利益率は-18.87%→-14.29%と改善

  • ROE9.4%と収益性の高さ維持継続影響

    PBR3.23倍に対してROE9.4%、自己資本の効率は一定水準を確保

  • 株価が1年で16.5%上昇、海外投資家の買い継続影響

    外国法人保有比率15.42%、上昇率16.46%は需給の強さを示す

マイナスに働く材料7
  • 鉄鋼業界の減退

    国内鉄鋼生産は減少傾向で、主要顧客の設備投資が削減。

  • 過去の赤字体質

    2023-2024年は大幅な損失。財務基盤が弱く、回復は脆弱。

  • 競争激化

    海外メーカーとの競争で価格低下の懸念。利益率が低い。

  • 売上高が3期連続で減少通年影響

    売上高は56→53→49億円と低下、構造的な需要減の可能性

  • 本業の営業赤字が継続決算発表後影響

    営業損益は-7億円、営業利益率-14.29%と本業の収益力は依然低い

  • PER35.8倍と割高、バリュエーション警戒継続影響

    時価総額276億円に対し最終利益7億円、PER35.8倍はやや割高水準

  • 無配当で株主還元が不足次回株主総会影響

    配当利回りは0%、株主への利益還元がなく売り材料

次の決算で確かめる点
売上高
需要の減退傾向を確認する。
営業利益率
収益性の改善が持続するか。
鉄鋼生産量
主要顧客の動向が売上に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2012年12月0
2013年12月0
2014年12月0
2015年12月0
2016年12月0
2017年12月0
2018年12月0
2019年12月0
2020年12月0
2021年12月0
2022年12月0
2023年12月0
2024年12月0
2025年12月0

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,568人。区分でいちばん多いのは事業法人68.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が68.9%を占め、残る31.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2019年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人47.955.059.165.366.168.9
個人・その他38.330.628.315.117.715.5
外国法人5.78.48.017.415.315.4
自己株式1.11.11.11.03.93.9
証券会社2.11.01.00.40.30.1
金融機関5.95.03.61.80.70.0
外国人個人0.10.10.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱大建エンタープライズ29.21
02淡路交通㈱28.57
03NATIONAL FINANCIALSERVICES LLC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)14.33
04VINTAGE CAVE CAPITAL㈱10.16
05ダントー共和会1.70
06LGT BANK LTD(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)0.66
07北殿 義人0.30
08ダントーホールディングス役員持株会0.24
09西田 典子0.24
10ダントーホールディングス従業員持株会0.22

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1562%、1株純資産は14期で−25%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年12月−2350−0.5
2013年12月13660.2164.2
2014年12月−9403−2.4
2015年12月−22378−5.7
2016年12月−7355−2.0
2017年12月13490.3159.1
2018年12月−5329−1.5
2019年12月−10325−3.0
2020年12月−7281−2.2
2021年12月−33263−12.0
2022年12月−12270−4.7
2023年12月−29253−11.7
2024年12月12330.4293.3
2025年12月232619.421.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額47百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
加藤友彦取締役会長67
前山達史代表取締役 社長55
田中靖久取締役 総務部長52
吉田薫取締役63
小西智晴取締役51
福重正実取締役61
村島雅弘取締役57
米田幸代常勤監査役48
藤原昭次監査役75
西宏章監査役59
棚原慎太郎取締役64
池上平常勤監査役65
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
岩﨑和文監査役78

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)434349
監査役1888
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容568字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社、子会社10社により構成)の事業内容は、タイル関連事業としては、建設用陶磁器とその関連製品の製造・販売・施工であり、不動産事業としては、不動産アセット・マネジメント及び投資アドバイザリー業務を行っており、発電機事業としては、LPガス発電機の開発・製造・販売であります。また、新たな事業として系統用蓄電池事業を行っております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び当社の関係会社の位置付けは次のとおりであります。 タイル関連事業「建設用陶磁器等事業」…陶磁器等の製造、陶磁器及び建築材料の販売並びに工事 (主な関係会社)株式会社淡陶社、合同会社ELEMUS、ダントーテクノロジーズ株式会社 及びダントータイル株式会社 不動産事業…不動産アセット・マネジメント業務及び投資アドバイザリー業務 (主な関係会社)当社、Danto USA Inc.、タッチストーン・キャピタル・マネージメント株式会社 、タッチストーン・キャピタル・パートナーズ株式会社及び合同会社TS2 投資運用事業 (主な関係会社)当社及び株式会社淡陶社 発電機事業 (主な関係会社)ダントーパワー株式会社 再生可能エネルギー事業 (主な関係会社)ダントー・ネオエネルギー株式会社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,132字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の方針 当社グループは、明治初頭以来、真摯にタイルづくり一筋に励んで参りました。この輝かしい伝統を背景に 1 ものづくり理念 ・人と地球環境に優しい製品づくり ・お客さまの立場に立ち、企業として自信のもてる、語れる製品づくり 2 お役立ち理念 ・タイルのある快適な暮らしをご提案します ・タイルに関するトータルサービスをご提供し、お客様に安心をお届けします をグループ共有の企業理念として、長年培ってきた独自の技術を活かし、省エネルギーやリサイクルによる資源の有効利用と環境保全に心がけ、豊かな生活空間を創造しながら、いつまでも社会に貢献し、お客さまに満足をお届けする企業を目指して積極的に取り組んでおります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、タイル建材を取り巻く厳しい環境下において、各種施策の実施により業績回復に努めており、継続した利益の出る企業体質確立を目指しております。その指標として「営業利益」「経常利益」などの損益項目を重視しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 2026年の日本経済は、雇用状況の改善、インバウンド及び消費需要の増加等、引き続き緩やかな景気回復が期待される一方で、賃金の上昇や物価の高騰に伴う企業収益への圧迫、海外経済及び海外情勢の不確実性、金融市場の変動等、依然として先行き不透明な状況が予想されます。 建設業界においては、分野ごとに動向の差が見られるものと予想されます。住宅分野では、戸建て住宅において建設コストや金利動向の影響を受け、引き続き慎重な投資姿勢が続くと見込まれます。また、集合住宅分野においても、事業採算を重視した計画見直しの動きが継続し、外壁用途全体としては厳しい市場環境が続くものと思われます。一方、商業施設・店舗・オフィス分野においては、都市部を中心に改修や再開発需要が底堅く、意匠性や耐久性、空間価値を重視したインテリア用途の需要が一定程度見込まれております。官庁・公共建築分野についても、政策的な背景から、比較的安定した需要が継続するものと思われます。こうした市場環境を踏まえ、自社工場生産によるブランド「A.a.Danto(Alternative Artefacts Danto)」を中核に、商業施設・店舗・オフィス分野を中心としたインテリア市場でのシェア拡大を成長の軸として取り組んで参ります。併せて、集合住宅におけるエントランスや共用部、床用途、ならびに非住宅分野のインテリア用途において、近年進むタイルの大型化やデザイン性の高度化といったニーズに対応した提案を強化し、採用拡大を目指して参ります。 不動産事業としましては、国際通貨基金(IMF)が2026年1月に公表した世界経済成長率予測は、2025年は3.3%(+0.1%)、2026年は3.3%(+0.2%)と前回(2025年10月)予想から上方修正しました。2026年の地域別の経済成長率は、米国が2.4%(+0.3%)、中国は4.5%(+0.3%)、日本は0.7%(+0.1%)といずれも前回より上方修正しており、2026年のインフレ率は3.8%と前回から0.1ポイント上方修正しましたが、先進国は2.2%で据え置きました。今後も富裕層や海外投資家の日本の不動産投資への需要は旺盛で、円安と人件費高騰で建築コストは高止まりすると見込まれ、日銀の利上げによる影響は軽微なものにとどまるとの見方が大勢で、当面は不動産価格の上昇が継続すると見込まれています。日中関係の悪化や米国のトランプ政権による地政学的リスクで世界経済の先行きの不透明感は増しており、金利上昇リスクや物価上昇によるインフレリスクの懸念から、賃貸収益の上昇が見込めるアセットへと投資家のニーズは変化しています。 このような環境の中、既存のアセットマネジメント事業の運用資産残高の積み上げによる安定的な収益の確保と事業セグメント拡大のための新規事業を今後の成長のドライバーと位置付けて事業化を進めて参ります。 発電機事業につきましては、大手通信企業グループ等の販売網を通じて、地方自治体等へのLPガス発電機の普及を推進したほか、新たに老人福祉施設向け設置型発電機の販売を開始いたしました。併せて、IoT機能を搭載した次世代型モデルを含む製品ラインナップの拡充による新規市場の開拓を進めることで、多様なユーザーニーズへの対応と売上拡大を図って参ります。 また、再生可能エネルギー事業につきましては、2026年1月1日付で当社の100%連結子会社へと移行したダントー・ネオエネルギー株式会社にて、蓄電施設案件の権利確保と事業化に向けた基盤整備を推し進めて参ります。今後は、機動的な経営資源の投入により、これら新規ビジネスの早期立ち上げと収益化を加速させるとともに、蓄電所の建設から運営までを本格化させることで、重層的な収益源の確保と安定的な収益基盤の構築に取り組んで参ります。
事業等のリスク1,496字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済環境によるリスクについて 当社グループの事業内容は、主として建設用陶磁器とその関連製品の製造・販売・施工であります。このため、住宅着工戸数の減少、厳しい価格競争の激化及び個人消費の動向の変化等により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料等の価格変動によるリスクについて 当社グループの製造過程において使用されるエネルギー、重金属など原材料の価格変動について、急激に高騰した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 製造物責任について 当社グループは、製品の品質については、滑り抵抗など社内基準、ISO品質マネジメントシステムを登録・活用して製造しております。製造物責任賠償保険に加入しておりますが、万一、製品事故の発生及び品質の問題が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 在庫リスクについて 当社グループは、多品種(色数×形状)の製品を取扱うため、品目ごとに標準在庫を設定し運営しております。販売予測と実際の乖離が生じ滞留在庫が多量に発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 為替相場によるリスクについて 当社グループは、外貨建資産を所有しております。急激な為替相場の変動が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 自然災害及び感染症によるリスクについて 当社グループは、地震等の自然災害が発生した場合、従業員が被災するリスク、生産拠点における設備及び棚卸資産等に大きな被害が発生するリスクがあります。また、感染症等が流行した場合、従業員が感染するリスクがあります。 自然災害が発生した場合及び感染症が流行した場合、操業停止により生産及び出荷が遅延し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 提出会社が将来にわたって事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況その他提出会社の経営に重要な影響を及ぼす事象 当社グループには、将来にわたって事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しておりますが、これは6億6千4百万円の営業損失及び2億8千8百万円の営業活動によるキャッシュ・フローの減少を計上しているためであります。 このような状況の中、当社グループの取り組みといたしましては、タイル事業につきましては、販売体制の強化を図り、指定力向上に努めるとともに、高付加価値商品の拡販による利益率の改善に努め、生産工場におきましては、稼働率の改善による原価低減を図って参ります。 不動産事業につきましては、引き続き新規顧客の開拓による更なる事業拡大に努め、タイル事業への相乗効果を高めると共に、発電機事業及び再生可能エネルギー事業の収益を伸ばしていくことにより赤字体質からの脱却を目指し、当連結会計年度計上の営業損失6億6千4百万円を早期に解消し、営業黒字体質の構築に取り組む所存であります。 なお、資金面に関しては、急激な市場環境等の変化に対応するための資産を有しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,362字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンドの消費の拡大等により、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、依然として続く物価の上昇による個人消費や企業への影響は今後も継続するものと考えられ、世界的なエネルギー・原材料価格の高騰や急激な為替変動に加え、米国の対外政策の動向、地政学的リスクの高まり等、多くの不確実要因を抱え、先行き不透明な状況が続きました。 このような環境下、当社グループにおけるタイル事業につきましては、運賃やエネルギー資源の高騰、急激な円安、製造コストや建築物の建設費の上昇も受け、民間住宅を中心に投資抑制の傾向が強まる状況が続いております。建設コストの高騰の影響は、タイルの施工面積の減少にも繋がり、廉価品や他部材への変更等も余儀なくされ、建設業界における深刻な職人不足や労務費の高止まり等の外部環境の影響も受け、依然として厳しい環境が続くものと予想されます。このような中、売上高及び営業利益は前連結会計年度を下回る結果となりました。一方で、公共投資及び非住宅分野(オフィス、商業及び宿泊施設等)は全国的に堅調に推移しており、改修・再整備需要を中心に発注が継続されていることもあり、意匠性と耐久性を兼ね備えた当社製品の採用が引き続き期待される状況にあります。これらの領域における設計提案型営業を継続し、特注品対応や高付加価値タイルの販売拡大に努めて参ります。また、一昨年のミラノデザインウィークで発表し、昨年より販売を開始した自社工場生産によるブランド「A.a.Danto(Alternative Artefacts Danto)」は、海外を中心に評価を高め、国内外において複数のデザイン賞を受賞する等、ブランディングの面ではこれまでの建築資材としてのタイルにとどまらず、インテリア部材としても一定の周知ができたと確信しております。これらの取り組みを通じて、当社の技術力や素材表現が評価され、今後の事業展開に向けた取り組みの方向性について、手応えが得られているものと認識しております。 不動産事業につきましては、2025年の世界経済は、トランプ関税による悪影響の顕在化が予想されましたが、総じて底堅い成長を続け、関税コストの負担は従来の想定よりも低水準にとどまるとみられ、関税の引き上げや高い不確実性を踏まえ、各国で投資や政策対応が進みつつあります。日本の不動産市場は、マンションの売買価格の高騰、賃貸マンションの賃料の上昇、過去最大を記録したインバウンドの増加によるホテル需要の急速な回復、リモートワーク解除によるオフィスの空室率の低下等、全般的に好調に推移いたしました。このような環境下、当連結会計年度におきましても、運用資産残高の拡大に努め、追加のアセットマネジメント業務を受託する一方で、需要が堅調なことから保有する大阪のホテルや首都圏の賃貸住宅の売却も行いました。また、アドバイザリー事業として大阪市内の賃貸住宅のポートフォリオの取得に関するアドバイザリー業務を受託いたしましたが、売上高は前連結会計年度を下回る結果となりました。 ワールドワイド・イノベーション事業につきましては、世界的な技術革新の可能性を秘めた国内ベンチャー企業の発掘・育成を目的としたCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)事業を推進して参りました。しかしながら、不透明な経済情勢下においてグループの競争力をより直接的に高めるべく、従来の外部投資から、自社製品の開発・育成を主眼とした投資及び事業支援へと注力軸をシフトしております。 発電機事業につきましては、大手通信企業グループ等の販売網を通じて、地方自治体等へのLPガス発電機の普及を推進したほか、新たに老人福祉施設向け設置型発電機の販売を開始いたしました。併せて、IoT機能を搭載した次世代型モデルを含む製品ラインナップの拡充による新規市場の開拓を進めて参ります。 前連結会計年度より新規事業として取り組んでいる再生可能エネルギー事業につきましては、新たに2025年3月3日付でダントー・ネオエネルギー株式会社を設立し、蓄電施設の開発を推し進めて参りました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は49億1千5百万円(前年同期53億1千5百万円)、営業損失6億6千4百万円(前年同期9億8千7百万円)、経常損失6億5千3百万円(前年同期9億9千1百万円)、当連結会計年度において保有する資産の一部を売却したことによる固定資産売却益18億4千7百万円等を特別利益、貸倒引当金繰入額4億6千5百万円を特別損失に計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益7億4千万円(前期同期3千3百万円)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 イ.建設用陶磁器等事業 当連結会計年度において建設用陶磁器等事業の売上高は41億9千8百万円(前年同期46億7千2百万円)、営業損失は7億6千7百万円(前年同期9億円)となりました。 ロ.不動産事業 当連結会計年度において不動産事業の売上高は6億2千4百万円(前年同期7億3千1百万円)、営業利益は2億5千7百万円(前年同期5千4百万円)となりました。 ハ.住宅金融事業 前連結会計年度において、住宅金融事業の事業会社であるSRE Technologies Inc.を所有するDanto Investment Management,Inc.の全株式を譲渡したため、住宅金融事業の実績はありません。なお、前連結会計年度の営業損失は0百万円となりました。 ニ. 発電機事業 当連結会計年度において、発電機事業の売上高は1千7百万円(前年同期3百万円)、営業損失は1億4千8百万円(前年同期1億3千4百万円)となりました。 ホ. 再生可能エネルギー事業 当連結会計年度において、再生可能エネルギー事業の売上高は1億8千万円、営業損失は5百万円(前年同期5百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形固定資産の売却による収入25億7千2百万円、税金等調整前当期純利益7億2千1百万円、貸倒引当金の増加額4億6千5百万円、減価償却費1億9千3百万円等が加算されるものの、固定資産売却益18億4千7百万円、投資有価証券の取得による支出4億1百万円、短期借入金の減少額2億5千万円及び連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出2億円等が減算されたこと等により、前連結会計年度末に比べて13億6千2百万円増加し、17億2千2百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、2億8千8百万円となりました。これは、主に、税金等調整前当期純利益7億2千1百万円、貸倒引当金の増加額4億6千5百万円及び売上債権の減少額1億3千3百万円等が加算されるものの、固定資産売却益18億4千7百万円、仕入債務の減少額8千6百万円等が減算されたこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の増加は、21億1千万円となりました。これは、有形固定資産の売却による収入25億7千2百万円及び無形固定資産の売却による収入3千7百万円等が加算されるものの、投資有価証券の取得による支出4億1百万円及び無形固定資産の取得による支出7千万円等が減算されたこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、4億5千9百万円となりました。短期借入金の減少額2億5千万円及び連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出2億円等が減算されたこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 1.生産実績 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 建設用陶磁器等事業   内装・外装・床・モザイクタイル・関連製品(タイル施工用材料等)   2,865   △2.3 (注) 1 金額は、販売価格によっております。 2 上記の金額には、外注製品受入高(1,990百万円)を含めております。 2.仕入実績(外注製品受入高を除く) セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 建設用陶磁器等事業   内装・外装・床・モザイクタイル・関連製品(タイル施工用材料等)   1,674   +2.5 (注) 金額は、販売価格によっております。 ロ.受注状況 受注生産品は、僅少であるため記載を省略しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 建設用陶磁器等事業   内装・外装・床・モザイクタイル・関連製品(タイル施工用材料等)   4,198   △10.1 不動産事業   519   △18.8 発電機事業   17   +345.6 再生可能エネルギー事業   180   ― 計       国内   4,908   △7.1 国外   6   △79.2 計   4,915   △7.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績の分析 当連結会計年度の建設用陶磁器等事業につきましては、運賃やエネルギー資源の高騰、急激な円安、製造コストや建築物の建設費の上昇も受け、民間住宅を中心に投資抑制の傾向が強まる状況が続いております。建設コストの高騰の影響は、タイルの施工面積の減少にも繋がり、廉価品や他部材への変更等も余儀なくされ、建設業界における深刻な職人不足や労務費の高止まり等の外部環境の影響も受け、依然として厳しい環境が続くものと予想されます。このような中、売上高及び営業利益は前連結会計年度を下回る結果となりました。 不動産事業につきましては、運用資産残高の拡大に努め、追加のアセットマネジメント業務を受託する一方で、需要が堅調なことから保有する大阪のホテルや首都圏の賃貸住宅の売却も行いました。また、アドバイザリー事業として大阪市内の賃貸住宅のポートフォリオの取得に関するアドバイザリー業務を受託いたしましたが、売上高は前連結会計年度を下回る結果となりました。 ワールドワイド・イノベーションテクノロジーの可能性を持つ、世界的な技術革新の可能性を秘めた国内ベンチャー企業の発掘・育成を目的としたCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)事業を推進して参りました。しかしながら、不透明な経済情勢下においてグループの競争力をより直接的に高めるべく、従来の外部投資から、自社製品の開発・育成を主眼とした投資及び事業支援へと注力軸をシフトしております。 発電機事業につきましては、大手通信企業グループ等の販売網を通じて、地方自治体等へのLPガス発電機の普及を推進したほか、新たに老人福祉施設向け設置型発電機の販売を開始いたしました。併せて、IoT機能を搭載した次世代型モデルを含む製品ラインナップの拡充による新規市場の開拓を進めて参ります。 また、前連結会計年度より、新規事業として、蓄電施設開発等の将来のエネルギー問題解決に寄与するため、再生可能エネルギー事業への取り組みを目的とし、2025年3月3日付で連結子会社ダントー・ネオエネルギー株式会社を設立いたしました。 これらの結果、売上高は49億1千5百万円となり、前連結会計年度を4億円下回る結果となりました。 営業損失につきましては、商品構成の再構築を行い、製品の除却及び評価損を計上により在庫の圧縮を実施し、また、生産数量の減少に伴う稼働率の悪化等による製造原価の上昇などにより6億6千4百万円となりました。 経常損失につきましては、受取利息4千4百万円等を営業外収益に計上する一方で、減価償却費1千7百万円等を営業外費用に計上したことにより6億5千3百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、保有する資産の一部を売却したことによる固定資産売却益18億4千7百万円等を特別利益、貸倒引当金繰入額4億6千5百万円を特別損失に計上したこと等により、7億4千万円となりました。 ロ.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、経済情勢の変動や各種法規制等による影響、自然災害の発生が外的要因として挙げられます。また、内的要因としては、組織体制が機能しない場合の影響、生産効率の悪化、棚卸資産の過剰在庫などが挙げられます。詳細につきましては、「第2 事業の状況 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループにおける資金需要の主なものは、建設陶磁器等事業における製造費用及び設備投資資金、また、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金であります。当社グループの資金の源泉は、主として営業活動によるキャッシュ・フロー、自己資金であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表で採用する会計方針や、連結財務諸表の作成にあたり、資産・負債及び収益費用の報告金額に影響を及ぼす見積りのうち、重要なものは以下のとおりであります。 ・棚卸資産の収益性の低下 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ・固定資産の減損 当社グループでは、減損損失の認識及び測定を行う単位としての資産のグルーピングを行い、減損損失を認識する必要のある資産又は資産グループについて、その帳簿価額を回収可能価額まで減額し、その減少額を減損損失として計上しております。減損損失の認識及び測定にあたっては、その時点における合理的な情報等を基に将来キャッシュ・フローの見積りを行っておりますが、事業計画や市場環境等の変化により、見積りの前提とした条件や仮定に変化が生じた場合、減損処理が必要となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。