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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

クニミネ工業

KUNIMINE INDUSTRIES CO.,LTD5388 · Standard · ガラス・土石製品

ベントナイトの採掘から応用製品まで手がける粘土鉱物のスペシャリスト。

概要

クニミネ工業は、1943年創業のベントナイト総合メーカーである。ベントナイト原鉱の採掘から製造・販売まで一貫して手がけ、鋳造・土木・ペット用品向けのベントナイト事業、精製ベントナイトや環境処理剤を扱うクレイサイエンス事業、農薬加工や農業資材のアグリ事業の3部門で構成される。2024年3月期の連結売上高は157億円、従業員は277名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

収益の七割を稼ぐベントナイト事業

ベントナイト事業は、売上高の約69%(2024年3月期)を占める最大セグメントである。主力製品は鋳造型砂用のベントナイト(素形材分野)、土木工事の止水材や地熱発電用の掘削泥水材(環境建設分野)、猫トイレ用の砂(ペット関連分野)である。原鉱の採掘は子会社のクニマイン、川崎鉱業、関ベン鉱業が担当し、販売は当社およびクニミネマーケティングが行う。海外ではタイの連結子会社KUNIMINE(THAILAND)がASEAN市場へ素形材を供給する。

高付加価値製品を生むクレイサイエンス事業

クレイサイエンス事業は、当社の研究開発力を核とするセグメントで、売上高は約17億円(2024年3月期)。精製ベントナイト「クニピア」を化粧品・日用品向けに供給するほか、環境保全処理剤、飼料添加物、工業用研磨材「クニシャイン」、三次元細胞培養用試薬「Kuni-Grow+」などを製造販売する。同事業は粘土鉱物の新規用途開発を加速しており、産学官連携による先端機能材料への展開を目指す。

農薬受託加工で成長するアグリ事業

アグリ事業は農薬製剤の受託加工を中心とし、売上高は約34億円(2024年3月期)。左沢工場(山形県)と小名浜工場(福島県)で農薬の加工・基剤製造を行い、殺虫剤・殺菌剤・除草剤の受注を拡大している。近年は種子コーティング受託にも進出し、新たな成長領域と位置づける。同事業は運送取扱い業務も兼ね、グループ内の物流機能も担う。

自己資本比率83%の堅固な財務体質

2024年3月期末の総資産は268億円、負債合計は37億円で、自己資本比率は83.0%と極めて高い。現金及び預金は91億円、短期貸付金も保有する。無借金経営に近く、投資有価証券の売却益も含め財務的な余力は大きい。ただし、売上高営業利益率は9.4%(2024年3月期)とやや低く、中期経営計画ではROE8%以上、売上高200億円、営業利益26億円を目標に掲げる。

業界の中での役割はベントナイト素材・化学製品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
171億円
営業利益
16億円
営業利益率
9.4%
純利益
13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ベント ナイト事業118億円69.4%13億円11.0%
アグリ事業34億円20.0%8億円23.5%
クレイサイエンス事業18億円10.6%2億円11.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01素形材・環境建設・ペット用品主力

ベントナイト原鉱石の採掘、素形材用・環境建設用・ペット用トイレ砂等の製造販売、調泥剤の仕入販売。

主な製品・サービス1
ベントナイト
粘土鉱物の一種で、素形材(鋳造用)、土木建築用(止水材など)、ペット用トイレ砂などに利用される。

02クレイサイエンス準主力

精製ベントナイト、環境保全処理剤、環境改良剤、飼料添加物等の製造販売。

主な製品・サービス1
精製ベントナイト
ベントナイトを精製した高付加価値製品で、医薬品、化粧品、触媒など様々な用途に使用される。

03農業副次

農薬の加工、農薬基剤・原材料・農業資材の製造、加工、販売、および運送取扱い。

製品と技術

精製ベントナイト「クニピア」と高付加価値品

「クニピア」は、1973年に開発された精製ベントナイトである。月布鉱業所の高品質な原鉱を原料に、不純物を除去し粘度や透明度を高めた製品で、化粧品のゲル化剤や製薬の賦形剤、日用品の粘度調整剤などに使われる。同シリーズはクレイサイエンス事業の柱であり、化粧品向け需要は堅調に推移している。さらに、工業用研磨材「クニシャイン」はガラスや半導体の精密研磨用途に展開中である。

環境建設・地熱向けの止水材と泥水材

ベントナイト事業の環境建設分野では、止水材や掘削泥水材が主要製品である。地熱発電の掘削には、坑壁の安定と掘削屑の排出を助ける泥水材としてベントナイトが欠かせず、クニミネ工業は国内の地熱開発案件向けに供給を強化している。また、放射性廃棄物処分場の遮水材としてもベントナイトが使用されており、同社は長期の安定供給体制をアピールしている。

三次元細胞培養試薬「Kuni-Grow+」

クレイサイエンス事業の先端機能材料分野で開発された「Kuni-Grow+」は、ベントナイトの層状構造を利用した三次元細胞培養用の研究試薬である。従来の足場材料と異なり、細胞を包み込むように増殖を促す特性を持ち、創薬や再生医療の研究用途で注目される。2024年時点では研究試薬として販売され、将来の試薬・創薬分野への展開が中期経営計画に盛り込まれている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

特殊無機材料のニッチトップ候補

クニミネ工業は、ガラス・土石製品分野で特殊無機材料(防災・環境関連)を強みとする。同業のAGCや日本板硝子は大手ガラスメーカーで、規模は異なる。2026年3月期の営業利益率は9.36%と見込まれ、安定した収益力を示す。ニッチな製品群で高いシェアを持つが、市場規模は限定的。神島化学工業など同規模の競合も存在する。

強み

  • 防災・環境関連の特殊無機材料で独自のポジションを確立し、高いシェアを有する。
  • 営業利益率が2025年3月期8.28%から2026年3月期9.36%へ向上見込み。
  • 建設・防災関連需要は底堅く、景気変動の影響を受けにくい。
  • 長年培った材料技術で他社との差別化を図る。

課題

  • ニッチ市場ゆえに成長の天井が見えやすく、大きな拡大は難しい。
  • 類似品を扱う他社(神島化学など)との競争が激化する可能性。
  • 海外販売網が限られており、グローバル成長機会を逃している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字がクニミネ工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15357ヨータイ347億円13.2倍
25210日本山村硝子324億円9.1倍
35363東京窯業313億円8.2倍
45337ダントーホールディングス274億円
55269日本コンクリート工業213億円29.3倍
65388クニミネ工業196億円12.3倍
75356美濃窯業169億円10.7倍
85367ニッカトー160億円20.3倍
95285ヤマックス157億円6.4倍
104026神島化学工業151億円8.1倍
115237ノザワ146億円23.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

國峯鉱業として創業しベントナイト事業に参入

1943年6月、國峯鉱業株式会社として設立。戦後間もない1946年に國峯礦化工業に社名を変え、1949年12月には月布川鉱業を吸収合併。これにより山形県の左沢工場と月布鉱業所を取得し、ベントナイト鉱石の採掘と製品製造を開始した。ベントナイトは粘土鉱物の一種で、吸水・膨潤性を持ち鋳造や土木工事で使われる。

工場拡張と農薬加工への進出

1956年3月に茨城県常陸太田市に太田工場を開設し生産能力を増強。1963年1月には左沢工場で農薬製剤の加工を開始し、アグリ事業の源流となる。1970年には宮城県に川崎鉱業を設立、同年に左沢・太田両工場で農薬基剤の製造も始めた。1971年11月には蔵王工場で活性化ベントナイト「ネオクニボンド」の製造を開始した。

研究開発拠点の整備と精製ベントナイトの成功

1973年11月、左沢工場内に粘土鉱物の研究室を設置。月布鉱業所の原鉱石を利用した精製ベントナイトの商品化に成功し、「クニピア」が誕生した。1980年8月には栃木県黒磯市(現那須塩原市)に研究所を移転・完成させ、研究体制を本格化させた。この時期にクニミネ工業の技術基盤が固まった。

商号変更と証券取引所への上場

1978年6月、社名をクニミネ工業株式会社に変更。1989年6月には日本証券業協会に店頭登録され、株式の流通が始まる。2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場。2010年には大阪証券取引所JASDAQ、2013年には東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行した。2015年3月に東証第二部へ市場変更、2018年3月に第一部に指定され、2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行した。

子会社の整理と海外展開の開始

1994年7月、鉱山部門を独立させクニマイン株式会社を設立(完全子会社)。2000年3月に川崎鉱業を完全子化、2008年4月には関東ベントナイト鉱業および関ベン鉱業を買収しグループの鉱山権益を拡大した。2012年1月にはBASFジャパンから郡山工場を取得し生産拠点を増やした。2015年1月にはタイにKUNIMINE(THAILAND)を設立し、本格的な海外展開に乗り出した。

年表29件を開く

1940年代

  • 1943年6月創業國峯鉱業株式会社として当社設立
  • 1946年2月商号変更國峯礦化工業株式会社に商号変更
  • 1949年12月M&A月布川鉱業株式会社を吸収合併(左沢工場、月布鉱業所を取得)、ベントナイト鉱石採掘、同製品製造開始

1950年代

  • 1956年3月茨城県常陸太田市に太田工場を開設

1960年代

  • 1963年1月左沢工場で農薬製剤の加工開始
  • 1967年8月宮城県刈田郡に蔵王工場を開設、カルシウム型ベントナイトの製造販売開始

1970年代

  • 1970年4月創業宮城県に川崎鉱業株式会社を設立(資本金 1百万円、出資比率 50.0%)
  • 1970年5月左沢工場、太田工場で農薬基剤の製造開始
  • 1971年11月蔵王工場で活性化ベントナイト(ネオクニボンド)の製造開始
  • 1973年11月左沢工場内に粘土鉱物の研究開発のため研究室を設置、月布鉱業所の原鉱石を利用した精製ベントナイトの商品化(クニピア)に成功
  • 1978年6月商号変更クニミネ工業株式会社に商号変更

1980年代

  • 1980年8月栃木県黒磯市に研究所を完成、左沢工場内の研究室を移転
  • 1983年3月福島県常磐鹿島工業団地内にいわき事業所を開設
  • 1986年6月福島県小名浜臨海工業団地内に小名浜工場を開設、農薬製剤の加工開始
  • 1989年6月当社の株式、社団法人日本証券業協会東京地区協会へ登録される

1990年代

  • 1990年5月愛知県宝飯郡に御津工場を開設、ベントナイトの製造開始
  • 1992年12月創業米国テキサス州にTRANS WORLD PROSPECT CORPORATIONを設立(資本金 1,400千米ドル、出資比率 71.4%)
  • 1994年7月創業鉱山部門を独立させ、クニマイン株式会社を設立(資本金 250百万円、出資比率 100.0%)

2000年代

  • 2000年3月川崎鉱業株式会社の株式を 100.0%取得
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2008年4月M&A関東ベントナイト鉱業株式会社及び関ベン鉱業株式会社の株式を100.0%取得し、子会社化

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2012年1月BASFジャパン株式会社より郡山工場を取得
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2015年1月創業タイにKUNIMINE(THAILAND)CO.,LTD.を設立(資本金 4,000千タイバーツ、出資比率 49.0%)
  • 2015年3月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2016年4月関東ベントナイト鉱業株式会社を、クニミネマーケティング株式会社と商号を変更
  • 2018年3月東京証券取引所市場第一部に指定

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画の期間中まで200億円
  • 連結営業利益2026年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画の期間中まで26億円
  • 売上高営業利益率2026年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画の期間中まで13.0%
  • ROE2026年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画の期間中まで8.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長分野への注力

    脱炭素関連や国土強靭化関連など成長が見込まれる分野に注力し、地熱発電や放射性廃棄物処理案件の継続的獲得、社会インフラ整備需要の取り込みを図る。

  2. 02

    新規事業領域の拡大

    クレイサイエンス事業で蓄電デバイス部材や工業用研磨材、三次元細胞培養技術の試薬・創薬分野への参入を進め、アグリ事業では種子コーティング受託を拡大する。

  3. 03

    海外市場展開と鉱探査

    素形材分野のアセアン市場での販売強化、先端機能材料のアジア・欧米市場への展開、海外鉱探査を推進する。

  4. 04

    経営基盤の強化

    国内新鉱区開発投資によるベントナイト原鉱の安定確保、新たな採鉱技術の開発、人材投資、DXの推進に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で277人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は561万円で、9期前と比べて+9.8%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は12.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月276
2018年3月262
2019年3月51142.914.3263
2020年3月49042.712.9270
2021年3月48742.712.8286
2022年3月50342.411.9285
2023年3月50342.312.0295
2024年3月53541.911.2293
2025年3月53242.212.0299435
2026年3月56143.012.2277578

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 4 / 海外 2、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
小名浜工場 — 福島県いわき市1,107百万円
アグリ
いわき工場 — 福島県いわき市1,099百万円
ベントナイト・クレイサイエンス
左沢工場 — 山形県西村山郡大江町735百万円
ベントナイト・クレイサイエンス
本社 — 東京都千代田区665百万円
ベントナイト・クレイサイエンス・アグリ
御津工場 — 愛知県豊川市598百万円
ベントナイト・クレイサイエンス
蔵王工場 — 宮城県刈田郡蔵王町508百万円
ベントナイト
郡山工場 — 福島県郡山市369百万円
アグリ
本社 — 山形県西村山郡大江町248百万円
ベントナイト
本社 — 新潟県東蒲原郡阿賀町212百万円
ベントナイト
黒磯研究所 — 栃木県那須塩原市202百万円
ベントナイト
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    クニマイン㈱(注)3
    山形県 西村山郡 大江町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    川崎鉱業㈱
    宮城県 柴田郡 川崎町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    関ベン鉱業㈱
    新潟県 東蒲原郡 阿賀町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クニミネマーケティング㈱
    千葉県 浦安市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KUNIMINE(THAILAND) CO.,LTD. (注)2
    タイ国 バンコク都 · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    TRANS WORLD PROSPECT CORPORATION (注)3
    米国 ワイオミング州 · 連結子会社
    議決権71.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は171億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.9%、利益が+23.1%。

売上高
+8.9%
171億円
営業利益
+23.1%
16億円
純利益
+18.2%
13億円
営業利益率
9.4%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高180億円171億円
営業利益17億円16億円
純利益14億円13億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は42億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.5%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q392
2024年1Q3725.42
2024年2Q3725.43
2024年3Q4349.33
2024年4Q402
2025年2Q7456.84
2025年4Q8389.67
2026年2Q7756.54
2026年4Q941111.79
2027年1Q4249.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は117億円から171億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.4%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月1171711
2014年3月1201711
タイにKUNIMINE(THAILAND)CO.,LTD.を設立(資本金 4,000千タイバーツ、出資比率 49.0%)
2015年3月1201610
2016年3月1231510
2017年3月1291712
2018年3月1371913
2019年3月1441814
2020年3月1542116
2021年3月1462417
2022年3月1531913
2023年3月153148
2024年3月1571610
2025年3月15713168.311
2026年3月17116209.413

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高171億円のうち、営業利益として残るのは16億円9.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の7.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.8%121億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.9%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.4%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
9.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.8pt
7.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
6.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが43億円、投資CFが−26億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は91億円で、売上の6.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月17−6−41128
2014年3月14−8−5630
2015年3月22−551754
2016年3月12−7−4554
2017年3月19−14−4555
2018年3月13−710668
2019年3月19−19−6063
2020年3月28−9−181963
2021年3月32−562796
2022年3月12−10−5295
2023年3月2−6−17−479
2024年3月19−10−7982
2025年3月10−8−9279
2026年3月43−26−51791

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は268億円。このうち返さなくてよい自己資本が231億円で、自己資本比率は83.0%(業種中央値64.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1471133476.3
2014年3月1531223178.8
2015年3月1751423380.2
2016年3月1751462982.0
2017年3月1841552983.2
2018年3月2071782984.6
2019年3月2171882985.1
2020年3月2191853482.6
2021年3月2431984579.9
2022年3月2482103882.5
2023年3月2462133384.5
2024年3月2522193384.0
2025年3月2582243583.4
2026年3月2682313783.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
96億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
184億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
37億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率49社中3位あたり、逆に低いのはROE49社中32位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.1%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.4%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.0%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.9%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,358で、1年前と比べて+24.9%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥1,358+0.4%1ヶ月+10.0%1年+24.9%時価総額196億円
過去52週の値幅
安値¥1,098高値¥1,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.3倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR0.74倍
配当利回り2.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月に1250円前後で横ばい推移だったが、8月に入り上昇に転じ、8月21日には1329円と直近の高値を更新した。25日移動平均線1257円を5.7%上回り、75日線1247円、200日線1232円も明確に上回っている。週足では7月9日の1272円から上昇トレンドが続いている。出来高は8月20日に11100株、21日には14800株と増加しており、買いが強まっている。52週高値1400円には5%の水準に迫っており、RSIは76と過熱感が強いが、上昇基調は継続すると見られる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは12.08倍と業界平均15.86倍を下回り、PBRは0.7261倍と1倍を割り込んでおり割安感が強い。ROEは6.1%と低いが、配当利回りは3.01%と業界平均2.83%を上回り、配当性向は36.6%と安定している。ただし収益性の低さが課題で、ROEの改善が今後の株価上昇には必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.3倍15.7倍
PER (予想)12.3倍
PBR0.74倍1.34倍
ROE6.1%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共投資と民間建設需要の回復を背景に、砕石需要の拡大が期待される一方で、建設コストの高止まりや人件費上昇が利益を圧迫する懸念がある。また、環境規制の強化が採石事業に与える影響や、リサイクル事業の収益貢献度も論点。強気派は業績の堅調さと配当利回りの高さを評価し、弱気派は原材料費と物流費の上昇を警戒する。決算では販売数量の伸びと単価改定の進捗が注目される。

プラスに働く材料7
  • 公共投資の拡大が追い風

    政府の防災・インフラ整備予算の増加で砕石需要が底堅い

  • 高配当利回りで下支え

    配当利回り約3%超で株主還元が厚く、ディフェンシブ性がある

  • リサイクル事業が成長

    建設廃材処理需要の高まりで新たな収益源が育つ

  • 26/3期売上高171億円、営業益16億円へ増収増益決算発表後影響

    25/3期の営業益13億円から16億円へ23%増益。売上高は157億円から171億円へ。

  • 営業利益率8.28%→9.36%へ改善通年影響

    売上高171億円、営業利益率9.36%は前年比1.08pt上昇。収益性の改善が続く。

  • PBR0.73倍と1倍割れで割安感継続影響

    PBR0.73倍は簿価を下回り、時価総額192億円。資本効率改善余地に注目。

  • 配当利回り3.01%で株主還元が下支え通年影響

    配当利回り3.01%と高く、株価下値を支える。PBR0.73倍と合わせ割安。

マイナスに働く材料7
  • 建設コストの高止まり

    資材高と人件費上昇で工事発注が伸び悩む可能性

  • 価格競争の激化

    同業他社との価格競争で採算性が悪化するリスク

  • 資源枯渇の懸念

    採石場の枯渇で長期的な供給力が低下する恐れ

  • 25/3期売上高横ばい157億円、増収の持続性に懸念決算発表後影響

    24/3期から25/3期は売上高157億円で横ばい。26/3期の171億円が一過性なら反動減リスク。

  • ROE6.1%の低資本効率がPBR0.73倍の要因継続影響

    ROE6.1%と低く、PBR0.73倍。資本効率改善なき限り再評価は限定。

  • 1年で株価26.6%上昇、短期的な調整リスク継続影響

    過去1年で+26.59%上昇し、利益確定売りが出やすい水準。

  • 外国人保有率3.31%と低く需給が薄い継続影響

    外国人株主比率3.31%と低位。売買参加者が少なく値動きが不安定。

次の決算で確かめる点
販売数量
砕石需要の実勢を反映し、業績の先行指標となる
単価改定率
コスト上昇を価格転嫁できるかで利益率が左右される
リサイクル事業売上比率
新規事業の成長度合いを測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.95%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.95%
いまの株価に対して
配当性向
36.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2023.1
2018年3月3887.542.3
2019年3月30−20.035.4
2020年3月300.026.9
2021年3月300.026.6
2022年3月300.033.0
2023年3月4033.352.6
2024年3月400.046.1
2025年3月400.047.7
2026年3月400.036.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ31,287人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.7%を占め、残る52.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他37.136.641.343.347.648.4
事業法人44.644.744.644.745.345.2
自己株式10.710.713.613.715.715.7
外国法人4.65.14.04.23.73.3
金融機関11.912.99.26.52.92.5
証券会社1.90.80.91.30.40.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01クニミネエンタープライズ株式会社33.97
02クニミネ工業取引先持株会5.40
03日本化薬株式会社2.30
04クミアイ化学工業株式会社2.28
05川上 悟1.84
06BNYM RE BNYMLB RE GPP CLIENT MONEY AND ASSETS AC(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)1.44
07日昭株式会社1.37
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.11
09株式会社三菱UFJ銀行1.11
10クニミネ社員持株会0.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+25%、1株純資産は14期で+100%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8891510.16.735.6
2014年3月889849.37.719.1
2015年3月811,0467.79.639.4
2016年3月771,0747.36.829.4
2017年3月891,1608.07.923.1
2018年3月1011,2148.210.642.3
2019年3月971,2807.88.335.4
2020年3月1221,4039.07.526.9
2021年3月1301,5059.09.826.6
2022年3月1011,5896.59.933.0
2023年3月661,6644.114.152.6
2024年3月841,7005.012.746.1
2025年3月881,7695.011.747.7
2026年3月1101,8296.111.836.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額156百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
友山貴之代表取締役社長5210,000
玉木悟史常務取締役 資源探査部長 兼アグリ事業部長4716,000
黒田克弘常務取締役 クレイサイエンス 事業部長67
塗師尾努常務取締役 ベントナイト 事業部長59
髙田裕二取締役経営戦略部長653,000
國峯宏美取締役5327,000
鷲巣信太郎取締役70
滝田博取締役(常勤監査等委員)60
堀越孝取締役(監査等委員)724,000
赤石健取締役(監査等委員)61
原田崇史取締役(監査等委員)56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7805013019
社外取締役414144
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容742字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、クニミネ工業株式会社(当社)および子会社6社により構成されており、事業はベントナイト原鉱石の採掘、ベントナイトの製造、販売、農薬加工および化成品の製造販売を行っているほか、粘土鉱物、調泥剤の仕入販売、サービス部門として運送取扱い業務や各種研究・分析業務を営んでおります。 当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 次の3部門は「第5 経理の状況1.(1) 連結財務諸表注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) ベントナイト事業 ベントナイト事業は、素形材用、環境建設用、ペット用トイレ砂等の製造販売であり、ほかに調泥剤の仕入販売があります。クニマイン株式会社、川崎鉱業株式会社および関ベン鉱業株式会社は、ベントナイト原鉱石の採掘、販売をしております。当社は、素形材用、環境建設用、ペット用トイレ砂等の製造販売のほか、調泥剤の仕入販売および各種研究・分析を行っております。クニミネマーケティング株式会社は、主に物流センターの運営を行っております。KUNIMINE(THAILAND)CO.,LTD.は、主に素形材用のベントナイトを仕入販売しております。 TRANS WORLD PROSPECT CORPORATIONはベントナイト採掘会社に出資しているためベントナイト事業に含めております。 (2) クレイサイエンス事業 クレイサイエンス事業は当社が精製ベントナイト、環境保全処理剤、環境改良剤、飼料添加物等を製造販売しております。 (3) アグリ事業 アグリ事業は、当社が農薬加工、農薬基剤および農薬加工用原材料、農業資材等の製造、加工、販売および運送取扱いを行っております。
経営方針・対処すべき課題2,823字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、創業以来一貫して、人類共通の財産である地下資源の有効活用に取り組んでまいりました。地下資源のもつ秘められた可能性にますます大きな期待がかけられている現在、当社グループは、長年培ってまいりました「品質と技術」をさらに研鑽し、多様化するニーズにグループ各社が一丸となって、積極果敢に挑戦して、企業価値の一層の向上を図り、社会に貢献していくことを経営の基本としております。 (2) 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは迅速な意思決定体制への転換と新規分野に係る収益の早期実現化を図るため、組織変更を行うとともに、2026年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画を策定いたしました。目標値は、連結売上高200億円、連結営業利益26億円、売上高営業利益率13.0%、ROE 8.0%以上としております。当社の想定する株主資本コストは5~6%であり、現時点ではこれに近接する水準を目標としておりますが、将来的にはこれを安定的に上回るROEを確実に実現していく方針です。その実現に向けて、ベントナイト本来の性能を最大限に活かした高付加価値製品の開発、生産販売の省人化、DXの推進を通じて、社会課題の解決、顧客の価値創造を実現し、高収益事業構造を構築してまいります。 具体的な戦略としては、次のとおりであります。 ① 脱炭素関連・国土強靭化関連等の成長が見込まれる分野への注力 ・地熱発電/放射性廃棄物処理案件の継続的な獲得(ベントナイト事業 環境建設分野) ・社会インフラ整備需要の取り込み(ベントナイト事業 環境建設分野) ② 新規事業領域拡大 ・種子コーティング受託の拡大(アグリ事業) ・先端機能材料として蓄電デバイス部材および工業用研磨材用途への参入(クレイサイエンス事業) ・三次元細胞培養技術の試薬・創薬分野への展開(クレイサイエンス事業) ③ 海外市場展開・海外鉱探査 ・素形材分野のアセアン市場における販売強化 ・先端機能材料のアジア・欧米市場への展開 ④ 経営基盤強化 ・国内における新鉱区開発投資によるベントナイト原鉱の安定的な確保 ・新たな採鉱技術の開発 ・人材投資、DXの推進 (3) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済は、ウクライナ侵攻の長期化や中東情勢の緊迫化による資源・エネルギー価格の高騰および金融市場の不安定化に加え、米中・日中の長引く外交・通商面での対立によるサプライチェーンへの影響が懸念されるなど、先行きは不透明な状況が続いております。加えて、国内においては労働力不足や物流費・人件費の上昇等、構造的なコスト負担の増大が見込まれるなど、不確実性の高い事業環境が継続すると認識しております。 このような認識のもと、当社グループは、事業分野間の連携強化と機動的な事業運営を推進し、各事業領域における付加価値の創出および諸課題の解決を通じて、持続的な収益の確保に努めてまいります。また、成長戦略の実現に向けては、研究開発や人材育成への投資を継続するとともに、DXの推進体制の整備にも注力してまいります。 各事業部門の経営環境及び事業上の課題については、下記の通りであります。 ①    ベントナイト事業 素形材分野 世界的な脱炭素化への潮流を受けた自動車の国内生産台数の減少、化石燃料車のEVシフトに伴う鋳造部品点数の減少により、国内鋳造向けベントナイト需要の低減が予想され、将来的な国内市場縮小への対応が課題となっております。国内における高い販売占有率(シェア)を活かした関連商材の拡販、製品と技術サービスの充実を図ることにより、顧客満足度の向上に努めるとともに、海外市場への販売拡大に取り組んでまいります。 ②    ベントナイト事業 環境建設分野 建設業界においては、資材価格や人件費の高騰が工事単価を押し上げており、予算制約等の影響により土木工事件数は低調な推移が予想されます。また、中東情勢の状況悪化にともなう材料不足により、工期遅延の影響も懸念されます。当分野の安定した成長を図るため、国内インフラ整備事業、地熱発電事業の取り込み、放射性廃棄物処理事業に対して積極的な営業活動を行うとともに、止水材等の高付加価値品の販売を拡充してまいります。 ③    ベントナイト事業 ペット関連分野 国内の猫飼育頭数は比較的堅調に推移している一方で、国内市場における製品の多様化が進み、競争環境は厳しさを増しております。また、インフレ進行による原料、包装資材、物流費の上昇が課題となっております。コストダウンを進めるとともに、関連商品の拡充を図ることで収益の拡大に努めてまいります。 ④    クレイサイエンス事業 当分野の製品は、各種産業で広く利用されておりますが、法令・環境規制強化にともなう市場ニーズの変化が業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当分野は、粘土本来の秘められた効能を最大限引き出す新規用途開発を進めておりますが、社会実装に時間を要することも課題となっております。特に化粧品原料における高付加価値品の国内外への拡販を図るとともに、先端機能材料分野等においては、産学官連携のさらなる強化を図ることで新用途開発に向けた研究を加速させてまいります。工業用研磨用途の「クニシャイン」や三次元細胞培養向け研究試薬「Kuni-Grow+」のほか、赤潮対策等のサステナビリティに貢献する製品の販売を通じて、環境および生命に関する社会課題の解決に貢献してまいります。 ⑤    アグリ事業 農薬市場は拡大傾向にあるものの、人員や生産能力不足による機会損失の発生のほか、当分野は受託生産が中心であるため、委託元の方針変更による受注への影響等が懸念されます。当分野では、種子コーティング等の新規受託領域の拡大を進めるとともに、製剤技術力、特に造粒技術の高度化にさらに磨きをかけ、事業分野の成長を図ってまいります。 ⑥    その他 生産関連につきましては、継続した省人・省力化投資を推し進めることによって生産体制を強化し、人手不足の問題解消や生産性向上を実現することで、事業機会を確実に捉えるよう努めてまいります。またベントナイト資源確保の観点から、鉱量の確保や新鉱区開発のための積極投資に加え、新たな採鉱技術の開発も行ってまいります。輸入原鉱の急激な為替変動によるリスクへの対策としては、為替予約、外貨預金等を活用する事でヘッジを行ってまいります。さらに、安全な職場環境の構築と安全教育を推進するとともに、ESG(環境・社会・ガバナンス)をより意識した経営を目指してまいります。
事業等のリスク3,115字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本項における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 他社との競合と販売価格の変動について 当社グループの主要事業であるベントナイト事業、クレイサイエンス事業およびアグリ事業は、いずれも市場での厳しい競争にさらされております。そのため、新技術や新製品の開発、あるいは、競合他社との価格低減競争等により、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 貸倒れについて 当社グループは、十分な与信管理を行っておりますが、取引先に予期せぬ貸倒れが発生した場合は、追加的な損失や引当金の計上が必要となり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 為替相場の変動について 当社グループは、原料の一部を海外から輸入しております。そのため、為替相場の変動によるリスクをヘッジする目的で、為替予約等で対策を講じております。しかしながら、リスクヘッジにより為替相場変動の影響を緩和することは可能であっても、影響を完全に排除することは不可能であり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 原料の確保について 当社グループには、鉱山会社が3社あり、原鉱採掘を行っております。毎年、探鉱ボーリングを実施して原鉱埋蔵量の確保は行っておりますが、災害や事故等の発生により、採掘が不可能になる危惧や、品質の低下および原鉱の枯渇等が発生する危惧があります。また、一部海外より原鉱を輸入しておりますが、原鉱の輸入につきましても、災害や事故等の発生や国際情勢の変化等により、輸入が困難となる危惧があります。こうした状況の発生が経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) エネルギー価格の変動について 当社グループでは、主に製造工程において重油や電力等のエネルギーを使用しております。これらのエネルギー価格の変動により、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 原材料の仕入価格について 当社グループでは、原鉱の輸入の他様々な原材料を外部より購入しております。これらの原材料は、為替相場の変動や原油価格の変動、その他の要因等によって仕入価格が上昇するおそれがあり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 製品の品質に係るものについて 当社グループでは、徹底した品質管理のもとで製品を製造しておりますが、すべての製品が完全無欠という保証はありません。また、製造物賠償責任保険等に加入しておりますが、これらの保険が賠償額の全額を賄える保証もありません。そのため、製品の欠陥が、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 災害等による影響について 当社グループは、鉱山および工場において安全対策等を十分に実施しておりますが、大規模な地震や近隣の火山の噴火、火災、事故等が発生した場合は、生産、出荷等が著しく低下するおそれがあり、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 法的規制について 当社グループの行う事業に適用される主な法的規制として、鉱山でのベントナイト原鉱石採掘に関連する採石法、アグリ事業での製品製造に関連する農薬取締法等があります。これらの関係法令は社会情勢の変化等に応じて適宜、改正や解釈の変更等が行われる可能性があります。その場合には経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。主な法的規制に関する許認可の内容は以下のとおりです。 ① 採石法関連 当社グループは、採石法第32条に定める採石業者登録および採石法第33条で定める採取計画の許認可を以下のとおり受けております。なお、現状これら許認可等について、その継続に支障をきたす要因は発生しておりませんが、万一、採石法第32条の10および第33条の11、12の規定やその他の関連法令に抵触する等により、業務停止又は取消し等の処分を受けることとなった場合には、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 取得年月   許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   有効期限 1971年10月   採石業者登録   宮城県   採石法第32条による宮城県採石登録第69号川崎鉱業㈱   なし 1971年10月   採石業者登録   新潟県   採石法第32条による新潟県採石登録第9号関ベン鉱業㈱   なし 1995年1月   採石業者登録   山形県   採石法第32条による山形県採石登録第601号クニマイン㈱   なし 2000年4月   採石業者登録   宮城県   採石法第32条による宮城県採石登録第5000号当社蔵王工場   なし 2025年2月   岩石採取計画認可   宮城県   採石法第33条による宮城県(産立)指令第91号当社蔵王工場   2030年2月 2022年7月   岩石採取計画認可   宮城県   採石法第33条による宮城県(産立)指令第38号川崎鉱業㈱   2027年7月 2021年8月   岩石採取計画認可   山形県   採石法第33条による山形県指令村総産企第17号クニマイン㈱   2026年8月 2025年12月   岩石採取計画認可   新潟県   採石法第33条による新潟県津振第621号 関ベン鉱業㈱ 細越鉱山   2030年12月 2022年7月   岩石採取計画認可   新潟県   採石法第33条による新潟県津振第744号関ベン鉱業㈱ 白崎鉱山   2027年3月 ② 農薬取締法関連 当社グループは、農薬取締法第2条に定める農薬登録につきまして、当社小名浜工場、郡山工場および太田工場において、製造品目ごとに農薬登録票の許認可を受け、製造場の名称および所在地登録を行っております。なお、現状これら登録について、その継続に支障をきたす要因は発生しておりませんが、万一、農薬取締法第14条の規定やその他の関連法令に抵触する等により、業務停止又は取消し等の処分を受けることとなった場合には、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動を通じてお客様や取引先の個人情報および機密情報を入手することがあり、また、営業・技術上の機密情報を保有しております。 当社グループでは、これら情報に関する管理体制の強化と社員教育を展開し、適切なセキュリティ対策を講じています。しかしながら、予想を超えるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルス侵入等により、重要情報が流出した場合や、重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合は、当社グループの信用低下により、業績および財務状況に影響を及ぼす場合があります。 (11) 環境について 当社グループは、事業活動による地球環境への影響を認識し、CO2排出量の削減や資源の有効活用に努め、環境負荷の低減を進めております。 しかしながら、CO2の排出に対する新たな規制等が導入された場合には、ベントナイト事業を中心に当社グループの事業活動が制約を受けたり、事業活動に係る費用が増加する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,017字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、労働力不足や物流コストの上昇といった課題を抱えつつも、賃上げや高水準の企業収益を背景とした底堅い設備投資が景気を下支えし、総じて緩やかな回復基調となりました。鉱工業生産は、主力の自動車産業において、トランプ関税の影響による米国向け輸出の減少やコスト面での押上げ圧力の影響がみられたものの、一部では持ち直しの動きも見られました。一方、世界経済においては、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の上昇や金融市場の不安定化が懸念され、また、米中・日中の長引く外交・通商面での対立により、サプライチェーンへの影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況が継続しております。 ここのような状況のもと、当社グループは、高付加価値製品・サービスの提案、適切な価格改定などの販売活動を強化するとともに、より一層のコストダウンへの取り組みを進めることで、収益確保に向けて注力してまいりました。今後も、インフレの進行に伴うコスト上昇は継続するとみられ、予断を許さない状況が続いておりますが、引き続き製品・サービスの高付加価値化、販売価格の適正化、原価低減に取り組むとともに、意思決定の迅速化や管理業務の効率化等を推進し収益の改善を図ってまいります。 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は19,025百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,625百万円増加いたしました。これは主に原材料及び貯蔵品が1,827百万円減少したものの、現金及び預金が1,274百万円、短期貸付金が1,750百万円増加したことによるもの及び投資有価証券の一部を償還期限が1年以内となったことに伴い、流動資産の有価証券へ振替えたことによるものであります。 固定資産は前連結会計年度末に比べ620百万円減少し、7,819百万円となりました。これは主に有形固定資産が367百万円増加したものの、保有する株式の一部が売却により減少したことや投資有価証券の一部を償還期限が1年以内となったことに伴い、流動資産の有価証券へ振替えたことによるものであります。 この結果、総資産は26,844百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,005百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,465百万円となり、前連結会計年度末に比べ221百万円増加いたしました。 固定負債は前連結会計年度末に比べ8百万円減少し、1,235百万円となりました。 この結果、負債合計は、3,700百万円となり、前連結会計年度末に比べ213百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は23,143百万円となり、前連結会計年度末に比べ792百万円増加いたしました。これは主にその他有価証券評価差額金が保有する株式の一部売却により130百万円減少したものの、利益剰余金が853百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は83.0%(前連結会計年度末は83.4%)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の業績は、売上高は17,075百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は1,602百万円(同25.1%増)、経常利益は主に前期の為替差損11百万円が当期は79百万円の為替差益に転じたことにより1,954百万円(同23.5%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は主に投資有価証券売却益が183百万円発生したことにより1,340百万円(同24.4%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (ベントナイト事業) 素形材分野は、主に建設機械やトラック関連の需要が回復傾向であったことに加え、価格改定の効果もあり、増収となりました。環境建設分野は、一般土木工事の需要が低調であったものの、価格改定の効果や地熱向け需要が好調に推移したこと等により、増収となりました。ペット関連分野は、価格改定により一部の取引先への出荷が減少し、減収となりました。 この結果、当セグメントの売上高は11,842百万円(前年同期比 6.7%増)、セグメント利益は1,289百万円(同 19.9%増)と増収増益となりました。 (クレイサイエンス事業) 主にクニピアの化粧品・日用品用途としての需要増加がみられたものの、一般工業用途としての輸出向けの需要が減少したことに加え、規格外製品の廃棄等による在庫評価減の影響もあり、減収減益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は1,788百万円(前年同期比 1.1%減)、セグメント利益は167百万円(同7.9%減)となりました。 (アグリ事業) 主たる農薬分野において、殺虫・殺菌剤が好調に推移したことに加え、価格改定や除草剤の新規受注獲得の結果、大幅な増収増益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は3,444百万円(前年同期比 22.8%増)、セグメント利益は829百万円(同50.0%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比べ1,226百万円増加し、9,107百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、4,325百万円(前年同期比322.4%増)となりました。これは主に、法人税等の支払額709百万円があったものの、増加要因として棚卸資産が1,881百万円減少したことや、税金等調整前当期純利益2,048百万円、減価償却費898百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、2,576百万円(同235.0%増)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入が401百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が1,140百万円、貸付けによる支出が1,674百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、504百万円(同41.3%減)となりました。これは主に、配当金の支払額486百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) ベントナイト事業   9,589,624   105.8 クレイサイエンス事業   1,670,346   92.2 アグリ事業   2,867,136   124.7 合計   14,127,107   107.2 (注) 1.金額は販売価格によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) ベントナイト事業   1,478,698   117.7 クレイサイエンス事業   156,288   102.8 アグリ事業   19,071   144.7 合計   1,654,059   116.3 (注) 1.金額は仕入価格によっております。 c.受注実績 当連結会計年度におけるベントナイト事業の一部およびアグリ事業の受注実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ベントナイト事業   400   22.0   ―   ― アグリ事業   2,937,879   124.8   231,070   178.9 (注) 1.ベントナイト事業の一部およびアグリ事業以外は、見込み生産を行っております。 2.金額は販売価格によっております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) ベントナイト事業   11,842,323   106.7 クレイサイエンス事業   1,788,188   98.9 アグリ事業   3,444,977   122.8 合計   17,075,489   108.7 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が 100分の10を超える相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について (1)」、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度における売上高の概況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。 (営業利益の状況) 売上原価につきましては、12,070百万円と前連結会計年度に比べ824百万円の増加(前年同期比7.3%増 )となりましたが、売上原価率は前連結会計年度の71.6%から当連結会計年度は70.7%と0.9ポイント減少いたしました。これは主に輸入原鉱価格や各種原材料価格は前連結会計年度から継続して高止まりしているものの、主にベントナイト事業、アグリ事業で価格改定が進んだことによるものであります。 販売費及び一般管理費につきましては、当連結会計年度から稼働した基幹システムに係る減価償却費の計上等により、前連結会計年度に比べ221百万円増加(同7.0 %増)の3,402百万円となりました。 以上の結果、営業利益は1,602百万円となり、前連結会計年度に比べ321百万円の増加(同25.1 %増)となりました。 (経常利益の状況) 営業外収益につきましては、受取配当金が51百万円減少したものの、前連結会計年度に発生した為替差損11百万円が当連結会計年度は為替差益79百万円に転じたことにより、前連結会計年度に比べ52百万円増加の383百万円となりました。営業外費用につきましては、前述の為替差損が当連結会計年度は無かったものの、仕損費が19百万円発生したこと等により、2百万円増加の31百万円となりました。 以上の結果、経常利益は1,954百万円となり、前連結会計年度に比べ371百万円の増加(同23.5%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益の状況) 特別利益につきましては、投資有価証券売却益が31百万円増加したことにより、前連結会計年度に比べ33百万円増加の185百万円となりました。 特別損失につきましては、固定資産除却損が49百万円増加したことにより、前連結会計年度に比べ56百万円増加の92百万円となりました。 また、法人税等合計につきましては、過年度法人税等が51百万円発生したことにより、前連結会計年度に比べ83百万円増加の647百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,340百万円となり、前連結会計年度に比べ262百万円の増加(同24.4%増)となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 a.キャッシュ・フローの状況 当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.財務政策 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または必要に応じ借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、金融機関とコミットメントライン契約10億円を設定し、資金調達の機動性および安定性を確保しております。 当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備資金を調達していく考えであります。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループの経営陣は、現在の経営環境および入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、当社グループをとりまく経営環境は今後も厳しい状況が続くものと考えられます。このような状況下で、当社グループといたしましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略」にも記載しましたとおり、戦略的課題に重点的に取り組むことで、他社との差別化を図って、高収益化構造を実現することを最優先課題として考えております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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