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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

住友大阪セメント

Sumitomo Osaka Cement Co.,Ltd.5232 · Prime · ガラス・土石製品

セメント・石灰石・建材・光電子部品・新材料と多角化する素材メーカー。国内セメント事業を基盤に、光通信部品やナノ粒子材料など先端分野にも展開。

概要

住友大阪セメントは、1907年創業の大手セメントメーカーである。ポルトランドセメントを中心に、生コンクリート、建材、鉱産品、光電子、新材料の6事業を展開。関東・中部エリアに強固な販売網を持ち、2025年3月期の連結売上高は2,237億円、従業員数は3,045人。環境配慮型素材やCO2削減技術の開発にも取り組む。

セメントを中核とする6つの事業セグメント

セメント事業が売上の約71%を占め、普通ポルトランドセメントや高炉セメントなどを製造する。2025年3月期のセメント売上高は1,588億円。鉱産品事業は自社鉱山から石灰石や骨材を採掘し、175億円。建材事業はコンクリート補修材や地盤改良材で230億円。光電子事業はニオブ酸リチウム光変調器で世界トップシェアを持ち、27億円。新材料事業は半導体向け電子材料やセラミックスで181億円。その他に不動産賃貸や情報処理サービスがある。

関東・中部に強みを持つ国内販売網とグループ体制

当社グループは、子会社45社、関連会社13社で構成される。セメント生産は当社のほか、八戸セメント、和歌山高炉セメントが担い、スミセ建材や東海スミセ販売などの特約店を通じて販売。輸送はエスオーシー物流が海上、和泉運輸が陸上を担当。生コンクリートは東京エスオーシーなどの子会社が製造する。石灰石鉱山は山口事業所など各地に所有し、秋芳鉱業が採掘。関東・中部に強固な販売網を築いている。

環境配慮とCO₂削減技術への取り組み

中長期ビジョン「SOC Vision2035」の下、環境解決をキーワードに掲げる。2026-28年度中期経営計画では、セメント製造プロセスでのCO₂削減、人工石灰石の事業化、カーボンニュートラル施策を推進。既存工場では廃棄物由来の原燃料受入によるリサイクル事業も展開する。また、半導体製造装置向け電子材料の生産能力増強や、豪州ターミナル事業の拡大など、成長分野への投資を進める。

安定した収益基盤とポートフォリオ変革への挑戦

過去12年の売上高は1,842億円から2,511億円の範囲で推移し、国内建設需要に支えられてきた。2025年3月期の経常利益は144億円、親会社株主純利益は112億円。しかし、人手不足や建設コスト上昇によりセメント需要は減少傾向にあり、2023-25年度の中期経営計画ではROE5.8%、ROIC3.3%と目標を下回った。新たな中期計画では、事業ポートフォリオ変革による利益成長を掲げ、高機能品事業の拡大と新規事業の始動を目指す。

業界の中での役割は建設・インフラ向けセメント・骨材・建材メーカーであり、光通信・エレクトロニクス向け部品材料メーカーでもあるにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,237億円
営業利益
136億円
営業利益率
6.1%
純利益
112億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01セメント主力

ポルトランドセメントを主体に、高炉セメントや各種混和材を製造販売。子会社の生コンクリート工場が最終需要家に供給するほか、特約店網を通じて全国に販売。セメント工場では廃棄物由来の原燃料受入によるリサイクル事業も展開。

主な製品・サービス3
セメント
建築・土木工事に不可欠な水硬性材料。普通ポルトランドセメントのほか、早強・超早強・低熱・高炉などの種類がある。
セメント系固化材
地盤改良や軟弱地盤の固化処理に用いる特殊なセメント系材料。
生コンクリート
セメントに骨材・水・混和剤を加えて練り混ぜた、硬化前のコンクリート。工事現場にアジテータ車で納入。

02鉱産品準主力

自社所有の石灰石鉱山から石灰石や骨材を採掘・販売。石灰石は製鉄・化学・セメント原料として、骨材は道路工事や生コンクリート用として建設業界に供給。

主な製品・サービス2
石灰石
製鉄の副原料や、化学工業・セメントの主原料として使用される。
骨材
コンクリート用の砂利・砂。道路の路盤材としても利用。

03建材準主力

コンクリート構造物の補修・補強材料、地盤改良工事、コンクリート二次製品(ブロック・PC部材など)を製造販売。社会インフラの維持更新需要に対応。

主な製品・サービス2
コンクリート補修材料
ひび割れ補修や断面修復用のポリマーセメントモルタルや注入材など。
コンクリート二次製品
U字溝、側溝、プレキャスト床版など、工場であらかじめ成型されたコンクリート製品。

04光電子副次

光通信システム向けの光部品(光変調器、光スイッチなど)や、光計測機器を製造販売。ニオブ酸リチウム(LN)を用いた光変調器で世界トップシェアを持つ。

光変調器で世界トップシェア

主な製品・サービス2
光通信部品(光変調器、光スイッチ)
光ファイバ通信の信号を電気から光に変換する光変調器や、光経路を切り替える光スイッチ。高速大容量通信に不可欠。
光計測機器
光スペクトラムアナライザなど、光信号の特性を測定する装置。研究開発や通信網の保守に使用。

05新材料副次

セラミックス製品(窒化ケイ素、ジルコニアなど)やナノ粒子材料(酸化亜鉛など)を製造販売。自動車・電子部品向けの高機能材料。

主な製品・サービス2
セラミックス製品
窒化ケイ素やジルコニアなどのファインセラミックス。ベアリングボールや切削工具、電子部品基板などに使用。
ナノ粒子材料
酸化亜鉛などのナノ粒子。化粧品、塗料、電子材料など幅広い用途。

06その他(不動産、情報処理等)その他

遊休地を活用した不動産賃貸(賃貸ビル・倉庫)や、グループ向けの情報処理サービス(ソフトウェア開発・運用)を提供。

製品と技術

ポルトランドセメントとセメント系固化材

主力製品は建築・土木に不可欠なポルトランドセメントで、普通、早強、超早強、低熱、高炉などの種類を製造する。セメント系固化材は軟弱地盤の改良に用いられ、地盤沈下対策や造成工事で需要がある。子会社の生コン工場がセメントを主原料に生コンクリートを生産し、アジテータ車で現場に納入。セメント工場では廃棄物由来の原燃料も受け入れ、リサイクル事業も行う。

ニオブ酸リチウム光変調器で世界トップシェア

光電子事業では、ニオブ酸リチウム(LN)を用いた光変調器を中心に、光通信部品と光計測機器を製造する。光変調器は光ファイバ通信の信号変換に必須で、高速大容量通信を支える。同製品で世界トップシェアを獲得している。光スイッチや光スペクトラムアナライザも手掛け、研究開発や通信網の保守向けに販売する。半導体製造装置向け電子材料への投資も活発である。

ファインセラミックスとナノ粒子材料

新材料事業では、窒化ケイ素やジルコニアなどのファインセラミックスを製造し、ベアリングボールや切削工具、電子部品基板に供給する。酸化亜鉛ナノ粒子は化粧品や塗料、電子材料に使われる。半導体製造装置向け電子材料の需要拡大に対応し、新製造棟を建設して生産能力を増強。2026-28年度中期経営計画では、同事業を成長分野と位置づけ、規模拡大と収益力強化を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 光電子光変調器で世界トップシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

セメント大手、売上横ばいで利益率改善

当社はガラス・土石製品セクターの大手で、売上高は約2200億円と規模が大きい。2024/3期の売上2225億円から2026/3期に2237億円とほぼ横ばいだが、営業利益率は4.28%から6.08%と改善している。同業他社にはAGCや日本板硝子があり、ガラス分野で競合するが、当社はセメントや鉱物製品に強みを持つ。また、石塚硝子とも競合関係にあるが、当社の規模は圧倒的に大きい。国内需要が中心で、インフラ関連に依存する傾向がある。収益性は改善しているものの、売上成長が頭打ちで、海外展開や新製品開発が課題となる。

強み

  • 売上高2200億円超で、国内セメント市場で有力な地位を占める。
  • 営業利益率が6%台に改善し、コスト管理が進んでいる。
  • 売上高が横ばいでも、大きな変動がなく安定的である。
  • 長年の実績で、建設業界などでの信頼が高い。

課題

  • 売上高がほぼ横ばいで、成長戦略が乏しい。
  • 国内市場のみで、海外展開が進んでいない。
  • AGCなどとの競争で、差別化が重要である。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

総合建設 (ゼネコン)の時価総額近傍。太字が住友大阪セメント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11820西松建設2,352億円9.2倍
21833奥村組2,231億円11.3倍
31861熊谷組2,220億円11.0倍
44547キッセイ薬品工業1,892億円12.3倍
51885東亜建設工業1,836億円8.4倍
65232住友大阪セメント1,742億円15.5倍
71879新日本建設1,406億円8.8倍
85911横河ブリッジホールディングス1,284億円13.6倍
91720東急建設1,245億円9.2倍
101870矢作建設工業967億円11.0倍
114212積水樹脂929億円22.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(総合建設 (ゼネコン))に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

磐城セメント創業から戦前の拡大(1907-1941年)

1907年11月、磐城セメント株式会社として創業。1908年に四倉工場を新設した。1925年7月、日の出セメントを合併し八戸工場を取得。1940年12月には富国セメントを合併し栃木工場とする。1941年11月には七尾セメントを合併し七尾工場を得た。合併による生産拠点の拡大で、戦前のセメント業界での地盤を固めた。

戦後の再編と新工場建設の時代(1949-1966年)

1949年5月に東京証券取引所市場第一部に上場。1950年12月に東洋セメントを合併し、1952年6月に伊吹工場、1954年7月に浜松工場を新設。1960年5月に川崎セメントを合併し岐阜工場とする。1961年12月に高知工場、1963年5月に福島セメントと住友石灰工業を合併、1966年6月に滋賀興産を合併した。相次ぐ合併と新工場建設で生産能力を拡大した。

1970年代の合理化と工場閉鎖

1975年7月、七尾工場と多賀工場を閉鎖。同年、赤穂第一工場を新設し、後に赤穂第二工場も新設した。1977年9月、八戸工場を分離し八戸セメント株式会社を設立。1984年11月に浜松工場、1986年9月に四倉工場を閉鎖。1987年4月には赤穂第一・第二工場を統合し赤穂工場とした。設備の統廃合により経営効率を高めた。

1994年の合併と新生「住友大阪セメント」の誕生

1994年1月、住友セメント株式会社と大阪セメント株式会社が合併し、商号を住友大阪セメント株式会社に変更。これにより、磐城セメント以来の歴史を持つ住友系と大阪窯業セメント系の経営資源が統合された。同年には青木海運の買収や子会社設立も行われ、グループ体制を整備。1996年3月には彦根工場を閉鎖し、2000年3月には田村工場を閉鎖した。

2000年代以降の事業再編と成長分野へのシフト

2003年3月、伊吹工場のセメント生産を中止。2009年9月、栗本コンクリート工業を子会社化し建材事業を強化。2010年4月、東京エスオーシーと市川エスオーシー生コンが合併。2013年4月、建材関連子会社を統合。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。セメント需要減少に対応し、光電子や新材料など高機能事業へのリソース配分を進めている。

年表38件を開く

1900年代

  • 1907年11月創業磐城セメント株式会社を設立
  • 1908年9月四倉工場を新設

1920年代

  • 1925年7月M&A日の出セメント株式会社を合併(八戸工場)
  • 1926年12月創業大阪窯業セメント株式会社を設立

1940年代

  • 1940年12月M&A富国セメント株式会社を合併(現・栃木工場)
  • 1941年11月M&A七尾セメント株式会社を合併(七尾工場)
  • 1949年5月上場東京証券取引所の市場第一部に上場

1950年代

  • 1950年12月M&A東洋セメント株式会社を合併
  • 1952年6月伊吹工場を新設
  • 1954年7月浜松工場を新設

1960年代

  • 1960年5月M&A川崎セメント株式会社を合併(現・岐阜工場)
  • 1961年12月高知工場を新設
  • 1963年5月M&A福島セメント株式会社(田村工場)及び住友石灰工業株式会社(現・山口事業所)を合併
  • 1966年6月M&A滋賀興産株式会社を合併(多賀工場、彦根工場)
  • 赤穂第一工場を新設

1970年代

  • 1975年7月七尾、多賀両工場を閉鎖
  • 赤穂第二工場を新設
  • 1977年9月八戸工場を分離し、八戸セメント株式会社を設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1984年11月浜松工場を閉鎖
  • 1986年9月四倉工場を閉鎖
  • 1987年4月M&A赤穂第一工場及び赤穂第二工場を統合し、赤穂工場とする。
  • 秋芳鉱業株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 1988年12月OAシステム事業部門を分離し、住友セメントシステム開発株式会社を設立(現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年4月住友金属工業株式会社(現・日本製鉄株式会社)と共同で和歌山高炉セメント株式会社を設立(現・連結子会社)
  • 株式会社エステックを設立(現・連結子会社)
  • M&A千代田エンジニアリング株式会社を株式の追加取得により子会社化(現・連結子会社)
  • 1994年1月スミセ建材株式会社を設立(現・連結子会社)
  • M&A青木海運株式会社を買収(現・エスオーシー物流株式会社、連結子会社)
  • M&A住友セメント株式会社と大阪セメント株式会社が合併、商号を住友大阪セメント株式会社に変更
  • 1996年3月彦根工場を閉鎖
  • M&Aスミセ興産株式会社を合併

2000年代

  • 2000年3月田村工場を閉鎖
  • 2001年4月M&A泉石灰工業株式会社と栃木興産株式会社が合併(現・泉工業株式会社、連結子会社)
  • 2003年3月伊吹工場におけるセメント生産を中止
  • 2009年9月M&A栗本コンクリート工業株式会社を株式の追加取得により子会社化(現・株式会社クリコン、連結子会社)

2010年代

  • 2010年4月M&A東京エスオーシー株式会社が市川エスオーシー生コン株式会社を合併(現・連結子会社)
  • 2013年4月M&Aエスオーシー建材株式会社と新北浦商事株式会社が合併(現・北浦エスオーシー株式会社、連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,045人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は734万円で、9期前と比べて+5.2%平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,973
2018年3月2,987
2019年3月69741.217.82,974
2020年3月69641.517.93,005
2021年3月69741.818.33,065
2022年3月69142.418.53,068
2023年3月69242.718.72,896
2024年3月69043.018.82,886
2025年3月70343.018.42,952318
2026年3月73442.918.13,045447

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率92.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社23(国内 23 / 海外 0、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
高知工場 — 高知県須崎市281億円
セメント
赤穂工場 — 兵庫県赤穂市240億円
セメント
セメント供給拠点(サービス・ステーション) — 全国60箇所169億円
セメント
原料地 — 山口県美祢市他157億円
セメント及び鉱産品
本社 — 山口県 美祢市113億円
鉱産品
栃木工場 — 栃木県佐野市9,714百万円
セメント
新規技術研究所 新材料事業部 光電子事業部 — 千葉県船橋市他7,998百万円
光電子及び新材料
岐阜工場 — 岐阜県本巣市7,975百万円
セメント
本社 — 東京都港区5,444百万円
全社
本社 — 青森県 八戸市5,079百万円
セメント
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    八戸セメント㈱
    青森県八戸市 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    和歌山高炉セメント㈱
    和歌山県 和歌山市 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 国内
    エスオーシー物流㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エスオーシーマリン㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大窯ホールディングス㈱
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タイヨウ汽船㈱
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    和泉運輸㈱
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スミセ建材㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東海スミセ販売㈱
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北浦エスオーシー㈱
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    泉工業㈱
    栃木県佐野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京エスオーシー㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社11社を開く
  • 千代田エンジニアリング㈱東京都港区92%
  • エスオーエンジニアリング㈱大阪府大阪市100%
  • ㈱中研コンサルタント大阪府大阪市100%
  • 秋芳鉱業㈱山口県美祢市100%
  • 滋賀鉱産㈱滋賀県米原市100%
  • ㈱エステック大阪府大阪市100%
  • ㈱SNC福岡県糟屋郡 志免町100%
  • ㈱クリコン滋賀県愛知郡 愛荘町90%
  • ㈱スミテック静岡県浜松市100%
  • 住友セメントシステム開発㈱東京都港区70%
  • 八戸鉱山㈱青森県八戸市30%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発CO2回収型セメント製造プロセスの開発多様なカルシウム源を用いた炭酸塩化技術の確立
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-03-22
    28.4億円
  • 調達
    次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発/カルシウム含有廃棄物からのCa抽出およびCO2鉱物固定化技術の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-18
    3,970万円
  • 補助金
    令和3年度基礎素材産業の低炭素化投資促進に向けた設計・実証事業補助金
    経済産業省 · 2022-05-20
    1.1億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,237億円営業利益136億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.9%、利益が+44.7%。

売上高
+1.9%
2,237億円
営業利益
+44.7%
136億円
純利益
+24.4%
112億円
営業利益率
6.1%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,345億円2,237億円
営業利益150億円136億円
純利益100億円112億円
1株あたり配当¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は561億円、営業利益は35億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.3%、営業利益は+3400.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q542−40
2024年1Q52810.252
2024年2Q570173.07
2024年3Q577305.247
2024年4Q55047
2025年2Q1,086232.19
2025年4Q1,109716.481
2026年2Q1,058413.956
2026年4Q1,179958.156
2027年1Q561356.222

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,191億円から2,237億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は6.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
エスオーシー建材株式会社と新北浦商事株式会社が合併(現・北浦エスオーシー株式会社、連結子会社)
2013年3月2,19114675
2014年3月2,351224133
2015年3月2,345244133
2016年3月2,342246161
2017年3月2,341226162
2018年3月2,448202147
2019年3月2,51115878
2020年3月2,452169109
2021年3月2,393176117
2022年3月1,8429897
2023年3月2,047−78−57
2024年3月2,22585153
2025年3月2,19594944.390
2026年3月2,2371361446.1112

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,237億円のうち、営業利益として残るのは136億円6.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は112億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.7%1,670億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.2%430億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.1%136億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
6.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.5pt
5.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが345億円、投資CFが−286億円で、差し引きのフリーCFは59億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は166億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月300−174−152126251
2014年3月325−179−80146319
2015年3月303−160−161143301
2016年3月326−157−157169314
2017年3月292−177−161115267
2018年3月265−248−6617221
2019年3月293−200−15893153
2020年3月323−188−130135158
2021年3月328−189−109139186
2022年3月183−161−8022131
2023年3月−161−198373−359145
2024年3月437−153−244284187
2025年3月249−218−5331165
2026年3月345−286−6059166

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,620億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,979億円で、自己資本比率は54.0%(業種中央値64.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,1571,4301,72744.8
2014年3月3,2531,5481,70547.1
2015年3月3,3601,7581,60251.8
2016年3月3,2571,7721,48553.9
2017年3月3,3681,9591,40957.7
2018年3月3,4002,0421,35859.5
2019年3月3,2481,9411,30759.2
2020年3月3,2111,9871,22461.3
2021年3月3,2972,0581,23961.8
2022年3月3,3112,0321,27960.7
2023年3月3,5661,8461,72051.2
2024年3月3,5631,9681,59554.5
2025年3月3,5301,9371,59454.1
2026年3月3,6201,9791,64054.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
166億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,225億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
109億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,640億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率49社中30位あたり、逆に低いのは配当利回り49社中48位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.8%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
6.1%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.0%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.9%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,432で、1年前と比べて+38.9%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥5,432-5.3%1ヶ月-1.2%1年+38.9%時価総額1,742億円
過去52週の値幅
安値¥3,619高値¥6,517

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.5倍
PER (会社予想)51.6倍
PBR0.88倍
配当利回り2.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比5.6%安の5532円と急落しましたが、8月上旬にかけて上昇基調にありました。直近1カ月では3.42%安ですが、8月6日に6026円の戻り高値を付け、52週高値6517円に接近しました。ただし高値圏での利益確定売りが強く、25日線(5661円)を下回って終えました。RSIは52.9と中立圏で、方向感は不明瞭です。出来高は8月4日に187万株と急増しており、売買が活発化しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 49/100)

PER17.24倍は業界平均18.03倍とほぼ同水準。PBR0.98倍は1倍未満でやや割安感があるが、予想PER57.3倍と急激に悪化する見込みで、将来業績への懸念がある。ROE5.8%は低めで収益性は課題。配当利回り1.99%は平均2.93%を下回り、配当性向45.5%と高めだが利回りは低い。業界平均と比較するとバリュエーションはほぼ妥当圏内。ただし、予想PERの悪化やROE低水準を考慮すると、やや割高感もあり、業績回復次第で評価は変わり得る。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.5倍15.7倍
PER (予想)51.6倍
PBR0.88倍1.34倍
ROE5.8%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、国内建設需要の先行きと、環境対応への取り組みが事業に与える影響にある。強気派は、公共投資や老朽化インフラの更新需要が安定成長をもたらすと見る。弱気派は、人口減少や建設投資の減少でセメント需要が縮小すると懸念する。また、環境規制への対応コストや、新素材の開発競争も争点。

プラスに働く材料7
  • 公共投資の安定

    政府のインフラ投資が続き、セメント需要を下支え。

  • 環境技術の先行

    CO2削減技術や環境配慮型素材で競争優位を築く。

  • ブランド力

    関東・中部での強固な販売網とブランド力を持つ。

  • 2026年3月期は営業益136億円へ45%増益計画決算発表後影響

    営業利益が94億円から136億円へ42億円増加し、営業利益率も4.28%から6.08%へ改善する計画

  • 26年3月期純利益112億円と24%増益決算発表後影響

    純利益が90億円から112億円へ22億円増加し、増益によって株主還元の余力が高まる

  • 26年3月期売上高2237億円と2期ぶり増収2026年Q1影響

    売上高が2195億円から2237億円へ42億円増える計画で、増収により固定費吸収が進む

  • 外国人持株比率55.8%と高水準の需給継続影響

    外国人投資家の持株比率が55.8%と高く、海外マネーの流入で需給が改善しやすい

マイナスに働く材料7
  • 需要の減少

    人口減少や建設投資の低下でセメント需要が縮小。

  • 環境規制

    環境規制が厳しくなり、対応コストが増加。

  • 競争激化

    海外メーカーの参入などで競争が激しくなる。

  • 予想PER57.3倍と翌期の利益急減懸念決算発表後影響

    実績PER17.24倍に対し予想PER57.3倍で、翌期純利益が約3分の1へ縮小する可能性を示す

  • ROE5.8%と資本効率の低さ継続影響

    ROE5.8%は資本コストを下回る水準で、PBR0.98倍と1倍割れの背景になっている

  • 株価は1年で63.76%上昇し高値警戒不定影響

    株価は前年比+63.76%と大きく上昇しており、利益確定売りが出やすい水準

  • 配当利回り1.99%と株主還元の物足りなさ継続影響

    配当利回り1.99%にとどまり、増配期待が乏しければ株価サポートは限定的

次の決算で確かめる点
国内販売量
国内需要の動向を直接反映する指標。
営業利益率
原材料価格や販売価格の変動による影響を確認。
環境関連投資
将来の競争力と規制対応の進捗を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.21%。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
2.21%
いまの株価に対して
配当性向
45.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10030.5
2018年3月11010.038.9
2019年3月1100.091.8
2020年3月1209.156.7
2021年3月1200.050.7
2022年3月1200.061.8
2023年3月1200.0
2024年3月1200.031.7
2025年3月1200.058.8
2026年3月1200.045.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,259人。区分でいちばん多いのは外国法人55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.3%を占め、残る70.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人39.934.845.346.047.055.8
金融機関34.332.531.331.030.422.9
個人・その他13.417.811.411.613.512.7
事業法人10.513.610.17.16.56.4
証券会社1.91.31.94.32.62.1
自己株式2.26.50.10.10.51.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.71
02NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)8.26
03NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)4.66
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.04
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.97
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.44
07NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)3.38
08NORTHERN TRUST CO .(AVFC) RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)2.82
09住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.66
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近8
  • 2026-08-13
    ゼナーアセットマネジメントエルエルピー
    新規の大量保有報告
    5.46%
  • 2026-08-05
    シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー(Silchester International Investors LLP)
    新規の大量保有報告
    14.83%
    -1.18pt
  • 2026-07-07
    シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)
    新規の大量保有報告
    16.01%
    -1.18pt
  • 2026-06-26
    シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)
    新規の大量保有報告
    17.19%
    -1.15pt
  • 2026-06-18
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.86%
  • 2026-06-08
    シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー (Silchester International Investors LLP)
    新規の大量保有報告
    18.34%
    -1.09pt
  • 2026-05-22
    ゴールドマン・サックス証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.38%
    -0.14pt
  • 2026-04-22
    ゴールドマン・サックス証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.52%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1851%、1株純資産は14期で+1712%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月183405.515.329.6
2014年3月323699.013.320.0
2015年3月3214,1878.111.524.8
2016年3月3944,3279.211.224.7
2017年3月3994,7858.811.630.5
2018年3月3614,9887.413.138.9
2019年3月1994,9854.021.991.8
2020年3月2835,1015.611.456.7
2021年3月3055,3975.911.650.7
2022年3月2635,7784.812.861.8
2023年3月−1675,326
2024年3月4485,6758.18.631.7
2025年3月2705,7944.713.358.8
2026年3月3506,1635.810.945.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額385百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
諸橋央典取締役社長(代表取締役)676,900
土井良治取締役 専務執行役員(代表取締役)653,100
関本正毅取締役 専務執行役員612,200
小野昭彦取締役 常務執行役員612,100
関根福一取締役7528,100
福嶋達雄取締役621,900
牧野光子取締役541,300
稲川龍也取締役69700
森戸義美取締役705,300
起塚岳哉監査役(常勤)621,600
山﨑正裕監査役(常勤)621,556
保坂庄司監査役801,600
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢保有株数
三井拓監査役46500
池田敬二監査役64200
眞鍋良彦取締役 常務執行役員63800
横堀哲生取締役 常務執行役員562,890
堤はゆる取締役64
橋本親典監査役67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6230461729449
社外取締役6575710
監査役2343417

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,311字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下当社という)と子会社45社及び関連会社13社で構成されております。 セメント事業については、セメントの製造・販売を中心とし、生コンクリートの製造・販売、セメント工場における電力の販売やリサイクル原燃料の受入処理、電設・営繕工事、各種品質試験サービス等の事業を行っております。鉱産品事業については、石灰石や骨材の採掘・販売等を行っております。建材事業については、コンクリート構造物向け補修材料等の製造・販売、その関連工事等を行っております。光電子事業については、光通信部品及び計測機器等の製造・販売を行っております。新材料事業については、各種セラミックス製品・各種ナノ粒子材料等の製造・販売を行っております。その他事業については、遊休地を活用した不動産賃貸や情報処理サービス等を行っております。 当社グループの事業に係る位置づけ、及びセグメントとの関連は、次の通りであります。 セメント事業   当社、八戸セメント㈱、及び和歌山高炉セメント㈱がセメントの製造を行い、当社経由でスミセ建材㈱、東海スミセ販売㈱及び北浦エスオーシー㈱などの特約販売店等に販売しております。なお、その輸送にあたっては、エスオーシー物流㈱などが海上輸送を、和泉運輸㈱が陸上輸送を行っております。また、当社がセメント系固化材の製造・販売及びセメント工場における電力の販売を行うほか、東京エスオーシー㈱などが当社から特約店を経由して供給しているセメントを主原料にして生コンクリートの製造・販売、泉工業㈱が建設発生土の中間処理及び木質チップ等の製造・販売等、㈱中研コンサルタントが各種品質試験サービス、千代田エンジニアリング㈱が各種電気設備工事及び電気炉等の設置工事、エスオーエンジニアリング㈱などが当社の場内営繕工事を行っております。 鉱産品事業   当社が各地に所有する石灰石鉱山から、製鉄原料としての石灰石や道路工事用、生コンクリート製造用の骨材等を採掘、販売しているほか、滋賀鉱産㈱などが同様の事業展開、秋芳鉱業㈱が石灰石、骨材を採掘し、当社経由で販売を行っております。 建材事業   当社がコンクリート構造物向け補修材料等の製造・販売やその関連工事を行っております。また、㈱エステックが地盤改良工事等の施工、コンクリート構造物向け補修材料等を製造し当社経由での販売、㈱SNCがコンクリート2次製品を使用した各種工事の施工、㈱クリコンが各種コンクリート製品の製造・販売等を行っております。 光電子事業   当社が光通信部品及び計測機器の製造・販売を行っているほか、㈱スミテックが各種汎用電子機器の製造・販売を行っております。 新材料事業   当社が各種セラミック製品等、各種新素材の製造・販売を行っているほか、住龍納米技術材料(深セン)有限公司が機能性塗料を製造し、当社経由で販売を行っております。 その他事業   当社が賃貸ビル及び倉庫等の不動産賃貸を行っております。また住友セメントシステム開発㈱が各種ソフトウェアの製作・販売を行っております。 事業の系統図は次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題2,596字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 <経営方針> 当社グループは、「私たちは、地球環境に配慮し、たゆまない技術開発と多様な事業活動を通じて、豊かな社会の維持・発展に貢献する企業グループを目指します。」という企業理念のもと、セメントをはじめとする各種製品の安定供給を推進するとともに、持続的発展のため、グループを挙げて事業拡大及びコスト削減等に取り組んでまいります。 <事業環境> 今後のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢や米国の通商政策の影響等による下押しリスクがあり、景気の先行きは予断を許さない状況にあります。 セメント業界におきましては、能登震災復興需要等により、官公需は、前年並みと見込まれ、また、人手不足や建設コストの上昇等により、民需は、減少すると見込まれることから、セメント国内需要は、減少するものと思われます。 <「2023―25年度 中期経営計画」の総括> 当社グループは、中長期ビジョンとして2035年のありたい姿「SOC Vision2035」を定めました。本ビジョンにおいては、環境解決をキーワードとして、持続的な成長を通じて、社会から必要とされる存在感のある会社となることを目指しており、その最初のステップとして、「2023―25年度 中期経営計画」を策定し、次の通り取り組んでまいりました。 ①既存事業収益改善 (イ)セメント事業収益力回復 適正価格の確保に努め、セメント工場における化石エネルギー代替物の増量を目的とした設備投資、輸送力 の確保に努めてまいりました。 (ロ)次世代光通信部品のシェア獲得による収益改善 次世代光通信部品の開発に取り組んでまいりました。 ②成長基盤構築 (イ)半導体製造装置向け電子材料事業へのリソース集中投入による規模拡大・収益力強化 新製造棟をはじめとする半導体製造装置向け電子材料の生産能力の増強及び次世代半導体製造装置向け電子 材料の開発に取り組んでまいりました。 (ロ)海外事業拡大 豪州ターミナル事業の収益安定化を進めるなど豪州事業の拡大に努めました。また、新たにフィリピンにお いてセメント事業を行う企業に出資いたしました。 (ハ)脱炭素分野の新規事業開発 人工石灰石を使用した製品の開発等に取り組んでまいりました。 これらに加え、鉱産品事業は、秋芳鉱山船積バースの延伸を行い、鉱量確保のための新規鉱画開発を進め、 継続して事業の持続的な成長に取り組んでまいりました。建材事業は、都市部における建築物の土木工事の受 注拡大に努め、建設ICTにより更なる省力化と生産性向上に取り組んでまいりました。 ③経営基盤強化 (イ)人財戦略 人財基本方針を策定し、多様な人財の採用による人財確保や人財育成のための研修強化に取り組んでまいり ました。 (ロ)研究開発戦略 高機能品事業分野、脱炭素分野の新規事業創出のための研究開発強化に努めてまいりました。 (ハ)知財戦略 知財スキル人財育成及び知財情報解析の経営戦略への活用(IPランドスケープ)の推進に努めてまいりまし た。 (ニ)DX戦略 AIを活用した業務ツールの試行、業務効率化に繋がるデジタル活用に取り組みました。デジタル推進部の新 設によるDX推進、サイバーセキュリティ対策の強化等、経営基盤強化に取り組んでまいりました。 これらの取り組みを行ったものの、セメント事業においては、当初の想定よりも国内需要が低迷したほか、人手不 足やインフレの加速、諸資材の高騰等の要因により、利益率は伸び悩みました。また、高機能品事業は、販売数量回 復の遅れにより、当初計画を下回りました。 その結果、ROE(自己資本当期純利益率)は、5.8%、ROIC(投下資本利益率)は、3.3%となりました。 <「2026―28年度 中期経営計画」> 当社グループは、「SOC Vision2035」の第2ステップとして事業ポートフォリオの変革推進をメインテーマに掲げ た「2026―28年度 中期経営計画」を策定いたしました。本中期経営計画では、前中期経営計画からの継続施策を早期に成果に結びつけ、成長に向けた基盤の一層の強化及び中長期ビジョンの達成を見据えた新規事業の始動を目的として、次の通り取り組んでまいります。 ①事業ポートフォリオ変革による利益成長 (イ)セメント事業を中心とした既存事業の収益安定化 セメント国内需要の動向を踏まえ、適正価格の実現、コスト構造改革及び生産・物流の全体最適化を通じ て、収益力の安定化に取り組むとともに、製品及び製造プロセスにおけるCO2削減を図り、カーボンニュート ラル施策を進めてまいります。 (ロ)成長分野の拡大(高機能品事業の利益成長) 高機能品事業について、半導体製造装置分野を中心に新製造棟の稼働を起点とした増産及びシェア拡大を推 進し、当社グループの成長分野として事業拡大と利益成長を目指してまいります。 (ハ)新規事業の始動 CO2資源化(人工石灰石等)について、前中期経営計画で推進した研究・実証フェーズを踏まえて、新規事 業の事業化に向けた取り組みを進めてまいります。 ②事業ポートフォリオ変革を支える経営基盤の強化 事業ポートフォリオ変革による利益成長を確実なものとするため、資本コストを意識した経営を進め、資本効率 の向上及び適切な財務・資本政策のため、以下の事項に取り組んでまいります。 (イ)適切な財務戦略・配当政策、政策保有株式の縮減 (ロ)事業別ROICによる事業別ポートフォリオ管理 ③事業ポートフォリオ変革を支える無形資産の成長 事業ポートフォリオ変革を支える基盤として、人的資本投資やDX投資の強化等を通じ、無形資産の成長に取り組 んでまいります。 これらの取り組みを通じて利益成長を図り、株主還元方針に沿って、安定配当を含めた持続的な株主還元を図ると ともに、政策保有株式の売却を含む資産圧縮等による資本最適化を通じて、2028年度の数値目標として、ROE9%以上及びROIC6%以上を目指してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
事業等のリスク3,487字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の概況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、当連結会計年度において、事業を取り巻くリスク環境が変化していること、また当社グループの中長期ビジョン「SOC Vision2035」に対応したリスクマネジメントにするために、事業等のリスクの見直しをしております。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)市場リスク ①セメント国内需要の減少リスク セメントの国内需要は、わが国の公共投資や民間設備投資等の動向に強く影響を受けるため、国内の公共投資や民間設備投資が急激に減少した場合、当社グループに重要な影響を及ぼす可能性があります。 しかしながら、セメントは欠かすことができないものであり、中長期的には一定規模以上の需要は安定的に確保されることが予想され、また当面の国内需要の減少を見据え、効率的な生産・物流体制の見直しを行うとともに、さまざまなコスト削減や販売価格の改善にも取り組んでおります。 ②原材料の価格高騰リスク 主力事業であるセメント事業では、石灰石、粘土、石炭等さまざまな原材料を使用しているため、原材料の価格高騰はセメント製造コストの増加を招き、当社グループに重要な影響を及ぼす可能性があります。 しかしながら、石灰石は当社グループの自社鉱山があるため、長期にわたって安定供給することができる体制が整っている一方、石炭は国際情勢の悪化等に伴う価格高騰や供給トラブルを招く可能性があるため、カーボンニュートラルへ向け石炭使用量削減を進めるとともに、地政学リスク低減に向けた分散調達を実施し、石炭価格上昇によるコスト増加分は販売価格への転嫁に努め、業績への影響の軽減を図っております。 ③高機能品事業(光電子事業、新材料事業)の市場変化に対するリスク 高機能品事業は、半導体製造装置用部品や光関連製品など電子デバイス関連製品が多く、市場における急速な技術革新や技術標準の進展、顧客所要の変化を受けるため、当社グループに重要な影響を及ぼす可能性があります。 そのため、競争の激しい市場での厳しい要求に応えるべく、経営資源を投入し継続的に研究開発や改良に取り組んでおります。 ④固定資産の減損リスク 固定資産減損会計の適用に伴い、固定資産が収益性の低下や市場価値の下落により投資額の回収が見込めないと判断された場合、将来の収益計画等に関する予測に基づき、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額する固定資産の減損処理が必要となります。事業環境の変化等により、割引前将来キャッシュ・フローが資産グループの帳簿価額を下回ることで減損損失が発生した場合、当社グループに重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2)地球温暖化・カーボンニュートラルリスク 当社グループは、高レベルの資源・エネルギー効率でセメントを生産しておりますが、今後CO2の排出や化石燃料の利用に対する新たな規制等が導入された場合には、セメント事業を中心に事業活動が制約を受けコストが増加するなど、当社グループに重要な影響を受ける可能性があります。 そのため、2026年に改訂・公表した2050年カーボンニュートラルへ向けた長期ビジョン“SOCN2050”Version2.0に基づき、CO2排出削減への取組を進めております。 (3)自然災害リスク セメント工場は大型設備を有しているため、自然災害など予期せぬ事態により工場操業に支障をきたした場合、復旧するための時間やコストを浪費するなど、当社グループに重要な影響を及ぼす可能性があります。 そのため、定期的な設備点検や災害防止パトロールを行い、生産計画に基づいた安定操業を図るべく万全の配慮を払い、また工場操業に支障をきたす事態が発生した場合でも、BCP(事業継続計画)を策定・運用していることで、操業リスクを最小限に抑制する施策を講じております。なお、工場で操業に支障をきたす事態が発生した場合でも、セメント工場間の操業振替や業務提携先からの仕入等により、取引先に対するセメント供給は安定して行うことが可能であります。 (4)安全衛生・感染症リスク 当社グループは多くの操業要員によって製品を製造しているため、労働災害や感染症により操業要員を確保できない場合、当社グループに重要な影響を及ぼす可能性があります。 そのため、安全に厳しい企業として災害ゼロを目指し、「安全に厳しい風土づくり」を醸成すべく、各種安全教育の実施や全社の安全衛生・保安対策本部での定期的な連絡会の実施等、安全に対する一層の取組強化を行っております。また、感染症に対しては、罹患者が発生した場合の感染拡大を防止する施策として、当社策定の対応基本マニュアルを運用しております。 (5)人権・ハラスメントリスク 住友の事業精神と当社グループの企業理念に基づき、高い社会規範の意識と企業倫理を持って事業活動を行うことを基本としておりますが、事業活動を通じて直接・間接的に人権問題が発生した場合、当社グループに重要な影響を及ぼす可能性があります。 そのため、人権尊重に対するコミットメント遵守のために、住友大阪セメントグループ人権方針を策定し、人権リスク評価マップによる重点課題への対応や人権デュー・ディリジェンス、役員や従業員対象の人権セミナーの実施などを通じて、私たちが事業活動において人権を侵害することがないよう取り組んでおります。 (6)人財確保リスク セメント事業を始め高機能品事業などさまざまな事業活動を永続的に行うためには、労働力の確保として優秀な人財を採用し雇用を維持する必要がありますが、採用人数が充足できない場合や優秀な人財の流出が発生した場合、当社グループは「SOC Vision2035」で掲げる事業ポートフォリオ変革や事業拡大が達成できない等の重要な影響を及ぼす可能性があります。 そのため、労働環境や労働条件を整備するなど魅力ある企業づくりを推進し、また多様な人財がいきいきと働ける企業を目指し、女性の積極採用並びに活躍の場の拡充、育児・介護などと仕事の両立支援に関する諸制度の充実に向けた取組も行っております。 (7)DXリスク 当社グループの事業環境は、デジタル技術の進化や市場環境の不確実性の高まり等により急速に変化しており、これらの環境変化に対応したDXへの取組が十分に進展しない場合、環境変化への適応が遅れ、リスクが顕在化する可能性があります。具体的には、当社のDXへの取組が遅延し、他社がデジタル技術の活用による生産性向上やサプライチェーンの最適化等を通じて競争力を高めた場合、当社グループの収益性や市場競争力が低下するおそれがあります。 これに対し、当社では2025年4月にデジタル推進部を設置するとともに、DX戦略を策定・開示し、データ基盤の整備、業務改革、デジタル人財の育成に加え、企業文化及び組織改革を含めた取組を全社ロードマップ及びガバナンス体制のもとで推進することにより、リスクの低減に取り組んでおります。 (8)情報セキュリティリスク 当社グループは、取引先の顧客情報や社員の個人情報、研究開発に関する機密情報等の重要な情報を保有しており、サイバー攻撃や情報機器の脆弱性に起因した情報漏洩が発生した場合、当社グループの業績及び社会的信用に重要な影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、外部からのサイバー攻撃等に対して、セキュリティサービスの導入やインフラ基盤の整備を適宜実施するとともに、巧妙化・多様化する脅威に対応するため、定期的な情報セキュリティアセスメントを行い、その結果に基づく改善及び追加対策を実施しております。 また、人的要因による情報漏洩リスクの低減を目的として、全従業員を対象に標的型攻撃メール訓練を含む情報セキュリティ教育・啓発活動を定期的に実施しております。これらの取組においては、訓練結果やアンケート等の分析を通じて教育内容や対策の見直しを行い、対応力の継続的な向上を図っております。 さらに、万が一情報セキュリティ事故が発生した場合には、被害の拡大防止及び早期復旧を目的として、関係部門が連携する対応体制を整備し、あらかじめ定めた手順に基づき適切に対応しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,330字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (経営成績等の概要) (1)財政状態及び経営成績の状況 当期におけるわが国経済は、物価上昇の影響がみられたものの、雇用・所得環境の改善や経済対策等の効果もあり、緩やかな回復が続きました。 セメント業界におきましては、建設業界の慢性的な人手不足に加え、週休2日制浸透の影響により、官公需、民需ともに減少したことから、セメント国内需要は、前期を6.5%下回る30,532千トンとなりました。一方、輸出は、前期を7.1%上回りました。この結果、輸出分を含めた国内メーカーの総販売数量は、前期を3.8%下回る39,299千トンとなりました。 このような情勢の中で、当社グループは、当期を最終年度とする「2023―25年度 中期経営計画」に基づき、「既存事業収益改善」として、セメント事業収益力回復、次世代光通信部品の市場シェア獲得による収益改善、「成長基盤構築」として、半導体製造装置向け電子材料事業へのリソース集中投入による規模拡大・収益力強化、海外事業拡大(豪州事業)、脱炭素分野の新規事業開発、「経営基盤強化」として、人財戦略、研究開発戦略、知財戦略、DX戦略に係る諸施策に取り組んでまいりました。 以上の結果、当期の売上高は、セメント事業、新材料事業等で増収となったことから、223,686百万円と前期実績を1.9%上回りました。 損益につきましては、セメント事業等で増益となったことから、経常利益は、14,405百万円と前期に比べ5,038百万円の増益となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産の減損損失を特別損失に計上したことなどから、11,214百万円と前期に比べ2,205百万円の増益となりました。 事業別の概況は、次のとおりであります。 1. セメント セメントの国内販売数量が前期を下回ったものの、コストアップに対応した国内販売価格の値上げを実施したことなどから、売上高は、158,799百万円と前期に比べ2,359百万円(1.5%)増となり、営業利益は、5,495百万円と前期に比べ4,617百万円(526.0%)増となりました。 2. 鉱産品 製品の価格改定をしたことなどから、売上高は、17,505百万円と前期に比べ137百万円(0.8%)増となったものの、採掘コストが増加したことなどから、営業利益は、2,986百万円と前期に比べ162百万円(5.2%)減となりました。 3. 建材 コンクリート構造物補修・補強材及び重金属汚染対策材の販売数量が減少したことなどから、売上高は、23,020百万円と前期に比べ571百万円(2.4%)減となり、営業利益は、1,480百万円と前期に比べ358百万円(19.5%)減となりました。 4. 光電子 光計測機器の販売数量が増加したことなどから、売上高は、2,732百万円と前期に比べ222百万円(8.9%)増となり、光通信部品のコスト削減等により、損益は、前期に比べ298百万円の好転となったものの、56百万円の営業損失となりました。 5. 新材料 半導体製造装置向け電子材料の品種構成の影響等により、売上高は、18,074百万円と前期に比べ2,396百万円(15.3%)増となり、営業利益は、2,479百万円と前期に比べ214百万円(9.5%)増となりました。 6. その他 ソフトウエアの販売が減少したことから、売上高は、3,553百万円と前期に比べ323百万円(8.3%)減となり、営業利益は、1,393百万円と前期に比べ223百万円(13.8%)減となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当期の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によって34,539百万円増加し、また、投資活動によって28,566百万円減少し、財務活動によって5,954百万円減少したことなどにより、前期末に比べ77百万円の増加となりました。その結果、当期末の資金残高は16,588百万円(前期比0.5%増)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は、34,539百万円(前期比38.8%の収入増加)となりました。これは、税金等調整前当期純利益16,041百万円、減価償却費23,591百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、28,566百万円(前期比30.9%の支出増加)となりました。これは、固定資産の取得による支出32,661百万円、投資有価証券の売却による収入6,379百万円があったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、5,954百万円(前期比11.5%の支出増加)となりました。これはコマーシャル・ペーパーの発行による収入28,000百万円とコマーシャル・ペーパーの償還による支出31,000百万円があったことなどによるものです。 (生産、受注及び販売の状況) (1)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) セメント   86,618   94.3 鉱産品   12,620   111.9 建材   4,527   94.0 光電子   1,733   106.6 新材料   14,042   107.5 その他   1,172   92.3 合計   120,714   97.5 (注) 金額は製造原価ベースによっております。 (2)受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前期比(%)   受注残高 (百万円)   前期比(%) 建材   18,857   120.7   3,555   89.7 その他   422   105.2   40   - 合計   19,279   120.3   3,595   90.7 (注) 対象は、建材セグメントにおける各種工事、その他セグメントにおける各種ソフトウェア製作であります。なお、上記以外のセグメントについては、受注生産形態をとらない製品がほとんどであるため、記載を省略しております。 (3)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) セメント   158,799   101.5 鉱産品   17,505   100.8 建材   23,020   97.6 光電子   2,732   108.9 新材料   18,074   115.3 その他   3,553   91.7 合計   223,686   101.9 (注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上となる取引先が存在しないため、記載を省略しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループ(当社及び連結子会社)の当連結会計年度における経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下の通りであります。 (1)経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の概況については、「(経営成績等の概要)の(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 1 セメント需要、当社セメント販売数量の推移(最近5連結会計年度) 2022年3月 (第159期)   2023年3月 (第160期)   2024年3月 (第161期)   2025年3月 (第162期)   2026年3月 (第163期) セメント需要 国内需要(千トン)   37,882   37,280   34,577   32,656   30,532 輸出(千トン)   11,484   8,137   6,855   8,207   8,790 当社販売数量 国内(千トン)   8,342   8,145   7,772   7,196   6,971 輸出(千トン)   1,535   1,150   942   1,268   1,375 計(千トン)   9,876   9,295   8,714   8,464   8,346 2 売上高、損益の推移(最近5連結会計年度) 2022年3月 (第159期)   2023年3月 (第160期)   2024年3月 (第161期)   2025年3月 (第162期)   2026年3月 (第163期) 売上高(百万円)   184,209   204,705   222,502   219,465   223,686 営業利益又は営業損失(△)(百万円)   6,878   △8,555   7,251   9,351   13,648 経常利益又は経常損失(△)(百万円)   9,834   △7,849   8,476   9,367   14,405 親会社株主に帰属する当期純利益又は 親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)   9,674   △5,719   15,339   9,008   11,214 総資産額(百万円)   331,107   356,558   356,283   353,029   361,980 売上高経常利益率(%)   5.3   △3.8   3.8   4.3   6.4 総資産経常利益率(%)   3.0   △2.3   2.4   2.6   4.0 (2)財政状態(流動性及び資本の源泉)の分析 当連結会計年度末の総資産は361,980百万円となり、前連結会計年度末に比べて8,950百万円の増加となりました。流動資産は103,655百万円となり、前連結会計年度末に比べて488百万円の減少となりました。固定資産は258,324百万円となり、前連結会計年度末に比べて9,438百万円の増加となりました。 流動資産減少の主な要因は、原材料及び貯蔵品の減少等によるものです。固定資産増加の主な要因は、有形固定資産及び投資有価証券の増加等によるものです。 当連結会計年度末の負債の合計は164,031百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,662百万円の増加となりました。流動負債は86,350百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,607百万円の増加となりました。固定負債は77,680百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,054百万円の増加となりました。 流動負債増加の主な要因は、1年内償還予定の社債の増加等によるものです。固定負債増加の主な要因は、長期借入金の増加等によるものです。 当連結会計年度末の純資産は197,948百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,288百万円の増加となりました。主な要因は、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加等によるものです。 (3)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況は、「(経営成績等の概要)の(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの資金需要は、製品の製造販売に関わる原材料費・運搬費や営業費用などの運転資金、設備投資資金及び研究開発などであります。資金調達は、主として内部資金により充当し、必要に応じ金融機関からの借入やコマーシャル・ペーパー、社債の発行などにより確保しております。 最近5連結会計年度においては、2022年度は営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなったことから、金融機関からの借入やコマーシャル・ペーパー、社債の発行などにより必要となる現金及び現金同等物(以下「資金」という。)を確保いたしましたが、その後は営業活動によるキャッシュ・フローはプラスに転じ、得られた資金は設備投資等に活用いたしました。有利子負債は、2026年3月期には86,422百万円となりました。 今後、当社グループは、2035年のありたい姿である「SOC Vision2035」を目指す中で、収益の改善・拡大に努め、営業活動で獲得した資金は、維持更新に加えてカーボンニュートラルや成長戦略への投資、株主還元等に活用していく方針であります。 1 キャッシュ・フローの推移(最近5連結会計年度) 2022年3月 (第159期)   2023年3月 (第160期)   2024年3月 (第161期)   2025年3月 (第162期)   2026年3月 (第163期) 営業活動によるキャッシュ・ フロー(百万円)   18,255   △16,146   43,731   24,885   34,539 投資活動によるキャッシュ・ フロー(百万円)   △16,062   △19,818   △15,350   △21,816   △28,566 財務活動によるキャッシュ・ フロー(百万円)   △7,995   37,292   △24,395   △5,341   △5,954 現金及び現金同等物の期末残高(百万円)   13,085   14,500   18,662   16,511   16,588 2 有利子負債の推移(最近5連結会計年度) 2022年3月 (第159期)   2023年3月 (第160期)   2024年3月 (第161期)   2025年3月 (第162期)   2026年3月 (第163期) 有利子負債残高(百万円)   56,641   99,719   79,529   83,334   86,422 純資産額(百万円)   203,173   184,591   196,775   193,660   197,948 有利子負債/純資産(%)   27.9   54.0   40.4   43.0   43.7 (注) 有利子負債残高は短期借入金、コマーシャル・ペーパー、社債及び長期借入金の合計額であります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、固定資産の減損会計や繰延税金資産の回収可能性等については、過去の実績や他の合理的な方法により見積りを行っております。当社グループは、これらの見積りの妥当性に対し継続して評価を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。

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  • 決算説明資料2026年度(2027年3月期)第1四半期決算説明資料2026-08-04

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