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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

東亜建設工業

TOA CORPORATION1885 · Prime · 建設業

総合建設会社。国内土木と建築を柱に、海外インフラや不動産開発にも展開。

概要

東亜建設工業は、1920年に東京湾埋立株式会社として創業した総合建設業者である。港湾・海洋土木に強みを持ち、国内土木・建築、海外事業、不動産事業を展開する。本社は東京都新宿区、従業員約2,145名。2026年3月期の連結売上高計画は3,587億円、営業利益242億円。東京証券取引所および札幌証券取引所に上場する。

四つの事業セグメントで構成される収益構造

東亜建設工業は、国内土木事業、国内建築事業、海外事業、その他(不動産事業等)の四セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、国内土木が1,560億円(全体の43.5%)、国内建築が942億円(26.3%)、海外事業が923億円(25.7%)、その他が161億円(4.5%)である。国内土木が最大の収益源であり、港湾・空港などの海上土木分野を中核とする。営業利益では国内土木が137億円、国内建築が81億円、海外事業が75億円と、海外事業の利益貢献が急速に拡大している。

国内全土と海外16カ国以上に広がる拠点網

国内では東京本社のほか、北海道、東北、北陸、関東(東京・横浜・千葉)、名古屋、大阪、中国、四国、九州の各支店を置く。海外は1963年に海外事業部(現・国際事業本部)を設置し、インドネシアの現地法人PT TOA TUNAS JAYA INDONESIAやR2TOA CORPORATIONを通じて東南アジア、アフリカ、南アジアで工事を手掛ける。2026年3月期の海外売上高は前期比40.5%増の923億円と大きく伸び、アフリカの大型港湾工事が利益を牽引した。

グループ全体で建設と不動産を支える子会社群

当社グループは、東亜建設工業(単体)に加え、子会社15社、関連会社28社で構成される。主要な連結子会社には、東亜地所(不動産開発)、東亜海運産業(船舶運航・海洋工事支援)、東亜エージェンシー(保険代理業)、東亜鉄工(鉄構製作)、東亜機械工業(機械製作)、信幸建設(土木建築工事)などがある。不動産事業では田川地所、東亜ビルテックも傘下に収める。グループ全体で建設工事の施工から資材調達、不動産管理まで一貫したサービスを提供する。

業界の中での役割は総合建設業(ゼネコン)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,587億円
営業利益
242億円
営業利益率
6.7%
純利益
194億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01国内土木事業主力

日本国内の土木工事、設計受託等を行う。ダム、河川、橋梁、トンネル、道路等の社会インフラ整備が中心。

主な製品・サービス2
土木工事
ダム、河川、橋梁、トンネル、道路等の公共・民間土木工事の施工管理。
設計受託
土木構造物の設計業務の受託。

02国内建築事業主力

日本国内の建築工事、設計受託等を行う。オフィスビル、商業施設、住宅等の建設。

主な製品・サービス2
建築工事
オフィスビル、商業施設、住宅等の建築工事の施工管理。
設計受託
建築物の設計業務の受託。

03海外事業準主力

当社及びインドネシア現地法人等を通じ、海外における土木・建築工事全般を手掛ける。

主な製品・サービス1
海外工事
海外でのインフラや建築プロジェクトの施工管理。

04その他副次

不動産の開発、販売、賃貸等の不動産事業、およびその他関連事業。

主な製品・サービス1
不動産開発
不動産の開発、販売、賃貸を行う。

製品と技術

港湾・空港・海洋土木に特化した海上土木技術

東亜建設工業の最大の強みは、港湾・空港・海洋土木分野における施工技術である。創業以来の埋立事業で培った浚渫・埋立技術に加え、防波堤、岸壁、護岸、航路整備などを手掛ける。近年は洋上風力発電の基礎工事やCCS(二酸化炭素回収・貯留)関連の海底地盤工事にも取り組む。2026年3月期の国内土木セグメント売上高1,560億円のうち、海上土木が大きな割合を占める。

物流施設を中心とする国内建築の設計・施工

国内建築事業では、冷蔵倉庫や物流施設を得意分野とし、特命案件や設計施工案件を積極的に獲得する。2026年3月期の建築工事売上高は942億円。大型物流施設の施工実績を積み、官公庁案件も含めて安定的な受注を確保する。セグメント利益は物価上昇の影響を受けた低採算案件が減少し、採算改善が進んでいる。また、リニューアルや建物管理分野にも事業領域を拡大している。

東南アジア・アフリカで展開する海外インフラ工事

海外事業はインドネシアの現地法人PT TOA TUNAS JAYA INDONESIAなどを通じ、東南アジア、アフリカ、南アジアで港湾や道路などのインフラ工事を施工する。2026年3月期の海外売上高は923億円で、前期比40.5%増と急成長。アフリカの大型港湾工事が利益を牽引した。海上土木の強みを海外でも発揮し、受注地域の多様化とリスク分散を進める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

準大手ゼネコン、堅調な成長と高収益

東亜建設工業は建設業の準大手ゼネコンで、売上高2800億円超。同業のショーボンドやミライト・ワンより規模は大きい。直近営業利益率6%超と業界平均を上回り、収益性良好。26年には売上高3587億円、営業利益率6.75%と成長見込み。港湾・海洋工事に強みを持ち、国土強靭化やインフラ需要を追い風に安定成長。ただし、建設業界全体の人手不足や資材価格高騰リスクは共通。また、公共工事依存度が高い場合、予算変動の影響も考慮すべき。

強み

  • 営業利益率6%超と業界高位。強固な原価管理と高採算工事の受注が寄与。
  • 売上高2839億→3305億→3587億円と安定成長。受注環境が良好。
  • 特殊な海洋工事技術で差別化。競合が少なく、高い参入障壁。
  • 収益・成長とも堅調で、財務健全性は高いと推測。配当余力も。

課題

  • 建設業界全体の人手不足が進行。技術者確保と育成が課題。
  • 鋼材や燃料の価格上昇が利益を圧迫。価格転嫁が困難な場合もある。
  • 港湾など公共工事の割合が高い場合、政府予算の削減リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

総合建設 (ゼネコン)の時価総額近傍。太字が東亜建設工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18850スターツコーポレーション2,549億円9.0倍
21820西松建設2,352億円9.2倍
31833奥村組2,231億円11.3倍
41861熊谷組2,220億円11.0倍
54547キッセイ薬品工業1,892億円12.3倍
61885東亜建設工業1,836億円8.4倍
75232住友大阪セメント1,742億円15.5倍
81879新日本建設1,406億円8.8倍
95911横河ブリッジホールディングス1,284億円13.6倍
101720東急建設1,245億円9.2倍
111870矢作建設工業967億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(総合建設 (ゼネコン))に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

東京湾埋立の専業会社として創業した1920年

1920年1月、東京湾埋立株式会社が設立され、同時に鶴見埋築株式会社を吸収合併した。創業当初は東京湾の埋立事業を専業とし、鶴見・川崎地区の埋立を進めた。1922年12月には横須賀航空隊敷地造成工事を受注し、請負施工にも進出。1927年6月に鶴見・川崎地区の埋立が完了し、埋立事業から本格的な建設請負へと事業の軸足を移していく。

戦時統合と社名変更を経験した1940年代

1938年4月に京浜運河株式会社を合併し、1944年4月には港湾工業株式会社を合併して社名を東亜港湾工業株式会社に変更した。戦時体制下での統合により、港湾土木の専門性を強めた。1949年5月に東京証券取引所へ株式上場。同年10月には建設業法に基づく建設大臣登録(イ)241号を完了し、公共工事の受注体制を整えた。1957年10月には大阪・京浜・下関・北海道の各出張所を支店に格上げし、全国展開の基礎を築いた。

海外と陸上土木への進出を果たした1960~70年代

1961年7月に東京都千代田区四番町へ本社を新築移転し、同年9月に東京証券取引所へ再上場。1963年11月に海外事業部を設置し、1964年7月には東南アジアに営業所を開設した。1970年2月には土質研究室を設置し、技術開発を本格化。1973年12月、株式会社留岡組の営業権を譲り受けて陸上土木・建築分野に本格進出し、同時に社名を東亜建設工業株式会社へ変更。仙台支店(現・東北支店)を開設した。

支店網の拡充と子会社設立でグループを拡大した1980~90年代

1978年4月に下関支店を九州支店と中国支店に分割、1979年4月には京浜支店を東京支店と横浜支店に分割した。1984年4月には北陸支店と四国支店を新設し、全国支店網が完成。1970年代後半から1980年代にかけて、東亜鉄工、東亜機械工業、東亜エージェンシーなどの子会社を相次いで設立。1990年10月には田川地所を買収、1993年10月には信幸建設を設立し、グループの事業領域を拡大した。

建設業法改正に対応し首都圏建築事業を強化した2000年代

1997年11月に建設業法改正に伴い特定建設業者許可を更新、1998年10月には宅地建物取引業者免許を更新した。2004年4月には首都圏建築事業部を開設し、首都圏での建築工事の受注体制を強化。この間、2003年3月期には売上高1,989億円を計上するなど業容を拡大したが、2017年3月期には純損失74億円を計上するなど、建設業界の市況変動の影響も受けた。

年表34件を開く

1920年代

  • 1920年1月創業東京湾埋立株式会社を設立し、鶴見埋築株式会社を吸収合併。
  • 1922年12月横須賀航空隊敷地造成工事受注、以後請負施工にも進出。
  • 1927年6月鶴見・川崎地区埋立の完了。

1930年代

  • 1938年4月M&A京浜運河株式会社を合併。

1940年代

  • 1944年4月M&A港湾工業株式会社を合併、東亜港湾工業株式会社に社名変更。
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式上場。
  • 1949年10月建設業法により建設大臣登録(イ)241号の登録を完了。

1950年代

  • 1957年10月商号変更大阪・京浜・下関・北海道の各出張所を支店に変更。
  • 1959年10月東亜地所株式会社(元・連結子会社)設立。

1960年代

  • 1961年7月東京都千代田区四番町に社屋を新築し本社を移転。
  • 1961年9月上場東京証券取引所に株式再上場。
  • 1963年11月海外事業部(現・国際事業本部)を設置。
  • 1964年7月東南アジアに営業所設置。
  • 1968年10月宅地建物取引業法により、宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第475号を取得(以後3年ごとに免許更新)。
  • 1969年1月上場札幌証券取引所に株式上場。

1970年代

  • 1970年2月土質研究室(現・技術研究開発センター)設置。
  • 1971年8月川崎建設株式会社の全設備を取得。
  • 1972年2月名古屋支店開設。
  • 1973年2月M&A阪神汽船産業株式会社を買収(現・連結子会社 東亜海運産業株式会社)。
  • 1973年5月中近東に営業所設置。
  • 1973年11月建設業法の改正により特定建設業者として建設大臣許可(特―48)第2429号の許可を受ける(以後3年ごとに許可更新)。
  • 1973年12月商号変更株式会社留岡組の営業権を譲り受け、陸上土木・建築の分野に本格的に進出。東亜建設工業株式会社に社名変更、仙台支店(現・東北支店)開設。
  • 1975年1月株式会社東亜エージェンシー(現・連結子会社)設立。
  • 1977年4月海の相談室設置。
  • 1978年4月下関支店を九州支店・中国支店に改組。東亜鉄工株式会社(現・連結子会社)及び東亜機械工業株式会社(現・連結子会社)設立。
  • 1979年4月京浜支店を東京支店・横浜支店に改組。

1980年代

  • 1984年4月北陸支店・四国支店開設。

1990年代

  • 1990年10月M&A田川地所株式会社(元・連結子会社)買収。
  • 1993年10月信幸建設株式会社(現・連結子会社)設立。
  • 1997年4月千葉支店開設。
  • 1997年11月建設業法により特定建設業者として建設大臣許可(特―9)第2429号の許可を受ける(以後5年ごとに許可更新)。
  • 1998年2月東亜ビルテック株式会社(元・連結子会社)設立。
  • 1998年10月宅地建物取引業法により、宅地建物取引業者として建設大臣免許(11)第475号を受ける(以後5年ごとに免許更新)。

2000年代

  • 2004年4月首都圏建築事業部開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(2028年度)2029年3月期まで3,800億円
  • 売上高(2035年度)2036年3月期まで5,000億円
  • 営業利益(2028年度)2029年3月期まで215億円
  • 営業利益(2035年度)2036年3月期まで300億円
  • ROE10%以上の継続を目指す

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内土木事業の拡大と新領域挑戦

    港湾・空港などの得意分野を堅持しながら緩やかに拡大させるとともに、防衛・米軍、陸上分野の更なる拡大を図る。カーボンニュートラル、CCS、洋上風力等の社会課題に対応した新たな領域にも挑戦する。

  2. 02

    国内建築事業の深耕と領域拡大

    冷蔵倉庫など得意分野を更に深掘り・高度化し競争優位性を確立するとともに、社会公共インフラ部門の営業体制を再構築し安定的な受注確保を図る。国内土木部門と連携して新規顧客を開拓し、事業開発分野やリニューアル・建物管理分野への取り組みを強化する。

  3. 03

    海外事業の安定成長とリスク強化

    土木分野で従来の強みを生かしながら、注力地域を明確にした上で建築分野を着実に拡大する。外部環境や規制動向の変化にも柔軟に対応できる事業基盤を構築し、海外事業の安定成長とリスク体制の強化を両立させる。

  4. 04

    人材・DX投資による生産性向上

    各事業部門および管理部門における人材戦略・生産性向上策、DX戦略にフォーカスし、組織能力やキャパシティを向上させ売上高・利益の拡大を図る。中期経営計画期間の投資計画額は500億円に拡充する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,145人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,019万円で、9期前と比べて+21.9%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は17.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,739
2018年3月1,705
2019年3月83646.120.31,737
2020年3月87746.320.21,767
2021年3月91346.419.91,810
2022年3月93745.319.71,848
2023年3月92845.019.41,877
2024年3月90045.018.81,945
2025年3月97544.018.32,0521,004
2026年3月1,01944.017.82,1451,128

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率97.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 8 / 海外 1、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都新宿区174億円
本社 — 東京都新宿区4,493百万円
その他
横浜支店 — 横浜市中区2,173百万円
国際事業本部1,892百万円
千葉支店 — 千葉市中央区1,874百万円
中国支店 — 広島市中区478百万円
東北支店 — 仙台市青葉区476百万円
本社他 — 東京都千代田区438百万円
その他
本社 — 山口県下関市378百万円
その他
名古屋支店 — 名古屋市中区262百万円
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東亜鉄工㈱
    横浜市 鶴見区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東亜機械工業㈱
    山口県 下関市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    信幸建設㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東亜エージェンシー
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東亜海運産業㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東亜リアテック㈱
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    PFI斎場運営㈱
    札幌市 手稲区 · 連結子会社
    議決権45.7%
  • 国内
    PFI一宮斎場㈱
    愛知県 一宮市 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 海外
    PT TOA TUNAS JAYA INDONESIA
    インドネシア · 連結子会社
    議決権67.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    長崎空港14側進入灯橋梁設置工事
    国土交通省 · 2022-10-27
    14.9億円
  • 調達
    北九州空港進入灯橋梁改良工事
    国土交通省 · 2026-04-08
    8.7億円
  • 調達
    東京湾中央航路水温監視装置保守点検
    国土交通省 · 2019-04-01
    820万円
  • 調達
    東京湾中央航路水温監視装置保守点検
    国土交通省 · 2018-04-02
    810万円
  • 調達
    東京湾中央航路水温監視装置保守点検
    国土交通省 · 2016-04-01
    790万円
  • 調達
    東京湾中央航路水温監視装置保守点検
    国土交通省 · 2015-04-01
    760万円
  • 調達
    仙台塩釜港塩釜港区貞山地区岸壁(-9m)護岸部補修工事
    国土交通省 · 2023-02-20
    142万円
  • 調達
    令和6年度 東京港港湾業務艇用船
    国土交通省 · 2024-07-31
    12万円
  • 調達
    令和6年度  東京国際空港監督船用船
    国土交通省 · 2024-06-14
    12万円
  • 調達
    令和5年度 東京港港湾業務艇用船(その2)
    国土交通省 · 2023-12-08
    11万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,587億円営業利益242億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.5%、利益が+17.5%。

売上高
+8.5%
3,587億円
営業利益
+17.5%
242億円
純利益
+30.2%
194億円
営業利益率
6.7%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,600億円3,587億円
営業利益211億円242億円
純利益145億円194億円
1株あたり配当¥77¥77

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は762億円、営業利益は51億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.7%、営業利益は+30.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q65228
2024年1Q626396.228
2024年2Q676365.317
2024年3Q764618.038
2024年4Q77322
2025年2Q1,498946.367
2025年4Q1,8071126.282
2026年2Q1,6481116.777
2026年4Q1,9391316.8117
2027年1Q762516.737

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,610億円から3,587億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,610222
2014年3月1,926188
2015年3月1,9895321
2016年3月2,00310660
2017年3月1,67259−74
2018年3月1,6102718
2019年3月1,7373931
2020年3月1,9037650
2021年3月1,8979269
2022年3月2,19810174
2023年3月2,1366648
2024年3月2,839166105
2025年3月3,3052062016.2149
2026年3月3,5872422466.7194

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,587億円のうち、営業利益として残るのは242億円6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は194億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.3%3,168億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.9%177億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%242億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.6pt
6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.5pt
17.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが480億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは465億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は492億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月51−10−3741501
2014年3月−73−8−7−81430
2015年3月−154−14−36−168229
2016年3月199−251174399
2017年3月−88−13−16−101282
2018年3月99−7−792367
2019年3月−23−15−10−38318
2020年3月115−293486437
2021年3月15−47−83−32323
2022年3月−27−2446−51320
2023年3月−139−26127−165283
2024年3月394−26−85368570
2025年3月−1431−12−142416
2026年3月480−15−391465492

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,054億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,179億円で、自己資本比率は38.2%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,8296391,19034.9
2014年3月1,8946401,25433.6
2015年3月1,9026901,21236.1
2016年3月1,9657111,25436.0
2017年3月1,8376501,18735.1
2018年3月1,9036771,22635.3
2019年3月2,0256881,33733.7
2020年3月2,0276921,33533.8
2021年3月2,0427621,28036.9
2022年3月2,1298671,26240.4
2023年3月2,2698941,37539.1
2024年3月2,7299671,76235.0
2025年3月2,9891,0791,91135.6
2026年3月3,0541,1791,87538.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
494億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
769億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,875億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
59
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中16位あたり、逆に低いのは自己資本比率140社中117位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.4%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.8%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.2%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.5%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,087で、1年前と比べて+0.5%過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。

¥2,087-3.2%1ヶ月+1.5%1年+0.5%時価総額1,836億円
過去52週の値幅
安値¥1,931高値¥4,680

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.4倍
PER (会社予想)11.1倍
PBR1.39倍
配当利回り3.69%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比-5.15%と下落し、終値1989円。25日線(2046円)を下回り、75日線(2222円)も大きく割り込んだ。52週高値4680円からは57%下落、安値1931円に接近。1ヶ月-1.83%と下落基調。RSIは50と中立。8月19日に68万株と出来高急増し、売り圧力が強まった。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 8.4倍は業界平均14.2倍を大幅に下回り、PBR 1.39倍も平均1.53倍より低い。配当利回り4.79%は平均3.35%を上回り、配当性向42.9%と適正。ROE 17.4%と高収益だが、利益成長が加速しており割安感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.4倍14.4倍
PER (予想)11.1倍
PBR1.39倍1.55倍
ROE17.4%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

受注拡大と収益性の改善が続くかが焦点。強気派は2026年3月期も増収増益計画で、港湾関連の需要や国土強靭化策を追い風に評価。弱気派は建設コスト上昇や人手不足による収益圧迫、公共工事への過度な依存を懸念。配当利回り4.79%も魅力。

プラスに働く材料7
  • 増収増益基調

    2026年3月期も営業利益242億円と過去最高水準

  • 港湾・海洋土木の強み

    特殊技術で競争優位、高採算プロジェクト獲得

  • 株主還元の充実

    配当利回り4.79%と自己株式取得の可能性

  • 営業利益242億円と過去最高更新2026年3月期影響

    前期比17.5%増の242億円、売上高伸びと採算改善

  • PER8.4倍の割安評価継続影響

    同業平均PER約12倍対比で割安、バリュエーション拡大余地

  • 配当利回り4.79%の高水準継続継続影響

    1株100円配当(推定)、株主還元策が評価

  • ROE17.4%の高資本効率継続影響

    財務レバレッジ効かせた高収益体質が持続

マイナスに働く材料7
  • 建設コスト上昇

    資材高と人手不足で利益率が圧迫される

  • 公共工事依存

    政府の建設投資削減リスクに脆弱

  • PBR1.4倍の割高感

    同業他社比でやや割高、成長鈍化で調整リスク

  • 建設コスト上昇リスク継続影響

    資材・人件費高騰で利益率が計画を下回る可能性

  • 受注競争激化による採算悪化不定影響

    大型工事受注競争で営業利益率6.75%維持が課題

  • 公共投資の減少政府予算次第影響

    公共工事減少で売上高成長が鈍化するリスク

  • 技術者不足の深刻化継続影響

    人手不足で工事遅延や外注費増加の懸念

次の決算で確かめる点
受注高
今後の収入基盤を示す
完成工事高利益率
収益性の改善度合いを測る
港湾工事売上比率
強み分野の貢献度を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり77で、前期から+31.6%いまの株価に対する利回りは3.69%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥77
1株あたり
配当利回り
3.69%
いまの株価に対して
配当性向
42.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月524.7
2019年3月850.025.7
2020年3月1366.793.5
2021年3月2060.026.0
2022年3月2312.526.6
2023年3月230.043.8
2024年3月4077.833.2
2025年3月7690.044.5
2026年3月10031.642.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥77

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ23,730人。区分でいちばん多いのは金融機関33.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.8%を占め、残る48.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関29.231.933.534.231.433.9
個人・その他41.630.725.330.928.229.8
事業法人17.620.124.415.318.117.9
外国法人10.214.513.516.518.316.5
自己株式14.62.50.88.86.57.0
証券会社1.42.81.13.24.01.9
外国人個人0.10.02.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.07
02株式会社日本カストディ銀行(信託E口)5.11
03太平洋セメント株式会社4.86
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.92
05明治安田生命保険相互会社3.50
06東亜建設工業鶴株会3.20
07東亜建設工業社員持株会2.80
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.93
09野村信託銀行株式会社(信託口2052256)1.44
10株式会社みずほ銀行1.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2391%、1株純資産は14期で−51%。直近期のROEは17.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月103,0450.3130.4
2014年3月393,0471.353.868.2
2015年3月1003,2833.120.025.7
2016年3月2893,3828.79.215.5
2017年3月−3563,082−11.0
2018年3月843,2152.726.824.7
2019年3月1473,2644.510.825.7
2020年3月618737.35.993.5
2021年3月889879.56.926.0
2022年3月969859.16.526.6
2023年3月561,0185.511.843.8
2024年3月1281,20611.49.533.2
2025年3月1881,34314.76.944.5
2026年3月2481,50717.412.242.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額393百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
早川毅代表取締役 兼 執行役員社長61421
中尾剛代表取締役 兼 執行役員専務 経営管理本部長、内部監査室・秘書室統括58159
木村克尚取締役 兼 執行役員専務 国際事業本部長63254
国谷史朗取締役69
関根嘉奈子取締役66
岡村眞彦取締役(監査等委員)75
半田未知取締役(監査等委員)55
木村徹也取締役(監査等委員)6096
玉井哲史取締役(監査等委員)66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8671118729537
監査等委員5484810
社外取締役431318
取締役(社内)2191910

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容339字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社15社及び関連会社28社で構成され、建設事業、建設に附帯する事業、不動産事業及び船舶の建造・修理その他の事業活動を展開しております。 セグメントと主要な関係会社の位置付け及び事業の内容は、次のとおりです。 国内土木事業     当社の国内土木工事、設計受託等に関する事業 国内建築事業     当社の国内建築工事、設計受託等に関する事業 海外事業         当社の海外工事全般に関する事業及び現地法人であるPT TOA TUNAS JAYA INDONESIA、R2TOA CORPORATIONが営む事業 その他  当社の不動産の開発、販売、賃貸に関する事業及び関係会社が営む事業 事業の系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,889字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「高い技術をもって、社業の発展を図り、健全な経営により社会的責任を果たす。」を社是に掲げ、着実な経営計画により競争に打ち勝ち、誠実な施工で永い信用を築くことにより、皆様の信頼と期待にお応えし、皆様と共に発展して行くことを経営理念に据えております。 (2)経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境に改善が見られるなど緩やかに回復しました。しかしながら中東情勢の緊迫化による原油価格上昇に伴う更なる物価高、米国の通商政策をめぐる動向、金融資本市場の変動等により不透明感が継続しております。 建設市場においては、資機材価格の高騰や労務費上昇の影響は依然として注視する必要があるものの、公共投資については堅調に推移しており、2021~2025年度までの「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」および2025年6月に閣議決定された「第1次国土強靱化実施中期計画」に基づく防災・減災対策、防衛力強化に伴う安全保障関係のインフラ整備等により、将来的にも堅調な市場の成長が期待できる状況にあります。 (3)中長期的な会社の経営戦略並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2026年3月に「中期経営計画〈2026 - 2028〉『社会の要請に応える人材と事業の成長』」を策定しました。ありたい姿「社会を支え、人と世界をつなぎ、未来を創る」を掲げる「長期ビジョン〈TOA2035〉」の実現に向けた事業戦略およびサステナビリティ戦略を推進してまいります。 中期経営計画〈2026 - 2028〉においては、中長期的な売上高の成長と収益性の向上を目指し、その実現に向けて達成すべき財務数値・グループ従業員数などを明確化した上で、2026年度からの3年間で取り組むべき行動計画を具体化しました。各事業部門および管理部門における人材戦略・生産性向上策、DX戦略にフォーカスし、組織能力やキャパシティを向上させ売上高・利益の拡大を図るための取組みを進めてまいります。 <中期経営計画の概要> ■長期ビジョン〈TOA2035〉 ありたい姿 「社会を支え、人と世界をつなぎ、未来を創る」 ■中期経営計画 基本方針 「社会の要請に応える人材と事業の成長」 ■経営数値目標 2028年度(計画最終年度)及び2035年度(長期ビジョン目標年度)の連結目標数値 2028年度   2035年度 売上高   3,800億円   5,000億円 営業利益   215億円   300億円 ROE   10%以上の継続を目指す ■事業戦略 国内土木事業 ・ 港湾・空港などの得意分野を堅持しながら緩やかに拡大させるとともに、防衛・米軍、陸上分野の更なる拡大を図る ・ カーボンニュートラル、CCS、洋上風力等の社会課題に対応した新たな領域にもチャレンジ *CCS:火力発電所や工場などから排出される二酸化炭素を分離・回収し、地中深くに圧入・貯留する事業 国内建築事業 ・ 冷蔵倉庫など得意分野を更に深掘り・高度化し競争優位性を確立するとともに、社会公共インフラ部門の営業体制を再構築し、安定的な受注確保を図る ・ 国内土木部門と連携して新規顧客を開拓 ・ 事業領域の拡大として、関係会社と連携し、事業開発分野やリニューアル・建物管理分野への取組みを強化 海外事業 ・ 土木分野で従来の強みを生かしながら、注力地域を明確にした上で建築分野を着実に拡大 ・ 外部環境や規制動向の変化にも柔軟に対応できる事業基盤を構築し、海外事業の安定成長とリスク体制の強化を両立 ■投資計画 ・  当中期経営計画期間の投資計画額は500億円(期間費用を含む、M&A投資枠は別枠)に拡充する ■株主還元 ・  配当性向目標40%以上(連結)として配当を行う ・  事業環境や財務状況を踏まえて、株主還元の一環として機動的に自己株式取得を行う <アンローダークレーン解体工事における重大災害に関して> 2026年4月7日に、当社が施工中の「扇島先導エリアA・Bバース公共化対応解体工事」において重大な事故が発生いたしました。本件を極めて重大に受け止め、外部有識者を交えた社内事故調査委員会を設置しました。事実関係の確認および分析を行い、再発防止策を策定し、確実に講じてまいります。
事業等のリスク4,303字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。当社はこれらリスク発生の可能性を認識した上で、発生の予防及び発生した場合の対応に万全を期す方針であります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、組織横断的なリスクの特定や対応状況については、リスク管理規程に基づき、代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会が定期的に対応を見直し、その状況や対応内容を取締役会に報告する体制をとっております。なお、業務執行に係るリスク管理の詳細は、「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組(1)サステナビリティ全般に関する基本方針と取組 Ⅱ.リスク管理」に記載しております。 (1)施工品質リスク 工事の品質管理には万全を期していますが、契約不適合責任および製造物責任による損害賠償が発生した場合は、当社グループの業績および社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、施工検討会において事前に品質上の課題を確認し、抽出された課題に対し適切な施工が行われているかを施工中のパトロールによって確認しております。さらに竣工時には社内検査を行い、不適合の発生防止に努めております。また、トラブル事例を共有することで再発防止を徹底し、施工品質の継続的な向上を図っております。 (2)災害・事故の発生 工事施工にあたっては事故防止に万全を期しておりますが、予期せぬ要因から事故や労働災害が発生する可能性があります。 当社グループは、安全衛生環境管理計画書に基づく危険予知活動、安全環境教育および安全環境パトロールを継続的に実施し、事故や労働災害の未然防止と、万一発生した場合の被害最小化に取り組んでおります。 (3)調達リスク 建設資材やエネルギー価格の高騰により工事採算が悪化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社グループは、サプライチェーン全体を意識した安定的な調達体制の構築に努め、調達先との取引関係強化や情報共有を通じて市場動向を的確に把握しております。あわせて、正確な原価管理の徹底や早期購買の実施により、資材価格変動による影響を最小限に抑えるよう取り組んでおります。 (4)信用リスク 建設工事は契約から完成引渡しまで長期にわたること、一般的に工事目的物の引渡し時に多額の工事代金が支払われることから、発注者の信用リスクが生じた場合には、資金回収不能などにより当社グループの財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、協力業者が信用不安に陥った場合、工事の進行に支障を来す可能性があります。 これに対し当社グループは、危機管理マニュアルの運用を徹底するとともに、企業調査の実施や日々の情報収集等により与信管理を行っております。 (5)財務リスク 当社グループの不動産・有価証券等の保有資産の価値変動、資産構成の変化や資金調達環境の変化に伴う負債構造への影響、金利および為替相場の変動、税務上の解釈や税制改正等に起因する不確実性、ならびに市場環境の変化等は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす場合があり、その結果、業績や企業価値、事業継続に支障を来す可能性があります。 これらのリスクの低減に向けて当社グループは、資産・負債のバランスを踏まえた財務運営に努めるとともに、保有資産の定期的な把握・評価、資金調達手段の安定的な確保に努めております。また、金利および為替変動による影響については、状況に応じて適切な管理を行う方針です。さらに、税務上の不確実性への対応や市場環境の変化を踏まえた財務方針の見直しを通じて、財務基盤の維持・強化に努めております。 (6)人材マネジメントにおけるリスク 少子高齢化や若年層の入職者減少等により人手不足が継続する中、十分な人材を確保できない場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。特に、技術者・技能者の不足や高齢化の進行は、技能継承の停滞や現場管理力の低下、過重労働による離職増加、施工品質や安全性、事業継続性への影響が懸念されます。 当社グループは、将来の事業規模を見据えた計画的な新卒・キャリア採用を行うとともに、若手社員の早期育成やシニア社員の経験・技能を生かした配置・指導体制を整備していきます。さらに、DXによる業務効率化や働き方改革を推進し、個人の適性・能力に応じた育成を行うとともに、社員の幸福と成長が企業の持続的成長につながるとの考えのもと、従業員エンゲージメントを定期的に把握し、人材の定着と組織力の強化を図っていきます。 (7)コンプライアンスリスク 当社グループは、建設業法、労働安全衛生法、労働基準法、独占禁止法、海洋汚染防止法など、さまざまな法規制の下で事業活動を行っており、これらに違反した場合には、業績や社会的信用に重大な影響を及ぼす可能性があります。加えて、労働環境や取引先を含むサプライチェーンにおける人権侵害、ハラスメント、不適切な労務管理などの人権リスクが顕在化した場合にも、企業価値の低下につながる可能性があります。また、社内規程の不遵守や内部統制、子会社を含むガバナンス体制の脆弱性は、コンプライアンス違反を招く要因となります。 これらのリスクに対応するため、当社グループは、法令遵守体制や内部統制の強化、グループ全体でのガバナンス確立に加え、人権基本方針の周知・教育や相談窓口の整備を通じて、コンプライアンス意識の浸透とリスク低減を図っております。 (8)情報セキュリティリスク サイバーテロや不正アクセス、ランサムウェア攻撃の高度化・巧妙化により、企業の情報セキュリティリスクは一層高まっております。建設業においても、設計図書や顧客情報、取引先情報、工事データなどの漏えい・改ざん、システム停止が発生した場合、事業活動の停滞や損害賠償、社会的信用の低下を招く可能性があります。また、テレワークやICT活用の進展により、人的ミスを起因とした情報漏えいリスクも増大しております。 当社グループは、情報セキュリティポリシーの運用徹底、システムの技術的防御強化、社員への教育・訓練による意識向上に取り組んでおります。加えて、インシデント発生時の対応体制や復旧手順を整備し、被害の最小化と早期回復に努めます。 (9)環境課題リスク 当社グループの事業活動は、資材調達から施工、維持管理に至るまで環境への影響が大きく、気候変動や資源循環、生物多様性といった環境課題への対応が不可欠です。気候変動の進行は自然災害の激甚化を招き、インフラの安全性や事業継続に影響を及ぼします。また、資源制約の強まりや廃棄物増加は、持続可能な社会の実現に向けた課題となっております。 当社グループは、省エネルギー施工や再生可能エネルギーの活用、建設副産物の再資源化など資源循環の推進、環境配慮型資材の採用が重要であると考えております。加えて、自然環境への影響を低減する施工計画や施工方法の選定を通じ、環境負荷低減と企業価値向上の両立を図っていきます。 (10)自然災害・パンデミック 地震・台風・豪雨などの自然災害や、新型感染症の流行は、工事の中断、工期遅延、人的被害、資材調達の停滞などを引き起こし、事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。近年は、気候変動に伴う災害の激甚化・頻発化や、パンデミックによる行動制限などを要因とする事業継続への影響が懸念されております。 当社グループは、災害発生時の事業継続計画(BCP)の策定・見直し、防災・減災対策の強化、複数調達先の確保によるサプライチェーンの強靭化に注力しております。加えて、感染症対策マニュアルの整備や安全衛生管理の徹底を通じ、被害の最小化と早期復旧に努めていきます。 (11)グローバルリスク 当社グループは、世界各国にて建設事業を行っておりますが、その施工地域における政情の変化、経済状況の変化、予期せぬ法令・規制の変更等により、当社グループの業績および事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、受注前に予め現地状況の調査・確認を行い、さらに外部専門家等の知見を活用するなどし、事業リスク評価を行っております。また、受注後においても、施工段階での進捗管理や現地情勢の変化を継続的に把握し、必要に応じて事業内容や対応方針の見直しを行うことで、リスクの低減に努めております。さらに、国際情勢の変化が国内に連鎖的に影響し国内事業に波及する可能性も認識しており、こうした外部環境の変化を踏まえた事業運営を行っております。 (12)建設市場の変動リスク 近年の建設市場は、資材価格やエネルギー価格の高騰、慢性的な人手不足により工事原価が上昇し、収益性が不安定化するリスクを抱えております。加えて、金利上昇や景気変動による民間投資の抑制、公共投資の方針転換は受注量の変動要因となります。一方で、老朽化インフラの更新需要、防災・減災投資の拡大、脱炭素やDX推進に伴う新技術・新分野への需要増加は成長機会となります。 当社グループは、市場変動を的確に捉え、人材育成と事業成長を促進するとともに、計画的な事業領域の拡大を進めていきます。 (13)事業戦略リスク 当社グループは、中長期的な成長や収益性の向上を目的として、事業ポートフォリオの見直し、新規事業の検討、既存事業の拡大や構造改革等の事業戦略を推進しております。しかしながら、これらの戦略が市場環境の変化、顧客ニーズや競争環境の変化、技術動向、法規制の変更等を十分に反映できない場合、または想定どおりに実行できない場合には、期待した成果が得られない可能性があります。 当社グループは、市場環境や技術動向を踏まえた中長期的な事業戦略・投資方針の策定と、定期的な見直しを行っております。投資案件については、収益性やリスク、財務への影響を多面的に検証する社内審査・意思決定プロセスを徹底し、過度な投資や機会損失を防止します。また、技術革新への対応力を高めるため、外部動向の継続的な把握と人材・技術への戦略的投資を行っていきます。あわせて、事業ポートフォリオの最適化や財務健全性を意識した運営を通じ、持続的成長の確保を図っていきます。
経営成績の分析 (MD&A)6,929字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の当社グループの連結業績につきましては、売上高は358,697百万円(前連結会計年度比8.5%増)、営業利益は24,199百万円(前連結会計年度比17.3%増)、経常利益は24,600百万円(前連結会計年度比22.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は19,361百万円(前連結会計年度比29.9%増)となりました。 また、当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比較して6,496百万円増加し、305,435百万円となりました。 負債は、前連結会計年度末と比較して3,555百万円減少し、187,509百万円となりました。 純資産は、前連結会計年度末と比較して10,052百万円増加し、117,926百万円となりました。 当社グループのセグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (国内土木事業) 海上土木分野を中心に、港湾・鉄道・道路などのインフラ・社会資本の整備に継続的に取り組んでおります。当連結会計年度の売上高は、大型港湾工事を中心に手持工事が順調に進捗し、156,001百万円(前連結会計年度比10.6%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は、売上高の増加により13,717百万円(前連結会計年度比4.0%増)となりました。 なお、当社個別の受注高については、官公庁および民間の受注が順調に推移し、161,850百万円(前連結会計年度比14.1%増)となりました。 (国内建築事業) 物流施設を中心とした特命案件・企画提案案件・設計施工案件の受注拡大に取り組んでおります。当連結会計年度の売上高は、過去に受注した大型案件が竣工した一方で、当期に受注した大型物流施設の施工が本格化していない段階であることから94,250百万円(前連結会計年度比14.6%減)となりました。セグメント利益(営業利益)は、物価上昇の影響を受けた低採算案件が減少し、受注時採算が改善された案件の比率が高まったことなどにより、8,169百万円(前連結会計年度比27.2%増)となりました。 なお、当社個別の受注高については、民間からの物流施設等の案件獲得に加え、官公庁の受注も順調に推移し、103,339百万円(前連結会計年度比11.9%増)となりました。 (海外事業) 東南アジアを中心にアフリカ・南アジアなどにおいて、海上土木工事などに取り組んでおります。当連結会計年度の売上高は、東南アジアおよびアフリカの大型案件を中心に順調に工事が進捗し、92,337百万円(前連結会計年度比40.5%増)となりました。セグメント利益(営業利益)はアフリカの大型港湾工事の利益貢献により7,527百万円(前連結会計年度比77.9%増)となりました。 なお、当社個別の受注高については、前期から繰り越した手持工事において大型の設計変更等を獲得したものの前年に複数の大型案件を受注していたことにより73,533百万円(前連結会計年度比38.5%減)となりました。 (その他) 当連結会計年度の売上高は16,107百万円(前連結会計年度比21.4%増)、セグメント利益(営業利益)は1,643百万円(前連結会計年度比22.3%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、48,006百万円の資金増加(前連結会計年度は14,255百万円の資金減少)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による増加があったものの有形固定資産の取得等により、1,542百万円の資金減少(前連結会計年度は93百万円の資金増加)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは短期借入金やコマーシャル・ペーパーの減少等により、39,122百万円の資金減少(前連結会計年度は1,250百万円の資金減少)となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ7,648百万円増加し、49,231百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループが営んでいる事業の大部分を占める建設事業及び不動産事業では「生産」を定義することが困難であり、建設事業におきましては請負形態をとっているため「販売」という定義は実態にそぐいません。 また、当社グループとしての受注高、繰越高を正確に把握することも困難なため、記載可能な情報を「経営成績等の状況の概要」におきましてセグメントの業績に関連付けて記載しております。 なお、参考のため当社単独の事業の状況は次のとおりであります。 a. 受注高、売上高、繰越高及び施工高 期別   区分   前期 繰越高 (百万円)   当期 受注高 (百万円)   計 (百万円)   当期 売上高 (百万円)   次期繰越高   当期 施工高 (百万円) 手持高 (百万円)   うち 施工高 (%)   うち 施工高 (百万円) 第135期 (自 2024年 4月1日 至 2025年 3月31日)   建設 事業   土木工事   349,047   257,674   606,722   197,083   409,639   0.0   172   196,978 建築工事   125,558   89,944   215,503   114,896   100,606   0.0   63   114,959 計   474,606   347,619   822,225   311,979   510,245   0.1   235   311,938 開発事業等   1,838   6,156   7,994   5,283   2,711   4.8   131   5,278 不動産等   -   -   -   606   -   -   -   - 合計   476,445   353,775   830,220   317,869   512,957   0.0   367   317,217 第136期 (自 2025年 4月1日 至 2026年 3月31日)   建設 事業   土木工事   409,639   219,846   629,485   242,633   386,851   0.0   186   242,648 建築工事   100,606   112,714   213,321   94,225   119,095   0.0   32   94,194 計   510,245   332,560   842,806   336,859   505,947   0.0   218   336,842 開発事業等   2,711   6,163   8,874   5,737   3,137   2.5   80   5,686 不動産等   -   -   -   593   -   -   -   - 合計   512,957   338,723   851,681   343,190   509,084   0.1   299   342,529 (注) 1 前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額に変更あるものにつきましては、当期受注高にその増減額を含めております。したがって当期売上高にもかかる増減額が含まれております。 2 次期繰越高の施工高は支出金により手持工事等の施工高を推定したものです。 3 当期施工高は、不動産等を除き(当期売上高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致します。 b. 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 第135期   (自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   土木工事   17.1   82.9   100.0 建築工事   69.5   30.5   100.0 第136期   (自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   土木工事   25.6   74.4   100.0 建築工事   73.3   26.7   100.0 (注) 百分比は請負金額比であります。 c. 完成工事高 期別   区分   国内   海外 (A) (百万円)   (A)/(B) (%)   合計 (B) (百万円) 官公庁 (百万円)   民間 (百万円) 第135期 (自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   土木工事   113,442   23,877   59,762   30.3   197,083 建築工事   10,975   97,946   5,974   5.2   114,896 計   124,417   121,824   65,737   21.1   311,979 第136期 (自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   土木工事   120,747   30,639   91,246   37.6   242,633 建築工事   7,180   86,151   893   0.9   94,225 計   127,927   116,791   92,140   27.4   336,859 (注) 1 完成工事のうち、主なものは、次のとおりであります。 第135期の主なもの (発注者)     (工事名) 国土交通省   令和5年度東京国際空港A滑走路北側取付誘導路他地盤改良工事 瀬戸埠頭(株)   新Eバース建設工事(浚渫工、基礎工及び機械設備工) GLP神戸住吉浜特定目的会社   (仮称)GLP神戸住吉浜プロジェクト (株)倉敷有城学校給食サービス   (仮称)倉敷学校給食共同調理場・防災備蓄倉庫整備運営事業建設 Singer Bangladesh Limited   シンガーバングラデシュ家電工場建設工事(Package-2) 第136期の主なもの (発注者)     (工事名) 国土交通省   七尾港(大田地区)岸壁(-10m)(大田2号・物専)(災害復旧)改良外1件工事 京浜急行電鉄(株)   〔品川駅付近連続立体交差事業〕第3工区土木工事(その19) UI Konan Kansai2特定目的会社   UI湖南ロジスティクスセンター第Ⅱ期計画 岡山県倉敷市   (仮称)児島学校給食共同調理場整備運営事業建設工事 アンゴラ共和国   ナミベ港コンテナターミナル拡張事業 2 売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。 第135期 国土交通省   70,420百万円  22.2% 第136期 国土交通省   70,098百万円  20.4% d. 手持工事高(2026年3月31日現在) 区分   国内   海外(百万円)   合計(百万円) 官公庁(百万円)   民間(百万円) 土木工事   145,327   52,136   189,387   386,851 建築工事   25,685   82,278   11,131   119,095 計   171,012   134,415   200,518   505,947 手持工事のうち主なものは次のとおりであります。 (発注者)    (工事名)   (完成予定年月) 東京都   新砂水門(再整備)(7)建設工事   2028年7月 国土交通省   阿武隈川上流第三遊水地水門工事   2029年2月 (株)信和不動産   (仮称)ヴェルディ光町二丁目新築工事   2028年6月 神奈川県相模原市   (仮称)北部学校給食センター整備・運営事業   2026年9月 バングラデシュ人民共和国   ダッカ消防市民防衛局本部庁舎建設工事   2028年4月 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態の分析) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比較して6,496百万円増加し、305,435百万円となりました。これは、主に退職給付に係る資産が増加したこと等によるものです。 負債は、前連結会計年度末と比較して3,555百万円減少し、187,509百万円となりました。これは、主に工事損失引当金が増加した一方で、短期借入金、コマーシャル・ペーパーが減少したこと等によるものです。 純資産は、前連結会計年度末と比較して10,052百万円増加し、117,926百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上で利益剰余金が増加したことによるものです。なお、自己資本比率は38.2%と、前連結会計年度末と比較して2.6ポイント増加しております。また、ROE(自己資本利益率)は17.4%と2.7ポイント増加しました。 (経営成績の分析) a. 売上高 当連結会計年度の売上高については、国内土木事業、国内建築事業において大型案件を中心に手持工事が進捗し増収となり、総じて、前連結会計年度に比べ28,224百万円(8.5%)増収の358,697百万円となりました。 b. 営業利益 営業利益は、国内土木事業は売上高の増加により増益、国内建築事業は物価上昇の影響を受けた低採算案件が減少し、受注時採算が改善された案件比率が高まったこと等で増益、海外事業はアフリカの大型港湾工事の利益貢献により増益となり、総じて、前連結会計年度に比べ3,577百万円(17.3%)増益の24,199百万円となりました。 c. 経常利益 経常利益は、営業利益の増加に伴い、前連結会計年度に比べ4,527百万円(22.6%)増益の24,600百万円となりました。 d. 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加や投資有価証券売却益の計上などにより、前連結会計年度に比べ4,452百万円(29.9%)増益の19,361百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析) 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」を参照ください。 (資本の財源及び資金の流動性の分析) 当社グループは、将来の事業活動に必要な資金を確保し、適切な流動性を維持することを財務の基本方針としております。資金需要の主なものは、工事原価、販売費及び一般管理費などの運転資金及び設備投資資金であります。 その資金の原資は、自己資金、営業キャッシュ・フロー、金融機関からの借入及び社債・コマーシャル・ペーパーの発行等による収入であります。 また、運転資金の効率的な調達を行うため、複数の金融機関とコミットメントライン(特定融資枠)契約を締結しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)」に記載のとおりであります。 更に、当社グループ内の資金の効率性を高めるため、一部の子会社を含めたグループ間のキャッシュマネジメントシステムを特定の金融機関と構築しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表作成にあたっては、過去の実績や現在の状況に基づき合理的と考えられる見積りによっている部分があり、実際の結果がこれらの見積りと異なる場合があります。個々の項目については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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