概要
旭コンクリート工業は、1923年創業のコンクリート二次製品メーカーである。遠心力プレストレストコンクリートパイル(PHC杭)やボックスカルバートを主力とし、建築・土木基礎に不可欠な製品を供給する。本社は東京都中央区、従業員188名。2026年3月期の売上高は76億円、営業利益6億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
コンクリート関連と不動産の2セグメント
事業はコンクリート関連事業と不動産事業の2区分で構成される。コンクリート関連事業が売上高の99%超を占め、さらにコンクリート二次製品部門、工事部門、その他(資材販売)の3部門に分かれる。2026年3月期のセグメント売上高は、コンクリート関連が75億9,300万円(二次製品45億2,800万円、工事3億9,300万円、その他26億7,100万円)、不動産が4,200万円であった。セグメント利益はコンクリート関連が6億6,000万円、不動産が1,800万円と、収益のほとんどをコンクリート関連が稼ぐ。
売上高はかつて120億円超から60億円台へ減少後回復
2013年3月期の売上高は123億円だったが、その後減少傾向が続き、2022年3月期には65億円まで落ち込んだ。しかし、2023年3月期66億円、2024年3月期71億円、2025年3月期72億円、2026年3月期76億円と回復に転じている。営業利益は2025年3月期6億円、2026年3月期6億円と安定しており、営業利益率は8%前後を維持する。純利益も同期間で4~5億円の範囲で推移し、収益基盤は堅調である。
生産量6万トン、受注残は35億円
2026年3月期のコンクリート二次製品の生産量は62,958トン、販売量は64,186トンであった。受注高は91億9,300万円に達し、受注残高は35億1,200万円である。工事部門の受注残は5億1,000万円。工場はかつて全国に多数存在したが、調布工場(1976年廃止)、山城工場(2007年廃止)、小松工場(2008年廃止)、和田山工場(2011年廃止)など閉鎖が相次ぎ、現在は茨城、関東、滋賀、湖東、兵庫などの工場が稼働しているとみられる。
業界の中での役割は社会インフラ向けコンクリート製品メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| コンクリート関連事業 | 76億円 | 100.0% | 7億円 | 9.2% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01社会インフラ(上下水道・道路)主力
上下水道用のヒューム管や道路関連のボックスカルバート、共同溝などを製造・販売。敷設工事も請負い、社会インフラ整備に貢献。
- ヒューム管
- 上下水道用のコンクリート管。耐久性が高く、地中埋設に使用。
- ボックスカルバート
- 道路や水路の地下構造物。矩形断面で、土圧に強い。
- コネクトホール
- マンホール等の接続部材。管路の分岐や接続に使用。
- 共同溝
- 電力・通信ケーブル等を収容する地下空間。道路掘削を防ぐ。
02建築・住宅準主力
住宅向けにホームガレージ、耐震性防火水槽、雨水貯溜槽などを提供。防災・減災に寄与。
- ホームガレージ
- 住宅用のコンクリート製ガレージ。耐久性が高く、耐震性に優れる。
- 耐震性防火水槽
- 地震時の消火用水を貯留する水槽。災害対策用。
- 雨水貯溜槽
- 雨水を貯留し、浸水被害を軽減。環境対策にも貢献。
03不動産副次
保有するマンション等の賃貸事業。安定的な収益源として展開。
製品と技術
遠心力プレストレストコンクリートパイル(PHC杭)
当社の主力製品はPHC杭である。遠心力成形とプレストレス導入により高強度・高密度を実現し、建築物や橋梁の基礎杭として広く使用される。軟弱地盤での支持力確保や地震時の安定性向上に寄与する。生産量は全コンクリート二次製品の大半を占め、2026年3月期の二次製品部門売上高45億円の多くをこの製品が支えているとみられる。
ボックスカルバートとヒューム管
ボックスカルバートは道路や河川の暗渠構造物として、ヒューム管は下水道管や排水路として用いられる。ともに現場打ちコンクリートの代替として工期短縮や品質安定に貢献する製品である。当社はこれらを全国の工場で製造し、国土強靭化計画や都市再開発事業向けに供給している。受注高は変動が大きく、2026年3月期の二次製品受注高は57.8億円と前期比87.9%増加した。
多様なプレキャスト製品と工事部門
PHC杭やボックスカルバート以外にも、コネクトホール、共同溝、電線共同溝、テールアルメ、ホームガレージ、耐震性防火水槽、雨水貯留槽など、多岐にわたるコンクリート二次製品を手掛ける。これらは現場打ちコンクリートのプレキャスト化ニーズに応えるものである。また、自社製品の敷設工事も請け負い、工事部門として年間約4億円の売上を計上している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
ガラス・土石製品のなかでの位置
コンクリート二次製品で地域密着型
売上高70〜76億円のコンクリート二次製品メーカー。同業のAGCや日本板硝子はガラス大手で規模が大きく、日東紡績はガラス繊維が主力。当社は土木・建築向けコンクリート製品に特化し、西日本を中心に地盤固めの製品で一定の地位を築いている。営業利益率8%前後と高水準。
強み
- 営業利益率7.9〜8.3%と業界平均を上回る利益率を達成。
- 地盤改良・補強材に強みを持ち、公共工事からの安定需要を獲得。
- 売上高が緩やかながら増加傾向にあり、2026/3期は76億円の見通し。
- 西日本中心の販売網により、地域の公共工事を確実に取り込む。
課題
- 国内コンクリート製品市場は縮小傾向で、成長余地が限られる。
- 特定地域に依存するため、地域経済の低迷が業績に直結する。
- 低価格競争が激しく、利益率維持のためのコスト管理が重要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字が旭コンクリート工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5237ノザワ | 146億円 | 23.5倍 |
| 2 | 5284ヤマウホールディングス | 142億円 | 6.2倍 |
| 3 | 5282ジオスター | 135億円 | 7.2倍 |
| 4 | 5381マイポックス | 134億円 | 25.5倍 |
| 5 | 5204石塚硝子 | 128億円 | 4.9倍 |
| 6 | 5268旭コンクリート工業 | 119億円 | 26.0倍 |
| 7 | 5391エーアンドエーマテリアル | 116億円 | 6.6倍 |
| 8 | 5368日本インシュレーション | 88億円 | 7.4倍 |
| 9 | 5216倉元製作所 | 74億円 | — |
| 10 | 5355日本坩堝 | 47億円 | 10.4倍 |
| 11 | 5279日本興業 | 37億円 | 6.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
名古屋で創業、本店を東京に移した1931年
1923年11月、資本金3万円で名古屋市に創立され、名古屋工場を設置した。翌1927年1月には京都営業所と京都工場を開設。1931年7月、本店を名古屋から東京市に移転し、経営の中心を関東へとシフトした。この移転は、首都圏の需要を取り込む戦略的な判断であったと考えられる。なお、名古屋工場は1938年12月に廃止され、名古屋での生産は早期に終了している。
戦時下の工場移転と戦後の拡大
1937年12月、東京府調布町(現調布市)に東京工場を設置。1945年8月、戦局の悪化に伴い東京工場を川崎市に移転、川崎工場とした。戦後すぐの1955年7月には、旧東京工場跡地に調布工場を新設。1957年1月には京都府山城町に山城工場、滋賀県甲西町に滋賀工場を設置し、生産拠点を西日本にも拡大した。1958年1月には和歌山工場も加わり、戦後復興のインフラ需要に対応した。
高度経済成長期の全国工場網
1960年代から70年代にかけて、工場網の拡大が加速した。1960年5月石川県小松市に小松工場、1961年秋田県男鹿市に秋田工場、1965年12月兵庫県和田山町に和田山工場、1967年8月滋賀県湖東町に湖東工場、1971年5月宮城県大衡村に仙台工場、1973年7月岐阜県恵那市に恵那工場、1980年2月茨城県守谷町に茨城工場を設置。さらに1985年には関東工場(埼玉県岡部町)も加わり、全国的な生産体制を確立した。
不採算工場の閉鎖と生産集約(1976~2011年)
高度成長期に建設した工場の多くは、需要の変化や設備老朽化により閉鎖された。1976年8月調布工場、1979年12月京都工場、1983年4月東京工場(府中)が廃止。2000年代に入ると山城工場(2007年3月)、小松工場(2008年3月)、和田山工場(2011年3月)が相次いで閉鎖された。この間、1989年12月には兵庫工場を新設するなど、一部は更新されたが、全体として生産拠点は絞り込まれた。
株式上場とスタンダード市場移行
1961年に株式を店頭公開し、同年中に東京証券取引所市場第二部に上場した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行している。上場後も積極的な工場展開と撤退を繰り返しながら、コンクリート二次製品の専業メーカーとして現在に至る。2026年3月期の時価総額は約70億円と推測される。
年表30件を開く
1920年代
- 1923年11月創業資本金3万円にて名古屋市に創立、名古屋工場設置(1938年12月廃止)
- 1927年1月京都市に京都営業所及び京都工場設置(1979年12月京都工場廃止)
1930年代
- 1931年7月本店を名古屋市より東京市に移転
- 1937年12月東京府調布町(現調布市)に東京工場設置
1940年代
- 1945年8月東京工場を川崎市に移転、川崎工場設置
1950年代
- 1955年7月東京都調布市旧東京工場跡に調布工場設置(1976年8月廃止)
- 1957年1月京都府相楽郡山城町に山城工場(2007年3月廃止)及び滋賀県甲賀郡甲西町(現湖南市)に滋賀工場設置
- 1958年1月和歌山県和歌山市に和歌山出張所(1973年7月営業所に昇格)及び和歌山工場設置
- —名古屋市に名古屋営業所及び愛知県春日井市に春日井工場設置
- —川崎工場を東京都府中市に移転、府中工場設置(1969年12月東京工場と改称、1983年4月廃止)
1960年代
- 1960年5月石川県小松市に小松出張所及び小松工場設置(2008年3月廃止)
- —当社株式を店頭公開
- 1961年1月現在地に本社移転
- —秋田県男鹿市に秋田工場設置
- —上場当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場
- 1962年2月小松出張所を廃止し、金沢出張所開設(1973年7月営業所に昇格)
- 1964年11月埼玉県熊谷市に熊谷出張所開設(1973年7月営業所に昇格、1988年5月埼玉県大宮市(現さいたま市)へ移転、埼玉営業所と改称)
- 1965年12月兵庫県朝来郡和田山町(現朝来市)に和田山工場設置(2011年3月廃止)
- 1967年8月滋賀県愛知郡湖東町(現東近江市)に湖東工場設置
1970年代
- 1971年5月宮城県黒川郡大衡村に仙台工場及び仙台市に仙台出張所開設(1973年7月営業所に昇格)
- 1973年7月岐阜県恵那市に恵那工場設置
1980年代
- 1980年2月茨城県北相馬郡守谷町(現守谷市)に茨城工場設置
- 1985年3月大阪市北区に阪神営業所開設
- —千葉県柏市(2009年10月千葉市へ移転)に千葉営業所開設
- —埼玉県大里郡岡部町(現深谷市)に関東工場設置
- 1989年12月兵庫県多可郡黒田庄町(現西脇市)に兵庫工場設置
1990年代
- 1995年4月西部支社内に滋賀営業所開設
- 1997年4月横浜市中区に横浜営業所開設
2000年代
- 2004年10月茨城工場内に茨城出張所開設(2015年4月営業所に昇格)
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行しております。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
新技術・新製品の開発と市場開拓の強化
コンクリート二次製品の製造販売を通じ、下水道など環境保全に資する公共事業向けに、新技術・新製品の開発と市場開拓を推進し、国土保全や社会資本整備に貢献する。
- 02
販売・設計・生産一体の顧客対応体制の構築
販売・設計・生産が連携し、顧客ニーズに迅速・的確に対応できる体制を構築する。製品・工法の品質向上、効率化・多用途化のための研究開発に取り組む。
- 03
3D技術とプレキャスト化営業の推進
受注に繋げる3D技術を駆使した設計織込み活動や選別受注に注力し、現場打ちコンクリート構造物のプレキャスト化提案など、現場ニーズに直結する営業を推進する。
- 04
重点工場の設備更新と原価低減
重点工場の設備更新を順次実施し、品質向上と原材料高騰に対処しつつ生産効率を高め、原価低減に取り組む。
- 05
多様な人材の確保・育成と職場環境整備
次代を担う中核人材の登用における多様性の確保、若手・中途の通年採用、職場環境の改善・整備を着実に実行する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で188人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、9期前と比べて+15.6%。平均年齢は48.2歳、平均勤続年数は18.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 230 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 221 | — |
| 2019年3月 | 475 | 44.9 | 16.7 | 213 | — |
| 2020年3月 | 493 | 45.0 | 16.9 | 212 | — |
| 2021年3月 | 505 | 45.2 | 16.9 | 211 | — |
| 2022年3月 | 504 | 45.4 | 17.0 | 209 | — |
| 2023年3月 | 500 | 45.5 | 17.6 | 199 | — |
| 2024年3月 | 513 | 46.6 | 17.3 | 194 | — |
| 2025年3月 | 535 | 47.6 | 18.2 | 189 | 317 |
| 2026年3月 | 549 | 48.2 | 18.2 | 188 | 319 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内日本ヒューム㈱東京都港区 · その他の関係会社議決権5.4%
- 調達370万円コンクリート標的他1品目の製造防衛省 · 2021-07-27
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は76億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.6%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 78億円 | 76億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥17 | ¥17 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 19 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 14 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年2Q | 19 | 2 | 10.5 | 1 |
| 2024年3Q | 17 | 1 | 5.9 | 1 |
| 2024年4Q | 21 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 33 | 3 | 9.1 | 3 |
| 2025年4Q | 39 | 3 | 7.7 | 1 |
| 2026年2Q | 30 | 1 | 3.3 | 1 |
| 2026年4Q | 46 | 5 | 10.9 | 4 |
| 2027年1Q | 16 | 3 | 18.8 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は123億円から76億円へ62%に減った。直近期の営業利益率は7.9%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 123 | — | 2 | — | 2 |
| 2014年3月 | 129 | — | 8 | — | 4 |
| 2015年3月 | 131 | — | 10 | — | 6 |
| 2016年3月 | 121 | — | 7 | — | 4 |
| 2017年3月 | 124 | — | 7 | — | 5 |
| 2018年3月 | 110 | — | 6 | — | 4 |
| 2019年3月 | 103 | — | 5 | — | 3 |
| 2020年3月 | 98 | — | 6 | — | 4 |
| 2021年3月 | 84 | — | 6 | — | 4 |
| 2022年3月 | 65 | — | 5 | — | 3 |
| 2023年3月 | 66 | — | 4 | — | 3 |
| 2024年3月 | 71 | — | 5 | — | 3 |
| 2025年3月 | 72 | 6 | 6 | 8.3 | 4 |
| 2026年3月 | 76 | 6 | 7 | 7.9 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高76億円のうち、営業利益として残るのは6億円で7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.9%60億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.2%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は26億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2 | −3 | 0 | −1 | 7 |
| 2014年3月 | 11 | −2 | −1 | 9 | 14 |
| 2015年3月 | 5 | −9 | −2 | −4 | 8 |
| 2016年3月 | 10 | −3 | −2 | 7 | 13 |
| 2017年3月 | 9 | −2 | −5 | 7 | 15 |
| 2018年3月 | 13 | −3 | −2 | 10 | 23 |
| 2019年3月 | 1 | −2 | −2 | −1 | 21 |
| 2020年3月 | 7 | −6 | −2 | 1 | 21 |
| 2021年3月 | 6 | 1 | −2 | 7 | 26 |
| 2022年3月 | 4 | −3 | −5 | 1 | 22 |
| 2023年3月 | 7 | −4 | −2 | 3 | 24 |
| 2024年3月 | 4 | 0 | −2 | 4 | 26 |
| 2025年3月 | 9 | −4 | −3 | 5 | 28 |
| 2026年3月 | 4 | −3 | −3 | 1 | 26 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は168億円。このうち返さなくてよい自己資本が127億円で、自己資本比率は75.8%(業種中央値64.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 136 | 78 | 58 | 57.2 |
| 2014年3月 | 147 | 82 | 65 | 56.2 |
| 2015年3月 | 151 | 89 | 62 | 58.7 |
| 2016年3月 | 143 | 87 | 56 | 60.7 |
| 2017年3月 | 147 | 93 | 54 | 63.0 |
| 2018年3月 | 147 | 97 | 50 | 65.8 |
| 2019年3月 | 153 | 97 | 56 | 63.8 |
| 2020年3月 | 140 | 96 | 44 | 68.7 |
| 2021年3月 | 141 | 102 | 39 | 72.0 |
| 2022年3月 | 136 | 102 | 34 | 74.7 |
| 2023年3月 | 135 | 104 | 31 | 76.9 |
| 2024年3月 | 144 | 109 | 35 | 75.3 |
| 2025年3月 | 159 | 121 | 38 | 76.2 |
| 2026年3月 | 168 | 127 | 41 | 75.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
ガラス・土石製品 49社との比較
同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で49社中10位あたり、逆に低いのは配当利回りで49社中42位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥899で、1年前と比べて+5.6%。過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 26.0倍 |
| PER (会社予想) | 25.2倍 |
| PBR | 0.92倍 |
| 配当利回り | 1.89% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
7/27に828円と、25日線827円とほぼ同水準。75日線895円を7.5%下回り、200日線936円からも乖離。1ヶ月では1.2%上昇とほぼ横ばい。52週高値1400円からは40.9%下落。出来高は低調で方向感が乏しい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)。
PER24.0倍は同業平均18.0倍を上回り割高。PBR0.86倍は平均1.49倍を下回り、ROE3.6%と低収益。業績は小幅増益ながら、配当利回り2.05%は平均2.89%を下回り、配当性向49.2%は余裕あるが成長性が見られないため割高感を払拭できない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 26.0倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 25.2倍 | — |
| PBR | 0.92倍 | 1.34倍 |
| ROE | 3.6% | 4.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2026年3月期に営業利益率7.89%と前期比やや低下予想も、収益は堅調。強気派は公共投資やインフラ老朽化更新需要を背景に安定成長を見込む。弱気派は建設コスト上昇や競争激化による採算悪化、低ROEを懸念。小型株ゆえの流動性リスクも。
- 安定収益
2026/3期営業利益率7.89%と高水準維持見込み。
- インフラ需要
老朽化更新や防災投資でコンクリート製品需要堅調。
- 堅実財務
自己資本比率が高く、低負債経営。
- 公共投資拡大でコンクリート需要増2026年下期影響中
国土強靭化計画で受注増、売上76億円達成可能
- 工場効率化で営業利益率改善2026年〜2027年影響中
営業利益率8%超維持、コスト削減効果
- PBR0.86倍の割安修正不定影響弱
自己資本圧縮でROE向上、株価純資産倍率改善
- 株主優待拡充で個人株主増加次回株主総会影響弱
優待品追加で需給改善、安定株主増
- 利益率低下懸念
2026/3期営業利益率は前期比0.44pt低下予想。
- 成長鈍化
売上高伸び率は低く、市場は成熟。
- ROE低位
ROE3.6%と資本効率が悪く、株主還元余力に疑問。
- 建設需要減少で受注低迷2026年上期影響強
公共投資縮小で売上70億円割れ、営業利益半減
- セメント価格高騰でコスト増通年影響中
原材料費増で営業利益率5%以下に低下
- 競合との価格競争激化継続影響中
中小同業の値引き攻勢で粗利率悪化
- 従業員高齢化で退職給付費用増加2027年影響弱
年金費用負担増で利益圧迫
- 営業利益率
- 収益性の維持が重要。
- 売上高
- 公共投資動向を反映するトップライン。
- 受注残高
- 将来収益の先行指標。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり17円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.89%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 12 | — | 33.1 |
| 2018年3月 | 12 | 0.0 | 38.3 |
| 2019年3月 | 12 | 0.0 | 50.6 |
| 2020年3月 | 13 | 8.3 | 44.8 |
| 2021年3月 | 13 | 0.0 | 41.7 |
| 2022年3月 | 13 | 0.0 | 55.2 |
| 2023年3月 | 13 | 0.0 | 54.9 |
| 2024年3月 | 18 | 38.5 | 70.1 |
| 2025年3月 | 17 | −5.6 | 54.3 |
| 2026年3月 | 17 | 0.0 | 49.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥17
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,985人。区分でいちばん多いのは事業法人で61.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が74.8%を占め、残る25.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 65.6 | 63.3 | 63.3 | 65.8 | 63.4 | 61.6 |
| 個人・その他 | 18.3 | 20.3 | 19.7 | 19.8 | 22.2 | 22.8 |
| 金融機関 | 14.6 | 14.6 | 14.6 | 13.5 | 13.1 | 13.2 |
| 証券会社 | 1.3 | 1.7 | 2.2 | 0.8 | 1.0 | 2.2 |
| 自己株式 | 0.7 | 0.7 | 0.7 | 0.7 | 0.6 | 0.5 |
| 外国法人 | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.1 | 0.2 | 0.3 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本ヒューム株式会社 | 29.50 |
| 02 | 太平洋セメント株式会社 | 9.12 |
| 03 | 柳内光子 | 5.42 |
| 04 | みずほ信託銀行株式会社退職給付信託太平洋セメント口 | 5.29 |
| 05 | 株式会社みずほ銀行 | 4.27 |
| 06 | 山一産協株式会社 | 3.80 |
| 07 | 高周波熱錬株式会社 | 3.79 |
| 08 | 日本コンクリート工業株式会社 | 2.27 |
| 09 | ケイコン株式会社 | 2.23 |
| 10 | みずほ信託銀行株式会社 | 1.74 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+166%、1株純資産は14期で+63%。直近期のROEは3.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 13 | 591 | 2.2 | 57.3 | 57.8 |
| 2014年3月 | 33 | 627 | 5.4 | 21.5 | 30.5 |
| 2015年3月 | 47 | 676 | 7.2 | 13.2 | 25.6 |
| 2016年3月 | 34 | 663 | 5.1 | 17.9 | 35.3 |
| 2017年3月 | 36 | 704 | 5.3 | 19.2 | 33.1 |
| 2018年3月 | 31 | 736 | 4.3 | 23.5 | 38.3 |
| 2019年3月 | 24 | 740 | 3.2 | 30.9 | 50.6 |
| 2020年3月 | 29 | 733 | 4.0 | 22.2 | 44.8 |
| 2021年3月 | 31 | 744 | 4.1 | 27.1 | 41.7 |
| 2022年3月 | 24 | 774 | 3.0 | 29.7 | 55.2 |
| 2023年3月 | 24 | 788 | 3.0 | 29.1 | 54.9 |
| 2024年3月 | 26 | 826 | 3.2 | 28.5 | 70.1 |
| 2025年3月 | 31 | 922 | 3.6 | 19.9 | 54.3 |
| 2026年3月 | 35 | 965 | 3.6 | 26.6 | 49.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額151百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 狩野堅太郎 | 取締役社長 代表取締役 | 64 | 306 |
| 澤山勝 | 専務取締役 生産本部長兼 西部支社長 | 60 | 170 |
| 小玉和成 | 専務取締役 営業本部長 | 63 | 77 |
| 馬島英希 | 取締役 経理部長 | 54 | 87 |
| 野中秀午 | 取締役 西部支社販売部長 | 59 | 98 |
| 大舘一夫 | 取締役 総務部長兼人事部長 | 64 | 50 |
| 岸秀樹 | 取締役 技術・設計開発部長 | 55 | 41 |
| 福田敏裕 | 取締役 | 76 | — |
| 黒川裕之 | 取締役 | 57 | — |
| 島田知子 | 取締役 | 52 | — |
| 山中直喜 | 監査役 常勤 | 72 | 62 |
| 野村公康 | 監査役 常勤 | 65 | — |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 小畠明 | 監査役 | 55 |
| 吉田正史 | 監査役 | 71 |
| 濵屋浩 | — | 64 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 99 | 15 | 8 | 122 | 17 |
| 監査役 | 2 | 16 | — | — | 16 | 8 |
| 社外取締役 | 7 | 13 | 1 | — | 13 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容457字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,104字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク451字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,522字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第146期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第146期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第145期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第145期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第144期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第144期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第143期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第143期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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