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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

旭コンクリート工業

ASAHI CONCRETE WORKS CO.,LTD.5268 · Standard · ガラス・土石製品

コンクリート二次製品の製造販売と敷設工事を手掛ける。ヒューム管やボックスカルバートなど社会インフラ向け製品が主力。

概要

旭コンクリート工業は、1923年創業のコンクリート二次製品メーカーである。遠心力プレストレストコンクリートパイル(PHC杭)やボックスカルバートを主力とし、建築・土木基礎に不可欠な製品を供給する。本社は東京都中央区、従業員188名。2026年3月期の売上高は76億円、営業利益6億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

コンクリート関連と不動産の2セグメント

事業はコンクリート関連事業と不動産事業の2区分で構成される。コンクリート関連事業が売上高の99%超を占め、さらにコンクリート二次製品部門、工事部門、その他(資材販売)の3部門に分かれる。2026年3月期のセグメント売上高は、コンクリート関連が75億9,300万円(二次製品45億2,800万円、工事3億9,300万円、その他26億7,100万円)、不動産が4,200万円であった。セグメント利益はコンクリート関連が6億6,000万円、不動産が1,800万円と、収益のほとんどをコンクリート関連が稼ぐ。

売上高はかつて120億円超から60億円台へ減少後回復

2013年3月期の売上高は123億円だったが、その後減少傾向が続き、2022年3月期には65億円まで落ち込んだ。しかし、2023年3月期66億円、2024年3月期71億円、2025年3月期72億円、2026年3月期76億円と回復に転じている。営業利益は2025年3月期6億円、2026年3月期6億円と安定しており、営業利益率は8%前後を維持する。純利益も同期間で4~5億円の範囲で推移し、収益基盤は堅調である。

生産量6万トン、受注残は35億円

2026年3月期のコンクリート二次製品の生産量は62,958トン、販売量は64,186トンであった。受注高は91億9,300万円に達し、受注残高は35億1,200万円である。工事部門の受注残は5億1,000万円。工場はかつて全国に多数存在したが、調布工場(1976年廃止)、山城工場(2007年廃止)、小松工場(2008年廃止)、和田山工場(2011年廃止)など閉鎖が相次ぎ、現在は茨城、関東、滋賀、湖東、兵庫などの工場が稼働しているとみられる。

業界の中での役割は社会インフラ向けコンクリート製品メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
76億円
営業利益
6億円
営業利益率
7.9%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
コンクリート関連事業76億円100.0%7億円9.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01社会インフラ(上下水道・道路)主力

上下水道用のヒューム管や道路関連のボックスカルバート、共同溝などを製造・販売。敷設工事も請負い、社会インフラ整備に貢献。

主な製品・サービス4
ヒューム管
上下水道用のコンクリート管。耐久性が高く、地中埋設に使用。
ボックスカルバート
道路や水路の地下構造物。矩形断面で、土圧に強い。
コネクトホール
マンホール等の接続部材。管路の分岐や接続に使用。
共同溝
電力・通信ケーブル等を収容する地下空間。道路掘削を防ぐ。

02建築・住宅準主力

住宅向けにホームガレージ、耐震性防火水槽、雨水貯溜槽などを提供。防災・減災に寄与。

主な製品・サービス3
ホームガレージ
住宅用のコンクリート製ガレージ。耐久性が高く、耐震性に優れる。
耐震性防火水槽
地震時の消火用水を貯留する水槽。災害対策用。
雨水貯溜槽
雨水を貯留し、浸水被害を軽減。環境対策にも貢献。

03不動産副次

保有するマンション等の賃貸事業。安定的な収益源として展開。

製品と技術

遠心力プレストレストコンクリートパイル(PHC杭)

当社の主力製品はPHC杭である。遠心力成形とプレストレス導入により高強度・高密度を実現し、建築物や橋梁の基礎杭として広く使用される。軟弱地盤での支持力確保や地震時の安定性向上に寄与する。生産量は全コンクリート二次製品の大半を占め、2026年3月期の二次製品部門売上高45億円の多くをこの製品が支えているとみられる。

ボックスカルバートとヒューム管

ボックスカルバートは道路や河川の暗渠構造物として、ヒューム管は下水道管や排水路として用いられる。ともに現場打ちコンクリートの代替として工期短縮や品質安定に貢献する製品である。当社はこれらを全国の工場で製造し、国土強靭化計画や都市再開発事業向けに供給している。受注高は変動が大きく、2026年3月期の二次製品受注高は57.8億円と前期比87.9%増加した。

多様なプレキャスト製品と工事部門

PHC杭やボックスカルバート以外にも、コネクトホール、共同溝、電線共同溝、テールアルメ、ホームガレージ、耐震性防火水槽、雨水貯留槽など、多岐にわたるコンクリート二次製品を手掛ける。これらは現場打ちコンクリートのプレキャスト化ニーズに応えるものである。また、自社製品の敷設工事も請け負い、工事部門として年間約4億円の売上を計上している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

コンクリート二次製品で地域密着型

売上高70〜76億円のコンクリート二次製品メーカー。同業のAGCや日本板硝子はガラス大手で規模が大きく、日東紡績はガラス繊維が主力。当社は土木・建築向けコンクリート製品に特化し、西日本を中心に地盤固めの製品で一定の地位を築いている。営業利益率8%前後と高水準。

強み

  • 営業利益率7.9〜8.3%と業界平均を上回る利益率を達成。
  • 地盤改良・補強材に強みを持ち、公共工事からの安定需要を獲得。
  • 売上高が緩やかながら増加傾向にあり、2026/3期は76億円の見通し。
  • 西日本中心の販売網により、地域の公共工事を確実に取り込む。

課題

  • 国内コンクリート製品市場は縮小傾向で、成長余地が限られる。
  • 特定地域に依存するため、地域経済の低迷が業績に直結する。
  • 低価格競争が激しく、利益率維持のためのコスト管理が重要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字が旭コンクリート工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15237ノザワ146億円23.5倍
25284ヤマウホールディングス142億円6.2倍
35282ジオスター135億円7.2倍
45381マイポックス134億円25.5倍
55204石塚硝子128億円4.9倍
65268旭コンクリート工業119億円26.0倍
75391エーアンドエーマテリアル116億円6.6倍
85368日本インシュレーション88億円7.4倍
95216倉元製作所74億円
105355日本坩堝47億円10.4倍
115279日本興業37億円6.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

名古屋で創業、本店を東京に移した1931年

1923年11月、資本金3万円で名古屋市に創立され、名古屋工場を設置した。翌1927年1月には京都営業所と京都工場を開設。1931年7月、本店を名古屋から東京市に移転し、経営の中心を関東へとシフトした。この移転は、首都圏の需要を取り込む戦略的な判断であったと考えられる。なお、名古屋工場は1938年12月に廃止され、名古屋での生産は早期に終了している。

戦時下の工場移転と戦後の拡大

1937年12月、東京府調布町(現調布市)に東京工場を設置。1945年8月、戦局の悪化に伴い東京工場を川崎市に移転、川崎工場とした。戦後すぐの1955年7月には、旧東京工場跡地に調布工場を新設。1957年1月には京都府山城町に山城工場、滋賀県甲西町に滋賀工場を設置し、生産拠点を西日本にも拡大した。1958年1月には和歌山工場も加わり、戦後復興のインフラ需要に対応した。

高度経済成長期の全国工場網

1960年代から70年代にかけて、工場網の拡大が加速した。1960年5月石川県小松市に小松工場、1961年秋田県男鹿市に秋田工場、1965年12月兵庫県和田山町に和田山工場、1967年8月滋賀県湖東町に湖東工場、1971年5月宮城県大衡村に仙台工場、1973年7月岐阜県恵那市に恵那工場、1980年2月茨城県守谷町に茨城工場を設置。さらに1985年には関東工場(埼玉県岡部町)も加わり、全国的な生産体制を確立した。

不採算工場の閉鎖と生産集約(1976~2011年)

高度成長期に建設した工場の多くは、需要の変化や設備老朽化により閉鎖された。1976年8月調布工場、1979年12月京都工場、1983年4月東京工場(府中)が廃止。2000年代に入ると山城工場(2007年3月)、小松工場(2008年3月)、和田山工場(2011年3月)が相次いで閉鎖された。この間、1989年12月には兵庫工場を新設するなど、一部は更新されたが、全体として生産拠点は絞り込まれた。

株式上場とスタンダード市場移行

1961年に株式を店頭公開し、同年中に東京証券取引所市場第二部に上場した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行している。上場後も積極的な工場展開と撤退を繰り返しながら、コンクリート二次製品の専業メーカーとして現在に至る。2026年3月期の時価総額は約70億円と推測される。

年表30件を開く

1920年代

  • 1923年11月創業資本金3万円にて名古屋市に創立、名古屋工場設置(1938年12月廃止)
  • 1927年1月京都市に京都営業所及び京都工場設置(1979年12月京都工場廃止)

1930年代

  • 1931年7月本店を名古屋市より東京市に移転
  • 1937年12月東京府調布町(現調布市)に東京工場設置

1940年代

  • 1945年8月東京工場を川崎市に移転、川崎工場設置

1950年代

  • 1955年7月東京都調布市旧東京工場跡に調布工場設置(1976年8月廃止)
  • 1957年1月京都府相楽郡山城町に山城工場(2007年3月廃止)及び滋賀県甲賀郡甲西町(現湖南市)に滋賀工場設置
  • 1958年1月和歌山県和歌山市に和歌山出張所(1973年7月営業所に昇格)及び和歌山工場設置
  • 名古屋市に名古屋営業所及び愛知県春日井市に春日井工場設置
  • 川崎工場を東京都府中市に移転、府中工場設置(1969年12月東京工場と改称、1983年4月廃止)

1960年代

  • 1960年5月石川県小松市に小松出張所及び小松工場設置(2008年3月廃止)
  • 当社株式を店頭公開
  • 1961年1月現在地に本社移転
  • 秋田県男鹿市に秋田工場設置
  • 上場当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1962年2月小松出張所を廃止し、金沢出張所開設(1973年7月営業所に昇格)
  • 1964年11月埼玉県熊谷市に熊谷出張所開設(1973年7月営業所に昇格、1988年5月埼玉県大宮市(現さいたま市)へ移転、埼玉営業所と改称)
  • 1965年12月兵庫県朝来郡和田山町(現朝来市)に和田山工場設置(2011年3月廃止)
  • 1967年8月滋賀県愛知郡湖東町(現東近江市)に湖東工場設置

1970年代

  • 1971年5月宮城県黒川郡大衡村に仙台工場及び仙台市に仙台出張所開設(1973年7月営業所に昇格)
  • 1973年7月岐阜県恵那市に恵那工場設置

1980年代

  • 1980年2月茨城県北相馬郡守谷町(現守谷市)に茨城工場設置
  • 1985年3月大阪市北区に阪神営業所開設
  • 千葉県柏市(2009年10月千葉市へ移転)に千葉営業所開設
  • 埼玉県大里郡岡部町(現深谷市)に関東工場設置
  • 1989年12月兵庫県多可郡黒田庄町(現西脇市)に兵庫工場設置

1990年代

  • 1995年4月西部支社内に滋賀営業所開設
  • 1997年4月横浜市中区に横浜営業所開設

2000年代

  • 2004年10月茨城工場内に茨城出張所開設(2015年4月営業所に昇格)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行しております。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    新技術・新製品の開発と市場開拓の強化

    コンクリート二次製品の製造販売を通じ、下水道など環境保全に資する公共事業向けに、新技術・新製品の開発と市場開拓を推進し、国土保全や社会資本整備に貢献する。

  2. 02

    販売・設計・生産一体の顧客対応体制の構築

    販売・設計・生産が連携し、顧客ニーズに迅速・的確に対応できる体制を構築する。製品・工法の品質向上、効率化・多用途化のための研究開発に取り組む。

  3. 03

    3D技術とプレキャスト化営業の推進

    受注に繋げる3D技術を駆使した設計織込み活動や選別受注に注力し、現場打ちコンクリート構造物のプレキャスト化提案など、現場ニーズに直結する営業を推進する。

  4. 04

    重点工場の設備更新と原価低減

    重点工場の設備更新を順次実施し、品質向上と原材料高騰に対処しつつ生産効率を高め、原価低減に取り組む。

  5. 05

    多様な人材の確保・育成と職場環境整備

    次代を担う中核人材の登用における多様性の確保、若手・中途の通年採用、職場環境の改善・整備を着実に実行する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で188人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、9期前と比べて+15.6%平均年齢は48.2歳、平均勤続年数は18.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月230
2018年3月221
2019年3月47544.916.7213
2020年3月49345.016.9212
2021年3月50545.216.9211
2022年3月50445.417.0209
2023年3月50045.517.6199
2024年3月51346.617.3194
2025年3月53547.618.2189317
2026年3月54948.218.2188319

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
関東工場 — 埼玉県深谷市710百万円
コンクリート関連事業
兵庫工場 — 兵庫県西脇市524百万円
コンクリート関連事業
春日井工場 — 愛知県春日井市364百万円
コンクリート関連事業
湖東工場 — 滋賀県東近江市159百万円
コンクリート関連事業
和歌山工場 — 和歌山県和歌山市151百万円
コンクリート関連事業
西部支社・京都営業所・滋賀営業所等 — 京都市右京区133百万円
全社、コンクリート関連事業及び不動産事業
本社・東部東北支社・東京営業所等 — 東京都中央区97百万円
全社及びコンクリート関連事業
主な関係会社
  • 国内
    日本ヒューム㈱
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権5.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    コンクリート標的他1品目の製造
    防衛省 · 2021-07-27
    370万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は76億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.6%、利益が+0.0%。

売上高
+5.6%
76億円
営業利益
+0.0%
6億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
7.9%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高78億円76億円
営業利益6億円6億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥17¥17

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q191
2024年1Q1400.01
2024年2Q19210.51
2024年3Q1715.91
2024年4Q210
2025年2Q3339.13
2025年4Q3937.71
2026年2Q3013.31
2026年4Q46510.94
2027年1Q16318.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は123億円から76億円へ62%に減った。直近期の営業利益率は7.9%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月12322
2014年3月12984
2015年3月131106
2016年3月12174
2017年3月12475
2018年3月11064
2019年3月10353
2020年3月9864
2021年3月8464
2022年3月6553
2023年3月6643
2024年3月7153
2025年3月72668.34
2026年3月76677.95

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高76億円のうち、営業利益として残るのは6億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.9%60億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.2%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
21.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.1pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.7pt
3.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2−30−17
2014年3月11−2−1914
2015年3月5−9−2−48
2016年3月10−3−2713
2017年3月9−2−5715
2018年3月13−3−21023
2019年3月1−2−2−121
2020年3月7−6−2121
2021年3月61−2726
2022年3月4−3−5122
2023年3月7−4−2324
2024年3月40−2426
2025年3月9−4−3528
2026年3月4−3−3126

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は168億円。このうち返さなくてよい自己資本が127億円で、自己資本比率は75.8%(業種中央値64.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月136785857.2
2014年3月147826556.2
2015年3月151896258.7
2016年3月143875660.7
2017年3月147935463.0
2018年3月147975065.8
2019年3月153975663.8
2020年3月140964468.7
2021年3月1411023972.0
2022年3月1361023474.7
2023年3月1351043176.9
2024年3月1441093575.3
2025年3月1591213876.2
2026年3月1681274175.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
46億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
86億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
41億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率49社中10位あたり、逆に低いのは配当利回り49社中42位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.6%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.9%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.8%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.6%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥899で、1年前と比べて+5.6%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥899+6.4%1ヶ月+9.8%1年+5.6%時価総額119億円
過去52週の値幅
安値¥776高値¥1,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)26.0倍
PER (会社予想)25.2倍
PBR0.92倍
配当利回り1.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/27に828円と、25日線827円とほぼ同水準。75日線895円を7.5%下回り、200日線936円からも乖離。1ヶ月では1.2%上昇とほぼ横ばい。52週高値1400円からは40.9%下落。出来高は低調で方向感が乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER24.0倍は同業平均18.0倍を上回り割高。PBR0.86倍は平均1.49倍を下回り、ROE3.6%と低収益。業績は小幅増益ながら、配当利回り2.05%は平均2.89%を下回り、配当性向49.2%は余裕あるが成長性が見られないため割高感を払拭できない。

指標この会社業種平均
PER (実績)26.0倍15.7倍
PER (予想)25.2倍
PBR0.92倍1.34倍
ROE3.6%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年3月期に営業利益率7.89%と前期比やや低下予想も、収益は堅調。強気派は公共投資やインフラ老朽化更新需要を背景に安定成長を見込む。弱気派は建設コスト上昇や競争激化による採算悪化、低ROEを懸念。小型株ゆえの流動性リスクも。

プラスに働く材料7
  • 安定収益

    2026/3期営業利益率7.89%と高水準維持見込み。

  • インフラ需要

    老朽化更新や防災投資でコンクリート製品需要堅調。

  • 堅実財務

    自己資本比率が高く、低負債経営。

  • 公共投資拡大でコンクリート需要増2026年下期影響

    国土強靭化計画で受注増、売上76億円達成可能

  • 工場効率化で営業利益率改善2026年〜2027年影響

    営業利益率8%超維持、コスト削減効果

  • PBR0.86倍の割安修正不定影響

    自己資本圧縮でROE向上、株価純資産倍率改善

  • 株主優待拡充で個人株主増加次回株主総会影響

    優待品追加で需給改善、安定株主増

マイナスに働く材料7
  • 利益率低下懸念

    2026/3期営業利益率は前期比0.44pt低下予想。

  • 成長鈍化

    売上高伸び率は低く、市場は成熟。

  • ROE低位

    ROE3.6%と資本効率が悪く、株主還元余力に疑問。

  • 建設需要減少で受注低迷2026年上期影響

    公共投資縮小で売上70億円割れ、営業利益半減

  • セメント価格高騰でコスト増通年影響

    原材料費増で営業利益率5%以下に低下

  • 競合との価格競争激化継続影響

    中小同業の値引き攻勢で粗利率悪化

  • 従業員高齢化で退職給付費用増加2027年影響

    年金費用負担増で利益圧迫

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の維持が重要。
売上高
公共投資動向を反映するトップライン。
受注残高
将来収益の先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.89%。

年間配当
¥17
1株あたり
配当利回り
1.89%
いまの株価に対して
配当性向
49.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1233.1
2018年3月120.038.3
2019年3月120.050.6
2020年3月138.344.8
2021年3月130.041.7
2022年3月130.055.2
2023年3月130.054.9
2024年3月1838.570.1
2025年3月17−5.654.3
2026年3月170.049.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,985人。区分でいちばん多いのは事業法人61.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が74.8%を占め、残る25.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人65.663.363.365.863.461.6
個人・その他18.320.319.719.822.222.8
金融機関14.614.614.613.513.113.2
証券会社1.31.72.20.81.02.2
自己株式0.70.70.70.70.60.5
外国法人0.20.30.30.10.20.3
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本ヒューム株式会社29.50
02太平洋セメント株式会社9.12
03柳内光子5.42
04みずほ信託銀行株式会社退職給付信託太平洋セメント口5.29
05株式会社みずほ銀行4.27
06山一産協株式会社3.80
07高周波熱錬株式会社3.79
08日本コンクリート工業株式会社2.27
09ケイコン株式会社2.23
10みずほ信託銀行株式会社1.74

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+166%、1株純資産は14期で+63%。直近期のROEは3.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月135912.257.357.8
2014年3月336275.421.530.5
2015年3月476767.213.225.6
2016年3月346635.117.935.3
2017年3月367045.319.233.1
2018年3月317364.323.538.3
2019年3月247403.230.950.6
2020年3月297334.022.244.8
2021年3月317444.127.141.7
2022年3月247743.029.755.2
2023年3月247883.029.154.9
2024年3月268263.228.570.1
2025年3月319223.619.954.3
2026年3月359653.626.649.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額151百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
狩野堅太郎取締役社長 代表取締役64306
澤山勝専務取締役 生産本部長兼 西部支社長60170
小玉和成専務取締役 営業本部長6377
馬島英希取締役 経理部長5487
野中秀午取締役 西部支社販売部長5998
大舘一夫取締役 総務部長兼人事部長6450
岸秀樹取締役 技術・設計開発部長5541
福田敏裕取締役76
黒川裕之取締役57
島田知子取締役52
山中直喜監査役 常勤7262
野村公康監査役 常勤65
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
小畠明監査役55
吉田正史監査役71
濵屋浩64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)79915812217
監査役216168
社外取締役7131132

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容457字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、コンクリート二次製品の製造販売及び関連する諸工事の請負を主な内容としているコンクリート関連事業と、不動産事業を行っております。その他の関係会社であります日本ヒューム㈱とコンクリート関連事業への販売・仕入等を行っております。 当社の事業内容は次のとおりであります。なお、「財務諸表に関する注記事項」に掲げるセグメントと同一区分であります。 ○コンクリート関連事業 部門別内訳は以下のとおりであります。 (コンクリート二次製品部門) 当部門においては、コンクリート二次製品(ヒューム管、ボックスカルバート、コネクトホール、共同溝、電線共同溝、テールアルメ、ホームガレージ、耐震性防火水槽、雨水貯溜槽等)の製造及び販売をしております。 (工事部門) コンクリート製品の敷設工事等であります。 (その他部門) 工事用資材及びコンクリート製品に装着する資材等の仕入及び販売を行っております。 ○不動産事業 当社が保有するマンション等の賃貸事業であります。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,104字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は「信用第一」を社是とし、コンクリート二次製品の製造並びに販売を通じて、下水道等の環境保全につながる公共事業を主体に、国土の保全、強靭化に留意し、健全な社会資本整備の構築に協力貢献することを基本方針とします。この経営方針の具体化を推進すべく時代に適合した新技術、新製品の開発強化及び市場開拓に一層の拡大を図る所存であります。また社内にあっては、CSRを重視し社会に貢献する企業風土の確立と企業の安定成長を旨とし、併せて株主の皆様に対し適正なる利益の還元とともに従業員の健全なる生活環境の改善に努めます。 (2)目標とする経営指標 当社の所属する建設土木業界は、主たる需要先である公共事業の動向が各年毎、地域毎に差や量の変化が大きいことから経営指標は導入しておりません。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 今後のわが国の経済は、賃金上昇、個人消費の回復、インバウンド需要などにより国内景気の回復基調が期待されます。その一方で、国際情勢によるエネルギー、原材料価格の高騰が続くなど、先行きの不透明感が続くと予想されます。 建設土木業界では、「働き方改革関連法」の適用に伴う労働環境の改善、人材流動化による雇用環境が変化する中で、国土交通省が進める建設業のICT化によって、現場における生産性向上対策としての現場打ちコンクリート構造物のプレキャスト化が進み、インフラ老朽化対策の適用を含む需要が堅調に推移するものと予想されます。 こうした中、当社は、販売・設計・生産の各部門が一体となって、お客様の声に迅速かつ的確にお応えできる体制を構築してまいります。メーカーとして『技術』へのこだわりを持ち、新製品・新工法の開発と実用化に向け、また既存の製品・工法についても更なる品質向上、更なる効率化・多用途化を図るため、研究と技術開発に鋭意取組みます。 営業においては、受注に繋げる3D技術を駆使した設計織込み活動及び選別受注に注力するとともに、現場打ちコンクリート構造物のプレキャスト化の提案など、現場のニーズに直結する営業を推進します。製造部門では、重点工場の設備更新を順次実施し、品質向上及び高騰する原材料に対処しつつ、生産効率を高めるなどして原価低減に取組みます。 次代を担う中核人材の登用等における多様性の確保と育成、若手・中途人材の通年採用、職場環境の改善・整備は、事業活動の基盤となるものであり、引き続き着実に実行します。
事業等のリスク451字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 下記に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)公共事業への売上依存度が大きいことについて 当社では、売上の重要な部分を占めるコンクリート関連事業が、民間への販路拡大を行っておりますが、官公庁の公共事業に大きく依存しております。このため、官公庁の財政状況により、業績に悪影響が及ぶ可能性があります。 (2)主要原材料の購入価格の騰貴について 当社の、コンクリート関連事業における主要原材料の値上がりに伴う製造原価の上昇は、仕入先を分散し対応しておりますが、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)債権管理について 当社では、売上債権に関して、与信管理を徹底しておりますが、取引先の業績悪化等により売上債権の回収の遅延及び貸倒により、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)固定資産の減損損失について 当社が保有する固定資産において資産価値の下落、収益の低下等によって減損処理をした場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,522字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキュッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1)経営成績 当事業年度におけるわが国経済は、企業の継続的な賃上げによる所得・雇用環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、原材料、エネルギー価格の上昇に加えて、中東情勢の緊迫化を背景に、原油価格が上昇するなど資源・エネルギー価格を巡る不透明な状況が続いております。 当社の関連するコンクリート製品業界においては、引き続き、民間需要は都心部での駅前再開発事業、郊外における物流倉庫・工場の建設等に動きがありました。また、国土強靭化計画の推進により、快適な都市環境と防災を両立する災害対策工事が引き続き堅調に推移しました。しかしながら、労働力不足などによる工期の遅れ、原材料価格の上昇などにより、採算管理は一層厳しい状況が続き、選別受注が難しい状況にあります。 このような厳しい状況の中、当社は原価低減を図る一方、製品販売において採算性を考慮した選別受注および生産性の効率化などに取り組み、現場打ちコンクリート構造物のプレキャスト化の提案に、CIM(3D空間モデル、3Dプリンターモデル等のデジタル技術)を活用した受注活動を、販売・設計部門が一体となり対応しました。 こうして取り組んだ結果、当事業年度は、売上高は76億3千6百万円と前期比5.7%の増収となり、損益面では、営業利益は6億9百万円と前期比9.8%の増益、経常利益は6億7千6百万円と前期比10.7%の増益となりました。 これに特別損益とし投資有価証券売却益1百万円、固定資産除却損1千8百万円を計上し、税金費用等2億4百万円を差し引きした結果、当期純利益は4億5千5百万円と前期比10.6%の増益となりました。 セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。 〇コンクリート関連事業 コンクリート関連事業は、売上高は75億9千3百万円(前期比5.8%増収)となり、セグメント利益は6億6千万円(前期比12.9%増益)となりました。 ①コンクリート二次製品部門は、売上高は45億2千8百万円(前期比0.6%増収)となりました。 ②工事部門は、売上高は3億9千3百万円(前期比5.8%減収)となりました。 ③その他の部門は、工事用資材及びコンクリート製品に装着する資材等の仕入及び販売で、売上高は26億7千1百万円(前期比18.3%増収)となりました。 〇不動産事業 不動産事業は、売上高は4千2百万円(前期比2.5%増収)となり、セグメント利益は1千8百万円(前期比6.6%減益)となりました。 (2)生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高 数量(屯)   金額 (千円)   前年同期比(%) 数量   金額 コンクリート関連事業 コンクリート二次製品部門   62,958   2,452,991   △8.6   △1.4 (注) 生産金額は、製造原価であります。 ② 受注実績 当事業年度における受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   受注残高 数量(屯)   金額 (千円)   前年同期比(%)   数量(屯)   金額 (千円)   前年同期比(%) 数量   金額   数量   金額 コンクリート関連事業 ①コンクリート二次製品部門   72,634   5,780,066   47.5   87.9   31,686   2,622,723   36.4   91.2 ②工事部門   ―   781,027   ―   99.9   ―   510,735   ―   315.0 ③その他部門   ―   2,632,456   ―   22.9   ―   378,569   ―   △9.3 計   72,634   9,193,550   47.5   63.9   31,686   3,512,029   36.4   83.6 ③ 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高 数量(屯)   金額 (千円)   前年同期比(%) 数量   金額 コンクリート関連事業 ①コンクリート二次製品部門   64,186   4,528,816   △4.7   0.6 ②工事部門   ―   393,373   ―   △5.8 ③その他部門   ―   2,671,465   ―   18.3 計   64,186   7,593,655   △4.7   5.8 不動産事業   ―   42,879   ―   2.5 合 計   64,186   7,636,534   △4.7   5.7 (3) 財政状態 (イ) 資産 流動資産は前事業年度末に比べ、1億6千5百万円減少し、88億3千9百万円となり、固定資産は前事業年度末に比べ、10億2千5百万円増加し、79億2千4百万円であります。流動資産の主な増減は、売上債権の増加3億9千1百万円、現金及び預金の減少6億3千5百万円であります。固定資産の主な増加は長期預金の預入による増加5億円であります。 (ロ) 負債 流動負債は前事業年度末に比べ、1億2千7百万円増加し、25億2千万円であり、固定負債は前事業年度末に比べ、1億4千4百万円増加し、15億3千2百万円であります。流動負債の主な増加は仕入債務の増加3千7百万円あり、固定負債の主な増加は繰延税金負債の増加1億4千7百万円であります。 (ハ) 純資産 純資産は前事業年度に比べ、5億8千6百万円増加し、127億1千2百万円であります。これは主として、その他有価証券評価差額金の増加3億4千6百万円であります。この結果、自己資本比率は75.8%となりました。 (4) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」と云う)は前事業年度に比べ、2億3千5百万円減少(前事業年度は2億6百万円の増加)し、当事業年度末残高は25億5千9百万円となりました。 (現金及び現金同等物の範囲について) 当社のキャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は手許現金・要求払い預金に限定しております。 (営業活動におけるキャッシュ・フローの状況) 営業活動における資金収支は、税引前当期純利益6億5千9百万円となり、減価償却実施額2億4千7百万円等の資金の増加が、売上債権の増加額3億9千1百万円等の資金の減少を上回ったことにより、資金の増加は3億8千8百万円(前事業年度は8億8千3百万円の増加)となりました。 (投資活動におけるキャッシュ・フローの状況) 投資活動における資金収支は、投資有価証券の売却による収入2億4千7百万円等の資金の増加を、長期預金の預入による支出5億円、有形固定資産の取得による支出4億3千2百万円等の資金の減少が上回ったことにより、資金の減少は3億4千8百万円(前事業年度は4億6百万円の減少)となりました。 (財務活動におけるキャッシュ・フローの状況) 財務活動における資金収支は、配当金の支払額2億2千2百万円等の資金の減少により、資金の減少は2億7千4百万円(前事業年度は2億7千万円の減少)となりました。 なお、当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、当面、多額の支出を要する設備投資等の予定もないことから、問題ないと考えております。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。