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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

ジオスター

GEOSTR Corporation5282 · Standard · ガラス・土石製品

トンネル覆工に強みを置く土木コンクリート製品メーカー。日本製鉄グループの一員として、親会社からの受託製造も手掛ける。

概要

ジオスターは、プレキャストコンクリート製品を主力とする土木建材メーカーである。1970年に八幡製鐵(現・日本製鉄)と熊谷組の折半出資で創業。U字溝、擁壁ブロック、ボックスカルバートなどのインフラ製品に加え、トンネルセグメントも手がける。2026年3月期の売上高は289億円、従業員467名。東京証券取引所市場第二部に上場(1995年)。

日本製鉄グループの一員としての事業基盤

ジオスターは、日本製鉄(旧八幡製鐵)と熊谷組の折半出資で設立された。現在も日本製鉄を親会社とし、同社からの受託製造も行っている。グループ内では、子会社のジオファクトに製造の一部を外注し、原材料を調達する垂直統合的な体制をとる。また、かつての子会社であったレスコハウス(現・非連結)や、連結子会社としてジオファクト、協和製作所などを擁する。

売上高289億円、安定した収益構造

2026年3月期の連結売上高は288億58百万円、営業利益20億50百万円、経常利益21億4百万円、親会社株主帰属純利益18億52百万円。売上高経常利益率は7.3%と、目標とする5%を上回った。過去10年の売上高は199億円から343億円の間で変動し、公共投資の動向に影響を受けるが、国土強靭化を背景に底堅い需要がある。自己資本比率は68.1%と財務体質は強固である。

全国に広がる生産・営業拠点

主力工場は金谷工場(静岡県)、橋本工場(和歌山県)、東松山工場(埼玉県)、福岡工場の4か所。かつては千葉工場もあったが2003年に閉鎖した。営業拠点は東京本社のほか、大阪支店、名古屋支店、九州支店を設置。福岡県穂波町や栃木県二宮町にも子会社の工場を持ち、全国的な生産ネットワークを形成する。

トンネルセグメントとRC土木製品の二本柱

事業セグメントは「土木事業」の単一セグメントだが、製品群は大きく分けてトンネルの覆工に使われるセグメント(合成セグメント、覆工板など)と、U字溝・擁壁ブロック・ボックスカルバート・舗装版などのRC(鉄筋コンクリート)土木製品に分かれる。セグメント製品は関西地区での安定生産が強みで、RC製品は大型・特殊品の技術提案力で差別化を図る。

業界の中での役割は土木コンクリート製品の専門メーカー(トンネル分野に特化)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
289億円
営業利益
21億円
営業利益率
7.3%
純利益
19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
セグメント205億円70.9%
RC土木68億円23.5%
その他16億円5.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01トンネル主力

トンネルの構造部材を主とする土木用製品(覆工板など)を製造販売し、付帯工事の請負も行う。親会社である日本製鉄からの受託製造も担う。シールドトンネルや開削トンネルの構築に必要不可欠な製品を供給し、国内の社会基盤整備を支える。

トンネル覆工板で国内トップクラスのシェア

主な製品・サービス2
トンネル覆工板
シールドトンネル等の覆工に用いるコンクリート二次製品。高い強度と耐久性を持ち、トンネル内壁を構築する。
セグメント
シールドトンネル工法で使用される覆工部材。工場で製作されたコンクリート製で、トンネル円周を組み立てる。

製品と技術

トンネル覆工を支えるセグメント製品

ジオスターのセグメント製品は、シールドトンネルの覆工に用いるプレキャストコンクリート部材である。合成セグメントや覆工板が主力で、関西地区の工場で安定生産される。大型・特殊なセグメントにも対応し、技術提案力で差別化を図る。セグメント製品は売上高の大きな部分を占め、公共投資の動向に連動する。

U字溝・擁壁ブロック・ボックスカルバートなどのRC製品

RC土木製品は、U字溝、擁壁ブロック、ボックスカルバート、舗装版など多岐にわたる。道路・河川・港湾・防災インフラに使われ、国土強靭化需要を捉える。特に舗装版は差別化製品として売上拡大を狙う。2025年度には、港湾護岸嵩上げ工法「G-Lock護岸」を開発し、新技術カタログに掲載された。

環境配慮型コンクリート「G-SaveWhite」の開発

2025年度、ジオスターは環境配慮型コンクリート「G-SaveWhite」を開発した。従来のセメント材料の一部を製鉄所の産業副産物である高炉スラグ微粉末に置換し、セメントクリンカ使用量を大幅に低減することでCO2排出量の削減を実現する。この製品はカーボンニュートラルに向けた取り組みの一環であり、2040年度までの実現を目標とするロードマップに沿っている。

建築分野への進出と新たな製造体制

2026年4月、東松山工場と福岡工場が一般社団法人プレハブ建築協会のN評定審査に合格し、建築向けプレキャスト構造部材(梁・柱・床)の製造が可能となった。これにより、従来の土木分野に加え、建築分野へ新たな市場を開拓する。また、広域営業推進部を立ち上げ、営業と技術が一体となった提案営業を強化する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • トンネルトンネル覆工板で国内トップクラスのシェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

コンクリート製品で国内中位、着実な成長

ガラス・土石製品業界に属し、主にコンクリート二次製品を製造販売。売上高は約285億円とAGC(約1.6兆円)には及ばないが、日東紡績や神島化学工業と似た規模感。インフラ・建設需要に支えられ、売上は微増傾向。営業利益率も5.6%→7.3%と改善し、安定した収益基盤を持つ。同業他社との差別化は製品の品質・納期面での信頼性。

強み

  • 売上高が285億円前後で推移し、営業利益率も改善傾向、財務リスクが低い。
  • コンクリート製品分野で長年の実績があり、官公需・民間需要の両方で一定のシェアを確保。
  • 多様なコンクリート製品を揃え、顧客ニーズにワンストップで対応可能。
  • 収益性改善から、原材料高などのコスト上昇を価格転嫁や効率化で吸収している。

課題

  • 売上の多くが公共工事関連であり、財政政策や建設投資の動向に業績が左右されやすい。
  • AGCや日本板硝子などの大手と比べ規模が小さく、技術開発や価格面で劣位に立つ可能性。
  • 国内コンクリート市場は成熟期にあり、大幅な需要拡大は見込みにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字がジオスター

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15367ニッカトー163億円20.6倍
25285ヤマックス156億円6.3倍
34026神島化学工業153億円8.2倍
45237ノザワ147億円23.7倍
55284ヤマウホールディングス142億円6.2倍
65282ジオスター134億円7.2倍
75381マイポックス132億円25.1倍
85204石塚硝子129億円4.9倍
95268旭コンクリート工業119億円26.0倍
105391エーアンドエーマテリアル117億円6.6倍
115368日本インシュレーション88億円7.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

八幡製鐵と熊谷組の折半出資で創業した1970年

ジオスターの前身は1970年3月、八幡製鐵(現・日本製鉄)と熊谷組の折半出資により資本金75百万円で設立された「プレスコンクリート株式会社」である。同年5月、日本プレスコンクリート工業から営業を譲受し、商号を日本プレスコンクリート株式会社に変更。金谷工場(1960年稼動)と橋本工場(1962年稼動)を引き継ぎ、東京・大阪の営業所を基盤に事業を開始した。

吸収合併と増資で規模を拡大した1970年代

1970年8月に日本プレスセグメントを吸収合併し、資本金を5億円に増強。同時に東松山工場(1965年稼動)を取得した。1971年には九州出張所、1973年には名古屋出張所を開設。1974年には福岡工場が稼動し、全国的な生産体制が整った。1976年と1977年には子会社として日本プレス興産、日本プレス興建を設立。

事業拡大と商号変更を経た1980年代~1990年代

1985年に新生コンクリートを買収し千葉工場として稼動。1990年と1993年に第三者割当増資を実施し、資本金は17億4,575万円に達した。1992年には栃木県に関連会社を設立し、1993年に栃木工場が稼動。1994年6月、商号を「ジオスター株式会社」に変更。同年8月に株式分割を実施した。

東証二部上場とその後の再編期(1995年~2000年代)

1995年4月、東京証券取引所市場第二部に上場。公募増資により資本金は33億5,225万円に増加した。1996年には株式分割を実施。同年、子会社レスコハウスの全額出資でレスコリフォームを設立。1997年には関西ロジテクと九州ロジテクを関連会社化。2003年3月、千葉工場を閉鎖し、同年6月に本社を東京都文京区へ移転した。

年表29件を開く

1970年代

  • 1970年3月創業プレキャスト・コンクリート製品の将来性に着目した「八幡製鐵株式会社」(現・日本製鉄株式会社)及び「株式会社熊谷組」の折半出資により、資本金75百万円で「プレスコンクリート株式会社」を設立(500円/株、15万株)。同月、1:3の比率で、株主割当増資を実施(500円/株、45万株)。資本金は3億円へ
  • 1970年5月商号変更「日本プレスコンクリート工業株式会社」から営業を譲受。同月、「日本プレスコンクリート株式会社」へ商号変更 工場 :金谷工場(1960年12月稼動)橋本工場(1962年12月稼動)営業所:東京営業所(1963年1月開設)大阪営業所(現・大阪支店、1962年1月開設)子会社:「日本プレス建築株式会社」(現・レスコハウス株式会社、1966年3月設立)
  • 1970年8月M&A1:1の合併比率により、「日本プレスセグメント株式会社」を吸収合併、資本金は5億円へ(500円/株、発行済株式数100万株)工場 :東松山工場(1965年11月稼動)
  • 1971年5月福岡県福岡市に九州出張所(現・九州支店)を開設
  • 1972年6月東京都千代田区から東京都中央区へ、本社移転
  • 1973年1月建設コンサルタント登録(建9第4853号)
  • 1973年2月愛知県名古屋市に名古屋出張所(現・名古屋支店)を開設
  • 1973年8月静岡県金谷町(現・島田市)(金谷工場内)に、技術部研究室を開設
  • 1974年9月特定建設業許可(建設大臣許可(特-8)第5165号)
  • 1974年11月福岡工場稼動
  • 1976年9月創業静岡県金谷町(現・島田市)(金谷工場内)に、「株式会社日本プレス興産」を設立
  • 1977年5月創業和歌山県橋本市(橋本工場内)に、「株式会社日本プレス興建」を設立

1980年代

  • 1985年7月M&A「新生コンクリート株式会社」を買収。同年11月に当社千葉工場として稼動
  • 1986年5月創業福岡県穂波町(現・飯塚市)(福岡工場内)に、「日本プレス産業株式会社」を設立

1990年代

  • 1990年8月第三者割当増資を実施(5,500円/株、27万株)。資本金は12億4,250万円へ
  • 1991年6月東京都中央区から東京都港区へ、本社移転
  • 1992年8月創業栃木県二宮町(現・真岡市)に、「株式会社日本プレス二宮」を設立
  • 1993年2月第三者割当増資を実施(6,710円/株、15万株)。資本金は17億4,575万円へ
  • 1993年4月栃木工場稼動
  • 1993年11月M&A「有限会社こがね製作所」を買収し、当社の子会社とするとともに、「有限会社協和製作所」(和歌山県和歌山市、「株式会社協和製作所」)と商号変更
  • 1994年6月商号変更「ジオスター株式会社」に商号変更
  • 1994年8月500円額面株式1株を50円額面株式10株に分割
  • 1994年9月当社の関連会社として、「石田工業株式会社」(埼玉県東松山市)の株式を取得
  • 1995年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。公募増資(1,530円/株、210万株)により、資本金は33億5,225万円へ
  • 1996年5月1996年3月31日現在の株主に対して、1:1.1の割合にて株式分割を行い、新株式163万株を発行
  • 1996年7月創業「レスコハウス株式会社」の全額出資により、「レスコリフォーム株式会社」設立
  • 1997年6月創業「関西ロジテク株式会社」(大阪府泉大津市)及び「九州ロジテク株式会社」(福岡県福岡市)を設立し、当社の関連会社として株式を取得

2000年代

  • 2003年3月関東土木生産拠点の再編に伴い、千葉工場(現・千葉県横芝光町)閉鎖
  • 2003年6月東京都港区から東京都文京区へ、本社移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 年間配当金の下限中期経営計画期間中(2027年3月期~2031年3月期)まで10円
  • カーボンニュートラル実現年度2040年度まで2040年度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    土木製品の重点育成

    セグメント製品の安定収益基盤に加え、土木製品を重点育成する。2026年4月に広域営業推進部を立ち上げ、営業部門と技術部門が一体となった機動的な営業活動で全国レベルの拡販を推進。防衛・港湾分野の商品開発に注力し市場開拓を強化する。

  2. 02

    新規商品の開発と技術提案力強化

    主力製品(カルバート、舗装版)で大型・特殊製品の技術提案力を強化しつつ、コンクリートと鉄のハイブリッド建材や高機能継手など差別化製品を開発。建築向けプレキャスト部材の製造を開始し建築分野に進出。環境配慮型コンクリートや護岸嵩上げ工法等も開発。

  3. 03

    市場評価の改善

    政策保有株式を縮減し売却資金を事業拡大・設備投資に活用。株主還元強化のため中期経営計画期間中の年間配当金下限10円を設定し安定配当を継続。工場見学会など情報発信を強化し市場評価の向上を図る。

  4. 04

    サステナビリティ・環境保全推進

    ESGを踏まえた施策を展開し環境保全委員会で半期レビューを実施。政府指針より10年前倒しの2040年度カーボンニュートラル実現に向けたロードマップに沿った取り組みを推進。人的資本強化のため処遇・就業環境の改善や育成体制強化を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で467人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は760万円で、9期前と比べて+26.9%平均年齢は48.0歳、平均勤続年数は15.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月628
2018年3月647
2019年3月59945.015.0627
2020年3月53045.015.0565
2021年3月59045.016.0520
2022年3月61645.015.0489
2023年3月54147.016.0469
2024年3月73447.016.0465
2025年3月78648.017.0465344
2026年3月76048.015.0467450

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
東松山工場 — 埼玉県東松山市2,914百万円
金谷工場 — 静岡県島田市1,556百万円
土木
茨城工場 — 茨城県稲敷市1,317百万円
橋本工場 — 和歌山県橋本市1,004百万円
福岡工場 — 福岡県飯塚市402百万円
和歌山事業所 — 和歌山県和歌山市58百万円
主な関係会社
  • 国内
    日本製鉄㈱ 注1、2、3、4
    東京都千代田区 · その他の関係会社
    議決権45.0%
  • 国内
    ジオファクト㈱ 注5
    埼玉県東松山市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は289億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.4%、利益が+31.3%。

売上高
+1.4%
289億円
営業利益
+31.3%
21億円
純利益
+137.5%
19億円
営業利益率
7.3%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高256億円289億円
営業利益15億円21億円
純利益19億円19億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は35億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−20.5%、営業利益は−150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q81−2
2024年1Q4424.51
2024年2Q6557.74
2024年3Q6035.02
2024年4Q1004
2025年2Q11765.14
2025年4Q168106.04
2026年2Q12664.84
2026年4Q163159.215
2027年1Q35−1−2.98

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は242億円から289億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月242416
2014年3月23532
2015年3月199−3−3
2016年3月2671112
2017年3月3102819
2018年3月3363422
2019年3月3433520
2020年3月278145
2021年3月301189
2022年3月3092215
2023年3月252156
2024年3月2691911
2025年3月28516165.68
2026年3月28921217.319

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高289億円のうち、営業利益として残るのは21億円7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.7%236億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.1%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.3pt
7.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが45億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは44億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は80億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−721−21442
2014年3月−6−3−9−925
2015年3月−26−1031−3619
2016年3月8−2612−1812
2017年3月38−19−171915
2018年3月19−171219
2019年3月44−8−253629
2020年3月2−9−5−718
2021年3月37−5−23249
2022年3月20−6−121451
2023年3月42−8−53480
2024年3月−19−7−2−2651
2025年3月9−13−5−443
2026年3月45−1−74480

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は369億円。このうち返さなくてよい自己資本が251億円で、自己資本比率は68.1%(業種中央値64.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月25314510857.1
2014年3月2231457864.7
2015年3月26314411953.8
2016年3月28815213652.5
2017年3月31616515152.1
2018年3月33818415454.2
2019年3月33019513560.0
2020年3月30119610564.9
2021年3月32920612362.5
2022年3月35121713461.8
2023年3月34521912663.4
2024年3月36823313563.4
2025年3月36723713064.7
2026年3月36925111868.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
167億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
31億円
在庫として抱えている分
負債合計
118億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率49社中22位あたり、逆に低いのは売上成長率49社中32位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.6%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.3%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.1%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.4%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥426で、1年前と比べて+38.0%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥426-0.5%1ヶ月-2.5%1年+38.0%時価総額134億円
過去52週の値幅
安値¥325高値¥508

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.2倍
PER (会社予想)7.1倍
PBR0.53倍
配当利回り2.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日に406円、前日比-7.09%と急落しました。週足では7月31日の430円から8月7日までに5.6%下落しており、高値圏からの調整が続いています。52週高値508円からは20.1%下落、52週安値302円からは34.4%上昇しており、中期的な上昇トレンドは維持されています。出来高は8月7日に165,500株と急増しており、売りが優勢となりました。25日移動平均線は431円で、株価はこれを下回っており、短期的な弱気シグナルが出ています。RSIは41.7と中立圏で、過熱感は解消されました。テクニカル的には、25日線を下回る展開から、短期的な調整が続く可能性がありますが、75日線(405円)が下値支持線として意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 7.24倍は業界平均17.44倍を大幅に下回り、PBR 0.52倍は平均1.45倍の約3分の1。ROE 7.58%と収益性は健全で、配当利回り3.02%は平均2.94%を上回る。配当性向20.7%と低く、増配余地も大きい。業績は増収増益で、バリュエーションは非常に割安と判断。ただし、業界特性や今後の需要動向には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.2倍15.7倍
PER (予想)7.1倍
PBR0.53倍1.33倍
ROE7.6%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共インフラ需要の安定性が強み。強気派はインフラ老朽化対策や災害対策での需要増を期待する。一方、弱気派は公共投資の減少や原材料高による利益率低下を懸念する。投資論点は、公共投資動向と、高シェアを活かした収益性の向上余地にある。

プラスに働く材料7
  • インフラ需要

    老朽化した上下水道の更新需要や防災対策で安定した受注が期待される。

  • 高シェア

    国内トップクラスのシェアを活かし、価格決定力を持つ可能性。

  • 業績改善

    売上高・利益とも増加傾向で、2026年3月期も増益見込み。

  • 2026年3月期営業利益21億円で前期比31%増2026年3月期影響

    営業利益は前期16億円から5億円増加。売上高はほぼ横ばいで利益率改善が寄与。

  • PBR0.52倍の解散価値割れで資本政策に期待不定影響

    ROE7.58%に対しPBR0.52倍。自己株式取得や配当増額などの株主還元強化の思惑。

  • 純利益19億円と前期比2.4倍でEPS拡大2026年3月期影響

    純利益が8億円から19億円へ11億円増加し、PERは7.2倍に低下。

  • 配当利回り3.02%と安定株主還元通年影響

    株価430円に対し1株配当約13円(利回り3.02%)。低PBRと合わせ下支え。

マイナスに働く材料7
  • 公共投資依存

    政府の公共工事削減の影響を受けやすい。

  • 原材料高

    セメントや鋼材などの価格上昇が利益を圧迫する可能性。

  • 競合との競争

    同業他社も多く、価格競争のリスクがある。

  • 売上高289億円と伸び悩み需要停滞2026年3月期影響

    売上高は前期比1.4%増の289億円と低成長。市場予想を下回る可能性。

  • 営業利益率7.27%は持続性に懸念継続影響

    営業利益率が1%低下すると営業利益は約2.9億円減少。原料高などが逆風。

  • 純利益増は営業外損益に依存2026年3月期影響

    純利益増11億円のうち営業利益増は5億円で、残る6億円は営業外要因。

  • 株価1年で44.7%上昇し過熱感短期影響

    過去1年で+44.7%。バリュエーション調整が入る可能性。

次の決算で確かめる点
公共工事受注高
売上高に直結する需要動向を示すため。
営業利益率
原材料高の影響を吸収できているか確認するため。
マンホール売上数量
主力製品の販売動向を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+18.2%いまの株価に対する利回りは2.35%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
2.35%
いまの株価に対して
配当性向
20.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1928.6
2018年3月2113.535.3
2019年3月20−7.129.8
2020年3月5−74.428.7
2021年3月970.028.7
2022年3月1464.730.9
2023年3月6−57.124.5
2024年3月1183.330.5
2025年3月110.029.8
2026年3月1318.220.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,674人。区分でいちばん多いのは事業法人56.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が64.0%を占め、残る36.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人55.956.356.055.656.956.0
個人・その他24.625.627.127.526.926.3
金融機関11.911.211.09.89.87.9
外国法人4.54.74.04.54.45.3
証券会社3.02.11.82.52.04.4
自己株式0.80.80.80.80.82.8
外国人個人0.10.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本製鉄株式会社40.37
02阪和興業株式会社4.79
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.69
04日鉄物産株式会社2.66
05エムエム建材株式会社2.38
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.97
07伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社1.36
08MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.13
09入子 晃一1.05
10モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+15%、1株純資産は14期で+78%。直近期のROEは7.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5246211.94.38.6
2014年3月54621.1131.555.4
2015年3月−9453−1.9
2016年3月384838.222.123.7
2017年3月6252612.317.828.6
2018年3月7058612.69.235.3
2019年3月6563210.66.729.8
2020年3月176262.717.628.7
2021年3月286584.415.128.7
2022年3月476946.96.930.9
2023年3月217003.014.324.5
2024年3月357454.99.830.5
2025年3月277593.511.229.8
2026年3月598207.67.120.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額134百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
堀田穣代表取締役 社長 営業本部長609,000
髙松芳徳取締役 常務執行役員647,500
佐久間靖取締役 常務執行役員5911,400
土岐敦司取締役 非常勤71
桒山章司取締役 非常勤70
小笠原薫子取締役 非常勤61
坂森直人常勤監査役641,700
中西謙介監査役53
池内浩監査役57
服部両一監査役65
小山裕司59
宇田川德彦取締役 執行役員 生産本部長602,000
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
平泉博史取締役 執行役員 管理本部長55
井上義典取締役 非常勤55
金内悟監査役51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)578149218
社外取締役524245
監査役113411818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容323字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社、親会社で構成され、土木コンクリート製品及び金属製品の製造販売並びに工事の請負を主な内容としております。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 土木 土木用製品の製造販売 及び付帯工事請負   ……   セグメント(トンネルの構造部材)を主とする土木用製品は、当社が製造販売及び付帯工事の請負を行っているほか、親会社である日本製鉄㈱からの受託製造を行っております。 また、子会社であるジオファクト㈱に製造の一部を外注し、土木用製品の原材料等を子会社であるジオファクト㈱より仕入れております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,989字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「人の満足を支える」ことを使命とし、社会のニーズに即応した土木建材製品を供給し、社会資本の整備と国民生活の向上に大きく貢献することを基本方針とし、今日まで新たな需要・用途開発を心がけ、高品質で廉価な製品を供給できるようグループ一体となり努力してまいりました。 これからも、この仕事に誇りをもって、新しい技術、新しい製品を創り出し、お客様に、株主の皆様に、社員に、そして地域社会に貢献して行く所存であります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、お客様に優れた土木建材製品を供給し、長期的に安心して使用していただくことを使命としております。従いまして、持続的成長による企業価値の向上を重視し、その結果として収益性向上と株主還元を実現しうる取り組みを強化することが重要と認識しております。 (3) 経営環境、中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く環境は、引き続き厳しい状況が継続しておりますが、全社員・グループ会社が一丸となり、2026年2月に公表いたしました中期経営計画(2027年3月期~2031年3月期)CAST THE FUTURE 2030の諸施策の推進に鋭意努力してまいります。 ①土木製品の重点育成 セグメント製品の安定収益基盤に加え、土木製品を重点育成してまいります。2026年4月より広域営業推進部を立ち上げ、営業部門と技術部門が一体となって機動的に営業活動を展開し、全国レベルでの土木製品の拡販を強力に推進するなど、営業体制の刷新に取り組むとともに、お客様のニーズにスピーディーに応える提案営業を推し進めてまいります。また今後の成長が期待される防衛分野、港湾分野の商品開発に注力することで、土木製品の一層の市場開拓強化を図ってまいります。 ②新規商品の開発・技術提案力の強化 主力土木製品(カルバート、舗装版)において、当社が得意とする大型・特殊製品を設計に織り込んだ技術提案力の強化に取り組みながら、コンクリートと鉄のハイブリッド建材や新たな高機能継手の開発等による差別化製品を併行して開発してまいります。 また、東松山工場と福岡工場が一般社団法人プレハブ建築協会のN評定審査に合格し、2026年4月から建築向けのプレキャスト構造部材(梁・柱・床等)の製造が可能となり、建築分野へ新たな1歩を踏み出しました。 環境製品の開発事例としては、2025年度に以下2件の新商品を開発いたしました。 ・環境配慮型コンクリート「G-SaveWhite ®」の開発 CO2排出量の削減に貢献するため、従来のセメント材料を製鉄所の産業副産物である高炉スラグ微粉末に置換することによりセメントクリンカの使用量を大幅に低減する「G-SaveWhite ®」を開発いたしました。 ・港湾護岸嵩上げ工法「G-Lock護岸 TM」の開発 地球温暖化の影響による海水面上昇、台風発生頻度の増加による高潮、さらには巨大地震による津波等に対するリスクが高まるなか、波返し機能を持たせた護岸ブロック嵩上げを、既設構造を撤去することなく築造できる「G-Lock護岸 TM」を開発いたしました。なお、この製品は国土交通省港湾局・国土交通省国土技術政策研究所が策定する「港湾工事における新技術カタログ」に、一昨年のジオスター式桟橋上部工に引続き、新たに掲載されました。 ③市場評価の改善 政策保有株式を縮減し、今後の事業拡大・設備投資に活用するなど、売却資金の有効活用を行ってまいります。また、株主還元の強化に向けて中期経営計画期間中の年間配当金の下限を10円に設定するなど安定配当を継続するとともに、2026年2月に個人株主様向けの工場見学会を実施いたしましたが、今後も情報発信の強化に努め、市場評価の改善に向けた施策を検討・実行してまいります。 ④サステナビリティ・環境保全への取り組み推進 当社は「地域社会と共生・繁栄する持続可能な企業活動の基盤となる環境保全活動の推進」を運営方針に掲げ、ESGを踏まえた諸施策を展開し環境保全委員会で半期ごとにレビューを行うなど、サステナビリティ並びに環境保全の推進に取り組んでおります。また、当社は将来の世代も安心して暮らせる社会をつくる一員として、政府指針より10年前倒しの2040年度カーボンニュートラル実現に向けてロードマップに沿った取り組みを鋭意進めてまいります。また、人的資本の強化と能力を発揮するための職場づくりに向けて処遇・就業環境の改善、育成体制の強化などを行ってまいります。
事業等のリスク1,182字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループを取り巻く事業環境について 当社グループの主力製品であるセグメント(トンネルの構造部材)・RC土木製品の大半は、公共工事に使用されます。公共工事投資の動向は日本政府及び地方自治体の政策によって決定されるものであります。したがって、当社グループの業績は公共工事投資動向により影響を受ける可能性があります。 (2) 原材料価格変動リスク 当社グループの製品の原材料として使用されるセメント・骨材・鋼材・重油等の価格は、市場の動向を反映して変動いたします。したがって、当社グループの損益は原材料価格の変動により影響を受ける可能性があります。リスクに対しては全国で使用する原材料の集中購買の検討を行うなど抜本的な調達改革を実行し、コスト削減に努めてまいります。 (3)人手不足に係るリスク 長期的に労働人口の減少が続くなか、人手不足が発生する見込みであります。特に土木分野では、依然人手不足が継続しており、業務運営や業績等に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループは、人手不足に対処する観点より外国人労働者を受け入れております。多国語による「安全のしおり」、「安全ポスター」の作成や、多国語版の安全教育DVDを作成するなどし、外国人労働者が安全でスムーズに働ける環境づくりに努めております。 (4) 貸倒損失の発生リスク 当社グループの関連する土木業界におきましては、公共工事投資がここ数年堅調に推移しているものの、取引先の信用状況の悪化の影響等から、債権の貸倒発生により損益に影響を及ぼす可能性があります。信用調査会社の評点を参考に毎年与信枠の見直しを行い、与信枠を超える物件については個別審議を実施しています。 (5) 災害による事業活動の停止リスク 当社グループの生産設備が、大規模な地震その他自然災害に見舞われた場合、生産活動の中断等により業績に影響を及ぼす可能性があります。各工場で地震対応マニュアル整備、避難経路、避難場所の明示、非常用備品の備蓄、毎年避難訓練の実施などの大規模地震対策を講じております。 (6) 地政学リスク 当社グループの関連する土木業界におきましては、中東情勢を含む地政学的リスクの高まりにより、物価上昇が生じ、当社グループの損益は影響を受ける可能性があります。また、石油化学製品の供給停止に伴い、当社グループの生産活動に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,683字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続し、企業収益においても米国の関税政策の影響が残るものの改善の動きがみられ、緩やかな回復基調が続いています。一方で、中東情勢の緊迫化に伴う原油・エネルギー価格の高騰や石油化学製品の供給不安、物価上昇の継続、人手不足の深刻化など、依然として先行き不透明な状況が続いています。 当社グループの属する土木業界につきましては、公共投資は国土強靱化投資を背景に堅調に推移しており、今後の先行きについても、政府予算は高い水準を維持していることから、底堅く推移することが見込まれます。しかしながら、大型セグメント案件の掘進トラブルによる出荷遅れや予算不足に伴う工事発注の遅れに加え、原材料価格・物流費・人件費等の上昇により、事業環境としては厳しい状況が継続しております。 このような状況下、当社グループは、関西地区の合成セグメント等セグメント製品の安定生産と売上確保、舗装版等の差別化製品を中心としたRC土木製品の売上拡大、コスト上昇に対する販売価格転嫁の推進を図ることで、収益力の強化に取り組みました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。 a. 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は288億58百万円(前連結会計年度比1.2%増)と微増の中、利益につきましては、販売価格の改定を主因とした利益率改善により、営業利益20億50百万円(前連結会計年度比32.2%増)、経常利益21億4百万円(前連結会計年度比33.1%増)の増益となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、投資有価証券売却益の特別利益への計上もあり、18億52百万円(前連結会計年度比121.7%増)となりました。なお、当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するため客観的な指標を売上高経常利益率5%とし、中長期的に安定して計上することを目標としておりますが、当連結会計年度の売上高経常利益率は、7.3%となりました。 b. 財政状態 イ.資産 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末より1億65百万円増加し、368億85百万円(前連結会計年度比0.5%増)となりました。流動資産は4億88百万円増加の263億36百万円(前連結会計年度比1.9%増)、固定資産は3億22百万円減少の105億49百万円(前連結会計年度比3.0%減)となりました。流動資産の増加の主な要因は、預け金(前連結会計年度増減額36億11百万円)、電子記録債権(同6億27百万円)、未収入金(同4億61百万円)等が増加した一方で、商品及び製品(同△14億93百万円)、売掛金(同△13億58百万円)、仕掛品(同△8億15百万円)、原材料及び貯蔵品(同△6億13百万円)等が減少したことによるものです。固定資産の減少の主な要因は、繰延税金資産(同△4億2百万円)等が減少したことによるものです。 ロ.負債 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ12億14百万円減少し、117億65百万円(前連結会計年度比9.4%減)となりました。流動負債は11億72百万円減少の113億98百万円(前連結会計年度比9.3%減)、固定負債は41百万円減少の3億66百万円(前連結会計年度比10.1%減)となりました。負債の減少の主な要因は、未払消費税等(前連結会計年度増減額5億70百万円)、未払法人税等(同3億69百万円)等が増加した一方で、未払金(同△15億3百万円)、支払手形及び買掛金(同△9億18百万円)等が減少したことによるものです。 ハ.純資産 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ13億79百万円増加し、251億20百万円となりました。純資産の増加の主な要因は、自己株式(前連結会計年度増減額△2億79百万円)が減少した一方で、利益剰余金(同14億76百万円)、その他有価証券評価差額金(同1億33百万円)等が増加したことによるものです。 以上の結果、自己資本比率は68.1%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ37億46百万円増加し、80億5百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは44億83百万円の収入(前連結会計年度は9億27百万円の収入)となりました。税金等調整前当期純利益は28億56百万円でありましたが、棚卸資産の減少額(29億22百万円)、売上債権の減少額(7億78百万円)、減価償却費(6億53百万円)等の収入要因と、未払金の減少額(△15億3百万円)、投資有価証券売却益(△7億68百万円)、仕入債務の減少額(△7億53百万円)等の支出要因を加減算したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、74百万円の支出(前連結会計年度は13億26百万円の支出)となりました。有形固定資産の取得による支出(△9億48百万円)、投資有価証券の売却による収入(9億19百万円)が主なものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、6億61百万円の支出(前連結会計年度は4億84百万円の支出)となりました。配当金の支払額(△3億75百万円)、自己株式の取得による支出(△2億79百万円)が主なものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千t)   前年同期比(%) 土木事業   242   94.4 (注)  千t未満を切り捨てて表示しております。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 土木事業   16,753,174   62.6   45,032,041   78.8 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 土木事業   28,858,829   101.2 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 日本製鉄株式会社   6,027,196   21.1   9,526,874   33.3 阪和興業株式会社   11,039,135   38.7   6,692,923   23.4 伊藤忠丸紅住商テクノスチール株式会社   3,609,745   12.7   3,386,808   11.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたって、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績やその他の合理的な方法に基づき算定を行っておりますが、見積りには不確実性が存在するため、実際の結果はこれら見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績及び財政状態の分析 経営成績等につきましては、「第2  事業の状況  4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」を参照願います。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」を参照願います。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 自己資本比率(%)   61.80   63.35   63.42   64.65   68.10 時価ベースの自己資本比率(%)   28.66   26.81   29.36   25.39   35.22 債務償還年数(年)   0.19   0.08   ―   0.34   0.07 インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)   549.25   3,613.55   ―   460.68   1,319.73 (注) 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い *各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 *株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 *2024年3月期の債務償還年数及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスのため表記しておりません。 (3) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、主要原材料購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本とし、運転資金及び設備投資資金の調達は、自己資金及び金融機関からの借入により行い、余剰資金については借入金の返済に充当するなど資金の効率化を図っております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、3億12百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、80億5百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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