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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

ニッカトー

NIKKATO CORPORATION5367 · Standard · ガラス・土石製品

セラミックス製品で電子部品や食品、化学などの生産工程を支える。耐熱・絶縁など機能性に強み。

概要

ニッカトーは1913年の創業以来、化学陶器からファインセラミックスへと事業を発展させてきた。現在は堺市に本社を置き、セラミックス事業(機能性、耐摩耗、耐熱セラミックス)とエンジニアリング事業(加熱装置、計測機器)の2本柱で構成される。2026年3月期の売上高は113億円、従業員279名。半導体や電子部品の製造工程で使われる消耗品セラミックスを主力とし、日本のものづくり産業を支える。

セラミックスとエンジニアリングの二事業

ニッカトーの事業は、自社の堺工場と東山工場で製造・販売するセラミックス事業と、加熱装置や計測機器を仕入れて販売するエンジニアリング事業に二分される。セラミックス事業では、機能性セラミックス(ケラマックス発熱体、酸素センサ、セラミックスフィルター)、耐摩耗セラミックス(粉砕用ボール、ボールミル部材)、耐熱セラミックス(熱電対用保護管、炉心管、搬送用ローラ)、理化学用陶磁器、特殊耐火るつぼなどを扱う。エンジニアリング事業では各種電気炉や温度センサ、応力測定装置を販売し、両事業のシナジーを活かす。

電子部品メーカーを主顧客とする収益構造

2026年3月期の連結売上高は113億円で、うちセラミックス事業が82億円、エンジニアリング事業が31億円を占める。過去5年間の売上高は87億〜113億円の間で推移し、2020年3月期に93億円へ落ち込んだ後、回復傾向にある。営業利益率は2026年3月期に9.5%まで改善し、セグメント利益ではセラミックス事業が8.3億円(前年比86%増)、エンジニアリング事業が2.4億円(同25%増)と増益を達成した。主な販売先は電子部品、食品、薬品、塗料メーカーであり、特に半導体関連の需要変動の影響を受けやすい。

単独企業としてのグループ体制

ニッカトーは現在、単一の事業会社であり、子会社を持たない。2008年に関東電子計測株式会社の全株式を取得し子会社化したが、2009年に解散している。1991年には西村工業株式会社(1921年設立の別会社)と合併し、現在の株式会社ニッカトーに商号変更した。この合併により、創業以来の技術と販路が統合された。従業員数は279名で、堺市に本社と堺工場、東山工場を構え、名古屋営業所を有する。

経営指標と中期目標

会社は自己資本当期純利益率(ROE)8%以上、1株当たり当期純利益(EPS)65円を経営目標に掲げる。2026年3月期の実績はROE 5.7%、EPS 64.90円と目標に届かなかったが、中期経営計画「CONNECT30」(2025〜2030年度)ではセラミックス事業単体で売上高100億円、エンジニアリング事業で売上高30億円、営業利益率15%を目指す。また、スローガン「まずやってみる、未来のために。」を掲げ、地政学リスクや不透明な経営環境下でも積極投資と行動を重視する方針を示している。

業界の中での役割は電子部品・食品・化学メーカーの生産工程にセラミックス製消耗品を供給するメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
113億円
営業利益
11億円
営業利益率
9.7%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電子部品製造業主力

電子部品の製造工程で使用されるセラミックス製の部品・治具を供給する。磁気ヘッド用フェライト育成炉や半導体部品の生産炉向け加熱装置なども手がける。

主な製品・サービス4
ケラマックス発熱体
セラミックスの電気抵抗を利用した発熱体で、磁気ヘッド用フェライト育成炉やガラス溶解炉に使用される。
熱処理容器・道具類
電子部材、電池部材、蛍光体材料の熱処理に用いる容器や道具。耐熱性に優れる。
炉心管
各種材料の高温処理や焼結、真空電気炉用の炉心管。高温・真空環境での安定性を提供する。
各種電気炉
超伝導用テープ線材、IT関連部材、半導体部品等の生産炉として使用される加熱装置。

02食品・薬品・塗料等製造業準主力

食品、薬品、塗料の製造工程で使用されるセラミックス製の道具や部品を供給。粉砕・分散用ボールから浄水フィルターまで幅広く対応。

主な製品・サービス3
耐摩耗セラミックス
粉砕用ボールや部材で、電子部品原料の粉砕、塗料・顔料分散などのメディアとして使用。
ボールミル
粉砕・分散用ボールとセットで使用される粉砕機・分散機の耐摩耗部材。
セラミックスフィルター
均一な気孔径を活かした濾過チューブで、汚水浄化用の浄水処理装置に使用される。

03金属・ガラス溶解業界準主力

金属やガラスの溶解炉向けに、耐熱性・耐侵食性に優れたセラミックス製品を供給。酸素センサも提供し、溶解プロセスの制御を支援する。

主な製品・サービス2
酸素センサ
ジルコニア固体電解質を用いたセンサで、溶鋼中の酸素濃度測定に使用される。
特殊耐火るつぼ・容器、レンガ
高耐火度、急熱急冷、耐侵食に優れ、金属溶解用や断熱レンガ・耐火ノズルに使用される。

04研究開発・理化学副次

大学や研究機関向けに、理化学用陶磁器(蒸発皿、るつぼ、燃焼用ボートなど)や実験用陶磁器を供給。分析・研究の基礎的な道具として需要がある。

主な製品・サービス1
理化学用陶磁器
蒸発皿、るつぼ、燃焼用ボート、実験用陶磁器。理化学基礎実験の分析用・研究用道具類。

製品と技術

ケラマックス発熱体と酸素センサ

機能性セラミックスの代表格がケラマックス発熱体である。セラミックスが電気を通さない特性を利用した抵抗発熱体で、磁気ヘッド用フェライト育成炉やガラス溶解炉に使用される。最高使用温度は1600℃以上に達し、均一加熱が可能。酸素センサはジルコニア固体電解質の特性(酸素濃度差によるイオン移動)を利用し、溶鋼中の酸素濃度測定に使われる。両製品とも高温・過酷環境下での信頼性が求められる用途で採用されている。

粉砕用ボールと耐摩耗部材

耐摩耗セラミックスの中核は粉砕用ボール(アルミナ、ジルコニアなど)とボールミル内張り部材である。耐摩耗性・耐久性に優れ、電子部品原料の粉砕、塗料や顔料の分散メディアとして使用される。自社開発の「SNT07ボール」は2009年に販売を開始し、高硬度・高靭性が特徴。ボールミルとセットで使用することで、粉砕効率と製品純度を高める。また、セラミックスフィルターは均一な気孔径を活かし、汚水浄化用の濾過チューブとしても応用される。

熱電対保護管と炉心管

耐熱セラミックス事業では、熱電対用保護管、絶縁管、炉心管、搬送用ローラなどを製造する。熱電対保護管は高温炉の温度測定に使用され、耐熱性と気密性が求められる。炉心管は各種材料の高温処理・焼結用の電気炉部品で、真空・雰囲気炉に対応。搬送用ローラはローラーハースキルンで使用され、熱処理プロセスの自動化を支える。これらの製品は半導体、電池材料、蛍光体の熱処理工程で不可欠である。

加熱装置と計測機器

エンジニアリング事業では、自社ブランドのケラマックス電気炉を含む各種電気炉(真空炉、熱処理装置)を販売。超伝導用テープ線材やIT関連部材の生産炉として採用される。計測機器では温度センサ、応力測定装置、計測制御装置を扱う。特に温度計測・制御システムは、セラミックス事業で培った高温プロセスの知見を活かし、顧客のニーズに合わせたソリューションを提供する。両事業のシナジーにより、顧客の製造工程全体を最適化する提案が可能である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

耐火物でニッチ首位、内需依存度大

ニッカトーは、ガラス・土石製品業界の中で特殊耐火物やセラミックスの分野に特化した中小メーカーである。売上高は100億円前後と小規模ながら、ニッチな耐火物市場で高いシェアを持つと推測される。同業のAGCや日本板硝子は総合ガラス大手で規模や事業領域が大きく異なり、直接競合は限定的。むしろ日東紡績(ガラス繊維)や神島化学工業(機能性材料)と近いポジションだが、材料の特化度が異なる。2026/3期に売上高113億円、営業利益率9.7%と収益改善が見込まれ、内需バックに堅調な事業基盤を持つ。ただし海外展開は限定的で、国内建設・鉄鋼需要への依存が強く、成長の伸び代は国内市場に制約される。

強み

  • 特殊耐火物・セラミックス分野で国内トップクラスのシェアを有し、競争が限定された市場で安定収益を確保。
  • 2025/3期営業利益率5.9%から2026/3期9.7%へ大幅改善見込み。利益率向上施策が奏功。
  • 鉄鋼・ガラス・化学メーカーなど長期取引先を持ち、技術力で代替困難な関係を構築。
  • 小規模ながら自己資本比率が高く、無借金経営に近い財務体質で安定性が高い。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内の建設・鉄鋼需要減退時に収益が直撃されやすい。
  • 売上高100億円程度で、大手ガラスメーカーに比べ研究開発費や設備投資で劣る。
  • 耐火物以外の分野への展開が限定的で、成長の柱が不足している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字がニッカトー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15363東京窯業313億円8.2倍
25337ダントーホールディングス274億円
35269日本コンクリート工業213億円29.3倍
45388クニミネ工業196億円12.3倍
55356美濃窯業169億円10.7倍
65367ニッカトー160億円20.3倍
75285ヤマックス157億円6.4倍
84026神島化学工業151億円8.1倍
95237ノザワ146億円23.5倍
105284ヤマウホールディングス142億円6.2倍
115282ジオスター135億円7.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

化学陶器の国産化研究から会社設立へ(1910〜1921年)

1910年5月、西村化学陶業試験場の創設者である西村が化学陶器の国産化研究を開始した。1913年6月に大阪市浪速区芦原町に試験場を設立し、1921年5月には資本金50万円で西村工業株式会社を創立。当時は理化学用陶磁器や実験用器具を製造し、日本の化学産業の発展を支えた。1937年6月には堺工場を新設し、生産能力を拡大したが、1945年3月の戦災により大阪・堺両工場を焼失。1946年1月に堺工場を復旧し生産を再開した。

戦後の再建と社名変更(1948〜1963年)

1948年4月、社名を日本化学陶業株式会社に変更。1962年6月には堺市東山に工場を建設し操業を開始、現在の東山工場の基盤となった。1963年2月、新技術開発事業団から新技術開発委託企業に指定され、ファインセラミックスの研究開発に注力。同年6月には東京証券業協会に店頭登録銘柄として登録され、株式公開への第一歩を踏み出した。この時期、従来品の用途開発に加え、半導体製造用の拡散炉用均熱管やキルン用セラミックローラーの量産化を進めた。

アイソスタティックプレス技術の企業化と受賞(1965〜1970年)

1965年2月、新技術開発事業団からの開発委託テーマ「アイソスタティックプレス法による粉体の加圧成形技術」の企業化に成功。この技術はセラミックスを均一に成形する画期的な方法であり、1970年4月に大河内記念技術賞を受賞した。受賞により技術力が広く認知され、その後も半導体・電子部品向けの高精度セラミックス製品の開発が加速した。1970年代には、省エネルギー用焼成炉の増強も行い、生産効率を高めた。

ケラマックス発熱体の拡充と上場準備(1981〜1991年)

1981年3月、ケラマックス発熱体(高温酸化物抵抗発熱体)の生産体制を拡充。この製品は磁気ヘッド用フェライト育成炉やガラス溶解炉に使用され、同社の収益柱となった。1984年3月には耐摩耗セラミックス増産のためガストンネル炉を設置。1991年4月、西村工業株式会社(1921年設立の別会社)と合併し、商号を株式会社ニッカトーに変更した。この合併により、技術・販売・生産の統合が進み、事業基盤が強化された。

品質・環境認証と新工場建設(1997〜2003年)

1997年10月に名古屋営業所を開設し、中部地区の販路を拡大。2000年12月にISO9002認証を取得し品質管理を国際標準化、2002年3月にはISO14001認証も取得した。2002年12月にはISO9001:2000へ移行。2003年8月に東山工場D棟が完成し、生産能力を増強。この間、半導体・電子部品向けセラミックスの需要拡大に対応するための設備投資を継続した。

株式市場への上場と市場区分の変遷(2004〜2020年)

2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場。2007年3月には東京証券取引所市場第二部に上場し、同年3月に東山工場A棟が完成。2008年3月には東京証券取引所市場第一部銘柄に指定された。同年10月に関東電子計測株式会社を子会社化したが、翌2009年7月に解散。2020年10月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行したが、その後スタンダード市場へ変更されている。

新中期経営計画と収益力の回復(2021年以降)

2020年以降、半導体市況の変動や地政学リスクの影響を受け、売上高は87億〜113億円の間で推移。2026年3月期には営業利益率が9.5%まで改善し、中期経営計画「CONNECT30」を策定。2030年度にセラミックス単体売上高100億円、エンジニアリング売上高30億円、営業利益15%を目標とする。スローガン「まずやってみる、未来のために。」のもと、新製品開発と設備投資を積極化し、成長を目指している。

年表32件を開く

1910年代

  • 1910年5月化学陶器国産化のための研究を開始
  • 1913年6月西村化学陶業試験場を大阪市浪速区芦原町1197番地に創設

1920年代

  • 1921年5月創業西村工業株式会社を創立、資本金50万円

1930年代

  • 1937年6月堺工場を新設

1940年代

  • 1945年3月戦災により大阪・堺両工場を焼失
  • 1946年1月堺工場復旧、生産の再開
  • 1948年4月商号変更日本化学陶業株式会社に商号変更

1960年代

  • 1962年6月堺市東山に工場を建設し、操業開始
  • 1963年2月新技術開発事業団より新技術開発委託企業に指定
  • 1963年6月東京証券業協会(現在の日本証券業協会)に店頭登録銘柄として登録
  • 1965年2月新技術開発事業団よりの開発委託テーマ(アイソスタテイックプレス法による粉体の加圧成形技術)の企業化に成功

1970年代

  • 1970年4月同上技術について大河内記念技術賞を受賞
  • 従来品の用途開発に注力、半導体製造用の拡散炉用均熱管、キルン用セラミックローラー等を量産化、省エネルギー用焼成炉も増強

1980年代

  • 1981年3月ケラマックス発熱体(高温酸化物)の生産体制を拡充
  • 1982年7月本社新社屋が完成
  • 1984年3月耐摩耗セラミックス増産化のため、ガストンネル炉を設置

1990年代

  • 1991年4月創業西村工業株式会社と合併(1921年5月創立の西村工業株式会社とは別会社)
  • 1991年4月商号変更株式会社ニッカトーに商号変更
  • 1997年10月名古屋営業所を開設
  • 1997年11月大阪営業部を大阪市中央区北浜より本社へ移転

2000年代

  • 2000年12月ISO9002認証取得
  • 2002年3月ISO14001認証取得
  • 2002年12月ISO9001:2000に移行
  • 2003年8月東山工場D棟完成
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2007年3月東山工場A棟完成
  • 2008年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2008年10月関東電子計測株式会社の全株式を取得、子会社とする
  • 2009年7月東山工場K棟完成 ベアリング用セラミックスボール「SNT07ボール」の販売開始 子会社関東電子計測株式会社を解散

2010年代

  • 2011年12月本社工場14号棟完成 東山工場L棟完成

2020年代

  • 2020年10月東山工場N棟完成 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で279人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は575万円で、9期前と比べて0.9%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は18.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月284
2018年3月284
2019年3月58038.115.8293
2020年3月55438.115.9299
2021年3月50438.116.2303
2022年3月53839.116.9295
2023年3月58340.117.9288
2024年3月57940.618.3286
2025年3月55041.218.8288208
2026年3月57541.018.8279394

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
東山工場(大阪府堺市中区) (注)23,335百万円
セラミックス事業
本社及び堺工場・大阪営業部(大阪府堺市堺区) (注)21,444百万円
全社的管理業務 研究開発 セラミックス事業
東京管理部 — 東京都文京区1百万円
セラミックス事業 エンジニアリング事業 管理業務

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は113億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.9%、利益が+83.3%。

売上高
+11.9%
113億円
営業利益
+83.3%
11億円
純利益
+60.0%
8億円
営業利益率
9.7%
前期比 +3.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高110億円113億円
営業利益11億円11億円
純利益8億円8億円
1株あたり配当¥23¥23

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は32億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q272
2024年1Q2528.02
2024年2Q25312.02
2024年3Q2414.21
2024年4Q282
2025年2Q4948.23
2025年4Q5223.82
2026年2Q5359.43
2026年4Q60610.05
2027年1Q32412.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は77億円から113億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7742
2014年3月7932
2015年3月8853
2016年3月8664
2017年3月8975
2018年3月97118
2019年3月107128
東山工場N棟完成 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更
2020年3月9384
2021年3月8743
2022年3月100107
2023年3月107128
2024年3月102107
2025年3月101675.95
2026年3月11311119.78

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高113億円のうち、営業利益として残るのは11億円9.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.0%87億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.3%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.7%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
23.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
9.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.6pt
5.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は41億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−9−1−212
2014年3月10−2−3817
2015年3月3−2−1116
2016年3月16−13−2318
2017年3月112−21329
2018年3月10−8−3228
2019年3月7−5−4226
2020年3月8−2111−1324
2021年3月14−8−3627
2022年3月16−6−41034
2023年3月9−3−5635
2024年3月8−4−5434
2025年3月17−9−5836
2026年3月17−7−51041

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は189億円。このうち返さなくてよい自己資本が141億円で、自己資本比率は75.0%(業種中央値64.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月111862577.1
2014年3月117882975.2
2015年3月126913572.3
2016年3月127923572.6
2017年3月136993772.2
2018年3月1461064072.2
2019年3月1511094272.2
2020年3月1521094371.4
2021年3月1591144571.8
2022年3月1651184771.3
2023年3月1691244573.4
2024年3月1721314176.0
2025年3月1711314076.6
2026年3月1891414775.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
105億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
47億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率49社中9位あたり、逆に低いのは配当利回り49社中40位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.7%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.7%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.0%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.9%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,315で、1年前と比べて+140.4%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥1,315-0.2%1ヶ月+1.2%1年+140.4%時価総額160億円
過去52週の値幅
安値¥538高値¥2,099

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.3倍
PER (会社予想)19.7倍
PBR1.11倍
配当利回り1.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で5.54%上昇し、年初来では131.49%の大幅高となっています。株価1219円は25日線1205.8円、75日線1213.12円を上回っており、上昇トレンドにあります。ただし、52週高値2099円からはまだ42%上方にあり、RSIが67.32とやや過熱気味で、8月19日には3.33%下落しました。8月17日には1330円まで上昇する場面も見られ、高値圏でのボラティリティ拡大に注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは18.77倍で業界平均15.75倍を上回るが、予想PER18.2倍とほぼ横ばい。PBRは1.03倍と業界平均1.34倍を下回り割安感がある。ROEは5.7%と低水準で収益性が課題。配当利回りは1.89%と業界平均2.87%を下回るが、配当性向32.4%は安定した配当政策を示す。売上高・利益は増加傾向にあり、来期の増益見込みを踏まえると株価はほぼ妥当な水準と判断する。ただしROEの低さが株主資本効率の悪さを映し、割安だが成長性には疑問が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.3倍15.7倍
PER (予想)19.7倍
PBR1.11倍1.34倍
ROE5.7%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ファインセラミックス製品メーカーであり、売上高は横ばい圏にあるが、営業利益率は改善傾向にある。2025年3月期は営業利益率5.94%だったが、2026年3月期予想では9.73%に上昇する見通し。株価は1年で131%上昇し、すでに市場の期待を反映している可能性がある。強気派は、特に電子部品関連の需要拡大や、高付加価値製品へのシフトによる収益改善を評価する。また、PBRは1倍であり、資産価値にも裏付けられている。弱気派は、需要の変動に弱く、成長性に乏しいこと、株価上昇が業績予想を上回っていることから割高感を指摘する。投資論点は、利益率改善が持続するか、株価上昇が業績に見合っているか。

プラスに働く材料7
  • 利益率の改善

    営業利益率が5.94%から9.73%へ上昇予想。高付加価値製品の寄与か。

  • 株価上昇の背景

    売上高も増加予想(101億→113億円)で、業績拡大が期待される。

  • 割安指標

    PBR 1.03倍で、純資産にほぼ等しい水準。配当利回りも1.89%。

  • 26/3期は増収増益、営業利益83%増通年影響

    売上高113億円(前期比11.9%増)、営業利益11億円(前期比83%増)

  • 営業利益率が5.94%から9.73%へ改善通年影響

    25/3期の営業利益率5.94%から26/3期は9.73%に上昇

  • 純利益が5億円から8億円へ60%増通年影響

    純利益は25/3期5億円から26/3期8億円へ60%増加

  • PBR1.03倍と純資産近辺で割安継続影響

    PBR1.03倍、ROE5.7%で下値不安が少ない

マイナスに働く材料7
  • 規模の小ささ

    売上高は100億円規模で、大きな成長は見込みにくい。

  • 株価の先走り

    1年で+131%上昇。今の業績改善は織り込み済みで、上値余地は限定的か。

  • 業績変動リスク

    過去の利益は変動が大きく、2025年の純利益は5億円と減少した。

  • 株価が1年で131%上昇し過熱感継続影響

    前年比131.49%上昇しており、短期的な調整リスクがある

  • 売上高の2年間成長は約11%にとどまる継続影響

    売上高は2024/3期102億円から2026/3期113億円で増加率約10.8%

  • ROE5.7%と資本効率が低い継続影響

    ROE5.7%はPBR1.03倍の割安感を弱める

  • 配当利回り1.89%と低水準継続影響

    株価上昇で配当利回りは1.89%まで低下している

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善のトレンドが続くかが投資判断の要となるため。
売上高成長率
増収が利益率改善を伴うかを見るため。
電子部品向け売上
主要な需要分野の動向が業績に与える影響が大きいため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.75%。

年間配当
¥23
1株あたり
配当利回り
1.75%
いまの株価に対して
配当性向
32.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1435.0
2018年3月2042.931.7
2019年3月2210.033.2
2020年3月220.059.5
2021年3月8−63.634.8
2022年3月20150.035.5
2023年3月2315.032.9
2024年3月244.341.3
2025年3月21−12.550.4
2026年3月210.032.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,428人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.1%を占め、残る66.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.052.855.857.458.959.7
事業法人23.223.624.224.525.424.6
金融機関21.220.615.914.18.88.5
外国法人3.81.71.81.84.14.6
証券会社1.91.32.32.22.72.6
自己株式1.61.61.60.40.40.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ニッカトー取引先持株会7.31
02東ソー株式会社4.94
03株式会社チノー4.73
04株式会社みずほ銀行4.11
05ニッカトー従業員持株会3.34
06株式会社共和電業3.30
07朝日生命保険相互会社2.91
08美濃窯業株式会社2.47
09西村隆2.39
10DEUTSCHE BANK AG, SINGAPORE A/C CLIENTS (TREATY) 4600601(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+216%、1株純資産は14期で+65%。直近期のROEは5.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月217172.921.258.4
2014年3月167352.225.874.8
2015年3月247613.217.041.9
2016年3月357734.510.934.7
2017年3月408265.010.935.0
2018年3月638857.415.831.7
2019年3月669127.413.733.2
2020年3月379104.115.859.5
2021年3月239582.533.034.8
2022年3月569885.89.635.5
2023年3月701,0386.98.932.9
2024年3月591,0955.510.241.3
2025年3月421,0983.811.950.4
2026年3月651,1825.710.732.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額132百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大西宏司代表取締役 社長6838,000
濱田悦男常務取締役 常務執行役員経営管理部長626,000
大久保嘉太郎取締役 総務部長57
田邉絵理子取締役41
土井祐二取締役(監査等委員)6924,000
臼間真次取締役(監査等委員)6518,000
田渕謙二取締役(監査等委員)67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4563359424
その他役員422226
監査等委員311114
社外取締役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,307字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の事業内容は、セラミックス事業とエンジニアリング事業とに大別されます。 なお、セグメントと同一の区分であります。 セラミックス事業は、セラミックス製品を当社堺工場及び東山工場で製造し販売するもので、当社の製品は、ほとんどがエンドユーザーである電子部品、食品、薬品、塗料等の各メーカーにおける生産工程で使用されるセラミックス製の道具類、備品、機械部品等の消耗品であります。 エンジニアリング事業は、セラミックス事業とは異なり製造工場は持たず、加熱装置や計測機器等を商品として仕入し販売しております。 品種別の主要な製品商品及びその使用使途等は次のとおりであります。 区分   主要製品商品   使用用途特徴等 セラミックス事業   機能性セラミックス   ケラマックス発熱体   セラミックスが電気を通さない特性を利用した抵抗発熱体で磁気ヘッド用フェライト育成炉、ガラス溶解炉に使用されております。 酸素センサ   酸素量によりイオンが移動する特性を活かしたジルコニア固体電解質で、溶鋼中の酸素濃度測定に使用されております。 セラミックスフィ ルター   均一な気孔径を活かし汚水浄化用の浄水処理装置の部品である濾過チューブ等に使用されております。 耐摩耗セラミックス   粉砕用ボール及び 部材   耐摩耗性、耐久性に優れた特性を利用し、電子部品原料・材料用粉砕、塗料、顔料分散等のメディアとして使用されております。 ボールミル   粉砕・分散用ボールとセットで使用されることで粉砕機、分散機等の耐摩耗用部材として使用されております。 耐熱セラミックス   熱電対用保護管   耐熱性を利用し、高温炉の温度測定に使用される温度センサの部品として使用されております。 絶縁管   電気絶縁性に優れた特性を利用し、生産設備に使用されております。 炉心管   各種材料の高温処理、焼結用及び真空、各種雰囲気の電気炉用炉心管として利用されております。 搬送用ローラ   ローラーハースキルンで搬送用ローラーチューブとして使用されております。 熱処理容器・道具類   電子部材、電池部材、蛍光体材料の熱処理用として使用されております。 理化学用陶磁器 その他   蒸発皿、るつぼ、燃焼用ボート、実験用陶磁器   理化学基礎実験に分析用・研究用道具類として使用されております。 特殊耐火るつぼ・容器、レンガ   高耐火度、急熱急冷、耐侵食に優れた特性を利用して金属溶解用や断熱レンガ・耐火ノズルに使用されております。 耐熱セメント   熱電対のシール用、炉の耐火断熱材に使用されております。 エンジニアリング事業   加熱装置   各種電気炉、ケラマックス電気炉、真空炉、熱処理装置   主に超伝導用テープ線材、IT関連用部材、半導体部品等の生産炉として使用されております。 計測機器 その他   温度センサ   温度計測のために使用されております。 応力測定装置   応力計測のために使用されております。 計測機器、計測制御装置   温度計測や温度制御のために使用されております。 〔事業系統図〕
経営方針・対処すべき課題1,800字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 なお、文中の将来に関する事項には、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「創造性に富んだ信頼される製品の提供を通じて科学技術と産業の発展に寄与し企業の成長と発展を期し、親しまれる経営で社会に貢献する」という企業理念を掲げ、1913年の創業以来、理化学用陶磁器、ファインセラミックス製品の提供を通じて日本の工業の発展に寄与し、特に昨今のスマートフォンや自動車のEV化、自動運転などの電子部品の製造にはなくてはならない製品として広く電子部品メーカーにご使用いただいております。 現在は、祖業のセラミックス事業に加え、計測機器や加熱装置といった商品を取り扱うエンジニアリング事業の2事業を展開しており、両事業部門のシナジーを最大限に発揮し、お客様のニーズに応えております。 当社がこれまで100年以上にわたり培ってきた「ものづくり」に対する真摯な姿勢と「社会に貢献する」高い意識が現在の当社の大きな強みであり、それらを基に社会課題、環境問題である「カーボンニュートラル」や「人的資本経営」にも積極的に取組んでおります。 当社は目まぐるしく変化する時代の中においても、常にお客様をはじめとするステークホルダーの皆様に寄り添い、「持続的な成長」並びに「持続可能な社会」の実現に向け貢献していきます。 (2)目標とする経営指標 経営指標として、自己資本当期純利益率(ROE)と1株当たり当期純利益(EPS)を重視しております。 目標数値はROE8%以上、EPS65円においております。 (3)中期的な会社の経営戦略 当社の経営理念に基づき、「時代が必要とする企業」となるために、様々なステークホルダーから信頼される企業「Reliable Company」を目指すとともに、「新中期経営計画CONNECT30」における「稼ぎ続ける力」・「新たな投資」・「持続的な成長」による企業価値の向上です。 また、全役職員がやるべきことをやってみる、ということを重視したスローガンを策定いたしました。 スローガン「まずやってみる、未来のために。」 取組が道半ばとなっていたものはきちんとやりきる。更に、このままのスピード感で停滞してしまわないように、新たな取組もまずやってみることが重要です。これは会社として、各部門として、「やってみる」ことを明確にし、その「やってみる」ことをやりきることで、これからもニッカトーは成長し続けます。 (4) ニッカトーの価値創造プロセス セラミックス素材が持つ特性を引き出す知見・技術を活かし、顧客の製造工程に最適な製品を提供することで、日本のものづくり産業の発展と、環境問題・社会課題の解決に貢献することが、ニッカトーの価値創造プロセスと考えています。 (5)優先的に対処すべき事業及び財務上の課題 当事業年度は引続き長期化するウクライナや中東情勢の問題並びに日中関係の悪化等、今後経済に影響を及ぼ す大きな問題があり、かつその状況は極めて厳しいものと思われます。 このような環境下、当社は2025年から2030年度に向けた中期経営計画「CONNECT30」をスタートしています。この「CONNECT30」における軸は、今まで同様当社の理念、ビジョンを中心に新しく役職員一同でスローガン「まずやってみる、未来のために。」と題し、上述のような地政学上のリスク並びにトランプ政権の不透明感、世界の分断現象等々経営環境は複雑で見通しが非常に予測しづらい状況にありますが、2030年に向け当社の主力のセラミックス事業単体で売上高100億円、エンジニアリング事業は売上高30億円、営業利益率15%とする過去最高値を目標とします。また、今般の中期経営計画におけるスローガン「まずやってみる、未来のために。」はこのような環境下だからこそ、まず行動し皆で考え前に進む意識で取組むことが必要であり、かつ戦略的な将来への投資も積極的に実施し、しっかりと将来への礎を築き上げてまいります。そうした取組みが企業価値を向上させ、持続的な成長へつながり、この取組みの結果がPBR1倍割れとなる低位推移する株価改善へとつながるものと考えておりますので、引続き株主の皆様方のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。
事業等のリスク3,498字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において当社が判断したものであります。 (1) セラミックス分野に依存していることについて 当社は、事業の72.4%がセラミックス製品の製造販売であり、かつセラミックスを一部に使用した複合品ではなく、セラミックス100%で形成される製品であります。 したがいまして、現状はセラミックス事業においては、100%セラミックス分野に依存しており、セラミックスに代替される新素材が登場すれば、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2) 電子部品業界向けの売上構成比率が高いことについて セラミックス事業、エンジニアリング事業それぞれのIT(情報技術)分野関連の電子部品向けの売上構成比率については、昨今のITの発達に伴い上昇傾向にあり、2026年3月期決算においてセラミックス事業で55.4%、エンジニアリング事業で21.0%と高くなっております。したがいまして、電子部品業界の景気動向が悪化した場合には当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) セラミックスコンデンサー製造方法の変更について セラミックスコンデンサー(MLCC)製造工程の中で、原料の粉砕用としてジルコニアの微小球が使用されておりますが、粉砕工程でジルコニア微小球に代わる粉砕方法が考案され実施された場合には、ジルコニア微小球は使用されなくなり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 特定仕入先への依存度が高いことについて 当社は、セラミックス事業において原料仕入金額のうち74.2%を東ソー株式会社から仕入れております。これは、原料仕入金額のうち原料単価の高いジルコニアが76.5%を占めますが、ジルコニア仕入の96.9%を同社から仕入れているためであります。 仕入依存度が高い要因としては、同社の原料の安定性が優れていることや主力製品でありますYTZボールの欧米向けの販売については全面的に同社に依頼をしていること等があげられます。同社とは良好な取引関係が継続しておりますが、何らかの理由により同社から原材料仕入ができなくなった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) ジルコニアより高品質で安い原料の出現について 現在はジルコニアが耐摩耗セラミックスとして、原料の粉砕・分散用に最も高い評価を得ておりますが、ジルコニアに代わる高品質で安い原料が出現し、かつ当社にその原料が入手できない場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) ジルコニア原料の値上げリスクについて 現状ジルコニアの仕入価格は、概ね安定的に推移しておりますが、将来ジルコニア製品需要の拡大や原料供給量の減少により仕入価格が大幅に値上がりした場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 自然災害、インフラ障害によるリスク 当社は、大阪府下に2工場を有しており、不慮の自然災害、インフラ障害についてBCP(事業継続計画)により備えておりますが、想定を超えた大規模な地震や津波、台風や洪水等自然災害による大きな被害を受ける可能性があります。それらの影響を受け、製造中断、輸送ルート寸断、インフラの損壊・途絶もしくは顧客自身に大きな被害が生じた場合など、受注や供給が長期間にわたって滞り、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (8) 新型コロナウイルス感染症等拡大の影響 2020年に世界中に拡大した新型コロナウイルス感染症を始めとした感染症等の長期に渡って蔓延することによる集団感染の発生や都市封鎖等に伴い、事業活動への制約や影響を受けます。当社は従業員の安全と健康を第一に考え、感染防止対策を徹底するとともに、働き方改革やコロナ収束後の事業活動の在り方等について検討し改善してまいりました。しかしながら、感染症の収束時期やその影響等によっては事業活動に一定の制約や影響を受ける可能性があり、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 知的財産権におけるリスク 当社は、事業収益に資する知的財産権を重要な経営資源の一つと位置付けており、知的財産権の保護、それに絡む紛争の回避は重要な経営課題としております。 しかしながら、特定の地域や、その地域固有の事由によって当社の知的財産権が完全に保護されない場合があり、当社の知的財産権が第三者により無効とされる可能性やそのノウハウが漏洩する等、当社の事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティにおけるリスク 当社は、事業活動の中で、入手した顧客及び取引先の機密情報や個人情報及び当社内の機密情報や個人情報を有しております。これらの情報は、外部への流出や破壊・改ざん等が発生しないように、管理体制を構築しております。また、情報の大半が電子データとして蓄積しており、その電子データへの不正アクセスや不正使用に対処するため、情報セキュリティ統括責任者を定め、社内情報システムへの外部からの侵入防止策、データの暗号化等を講じるとともに、従業員への啓蒙活動を実施しております。 しかしながら、想定した防御レベルを超える技術による不正アクセスや内部的過失や盗難等により、これらの情報が流出、破壊もしくは改ざん及び情報システムの停止等が起きる可能性があります。 このような事態が生じた場合には、信用低下や被害を受けた方への損害賠償等の費用の発生、または業務の停止等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人材育成と採用に関するリスク 当社は、顧客の技術の高度化や技術革新が加速する中、その多様な技術に対応するため優れた専門性を有した人材の必要性がますます高まっております。その人材を獲得するために新卒採用や経験者の通年採用を積極的に展開しております。また、目標管理制度に基づき公平・公正な評価、処遇制度の充実などの仕組みづくりにも注力し、従業員のエンゲージメントを高め、人材の定着にも努めております。しかしながら、これからの少子高齢化やそれに伴う労働人口の減少等、その優秀な人材採用の競争は厳しく、雇用環境の変化等により当社が求める人材の確保やその定着・育成が計画通りに進まなかった場合には、当社の将来の成長に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (12) コンプライアンスに関するリスク 当社は、国内や諸外国・地域において、法規制や政府の許認可など、様々な公的規制の適用を受けて事業を展開しております。当社は、役職員が規範に基づきコンプライアンスに即した行動をするための体制や仕組みづくりを構築するとともに、企業倫理規範を定め、誠実で公正で透明な企業風土の醸成にも努めております。 しかしながら、このような施策や教育を講じても関連する規制に抵触したり、役職員による不正行為は完全に回避できない可能性があります。このような事象が発生した場合、監督官庁による処分、訴訟の提起、さらには事業活動の停止に至るリスクや企業ブランド価値の棄損、社会的信用の失墜等により、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (13) 環境規制に関するリスク 当社は、地球温暖化防止、水質汚濁、大気汚染、土壌・地下水汚染、廃棄物処理、製品等に含有する化学物質などに関する様々な環境法令の規制を受けております。当社は、これら法令を遵守し、事業活動を進めておりますが今後一層の規制強化に伴う、その対策費用の増加など予想されます。また、現在地球温暖化対策としての温室効果ガスの削減の取組強化が進められています。当社もこの取組は今後大きな経営のテーマとして、様々な影響を検討し、その対策に取組んでまいります。 しかしながら、その環境規制の適応が極めて厳しく困難な場合、想定を超える費用の発生や事業の部分撤退、社会的信用が損なわれる可能性も想定され、業績への重大な影響を及ぼす可能性があります。 (14)地政学的リスク 近時、地政学的な問題として、ウクライナ情勢や中東情勢、台湾を巡る緊張の高まり、米中の対立関係等々の要因により、エネルギー関連や原材料費の高騰などの影響により業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,968字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度のおけるわが国経済は、全般的に回復基調にあるものの、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、中南米・中東の情勢など地政学リスクの高まり、米国の通商政策をはじめとした今現在の世界情勢は資源・エネルギー価格の上昇・変動を伴い、インフレ、金利、為替等々、経済活動に影響を及ぼす先行き不透明な深刻な状況にあります。このような状況の中、当社事業全体の売上高は前年同期比12.5%増の11,340,906千円となりました。損益面につきましては、営業利益は前年同期比67.9%増の1,071,164千円、経常利益は前年同期比59.2%増の1,145,829千円、当期純利益は前年同期比54.0%増の775,702千円となりました。結果、当社目標数値としているROE(自己資本当期純利益率)8%以上、EPS(1株当たり当期純利益)65円以上につきまして、当事業年度の実績としてROEが5.7%、EPSは64円90銭となり目標数値を下回る結果となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 セラミックス事業 セラミックス事業は、当社主力販売先である電子部品業界の市況が回復傾向にあったことから、当社売上高が前年同期比10.9%増の8,215,444千円となりました。セグメント利益については、増収に伴い工場稼働率が向上したことで、売上原価率が前年同期比3.6ポイント改善しました結果、前年同期比86.0%増の834,469千円となりました。 エンジニアリング事業 エンジニアリング事業は、自動車・重機関係等を中心に設備投資が好調に推移した結果、売上高が前年同期比17.0%増の3,125,461千円となりました。セグメント利益については、増収効果や計測機器の利益率改善効果が大きく、前年同期比25.0%増の236,694千円となりました。 ①財政状態の状況の概要 当事業年度末の財政状態につきましては、総資産が前期末比10.1%増の18,853,231千円となり、内訳として流動資産が前期末比9.0%増の10,998,740千円、固定資産が前期末比11.7%増の7,854,491千円となりました。流動資産の主な増加要因については、売上高が増加したことなどにより、現金及び預金が前期末比13.6%増、売上債権が前期末比14.4%増となったものであります。固定資産の主な増加要因は、有形固定資産で減価償却が進み前期末比1.1%減となったものの、投資有価証券の時価上昇により投資その他の資産が前期末比42.1%増となったものであります。 一方、負債は前期末比17.6%増の4,716,280千円となりました。内訳として、流動負債が前期末比17.7%増の4,115,384千円、固定負債が前期末比16.6%増の600,896千円となりました。流動負債の主な増加要因は仕入債務が前期末比16.2%増、未払金が前期末比28.0%増となったことであり、固定負債の主な増加要因は繰延税金負債が前期末比112.3%増となったものであります。 最後に純資産は前期末比7.8%増の14,136,950千円となりました。内訳としては、株主資本が前期末比4.2%増の13,004,555千円、評価・換算差額等が前期末比78.1%増の1,132,395千円となりました。株主資本の増加要因は当事業年度の内部留保の蓄積により繰越利益剰余金が前期末比11.1%増加したものであり、評価・換算差額等の増加要因は株価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 前事業年度 (千円)   当事業年度 (千円)   前年同期比増減額 (千円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   1,676,675   1,675,324   △1,351 投資活動によるキャッシュ・フロー   △925,637   △710,293   215,344 財務活動によるキャッシュ・フロー   △493,090   △469,612   23,478 現金及び現金同等物期末残高   3,642,551   4,137,970   495,418 借入金期末残高   720,844   506,452   △214,392 当事業年度末における現金及び現金同等物は4,137,970千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益が1,110,852千円と前年同期比393,318千円、売上債権の増減額が△497,768千円と前年同期比800,958千円とそれぞれ増加し、棚卸資産の増減額が93,019千円と前年同期比148,189千円減少しました。結果、営業活動によるキャッシュ・フローは1,675,324千円と前年同期比1,351千円収入が減少いたしました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、生産体制の充実と合理化および既存設備の更新等の設備投資を実施しましたが、有形固定資産の取得による支出が△527,840千円と前年同期比367,920千円減少しました。結果、投資活動によるキャッシュ・フローは△710,293千円と前年同期比215,344千円支出が減少いたしました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額が△254,403千円と前年同期比23,181千円減少しました。結果、財務活動によるキャッシュ・フローは△469,612千円と前年同期比23,478千円支出が減少いたしました。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) セラミックス事業   8,048,957   7.8 (注) 金額は売価換算値で示してあります。 b. 仕入実績 当事業年度における製品・商品仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) セラミックス事業   150,187   29.1 エンジニアリング事業   2,610,239   19.5 合計   2,760,427   20.0 (注)  金額は仕入価格で示してあります。 c. 受注状況 当事業年度における受注状況をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) セラミックス事業   8,743,332   19.4%   2,746,580   23.8% エンジニアリング事業   3,064,633   1.0%   1,320,405   △4.4% 合計   11,807,966   14.0%   4,066,986   13.0% d.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) セラミックス事業   8,215,444   10.9 エンジニアリング事業   3,125,461   17.0 合計   11,340,906   12.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討事項 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高 売上高は下記の如く、11,340,906千円となりました。 2026年3月期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   構成比 (%)   前期比(%) セラミックス事業 機能性セラミックス   558,542   4.9   23.6 耐摩耗セラミックス   5,457,099   48.1   7.5 耐熱セラミックス   2,007,903   17.7   19.6 理化学用陶磁器その他   191,899   1.7   △3.7 小計   8,215,444   72.4   10.9 エンジニアリング事業 加熱装置   641,717   5.7   △18.5 計測機器その他   2,483,744   21.9   31.8 小計   3,125,461   27.6   17.0 合計   11,340,906   100.0   12.5 b.売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価率が前年同期より2.6ポイント改善し77.3%となりました。これはセラミックス事業で、当社主力販売先である電子部品業界の市況が回復傾向にあったことから、売上高が前年同期比10.9%増の8,215,444千円となり、工場稼働率が向上したことで売上原価率が前年同期比3.6ポイント改善したことによるものです。一方、エンジニアリング事業は、自動車・重機関係等を中心に設備投資が好調に推移したことで、売上高が前年同期比17.0%増の3,125,461千円となり、売上原価率は前年同期比0.1ポイント増とほぼ横ばいの81.4%となりました。 販売費及び一般管理費は、燃料価格や人件費の増加に伴い物流コストを始めとし全般的に増加傾向となり、また売上高や利益増加により人件費が増加したことにより、前年同期比8.5%増の1,502,748千円となりました。また、売上高販売管理比率は、販売費及び一般管理費は増加しましたが、売上高も同様に増加した結果、前年同期比0.4ポイント減少し13.3%となりました。 c.営業外収益、営業外費用 営業外収益は、前年同期比5.5%増加し99,705千円となりました。 主な内容としては受取配当金82,289千円、受取賃貸料5,325千円であります。 営業外費用は、前年同期比99.5%増加し25,039千円となりました。 主な内容としてはコミットメントフィー16,800千円、支払利息8,206千円であります。 d.特別利益、特別損失 特別利益は、2,507千円(前年実績なし)となりました。 内容としては、投資有価証券売却益2,507千円であります。 特別損失は、投資有価証券評価損を計上したため、前年同期比大幅に増加し37,484千円となりました。 内容としては、投資有価証券評価損34,200千円、固定資産廃棄損3,284千円であります。 e.資産 総資産は、前期末比10.1%増の18,853,231千円となり、内訳として流動資産が前期末比9.0%増の10,998,740千円、固定資産が前期末比11.7%増の7,854,491千円となりました。流動資産の主な増加要因については、売上高が増加したことなどにより、現金及び預金が前期末比13.6%増、売上債権が前期末比14.4%増となったものであります。固定資産の主な増加要因は、有形固定資産で減価償却が進み前期末比1.1%減となったものの、投資有価証券の時価上昇により投資その他の資産が前期末比42.1%増となったものであります。 f.負債 負債は、前期末比17.6%増の4,716,280千円となりました。内訳として、流動負債が前期末比17.7%増の4,115,384千円、固定負債が前期末比16.6%増の600,896千円となりました。流動負債の主な増加要因は仕入債務が前期末比16.2%増、未払金が前期末比28.0%増となったことであり、固定負債の主な増加要因は繰延税金負債が前期末比112.3%増となったものであります。 g.純資産 純資産は、前期末比7.8%増の14,136,950千円となりました。内訳としては、株主資本が前期末比4.2%増の13,004,555千円、評価・換算差額等が前期末比78.1%増の1,132,395千円となりました。株主資本の増加要因は当事業年度の内部留保の蓄積により繰越利益剰余金が前期末比11.1%増加したものであり、評価・換算差額等の増加要因は株価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの概況につきましては「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 資本の財源及び資金の流動性については、当社の主要な資金需要は、主に製品製造のための原材料並びに生産設備の新設・改修等生産体制の構築及び新製品の開発などへの投資であり、これらの資金は営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、巨額の資金需要に対応する場合等は、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性確保及び財務の健全性・安定性を維持するため金融機関からの借り入れによる資金調達にて対応していくこととしております。なお、運転資金の効率的な調達のため取引金融機関との間に500,000千円のコミットメント契約(実行残高400,000千円)を締結しております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社は永年培われてきた「基盤技術」と「コア技術」があります。これを継承し、つぎの世代に繋げていくこと即ち、当社の技術力の礎をこれからも大事に役職員一同意識し、一層進化させていくことが戦略のベースであることを忘れることなく様々な事に取組んでいきます。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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