概要
東洋炭素は、等方性黒鉛材料を中核とするカーボン専業メーカーである。1947年に大阪で創業し、1974年に世界で初めて等方性黒鉛の量産化に成功した。現在は半導体・太陽電池製造用の特殊黒鉛製品、機械用・電気用の一般カーボン製品、複合材製品を手がけ、日本、米国、欧州、アジアに12の連結子会社を持つ。2025年12月期の連結売上高は462億円、営業利益68億円、従業員数は1,678人。東京証券取引所プライム市場に上場している。
7つの事業分野で構成されるカーボン製品群
東洋炭素の事業は、エレクトロニクス、一般産業、機械用カーボン、電気用カーボン、先端プロセス装置、原子力・宇宙航空・医療、複合材その他の7分野で構成される。エレクトロニクス分野では単結晶シリコン引上げ炉用るつぼやヒーター、化合物半導体製造用サセプターを供給する。一般産業分野では連続鋳造用ダイスや放電加工電極、工業炉用構造材を扱う。機械用カーボン分野ではポンプ・コンプレッサー用軸受やパンタグラフ用すり板、電気用カーボン分野では掃除機や電動工具向けカーボンブラシを製造する。先端プロセス装置分野ではイオン注入装置用電極、原子力分野では高温ガス炉炉心材や核融合炉炉壁材を手がける。複合材その他分野ではSiCコーティング黒鉛やC/Cコンポジット、黒鉛シートを提供している。
日本国内で素材を生産し世界で加工・販売する体制
東洋炭素グループは、等方性黒鉛材料の製造拠点を国内に集約し、効率的に生産する。国内では東炭化工や大和田カーボン工業が加工を担い、当社が販売する。海外では米国のTOYO TANSO USA、欧州のTOYO TANSO EUROPE(イタリア)やTOYO TANSO FRANCE、アジアの上海東洋炭素や精工炭素(台湾)など10社が加工・販売を行う。これらの海外子会社は当社から素材(半製品)を仕入れ、現地の顧客に直接販売する直販体制を構築している。これにより安定的かつ短納期の供給と、顧客ニーズを迅速に取り入れた開発を実現している。
等方性黒鉛の世界最大生産能力と静水圧成形法
東洋炭素の技術的な核は、等方性黒鉛材料にある。等方性黒鉛は三次元方向に同じ性質を持ち、熱膨張の異方性がなく、微粒子構造で高強度・低ばらつきという特徴を持つ。同社は1974年に世界中の企業に先駆けて静水圧成形法(水中で均等に圧力をかける方式)による量産化を確立し、その後大型化にも成功した。現在、同社は世界最大の等方性黒鉛材料の生産能力を有する。この素材をベースに、高純度加工やコーティングを施し、半導体製造工程のような厳しい要求に応える製品を供給している。
売上高531億円から462億円へ、2025年12月期の業績
東洋炭素の連結売上高は2013年の284億円から成長を続け、2024年12月期には531億円に達した。しかし2025年12月期は、半導体市場の調整やSiC半導体向け需要の低迷により、売上高は462億円(前期比13.0%減)、営業利益は68億円(同44.8%減)となった。特に日本セグメントでは半導体用が大幅に減少し営業利益が60.6%減となった。一方、機械用カーボン分野は軸受やパンタグラフ用すり板が堅調で3.3%増となった。同社は2030年に売上高740億円、営業利益180億円、ROE10%以上を目標に掲げている。
業界の中での役割は特殊炭素素材・製品メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 242億円 | 52.4% | 44億円 | 18.2% |
| アジア | 125億円 | 27.1% | 4億円 | 3.2% |
| 欧州 | 49億円 | 10.6% | 1億円 | 2.0% |
| 米国 | 46億円 | 10.0% | 1億円 | 2.2% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01エレクトロニクス主力
半導体や太陽電池の製造工程で使用される高純度黒鉛部品を供給。単結晶シリコン引上げ炉用るつぼ・ヒーター、化合物半導体製造用サセプター、太陽電池用キャリア等。等方性黒鉛の世界最大生産能力を活かし、大口径ウエハー対応や高純度加工に対応している。
- 単結晶シリコン製造用黒鉛製品
- 単結晶シリコン引上げ炉で使用されるるつぼ、ヒーター等の消耗部品。高純度・耐熱性が要求される。
- 化合物半導体製造用黒鉛製品
- MOCVD装置用サセプター、SiC結晶成長装置炉内部材等。高純度・高加工精度が求められる。
- 太陽電池製造用黒鉛製品
- 単結晶・多結晶シリコン製造炉用るつぼ・ヒーター、反射防止膜成膜用キャリア。耐熱性・耐久性に優れる。
02一般産業準主力
等方性黒鉛の耐熱性・電気伝導性・耐薬品性を活かし、金属溶解るつぼ、連続鋳造ダイス、放電加工電極、各種工業炉用ヒーター・構造材を供給。中国・東南アジア・南米等へも販売。
- 一般産業用黒鉛製品
- 連続鋳造用ダイス、放電加工電極、工業炉用ヒーター・構造材等。
03機械用カーボン準主力
自己潤滑性・耐摩耗性を活かし、ポンプやコンプレッサーの軸受、メカニカルシール等のしゅう動部品を国内外の機械メーカーに販売。材料均質性とサイズ最適化でコスト競争力を強化。
- 一般産業機械用カーボン製品
- ポンプ・コンプレッサー用軸受、シール材、ピストンリング等。
- 輸送機械用カーボン製品
- パンタグラフ用すり板。銅含浸により自己潤滑性・摩耗性を向上。架線摩耗低減・低騒音。
04電気用カーボン副次
民生用小型モーター向けカーボンブラシ(掃除機、電動工具等)と、産業用大型モーター向けカーボンブラシ(製鉄、製紙、風力発電等)を供給。中国に現地生産拠点を有し地産地消に対応。
- 小型モーター用カーボンブラシ
- 掃除機や電動工具等の民生用途。高速回転耐久性・整流特性に優れ長寿命。
- 大型モーター用カーボンブラシ
- 製鉄・製紙・風力発電等の産業用途。安定した集電と耐摩耗性。
05先端プロセス装置副次
半導体・液晶製造工程のイオン注入装置用電極、ガラス封着用治具等を供給。高純度・高強度・高加工精度が求められ、大手装置メーカーに採用。
- イオン注入装置用電極
- 半導体の微細加工工程で使用。耐熱性・寸法安定性に優れる。
06原子力・宇宙航空・医療副次
高温ガス炉炉心材、核融合炉炉壁材、ロケット部品、CTスキャン用部品等、高い信頼性と耐放射線性・耐プラズマ性が要求される分野に黒鉛製品を供給。
- 原子力・宇宙・医療用黒鉛製品
- 高温ガス炉炉心材、核融合炉炉壁材、ロケット部品、CT用部品。
07複合材その他副次
SiCコーティング黒鉛、C/Cコンポジット、黒鉛シート、多孔質炭素等を供給。半導体薄膜製造用サセプター、工業炉部材、自動車用ガスケット、エネルギー貯蔵・バイオ用途等。
- SiCコーティング黒鉛製品
- 半導体製造工程のサセプター材料。耐エッチング性・高純度。
- C/Cコンポジット製品
- 炭素繊維強化黒鉛。軽量で高強度。工業炉部材、核融合炉壁材等。
- 黒鉛シート製品
- シート状黒鉛。ガスケット、自動車部品、熱対策分野に使用。
製品と技術
エレクトロニクス向け特殊黒鉛製品:るつぼ、ヒーター、サセプター
東洋炭素のエレクトロニクス分野向け特殊黒鉛製品は、主に等方性黒鉛材料を使用する。単結晶シリコン製造用では、300mmウエハー対応の引上げ炉用るつぼやヒーターを供給し、高純度・耐熱性が求められる。化合物半導体製造用では、MOCVD装置用サセプターやSiC結晶成長装置炉内部材を手がけ、高純度かつ高い加工精度が要求される。太陽電池製造用では、単結晶・多結晶シリコン製造炉用るつぼ・ヒーターのほか、反射防止膜成膜用キャリアも提供する。これらの製品は半導体や太陽電池の製造工程で消耗部品として使用され、世界最大の等方性黒鉛生産能力を活かして大口径化や高純度加工に対応している。
機械用・電気用カーボン製品:軸受、すり板、ブラシ
一般カーボン製品のうち機械用カーボン分野では、自己潤滑性と耐摩耗性を活かし、ポンプやコンプレッサー用軸受、メカニカルシール、ピストンリングなどを国内外の機械メーカーに販売する。輸送機械用として、銅含浸により特性を向上させたパンタグラフ用すり板を鉄道会社向けに供給し、架線摩耗の低減と低騒音化を実現している。電気用カーボン分野では、掃除機や電動工具向け小型モーター用カーボンブラシ、製鉄・製紙・風力発電向け大型モーター用カーボンブラシを提供する。中国に現地製造子会社を設け、地産地消に対応している。
複合材製品:SiCコーティング黒鉛、C/Cコンポジット、黒鉛シート
複合材その他製品には、等方性黒鉛を基材に他の材質をコーティングした製品群がある。SiCコーティング黒鉛は耐エッチング性と高純度が特徴で、半導体薄膜製造用サセプターとして使用される。C/Cコンポジット(炭素繊維強化黒鉛)は軽量・高強度で、工業炉部材や核融合炉壁材などに用いられる。黒鉛シートはシート状の軽量製品で、自動車用ガスケットやヒートシンクといった熱対策分野に応用される。また、メソ孔を大量に有する多孔質炭素製品も開発しており、燃料電池の触媒担体やバイオ系用途への展開が期待されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
ガラス・土石製品のなかでの位置
等方性黒鉛で世界首位、半導体需要依存
等方性黒鉛およびその加工品を主力とし、半導体製造装置や光ファイバー用途に強みを持つ素材メーカー。国内同業の日東紡績や神島化学工業は異なる機能材料が主体で、直接の競合は限定的。AGCや日本板硝子はガラス分野であり、黒鉛分野では独自のポジションを確立。売上高の約6割が半導体関連と推測され、2025/12期は営業利益率22.98%と高水準だが、半導体市況変動の影響を強く受ける。
強み
- 等方性黒鉛で世界トップクラスのシェアを持ち、半導体向けに不可欠な素材を供給。
- 競合が少なく、顧客との長期取引により安定した収益基盤を構築。
- 半導体製造装置向けの高純度黒鉛部品など、収益性の高い製品を展開。
- 半導体需要の拡大やデータセンター投資増加に伴い、中長期的な需要増が期待。
課題
- 半導体サイクルの影響を強く受け、2025/12期以降に減収減益が予想される。
- 海外売上比率が高く、為替変動や地政学リスクの影響を受けやすい。
- 炭素材料における新技術の登場により、需要が減少する可能性がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
半導体材料の時価総額近傍。太字が東洋炭素
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5393ニチアス | 2,105億円 | 20.0倍 |
| 2 | 6966三井ハイテック | 1,815億円 | 53.2倍 |
| 3 | 7970信越ポリマー | 1,814億円 | 18.0倍 |
| 4 | 3445RS Technologies | 1,482億円 | 15.4倍 |
| 5 | 4975JCU | 1,463億円 | 15.3倍 |
| 6 | 5310東洋炭素 | 1,417億円 | 31.8倍 |
| 7 | 4461第一工業製薬 | 1,371億円 | 21.2倍 |
| 8 | 4189KHネオケム | 1,263億円 | 13.0倍 |
| 9 | 4971メック | 1,251億円 | 18.9倍 |
| 10 | 6810マクセル | 1,194億円 | 12.6倍 |
| 11 | 4044セントラル硝子 | 1,167億円 | 13.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体材料)に従っています。
会社の歴史
沿革 51件
近藤カーボン工業として創業し東洋炭素に改称した1947〜1949年
東洋炭素の前身は、1947年7月に大阪市西淀川区で設立された近藤カーボン工業株式会社である。資本金は198千円だった。1948年9月に登記上の本店を大阪市西淀川区に移転し、1949年11月に社名を東洋炭素株式会社に変更した。創業当初からカーボン製品の製造・販売を手がけ、1950年代には米国ナショナルカーボン社や西ドイツのリングスドルフカーボン社と代理店契約を結び、海外技術の導入を進めた。
等方性黒鉛の量産化と国内生産拠点の拡充(1961〜1985年)
1961年2月に香川県に四国工場を設置し、1962年4月には本社工場内に研究所を設けた。1974年3月には大野原工場を設置し、ここで国内外に先駆けて等方性黒鉛材料の量産化に成功した。1975年2月には本社工場を廃止し大野原工場に集約、1981年8月には萩原工場、1985年12月には詫間工場を設置するなど国内生産能力を拡大した。1989年には研究所を大阪研究センターに昇格させ、技術開発を強化した。
米国・欧州・アジアへの海外展開を本格化(1986〜1998年)
1986年3月に米国イリノイ州にTOYO TANSO AMERICAを設立したのを皮切りに、1987年にはオレゴン州にTTAを設立、1988年にはフランスにGRAPHITES TECHNOLOGIE ET INDUSTRIEを設立した。1991年にはイタリア、ドイツ、台湾にも拠点を設け、1994年には中国上海市に上海東洋炭素有限公司を設立した。1997年にはイタリアのTOYO TANSO EUROPEを全株式取得によりグループ化し、欧州での事業基盤を固めた。1998年には米国子会社間の合併を実施し、北米事業を再編した。
東京証券取引所上場とグローバルネットワークのさらなる拡大(2006〜2015年)
2006年3月、東洋炭素は東京証券取引所市場第一部に株式を上場した。上場後も海外展開を加速し、2006年9月に韓国、2008年3月にタイ、2010年8月にシンガポール、2011年3月にインド、2013年4月にトルコ、2014年9月に中国浙江、2015年5月にインドネシア、同年12月にメキシコに子会社を設立した。2007年12月には本社を大阪市北区梅田に移転し、旧本社を総合開発センターに改称した。2013年11月には再び大阪市西淀川区に本社を移転している。
事業の選択と集中、プライム市場移行(2017〜2024年)
2017年6月、東洋炭素は中国の連結子会社であった嘉祥東洋炭素有限公司の全持分を譲渡し、連結除外とした。2018年12月にはトルコ子会社を清算、2020年8月にはインド子会社を清算するなど、不採算事業の整理を進めた。2020年6月にはATNグラファイト・テクノロジーに資本参加し、新技術への投資も行った。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行した。2024年1月には本社を再び大阪市北区梅田に移転し、中国に上海東洋カーボン貿易有限公司を設立して販売機能を強化した。
年表51件を開く
1940年代
- 1947年7月創業近藤カーボン工業株式会社を大阪市西淀川区(登記簿上は香川県三豊郡観音寺町(現 香川県観音寺市))において資本金198千円で設立
- 1948年9月大阪市西淀川区に登記簿上の本店移転
- 1949年11月商号変更社名を東洋炭素株式会社に変更
1950年代
- 1956年5月米国 ナショナルカーボン社と代理店契約を締結
- 1957年8月西ドイツ リングスドルフカーボン社と日本総代理店契約を締結
1960年代
- 1961年2月香川県三豊郡柞田町(現 香川県観音寺市)に四国工場(1980年5月に東炭化工株式会社として分離)を設置
- 1962年4月本社工場内に研究所(1989年6月に大阪研究センターへ昇格、1995年2月に大野原技術開発センターへ移設)を設置
1970年代
- 1974年3月香川県三豊郡大野原町(現 香川県観音寺市)に大野原工場(1994年3月 大野原技術開発センターに改組、2007年12月 東洋炭素生産技術センターに改称)を設置
- 1975年2月本社工場を廃止し、大野原工場へ集約
1980年代
- 1981年8月香川県三豊郡大野原町(現 香川県観音寺市)に萩原工場を設置
- 1985年12月香川県三豊郡詫間町(現 香川県三豊市)に詫間工場(1995年2月 詫間事業所に改組)を設置
- 1986年3月創業米国 イリノイ州にTOYO TANSO AMERICA,INC.を設立
- 1987年4月創業米国 オレゴン州にTTA,INC.を設立
- 1987年7月M&ATTA,INC.がTOYO TANSO AMERICA,INC.を合併
- 1987年9月商号変更TTA,INC.をTTAMERICA,INC.に社名変更
- 1988年8月創業フランス トラッピス市にGRAPHITES TECHNOLOGIE ET INDUSTRIE S.A.を設立
1990年代
- 1991年4月創業イタリア ミラノ市にGRAPHITES TECHNOLOGY APPLICATIONS S.R.L.を設立
- 1991年5月創業米国 ペンシルベニア州にPENNGRAPH,INC.を設立 ドイツ リンデン市にGTD GRAPHIT TECHNOLOGIE GMBHを設立(2000年3月 ランゲンス市へ本店移転)
- 1991年11月M&A台湾 台北市に株式取得により精工碳素股份有限公司を設置(2001年9月 桃園縣(現 桃園市)へ本店移転)
- 1992年8月TTAMERICA,INC.を清算
- 1994年8月創業中国 上海市に上海東洋炭素有限公司を設立
- 1997年1月M&Aイタリア ミラノ市に全株式取得によりTOYO TANSO EUROPE S.P.A.を設置
- 1998年3月M&ATOYO TANSO EUROPE S.P.A.がGRAPHITES TECHNOLOGY APPLICATIONS S.R.L.を合併
- 1998年5月M&ATOYO TANSO USA, INC.がPENNGRAPH,INC.を合併
- 1999年4月福島県いわき市にいわき工場を設置
- 1999年9月M&A大阪府豊中市に全株式取得により大和田カーボン工業株式会社を設置
2000年代
- 2001年4月詫間事業所に第二工場を設置
- 2001年6月創業米国 オレゴン州(登記簿上は デラウェア州)にADVANCED GRAPHITE,INC.を、ペンシルベニア州(登記簿上は デラウェア州)にTOYO TANSO PA GRAPHITE,INC.を設立 TOYO TANSO USA, INC.のPENNGRAPH DIVISIONを分割し、TOYO TANSO PA GRAPHITE,INC.に営業譲渡
- 2003年9月創業中国 上海市に上海東洋炭素工業有限公司を設立
- 2004年5月ADVANCED GRAPHITE,INC.およびTOYO TANSO PA GRAPHITE,INC.を清算
- 2005年4月創業中国 済寧市に嘉祥東洋炭素有限公司を設立
- 2006年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
- 2006年9月創業韓国 ソウル市にTOYO TANSO KOREA CO.,LTD.を設立
- 2007年12月大阪市北区梅田に本社を移転 旧本社事業所を近藤照久記念東洋炭素総合開発センターに改称
- 2008年2月商号変更GRAPHITES TECHNOLOGIE ET INDUSTRIE S.A.をTOYO TANSO FRANCE S.A.に社名変更
- 2008年3月創業タイ バンコク市にTOYO TANSO(THAILAND)CO.,LTD.を設立(2008年8月 バングプリー市へ本店移転)
2010年代
- 2010年2月詫間事業所に第三工場を設置
- 2010年8月創業シンガポールにTOYO TANSO SINGAPORE PTE. LTD.を設立
- 2011年3月創業インド ベンガルール市にTOYO TANSO INDIA PRIVATE LIMITEDを設立
- 2013年4月創業トルコ イスタンブール市にTOYO TANSO GRAPHITE AND CARBON PRODUCTS INDUSTRY AND COMMERCIAL A.Sを設立
- 2013年11月大阪市西淀川区に本社を移転
- 2014年9月創業中国 平湖市に東洋炭素(浙江)有限公司を設立
- 2015年5月創業インドネシア 西ジャワ州にPT. TOYO TANSO INDONESIAを設立
- 2015年12月創業メキシコ グアナファト州にTOYO TANSO MEXICO S.A. DE C.V.を設立
- 2017年6月当社が所有する嘉祥東洋炭素有限公司の持分全部を嘉祥県正大炭素製品有限公司に譲渡(嘉祥東洋炭素有限公司は連結子会社から除外)
- 2018年12月TOYO TANSO GRAPHITE AND CARBON PRODUCTS INDUSTRY AND COMMERCIAL A.Sを清算
- 2019年6月創業中国 成都市に成都東洋炭素工業有限公司を設立
2020年代
- 2020年6月ATNグラファイト・テクノロジー株式会社に資本参加
- 2020年8月TOYO TANSO INDIA PRIVATE LIMITEDを清算
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
- 2024年1月創業大阪市北区梅田に本社を移転 中国 上海市に上海東洋カーボン貿易有限公司を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2030年まで740億円
- 営業利益2030年まで180億円
- ROE2030年まで10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
高成長・高付加価値事業の拡大
エレクトロニクス、エネルギー、モビリティなど成長分野で新たなニーズに対応した高付加価値な技術・製品をグローバルに提供し、事業機会を拡大する。
- 02
生産技術革新と競争力強化
省エネ・省人化を含む生産技術革新を推進し、コスト競争力と供給力を高めることで、持続的な成長基盤を構築する。
- 03
海外展開の強化
グローバルな事業展開を加速し、地域ごとの需要に応える体制を整備することで、海外売上比率の向上を図る。
- 04
グローバル人材の育成強化
多様な価値観を尊重し、グローバルに活躍できる人材の採用・育成を戦略的に進め、事業成長を支える組織力を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,678人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は725万円で、9期前と比べて+18.4%。平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は15.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 1,903 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 1,710 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 1,678 | — |
| 2019年12月 | 612 | 42.0 | 17.1 | 1,700 | — |
| 2020年12月 | 575 | 42.7 | 17.9 | 1,658 | — |
| 2021年12月 | 565 | 43.0 | 18.1 | 1,640 | — |
| 2022年12月 | 670 | 43.2 | 18.0 | 1,690 | — |
| 2023年12月 | 729 | 42.9 | 17.6 | 1,736 | — |
| 2024年12月 | 757 | 41.7 | 16.2 | 1,785 | 683 |
| 2025年12月 | 725 | 40.9 | 15.2 | 1,678 | 405 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社14社(国内 4 / 海外 10、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内東炭化工㈱(注)4,5香川県 三豊市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内大和田カーボン工業㈱大阪府 豊中市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TOYO TANSO USA, INC. (注)4,6,7米国 オレゴン州トラウトデール市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内TOYO TANSO EUROPE S.P.A. (注)4イタリア ミラノ市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外TOYO TANSO FRANCE S.A. (注)4フランス トラッピス市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外GTD GRAPHIT TECHNOLOGIE GMBH (注)4ドイツ ランゲンス市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外上海東洋炭素有限公司(注)1,3,7中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外上海東洋カーボン貿易有限公司(注)3中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外上海東洋炭素工業有限公司中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外東洋炭素(浙江)有限公司中国 浙江省 平湖市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外成都東洋炭素工業有限公司(注)3中国 四川省 成都市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外精工碳素股份有限公司(注)3台湾 桃園市 · 連結子会社議決権97.2%
残りのグループ会社2社を開く
- 上海永信東洋炭素有限公司中国 上海市45%
- ATNグラファイト・テクノロジー㈱(注)4和歌山県 和歌山市35%
- 調達1,814万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム黒鉛材料の非化石原料化に向けた研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-07-18
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は462億円、営業利益は68億円。前期と比べると減収減益で、売上が-13.0%、利益が-44.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 490億円 | 462億円 |
| 営業利益 | 62億円 | 68億円 |
| 純利益 | 50億円 | 55億円 |
| 1株あたり配当 | ¥145 | ¥145 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は224億円、営業利益は18億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−2.6%、営業利益は−52.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 113 | 21 | 18.6 | 18 |
| 2023年2Q | 124 | 25 | 20.2 | 23 |
| 2023年3Q | 123 | 21 | 17.1 | 17 |
| 2023年4Q | 133 | — | — | 17 |
| 2024年1Q | 126 | 25 | 19.8 | 24 |
| 2024年2Q | 137 | 33 | 24.1 | 28 |
| 2024年4Q | 268 | 64 | 23.9 | 48 |
| 2025年2Q | 230 | 38 | 16.5 | 27 |
| 2025年4Q | 232 | 30 | 12.9 | 28 |
| 2026年2Q | 224 | 18 | 8.0 | 17 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年5月期からの14期で、売上は284億円から462億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は14.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| トルコ イスタンブール市にTOYO TANSO GRAPHITE AND CARBON PRODUCTS INDUSTRY AND COMMERCIAL A.Sを設立 | |||||
| 2013年5月 | 284 | — | 7 | — | −2 |
| 2013年12月 | 205 | — | 13 | — | −1 |
| 中国 平湖市に東洋炭素(浙江)有限公司を設立 | |||||
| 2014年12月 | 341 | — | 15 | — | 13 |
| インドネシア 西ジャワ州にPT. TOYO TANSO INDONESIAを設立 | |||||
| 2015年12月 | 356 | — | 9 | — | 4 |
| 2016年12月 | 325 | — | 8 | — | 3 |
| 2017年12月 | 352 | — | 37 | — | 30 |
| 2018年12月 | 411 | — | 71 | — | 49 |
| 中国 成都市に成都東洋炭素工業有限公司を設立 | |||||
| 2019年12月 | 364 | — | 52 | — | 29 |
| 2020年12月 | 312 | — | 39 | — | 27 |
| 2021年12月 | 377 | — | 63 | — | 45 |
| 2022年12月 | 438 | — | 74 | — | 52 |
| 2023年12月 | 493 | — | 102 | — | 75 |
| 大阪市北区梅田に本社を移転 中国 上海市に上海東洋カーボン貿易有限公司を設立 | |||||
| 2024年12月 | 531 | 122 | 135 | 23.0 | 100 |
| 2025年12月 | 462 | 68 | 81 | 14.7 | 55 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高462億円のうち、営業利益として残るのは68億円で14.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は55億円、売上の11.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.0%305億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.5%90億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.7%68億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが61億円、投資CFが−113億円で、差し引きのフリーCFは−52億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は121億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年5月 | 18 | −84 | 47 | −66 | 58 |
| 2013年12月 | 35 | −14 | −15 | 21 | 69 |
| 2014年12月 | 74 | −23 | −34 | 51 | 91 |
| 2015年12月 | 68 | −52 | −32 | 16 | 71 |
| 2016年12月 | 51 | −41 | −13 | 10 | 64 |
| 2017年12月 | 70 | −60 | −12 | 10 | 64 |
| 2018年12月 | 58 | −43 | −12 | 15 | 64 |
| 2019年12月 | 51 | −40 | −14 | 11 | 61 |
| 2020年12月 | 70 | 10 | −21 | 80 | 121 |
| 2021年12月 | 73 | −63 | −13 | 10 | 125 |
| 2022年12月 | 56 | −53 | −14 | 3 | 118 |
| 2023年12月 | 62 | −27 | −20 | 35 | 136 |
| 2024年12月 | 95 | −63 | −26 | 32 | 147 |
| 2025年12月 | 61 | −113 | 24 | −52 | 121 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は1,179億円。このうち返さなくてよい自己資本が976億円で、自己資本比率は82.7%(業種中央値64.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年5月 | 735 | 570 | 165 | 75.2 |
| 2013年12月 | 742 | 586 | 156 | 76.3 |
| 2014年12月 | 758 | 609 | 149 | 78.0 |
| 2015年12月 | 730 | 595 | 135 | 79.6 |
| 2016年12月 | 698 | 582 | 116 | 81.4 |
| 2017年12月 | 742 | 610 | 132 | 81.0 |
| 2018年12月 | 750 | 641 | 109 | 84.5 |
| 2019年12月 | 761 | 657 | 104 | 85.4 |
| 2020年12月 | 761 | 666 | 95 | 87.5 |
| 2021年12月 | 837 | 723 | 114 | 86.3 |
| 2022年12月 | 894 | 772 | 122 | 86.3 |
| 2023年12月 | 966 | 845 | 121 | 87.4 |
| 2024年12月 | 1,132 | 942 | 190 | 83.2 |
| 2025年12月 | 1,179 | 976 | 204 | 82.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
ガラス・土石製品 49社との比較
同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で49社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率で49社中47位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥6,750で、1年前と比べて+76.5%。過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 31.8倍 |
| PER (会社予想) | 28.3倍 |
| PBR | 1.45倍 |
| 配当利回り | 2.15% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月19日に前日比-5.29%の6800円と下落しましたが、1ヶ月では+2.1%と小幅高です。7月末に6030円まで下落しましたが、8月に入ってからは反発し、8月13日には7480円まで上昇しました。25日線(6900.4円)を下回っており、短期的な調整が続いています。ただし、200日線(6004.96円)を大きく上回っており、中期的な上昇トレンドは維持しています。8月5日には出来高が約17.8万株と増加しており、需給の改善が見られますが、8月19日の下落で再び売りが優勢となっています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PERは34.42倍と業界平均の18.18倍を大きく上回り、予想PERも30.7倍と高い。PBRは1.58倍で業界平均1.38倍を上回る。配当利回りは1.98%と業界平均2.83%を下回る。ROEは5.7%と低く、収益性が懸念。直近の業績は減益傾向で、今後の回復が不透明。バリュエーションは割高感があり、やや割高と評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 31.8倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 28.3倍 | — |
| PBR | 1.45倍 | 1.34倍 |
| ROE | 5.7% | 4.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、半導体市場の動向と収益性の持続性である。強気派は、半導体需要の拡大や生成AI関連投資により、高性能炭素製品の需要が増加すると見る。過去の高い利益率(営業利益率23%→15%へ低下したが)と、1年間で株価が87%上昇した勢いも評価する。一方、弱気派は、半導体市況の循環変動や、2025年12月期の減収減益予想(売上高531億→462億円、営業利益率22.98%→14.72%)を懸念する。また、ROEが5.7%と低く、資本効率の改善が必要との見方もある。
- 半導体成長の追い風
半導体製造装置向け需要が中長期的に拡大、生成AI関連投資も旺盛。
- 世界トップシェア
等方性黒鉛で世界大手。技術力が高く、安定供給が強み。
- 株価上昇
1年間で株価が87%上昇。市場の期待が高い。
- 需要回復時は高収益体質が復元力に継続影響中
2024/12期は営業利益122億円、営業利益率22.98%を記録した
- 純利益100億円が財務基盤を支える通年影響中
2024/12期の純利益100億円が資本の厚みにつながる
- 外国人保有21.27%で海外需要の高さ継続影響弱
外国人の持ち株比率が21.27%と高く、グローバル投資家の関心が高い
- 配当利回り1.95%と安定株主還元通年影響弱
配当利回り1.95%、株価上昇後も一定の現金還元を維持
- 減収減益予想
2025年12月期は売上高・利益率とも低下見通し。
- 半導体の循環変動
半導体市況の悪化が需要縮小につながる可能性。
- 資本効率の低さ
ROEが5.7%と低く、株主資本の活用が非効率。
- 2025/12期は営業利益が44%減少決算発表後影響強
営業利益は122億円から68億円へ44%減、売上高減が利益を圧迫
- 売上高531億円から462億円へ減収決算発表後影響中
売上高は前期比13%減の462億円、需要の弱含みが続く
- 予想PER31.1倍と業績悪化を反映決算発表後影響弱
予想PER31.1倍は実績28.47倍より高く、減益継続を市場が警戒
- ROE5.7%と自己資本の効率が低い継続影響中
ROE5.7%、時価総額1558億円に対し純利益55億円と利益創出力が弱い
- 半導体関連売上比率
- 半導体需要の変動が業績に直結するため。
- 営業利益率
- 高収益性が持続するか確認するため。
- 受注残高
- 今後の売上高の先行指標になるため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり145円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.15%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 25 | — | 284.4 |
| 2017年12月 | 30 | 20.0 | 33.4 |
| 2018年12月 | 50 | 66.7 | 26.0 |
| 2019年12月 | 50 | 0.0 | 31.2 |
| 2020年12月 | 50 | 0.0 | 44.0 |
| 2021年12月 | 60 | 20.0 | 35.7 |
| 2022年12月 | 70 | 16.7 | 25.2 |
| 2023年12月 | 110 | 57.1 | 33.2 |
| 2024年12月 | 145 | 31.8 | 34.0 |
| 2025年12月 | 145 | 0.0 | 59.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥145
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ13,961人。区分でいちばん多いのは個人・その他で38.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.0%を占め、残る62.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 45.3 | 37.1 | 34.0 | 34.5 | 41.7 | 38.6 |
| 金融機関 | 26.6 | 27.9 | 31.0 | 32.3 | 22.1 | 23.4 |
| 外国法人 | 12.1 | 19.5 | 19.4 | 16.7 | 18.7 | 21.2 |
| 事業法人 | 14.8 | 14.8 | 14.6 | 14.7 | 14.9 | 14.7 |
| 証券会社 | 1.1 | 0.8 | 1.0 | 1.8 | 2.5 | 2.0 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 9.57 |
| 02 | 近藤朋子 | 7.43 |
| 03 | 近藤尚孝 | 5.81 |
| 04 | 近藤ホールディングス㈱ | 5.55 |
| 05 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 4.91 |
| 06 | 公益財団法人近藤記念財団 | 3.97 |
| 07 | NTコーポレーション㈱ | 2.98 |
| 08 | 近藤孝子 | 2.95 |
| 09 | 森田純子 | 2.86 |
| 10 | 野村信託銀行㈱(投信口) | 1.97 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-21株式会社三菱UFJ銀行新規の大量保有報告1.71%
- 2026-07-17三井住友信託銀行株式会社新規の大量保有報告0.17%
- 2026-05-12近藤ホールディングス株式会社変更報告5.55%-0.06pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+2662%、1株純資産は14期で+74%。直近期のROEは5.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年5月 | −10 | 2,665 | −0.4 | — | 431.0 |
| 2013年12月 | −5 | 2,733 | −0.2 | — | 38.0 |
| 2014年12月 | 64 | 2,851 | 2.3 | 30.9 | 25.0 |
| 2015年12月 | 19 | 2,804 | 0.7 | 94.2 | 86.8 |
| 2016年12月 | 14 | 2,741 | 0.5 | 136.8 | 284.4 |
| 2017年12月 | 146 | 2,885 | 5.2 | 24.4 | 33.4 |
| 2018年12月 | 235 | 3,019 | 8.0 | 9.3 | 26.0 |
| 2019年12月 | 140 | 3,097 | 4.6 | 16.2 | 31.2 |
| 2020年12月 | 127 | 3,175 | 4.0 | 15.9 | 44.0 |
| 2021年12月 | 213 | 3,443 | 6.4 | 15.0 | 35.7 |
| 2022年12月 | 247 | 3,679 | 6.9 | 15.2 | 25.2 |
| 2023年12月 | 358 | 4,028 | 9.3 | 13.4 | 33.2 |
| 2024年12月 | 475 | 4,489 | 11.2 | 9.0 | 34.0 |
| 2025年12月 | 261 | 4,649 | 5.7 | 18.5 | 59.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額194百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 近藤尚孝 | 取締役会長兼 社長(代表取締役)会長執行役員 社長執行役員 最高経営責任者(CEO)管理本部担当 兼 グローバル営業本部担当 | 69 | — |
| 濱田達郎 | 取締役 専務執行役員 経営企画本部長 技術本部担当 兼 生産本部担当 | 68 | — |
| 松尾修介 | 取締役 | 77 | — |
| 高坂佳郁子 | 取締役 | 49 | — |
| 内藤牧男 | 取締役 | 68 | — |
| 坊木斗志己 | 常勤監査役 | 66 | — |
| 今井和弘 | 監査役 | 74 | — |
| 植村淳子 | 監査役 | 44 | — |
| 舩冨康次 | — | 65 | — |
| 高橋勝 | — | 73 | 1 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 101 | 25 | 126 | 25 |
| 監査役 | 3 | 30 | — | 30 | 10 |
| 社外取締役 | 3 | 25 | — | 25 | 8 |
| 社外監査役 | 2 | 13 | — | 13 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,207字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,882字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,095字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,338字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第85期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第84期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-25
- 半期報告書半期報告書-第84期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第83期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第83期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第83期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第82期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第82期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第82期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第82期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第81期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第81期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業