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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

JCU

JCU CORPORATION4975 · Prime · 化学

プリント配線板や半導体向けめっき薬品で世界有数。自動車・建材向けにも薬品と装置を供給する化学メーカー。

概要

株式会社JCUは、電子機器のはんだ付けに不可欠なフラックス(活性剤)で世界トップクラスのシェアを持つ化学メーカーである。プリント配線板や半導体パッケージ基板向けのめっき薬品・装置を主力とし、自動車部品や住宅建材向けの表面処理薬品も手掛ける。2026年3月期の売上高は297億円、営業利益率は約41%と高い収益性を維持している。

薬品事業と装置事業の二本柱で構成される収益構造

JCUの事業は薬品事業と装置事業に区分される。2026年3月期の連結売上高297億円のうち、薬品事業が269億円(構成比90.7%)、装置事業が27億円(同9.3%)を占めた。薬品事業の営業利益は127億円と高収益であり、装置事業は4億円にとどまる。主力の薬品事業は電子分野(プリント配線板・半導体向け)と装飾分野(自動車部品・建材向け)に分かれ、電子分野が成長を牽引している。装置事業はプリント配線板用めっき装置やプラズマ洗浄装置を提供するが、売上変動が大きく、2026年3月期は前期比34.7%減と大幅に落ち込んだ。

アジアを中心に展開するグローバルな生産・販売網

JCUは国内に新潟工場と熊本事業所(研究開発拠点)を持ち、海外では中国、台湾、タイ、ベトナム、韓国、インド、インドネシア、マレーシア、メキシコ、アメリカに連結子会社を配置している。主要顧客は世界中の電子基板メーカーや自動車部品メーカーで、現地生産・現地販売の体制を取る。2026年3月期の地域別売上高は中国と台湾が特に好調で、スマートフォンやサーバー向け半導体パッケージ基板の需要増が収益を押し上げた。一方、日本国内の装飾分野はデザイントレンドの変化により横ばいで推移している。

13の連結子会社と1つの関連会社から成るグループ体制

当社グループはJCU(親会社)と13の連結子会社、1つの関連会社で構成される。子会社は各地域の販売・製造を担当し、上海、深圳、湖北(中国)、台湾、タイ、ベトナム、韓国、インド、インドネシア、マレーシア、メキシコ、アメリカに設立されている。このうちJCU表面技術(湖北)有限公司は2017年に設立された比較的新しい拠点である。また、北海道滝川市には2018年に設立した株式会社そらぷちファームがあり、これは本業とは異なる農業関連の子会社である。関連会社としてメキシコのYUKEN SURFACE TECHNOLOGYがある。

業界の中での役割はめっき薬品・装置メーカー(電子材料向け表面処理)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
297億円
営業利益
122億円
営業利益率
41.1%
純利益
91億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
薬品事業269億円90.9%127億円47.2%
装置事業27億円9.1%4億円14.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01プリント配線板主力

プリント配線板製造工程で使用されるめっき薬品(銅めっき等)とめっき装置、プラズマ洗浄装置を供給。全世界の主要電子基板メーカー向け。

主な製品・サービス3
プリント配線板用めっき薬品
スルーホールめっき、パターンめっきなどに用いる薬品群。
プリント配線板用めっき装置
めっき工程を自動化する装置。
プラズマ洗浄装置
プラズマ技術を利用したプリント配線板の洗浄装置。

02電子部品・半導体主力

電子部品(コネクタ等)や半導体製造工程で用いる各種めっき薬品を供給。半導体の微細化に対応した高機能めっき薬品を含む。

主な製品・サービス2
電子部品用めっき薬品
コネクタ・リードフレーム等の電子部品に耐食性・導電性を付与するめっき薬品。
半導体用めっき薬品
半導体ウェーハ上の配線形成などに用いるめっき薬品。

03自動車部品準主力

自動車部品(エンジン部品、ブレーキ部品等)向けに耐食性・耐摩耗性を高めるめっき薬品およびめっき装置を供給。

主な製品・サービス2
自動車部品用めっき薬品
自動車部品の防錆・機能付与のためのめっき薬品。
自動車部品用めっき装置
自動車部品のめっき処理に特化した装置。

04住宅建材副次

住宅建材(玄関ドア、手すり等)向けに意匠性・耐食性を付与するめっき薬品を供給。

主な製品・サービス1
住宅建材用めっき薬品
建材の表面処理用めっき薬品。

製品と技術

プリント配線板用めっき薬品と装置で電子基板製造を支える

JCUの主力製品はプリント配線板(PCB)製造工程で使用されるめっき薬品とめっき装置である。スルーホールめっきやパターンめっきに用いる薬品群は、基板の導電性と信頼性を確保するために不可欠である。また、めっき工程を自動化する装置も提供しており、顧客の生産効率向上に貢献する。さらに、プラズマ技術を利用したプリント配線板洗浄装置もラインアップに含まれる。これらの製品は全世界の主要電子基板メーカーに供給され、AIやIoT向けの高機能基板需要を取り込んでいる。

半導体パッケージ向け高機能めっき薬品で微細化に対応

半導体分野では、ウェーハ上の配線形成やパッケージ基板のめっきに用いる高純度薬品を提供する。特にアドバンストパッケージ(2.5D/3D実装)向けのめっき薬品は、微細配線と高信頼性が要求されるため、高い技術力が必要となる。JCUは総合研究所と熊本事業所の2拠点で研究開発を進め、競合他社の追随を許さない製品を開発している。2026年3月期には、中国・台湾・韓国で半導体パッケージ基板の需要が好調だった。

装飾・防錆めっき薬品で自動車部品と住宅建材の表面処理に対応

自動車部品向けには、エンジン部品やブレーキ部品に耐食性・耐摩耗性を付与するめっき薬品と専用装置を供給する。住宅建材向けには、玄関ドアや手すりに意匠性と耐食性を与えるめっき薬品を提供している。これらの製品は主に日本と中国の自動車メーカー・部品メーカーに販売される。ただし、デザイントレンドの変化や電気自動車の普及により、装飾分野の需要は横ばい傾向にある。JCUは既存市場での収益性強化を図りつつ、電子分野へのリソースシフトを進めている。

めっき装置事業は受注変動が大きく、太陽光発電売電も手掛ける

装置事業では、プリント配線板用や自動車部品用のめっき装置、プラズマ洗浄装置を製造・販売する。2026年3月期の装置事業売上高は27億円と前期比34.7%減少したが、受注高は18億円と46.5%増加しており、回復の兆しが見える。また、太陽光発電による売電事業も行っており、液管理装置などの周辺機器も提供する。装置事業の収益は大口案件の有無に左右されやすいが、薬品事業とのシナジーにより顧客のトータルソリューションを目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

高機能化学で高収益、ニッチ領域に強み

JCUは化学業界に属し、電子材料や機能性化学品を手掛ける。クラレや東洋紡といった大手総合化学とは異なり、ニッチな高付加価値製品に特化している。売上高は約284億円(2025年3月期)と小規模だが、営業利益率は37%と極めて高く、収益性では業界トップクラス。コージンバイオなど同規模の化学企業と比べても、安定した高収益構造が際立つ。成長ドライバーは半導体向け材料で、需要拡大を追い風に増収が見込まれる。

強み

  • 営業利益率37%超と、化学業界で突出した収益性を誇る。
  • 電子材料など特定領域に集中し、競合が少ない市場で優位性を確保。
  • 売上高は過去数年増加傾向にあり、FY2026も+5%の増収予想。
  • 高収益により自己資本比率が高く、強固な財務体質を持つ。

課題

  • ニッチ市場に依存するため、成長の上限が低い可能性がある。
  • 半導体向け製品が収益の柱で、需要変動の影響を受けやすい。
  • 専門性の高い人材の採用・育成が競争力維持の鍵となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体材料の時価総額近傍。太字がJCU

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13569セーレン2,201億円12.9倍
25393ニチアス2,105億円20.0倍
36966三井ハイテック1,815億円53.2倍
47970信越ポリマー1,814億円18.0倍
53445RS Technologies1,482億円15.4倍
64975JCU1,463億円15.3倍
75310東洋炭素1,417億円31.8倍
84461第一工業製薬1,371億円21.2倍
94189KHネオケム1,263億円13.0倍
104971メック1,251億円18.9倍
116810マクセル1,194億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体材料)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

荏原ユージライトとして1968年に創業、表面処理薬品からスタート

JCUの前身は1968年4月に東京都大田区で設立された荏原ユージライト株式会社である。資本金1億円でスタートし、同年10月には大阪営業所を開設した。1970年には神奈川県藤沢市に藤沢工場を新設し、表面処理薬品の生産を開始した。創業当初からめっき薬品を中心に事業を展開し、1978年には藤沢工場内に技術研究所を開設して研究開発体制を強化した。1981年には福岡営業所(後の九州営業所)を開設し、国内販売網を拡大した。

2003年のMBOで独立、荏原グループから離脱

2003年9月、イーユーホールディングス有限会社がMBOの一環として荏原ユージライトの全株式を取得し、同社は荏原グループから独立した。同年12月にはイーユーホールディングスを吸収合併し、経営体制を一新した。このMBOにより、経営陣が主導権を握り、以降の成長戦略を自立的に推進する基盤が整った。独立後は2005年12月に東京証券取引所市場第二部に上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。

2010年の事業譲受でプリント配線板分野を拡大

2010年3月、JCUは株式会社荏原電産より、プリント配線板製造用の工業薬品及び装置の製造販売事業を譲り受けた。これにより、荏原電産の藤沢工場を継承し、プリント配線板向けめっき薬品と装置のラインアップが拡充された。この買収は、当時成長が期待されていた電子基板市場への本格的な進出を意図したものであり、後の電子分野の収益拡大につながった。2011年には藤沢工場を閉鎖し、生産機能を新潟工場に集約することで効率化を図った。

2012年の社名変更とコーポレートブランド「JCU」の確立

2008年10月にコーポレートマーク及びコミュニケーションネーム「JCU」を制定し、2012年10月に正式に社名を荏原ユージライト株式会社から株式会社JCUに変更した。これに伴い、海外子会社も順次「JCU」を冠する名称に統一された。社名変更は、荏原グループからの独立を明確にし、グローバルブランドとしての認知度を高める狙いがあった。同年には中国子会社もJCU(上海)貿易有限公司に改称し、以降の国際展開の基盤を固めた。

アジアを中心に海外子会社を相次ぎ設立、グローバル展開を加速

2000年代後半から2010年代前半にかけて、JCUは海外市場への進出を加速した。2006年にタイ、2007年にベトナムと韓国、2008年にインド、2009年に中国深圳、2011年にインドネシア、2012年にメキシコ、2014年にアメリカ、2017年に中国湖北と、次々に現地法人を設立した。これらの子会社は各地域の顧客に合わせた製品開発と販売を行い、特にアジアでの電子産業の成長を取り込んだ。2014年にはインドの子会社を完全子会社化し、経営統合を進めた。

中期経営計画「JCU VISION 2035」を策定し、半導体パッケージ分野への投資を強化

2025年3月期、JCUは中期経営計画「JCU VISION 2035 -1st stage-」(2025年3月期~2027年3月期)を策定した。この計画では、成長分野である半導体パッケージ基板向けの研究開発に積極投資し、熊本事業所を新設して2拠点体制とすることを打ち出した。また、DX推進によるデータ利活用やサステナビリティ経営(CO2排出量46%削減目標)も掲げている。2026年3月期の売上高は297億円、営業利益122億円と過去最高を更新し、計画は順調に進んでいる。

年表30件を開く

1960年代

  • 1968年4月創業東京都大田区に荏原ユージライト株式会社を設立(資本金100百万円)
  • 1968年10月大阪市北区に大阪営業所を開設(1984年5月:大阪支店に昇格)

1970年代

  • 1970年10月神奈川県藤沢市に藤沢工場を新設
  • 1971年7月本社を東京都台東区東上野二丁目に移転
  • 1978年4月藤沢工場内に技術研究所(現:総合研究所)を開設

1980年代

  • 1981年7月福岡市博多区に福岡営業所を開設(1999年4月:九州営業所に名称変更)

1990年代

  • 1999年4月本社を東京都台東区台東四丁目に移転

2000年代

  • 2000年4月新潟県上越市に新潟工場を新設し、表面処理薬品の生産機能を藤沢工場から移転
  • 2003年7月中国に荏原ユージライト(上海)貿易有限公司を設立(連結子会社)(2012年12月:JCU(上海)貿易有限公司に名称変更)
  • 2003年9月イーユーホールディングス有限会社が、MBOの一環として荏原ユージライト株式会社の全株式を取得
  • 2003年12月M&Aイーユーホールディングス有限会社を吸収合併
  • 2005年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2006年11月タイにEBARA-UDYLITE (ASIA-PACIFIC) CO., LTD.を設立(連結子会社)(2012年10月:JCU(THAILAND) CO., LTD.に名称変更)
  • 2007年3月ベトナムにEBARA-UDYLITE VIETNAM CO., LTD.を設立(連結子会社)(2012年10月:JCU VIETNAM CORPORATIONに名称変更)
  • 2007年4月神奈川県川崎市に総合研究所を移転
  • 2007年6月韓国にEBARA-UDYLITE(KOREA)CO., LTD.を設立(連結子会社)(2012年10月:JCU KOREA CORPORATIONに名称変更)
  • 2008年1月インドにPROGRESSIVE EU CHEMICALS PVT. LTD.を設立(関連会社、現:連結子会社)(2012年5月:PROGRESSIVE JCU CHEMICALS PVT. LTD.に名称変更)
  • 2008年10月コーポレートマーク及びコミュニケーションネーム(JCU)を制定
  • 2009年1月中国に荏原ユージライト貿易(深圳)有限公司を設立(連結子会社)(2013年8月:JCU(深圳)貿易有限公司に名称変更)

2010年代

  • 2010年3月株式会社荏原電産より、プリント配線板製造用の工業薬品及び装置の製造及び販売等に関する事業を譲受(株式会社荏原電産藤沢工場を継承)
  • 2011年3月藤沢工場を閉鎖し、表面処理薬品の生産機能を新潟工場へ集約
  • 2011年7月インドネシアにPT. JCU INDONESIAを設立(連結子会社)
  • 2011年11月本社を東京都台東区東上野四丁目に移転
  • 2012年10月商号変更当社社名を荏原ユージライト株式会社から株式会社JCUに変更
  • 2012年11月メキシコにJCU AMERICA, S.A. DE C.V.を設立(連結子会社)
  • 2014年10月アメリカにJCU INTERNATIONAL, INC.を設立(連結子会社)
  • 2014年11月M&APROGRESSIVE JCU CHEMICALS PVT. LTD.の株式を追加取得し、完全子会社化(2015年3月:JCU CHEMICALS INDIA PVT. LTD.に名称変更)
  • 2016年3月創業メキシコにユケン工業株式会社他との共同出資により、YUKEN SURFACE TECHNOLOGY, S.A. DE C.V.を設立(持分法適用関連会社)
  • 2017年11月中国にJCU表面技術(湖北)有限公司を設立(連結子会社)
  • 2018年6月北海道滝川市に株式会社そらぷちファームを設立(連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • CO2実質排出量削減率(国内拠点)2031年3月期まで46%削減(2014年3月期比)
  • CO2実質排出量ゼロ(生産本部)2031年3月期までゼロ

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長分野への積極的投資

    研究開発型企業として、成長著しい半導体パッケージ基板向け重点領域や半導体アドバンスドパッケージ向け次世代領域に積極投資。総合研究所と新設の熊本事業所の2拠点体制で研究開発を加速し、ニッチトップ企業を目指す。

  2. 02

    経営基盤の強化

    コンプライアンス中心のグループガバナンス水準向上と、成長投資と株主還元の両立により資本効率を高め、企業価値向上を図る。

  3. 03

    DX推進によるデータ利活用

    事業活動の効率化のためDXを推進。特に研究開発におけるマテリアルズインフォマティクスの活用を強化し、迅速・効率的な新製品創出で競合を凌ぐ質の高い製品を提供する。

  4. 04

    既存市場における収益性強化

    グローバル拠点間で情報・知見を最大限活用し、不確実性の高い環境下でも顧客・社会のニーズに迅速に対応。環境配慮型製造体制の構築など事業基盤を強化する。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    中長期的視点で持続的成長と企業価値向上を目指す。気候変動対策としてCO2削減目標を掲げ、持続可能な社会に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で567人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は821万円で、9期前と比べて+1.0%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は16.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月544
2018年3月559
2019年3月81342.613.2571
2020年3月77842.713.7580
2021年3月80243.614.5561
2022年3月84444.315.0548
2023年3月80544.915.8544
2024年3月84445.116.2538
2025年3月81544.816.35501,909
2026年3月82144.716.65672,152

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 5 / 海外 8、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
熊本事業所 — 熊本県上益城郡益城町119億円
総合研究所 — 川崎市麻生区2,484百万円
JCU表面技術(湖北)有限公司2,214百万円
JCU (THAILAND) CO., LTD.952百万円
生産本部 — 新潟県上越市899百万円
JCU KOREA CORPORATION382百万円
台湾JCU 股份有限公司357百万円
名古屋支店 — 名古屋市北区225百万円
大阪支店 — 大阪府東大阪市158百万円
JCU VIETNAM CORPORATION127百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    JCU(上海)貿易有限公司(注)2
    中華人民共和国 上海市閔行区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JCU (THAILAND) CO., LTD. (注)2
    タイ王国 チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾JCU股份有限公司(注)2, 4
    台湾 桃園市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JCU VIETNAM CORPORATION (注)2
    ベトナム社会主義共和国 ハナム省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JCU KOREA CORPORATION (注)2
    大韓民国 京畿道安養市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JCU(深圳)貿易有限公司(注)2,3,5
    中華人民共和国 深圳市宝安区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. JCU INDONESIA (注)3
    インドネシア 共和国 ブカシ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JCU AMERICA, S.A. DE C.V. (注)2, 3
    メキシコ合衆国 ハリスコ州 グアダラハラ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JCU INTERNATIONAL, INC. (注)2
    アメリカ合衆国 ミシガン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JCU CHEMICALS INDIA PVT. LTD. (注)2, 3
    インド共和国 ベンガルール 市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JCU表面技術(湖北)有限公司(注)2
    中華人民共和国 湖北省仙桃市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JCU MALAYSIA SDN. BHD (注)2
    マレーシア ケダ州クリム市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • YUKEN SURFACE TECHNOLOGY, S.A. DE C.V.メキシコ合衆国 グアナフアト州 イラプアト市26%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は297億円営業利益122億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.6%、利益が+16.2%。

売上高
+4.6%
297億円
営業利益
+16.2%
122億円
純利益
+21.3%
91億円
営業利益率
41.1%
前期比 +4.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高334億円297億円
営業利益123億円122億円
純利益88億円91億円
1株あたり配当¥180¥180

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は75億円、営業利益は27億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+44.2%、営業利益は+92.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q648
2024年1Q521426.99
2024年2Q571729.813
2024年3Q632336.515
2024年4Q7718
2025年2Q1274737.034
2025年4Q1575836.941
2026年2Q1435840.644
2026年4Q1546441.647
2027年1Q752736.021

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は146億円から297億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は41.1%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1461911
PROGRESSIVE JCU CHEMICALS PVT. LTD.の株式を追加取得し、完全子会社化(2015年3月:JCU CHEMICALS INDIA PVT. LTD.に名称変更)
2014年3月1653018
2015年3月1984832
メキシコにユケン工業株式会社他との共同出資により、YUKEN SURFACE TECHNOLOGY, S.A. DE C.V.を設立(持分法適用関連会社)
2016年3月1984934
中国にJCU表面技術(湖北)有限公司を設立(連結子会社)
2017年3月2085541
北海道滝川市に株式会社そらぷちファームを設立(連結子会社)
2018年3月2317049
2019年3月2497250
2020年3月2236244
2021年3月2126947
2022年3月2439264
2023年3月2719460
2024年3月2498255
2025年3月28410510937.075
2026年3月29712212441.191

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高297億円のうち、営業利益として残るのは122億円41.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は91億円、売上の30.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.6%91億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%85億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益41.1%122億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
69.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+33.8pt
41.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+25.2pt
30.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.8pt
17.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
14.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
22.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが90億円、投資CFが−83億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は220億円で、売上の8.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月18−6−101234
2014年3月17−7−51042
2015年3月33−10−32364
2016年3月31−11−152068
2017年3月48−16−123288
2018年3月53−11−942122
2019年3月50−25−2425119
2020年3月30−26−33489
2021年3月68−6−2462127
2022年3月5110−2961168
2023年3月78−3−2975220
2024年3月60−8−3152246
2025年3月84−52−3632248
2026年3月90−83−367220

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は627億円。このうち返さなくてよい自己資本が546億円で、自己資本比率は87.1%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月154777749.9
2014年3月1711007158.3
2015年3月2161368062.7
2016年3月2221576570.4
2017年3月2611857670.5
2018年3月3222309271.1
2019年3月3222457776.1
2020年3月3302537776.6
2021年3月3522777578.6
2022年3月4093327781.1
2023年3月4493797084.3
2024年3月4964237385.1
2025年3月5484787087.2
2026年3月6275468187.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
242億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
501億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
22億円
在庫として抱えている分
負債合計
81億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率203社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り203社中69位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.7%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
41.1%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
87.1%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.6%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,580で、1年前と比べて+28.9%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥5,580+0.9%1ヶ月-12.3%1年+28.9%時価総額1,463億円
過去52週の値幅
安値¥4,195高値¥8,090

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.3倍
PER (会社予想)15.6倍
PBR2.45倍
配当利回り3.23%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日に-14.62%と急落し、終値5550円は25日移動平均線を約13.5%下回りました。6月下旬の7910円をピークに下落基調が続き、1カ月では-19.8%と大幅安です。RSIは42.19と中立圏で、52週高値8090円からは約31%下落しており、下値支持線を探る展開となっています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 16.95倍は業界平均18.40倍をやや下回り割安感があるが、PBR 2.80倍は業界平均1.43倍を大きく上回る。ROE 17.7%と高収益だが、PBRの乖離が大きい。配当利回り1.53%と業界平均2.73%を下回り、株主還元面でやや見劣りする。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.3倍17.8倍
PER (予想)15.6倍
PBR2.45倍1.41倍
ROE17.7%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益・高成長を続けるニッチトップ企業。強気派は、半導体・電子機器需要の回復と、フラックス・高純度薬液の需要拡大により、今後も増収増益が続き、PER16倍台は割安と見る。弱気派は、市場規模が小さく、新規参入や代替技術による競争激化リスク、また太陽電池材料など不採算事業の影響を懸念。さらに、過去の業績変動を踏まえ、成長の持続性に疑問を呈する向きもある。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質の持続

    営業利益率37%と製造業では突出した収益力。

  • 半導体需要回復

    半導体市場の拡大とともに高純度薬液需要も増加。

  • 割安感

    PER16.9倍は成長率や収益性に比べて割安。

  • 2026年3月期営業利益122億円と過去最高更新2026年3月期影響

    FY2025 105億円→FY2026 122億円(+16.2%)、高収益体質

  • 営業利益率41.1%と高水準維持通年影響

    FY2025 37.0%→FY2026 41.1%、4.1pt改善で収益力強化

  • 純利益91億円と大幅増益2026年3月期影響

    FY2025 75億円→FY2026 91億円(+21.3%)、増益基調

  • ROE17.7%と高収益、PBR2.78倍も納得継続影響

    高ROEがPBRを支え、株価上昇余地

マイナスに働く材料7
  • 市場規模の小ささ

    主力フラックス市場はニッチで、急成長には限界。

  • 競合リスク

    低コストの代替技術や新興国メーカーの台頭でシェア低下懸念。

  • 業績変動リスク

    過去の減収局面もあり、半導体サイクル影響受けやすい。

  • 売上高成長率が前期比4.6%に鈍化通年影響

    FY2025 +14.1%→FY2026 +4.6%、成長減速懸念

  • 化学業界の原材料価格変動リスク不定影響

    原材料高が粗利率を圧迫、利益変動要因

  • PER16.9倍と成長鈍化を織り込めず継続影響

    成長率鈍化に対しPERが割高、修正リスク

  • 外国人保有比率28.1%と売り圧力リスク不定影響

    海外投資家の売りが株価下押し要因に

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益の持続性を確認する最重要指標。
半導体向け売上高
成長性を測る主力セグメントの動向。
売上高成長率
市場拡大ペースと競争力の変化を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり180で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは3.23%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥180
1株あたり
配当利回り
3.23%
いまの株価に対して
配当性向
25.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3325.3
2018年3月68107.723.1
2019年3月45−33.342.7
2020年3月497.839.1
2021年3月503.127.6
2022年3月5714.024.6
2023年3月6615.828.8
2024年3月706.127.4
2025年3月768.623.6
2026年3月9525.025.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥180

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,782人。区分でいちばん多いのは事業法人32.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.1%を占め、残る48.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人35.235.034.434.634.032.6
外国法人24.624.225.526.325.328.1
個人・その他21.621.121.821.020.820.0
金融機関18.018.816.917.018.618.5
自己株式5.85.85.96.06.16.1
証券会社0.70.81.41.11.40.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.77
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.20
03日本パーカライジング株式会社3.46
04荏原実業株式会社3.05
05株式会社S・D・PA3.05
06日本化学産業株式会社2.84
07神谷理研株式会社2.44
08栄電子工業株式会社2.44
09TPR株式会社2.42
10THE CHASE MANHATTAN BANK, N. A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.33

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+19%、1株純資産は14期で+2%。直近期のROEは17.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3062,17815.515.929.7
2014年3月6335420.013.122.0
2015年3月11448027.211.324.2
2016年3月12155423.47.738.9
2017年3月14866124.312.025.3
2018年3月17682423.714.423.1
2019年3月17989620.99.742.7
2020年3月16495417.713.739.1
2021年3月1781,05517.823.427.6
2022年3月2441,27920.917.024.6
2023年3月2331,47716.914.828.8
2024年3月2171,66813.818.227.4
2025年3月2981,91916.710.823.6
2026年3月3662,21617.714.525.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額301百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
木村昌志取締役会長(代表取締役)最高経営責任者(CEO)6824,399
大森晃久取締役社長(代表取締役)最高執行責任者(COO)6017,103
新隆徳常務取締役 常務執行役員 熊本事業所長5922,636
池側浩文常務取締役 常務執行役員 管理本部長617,182
井上洋二取締役 常務執行役員 経営戦略室長5921,862
荒明文彦取締役 常務執行役員 生産本部長609,509
山本眞弓取締役70
板垣昌幸取締役62
二瓶晴郷取締役69
松浦光芳監査役62200
市川充監査役66
河藤小百合監査役58
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
木原大輔50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61073125442
社外取締役5296
監査役11818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容588字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社13社及び関連会社1社により構成されており、薬品事業及び装置事業を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 区 分   主要な製品、商品及びサービス   主要な会社 薬品事業   プリント配線板用めっき薬品電子部品用めっき薬品半導体用めっき薬品自動車部品用めっき薬品住宅建材用めっき薬品   当社JCU(上海)貿易有限公司JCU(THAILAND) CO., LTD.台湾JCU股份有限公司JCU VIETNAM CORPORATIONJCU KOREA CORPORATIONJCU(深圳)貿易有限公司PT. JCU INDONESIAJCU AMERICA, S.A. DE C.V.JCU INTERNATIONAL, INC.JCU CHEMICALS INDIA PVT. LTD.JCU表面技術(湖北)有限公司JCU MALAYSIA SDN. BHD. 装置事業   プリント配線板用めっき装置自動車部品用めっき装置等プラズマ技術を利用したプリント配線板洗浄装置太陽光発電による売電液管理装置 [事業系統図] 当社グループの事業を系統図で示しますと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,131字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、企業理念「表面処理技術から未来を創造する」のもと、創業以来、装飾・防錆めっき技術から発展した様々な表面処理技術の提供で、自動車、エレクトロニクスなどの産業の成長を支えてまいりました。これからも、長年培った知見と研究・開発力で、新たな表面処理技術を追究し、ものづくりを支え、世界中の人々の豊かな生活に貢献してまいります。 (2) 経営戦略及び経営環境の対処すべき課題 当社グループの主要分野である電子分野では、半導体関連市場における、AIやIoTの普及及び自動車の自動運転など様々なデジタル技術の革新に伴い、中長期的には当社事業に関連するプリント基板、半導体パッケージ基板の需要が拡大すると予想されます。一方、装飾分野では、主な対象となる自動車部品において、デザイントレンドの変化や電気自動車の普及による需要の低迷が影響しており、今後も横ばい基調で推移するものと予想されます。 このような状況を踏まえ、当社グループは中長期の方向性として「2035年に目指す姿」を「独自の強みを最大限に活かし、環境や社会に貢献することで、社会とともに成長し続けるグローバル企業」と定め、日々変化し続ける外部環境に対応しつつ、常に技術・サービス体制を強化していくことで、社会価値と経済価値の追求による企業価値向上を図ってまいります。 また、これを実現するため、当社グループは中期経営計画「JCU VISION 2035 -1st stage-」(2025年3月期~2027年3月期)を策定し、「成長分野への積極的な投資」、「経営基盤の強化」、「DX推進によるデータの利活用」、「既存市場における収益性強化」、「サステナビリティ経営の推進」及び「人的資本、知財・無形資産の活用」を基本方針に、取り組みを推進してまいります。 ① 成長分野への積極的な投資 当社グループは、研究開発型企業として継続的に高付加価値な製品を開発し、常に市場へ投入していくことが求められているため、成長が著しい「半導体パッケージ基板を対象とする重点領域」、「半導体アドバンスドパッケージを対象とする次世代領域」に対し積極的に投資を続けてまいります。今後につきましては、既存の総合研究所に加え新設した熊本事業所との2拠点体制とすることで研究開発を加速し、世界をリードするニッチトップ企業を目指してまいります。 ② 経営基盤の強化 当社グループは、持続的な企業価値向上を実現させるため、更なる経営基盤の強化に取り組んでまいります。コンプライアンスを中心としたグループガバナンスの水準をさらに高めるとともに、成長分野への積極的な投資の推進と株主の皆様への安定的な利益還元を両立することにより、資本効率の更なる向上を図り、企業価値の向上に努めてまいります。 ③ DX推進によるデータの利活用 当社グループは、事業活動をより効率的に進めていくためにもDX化を推進してまいります。特に、研究開発に関わるMI(マテリアルズインフォマティクス)の活用強化は必要不可欠であり、迅速かつ効率的に新製品を創出していくことで、競合他社の追従を許さない質の高い製品を提供してまいります。 ④ 既存市場における収益性強化 当社グループは、各地域で得られた情報及び知見をグローバルに設立した拠点間で最大限に活用することで不確実性の高い環境下においてもお客様や社会からのニーズに迅速かつ的確に応えてまいります。また、そのために必要な人材や情報を効率的に活用し、環境に配慮した製造体制を構築するなど事業活動の基盤強化を推し進めてまいります。 ⑤ サステナビリティ経営の推進 当社グループは、中長期的な視点に立ち、持続的に成長を続けるための経営課題に取り組むことでグループの継続的かつ安定的な成長による企業価値の向上を目指してまいります。 特に、気候変動対策においては、「2031年3月期に国内拠点におけるCO2実質排出量を46%削減(2014年3月期比)」を経営目標とし、さらには、主要工場でもある生産本部では、「2031年3月期にCO2実質排出量ゼロ」を目標とし持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 ⑥ 人的資本、知財・無形資産の活用 当社グループは、外部環境や経営戦略に沿った人的資本の活用を推し進め、会社と従業員がともに持続的な成長ができる経営を実現してまいります。また、企業価値に占める知的・無形資産においてもその重要性が高まっており、技術を重視する企業として創造した価値を適切に保護・活用するために体制を強化し、企業価値の向上に繋げてまいります。 当社グループにおいては、持続的な成長を続けていくためにも「急成長する市場×不透明な経営環境」に対応していくことが必要不可欠であります。このような状況のなか、上記の基本方針を軸に各施策をバランスよく実行し、当社事業の「質」を高め、世界中のお客様に必要とされる企業を目指してまいります。
事業等のリスク5,019字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 需要先業界の動向(自動車業界、エレクトロニクス業界) 当社グループの売上の大部分は、表面処理薬品関連資材及び装置に係るものであり、主に自動車業界とエレクトロニクス業界、特にプリント基板業界で使用されており、その市場動向により当社グループの業績は大きく影響を受けます。 自動車業界における当社グループの表面処理薬品は、自動車前面部のラジエータグリル(樹脂製化粧部品)やドアハンドル(樹脂製)等高級車に採用される部品のめっき工程等で使用されます。そのため、自動車生産量の推移及び自動車のデザインの変化や、EV化に伴う機能の変化により影響を受けます。また、自動車業界の設備投資の動向により、装置の受注活動は大きな影響を受けます。 プリント基板業界における当社グループの表面処理薬品は、回路形成用の銅めっき工程等で使用され、プリント基板の需要先は主に電子機器メーカーであります。なかでもスマートフォンやタブレット端末、ゲーム機、パソコン、デジタル家電市場の生産量推移が、当社グループの業績に大きな影響を及ぼします。また、プリント基板業界の設備投資の動向により、自動車業界と同様、装置の受注活動は大きな影響を受けます。 (2) 材料価格の変動 当社グループの薬品事業の主要製品に使用されている原材料は、薬品類や貴金属等種類としては多岐にわたります。これらの原材料の市況において大幅に左右されないように対応はしておりますが、市況の大きな変動により原材料価格が上昇し、製造コストの削減や製品価格に転嫁できない場合には、当社グループの業績は影響を受けます。 (3) 為替レートの変動 当社グループは国内のみならず、海外においても幅広く事業を展開しております。当社グループは外貨建て決済を行う場合、必要に応じて為替予約等により短期的な影響を最小限にする努力をしておりますが、予想を超える大幅な為替変動があった場合には、当社グループの業績は影響を受けます。また、海外の連結子会社において現地通貨にて作成される財務諸表は、連結財務諸表作成のため円換算されており、換算時の為替レートの変動により当社グループの業績は影響を受けます。 (4) 海外での事業 当社グループは、東・東南アジア、北米地域にて生産及び販売活動を行っております。しかし、海外での事業活動においては、予期しない法律又は規制の変更、政治・経済情勢の悪化、テロ・戦争等による社会的混乱、産業基盤の脆弱性、人材の確保困難、自然災害、感染症等のリスクが潜在しております。これらの不可抗力要因が顕在化し、事業活動に支障が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。なお、当社グループでは、海外の子会社と情報交換を行い、リスクの早期把握に努めております。 (5) 技術ノウハウの流出 当社グループの技術情報には、表面処理薬品の開発経緯、薬品の成分・組成、装置の開発経緯、仕入商品情報、当社グループとお客様間の技術データ等があります。これらの技術情報は、外部への持ち出し、複写等を禁じ、外部漏洩に備えております。しかしながら、万一、これらの情報が外部へ漏洩した場合には、他社において類似品の製造等が可能になると考えられ、当社グループの業績は影響を受けます。また、退職者が、退職後の守秘義務契約にも関わらず、一部の技術・情報等が流出したときには、当社グループの業績は影響を受けます。 (6) 情報システム障害 未知のコンピュータウイルス感染により、個人パソコンはもとよりネットワークに繋がる全てのパソコンが停止した場合、社内業務が停止します。データを保管しているサーバーまで影響が及んだ時には、サーバー内の重要データが全て消失するおそれがあります。また、ウイルス感染による集団感染となれば社内業務が滞り、当社グループが起因となりお客様等へ被害が及んだ場合、損害賠償等の請求が発生し、当社グループの業績は影響を受けます。 (7) 人材の確保・育成 当社グループは、持続可能な成長を続けるためグローバル人材の確保・育成は必須であり、採用活動の強化、教育・研修の拡充等の施策を行っております。しかしながら、優秀な人材の確保・育成が想定通りに進まない場合、又は事業活動に不可欠な人材、技術や語学力をもった優秀な人材の流出等が生じた場合には、当社グループの業績は影響を受けます。 (8) ハラスメント 当社グループでは、ハラスメント対策として社内に相談室を設置して周知するとともに、プライバシーの保護等相談しやすい環境づくりをしております。また、ハラスメントの研修・教育等を行い未然防止に努めておりますが、個人の意識の差や上下関係の差等から、万一、ハラスメントが発生した場合には、ステークホルダーの信用を失い、当社グループの業績は影響を受けます。 (9) 労働安全衛生 当社グループでは、多くの薬品や装置を扱っており、薬品取り扱い時の不測の事態により液が飛散・漏洩し、薬傷等がおこるリスクや、装置関連での人為的なミスが起こるおそれがあります。取り扱い時には細心の注意を払っておりますが、重大な事故につながった場合には、当社グループの業績は影響を受けます。また、労働安全衛生の管理を徹底しておりますが、労災や職業病の不適切な対応、法令違反等の労務トラブルが生じた場合には、ステークホルダーの信用を失い、当社グループの業績は影響を受けます。 (10) 法的規制 当社グループでは、コンプライアンス委員会のもと、業務に係る法令の遵守に努めております。特に表面処理薬品の原材料として様々な薬品を使用していることから、国内外における化学物質に関する法令により規制を受けております。これらの法令の改正にも注視しておりますが、規制等の対応の遅れにより、当社の表面処理薬品の原材料となる薬品の一部について、使用禁止や制限等の措置が講じられた場合には、代替製品を開発するまでの間、当社グループの業績は影響を受けます。 (11) 環境保全 当社グループは多くの化学物質を取り扱っていることから、これまでも環境負荷低減製品の開発や環境規制対応に取り組んでおります。CO2排出量削減の推進をはじめとするカーボン・フリーへの取り組み等気候変動問題への対応が経営課題として大きくなるなか、これらへの取り組みが不足した場合には、お客様をはじめとする様々なステークホルダーの皆様からの信頼が失墜し、当社グループの業績は影響を受けます。 (12) 保有有価証券の価格変動 当社グループは、取引先等との関係構築・維持のために株式を保有しておりますが、株式相場の大幅な下落又は株式保有先の業績悪化等により保有する株式の価額が著しく下落し、しかも回復の可能性が認められない場合は、保有する株式の減損処理を行うこととなり、当社グループの業績は影響を受けます。 (13) 製品やサービス 当社グループでは、お客様にご満足いただける製品の提供とご購入いただいた後の液管理等のアフターフォローサービスを充実させ、お客様満足度の向上に取り組んでおります。安定した物づくりを実現するために工場の維持管理や原材料の調達、インフラの保守整備には注意を払っておりますが、設備の故障、原材料の入手遅れ、インフラの停止、輸送上の障害等による納期遅延でお客様からの信用が低下した場合には、当社グループの業績は影響を受けます。 (14) 品質管理体制 当社グループでは、国内外の自社工場全てでISO9001認証を取得完了し、品質マネジメントシステム(QMS)に従って品質管理体制を構築しております。品質方針を実現すべく、品質管理や工程管理、計測器管理等を行い製造し、製造等での不具合発生時の対応も整備しております。しかしながら、管理項目の不備等により不適合品がお客様に納品され、信用が低下した場合には、当社グループの業績は影響を受けます。 (15) 他社との競合、新技術の開発遅れ 当社グループにおける薬品事業においては、技術変革、ニーズの変化に伴い表面処理方法も変更されることがあり、これらに対応するため当社グループ及び競合各社は常に新製品開発を行っております。当社グループにおいて新技術の開発及び表面処理方法の変化への対応の遅れにより、開発競争に打ち勝つことができない場合には、当社グループの業績は影響を受けます。 (16) 知的財産の擁護、侵害 当社グループでは多数の知的財産を保有しており、それらを保護・維持し適正な管理に努めております。さらに、第三者の知的財産権についての侵害等は行わないようにしておりますが、万一、他社特許等に抵触した場合には、損害賠償等も考えられ、当社グループの業績は影響を受けます。また、当社グループの製品において、模倣品が市場に出回り、価格競争に巻き込まれ、当社の競争力が低下した場合には、当社グループの業績は影響を受けます。 (17) 固定資産の減損会計 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。大幅な業績の悪化が一定期間続き、かつ将来キャッシュ・フロー減少等の一定の条件を満たすと見込まれた場合には、固定資産の減損処理を行うことになり、当社グループの業績は影響を受けます。 (18) 税務及び移転価格税制 当社グループは、各国の税法に準拠して税額を計算し、適正な納税を行うように努めておりますが、税務調査により不適切な処理が発覚した場合や各国の税務当局と見解の相違が生じた場合には、申告所得漏れとして法人税等を追徴される可能性があり、当社グループの業績は影響を受けます。 (19) 売上債権等の貸倒 当社グループは、社内ルールに基づき与信管理を徹底しているものの、お客様の経営状況の悪化等により売上債権等の回収が不能になるおそれがあります。回収不能見込額については、財務諸表に貸倒引当金を適切に計上しておりますが、予測を上回る回収不能額が発生した場合には、当社グループの業績は影響を受けます。 (20) 自然災害、事故、感染症等 当社グループでは、国内及び海外の工場において表面処理薬品を生産しております。有事への対応としては、事業継続計画を策定し、情報の共有化を図り、非常事態に備えております。しかし、これらの地域にて大規模な地震その他の自然災害、事故及び感染症等が発生した場合には、生産活動の停滞や、輸送上の障害等が生じるおそれがあります。また、このような非常事態の長期化により、お客様の稼働状況が低迷した場合には、当社グループの業績は影響を受けます。 (21) 経営方針・経営戦略に係るリスク 当社グループは、中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)「JCU VISION 2035 -1st stage-」において、「世界中のお客様に必要とされる企業」を目指す姿とし、持続的な成長を続けていくためには「急成長する市場×不透明な経営環境」に対応していくことが必要不可欠であり、「成長分野への積極的な投資」、「経営基盤の強化」、「DX推進によるデータの利活用」、「既存市場における収益性強化」、「サステナビリティ経営の推進」及び「人的資本、知財・無形資産の活用」の6つの基本方針を掲げております。当社グループは、かかる基本方針のもと多くの経営資源を投入し、今後も継続していく予定ですが、この取り組みが成功しない又は期待した効果を得られない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,568字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における国内経済は、引き続き個人消費に持ち直しの動きが見られたことに加え、雇用環境や企業収益の改善などにより景気は緩やかな回復基調が継続いたしました。製造業では、弱含んでいた電子部品や自動車産業に持ち直しの動きが見られ、生産活動は一進一退の状態で推移しております。企業の投資状況は、デジタル化、省力化などへの対応を中心に持ち直しております。 海外では中国において、各種政策効果の一巡や長引く不動産不況の影響を受け、個人消費が弱含むなど景気は緩やかに減速してまいりました。製造業は米国の通商政策の影響を受け対米輸出は引き続き減少しているものの、輸出市場の多角化などにより持ち直しの動きが見られております。欧米諸国においては、緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、一部の地域では景気の回復に弱さが見られ、依然として先行きの不透明感が続いております。今後につきましては、米国の通商政策をめぐる動向や中東地域における地政学リスクの顕在化によるエネルギー・原材料価格の高騰、為替をはじめとする金融資本市場の変動など不透明感が高まっており、より一層注視が必要な状況となっております。 当社グループを取り巻く事業環境は、エレクトロニクス産業において、生成AIをはじめとするサーバー関連分野への積極的な投資が引き続き市場の成長を牽引するとともに、スマートフォンやパソコンをはじめとする様々な高機能電子デバイスも堅調に推移したことから、各種製品の出荷台数が増加いたしました。自動車産業は中国において、輸出市場の多角化などにより需要が押し上げられたため、生産台数は増加いたしました。 その結果、当社グループの経営成績は次のとおりとなりました。 前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年比増減 売上高   28,356百万円   29,672百万円   4.6%増 営業利益   10,513百万円   12,156百万円   15.6%増 経常利益   10,920百万円   12,447百万円   14.0%増 親会社株主に帰属する当期純利益   7,497百万円   9,074百万円   21.0%増 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 (薬品事業) 電子分野 中国 スマートフォンやパソコンをはじめとする高機能電子デバイス向けプリント基板及び半導体パッケージ基板の需要が好調に推移し、薬品売上高は前年同期比で増加いたしました。 台湾 スマートフォンやサーバーなど高機能電子デバイス向け半導体パッケージ基板の需要が好調に推移し、薬品売上高は前年同期比で大幅に増加いたしました。 韓国 半導体市場の底打ちや顧客の在庫調整の進展により半導体パッケージ基板需要の緩やかな回復が継続し、薬品売上高は前年同期比で増加いたしました。 装飾分野 日本 デザイントレンドの変化に伴う薬品需要の低下もあり、薬品売上高は前年同期比で横ばいに推移いたしました。 中国 輸出市場の多角化などにより需要が押し上げられたことで自動車の生産台数は増加し、当社が対象とする自動車部品の需要が増加したため、薬品売上高は前年同期比で増加いたしました。 前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年比増減 売上高   24,154百万円   26,926百万円   11.5%増 セグメント利益   10,680百万円   12,716百万円   19.1%増 (装置事業) 受注案件は予定通り進行いたしましたが、売上高及び受注残高は大幅に減少いたしました。 前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年比増減 売上高   4,202百万円   2,746百万円   34.7%減 セグメント利益   740百万円   413百万円   44.2%減 受注高   1,224百万円   1,794百万円   46.5%増 受注残高   1,303百万円   397百万円   69.5%減 生産、商品仕入、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年比増減 薬品事業   (百万円)   28,591   22.1%増 装置事業   (百万円)   2,763   34.2%減 合計   (百万円)   31,355   13.5%増 (注) 1.金額は、販売価格によっております。 2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 ② 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年比増減 薬品事業   (百万円)   1,151   1.8%増 (注) 1.金額は、仕入価格によっております。 2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 3.装置事業においては、商品仕入は行っておりませんので、該当事項はありません。 ③ 受注状況 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年比増減   受注残高(百万円)   前年比増減 装置事業   1,794   46.5%増   397   69.5%減 (注) 1.金額は、販売価格によっております。 2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 3.上記の金額は、機械装置の製作・据付に関する請負契約等の受注状況を記載しており、表面処理薬品及び商品に関する受注は、売上計上までの期間が短期間であるため、記載を省略しております。 ④ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年比増減 薬品事業   (百万円)   26,926   11.5%増 装置事業   (百万円)   2,746   34.7%減 合計   (百万円)   29,672   4.6%増 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の財政状態は以下のとおりであります。 資産合計は、前連結会計年度末に比べ7,838百万円増加し、62,679百万円となりました。流動資産は、主に現金及び預金の減少により1,031百万円減少し、39,191百万円となりました。固定資産は、主に建物及び構築物(純額)の増加により8,869百万円増加し、23,487百万円となりました。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,083百万円増加し、8,111百万円となりました。流動負債は、主にその他の中に含まれる設備未払金の増加により1,221百万円増加し、7,569百万円となりました。固定負債は、主に資産除去債務の減少により137百万円減少し、542百万円となりました。 純資産合計は、利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ6,754百万円増加し、54,567百万円となりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、22,009百万円と前連結会計年度末に比べ2,804百万円減少いたしました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは9,038百万円の収入となり、前年同期と比べ収入は611百万円の増加となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が増加したこと等によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは8,350百万円の支出となり、前年同期と比べ支出は3,131百万円の増加となりました。これは主に定期預金の増減額が増加したこと等によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは3,596百万円の支出と、前年同期と比べ支出は54百万円の減少となりました。これは主に短期借入金の純増減額が増加したこと等によるものです。 資金の流動性については、運転資金としては将来予測可能な資金需要に対して十分な流動性資産を確保しております。 これらの資金基盤を背景に、当社グループは、収益性・事業効率の向上に向けて、研究開発体制の強化や、中国・その他アジアといった海外市場への戦略的投資機会を追求することで、薬品事業の競争力強化、海外市場での更なる成長、次世代技術開発と新製品の早期市場投入や新市場・新分野への挑戦を図ってまいります。 株主への利益還元策につきましては、持続的な成長を達成するため手元流動性の確保を重視し、安定した財務基盤を維持しつつ、増配継続をしてまいりました。なお、中期経営計画「JCU VISION 2035 -1st stage-」においては、株主価値向上のため引き続き安定的な増配を維持し、機動的な自己株式の取得を検討することで、総還元性向50%を目安としております。 「事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループの事業等は様々なリスクを伴っております。事業展開にあたっては、自己資金の充当が望ましいと考えておりますが、将来、それを上回る資金需要が発生した場合にも必要資金を円滑かつ低利で調達できるよう財務基盤の健全性は常に維持していくよう努めてまいります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものはありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。