概要
第一工業製薬株式会社は、1918年(大正7年)に創業した機能性化学品と界面活性剤の専業メーカーである。本社を京都市に置き、従業員数は1,155名。事業は電子・情報、環境・エネルギー、ライフ・ウェルネス、コア・マテリアルの4分野にわたる。2026年3月期の連結売上高は828億86百万円、営業利益は101億7百万円と過去最高を記録し、成長軌道にある。
4つの事業分野で構成されるポートフォリオ
当社グループは2025年4月より、従来の材料別6セグメントから分野別の4セグメントへと開示区分を変更した。電子・情報分野では低誘電樹脂材料や水系ウレタン樹脂、イオン液体などを提供し、半導体や電子部品向けに需要が拡大している。環境・エネルギー分野ではリチウムイオン電池向けの電池材料やセルロース系高分子材料を手がけ、電気自動車や蓄電システムの成長を追い風とする。ライフ・ウェルネス分野ではショ糖脂肪酸エステルや健康食品、消臭・除菌剤を扱い、生活者の健康と衛生に貢献する。コア・マテリアル分野は各種界面活性剤、難燃剤、ウレタン原料など産業基盤を支える汎用材料を供給する。2026年3月期のセグメント別売上高は、電子・情報が305億7百万円(前期比21.8%増)、環境・エネルギーが233億4百万円(同24.5%増)、ライフ・ウェルネスが138億92百万円(同1.1%増)、コア・マテリアルが151億82百万円(同3.6%減)となった。
海外子会社を含むグローバルな事業展開
当社グループは、国内に加えてオランダ、インドネシア、中国、台湾などに生産・販売拠点を持つ。1992年にオランダにSisterna B.V.を設立し、ショ糖脂肪酸エステルの製造・販売を開始した。1996年にはインドネシアにPT DAI-ICHI KIMIA RAYAを設立、アジア市場での生産基盤を強化した。2004年には中国に帝開思(上海)国際貿易有限公司を設立し、現地販売を拡大。2021年には子会社の京都エレックスが中国に蘇州開翼電子材料有限公司を設立し、電子材料事業を強化した。さらに、台湾の晋一化工股份有限公司やDDFR Corporation Ltd.を関連会社として抱える。これらの海外子会社・関連会社は、各地域の需要に応じた製品供給と技術サポートを行い、グループ全体の売上拡大に寄与している。
過去最高を更新した2026年3月期の業績
2026年3月期の連結業績は、売上高828億86百万円(前期比13.1%増)、営業利益101億7百万円(同88.9%増)、経常利益103億72百万円(同80.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益61億69百万円(同138.6%増)と、いずれも過去最高を更新した。営業活動によるキャッシュ・フローは99億62百万円を獲得し、投資活動に35億36百万円を使用した。資産合計は1,150億3百万円、負債合計567億46百万円、純資産582億57百万円となり、自己資本比率は約50.6%と健全な水準を維持している。成長を牽引したのはハイエンドサーバー向け低誘電樹脂材料や新規電池材料の負極用複合接着剤であり、これら高収益製品の拡大が収益改善に大きく寄与した。
3つの社訓と中期経営計画「SMART 2030」
創業以来、「品質第一、原価逓減、研究努力」の3つを社訓とし、経営の規範としてきた。創業者は「より良い製品を、より安価に提供することが会社隆昌の基本」と説き、その実現のために不断の研究活動を重視した。この精神に基づき、2025年4月から5カ年の中期経営計画「SMART 2030」を始動した。基本方針として、事業本部制の導入による機動的な組織運営、生産技術研究所と京都中央研究所を設置した研究開発体制の強化、成果を正当に評価する人事制度の改革を掲げる。また、健康経営の推進にも取り組み、「健康経営優良法人 ~ホワイト 500~」に9年連続で認定されている。これらの施策により、持続的な企業価値の向上を目指す。
業界の中での役割はスペシャリティケミカルメーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 電子・情報 | 305億円 | 36.8% | 62億円 | 20.3% |
| 環境・エネルギー | 233億円 | 28.1% | 31億円 | 13.3% |
| コア・マテリアル | 152億円 | 18.3% | 2億円 | 1.3% |
| ライフ・ウェルネス | 139億円 | 16.8% | 6億円 | 4.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01電子・情報主力
半導体や電子部品向けに低誘電樹脂材料、水系ウレタン樹脂、イオン液体、射出成形用ペレット、難燃剤、界面活性剤などを供給。電子機器の高性能化・小型化に貢献する材料を提供。
- 低誘電樹脂材料
- 高周波信号の伝送損失を低減する樹脂材料。半導体パッケージ基板やプリント配線板の絶縁層に使用。
- 水系ウレタン樹脂
- 環境負荷の低い水系のウレタン樹脂。コーティング材や接着剤として電子部品の保護に使用。
02環境・エネルギー主力
電池材料(リチウムイオン電池向け電解液向け材料など)、セルロース系高分子材料(高機能分離膜向け)、合成潤滑油、電子部品用導電性ペースト、ウレタンシステム、界面活性剤などを供給。環境対応やエネルギー効率向上に寄与。
- 電池材料
- リチウムイオン電池の電解液や電極バインダー向けの機能性材料。電気自動車や蓄電システム向け。
- セルロース系高分子材料
- 天然由来のセルロースを原料とした高機能材料。水処理膜や医療用分離膜向け。
03ライフ・ウェルネス準主力
ショ糖脂肪酸エステル(食品添加物や化粧品原料)、ビニル系・アクリル系高分子材料(医療用や衛生材向け)、健康食品、消臭・除菌剤、界面活性剤などを供給。生活者の健康と衛生に貢献。
- ショ糖脂肪酸エステル
- ショ糖と脂肪酸からなる乳化剤。食品の乳化安定や化粧品の感触改良に使用。
- 健康食品
- 機能性表示食品を含む健康志向の食品。酵素や乳酸菌関連製品など。
04コア・マテリアル準主力
各種界面活性剤(洗浄剤、乳化剤向け)、難燃剤(プラスチック向け)、アミド系滑剤(樹脂成形用)、ポリエーテルポリオール(ウレタン原料)、ウレタンプレポリマーなどを供給。産業基盤を支える汎用・中核材料。
- 各種界面活性剤
- 産業用洗浄剤や乳化重合用乳化剤として、幅広い製造工程で使用される化学物質。
- 難燃剤
- プラスチックや繊維に難燃性を付与する添加剤。電子機器部材や建築材料向け。
製品と技術
高速通信を支える低誘電樹脂材料
電子・情報分野の主力製品である低誘電樹脂材料は、高周波信号の伝送損失を低減する性質を持つ。半導体パッケージ基板やプリント配線板の絶縁層に使用され、データセンターの高速通信や5G/6Gインフラに不可欠な材料である。当社は独自の分子設計技術により、低誘電率と低誘電正接を両立し、耐熱性や加工性にも優れた製品を提供している。2026年3月期にはハイエンドサーバー向け需要が急増し、同事業の売上高は305億7百万円(前期比21.8%増)と大幅に伸長した。今後も次世代通信規格に対応した材料開発を進め、さらなる市場拡大を狙う。
リチウムイオン電池向け電池材料
環境・エネルギー分野では、リチウムイオン電池の電解液や電極バインダー向けの機能性材料を供給する。電解液向けには高純度の添加剤や電解質塩の前駆体を、電極バインダー向けには水系の結着剤を開発し、電池の性能向上と環境負荷低減に貢献している。特に負極用複合接着剤は新規材料として引き合いが強く、電気自動車や蓄電システムの需要拡大を背景に成長が見込まれる。同事業の売上高は233億4百万円(前期比24.5%増)と好調で、営業利益は31億42百万円と前年の損失から黒字転換した。脱炭素社会の実現に向けたキーマテリアルとして期待されている。
食品・化粧品に使われるショ糖脂肪酸エステル
ライフ・ウェルネス分野の核となるショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖と脂肪酸から合成される乳化剤である。食品分野では油脂の乳化安定やテクスチャー改良に用いられ、マーガリン、アイスクリーム、チョコレートなど幅広い製品に配合される。化粧品分野ではクリームや乳液の感触改良剤として使用される。当社はSisterna B.V.を通じて欧州でも生産・販売を行い、国際的なサプライチェーンを構築している。また、健康食品事業では機能性表示食品「冬虫夏草」を展開し、認知機能維持をサポートする製品として拡販を進めている。同事業の売上高は138億92百万円と安定的に推移している。
あらゆる産業を支える界面活性剤
コア・マテリアル分野では、各種界面活性剤を中心に、難燃剤、アミド系滑剤、ポリエーテルポリオール、ウレタンプレポリマーなどを製造する。界面活性剤は洗浄、乳化、分散、濡れなど多様な機能を持ち、繊維、紙パルプ、金属加工、農薬、塗料など幅広い産業で使用される。当社は100年以上にわたる界面技術の蓄積を活かし、顧客ごとに最適化された製品を提供している。難燃剤はプラスチックや繊維に難燃性を付与し、電子機器や建築材料の安全性向上に寄与する。同事業の売上高は151億82百万円とやや減少したが、収益基盤として引き続き重要なセグメントである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
界面活性で存在感、収益性急改善中
同社は界面活性剤や高分子凝集剤等の化学品メーカー。業界内では中堅規模で、競合にクラレや東洋紡といった大手総合化学がいる。ニッチな分野で強みを発揮し、化粧品・工業用途で高いシェア。近年は収益性が改善傾向で、2026/3期には営業利益率12%超を見込む。主力製品の需要拡大と価格転嫁が寄与。
強み
- 界面活性剤等で差別化製品を有し、価格競争に巻き込まれにくい。
- 営業利益率が7%→12%と急上昇、コスト管理が奏功。
- 化粧品・医薬品向けなど景気変動に強い需要。
- 売上高が堅調に拡大、2026/3期も829億円見込み。
課題
- 原油由来の原料価格高騰が利益率を圧迫する可能性。
- 欧米・中国の化学メーカーとの競争が激化。
- 研究開発や設備投資を継続しなければ競争力維持困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機能性化学の時価総額近傍。太字が第一工業製薬
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6486イーグル工業 | 1,500億円 | 13.9倍 |
| 2 | 3101東洋紡 | 1,490億円 | 13.2倍 |
| 3 | 4633サカタインクス | 1,420億円 | 10.7倍 |
| 4 | 5310東洋炭素 | 1,417億円 | 31.8倍 |
| 5 | 4958長谷川香料 | 1,412億円 | 18.4倍 |
| 6 | 4461第一工業製薬 | 1,371億円 | 21.2倍 |
| 7 | 7821前田工繊 | 1,353億円 | 13.9倍 |
| 8 | 4914高砂香料工業 | 1,338億円 | 13.6倍 |
| 9 | 3002グンゼ | 1,303億円 | 257.8倍 |
| 10 | 4220リケンテクノス | 1,295億円 | 16.4倍 |
| 11 | 4189KHネオケム | 1,263億円 | 13.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 35件
解舒液事業から始まった創業期(1909~1918年)
当社の起源は、1909年4月に匿名組合負野薫玉堂解舒液部として設立されたことにさかのぼる。解舒液は繊維産業で用いられる精練・漂白剤であり、当時の主力産業である絹織物向けに供給された。1914年12月には合名会社負野工業製薬所に組織変更し、1915年11月に東京出張所を開設するなど事業を拡大した。1918年8月、株式会社への改組を機に第一工業製薬株式会社を設立。設立後すぐに1919年2月に名古屋出張所、同年3月に大阪出張所を開設し、全国的な販売網を整備した。創業期から繊維関連化学品に特化し、品質第一の姿勢で顧客を獲得した。
本社移転と戦前の工場増設(1926~1949年)
1926年8月、本社および工場を現在の京都工場のある京都市下京区の地に移転した。この移転により生産能力を拡大し、全国の需要に対応する体制を整えた。1929年6月には福岡出張所を開設し、九州地区への販路を拡大。1939年4月には三重県に四日市工場を新設し、中部地区での生産拠点を確保した。戦時中も化学工業の要請に応え、1949年5月には東京証券取引所市場第一部に上場を果たした。上場により資金調達力を高め、戦後の復興期に向けた設備投資の基盤を築いた。
高度成長期の生産拠点拡充(1960~1980年代)
1960年10月、新潟県に大潟工場を新設し、日本海側にも生産拠点を広げた。同工場は後にセルロース系高分子材料などの生産を担う重要な拠点となる。1973年5月にはゲンブ株式会社を設立し、生活関連化学品の製造・販売を開始。1982年1月には第一クリーンケミカル株式会社を設立し、洗浄剤や衛生関連製品を手がけるようになった。1986年7月には京都エレックス株式会社を設立し、電子材料分野へ本格的に参入。1988年10月には第一セラモ株式会社(当時は有限会社)を設立し、セラミックス関連材料の事業を開始した。この時期、多角化と専門子会社の設立により事業基盤を拡充した。
欧州・東南アジアへの海外進出(1990年代)
1992年10月、オランダにSisterna B.V.を設立し、欧州市場への本格進出を果たした。同社はショ糖脂肪酸エステルの製造・販売を主業務とし、食品添加物や化粧品原料の国際展開を担った。1996年9月にはインドネシアにPT DAI-ICHI KIMIA RAYAを設立し、東南アジアでの現地生産を開始。これにより、成長著しいアジア市場におけるプレゼンスを高めた。2000年2月には大阪支社を開設し、関西地区の営業体制を強化。同年9月に京都工場を閉鎖し、生産を四日市などに集約する合理化を進めた。
M&Aによる事業再編と新領域への進出(2001~2010年)
2001年4月、第一化学工業株式会社(のちの滋賀工場)を吸収合併し、ウレタン材料や機能性化学品の生産能力を拡大した。2004年1月には中国に帝開思(上海)国際貿易有限公司を設立し、中国市場向け販売を本格化。2006年12月には研究所を京都市南区に移転し、研究開発の集約を図った。2009年2月、Sisterna B.V.の株式を追加取得し連結子会社化。2011年4月には四日市合成株式会社の株式を追加取得し連結子会社化し、合成樹脂分野の強化を進めた。これらのM&Aにより、コア事業の競争力を高めるとともに新たな成長領域への足掛かりを築いた。
子会社統合と新工場建設(2014~2021年)
2014年10月、ゲンブ株式会社が第一クリーンケミカル株式会社を吸収合併し、生活関連事業の効率化を図った。2015年12月には四日市事業所霞工場を新設し、電池材料や電子材料の生産能力を増強。2018年7月には株式会社バイオコクーン研究所と池田薬草株式会社の全株式を取得し、健康食品・機能性食品事業へ本格参入した。2019年3月には岡山県に事業用地を取得し、将来の生産拡大に備えた。同年12月にはバイオコクーン研究所の新工場を建設。2021年2月には京都エレックスが中国に蘇州開翼電子材料有限公司を設立し、電子材料の現地生産を開始した。
プライム市場移行と中期経営計画の始動(2022年以降)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行した。これにより企業価値向上への意識が一層高まった。2024年8月には本社を京都市南区に移転し、大阪支社を統合して経営の効率化を推進。2025年4月からは中期経営計画「SMART 2030」を始動し、2030年度の業績目標を設定した。同事業計画の初年度となる2026年3月期は、ハイエンドサーバー向け低誘電樹脂材料や電池用材料の需要拡大により売上高・利益ともに過去最高を達成。計画を上回る好スタートを切った。
年表35件を開く
1900年代
- 1909年4月創業匿名組合負野薫玉堂解舒液部を設立
1910年代
- 1914年12月合名会社負野工業製薬所に組織変更
- 1915年11月東京出張所を開設
- 1918年8月創業第一工業製薬株式会社を設立
- 1919年2月名古屋出張所を開設
- 1919年3月大阪出張所を開設
1920年代
- 1926年8月本社、工場を京都工場の地に移転
- 1929年6月福岡出張所を開設
1930年代
- 1939年4月四日市工場(三重県)を新設
1940年代
- 1949年5月上場東京証券取引所市場第一部に上場
1960年代
- 1960年10月大潟工場(新潟県)を新設
1970年代
- 1973年5月創業ゲンブ株式会社を設立
1980年代
- 1982年1月創業第一クリーンケミカル株式会社を設立
- 1986年7月創業京都エレックス株式会社を設立
- 1988年10月創業有限会社第一セラモ(現在の第一セラモ株式会社)を設立
- 1989年1月創業有限会社第一建工(現在の第一建工株式会社)を設立
1990年代
- 1992年10月創業オランダにSisterna B.V.を設立
- 1996年9月創業インドネシアにPT DAI-ICHI KIMIA RAYAを設立
2000年代
- 2000年2月大阪支社を開設
- 2000年9月京都工場を閉鎖
- 2001年4月M&A第一化学工業株式会社(現在の滋賀工場)を吸収合併
- 2004年1月創業帝開思(上海)国際貿易有限公司を設立
- 2006年12月研究所を京都市南区の地に移転
- 2009年2月M&ASisterna B.V.の株式を追加取得し、連結子会社化
2010年代
- 2011年4月M&A四日市合成株式会社の株式を追加取得し、連結子会社化
- 2011年5月東京支社(現在の東京本社)を東京都中央区の地に移転
- 2014年10月M&Aゲンブ株式会社が第一クリーンケミカル株式会社を吸収合併
- 2015年12月四日市事業所霞工場(三重県)を新設
- 2018年7月M&A株式会社バイオコクーン研究所の全株式を取得し、連結子会社化
- 2018年7月M&A池田薬草株式会社の全株式を取得し、連結子会社化
- 2019年3月岡山県加賀郡吉備中央町に事業用地等を取得
- 2019年12月株式会社バイオコクーン研究所 新工場の建設
2020年代
- 2021年2月創業京都エレックスが中国に蘇州開翼電子材料有限公司を設立
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行
- 2024年8月M&A本社を京都市南区の地に移転し、大阪支社を統合
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
事業本部制による分野別経営の強化
営業と研究を一体化した事業本部制を導入し、分野別(電子・情報、環境・エネルギー、ライフ・ウェルネス、コア・マテリアル)に事業部を設置。顧客課題への迅速な対応と新規開発テーマへの取り組みを可能にし、事業責任の明確化と機動的な組織運営を推進する。
- 02
研究開発体制の強化とスピードアップ
経営直轄組織として「生産技術研究所」と「京都中央研究所」を設置し、研究テーマを短期・中長期に区分。開発期間の短縮を図り、事業効率と競争力を向上させる。重点分野での技術革新を推進する。
- 03
人事制度改革と挑戦を称える企業文化の醸成
新人事制度を導入し、成果を正当に評価する仕組みを構築。社員の成長を企業成長に直結させ、挑戦する社員を賞賛する風土を醸成する。健康経営の推進も継続する。
- 04
収益力の強化と事業ポートフォリオの改善
収益性に課題のある事業について、事業方針の明確化や販売戦略の見直しを進め早期の収益改善を図る。継続的な価格改定や販売数量拡大を通じて安定的な利益創出を目指す。
- 05
サステナビリティへの取り組みと無形資産の最大化
「ユニ・トップ」「サステナビリティ」「チャレンジ」をキーワードに行動規範を整備。人的資本を含む無形資産の最大化と持続的成長を連動させ、気候変動や人権などの課題に対処する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,155人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は805万円で、9期前と比べて+8.6%。平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は15.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 967 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 976 | — |
| 2019年3月 | 742 | 40.6 | 14.9 | 985 | — |
| 2020年3月 | 733 | 40.7 | 15.1 | 1,032 | — |
| 2021年3月 | 733 | 40.6 | 15.0 | 1,061 | — |
| 2022年3月 | 732 | 40.5 | 14.9 | 1,096 | — |
| 2023年3月 | 747 | 40.9 | 15.3 | 1,104 | — |
| 2024年3月 | 695 | 41.1 | 15.9 | 1,111 | — |
| 2025年3月 | 734 | 41.5 | 15.9 | 1,138 | 475 |
| 2026年3月 | 805 | 41.4 | 15.6 | 1,155 | 874 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社14社(国内 8 / 海外 6、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内四日市合成㈱(注)2、4三重県 四日市市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ゲンブ㈱京都市南区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内京都エレックス㈱京都市南区 · 連結子会社議決権50.0%
- 国内第一セラモ㈱滋賀県 東近江市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内第一建工㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱バイオコクーン研究所岩手県 盛岡市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内池田薬草㈱徳島県 三好市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外晋一化工股份有限公司(注)2、5台湾 台北市 · 連結子会社議決権51.0%
- 海外Sisterna B.V.オランダ ローゼンダール · 連結子会社議決権94.9%
- 海外PT DAI-ICHI KIMIA RAYAインドネシア カラワン · 連結子会社議決権100.0%
- 海外帝開思(上海)国際貿易有限公司(注)2中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外蘇州開翼電子材料有限公司中国江蘇省 蘇州市 · 連結子会社議決権94.2%
残りのグループ会社2社を開く
- ケイアンドディーファインケミカル㈱千葉市中央区50%
- DDFR Corporation Ltd.中国 香港特別行政区50%
- 調達3,797万円非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発木質系バイオマスの効果的利用に向けた特性評価国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-07-19
- 調達1,696万円非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発CNF安全性評価手法の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-07-19
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は829億円、営業利益は101億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.1%、利益が+87.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 970億円 | 829億円 |
| 営業利益 | 125億円 | 101億円 |
| 純利益 | 77億円 | 62億円 |
| 1株あたり配当 | ¥150 | ¥150 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は275億円、営業利益は51億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+97.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 160 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 139 | −6 | −4.3 | −5 |
| 2024年2Q | 153 | 2 | 1.3 | 0 |
| 2024年3Q | 164 | 9 | 5.5 | 8 |
| 2024年4Q | 175 | — | — | 9 |
| 2025年2Q | 354 | 25 | 7.1 | 13 |
| 2025年4Q | 379 | 29 | 7.7 | 13 |
| 2026年2Q | 376 | 39 | 10.4 | 22 |
| 2026年4Q | 453 | 62 | 13.7 | 40 |
| 2027年1Q | 275 | 51 | 18.5 | 31 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は518億円から829億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は12.2%。売上は2期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 518 | — | 15 | — | 8 |
| ゲンブ株式会社が第一クリーンケミカル株式会社を吸収合併 | |||||
| 2014年3月 | 546 | — | 24 | — | 13 |
| 四日市事業所霞工場(三重県)を新設 | |||||
| 2015年3月 | 556 | — | 27 | — | 18 |
| 2016年3月 | 528 | — | 32 | — | 22 |
| 2017年3月 | 523 | — | 38 | — | 25 |
| 株式会社バイオコクーン研究所の全株式を取得し、連結子会社化 | |||||
| 2018年3月 | 570 | — | 47 | — | 34 |
| 株式会社バイオコクーン研究所 新工場の建設 | |||||
| 2019年3月 | 596 | — | 42 | — | 26 |
| 2020年3月 | 615 | — | 35 | — | 20 |
| 京都エレックスが中国に蘇州開翼電子材料有限公司を設立 | |||||
| 2021年3月 | 591 | — | 43 | — | 26 |
| 2022年3月 | 627 | — | 42 | — | 25 |
| 2023年3月 | 651 | — | 12 | — | −4 |
| 本社を京都市南区の地に移転し、大阪支社を統合 | |||||
| 2024年3月 | 631 | — | 21 | — | 12 |
| 2025年3月 | 733 | 54 | 57 | 7.4 | 26 |
| 2026年3月 | 829 | 101 | 104 | 12.2 | 62 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高829億円のうち、営業利益として残るのは101億円で12.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は62億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.1%581億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.7%147億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.2%101億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが100億円、投資CFが−35億円で、差し引きのフリーCFは65億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は238億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 25 | −35 | 22 | −10 | 68 |
| 2014年3月 | 36 | −18 | 5 | 18 | 92 |
| 2015年3月 | 23 | −32 | 34 | −9 | 118 |
| 2016年3月 | 42 | −77 | 12 | −35 | 94 |
| 2017年3月 | 38 | −33 | −5 | 5 | 93 |
| 2018年3月 | 50 | −11 | −19 | 39 | 114 |
| 2019年3月 | 32 | −57 | −15 | −25 | 73 |
| 2020年3月 | 38 | −58 | 49 | −20 | 101 |
| 2021年3月 | 50 | −38 | 3 | 12 | 115 |
| 2022年3月 | 55 | −27 | −23 | 28 | 122 |
| 2023年3月 | 7 | −29 | −10 | −22 | 91 |
| 2024年3月 | 71 | −20 | 16 | 51 | 159 |
| 2025年3月 | 75 | −21 | −50 | 54 | 166 |
| 2026年3月 | 100 | −35 | 9 | 65 | 238 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,150億円。このうち返さなくてよい自己資本が583億円で、自己資本比率は45.2%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 554 | 182 | 372 | 31.1 |
| 2014年3月 | 576 | 199 | 377 | 32.6 |
| 2015年3月 | 644 | 262 | 382 | 38.7 |
| 2016年3月 | 661 | 267 | 394 | 38.8 |
| 2017年3月 | 690 | 280 | 410 | 38.9 |
| 2018年3月 | 737 | 320 | 417 | 40.9 |
| 2019年3月 | 759 | 336 | 423 | 41.3 |
| 2020年3月 | 817 | 343 | 474 | 38.8 |
| 2021年3月 | 850 | 374 | 476 | 40.7 |
| 2022年3月 | 865 | 404 | 461 | 42.5 |
| 2023年3月 | 850 | 383 | 467 | 40.4 |
| 2024年3月 | 945 | 413 | 532 | 38.9 |
| 2025年3月 | 971 | 445 | 526 | 39.9 |
| 2026年3月 | 1,150 | 583 | 567 | 45.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で203社中18位あたり、逆に低いのは配当利回りで203社中192位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥12,830で、1年前と比べて+136.7%。過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.2倍 |
| PER (会社予想) | 17.7倍 |
| PBR | 2.48倍 |
| 配当利回り | 1.17% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月28日に8830円まで調整後、7月31日に12620円へ急騰し、8月13日には15510円の高値をつけました。その後は8月19日に13530円と前日比5.7%下落しましたが、1ヶ月で27.8%上昇、52週高値15900円に迫る水準です。出来高は7月31日に84万株と急増し、その後も20万株前後で高水準が続き、需給の活発さを示しています。25日線(12292円)を10%上回り、上昇トレンドは維持していますが、RSIは70.8と過熱感があります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PER18.1倍は同業界平均18.7倍とほぼ同水準で妥当圏内。PBR2.25倍は業界平均1.46倍を上回り割高感があるが、ROE13.6%と高収益で利益成長が続いており、配当利回り1.43%は業界平均2.56%を下回る。成長性を考慮すると、総合的にはほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.2倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 17.7倍 | — |
| PBR | 2.48倍 | 1.41倍 |
| ROE | 13.6% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
機能性化学品の専業メーカーとして、ニッチ分野で高いシェアと収益性を誇る。2026年3月期は営業利益101億円と過去最高を見込む。強気派は、成長市場(エレクトロニクス、化粧品)での需要増と高付加価値品比率の向上による利益拡大を評価する。一方、弱気派は、主要顧客の景気変動リスクや、競合他社の技術キャッチアップ、原料価格高騰による採算悪化を懸念。業績予想の達成には外部環境の安定が鍵となる。
- ニッチ市場で圧倒的シェア
独自技術で繊維・紙パルプ向けなどで高いシェアを確保。
- 高付加価値品比率向上
エレクトロニクス・化粧品向け拡大で利益率改善。
- 過去最高益更新見込み
2026/3期営業利益101億円(前期比約40%増)。
- FY26営業利益101億円達成への期待2026年3月期決算影響強
営業利益101億円(FY25比+87%)は過去最高水準
- 高成長に対しPER18倍の割安感継続影響中
営業利益成長率87%に対しPER18倍は割安、20倍以上も視野
- 電子材料向け特殊化学品需要拡大FY26下期影響中
同社の特殊化学品が半導体・電子部品向けに需要増加
- 株主還元の強化期待次回株主総会影響弱
配当性向は現状約30%だが、利益増に伴う増配余地あり
- 原料価格変動リスク
原油連動の原料高が収益を圧迫。
- 顧客業界の景気感応度
繊維・金属加工など景気変動の影響を受けやすい。
- 競合の技術キャッチアップ
低価格競争に陥ると優位性が低下する可能性。
- FY26業績計画の未達リスク決算発表時影響強
前年比87%増益の達成はハードルが高く、下方修正の可能性
- 原材料価格の上昇不定影響中
原油連動原料の高騰が収益を圧迫、利益率低下リスク
- 円高による輸出採算悪化金融政策次第影響中
海外売上比率が高く、対ドル1円円高で営業利益数億円の影響
- 成長期待の剥落による株価調整不定影響弱
170%上昇後の利益確定売りや、期待先行の反動
- 高付加価値品売上比率
- 収益性向上の鍵。比率が高まれば全体利益率が向上。
- 営業利益率
- 高付加価値化の成果を測る指標。目標は12%超。
- エレクトロニクス分野売上高
- 成長ドライバー。需要動向を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり150円で、前期から+50.0%。いまの株価に対する利回りは1.17%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 60 | — | 32.3 |
| 2018年3月 | 70 | 16.7 | 28.5 |
| 2019年3月 | 70 | 0.0 | 34.5 |
| 2020年3月 | 70 | 0.0 | 48.2 |
| 2021年3月 | 70 | 0.0 | 32.5 |
| 2022年3月 | 80 | 14.3 | 46.5 |
| 2023年3月 | 80 | 0.0 | — |
| 2024年3月 | 65 | −18.8 | 57.2 |
| 2025年3月 | 100 | 53.8 | 52.8 |
| 2026年3月 | 150 | 50.0 | 24.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥150
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,031人。区分でいちばん多いのは金融機関で34.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.6%を占め、残る58.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 49.3 | 48.8 | 36.9 | 39.4 | 37.7 | 34.5 |
| 個人・その他 | 28.7 | 30.9 | 44.1 | 36.4 | 39.5 | 27.1 |
| 外国法人 | 13.4 | 12.4 | 10.0 | 14.1 | 10.2 | 24.3 |
| 事業法人 | 5.9 | 6.0 | 6.4 | 6.0 | 7.3 | 7.0 |
| 証券会社 | 2.4 | 1.7 | 2.5 | 3.9 | 5.2 | 6.4 |
| 自己株式 | 4.8 | 4.7 | 10.5 | 10.4 | 10.4 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.6 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.59 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 8.45 |
| 03 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 4.21 |
| 04 | 第一生命保険株式会社 | 4.02 |
| 05 | 片山 晃 | 3.98 |
| 06 | DKS取引先持株会 | 3.56 |
| 07 | 野村證券株式会社 | 3.18 |
| 08 | 株式会社みずほ銀行 | 2.76 |
| 09 | 株式会社京都銀行 | 2.69 |
| 10 | 第一工業製薬従業員持株会 | 2.66 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-31片山 晃変更報告7.73%+1.02pt
- 2026-08-31片山 晃変更報告6.71%
- 2026-08-31片山 晃新規の大量保有報告7.73%
- 2026-08-05片山 晃新規の大量保有報告6.71%
- 2026-07-22野村證券株式会社新規の大量保有報告0.75%+0.70pt
- 2026-07-07株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告2.76%
- 2026-06-22SMBC日興証券株式会社新規の大量保有報告0.13%-0.99pt
- 2026-06-19野村證券株式会社新規の大量保有報告0.05%-1.09pt
- 2026-06-04野村證券株式会社新規の大量保有報告1.14%-0.66pt
- 2026-05-21野村證券株式会社新規の大量保有報告1.80%-0.05pt
- 2026-04-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告4.90%
- 2026-04-21野村證券株式会社新規の大量保有報告1.85%-1.14pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+3146%、1株純資産は14期で+1113%。直近期のROEは13.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 19 | 404 | 4.8 | 13.4 | 63.9 |
| 2014年3月 | 31 | 440 | 7.4 | 10.3 | 35.4 |
| 2015年3月 | 39 | 472 | 8.2 | 10.0 | 31.6 |
| 2016年3月 | 42 | 485 | 8.7 | 7.9 | 32.5 |
| 2017年3月 | 47 | 530 | 9.5 | 9.0 | 32.3 |
| 2018年3月 | 330 | 2,971 | 11.8 | 13.2 | 28.5 |
| 2019年3月 | 254 | 3,083 | 8.4 | 13.7 | 34.5 |
| 2020年3月 | 198 | 3,115 | 6.4 | 18.9 | 48.2 |
| 2021年3月 | 252 | 3,405 | 7.7 | 14.6 | 32.5 |
| 2022年3月 | 245 | 3,610 | 7.0 | 11.3 | 46.5 |
| 2023年3月 | −42 | 3,593 | −1.1 | — | — |
| 2024年3月 | 123 | 3,840 | 3.3 | 29.9 | 57.2 |
| 2025年3月 | 270 | 4,045 | 6.9 | 10.2 | 52.8 |
| 2026年3月 | 606 | 4,904 | 13.6 | 12.2 | 24.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額529百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山路直貴 | 代表取締役社長 | 62 | 22,000 |
| 清水伸二 | 代表取締役専務取締役 | 52 | 9,000 |
| 坂本真美 | 取締役 | 58 | 3,000 |
| 北尾真大 | 取締役 | 46 | 2,000 |
| 奥山喜久夫 | 取締役 | 78 | — |
| 橋本克己 | 取締役 | 68 | — |
| 中野秀代 | 取締役 | 66 | — |
| 古澤佳幸 | 常勤監査役 | 56 | 2,000 |
| 橋本賀之 | 常勤監査役 | 58 | 2,000 |
| 髙橋利忠 | 監査役 | 69 | — |
| 宮永雅好 | 監査役 | 68 | — |
| 塚本英伸 | — | 53 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 櫻井繁樹 | 取締役 | 70 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 186 | 25 | 20 | 232 | 29 |
| 取締役(社内) | 5 | 142 | 25 | 16 | 184 | 37 |
| 監査役 | 3 | 44 | — | 3 | 48 | 16 |
| 社外取締役 | 5 | 31 | — | 1 | 33 | 7 |
| 社外取締役 | 3 | 18 | — | 1 | 19 | 6 |
| 社外監査役 | 2 | 12 | — | 0 | 13 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容817字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,503字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,585字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,912字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第162期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第162期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第161期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第161期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第160期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第160期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第159期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第159期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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