概要
サカタインクスは1896年に大阪で創業した印刷インキメーカーである。2025年12月期の連結売上高は2,576億円、営業利益152億円、従業員5,323人。フレキソインキやグラビアインキなど包装・商業印刷向けインキを主力とし、日本、アジア、米州、欧州の20以上の国と地域に生産販売拠点を持つ。さらに機能性材料(インクジェットインキ、トナー、カラーフィルター用顔料分散液)や印刷用機材、ブランド保護ソリューションなどを展開する。東京証券取引所プライム市場に上場している。
四つのセグメントで構成する事業ポートフォリオ
サカタインクスの事業は、印刷インキ、印刷用機材、機能性材料、その他(化成品・ディスプレイサービス・ブランド保護ソリューション)の四つに分かれる。印刷インキ事業が売上の大半を占め、フレキソインキ、グラビアインキ、メタルインキ、新聞インキ、オフセットインキを生産・販売する。2025年12月期のセグメント売上高は、印刷インキ・機材(日本)が502億円、印刷インキ(アジア)が561億円、印刷インキ(米州)が1,018億円、印刷インキ(欧州)が215億円、機能性材料が203億円、その他が140億円である。印刷インキ(米州)が売上の4割近くを占める最大セグメントであり、前期比15.9%増と大きく伸びた。一方、日本セグメントは同4.8%減と縮小傾向にある。収益面では、アジアセグメントの営業利益率が12.3%と最も高く、日本は2.9%と低い。
世界20カ国以上に広がる生産販売ネットワーク
同社グループは、日本に大阪工場(伊丹)、東京工場(野田)、羽生工場、滋賀工場を持ち、海外では米国にINX International Ink Co.、欧州にINX International UK LimitedやINX International FRANCE SAS、アジアにインドネシア、マレーシア、ベトナム、中国、インド、バングラデシュ、カンボジアなどの現地法人を擁する。2024年にはアジア統括会社SAKATA INX ASIA HOLDINGS SDN. BHD.を設立し、地域管理を強化した。また、ブラジルにはINX do Brasil Ltda.、チェコにはINX Digital Czech,A.S.など、買収により獲得した拠点も多い。連結子会社は31社、関連会社8社にのぼる。グループ全体の従業員は5,323人で、うち海外子会社が多数を占める。
安定成長を続ける財務基盤
売上高は2012年3月期の1,196億円から2025年12月期の2,576億円へと約2.2倍に成長した。2020年12月期はコロナ禍で1,615億円に落ち込んだが、その後回復し、2025年12月期は過去最高を更新した。営業利益は2025年12月期に152億円(前期比15.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は116億円(同28.9%増)と、増収増益を達成した。為替レートは2025年期中平均149.71円/ドルと円安基調が収益を押し上げた面もある。利益率は営業利益率5.9%とインキ業界としては標準的だが、アジアや米州の収益性が高い。純資産は非公開だが、安定配当と政策保有株式の縮減を進めている。
業界の中での役割は印刷インキ・機能性材料のグローバルサプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01印刷インキ(日本・アジア・米州・欧州)主力
日本、アジア、米州、欧州市場向けにフレキソインキ、グラビアインキ、メタルインキ、新聞インキ、オフセットインキ等の印刷インキを生産・販売。包装印刷・商業印刷向け。
- フレキソインキ
- フレキソ印刷用インキ。軟包装・段ボール用途。
- グラビアインキ
- グラビア印刷用インキ。包装フィルム・出版用途。
- オフセットインキ
- オフセット印刷用インキ。商業印刷・出版。
- メタルインキ
- 金属缶・アルミ容器等の印刷用インキ。
02印刷用機材準主力
日本市場向けに印刷製版用材料や印刷製版関連機器の仕入・販売を行い、印刷工程全般のトータルソリューションを提供。
- 印刷製版用材料
- 印刷版の作製に必要な感光材や処理剤等。
- 印刷製版関連機器
- 製版工程で使用される機器。
03機能性材料準主力
日本、アジア、米州、欧州市場向けにインクジェットインキ、トナー、カラーフィルター用顔料分散液、機能性コーティング剤を生産・販売。エレクトロニクス・印刷関連。
- インクジェットインキ
- インクジェットプリンター用インキ。産業・商業向け。
- トナー
- 電子写真方式のプリンター・複合機用現像剤。
- カラーフィルター用顔料分散液
- 液晶ディスプレイのカラーフィルター製造に用いる顔料分散液。
- 機能性コーティング剤
- 防曇・防汚等の機能を付与するコーティング材料。
04その他(化成品・ディスプレイサービス・ブランド保護ソリューション)その他
日本市場向けに化成品の仕入販売、ディスプレイサービスの生産販売、ブランド保護ソリューションの仕入販売を実施。化成品は工業用薬品等、ディスプレイサービスは店頭販促用什器等。
- 化成品
- 工業用薬品等の仕入販売。
- ディスプレイサービス
- 店頭用ディスプレイ什器の企画・生産・販売。
- ブランド保護ソリューション
- 偽造防止技術を用いたセキュリティ印刷・ホログラム等。
製品と技術
包装印刷を支えるフレキソインキとグラビアインキ
主力製品の一つがフレキソインキで、軟包装や段ボール向けに使用される。フレキソ印刷は水溶性インキが主であり、環境負荷が低いことから食品包装で広く採用される。同社はフレキソインキにおいて、溶剤系と水性系の両方をラインナップし、バリア性や印刷適性を高めた製品を提供する。グラビアインキは包装フィルムや出版用途で使われ、高精細な印刷が可能である。同社のグラビアインキは特にアジア市場で強く、食品包装ラベルや軟包装フィルムの印刷に使用される。これらのインキはパッケージ関連の需要に支えられ、売上の大きな部分を占める。
デジタル印刷向けインクジェットインキとトナー
機能性材料事業の中核はインクジェットインキとトナーである。インクジェットインキは産業用・商業用プリンター向けで、水溶性、溶剤系、UV硬化型など多様なタイプを展開する。特に建材や繊維、食品包装など「衣食住」をターゲットとした新市場への拡販を進めている。トナーは電子写真方式のプリンター・複合機用で、高画質化と低温定着を実現した製品を提供する。また、カラーフィルター用顔料分散液は液晶ディスプレイ製造に不可欠で、高精細ディスプレイ向けに微細化技術を競っている。これらの製品はデジタル化の進展とともに需要が拡大している。
機能性コーティング剤とブランド保護ソリューション
機能性材料事業では、防曇・防汚などの機能を付与するコーティング剤も手がける。これは主に包装フィルムや光学フィルムに塗布され、商品価値を高める。また、その他事業にはブランド保護ソリューションがあり、偽造防止技術を用いたセキュリティ印刷やホログラムを提供する。これらは医薬品や高級ブランドの包装に使用され、製品の真贋判定やトレーサビリティに貢献する。同社はこれらの技術を、印刷インキで培った顔料分散や印刷技術を応用して開発している。2024年5月にはサカタブランドソリューションズ株式会社を設立し、同事業を本格化させた。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
印刷インキ首位、海外比率高く成長
化学セクターに属し、印刷用インキで国内首位のメーカーです。同業には東洋紡やクラレがありますが、当社はインキ事業に特化し、パッケージ分野に強みを持ちます。売上高は約2500億円規模で、2025年12月期は2577億円と堅調に増加しています。営業利益率は5.9%と化学業界の平均水準ですが、海外展開により市場の成長を取り込んでいます。原材料価格の変動が収益に影響するリスクがあります。
強み
- 印刷インキで国内シェア首位。ブランド力と販売網で優位。
- 海外需要の取り込みで売上高が成長。グローバル展開を強化。
- 食品包装などパッケージ向けインキが堅調。需要の安定性が高い。
- 環境対応インキなど新製品の開発に注力。市場ニーズに応える。
課題
- 営業利益率は5%台と低水準。付加価値向上で利益改善が必要。
- 原料価格の変動が利益を圧迫。調達コストの管理が課題。
- 印刷需要の減少リスク。新事業の育成が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機能性化学の時価総額近傍。太字がサカタインクス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4617中国塗料 | 1,925億円 | 15.8倍 |
| 2 | 3106倉敷紡績 | 1,879億円 | 14.1倍 |
| 3 | 4471三洋化成工業 | 1,506億円 | 9.1倍 |
| 4 | 6486イーグル工業 | 1,500億円 | 13.9倍 |
| 5 | 3101東洋紡 | 1,490億円 | 13.2倍 |
| 6 | 4633サカタインクス | 1,420億円 | 10.7倍 |
| 7 | 5310東洋炭素 | 1,417億円 | 31.8倍 |
| 8 | 4958長谷川香料 | 1,412億円 | 18.4倍 |
| 9 | 4461第一工業製薬 | 1,371億円 | 21.2倍 |
| 10 | 7821前田工繊 | 1,353億円 | 13.9倍 |
| 11 | 4914高砂香料工業 | 1,338億円 | 13.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 40件
大阪で新聞インキの個人商店として創業
1896年11月、大阪市において個人商店「阪田インキ製造所」(後に阪田商会と改称)として創業し、新聞インキの製造販売を開始した。当時の新聞印刷需要に応える形で事業を拡大し、1920年9月に株式会社組織に改組した。1947年6月には工業薬品部門を分離独立させ、阪田産業株式会社(現サカタケムテック株式会社)を設立した。この分離は後に印刷インキ専業への集中を可能にした。1960年12月には兵庫県伊丹市に伊丹工場(現大阪工場)を建設し、生産能力を拡大した。
証券取引所上場と国内生産拠点の拡充
1961年10月、大阪証券取引所市場第二部に上場し、翌1962年8月には市場第一部に指定替えとなった。1969年12月には千葉県野田市に野田工場(現東京工場)を建設し、関東地区の需要に対応した。1982年1月には株式会社サカタ現像所(現サカタラボステーション株式会社)を設立し、印刷関連サービスの多角化を図った。この時期、商号は「阪田インキ」のままであったが、1987年10月に商号をサカタインクス株式会社に変更し、ブランドを一新した。
米国・欧州への進出と買収による国際化
1987年4月、スペインにSAKATA INX ESPANA,S.A.を設立し、欧州初の現地法人を設立した。1988年2月には米国に持株会社INX INTERNATIONAL INCORPORATED(現THE INX GROUP LIMITED)を設立し、同年4月にAcme Printing Ink Companyを買収、続いて1989年10月にMidland Color Companyを買収した。これらは1992年1月に統合されINX International Ink Co.が設立され、北米事業の基盤となった。同じ1992年7月には英国にもTHE INX GROUP (UK) LIMITEDを設立し、欧州ネットワークを拡大した。また、同年のサカタインクスインターナショナル株式会社設立により、電子部品輸出入事業を分離した。
アジア新興国への生産拠点展開
1989年5月にインドネシアにP.T. SAKATA INX INDONESIA、1993年3月にマレーシアにMEGA FIRST SAKATA INX SDN.BHD.、1995年8月にインドにMONTARI SAKATA INX LIMITEDを設立し、アジアの成長市場に直接進出した。2002年12月には中国にSAKATA INX SHANGHAI CO.,LTD.を設立し、2003年11月にはベトナムにSAKATA INX VIETNAM CO.,LTD.を設立した。2017年11月にはバングラデシュ、2022年8月にはカンボジアに子会社を設立し、アジアでのプレゼンスを拡大し続けている。これらの拠点は主に包装印刷用インキの現地生産を担い、人口増加に伴う需要を取り込んでいる。
デジタル印刷と環境対応へのシフト
2000年代以降、同社はデジタル印刷関連の事業を強化した。2005年12月には米国にTriangle Digital INX Co.(現INX Digital International Co.)を設立し、デジタルインキ事業に参入。2008年4月にはチェコのMegaink Digital A.S.(現INX Digital Czech,A.S.)を買収した。2016年11月にはブラジルのCreative Industria e Comercio Ltda.を買収し、南米市場に進出。2020年6月にはドイツのA.M.Ramp & Co.GmbHを買収し、欧州の包装インキ事業を強化した。また、環境配慮型製品としてボタニカルインキシリーズを展開し、サステナビリティを経営の柱に据えた。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行した。
年表40件を開く
1890年代
- 1896年11月創業個人商店阪田インキ製造所(のちに阪田商会と改称)として大阪市で創業し、新聞インキの製造販売を開始
1920年代
- 1920年9月株式会社組織に改組
1940年代
- 1947年6月工業薬品部門を分離独立し、阪田産業株式会社(現 サカタケムテック株式会社・連結子会社)を設立
1960年代
- 1960年12月伊丹工場(現 大阪工場)を兵庫県伊丹市に建設
- 1961年10月上場大阪証券取引所市場第二部上場
- 1962年8月大阪証券取引所市場第一部に指定替
- 1969年12月野田工場(現 東京工場)を千葉県野田市に建設
1980年代
- 1982年1月株式会社サカタ現像所(現 サカタラボステーション株式会社・連結子会社)を設立
- 1987年4月SAKATA INX ESPANA,S.A.(現 連結子会社)をスペインに設立
- 1987年10月商号変更商号をサカタインクス株式会社に変更
- 1988年2月INX INTERNATIONAL INCORPORATED(現 THE INX GROUP LIMITED・連結子会社)を持株会社として米国に設立
- 1988年4月M&AINX INTERNATIONAL INCORPORATEDがAcme Printing Ink Companyを買収
- 1988年12月上場東京証券取引所市場第一部上場
- 1989年5月P.T. SAKATA INX INDONESIA(現 連結子会社)をインドネシアに設立
- 1989年10月M&AINX INTERNATIONAL INCORPORATEDがMidland Color Companyを買収
1990年代
- 1992年1月M&AAcme Printing Ink CompanyとMidland Color Companyを統合し、INX International Ink Co.(現 連結子会社)をTHE INX GROUP LIMITEDの子会社として米国に設立
- 1992年7月創業サカタインクスインターナショナル株式会社(現 シークス株式会社・関連会社)を設立し、同年10月、電子部品等の輸出入に係わる事業を譲渡
- 1992年7月THE INX GROUP LIMITEDの子会社として、THE INX GROUP (UK) LIMITED(現 INX International UK Limited・連結子会社)を英国に設立
- 1993年3月MEGA FIRST SAKATA INX SDN.BHD.(現 SAKATA INX (MALAYSIA) SDN.BHD.・連結子会社)をマレーシアに設立
- 1994年2月羽生工場を埼玉県羽生市に建設
- 1995年8月MONTARI SAKATA INX LIMITED(現 SAKATA INX (INDIA) PRIVATE LIMITED・連結子会社)をインドに設 立
- 1995年10月M&A大栄化工不動産株式会社を吸収合併
- 1999年11月東洋インキ製造株式会社(現 artience株式会社)との業務提携に合意
2000年代
- 2001年4月サカタラボステーション株式会社に写真関連事業を譲渡
- 2002年12月SAKATA INX SHANGHAI CO.,LTD.(現 連結子会社)を中国に設立
- 2003年11月SAKATA INX (MALAYSIA) SDN.BHD.の子会社として、SAKATA INX VIETNAM CO.,LTD.(現 連結子会社)をベトナムに設立
- 2004年5月INX International Ink Co.の子会社として、持株会社INX EUROPE LIMITED(現 連結子会社)を英国に設立
- 2004年5月M&AINX EUROPE LIMITEDの子会社として、INX International FRANCE SAS(現 連結子会社)をフランスに設立し、その後同社がHolliday Encres,S.A.を買収
- 2005年12月M&ATHE INX GROUP LIMITEDの子会社として、Triangle Digital INX Co.(INX Digital International Co.に社名変更)を米国に設立し、その後同社がTRIANGLE DIGITAL LLCを買収
- 2008年4月M&ATHE INX GROUP LIMITEDがMegaink Digital A.S.(現 INX Digital Czech,A.S.・連結子会社)を買収
2010年代
- 2013年1月M&ATHE INX GROUP LIMITEDがINX Digital International Co.をINX International Ink Co.に統合
- 2014年3月滋賀工場を滋賀県米原市に建設
- 2015年6月商号変更第138期(2015年12月期)より決算期を3月31日から12月31日に変更
- 2016年11月M&ATHE INX GROUP LIMITEDが子会社を通じてCreative Industria e Comercio Ltda.(現 INX do Brasil Ltda.・連結子会社)を買収
- 2017年11月SAKATA INX (INDIA) PRIVATE LIMITEDの子会社として、SAKATA INX (BANGLADESH) PRIVATE LIMITED(現 連結子会社)をバングラデシュに設立
2020年代
- 2020年6月M&ATHE INX GROUP LIMITEDが子会社を通じてA.M.Ramp & Co.GmbH(現 連結子会社)を買収
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
- 2022年8月SAKATA INX VIETNAM CO.,LTD.の子会社として、SAKATA INX (CAMBODIA) CO.,LTD.(現 連結子会社)をカンボジアに設立
- 2024年2月SAKATA INX ASIA HOLDINGS SDN. BHD.(現 連結子会社)を設立
- 2024年5月サカタブランドソリューションズ株式会社(現 連結子会社)を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2026年まで2,700億円
- 営業利益2026年まで180億円
- 経常利益2026年まで190億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2026年まで127億円
- ROE10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
印刷インキ事業と機能性材料事業の拡大
パッケージ印刷向け環境配慮型製品(ボタニカルインキなど)のグローバル展開、インクジェットインキの新市場開拓、画像表示材料の拡販と新分野展開を推進する。
- 02
新規事業領域への挑戦
「事業発展領域」「エレクトロニクス&エネルギー」「バイオベース・脱石化材料」「ヘルスケア」をターゲットに、研究開発とオープンイノベーションを加速し、事業化を目指す。
- 03
ESG・サステナビリティの取り組み強化
気候変動対応、環境配慮型製品の展開、人的資本政策の推進、ガバナンス体制の構築を通じて持続可能な社会に貢献する。
- 04
グローバル連結経営の強化と変革
グループ全体の経営基盤を強化し、ステークホルダー関係の強化、人財育成・組織風土改革を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で5,323人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は826万円で、9期前と比べて+14.1%。平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は18.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 3,979 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 4,068 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 4,203 | — |
| 2019年12月 | 724 | 41.9 | 18.2 | 4,547 | — |
| 2020年12月 | 710 | 42.2 | 18.3 | 4,598 | — |
| 2021年12月 | 720 | 42.6 | 18.5 | 4,766 | — |
| 2022年12月 | 724 | 44.0 | 18.1 | 4,862 | — |
| 2023年12月 | 705 | 44.6 | 18.5 | 5,035 | — |
| 2024年12月 | 787 | 44.6 | 18.8 | 5,143 | 257 |
| 2025年12月 | 826 | 44.6 | 18.9 | 5,323 | 286 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社31社(国内 6 / 海外 25、うち連結子会社 28) を有報から抽出しています。
- 国内サカタケムテック㈱大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内サカタラボステーション㈱東京都板橋区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内サカタブランドソリューションズ㈱東京都文京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外THE INX GROUP LIMITED (注)2DELAWARE, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INX International Ink Co. (注)2、4DELAWARE, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INX International Coatings and Adhesives Co.DELAWARE, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INX International Ink Corp.QUEBEC, CANADA · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INX INTERNATIONAL DE MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.QUERÉTARO, MÉXICO · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INX do Brasil Ltda.(注)2SAO PAULO, BRAZIL · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INX EUROPE LIMITEDLANCASHIRE, ENGLAND · 連結子会社議決権100.0%
- 海外INX International UK LimitedLANCASHIRE, ENGLAND · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SAKATA INX ESPANA,S.A. (注)2BARCELONA, SPAIN · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社19社を開く
- A.M.Ramp & Co.GmbHEPPSTEIN, GERMANY100%
- INX Digital Czech,A.S.PRAGUE, CZECH100%
- Galaxy Inks & Coatings Australia Pty LtdVICTORIA, AUSTRALIA100%
- Servicom New Zealand LimitedAUCKLAND, NEW ZEALAND100%
- SAKATA INX ASIA HOLDINGS SDN. BHD.KUALA LUMPUR, MALAYSIA100%
- P.T. SAKATA INX INDONESIAJAKARTA, INDONESIA51%
- SAKATA INX (MALAYSIA) SDN.BHD.SHAH ALAM, MALAYSIA100%
- SAKATA INX VIETNAM CO.,LTD. (注)2BINH DUONG, VIETNAM100%
- SAKATA INX (CAMBODIA) CO.,LTD.PHNOM PENH, CAMBODIA100%
- CDI SAKATA INX CORP.MANILA, PHILIPPINES80%
- SAKATA INX (INDIA) PRIVATE LIMITED (注)2HARYANA, INDIA100%
- SAKATA INX (BANGLADESH) PRIVATE LIMITED (注)2NARAYANGANJ, BANGLADESH100%
- ETERNAL SAKATA INX CO.,LTD. (注)5BANGKOK, THAILAND49%
- SAKATA INX SHANGHAI CO.,LTD. (注)2中国 上海市100%
- SAKATA INX (ZHONGSHAN) CORP.中国広東省 中山市100%
- その他3社-
- シークス㈱(注)6大阪市中央区23%
- ロジコネット㈱埼玉県川口市50%
- TAIWAN SAKATA INX CORP.TAIPEI, TAIWAN50%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は2,577億円、営業利益は152億円。前期と比べると増収増益で、売上が+4.9%、利益が+15.2%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,865億円 | 2,577億円 |
| 営業利益 | 170億円 | 152億円 |
| 純利益 | 118億円 | 116億円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は1,420億円、営業利益は90億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+12.3%、営業利益は+18.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 542 | 24 | 4.4 | 20 |
| 2023年2Q | 560 | 26 | 4.6 | 18 |
| 2023年3Q | 584 | 35 | 6.0 | 28 |
| 2023年4Q | 598 | — | — | 9 |
| 2024年1Q | 592 | 39 | 6.6 | 27 |
| 2024年2Q | 619 | 34 | 5.5 | 26 |
| 2024年4Q | 1,245 | 59 | 4.7 | 37 |
| 2025年2Q | 1,264 | 76 | 6.0 | 62 |
| 2025年4Q | 1,313 | 76 | 5.8 | 54 |
| 2026年2Q | 1,420 | 90 | 6.3 | 67 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年3月期からの15期で、売上は1,196億円から2,577億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 1,196 | — | 50 | — | 30 |
| THE INX GROUP LIMITEDがINX Digital International Co.をINX International Ink Co.に統合 | |||||
| 2013年3月 | 1,231 | — | 68 | — | 56 |
| 滋賀工場を滋賀県米原市に建設 | |||||
| 2014年3月 | 1,399 | — | 94 | — | 60 |
| 第138期(2015年12月期)より決算期を3月31日から12月31日に変更 | |||||
| 2015年3月 | 1,466 | — | 94 | — | 43 |
| 2015年12月 | 1,366 | — | 101 | — | 77 |
| THE INX GROUP LIMITEDが子会社を通じてCreative Industria e Comercio Ltda.(現 INX do Brasil Ltda.・連結子会社)を買収 | |||||
| 2016年12月 | 1,512 | — | 119 | — | 78 |
| SAKATA INX (INDIA) PRIVATE LIMITEDの子会社として、SAKATA INX (BANGLADESH) PRIVATE LIMITED(現 連結子会社)をバングラデシュに設立 | |||||
| 2017年12月 | 1,573 | — | 112 | — | 84 |
| 2018年12月 | 1,621 | — | 69 | — | 47 |
| 2019年12月 | 1,672 | — | 73 | — | 41 |
| THE INX GROUP LIMITEDが子会社を通じてA.M.Ramp & Co.GmbH(現 連結子会社)を買収 | |||||
| 2020年12月 | 1,615 | — | 78 | — | 53 |
| 2021年12月 | 1,815 | — | 85 | — | 49 |
| SAKATA INX VIETNAM CO.,LTD.の子会社として、SAKATA INX (CAMBODIA) CO.,LTD.(現 連結子会社)をカンボジアに設立 | |||||
| 2022年12月 | 2,155 | — | 50 | — | 46 |
| 2023年12月 | 2,284 | — | 136 | — | 75 |
| SAKATA INX ASIA HOLDINGS SDN. BHD.(現 連結子会社)を設立 | |||||
| 2024年12月 | 2,456 | 132 | 129 | 5.4 | 90 |
| 2025年12月 | 2,577 | 152 | 154 | 5.9 | 116 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高2,577億円のうち、営業利益として残るのは152億円で5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は116億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%1,933億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.1%492億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%152億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 15期分
2025年12月期は営業CFが170億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは125億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は188億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 52 | −18 | −22 | 34 | 52 |
| 2013年3月 | 66 | −31 | −32 | 35 | 59 |
| 2014年3月 | 72 | −39 | −39 | 33 | 55 |
| 2015年3月 | 65 | −92 | 27 | −27 | 59 |
| 2015年12月 | 113 | −32 | −60 | 81 | 79 |
| 2016年12月 | 117 | −67 | −36 | 50 | 93 |
| 2017年12月 | 92 | −27 | −63 | 65 | 94 |
| 2018年12月 | 52 | −73 | −1 | −21 | 68 |
| 2019年12月 | 98 | −51 | −38 | 47 | 94 |
| 2020年12月 | 106 | −70 | −10 | 36 | 117 |
| 2021年12月 | 76 | −54 | −29 | 22 | 121 |
| 2022年12月 | 49 | −17 | −39 | 32 | 117 |
| 2023年12月 | 154 | −76 | −43 | 78 | 162 |
| 2024年12月 | 89 | −148 | 42 | −59 | 146 |
| 2025年12月 | 170 | −45 | −100 | 125 | 188 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 15期分
2025年12月期の総資産は2,259億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,265億円で、自己資本比率は52.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 910 | 374 | 536 | 40.3 |
| 2013年3月 | 996 | 455 | 541 | 44.7 |
| 2014年3月 | 1,154 | 547 | 607 | 46.0 |
| 2015年3月 | 1,299 | 648 | 651 | 48.2 |
| 2015年12月 | 1,366 | 696 | 670 | 49.1 |
| 2016年12月 | 1,380 | 743 | 637 | 51.7 |
| 2017年12月 | 1,455 | 788 | 667 | 52.0 |
| 2018年12月 | 1,455 | 774 | 681 | 51.1 |
| 2019年12月 | 1,483 | 814 | 669 | 51.7 |
| 2020年12月 | 1,453 | 814 | 639 | 52.6 |
| 2021年12月 | 1,669 | 925 | 744 | 51.8 |
| 2022年12月 | 1,774 | 930 | 844 | 48.6 |
| 2023年12月 | 1,941 | 1,057 | 884 | 50.9 |
| 2024年12月 | 2,215 | 1,192 | 1,022 | 50.7 |
| 2025年12月 | 2,259 | 1,265 | 993 | 52.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで203社中39位あたり、逆に低いのは自己資本比率で203社中143位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,622で、1年前と比べて+21.3%。過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.7倍 |
| PER (会社予想) | 10.8倍 |
| PBR | 1.01倍 |
| 配当利回り | 3.81% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は6月末の2370円から直近2694円まで上昇し、直近1ヶ月で12.7%高。25日移動平均線(2487円)を明確に上抜け、75日線・200日線も上回る強いトレンド。7月30日の出来高43万株を伴う上昇や、8月に入ってからの上げ加速が目立つ。52週高値2740円に接近し、上値抵抗が意識される。RSIは65と中立圏だが、株価は年初来高値圏に位置する。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PERは10.95倍で業界平均の18.7倍を大幅に下回り、割安感が強い。PBRも1.09倍と1倍近辺で、業界平均の1.43倍を下回る。配当利回りは3.71%と高く、業界平均の2.68%を上回るのは魅力。ROEは10%と安定した収益性を示す。ただし、配当性向が80.4%と高く、今後の増配余地は限定的かもしれない。利益は増加傾向にあり、2025年12月期は営業利益152億円と過去最高の見込み。両面性として、割安な水準だが配当の伸びは抑制的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.7倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 10.8倍 | — |
| PBR | 1.01倍 | 1.41倍 |
| ROE | 10.0% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
印刷インキ市場はデジタル化による新聞・商業印刷の需要減少が構造的な課題であり、売上高は増加しているが(2022年2,155億円→2025年2,577億円)、これは価格転嫁や周辺事業の拡大による部分が大きい。強気派は、営業利益が132億円から152億円へ改善し、利益率5%台を維持していること、パッケージ用途など非印刷分野の成長、資源高による原材料コスト上昇を価格転嫁できている点を評価する。一方弱気派は、印刷需要の長期的な減少傾向、インキ価格競争の激化、海外展開の遅れによる成長鈍化を懸念する。さらに、化学業界として環境規制対応コストも重しとなる。
- 安定した収益基盤
売上高・営業利益とも増加傾向で、利益率5%台を確保。堅実な経営継続。
- 価格転嫁の成功
原材料高を販売価格に反映でき、増収増益を達成。
- 周辺事業の拡大
パッケージ用インキなど需要成長分野でシェア拡大の余地。
- 営業利益が3期連続増益、2025年は152億円通年影響中
営業利益は前期比20億円増の152億円、増収とコスト改善で増益
- 純利益が2年連続増益、ROE10%の資本効率を維持通年影響中
純利益は116億円と前期比28.9%増、ROEは10%に到達
- 配当利回り3.85%と高水準、株主還元が厚い継続影響弱
時価総額1407億円に対し配当総額が約54億円、高い利回りが下支え
- 売上高が2577億円と過去最高を更新、増収基調続く通年影響弱
売上高は前期比4.9%増の2577億円、直近3期で最高水準
- 市場の縮小
新聞・商業印刷の需要はデジタル化で減少、中長期にインキ需要減。
- 競争激化
国内市場が縮小する中、同業他社との価格競争が激化。
- 海外展開の遅れ
グローバル展開で海外大手に対しシェア・成長性で劣後。
- 売上高増加率が7.5%から4.9%に鈍化、成長減速通年影響弱
2025年増収率は4.9%と前期の7.5%から低下、勢いに陰り
- 営業利益率5.9%と低く、コスト増で更に低下のリスク継続影響中
営業利益は売上高の5.9%に過ぎず、原材料高などで圧迫されやすい
- 株価が1年で22.4%上昇、高値警戒感から調整も不定影響弱
過去1年で22.43%上昇し、短期的な利益確定売りが懸念される
- 純利益率が4.5%と低く、景気後退で下振れ余地不定影響中
2025年純利益116億円は売上高2577億円の4.5%、需要減で敏感に悪化
- 売上高成長率
- 価格転嫁と数量変化の影響を見るため。増収が継続するかが焦点。
- 営業利益率
- 原材料高や競争の中で収益性が維持できるかを確認するため。
- 海外売上比率
- 国内市場縮小を補う海外展開の進捗を示すため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から+35.7%。いまの株価に対する利回りは3.81%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 28 | — | 46.0 |
| 2017年12月 | 30 | 7.1 | 37.2 |
| 2018年12月 | 30 | 0.0 | 56.7 |
| 2019年12月 | 30 | 0.0 | 65.0 |
| 2020年12月 | 30 | 0.0 | 63.7 |
| 2021年12月 | 30 | 0.0 | 51.8 |
| 2022年12月 | 30 | 0.0 | 41.5 |
| 2023年12月 | 35 | 16.7 | 77.3 |
| 2024年12月 | 70 | 100.0 | 79.2 |
| 2025年12月 | 95 | 35.7 | 80.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥100
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ36,734人。区分でいちばん多いのは個人・その他で32.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.8%を占め、残る65.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 19.9 | 21.3 | 25.3 | 25.5 | 25.9 | 32.4 |
| 外国法人 | 21.2 | 23.9 | 27.3 | 27.5 | 30.9 | 28.1 |
| 金融機関 | 33.4 | 30.6 | 33.1 | 32.3 | 29.0 | 23.3 |
| 事業法人 | 23.8 | 23.4 | 12.4 | 11.3 | 10.7 | 11.4 |
| 自己株式 | 6.7 | 6.7 | 7.7 | 7.6 | 8.2 | 9.1 |
| 証券会社 | 1.6 | 0.9 | 1.9 | 3.3 | 3.5 | 4.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口) | 11.13 |
| 02 | 住友生命保険相互会社 | 6.48 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.74 |
| 04 | THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 3.43 |
| 05 | サカタインクス社員持株会 | 2.96 |
| 06 | BBH BOSTON FOR NOMURA JAPAN SMALLER CAPITALIZATION FUND 620065 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 2.64 |
| 07 | 有限会社神戸物産 | 2.61 |
| 08 | 株式会社朝日新聞社 | 2.18 |
| 09 | THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD.AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.90 |
| 10 | 神戸道雄 | 1.85 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-23ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社新規の大量保有報告6.79%
- 2026-06-22ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社新規の大量保有報告6.79%-0.32pt
- 2026-06-05住友生命保険相互会社新規の大量保有報告7.02%+1.40pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+377%、1株純資産は15期で+300%。直近期のROEは10.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 49 | 606 | 8.2 | 8.4 | 37.7 |
| 2013年3月 | 92 | 736 | 13.8 | 6.4 | 19.8 |
| 2014年3月 | 99 | 878 | 12.2 | 9.9 | 35.8 |
| 2015年3月 | 72 | 1,035 | 7.5 | 15.7 | 36.4 |
| 2015年12月 | 128 | 1,108 | 11.9 | 10.0 | 34.6 |
| 2016年12月 | 130 | 1,179 | 11.3 | 11.2 | 46.0 |
| 2017年12月 | 143 | 1,295 | 11.4 | 12.6 | 37.2 |
| 2018年12月 | 80 | 1,272 | 6.3 | 15.1 | 56.7 |
| 2019年12月 | 70 | 1,313 | 5.5 | 16.9 | 65.0 |
| 2020年12月 | 90 | 1,307 | 6.9 | 12.8 | 63.7 |
| 2021年12月 | 84 | 1,478 | 6.1 | 11.8 | 51.8 |
| 2022年12月 | 86 | 1,724 | 5.3 | 12.3 | 41.5 |
| 2023年12月 | 149 | 1,974 | 8.1 | 9.1 | 77.3 |
| 2024年12月 | 181 | 2,264 | 8.5 | 9.7 | 79.2 |
| 2025年12月 | 235 | 2,425 | 10.0 | 10.1 | 80.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
30名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は30名。2025/12期の役員報酬は総額319百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 上野吉昭 | 代表取締役 社長執行役員 | 64 |
| 福永俊彦 | 取締役 | 65 |
| 森田博 | 取締役 専務執行役員 情報メディア事業・パッケージ事業・機能性材 料事業・営業管理部・ CRM部担当、サカタケムテック㈱・サカタラボステーション㈱・サカタブランドソリューションズ㈱管掌 | 65 |
| 建入実 | 取締役 上席執行役員 生産統括本部長 | 59 |
| 白藤貴幸 | 取締役 執行役員 情報システム部・経理部・BPR推進室担当、海外事業管掌、グループ経営企画本部長 | 55 |
| 佐藤義雄 | 取締役 | 77 |
| 辻本由起子 | 取締役 | 62 |
| 大槻和子 | 取締役 | 54 |
| 渕野昌弘 | 常勤監査役 | 65 |
| 松尾晴彦 | 常勤監査役 | 65 |
| 岩﨑雅己 | 監査役 | 67 |
| 中田英里 | 監査役 | 53 |
残りの役員18名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 久保田興治 | — | 42 |
| 木村隆司 | 常務執行役員 | — |
| 芳澤廣之 | 取締役 常務執行役員 機能性材料事業部担当、Inkjet Global Sales Committee Chairman | 61 |
| 潟浦雄一 | 上席執行役員 | — |
| Bryce Kristo | 上席執行役員 | — |
| 田中勝也 | 上席執行役員 | — |
| Cleo Nomikos | 上席執行役員 | — |
| 安達靖幸 | 執行役員 | — |
| 金沢成美 | 執行役員 | — |
| 赤尾裕史 | 執行役員 | — |
| 岡本祐司 | 執行役員 | — |
| 木下英紀 | 執行役員 | — |
| 松浦敦史 | 執行役員 | — |
| 粕谷理 | 執行役員 | — |
| 岡本勝利 | 執行役員 | — |
| 平嶋明人 | 執行役員 | — |
| 濱田洋一 | 取締役 常勤監査等委員 | 64 |
| 香月由嘉 | 取締役 監査等委員 | 60 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 145 | 81 | 17 | 17 | 244 | 41 |
| 社外取締役 | 5 | 39 | — | — | — | 39 | 8 |
| 監査役 | 2 | 36 | — | — | — | 36 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容737字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,808字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,959字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,155字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第149期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第148期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-23
- 半期報告書半期報告書-第148期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第147期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第147期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第147期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第146期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第146期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第146期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第146期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
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