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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

TOTO

TOTO LTD.5332 · Prime · ガラス・土石製品

衛生陶器・水栓金具・システムキッチン等、住宅設備機器のグローバルリーディングカンパニー。

概要

TOTO株式会社は、衛生陶器・温水洗浄便座「ウォシュレット」・ユニットバスルームなど水まわり住宅設備機器を手がける国内首位級メーカーである。1917年に東洋陶器として創業し、2007年に現社名へ変更。2026年3月期の連結売上高は7,374億円、従業員数は30,324人。福岡県北九州市に本社を置き、ガラス・土石製品業界に属する。

国内住設事業の柱と収益構造

日本住設事業は売上高の約65%を占める最大セグメントである。衛生陶器、ウォシュレット、ユニットバスルーム、システムキッチン、水栓金具などを自社および子会社で製造・販売する。子会社にはTOTOサニテクノ(衛生陶器)、TOTOウォシュレットテクノ(温水洗浄便座)、TOTOバスクリエイト(ユニットバス)、TOTOハイリビング(キッチン・洗面化粧台)などがあり、TOTOメンテナンスがアフターサービスを担う。2026年3月期のセグメント売上高は4,796億円、営業利益は202億円と漸減傾向にある。

海外住設事業の地域別展開

海外住設事業は米州、アジア・オセアニア、欧州、中国大陸の4地域で構成される。米州事業では米国を中心に「ウォシュレット」が普及期に入り、2026年3月期の売上高は756億円。アジア・オセアニア事業はベトナムやインドなどで販売網を拡充し、同549億円で営業利益率18.6%と高い収益性を示す。欧州事業はドイツの展示会「ISH 2025」に出展するなどブランド訴求を強化するが、営業損失が続く。中国大陸事業は新築依存からリモデルへ転換を進めるが、売上高は538億円、営業損失69億円と苦戦する。

新領域事業としてのセラミック事業

新領域事業のセラミック事業は、半導体製造装置向けのファインセラミックス製品を手がける。1992年に中津第二工場が竣工し、1994年に子会社TOTOファインセラミックスを設立。耐熱性・耐摩耗性に優れた部品を供給し、半導体露光装置や産業機械に採用される。DXやAI解析を導入したスマートファクトリー化を進め、競争の激しい半導体市場に対応する。事業規模は連結全体の1%程度と推定されるが、成長領域として位置づけられる。

中長期経営計画と構造的課題

TOTOは2021年度から10ヵ年計画「共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」を推進する。サステナビリティ経営を軸に、「きれいで快適・健康」と「環境」を両立する商品をグローバルで普及させる。国内ではリモデル市場に注力し、海外では地域ごとの戦略で成長を目指す。一方、中国大陸事業の不振や国内営業利益の漸減が構造的課題であり、資産効率化や新たな付加価値提供による体質強化が求められている。

業界の中での役割は住宅設備機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7,374億円
営業利益
538億円
営業利益率
7.3%
純利益
403億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
その他(注)17,242億円93.5%513億円7.1%
セラミック 事業503億円6.5%204億円40.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本住設事業(グローバル住設事業内)主力

衛生陶器、温水洗浄便座(ウォシュレット)、ユニットバスルーム、システムキッチン、洗面化粧台、水栓金具、電気温水器等を国内で製造・販売。多くの子会社が部品製造・販売・アフターサービスを担う。

主な製品・サービス5
衛生陶器
便器、洗面器等の陶器製品。TOTOの基幹製品。
温水洗浄便座(ウォシュレット)
温水洗浄機能付き便座。快適性・衛生性を提供。
ユニットバスルーム
浴室をユニット化したシステムバス。施工性と機能性を両立。
システムキッチン
収納や設備を一体化したキッチンシステム。
水栓金具
蛇口や混合水栓等の水栓製品。台所・浴室・洗面所向け。

02海外住設事業(グローバル住設事業内)主力

米州、アジア・オセアニア、欧州、中国大陸の各地域で統括会社を通じて衛生陶器・水栓金具等の住宅設備機器を製造・販売。現地市場に適応した製品を展開。

主な製品・サービス3
衛生陶器
海外市場向けの便器・洗面器等。
水栓金具
海外向け蛇口・混合水栓等。
温水洗浄便座
海外仕様のウォシュレット。電圧・水圧対応。

03セラミック事業(新領域事業内)準主力

セラミック製品(ファインセラミックス)を製造・販売。産業機器向けの機能性セラミック部品を供給。

主な製品・サービス1
ファインセラミックス製品
耐熱性・耐摩耗性・電気特性に優れたセラミック部品。半導体製造装置や産業機械向け。

04その他その他

不動産の賃貸事業等、報告セグメントに含まれない事業。

製品と技術

衛生陶器とウォシュレットの二本柱

TOTOの基幹製品は衛生陶器(便器・洗面器)と温水洗浄便座「ウォシュレット」である。衛生陶器は1917年の創業以来の製品で、国内では茅ヶ崎、滋賀、中津など複数の工場で生産される。ウォシュレットは1991年に専用工場を建設し、現在は子会社TOTOウォシュレットテクノが製造を担う。米国や欧州でも普及が進み、現地仕様の製品を供給する。節水・清潔機能に優れた「ネオレスト」シリーズも展開し、高付加価値路線を強化している。

ユニットバスルームとシステムキッチン

ユニットバスルームは1986年に製造子会社(現TOTOバスクリエイト)を設立し、ホーロー浴槽から発展した。システムキッチンは1989年に製造子会社(現TOTOハイリビング)を設立。洗面化粧台も含め、水回り全体をワンストップで提供する。これらの製品は施工性とデザイン性を重視し、リフォーム市場でも需要を獲得している。子会社が部品を供給し、当社が最終製品として販売する垂直統合体制をとる。

ファインセラミックスと産業用途

セラミック事業では、半導体製造装置向けのファインセラミックス部品を手がける。1992年に中津第二工場が竣工し、1994年に子会社TOTOファインセラミックスを設立。耐熱性・耐摩耗性に優れた部品は、半導体露光装置や産業機械に採用される。同社のセラミック技術は、衛生陶器の製造で培った焼成技術を基盤としており、新たな成長領域として位置づけられる。DX化やAI解析の導入によりスマートファクトリーを進化させ、オンデマンド生産を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

衛生陶器で国内首位、アジア中心に海外展開

衛生陶器で国内首位級のブランド力を持つ。2025年3月期は売上高7245億円、営業利益率6.69%と堅調。2026年3月期は7.3%に改善見込み。同業のAGCや日本板硝子と比べ、住宅設備に特化し、国内リフォーム需要が支える。海外ではアジアでの需要拡大が続くが、中国経済の減速がリスク。水まわり商品で高付加価値化を進め、収益力向上を図る。

強み

  • 衛生陶器や水栓金具で国内シェア首位級を誇り、高い認知度
  • 節水・機能性商品の開発に強みを持ち、単価向上を実現
  • 中国や東南アジアに生産・販売網を持ち、成長市場を取り込む
  • リフォーム需要が底堅く、景気変動に強い事業構造

課題

  • 中国事業の売上比率が高く、不動産不況の影響が懸念
  • 国内新築需要の減少に伴い、リフォーム頼みの成長に限界
  • 海外競合との価格競争が激しく、採算悪化の可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がTOTO

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13099三越伊勢丹ホールディングス1.2兆円15.5倍
29042阪急阪神ホールディングス1.2兆円14.1倍
31878大東建託1.1兆円11.1倍
49024西武ホールディングス1.1兆円22.8倍
59005東急1.0兆円10.8倍
65332TOTO9,808億円24.3倍
73289東急不動産ホールディングス9,495億円9.7倍
89143SGホールディングス9,427億円15.0倍
93288オープンハウスグループ9,344億円7.9倍
109023東京地下鉄8,625億円14.6倍
113231野村不動産ホールディングス8,536億円9.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

衛生陶器メーカーとしての創業と連続焼成窯の導入

1917年5月、日本陶器合名会社(現ノリタケ)の製陶研究所の技術を基に、資本金100万円で東洋陶器株式会社として創業。衛生陶器の製造販売を開始した。1920年1月には日本初の連続焼成窯(ドレスラー式トンネル窯)を導入し、量産化に成功。1937年10月には茅ヶ崎工場が竣工し生産能力を拡大。1946年11月には小倉第一金具工場で水栓金具の生産を開始し、製品ラインを広げた。

戦後の拡大と上場、社名変更

1949年5月、東京・名古屋・大阪・福岡の各証券取引所に株式を上場。1958年9月にプラスチック製品の生産を茅ヶ崎工場で開始し、素材の多様化を進めた。1960年代には滋賀工場(1962年)、中津工場(1968年)と衛生陶器工場を新設。1970年2月にはホーロー浴槽の生産を開始し、同年3月に商号を東陶機器株式会社に変更した。

製品多角化とウォシュレットの登場

1971年5月に大分工場(水栓金具)が竣工。1972年1月には行橋工場で洗面化粧台の生産を開始した。1980年10月に滋賀工場で給湯機の生産を開始。1985年3月に施工管理会社(現TOTOアクアエンジ)を設立し、サービス網を整備。1989年7月にシステムキッチン製造会社(現TOTOハイリビング)を設立。1991年11月にはウォシュレット専用工場(小倉第三工場)が竣工し、温水洗浄便座の本格生産に乗り出した。

グローバル展開の加速と現地生産

1989年11月、米国に販売会社TOTO Kiki U.S.A. Inc.を設立。1991年9月には米国で衛生陶器製造会社を設立し現地生産を開始。1994年に中国大陸に進出し、1995年3月に北京で衛生陶器工場を稼働。同年9月、マレーシアにウォシュレット製造会社を設立。1996年10月に米国に持株会社を設立し北米事業を統括。2001年1月には米国の販売・製造会社を統合しTOTO U.S.A., Inc.とした。2002年3月ベトナム、2006年3月メキシコと生産拠点を拡大した。

社名変更と統括体制の確立

2007年5月、商号をTOTO株式会社に変更。同年3月には愛知電機と小糸工業からウォシュレット製造子会社の株式を取得し完全子会社化。2007年12月には欧州持株会社TOTO Europe GmbHへの増資を実施し、欧州統括体制を強化した。これにより日本・米州・アジア・欧州の地域統括会社を整備し、グローバルでのブランド統一と事業展開を推進した。2021年度からは10ヵ年計画WILL2030をスタートさせている。

年表36件を開く

1910年代

  • 1917年5月日本陶器合名会社(現在のノリタケ㈱)内にあった製陶研究所の技術をもって、資本金100万円で東洋陶器株式会社を設立し、衛生陶器の製造販売を開始

1920年代

  • 1920年1月日本で最初の連続焼成窯(ドレスラー式トンネル窯)による焼成を開始

1930年代

  • 1937年10月衛生陶器工場竣工(茅ヶ崎工場)

1940年代

  • 1946年11月水栓金具の生産開始(小倉第一金具工場竣工)
  • 1949年5月上場株式上場(東京・名古屋・大阪・福岡各証券取引所)

1950年代

  • 1958年9月プラスチック製品生産開始(茅ヶ崎工場)

1960年代

  • 1962年6月衛生陶器工場竣工(滋賀工場)
  • 1967年4月水栓金具工場竣工(小倉第二工場)
  • 1968年4月衛生陶器工場竣工(中津工場)

1970年代

  • 1970年2月ホーロー浴槽の生産開始(小倉第二工場)
  • 1970年3月商号変更東陶機器株式会社に社名変更
  • 1971年5月水栓金具工場竣工(大分工場)
  • 1972年1月洗面化粧台の生産開始(行橋工場竣工)

1980年代

  • 1980年10月給湯機の生産開始(滋賀工場)
  • 1980年12月創業アフターサービス業務会社を設立(東陶メンテナンス㈱(現社名:TOTOメンテナンス㈱))
  • 1985年3月創業施工・管理業務会社を設立(東陶エンジニアリング㈱(現社名:TOTOアクアエンジ㈱))
  • 1986年3月創業ユニットバスルーム製造会社を設立(千葉東陶㈱(現社名:TOTOバスクリエイト㈱))
  • 1989年3月商号変更決算期を11月30日から3月31日に変更
  • 1989年7月創業システムキッチン製造会社を設立(東陶ハイリビング㈱(現社名:TOTOハイリビング㈱))
  • 1989年11月創業米国に販売会社を設立(TOTO Kiki U.S.A. Inc.(現社名:TOTO U.S.A., Inc.))

1990年代

  • 1991年9月創業米国に衛生陶器製造会社を設立(TOTO Industries(Atlanta),Inc.(現社名:TOTO U.S.A., Inc.))
  • 1991年11月ウォシュレット工場竣工(小倉第三工場)
  • 1992年4月ニューセラミック工場竣工(中津第二工場)
  • 1994年創業中国大陸に製造会社を設立
  • 1994年6月創業ニューセラミック製造会社を設立(東陶オプトロニクス㈱(現社名:TOTOファインセラミックス㈱))
  • 1995年3月創業中国大陸に衛生陶器製造会社を設立(東陶機器(北京)有限公司)
  • 1995年9月創業マレーシアにウォシュレット製造会社を設立(TOTO Kiki (Malaysia) Sdn. Bhd.(現社名:TOTO Malaysia Sdn. Bhd.))
  • 1995年11月創業中国大陸に販売・持株会社を設立(東陶機器(中国)有限公司(現社名:東陶(中国)有限公司))
  • 1996年10月創業米国に持株会社を設立(TOTO U.S.A., Inc.)

2000年代

  • 2001年1月M&A米国の販売会社(TOTO Kiki U.S.A. Inc.)と製造会社(TOTO Industries(Atlanta),Inc.)を統合し、TOTO U.S.A., Inc.に社名変更 従来の持株会社(TOTO U.S.A., Inc.)は、TOTO U.S.A. Holdings, Inc.に社名変更(現社名:TOTO Americas Holdings, Inc.)
  • 2001年10月当社・愛知電機㈱・小糸工業㈱(現 KIホールディングス㈱)の3社共同で、会社分割制度を用い、ウォシュレット製造会社を設立(㈱パンウォッシュレット(現社名:TOTOウォシュレットテクノ㈱))
  • 2002年3月創業ベトナムに衛生陶器製造会社を設立(TOTO Vietnam Co., Ltd.)
  • 2006年3月創業メキシコに衛生陶器製造会社を設立(TOTO Sanitarios de Mexico S.A. de C.V.(現社名:TOTO Mexico, S.A. de C.V.))
  • 2007年3月M&A愛知電機㈱・小糸工業㈱(現 KIホールディングス㈱)よりTOTOウォシュレットテクノ㈱の株式をすべて取得し、100%子会社化
  • 2007年5月商号変更TOTO株式会社に社名変更
  • 2007年12月ドイツの持株会社(TOTO Gerate GmbH (現社名:TOTO Europe GmbH))に増資を実施

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率(資本コスト越え)2030年度まで資本コスト越えの利益率

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    日本住設: リモデル注力と構造改革

    少子高齢化による新築減少に対応し、住宅・パブリックのリモデル需要を喚起。デジタル・AI活用で個別提案を強化し、資産・事業活動の効率化で強固な事業体質を再構築。

  2. 02

    海外住設: 地域ごとの成長戦略

    米州ではウォシュレット普及期に対応し顧客接点を拡大。アジア・オセアニアでは成長市場で代理店網拡充、欧州ではトップブランド確立、中国ではリモデル転換を推進。

  3. 03

    新領域: セラミック事業拡大

    半導体製造装置向けセラミック技術を強化し、オンリーワン商品の価値提案とスマートファクトリー化で変化の激しい市場に対応。

  4. 04

    全社横断革新: 3つの革新活動

    マーケティング革新で世界統一プロモーション、デマンドチェーン革新でサプライチェーンともの創りを一体化、マネジメントリソース革新でDX・ダイバーシティ・安全基盤を強化。

  5. 05

    サステナビリティ推進

    マテリアリティ「きれいと快適・健康」「環境」「人とのつながり」に基づき、節水商品普及、CO2削減、働きやすい職場づくりなどに取り組みSDGsに貢献。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で30,324人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は781万円で、9期前と比べて+15.2%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は18.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月30,334
2018年3月32,428
2019年3月67842.915.033,431
2020年3月67943.216.133,554
2021年3月67043.516.733,800
2022年3月71043.817.334,614
2023年3月70644.318.134,152
2024年3月73044.818.533,386
2025年3月75545.118.832,968147
2026年3月78145.218.930,324177

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率95.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社32(国内 22 / 海外 10、うち連結子会社 22) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
米州事業 — TOTO U.S.A., Inc. (Morrow,GA U.S.A.)364億円
アジア・オセアニア事業 — TOTO Vietnam Co., Ltd. (Hanoi,Vietnam他)266億円
セラミック事業 — TOTOファインセラミックス㈱(大分県中津市他)177億円
アジア・オセアニア事業 — TOTO (Thailand) Co., Ltd.(Saraburi,Thailand)165億円
本社・小倉第一工場 — 北九州市小倉北区162億円
日本住設事業
中国大陸事業 — 東陶(遼寧)有限公司(中華人民共和国 大連市)115億円
日本住設事業 — TOTOサニテクノ㈱(大分県中津市他)101億円
日本住設事業 — TOTOバスクリエイト㈱(千葉県佐倉市他)9,578百万円
中国大陸事業 — 東陶(福建)有限公司(中華人民共和国 漳州市)8,890百万円
茅ヶ崎工場 — 神奈川県茅ヶ崎市7,428百万円
セラミック事業他
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    TOTOサニテクノ㈱ ※
    大分県中津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOウォシュレット テクノ㈱ ※
    北九州市小倉北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOバスクリエイト㈱ ※
    千葉県佐倉市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOハイリビング㈱
    千葉県茂原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOアクアテクノ㈱ ※
    北九州市小倉南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOファインセラミックス㈱
    大分県中津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOプラテクノ㈱
    福岡県豊前市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOメンテナンス㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOアクアエンジ㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTOエムテック㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTO関西販売㈱
    大阪市浪速区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TOTO中部販売㈱
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社20社を開く
  • TOTO九州販売㈱福岡県福岡市100%
  • TOTOファイナンス㈱北九州市小倉北区100%
  • 東陶(中国)有限公司 ※中華人民共和国北京市100%
  • 東陶機器(北京)有限公司中華人民共和国北京市60%
  • 南京東陶有限公司中華人民共和国南京市75%
  • 東陶(大連)有限公司中華人民共和国大連市75%
  • 東陶(上海)有限公司中華人民共和国上海市100%
  • 東陶華東有限公司 ※中華人民共和国上海市100%
  • 東陶(福建)有限公司 ※中華人民共和国漳州市100%
  • 東陶(遼寧)有限公司 ※中華人民共和国大連市100%
  • 台湾東陶股份有限公司台湾省台北市92%
  • TOTO Asia Oceania Pte. Ltd. ※Singapore, Singapore100%
  • TOTO Malaysia Sdn. Bhd.Seremban, Negeri Sembilan, Malaysia100%
  • TOTO Vietnam Co., Ltd. ※Hanoi,Vietnam100%
  • TOTO (Thailand) Co., Ltd. ※Saraburi, Thailand100%
  • TOTO India Industries Pvt. Ltd. ※Mumbai, India70%
  • TOTO Americas Holdings, Inc. ※Morrow,GA U.S.A.100%
  • TOTO U.S.A., Inc. ※Morrow,GA U.S.A.100%
  • TOTO Mexico, S.A. de C.V. ※Monterrey,N.L. Mexico100%
  • TOTO Europe GmbHDusseldorf, Germany100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    次世代ファインセラミックス製造プロセスの基盤構築・応用開発次世代ファインセラミックス製造プロセスの基盤構築・応用開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-07-14
    2,776万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は7,374億円営業利益538億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.8%、利益が+10.9%。

売上高
+1.8%
7,374億円
営業利益
+10.9%
538億円
純利益
+230.3%
403億円
営業利益率
7.3%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,850億円7,374億円
営業利益600億円538億円
純利益460億円403億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,686億円、営業利益は81億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.7%、営業利益は+102.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,74126
2024年1Q1,566402.657
2024年2Q1,8311136.2110
2024年3Q1,8511769.598
2024年4Q1,775107
2025年2Q3,5572416.8169
2025年4Q3,6882446.6−47
2026年2Q3,4942086.088
2026年4Q3,8803308.5315
2027年1Q1,686814.869

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,763億円から7,374億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4,763261170
2014年3月5,534504441
2015年3月5,445397248
2016年3月5,679468357
2017年3月5,673482330
2018年3月5,923544368
2019年3月5,861431324
2020年3月5,965361236
2021年3月5,778410270
2022年3月6,453569401
2023年3月7,012548389
2024年3月7,023515372
2025年3月7,2454855046.7122
2026年3月7,3745386077.3403

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高7,374億円のうち、営業利益として残るのは538億円7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は403億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.4%4,748億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.3%2,088億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%538億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.4pt
7.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが712億円、投資CFが−218億円で、差し引きのフリーCFは494億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,312億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月445−230−22215557
2014年3月480−40−233440839
2015年3月347−300−11447832
2016年3月587−300−151287941
2017年3月626−353−189273984
2018年3月455−364−11291976
2019年3月146−269146−123965
2020年3月638−367−2092711,017
2021年3月596−4262271701,414
2022年3月494−319−758175896
2023年3月316−35388−37975
2024年3月763−538−1902251,026
2025年3月714−384−1903301,207
2026年3月712−218−3864941,312

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は8,275億円。このうち返さなくてよい自己資本が5,339億円で、自己資本比率は63.8%(業種中央値64.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4,0852,1341,95150.6
2014年3月4,7642,5662,19852.0
2015年3月5,1702,8062,36452.3
2016年3月5,3632,8552,50851.5
2017年3月5,5403,0612,47953.6
2018年3月5,6433,4222,22159.1
2019年3月5,7503,4672,28358.9
2020年3月5,8393,4112,42857.2
2021年3月6,4603,7322,72856.7
2022年3月6,4104,1342,27663.2
2023年3月7,3164,6112,70562.0
2024年3月7,9035,1062,79763.6
2025年3月8,1395,3042,83564.1
2026年3月8,2755,3392,93663.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,329億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,560億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
800億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,936億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE49社中22位あたり、逆に低いのは配当利回り49社中38位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.7%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.3%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.8%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.8%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,896で、1年前と比べて+55.5%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥5,896-5.5%1ヶ月-6.3%1年+55.5%時価総額9,808億円
過去52週の値幅
安値¥3,766高値¥9,500

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.3倍
PER (会社予想)21.1倍
PBR1.81倍
配当利回り2.04%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に6351円で取引を終え、直近1ヶ月で16%下落した。1年では72.6%上昇しているが、高値圏からの調整局面にある。25日移動平均線(6826.2円)を約7%下回り、75日線(7457.47円)からは約15%乖離している。52週高値(9500円)からは約33.1%下落し、調整の深さを示す。出来高は8月3日に346万株と急増し、売りが優勢だった。RSIは36.41と売られ過ぎ圏に近く、反発の可能性も。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERが26.13倍と業界平均15.86倍を約65%上回り、割高水準にある。PBR1.95倍も平均1.35倍を約44%超過し、バリュエーションは総じて高い。ROEは7.7%と平均的な水準だが、資本効率は高くない。配当利回り1.89%は平均2.83%を下回り、株主還元はやや控えめ。直近の2025/3期は特別損失等で純利益が大きく落ち込んだが、2026/3期は回復見込み。予想PER22.7倍を考慮しても依然割高感が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.3倍15.7倍
PER (予想)21.1倍
PBR1.81倍1.34倍
ROE7.7%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

住宅設備は新築着工数の減少が長期的な逆風だが、リフォーム需要の底堅さと単価上昇が下支えする。強気派は、既存住宅の老朽化と省エネ・節水ニーズを背景にリフォーム市場が成長すると見て、安定収益と株主還元の拡大を評価する。一方、弱気派は、新築着工の低迷でトップラインが伸び悩むリスクや、原材料高による利益率圧迫を懸念する。また、2025年3月期の利益急減(純利益122億円)は一時的な要因か、構造的な収益力低下かが焦点。ROEが7.7%と資本効率は高くないものの、PBR約2倍は市場が一定の成長を織り込んだ水準であり、今後の業績回復のペースと配当継続性が論点。

プラスに働く材料7
  • リフォーム需要の安定成長

    既存住宅の老朽化や省エネ志向で、リフォーム市場は底堅く推移。

  • 価格改定による収益改善

    原材料高を価格転嫁しつつあり、2026年3月期は営業利益率7.3%に回復見込み。

  • 株主還元の充実

    配当利回り1.85%と安定配当を維持し、財務基盤も堅調。

  • 2026年3月期の営業利益538億円へ11%増益通年影響

    営業利益は前期485億円から53億円増の538億円、営業利益率は7.3%に改善

  • 純利益122億円から403億円へ3.3倍回復決算発表後影響

    2025年3月期の純利益122億円から2026年3月期は403億円へ大幅回復、EPS改善

  • 予想PER23.2倍は実績PER26.7倍より割安継続影響

    フォワードPER23.2倍は実績PER26.67倍に対し約13%低い

  • 外国人持株比率32.5%で資金流入期待継続影響

    外国人持株比率は32.46%と高く、株価上昇局面での支援材料

マイナスに働く材料7
  • 新築着工の減少リスク

    国内の住宅着工戸数は長期的に減少傾向で、設備需要の下押し要因。

  • 利益変動の懸念

    2025年3月期は純利益が122億円と前期比大幅減。一時的なのか懸念が残る。

  • 低い資本効率

    ROE7.7%と低く、成長投資の成果が株主価値向上に十分結び付いていない。

  • 営業利益率7.3%と低い収益性通年影響

    2026年3月期の営業利益率は7.3%に留まり、売上高7,374億円に対し利益創出力は低い

  • 純利益が122億円と大幅減益の実績決算発表後影響

    2025年3月期の純利益は前期比67%減の122億円、収益の不安定さが意識される

  • 株価1年で68%上昇、高値警戒感不定影響

    1年間で株価68.29%上昇し、PER26.67倍まで拡大、利益確定売りが出やすい

  • 業績下方修正リスク決算発表後影響

    2026年3月期の営業利益538億円未達なら予想PER23.2倍が崩れ、株価に調整圧力

次の決算で確かめる点
リフォーム売上高比率
新築依存度とストック需要の強さを測る指標。
営業利益率
原材料高の価格転嫁や収益性の改善度合いを確認。
受注動向(設備工事)
需要の先行指標となり、今後の売上を占う。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは2.04%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
2.04%
いまの株価に対して
配当性向
40.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6865.0
2018年3月725.938.5
2019年3月9025.037.9
2020年3月900.064.0
2021年3月70−22.251.0
2022年3月9028.644.7
2023年3月10011.173.4
2024年3月1000.060.3
2025年3月1000.055.6
2026年3月11010.040.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ41,951人。区分でいちばん多いのは金融機関42.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.4%を占め、残る49.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関47.246.944.942.845.542.2
外国法人25.224.525.725.623.232.4
個人・その他14.315.215.817.817.614.8
事業法人11.711.611.510.910.18.2
証券会社1.61.72.12.83.52.3
自己株式4.34.24.24.24.11.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)16.93
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)8.76
03明治安田生命保険相互会社6.23
04日本生命保険相互会社3.24
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.17
06TOTO持株会1.95
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.72
08HSBC-FUND SERVICES CLIENTS A/C 500 HKMPF 10PCT POOL (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.53
09野村信託銀行株式会社(投信口)1.46
10JOHN HANCOCK INVESTMENT TRUST- JOHN HANCOCK DISCIPLINED VALUE INTERNATIONAL FUND(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.39

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+391%、1株純資産は14期で+433%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月496028.816.944.0
2014年3月13073819.411.025.3
2015年3月1481,60610.024.282.0
2016年3月2121,63213.116.649.7
2017年3月1951,75611.521.665.0
2018年3月2181,96911.725.838.5
2019年3月1912,0009.624.537.9
2020年3月1391,9737.025.864.0
2021年3月1592,1617.742.451.0
2022年3月2372,39110.420.944.7
2023年3月2302,6749.119.273.4
2024年3月2192,9627.819.560.3
2025年3月723,0772.454.355.6
2026年3月2433,2127.720.940.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

49名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は49名。2026/3期の役員報酬は総額972百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清田徳明代表取締役 会長 兼 取締役会議長6448,000
田村信也代表取締役 社長執行役員 住設事業管掌、経営企画、内部監査室、秘書室担当5921,000
林良祐取締役 専務執行役員 最高技術責任者、事業部門管掌、お客様品質、デザイン、レストルーム事業、環境建材事業、セラミック事業担当 兼 WILL2030 新領域事業 担当6229,000
田口智之取締役 専務執行役員 最高財務責任者、コーポレート部門管掌、法務、人財、財務・経理、情報企画、総務、リスク管理統括担当 兼 WILL2030 マネジメントリソース革新担当6022,000
武富洋次郎取締役 常務執行役員 浴室事業、キッチン・洗面事業、機器水栓事業、サプライチェーン、工務担当 兼 WILL2030 デマンドチェーン革新(サプライチェーン)担当6014,000
北崎武彦取締役 常務執行役員 お客様サービス、文化推進、販売推進グループ、デジタルイノベーション推進担当 兼 WILL2030 日本住設事業担当 兼 WILL2030 マーケティング革新担当617,000
竹内直幹取締役 常務執行役員 グローバル事業推進、海外住設事業担当 兼 WILL2030 海外住設事業担当585,000
津田純嗣社外取締役75
山内重德社外取締役77
吉岡雅之取締役 常勤監査等委員612,000
丸森康史社外取締役 監査等委員68
家永由佳里社外取締役 監査等委員51
残りの役員37名を開く
氏名役職年齢
長沼知穂社外取締役 監査等委員49
鴨田幸博執行役員
筒井丈雄執行役員
中野郁史執行役員
西博司執行役員
中村徹郎執行役員
吉光幹夫執行役員
小野徹也執行役員
土井賢治執行役員
西将邦執行役員
広津有子執行役員
浅田協二執行役員
原野宏基執行役員
大田隆司執行役員
山村徹執行役員
室井太郎執行役員
松井実執行役員
大石晃執行役員
筒井泰孝執行役員
子籠康弘執行役員
金丸宏執行役員
升本浩之執行役員
梅本歩執行役員
松尾隆之執行役員
合田智一執行役員
一木智康執行役員
山本泰徳執行役員
水谷美咲執行役員
平井恭夫執行役員
杉澤直樹執行役員
川原能行執行役員
柳原隆宏執行役員
谷口毅執行役員
北山昇一執行役員
平田隆男執行役員
北角俊実フェロー
宮地淳フェロー

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
社外取締役113054198280673
取締役(社内)4888822
社外取締役3484816
その他役員2303015

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,182字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、TOTO株式会社(当社)及び子会社48社、持分法適用の関連会社5社により構成されており、主な事業内容と子会社及び持分法適用の関連会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりです。 (1) グローバル住設事業 主要な製品は、レストルーム・バス・キッチン・洗面商品等です。 <日本住設事業> 当社が製造・販売しているほか、国内連結子会社では、TOTOサニテクノ㈱が衛生陶器を、TOTOウォシュレットテクノ㈱が温水洗浄便座を、TOTOバスクリエイト㈱がユニットバスルームを、TOTOハイリビング㈱がシステムキッチンと洗面化粧台を、TOTOアクアテクノ㈱が水栓金具・電気温水器・手すり・浴室換気暖房乾燥機等を、サンアクアTOTO㈱が水栓金具等を、TOTOプラテクノ㈱が腰掛便器用シートとプラスチック・ゴム成形部品及びプラスチック浴槽とマーブライトカウンターを製造し、当社に供給しています。TOTOメンテナンス㈱は、これらの製品の補修業務などのアフターサービス業務を行っています。また、TOTOアクアエンジ㈱は、住宅設備機器の施工・販売・設計・請負を行っています。国内連結子会社のTOTOエムテック㈱、TOTO関西販売㈱などが当企業集団で製造した製品を販売しています。その他、TOTOファイナンス㈱が当社及び当社子会社への資金貸付を行うなど、4社の連結子会社が当社等に対しサービス等の役務提供業務をしています。 <海外住設事業> (米州事業) 海外連結子会社のTOTO Americas Holdings, Inc.を米州における統括拠点としています。 (アジア・オセアニア事業) 海外連結子会社のTOTO Asia Oceania Pte.Ltd.を、中国大陸を除くアジア・オセアニアにおける統括拠点としています。 関連会社については、P.T. Surya TOTO Indonesia Tbk.他1社があります。 (欧州事業) 海外連結子会社のTOTO Europe GmbHを欧州における統括拠点としています。 (中国大陸事業) 海外連結子会社の東陶(中国)有限公司を中国大陸における統括拠点としています。 関連会社については、厦門和利多衛浴科技有限公司他1社があります。 (2) 新領域事業 主要な製品は、セラミック商品です。 <セラミック事業> 当社が製造・販売しているほか、国内連結子会社のTOTOファインセラミックス㈱がセラミック製品の製造を行っています。 (3) その他 報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、TOTOビジネッツ㈱が行っている、事務所などの不動産の賃貸事業等です。 関連会社については、森村SOFCテクノロジー㈱があります。 以上、述べた事項について事業系統図を示すと次頁のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,835字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、社是「愛業至誠:良品と均質 奉仕と信用 協力と発展」とTOTOグループ企業理念「私たちTOTOグループは、社会の発展に貢献し、世界の人々から信頼される企業を目指します。」に基づき、広く社会や地球環境にとって有益な存在であり続けることを目指して企業活動を推進しています。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2050年の持続可能な社会・カーボンニュートラルの実現に貢献し、すべての人に快適で健康な暮らしを提供することを目指します。 そのために、2030年のありたい姿として「きれいで快適・健康な暮らしの実現」「社会・地球環境への貢献」を実現すべく、10ヵ年の中・長期経営計画「共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」を2021年4月末に発表しました。 その中では、企業として取り組むべき重要課題であるマテリアリティを「きれいと快適・健康」「環境」「人とのつながり」として設定、サステナビリティ経営を推進し、地球環境に負荷をかけずに豊かで快適な社会を実現すると共に、経済的成長の実現を目指しています。 その推進フレームは、「コーポレート・ガバナンス」と時代の変化に先んじるための「デジタルイノベーション」をベースとし、「グローバル住設事業」「新領域事業」の2つの事業軸と、全社最適視点で横串を通す3つの全社横断の革新活動です。 <グローバル住設事業について> ・日本住設事業 少子高齢化に伴い新築住宅着工戸数が減少し、ストック型社会への移行が進む中、日本住設事業においては、リモデル(住宅・パブリック)に注力しています。住宅リモデルでは「あんしんリモデル戦略」を進化させ、豊富な住宅ストックに対する需要喚起を行い、デジタルやAIを活用しながらお客様一人ひとりに合わせた提案を強化していきます。パブリックでは建築ストックのリモデル需要を喚起し、TOTOが創り出した最新の快適かつ衛生的なトイレ空間の採用拡大を図っていきます。 営業利益が漸減傾向であることに対しては構造的課題と捉え、変化していく国内需要に対しての新しい付加価値提供と共に、資産と事業活動の徹底的な効率化を図り、2030年度時点での資本コスト越えの利益率を実現すべく強固な事業体質を再構築します。 ・海外住設事業 米州事業 米国では、環境意識の高まりや衛生意識の定着を背景に、温水洗浄便座が普及期に入っており、「ウォシュレット」の売上が高い伸長率で推移し、市況全体が厳しい中でも事業全体を牽引しています。「ウォシュレット」の確固たる地位確立に向けて、建材店のショールームやeコマース、リテール多店舗店などの顧客接点の構築と更なる進化により、需要喚起を加速させ、「ネオレスト」「ウォシュレット」を軸としたきれいで快適、環境性能に優れた高付加価値商品で市場をリードし、それをアフターサービス体制で支えながら、市況を上回る成長の実現を目指していきます。 アジア・オセアニア事業 所得水準上昇による購買力の向上や下水道の普及に伴い、TOTO商品をご採用頂ける機会が拡大しています。多様な文化・生活様式を擁するアジア諸国・地域において、販売基盤を更に強化し、最も信頼され、愛されるブランドを目指し事業活動を推進していきます。 特に、ベトナム、インド、中東などの成長市場において、代理店網の拡充、著名物件の獲得を強化し、質の高い節水大便器や「ウォシュレット」などの提案を推進していきます。 欧州事業 「ネオレスト」「ウォシュレット」を中心に、デザインと機能を融合させたTOTOらしい商品の販売・サービスのネットワークを更に拡充し、きれいで快適な水回りの認知拡大を図っています。流通協働による販売網の更なる発展や著名物件への納入、継続的な新商品投入等により欧州トップブランドとしての地位実現を目指し、事業活動を推進していきます。 中国大陸事業 成長市場から成熟市場へと移り変わり急速な市場環境変化が起こる中で、これまでの新築依存の事業体制からリモデルへの転換を図り、リモデル需要獲得のための基盤構築を進め、お客様から選ばれ続けるブランドを目指し事業活動を推進していきます。市場環境や消費者の購買行動の変化を適切に捉え、当社の強みを活かせる領域にリソースを集中します。ショールームやeコマースといったオフライン・オンライン双方でのお客様接点の強化、元請工事業者との協業、高級市場の価値創造と中高級・中級市場対応できる商品投入、リモデル向けのプロモーション強化などを通じてリモデル売上の拡大を図っていきます。 <新領域事業について> セラミック事業 DXによる社会の変革をTOTOのセラミック技術で支えることを目指す姿とし、今後更に高度化する半導体製造装置に対して技術開発を強化し、伸長する半導体市場への商品供給のため生産性を高めていきます。商品・販売面では、次世代半導体製造装置・半導体露光装置へのオンリーワン商品の価値提案、新たな用途への採用を目指し、新技術に挑戦していきます。生産面ではDX化やAI解析の導入、サプライヤーから顧客までバリューチェーン全体におけるデータ連携などによりスマートファクトリーを更に進化させ、オンデマンド生産を実現する高効率な生産体制を構築して、競争・変化の激しい半導体市場に対応していきます。 <全社横断革新活動について> ・マーケティング革新 日本発のコアテクノロジーをグローバルでも共通基盤技術として活かしながら、エリアごとの市場や特性に応じた商品企画・開発を推進し、世界に通用する美しく快適な商品を展開しています。デザインとテクノロジーの融合を世界に向けて統一したプロモーションで発信しています。 ・デマンドチェーン革新 「デマンドチェーン革新」では、「サプライチェーン革新」と「もの創り革新」それぞれの活動を推進し、これまで日本で培ってきた、商品企画から、研究開発、購買、生産、物流、販売、アフターサービスまで一体となった活動をグローバルで展開し、お客様のご要望に素早く効率的に応える体制を構築しています。 「サプライチェーン革新」では、棚卸資産の最適化による収益性、資本効率の向上、地政学・経済的リスクを踏まえたBCP※体制強化の取り組みを、地域固有の状況に合わせて生産・販売一体となって推進しています。 (※)BCP:Business Continuity Plan(事業継続計画) 「もの創り革新」では、社内外の既存技術の応用展開により魅力ある商品を創出すると共に、生成AIと高速流体解析の融合により開発プロセスを変革します。また、設計のプラットフォーム化を通じて開発効率の向上と生産プロセスの自動化を推進します。バリューチェーン全体のデジタル連携とデータ分析に基づく改善を徹底し、タイムリーな商品創出と市場変化に即応できる生産体制を構築することで、競争力の強化と持続的な成長を図っていきます。 ・マネジメントリソース革新 多様な人財が集まり、安心してイキイキとチャレンジし、社員が誇りに思い働き続けたいと思える会社を実現します。 「DXの実践」では、人とAIの協働による業務プロセスの自動化・高度化を通じて業務品質の向上と意思決定の迅速化を図るための「個と組織の強化」及び「部門DXの後押し」を推進することで、価値創出・効率化につながる全社横断業務改革を実践していきます。 「ダイバーシティの更なる進化」を目指し、事業戦略に沿った最適なフィールドを提供します。「適所適財」のジョブマッチングと両立支援を加速させることで、事業の成長と社員の挑戦を強力にバックアップし、一人ひとりが自分らしく輝き、最高のパフォーマンスを発揮できる環境を構築します。 「強固な事業基盤整備」では、「何よりも安全を最優先」とし、労働災害ゼロと拠点安全活動の自立に向けた取り組みを進化させます。 財務においては、セグメント別の投下資本効率マネジメントの深化及び定着に向け、事業部・生産本部(グローバル)単位、地域単位、部門単位、グループ全体でのROICマネジメントを推進していきます。 <サステナビリティの推進について> 当社グループでは、2050年の持続可能な社会、カーボンニュートラルの実現に貢献し、すべての人に健康で快適な暮らしを提供することを目指しています。これらの取り組みにより、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」についても貢献していきます。 「共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」では、マテリアリティを企業理念の実現にあたり取り組むべき重要課題と位置付け、サステナビリティの推進に取り組んでいます。 「きれいと快適・健康」 目指す姿として、「きれい・快適を世界で実現する」「すべての人の使いやすさを追求する」を設定し、「きれいで快適なトイレのグローバル展開」に取り組んでいます。 「除菌」「防汚」「清掃」の技術(「きれい除菌水」「セフィオンテクト」「フチなし形状/トルネード洗浄」)や「タッチレス」などの非接触技術の提案、「ウォシュレット」に代表される「快適なトイレ」の提供を通じて、「すべての人の使いやすさ」を実現し、清潔で健康的な生活環境を世界中に提供しています。 これらの取り組みにより、SDGsの目標「3:すべての人に健康と福祉を」などに貢献しています。 「環境」 目指す姿として、「限りある水資源を守り、未来へつなぐ」「地球との共生へ、温暖化対策に取り組む」を設定し、「節水商品の普及」や「CO2排出量削減」に取り組んでいます。 「節水商品の普及」では、限りある水資源を守ることで、SDGsの目標「6:安全な水とトイレを世界中に」などに貢献しています。 2050年の持続可能な社会、カーボンニュートラルの実現に向けて、パリ協定と整合した科学的根拠に基づく2030年までの温室効果ガスの削減目標を策定し、削減活動を推進しています。 事業所からのCO2排出量(スコープ1、スコープ2)削減については、省エネ改善や大型設備の更新と共に、再生可能エネルギーの導入を拡大し、使用する電力を100%再生可能エネルギーとすることを目指しています。 商品使用時のCO2排出量(スコープ3カテゴリ11)削減についてはサステナブルプロダクツの普及や商品の環境性能の進化により、地球環境に配慮した豊かで快適な社会の実現に貢献していきます。 これらの取り組みにより、SDGsの目標「13:気候変動に具体的な対策を」などに貢献しています。 「人とのつながり」 目指す姿として、「お客様と長く深い信頼を築く」「次世代のために、文化支援や社会貢献を行う」「働く喜びを、ともにつくりわかち合う」を設定し、「お客様満足の向上」「地域に根差した社会貢献活動の推進」「働きやすい会社の実現」に取り組んでいます。 ショールームでの提案活動や「早く、確実、親切な」アフターサービスの提供によるお客様満足の向上、植樹活動や地域清掃等の幅広い社会貢献活動への社員の参加促進などにより、人とのつながりを大切にしています。 また、「多様な人財の個性を尊重するダイバーシティ活動の推進」や「働き方改革」により、当社グループ社員が「働きがいのある人間らしい仕事」をして、イキイキと働けるよう活動を推進しています。 これらの取り組みにより、SDGsの目標「8:働きがいも経済成長も」などに貢献しています。
事業等のリスク7,921字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。これらのリスクは、当社のリスク管理プロセスを通じて特定・評価されたものであり、残余リスクの影響度と発生頻度を以下に示しています。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1) リスクマネジメント体制 当社グループのリスクマネジメント体制は、リスク管理の包括的な責任を負う取締役会と、取締役会によって示された戦略的方向性を方針や手順に落とし込み、これらの方針を実行に移す「リスク管理委員会」(原則、年4回開催)によって構成されています。 公平性・客観性・透明性を担保するために、最終的な決定権は非業務執行取締役である独立社外取締役を含む取締役会に置き、リスク管理委員会はその管理下で定期的な報告とリスク監視を行っています。この全社的なリスクマネジメント体制を確実なものとするため、当社は国際的なフレームワークである「COSO-ERM」の枠組みに基づく強固な連携を整備しています 。各部門のリスクオーナーによる日常的なリスク管理(第1線)、代表取締役社長執行役員のもと、取締役 専務執行役員・最高財務責任者を委員長としたリスク管理委員会やリスク管理統括部門による全社的なリスク管理(第2線)、そして業務執行部門から独立した内部監査室による、独立した視点での推進状況や体制に関する監査(第3線)が相互に機能しています 。各種委員会などを通じて全部門並びにグループ会社と連携し、リスクの未然防止活動とリスク対応力の向上に努めています 。 また、監査等委員会監査、会計監査人監査に加え、より高い内部監査システムを確立するため、内部監査の充実を図っています。これらによる監査(三様監査)を実施し、リスクマネジメントのプロセスの有効性の評価や改善を行い、リスクの未然防止、最小化を図っています。 (2) リスクマネジメントの活動サイクル 重大リスクに対しては、リスク管理統括部門長を任命しており、各リスク管理統括部門長が中心となってリスクの未然防止活動とリスク対応力の向上に努めています。リスク管理統括部門は、リスクマネジメント規定に基づき、各種委員会や会議などを通じて、全部門並びにグループ会社と連携して、活動のPDCAを回しています。 (3) 各リスクと対応策 リスク項目   影響度   発生頻度   リスクシナリオ(発現時期と当社への影響)   リスク対応策 大規模災害   大   高   当社グループは、日本をはじめ世界各地に事業拠点を展開しており、地震や津波、台風、洪水等の自然災害、戦争、テロ行為等の事象に伴う惨事、自社の建物や設備における火災や爆発、さらに電力等のインフラ停止によって混乱状態に陥る可能性があります。想定を上回る規模の災害が発生した場合、当社グループの建物及び設備に対する損害だけでなく、貴重な人的資源にも重大な影響を及ぼし、当社グループの事業活動の一部又は全体に大きな支障をきたす可能性があります。このような事態が発生した場合、事業拠点の移転や損害を被った建物及び設備等の修復に多額の費用が発生する恐れがあり、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、事業継続計画(BCP)を策定しており、実際に大規模災害が発生した際には、発生直後から対策本部を立ち上げ、事業の継続と被害の最小化に努めています。また、海外を含む全グループの事業場を対象に、避難訓練などの実地訓練に加え、実践的なリスクシミュレーションを継続的に実施しており、リスク対応力の強化に取り組んでいます。 製品の欠陥   大   中   当社グループは、製品に欠陥が生じた場合、欠陥に起因する直接的及び間接的な損害に対して、製造物賠償責任保険では十分に補償しきれない賠償責任を負担する可能性や多大な対策費用が発生する可能性があります。また、当該問題に関する報道が行われることにより、当社グループのブランドイメージが低下し、顧客の流出を招く恐れがあり、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、厳格な独自の品質基準に基づき、製品の品質確保に細心の注意を払っています。万一、製品事故が発生した場合や、事故発生を予見させる兆候が発覚した場合には、お客様をはじめとする関係者から迅速に情報を収集すると共に、社外の販売事業者等とも協力し、適切な情報開示に努めています。 地政学リスク等による原材料等の調達障害   中   高   当社グループの製造事業において、原材料及び部品等を安定的かつタイムリーに入手することは不可欠です。地政学リスク・大規模な災害やサプライヤーの倒産等により供給が中断した場合や、急激な需給環境の変化によって調達に障害が生じた場合、サプライヤーの変更や追加、又は他の原材料や部品への切り替えをタイムリーに行えない可能性があります。このような外部環境の急激な変化はグローバルなサプライチェーンに未知かつ長期的な影響を及ぼす懸念があり、これにより、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、購買方針に基づき、サプライヤーと共にグローバルに原材料や部品の持続可能な調達を推進しています。近年の地政学リスクや自然災害に対する対応力を強化するため、部品品目や生産拠点の把握、外部サービスを活用した迅速な被災状況の確認、有事に備えた対策シミュレーションの実施等を通じて、リスク発生時の影響有無を即座に把握し、適切な対策を講じる体制をサプライヤーと協働で構築しています。 さらに、部品毎の復旧プランに基づいたBCP対応在庫の確保や調達の複線化等、リスク想定を深化させ、安定供給体制の構築に取り組んでいます。 リスク項目   影響度   発生頻度   リスクシナリオ(発現時期と当社への影響)   リスク対応策 労働安全衛生   大   中   当社グループは、不測の事態によって重大な労働災害や労働法令違反、長時間労働等が発生した場合、行政処分や賠償責任を受ける可能性があり、これにより事業活動に支障をきたすことが考えられます。結果として、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、「業務上災害ゼロ」及び「業務上疾病ゼロ」を目指し、安全で快適な職場環境の実現に努めています。安全衛生・警防中央委員会において全社方針や基本施策等を定め、各事業所への浸透を図ると共に、各事業所では毎月安全衛生委員会を開催し、安全衛生活動に関する課題の共有及び対策の立案・推進を行っています。 感染症蔓延   大   中   感染症の拡大が長期化した場合、世界的な景気悪化や原材料・部品の調達に障害が生じる恐れがあり、これにより当社グループの事業、財政状態及び経営成績に大きな影響が及ぶ可能性があります。   当社グループでは、感染症の蔓延に備え、在宅勤務等への迅速な切り替えが可能な体制を整えています。また、サプライヤーの工場の操業停止等により、部品供給に遅延が生じた場合には、代替調達手段の確保を行い、事業への影響を最小化するよう努めています。 訴訟の提起   中   高   当社グループは、グローバルで多岐にわたる事業展開をしており、その事業活動に関連して製造物責任や労働問題等に関する訴訟が提起される可能性があります。これら訴訟の結果によっては、損失の発生や信用の低下等が生じることがあり、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、リスク管理体制の強化や法令の遵守等により、顧客との信頼関係を構築し、品質管理を徹底することで訴訟リスクの最小化を図っています。特に労働問題については、国内外の労働関連法の遵守状況の調査や社員への啓発活動を行う等、コンプライアンスの強化に取り組んでいます。これにより、社員等からの訴訟やその他の法的手段の発生を防止するよう努めています。 機密情報・個人情報の漏えい   中   中   当社グループは、顧客の個人情報や他社の情報を取り扱うことがありますが、不測の事態により情報が外部に流出する可能性があります。この場合には、損害賠償等の多額な費用負担が生じ、当社グループの事業活動やブランドイメージに悪影響を与える可能性があります。また、重要な機密情報が第三者に不正流用される恐れもあり、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、お客様情報を含む保有情報の秘密保持に細心の注意を払うため、TOTOグループ個人情報方針、TOTOグループセキュリティ方針、及び社内の情報セキュリティ関連規定に則りアクセス管理や情報持ち出し制限、不正アクセス防止等の安全対策を実施すると共に、情報セキュリティの脅威を監視し、情報の漏えいが生じないよう最大限の管理に努めています。また、全ての社員にセキュリティに関する教育・訓練を継続的に実施しており、資産の適切な管理及び利用の周知徹底を図っています。 リスク項目   影響度   発生頻度   リスクシナリオ(発現時期と当社への影響)   リスク対応策 情報システム障害の発生   中   中   当社グループは、ほぼ全ての業務においてコンピュータシステム及びコンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークを利用しています。コンピュータシステムや通信ネットワークの環境は年々複雑化・高度化しており、自然災害、テロ、外部からのハッキングやコンピュータウィルス、人為的ミス等により、コンピュータシステムや通信ネットワークの不具合・故障が発生する可能性があります。このような事態が生じた場合は、業務が一時的に中断し、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、信頼性向上のため、さまざまな対策を実施し、業務を継続的に運営できる体制を整備しています。情報資産をはじめとして保有するすべての経営資産の保護と適切な安全管理を極めて重要な社会的責務だと認識しており、すべての社員にセキュリティに関する教育・訓練を継続的に実施し、資産の適切な管理、及び適正な利用の周知徹底を図っています。また、セキュリティの水準や遵守状況を定期的に点検・監査すると共に、情報セキュリティの脅威を監視し、継続的な改善に努めています。 地政学的な紛争・治安悪化リスク   大   中   当社グループは、グローバルに事業活動を展開していますが、海外では政情不安や経済動向の不確実性、宗教や文化の相違、商習慣に関する障害等、さまざまなリスクが存在します。また、為替・金利の変動、投資・海外送金・輸出入・外国為替に関する規制の変更や税制の変更等、政治的、経済的もしくは法的な障害を伴う可能性があるほか、テロや紛争等の発生により社員の安全や拠点運営に影響が及ぶ可能性があり、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、各拠点において危機管理を統括し、実務を担当する組織と体制を構築しています。所在地及び周辺の政治・社会情勢、治安状況に関する海外危険情報を迅速に収集し社員の安全確保を含む必要な対策を適切に実施するよう努めています。 人財の獲得競争の激化   中   中   当社グループは、将来の永続的な成功は人財がその能力を高め、会社に継続的に貢献し続けることが重要であると考えていますが、優秀な人財を継続的に確保・育成ができない場合には、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、マネジメントリソース革新の中で、多様な人財が集まり、安心してイキイキとチャレンジし、社員が誇りに思い働き続けたいと思える会社の実現に向けた取り組みを推進しています。また、新卒採用に加え、ダイレクト・リクルーティングやリファラル採用等、さまざまな手法を積極的に展開し、高度専門人財含む経験者採用の強化に努めています。 環境に関する規制   小   高   当社グループは、大気汚染、水質汚濁、土壌・地下水汚染、有害物質の取扱い及び除去、廃棄物処理等を規制するさまざまな環境関連法令の適用を受けています。環境規制は年々強化されており、これにより工場の移転や停止、設備投資、環境関連の費用負担の増加、賠償責任等が発生する恐れがあり、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、安心安全な社会の実現に向け、環境リスクの未然防止活動を継続的に推進しています。環境マネジメントシステムの推進により、汚染の未然防止に努め、法規制遵守はもとより自主管理基準を定めて環境負荷の低減と汚染の未然防止に努めています。 リスク項目   影響度   発生頻度   リスクシナリオ(発現時期と当社への影響)   リスク対応策 サプライチェーンを含めたコンプライアンス違反   小   高   当社グループでは、一部の地域における事業運営において、ガバナンスの不全や社内管理の不備が生じた場合、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、サプライヤーを含む全ての関係者に対して人権を尊重し、法令や社会的ルールを遵守することを重視し、公正かつ透明な行動を推進する組織文化の醸成に努めています。また、年4回開催するコンプライアンス委員会において、グローバルでのコンプライアンス教育やモニタリング等の年度計画と実施結果を確認・承認するプロセスを盛り込み、これによりコンプライアンス違反リスクの早期発見と適切な対策を講じています。 風評被害   小   高   当社グループに対する悪質な風評が、マスコミ報道やインターネット上の書き込み等によって発生・流布した場合、それが正確な事実に基づくものであるか否かにかかわらず、当社グループの社会的信用が毀損され、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、さまざまな方法で情報検知を行い、企業活動において法令遵守違反等の不適切な行為が発覚した場合には、速やかに適切な対応を実施します。 知的財産権侵害   小   高   当社グループは、ブランド価値を高め、お客様にとって信頼性の高い価値ある商品を提供するために、知的財産権を適切に創出・資産化(権利化・秘匿化)・活用しています。しかしながら、一部の地域や国では知的財産権に対する完全な保護が受けられない場合があり、当社グループの知的財産権が侵害される恐れや、第三者が保有する知的財産権に影響を及ぼす可能性があります。その結果、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、権利行使や模倣対策を通じて、侵害品に対する強い姿勢を示すことで、当社グループの知的財産権が侵害されるリスクを未然に防止しています。また、事業戦略を立案する際には知財情報を調査・分析し、第三者の知的財産権を尊重した開発活動を推進することで、第三者が保有する知的財産権を侵害するリスクを未然に防止しています。 気候変動(炭素価格等)   中   中   気候変動緩和に向けて、地球温暖化対策の推進に関する法律等、温室効果ガス排出削減を目的とした規制が強化されています。これらに伴う新たな税負担や原材料及びエネルギー調達コストの増加は、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みについて、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に基づき、シナリオ分析と評価を実施し、その結果を情報開示しています。気候変動リスクへの取り組みについては、「2.サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 リスク項目   影響度   発生頻度   リスクシナリオ(発現時期と当社への影響)   リスク対応策 市場環境の変動   想定する事象によって、影響度・頻度は大きく異なる   当社グループは、主に住宅関連分野及びファインセラミックス分野において事業活動を展開しています。そのため、日本の人口構造変化や地政学的リスクの高まりや世界経済の減速、半導体市況の変動等、需要が大幅に変動した場合には、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   日本住宅関連分野においては、リモデル分野における競争優位性をさらに高めるべく、高付加価値な商品の開発・提供をはじめ、デジタルやAIを活用し、お客様一人ひとりに合わせた提案を行う等、引き続き豊富な住宅ストックに対する需要喚起を図り、需要動向に左右されない事業体質への転換を推進していきます。海外住宅関連分野においては、地政学的リスクの高まり、世界経済の減速等による各地域の需要変動を注視し、多面的な営業展開を推進することで、急激な環境変化の影響を抑えるよう努めます。ファインセラミックス分野においては、半導体市況の変動を注視しつつ、既存の技術基盤を活かして新たな用途や分野の開拓に向けた検討を継続し、市場環境の変化に柔軟に対応できる経営基盤の構築を目指してまいります。 競合他社との競争激化による急激な製品価格下落   製品の開発・生産・販売・サービスが多岐にわたるため、想定する事象によって影響度・頻度は大きく異なる   当社グループは、多岐にわたる製品の開発・生産・販売・サービスを行っており、さまざまな企業と競合しています。将来にわたって競争優位に展開できない可能性があり、また競合他社との競争が激化した場合は、製品価格の下落により、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、高付加価値商品の開発やブランド価値向上に向けた活動、コストリダクション活動等に積極的に取り組み、競争力の維持・強化を図っています。 急速な技術革新   想定する事象によって、影響度・頻度は大きく異なる   当社グループの事業分野において、急速な技術革新により他社が先行して生産性や競争力を向上させる、或いは新たなビジネスモデルを創造等した場合、当社グループの競争優位性が相対的に低下することで、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、創立以来、さまざまな研究開発を通じて培ってきた技術の有機的な結合による魅力ある商品の創出、要素技術とデジタル技術の融合による商品展開力の強化、及び、生産・製造革新活動による生産性の向上等に積極的に取り組み、新たな顧客価値の創出を図っています。
経営成績の分析 (MD&A)6,066字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1) 業績 ① 当連結会計年度の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における世界経済は世界的なAI関連需要が急速に拡大する一方、米国関税政策等による経済状況の不確実性の高まりや主要地域における住宅市場の停滞、物価上昇等の影響を受け、成長はやや緩慢となっています。 上記に加え、中東情勢の悪化に伴い、世界経済及びサプライチェーンへの影響が懸念されています。 わが国の景況感においては、緩やかな回復により底堅さを保っているものの、世界情勢による物価高が続けば個人消費にも物価高を通じて影響が及ぶリスクが存在しています。 このような事業環境の中、当社グループは2021年度より推進している10ヵ年の中・長期経営計画「共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」で定めた目指す姿の実現に向けて、中期経営課題であるWILL2030 STAGE2(2024年度~2026年度)に基づき、「グローバル住設事業」と「新領域事業」の2つの事業軸で活動を推進しました。 「グローバル住設事業」では、「きれいと快適・健康」「環境」を両立するTOTOらしい商品を「サステナブルプロダクツ」と位置付け、これらの商品をグローバルで普及させることにより、地球環境に配慮した、豊かで快適な社会の実現に貢献しています。 また「新領域事業」では、TOTOオンリーワンのセラミック商品の開発・価値提案などで半導体市場の進化に貢献し、DXによる社会変革を支えます。 その結果、当連結会計年度の業績は、売上高が7,374億4千1百万円(前期比1.8%増)、営業利益が537億5千9百万円(前期比10.9%増)、経常利益が606億8千9百万円(前期比20.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、中国大陸事業における事業再編費用や投資有価証券売却益等の特別損益を計上したことにより402億5千7百万円(前期比230.8%増)となりました。 セグメントごとの業績は、次のとおりです。なお、セグメントごとの売上高については、外部顧客への売上高を記載しています。 ② セグメントの状況 ■グローバル住設事業 「日本住設事業」「海外住設事業」の2つの事業で構成しています。 当連結会計年度の業績は、売上高が6,697億4千2百万円(前期比0.6%減)、営業利益が279億2千1百万円(前期比9.7%減)となりました。 a.日本住設事業 当連結会計年度の業績は、売上高が4,796億6千3百万円(前期比0.3%減)、営業利益が202億5千3百万円(前期比7.5%減)となりました。 2018年度に開始した「あんしんリモデル戦略」は年々進化を遂げ、ショールームだけでなくオンライン(WEB)上においても、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスでお客様により良い生活価値を提案することにより、リモデルの需要喚起を図っています。 また、これまで創り出してきた清潔なトイレ文化を日本から世界へ発信していくことに加え、より衛生的で環境性能に優れた高付加価値商品の開発・提案を強化しています。 一方で、各種コストアップなどの影響により営業利益が漸減傾向であることに対しては構造的課題と捉え、変化していく国内需要に対しての新しい付加価値提供と共に、資産と事業活動の徹底的な効率化を図り、2030年度時点での資本コスト越えの利益率を実現すべく強固な事業体質を再構築します。 b.海外住設事業 <米州事業> 当連結会計年度の業績は、売上高が756億2千3百万円(前期比7.3%増)、営業利益が47億9千万円(前期比7.0%減)となりました。 米国では、中高級市場において清潔機能を中心に価値伝達を強化し、「ネオレスト」及び「ウォシュレット」並びに節水大便器などの快適性、デザイン性がお客様に評価されています。 また、米州市場での供給体制強化を目的として、2025年11月よりジョージア州モロー市の既存工場敷地内に建て替えた新工場棟にて衛生陶器の生産を開始しました。最新鋭の設備を導入し、生産能力は従来と比べ150%に拡大、お客様へ確実かつタイムリーに商品をお届けできる体制を構築します。 さらに、ショールーム展示の拡充やホームページの充実、eコマースやリテール多店舗店による販売体制整備、アフターサービス体制の整備など、お客様接点の強化や効率的な供給体制づくりを推進しています。 <アジア・オセアニア事業> 当連結会計年度の業績は、売上高が549億1千4百万円(前期比9.3%増)、営業利益が102億3千9百万円(前期比24.3%増)となりました。 アジア地域では、高級ブランドとしての認知度を活かした事業活動を推進しています。そのうち、台湾地域では「ウォシュレット」を中心とした顧客接点強化や、ショールームにおける販売員の教育、展示内容の拡充を行い、リモデル需要の取り込みを進めています。ベトナム、インド、中東などのその他地域では中期的な成長を目指し販売力強化やお客様接点の量・質の向上、アフターサービス体制の整備などに取り組んでおり、その一環として、中東地域では2025年9月にサウジアラビア王国の首都リヤドに現地法人「TOTO AR Company」を設立しました。 また、各国・地域において「ネオレスト」や「ウォシュレット」の積極的なプロモーションを展開し、5スターホテルなどの著名物件の受注強化を推進しています。 あわせて、世界の供給基地として生産体制を充実させ、各国・地域に根差した企業としての活動を推進しています。 <欧州事業> 当連結会計年度の業績は、売上高が56億7千7百万円(前期比16.3%増)、営業損失が4億2千8百万円(前連結会計年度は営業損失8億1千2百万円)となりました。 欧州では、グローバルにおけるTOTOブランドの発信と、欧州のお客様の嗜好に合ったデザイン性の高い商品の販売やショールーム展示を通じて価値訴求の取り組みを強化しています。 重点的に活動を推進しているドイツでは、販売代理店との協業及び施工店の開拓・拡大に注力しています。そういった中、2025年3月に実施された世界最大級の住宅設備展示会「ISH 2025」において、前回に続きメイン展示ホールの「Forum0」に一社単独で出展し、ブランド価値訴求を行った結果、多くのお客様から高い評価をいただいています。 イギリス、フランスでは、5スターホテルなどの高級現場での「ネオレスト」や「ウォシュレット」を中心としたきれいで快適な高付加価値商品の認知度が向上し、採用が進んでいます。 <中国大陸事業> 当連結会計年度の業績は、売上高が538億6千3百万円(前期比19.5%減)、営業損失が69億3千4百万円(前連結会計年度は営業損失35億5千4百万円)となりました。 独自技術・新たな付加価値の提案とあわせて、急速に変化する市場に対応できる商品やコスト競争力のある商品投入など、新たな事業戦略を推進しています。長年培ってきたTOTOブランドへの信頼を軸に、当社の強みが活きるリモデル領域にリソースを集中し、お客様へのきめ細かい提案を実践していきます。 また、生産体制については、衛生陶器工場2拠点の閉鎖やその他工場でも人員体制の最適化を図るなど事業規模に適した体制の再構築を進め、生産効率を高める最新鋭の設備を備えた工場への集約を実施することで、変化の激しい市場環境へ柔軟に対応し、安定的な収益構造への事業転換を図ります。2030年度、資本コストを超える収益性の確保を見据え、2026年度には黒字化達成に向け、事業活動を推進しています。 ■新領域事業 <セラミック事業> 当連結会計年度の業績は、売上高が674億1千4百万円(前期比34.0%増)、営業利益が289億4千3百万円(前期比41.7%増)となりました。 半導体デバイスメーカーの既設工場での稼働率向上に伴い交換需要が堅調に推移し、当社グループの半導体製造装置に採用されているセラミック製品の売上も前年に比べて拡大しました。 世界的なAI需要の拡大など、今後も伸長が期待される半導体市場を見据え、当社は静電チャックを中心としたファインセラミックス技術の深耕と開発強化に注力しています。 加えて、スマートファクトリーのさらなる高度化を推進し、自動化・最適化による高効率生産を実現することで需要変動への即応力を高め、技術革新と生産革新の両輪を回し、変化の激しい市場環境において着実な成長を実現し、半導体サプライチェーンにおける存在感を高めていきます。 ■その他 <社外からの評価について> (サステナビリティ関連) 世界の代表的なESG投資指標である「Dow Jones Best in Class Indices」 の「World Index」の構成銘柄に2026年5月に選定されました。同銘柄への選定は14回目となります。また、アジア・太平洋地域版の「Asia Pacific Index」の構成銘柄にも17年連続で選定されています。 また、グローバルな環境情報開示システムを運営する国際的な非営利団体であるCDPより、気候変動、水セキュリティへの取り組みにおいて、最高評価の「Aリスト」に選定されました。気候変動については3年連続、水セキュリティについては2年連続の選定となり、「Aリスト」へのダブル選定は2年連続となりました。 (デザインへの評価) 国際的に権威のある「iFデザイン賞2026」のプロダクトデザイン部門において、「G selection shower」、「AURORA」、「WASHLET G5B」が受賞となりました。加えて、ユーザーエクスペリエンス(UX)部門において、「TOTO Wellness UX」が、テクノロジーと健康習慣をシームレスに繋ぐ卓越した顧客体験を高く評価され、初受賞となりました。これにより、当社グループでは13年連続の「iFデザイン賞」受賞となります。 当社グループでは、引き続きデザインとテクノロジーの融合を追求し、TOTOらしい商品をグローバルに普及させることで、「持続可能な社会」、「きれいで快適・健康な暮らし」の実現に貢献していきます。 (2) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の期末残高は1,311億8千8百万円となり、前連結会計年度末の1,207億2百万円に比べ、104億8千5百万円の資金増加となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により712億4千万円の収入となりました。これは、税金等調整前当期純利益586億6千1百万円、減価償却費343億6千万円等の収入と、法人税等の支払額158億6千4百万円等の支出によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により218億1千6百万円の支出となりました。これは、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入210億8千4百万円等の収入と、有形固定資産の取得による支出364億7千6百万円、無形固定資産の取得による支出66億8千2百万円等の支出によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により385億5千5百万円の支出となりました。これは、配当金の支払額167億3百万円、自己株式の取得による支出200億5百万円等の支出によるものです。 (3) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要は、運転資金と設備投資があります。 運転資金としては、製品製造にかかる原材料等の購入費や管理費等があります。 設備投資としては、生産設備への投資、生産工場への投資や、ショールーム投資、情報化投資等があります。 配当性向につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益の40%以上、1株当たり配当につきましては、減配せず増配又は維持とし、安定的な配当の維持に努めてまいります。 当社グループの資金調達は、設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本方針とし、その他ではグループ内ファイナンスを有効に活用することにより、効率的な資金調達をしています。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たり用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 生産、受注及び販売の実績 (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 日本住設事業   394,338   △1.0 米州事業   69,692   1.5 アジア・オセアニア事業   131,482   12.6 欧州事業   -   - 中国大陸事業   51,990   △24.1 グローバル住設事業計   647,503   △0.7 セラミック事業   53,029   48.2 新領域事業計   53,029   48.2 報告セグメント計   700,533   1.8 その他   -   - 合計   700,533   1.8 (注) 金額は、売価換算値で表示しています。 (2) 受注実績 当社グループは概ね見込生産方式を採っていますので、受注の実績については記載を省略しています。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 日本住設事業   496,195   △0.5 米州事業   75,629   7.3 アジア・オセアニア事業   103,101   4.4 欧州事業   5,678   16.2 中国大陸事業   74,421   △13.1 グローバル住設事業計   755,026   △0.4 セラミック事業   67,414   34.0 新領域事業計   67,414   34.0 報告セグメント計   822,440   1.7 その他   336   2.3 内部売上消去等   △85,335   - 合計   737,441   1.8 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 前連結会計年度、当連結会計年度共に販売実績が総販売実績の100分の10以上を占める相手先がないため、記載を省略しています。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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