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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

野村不動産ホールディングス

Nomura Real Estate Holdings, Inc.3231 · Prime · 不動産業

野村グループ系の総合不動産会社。住宅分譲・賃貸、都市開発(オフィス・商業・物流)、海外事業、資産運用、仲介、運営管理まで手掛ける。

概要

野村不動産ホールディングスは、2004年6月に設立された総合不動産デベロッパーである。東京都心の大規模再開発やタワーマンション分譲に強みを持ち、オフィスビル・商業施設・物流施設の開発・賃貸、資産運用、仲介・CRE、運営管理まで手掛ける。2025年3月期の連結売上高は約7576億円、営業利益率15.71%と高収益体質であり、2026年3月期には売上高9425億円を計画する。野村ホールディングスをその他の関係会社とし、連結子会社44社、持分法適用会社68社で構成される。

住宅・都市開発・海外の三本柱で構成される事業ポートフォリオ

当社グループは住宅事業、都市開発事業、海外事業の三つを主力とする。住宅事業では「プラウド」ブランドの分譲マンション・戸建てに加え、賃貸住宅、コリビング、シニア向け住宅、ホテル開発・運営を展開する。都市開発事業ではオフィスビル、商業施設、物流施設の開発・賃貸・売却に加え、フィットネスクラブ「メガロス」の運営も手掛ける。海外事業はアメリカ、東南アジア(ベトナム等)で住宅・オフィスビルの開発・賃貸を実施。2025年3月期、住宅部門は売上高4334億円(全体比46%)、都市開発部門は3248億円(34%)を占め、両部門で事業利益の約87%を稼ぎ出す。

資産運用・仲介・運営管理のストック型収益が安定基盤を形成

資産運用事業は、野村不動産投資顧問がREIT(野村不動産オフィスファンド投資法人等)や私募ファンドの運用を行う。仲介・CRE事業は野村不動産ソリューションズが不動産仲介、法人向けCRE戦略策定、保険代理店・銀行代理業を提供する。運営管理事業は野村不動産パートナーズがマンション・オフィス・データセンターの管理、リフォーム、修繕工事を請負い、野村不動産熱供給が横浜ビジネスパークで地域冷暖房を供給する。これらのストック型事業は2025年3月期に合計で約224億円の事業利益を計上し、全体の17%を占める安定収益源となっている。

グループ全体を統括する持株会社体制と主要子会社の役割

当社は純粋持株会社として、グループ全体の戦略策定と子会社管理を担う。中核の野村不動産株式会社が住宅・都市開発・海外の主要事業を執行し、住宅周辺では野村不動産ウェルネス(シニア住宅運営)、野村不動産ホテルズ、UDS(設計施工・ホテル運営)、プライムクロス(インターネット広告代理)が連携する。都市開発周辺では野村不動産ライフ&スポーツ(フィットネス)、野村不動産コマース(商業施設運営受託)が活動。資産運用は野村不動産投資顧問、仲介・CREは野村不動産ソリューションズ、運営管理は野村不動産パートナーズと野村不動産熱供給がそれぞれ担当する。2025年9月には野村不動産パートナーズが野村不動産アメニティサービスを吸収合併し、運営管理体制を強化した。

業界の中での役割は総合不動産デベロッパー・サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9,425億円
営業利益
1,382億円
営業利益率
14.7%
純利益
829億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01住宅事業主力

マンション・戸建住宅の開発・分譲、賃貸住宅の開発・賃貸・売却、コリビング賃貸住宅、シニア向け住宅、ホテルの開発・賃貸・売却を行う。シニア住宅の運営、ホテル運営、設計施工、インターネット広告代理、住まいの駆けつけサービス等の周辺事業も含む。

主要顧客一般個人(住宅購入者・賃借人)、法人(投資家・事業会社)

主な製品・サービス4
マンション・戸建住宅(分譲)
「プラウド」等のブランドで都市部・郊外にマンションや戸建住宅を開発し、個人顧客に分譲。
賃貸住宅(開発・運営)
都市部の賃貸マンション・アパートを開発し、賃貸・売却。コリビング住宅やシニア向け住宅も含む。
シニア向け住宅(開発・運営)
高齢者向けのサービス付き高齢者住宅や介護付き住宅を開発・運営。野村不動産ウェルネスが企画運営。
ホテル(開発・運営)
都市型ホテルやリゾートホテルを開発・賃貸・売却。野村不動産ホテルズ等が運営。

02都市開発事業主力

オフィスビル、商業施設、物流施設等の開発・賃貸・売却、運営業務受託を行う。フィットネスクラブの企画運営、商業施設の企画運営受託等も展開。

主要顧客法人テナント(オフィス・商業・物流)、フィットネスクラブ会員

主な製品・サービス4
オフィスビル(開発・賃貸)
東京・横浜等の主要都市で高品質なオフィスビルを開発し、テナントに賃貸。運営管理も受託。
商業施設(開発・運営受託)
ショッピングセンターや複合商業施設を開発・賃貸。野村不動産コマースが運営業務を受託。
物流施設(開発・賃貸)
大型物流倉庫・配送センターを開発し、物流事業者等に賃貸。
フィットネスクラブ(企画運営)
「メガロス」等のブランドでフィットネスクラブを運営。野村不動産ライフ&スポーツが担当。

03海外事業準主力

マンション・戸建住宅の開発・分譲・賃貸、オフィスビル等の開発・賃貸を海外(主にアメリカ、東南アジア等)で展開。ベトナムではオフィスビルの賃貸事業を行う。

主要顧客海外の個人・法人

主な製品・サービス2
海外住宅(開発・分譲・賃貸)
アメリカ主要都市やアジアの大都市でマンション・戸建住宅を開発し、現地の個人・法人に販売・賃貸。
海外オフィスビル(開発・賃貸)
海外主要都市でオフィスビルを開発・保有し、テナントに賃貸。

04資産運用事業準主力

REIT、私募ファンド、不動産証券化商品等を対象とした資産運用業務を行う。野村不動産投資顧問が運用を担い、野村不動産が一部エクイティ投資を行う。

主要顧客機関投資家、個人投資家

主な製品・サービス2
REIT運用
野村不動産投資顧問が、オフィス・住宅・商業等に投資するREIT(野村不動産オフィスファンド投資法人等)の運用管理を行う。
私募ファンド運用
機関投資家向け私募ファンドを組成・運用し、不動産証券化商品の運用も行う。

05仲介・CRE事業副次

不動産の仲介・コンサルティング、保険代理店業務、銀行代理業を行う。法人向けCRE(コーポレート・リアルエステート)戦略の策定支援等も提供。

主要顧客個人(住宅売買・賃貸)、法人(CRE・保険)

主な製品・サービス3
不動産仲介
住宅・オフィス・商業施設等の売買・賃貸の仲介サービス。
CREコンサルティング
法人向けに不動産戦略の策定、物件評価、ポートフォリオ最適化等を支援。
保険代理店・銀行代理業
生命保険・損害保険の販売代理、銀行預金等の仲介業務。

06運営管理事業副次

マンション・オフィスビル・データセンター等の運営・管理、修繕工事・テナント工事の請負、リフォーム事業。地域冷暖房事業(横浜ビジネスパーク)も行う。

主要顧客マンション管理組合、オフィスビルテナント・オーナー、データセンター運営企業

主な製品・サービス3
ビル管理・マンション管理
野村不動産パートナーズが、オフィスビルやマンションの清掃、保安、設備管理、管理組合運営支援等を提供。
リフォーム・修繕工事
既存建物のリフォーム、外壁補修、設備更新等の工事を請負。
地域冷暖房
野村不動産熱供給が横浜ビジネスパークで冷水・温水を供給する地域冷暖房事業。

製品と技術

分譲マンション「プラウド」シリーズとタワーマンション開発

住宅部門の主力商品は「プラウド」ブランドで展開する分譲マンションである。東京・横浜などの都心部を中心に、高層タワーマンションから低層レジデンスまで幅広いラインナップを持つ。高い耐震性能や共用施設の充実、駅近立地を特徴とし、2025年3月期の分譲売上高は3112億円と住宅部門全体の72%を占める。また、戸建住宅の分譲も行い、ファミリー層から単身者まで多様なニーズに対応する。物件の企画・設計から施工監理、アフターサービスまで一貫体制で品質を維持している。

「メガロス」に代表されるフィットネス・ライフスタイル事業

都市開発事業の一環として、野村不動産ライフ&スポーツが運営するフィットネスクラブ「メガロス」がある。東京都心や郊外の商業施設・オフィスビル内に複数店舗を展開し、会員向けにトレーニング機器・スタジオプログラム・プール等を提供する。2003年に株式会社メガロスとして設立後、2011年に完全子会社化。健康志向の高まりを背景に業容を拡大し、2025年3月期は運営事業収入として約276億円を計上した。他にも、コリビング賃貸住宅やシニア向けサービス付き住宅など、住まいと健康・コミュニティを結びつける商品を開発している。

シニア向け住宅「野村不動産ウェルネス」とホテル運営

高齢化社会に対応した事業として、野村不動産ウェルネスがシニア向け住宅の企画・運営を手掛ける。サービス付き高齢者住宅や介護付き有料老人ホームを首都圏で展開し、食事・介護・レクリエーションを包括的に提供。2025年3月期の運営収入は約273億円に上る。また、野村不動産ホテルズは都市型ホテル・リゾートホテルの運営を行い、UDSグループはホテルの設計施工・運営を担当。グループ全体でホテル事業の開発から運営までをカバーし、インバウンド需要の取り込みを図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

分譲マンションで国内大手、デベロッパー型で安定収益

当社は分譲マンションを中心に、オフィスや商業施設などの開発・賃貸を手掛ける総合不動産デベロッパーです。国内大手の一角として、首都圏を中心に大規模開発を展開し、ブランド力と企画力を強みとします。同業他社には大東建託が賃貸住宅の受託建設で規模が大きい一方、当社は自社開発による収益が主体で、バランス型のビジネスモデルです。ロボットホームなどの中小事業者は戸建てに特化しており、当社とは事業内容が異なります。近年の売上高は増加傾向にあり、営業利益率も15%前後と高い水準を維持しています。

強み

  • 分譲・賃貸・運営を一体化し、開発から収益まで一貫して手掛ける総合力を発揮。
  • 人口集中が見込まれる首都圏で大規模開発を多数手掛け、需要を取り込んでいる。
  • 営業利益率は15%前後で推移し、業界平均を上回る収益力を確保している。
  • 長年の実績でブランド認知度が高く、顧客からの信頼を得ている。

課題

  • 不動産市況の変動の影響を受けやすく、景気後退時には業績悪化の懸念がある。
  • 金利上昇は住宅ローン需要や投資採算を悪化させ、開発事業にマイナスとなり得る。
  • 大手を含むデベロッパーとの競争が激しく、差別化が課題となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字が野村不動産ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15332TOTO9,808億円24.3倍
23289東急不動産ホールディングス9,495億円9.7倍
39143SGホールディングス9,427億円15.0倍
43288オープンハウスグループ9,344億円7.9倍
59023東京地下鉄8,625億円14.6倍
63231野村不動産ホールディングス8,536億円9.6倍
71911住友林業8,060億円9.5倍
85929三和ホールディングス7,894億円12.7倍
93086J.フロント リテイリング7,553億円24.7倍
108804東京建物7,040億円11.4倍
115901東洋製罐グループホールディングス6,967億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 8件

野村證券の不動産部門から独立した2004年の設立

2004年6月、野村不動産ホールディングス株式会社を設立。同年12月には会社分割により、野村不動産株式会社の子会社管理営業を承継し、野村ビルマネジメント(現野村不動産パートナーズ)や野村不動産アーバンネット(現野村不動産ソリューションズ)を直接子会社化した。この再編により、持株会社体制のもとで住宅・都市開発・仲介・管理の各機能を分離・統括する現在のグループ構造の基礎が形成された。

上場と投資顧問事業への参入(2005~2006年)

2005年7月、不動産投資一任業務を行う野村不動産投資顧問株式会社(後に再編)を設立し、資産運用事業に本格参入。2006年6月にはインターネット広告代理店のプライムクロスを設立し、住宅事業の周辺領域を拡大した。同年10月、東京証券取引所市場第一部(現プライム市場)に株式を上場。上場により資金調達力を高め、後のM&Aや大型開発への投資を加速させる足がかりを得た。

商業施設・オフィス分野へのM&A拡大(2007~2008年)

2007年7月、商業施設の企画・設計・テナントリーシング・プロパティマネジメントを手掛けるジオ・アカマツ(現野村不動産コマース)を完全子会社化。これにより商業施設運営受託のノウハウをグループ内に取り込んだ。2008年12月には東芝不動産株式会社の株式65%を取得し、NREG東芝不動産(現野村不動産グループ)として連結子会社化。オフィスビル・住宅・商業施設の開発・建設・賃貸事業を強化し、東京23区以外のエリアにも事業基盤を拡大した。

グループ再編と新事業領域の確立(2011年)

2011年10月、野村不動産投信を存続会社として投資顧問機能を統合し、野村不動産投資顧問に商号変更。同時に野村ビルマネジメントが野村リビングサポートを吸収合併し野村不動産パートナーズへ改称。この年はさらに、シニア向け住宅運営の野村不動産ウェルネス、フィットネスクラブ「メガロス」運営の株式会社メガロス(現野村不動産ライフ&スポーツ)、電力売買のNFパワーサービス、住まいの駆けつけサービスのファーストリビングアシスタンス、ホテル運営の野村不動産ホテルズを相次いで設立・完全子会社化。シンガポールと香港にも現地法人を設立し、海外拠点を形成した。

収益拡大と長期ビジョン策定(2013~2025年)

2013年3月期の連結売上高は5177億円、当期純利益194億円だったが、2025年3月期には売上高7576億円、純利益748億円へと成長。都市部の大型再開発やタワーマンション需要を追い風に収益を拡大した。2025年4月には2030年ビジョン「まだ見ぬ、Life & Time Developerへ」を掲げ、長期経営方針と3カ年計画を策定。ROA5%以上、ROE10%以上、事業利益年平均成長率8%水準を財務指針に据え、2028年3月期には事業利益1600億円を目指す。

年表8件を開く

2000年代

  • 2004年6月創業野村不動産ホールディングス株式会社を設立
  • 2004年12月M&A野村不動産株式会社の子会社管理営業を会社分割により承継し、野村ビルマネジメント株式会社(現 野村不動産パートナーズ株式会社)、野村不動産アーバンネット株式会社(現 野村不動産ソリューションズ株式会社)等を直接子会社化
  • 2005年7月創業不動産投資一任等を行う、旧 野村不動産投資顧問株式会社(2011年10月 旧 野村不動産投信株式会社に吸収合併)を設立
  • 2006年6月創業インターネット広告代理店事業を行う、株式会社プライムクロスを設立
  • 2006年10月上場東京証券取引所市場第一部(現 プライム市場)に株式を上場
  • 2007年7月M&A商業施設の企画・設計・テナントリーシング・プロパティマネジメント業務等を行う、株式会社ジオ・アカマツ(現 野村不動産コマース株式会社)の全株式を取得し、完全子会社化
  • 2008年12月M&Aオフィスビル・住宅・商業施設等の開発・建設・賃貸事業等を行う、東芝不動産株式会社の株式の65%を取得し、連結子会社化(旧 NREG東芝不動産株式会社に商号変更)

2010年代

  • 2011年10月M&A野村不動産投信株式会社に野村不動産インベストメント・マネジメント株式会社及び旧 野村不動産投資顧問株式会社を合併(野村不動産投資顧問株式会社に商号変更)野村ビルマネジメント株式会社に野村リビングサポート株式会社を合併(野村不動産パートナーズ株式会社に商号変更)シンガポールにNOMURA REAL ESTATE ASIA PTE.LTD.を設立 シニア向け住宅・サービス等の開発企画・運営を行う、野村不動産ウェルネス株式会社を設立 株式会社メガロス(現 野村不動産ライフ&スポーツ株式会社)の株式を公開買付及び株式交換により追加取得し、完全子会社化 電気エネルギーの売買・仲介・供給等を行う、NFパワーサービス株式会社を設立 香港にNOMURA REAL ESTATE HONG KONG LIMITED(野村不動産香港有限公司)を設立 住まいと暮らしの駆けつけ事業を行う、株式会社ファースト リビング アシスタンスを設立 有料老人ホームの運営を行う、JAPANライフデザイン株式会社と資本提携 ホテルの企画・運営を行う、野村不動産ホテルズ株式会社を設立 シンガポールの不動産仲介会社Tokio Pr

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROA2030年頃まで5%以上
  • ROE2030年頃まで10%以上
  • 事業利益年平均成長率2030年頃まで8%水準
  • 自己資本比率2030年頃まで30%水準
  • 総還元性向2030年頃まで40~50%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    2030年ビジョンの策定

    2030年ビジョン「まだ見ぬ、Life & Time Developerへ」を掲げ、個々のお客様を起点にグループ全体で連携し、お客様の「幸せ」と社会の「豊かさ」の最大化を追求する。このビジョンに基づき、長期経営方針と3カ年計画を策定している。

  2. 02

    長期経営方針の策定

    2030年頃を終期とする長期経営方針を策定し、持続的な成長に向けた財務指針を設定。具体的には、ROA 5%以上、ROE 10%以上、事業利益年平均成長率8%水準、自己資本比率30%水準などを目標とし、資本効率と利益成長のバランスを重視する。

  3. 03

    3カ年計画の策定

    2026年3月期から2028年3月期の3カ年計画を策定し、事業セグメントごとの具体的な利益目標を設定。住宅、都市開発、海外、資産運用、仲介・CRE、運営管理などの各事業において、成長戦略と数値目標を明確化し、経営計画の着実な実行を図る。

  4. 04

    お客様と社会の変化への対応

    価値観の多様化、所有から利用・体験価値重視への変化、インバウンドや個人富裕層の増加、サステナビリティやウェルネスへの意識の高まりなど、お客様や社会のニーズの変化を捉えた事業展開を進める。不動産投資ニーズの高まりにも対応する。

  5. 05

    マクロ環境変化への対応

    少子高齢化、労働人口減少、地政学リスク、気候変動、災害激甚化、建築費上昇・工期長期化などのマクロ環境の変化に対応し、リスク管理を徹底しつつ事業を推進する。安定的な成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で9,043人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,248万円で、9期前と比べて+22.1%平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は13.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,467
2018年3月6,636
2019年3月1,02245.02.56,980
2020年3月94647.82.87,176
2021年3月1,01243.115.47,390
2022年3月1,01842.013.97,548
2023年3月1,03441.612.77,695
2024年3月1,09141.212.97,929
2025年3月1,18341.713.58,7321,363
2026年3月1,24841.913.59,0431,528

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率97.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社27(国内 18 / 海外 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
BLUE FRONT SHIBAURA (注)2 — 東京都港区2,942億円
横浜ビジネスパーク(注)3 — 神奈川県横浜市保土ヶ谷区359億円
KAMEIDO CLOCK (注)3、4 — 東京都江東区342億円
東京虎ノ門グローバルスクエア(注)5 — 東京都港区320億円
ラゾーナ川崎東芝ビル — 神奈川県川崎市幸区316億円
日本橋室町野村ビル — 東京都中央区288億円
旧・野村不動産日本橋本町ビル — 東京都中央区248億円
新宿野村ビル(注)3、5 — 東京都新宿区222億円
127 チャリングクロスロード — 英国・ロンドン215億円
55 セントジェームズストリート — 英国・ロンドン139億円
ほか21件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    野村不動産㈱(注)2、7
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    野村不動産投資顧問㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    野村不動産ソリューションズ㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    野村不動産パートナーズ㈱(注)6、7
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    野村不動産ライフ&スポーツ㈱
    東京都中野区
    議決権100.0%
  • 国内
    野村不動産熱供給㈱
    神奈川県横浜市 保土ヶ谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    野村不動産コマース㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    野村不動産ウェルネス㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    野村不動産ホテルズ㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    UDS株式会社(注)5
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    沖縄UDS株式会社(注)3、5
    沖縄県那覇市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱プライムクロス(注)3
    東京都新宿区
    議決権60.0%
残りのグループ会社15社を開く
  • ㈱ファースト リビング アシスタンス東京都新宿区51%
  • ZEN PLAZA CO.,LTD (注)3、5ベトナム ホーチミン100%
  • NOMURA REAL ESTATE ASIA PTE. LTD.(注)2、3、5シンガポール100%
  • NOMURA REAL ESTATE HONG KONG LIMITED(注)5香港100%
  • NOMURA REAL ESTATE (THAILAND) CO.,LTD (注)3、5タイ バンコク100%
  • NOMURA REAL ESTATE UK LIMITED(注)2、3、5英国ロンドン100%
  • NOMURA REAL ESTATE VIETNAM CO.,LTD(注)5ベトナム ホーチミン100%
  • 野村不動産諮詢(上海)有限公司(注)3、5中国上海100%
  • 野村リアルアセット・インベストメント㈱東京都千代田区49%
  • ㈱JAPANライフデザイン東京都港区49%
  • NFパワーサービス㈱東京都港区49%
  • 東京ガス野村不動産エナジー㈱(注)3東京都港区34%
  • Tokio Property Services Pte Ltd (注)3、5シンガポール50%
  • Federal Land NRE Global Inc. (注)3、5フィリピン タギッグ34%
  • 野村ホールディングス㈱(注)4東京都中央区37%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JP野村不動産株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は9,425億円営業利益1,382億円前期と比べると増収増益で、売上が+24.4%、利益が+16.1%。

売上高
+24.4%
9,425億円
営業利益
+16.1%
1,382億円
純利益
+10.8%
829億円
営業利益率
14.7%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.1兆円9,425億円
営業利益1,400億円1,382億円
純利益860億円829億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,911億円、営業利益は255億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−8.7%、営業利益は−33.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,321236
2024年1Q2,09438518.4243
2024年2Q1,58922914.487
2024年3Q1,50017211.5102
2024年4Q2,164250
2025年2Q3,81368417.9425
2025年4Q3,76350613.4323
2026年2Q3,97757214.4314
2026年4Q5,44881014.9515
2027年1Q1,91125513.3147

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は5,177億円から9,425億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は14.7%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5,177458194
2014年3月5,320641268
2015年3月5,672637384
2016年3月5,695727472
2017年3月5,697690470
2018年3月6,238680460
2019年3月6,685693459
2020年3月6,765731489
2021年3月5,807660422
2022年3月6,450826553
2023年3月6,547941645
2024年3月7,347982682
2025年3月7,5761,1901,06715.7748
2026年3月9,4251,3821,24814.7829

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高9,425億円のうち、営業利益として残るのは1,382億円14.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は829億円、売上の8.8%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金67.9%6,400億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.4%1,643億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.7%1,382億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+5.1pt
14.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
8.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
10.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが449億円、投資CFが−591億円で、差し引きのフリーCFは−142億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は368億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月893−26−947867625
2014年3月835−202−579633680
2015年3月238−325−90−87504
2016年3月133−597536−464576
2017年3月−319−546766−865477
2018年3月215−516438−301613
2019年3月900−4671374331,183
2020年3月566−305−668261776
2021年3月−635−5581,124−1,193706
2022年3月528−463−9665678
2023年3月−428−629657−1,057278
2024年3月709−836399−127538
2025年3月−1,338−2,0343,185−3,372359
2026年3月449−591156−142368

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2.8兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,027億円で、自己資本比率は28.5%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.373,9830.9724.5
2014年3月1.314,1870.9027.1
2015年3月1.374,6100.9128.8
2016年3月1.494,5641.0329.9
2017年3月1.594,9381.1030.2
2018年3月1.675,1501.1630.0
2019年3月1.765,4161.2229.9
2020年3月1.805,6511.2430.5
2021年3月1.925,8641.3330.4
2022年3月2.046,2141.4230.3
2023年3月2.116,5571.4631.0
2024年3月2.256,9241.5630.7
2025年3月2.697,5141.9427.9
2026年3月2.818,0272.0128.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
383億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,712億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2.0兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り131社中27位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中92位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
14.7%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.5%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
24.4%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥929.9で、1年前と比べて+4.0%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥929.9-1.9%1ヶ月+4.3%1年+4.0%時価総額8,536億円
過去52週の値幅
安値¥857.5高値¥1,166

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR0.99倍
配当利回り4.73%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日時点で25日線(931.7円)と75日線(934.5円)が交錯し、方向感に欠ける展開。7月末に992.6円の戻り高値をつけた後、8月3日には900円まで下落し、その後は920円前後で下げ渋り。52週高値1166円に対して約20%下、200日線(970円)を下回っており、中期的な上値が重い。出来高は7月31日に1212万株と急増し売りが優勢だったが、その後は減少傾向で売り圧力は一服。RSIは54と中立圏で、底値固めの段階。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは9.61倍と業界平均14.72倍を大きく下回り、PBRは0.9919倍と1倍割れで業界平均1.84倍より大幅に低い。配当利回りは4.74%と業界平均3.01%を上回り、ROEは10.7%と良好。今期予想PER9.2倍と収益拡大見込みで、バリュエーションは明確に割安。ただし配当性向86.5%と高く、今後の増配余地は限定的だが、総合的に見て割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍14.9倍
PER (予想)9.3倍
PBR0.99倍1.84倍
ROE10.7%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

不動産市況の先行きと、成長投資を支える財務の健全性が争点。強気派は都市部の再開発需要と賃貸事業の安定収益、計画されている大型プロジェクトによる収益拡大を評価する。弱気派は金利上昇による調達コスト増や販売物件の需要減、完成時期の遅延リスク、さらにPBRが1倍近辺と割安視されるが、ROE向上の持続性に疑念がある。25/3期は営業利益率15.71%と高水準だが、26/3期計画の売上高は大きく増加する一方、利益率はやや低下する見込み。

プラスに働く材料7
  • 再開発需要の取り込み

    都心の大型再開発やタワーマンション開発で実績があり、売上計画も堅調。

  • 賃貸事業の安定性

    オフィス・商業施設の賃貸が安定収益を確保し、市況変動を緩和。

  • 収益性の改善

    25/3期営業利益率15.71%と高水準で、ROEも10.7%と資本効率が良い。

  • 2026年3月期に営業益1,382億円・売上高9,425億円決算発表後影響

    売上高は前期比24.4%増の9,425億円、営業利益1,382億円と過去最高を見込む

  • PBR0.97倍の割安修正とROE10.7%の改善継続影響

    PBR0.97倍、ROE10.7%。資本効率の改善でPBR1倍超えの株価修正が期待

  • 配当利回り4.87%と安定株主還元通年影響

    配当利回り4.87%、予想PER9.0倍。高配当が株価下支え

  • 2026年3月期に純利益829億円と増益決算発表後影響

    純利益は748→829億円と10.8%増。EPS成長と配当余力の拡大

マイナスに働く材料7
  • 金利上昇の影響

    金利上昇で調達コストが増加し、利益を圧迫する可能性。

  • 不動産市況の減速

    販売価格の高止まりや需要減で、分譲事業の収益が悪化する懸念。

  • バリュエーション低評価

    PBRは0.97倍と割安に映るが、ROE持続性への疑念から株価が伸び悩む。

  • 営業利益率が15.71%から14.66%へ低下通年影響

    売上高増も営業利益率は前期比1.05pt低下。低採算物件の影響が懸念

  • 金利上昇で含み益縮小のリスク金融政策次第影響

    営業利益1,382億円の計画に対し、金利上昇は不動産評価益と資金調達を圧迫

  • 外国人持株20.54%の売り圧力不定影響

    外国人持株比率20.54%。リスクオフ局面では売りが強まり、株価下落要因

  • 株価は年初来+1.64%と上昇余地乏しい通年影響

    年初来上昇率1.64%と横ばい。市場平均に比べ見劣りし資金流出が続く

次の決算で確かめる点
分譲契約高
マンション販売の動向を示し、需要や売価の推移を測る重要指標。
賃貸事業の稼働率
オフィス・商業施設の需要を反映し、安定収益の源泉の健全性を確認。
有利子負債比率
金利上昇時の財務リスクや投資余力を評価するため。
再開発プロジェクト進捗
大型案件の完成時期や販売計画の遅延が業績に大きく影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+17.6%いまの株価に対する利回りは4.73%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
4.73%
いまの株価に対して
配当性向
86.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1386.5
2018年3月147.785.7
2019年3月157.154.6
2020年3月166.757.5
2021年3月160.068.3
2022年3月2021.97.5
2023年3月2423.177.0
2024年3月2816.786.0
2025年3月3421.472.9
2026年3月4017.686.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ105,340人。区分でいちばん多いのは事業法人36.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.8%を占め、残る43.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人33.936.036.036.136.336.2
金融機関19.320.321.719.721.220.6
外国法人30.131.928.128.520.720.5
個人・その他13.29.011.312.317.117.1
証券会社3.52.92.93.54.75.6
自己株式5.51.23.04.24.94.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01野村ホールディングス株式会社35.28
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.54
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.22
04JPモルガン証券株式会社2.74
05野村不動産ホールディングス従業員持株会1.75
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口・76272口)1.71
07BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.27
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.25
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.98
10STICHTING PENSIOENFONDS ZORG EN WELZIJN (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-05
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    3.95%
    -1.10pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で−47%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1021,7645.920.5103.8
2014年3月1411,8637.814.082.8
2015年3月2012,06210.310.888.6
2016年3月2462,32111.28.4111.6
2017年3月2452,50910.17.286.5
2018年3月2412,6659.410.485.7
2019年3月2462,8548.98.654.6
2020年3月2673,0319.16.657.5
2021年3月476467.411.568.3
2022年3月626969.29.57.5
2023年3月7375110.18.077.0
2024年3月7880110.111.286.0
2025年3月8787310.410.072.9
2026年3月9793810.710.586.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

30名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は30名。2026/3期の役員報酬は総額1,085百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
沓掛英二取締役会長65220,000
新井聡代表取締役社長 兼社長執行役員 グループCEO6187,700
松尾大作代表取締役副社長 兼副社長執行役員 グループCOO61238,800
芳賀真代表取締役副社長 兼副社長執行役員 コーポレート統括60199,200
黒川洋取締役兼執行役員 海外部門長58127,200
髙倉千春取締役(注)266
山下良則取締役(注)269
市原幸雄取締役(監査等委員)60196,800
池田隆行取締役(監査等委員)58
高橋鉄取締役(監査等委員)(注)269
野上宰門取締役(監査等委員)(注)265
宮川明子取締役(監査等委員)(注)270
残りの役員18名を開く
氏名役職年齢保有株数
塚崎敏英取締役兼執行役員 グループCFO、兼IR担当、兼財務部、資金部担当57135,300
小林雅人取締役(監査等委員)(注)266
宮原さつき取締役(監査等委員)(注)260
中村治彦執行役員
吉村哲己執行役員
問田和宏執行役員
片山優臣執行役員
日比野勇志執行役員
栗原裕治執行役員
宇木素実執行役員
梶貴之執行役員
廣瀬政男執行役員
井戸規昭執行役員
山田譲二執行役員
小島達也執行役員
宇佐美直子執行役員
増田雄一執行役員
髙田智治執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5266182359894179
取締役(社内)410010025
社外取締役78569113

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,484字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当連結会計年度末において、当社グループは当社及び傘下の関係会社112社(うち連結子会社 44社、持分法適用非連結子会社及び関連会社 68社)で構成されております。また、当社のその他の関係会社は野村ホールディングス株式会社であります。 当社グループが営んでいる主な事業内容と当該事業に携わっている主要な会社の位置付けについては、以下のとおりであり、これらの事業は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げる部門の区分と同一であります。 また、2025年9月1日付で、野村不動産パートナーズ㈱を存続会社、野村不動産アメニティサービス㈱を消滅会社とする合併を行っております。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 <住宅事業> ・野村不動産㈱は、マンション・戸建住宅の開発・分譲事業、賃貸住宅の開発・賃貸・売却事業、コリビング賃貸住宅の開発・運営・賃貸・売却事業、シニア向け住宅の開発・賃貸・売却事業、ホテルの開発・賃貸・売却事業を行っております。 ・野村不動産ウェルネス㈱は、シニア向け住宅の企画・運営事業を行っております。 ・野村不動産ホテルズ㈱は、ホテルの企画・運営事業を行っております。 ・UDS㈱は、不動産の企画・設計・施工事業、ホテル等の運営事業を行っております。 ・沖縄UDS㈱は、ホテルの運営事業を行っております。 ・㈱プライムクロスは、インターネット広告の代理店事業を行っております。 ・㈱ファースト リビング アシスタンスは、住まいの駆けつけサービス事業を行っております。 <都市開発事業> ・野村不動産㈱は、オフィスビル・商業施設・物流施設等の開発・賃貸・売却事業、オフィスビル・物流施設の運営業務の受託事業を行っております。また、建築工事の設計監理事業を行っております。 ・野村不動産ライフ&スポーツ㈱は、フィットネスクラブの企画及び運営事業を行っております。 ・野村不動産コマース㈱は、商業施設の企画・運営業務等の受託事業を行っております。 <海外事業> ・野村不動産㈱は、マンション・戸建住宅の開発・分譲・賃貸事業、オフィスビル等の開発・賃貸事業を行っており ます。 ・ZEN PLAZA CO., LTDは、ベトナム(ホーチミン)で所有するオフィスビルにおいて賃貸事業を行っております。 <資産運用事業> ・野村不動産投資顧問㈱は、REIT、私募ファンド及び不動産証券化商品等を対象とした資産運用事業を行ってお ります。 なお、野村不動産㈱は、同社が運用する不動産ファンド等に対して、一部エクイティ投資を行っております。 <仲介・CRE事業> ・野村不動産ソリューションズ㈱は、不動産の仲介・コンサルティング事業、保険代理店事業・銀行代理業を行っております。 <運営管理事業> ・野村不動産パートナーズ㈱は、マンション・オフィスビル・データセンター等の運営・管理事業等、管理に付随する修繕工事・テナント工事等の請負事業、リフォーム事業を行っております。 ・野村不動産熱供給㈱は、「横浜ビジネスパーク」(神奈川県横浜市保土ヶ谷区)における地域冷暖房事業等を行っております。 <その他の事業> ・野村不動産㈱は、土地及び建物の売買・賃貸を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,625字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1)経営方針 当社グループは、2030年ビジョン「まだ見ぬ、Life & Time Developerへ - 幸せと豊かさを最大化するグループへ -」を掲げ、個々のお客様を起点にグループ全体で連携し、お客様の「幸せ」と社会の「豊かさ」の最大化を追求しています。2025年4月には、2030年頃を終期とし、2030年ビジョンの実現に向けた長期の方針等を示す「長期経営方針」及び、2026年3月期から2028年3月期における具体的な事業戦略等を示す「3カ年計画」から構成される経営計画を策定しております。 野村不動産グループ2030年ビジョン (2)経営環境、経営計画及び対処すべき課題 ①経営環境 経営環境については、特に以下の環境変化を注視しております。 a.お客様や社会のニーズ・価値観に関する変化 ・ 価値観の多様化、所有から利用・体験価値重視への変化 ・ インバウンド・個人富裕層・単身世帯の増加等、国内におけるお客様層の変化 ・ 機関投資家・個人富裕層等の不動産投資ニーズの継続的な高まり ・ サステナビリティに対する意識の高まり ・ ウェルネスに対する意識の高まり ・ 海外各国の経済成長や人口増加に伴ったニーズ・社会課題の変化 b.マクロ環境に関する変化 ・ 少子高齢化の進展 ・ 労働人口の減少、人材獲得競争の激化 ・ 地政学リスクの増大 ・ 気候変動、災害の激甚化 ・ 建築費の上昇・工期の長期化 ・ 国内外の経済・金融環境の変化 これらの経営環境の変化に対応した形で、以下の方針や計画を策定しております。 ②経営計画 a.長期事業方針(期間:2026年3月期から2030年頃) お客様の「幸せ」と社会の「豊かさ」の最大化に向けて、以下のとおり各事業の方針を策定しております。 b.3カ年計画(期間:2026年3月期から2028年3月期) 長期経営方針の下、特に注力する事業方針と、方針に基づく具体的・定量的な目標や戦略を策定しております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、長期経営方針において、2026年3月期から2030年頃の財務指針を以下のとおり定めております。 項目   指針 ROA   5%以上 ROE   10%以上 事業利益年平均成長率   8%水準 自己資本比率   30%水準 総還元性向   40~50% 年間配当金   DOE4%下限 ※ROA=事業利益/期中(平均)総資産 ※ROE=親会社株主に帰属する当期純利益/期中(平均)自己資本 ※ 事業利益=営業利益+持分法投資損益+企業買収に伴い発生する無形固定資産の償却費 +海外部門におけるプロジェクト会社(※1)の持分売却損益 ※1 不動産の保有・開発を主としたSPC等を指します。 ※総還元性向=(1株当たり配当額+1株当たり自己株式取得金額)/1株当たり当期純利益 ※DOE=年間配当額÷期中平均自己資本 また、3カ年計画において、2028年3月期の利益計画を以下のとおり定めております。 事業利益 (単位:億円) セグメント   2028年3月期目標 住宅   630 都市開発   520 海外   110 資産運用   130 仲介・CRE   200 運営管理   110 その他・調整額   △100 合計   1,600 (注)野村不動産グループの経営計画の詳細については、下記をご参照ください。 https://www.nomura-re-hd.co.jp/ir/management/plan.html
事業等のリスク12,742字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1)リスク管理の基本方針 当社グループでは、リスク管理を「企業グループの組織・事業目的の達成に関わる全てのリスクを統合的かつ一元的に管理し、自社のリスク許容限度内でリスクをコントロールしながら企業価値の向上を目指す経営管理手法」と捉え、リスクの適切な管理及び運営によって経営の健全性を確保することを目的として、「リスク管理規程」を定めております。 「リスク管理規程」において、リスク管理の実践を通じ、事業の継続及び安定的発展を確保することを基本方針と定め、主要なリスクを「A:投資リスク」、「B:外部リスク」、「C:災害リスク」、「D:内部リスク」の4つのカテゴリーに分類し、そのうち以下に該当するリスクを管理すべき重要なリスクと定め、リスクの規模・特性等に応じた有効かつ効率的な管理を行うこととしております。 <主要なリスクのうち管理すべき重要なリスクに該当するもの> ・グループ経営に大きな影響を及ぼすおそれのあるリスク ・社会的に大きな影響を及ぼすおそれのあるリスク ・訴訟等の重大なトラブルが発生するリスク ・その他野村不動産グループとして管理すべき重要なリスク (2)リスク管理体制 当社では、グループ経営に関する様々なリスクの審議を行うため、経営会議をリスクの統合管理主体として定め、主要なリスクの状況について定期的にモニタリング、評価及び分析を行い、各部門及びグループ各社に対して必要な指導及び助言を行うとともに、その内容を定期的に取締役会に報告を行う体制としております。 「A:投資リスク」、「B:外部リスク」については、統合管理主体である経営会議が直接モニタリング等を行い、「C:災害リスク」及び「D:内部リスク」については、経営会議の下部組織として設置している「リスクマネジメント委員会」が定期的なモニタリング、評価及び分析を行うとともに、発生前の予防、発生時対応、発生後の再発防止等についての対応策の基本方針を審議しております。また、リスクマネジメント委員会委員長により指名されたグループ各社の取締役、執行役員等で構成される「グループリスク連絡会議」を設置し、グループ内でのリスク情報及び対応方針を共有しております。 リスク管理については、各部門長が所管する部門のリスク管理を統括し、その状況を必要に応じて経営会議またはリスクマネジメント委員会に報告するとともに、グループ各社の社長(野村不動産㈱においては各本部長)は、リスク管理に関する事項について適時適切に部門長に報告することとしております。 また、グループ各社において事業を掌る組織をリスク管理の「第1線」、当社及びグループ各社においてコーポレート業務を掌る組織を同「第2線」、当社及びグループ各社において内部監査を掌る組織を同「第3線」と定義し、当社の第2線及び第3線がグループ各社の第2線及び第3線に支援・指導・協働を行う等、それぞれの立場からリスク管理における役割を担うことで、ガバナンスとリスクマネジメントを支援する効率的な組織及びプロセスを構築しております。 緊急を要する重要な問題が発生した場合には、「リスク管理規程」に則り、リスクマネジメント委員会委員長が関係部室の担当役員等と協議のうえ対応策等の基本方針を決定し、社長執行役員(グループCEO)に報告を行い、その基本方針に則った対応等の指示を行います。 (3)主要なリスクの内容 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、主要なリスクのうち当社グループの事業に与える影響の大きさや外部環境等を踏まえ、2027年3月期において特に注視するリスクを選定しております。 なお、文中の将来に関する事項及びリスクの認識は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。ただし、すべてのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見出来ないまたは重要と見なされていないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。 (主要なリスク) リスクカテゴリー   定義   主要なリスク A:投資リスク   個別の投資(不動産投資・会社投資(M&A)等)に関するリスク   1   不動産投資に伴うリスク 2   会社投資(M&A)・新規事業に伴うリスク B:外部リスク   事業に影響を及ぼす外的要因に関するリスク   3   市場の変化によるリスク 4   経済情勢の変化によるリスク 5   政治・社会情勢・制度(法規制・税制・会計制度等)の変化によるリスク 6   事業の前提となる社会構造の変化・イノベーションに遅れることによるリスク C:災害リスク   顧客及び事業継続等に大きな影響を与える災害に起因するリスク   7   顧客及び事業継続等に大きな影響を与える災害(地震・台風・洪水・津波・噴火・大火災・感染症の流行等)に起因するリスク D:内部リスク   当社及びグループ各社で発生するオペレーショナルなリスク   8   法令違反によるリスク 9   品質不良の発生によるリスク 10   情報システム危機発生によるリスク 11   人材に関する事項への対応不備によるリスク 12   不正、過失等の発生によるリスク (特に注視するリスク) A:投資リスク   ・建築費の高騰、用地取得の競争激化等により、想定した事業量が確保できず、経営計画で見込んでいる利益成長が実現困難なリスク ・資材価格の高騰に伴う工事費の上昇や工期の遅延、またエネルギー調達コストの高騰等により、想定した収益の獲得が見込めないリスク ・再開発事業など事業期間が長期間でかつ投資金額が大きいプロジェクトについて、経済情勢の変動や工事費の高騰等により、事業スケジュールの遅延や事業の大幅な見直し・中断等が生じるリスク ・会社投資(M&A)や新規事業において、当初計画した利益成長やシナジー効果等が実現できないリスク B:外部リスク   ・国内不動産市場や金融情勢の変化により、分譲住宅・収益不動産の売却価格や保有資産の賃貸収益に影響が生じるリスク ・地政学リスクの顕在化により、国際的なサプライチェーンの混乱等を通じて原材料価格の高騰や供給遅延、その他事業環境の変化が生じ、当社事業に影響を及ぼすリスク ・想定以上の金利の上昇により金融コストが増加し、当社収支に影響を及ぼすリスク ・海外各国の経済・不動産市場の悪化やゼネコンやJVパートナーの財務状況悪化等により、海外事業の収益性悪化や利益回収時期の遅延が生じるリスク ・ライフスタイルや価値観の変化への対応・多様化への対応、インバウンド・個人富裕層・単身世帯の増加への対応、不動産投資ニーズへの継続的な高まりへの対応、デジタルテクノロジーの加速度的な進化への対応、またサステナビリティや人材への対応等が遅れることにより、当社事業の競争優位性が低下するリスク C:災害リスク   ・激甚化する地震・台風・豪雨等の自然災害により事業が継続できないリスク D:内部リスク   ・不動産開発事業における設計・施工の不備の発生によるリスク ・多様な人材が活躍し続けるための人事制度の浸透・環境整備が遅れることにより、人材確保に支障をきたすリスク ・サイバー攻撃・システム障害による情報流出、事業継続への影響、損害等の発生・拡大によるリスク ・施設やサービスの運営管理上の対応不備により、当社グループの顧客の安全に危険が生じるリスク (主要なリスクの内容と主な取り組み) リスク項目   1 不動産投資に伴うリスク   リスクカテゴリー   A:投資リスク リスクの内容   ・予期せぬ土壌汚染等の判明、許認可の取得の遅れ、追加工事の発生、ゼネコンによる工事受注の制約、工期の長期化、及び工事費・エネルギーコストの上昇等により、計上時期の遅れや収益性の悪化が発生し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼすリスク 主な取り組み   不動産投資・開発事業については、予めリスクの抽出及び分析・評価、リスクテイクまたはリスク回避の方針を検討の上、当社またはグループ会社の取締役会または経営会議等において判断をしております。特に、工事費の上昇リスクについては、事業用地の取得時に一定の追加コストを織り込む等の対応の実施、並びに工事費の動向及び工事費上昇に伴う影響について取締役会または経営会議において定期的にモニタリングを行っております。 なお、事業用地の取得後は、スケジュールが遅延するリスクや建築コストの状況等について、事業を所管する組織にて把握し、特に重要な事象が発生した場合には必要に応じて当社またはグループ会社の取締役会または経営会議等にて審議のうえ、課題への対応を行っております。 また、推進中及び完了した事業において、各事業の進捗のモニタリングや実績の振り返りを行い、事業種別ごとの課題や傾向等について把握・分析を行っております。 リスク項目   2 会社投資(M&A)・新規事業に伴うリスク   リスクカテゴリー   A:投資リスク リスクの内容   ・会社投資(M&A)において、投資した対象会社に期待する利益成長やシナジー効果等が実現できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・新事業領域への取り組みや新たなアセットタイプへの投資等において、当初計画する事業計画やグループ各社とのシナジー効果等が実現できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク 主な取り組み    会社投資(M&A)については、当社グループの既存事業とのシナジー効果や、対象会社の経営計画・財務内容・契約関係等を慎重に調査・検討し、将来の当社グループの業績に貢献すると判断した場合に実行しております。また、会社投資(M&A)実行後は、対象会社と当社グループとの統合プロセスの状況、経営課題及びその対応方針等について、取締役会または経営会議において定期的にモニタリングを行っております。  新規事業の検討については、事業計画等を慎重に調査・検討し、将来の当社グループの業績に貢献すると判断した場合に参画をしております。また、新規事業への参画後は、事業の推移等を定期的にモニタリングし、計画の修正等が必要な場合には、当社またはグループ会社の取締役会または経営会議にて審議を行っております。 リスク項目   3 市場の変化によるリスク   リスクカテゴリー   B:外部リスク リスクの内容   ・競合他社の動向、革新的な新規参入企業の出現、経済情勢・政治・社会情勢の変動、地政学リスクの発現、及び災害の発生等が事業環境や市況の変化につながり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク 主な取り組み    当社グループでは、各事業についての外部環境の認識を定期的に更新し、業績への影響の把握と事業の進捗管理や精度の向上に努めております。 不動産投資・開発事業における投資決定にあたっては、現在及び将来の市況を把握または予測するとともに、過去のマーケットの推移等も確認し、市況の変動が発生した場合においても影響を一定程度に抑えることを基本としております。 また、市況に急激な変動が生じた場合でも、財務状況に関して一定の健全性を確保することができるように、リスク評価を実施したうえで、投資予算を策定しております。 リスク項目   4 経済情勢の変化によるリスク   リスクカテゴリー   B:外部リスク リスクの内容   ・国内外の景気後退により、住宅分譲事業における顧客の購買意欲の減退や、オフィスビル等の賃料水準の低下や空室率の上昇等が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・市中金利の上昇により、当社グループの資金調達コストの増加、住宅ローン金利の上昇による住宅分譲事業における顧客の購買意欲の減退、及びキャップレートの上昇による資産価格の下落等が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・為替レートの変動により、円換算での投資額・回収額の変動や、連結財務諸表上の外貨建ての資産及び負債額の変動等が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・海外各国のゼネコンやJVパートナーの財務状況悪化等により、海外事業の収益性悪化や利益回収時期の遅延が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク 主な取り組み   経済情勢の変化については、外部環境の認識を定期的に更新し、業績への影響の把握に努めております。 借入金による資金調達にあたっては、長期・固定での借入を主とすることにより、短期的な金利上昇のリスクへの対応を図っております。 不動産投資・開発事業においては、賃料の低下やキャップレートの上昇による資産価格の下落等が発生した場合においても、影響を一定程度に抑える投資判断を行っております。 為替変動のリスクについては、海外で展開する事業種別を踏まえた為替ヘッジ方針を定め、これに沿った運営をしております。 また、海外事業におけるゼネコンやJVパートナーの状況については、第1線・第2線による定期的なモニタリングとともに、海外事業リスク会議等を通じて、事業に影響を及ぼす事象やその対応について定期的に確認・審議し、必要に応じて当社またはグループ会社の取締役会または経営会議等においても審議を行っております。 リスク項目   5 政治・社会情勢・制度(法規制・税制・会計制度等)の変化によるリスク   リスクカテゴリー   B:外部リスク リスクの内容   ・地政学リスクの顕在化等、政治・社会情勢の変化が生じた場合、為替市場、エネルギー市場、及びサプライチェーンの混乱等により、建築費・エネルギーコストの上昇や事業スケジュールの遅延等が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・海外事業において、その国固有の政治・社会情勢に基づくカントリーリスクにより、事業開始時には想定していない政治・社会情勢の変化が生じた場合、事業推進上の障壁等につながり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・当社グループの各事業に適用される国内外の各種法規制等について変更等が生じた場合、また今後の事業範囲の拡大により新たな法規制等の影響を受けることになった場合、新たな義務や費用負担等が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・不動産事業に影響がある国内外の各種税制・会計制度等について変更等が生じた場合、資産の取得・保有・売却時の費用の増加、顧客の購買意欲の減退、及び企業のファシリティ戦略の転換・投資計画の修正等が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・バリューチェーン上の人権課題に対し、適切な対応を取らないことにより、顧客との取引停止等事業活動の制限や、当社グループのブランド価値の毀損が発生するリスク 主な取り組み   国内外の政治・社会情勢、各種法規制、税制及び会計制度の動向については、業界団体や専門家、取引関係先等からの情報を収集・分析して当社の第2線の各組織にて対応の検討を行い、重大な影響が予想されるものについては内容に応じて取締役会または経営会議にて審議を行っております。 特に海外事業においては、事業参画時に外部の専門家の知見を踏まえ、今後の政治・社会情勢の見通し、適用される法規制及び税制等を確認し、参画後には海外事業リスク会議等を通じて、事業の戦略・収支・推進等に影響を及ぼす政治・社会情勢、重要な関連法令の変更の状況等を定期的に確認し、変更がある場合には影響の評価・対応の方針等を検討のうえ、取締役会または経営会議にて審議を行っております。 人権については、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、人権デュー・デリジェンスのプロセス構築・運用に取り組んでおり、社長執行役員(グループCEO)を委員長とする「サステナビリティ委員会」及び下部組織である「人権分科会」において、「野村不動産グループ人権方針」に則った方針の策定、各目標に対する進捗状況の確認、及び活動計画の審議を行っております。 リスク項目   6 事業の前提となる社会構造の変化・イノベーションに遅れることによるリスク   リスクカテゴリー   B:外部リスク リスクの内容   ・社会構造の変化や、急速な技術革新・革新的な新規参入企業の出現による産業構造の変化への対応が遅れた場合、当社商品及びサービスの競争優位性が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク ・少子高齢化の進展による人材確保難が当社商品及びサービスの展開能力を制約するリスク ・温室効果ガス削減規制等の施行・強化による顧客の環境・省エネルギー・防災に関する要求の変化や、高い環境性能・エネルギー性能に関する技術への対応に遅れた場合、当社商品及びサービスの競争優位性が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼすリスク 主な取り組み   当社グループはこれまでも事業環境の変化の中で、マーケットインの発想に基づく不動産開発力や、街づくり・不動産関連サービスにおける品質へのこだわりといった強みを活かし、独自性の高い新たな価値を創造し、社会とお客様に提供してまいりました。 この強みをベースに、社会構造・産業構造の変化や、社会や顧客のサステナビリティへの意識の高まりに対応すべく、当社に専任の組織を設置し、新領域事業の研究・開発、イノベーション創発・デジタル戦略等の企画・推進、及びサステナビリティに関する取り組み等を行っております。 経営企画部を事務局として、当社グループ各社の従業員が、日常の業務の枠組みを超えて取り組める「イノベーション推進制度」を設け、イノベーション人材の育成を図るとともに新たな領域探索活動を推進しております。 また、コーポレートベンチャーキャピタルを通じて、出資先となる革新的技術やサービスを持つベンチャー企業と協業し、デジタルテクノロジーを活用したサービスの提供も継続しております。 価値創造に挑戦する風土の形成やグループ連携の強化については、コーポレートコミュニケーション部を事務局としてグループ内表彰制度「野村不動産グループアワード」を設けて取り組んでおります。 さらに、人材確保難への対応として、デジタルテクノロジー等の活用による業務効率化・省力化に取り組むと共に、「適所適材」につながる配置・登用、育成、人材の確保及び「環境整備」につながるウェルネス、ダイバーシティ&インクルージョンの各施策を講じております。当社グループの人的資本経営に関する取り組みについてはP.22~23をご参照ください。 なお、当社グループにおける温室効果ガスの削減、当社商品及びサービスに係る環境性能・エネルギー性能の向上等を含むサステナビリティに関する取り組みについては、P.15~P.23をご参照ください。 リスク項目   7 顧客及び事業継続に大きな影響を与える災害(地震・台風・洪水・津波・噴火・大火災・感染症の流行等)に起因するリスク   リスクカテゴリー   C:災害リスク リスクの内容   ・大規模な地震、風水害、感染症の流行等の災害により、当社グループの役職員の生命・身体の安全が脅かされ、事業継続に必要な人員確保が滞ることにより、当社グループの事業継続が困難になるリスク ・大規模な地震、風水害等の災害により、当社グループが分譲・賃貸・管理する物件等が毀損し、当該物件等にかかわる顧客等の安心・安全が脅かされるリスク 主な取り組み   当社グループでは、近年激甚化・頻発化する災害発生を重要な社会課題と認識し、行政及び防災の専門家等との協議を踏まえ、災害時の安心・安全の確保に努めるとともに、災害が発生した場合には、その影響を最小限に抑え、生活や事業を継続できるように防災に取り組むとともに、災害発生時における事業継続に関する行動計画(以下「BCP」という。)を策定しております。 大規模な地震、風水害に関しては、BCPにて、非常時の指揮命令系統、事業継続のための任務分担などを定め、災害の影響を最小限に抑える体制を整備し、年に一度「グループ災害対策本部設置訓練」を実施することで、規定内容の確認(役職員の生命や安全の確保、指揮系統の確立、事業継続・復旧)を行い、非常時に備えています。感染症については、新型コロナウイルス感染症の当社グループにおける対応実績を踏まえ、今後の新たな感染症の発生に備えて、感染確認時から蔓延時まで、感染状況の拡大するフェーズに応じた対応(指揮系統の確立、事業継続を目的としたコア事業の選定、感染予防等に関する共通ルールの策定等)について取りまとめた感染症に関するBCPを策定しております。また、国内だけでなく、海外における様々な地政学リスク・テロ・災害発生等に対する初動対応や国外退避基準等を定めたBCPも策定しております。 大規模な地震・風水害等の災害を起因とする突発的な事故の発生に関しては、当社グループの「品質マニュアル」における集中豪雨対策や浸水対策の規定、防災対応マニュアルの整備や防災ガイドブックの配布等の管理物件における居住者・管理組合・テナント企業・施設利用者等に対する防災支援等を行い、災害時の安心・安全を確保するための取り組みを行っております。 リスク項目   8 法令違反によるリスク   リスクカテゴリー   D:内部リスク リスクの内容   ・宅地建物取引業法、建築基準法、金融商品取引法、会社法、個人情報保護法、独占禁止法、取適法その他関係法令に違反し、信用の失墜や行政処分、罰金等が課されることにより、経営成績に影響を及ぼすリスク 主な取り組み   当社グループでは、役職員が法令及びグループ各社が定める社内規程等を遵守し、さらに、より高い倫理観に従って行動することを目的とし「野村不動産グループ倫理規程」を定め、役職員に対する継続的な教育、研修を行っております。 宅地建物取引業法等の主要な法令に関しては、法令遵守のため、各法令に応じた業務フローの策定を行い、研修やOJTによる周知徹底と法令遵守状況の定期的な自主点検を行っております。独占禁止法等に関しては、資材価格、エネルギーコストなどの上昇を踏まえた受注者への適正な価格転嫁を実現するため、グループ各社の業務特性や事業規模に応じた業務ルールの策定や、マニュアルの作成、研修の実施などを行い、法令遵守体制の強化に取り組んでおります。また、外国公務員等への不適切な接遇に関しては、規程等を制定し、海外事業に関係する役職員及び海外現地採用職員を対象として、定期的な研修を実施しております。 リスク項目   9 品質不良の発生によるリスク   リスクカテゴリー   D:内部リスク リスクの内容   ・不動産開発事業における設計・施工等の不備、また、賃貸・管理する施設における管理上の不備等により、信用の失墜や想定外の費用及び開発計画、運営計画の遅延が生じ、経営成績に影響を及ぼすリスク 主な取り組み   不動産開発事業においては、一定の信用力・技術力を有する第三者に建物の設計・施工業務等を発注し、その設計・施工における品質を確保するため、当社グループにて「設計基準」(構造・建築・設備・電気)及び「品質マニュアル」等を定め、発注先による遵守徹底を図るとともに、発注者として施工状況の確認及び品質検査を実施しております(但し、他社との共同事業や再開発組合が主体となる再開発事業等においては、事業形態に応じて異なる方法を採用する場合があります)。また、賃貸・管理する施設に関しては、管理に係る業務標準書、修繕工事における安全・仮設ガイドライン等を策定して業務を行うとともに、万一の不備や事故等に備え、損害保険を付保しております。 リスク項目   10 情報システム危機発生によるリスク   リスクカテゴリー   D:内部リスク リスクの内容   ・サイバー攻撃、不正アクセス、及びシステム障害等の不測の事態により、万一、情報システムが正常に利用できない場合や個人情報が外部へ漏洩した場合、当社グループの営業活動や業務処理の遅延、信用の失墜及びそれに伴う売上高の減少や損害賠償費用の発生等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼすリスク 主な取り組み   インターネットやクラウドサービスを活用した業務変革や、持続的な成長の実現へ向けたDXへの取り組みを積極的に推進している状況において、情報セキュリティの確保はこれまで以上に重要性を増してきており、インターネットからの不正アクセス遮断や情報端末のウイルススキャン、万一マルウェアやボット等が侵入した場合に振る舞いを検知して不正送信を阻止する等のセキュリティシステムを導入し、さらにこれらのシステムからのアラート監視を行い、サイバー攻撃や情報漏洩に備えたICT環境の整備を進めています。また、クラウドサービスの利用においては、事前にセキュリティチェックを行っており、安全に利用するよう確認しております。 システム障害による事業継続への対応として、ネットワークやシステムの稼働状況を監視し、万一の障害発生に備えた速やかな復旧手段や業務代替手段の整備拡充に取り組んでおります。 個人情報に関しては、関係する諸法令の遵守と適正な取扱いの確保に努めており、当社グループにおける情報の組織的管理とセキュリティのレベルの維持向上を図ることを目的として「情報セキュリティ規程」及び「情報取扱ガイドライン」を定め、定期的に役職員への情報セキュリティ啓蒙を行い、顧客の権利や利益の保護と当社グループにおけるICT環境の安定的な運用を図っております。 また、万一の情報漏洩等の事故発生に備え、サイバー保険を付保しております。 リスク項目   11 人材に関する事項への対応不備によるリスク   リスクカテゴリー   D:内部リスク リスクの内容   ・当社グループの従業員の勤務時間が適切に把握されず、長時間労働が行われることによって従業員の健康が害されるリスク ・人事制度やその運用が労働基準に関する法制度に適合しないことで、当局から行政処分等を受けた場合に人材流出や信用の失墜、罰金等が課されること等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼすリスク ・多様な人材(育児・介護等による短時間勤務者、性的マイノリティ、障がい者、シニア、外国人等)を受け入れる労働環境の整備が遅れることにより、必要な人材を確保できず、または確保した人材が活躍し続けられず、企業競争力の低下につながるリスク ・海外拠点における人事労務面において、現地労働関係法令・慣習等に反する制度の導入や運用により、当局から行政処分等を受けるリスク、現地従業員の退職によりノウハウを喪失するリスク、駐在員の現地での生活を適切にサポートする仕組みがないことにより駐在員の健康が害されるリスク 主な取り組み   当社グループでは、多様な人材の活躍に向けて、当社グループのD&I推進方針及び推進ロードマップを策定・公表し、レベルⅠとしてD&I意識醸成に取り組んでまいりました。今後は『D&I意識醸成』をさらに推進していくとともに、レベルⅡの『D&Iが事業活動に組み込まれる文化形成』を目指し、インクルーシブデザインの取り組み体制の構築等の施策を進めてまいります。なお、当社グループでは、社長執行役員(グループCEO)を委員長とする「人材・ウェルネス・D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)委員会」を設置し、グループ各社における人材の配置・登用・育成・確保、ウェルネス、人材の多様性の確保等について議論を行っております。 多様な人材が働きやすい労働環境の構築のため、有給休暇の取得推奨、育児・介護等による休業や短時間勤務制度等を導入するとともに、定期的な研修により、役職員の多様性に関する理解度向上に取り組んでおります。 また、勤務時間の適切な把握のため、勤怠管理システムを導入して管理を行い、特に長時間労働については定期的な状況のモニタリングを行っております。 人事制度やその運用の遵法性については、定期的に社外の専門家による検証を行い、リスク顕在化の予防に努めております。 海外においては独自の法律、文化、慣習があることから、外部の専門家等の知見を活用した人事労務制度の構築、駐在員の相談窓口の整備、医療機関の斡旋や受診のサポートを行うサービスの整備等を行っております。 当社グループにおける人的資本経営の方針については5.従業員の状況等(1)人材戦略に関する基本方針等をご参照ください。 リスク項目   12 不正、過失等の発生によるリスク   リスクカテゴリー   D:内部リスク リスクの内容   ・役職員の不正、不適切な管理による情報の流出、業務上の過失等により、信用の失墜や、それに伴う売上高の減少や損害賠償費用の発生等が生じ、経営成績に影響を及ぼすリスク ・施設やサービスの運営管理上の対応不備(設備点検の不足、運営オペレーションの不徹底、委託先管理の不備等)により、顧客の安全に危険が生じ、事故の発生や被害拡大につながることで、信用の失墜、損害賠償責任の発生、ブランド価値の毀損等を通じて、当社グループの経営成績に影響を及ぼすリスク 主な取り組み   当社グループでは、役職員が法令及びグループ各社が定める社内規程等を遵守し、さらに、より高い倫理観に従って行動することを目的とし「野村不動産グループ倫理規程」を定め、役職員に対する継続的な教育、研修を行っております。 また、当社及びグループ会社の各部室店にコンプライアンス推進責任者を配置することで、各職場におけるコンプライアンス活動の実効性を高める体制を構築しております。さらにグループ各社共用の内部通報制度「野村不動産グループ・ヘルプライン」によって、通報及び相談窓口を内部及び外部にそれぞれ設ける等、公益通報者保護法に基づく体制整備及び運用を行っております。 顧客の安全確保を最重要課題と位置付け、施設やサービスの運営管理に関して、設備点検・保守の実施基準の整備と定期的な点検の徹底、現場オペレーションに関するマニュアルの整備及び遵守状況の確認など安全管理体制の強化に取り組んでおります。また、事故や不具合の発生を未然に防止するためのリスクアセスメントやヒヤリハット事例の共有、発生時の迅速な報告・対応体制の整備を行うと共に、役職員に対する安全教育・訓練を継続的に実施し、安全意識の向上と再発防止の徹底を図っております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況および分析の内容は次のとおりであります。 (1)経営成績及び財政状態の状況及び分析の内容 ①当連結会計年度の事業環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の底堅さや、設備投資やAI需要、さらには各種政策の効果等により、緩やかな景気回復が継続しました。一方で、地政学リスクや資本市場の変動、物価動向が内外経済に与える影響については、引き続き注視が必要です。 ②当社グループの経営成績の状況及び分析の内容 このような事業環境の下、当社グループの経営成績は、売上高は942,505百万円(前連結会計年度比184,866百万円、24.4%増)、営業利益は138,242百万円(同19,284百万円、16.2%増)、事業利益は147,384百万円(同22,280百万円、17.8%増)、経常利益は124,807百万円(同18,067百万円、16.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は82,880百万円(同8,045百万円、10.8%増)となりました。 (注)事業利益 = 営業利益 + 持分法投資損益 + 企業買収に伴い発生する無形固定資産の償却費 + 海外部門におけるプロジェクト会社(※1)の持分売却損益 ※1 不動産の保有・開発を主としたSPC等を指します。 a.連結経営成績 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 売上高   757,638   942,505   184,866 住宅部門   368,456   433,408   64,951 都市開発部門   213,349   324,789   111,439 海外部門   9,401   3,718   △5,683 資産運用部門   15,593   16,340   746 仲介・CRE部門   57,188   64,363   7,175 運営管理部門   113,889   129,869   15,980 その他   281   280   △1 調整額   △20,523   △30,264   △9,741 営業利益   118,958   138,242   19,284 事業利益   125,104   147,384   22,280 住宅部門   48,782   61,736   12,953 都市開発部門   41,614   53,987   12,373 海外部門   6,620   2,792   △3,827 資産運用部門   9,856   10,575   718 仲介・CRE部門   16,573   18,994   2,421 運営管理部門   11,941   13,526   1,585 その他   136   94   △41 調整額   △10,420   △14,323   △3,903 経常利益   106,740   124,807   18,067 親会社株主に帰属する 当期純利益   74,835   82,880   8,045 b.経営上の目標の達成状況 経営上の目標の達成状況については以下のとおりであります。 指標※1   指針※1   当連結会計年度 ROA   5%以上   5.4% ROE   10%以上   10.7% 総還元性向   40~50%   41.4% DOE   4%下限   4.5% ※1 2025年4月に策定した長期経営方針にて掲げている主な指標・指針(期間:2026年3月期から2030年頃)であります。 ③部門別の経営成績の状況及び分析の内容 部門ごとの業績の状況及び分析の内容は、以下のとおりであります。 (注)1.各部門の売上高は、部門間の内部売上高、振替高を含みます。 2.端数処理の関係で合計数値があわない場合があります。 3.2025年9月1日付で、野村不動産パートナーズ㈱を存続会社、野村不動産アメニティサービス㈱を 消滅会社とする合併を行っております。 a.住宅部門 当部門の売上高は433,408百万円(前連結会計年度比64,951百万円、17.6%増)、事業利益は61,736百万円(同12,953百万円、26.6%増)と、前連結会計年度と比べ増収増益となりました。 これは主に、分譲住宅の平均価格の上昇や収益不動産売却の増加によるものであります。 経営成績 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 売上高   368,456   433,408   64,951 分譲   284,234   311,163   26,929 売却(収益不動産)   18,118   29,284   11,166 賃貸   8,345   8,739   394 運営   21,687   27,290   5,603 その他   36,071   56,929   20,857 営業利益   47,894   60,588   12,694 持分法投資損益   29   20   △9 無形固定資産償却費  (M&A関連のみ)   859   1,127   268 事業利益   48,782   61,736   12,953 (注)売上高の分類は以下のとおりであります。 ・分譲:マンション、戸建の売却 ・売却(収益不動産):賃貸住宅、ホテル、賃貸シニアレジデンスの売却 ・賃貸:賃貸住宅、ホテル、賃貸シニアレジデンスの賃貸 ・運営:ホテル、賃貸シニアレジデンスの運営 ・その他:リノベーション物件の売却等 b.都市開発部門 当部門の売上高は324,789百万円(前連結会計年度比111,439百万円、52.2%増)、事業利益は53,987百万円(同12,373百万円、29.7%増)と、前連結会計年度と比べ増収増益となりました。 これは主に、収益不動産売却の増加によるものであります。 経営成績 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 売上高   213,349   324,789   111,439 売却(収益不動産)   113,309   218,396   105,086 賃貸   74,364   78,007   3,643 運営   24,423   27,622   3,198 その他   1,252   763   △489 営業利益   41,326   53,710   12,383 持分法投資損益   52   42   △10 無形固定資産償却費  (M&A関連のみ)   235   235   △0 事業利益   41,614   53,987   12,373 (注)売上高の分類は以下のとおりであります。 ・売却(収益不動産):棚卸資産の売却 ・賃貸:固定資産・棚卸資産の賃貸 ・運営:フィットネスクラブ等、サテライト型シェアオフィスの運営、プロパティマネジメント c.海外部門 当部門の売上高は3,718百万円(前連結会計年度比△5,683百万円、60.5%減)、事業利益は2,792百万円(同 △3,827百万円、57.8%減)と、前連結会計年度と比べ減収減益となりました。 これは主に、ベトナムにおける分譲住宅の計上戸数が減少したことによるものであります。 なお、当部門の事業利益に含まれる持分法投資損益は6,616百万円、プロジェクト会社の持分売却損益は858百万円であります。 経営成績 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 売上高   9,401   3,718   △5,683 分譲   5,874   1,703   △4,171 賃貸   964   1,497   532 その他   2,562   517   △2,045 営業利益   1,736   △4,723   △6,460 持分法投資損益   4,840   6,616   1,775 無形固定資産償却費  (M&A関連のみ)   42   42   △0 プロジェクト会社の  持分売却損益   ―   858   858 事業利益   6,620   2,792   △3,827 d.資産運用部門 当部門の売上高は16,340百万円(前連結会計年度比746百万円、4.8%増)、事業利益は10,575百万円(同718百万円、7.3%増)と、前連結会計年度と比べ増収増益となりました。 これは主に、国内の私募REIT、私募ファンド等の運用資産残高が着実に増加したことによるものであります。 経営成績 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 売上高   15,593   16,340   746 営業利益   9,757   10,421   664 持分法投資損益   98   153   54 無形固定資産償却費  (M&A関連のみ)   ―   ―   ― 事業利益   9,856   10,575   718 e.仲介・CRE部門 当部門の売上高は64,363百万円(前連結会計年度比7,175百万円、12.5%増)、事業利益は18,994百万円(同2,421百万円、14.6%増)と、前連結会計年度と比べ増収増益となりました。 これは主に、リテールにおける売買仲介取扱高や取扱件数の増加や、ミドルにおける売買仲介取扱高の増加によるものであります。 経営成績 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 売上高   57,188   64,363   7,175 仲介手数料  (リテール)   28,333   32,937   4,603 仲介手数料  (ミドル)   13,490   16,173   2,683 仲介手数料  (ホールセール)   14,166   13,750   △416 その他   1,197   1,501   303 営業利益   16,575   18,982   2,407 持分法投資損益   △1   12   14 無形固定資産償却費  (M&A関連のみ)   ―   ―   ― 事業利益   16,573   18,994   2,421 (注)売上高の分類は以下のとおりであります。 ・仲介手数料(リテール):個人向け仲介手数料 ・仲介手数料(ミドル):中堅・中小企業、企業オーナー、一部の個人投資家や富裕層向け仲介手数料 ・仲介手数料(ホールセール):大企業、ファンド、海外投資家向け仲介手数料 f.運営管理部門 当部門の売上高は129,869百万円(前連結会計年度比15,980百万円、14.0%増)、事業利益は13,526百万円(同1,585百万円、13.3%増)と、前連結会計年度と比べ増収増益となりました。 これは主に、運営管理及び受注工事収入の増加によるものであります。 経営成績 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減 売上高   113,889   129,869   15,980 運営管理   63,826   66,865   3,039 受注工事   43,121   55,716   12,594 その他   6,941   7,287   346 営業利益   11,952   13,493   1,540 持分法投資損益   △11   33   44 無形固定資産償却費  (M&A関連のみ)   ―   ―   ― 事業利益   11,941   13,526   1,585 (注)売上高の分類は以下のとおりであります。 ・運営管理:マンションやオフィスビル等のファシリティマネジメント、プロパティマネジメント等 ・受注工事:修繕工事、リフォーム工事等 g.その他 売上高は280百万円(前連結会計年度比△1百万円、0.7%減)、事業利益は94百万円(同△41百万円、30.7% 減)となりました。 (注)部門ごとの関連情報については、当社WEBサイトにて公開している決算説明資料をご参照ください。 https://www.nomura-re-hd.co.jp/ir/ ④財政状態の状況及び分析 (単位:百万円) 前連結会計年度末 (2025年3月31日)   当連結会計年度末 (2026年3月31日)   増減額   増減率 総資産   2,686,569   2,811,989   125,419   4.7% 総負債   1,935,129   2,009,259   74,130   3.8% (うち有利子負債)   (1,545,305)   (1,599,365)   (54,059)   3.5% 純資産   751,439   802,729   51,289   6.8% 自己資本比率   27.9%   28.5%   ―   ― D/Eレシオ   2.1倍   2.0倍   ―   ― (注)D/Eレシオ = 有利子負債 / 自己資本 a.総資産 総資産は2,811,989百万円となり、前連結会計年度末に比べ125,419百万円増加いたしました。減少要因として土地(90,536百万円減)等の減少があった一方で、増加要因として販売用不動産(134,178百万円増)、投資有価証券(56,379百万円増)等の増加がありました。 b.総負債 総負債は2,009,259百万円となり、前連結会計年度末に比べ74,130百万円増加いたしました。減少要因として短期借入金(69,166百万円減)、コマーシャル・ペーパー(34,000百万円減)等の減少があった一方で、増加要因として長期借入金(160,226百万円増)等の増加がありました。 c.純資産 純資産は802,729百万円となり、前連結会計年度末に比べ51,289百万円増加いたしました。減少要因として自己株式(6,137百万円減)の増加等があった一方で、増加要因として利益剰余金(51,889百万円増)、退職給付に係る調整累計額(4,658百万円増)等の増加がありました。 なお、自己資本比率については、28.5%(前連結会計年度末比0.6ポイント増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況及び分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ①キャッシュ・フローの状況及び分析の内容 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末から947百万円増加し、36,842百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、44,906百万円の資金の増加となりました。減少要因として棚卸資産の増加(40,354百万円減)、法人税等の支払額の増加(37,718百万円減)等があった一方で、増加要因として税金等調整前当期純利益の増加(109,478百万円増)等がありました。 b.投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、59,067百万円の資金の減少となりました。増加要因として有形及び無形固定資産の売却による収入(39,147百万円増)等があった一方で、減少要因として有形及び無形固定資産の取得による支出(69,165百万円減)、投資有価証券の取得による支出(48,673百万円減)等がありました。 c.財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、15,643百万円の資金の増加となりました。減少要因として長期借入金の返済による支出(124,139百万円減)、コマーシャル・ペーパーの減少(34,000百万円減)等があった一方で、増加要因として長期借入れによる収入(239,824百万円増)等がありました。 ②資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.資金調達の方法及び状況 当社グループは、事業活動及び成長投資等に必要な資金を、営業活動により得たキャッシュ・フローで賄うことを基本とし、不足している場合については、外部からの調達により確保しております。 外部からの調達に関しては、財務健全性の指標として自己資本比率を30%水準と設定した上で、中長期にわたる不動産開発事業の特性を踏まえ、主に、国内金融機関からの長期借入金や社債の発行等により、長期資金を中心とした資金調達を行っております。また、将来の金利上昇に備えて金利の固定化を進めるとともに、償還額の年度別の分散等を図ることで、借換えリスクの低減を図っております。 当連結会計年度におきましては、金融機関からの借入金や短期社債の発行等により、必要資金の調達を行いました。また、2025年6月17日に「BLUE FRONT SHIBAURA」を資金使途とした第19回無担保社債(グリーンボンド)を270億円発行しました。なお、当連結会計年度末における長期借入比率は86.3%、固定借入比率は83.3%となりました。 手許資金に関しては、資産効率性を損なうことなく、必要な資金を柔軟に確保するため、入出金管理に基づく必要最小限の現預金の確保と合わせて、当座貸越及びコミットメントライン契約を締結する等の対応を講じております。また、当社にて、グループ各社の資金を一元管理するキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、資金効率の向上を図っております。 なお、当連結会計年度末時点の有利子負債の状況については以下のとおりです。 (単位:百万円) 前連結会計年度末 (2025年3月31日)   当連結会計年度末 (2026年3月31日) 有利子負債残高(A)   1,545,305   1,599,365 総資産(B)   2,686,569   2,811,989 EBITDA(注)1   146,325   176,260 支払利息(注)2   15,851   18,856 有利子負債依存度(A/B)   57.5%   56.9% D/Eレシオ(注)3   2.1倍   2.0倍 (注)1.EBITDA=営業利益+受取利息・配当金+持分法による投資利益+減価償却費+のれん償却額 2.支払利息=支払利息+社債利息 3.D/Eレシオ=有利子負債残高/自己資本 有利子負債残高の内訳 (単位:百万円) 前連結会計年度末 (2025年3月31日)   当連結会計年度末 (2026年3月31日) 長期借入金   1,053,505   1,213,732 社債   140,000   167,000 短期借入金   87,875   62,665 コマーシャル・ペーパー   110,000   76,000 1年以内返済長期借入金   123,923   79,967 1年以内償還予定社債   30,000   ― 合計   1,545,305   1,599,365 b.資金の主要な使途を含む資金需要の動向 当社グループの主要な資金需要は、国内における分譲・売却事業における販売用不動産等の取得・開発等に係る資金、保有・賃貸事業における固定資産の取得・開発・運用等に係る資金、海外における投資・開発等に係る資金、M&A・資本業務提携等の戦略投資に係る資金、株主還元に係る資金等であります。 (成長投資と株主還元の考え方) 当社グループでは、2025年4月に策定した経営計画において、「資本コストを上回る高い資産・資本効率」「高い利益成長」等を通じ、企業価値向上をめざしております。なお、当社グループでは、株主資本コストを約8%と認識しており、それを上回るROEの達成と、中長期的な利益成長が求められていると考えております。 株主還元については、安定的且つ経営環境に応じた機動的な株主還元を行うため、配当に自己株式の取得を組み合わせることで、2026年3月期から2030年頃における各連結会計年度の総還元性向を40~50%とすること、並びに、配当の安定性の向上を目的に、年間の配当金について、DOE※4%を満たす水準を下限とすることを指針としております。 この指針のもと、当事業年度における1株当たり年間配当金は40.0円、配当性向は41.4%となりました。 ※DOE = 年間配当額 ÷ 期中平均自己資本 (3)生産、受注及び販売の実績 生産、受注及び販売の状況については、「(1) 経営成績及び財政状態の状況及び分析の内容 ③部門別の経営成績の状況及び分析の内容」に記載のとおりであります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されておりますが、その作成にあたっては、経営者の主観的な判断を伴う見積りが必要になる項目があります。 経営者はその見積りが合理的であると判断していますが、市況の変化等により将来の結果が異なるものとなり、連結財務諸表に影響を与える可能性があります。 当社グループの重要な会計方針のうち、特に重要性の高い会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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