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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

東急不動産ホールディングス

Tokyu Fudosan Holdings Corporation3289 · Prime · 不動産業

総合不動産デベロッパー。都市開発・戦略投資・管理運営・不動産流通の4事業をグローバルに展開。

概要

東急不動産ホールディングスは、東急電鉄グループの中核不動産企業である。1953年に東急不動産として設立され、東急沿線を中心にオフィスビル、商業施設、賃貸住宅、分譲マンションの開発・運営を手掛ける。2026年3月期の連結売上高は1兆2,460億円、連結従業員数は21,036人。渋谷再開発などの大型プロジェクトを推進し、都市開発から管理運営まで一貫した体制を持つ。

4つの事業セグメントの構成

当社グループは、都市開発事業、戦略投資事業、管理運営事業、不動産流通事業の4セグメントで構成される。都市開発事業では東急不動産等がオフィス・商業施設や住宅の開発・賃貸・売却を行い、戦略投資事業では再生可能エネルギー発電、物流施設、不動産ファンド運用、海外開発を手掛ける。管理運営事業は東急コミュニティー等がマンション・ビル管理、改修工事、リゾートホテル運営、シニア住宅等を担い、不動産流通事業は東急リバブル等が仲介、買取再販、賃貸管理を提供する。各セグメントはグループ内で相互に連携し、一貫したバリューチェーンを形成している。

都市開発事業の収益構造

都市開発事業は売上高約3,999億円(2026年3月期)でグループ最大のセグメントである。内訳はオフィス・商業施設が約2,030億円、住宅が約1,972億円。賃貸オフィスは渋谷エリアを中心に空室率0.7%と低水準を維持し、安定収益を生む。住宅分譲では899戸を計上し、契約済み割合は76%と高い。同事業の営業利益は752億円で、グループ営業利益の約45%を占める。大型再開発や投資家向け売却により増収基調にあるが、建築費高騰や金利上昇がリスク要因として認識されている。

戦略投資事業の成長分野

戦略投資事業は売上高1,466億円(2026年3月期)、営業利益132億円と前年比156.9%増と急成長した。再生可能エネルギー事業が稼働施設増加により売上高630億円に拡大し、総定格容量は2,693MWに達する。インダストリー分野では投資家向け売却が好調で619億円。海外事業ではインドネシアの分譲マンションが減収となったが、米国施設の損益改善により増益を確保した。不動産私募ファンド運用(東急不動産キャピタル・マネジメント)やREIT運用(東急不動産リート・マネジメント)もフィー収益源として成長している。

管理運営と流通の相互連携

管理運営事業は売上高3,644億円、営業利益272億円。東急コミュニティーがマンション・ビル管理の基盤を担い、東急リゾーツ&ステイがホテル・ゴルフ場・スキー場の運営を、東急イーライフデザインがシニア住宅を手掛ける。不動産流通事業は売上高3,647億円、営業利益644億円で、東急リバブルが仲介・買取再販、東急住宅リースが賃貸管理を担う。両セグメントはグループ内の物件管理や販売代理で連携し、東急が販売するマンションの代理業務も受託する。これにより、開発から管理、流通までのクローズドループを形成している。

業界の中での役割は総合不動産デベロッパー・アセットマネージャーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.2兆円
営業利益
1,669億円
営業利益率
13.4%
純利益
967億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01都市開発事業主力

東急不動産等がオフィスビル、商業施設、分譲住宅、賃貸住宅の開発・賃貸・運営・売却を行う。管理運営はグループ内の管理会社に委託。

主な製品・サービス4
オフィスビル開発・賃貸
東京都心等でのオフィスビルの開発・保有・賃貸。
商業施設開発・運営
ショッピングセンター等の商業施設の開発・賃貸・運営。
分譲住宅事業
マンション・戸建住宅の開発・分譲。
賃貸住宅事業
賃貸マンション・アパートの開発・賃貸。

02戦略投資事業準主力

再生可能エネルギー発電施設・物流施設の開発・賃貸・運営・売却、不動産私募ファンドの組成・運用、海外不動産開発投資を行う。

主な製品・サービス5
再生可能エネルギー発電事業
太陽光・風力等の発電施設の開発・運営。管理はリニューアブル・ジャパン㈱に委託。
物流施設開発・賃貸
大型物流倉庫の開発・賃貸。
不動産私募ファンド運用
東急不動産キャピタル・マネジメント㈱が私募ファンドを組成・運用。
不動産投資信託(REIT)運用
東急不動産リート・マネジメント㈱がREITの資産運用。
海外不動産開発投資
インドネシア、米国等での不動産開発プロジェクトへの投資。

03管理運営事業準主力

マンション・ビルの総合管理、改修工事、会員制リゾートホテル販売、ホテル・ゴルフ場・スキー場運営、シニア住宅運営、環境緑化・造園等を行う。

主な製品・サービス4
マンション・ビル管理業務
㈱東急コミュニティー等が清掃・警備・設備管理等の総合管理を提供。
改修工事業
ビル・マンションのリニューアル工事を施工。
リゾート施設運営
ホテル、ゴルフ場、スキー場の運営(東急リゾーツ&ステイ㈱等)。
シニア住宅事業
シニア向け住宅の開発・運営(㈱東急イーライフデザイン)。

04不動産流通事業準主力

不動産仲介、販売代理、買取再販、賃貸住宅・学生マンションの管理・転貸を行う。東急㈱のマンション販売代理も受託。

主な製品・サービス4
不動産仲介業務
東急リバブル㈱等が住宅・商業不動産の売買仲介を提供。
買取再販事業
中古物件を買取り、リノベーションして再販。
賃貸住宅管理・転貸
東急住宅リース㈱等が賃貸住宅の管理・サブリースを提供。
学生マンション管理
㈱学生情報センターが学生向けマンションの管理・運営。

製品と技術

渋谷エリアのオフィスビル開発

当社グループは渋谷再開発の中核プレーヤーとして、広域渋谷圏で多数のオフィスビルを保有・開発している。代表的な物件として、渋谷駅周辺の大規模複合ビルが挙げられる。賃貸オフィス事業は空室率0.7%(2026年3月期)と極めて低く、都心立地の強みを活かした安定収益を生む。オフィスビルの開発・賃貸に加え、商業施設との複合開発も手掛け、テナントミックスによる価値向上を図っている。これらの物件の管理・運営はグループ内の東急コミュニティーや東急不動産SCマネジメントに委託され、一貫体制を実現している。

会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」

1988年に第1号となる蓼科を開業した会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」は、現在全国に展開する。会員権販売による初期収入と、年会費・利用料による継続収益を両立するビジネスモデルを持つ。運営は東急リゾーツ&ステイが担い、ホテル・ゴルフ場・スキー場の運営受託事業とも連携している。同事業はグループの安定収益源であり、会員制の特性上、景気変動の影響を受けにくい構造となっている。販売代理は東急リゾートが行い、グループ内で完結する販売・運営体制を構築している。

再生可能エネルギー発電事業

戦略投資事業の中核として、太陽光・風力等の再生可能エネルギー発電施設の開発・運営を展開する。2026年3月期の総定格容量(持分換算前)は2,693MWに達し、稼働施設は計画通り増加している。管理はリニューアブル・ジャパン(2026年4月に㈱リエネ・エナジーに商号変更)に委託。発電事業は長期の電力購入契約に基づく安定収益が特徴で、売上高は630億円(2026年3月期)と前年比201億円増加した。同事業はカーボンニュートラルへの社会要請を背景に成長が期待され、グループの収益多様化に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

総合不動産大手、東急グループの再編効果

東急不動産ホールディングスは東急グループの中核不動産会社で、売上高1兆1503億円(2025/3期)と業界大手。競合の大東建託が賃貸仲介・建設に強いのに対し、当社は商業施設・物流施設・住宅をバランスよく開発・保有するディベロッパー型。グループの鉄道・流通事業と連携し、沿線開発で優位性を発揮。一方、大型開発案件への資金依存度が高い点が課題。

強み

  • 東急グループの鉄道・商業施設と連携し、沿線での一体開発が強み。
  • 商業・物流・住宅・ホテルと幅広く保有し、市況変動に強い。
  • 都心のオフィス・商業施設から長期安定した賃料収入を確保。
  • 2026/3期営業利益率13.4%と高く、自己資本比率も業界平均水準。

課題

  • 大規模プロジェクトの工期遅延やコスト増が発生すると収益に直撃。
  • 変動金利借入が多い場合、金利上昇で支払利息が増加。
  • 大東建託や三井不動産など大手との競争が激しく、独自性の維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字が東急不動産ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19042阪急阪神ホールディングス1.2兆円14.1倍
21878大東建託1.1兆円11.1倍
39024西武ホールディングス1.1兆円22.8倍
49005東急1.0兆円10.8倍
55332TOTO9,808億円24.3倍
63289東急不動産ホールディングス9,495億円9.7倍
79143SGホールディングス9,427億円15.0倍
83288オープンハウスグループ9,344億円7.9倍
99023東京地下鉄8,625億円14.6倍
103231野村不動産ホールディングス8,536億円9.6倍
111911住友林業8,060億円9.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

東急電鉄から独立した1953年の創業

1953年12月、東急不動産株式会社として設立された。東京急行電鉄(現東急)から不動産販売業等を譲り受け、東急沿線の開発を担う中核会社としてスタートした。1955年4月には代官山東急アパートを竣工し、不動産賃貸業に進出。その後、1956年4月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1961年10月には第一部に指定された。創業期から沿線の土地活用と都市開発を事業の軸に据え、現在に至るグループの基礎を築いた。

上場と事業拡大の1960~70年代

1961年に東証一部指定を受け、事業領域を拡大した。1970年4月にはビル・マンション管理を行う東急コミュニティーを設立し、管理運営事業の基盤を固めた。同年8月には大阪支店(現関西支店)を開設し、地域展開を開始。1972年3月には不動産仲介業のエリアサービス(現東急リバブル)を設立し、流通事業に参入した。1975年11月には札幌東急ゴルフクラブを開業し、レジャー事業へ多角化。1978年3月には別荘販売の東急リゾートを設立し、リゾート事業を本格化させた。

リゾート・ホテル事業への進出(1975~1998年)

1975年のゴルフ場開業を皮切りに、1982年12月には蓼科東急スキー場を開業。1988年6月には会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」の第1号となる蓼科を開業し、会員制事業に参入した。1998年2月には都市型ホテル「東急ステイ蒲田」を開業し、宿泊事業のラインアップを拡充した。これらの事業は現在、東急リゾーツ&ステイが統括し、ホテル・ゴルフ場・スキー場の運営受託事業へと発展している。リゾート事業はグループの安定収益源の一角を構成する。

子会社上場とファンド事業の開始(1998~2007年)

1998年11月に東急コミュニティーが東証二部上場、1999年12月に東急リバブルが東証二部上場し、2000年3月と2001年3月にはそれぞれ第一部に指定された。2007年2月には不動産ファンド運用会社である東急不動産キャピタル・マネジメントを設立し、アセットマネジメント事業に参入。2009年10月にはREIT運用会社としてTLCリアルティマネジメント(現東急不動産リート・マネジメント)を設立し、2012年6月にアクティビア・プロパティーズ投資法人、2013年2月にコンフォリア・レジデンシャル投資法人を上場させた。これにより、ファンド・REITを通じた資金調達と資産運用の体制を整えた。

ホールディングス体制への移行(2013年)

2013年9月、東急不動産ホールディングスが完全親会社として設立され、東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルの3社は上場を廃止し、ホールディングスの傘下に入った。これによりグループ経営の効率化と事業間連携の強化を図った。以降、都市開発・戦略投資・管理運営・不動産流通の4セグメント体制を明確化し、2024年3月期には売上高1兆1,030億円、2026年3月期には1兆2,460億円と過去最高を更新している。長期ビジョン「GROUP VISION 2030」の下、再生可能エネルギーや海外事業への投資を加速している。

年表24件を開く

1950年代

  • 1953年12月東急不動産㈱設立、東京急行電鉄㈱(現 東急㈱)から不動産販売業等を譲り受ける
  • 1955年4月不動産賃貸業に進出(代官山東急アパート竣工)
  • 1956年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場

1960年代

  • 1961年10月東京証券取引所市場第一部に指定

1970年代

  • 1970年4月ビル及びマンションの管理を行う㈱東急コミュニティーを設立
  • 1970年8月大阪支店開設(現 関西支店)
  • 1970年10月上場大阪証券取引所市場第一部に株式上場(2007年11月上場廃止)
  • 1972年3月不動産の仲介業を行う㈱エリアサービス(現 東急リバブル㈱)を設立
  • 1975年11月ゴルフ事業に進出(札幌東急ゴルフクラブ開業)
  • 1978年3月別荘の販売を行う東急リゾート㈱を設立

1980年代

  • 1982年12月スキー事業に進出(蓼科東急スキー場開業)
  • 1988年6月会員制リゾートホテル事業に進出(東急ハーヴェストクラブ蓼科開業)

1990年代

  • 1998年2月都市型ホテル事業に進出(東急ステイ蒲田開業)
  • 1998年11月上場㈱東急コミュニティー 東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1999年12月上場東急リバブル㈱ 東京証券取引所市場第二部に株式上場

2000年代

  • 2000年3月㈱東急コミュニティー 東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2001年3月東急リバブル㈱ 東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2007年2月不動産ファンド運用を行う東急不動産キャピタル・マネジメント㈱を設立
  • 2009年1月商業施設運営を行う東急不動産SCマネジメント㈱を設立
  • 2009年10月賃貸住宅に係る不動産投資信託の資産運用を行うTLCリアルティマネジメント㈱(現 東急不動産リート・マネジメント㈱)設立

2010年代

  • 2010年11月商業施設・オフィス等に係る不動産投資信託の資産運用を行うTLCタウンシップ㈱(現 東急不動産リート・マネジメント㈱)設立
  • 2012年6月上場アクティビア・プロパティーズ投資法人 東京証券取引所に上場
  • 2013年2月上場コンフォリア・レジデンシャル投資法人 東京証券取引所に上場
  • 2013年9月上場完全親会社である東急不動産ホールディングス㈱の設立に伴い3社(東急不動産㈱、㈱東急コミュニティー及び東急リバブル㈱)が東京証券取引所市場第一部の上場を廃止

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2030年度まで10%
  • ROA2030年度まで5%
  • EPS2030年度まで170円前後
  • 営業利益2030年度まで2,200億円以上
  • 当期純利益2030年度まで1,200億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    多彩なライフスタイルの創出

    個人の多様なライフスタイルを支える商品・サービスを開発し、住まいや働く場などで個々が自分らしく生きることを支援します。

  2. 02

    ウェルビーイングな街と暮らしの創出

    健康・快適・交流を促進する都市開発やコミュニティ形成により、Well-beingの高い街と暮らしを実現します。

  3. 03

    サステナブルな環境の創出

    脱炭素・循環型社会の実現に向け、省エネ再生エネ導入や環境配慮型不動産開発を推進します。

  4. 04

    デジタル時代の価値創造

    データ・テクノロジーを活用し、業務効率化や新サービスの開発を通じてデジタル時代の新たな顧客価値を生み出します。

  5. 05

    強固で独自性のある事業ポートフォリオの構築

    3つの重点テーマへの取り組みとグループ各社の相乗効果により、成長性と市況変動への耐久性を備えた事業ポートフォリオを築きます。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で21,036人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,320万円で、9期前と比べて+18.5%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は15.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月20,421
2018年3月21,091
2019年3月1,11444.118.221,976
2020年3月1,13744.318.322,953
2021年3月1,07142.515.723,411
2022年3月1,05843.415.621,276
2023年3月1,03042.314.321,614
2024年3月1,11342.014.321,170
2025年3月1,27842.815.121,898643
2026年3月1,32042.815.321,036793

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 11 / 海外 3、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
Shibuya Sakura Stage — 東京都渋谷区1,054億円
都市開発
東京ポートシティ竹芝 — 東京都港区796億円
都市開発
渋谷フクラス — 東京都渋谷区794億円
都市開発
ノースポート・モール — 神奈川県横浜市400億円
都市開発
日本橋フロント — 東京都中央区370億円
都市開発
渋谷ソラスタ — 東京都渋谷区364億円
都市開発
日本橋丸善東急ビル — 東京都中央区316億円
都市開発
九段会館テラス — 東京都千代田区313億円
都市開発
浜松町スクエア — 東京都港区259億円
都市開発
新青山東急ビル — 東京都港区227億円
都市開発
ほか58件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東急住宅リース㈱
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱学生情報センター
    京都府 京都市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東急不動産キャピタル・マネジメント㈱
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東急不動産リート・マネジメント㈱
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東急不動産SCマネジメント㈱
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. Tokyu Land Indonesia
    インドネ シア共和 国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyu Land US Corporation
    米国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tokyu Land Asia Pte.Ltd.
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東急Re・デザイン
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱石勝エクステリア
    東京都 世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東急リゾーツ&ステイ㈱
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東急イーライフデザイン
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権90.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • ㈱イーウェル東京都 千代田区37%
  • 東急保険コンサルティング㈱東京都 渋谷区40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.2兆円営業利益1,669億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.3%、利益が+18.5%。

売上高
+8.3%
1.2兆円
営業利益
+18.5%
1,669億円
純利益
+24.6%
967億円
営業利益率
13.4%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.4兆円1.2兆円
営業利益1,900億円1,669億円
純利益1,000億円967億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,858億円、営業利益は466億円。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q0.8761
2019年4Q0.90137
2020年4Q0.96178
2021年4Q0.91110
2022年4Q0.9968
2023年4Q1.01173
2024年4Q1.10230
2025年4Q1.159037.9525
2026年4Q1.258847.1445
2027年1Q0.2946616.3255

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は7,141億円から1.2兆円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は13.4%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年3月0.71506237
2015年3月0.77517252
2016年3月0.82564287
2017年3月0.81636315
2018年3月0.87687352
2019年3月0.90707375
2020年3月0.96675386
2021年3月0.91466217
2022年3月0.99728351
2023年3月1.01996482
2024年3月1.101,104685
2025年3月1.151,4081,29212.2776
2026年3月1.251,6691,47813.4967

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.2兆円のうち、営業利益として残るのは1,669億円13.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は967億円、売上の7.8%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金77.1%9,605億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.5%1,186億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.4%1,669億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+3.8pt
13.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
7.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.7pt
11.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが1,295億円、投資CFが−1,645億円で、差し引きのフリーCFは−350億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1,805億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月−1351973062927
2015年3月−385−1,0031,392−1,388939
2016年3月879−1,124−305−245399
2017年3月689−710230−21619
2018年3月123−964824−841617
2019年3月445−6041,391−1591,848
2020年3月−67−1,472651−1,539970
2021年3月1,004−1,1601,083−1561,895
2022年3月765−318−8134471,539
2023年3月947−1,201428−2541,706
2024年3月1,565−1,782978−2172,462
2025年3月474−1,40015−9261,575
2026年3月1,295−1,645558−3501,805

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は3.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が9,166億円で、自己資本比率は26.3%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2014年3月1.793,6921.4220.4
2015年3月1.973,9831.5820.0
2016年3月1.984,2241.5621.1
2017年3月2.074,4631.6221.4
2018年3月2.174,7531.7021.5
2019年3月2.415,6871.8423.3
2020年3月2.495,9421.8923.5
2021年3月2.656,0872.0422.5
2022年3月2.636,4331.9924.0
2023年3月2.747,0072.0425.0
2024年3月3.037,7192.2624.8
2025年3月3.258,4212.4125.3
2026年3月3.429,1662.5026.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,878億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,604億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2.5兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率131社中40位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中102位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.2%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
13.4%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.3%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.3%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,319で、1年前と比べて+12.1%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥1,319-2.7%1ヶ月+2.6%1年+12.1%時価総額9,495億円
過去52週の値幅
安値¥1,177高値¥1,598

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)9.4倍
PBR1.03倍
配当利回り3.79%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で株価は約0.26%上昇と小幅な動きにとどまるが、直近1年では15.3%上昇と堅調。25日移動平均線(1329.7円)を3.9%上回って推移し、75日線(1315.61円)も上回る。ただし200日線(1363.22円)は下回っており、中長期トレンドは未だ回復途上。52週高値1598円に対して現在1347.5円と約15.7%下にあり、戻り待ちの状況。出来高は直近で293万株とやや増加傾向にあり、上値追いの動きが見られる。RSIは53.18と中立圏で、方向感は乏しい。需給は信用倍率のデータが無いため判断不能。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは10.0倍で業界平均14.7倍を下回り、PBRは1.1倍で平均1.8倍を下回る。ROEは11.2%と平均的だ。配当利回りは3.7%と平均3.0%を上回り、配当性向は86.7%と非常に高い。総合すると割安で、配当も魅力的だ。ただし、高配当性向は今後の増配余地を制限する可能性がある。割安だが配当は伸び悩む可能性。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍14.9倍
PER (予想)9.4倍
PBR1.03倍1.84倍
ROE11.2%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

大型再開発の成果と今後の成長戦略が焦点。強気派は渋谷などでの開発案件の進展による収益貢献、沿線価値の向上、賃貸事業の安定性を評価する。弱気派は再開発への過度な依存、金利上昇によるプロジェクト収支の悪化、人口減少による長期的な需要減を懸念する。25/3期の売上高は1.15兆円、営業利益率12.24%で、26/3期は増収増益計画。PBR1.03倍と企業価値に比して株価は割安感がある一方、ROE11.2%の持続性が問われる。

プラスに働く材料7
  • 大型再開発の進捗

    渋谷周辺など大規模プロジェクトが進行し、将来の収益拡大に寄与。

  • 沿線価値の向上

    鉄道沿線のブランド力と都市開発で、土地・施設の価値が維持・向上。

  • 収益基盤の安定

    賃貸事業が安定的な収益をもたらし、市況変動を緩和。

  • 2026年3月期に営業益1,669億円・純益967億円決算発表後影響

    売上高1兆2,460億円、営業利益1,669億円(前期比+261億円)で増収増益

  • PBR1.03倍・ROE11.2%の資本効率改善継続影響

    ROE11.2%に対しPBR1.03倍とほぼ1倍。効率改善で再評価余地

  • 配当利回り3.81%と安定還元通年影響

    配当利回り3.81%、予想PER9.4倍。利回り目的の投資家が下支え

  • 2026年3月期の純利益967億円、前期比24.6%増決算発表後影響

    純利益776→967億円と大幅増益。EPS成長で株価評価が向上

マイナスに働く材料7
  • プロジェクト依存

    売上高は再開発物件の販売に左右され、完工時期や販売環境に影響。

  • 金利上昇リスク

    高金利は開発コストを増大させ、投資採算が悪化する恐れ。

  • 人口減少の影響

    長期的には沿線の人口減少で、住宅・商業施設の需要が縮小。

  • 金利上昇で不動産評価損が拡大金融政策次第影響

    営業利益1,669億円の計画は金利感応度が高く、長期金利上昇で含み益が毀損

  • 売上高は前期比8.3%増と市場依存通年影響

    売上高1兆2,460億円は前期比+957億円。景気減速でテナント需要が縮小すれば未達リスク

  • 建設費・人件費高騰で利益率逆風継続影響

    営業利益率13.39%と改善も、資材高が続けば計画1,669億円の達成が困難

  • 外国人持株比率27.98%の需給懸念不定影響

    外国人持株比率27.98%。グローバルなリスクオフ時に売り圧力が高まる

次の決算で確かめる点
分譲マンション契約率
販売物件の需要動向を反映し、売上計画の達成度を測る。
賃貸事業の稼働率
保有オフィス・住宅の稼働状況は安定収益の鍵となる。
再開発プロジェクト進捗率
大型案件の開発状況は将来の収益の確実性を示す。
有利子負債と金利負担
金利上昇時に財務負担が増加し、収益や投資計画に影響。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+31.5%いまの株価に対する利回りは3.79%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
3.79%
いまの株価に対して
配当性向
86.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月13132.6
2018年3月1511.560.0
2019年3月166.961.8
2020年3月163.270.2
2021年3月160.065.4
2022年3月176.395.8
2023年3月2438.2113.4
2024年3月3131.9108.4
2025年3月3717.790.5
2026年3月4831.586.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ141,362人。区分でいちばん多いのは金融機関31.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.3%を占め、残る50.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関34.836.936.335.935.231.2
外国法人29.328.925.927.425.227.9
事業法人17.016.917.717.617.818.1
個人・その他15.915.718.016.417.317.3
証券会社3.01.62.12.74.55.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東急株式会社15.90
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)14.07
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.19
04東急不動産ホールディングス従業員持株会1.96
05第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.71
06三井住友信託銀行株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.69
07ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.60
08株式会社日本カストディ銀行(信託口4)1.23
09ジェーピー モルガン チェース バンク 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.22
10ビ-エヌワイエム アズ エ-ジ-テイ クライアンツ ノン トリーテイー ジヤスデツク(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-05
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    0.30%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+226%、1株純資産は13期で+110%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年3月425997.518.592.4
2015年3月416496.619.865.8
2016年3月476887.116.267.3
2017年3月527277.311.7132.6
2018年3月587697.713.460.0
2019年3月577817.311.661.8
2020年3月548116.79.670.2
2021年3月308303.721.765.4
2022年3月498785.713.895.8
2023年3月679657.39.4113.4
2024年3月961,0539.613.0108.4
2025年3月1091,1509.99.290.5
2026年3月1351,26011.29.886.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

22名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額604百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西川弘典取締役会長(代表取締役)6756,975
星野浩明取締役社長(代表取締役)社長執行役員6016,800
小林俊一取締役 執行役員6227,659
池内敬取締役 執行役員6113,500
池田秀竜取締役 執行役員571,200
金指潔取締役81115,746
木村昌平取締役6531,600
貝阿彌誠取締役(社外)7410,100
三浦惺取締役(社外)8212,300
星野次彦取締役(社外)664,000
定塚由美子取締役(社外)643,100
宇野晶子取締役(社外)651,600
残りの役員10名を開く
氏名役職年齢保有株数
中出和美取締役(社外)602,100
兼松将興常勤監査役6216,600
保科明子常勤監査役6014,320
仲澤孝宏監査役(社外)682,400
吉田佳子監査役(社外)66400
長尾亮69
速川智行取締役 執行役員615,200
田中辰明取締役 執行役員5918,400
橋本茂取締役 執行役員563,400
井伊基之取締役(社外)67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)101821448841542
社外取締役91260012614
監査役263006332

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,334字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは当社、子会社355社(うち連結子会社321社)、関連会社112社で構成され、資産活用型ビジネスの都市開発事業と戦略投資事業、人財活躍型ビジネスの管理運営事業と不動産流通事業の4つの事業セグメントで構成しております。各事業セグメントの位置づけは次のとおりであり、これらの事業セグメントは連結財務諸表の注記事項に記載のセグメントの区分と同一であります。 なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 都市開発事業 東急不動産㈱等がオフィスビルや商業施設などの開発、賃貸、運営、売却業務及び、分譲住宅や賃貸住宅の開発、分譲、売却業務等を行っています。一部のオフィスビル等については㈱東急コミュニティーに、一部の商業施設については東急不動産SCマネジメント㈱に管理・運営を委託しております。 戦略投資事業 東急不動産㈱等が再生可能エネルギー発電施設や物流施設の開発、賃貸、運営、売却業務等を行っています。一部の再生可能エネルギー施設についてはリニューアブル・ジャパン㈱(2026年4月1日付で㈱リエネ・エナジーに商号変更)に管理を委託しております。 東急不動産キャピタル・マネジメント㈱が不動産私募ファンド等の組成・運用業務、東急不動産リート・マネジメント㈱が不動産投資信託の資産運用業務を行っています。 PT.Tokyu Land Indonesia及びTokyu Land US Corporation等が海外における不動産開発の投資等を行っています。 管理運営事業 ㈱東急コミュニティー等がマンション、ビル等の総合管理業務、改修工事業等を行っております。 東急不動産㈱等が会員制リゾートホテル等の販売を行い、主に東急リゾート㈱が販売代理を行っております。 また、東急不動産㈱等がホテル、ゴルフ場、スキー場等の経営を行い、東急リゾーツ&ステイ㈱に運営を委託しております。さらに、東急不動産㈱がシニア住宅の開発を行い、㈱東急イーライフデザインが経営・運営を行っております。加えて、東急リゾーツ&ステイ㈱がホテル、ゴルフ場等の運営受託事業を行っております。 ㈱石勝エクステリアが環境緑化事業及び造園事業を行っております。 不動産流通事業 東急リバブル㈱等が不動産の仲介、販売代理、買取再販事業等を行っております。 東急住宅リース㈱や㈱学生情報センター等が賃貸住宅や学生マンション等の管理・運営及び転貸業務等を行っております。 上記のほか、不動産流通事業ではその他の関係会社である東急㈱※が販売するマンション、戸建住宅の販売代理業務を東急リバブル㈱が受託する等しております。 ※ 東急㈱は連結子会社、持分法適用関連会社以外の関連当事者であります。 2026年3月末における主な事業の系統図は次のとおりであります。 ※1 2026年4月1日付で㈱リエネ・エナジーに商号変更しております。 ※2 東急㈱は連結子会社、持分法適用関連会社以外の関連当事者であります。
経営方針・対処すべき課題3,629字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)私たちがめざす価値創造について 長期ビジョン「GROUP VISION 2030」のありたい姿で規定した「誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来の実現」に向け、「個人」「社会」「環境」それぞれの未来の理想像を描き、それらを実現するための4つの取り組みテーマ「多彩なライフスタイルをつくる」、「ウェルビーイングな街と暮らしをつくる」、「サステナブルな環境をつくる」、「デジタル時代の価値をつくる」をマテリアリティとして定めています。 上記の4つの事業基盤に関するマテリアリティに加え、「多様な人財が活きる組織風土をつくる」、「成長を加速するガバナンスをつくる」の経営基盤に関するマテリアリティの2つを設定し、当社グループがめざす未来を実現するために、6つのマテリアリティに取り組んでまいります。 創業以来、常に新しい事業やサービスの開発に取り組んできたクリエイティブなカルチャーの創造と継承を土台とし、変化の時代においてもマーケットの拡大を見込むことができる社会的なテーマを捉えながら、当社グループならではのプレミアムな価値を創出することで、ありたい姿である「誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来の実現」を図ってまいります。 (2)「中期経営計画2030」の位置づけについて 2022年5月に策定、公表した前中期経営計画は、2030年度までを対象とした長期経営方針における前半期の「再構築フェーズ」と位置付け、事業構造改革を推進したこと等により、計画値以上に大きな利益成長を遂げることができました。 2025年度から開始した「中期経営計画2030」は、長期経営方針後半期の「強靭化フェーズ」として、強固で独自性のある事業ポートフォリオを構築することで、効率性や耐久性の向上を進めながら、更なる利益成長を実現してまいります。 (3)「中期経営計画2030」の概要について ①中期経営計画2030の骨子 長期経営方針で定めた「全社方針」「事業方針」および「経営基盤の強化」を深化させながら、社会的なニーズの変化・高まりからマーケットの拡大を見込むことができる「3つの重点テーマ」への取組を推進し、強固で独自性のある事業ポートフォリオの構築を図ります。 ②価値創造を支えるビジネスエコシステム 重点テーマの推進にあたり、当社グループの強みの源泉であるグループ各社の「幅広いお客さま・市場接点」と「独自の事業創出力」とが相乗効果を発揮する、特徴的なビジネスエコシステムを深化させていきます。 ③強固で独自性のある事業ポートフォリオ 事業間の相乗効果発揮により高い成長性を持ち、また、特性の異なるマーケットの捕捉や安定利益の拡大により市況変動への耐久性も備えた、強固で独自性のある事業ポートフォリオを構築いたします。 ④2030年度の目標指標 2030年度に、マテリアリティごとの目標の達成と合わせて、成長性・効率性指標としてROE10%、ROA5%、EPS170円前後、EPS平均成長率8%/年、利益目標として営業利益2,200億円以上、当期純利益※1 1,200億円以上、財務健全性指標としてD/Eレシオ1.8倍以下、EBITDA有利子負債倍率8.0倍以下の達成をめざします。 また2030年度目標に向けた中間目標として、2027年度に、ROE9.5~10%、営業利益1,700億円、当期純利益920億円を達成してまいります。 ※1 親会社株主に帰属する当期純利益(1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 において共通。) ⑤中期経営計画における3つの重点テーマ 社会的ニーズの変化や高まりから、マーケットの拡大を見込むことができ、かつ、当社グループが強みを発揮できる、3つの重点テーマを推進し、高い成長率とリスク耐性の向上を実現してまいります。 ⑥企業価値向上に向けた取組 PBRを要素分解して、中期経営計画における取組内容やKPIと紐づけ、それらの実施や改善を進めることで、PBRの向上に繋げてまいります。 株主資本コストを上回るROEを継続的に達成していくとともに、マーケット変動リスクへの耐久性の向上などにより株主資本コストの低減を図ってまいります。また、各事業の競争優位性の強化などを進め、期待成長率の向上に努めてまいります。 ⑦財務資本戦略の考え方 効率性と成長性の双方を意識した投資と事業推進、そして、期間利益の積み上げによる財務体質の改善を図ることで、サステナブルな成長基盤を構築してまいります。 成長投資により有利子負債を2兆円程度にまで拡大させる一方、自己資本を積上げ、D/Eレシオを1.8倍以下まで低減させます。また、インフレや金利上昇を上回る収益を確保し、効率性を高めてまいります。 本計画期間中の主なリスクである、建築費高騰、金利上昇に対して、グループの幅広い事業によるリスクヘッジや、他人資本の活用による省資金型事業、フィー収益の拡大などに引き続き取り組み、対応してまいります。 ⑧キャピタルアロケーション 2030年度末のD/Eレシオ1.8倍以下を前提として、ネット投資額は1兆円を計画しています。グロス投資額は3兆8,000億円、そのうち3兆5,000億円を資産活用型の都市開発事業および戦略投資事業に投下する計画です。資産活用型事業の期待リターン目線として、保有型事業ではNOI利回り5.0%前後、回転型事業ではIRR8.0%前後を目指します。なお、記載の投資額は2025年度~2030年度の6年累計の数値です。 ⑨事業ポートフォリオマネジメント 前中期経営計画の期間において、抜本的再構築が必要と位置付けた事業を中心に構造改革を進めた結果、現在の当社グループの事業ポートフォリオは、一定の競争優位性と成長性を備えた事業で構成されていると認識しています。 下図において右側に位置付ける事業は、特に競争優位性があると認識しております。また、中央に位置する事業も競争優位性を備えていると認識しておりますが、複合開発等による相乗効果発揮によって、競争優位を一層高める余地がある事業群だと考えております。 今後も継続的に事業ポートフォリオを点検し、競争優位性と成長性がともに失われた事業が生じた場合には、適切な対応をしてまいります。 (4)「中期経営計画2030」の進捗状況 2026年3月期決算は、営業利益1,669億円、当期純利益967億円と、過去最高益を更新いたしました。また、ROEは11.2%、EPS成長率は24.6%となりました。当期純利益とROEは、中期経営計画の2028年3月期目標を、2年前倒しで達成しております。 2027年3月期は、国際情勢など、先行き不透明な状況ではありますが、堅調な不動産市況が継続する想定のもと、さらなる成長を進め、2028年3月期の全ての財務目標を前倒し達成する計画です。 「中期経営計画2030」において重視している「高い成長性・効率性の追求」と「市況変動リスクへの耐久性向上」も順調に進捗しています。 「高い成長性・効率性の追求」では、高いEPS成長と高いROE水準の両立を進めております。また、「市況変動リスクへの耐久性向上」に向けては、2026年3月期決算および2027年3月期計画において、投資家向け売却や分譲マンション事業の好調により、営業利益に占めるキャピタルゲインの割合が高まっている一方で、インカムゲインとマネジメント&フィーの実額は、賃料収入増加や仲介事業の好調等により着実に増加させることができており、安定利益の拡大を進めております。 (5)「中期経営計画2030」の見直しについて 2025年5月の中期経営計画策定後、1年間で外部環境は大きく変化しています。日本国内でもインフレが定着し、建築費をはじめとするコスト上昇が進んでいます。金利も想定していたよりも早いペースで上昇しています。また、中東情勢など、先行き不透明感が高まっています。 一方で、当社事業においては、インフレの影響を受けながらも、仲介、オフィス賃貸、マンション販売等が、想定を上回って進捗しており、2027年3月期は、中期経営計画における2028年3月期財務目標の、1年前倒しでの達成を計画しています。 このような外部環境や事業環境を踏まえて、中期経営計画をアップデートし、2027年に公表する予定です。詳細はこれより検討を進めてまいりますが、「高い成長性・効率性の追求」と「市況変動への耐久性向上」を、今後も重視していく方針です。
事業等のリスク4,597字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、実際の業績等はこれらの見通しとは異なることがあります。 (1)経営に重要な影響を及ぼすと想定されるリスク 当社グループでは、「リスク管理基本規程」において、グループ各社の経営目標の達成を阻害する事象として7つの個別リスク(投資リスク、財務資本リスク、人事労務リスク、法務コンプライアンスリスク、IT戦略リスク・デジタル戦略リスク、情報セキュリティリスク、危機管理対応)を定め、加えて、重要性の高いリスクとして気候変動リスクを重要リスクとして認識しております。 また「GROUP VISION 2030」において定めた6つのマテリアリティについて、機会及びリスクと、それに関連する重要リスクの特定を行いました。 マテリアリティ   主な機会とリスク (○機会、●リスク)   主な変動要因   重要リスク 多彩なライフスタイルをつくる   ○あらゆる生活シーンの融合 ●消費者ニーズとのミスマッチ   ・景気動向、不動産市況 ・競合企業動向 ・金融市場(金利、株価) ・消費者動向   投資リスク 財務資本リスク ウェルビーイングな街と暮らしをつくる   ○コミュニティ形成の重要性増大 ○防災・減災ニーズの高まり ●都市間競争における劣後 ●資産の維持管理不足により価値低下 サステナブルな環境をつくる   ○脱炭素・循環型社会への対応ニーズ  拡大 ●気候変動・災害激甚化 ●環境規制強化等によるコスト増   ・移行リスク:炭素税など法  規制の厳格化等 ・物理リスク:建物被害や気  温上昇による施設運営影響等   気候変動リスク デジタル時代の価値をつくる   ○toC接点活用の重要性増大 ●既存事業のディスラプター出現   ・デジタル技術・企業等の動向   IT戦略リスク・ デジタル戦略リスク 多様な人財が活きる組織風土をつくる   ○多様な人財によるイノベーション  創発 ●人材獲得市場における競争激化   ・人材の確保、育成 ・長時間労働   人事労務リスク 成長を加速するガバナンスをつくる   ○透明性向上によるステークホルダー  との関係強化 ●法令違反、セキュリティ体制等不備  による損失、信用低下   ・サイバー攻撃 ・天変地異、事故 ・役職員の不正、法令違反 ・取締役会の実効性   情報セキュリティリスク 危機管理対応 法務コンプライアンス リスク なお、これらのリスクが顕在化する可能性の程度や時期、顕在化した場合に当社グループの経営成績及び財務状況等に与える影響の定量的な内容については、合理的な予見が困難であるため記載しておりません。 各リスクについての考え方は以下のとおりとなります。 ①投資リスク 当社グループの事業の中で投資を伴う資産活用型の事業である都市開発事業セグメント、戦略投資事業セグメント等においては、国内外の景気動向や企業業績、個人消費動向、不動産市況、競合環境、政府や日本銀行の政策変更、東京都心を中心とした事業エリアの状況等の影響を受けやすい傾向があり、これらにより各事業における利益率の低下や収益性の悪化、保有資産の価値が下落する可能性があります。 当該リスクについては当社のグループ経営企画部を主管部署とし、投資対象アセットごとのリスクファクターを定めた上でVaR値を算出、継続的なモニタリングを行うことでリスク量の管理を行っております。 ②財務資本リスク 当社グループでは不動産の開発資金等を自己資本及び、金融機関からの借入金や社債発行による資金調達等で対応しております。今後金利が上昇した場合や株価が著しく下落した場合には、経営成績及び財務状況等に対して大きな影響を与える可能性があります。 金融機関等からの資金調達については、金利変動による影響を軽減するため、有利子負債の大部分を長期による借入とし、さらに金融情勢を踏まえながら一部のプロジェクト融資以外については大部分の金利を固定化し、今後金利が上昇した場合の経営成績に与える影響を最小限に抑える取組を行っております。なお、当連結会計年度末の有利子負債における長期比率は95.8%、固定比率は94.4%(長期比率・固定比率ともにSPC借入を除く)です。また、当社のグループ財務部を主管部署とし、金融市場の動向分析及び金利上昇時の当社への影響の定量的なシミュレーションを行っております。 自己資本については、資本市場の動向分析を行うとともに、IR活動による株主・投資家との対話内容の取締役会等へのフィードバック等を実施しており、引き続き株価の適正化を図ってまいります。 ③気候変動リスク 当社グループでは1998年に定めた環境ビジョンに基づき、事業活動を通じて、継続的に環境課題への取組を推進しており、中でも気候変動については重要な課題であると認識しています。気候変動における移行リスクと物理リスクは、当社グループの事業への影響を及ぼす可能性があります。移行リスクとしては、炭素税など法規制の厳格化といった政策動向の変化、低炭素社会に対応できない企業に対する需要低下やレピュテーション悪化、物理リスクとしては、地球温暖化による降雪量減少によるスキー場運営事業への影響や、異常気象の激甚化による建物被害や工事期間の延長によるコスト増などが想定され、事業へ悪影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクについては、当社のグループサステナビリティ推進部を主管部署とし、事業部門と協働してグループ横断的に取り組んでいます。取組の内容についてはサステナビリティ委員会で審議・協議し、取締役会に報告しています。 当社は「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言」に2019年より賛同し、提言の枠組みに基づき、「ガバナンス」・「戦略」・「リスク管理」・「指標と目標」に分類した開示をしております。また2023年度には「脱炭素社会への移行計画」を策定しています。 詳細は、2 サステナビリティに関する考え方及び取組 における(2)気候変動および生物多様性・自然関連課題への対応(TCFD提言およびTNFD提言への取組)を参照ください。 ④IT戦略リスク・デジタル戦略リスク 当社グループ及び社会を取り巻くIT環境は目覚ましく進化しており、技術革新や顧客需要の変化に対して当社グループが適切かつ迅速に対応できなかった場合には、将来的に当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクについては当社のグループDX推進部を主管部署とし、新規技術の各事業への応用可能性等を検討しております。 ⑤人事労務リスク 当社グループでは多様な人財を強みの1つと認識しております。しかし、国内の少子高齢化に伴う労働力人口の減少、それを背景とした人材不足が、当社グループの成長を阻害する大きな要因となる可能性があります。 当該リスクについては当社のグループ人事部を主管部署とし、長時間労働の削減や有給休暇の取得奨励はもちろん、テレワークや在宅勤務制度等、社員の多様な働き方に対応した施策で、従業員に選ばれる企業を目指しております。また、働き方や働く場所が多様化し、適正な労務マネジメントの重要性が高まっており、2023年度にグループ重点対策として以降、「適正な労務マネジメント(労働時間の適正な把握・管理)」を実施しております。関係する各社の制度や運用、啓発活動の状況を網羅的に調査、把握し、リスクマネジメント委員会に報告しています。 ⑥情報セキュリティリスク 当社グループでは、都市開発事業セグメントや管理運営事業セグメント、不動産流通事業セグメント等において多くのお客さまの個人情報を取り扱っております。サイバー攻撃や当社グループ従業員によって情報漏洩が発生した場合、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクについては当社のグループ総務部及びグループDX推進部を主管部署とし、セキュリティ対策の強化や、標的型攻撃メール訓練等の研修実施による社員のリテラシー向上施策等を行っております。 ⑦危機管理対応 国内外の地震、暴風雨、洪水その他の天災地変、テロ、事故、火災、疫病その他の人災等が発生した場合や、環境問題、不動産の瑕疵が判明した場合等には、保有資産の毀損や補償の義務履行等に関連して紛争が発生する等、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクについては当社のグループ総務部を主管部署とし、災害等発生時に必要となる安全対策やBCPの整備や、各種災害を想定した訓練の実施により、影響を最小限に抑えるべく取組を行っております。 ⑧法務コンプライアンスリスク 当社グループの社員や事業活動において、法令等に抵触する事態が発生した場合や、発生した損害に対する賠償金の支払い等が必要となる場合には、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクについては当社のグループ法務部を主管部署とし、コンプライアンスを実現するための活動計画(コンプライアンス・プログラム)の策定・推進など、グループ各社においてコンプライアンス体制を構築し、コンプライアンス経営の徹底に努めております。具体的には、東急不動産ホールディングスグループの全役員及び従業員の行動の規範となる「東急不動産ホールディングスグループ行動基準」を定めるとともに、その理解・実践のための具体的マニュアルとして、「東急不動産ホールディングスグループ コンプライアンスマニュアル」を策定し、定期的に研修などを行うことで、全役員及び従業員に対しコンプライアンスの周知・徹底を図っています。 (2)リスク管理体制 個別の重要リスクはリスクの種類に応じてリスクマネジメント委員会及びグループ経営会議が各々管理し、リスク全体の統括的な管理はリスクマネジメント委員会が行い取締役会へ報告いたします。 リスクマネジメント委員会では、グループ横断的に管理が必要と考えられるグループ重点対策リスクの管理と、グループ各社のリスク管理状況の把握、評価を行います。 グループ重点対策リスクには、主管部署を定めて、リスク管理のPDCAを徹底いたします。また、グループ各社のリスク管理状況をリスクマネジメント委員会において把握、評価することによりグループ全体のリスク管理体制を強化いたします。 また、内部監査を通じて管理体制および管理業務の十分性を確認するとともに、重大リスクに関する監査を優先度に応じて計画的に実施しています。緊急かつ重大な損失の危険に対しては、「緊急時対応基本規程」に基づいて情報伝達および意思決定を行い、被害を最小限にとどめる対応を行います。
経営成績の分析 (MD&A)11,398字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 財政状態 総資産は、販売用不動産への投資等が進捗し、対前会計年度末1,643億円増加の3兆4,191億円となりました。総負債は、有利子負債の増加等により対前会計年度末898億円増加の2兆5,025億円となり、また、純資産は、利益剰余金等の増加等により対前会計年度末745億円増加の9,166億円となりました。 経営成績 当連結会計年度の業績は、堅調な不動産売買市場を背景とした投資家向け売却等や仲介事業の好調、広域渋谷圏物件を中心としたオフィス・商業施設の稼働良化等により、売上高1兆2,460億円(対前期+8.3%)、営業利益1,669億円(同+18.6%)、経常利益1,478億円(同+14.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益967億円(同+24.7%)と5期連続で増収増益となり、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、ホールディングス体制への移行前も含めて過去最高となりました。 (単位:億円) 前期   当期   比較 売上高   11,503   12,460   957 営業利益   1,408   1,669   261 経常利益   1,292   1,478   187 親会社株主に帰属する当期純利益   776   967   191 有利子負債   17,478   18,269   791 <セグメント別業績> 売上高       (単位:億円)       営業利益       (単位:億円) 前期   当期   比較           前期   当期   比較 合計   11,503   12,460   957       合計   1,408   1,669   261 都市開発   3,488   3,999   511       都市開発   705   752   47 戦略投資   1,108   1,466   358       戦略投資   52   132   81 管理運営   3,658   3,644   △15       管理運営   250   272   22 不動産流通   3,454   3,647   192       不動産流通   508   644   136 全社・消去   △206   △295   △89       全社・消去   △108   △132   △24 A.都市開発事業 売上高は3,999億円(対前期+14.6%)、営業利益は752億円(同+6.6%)となりました。 「オフィス・商業施設」では、「賃貸オフィス」が広域渋谷圏を中心に稼働が良化した一方、「その他」における投資家向け売却等の減少等により、減収減益となりました。 「住宅」では、「住宅分譲」が分譲マンション計上戸数の減少の一方で、「その他」での投資家向け売却等の増加等により、増収増益となりました。 これらの結果、都市開発事業セグメント全体としては増収増益となりました。 賃貸オフィスは、当社が数多く保有する渋谷エリアを中心に好調に推移しており、当期末の空室率(賃貸オフィス・賃貸商業施設)は0.7%と引き続き低水準を維持しております。 また、分譲マンションの販売は、都心部を中心に引き続き底堅い需要により堅調に推移しております。なお、分譲マンションの次期売上予想に対する契約済み割合は76%(同±0P)となっております。 (億円) 前期   当期   比較       通期予想 (11月7日公表)   対予想 売上高   3,488   3,999   511       4,330   △331 オフィス・商業施設   2,136   2,030   △106       2,192   △163 賃貸オフィス   620   626   6       625   1 賃貸商業施設   474   447   △27       451   △4 その他   1,042   956   △86       1,116   △160 住宅   1,355   1,972   618       2,140   △168 住宅分譲   848   804   △44       798   5 住宅その他   507   1,168   662       1,342   △173 営業利益   705   752   47       755   △3 オフィス・商業施設   561   530   △31       524   6 住宅   144   222   78       231   △8 ※売上高・営業利益の内訳は、連結処理前の参考値 賃貸オフィス・賃貸商業施設:空室率 2023年3月期末   2024年3月期末   2025年3月期末   2026年3月期末 1.1%   4.8%   0.3%   0.7% 住宅分譲:分譲マンション           (戸) 前期   当期   比較       通期予想 (11月7日公表)   対予想 計上戸数   1,006   899   △107       899   ±0 契約戸数   1,121   1,584   463       -   - 期末完成在庫   185   249   65       -   - B.戦略投資事業 売上高は1,466億円(対前期+32.3%)、営業利益は132億円(同+156.9%)となりました。 「インフラ・インダストリー」では、「インダストリー」における投資家向け売却等の増加等により増収増益となりました。 「海外」では、インドネシアの分譲マンション計上戸数減少等により減収の一方、米国施設における期中損益の改善等により増益となりました。 これらの結果、戦略投資事業セグメント全体としては増収増益となりました。 再生可能エネルギー事業は、稼働施設が計画通り増加しております。全施設稼働後の総定格容量(持分換算前)は、2,693MW(対2025年3月期末+166MW)の規模となります。 (億円) 前期   当期   比較       通期予想 (11月7日公表)   対予想 売上高   1,108   1,466   358       1,499   △33 インフラ・インダストリー   851   1,250   399       1,284   △34 再生可能エネルギー   429   630   201       685   △55 インダストリー   422   619   198       598   21 投資運用   94   99   6       94   5 海外   165   122   △42       126   △3 営業利益   52   132   81       132   0 インフラ・インダストリー   151   166   15       175   △10 再生可能エネルギー   -   30   -       50   △20 インダストリー   -   136   -       125   11 投資運用   62   66   4       59   7 海外   △161   △98   64       △100   2 ※売上高・営業利益の内訳は、連結処理前の参考値 ※インダストリー:物流施設等 ※投資運用:REIT・ファンドの運用事業等 再生可能エネルギー発電施設 2023年3月期末   2024年3月期末   2025年3月期末   2026年3月期末 稼働施設数(件)   65   74   196   223 稼働済定格容量(MW)   1,034   1,342   1,955   2,077 ※稼働済定格容量は、持分換算前の容量を記載しております。 ※2024年3月期末まで国内プロジェクトのみを記載しております。 ※2024年3月期末より、ルーフトップ(屋根上太陽光発電設備)を1事業として集計し、稼働済定格容量に含めております。 ※2025年3月期末以降の稼働施設数及び稼働済定格容量は、2025年1月16日付で当社の連結子会社となったリニューアブル・ジャパン㈱(2026年4月1日付で㈱リエネ・エナジーに商号変更)及びその子会社の稼働施設を含んでおります。 C.管理運営事業 売上高は3,644億円(対前期△0.4%)、営業利益は272億円(同+8.6%)となりました。 「管理」は、定額収入や改修工事の増加等により増収増益となりました。 「ウェルネス」は、「その他」における㈱イーウェルの一部株式譲渡に伴う持分法適用関連会社への移行影響や、投資家向け売却等の剥落等により減収となりましたが、インバウンド需要を捉えた「ホテル」の好調継続等により増益となりました。 これらの結果、管理運営事業セグメント全体としては減収増益となりました。 (億円) 前期   当期   比較       通期予想 (11月7日公表)   対予想 売上高   3,658   3,644   △15       3,665   △21 管理   2,191   2,262   71       2,255   7 マンション管理   1,218   1,215   △3       1,220   △5 ビル管理   974   1,047   73       1,035   12 ウェルネス   1,395   1,293   △102       1,312   △19 ホテル   677   759   82       761   △3 レジャー   176   179   2       186   △7 ヘルスケア   136   148   12       146   1 その他   407   208   △198       219   △11 環境緑化等   139   137   △2       148   △11 営業利益   250   272   22       262   10 管理   130   138   7       135   3 ウェルネス   117   131   13       124   7 環境緑化等   4   4   △0       3   1 ※売上高・営業利益の内訳は、連結処理前の参考値 ※ホテル :ハーヴェストクラブ、東急ステイ、リゾートホテル等 ※レジャー :ゴルフ場、スキー場等 ※ヘルスケア:シニア住宅等 期末管理物件数 2023年3月期末   2024年3月期末   2025年3月期末   2026年3月期末   2027年3月期末 予想 マンション(戸)   867,891   845,241   814,994   832,310   862,030 ビル等 (件)   1,656   1,644   1,618   1,420   1,441 D.不動産流通事業 売上高は3,647億円(対前期+5.6%)、営業利益は644億円(同+26.7%)となりました。 「仲介」は、「売買仲介」における堅調な不動産流通市場を捉えた取扱件数、取扱高の増加、「不動産販売」における開発案件の計上増加等により増収増益となり、不動産流通事業セグメント全体としても増収増益となりました。 (億円) 前期   当期   比較       通期予想 (11月7日公表)   対予想 売上高   3,454   3,647   192       3,750   △103 仲介   2,408   2,574   166       2,680   △106 売買仲介   946   1,063   117       1,025   38 不動産販売   1,374   1,419   46       1,565   △145 販売受託等   88   92   3       91   1 賃貸住宅サービス   1,054   1,081   27       1,084   △3 営業利益   508   644   136       590   54 仲介   434   561   127       515   46 賃貸住宅サービス   70   78   8       75   3 ※売上高・営業利益の内訳は、連結処理前の参考値 売買仲介 前期   当期   比較       通期予想 (11月7日公表)   対予想 取扱件数 (件)   32,918   33,922   1,004       34,135   △213 取扱高 (億円)   22,312   25,635   3,323       24,675   960 ※リテール、ホールセールの合計値です。 賃貸住宅サービス期末管理戸数               (千戸) 2023年3月期末   2024年3月期末   2025年3月期末   2026年3月期末   2027年3月期末 予想 賃貸住宅   130   138   144   151   157 学生マンション等   52   56   55   57   57 ※学生マンション等の管理戸数の2027年3月期末予想は、2028年3月期初の計画値 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,805億円となり、前期末と比較して231億円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加△672億円、法人税等の支払△625億円等による資金減少の一方、税金等調整前当期純利益1,471億円、減価償却費686億円、受託販売預り金の増加149億円等により、1,295億円の資金増加となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入193億円等の資金増加の一方、固定資産の取得△1,020億円、有価証券及び投資有価証券の取得△572億円等により、△1,645億円の資金減少となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済△2,153億円、配当金の支払△299億円等の一方で、長期借入金の調達2,737億円等により、558億円の資金増加となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 生産、受注及び販売の実績については、「① 財政状態及び経営成績の状況」における各セグメント業績に関連付けて示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、実際の業績等はこれらの見通しとは異なることがあります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 A.財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における我が国経済は、各国の通商政策の動向や地政学リスク、国内における金利上昇やエネルギー価格の変動など不確実性を伴う状況が続いたものの、雇用・所得環境の改善から個人消費が底堅く推移し、堅調な企業収益を背景とする設備投資の持ち直しもあって、緩やかな回復基調で推移いたしました。 当社が2025年5月に公表した「中期経営計画2030」では、社会的テーマを捉えたプレミアムな価値創出を軸に、成長性と市況変動への耐久性を兼ね備えた、強固で独自性のある事業ポートフォリオを構築し、株主価値・企業価値の向上を図っていくこととしております。 初年度となる当連結会計年度は、当社グループ方針の「環境経営」「DX」、事業方針である「知的資産活用」「パートナー共創」を深化させつつ、本計画で掲げる3つの重点テーマ「広域渋谷圏戦略の推進」「GXビジネスモデルの確立」「グローカルビジネスの拡大」に取り組み、各事業における高い付加価値創出とグループの利益成長の実現に向け注力してまいりました。 当社グループは、環境先進の強みを活かし、持続可能な地域循環社会の形成、安心・安全なまちづくりという社会課題を掛け合わせていくことで生まれる高い付加価値を「環境プレミアム」と定義し、その創出に取り組んでいます。環境プレミアムの一例として東急リゾートタウン蓼科において取り組んでいる森林保全をはじめとする様々な体験価値向上施策がお客さまの高いご評価につながったことで、施設の稼働率や収益力の向上といった環境プレミアムの創出に寄与しています。また、活動の趣旨にご賛同いただいたオフィスビル入居テナントさまとの環境先進パートナーシップ「team green」を発足するなど、取り組みを推進しております。 当社グループのDX戦略では、従業員体験価値(EX)と顧客体験価値(CX)の好循環による各事業における競争優位性の確立及び地域課題や社会課題の解決に資する高い付加価値の創出に取り組んでおります。加えて、積極的なAI活用を起点としたこのサイクルを、グループ連携やパートナー共創、DX推進を支える基盤の強化によって加速させ、ビジネスモデル変革(BX)とその先の新たな収益源の獲得を実現してまいります。なお、既存ビジネスモデルの深化や、新規ビジネスモデルの創出事例が評価され、「DX銘柄2026」に選定されました。 財務資本戦略としては、効率性と成長性の双方を意識した投資と事業推進、そして、期間利益の積み上げによる財務体質の改善を図ることで、サステナブルな成長基盤を構築し、ROE向上およびEPS成長、ひいては株主価値・企業価値向上を目指します。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりとなっております。 ・都市開発事業セグメント オフィス・商業施設事業では、広域渋谷圏や新宿、日本橋をはじめ複数の大型再開発案件の着実な推進を図ってまいります。また、広域渋谷圏の国際的な都市間競争力の強化に向け、有力コンテンツとの連携やデジタル基盤構築、スタートアップ共創を推進し、街の魅力の創出と収益拡大に取り組んでまいります。 オフィスマーケットは、タイトな需給バランスを背景として都心エリアを中心に堅調に推移しております。当連結会計年度の当社オフィスにおける賃料改定の平均増額率は15%に迫る水準となり、着実な内部成長を実現しております。 当連結会計年度の当社商業施設におけるテナント売上は、都心施設・郊外施設ともに前年度を超え、堅調に推移しております。各施設においては、新たな価値提供に向けたリニューアルの実施、EC市場拡大継続など消費行動の変化に対応したリーシング活動などを進めてまいります。 また、2026年3月期末の当社施設の空室率(オフィスビル・商業施設)は、0.7%と引き続き低水準を維持しております。 分譲マンション事業は、「BRANZ」のブランドで首都圏や関西圏を中心に新築マンションの開発・販売を行っており、高付加価値の再開発物件に重点を置いた事業の強化や、持続可能で心地よい暮らしと環境貢献実現のために新たな発想や仕組みを取り入れた「環境先進マンション」の開発に注力しております。 分譲マンションの販売状況は、住宅ローン金利動向に注視が必要ですが、実需層を中心に需要が強く、堅調に推移しております。なお、2027年3月期の期初時点での分譲マンションの通期売上予想に対する契約済割合は76%となっております。 ・戦略投資事業セグメント 再生可能エネルギー事業においては、「ReENE」のブランド名で太陽光発電所、風力発電所などの開発に注力しており、稼働案件も着実に増加しております。外部環境としては、政府が2040年度の電源構成において、再生可能エネルギーの割合を4~5割程度に増加させる方針に加え、2050年までに温室効果ガスの排出を0にする2050年カーボンニュートラルを掲げるなど、今後も市場が拡大していくと見込まれております。 再生可能エネルギー電力の重要性の高まりや大規模発電施設の適地の減少等により、案件の取得環境は過熱しておりますが、陸上風力発電施設・屋根上太陽光発電施設等を中心とした発電施設への投資の継続と、蓄電施設への投資の拡大を進めてまいります。また、発電施設の開発・売電に留まらず、アグリゲーション、O&M※や電力小売りを含むノンアセット事業の拡大を図り、再生可能エネルギー事業のバリューチェーンを構築してまいります。 インダストリー事業において、産業拠点整備を起点とした周辺地域の活性化に資する“産業まちづくり事業”の拡大を積極的に進めております。製造業の国内回帰やサプライチェーン強靭化に対応することを目的として、従来型の産業団地ではなく、「まちづくり」の視点から、産業と暮らしが調和する環境や、都市の活力と文化的豊かさを生かしつつ、自然との共生を大切にすることで、これからの産業のあり方をかたちにしてまいります。 また、インダストリー事業の新たなアセット領域として、2026年3月北海道石狩市にデータセンター第1号案件が竣工しております。本物件は当社グループが発電する再生可能エネルギー電力100%で運営する、再生可能エネルギー事業を展開している当社グループならではの取り組みとなっております。 海外事業における米国事業では、長期保有事業や優先出資事業等、事業モデルの多様化を進めており、市況の変化に柔軟に対応してまいります。アジア事業では賃貸事業による安定利益の確保に加え、現地の優良パートナーとの連携強化により成長領域への投資を進めてまいります。 ・管理運営事業セグメント 管理事業では、労働人口の減少やインフレ環境下でも持続可能な価値創造を実現できる事業モデルへの変革に取り組んでおります。また、エリア戦略に基づき、パートナー共創や地域資源の活用によるサステナブルなまちづくりへの関与拡大と、効率的な管理体制の構築を推進しております。 ウェルネス事業は、東急ステイを中心に、ホテルのRevPARが好調に推移しております。当連結会計年度において、中国人宿泊者数は減少しましたが、他国からの宿泊者数増加によりインバウンド宿泊者数の対前年度増加が継続しております。今後は、都心部を中心に新規施設の確保を進めるとともに、既存施設の計画的なリニューアルを行い、着実な内部成長も図ってまいります。 ・不動産流通事業セグメント 仲介事業におけるリテール部門では、事業環境が堅調に推移する中、新規出店の継続、顧客戦略の推進等により取引件数・取扱高を拡大することができました。ホールセール部門においても、大型取引への取り組み強化や、事業法人の資産売却ニーズを捉えることなどにより取扱高を拡大することができております。不動産情報マルチバリュークリエイター戦略のもと、事業間・組織間での連携を強化し、情報の最有効活用を進めてまいります。また、DX活用によるお客様への最適なサービスの提供や営業活動の効率化等を図ってまいります。 ※ 発電所管理業務(Operation & Maintenance の略) B.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるセグメントごとの資産額並びに有形固定資産及び無形固定資産の増加額の内訳は以下のとおりです。 (単位:百万円) 都市開発   戦略投資   管理運営   不動産流通   調整額   連結 財務諸表 計上額 セグメント資産   1,752,952    985,736   469,754   331,447   △120,838   3,419,052 有形固定資産及び無形固定資産の増加額   24,074   69,399   20,907   7,140   1,687   123,209 当社グループの主要な資金需要は、都市開発事業セグメントにおけるオフィスビルや商業施設、分譲マンションや賃貸住宅等の取得・開発資金、戦略投資事業セグメントにおける再生可能エネルギー発電施設、物流施設等の取得・開発資金、海外事業への出資、管理運営事業セグメントのウェルネス事業におけるホテル・リゾート施設等の取得・開発資金等であります。これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入や社債発行による資金調達等にて対応していくこととしております。また、手許の運転資金につきましては、当社及び一部の連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入することにより、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。 当連結会計年度においては、営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加△672億円、法人税等の支払△625億円等による資金減少の一方、税金等調整前当期純利益1,471億円、減価償却費686億円、受託販売預り金の増加149億円等により、1,295億円の資金増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入193億円等の資金増加の一方、固定資産の取得△1,020億円、有価証券及び投資有価証券の取得△572億円等により、△1,645億円の資金減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済△2,153億円、配当金の支払△299億円等の一方で、長期借入金の調達2,737億円等により、558億円の資金増加となり、現金及び現金同等物の残高は1,805億円となりました。 翌連結会計年度においても、オフィスビルや賃貸住宅、物流施設や再生可能エネルギー発電施設等への投資が計画されておりますが、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、借入金の調達等の財務活動によるキャッシュ・フローで対応していく予定です。 当社グループの当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの実績及び、翌連結会計年度における予想は以下のとおりです。 (単位:億円) 2026年3月期   2027年3月期 (予想) 営業活動によるキャッシュ・フロー   1,295   1,685 投資活動によるキャッシュ・フロー   △1,645   △1,889 財務活動によるキャッシュ・フロー   558   410 (注)2027年3月期(予想)の棚卸資産への投資は、投資活動によるキャッシュ・フローに含みます。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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