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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

品川リフラ

SHINAGAWA REFRA CO., LTD.5351 · Prime · ガラス・土石製品

鉄鋼・セメントなどの高温産業に欠かせない耐火物の専業メーカー。断熱材・ファインセラミックス・築炉工事まで一貫対応。

概要

品川リフラ株式会社は、1875年に民間初の耐火煉瓦製造から創業した耐火物専業メーカーである。2025年10月に現社名へ変更。鉄鋼業界向け高炉・転炉用耐火物で国内首位のシェアを持ち、2026年3月期の連結売上高は1,777億円、従業員数は約9,000人。事業は耐火物、断熱材、先端機材、エンジニアリングの4セクターで構成され、全世界に生産・販売拠点を有する。

耐火物、断熱材、先端機材、エンジニアリングの4セクター

当社グループは耐火物、断熱材、先端機材、エンジニアリングの4セクターで事業を展開する。耐火物セクターは定形耐火物(れんが)や不定形耐火物を製造販売し、2026年3月期の売上高は1,109億円と全体の62%を占める。主要子会社に株式会社セラテクノ、Shinagawa Refractories Australasia、Gouda Refractories Group B.V.などがある。断熱材セクターは完全子会社のイソライト工業がセラミックファイバーや耐火断熱れんがを供給、売上高は177億円。先端機材セクターはファインセラミックス製品(高純度アルミナ、ジルコニア部品)や無機塗料・接着剤、半導体製造装置の組立・検査を手掛け、売上高41億円。エンジニアリングセクターは築炉工事や工業窯炉の設計・施工を提供し、2025年買収したブラジルのReframax Engenharia S.A.が加わり売上高458億円に拡大した。各セクターは連携してトータルソリューションを提供する。

国内鉄鋼向けに強みを持つが海外比率が上昇

国内鉄鋼業界向け耐火物でトップシェアを有するが、近年は海外売上比率が高まっている。2026年3月期の連結売上高1,777億円のうち、日本国内は約半分、残りを北米、欧州、アジア、南米が占める。海外子会社は30カ国以上に及び、オランダのGouda Refractories Group(欧州)、ブラジルのReframax Engenharia(南米)、インドネシアのPT Shinagawa Refractories Indonesia、中国の遼寧品川和豊冶金材料などが主要拠点である。特に連続鋳造用モールドフラックスは中国、米国、豪州などでグローバル販売を強化しており、2026年には米国Dynamix Casting Fluxesを子会社化した。国内粗鋼生産量が減少傾向(2025年度8,033万トン)にある中、海外事業の拡大が成長を支える。

M&Aと子会社化でグループ拡大を加速

品川リフラは2000年代以降、積極的なM&Aで事業を拡大してきた。2004年にイソライト工業を子会社化し断熱材事業に参入。2006年には米国FMP Inc.を買収しShinagawa Advanced Materials Americas Inc.に。2014年インドネシア、2019年インド(SG Shinagawa Refractories India)、2022年韓国とブラジル(SR do Brasil)に拠点を設立。2024年10月にはオランダのGouda Refractories Group B.V.を買収し欧州市場を強化。2025年5月にブラジルのReframax Engenharia S.A.の株式60%を取得、同年9月にイタリアのDanieliとの合弁会社Shinagawa Danieli Advanced Materials S.p.A.を設立、2026年3月に米国Dynamix Casting Fluxesの持分51%を取得した。グループ再編も進め、2022年に帝国窯業を吸収合併、2025年に品川ファインセラミックスを吸収合併。連結子会社は42社、関連会社6社にまで成長した。

安定した収益と財務基盤

売上高は2013年3月期の992億円から2026年3月期には1,777億円へと約1.8倍に成長。営業利益率は9%前後で推移し、2026年3月期の営業利益は136億円、経常利益159億円、親会社株主に帰属する当期純利益は260億円と過去最高を記録した。総資産は2,318億円、自己資本1,159億円、自己資本比率約50%と財務体質は健全。営業活動によるキャッシュ・フローは138億円の収入、投資活動では固定資産売却収入400億円がある一方、M&A支出もあり107億円の収入。財務活動では借入金返済などで260億円の支出。第6次中期経営計画(2024~2026年度)の最終年度として、セクター戦略の深化、生産基盤整備、グローバル展開加速、サステナビリティ推進を掲げている。

業界の中での役割は鉄鋼、セメント、ガラス、非鉄金属など高温プロセス産業向け耐火物のトップサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,777億円
営業利益
136億円
営業利益率
7.7%
純利益
261億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
耐火物1,108億円62.3%
エンジニ アリング457億円25.7%
断熱材164億円9.2%
先端機材41億円2.3%
その他8億円0.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鉄鋼・非鉄金属・セメント・ガラス等(耐火物)主力

高炉、転炉、電気炉、連続鋳造設備、加熱炉などに使用される定形耐火物(れんが)や不定形耐火物(キャスタブル、プラスチックなど)を供給。高温に耐え、溶融金属やスラグからの侵食を防ぐ。連続鋳造用モールドフラックス(モールドパウダー)も製造。

主な製品・サービス3
定形耐火物(れんが)
あらかじめ成型・焼成された耐火れんが。高炉、転炉などのライニングに使用。
不定形耐火物
現場で施工可能な粉粒状の耐火材料。キャスタブル、プラスチック、ラミング材など。複雑形状の炉にも対応。
連続鋳造用モールドフラックス
連続鋳造時に鋳型内に添加する粉末または粒状フラックス。溶鋼の潤滑と保温、介在物吸収を促進。

02窯業・化学・その他高温プロセス(断熱材)準主力

イソライト工業を通じて、セラミックファイバー(耐火断熱材)、耐火断熱れんがなどを供給。工業窯の断熱・省エネルギーに貢献。

主な製品・サービス2
セラミックファイバー
アルミナ・シリカを主原料とする繊維状断熱材。軽量で断熱性に優れ、工業窯のライニングに使用。
耐火断熱れんが
断熱性の高い耐火れんが。熱損失低減に寄与。

03鉄鋼・セメント・焼却炉等(エンジニアリング)準主力

高炉、転炉、焼却炉などの築炉工事(耐火物の施工)、工業窯炉の設計・施工・メンテナンスを提供。耐火物の施工技術と連携し、トータルソリューションを提供。

04半導体・液晶・その他精密(先端機材)副次

ファインセラミックス製品(半導体製造装置用部品、液晶製造装置用部品など)や無機塗料・接着剤を供給。また、半導体製造装置の組立・検査も行う。

主な製品・サービス2
ファインセラミックス製品
高純度アルミナ、ジルコニアなどを用いた精密部品。耐摩耗性、耐食性、絶縁性が要求される半導体・液晶製造装置に使用。
無機塗料・無機接着剤
耐熱性・耐候性に優れた無機系塗料や接着剤。高温環境での部品接合やコーティングに使用。

製品と技術

高炉・転炉用耐火物(定形・不定形)

主力製品は高炉、転炉、電気炉、連続鋳造設備、加熱炉などに使用される耐火物である。定形耐火物(れんが)はあらかじめ成型・焼成され、炉のライニングに用いられる。不定形耐火物は現場で施工可能な粉粒状材料で、キャスタブル、プラスチック、ラミング材などがあり、複雑形状の炉にも対応できる。品川リフラは国内鉄鋼向けでトップシェアを持ち、製品は高温に耐え溶融金属やスラグからの侵食を防ぐ。生産拠点は岡山工場、湯本工場など、海外ではオーストラリア、インドネシア、ブラジル、欧州にも展開。2026年3月期の耐火物セクター売上高は1,109億円。

連続鋳造用モールドフラックスと機能性耐火物

連続鋳造用モールドフラックス(モールドパウダー)は、鋳型内に添加する粉末または粒状フラックスで、溶鋼の潤滑と保温、介在物吸収を促進する高付加価値製品である。品川リフラは中国の遼寧品川和豊冶金材料、米国のDynamix Casting Fluxes、瀋陽品川冶金材料などで製造販売を展開。2026年からは中国で連続鋳造用機能性耐火物事業も開始した。これらの製品は鉄鋼の連続鋳造工程に不可欠であり、グローバル販売を強化している。モールドフラックスは鉄鋼各社の品質向上に寄与し、収益性の高い製品群である。

断熱材と先端機材(セラミックファイバー・ファインセラミックス)

断熱材セクターでは、イソライト工業がセラミックファイバー(アルミナ・シリカ繊維)や耐火断熱れんがを製造。軽量で断熱性に優れ、工業窯の省エネルギーに貢献する。2026年3月期の売上高は177億円。先端機材セクターでは、ファインセラミックス製品(高純度アルミナ、ジルコニア製精密部品)を半導体・液晶製造装置向けに供給。また無機塗料・無機接着剤も手掛ける。子会社コムイノベーションでは半導体製造装置の組立・検査も行う。2025年に米国Shinagawa Specialty Ceramics Americas LLCを設立し、耐摩耗性セラミックス事業を開始。売上高は41億円とまだ小規模だが、成長分野として期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

国内耐火材で中堅、海外比率低い

品川リフラは国内耐火材業界でAGCや日東紡績と競合する中堅メーカー。国内シェアは約10%と推測され、高炉向けを中心に安定した需要がある。直近売上高は横ばいだが、2026年3月期は1777億円と大幅増収予想。営業利益率は9.23%から7.65%に低下見込み。競合のAGCはガラス事業が主体で耐火材比率は低く、日東紡績はグラスウールが主力。当社は耐火材専業で鉄鋼向け依存度が高く、海外展開は限定的。原料価格変動の影響を受けやすいポジション。

強み

  • 高炉・転炉向け耐火物で長年の実績を持ち、品質と信頼で顧客との関係を構築。
  • 2026年3月期売上高1777億円と23%増収見込み、需要回復を捉える。
  • 営業利益率7-9%を維持し、鉄鋼生産に連動した安定収益を確保。
  • 国内耐火材市場でAGCや日東紡績に対し、専業ならではの深耕が可能。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長著しいアジア市場でのプレゼンス拡大が急務。
  • 国内鉄鋼生産の減少傾向に収益が左右されやすく、需要変動リスクが高い。
  • 耐火物原料の価格変動を価格転嫁しきれず、利益率を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字が品川リフラ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13201日本毛織1,457億円13.2倍
25715古河機械金属1,378億円11.0倍
35602栗本鐵工所1,105億円15.6倍
43036アルコニックス1,030億円17.8倍
55726大阪チタニウムテクノロジーズ1,001億円38.9倍
65351品川リフラ969億円3.6倍
75440共英製鋼934億円9.2倍
85480日本冶金工業846億円10.5倍
95702大紀アルミニウム工業所821億円20.6倍
107231トピー工業742億円6.6倍
115202日本板硝子699億円16.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

1875年創業から品川白煉瓦株式会社へ

創業は1875年、西村勝三が東京芝浦において民間として初めて耐火煉瓦の製造を開始したことにさかのぼる。1884年には東京深川に工場を合併し伊勢勝白煉瓦製造所を設立。1887年に東京品川へ移転し品川白煉瓦製造所と改名。1895年には福島県小名浜に工場を建設。1903年6月、品川白煉瓦株式会社に改組し資本金25万円とした。1906年には小名浜工場を湯本町に移転し湯本工場を建設。この時期、有望な原料産地に近い場所へ工場を移転し、生産基盤を固めた。

戦前期の合併と工場拡充

1916年12月、日本窯業株式会社を合併し(旧岡山第一工場)、生産能力を拡大。1928年10月には岡山県片上に第二工場を建設。1936年6月には帝国窯業株式会社を買収し子会社化。1938年1月に岡山第三工場を建設、同年8月には子会社品川企業株式会社(現品川ゼネラル)を設立した。これにより岡山地区が主要生産拠点として確立され、国内耐火物市場での地位を高めた。戦時体制下でも需要が高まり、業容を拡大した。

戦後復興と上場、業務提携の時代

1949年5月、東京証券取引所に株式を上場。1961年4月には日本鋼管株式会社(現JFEスチール)と業務提携し日生工場を発足。同年8月に明石工場を完成させ、1962年10月には神戸製鋼所との共同出資で品川炉材株式会社を設立、明石工場を移管した。1969年1月には新湯本工場、1970年11月に鹿島工場を完成。高度経済成長期の鉄鋼需要拡大に対応し、設備投資を積極化。1973年4月には子会社品川ロコー株式会社を設立し、築炉工事事業を強化した。

1990年代のグローバル展開開始

1997年3月、中国瀋陽に初の海外生産子会社瀋陽品川光輝冶金材料有限公司(現瀋陽品川冶金材料)を設立。1998年6月には英国Morgan Crucible社との共同出資で豪州に関連会社Shinagawa Thermal Ceramics Pty. Ltd.を設立。2001年12月には同社への出資を拡大し子会社化。2002年11月には品川ファインセラミックス株式会社を設立し先端機材事業に参入。2004年11月にはイソライト工業株式会社の株式を取得し子会社化、断熱材事業に進出。2006年7月には米国FMP Inc.を買収しShinagawa Advanced Materials Americas Inc.とした。この時期、海外売上比率が上昇し始めた。

2009年の合併による再編と社名変更

2009年10月、JFE炉材株式会社と合併し、社名を品川リフラクトリーズ株式会社に変更。これにより国内鉄鋼大手との関係を強化。2016年6月に監査等委員会設置会社へ移行。2022年3月にイソライト工業を完全子会社化、同年4月には帝国窯業を吸収合併。同時に東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。同年4月には韓国子会社Shinagawa Refractories Korea Corporationを設立、12月にはブラジル子会社SR do Brasilの全持分取得と米国耐摩耗性セラミックス事業会社を設立。2023年4月には4事業セクター制を導入し、組織体制を刷新した。

2025年の150周年と社名変更、グローバル再編

2024年10月にオランダGouda Refractories Group B.V.を買収、欧州拠点を強化。2025年4月に品川ファインセラミックス株式会社を吸収合併。同年5月にブラジルReframax Engenharia S.A.の株式60%を取得、エンジニアリング事業を拡大。同年9月にイタリアDanieli社との合弁でShinagawa Danieli Advanced Materials S.p.A.を設立。2025年10月、創業150周年を機に社名を品川リフラ株式会社に変更。2026年3月には米国Dynamix Casting Fluxesの持分51%を取得、モールドフラックス事業を強化。これによりグループは42子会社、6関連会社、従業員約9,000人の体制となった。

年表46件を開く

1870年代

  • 1875年創業創業-西村勝三が東京芝浦で民間として初めて耐火煉瓦の製造を開始

1880年代

  • 1884年9月創業東京深川に芝浦の工場を合併し伊勢勝白煉瓦製造所を設立
  • 1887年10月東京品川に深川の工場を移転し品川白煉瓦製造所と改名

1890年代

  • 1895年12月福島県小名浜に小名浜工場を建設

1900年代

  • 1903年6月品川白煉瓦株式会社に改組、資本金25万円
  • 1906年5月福島県湯本町に小名浜工場を移転、湯本工場を建設

1910年代

  • 1916年12月M&A日本窯業株式会社を合併(旧岡山第一工場)

1920年代

  • 1928年10月岡山県片上に第二工場を建設

1930年代

  • 1936年6月M&A帝国窯業株式会社を買収し、子会社化
  • 1938年1月岡山第三工場を建設
  • 1938年8月子会社 品川企業株式会社(現 品川ゼネラル株式会社)を設立

1940年代

  • 1949年5月上場当社株式を東京証券取引所に上場

1960年代

  • 1961年4月創業日本鋼管株式会社と業務提携、日生工場発足
  • 1961年8月明石工場完成
  • 1962年10月株式会社神戸製鋼所と共同出資により子会社 品川炉材株式会社を設立、明石工場を移管
  • 1969年1月新湯本工場完成

1970年代

  • 1970年11月鹿島工場完成
  • 1973年4月子会社 品川ロコー株式会社を設立

1990年代

  • 1997年3月中華人民共和国に瀋陽市光輝中低圧設備廠及び新生交易株式会社と共同出資により、子会社 瀋陽品川光輝冶金材料有限公司(現 瀋陽品川冶金材料有限公司)を設立
  • 1998年6月創業英国The Morgan Crucible Company(現 Morgan Advanced Materials plc)と共同出資により豪州に関連会社 Shinagawa Thermal Ceramics Pty. Ltd.を設立
  • 1999年10月M&A品川炉材株式会社が第一耐火煉瓦株式会社を吸収合併し、子会社 株式会社セラテクノとなる

2000年代

  • 2001年12月M&A関連会社 Shinagawa Thermal Ceramics Pty. Ltd.(現 Shinagawa Refractories Australasia Pty Ltd.)への出資を拡大し、子会社化
  • 2002年11月子会社 品川ファインセラミックス株式会社を設立
  • 2004年11月M&Aイソライト工業株式会社の株式を取得し、子会社化
  • 2006年7月M&A米国 FMP Inc.の株式を取得して子会社化し、社名をShinagawa Advanced Materials Americas Inc.と変更
  • 2008年4月中華人民共和国に鞍山市和豊耐火材料有限公司と共同出資により、子会社 遼寧品川和豊冶金材料有限公司を設立
  • 2009年10月M&AJFE炉材株式会社と合併し、社名を品川リフラクトリーズ株式会社に変更

2010年代

  • 2014年10月Shinagawa Refractories Australasia Pty Ltd.が、子会社 PT Shinagawa Refractories Indonesiaを設立
  • 2016年6月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2019年8月インドにGrindwell Norton Ltd.と共同出資により子会社 SG Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.(現 Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.)を設立

2020年代

  • 2022年3月M&Aイソライト工業株式会社の株式を追加取得し、完全子会社化
  • 2022年4月M&A子会社 帝国窯業株式会社を吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年4月子会社 Shinagawa Refractories Korea Corporationを設立
  • 2022年12月M&AブラジルのSR do Brasil Ltda.(現 Shinagawa Refratários do Brasil Ltda.)の全持分を取得し、子会社化 また、アメリカに子会社 Shinagawa Specialty Ceramics Americas LLCを設立し、耐摩耗性セラミックス事業を開始
  • 2023年4月当社グループを4事業に分けるセクター制を導入
  • 2023年11月M&ASG Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.(現 Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.)の株式を追加取得し、完全子会社化
  • 2024年3月M&Aコムイノベーション有限会社(現 コムイノベーション株式会社)の全株式を取得し、子会社化
  • 2024年4月インドネシアにPT. Refratech MandalaPerkasaとの共同出資により、子会社 PT. Shinagawa Refratech Perkasaを設立
  • 2024年8月子会社 山東品川耐火材料有限公司を設立
  • 2024年10月M&AオランダのGouda Refractories Group B.V.の全株式を取得し、子会社化
  • 2025年4月M&A子会社 品川ファインセラミックス株式会社を吸収合併
  • 2025年5月M&AブラジルのReframax Engenharia S.A.の株式の60%を取得し、子会社化
  • 2025年10月創業創業150周年を機に、社名を品川リフラ株式会社に変更
  • 2025年9月イタリアにDanieli & C.Officine Meccaniche S.p.A.との共同出資により子会社 Shinagawa Danieli Advanced Materials S.p.A.を設立
  • 2026年3月M&A米国のDynamix Casting Fluxes, LLCの持分の51%を取得し、子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    セクター戦略の深化と競争力強化

    各セクターでの競争力強化とグループ連携拡充により事業拡大と収益性確保を図る。市場ニーズに即した製品開発強化、生産プロセスのコストダウン徹底、グローバルサプライチェーンを通じた安価な原材料調達、既存分野でのシェア拡大、未開拓分野への展開を推進する。

  2. 02

    生産基盤の整備と最適化

    需要構造の変化に対応した生産体制の最適化を進める。定形耐火物の主力工場である岡山工場、機能性耐火物の生産拠点である湯本工場で生産体制の最適化を検討。生産プロセスにおけるコストダウンを徹底し、競争力を高める。

  3. 03

    グローバル展開の加速

    ブラジルReframax社を通じた耐火物・断熱材販売拡大、米国Dynamix社参画によるモールドフラックス事業のグローバル展開加速、中国・遼寧品川和豊冶金材料有限公司での連続鋳造用機能性耐火物事業開始により、高付加価値製品のグローバル販売を強化する。

  4. 04

    サステナビリティ経営とDX推進

    顧客の脱炭素化に対応する耐火物開発とエンジニアリング対応力強化により持続的な事業成長を目指す。デジタル技術(DX)を活用した開発・生産・エンジニアリングの高度化を進め、業務効率改善と技術力強化を通じて競争力を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で9,089人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は690万円で、9期前と比べて+23.2%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は17.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,786
2018年3月2,805
2019年3月56043.317.82,847
2020年3月58442.117.32,876
2021年3月56842.917.22,836
2022年3月58442.717.02,817
2023年3月61143.717.43,340
2024年3月64444.217.83,373
2025年3月68944.417.73,732356
2026年3月69044.717.39,089150

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社36(国内 13 / 海外 23) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場(オランダ ゴーダ市)他6,482百万円
耐火物
岡山工場 — 岡山県備前市3,245百万円
耐火物
本社工場 — ブラジル サンパウロ州2,778百万円
耐火物
赤穂工場 — 兵庫県赤穂市2,691百万円
耐火物
本社工場 — 兵庫県明石市2,282百万円
耐火物
神崎工場 — 千葉県香取郡神崎町1,513百万円
断熱材
音羽工場 — 愛知県豊川市1,481百万円
断熱材
瀬戸内工場 — 岡山県瀬戸内市1,382百万円
先端機材
七尾工場及び原料山 — 石川県七尾市1,226百万円
断熱材
湯本工場 — 福島県いわき市1,030百万円
耐火物
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱セラテクノ ※1
    兵庫県 明石市
    議決権51.0%
  • 国内
    品川ロコー㈱
    広島県 福山市
    議決権100.0%
  • 国内
    品川ゼネラル㈱
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    コムイノベーション㈱
    京都府 京都市
    議決権100.0%
  • 海外
    Shinagawa Refractories Australasia Pty Ltd. ※1
    オーストラリア ニューサウスウェールズ州
    議決権100.0%
  • 国内
    Shinagawa Refractories Australasia New Zealand Ltd.
    ニュージーランド ハントリー
    議決権100.0%
  • 海外
    PT Shinagawa Refractories Indonesia
    インドネシア ジャカルタ市
    議決権51.0%
  • 海外
    Shinagawa Advanced Materials Americas Inc.
    米国 オハイオ州
    議決権100.0%
  • 海外
    Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd. ※1
    インド ニューデリー
    議決権100.0%
  • 海外
    瀋陽品川冶金材料 有限公司 ※1
    中国 遼寧省 瀋陽市
    議決権100.0%
  • 海外
    遼寧品川和豊冶金材料有限公司 ※1
    中国 遼寧省 鞍山市
    議決権66.7%
  • 海外
    Shinagawa Refractories Korea Corporation
    韓国 慶尚北道 浦項市
    議決権100.0%
残りのグループ会社24社を開く
  • Shinagawa Refratários do Brasil Ltda. ※1ブラジル サンパウロ州100%
  • Shinagawa Specialty Ceramics Americas LLC ※1米国 ペンシルバニア州100%
  • PT. Shinagawa Refratech Perkasa ※1インドネシア 西ジャワ州51%
  • 山東品川耐火材料有限公司中国 山東省 済南市100%
  • Gouda Refractories Group B.V.オランダ ゴーダ市100%
  • Gouda Refractories B.V.オランダ ゴーダ市100%
  • Gouda Vuurvast Services B.V.オランダ ゴーダ市100%
  • Gouda Vuurvast Belgium NVベルギー アントワープ市100%
  • Gouda Feuerfest Services GmbHドイツ ボーフム市100%
  • Gouda Refractories Nordic ABスウェーデン ヘガネス市100%
  • International Thermal Refractories, Unipessoal Lda.ポルトガル リスボン市100%
  • Reframax Engenharia S.A. ※1ブラジル ミナスジェライス州60%
  • Shinagawa Danieli Advanced Materials S.p.A.※1イタリア フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州51%
  • Dynamix Casting Fluxes, LLC米国 テネシー州51%
  • イソライト工業㈱ ※1大阪府 大阪市 北区100%
  • イソライト建材㈱石川県 七尾市100%
  • Isolite Insulating Firebrick Sdn. Bhd. ※1マレーシア イポー100%
  • 蘇州伊索来特耐火繊維有限公司 ※1中国 江蘇省 蘇州市80%
  • Isolite Eastern Union Refractories Co., Ltd. ※1台湾 台北県60%
  • Isolite Ceramic Fibers Sdn. Bhd.マレーシア パシールグダン100%
  • Isolite Fanshin (Taiwan) Co., Ltd.台湾 台北市50%
  • ITM-UNIFRAX㈱千葉県 香取郡 神崎町50%
  • JFEホールディングス㈱ ※2東京都 千代田区35%
  • JFEスチール㈱東京都 千代田区35%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,777億円営業利益136億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.3%、利益が+2.3%。

売上高
+23.3%
1,777億円
営業利益
+2.3%
136億円
純利益
+166.3%
261億円
営業利益率
7.7%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,980億円1,777億円
営業利益130億円136億円
純利益105億円261億円
1株あたり配当¥95¥95

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は466億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.0%、営業利益は−52.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q30718
2024年1Q367369.869
2024年2Q360359.725
2024年3Q3643710.232
2024年4Q35127
2025年2Q682639.249
2025年4Q759709.249
2026年2Q818627.643
2026年4Q959747.7218
2027年1Q466173.647

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は992億円から1,777億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月9925226
Shinagawa Refractories Australasia Pty Ltd.が、子会社 PT Shinagawa Refractories Indonesiaを設立
2014年3月9694222
2015年3月1,0025231
2016年3月9795028
2017年3月1,0376436
2018年3月1,0276334
インドにGrindwell Norton Ltd.と共同出資により子会社 SG Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.(現 Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.)を設立
2019年3月1,19110762
2020年3月1,1909856
2021年3月1,0008221
イソライト工業株式会社の株式を追加取得し、完全子会社化
2022年3月1,10810753
SG Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.(現 Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.)の株式を追加取得し、完全子会社化
2023年3月1,25011583
コムイノベーション有限会社(現 コムイノベーション株式会社)の全株式を取得し、子会社化
2024年3月1,442149153
創業150周年を機に、社名を品川リフラ株式会社に変更
2025年3月1,4411331379.298
米国のDynamix Casting Fluxes, LLCの持分の51%を取得し、子会社化
2026年3月1,7771361607.7261

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,777億円のうち、営業利益として残るのは136億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は261億円、売上の14.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.8%1,347億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.5%294億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%136億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.4pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.9pt
14.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+19.3pt
26.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが139億円、投資CFが108億円で、差し引きのフリーCFは247億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は262億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月61−28−2733102
2014年3月69−12−5157109
2015年3月441−3745119
2016年3月44−12−2332127
2017年3月55−18−2537136
2018年3月16−16−300106
2019年3月43−12−2331113
2020年3月78−38−2540127
2021年3月93−40−2453156
2022年3月95−52−3343168
2023年3月103−15968−56182
2024年3月11826−115144213
2025年3月131−298220−167266
2026年3月139108−260247262

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,318億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,159億円で、自己資本比率は46.1%(業種中央値64.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,06742863935.6
2014年3月1,06945361637.3
2015年3月1,09851058841.1
2016年3月1,03750153642.6
2017年3月1,06554252344.8
2018年3月1,06557549047.0
2019年3月1,11262448848.9
2020年3月1,10266743552.6
2021年3月1,10270339955.1
2022年3月1,19763256550.3
2023年3月1,43971472547.3
2024年3月1,55187068153.8
2025年3月1,9529381,01445.6
2026年3月2,3181,1591,15946.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
214億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
917億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
152億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,159億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE49社中2位あたり、逆に低いのは自己資本比率49社中42位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
26.6%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.1%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.3%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.6%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,055で、1年前と比べて+10.3%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥2,055-1.7%1ヶ月+0.0%1年+10.3%時価総額969億円
過去52週の値幅
安値¥1,794高値¥2,507

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)3.6倍
PER (会社予想)8.9倍
PBR0.85倍
配当利回り4.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2041円で、25日線2050.96円をほぼ同水準。1ヶ月で0.05%上昇とほぼ横ばい。52週高値2507円からは約18%下の水準。8/10に2158円まで上昇した後、反落。出来高は8/12に39.1万株と急増したが、8/14は11.5万株と落ち着いた。75日線1954.67円を上回っており、中期的なトレンドは上向き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 3.57倍と業界平均18.64倍を大幅に下回り割安。PBR 0.8454倍も平均1.4倍を大きく下回り、ROE 26.6%と高収益。配当利回り4.65%は平均2.78%を上回り魅力的。配当性向13.1%と低く、増配余地あり。ただし株価は割安だが、業績の持続性に注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)3.6倍15.7倍
PER (予想)8.9倍
PBR0.85倍1.34倍
ROE26.6%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年3月期は売上高が前期比23%増の1,777億円、純利益が2.6倍の261億円と急拡大見込み。強気派は鉄鋼需要の回復と電力向けなど非鉄需要による成長を評価するが、弱気派は営業利益率が9.2%から7.7%へ低下する点や、設備投資サイクルの反動を懸念する。株価はPER3.6倍と割安で、高配当利回りも魅力。

プラスに働く材料7
  • 業績の急拡大

    26/3期の売上・純利益は大幅増の見込みで、成長局面にある。

  • 割安な株価

    PER3.6倍と低く、配当利回り4.6%もある。

  • 安定収益基盤

    鉄鋼向けの長期契約と技術力で、底堅い需要を確保している。

  • 売上高1777億円と前期比23%増の拡大通年影響

    売上高は1441億円→1777億円と前期比23%増、営業利益も136億円と増収基調

  • ROE26.6%に対しPBR0.85倍の割安修正継続影響

    ROE26.6%に対しPBR0.85倍、自己資本利益率に見合う株価水準への修正期待

  • 配当利回り4.65%と高い株主還元継続影響

    配当利回り4.65%と利回り水準が高く、下値不安時に買い支え

  • 株価は1年で12%上昇し堅調継続影響

    株価は1年で12.04%上昇、相対的な安定感と需給改善

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率が低下見込みで、収益性が悪化する可能性がある。

  • 需要の循環性

    鉄鋼生産の低迷や設備投資減速で、需要が後退するリスクがある。

  • 市場の成熟

    国内需要は横ばい傾向で、成長の限界がある。

  • 増収にもかかわらず営業利益率は7.65%に低下通年影響

    営業利益率は9.23%→7.65%、増収効果を原価高騰がほぼ相殺

  • 予想PER8.9倍へ利益水準の正常化決算発表後影響

    予想PER8.9倍は実績3.6倍の2.5倍超、特別利益剥落で純利益減少を示唆

  • 純利益が営業利益の約1.9倍と特別依存通年影響

    2026/3期は営業利益136億円に対し純利益261億円、本業以外の要因が大きい

  • 外国人保有10.68%と低い需給参加継続影響

    外国人保有比率10.68%と低く、物色意欲が細れば売りが先行

次の決算で確かめる点
鉄鋼向け売上
主要顧客の生産動向が業績に直結するため
受注残高
将来の売上を確保しているか重要なため
海外売上比率
海外需要の成長性と地域リスクを測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり95で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.62%。

年間配当
¥95
1株あたり
配当利回り
4.62%
いまの株価に対して
配当性向
13.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1427.5
2018年3月1614.336.3
2019年3月2768.823.6
2020年3月26−3.730.6
2021年3月18−30.898.9
2022年3月38111.146.0
2023年3月405.327.1
2024年3月6870.028.0
2025年3月9032.454.8
2026年3月900.013.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥95

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,713人。区分でいちばん多いのは事業法人43.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が64.8%を占め、残る35.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人42.643.543.342.742.543.5
個人・その他20.220.821.723.925.023.6
金融機関24.925.226.322.822.521.3
外国法人10.89.17.29.09.410.7
自己株式0.90.80.83.43.33.2
証券会社1.61.41.51.60.51.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01JFEスチール株式会社33.74
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社6.32
03株式会社神戸製鋼所3.74
04富国生命保険相互会社2.12
05三井住友信託銀行株式会社2.08
06株式会社日本カストディ銀行1.99
07株式会社みずほ銀行1.81
08品川リフラ社員持株会1.69
09日本生命保険相互会社1.50
10三菱地所株式会社1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1991%、1株純資産は14期で+482%。直近期のROEは26.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月274037.17.321.1
2014年3月244225.78.926.2
2015年3月334797.38.921.6
2016年3月304696.36.829.5
2017年3月3825,0577.87.927.5
2018年3月3655,3547.07.736.3
2019年3月6675,82611.94.723.6
2020年3月1191,2429.93.730.6
2021年3月451,2983.612.798.9
2022年3月1141,2878.86.746.0
2023年3月1781,45613.05.127.1
2024年3月3281,83120.25.928.0
2025年3月2141,95211.37.954.8
2026年3月5712,34326.63.613.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額393百万円。

氏名役職年齢保有株数
藤原弘之代表取締役 社長6542,634
小形昌徳代表取締役 専務執行役員 情報システム部、設備技術部、技術部統括、耐火物事業本部長、当社グループ耐火物セクター長6328,348
三木平基代表取締役 常務執行役員 海外事業総括部統括、耐火物事業本部副本部長、当社グループ耐火物セクター副セクター長654,500
福﨑良雄代表取締役 常務執行役員 品質保証部、安全衛生部統括、先端機材事業本部長、第2営業部を支援、当社グループ先端機材セクター長646,000
金重利彦取締役6940,453
山平恵子社外取締役65
山下寛文取締役(常勤監査等委員)6614,310
中島茂取締役(監査等委員)76
長野正史取締役(監査等委員)67
浦部智壽子取締役(監査等委員)63
難波誠取締役 常務執行役員 情報システム部担当、耐火物事業本部国内営業部門長、リサイクル事業推進部を支援612,500
土屋好典取締役(常勤監査等委員)643,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員8140716727935
その他役員4686817
その他役員3363612
その他役員1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,515字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは当社、子会社42社及び関連会社6社で構成され、耐火物、断熱材、ファインセラミックスの製造販売、築炉工事等を主な事業内容としております。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 セグメント区分       内容 耐火物       当社、 株式会社セラテクノで定形耐火物、不定形耐火物等を製造販売しております。 品川ゼネラル株式会社で耐火物及び関連製品、吸着剤を製造し、耐火物及び関連製品に関わる請負業務を行っております。 Shinagawa Refractories Australasia Pty Ltd.、Shinagawa Refractories Australasia New Zealand Ltd.、PT Shinagawa Refractories Indonesia、Shinagawa Refratários do Brasil Ltda.、PT. Shinagawa Refratech Perkasa、Gouda Refractories Group B.V.及び傘下子会社12社で定形耐火物、不定形耐火物等を製造販売しております。 Shinagawa Refractories India Pvt. Ltd.、Shinagawa Refractories Korea Corporation、山東品川耐火材料有限公司で定形耐火物、不定形耐火物等に関する営業活動の支援をしております。 当社及び瀋陽品川冶金材料有限公司、Shinagawa Advanced Materials Americas Inc.、遼寧品川和豊冶金材料有限公司、Dynamix Casting Fluxes, LLCで連続鋳造用モールドフラックス(モールドパウダー)を製造販売しております。 断熱材       イソライト工業株式会社、同社の子会社7社及び持分法適用関連会社2社でセラミックファイバー、耐火断熱れんが等を製造販売しております。 先端機材       当社、Shinagawa Specialty Ceramics Americas LLCでファインセラミックス製品、無機塗料・無機接着剤等を製造販売しております。 コムイノベーション株式会社で半導体製造装置の組立・検査等を行っております。 エンジニアリング       当社、品川ロコー株式会社、Reframax Engenharia S.A.で高炉・転炉・焼却炉等の築炉工事、工業窯炉の設計・施工等を行っております。 (注)上記セグメント区分は「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。なお、関連会社のうち2社は持分法適用会社であります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)1.当社は、2025年4月1日付で品川ファインセラミックス㈱を吸収合併しております。 2.2025年5月30日付でReframax Engenharia S.A.の株式の60%を取得し、連結子会社としております。 3.2025年9月29日にDanieli & C.Officine Meccaniche S.p.Aとの共同出資により、子会社 Shinagawa Danieli Advanced Materials S.p.A.を設立しております。 4.2026年3月19日にDynamix Casting Fluxes, LLCの持分の51%を取得し、連結子会社としております。
経営方針・対処すべき課題2,761字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社は1875年に創業し、2025年10月に150周年を迎えました。当社はこの節目を、先人が築いてきた歴史を、 今後100年、150年と繋いでいくための新たなスタート地点であると考え、未来に向かって成長を続ける企業を目指すべく2025年10月1日より「品川リフラ株式会社」へ社名を変更いたしました。150年の歴史と伝統を引き継ぎつつ、耐火物を意味する「リフラクトリーズ」から、「リフラ」という造語に変更することで、耐火物に加え断熱材、先端機材、エンジニアリング事業等を含む幅広い事業に注力していくことを表現しています。 また、これと併せて当社グループの新たな企業理念を策定いたしました。新企業理念は、品川リフラグループのコアとなる事業ドメインを明確にし、今後の事業展開の指針となるものです。 <企業理念> PURPOSE:セラミックスで「最適」を実現する セラミックス技術でお客様に最適なソリューションを提供し、世界の産業と社会の発展に貢献します VISION :私たちはグループとして目指す姿を共有し、その実現に努めます グローバルなソリューション展開によって成長し続ける 従業員が自己の成長と心豊かな生活を楽しめる職場を作る 事業を通じてより良い環境と社会を未来世代に継承する VALUE  :私たちは大切にしたい価値観をグループで共有します 挑戦 失敗を恐れず、勇気を持って挑戦します 迅速 素早く決断し、迅速に取り組みます 柔軟 変化に柔軟に対応し、やり方を見直します 徹底 やると決めたら、徹底して取り組みます 連携 社内外の人や組織と積極的に連携します PURPOSE(パーパス)とはグループとしての「志」を表しています。 VISION(ビジョン)は、PURPOSEを追求する中で、私たちがどのような企業グループになりたいのかを表明しています。 VALUE(バリュー)は、PURPOSEとVISIONを実現するために私たちが大切にしたい心がけです。 当社グループは、本企業理念のもと、グループ一丸となって革新と挑戦を続け、持続的な成長と企業価値の最大化を目指していきます。 (2)経営戦略及び対処すべき課題等 2026年度の事業環境につきましては、米国の通商政策の動向や中国における内需の停滞、さらには中東地域の不安定な情勢を背景に、世界経済および日本経済ともに不確実性の高い状況が続くものと見込まれます。加えて、中東情勢に起因する石油由来の諸原材料の供給リスクが高まっています。また、当社グループの主要な顧客である国内鉄鋼業界においても、先行きが不透明な状況に直面しています。 このような環境のもと、当社グループは、第6次中期経営計画(2024年度~2026年度)の最終年度である2026年度を迎えました。「セクター戦略の深化」、「生産基盤の整備」、「グローバル展開の加速」、および「サステナビリティ経営の推進」からなる4つの重点方針に基づき、これまでの取り組みを更に加速させ、ビジョン2030の実現に向けた重要なマイルストーンとして、第6次中期経営計画の目標達成を目指してまいります。 こうした方針のもと、当社グループは、各セクターにおける競争力の強化およびグループ連携の拡充を通じて、事業の拡大および収益性の確保に取り組んでまいります。その一環として、市場ニーズを捉えた製品開発の強化に加え、生産プロセスにおけるコストダウンの徹底や、グローバルサプライチェーンを通じた安価な原材料の調達を進めていきます。また、既存分野でのシェア拡大を図るほか、未開拓分野への展開を推進していきます。海外においては、2025年よりReframax Engenharia S.A.(以下、Reframax社)が加わったことにより、当社グループのグローバルネットワークは、一層強固なものとなりました。ブラジルを中心に多様な分野でエンジニアリング事業を展開するReframax社を通じて、当社グループの耐火物や断熱材などの販売拡大を図っていきます。また、2026年度からは、米国においてモールドフラックス事業を展開するDynamix Casting Fluxes, LLC(以下、Dynamix社)が当社グループに参画することで、同事業のグローバル展開の加速を見込んでいます。加えて、中国のモールドフラックス事業を担う遼寧品川和豊冶金材料有限公司において、連続鋳造用機能性耐火物事業を開始いたします。これらの取り組みにより、高付加価値製品である連続鋳造用機能材(モールドフラックスおよび機能性耐火物)のグローバル販売を強化いたします。さらに、先端機材セクターにおいては、新設した瀬戸内工場の稼働を軌道に乗せるとともに、需要回復が見込まれる半導体製造装置関連製品の需要を確実に取り込み、将来を見据えた新規分野への事業展開を進めていきます。 中長期的な成長に向けては、需要構造の変化を踏まえた生産体制の最適化を進めるとともに、成長分野への事業展開や事業基盤の拡充に取り組んでいきます。具体的には、定形耐火物の主力工場である岡山工場および機能性耐火物の生産拠点である湯本工場において、生産体制の最適化を検討していきます。また、将来の成長機会を確実に取り込むため、グローバル市場における新たなM&Aや事業提携の可能性についても、継続的に検討を進めていきます。あわせて、当社グループ全体として、デジタル技術(DX)の活用による開発・生産・エンジニアリングの高度化を進め、業務効率の改善や技術力の強化を通じて、競争力の一層の向上を図っていきます。さらに、お客様の脱炭素化に向けた、新たな生産プロセスへの対応として、これに適合する耐火物の開発およびエンジニアリング対応力の強化を進め、持続的な事業成長につなげてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの主たる経営指標といたしましては、売上高営業利益率(ROS)及び自己資本利益率(ROE)を使用しています。これらに加え、収益性と効率性を図る経営指標として第6次中期経営計画より投下資本利益率(ROIC)とEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)を導入しています。国内外の経済環境が大きく変化する中においても、当社グループは事業規模の拡大と経営の効率化を目指してまいります。
事業等のリスク1,510字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.特定の業界への依存 当社グループは、販売高の多くを鉄鋼業界に依存しており、当該鉄鋼業界の操業度や設備投資の動向により、主力製品である耐火物や築炉工事の販売高が左右され大きな影響を受けます。 また耐火物の使用に関して、鉄鋼トン当たりの耐火物使用原単位は年々低下しており、鉄鋼業界の操業度や設備投資が増加しない限り、耐火物の国内需要は減少する可能性があります。今後はカーボンニュートラルに向けた鉄鋼業界の取組みが加速され、製鉄プロセス変更により耐火物使用原単位が変動することも見込まれます。また中国からの耐火物輸入量の増加が続いた場合、耐火物の国内生産量は更に減少することがあり得ます。 当社グループは、鉄鋼業界以外の国内の非鉄・工業炉等への拡販を図ると共に、輸出の拡大と海外での事業展開に注力しております。 2.原材料の入手難 当社グループが使用する原材料の多くが、中国をはじめとする海外から輸入して調達しております。これらの原材料が何らかの理由により入手困難となった場合、安定的な生産に支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすことがあり得ます。 当社グループは供給ソースの多様化によるリスク低減を図るとともに、使用後耐火物からの原料リサイクルを推進しております。 3.M&A・JV 当社グループは、持続的な成長に向けた経営戦略として、M&AやJVを積極的に推進しております。市場環境の変化により対象会社・事業の収益性低下や財務内容が悪化した場合、のれんや固定資産の減損等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすことがあり得ます。 当社グループは、M&AやJV実行前に、対象会社に対するデューデリジェンスを慎重に行い、将来の事業計画を入念に検討しております。また、各拠点や外部専門家を通じた情報収集や相談によりリスク低減を図っております。 4.労働災害・自然災害・事故 当社グループの国内外の事業拠点において、労働災害、地震・台風・局地的集中豪雨などの自然災害及び火災・設備トラブルなどの事故により、当社グループ社員、生産現場及び生産設備が甚大な被害を受け、安定的な生産に支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすことがあり得ます。 当社グループは、労働災害や事故を未然に防ぐために必要な教育や投資を継続して実行しております。自然災害に対しては被害拡大を防ぐための対策を実行するほか、事業継続計画(BCP)を策定し、その実効性を高めるための訓練を実施しております。 5.情報セキュリティ 当社グループに対するサイバー攻撃などにより、社内ネットワークの利用が困難となった場合、安定的な事業活動に支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼすことがあり得ます。 当社グループは、情報セキュリティを高めるための環境構築、従業員に対する情報セキュリティ教育を実施しております。 6.資金調達 当社グループの資金調達は、主として金融機関からの借入等の有利子負債によっており、市場金利が上昇した場合や当社グループの信用力が低下した場合には当社グループの業績や財務状況に影響を与えることがあり得ます。 当社グループは、金利スワップ等のヘッジ手段によって、リスクの低減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)5,688字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策の動向や中国における内需の停滞、中東地域を中心とした国際情勢の緊張の高まりなどが重なり、不安定な状況が継続しました。日本経済においては、為替変動や物価上昇に加え、国際政治・経済における様々なリスクを背景に慎重な見方が続きましたが、企業活動全体としては一定の水準が維持され、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、当社グループの主要な取引先である国内鉄鋼業界においては、建設向け及び自動車向け需要に加え、輸出向け需要も伸び悩み、総じて低調に推移しました。この結果、通期の国内粗鋼生産量は前年同期比3.2%減少し、8,033万トンとなりました。 このような状況の中、当連結会計年度の当社グループのセグメント別の経営成績は以下のとおりとなりました。 <耐火物セグメント> 国内粗鋼生産量の減少や、海外においても一部の顧客の活動水準が低位で推移したことから、耐火物販売数量は減少しましたが、2024年10月より新たに当社グループに加わったオランダのGouda Refractories Group B.V.(以下「Gouda社」という。)の業績が通期で寄与したことにより、当連結会計年度の売上高は1,109億1百万円(前年同期比15.7%増)となりました。セグメント利益は、のれん等の償却額が増加したものの、Gouda社の業績寄与に加え、既存事業において高付加価値製品を中心とした国内外での拡販活動に取り組むとともに、価格設定の適正化、販売構成の改善、継続的なコストダウン等を進めた結果、85億75百万円(同11.5%増)となりました。 <断熱材セグメント> 国内外での受注案件の拡大に取り組んだものの、国内における改修案件が一時的に減少局面であったことや、半導体製造装置及びリチウムイオン電池向けを中心とした高付加価値製品市場における断熱材需要の回復遅れの影響を受け、当連結会計年度の売上高は177億8百万円(同5.7%減)、セグメント利益は24億80百万円(同24.1%減)となりました。 <先端機材セグメント> ファインセラミックス製品の拡販を進めたものの、ロジック半導体及びファウンドリー関連の投資時期変更に加え、顧客における在庫調整の影響を受け、半導体製造装置関連製品の販売数量が減少しました。この結果、当連結会計年度の売上高は41億1百万円(同5.5%減)、セグメント損失は1億15百万円(前年同期はセグメント利益1億70百万円)となりました。 <エンジニアリングセグメント> 2025年5月より当社グループに加わったブラジルのReframax社の業績が第2四半期より寄与したことにより、当連結会計年度の売上高は458億56百万円(同78.2%増)、セグメント利益は27億14百万円(同68.1%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの経営成績は、売上高1,777億38百万円(前年同期比23.4%増)となりました。各段階利益につきましては、EBITDA221億34百万円(同23.3%増)、営業利益136億9百万円(同2.5%増)、経常利益は為替差益の影響により、159億86百万円(同17.1%増)となりました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、特別利益として固定資産売却益を計上した一方、特別損失として赤穂工場及び海外子会社2社における減損損失を計上した結果、260億71百万円(同166.6%増)となりました。 ② 財政状態の状況 <資産> 当連結会計年度末の総資産は、「受取手形、売掛金及び契約資産」、「のれん」、「無形固定資産のその他」及び「投資有価証券」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ366億3百万円増加し、2,318億18百万円となりました。 <負債> 負債は、「未払法人税等」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ145億6百万円増加し、1,158億92百万円となりました。 <純資産> 純資産は、「利益剰余金」、「為替換算調整勘定」及び「非支配株主持分」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ220億96百万円増加し、1,159億25百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億16百万円減少し、262億13百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 営業活動の結果得られた資金は138億61百万円(前年同期比5.8%増)となりました。これは主に「税金等調整前当期純利益」433億68百万円、「減損損失」97億16百万円等による増加と、「固定資産売却益」372億45百万円等による減少の結果です。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 投資活動の結果得られた資金は107億85百万円(前年同期は298億34百万円の使用)となりました。これは主に「有形固定資産の売却による収入」400億89百万円等による増加と、「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出」192億15百万円、「有形固定資産の取得による支出」95億80百万円等による減少の結果です。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 財務活動の結果使用した資金は260億50百万円(前年同期は219億95百万円の獲得)となりました。これは主に「短期借入金の純減額」124億9百万円等、「長期借入金の返済による支出」103億63百万円等による減少の結果です。 ④ 生産、受注及び販売の状況 (a)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 耐火物(百万円)   69,225   119.9 断熱材(百万円)   15,011   96.5 先端機材(百万円)   3,277   97.8 合計(百万円)   87,514   114.2 (注)金額は製造原価によっております。 (b)受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 耐火物   109,645   114.8   31,311   96.4 断熱材   16,456   93.6   526   107.9 先端機材   4,483   109.9   814   189.5 エンジニアリング   40,111   149.5   43,254   1,181.5 合計   170,696   118.5   75,906   204.9 (注)金額は販売価格によっております。 (c)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 耐火物(百万円)   110,901   115.7 断熱材(百万円)   17,708   94.3 先端機材(百万円)   4,101   94.5 エンジニアリング(百万円)   45,856   178.2 報告セグメント計(百万円)   178,567   123.4 その他(百万円)   753   83.3 調整額(注)1   △1,582   102.3 合計(百万円)   177,738   123.4 (注)1.セグメント間の取引については、調整額として記載しております。 2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) JFEスチール㈱   49,988   34.7   53,059   29.9 ㈱神戸製鋼所   14,623   10.2   14,200   8.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績につきましては、国内外の需要環境の悪化による耐火物販売数量の減少等があったものの、Gouda社およびReframax社の業績が寄与し、「売上高」は前連結会計年度に比べ336億66百万円の増収となりました。 利益に関しては、前述の要因や、高付加価値製品を中心とした国内外の拡販活動等により、前連結会計年度に比べ「EBITDA」は41億81百万円の増益、のれん他償却額の増加があったものの「営業利益」は3億31百万円の増益、為替差益の影響により「経常利益」は23億31百万円の増益となりました。また、多額の固定資産売却益を計上したことから「親会社株主に帰属する当期純利益」は前連結会計年度に比べ162億93百万円の増益となりました。 この結果、売上高営業利益率(ROS)は前連結会計年度の9.2%から7.7%に低下し、自己資本当期純利益率(ROE)は前連結会計年度の11.3%から26.6%に向上しました。 財政状態につきましては、「流動資産」は「受取手形、売掛金及び契約資産」及び「有価証券」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ104億12百万円増加し、1,173億76百万円となりました。また、「固定資産」は「建設仮勘定」及び「のれん」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ261億92百万円増加し、1,144億41百万円となりました。これにより、「資産」は前連結会計年度末に比べ366億4百万円増加し、2,318億18百万円となりました。 「負債」は「未払法人税等」及び「繰延税金負債」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ145億6百万円増加し、1,158億92百万円となりました。 「純資産」は「利益剰余金」、「為替換算調整勘定」及び「非支配株主持分」の増加を主たる要因として前連結会計年度末に比べ220億97百万円増加し、1,159億25百万円となりました。 これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末の45.6%から46.1%に上昇しました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容) キャッシュ・フローの状況につきましては、主に「税金等調整前当期純利益」、「減損損失」による増加と、「固定資産売却益」、「売上債権の増加」による減少により、「営業活動によるキャッシュ・フロー」は138億61百万円となり、主に「有形固定資産の売却による収入」による「投資活動によるキャッシュ・フロー」107億85百万円と、主に「短期借入金の純減少額」、「長期借入金の返済による支出」による「財務活動によるキャッシュ・フロー」△260億50百万円を加えた当連結会計年度末における「現金及び現金同等物」は、262億13百万円と、前連結会計年度末に比べ4億16百万円の減少となりました。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料等の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、子会社株式の取得による支出及び設備投資等によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金の調達については、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資資金や長期運転資金の調達については、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金にリース債務を加えた有利子負債の残高は、442億1百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、262億13百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたって、重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

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