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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

大阪チタニウムテクノロジーズ

OSAKA Titanium technologies Co.,Ltd5726 · Prime · 非鉄金属

金属チタン一貫メーカー。スポンジチタン・インゴットを供給し、航空機・化学プラント等に使用。

概要

大阪チタニウムテクノロジーズは、金属チタン(スポンジチタン、チタンインゴット)と高機能材料(高純度チタン、一酸化ケイ素(SiO)、球状チタン粉末TILOP®など)の製造販売を手掛ける非鉄金属企業である。1997年に設立され、2002年に東京証券取引所市場第二部に上場、2005年に市場第一部に指定された。2025年3月期の売上高は519億円、従業員数は742名。本社は兵庫県尼崎市東浜町に置く。

チタン事業が売上の8割超を占める二本柱

当社は報告セグメントを「チタン事業」と「高機能材料事業」に区分する。チタン事業ではスポンジチタンとチタンインゴットを製造・販売し、2025年3月期の同事業売上高は404億44百万円で全社売上の約86%を占めた。高機能材料事業はスポンジチタン製造工程の中間生成物である四塩化チタンや四塩化チタン水溶液、及び高純度チタン、SiO、TILOP®、粉末チタンを扱い、同売上高は65億7百万円(14%)であった。生産実績ではチタン事業が449億28百万円、高機能材料事業が75億62百万円となっており、チタン事業が物量・金額ともに事業の中心である。

航空機サプライチェーンに依存する収益構造

チタン事業の需要は民間航空機向けが主体である。有価証券報告書によれば、民間航空機メーカーの受注残増加やエンジンのMRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)需要拡大が市場を牽引している。ただし足元ではサプライチェーン内の在庫調整の影響を受け、2025年3月期の輸出向け売上高は前年比1.5%増にとどまり、国内売上高は同42.8%減と大幅に落ち込んだ。この結果、チタン事業の営業利益は46億54百万円(前年同期比48.1%減)となった。高機能材料事業も半導体市場の調整局面が継続し、売上高は前年比2.5%減の65億7百万円、営業利益は8億70百万円(同22.8%減)と減益である。

住商メタレックスへの販売集中度が高い

当社の販売先は特定の商社へ集中している。2025年3月期の主な相手先別販売実績では、住商メタレックス株式会社向けが348億23百万円で全販売高の74.2%を占めた。次いで神鋼商事株式会社向けが39億27百万円(8.4%)である。このように販売チャネルが少数の大口取引先に依存しており、顧客の動向が業績に大きな影響を与える構造にある。受注残高はチタン事業が97億34百万円、高機能材料事業が19億84百万円で、受注高は前年比でそれぞれ16.7%減、3.9%増であった。

業界の中での役割は金属チタン素材サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
470億円
営業利益
55億円
営業利益率
11.7%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
チタン事業404億円86.1%47億円11.6%
高機能材料事業65億円13.9%9億円13.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01チタン事業(航空機・化学・電力・海洋等)主力

金属チタン(スポンジチタン、チタンインゴット)を製造販売。航空機、化学プラント、電力、海洋構造物等の幅広い産業に供給。

主な製品・サービス2
スポンジチタン
チタン原料。チタン鉱石から精錬した海綿状の金属チタン。
チタンインゴット
スポンジチタンを溶解・鋳造した塊。圧延加工して板・棒・管等にされる。

02高機能材料事業(電子材料・自動車部品・3Dプリンター等)準主力

スポンジチタン製造工程の中間生成物である四塩化チタン及び四塩化チタン水溶液と、新用途開発品である高純度チタン、粉末チタン、SiO等を製造販売。電子材料、自動車部品、3Dプリンター向け等。

主な製品・サービス6
高純度チタン
不純物を極限まで低減した高純度金属チタン。半導体スパッタリングターゲット等に使用。
SiO(一酸化ケイ素)
リチウムイオン電池の負極材等に使用される高機能材料。
TILOP®(球状チタン粉末)
球形のチタン粉末。3Dプリンティング用材料。
粉末チタン
粉末状のチタン。焼結部品や添加剤製造等に使用。
四塩化チタン
チタン精錬の中間生成物。触媒や顔料原料等に使用。
四塩化チタン水溶液
四塩化チタンを水に溶解したもの。各種化学原料。

製品と技術

スポンジチタン:航空機エンジン向けの基幹製品

スポンジチタンはチタン鉱石から精錬した海綿状の金属チタンであり、当社の主力製品である。主に航空機エンジンの部品や機体構造材向けに供給される。チタンは軽量で耐腐食性に優れ、燃費向上に不可欠な素材として航空機産業で需要が高い。当社はスポンジチタンのグローバルリーダーを自認し、生産能力を年4万トンから5万トンへ増強する計画である。チタンインゴットはスポンジチタンを溶解・鋳造した塊であり、圧延加工後に板・棒・管など最終製品に加工される。両製品とも品質管理が厳格で、航空機メーカーの認定取得が必要となる。

高純度チタンとSiO:半導体・電池向け機能材料

高純度チタンは不純物を極限まで低減した金属チタンで、半導体製造装置のスパッタリングターゲットに使用される。AI関連需要を除き半導体市場は調整局面にあるが、中長期的な成長が見込まれる。一酸化ケイ素(SiO)はリチウムイオン電池の負極材向けに開発され、エネルギー密度向上に寄与する。これらの製品はスポンジチタンの製造技術を応用しており、高機能材料事業の収益源となっている。2025年3月期の同事業売上高は65億7百万円、営業利益は8億70百万円であった。

TILOP®と粉末チタン:3Dプリンティング用球形粉末

TILOP®は当社が開発した球状チタン粉末のブランド名であり、3Dプリンティング(積層造形)用材料として供給される。粉末チタンも同様に焼結部品や添加剤製造に使用される。従来の切削加工では困難な複雑形状の部品を一体成形できるため、航空機や医療分野での採用が進んでいる。四塩化チタンはスポンジチタン製造工程の中間生成物で、触媒や顔料原料として化学産業に供給される。四塩化チタン水溶液は各種化学原料として利用される。これらの多様な製品群が、チタン精錬技術を基盤とした事業ポートフォリオを形成している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

チタン専業で世界有数、市況に左右

大阪チタニウムテクノロジーズは、チタン製品を手掛ける非鉄金属メーカー。国内ではJX金属が総合非鉄大手、中外鉱業はレアメタルなど多角化。同社はチタン地金や加工品で世界トップクラスのシェアを持つが、売上高は500億円規模で、航空機や化学プラントなど産業需要に依存する。営業利益率は高い(2025年3月期19%)が、チタン価格変動や需要サイクルに業績が左右されやすい。

強み

  • 高純度チタン製造で品質競争力。
  • チタン地金でグローバル上位。
  • 営業利益率20%近くと高い。
  • 航空機・医療など高付加価値分野に展開。

課題

  • チタン価格下落や需要減が業績直撃。
  • 航空・化学向けが偏重し多角化不足。
  • 中国勢など低価格攻勢に晒される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字が大阪チタニウムテクノロジーズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13101東洋紡1,490億円13.2倍
23201日本毛織1,457億円13.2倍
35715古河機械金属1,378億円11.0倍
45602栗本鐵工所1,105億円15.6倍
53036アルコニックス1,030億円17.8倍
65726大阪チタニウムテクノロジーズ1,001億円38.9倍
75351品川リフラ969億円3.6倍
85440共英製鋼934億円9.2倍
95480日本冶金工業846億円10.5倍
105702大紀アルミニウム工業所821億円20.6倍
117231トピー工業742億円6.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 9件

住友シチックスから分離して設立された1997年

当社は1997年5月、大阪チタニウム製造株式会社を母体とする住友シチックス株式会社(1998年10月に住友金属工業株式会社と合併)の全額出資により、株式会社シチックス尼崎として設立された。同年10月には住友シチックスより金属チタン・ポリシリコン・チタン及びシリコン関連開発商品の製造・販売に関する営業譲渡を受け、商号を株式会社住友シチックス尼崎に変更し操業を開始した。この時点での事業は、チタンとポリシリコンの両方を手掛ける多晶種型の素材メーカーであった。

合併と商号変更を繰り返した創業期

1999年4月、当社は株式会社鹿島ビジネスサービス(形式上の存続会社)と合併し、法手続き上は解散した。しかし実質的には当社の事業がそのまま継承され、合併会社が商号を株式会社住友シチックス尼崎に変更した。2002年1月には商号を住友チタニウム株式会社に変更し、「住友」のブランドを冠したチタン専業メーカーとしての体制を整えた。この間、ポリシリコン事業も継続しており、チタンとシリコンの両素材を製造する複合的な事業構造であった。

上場と「大阪チタニウムテクノロジーズ」への改称

2002年3月、東京証券取引所市場第二部に株式上場した。2005年3月には市場第一部に指定され、資本市場での存在感を高めた。2007年10月、商号を株式会社大阪チタニウムテクノロジーズに変更し、現在の社名となった。この改称により、大阪(旧社名の大阪チタニウム製造)への回帰と「テクノロジーズ」による技術志向を打ち出した。上場から5年で第一部に昇格した背景には、航空機向けチタン需要の拡大と収益基盤の強化があった。

岸和田製造所の開設とポリシリコン事業からの撤退

2009年6月、岸和田製造所を開設し、生産能力を拡充した。しかしその後、ポリシリコン事業は収益が悪化し、2019年1月に製造を終了した。これにより、チタン事業への経営資源集中が進み、現在の二セグメント体制(チタン事業・高機能材料事業)へと移行した。同時期、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。ポリシリコン撤退後、売上高は2019年3月期の437億円から2021年3月期には171億円に急減し、一時的な業績低迷を経験した。

航空機需要回復と業績の変動

2021年3月期の売上高171億円、当期純損失51億円を底に、航空機需要の回復とともに業績は改善した。2023年3月期には売上高431億円、当期純利益44億円、2024年3月期には553億円、同97億円と過去最高水準に達した。しかし2025年3月期は在庫調整の影響で売上高519億円、営業利益101億円、当期純利益71億円と減益となった。中期経営計画「OTC 2030」では、スポンジチタンの生産能力を年4万トンから5万トンに増強し、高機能材料事業への投資拡大を掲げている。

年表9件を開く

1990年代

  • 1997年5月M&A大阪チタニウム製造㈱を母体とする住友シチックス㈱(1998年10月に住友金属工業㈱と合併)の全額出資により、商号を㈱シチックス尼崎として、当社が設立されました。
  • 1997年10月商号変更住友シチックス㈱より金属チタン・ポリシリコン・チタン及びシリコン関連開発商品の製造・販売に関する営業譲渡を受け、商号を㈱住友シチックス尼崎に変更。同時に操業を開始いたしました。
  • 1999年4月M&A㈱鹿島ビジネスサービス(形式上の存続会社)(本店の所在地:大阪市中央区北浜4丁目5番33号、資本金:10百万円、1株の額面金額:500円)と合併し、法手続き上は解散いたしました。当該合併会社が、実質上の存続会社である当社の事業をそのまま継承し、商号を「㈱住友シチックス尼崎」に変更いたしました。

2000年代

  • 2002年1月商号変更商号を「住友チタニウム㈱」に変更いたしました。
  • 2002年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場いたしました。
  • 2005年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式上場いたしました。
  • 2007年10月商号変更商号を「㈱大阪チタニウムテクノロジーズ」に変更いたしました。
  • 2009年6月岸和田製造所を開設いたしました。

2010年代

  • 2019年1月ポリシリコンの製造を終了いたしました。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行いたしました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で742人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は716万円で、9期前と比べて+16.8%平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月766
2018年3月735
2019年3月61341.114.3715
2020年3月62841.614.8698
2021年3月60042.115.0684
2022年3月54143.015.4655
2023年3月61643.716.3651
2024年3月64843.716.1687
2025年3月70343.615.77231,397
2026年3月71643.916.0742741

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率76.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社・尼崎工場 — 兵庫県尼崎市335億円
チタン事業
岸和田製造所 — 大阪府岸和田市5,172百万円
チタン事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱神戸製鋼所(注)
    神戸市中央区 · その他の関係会社
    議決権0.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は470億円営業利益55億円前期と比べると減収減益で、売上が-9.4%、利益が-45.5%。

売上高
-9.4%
470億円
営業利益
-45.5%
55億円
純利益
-63.4%
26億円
営業利益率
11.7%
前期比 -7.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高480億円470億円
営業利益37億円55億円
純利益17億円26億円
1株あたり配当¥13¥13

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は124億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−12.1%、営業利益は−23.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q12023
2024年1Q1411712.121
2024年2Q1292217.124
2024年3Q1432517.511
2024年4Q14041
2025年2Q2626324.035
2025年4Q2573814.836
2026年2Q2694014.925
2026年4Q201157.51
2027年1Q1241310.58

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は559億円から470億円へ84%に減った。直近期の営業利益率は11.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5593921
2014年3月4293−29
2015年3月4043527
2016年3月411−21−88
2017年3月392126
2018年3月4342819
2019年3月43724−13
2020年3月382137
2021年3月171−28−51
2022年3月285−17−31
2023年3月4314744
2024年3月5539497
2025年3月5191019119.571
2026年3月470556411.726

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高470億円のうち、営業利益として残るのは55億円11.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の5.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.3%354億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.8%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.7%55億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
24.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.0pt
11.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
5.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
5.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが42億円、投資CFが−97億円で、差し引きのフリーCFは−55億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は41億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月52−717−1934
2014年3月111−24−112879
2015年3月168−40−10312835
2016年3月61−21−534020
2017年3月−19−1940−3822
2018年3月73−12−356146
2019年3月202−14−125188110
2020年3月15−37−30−2258
2021年3月−67−29102−9665
2022年3月63−15−648107
2023年3月7−27−4−2070
2024年3月21−30−5−960
2025年3月29−35−7−646
2026年3月42−9750−5541

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,071億円。このうち返さなくてよい自己資本が443億円で、自己資本比率は41.4%(業種中央値53.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,27444183334.6
2014年3月1,10241169137.3
2015年3月1,02443558942.5
2016年3月88933855138.0
2017年3月93334558837.0
2018年3月92736256539.1
2019年3月80934346642.4
2020年3月76534941645.6
2021年3月77729748038.2
2022年3月76626550134.6
2023年3月81530551037.4
2024年3月93038554541.4
2025年3月1,00942858142.4
2026年3月1,07144362841.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
266億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
206億円
在庫として抱えている分
負債合計
628億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率32社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り32社中30位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.9%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.7%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.4%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.4%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,720で、1年前と比べて+0.1%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥2,720+0.7%1ヶ月-8.6%1年+0.1%時価総額1,001億円
過去52週の値幅
安値¥1,750高値¥3,435

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)38.9倍
PER (会社予想)58.9倍
PBR2.24倍
配当利回り0.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に前日比+7.36%の2975円となり、1カ月で+12.99%上昇しました。年初来では+61.92%と好調です。25日線2818.56円を5.5%上回り、75日線2693.51円も上回っています。52週高値3435円にはまだ-13.4%の距離がありますが、8月17日には121.5万株と出来高が急増し、8月20日も54.3万株と高水準です。RSIは59.36と中立圏で、上昇トレンドは継続しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは42.55倍で業界平均22.99倍を大幅に上回り、割高感が強い。PBRも2.46倍で平均2.12倍より高い。ROEは5.9%と低く、収益性に見合わない株価水準。配当利回りは0.44%と平均2.24%を大きく下回り、株主還元も手薄。直近の業績は減収減益で、来期予想PERは64.6倍と更に悪化見込み。割高で配当も期待薄。

指標この会社業種平均
PER (実績)38.9倍22.2倍
PER (予想)58.9倍
PBR2.24倍2.02倍
ROE5.9%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

チタン需要の変動が業績を左右する。強気派は、航空機部門の回復と新規需要(半導体、医療、エネルギー)による中長期的な成長を期待する。一方、弱気派は、足元の売上高減少と利益率低下、特に航空機向け需要の回復遅れやスポンジチタン価格の軟化を懸念する。また、市場が織り込むPERの高さ(約42倍)に対する割高感も争点。

プラスに働く材料7
  • 航空機需要回復の恩恵

    航空機生産増加に伴い、チタン材の需要増が期待される。

  • 高付加価値製品の拡販

    高機能チタンの医療・半導体向け需要が成長分野として期待。

  • 生産能力の優位性

    世界有数の生産能力で、需要増に伴い規模の利益が働く。

  • 2025/3期に営業利益率19.46%の高収益通年影響

    2025/3期の営業利益率は19.46%、2026/3期も11.7%と二桁維持

  • 株価は1年で68.6%上昇し強い上昇トレンド継続影響

    株価2983円、1年間で68.55%上昇し需給主導で上伸

  • 外国人保有比率26%と海外投資家の評価継続影響

    外国人保有比率26.0%、グローバルな買いが株価を支える

  • 売上高減でも純利益26億円と黒字維持通年影響

    2026/3期の純利益は26億円、減収下でも赤字転落を回避

マイナスに働く材料7
  • 需要の短期的な減速

    売上高が前期比で減少しており、需要回復は不透明。

  • 利益率の低下圧力

    営業利益率が19.5%から11.7%へ低下傾向。

  • 割高感のある評価

    PER約42倍は業績低迷下では割高とみなされる。

  • 売上高は553→519→470億円と3期連続減収通年影響

    売上高は2024/3期553億円から2026/3期470億円へ減少

  • 営業利益が101億円から55億円へ約45%減通年影響

    2025/3期101億円→2026/3期55億円、収益力が急速に低下

  • 予想PER64.6倍と実績42.6倍の利益悪化決算発表後影響

    予想PER64.6倍、実績PER42.55倍で来期さらに減益する見通し

  • PBR2.46倍に対しROE5.9%と割高水準継続影響

    PBR2.46倍・ROE5.9%は資本効率を上回る株価評価

次の決算で確かめる点
売上高
需要の回復・減速を直接反映する。
営業利益率
収益性の変化と価格競争力を示す。
航空機向け販売量
主要需要の動向を占うための重要指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13で、前期から64.0%いまの株価に対する利回りは0.48%。

年間配当
¥13
1株あたり
配当利回り
0.48%
いまの株価に対して
配当性向
25.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月531.7
2018年3月15200.029.7
2019年3月5−66.7
2020年3月50.025.0
2023年3月35600.029.3
2024年3月70100.026.6
2025年3月50−28.625.9
2026年3月18−64.025.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ21,136人。区分でいちばん多いのは個人・その他32.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.2%を占め、残る63.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.236.635.843.746.032.5
外国法人5.615.213.713.69.525.9
金融機関7.810.113.912.614.918.3
事業法人44.534.924.323.323.917.9
証券会社2.83.212.26.65.55.3
外国人個人0.10.10.10.20.30.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.44
02株式会社神戸製鋼所8.15
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.82
04日本製鉄株式会社4.91
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)4.23
06住友商事株式会社2.35
07野村信託銀行株式会社(投信口)2.30
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.14
09BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.04
10野村證券株式会社1.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-09-02
    株式会社 神戸製鋼所
    新規の大量保有報告
    8.15%
    -0.13pt
  • 2026-09-01
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    14.61%
    +0.85pt
  • 2026-08-06
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    8.73%
    -0.35pt
  • 2026-06-04
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.27%
    -0.53pt
  • 2026-05-11
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.80%
    +0.87pt
  • 2026-04-20
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.93%
    -2.08pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+24%、1株純資産は14期で+0%。直近期のROEは5.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月561,1994.733.535.5
2014年3月−791,118−6.8
2015年3月721,1836.335.127.6
2016年3月−240919−22.9
2017年3月169371.7109.531.7
2018年3月509845.341.029.7
2019年3月−36932−3.8
2020年3月209492.146.725.0
2021年3月−138807−15.7
2022年3月−85720−11.1
2023年3月11982815.426.729.3
2024年3月2631,04628.110.026.6
2025年3月1931,16417.49.925.9
2026年3月701,2045.935.525.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額198百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
川福純司代表取締役社長665,100
脇治豊取締役専務執行役員654,900
荒池忠男取締役常務執行役員594,900
松岡淳取締役執行役員571,700
島本信英取締役(常勤監査等委員)666,100
山口重久取締役(監査等委員)注174
村田雅詩取締役(監査等委員)注168
大石賀美取締役(監査等委員)注160

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51134315731
取締役(社内)11822121
社外取締役320207

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容436字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (チタン事業) 金属チタン(スポンジチタン、チタンインゴット)を主な製品として製造販売を行っております。 (高機能材料事業) スポンジチタンの製造工程における中間生成物である四塩化チタン及び四塩化チタン水溶液とチタン、シリコンの新用途開発品である高純度チタン、粉末チタン、SiO等の高機能材料の製造販売を行っております。 各々のセグメントごとの主要製品は次のとおりであります。 なお、当事業年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 セグメント   主要製品 チタン事業   スポンジチタン、チタンインゴット 高機能材料事業   高純度チタン、SiO、TILOP®(球状チタン粉末)、粉末チタン、四塩化チタン、四塩化チタン水溶液 当社製品は多くの産業プロセスを経て最終製品となりますが、最終製品までの流れ(事業系統図)は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,550字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 事業課題 現在、民間航空機メーカーでは、コロナ禍からの運行機数の急回復に伴い、民間航空機の受注残が増加しており ます。並行して、民間航空機エンジンメーカーにおけるMRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)需要も拡 大しており、航空機産業全体が成長軌道にある中で、中長期的にはスポンジチタンの需要は堅調に推移することを 想定しております。直近の民間航空機向けサプライチェーンにおける在庫調整局面が終了すれば、需要の増加によ り需要はひっ迫する見込みであり、航空機産業の成長を支えるキープレイヤーとして供給能力の確保が課題となっ ています。 一方、当社は2018年のポリシリコン事業撤退以降、スポンジチタンの航空機産業に依存する事業構造が更に進ん でおり、会社全体の安定性やリスク分散の観点で課題を抱えております。 社会課題 持続可能な社会の実現に向け、GXは企業の社会的責任を果たすための課題と認識しています。また、我が国にお ける労働人口は更に減少する見込みであり、当社においても必要な人材の確保や業務の効率化・自動化が課題とな っています。 財務課題 資本コストや株価を意識した経営は、当社の最も重要な課題の一つであります。我が国における政策金利の正常 化に伴い、資本コストは更に上昇する見込みであり、資本効率の改善が必要であると認識しています。また、事業 拡大に伴い運転資金が増加しており、各種施策を実行するための資金確保も当社にとって重要な課題であります。 上記課題に対処すべく、当社は中期経営計画「OTC 2030」を策定致しました。 中期経営計画「OTC 2030」においては、新たにパーパス・ビジョンを掲げ、2026年度から2030年度を計画 期間として6つの方針を設定いたしました。 方針 チタン事業の持続的な成長に向けてスポンジチタン新工場を稼働させ、生産能力増強を図り(4万トン/年か ら5万トン/年)、航空機需要の拡大に応える供給体制を構築し、市場におけるプレゼンスの向上を図ります。ま たスポンジチタンメーカーのグローバルリーダーとしての地位を確固たるものとし、世界の航空機産業の一角を担 う企業として、さらなる国際社会への貢献を目指します。 事業ポートフォリオの面では、チタン事業にて得た収益を高機能材料事業へ重点的に投入し、他の成長分野(半 導体分野・環境分野等)の変革を図ります。なお高純度チタンや四塩化チタン等の既存の高機能材料事業において は、営業力の強化や生産性の向上にリソースを注入し、収益力の強化を図ります。 GXの推進として、コア技術を応用したリサイクル事業への参入など環境分野における事業の創出および航空機の 燃費向上に不可欠な素材としての地位確立を目指します。 人的資本経営の推進として、「採用」「育成」「活躍」の三位一体の人材戦略による人的資本の強化を図り、 人材への投資を起点としたエンゲージメントの維持・向上を実現します。 DXの推進として全社データの一元管理により、スマートファクトリー化を実現し、生産性を向上させることに 加え、ガバナンスの高度化に貢献するシステムを構築します。またDX人材の育成をベースとして、最新技術の活用 を進め、プロセスの自動化などの業務変革を推進する。 財務面では収益力の改善をPBR(株価純資産倍率)の維持・上昇に結び付けるために、資本コストの低減や期待 成長率の向上に取り組みます。
事業等のリスク4,375字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)需要変動等によるリスク 当社の輸出向け金属チタン(スポンジチタン、インゴット)の主要用途は高品質の航空機用であり、航空機メーカーの受注並びに航空機のメンテナンス需要の変動や海外の金属チタンメーカーの動向により、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 国内向け金属チタンの多くも、電解プラント向けやプレート式熱交換器向け等の一般産業用として、展伸材メーカーから海外向けに直接または間接的に輸出されております。 そのため、チタン事業全体といたしましても世界経済の変動や多国間の通商問題等の国際的な環境要因により、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 また、高機能材料事業につきましてもチタン事業と同様に、世界経済の変動や多国間の通商問題等の国際的な環境要因により、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 このため、製品の新たな用途開拓、魅力ある製品の提供によりその影響を最小限にするべく努めております。 また、中東情勢を起因とする資源・エネルギー価格の高騰により、航空機メーカーの受注並びに航空機のメンテナンス需要の変動が生じ、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (2)為替変動によるリスク 当社の輸出売上高の殆どが米ドル建てであり、当社全体の売上高に占める輸出の割合は、当事業年度実績で76.3%となっております。輸入原材料の米ドル建てでの仕入や、電力、LNG等の間接的な米ドルでの支払いを含めても、米ドルの受取超過になる傾向にあり、為替の変動により、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 また、当社は為替の変動に関して為替予約取引によるヘッジを行うなど、為替リスクを低減すべく努めておりますが、為替リスクを完全に排除することは困難であり、為替が大きく円高に振れた場合は、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (3)金利変動によるリスク 当事業年度末における有利子負債残高は498億円となります。 当社は長期借入金に関して、大半は固定金利での調達を実施することで、将来の金利変動リスクをヘッジする施策を講じておりますが、中長期的な金融情勢の変動に起因する金利率の変動により、当社の経営成績が影響を受ける可能性があると想定しております。 (4)電力供給制限及び料金の変動によるリスク 当社の製造工程においては、大量の電力を消費するため、設備の改良による電力エネルギーの効率化及び改善に日々努めておりますが、電力の供給に制限があった場合、また電力会社の発電構成の見直しや原油価格の変動等により電力料金の大幅改定があった場合、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 また、中東情勢は、電力供給及び料金にも影響をもたらし、結果として当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (5)原料市場の需給変動及び価格変動によるリスク 当社が購入しているチタン原料等の原料価格及びそれらの輸送に関わる海上運賃等は国際的な市況、為替相場、法規制、自然災害、地政学的リスク等により影響を受けます。調達先の分散や調達先との関係強化などを通じてこれらの安定調達に努め、またチタン原料等の価格変動の当社製品価格への転嫁にも努めておりますが、チタン原料の需給バランスが崩れることにより調達量が制約されたり購入価格が大きく変動する場合、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (6)自然災害及び感染症等によるリスク 当社の製品は全て自社工場で生産されており、大規模地震や台風等の自然災害、感染症等の大規模流行、戦争やテロ、暴動が発生した際の損害を最小限に抑えるため、緊急対応策の準備、連絡体制の整備、定期的な見直しや訓練の実施等を行っております。しかし、これら大規模災害等により直接的に被害を受ける、もしくは物流網や供給網の混乱、インフラの障害等により事業活動に支障が生じた場合には、売上高や受注高の減少、生産コストの上昇や復旧コストの発生等により当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 当社は調達先の複数化や適正在庫の確保、並びに感染拡大を防止するための衛生管理の徹底やテレワークを行うなど、各種対応に努めておりますが、ほかにも様々なサプライチェーンの停滞による資材等の調達懸念、変異株の再流行による事業活動の制限などにより、生産活動が停滞し、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (7)重大な生産トラブルによるリスク 当社では、全ての設備の予防保全に努めるとともに設備の安全審査、保安管理体制の強化を図り、その維持及び改善に万全を期しておりますが、万一重大な生産トラブルが発生した場合、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。また、予期せぬ設備の調整不足や操業条件の不具合による生産トラブルが発生し所定の生産量や製品品質が確保できない場合、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (8)品質に関するリスク 当社は、素材メーカーであり、その社会的使命は、顧客が満足する製品及びサービスを安定的に供給することであると考えております。そのため、組織的な対応・維持及び継続的な改善のためのインフラ投資を行い、品質管理に万全を期しておりますが、万一品質不良、品質事故等が発生した場合は、対策コストの発生や、当社製品への評価の低下により、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (9)競合会社との競争等によるリスク チタン事業におきましては、国内外に存在する競合他社による新製品(新素材)の上市、価格競争の激化、低価格品などへの需要シフト等に対応するため、当社独自の製品開発・生産技術・品質保証体制を活かし、競合他社との差別化を図っておりますが、競合他社との競争激化等により当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (10)情報の流出によるリスク 当社は事業活動において顧客情報等を入手することがあり、また営業上・技術上の秘密情報を保有しており、システムを構築し事業活動を行っております。当社はサイバー攻撃等による不正アクセスや情報漏洩等を防ぐため、管理体制を構築し適切な安全措置を講じております。しかし、顧客情報の漏洩や滅失等の事故が発生した場合には、損害賠償や社会的信用の低下等により、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。また、営業上・技術上の秘密情報の漏洩や滅失等の事故が発生した場合や、第三者に不正使用された場合、サイバー攻撃等によるシステム障害が発生した場合には、生産や業務の停止、競争優位性の喪失、社会的信用の低下等により当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (11)財務制限条項への抵触によるリスク 当社は借入金の一部を、当社メイン銀行を主幹事とするシンジケートローンにて調達を行っており、財務制限条項付融資契約について、財務制限条項に抵触した場合、期限の利益を喪失し当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 尚、当該契約に付された財務制限条項の内容は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 (貸借対照表関係)※3 財務制限条項」をご参照下さい。 (12)固定資産の減損損失の計上によるリスク 当社が保有している固定資産について、将来のキャッシュ・フローの見積りに変動が生じた場合、固定資産の減損が発生し減損損失の計上により当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)繰延税金資産の金額の変動によるリスク 当社では繰延税金資産について、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断して計上しております。 しかしながら、今後将来の課税所得の予測・仮定に変動が生じた場合、繰延税金資産の金額の変動により当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)気候変動によるリスク カーボンプライシング導入をはじめとする気候変動に関する環境規制の強化などにより、当社の財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。 また、近年、洪水・台風に関する被害が激甚化する傾向にあり、気候変動による災害の増加により、生産量低下、サプライチェーンの混乱などが想定されます。 尚、気候変動関連リスク及び機会と当社の戦略の詳細は「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照下さい。 (15)人的資本の確保・育成によるリスク 当社では、事業の維持・成長に必要な人材の確保のために、多様な背景を持つ社員一人ひとりが持てる能力や専門性を最大限発揮し、活き活きと働くことが出来るよう、職場環境の整備や人材育成の取組を進めています。しかし、今後、少子化や人材の流動化の加速、また労働市場の需給バランスの変化などによって人材の確保が想定どおりに進まない場合には、当社の経営成績が影響を受ける可能性があります。 (16)知的財産に関するリスク 当社は、各国の知的財産法を遵守し、他社と差別化できる技術と知的財産権を蓄積しグローバルに事業競争力を強化してきましたが、知的財産の保全手続きにつきましては、各国の法制度や執行制度の相違により、第三者による当社の知的財産権への侵害に対して十分な保護が得られるとは限らず、当社の事業が脅かされ当社の経営成績が影響を受ける可能性が考えられます。 また、第三者から知的財産権の侵害によるクレームや訴訟提訴等を受け、当社に不利な判断がなされた場合は、当社の事業活動、経営成績が影響を受ける可能性があります。 (17)法令等に関するリスク 当社は、許認可、通商、環境、税制、独占禁止法等の様々な法令等の適用を受けています。また、脱炭素社会実現への取組は世界的に加速している状況にあり、炭素税等法規制が厳格化する可能性があります。当社は、法令遵守が事業活動の基盤であることを認識し、企業行動規範を制定するとともに、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会の設置等により、コンプライアンス経営の強化を図っております。万一、これらの法令等への違反が認められた場合、各規制当局からの処分、訴訟の提起や社会的信用の失墜等により、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,255字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 当事業年度における我が国経済は、賃金上昇といった雇用・所得環境の改善や訪日外国人観光客数の回復に伴う インバウンド需要の堅調な推移を背景に、緩やかな景気回復基調を維持しました。一方で、物価上昇に伴う消費者 の購買意欲の低下やインフレによる企業コスト負担の増加ならびに為替変動リスクに対する懸念が続いております。 海外経済においては、主要国における金融政策の引き締めの影響や、中国経済の不動産市況低迷や内需減退に伴 う景気減速が依然として課題となっています。また、ウクライナ情勢に起因する地政学的リスクの継続、中東情勢 の影響によるエネルギー価格の上昇や物流コストへの影響が懸念され、原油関連資材の調達不安も加わり、企業活 動に不安要素を加えているほか、米国の輸入関税政策や通商摩擦に関連する影響も継続していることから、世界経 済の先行きに対する不透明感が増しております。 当社を取り巻く事業環境について、チタン事業においては民間航空機需要の高まりを受け、ボーイング社、エア バス社といった民間航空機メーカーでは受注残が増加、民間航空機エンジンメーカーでのMRO(メンテナンス・リ ペア・オーバーホール)需要の増加も加わり、全般的に民間航空機サプライチェーンは成長軌道となっておりま す。しかしながら、足元では民間航空機メーカーを中心としたサプライチェーンにおける在庫調整の影響が生じて おります。また、高機能材料事業においても、AI関連を除く半導体市場における調整局面が継続しております。 こうした中、当事業年度の売上高は46,952百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は5,524百万円(前年同期比 45.2%減)、経常利益は6,434百万円(前年同期比29.1%減)、当期純利益は2,576百万円(前年同期比63.7%減) となりました。 なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるチタン事業の売上高は民間航空機運航機数増加に伴うエンジンのMRO(メンテナンス・リ ペア・オーバーホール)需要が堅調に推移した一方で、民間航空機メーカーを中心としたサプライチェーンにお ける在庫調整の影響により、輸出向けの売上高は前年同期比1.5%増にとどまりました。 一方、一般産業用途向け主体の国内売上高は、需要の低迷や取引先および最終需要家での在庫調整の継続によ り、大幅な減少(前年同期比42.8%減)となりました。この結果、チタン事業の売上高は40,444百万円(前年同 期比10.6%減)となりました。 損益につきましては、国内向け販売数量の大幅な減少及び輸出向け価格フォーミュラによる販売価格下落の影 響等により営業利益は4,654百万円(前年同期比48.1%減)となりました。 当事業年度における高機能材料事業の売上高はAI関連を除く半導体市場での需要低迷が依然継続している中 で、前年同期には半導体関連のスパッタリングターゲット用高純度チタンの販売量において一部取引先によるス ポット受注増加の効果が含まれていたことから、6,507百万円(前年同期比2.5%減)となりました。 損益につきましては、同製品の販売減影響により営業利益は870百万円(前年同期比22.8%減)となりました。 損益につきましては、民間航空機需要の高まりを受け、全般的に民間航空機サプライチェーンは成長軌道へ本格移行となりましたが、足元のサプライチェーン内における在庫調整の影響、また国内向けの販売数量の減少及び輸出向けの価格フォーミュラによる販売価格下落の影響もあり、営業利益は5,524百万円(前年同期45.2%減)、経常利益は6,434百万円(前年同期29.1%減)、当期純利益は2,576百万円(前年同期63.7%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末と比べ473百万円 減少し、4,145百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益等により4,169百万円の収入となりました(前事業年 度は2,859百万円の収入)。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により9,677百万円の支出となりま した(前事業年度は3,475百万円の支出)。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入による収入等により4,992百万円の収入となりました(前事業 年度は694百万円の支出)。 ③生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) チタン事業   44,928   △21.5 高機能材料事業   7,562   37.9 合計   52,491   △16.3 (注) 金額は、販売価格によっております。 b 受注実績 当事業年度における受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) チタン事業   38,446   △16.7   9,734   △17.0 高機能材料事業   6,945   3.9   1,984   28.3 合計   45,391   △14.1   11,718   △11.8 c 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) チタン事業   40,444   △10.6 高機能材料事業   6,507   △2.5 合計   46,952   △9.6 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   第28期   第29期 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 住商メタレックス㈱   33,368   64.3   34,823   74.2 神鋼商事㈱   8,126   15.7   3,927   8.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 当社の当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当社チタン事業においては民間航空機需要の高まりを受け、ボーイング社、エアバス社といった民間航空機メ ーカーでは受注残が増加、民間航空機エンジンメーカーでのMRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)需要 の増加も加わり、全般的に民間航空機サプライチェーンは成長軌道へ本格移行しております。しかしながら、足元 では民間航空機メーカーを中心としたサプライチェーンにおける在庫調整の影響が一時的に生じております。 また、高機能材料事業においても、AI関連を除く半導体市場の調整局面が継続しております。こうした中、当事業年度の売上高は、46,952百万円(前年同期比9.6%減)となりました。 (営業利益・経常利益) 民間航空機需要の高まりを受け、全般的に民間航空機サプライチェーンは成長軌道へ本格移行となりましたが、足元のサプライチェーン内における在庫調整の影響、また国内向けの販売数量の減少及び輸出向けの価格フォーミュラによる販売価格下落の影響により、営業利益は5,524百万円(前年同期比45.2%減)、経常利益は6,434百万円(前年同期比29.1%減)となりました。 (当期純利益) 当期純利益につきましては、2,576百万円(前年同期比63.7%減)となりました。 (財政状態) (イ)資産 当事業年度末の総資産の残高は、107,066百万円と前事業年度末と比べ6,140百万円増加いたしました。これは、商品及び製品、固定資産が増加したことが主な要因であります。 (ロ)負債 当事業年度末の負債の残高は、62,754百万円と前事業年度末と比べ4,667百万円増加いたしました。借入金が増加したことが主な要因であります。 (ハ)純資産 当事業年度末の純資産の残高は、44,311百万円と前事業年度末と比べ1,472百万円増加いたしました。これは、当期純利益により利益剰余金が増加したことが主な要因であります。 b セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 <チタン事業> 当社チタン事業におきましては、民間航空機運航機数増加に伴うエンジンのMRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)需要が堅調に推移した一方で、民間航空機メーカーを中心としたサプライチェーンにおける在庫調整の影響により、輸出向けの売上高は前年同期比1.5%増にとどまりました。 一方、一般産業用途向け主体の国内売上高は、需要の低迷や取引先および最終需要家での在庫調整の継続により、大幅な減少(前年同期比42.8%減)となりました。この結果、チタン事業の売上高は40,444百万円(前年同期比10.6%減)となりました。 セグメント損益につきましては、国内向け販売数量の大幅な減少及び輸出向け価格フォーミュラによる販売価格下落の影響等により営業利益は4,654百万円(前年同期比48.1%減)となりました。 当事業年度において、生産能力増強等を主な目的として6,448百万円の設備投資を実施しております。 <高機能材料事業> 当事業年度における高機能材料事業の売上高はAI関連を除く半導体市場での調整局面が依然継続している中で、前年同期には半導体関連のスパッタリングターゲット用高純度チタンの販売量において一部取引先によるスポット受注増加の効果が含まれていたことから、6,507百万円(前年同期比2.5%減)となりました。 セグメント損益は、同製品の販売減影響により営業利益は870百万円(前年同期比22.8%減)となりました。 当事業年度において、製造能力の維持更新を主な目的として278百万円の設備投資を実施しております。 ※経営方針・経営戦略、経営上の目的を達成するための方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの状況は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資金需要については、運転資金に加え製造設備の維持改善や研究開発等を目的とした設備投資等があります。これらの資金需要については、自己資金に加え、金融機関からの調達等により確保しております。 長期借入金の借り換えも実施しながら、安定資金の確保と財務体質の健全化に向けた取組を進めております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要と判断したものは、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 また、当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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