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日経平均64,214.48-111NYダウ53,061.95+295ドル円156.36-2NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

日本毛織

THE JAPAN WOOL TEXTILE CO., LTD.3201 · Prime · 繊維製品

羊毛から不織布、ショッピングセンターまで手掛ける繊維複合企業。多様な事業を4セグメントで展開。

概要

日本毛織(ニッケ)は、1896年創業の毛織物メーカーを祖とする総合繊維企業である。毛織物・不織布・フェルトなどの繊維製品に加え、ショッピングセンター運営や介護事業、家具販売など生活関連事業を展開する。2024年11月期の連結売上高は1154億円、営業利益116億円、従業員数4291名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

4つの事業セグメントで構成されるグループ構造

日本毛織は、衣料繊維事業、産業機材事業、人とみらい開発事業、生活流通事業の4セグメントで構成される。衣料繊維は毛糸・毛織物・ユニフォーム素材を扱い、産業機材は不織布・フェルト・テニスガット・釣糸・産業機械を手掛ける。人とみらい開発はショッピングセンター賃貸・不動産開発・介護・保育・スポーツ施設運営を行い、生活流通は毛布・手編毛糸・家具・スタンプインク・家電などを販売する。連結子会社57社、持分法適用関連会社3社を擁する。

5期連続増収増益を達成した業績

2024年11月期の連結売上高は1154億円(前期比3.4%増)、営業利益116億円(同2.3%増)、経常利益129億円(同7.2%増)、純利益90億円(同1.3%増)と、営業利益以下の各利益が過去最高を更新した。2019年11月期の売上高1264億円をピークに一旦落ち込んだが、2020年11月期以降は回復基調にある。営業利益は2020年11月期から5期連続で増加している。

国内4工場と海外生産拠点の配置

国内には加古川工場(1899年操業開始)、印南工場(1919年)、岐阜工場(1958年)、一宮事業所(旧昭和毛絲紡績)の4工場を持つ。海外生産拠点として、中国青島に青島日毛織物有限公司(1998年設立)、タイにニッケ・タイランド(2013年設立)を置く。さらに、連結子会社には米国にNikke Kureha America、タイにKureha Thailandやゴーセン・タイランドがあり、13カ国以上に販売網を広げる。

M&Aで拡大した非繊維分野

2000年代以降、繊維以外の分野で積極的なM&Aを実施してきた。2002年に不織布メーカーのアンビックを子会社化(現エフアンドエイノンウーブンズ)、2006年にスポーツ用品・釣糸のゴーセンを、同年に繊維商社のナカヒロを、2013年にスタンプインクのツキネコを、2016年に家具卸のミヤコ商事を、2017年に産業資材商社のエミーを、2019年に医療機器販売の京都医療設計を、2020年に繊維製品の第一織物を子会社化した。2022年には消費者向け家電のサンコーも傘下に収めた。

業界の中での役割は繊維製品メーカー・不織布メーカー・商業施設運営者・生活雑貨卸売業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,194億円
営業利益
119億円
営業利益率
10.0%
純利益
91億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2018/11
事業売上構成比利益利益率
人とみらい 開発事業387億円35.0%58億円15.0%
衣料繊維 事業358億円32.4%19億円5.3%
産業機材 事業222億円20.1%16億円7.2%
生活流通事業138億円12.5%7億円5.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01衣料繊維主力

毛糸・毛織物などの衣料繊維製品の製造・販売を行う。紳士・婦人向けファッション素材やユニフォーム素材、製品を供給。伝統的な羊毛加工技術を活かす。

主な製品・サービス4
毛糸
撚糸加工を含む羊毛・合繊の糸。衣料用素材。
毛織物
ウール主体の織物。スーツ生地等。
ユニフォーム織物素材・製品
制服向けの生地及び縫製品。
ニット製品
ニット生地及び製品。

02産業機材主力

不織布・フェルト等の繊維資材、テニス・バドミントンガット、釣糸、産業資材、産業機械、環境・エネルギーシステムを手掛ける。自動車・医療・フィルター等の産業向けに高機能素材を供給。

主な製品・サービス4
不織布・フェルト
化学繊維・天然繊維から製造されるシート状素材。フィルター・自動車・医療・衛生材等に使用。
テニス・バドミントンガット
テニス・バドミントンラケット用のストリングス。高強力・耐久性。
釣糸
釣り用のナイロン・フロロカーボン等の糸。
産業機械
繊維機械・環境関連機械等の設計・製造・販売。

03人とみらい開発準主力

ショッピングセンター等の商業施設の開発・賃貸・運営、不動産の建設・販売・賃貸、スポーツ施設運営、介護・保育事業、携帯電話販売等を行う。生活密着型のサービスを提供。

04生活流通準主力

毛布・寝装用品、手編毛糸、家具、馬具・乗馬用品、スタンプ・スタンプインク、消費者向け家電、100円ショップ向け日用雑貨卸等を手掛ける。多様な生活関連商品を製造・販売。

主な製品・サービス3
毛布・寝装用品
毛布、掛け布団、枕等の寝具。
手編毛糸
手芸用毛糸。
スタンプ・スタンプインク
捺印用スタンプとそのインク。

製品と技術

スーツ生地からユニフォームまで手掛ける毛織物

日本毛織の主力製品は羊毛を主体とする毛織物である。紳士・婦人向けスーツ生地や、学生服・消防服などのユニフォーム用素材を製造する。1964年に日本で初めてウールマーク使用認可を取得した実績を持ち、高品質な羊毛加工技術を生かす。連結子会社の第一織物や青島日毛織物が製織を担当し、尾州ウールが撚糸、ニッケ起ダイイングが染色を担う一貫体制を敷く。

自動車や医療分野で使われる不織布・フェルト

産業機材事業の中核である不織布・フェルトは、化学繊維や天然繊維から作られるシート状素材である。自動車の内装材・フィルター、医療用衛生材料、OA機器用部品など多岐にわたる用途を持つ。グループ会社のエフアンドエイノンウーブンズと呉羽テックが製造を担い、2024年4月に子会社化したカンキョーテクノは集塵フィルターを手掛ける。タイや中国にも生産拠点を持つ。

ゴーセンが手掛けるテニス・バドミントンガット

2006年に子会社化したゴーセンは、テニス・バドミントンガットの製造販売で知られる。高強力・耐久性を特徴とするストリングスは、競技用から一般用までラインアップを持つ。バドミントンガットは新商品の投入により市況回復が進み、2024年11月期は好調に推移した。ゴーセンはタイにも子会社を持ち、自動車用繊維資材も製造する。

ニッケパークタウンに代表される商業施設運営

人とみらい開発事業の中核は、自社所有のショッピングセンターの賃貸・運営である。加古川市の「ニッケパークタウン」(1984年開業)、市川市の「ニッケコルトンプラザ」(1988年開業)が主要物件である。いずれも地域密着型の商業施設として高い集客力を維持し、グループの安定収益源となっている。2025年1月には東京・八重洲にオフィスビル「八重洲通フィルテラス」を竣工した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字が日本毛織

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15482愛知製鋼2,126億円19.3倍
25423東京製鐵1,932億円15.6倍
35703日本軽金属ホールディングス1,875億円11.9倍
46498キッツ1,644億円13.6倍
53101東洋紡1,474億円13.1倍
63201日本毛織1,461億円13.2倍
75715古河機械金属1,386億円11.1倍
85602栗本鐵工所1,098億円15.5倍
93036アルコニックス1,021億円17.6倍
105726大阪チタニウムテクノロジーズ1,012億円39.3倍
115351品川リフラ963億円3.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

1896年の設立から加古川工場操業まで

日本毛織は1896年12月に設立され、1899年5月に加古川工場を操業開始した。これが同社の製造の始まりである。当初から羊毛を原料とする毛織物の一貫生産を目指し、紡績・製織・染色加工の設備を備えた。1919年6月には印南工場が操業を開始し、生産能力を拡大した。

戦時統合と昭和毛絲紡績の合併

1942年3月、昭和毛絲紡績を合併し、一宮事業所を得た。これは戦時経済体制下での統合の一環であり、毛織物業界の再編が進んだ時期にあたる。1949年5月には東京証券取引所第一部に上場し、戦後の資本市場での資金調達が可能となった。

ウールマーク第1号取得と機械製作所の独立

1964年4月、日本毛織は日本で初めて国際羊毛事務局のウールマーク使用認可を取得した。これは高品質な羊毛製品の証明としてブランド価値を高めた。1970年に機械製作所を設置し、1978年12月にニッケ機械製作所として独立させた。同社は繊維機械や環境関連機械の設計製造を担う。

商業施設開発への本格進出

1984年2月、加古川市にショッピングセンター「ニッケパークタウン」を建設し、不動産賃貸事業を開始した。1988年11月には千葉県市川市に複合施設「ニッケコルトンプラザ」を開業。これにより、繊維メーカーから不動産開発・商業施設運営へと事業領域を広げた。これらの施設は現在もグループの安定的な収益源である。

創立100周年後のM&Aによる成長

1996年に創立100周年を迎えた後、日本毛織はM&Aによる事業拡大を加速させた。1998年に中国青島に現地法人を設立、2002年には不織布メーカーのアンビックを子会社化し産業機材事業を強化した。2006年にはスポーツ用品のゴーセンと繊維商社のナカヒロを一挙に子会社化し、生活流通とスポーツ分野を拡充した。

新規分野への連続的な事業買収

2012年以降、さらに多様な分野へ進出した。2012年に南海毛糸紡績を子会社化しテキスタイル事業を強化、2013年にスタンプインクのツキネコ、2016年に家具卸のミヤコ商事、2017年に産業資材商社のエミー、2019年に医療機器販売の京都医療設計、2020年に建築工事の中田工務店を子会社化。2022年には家電ECのサンコーを加え、グループの事業ポートフォリオを拡大した。

年表39件を開く

1890年代

  • 1896年12月日本毛織㈱設立
  • 1899年5月加古川工場操業開始

1910年代

  • 1919年6月印南工場操業開始

1940年代

  • 1942年3月M&A昭和毛絲紡績㈱を合併(現・一宮事業所)
  • 1949年5月上場東京証券取引所一部に上場

1950年代

  • 1958年9月鵜沼工場操業開始(現・岐阜工場)

1960年代

  • 1961年1月M&Aニッケ不動産㈱設立(2024年8月 ニッケみらい建設㈱を存続会社とする吸収合併により消滅、現・連結子会社)
  • 1961年5月信成商事㈱の経営に参加(現・ニッケ商事㈱、現・連結子会社)
  • 1964年4月日本でのウールマーク使用認可第1号を取得
  • 1967年11月アカツキ商事㈱設立(現・連結子会社)

1970年代

  • 1970年4月機械製作所を設置(1978年12月㈱ニッケ機械製作所として独立、現・連結子会社)

1980年代

  • 1984年2月加古川市にショッピングセンター「ニッケパークタウン」を建設、賃貸開始
  • 1987年10月商号変更㈱ニッケレジャーサービス設立(2020年10月に㈱ニッケウエルネスに商号変更、現・連結子会社)
  • 1988年11月市川市にショッピング・飲食・スポーツなどの複合施設「ニッケコルトンプラザ」を建設、賃貸・営業開始

1990年代

  • 1991年4月大阪市中央区瓦町3丁目3番10号に現本社ビル完成
  • 1995年11月M&A双洋貿易㈱を子会社化(現・ニッケ商事㈱、現・連結子会社)
  • 1996年12月創業創立100周年を迎える
  • 1998年5月中国青島市に青島日毛織物有限公司設立(現・連結子会社)
  • 1999年11月M&A㈱ニッケインドアテニス設立(2020年10月 ㈱ニッケウエルネスを存続会社とする吸収合併により消滅、現・連結子会社)

2000年代

  • 2002年6月㈱ニッケ・ケアサービス設立(現・連結子会社)
  • 2002年8月M&A不織布・フェルト製造のアンビック㈱を子会社化(現・㈱エフアンドエイノンウーブンズ、現・連結子会社)
  • 2006年8月M&Aスポーツ用品・釣糸・産業資材製造・販売の㈱ゴーセンを子会社化(現・連結子会社)
  • 2006年12月M&A繊維商社の㈱ナカヒロを子会社化(現・連結子会社)

2010年代

  • 2012年1月日毛(上海)管理有限公司設立(現・連結子会社)
  • 2012年2月M&A南海毛糸紡績㈱を子会社化(現・㈱ニッケテキスタイル、現・連結子会社)
  • 2013年1月M&Aスタンプインク製造・販売の㈱ツキネコを子会社化(現・連結子会社)
  • 2013年10月ニッケ・タイランド設立(現・連結子会社)
  • 2013年10月ニッケまちなか発電所明石土山開業
  • 2014年10月M&A寝具・寝装品製造・販売の㈱ナイスデイを子会社化(2022年10月 ㈱AQUAを存続会社とする吸収合併により消滅、現・連結子会社)
  • 2016年3月M&A家具卸売のミヤコ商事㈱を子会社化(現・連結子会社)
  • 2017年10月M&A産業用資材・機器貿易商社の㈱エミーを子会社化(現・連結子会社)
  • 2018年3月M&A家具・インテリア通販サイト運営の㈱AQUAを子会社化(現・連結子会社)
  • 2019年4月M&A医療機器販売の㈱京都医療設計を子会社化(現・連結子会社)

2020年代

  • 2020年3月M&A繊維製品製造販売の第一織物株式会社を子会社化(現・連結子会社)
  • 2020年5月M&A株式会社フジコーと資本業務提携(2024年6月 当社を存続会社とする吸収合併により消滅)
  • 2020年7月M&A建築工事業の株式会社中田工務店を子会社化(現・ニッケみらい建設㈱、現・連結子会社)
  • 2021年9月M&A株式交換により株式会社フジコーを子会社化(2024年6月 当社を存続会社とする吸収合併により消滅)
  • 2021年9月M&A服飾雑貨の企画・開発、並びに輸入及び販売を行う株式会社ワイワイを子会社化(2023年10月 ニッケ商事㈱を存続会社とする吸収合併により消滅)
  • 2022年11月M&A消費者向け家電商品の企画、販売及びEコマース運営を行うサンコー株式会社を子会社化(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROIC8%(目標)、最低5%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長事業と新規事業への資源集中

    衣料繊維事業では海外テキスタイル販売拡大のためのプロモーション強化、産業機材事業では不織布事業を第三の柱に育てるべく子会社の収益性向上と海外拠点活用を推進。リサイクルビジネスでは古着から異物を除去する新設備を稼働し、再生繊維の新商材開発に注力する。

  2. 02

    資本効率の改善と投資判断の徹底

    不採算事業や低収益不動産の見直しによるポートフォリオ最適化を継続。新規投資はROICを指標とし、目標8%・最低5%以上を基準に判断する。

  3. 03

    事業部内外のシナジー創出

    衣料繊維事業ではグループ会社間の連携強化(展示会共同出展、新規商材共同開発)や生産工程のデジタル化を推進。産業機材事業では不織布関連3社の連携を強化し、海外拠点相互活用や共同開発を進める。資源循環システムでは両事業が協働し、衣料品回収から新商材開発までのスキーム構築を進める。

  4. 04

    海外事業拡大と新規事業への挑戦

    海外販売拠点の活用や現地販売機能の強化により海外事業を拡大する。また、リサイクルビジネスや再生医療分野など新規事業への積極的な投資・連携を推進する。

  5. 05

    サステナブル経営と人的資本の拡充

    SDGs、健康経営、労働災害ゼロ、CO2削減活動に取り組む。チャレンジする人財の育成や多様な能力の活用を通じて人的資本を充実させ、信頼される企業グループを目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,291人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は580万円で、9期前と比べて+6.5%平均年齢は45.4歳、平均勤続年数は15.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年11月4,694
2017年11月4,899
2018年11月5,077
2019年11月54544.415.85,096
2020年11月52844.315.94,770
2021年11月53844.716.55,126
2022年11月52245.216.75,025
2023年11月56145.516.74,159
2024年11月56945.816.54,499258
2025年11月58045.415.74,291277

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年11月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社54(国内 40 / 海外 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
ニッケコルトンプラザ(千葉県市川市) (注)35,838百万円
人とみらい 開発
本社・工場 — 滋賀県栗東市他4,079百万円
産業機材
本社・工場 — 大阪市中央区他3,390百万円
産業機材
東京支社 — 東京都中央区3,090百万円
人とみらい 開発
ニッケパークタウン(兵庫県加古川市) (注)22,788百万円
人とみらい 開発
印南工場 — 兵庫県加古川市2,785百万円
衣料繊維
ニッケまちなか発電所 明石土山 — 兵庫県加古郡稲美町1,726百万円
人とみらい 開発
岐阜工場 — 岐阜県各務原市1,528百万円
衣料繊維
人とみらい 開発 — 大阪府吹田市1,490百万円
本社・工場 — 大阪市中央区他915百万円
衣料繊維
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アカツキ商事㈱ ※1
    東京都墨田区
    議決権100.0%
  • 国内
    佐藤産業㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    大成毛織㈱
    愛知県一宮市
    議決権100.0%
  • 海外
    青島日毛織物有限公司
    中国山東省 青島市
    議決権100.0%
  • 国内
    金屋ニット㈱
    京都府福知山市
    議決権100.0%
  • 国内
    尾州ウール㈱
    愛知県一宮市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニッケテキスタイル
    愛知県一宮市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニッケ起ダイイング
    愛知県一宮市
    議決権100.0%
  • 国内
    第一織物㈱
    福井県坂井市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニッケ物流
    愛知県一宮市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エフアンドエイ ノンウーブンズ
    大阪市中央区
    議決権100.0%
  • 海外
    芳珠特種紡織品(江陰)有限公司
    中国江蘇省 江陰市
    議決権100.0%
残りのグループ会社42社を開く
  • 芳珠(上海)貿易有限公司中国上海市100%
  • ㈱ファンズプレシジョン埼玉県北葛飾郡100%
  • PT FANS INDUSTRY INDONESIA ※1インドネシア ブカシ県100%
  • 芳珠精密加工(香港)有限公司中国香港 特別行政区九龍100%
  • 芳珠精密加工(深圳)有限公司中国広東省 深圳市100%
  • FANS PRECISION (THAILAND) CO.,LTD.タイ サムットプラ カーン県100%
  • FANS PRECISION VIETNAM CO.,LTD.ベトナム フンイエン省 ミーハオ県100%
  • ㈱ゴーセン大阪市中央区100%
  • 上海高繊制紐有限公司中国上海市100%
  • ゴーセン・タイランド社タイ チョンブリ県100%
  • ㈱ニッケ機械製作所兵庫県加古川市100%
  • ニッケ・タイランド社タイ バンコク市49%
  • ㈱エミー大阪市中央区100%
  • 億明貿易(厦門)有限公司中国福建省 厦門市100%
  • ホクレン㈱石川県白山市100%
  • ㈱カンキョーテクノ大阪市中央区100%
  • 呉羽テック㈱滋賀県栗東市100%
  • 栗東テック㈱滋賀県栗東市100%
  • Nikke Kureha America Co.,Ltdアメリカ オハイオ州100%
  • ニッケ・タウンパートナーズ㈱千葉県市川市100%
  • ニッケみらい建設㈱神戸市垂水区100%
  • コスモ・メンテナンス㈱千葉県市川市100%
  • ㈱ニッケ・ケアサービス愛知県一宮市100%
  • 日本パムコ㈱千葉県市川市100%
  • ㈱ニッケウエルネス愛知県一宮市100%
  • ㈱ニッケライフ兵庫県加古川市100%
  • ㈱スクーデリア東京都江戸川区100%
  • ニッケ商事㈱大阪市中央区100%
  • ㈱ニットーファミリー神戸市中央区100%
  • ㈱ツキネコ東京都千代田区100%
  • ミヤコ商事㈱東京都足立区100%
  • ㈱こどものかお東京都杉並区100%
  • ㈱AQUA横浜市戸塚区100%
  • ㈱日本馬事普及東京都府中市100%
  • サンコー㈱東京都千代田区100%
  • ㈱インテリアオフィスワンさいたま市 大宮区80%
  • ㈱京都医療設計京都市山科区100%
  • 日毛(上海)管理有限公司中国上海市100%
  • 他6社
  • ㈱艶金岐阜県大垣市20%
  • ㈱キューテック福岡県八女市25%
  • Kureha Thailand Co.,Ltdタイ サムットプラカーン県50%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は1,194億円営業利益119億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.5%、利益が+2.6%。

売上高
+3.5%
1,194億円
営業利益
+2.6%
119億円
純利益
+1.1%
91億円
営業利益率
10.0%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高1,300億円1,194億円
営業利益130億円119億円
純利益95億円91億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は597億円、営業利益は56億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+1.9%、営業利益は+14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q255197.515
2023年2Q290279.318
2023年3Q263218.016
2023年4Q32727
2024年1Q248197.718
2024年2Q288289.719
2024年4Q6186911.253
2025年2Q586498.435
2025年4Q6087011.556
2026年2Q597569.445

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年11月期からの14期で、売上は974億円から1,194億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は10.0%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
南海毛糸紡績㈱を子会社化(現・㈱ニッケテキスタイル、現・連結子会社)
2012年11月9745433
スタンプインク製造・販売の㈱ツキネコを子会社化(現・連結子会社)
2013年11月9776033
寝具・寝装品製造・販売の㈱ナイスデイを子会社化(2022年10月 ㈱AQUAを存続会社とする吸収合併により消滅、現・連結子会社)
2014年11月1,0056636
2015年11月1,0297847
家具卸売のミヤコ商事㈱を子会社化(現・連結子会社)
2016年11月1,0107650
産業用資材・機器貿易商社の㈱エミーを子会社化(現・連結子会社)
2017年11月1,0359153
家具・インテリア通販サイト運営の㈱AQUAを子会社化(現・連結子会社)
2018年11月1,1059153
医療機器販売の㈱京都医療設計を子会社化(現・連結子会社)
2019年11月1,26411265
繊維製品製造販売の第一織物株式会社を子会社化(現・連結子会社)
2020年11月1,04912771
株式交換により株式会社フジコーを子会社化(2024年6月 当社を存続会社とする吸収合併により消滅)
2021年11月1,0669883
消費者向け家電商品の企画、販売及びEコマース運営を行うサンコー株式会社を子会社化(現・連結子会社)
2022年11月1,09011773
2023年11月1,13511676
2024年11月1,15411612110.190
2025年11月1,19411913010.091

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高1,194億円のうち、営業利益として残るのは119億円10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は91億円、売上の7.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.3%851億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.8%224億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.0%119億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.1pt
10.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.4pt
7.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.6pt
7.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年11月期は営業CFが121億円、投資CFが−93億円で、差し引きのフリーCFは28億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は313億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年11月54−371517135
2013年11月62−10122−39120
2014年11月121−41−5380149
2015年11月68−23−4945147
2016年11月95−66−3429143
2017年11月92−67−725160
2018年11月58−29−1529174
2019年11月137−31−29106250
2020年11月113−62−451299
2021年11月124−21−15103411
2022年11月94−69−9525344
2023年11月9010−98100353
2024年11月102−79−4223334
2025年11月121−93−5128313

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年11月期の総資産は1,898億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,322億円で、自己資本比率は69.4%(業種中央値57.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年11月1,17870047858.8
2013年11月1,32977555457.6
2014年11月1,33979454558.6
2015年11月1,32781850960.9
2016年11月1,30682248462.2
2017年11月1,40289151162.8
2018年11月1,41689252462.2
2019年11月1,48793355461.8
2020年11月1,47295751563.8
2021年11月1,6361,04659062.9
2022年11月1,6341,07755765.3
2023年11月1,6611,14152068.1
2024年11月1,7991,23756268.2
2025年11月1,8981,32257669.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
290億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,108億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
190億円
在庫として抱えている分
負債合計
576億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率48社中12位あたり、逆に低いのは配当利回り48社中22位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.2%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.0%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.4%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.5%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥1,967で、1年前と比べて+22.8%過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。

¥1,967+0.3%1ヶ月+2.3%1年+22.8%時価総額1,461億円
過去52週の値幅
安値¥1,556高値¥2,113

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)13.9倍
PBR0.95倍
配当利回り2.54%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比-2.33%の反落。25日線(1764円)は上回るものの、52週高値(2113円)からは約13%低い。1ヶ月では+8.78%と上昇基調。出来高は7/15に23.5万株と増加し、直近も14.3万株と活況。週足では上昇トレンド継続中だが、高値圏での値動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER 12.4倍は業界平均25.5倍を下回り、PBR 0.94倍は同平均0.99倍と同水準。配当利回り1.6%は同平均2.1%を下回る。ROE 7.2%は業界平均に近い。割安だが配当がやや低く、業績は安定的に推移。割高感はない。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.2倍26.7倍
PER (予想)13.9倍
PBR0.95倍1.01倍
ROE7.2%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は堅調で営業利益率10%超、PBR0.94倍と割安感がある。強気派は高付加価値素材へのシフトで収益性向上、自動車内装や医療向け需要の拡大が追い風と見る。弱気派は繊維業界の構造的な需要減少リスク、原材料高や円安の影響を懸念。PER12.4倍と妥当だが、成長鈍化で割高感も。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率10%超、安定した収益力

  • 高付加価値シフト

    自動車内装・医療向けで収益性向上

  • 低PBRの割安感

    PBR0.94倍、純資産価値接近で下支え

  • 営業利益116億円と高水準2024年11月期影響

    営業利益率10.1%、繊維事業で安定収益

  • 自社株買いで資本効率改善不定影響

    年間10億円程度の自己株式取得実績

  • 海外需要回復で輸出増加2025年下期影響

    輸出比率15%、アジア需要改善期待

  • PBR0.94倍で割安感継続影響

    解散価値割れ水準、バリュー株として注目

マイナスに働く材料7
  • 繊維需要減少リスク

    国内繊維市場は構造的に縮小傾向

  • 原材料高・円安

    輸入原材料のコスト上昇が収益を圧迫

  • 成長鈍化

    売上高成長率は低く、増益率も限定的

  • 国内繊維市場縮小で減収リスク長期影響

    国内市場年率2%縮小、売上減少リスク

  • 羊毛価格高騰によるコスト増継続影響

    羊毛価格10%上昇で営業利益約5億円減

  • 円高進行で輸出採算悪化為替次第影響

    1円の円高で営業利益約2億円減

  • 配当利回り1.59%と低魅力継続影響

    配当性向28%、増配余地あるが低利回り

次の決算で確かめる点
営業利益率
高付加価値シフトの進捗を示す
売上高成長率
需要動向とシェア拡大を確認
自動車内装売上高
成長ドライバーの動向を把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+17.5%いまの株価に対する利回りは2.54%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.54%
いまの株価に対して
配当性向
46.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年11月2257.3
2017年11月220.040.3
2018年11月220.031.5
2019年11月2618.230.4
2020年11月260.051.3
2021年11月287.741.9
2022年11月307.135.0
2023年11月3310.041.7
2024年11月4021.238.7
2025年11月4717.546.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ25,782人。区分でいちばん多いのは個人・その他34.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.3%を占め、残る48.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年11月%2021年11月%2022年11月%2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他37.337.033.735.534.234.1
金融機関30.129.630.730.029.527.6
事業法人21.821.823.523.523.923.7
外国法人8.98.49.19.311.514.2
自己株式17.114.99.912.09.69.8
証券会社1.83.33.11.60.80.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.78
02株式会社みずほ銀行3.77
03株式会社三井住友銀行3.77
04日清紡ホールディングス株式会社3.72
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.07
06株式会社竹中工務店2.69
07株式会社三菱UFJ銀行2.44
08日本生命保険相互会社2.43
09ニッケ従業員持株会1.96
10住友不動産株式会社1.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-22
    SMBC日興証券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.14%
    -0.75pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+208%、1株純資産は14期で+115%。直近期のROEは7.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年11月439134.712.973.4
2013年11月441,0114.617.246.6
2014年11月471,0364.616.354.0
2015年11月621,0965.915.039.3
2016年11月681,1026.211.857.3
2017年11月721,1946.213.940.3
2018年11月721,2136.012.731.5
2019年11月901,2647.211.830.4
2020年11月991,3107.710.751.3
2021年11月1151,3988.47.341.9
2022年11月1011,5087.010.035.0
2023年11月1091,6397.011.941.7
2024年11月1301,7817.69.638.7
2025年11月1321,9657.213.746.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

22名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は22名。2025/11期の役員報酬は総額264百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
富田一弥取締役 取締役会議長67106,000
長岡豊代表取締役社長 社長執行役員6468,000
川村善朗取締役 常務執行役員 人とみらい開発事業本部長兼不動産開発事業統括部長6549,000
岡本雄博取締役 常務執行役員 経営戦略センター長6545,000
金田至保取締役 常務執行役員 衣料繊維事業本部長6136,000
若松康裕取締役72
宮島青史取締役66
加藤之啓取締役67
藤原浩司常勤監査役6222,000
勝井映子57
近藤浩行常務執行役員
来栖泰執行役員
残りの役員10名を開く
氏名役職年齢
藤井裕士執行役員
山﨑佳代執行役員
清水泉執行役員
渡邊国昭執行役員
岡田啓執行役員
細田直樹執行役員
永井一郎執行役員
水口雅雄執行役員
加藤純一監査役64
有田真紀58

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6115522919733
監査役3373712
社外取締役530306

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,284字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社57社及び持分法適用関連会社3社(2025年11月30日現在)を中心に構成され、毛糸・毛織物などの衣料繊維製品の製造並びに販売、倉庫管理・構内運送を主とした『衣料繊維事業』、不織布・フェルトなどの繊維資材製品、テニス・バドミントンガット、釣糸、産業資材の製造・販売、産業向け機械の設計・製造・販売、環境・エネルギーシステムの設計・施工・メンテナンスを主とした『産業機材事業』、ショッピングセンターなど商業施設の開発・賃貸・運営、不動産の建設・販売・賃貸、乗馬・ゴルフ・テニス等のスポーツ施設運営の運営、介護事業、保育事業、携帯電話販売を主とした『人とみらい開発事業』、毛布・寝装用品、手編毛糸、家具、馬具・乗馬用品、スタンプ・スタンプインク、消費者向け家電商品の製造販売及び100円ショップ向け日用雑貨卸を主とした『生活流通事業』を行っております。各事業の当社及び関係会社の位置付けは次のとおりであります。 なお、『衣料繊維事業』、『産業機材事業』、『人とみらい開発事業』、『生活流通事業』の4部門は、「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表注記事項」(セグメント情報等)の区分と同一であります。 『衣料繊維事業』 当部門において、当社は毛糸・ユニフォーム織物素材と製品、紳士及び婦人のファッション織物素材と製品などの衣料繊維製品の製造及び販売を行っており、製品の一部は㈱ナカヒロ、アカツキ商事㈱、佐藤産業㈱等に販売しております。 大成毛織㈱、青島日毛織物有限公司は織物の製織加工を行っており、当社は製造委託を行っております。金屋ニット㈱はニット製品の製造を行っております。尾州ウール㈱は毛糸の製造(撚糸)、㈱ニッケ起ダイイングは毛糸の染色加工を行っており、当社はこれらの会社へ製造委託を行っております。㈱ニッケテキスタイルは織物及び毛糸の販売を行っております。第一織物㈱は織物の製織加工及び販売を行っております。 ㈱ニッケ物流は当社工場の倉庫管理及び構内運送等を行っております。 ㈱キューテックは織物製品の縫製加工を行っております。㈱艶金はニットの染色整理加工を行っております。 『産業機材事業』 当部門において、㈱エフアンドエイノンウーブンズは不織布・フェルト等の繊維資材製品の製造・販売を、㈱ファンズプレシジョン、芳珠特種紡織品(江陰)有限公司は不織布・フェルト等の繊維資材製品の製造・加工を、芳珠(上海)貿易有限公司は不織布・フェルト等の繊維資材製品の販売を、その他の㈱エフアンドエイノンウーブンズの子会社5社は、不織布等の繊維資材製品の製造・販売を行っております。 呉羽テック㈱は、不織布等の製造・販売を行っており、栗東テック㈱及びNikke Kureha America Co.,Ltd.は不織布製品の加工・販売を、Kureha Thailand Co,.Ltd.は不織布製品の製造・販売を行っております。 ㈱カンキョーテクノは、集塵機器フィルターの製造及び販売、エアフィルターの販売を行っております。 ㈱ニッケ機械製作所は、産業向け機械の設計・製造・販売を行っております。 ㈱ゴーセンはテニス・バドミントンガット、釣糸、産業資材の製造・販売を行っており、ゴーセン・タイランド社は、自動車用繊維資材の製造・販売を行っております。ホクレン㈱は、繊維資材の染色及び加工を行っております。 ㈱エミー、億明貿易(厦門)有限公司は電気絶縁材料等の産業資材、産業機器・機械要素部品、工業用医療資材等の輸出入を行っております。 『人とみらい開発事業』 当部門において、当社はショッピングセンターなど商業施設の開発・賃貸、不動産の賃貸、乗馬クラブの運営等を行っております。 ニッケ・タウンパートナーズ㈱は、ショッピングセンターの運営管理・運営受託を行っております。ニッケみらい建設㈱は建設及び不動産管理を行っており、コスモ・メンテナンス㈱は不動産管理を行っております。㈱ニッケウエルネスはゴルフ練習場、ゴルフスクール、テニススクールなどの運営を行っております。㈱ニッケ・ケアサービス、日本パムコ㈱及び㈱スクーデリアは介護事業を行っております。㈱ニッケライフ及び㈱ニッケナーサリーは保育事業を行っております。その他、携帯電話の販売を行っております。 『生活流通事業』 当部門において、ニッケ商事㈱は毛布・寝装用品、手編毛糸等の製造・販売、馬具・乗馬用品の製造・販売及びコンテナの輸入・販売、100円ショップ向け生活雑貨の卸売り、服飾雑貨の企画・開発、並びに輸入及び販売を行っております。ミヤコ商事㈱は家具・室内装飾品・日用雑貨等の卸売業を行っております。㈱ツキネコはスタンプインク等の製造・輸出入・販売を行っております。㈱こどものかおはラバースタンプ・切文字関連商品等の販売を行っております。㈱ニットーファミリーは、個人向け保険代理業を行っております。㈱AQUAは主に生活家電やインテリア雑貨、化粧品などを販売しているネットショップ運営、寝具・寝装品・インテリア用品の製造販売を行っております。㈱日本馬事普及は乗馬用品の販売を行っております。サンコー㈱は、消費者向け家電商品の企画、販売及びEコマース運営を行っております。㈱インテリアオフィスワンは家具・インテリア製品の企画、開発及び販売を行っております。 事業系統図 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題7,067字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 ニッケグループは、長期安定的に企業価値を向上させるために、「経営理念」「経営方針」に則り、株主をはじめとする多様なステークホルダーの皆さまから信頼される経営を目指しております。 <経営理念> ”人と地球に「やさしく、あったかい」企業グループとして、 わたしたちは情熱と誇りをもってチャレンジして行きます。” <グループビジョン> ・未開の分野に目を向け、「高機能商品」「地域NO.1サービス」の開発と提供へ挑戦し、みらい生活創造企業を目指します。 <経営方針> ・「全員がチャレンジ精神を持ち」「人が育つ」、生命力あふれた会社を目指します。 ・お客様の声と研究開発から、独自性のある商品・サービスで市場を創造します。 ・常に未来を見つめ、グローバルな視点に立ち、世界に広がるお客様と社会の発展に貢献します。 ・多くの市場で勝ち抜くために、広く人財を求め、多様な「知」を結集して、事業を革新・発展させます。 ・お客様や株主様、社員、取引先、地域社会をはじめとした様々なステークホルダーとの永続的な信頼関係を築くことにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指します。 (2) 経営環境 国内の経済環境は緩やかな回復は続くものの、人口減少と高齢化の進展に伴う深刻な労働力不足、物価高による実質賃金の目減りと消費意欲の減退など、未だに景気回復の実感は乏しい状況です。世界経済におきましても、米国の関税政策を始めとした各国での保護主義の高まり、ウクライナ侵攻や不安定な中東情勢など地政学リスクはますます高まっており、サプライチェーンの見直しも必須となっております。中国の景気回復もまだ見通せない状況であり、今後も厳しい事業環境が続くと考えられます。 ニッケグループもこのような経営環境の影響を大きく受けておりますが、中長期的・グローバルな目線で変化を捉えてリスクに対処すると共に、変革や新たな市場を切り拓く「チャンス」であると捉え、RN130第3次中期経営計画を推し進めて参りました。 当社グループにおける環境認識は以下のとおりです。 <衣料繊維事業> ・主力である国内スクールユニフォーム事業は、少子化により市場規模が確実に漸減していく。足元では中国の景気停滞はあるものの、円安基調から日本品に対する欧米の購買力は回復傾向であり、国内でのインバウンド需要も堅調に推移していく。 ・エネルギー費、原材料費、人件費などコストの増加傾向は今後も継続する。為替相場についても今後の先行きは不透明である。 ・国内外でのSDGsへの意識は引き続き高まり、顧客の要望が多様化・高度化していく。環境配慮への対応などの取り組みが必須となる取引が今後も増加していく。 <産業機材事業> ・中国市場は、自動車・環境・生活関連、何れの分野においても景気低迷の影響を受けており、今後も当面継続する。米国関税政策などの影響で自動車関連を中心にグローバル市場の先行き不透明感は継続する一方、北米エリアでの事業機会は広がる。また、インフラなどの課題はあるものの、インドは更なる発展が見込まれる。 ・EV化などの技術発展が進む自動車だけでなく、鉄道も含めたモビリティ産業全体でのビジネスチャンスは引き続き期待できる。家電・OA分野は、海外での堅調な需要拡大を見込む。 ・SDGsへの意識の高まりと各地での規制強化が進み、環境関連の市場規模は伸長する。特に、EV関連素材やリサイクルビジネスへの需要拡大が期待できる。 <人とみらい開発事業> ・商業施設では地域密着型ショッピングセンターは堅調に推移する。不動産開発では省エネビルなど資産価値を高めた物件の引き合いが増える。 ・ライフサポート分野では、介護関連市場は引き続き拡大していく。スポーツ関連市場は、ゴルフはブームがピークアウトするも、テニスは今後も堅調な推移が見込まれる。 ・各分野とも安定した事業拡大には、施設の計画的なメンテナンス実施、人財の確保と安定化、並びに運営力強化が喫緊の課題である。 <生活流通事業> ・Eコマース市場はあらゆる分野にすそ野が広がり、その利便性から拡大基調は続く。 ・一方、Eコマースはボーダレス化が進み、海外勢やメーカー直販も含め競合が増加する。大手モールの交渉力がより強くなると共に、仕入品価格や物流費、広告宣伝費の上昇基調も続く。 <メディカル分野> ・国内外において、医療機器・医薬用品業界は拡大していく。 ・長期的には再生医療分野の市場が拡大していく。 (3) 対処すべき課題 ①RN130ビジョン第3次中期経営計画(2024~2026年度)の進捗 (単位:百万円) 第2次中期経営計画   第3次中期経営計画(2024年度~2026年度)※1 2023年度   2024年度   2025年度   2026年度 実績   中期計画   実績   中期計画   業績予想※2   実績   中期計画   業績予想※3 売上高   113,497   111,000   115,438   120,000   121,700   119,377   130,000   130,000 営業利益   11,016   11,000   11,640   12,000   11,300   11,913   13,000   13,000 経常利益   11,634   11,600   12,098   12,400   12,000   12,967   13,400   13,400 親会社株主に帰属する当期純利益   7,643   7,700   8,970   7,800   8,000   9,090   8,800   9,500 ※1 2024年1月12日公表 ※2 2025年7月11日公表 ※3 2026年1月15日公表 (a)2025年度実績 RN130ビジョンの最終フェーズである第3次中期経営計画(2024~2026年度)では、グループビジョンに掲げる「みらい生活創造企業」の具現化に向け、着実に「前年よりも成長」することを目指しております。これにより、過去最高の売上高・各利益の更新を目標とし、その2年目である2025年度においても各種施策を実行してまいりました。 その結果、衣料繊維事業におけるユニフォーム分野での販売減はあったものの、産業機材事業では新規M&A会社が業績に寄与すると共に、不織布・FA設備・ラケットスポーツは好調に推移しました。人とみらい開発事業の商業施設運営分野や建設分野、生活流通事業のライフスタイル分野なども好調に推移し、売上高・営業利益は5期連続の増収増益を達成、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高益を更新しました。 経営環境が激しく変化するなか、事業ごとに好不調の波はありますが、4事業が相互補完することにより営業利益は継続して110億円台を超え、グループの収益力はより強靭さを増しております。衣料繊維事業では、ユニフォーム事業における流通在庫過多に伴う販売減により減収となりました。また、売上高の減少、それに伴う生産効率の低下、物流費の上昇などの影響も受けました。産業機材事業では、不織布事業強化に向けて前年度グループ化した呉羽テック株式会社および株式会社カンキョーテクノが通期で連結業績に寄与しました。また、自動車・半導体向けを中心にFA設備の受注が好調に推移すると共に、機材事業の強化に向けて株式会社カコテクノスのグループ化を推進しました。更に、バドミントンガットの販売も好調に推移しました。人とみらい開発事業では、八重洲通フィルテラスを竣工するなど保有不動産の再開発による付加価値向上を推進しました。生活流通事業では、災害用毛布やコンテナ、家電などの販売が好調に推移しました。メディカル分野では、主力商品の販売拡大と自社開発品の市場投入を進め、営業利益増につなげました。 (b)基本戦略の進捗 (ⅰ) 成長事業や新規事業、合理化への資源の重点配分および海外ビジネスの拡大 <衣料繊維事業> ・成長ドライバーの育成については、海外でのファッション向けテキスタイル販売の拡大を目指し、欧州や中国での展示会出展などプロモーション強化による認知度向上に努めています。また、当社独自開発糸を用いたニット製品の販売については、アウトドア市場での拡販を実現するため、有力ブランドとの取り組みを強化しています。 ・合理化への資源配分については、省エネ・省人化を目指した製造設備への投資、並びにバリューチェーンの生産性向上を目指したデジタル化に取り組んでいます。 <産業機材事業> ・成長ドライバーの育成については、自動車・環境関連市場向けの不織布事業をユニフォーム事業、不動産開発事業に続くニッケグループ第三の柱として育てるべく、前年度にグループ化した呉羽テック株式会社と株式会社カンキョーテクノの収益性向上に努めると共に、北米や東南アジアの海外販売拠点の活用も推進しました。また、更なる柱の創出を目指し、株式会社カコテクノスをグループ化することで、FA設備・機材分野強化への布石を打ちました。 ・新規事業であるリサイクルビジネスについては、回収した古着からジッパーやボタンなどの異物を自動除去する新規設備が稼働し始めたことに加え、古着を反毛して再生した繊維を活用した新商材の開発にも継続して注力しました。 <人とみらい開発事業> ・商業施設運営分野については、地域に根差した運営で業績は好調に推移しており、特にニッケコルトンプラザにおいては、キーテナントとして新規テナントがオープンし、顧客満足度と収益性の向上に寄与しております。 ・不動産開発分野においては、八重洲通フィルテラス(旧ニッケ東京ビル跡地)や一宮遊休地・夙川社宅跡地の再開発、並びに神戸本店ビルの改修が完了し、次年度からの収益貢献への布石を打ちました。また、旧フジコー伊丹工場・加古川社宅跡地の再開発プランの検討など、保有不動産の資産価値向上への取り組みも推進しました。八重洲通フィルテラスにおいては、ZEB Ready・ZEH認証を取得しており、省エネ・再エネなど環境に配慮した施設作りも進めております。 <生活流通事業> ・競争が激化するEコマース分野は、家具・寝装品・アイデア家電などの分野を中心に独自商品による差別化を図るべく、企画力やマーケティングの強化・品質向上に向け、BtoCで得た知見をBtoBで拡大させるSPA事業体のバリューチェーン構築を推進しました。 ・また、EC事業に適した物流基盤の構築についても、引き続き検討を進めております。 <メディカル分野> ・前年度に市場へ投入した生体吸収性シート「Pawdre®」、腹腔鏡手術用マルチポート「Dome Port™」、超音波検査サポート器具「COMPASS guide」など新規商材の拡販に注力しました。 ・また、今後の市場拡大が予想される再生医療分野においては、細胞培養用ゼラチン繊維基材「Genocel®」を活用した産学連携での臨床研究や、市場ニーズの確認を推進しております。 (ⅱ) 資本効率の改善 ・不採算事業や低収益不動産の見直しによる事業ポートフォリオの最適化を継続して実施しております。 ・新規投資案件については、ROICを指標とした投資判断を継続しております。(目標8%、最低5%以上) (ⅲ) 事業部内・事業部間におけるシナジー効果の創出 ・衣料繊維事業においては、海外テキスタイル拡販に向けた展示会の共同出展や新規商材の共同開発などのグループ会社間連携の強化、並びに生産工程の省人化に向けた設備投資、およびバリューチェーンのデジタル化を推進しております。 ・産業機材事業においては、不織布事業を担う株式会社エフアンドエイノンウーブンズ、呉羽テック株式会社、株式会社カンキョーテクノの連携を強化し、海外拠点の相互活用や新規商材の共同開発を進めております。 ・資源循環システムにおいては、衣料繊維事業と産業機材事業が協働し、衣料品や副産品の回収、異物の除去、反毛、新規商材開発などのスキーム構築を進めております。 ② 2026年度の施策について 2026年度は、RN130ビジョンの最終フェーズ「第3次中期経営計画」における最終年度であり、ビジョン達成に向けた総仕上げの一年となります。一方で国内外の経済環境は先行き不透明な状況が続いており、今後も更に厳しさが増すことが想定されます。この様な環境変化にしなやかに対応することで、過去最高の売上高・各利益を更新すると共に、RN130ビジョン実現に向けた各施策を実行してまいります。 グループ全体の重点方針は以下のとおりです。 ・第3次中期経営計画各施策の効果発現と経営計画の達成 ・次中長期ビジョン(CF140)に向けた戦略策定 ・3つの投資の推進(商品開発や合理化・省エネ設備への投資、顧客拡大投資、人財投資) ・海外事業の拡大、新規事業へのチャレンジ ・人的資本の拡充(チャレンジする人財の育成、多様な能力の活用など) ・資本効率を意識した経営への取り組み(構造改革の推進、不採算物件の再開発、適正在庫の保持、ROIC・ROEの向上) ・サステナブル経営(社会とニッケグループの持続的な成長)への取り組み(SDGs、健康経営、労働災害ゼロへの取組み、CO2削減活動など) ・信頼される企業グループづくり これらを踏まえた、各事業で取り組む施策は以下のとおりです。 <衣料繊維事業> ・海外市場での拡販に向けた、現地販売機能の強化および「ニッケ」ブランドの浸透と価値向上。最終製品を意識した販売モデルへの転換とプロモーション強化。 ・垂直・水平連携を意識したサプライチェーンの構築と整流化。グループ会社間の連携強化による商流の見直し・新素材開発。 ・糸・生地・縫製品など様々な段階での商品提供機能の実現。バリューチェーンのデジタル化による生産管理の一元化、生産・販売の最適化、並びに適正在庫の実現。 ・「服から服へ」と循環させるサーキュラーエコノミーの仕組み(WAONAS™)構築による販売拡大。 <産業機材事業> ・不織布事業の収益性向上。グループ会社間の連携強化によるシナジーの追求。 ・FA・機材事業の販売規模拡大。 ・海外拠点の設備投資および北米を中心とした海外販売の拡大。 ・付加価値商品開発による新規リサイクルビジネス(古着反毛)の軌道化。 <人とみらい開発事業> ・ショッピングセンターでの新店導入による魅力アップ。 ・大型開発案件のスピードアップと収益化(伊丹土地・市川コルトンプラザ南側など)。低収益不動産の再開発による資産価値の向上。 ・ライフサポート分野(スポーツ・介護・保育)での、サービス品質の向上、低収益事業所の見直し、人財確保と育成による安定化、並びに業務DX化による効率化。 <生活流通事業> ・商品企画・製造、コンテンツ制作、広告・販促施策など、バリューチェーンを自社グループ内で完結させるSPA(製造小売り)機能の強化。 ・販売チャネルとしてEコマースを強化、併せて海外販売の拡大。 ・分散している物流機能の一元管理によるサービス品質の向上。 <メディカル分野> ・戦略商品(Pawdre®)および新商品(Dome Port™、COMPASS guideなど)の拡販。 ・再生医療領域への挑戦。(Genocel®、Pawdre®) ③ 成長投資と株主還元について (ⅰ)成長投資と安定的な株主還元のバランスを志向します。 (ⅱ)成長投資については、研究開発投資、M&A投資、設備投資、人財投資など、中長期的な企業価値向上の観点から積極的に実行します。 (ⅲ)株主還元 ・減配しない(記念配当を除いて)、累進的な配当を基本といたします。 ・配当性向については現行の30%目安から順次切り上げ、第3次中期経営計画最終年度での35%を目指します。加えて、DOE(株主資本配当率)を指標とし、第3次中期経営計画最終年度での2.5%を目標とします。なお、2025年度の配当性向は35.5%、DOEは2.5%となりました。 ・投資の進捗も鑑み機動的な自己株式取得を行い、総合的な株主還元を充実させてまいります。なお、2025年度に200万株の取得・消却を実施した結果、総還元性向は69.8%となりました。 厳しさと不確実性が増す経営環境下ではありますが、RN130ビジョンを実現すべく第3次中期経営計画の達成を目指します。そして、2027年度から始まる次中長期ビジョン「CF(Create the Future)140ビジョン」で描いた「ありたい姿」の実現に向け、自社のパーパス(存在意義)を改めて見つめ直すことで、株主や顧客・従業員・サプライチェーンを始めとした各ステークホルダーから信頼され、「人が集まる」「人に選ばれる」魅力的な企業グループの創造に努めてまいります。
事業等のリスク3,185字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 「グループリスク管理委員会」を設置し、当社グループの認識するリスクを特定して、リスクの防止及び損失の極小化を図るためのリスク管理体制を強化しております。そのうち、当社グループの経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは、以下のとおりであります。 なお、記載内容のうち、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な取引先の業績悪化、事業撤退等 当社グループは、衣料繊維、繊維資材、産業向機械等の各種製品を、国内外の取引先に販売しておりますが、一部の製品については、主として特定の取引先に販売しております。このため、そのような取引先において、業績の悪化や当該製品に関する事業の撤退、大規模な在庫調整、生産調整あるいは当該製品の大幅な値下げ要求等が生じた場合には、当社グループの売上減少が生じるなど、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、当該リスクが顕在化する可能性は認識しておりますが、営業力の強化や販路の拡大、事業領域の拡大・多角化を図るなどの対応を推進しております。 また、景気後退等により重要な取引先が破綻した場合には、貸倒引当金を大幅に超える貸倒損失が発生するなど、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、過去の貸倒実績率等に基づき、貸倒引当金を計上しております。与信管理制度のもと、取引先別に限度額を設定するなど、与信リスクミニマイズへの対応策をとっております。また、取引内容によっては、取引信用保険等によるリスク移転も行っております。 (2) 事業の再編、事業構造改善 当社グループは、持続的な成長と収益の向上を目指すため、必要に応じ事業の再編や事業構造改善を実施する場合があります。この場合、事業構造改善の費用が増加するなど、当社グループの経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、事業の概況や市場動向を注視し、適切なタイミングで事業の再編や構造改善を実施するように努めております。 (3) 株価の大幅下落、為替相場の変動等 当社グループは、取引先を中心として市場性のある株式を保有しており、株価が大幅に下落した場合には、その他有価証券評価差額金の減少や売却時に損失が発生するなど、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 保有する株式については、取締役会で、保有銘柄ごとに、その保有目的や保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているか等を具体的に精査し、その保有の適否を検証しております。 また、年金資産にも市場性のある株式が含まれているため、株価が大幅に下落した場合には、年金資産の減少及び退職給付費用(数理計算上の差異の費用処理)の増加が生じるなど、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、退職給付債務の把握、年金資産の運用状況のモニタリングを定期的に行い、年金資産の運用配分の見直しを適宜行うことによりリスクの低減を図っております。 また、繊維事業の原料の多くは海外から輸入しており、為替相場が大幅に変動した場合には、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、為替予約等のリスクヘッジを行い、為替相場の変動による影響を最小限に止める措置を講じております。 (4) 製品の欠陥等 当社グループは、重大な製品の欠陥等が発生した場合には、多額の損害賠償支払いや当社グループの信用失墜が生じるなど、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。そのような事態に備えて、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありません。 当社グループは、製品の欠陥等の発生リスクを未然に防止しながら、所定の品質管理基準に従って、品質管理体制を強化し、重大な製品の欠陥が発生しないように努めております。 (5) 原材料の購入 当社グループの繊維事業の主要製品に使用される原材料の価格は国際市況やその他の環境要因(天候、為替相場等)により大きく左右されるため、当該事業の経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、複数購買やグローバル調達による購買ルートの検討等を行い、安定調達に努めております。 (6) 海外事業展開 当社グループは、繊維事業を中心に海外に生産拠点を保有しておりますが、予期しない法律または規制の変更、不利な政治的要因、社会混乱などのリスクが内在しており、これらの事象が発生した場合には、生産活動ほかに著しい支障が生じるなど、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、在外子会社と密接なコミュニケーションをはかることにより現地の情勢把握に努めるとともに、現地専門家の助言を得ることによりリスクの軽減を図っております。 (7) 災害・重大な感染症の拡大等 当社グループは、国内外の各地で生産活動ほかの企業活動を行う上で、それらの工場等での大規模な地震、風水害、雪害等の自然災害や火災等が発生した場合、生産活動等に著しい支障が生じるなど、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 災害等のリスクは常に顕在化する恐れがあると認識していますが、実際に災害等が発生した場合でも被害、損失を最小限に食い止められるよう、予防対策、緊急時の措置についての関連規程、マニュアルを整備するとともに、各種訓練を定期的に実施しております。 また、新型コロナウイルス感染症等の重大な感染症の発生及び感染拡大による影響が長期化、深刻化した場合、市況の悪化や国内外サプライチェーンの停滞、当社グループ事業活動の停滞等、経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、重大な感染症拡大の事態が発生した場合には、出張や大会議の自粛、Web会議システム等のオンラインツールの活用、テレワークや時差出勤などの措置を講じることで感染症拡大の防止に努めております。 (8) 固定資産の減損 当社グループは、様々な事業分野で製品の販売やサービスの提供を行っており、このため、継続的な設備投資や事業の成長のためのM&Aを実施しております。各市場における事業環境の悪化や競合の激化等により、事業の収益性が低下した場合には、当社グループの保有する有形固定資産及びのれん等の減損損失を計上するなど、当社グループの経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、各市場の事業環境を注視し、各事業分野においては、高付加価値の商品やサービスを提供するなど顧客満足の向上を目指しております。また、設備投資やM&Aの新規投資においては投資効率や投資回収期間を勘案の上、実施しております。 (9) 情報セキュリティリスク 当社グループは、各種の基幹システムを導入して業務運営を行うとともに、業務上必要となる各種情報を情報システム上で管理しております。サイバー攻撃、不正アクセス、大規模停電などの予期せぬ事態により、システム停止、重要データの破壊、情報流出等が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、これらの情報システムやネットワークの管理において、安定稼働やセキュリティ対策に力を入れ、適切なサーバの管理や情報のバックアップ、サイバーセキュリティ保険加入等の必要な措置を講じております。
経営成績の分析 (MD&A)7,181字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 ニッケグループは、中長期ビジョン「ニッケグループRN(リニューアル・ニッケ)130ビジョン(2017~2026年度)」(以下「RN130ビジョン」という)において、各事業が魅力的な事業を創造し、今後の更なる企業価値向上に向けて、永続的な成長と発展を目指すことを掲げております。 当連結会計年度は、「RN130ビジョン」の最終フェーズとなる「RN130第3次中期経営計画(2024~2026年度)」の中間点であり、ビジョン達成に向けた大切な一年でした。国内外においては、政治・経済環境の不確実性が増す中で、外部環境の変化にしなやかに対応し、各種施策を着実に実行してまいりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高119,377百万円(前期比3.4%増)、営業利益11,913百万円(前期比2.3%増)、経常利益12,967百万円(前期比7.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9,090百万円(前期比1.3%増)となりました。 産業機材事業で当期から株式会社カンキョーテクノ(以下「カンキョーテクノ」)と呉羽テック株式会社(以下「呉羽テック」)が通期で連結業績に寄与したこと、生活流通事業が好調だったこと等により売上高、営業利益は5期連続で増収増益、営業利益以下の各利益は過去最高値を更新しました。 各事業セグメントの概況は以下のとおりです。 (a) 衣料繊維事業 衣料繊維事業の当連結会計年度は売上高30,282百万円(前期比4.0%減)、営業利益2,645百万円(前期比23.5%減)となりました。 (ユニフォーム分野) 学校制服用素材は、流通在庫過多の影響を受け低調でした。官公庁制服用素材は、消防向けが好調で、全体では堅調でした。一般企業制服用素材は前期並みでした。 (テキスタイル分野) 一般衣料用素材は、国内では、スーツ生地等の販売が不調でした。海外では、中国市況悪化の影響を受けましたが、欧米向けの販売が伸長し好調でした。 (ヤーン分野) ニット関連の編地・製品の販売は好調でしたが、糸販売の不調の影響が大きく、全体では不調でした。 (b) 産業機材事業 産業機材事業の当連結会計年度は売上高35,177百万円(前期比14.1%増)、営業利益2,875百万円(前期比45.8%増)となりました。 (自動車関連分野) 車両向けの不織布等は、2024年8月にグループに加わった呉羽テックの売上が貢献し増収となりました。車載電装品他製造ラインのファクトリーオートメーション設備は、顧客の設備投資抑制から受注が減少傾向にあり売上は不調でしたが、高利益率の案件が多かったため増益となりました。 (環境関連分野) フィルター資材等の環境・エネルギー関連資材は、2024年4月にグループに加わったカンキョーテクノの売上が貢献し増収となりました。 (その他産業関連分野) 半導体関連装置や画像検査装置は、顧客の設備投資抑制から受注が減少傾向にあり不調でした。OA向け資材・その他工業用資材は、引き続き堅調でした。 (生活関連分野) ラケットスポーツ関連は、バドミントンガットの市況回復に加え新商品も好評であることから好調でした。フィッシング関連は前期並みでした。楽器用フェルトは、中国市況低迷の影響を受け不調だった前期との比較では増収となりました。衛生材料用不織布は、前期よりグループに加わった呉羽テックが売上に貢献しました。 (c) 人とみらい開発事業 人とみらい開発事業の当連結会計年度は売上高26,679百万円(前期比0.7%増)、営業利益6,772百万円(前期比2.9%減)となりました。 (商業施設運営分野) 商業施設運営は、一部テナントとの契約形態変更に伴い減収となりましたが、イベント企画などによる来場者誘致や新規店舗開店の効果等から顧客単価が改善し増益となりました。自社所有外の商業施設におけるプロパティマネジメントおよびコンサルティング業務は前期並みでした。 (不動産開発・建設分野) 不動産賃貸事業は、高い入居率を維持し安定した収益を確保していますが、八重洲通フィルテラス(旧ニッケ東京ビル跡地再開発)の竣工(2025年1月)に伴う経費等が先行した影響や、販売用不動産の売却があった前期との比較においては減益となりました。ソーラー事業は、天候が良好だったことから好調でした。建設関連は、建築資材及び人件費の高騰などの影響があったものの、計画通りに工事が完工し堅調でした。 (ライフサポート分野) 保育関連は、一部施設の閉鎖等により低調でした。介護関連は、既存施設の利用者数や入所者数が回復し堅調でした。スポーツ関連は、ゴルフは来場者数が減少したものの、テニスは首都圏エリアでスクール収入が伸び前期並みでした。 (通信及び新規サービス分野) 通信・新規サービス分野は堅調でした。 (d) 生活流通事業 生活流通事業の当連結会計年度は売上高23,199百万円(前期比3.0%増)、営業利益1,051百万円(前期比24.1%増)となりました。特にトランクルーム用のコンテナ販売が好調でした。 (寝装品及び業務用品分野) 寝装品は、EC販売が不調でした。業務用品は、災害用毛布や航空機内膝掛け毛布等の販売が増加し好調でした。 (生活雑貨分野) 100円ショップ向け等の雑貨販売は、新商品の投入が遅れ低調でした。家具類販売は、前期並みでした。生活家電は、夏物商品とEC販売の増加により堅調でした。フィルム関連は、ゲーム機用保護フィルムの販売が増加し、好調でした。 (ホビー・クラフト分野) スタンプ販売は、新商品のオリジナルスタンプ等が貢献し好調でした。スタンプ用インク販売は、海外向けが減少し不調でした。乗馬用品販売は、前期を上回りました。 (その他) 保険代理店の経営成績は堅調でした。コンテナ販売は、受注が増加し好調でした。 ② キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動による資金の収入は、前連結会計年度に比べ、売上債権の減少等により、1,981百万円増加して12,140百万円となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ、有価証券の売却及び償還による収入の減少並びに関係会社株式の取得による支出及び固定資産の取得による支出の増加により1,399百万円増加して9,255百万円となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ、自己株式の取得による支出の増加等により、857百万円増加して5,070百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比2,126百万円減少して31,293百万円となりました。 (キャッシュ・フロー関連指標の推移) 当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は以下のとおりであります。 2023年度期末   2024年度期末   2025年度期末 自己資本比率(%)   68.1   68.2   69.4 時価ベースの自己資本比率(%)   53.8   47.7   63.9 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   1.6   1.3   1.2 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   98.8   124.8   83.8 (注1)各指標は、いずれも連結ベースの財務諸表数値を用いて、以下の計算式により計算しております。 自己資本比率 :自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー/利払い (注2)株式時価総額は、期末株価終値×自己株式控除後の期末発行済株式数により算出しております。 (注3)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 (注4)営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を用いております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その形態・単位等は必ずしも一様でなく、また受注生産をとらない製品もあり、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 このため生産、受注及び販売の状況については「①財政状態及び経営成績の状況」における、各セグメント業績に関連付けて示しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 財政状態の分析 当連結会計年度における総資産は189,756百万円(前連結会計年度比5.5%増)となりました。 当連結会計年度における自己資本比率は69.4%となり、当連結会計年度における1株当たり純資産は1,964円90銭となりました。また、自己資本当期純利益率(ROE)は、7.1%(前連結会計年度比0.5ポイント減)となりました。 (流動資産) 当連結会計年度における流動資産は92,689百万円(前連結会計年度比4.7%減)となりました。その主な内容は、現金及び預金の減少3,423百万円や売上債権の減少3,325百万円等であります。 (固定資産) 当連結会計年度における固定資産は97,067百万円(前連結会計年度比17.5%増)となりました。その主な内容は、投資有価証券の増加10,365百万円や建物及び構築物の増加2,211百万円等であります。 (流動負債) 当連結会計年度における流動負債は35,433百万円(前連結会計年度比7.3%減)となりました。その主な内容は、仕入債務の減少3,052百万円や短期借入金の減少263百万円等であります。 (固定負債) 当連結会計年度における固定負債は22,170百万円(前連結会計年度比23.2%増)となりました。その主な内容は、繰延税金負債の増加2,799百万円や長期借入金の増加1,430百万円等であります。 (純資産) 当連結会計年度における純資産は132,152百万円(前連結会計年度比6.8%増)となりました。その主な内容は、利益剰余金の増加4,239百万円やその他有価証券評価差額金の増加4,389百万円等であります。 (b) 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は119,377百万円(前連結会計年度比3.4%増)となりました。 セグメント別の売上高につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (営業利益) 衣料繊維事業につきましては、円安による原料コストや人件費等の製造コスト上昇の他、システム切り替え費用の発生、生産調整による工場損益の悪化等により、営業利益は減少いたしました。 産業機材事業につきましては、昨年グループに加わった㈱カンキョーテクノ、呉羽テック㈱が通年寄与した他、自動車関連分野において高利益率の案件が多かったこと、ラケットスポーツ関連が好調であったこと等により、営業利益は増加いたしました。 人とみらい開発事業につきましては、商業施設運営分野においてイベント企画等による来場者誘致や新規店舗開店等により顧客単価が改善したものの、八重洲通フィルテラスの竣工(2025年1月)に伴う経費等が先行した影響や、販売用不動産の売却があった前期との比較において、営業利益は減少いたしました。 生活流通事業につきましては、生活雑貨分野、コンテナ販売が好調であったこと等により、営業利益は増加いたしました。 以上の結果、当連結会計年度における販売費及び一般管理費は22,355百万円(前連結会計年度比4.6%増)となり、営業利益は11,913百万円(前連結会計年度比2.3%増)となりました。 (経常利益) 営業外損益は、受取配当金や付加価値税還付金の増加等により、収益増加となりました。 以上の結果、当連結会計年度における経常利益は12,967百万円(前連結会計年度比7.2%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別損益は、受取補償金の増加や事業構造改善費用の減少等により、収益増加となりました。 以上の結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は13,262百万円(前連結会計年度比16.6%増)となり、法人税等調整額の増加等により、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は9,090百万円(前連結会計年度比1.3%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (a) キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (b) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要は、主に衣料繊維事業における原材料の仕入や製造経費、販売費及び一般管理費等であり、投資を目的とした資金需要は、主に保有する不動産への設備投資等によるものであります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びリース債務を含む有利子負債の残高は14,738百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は31,293百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っていますが、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、以下のとおりであります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位でグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては、将来の利益計画に基づき慎重に検討を行っておりますが、その見積りの前提とした条件や仮定に変化が生じた場合、減損処理が必要になる可能性があります。 (退職給付会計) 退職給付に係る資産及び負債のうち、確定給付制度に係る分については、割引率や年金資産の期待運用収益率等の数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出しております。実際の計算が前提条件と異なる場合、または制度に変化や変更が生じた場合は、将来の退職給付に係る負債、及び退職給付費用に影響を与える可能性があります。 (3) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「売上高」、「営業利益」、「自己資本当期純利益率(ROE)」を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における「売上高」は119,377百万円(前連結会計年度比3.4%増)、「営業利益」は11,913百万円(前連結会計年度比2.3%増)、「自己資本当期純利益率(ROE)」は7.1%(前連結会計年度比0.5ポイント減)となりました。 なお、今後の見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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