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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

アルコニックス

ALCONIX CORPORATION3036 · Prime · 卸売業

非鉄金属の商社機能と製造機能を融合したユニークな企業。アルミ・銅の取引に加え、半導体・自動車向け加工部品やめっき材料など製造事業が収益の柱。

概要

アルコニックスは、非鉄金属とレアメタルを中心とする総合商社である。1981年に日商岩井(現双日)の100%出資で設立され、2001年のMBOを経て独立。現在はアルミ・銅などのベースメタルから、チタン・タングステン・レアアースなどのレアメタル、半導体材料、めっき材料、精密加工部品まで幅広く取り扱う。2024年3月期の連結売上高は1,749億円、従業員数は3,098名。商社機能と製造業を融合したユニークな企業集団を形成しており、2026年3月期には売上高2,197億円、営業利益97億円を計画する。

四つの報告セグメントで構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、有価証券報告書上、四つの報告セグメントに区分される。第一は「電子機能材事業」で、化合物半導体、プリント配線基板材料、ニッケル製品、そしてチタン・タングステン・モリブデン・ガリウム・インジウムなどのレアメタル・レアアースを原料から製品まで一貫して取り扱う。第二は「アルミ銅事業」で、アルミ圧延品・伸銅品・建設資機材の輸出・三国間・国内取引に加え、アルミ・銅スクラップのリサイクル原料取引を展開する。第三の「装置材料事業」は、米国子会社UNIVERTICAL HOLDINGS INC.が手掛ける銅・ニッケルめっき材料、東海溶業の溶接材料、マークテックの非破壊検査装置・マーキング装置、富士カーボン製造所のカーボンブラシなどを含む。第四の「金属加工事業」は、大川電機製作所、大羽精研、坂本電機製作所、富士プレス、ジュピター工業、ソーデナガノなどの子会社が、精密切削・研削・プレス加工により半導体製造装置、自動車、航空宇宙向け部品を製造する。

商社機能と製造業の融合で収益構造を変革

当社グループは近年、積極的なM&Aにより製造業の比率を飛躍的に高めている。2024年3月期の売上高1,749億円に対し、2026年3月期計画では2,197億円と約25%増加する見通し。営業利益も69億円から97億円へ拡大し、営業利益率は3.5%から4.4%へ改善する。連結経常利益目標は100億円、ROEは10.6%を掲げる。製造セグメント(装置材料+金属加工)の利益寄与度が高まっており、2025年3月期実績では金属加工事業がセグメント利益46億円と最大の稼ぎ手となった。一方、アルミ銅事業は自動車関連部材不振でセグメント損失を計上するなど、セグメント間で明暗が分かれている。長期経営計画2030では、連結経常利益150億円以上、ROE12%以上を目標とする。

38の国と地域に広がるグローバルネットワーク

海外展開は2004年にタイ、香港、米国に現地法人を設立したことに始まる。その後、中国(上海、深圳、広州)、ドイツ、マレーシア、台湾、ベトナム、韓国へと拡大。2024年には米国子会社UNIVERTICALが中国・銅陵に新会社を設立し、またソーデナガノと合弁で米国カンザス州にSoode Kansas Corporationを設立した。メキシコには富士プレスとの共同出資でFUJI ALCONIX MEXICOを設立し、北米・中米向け自動車部品生産を強化している。グループ全体で61社の連結子会社と3社の関連会社を擁し、うち海外子会社は20社以上。商社流通セグメントの海外法人はALCONIX USA、ALCONIX HONGKONG、ALCONIX(SHANGHAI)、ALCONIX(TAIWAN)、ALCONIX(MALAYSIA)、ALCONIX VIETNAM、ALCONIX(THAILAND)、ALCONIX LOGISTICS(THAILAND)、ALCONIX KOREA、ALCONIX EUROPEなどが主要拠点である。

M&Aで築いた独自の企業集団構造

当社グループの最大の特徴は、商社としての販売力と、M&Aで獲得した製造子会社群の技術力を組み合わせた点にある。2009年以降、中間持株会社方式を用いて金属加工・装置材料メーカーを次々に子会社化した。2009年に林金属(非鉄スクラップ流通)と大川電機製作所(精密切削)、2010年に大羽精研(精密研削)、2012年にUNIVERTICAL(めっき材料)、2015年に東海溶業(溶接材料)、2016年にマークテック(非破壊検査)、2017年に富士プレス(自動車プレス部品)、2018年に東北化工、2019年に富士カーボン製造所(カーボンブラシ)、2020年に富士根産業(空調配管部品)、2022年にジュピター工業(端子コネクタ)とソーデナガノ(電池部品)、2024年に坂本電機製作所(半導体部品)を取得。2025年1月には中間持株会社を吸収合併し、マークテックと富士カーボン製造所を直接子会社化するなど、グループ統治を効率化している。

業界の中での役割は非鉄金属の総合商社兼製造メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,197億円
営業利益
97億円
営業利益率
4.4%
純利益
56億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電子機能材(半導体・エレクトロニクス)主力

スマートフォン、タブレット、電気自動車、IT機器向けに、化合物半導体、電子材料、レアメタル(チタン、タングステン、モリブデン、レアアース)を原料から製品まで一貫して取扱う。

主な製品・サービス3
化合物半導体材料
スマートフォンや電気自動車に使用される半導体材料。
レアメタル
チタン、タングステン、モリブデン、ガリウム、インジウム等のレアメタル及びレアアース。
電子材料(プリント配線基板用、バッテリー用など)
二次電池用ニッケル製品、プリント配線基板材料など。

02アルミ銅(非鉄金属全般)主力

アルミ圧延品・伸銅品・建設資機材の輸出・三国間・国内取引、およびアルミ・銅スクラップのリサイクル原料取引を展開。自動車軽量化や環境規制を背景に需要拡大。

主な製品・サービス3
アルミニウム製品
圧延品、押出材、鋳鍛造品、飲料缶、箔など。
伸銅品
板・条・管の展伸材、加工品、部品など。
非鉄スクラップ
アルミ、銅、特殊金属、廃家電等のスクラップ、アルミ再生地金。

03装置材料(めっき・溶接・検査・摩擦材)準主力

自動車、エレクトロニクス、鉄鋼業界向けに、めっき材料、溶接材料、非破壊検査装置・マーキング装置、カシューパーティクル(摩擦材)、カーボンブラシなどを製造・販売。

主な製品・サービス5
銅・ニッケルめっき材料
米国子会社UNIVERTICAL製。銅・ニッケルアノード、硫酸ニッケル等のめっき用化成品。
溶接材料
東海溶業製。自動車製造用金型補修材料、溶接・溶射施工。
非破壊検査装置及びマーキング装置国内シェア上位
マークテック製。国内トップシェア。大手自動車、鉄鋼、重工向け。
カシューパーティクル
天然由来の摩擦材。自動車・二輪車のブレーキ・クラッチ用。
カーボンブラシ
富士カーボン製造所製。小型モーター用ブラシ。電動工具から自動車まで。

04金属加工(精密部品)準主力

スマートフォン、半導体製造装置、自動車、航空・宇宙向けに、精密切削・研削・プレス加工部品を製造。子会社群が各分野で高い技術力を有する。

主な製品・サービス6
精密切削加工部品
大川電機製作所製。アルミ、チタン、モリブデンの難削材切削。半導体製造装置、有機EL装置向け。
精密研削加工部品
大羽精研製。チップマウンター(表面実装機)向けノズル部品、自動車試作部品。
精密プレス部品(自動車)
富士プレス製。パワートレイン系精密プレス部品。メキシコにも拠点。
空調機器向け金属加工部品
富士根産業製。ビル・冷凍・半導体設備向け空調用配管部品。業務用パッケージエアコンのタンク部品。
端子コネクタ向け精密プレス部品
ジュピター工業製。スマートフォン等向け高性能精密コネクタ金属端子部品。
リチウムイオン電池向け金属プレス部品
ソーデナガノ製。リチウムイオン電池用機構部品。多くの特許・意匠を保有。

製品と技術

レアメタル・化合物半導体材料の一貫取り扱い

電子機能材事業では、スマートフォン、タブレット、電気自動車、IT機器向けに、化合物半導体材料やレアメタルを原料から製品まで一貫して取り扱う。具体的な品目は、チタン、タングステン、モリブデン、ガリウム、インジウム等のレアメタル及びレアアース。二次電池用ニッケル製品、プリント配線基板材料も手掛ける。子会社アドバンスト マテリアル ジャパンは鉱石から地金・中間原料までを専門に扱い、他社との差別化要因となっている。2025年3月期の同事業売上高は457億円(前期比33.9%増)、セグメント利益28.7億円(同28.6%増)と好調。ニッケルやレアメタル価格の上昇に加え、取扱数量も伸びた。

アルミ・銅の製品販売とスクラップリサイクル

アルミ銅事業は、アルミ圧延品・押出材・鋳鍛造品・飲料缶・箔などのアルミニウム製品、及び伸銅品(板・条・管の展伸材、加工品、部品)の販売を中心とする。建設資機材の輸出・三国間取引も行う。原料分野では、アルミ・銅スクラップ、アルミ再生地金、マグネシウム地金、金属珪素などを取り扱う。子会社のアルミ銅センターはスクラップヤードを保有し、非鉄スクラップのリサイクルを手掛ける。林金属、アルコニックス・三高、平和金属が国内流通を担う。2025年3月期の売上高は915億円とグループ最大だが、セグメント損失6.5億円を計上。自動車関連部材の不振が響いた。

米国子会社が手掛ける銅・ニッケルめっき材料

装置材料事業の中核製品の一つが、米国子会社UNIVERTICAL HOLDINGS INC.が製造する銅・ニッケルめっき材料である。主要製品は銅アノード、ニッケルアノード、硫酸ニッケル等のめっき用化成品。米国本社のほか中国・銅陵にも生産拠点を持ち、世界約20か国に販売。自動車及びエレクトロニクス向け需要が旺盛で、同事業の売上高は2025年3月期に490億円に達した。ただし、カーボンブラシ事業の構造改革費用が重荷となり、セグメント利益は14.8億円(前期比7.9%減)にとどまった。

非破壊検査装置とマーキング装置で国内トップシェア

マークテック株式会社が手掛ける非破壊検査装置とマーキング装置は、国内でトップシェアを誇る。千葉県に生産拠点を持ち、大手自動車、鉄鋼、重工メーカー向けに装置を製造・販売する。装置に加え、探傷剤やインクなどの消耗品販売とメンテナンスも一貫提供。韓国・中国・タイにも製造拠点を持つ。同社の子会社はカシューパーティクル(天然由来の摩擦材)を製造し、自動車・二輪車のブレーキ・クラッチ用に供給。また、東海溶業は愛知県で金型用肉盛溶接棒の製造・溶射施工を手掛け、国内大手自動車メーカーに納入している。

半導体製造装置向け精密切削・研削加工部品

金属加工事業の中核である精密切削加工は、大川電機製作所(福島県)が担う。アルミ、チタン、モリブデンなどの難削材を切削加工し、通信機器機構部品、半導体製造装置部品、有機EL製造装置部品を生産。大型加工設備を保有し、第2工場・第3工場の増設で生産能力を増強している。大羽精研(愛知県)は、チップマウンター(表面実装機)向けノズル部品の精密研削加工で強みを持ち、自動車試作部品にも進出。坂本電機製作所(福岡県)は半導体製造装置向け金属切削部品に加え、産業用制御機器、デジタル水準器を生産。いずれも国内大手半導体装置メーカーに採用されている。

自動車・電池・電子機器を支える精密プレス加工群

グループ内のプレス専業3社が「総合プレス加工グループ」を形成する。富士プレス(愛知県)は自動車パワートレイン系精密プレス部品を手掛け、メキシコにも拠点。ジュピター工業(岩手県)はスマートフォン・タブレット向け高性能精密コネクタ金属端子部品を製造。ソーデナガノ(長野県)はリチウムイオン電池用機構部品を生産し、多くの特許・意匠を保有する。また、富士根産業(静岡県)はビル・半導体設備向け空調用配管部品、特に業務用パッケージエアコンのタンク部品で強みを持つ。これらの子会社群は、半導体関連やリチウムイオン電池の需要増により、2025年3月期の金属加工事業セグメント利益が46.3億円(前期比42.9%増)に拡大した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア上位非破壊検査装置及びマーキング装置国内トップシェア装置材料(めっき・溶接・検査・摩擦材)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がアルコニックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17483ドウシシャ1,140億円12.6倍
27575日本ライフライン1,137億円12.0倍
37433伯東1,127億円20.0倍
48014蝶理1,074億円8.7倍
58084RYODEN1,035億円19.6倍
63036アルコニックス1,030億円17.8倍
77504高速1,014億円25.1倍
82733あらた971億円8.9倍
99902日伝909億円17.5倍
108043スターゼン897億円10.5倍
113950ザ・パック895億円14.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 49件

日商岩井非鉄販売として独立した1981年

1981年7月、日商岩井株式会社(現双日)の100%出資により、日商岩井非鉄販売株式会社として資本金1億円で設立された。本社は東京都中央区。アルミニウムと銅の製品を主体とする非鉄金属の販売を開始した。翌1982年7月に名古屋支店、1983年4月に大阪支店を新設し、国内販売網を整備。1992年8月には本社を東京都文京区に移転した。設立から約20年間は総合商社日商岩井の非鉄金属部門として、安定的な流通ビジネスを展開していた。

MBOで独立、商号変更と資本再編の2000~2001年

2000年4月、日商岩井メタルプロダクツ株式会社を吸収合併し、日商岩井の非鉄金属製品の商権移管を受けた。商号を日商岩井アルコニックス株式会社に変更、本社を東京都中央区に移転(同年9月には港区へ再移転)。2001年3月、6億円の減資と6億円の増資、さらに4億27万1千円の増資を実施し、新資本金10億27万1千円とした。このとき、エフ・ビー・エフ2000,エル・ピー.をスポンサーとする経営陣による企業買収(MBO)を実行。日商岩井グループから独立し、経営の自主性を獲得した。2005年4月には商号をアルコニックス株式会社に変更した。

上場と海外子会社設立ラッシュの2004~2008年

独立後、海外展開を加速。2004年1月にタイ、香港、米国(NI METAL PRODUCTS INC.、後のALCONIX USA)に現地法人を設立。同月、アドバンスト マテリアル ジャパンへ55%出資しレアメタル分野を強化。2004年6月には中国・上海に進出。2006年4月にジャスダック証券取引所に上場、同年6月にドイツ、2007年1月にマレーシア、2008年2月に台湾と相次いで拠点を設けた。2008年3月には東京証券取引所市場第二部に上場。この時期、商社流通基盤をグローバルに拡大するとともに、上場による資金調達力を得た。

製造業買収の開始、中間持株会社方式の2009~2012年

2009年、特別目的会社アルコニックス・ハヤシを設立し、中間持株会社として林金属の株式を取得。同年8月にはアルコニックス・オオカワを設立し、大川電機製作所を子会社化。これら中間持株会社は後に吸収合併され、林金属と大川電機が直接の連結子会社となった。2010年4月にはアルコニックス・三高(現アルコニックス・三高、三伸を吸収合併)を設立。2010年12月に東京証券取引所市場第一部へ上場。2012年12月にはUNIVERTICAL HOLDINGS INC.を設立し、米国のめっき素材メーカーUNIVERTICAL CORPORATIONなどを子会社化。商社から製造業へ本格的に軸足を移し始めた。

装置材料と金属加工の子会社群を拡充した2013~2019年

2013年4月に大羽精研、2015年7月に東海溶業、2016年2月にマークテック、2017年4月に富士プレス、2018年12月に東北化工、2019年2月に富士カーボン製造所を、それぞれ中間持株会社を通じて子会社化した。2015年10月には平和金属の株式77.35%を追加取得し子会社化。2019年7月には富士プレスと共同でメキシコにFUJI ALCONIX MEXICOを設立。この間、大阪アルミセンター(後のアルミ銅センター)を設立しリサイクル事業を強化。製造業の比率が飛躍的に高まり、商社と製造の融合体へと変貌した。

プレス加工グループの形成と東証プライム移行の2020~2024年

2020年12月に富士根産業(空調配管部品)、2021年4月にアルコニックス・三高がアルコニックス三伸を吸収合併。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。同時にACメタルズを設立し、流通子会社の管理業務を集約。2022年4月にはジュピター工業(端子コネクタ)、2022年11月にはソーデナガノ(リチウムイオン電池部品)を子会社化。2024年1月にはUNIVERTICALが中国に新会社を設立、ソーデナガノと米国合弁会社を設立。2024年7月には坂本電機製作所(半導体部品)を子会社化し、マークテックが東北化工を吸収合併。グループ内のプレス専業3社(富士プレス、ジュピター工業、ソーデナガノ)で「総合プレス加工グループ」を形成し、技術補完とシナジーを追求している。

長期経営計画2030と構造改革を進める2024年以降

2024年3月期決算では売上高1,749億円、純利益16億円と低迷したが、2025年3月期は売上高1,970億円、営業利益69億円、純利益48億円に回復。2026年3月期計画では売上高2,197億円、営業利益97億円、経常利益100億円を掲げる。長期経営計画2030では、2030年度に経常利益150億円以上、ROE12%以上、ROIC8%以上を目標とする。重点課題として、収益力強化、資本効率向上、人財育成、サステナビリティ、DXを掲げる。2025年1月には中間持株会社を吸収合併し、マークテックと富士カーボン製造所を直接子会社化。低採算事業の構造改革も進めており、富士カーボン製造所では事業構造改善費用を計上した。

年表49件を開く

1980年代

  • 1981年7月創業日商岩井非鉄販売株式会社(現 アルコニックス株式会社、当社)を資本金1億円で日商岩井株式会社の100%出資により設立(本社所在地:東京都中央区)。アルミニウム、銅の製品を主体とした非鉄金属の販売を開始
  • 1982年7月名古屋支店を新設
  • 1983年4月大阪支店を新設

1990年代

  • 1992年8月本社を東京都文京区に移転

2000年代

  • 2000年4月M&A日商岩井メタルプロダクツ株式会社を吸収合併 日商岩井株式会社(現 双日株式会社)の非鉄金属製品の商権移管を受け、商号を日商岩井アルコニックス株式会社に変更、本社を東京都中央区に移転
  • 2000年9月本社を東京都港区に移転
  • 2001年3月M&A6億円の減資と6億円の増資、並びに4億27万1千円の増資をおこない、新資本金10億27万1千円として、MBO(エフ ビー エフ2000,エル.ピー.をスポンサーとした経営陣による企業買収)を実施
  • 2004年1月創業ALCONIX(THAILAND)LTD.(タイ)、ALCONIX HONGKONG CORP.,LTD.(香港)を設立 NI METAL PRODUCTS INC.(米国、現 ALCONIX USA,INC.)を買収 アドバンスト マテリアル ジャパン株式会社へ55%出資、レアメタル分野強化へ
  • 2004年3月三伸林慶株式会社からアルミ、銅製品の営業権を取得
  • 2004年6月創業ALCONIX(SHANGHAI)CORP.(中国)を設立
  • 2005年4月商号変更商号をアルコニックス株式会社に変更
  • 2006年4月上場ジャスダック証券取引所に上場
  • 2006年6月創業ALCONIX EUROPE GMBH(ドイツ)を設立
  • 2006年7月浜松営業所を新設
  • 2007年1月創業ALCONIX(MALAYSIA)SDN.BHD.(マレーシア)を設立
  • 2008年2月創業ALCONIX(TAIWAN)CORPORATION(台湾)を設立
  • 2008年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2008年4月創業三伸林慶部を新設分割し、アルコニックス三伸株式会社(本社 東京)を設立
  • 2009年4月M&A特別目的会社であるアルコニックス・ハヤシ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として林金属株式会社の株式を取得、連結子会社化
  • 2009年6月広島営業所を開設
  • 2009年8月M&A特別目的会社であるアルコニックス・オオカワ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として株式会社大川電機製作所の株式を取得、連結子会社化
  • 2009年9月M&A株式会社大川電機製作所を存続会社として、アルコニックス・オオカワ株式会社を吸収合併し、株式会社大川電機製作所を連結子会社化
  • 2009年9月創業ALCONIX LOGISTICS(THAILAND) LTD.を設立
  • 2009年10月創業ALCONIX (SHANGHAI) CORP.SHENZHEN BRANCHを設立

2010年代

  • 2010年4月創業アルコニックス・三高株式会社を設立
  • 2010年11月M&A林金属株式会社を存続会社として、アルコニックス・ハヤシ株式会社を吸収合併し、林金属株式会社を連結子会社化
  • 2010年12月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2012年4月創業ALCONIX VIETNAM CO.,LTD.を設立 ALCONIX (SHANGHAI) CORP.GUANGZHOU BRANCH を設立
  • 2012年6月本店を東京都千代田区に移転
  • 2012年12月M&AUNIVERTICAL HOLDINGS INC.を設立し、当社の持株会社として米国のめっき素材製造会社のUNIVERTICAL CORPORATION他の株式を取得、連結子会社化
  • 2013年3月創業大阪アルミセンター株式会社設立
  • 2013年4月M&A当社100%出資にて設立したアルコニックス・オオバ株式会社を当社の中間持株会社として大羽精研株式会社の株式を取得、連結子会社化
  • 2014年9月商号変更大阪アルミセンター株式会社がアルミ銅センター株式会社に商号変更
  • 2015年7月M&A特別目的会社であるアルコニックス・トーカイ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として東海溶業株式会社の株式を取得、連結子会社化
  • 2015年10月M&A平和金属株式会社の発行済株式の77.35%を追加取得し、連結子会社化
  • 2016年2月M&A特別目的会社であるアルコニックス・エムティ株式会社を設立し、当社の中間持株会社としてマークテック株式会社の株式を取得、連結子会社化
  • 2017年4月M&A特別目的会社であるアルコニックス・フジ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として株式会社富士プレスの株式を取得、連結子会社化
  • 2018年12月M&A特別目的会社であるアルコニックス・東北化工株式会社を設立し、当社の中間持株会社として東北化工株式会社の株式を取得、連結子会社化
  • 2019年2月M&A特別目的会社である富士カーボン製造所株式会社を設立し、当社の中間持株会社として株式会社富士カーボン製造所の株式を取得、連結子会社化
  • 2019年7月創業FUJI ALCONIX MEXICO S.A. de C.V.を株式会社富士プレスと共同設立

2020年代

  • 2020年12月M&A株式会社富士根産業の株式を取得、連結子会社化
  • 2021年4月M&Aアルコニックス・三高株式会社がアルコニックス三伸株式会社を吸収合併
  • 2021年8月創業アルコニックスベンチャーズ株式会社を設立
  • 2022年4月創業東京証券取引所プライム市場に移行 ACメタルズ株式会社を設立
  • 2022年4月M&Aジュピター工業株式会社の株式を取得、連結子会社化
  • 2022年11月M&A株式会社ソーデナガノの株式を取得、連結子会社化
  • 2024年1月UNIVERTICAL HOLDINGS INC.がUnivertical New Materials(Tongling)Co., Ltd.を中国に設立 当社と株式会社ソーデナガノが出資する合弁会社Soode Kansas Corporationを米国に設立
  • 2024年7月M&A株式会社坂本電機製作所の株式を取得、連結子会社化 アルコニックス・エムティ株式会社がアルコニックス・東北化工株式会社を吸収合併 マークテック株式会社が株式交換により東北化工株式会社の株式を取得、同社を連結子会社化
  • 2025年1月M&Aアルコニックス・エムティ株式会社、及び富士カーボン製造所株式会社を吸収合併。両中間持株会社の消滅により、マークテック株式会社、及び株式会社富士カーボン製造所を直接子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年度まで2,350億円
  • 連結経常利益2026年度まで100億円
  • EBITDA2026年度まで157億円
  • ROE(株主資本利益率)2026年度まで10.6%
  • ROIC(投下資本利益率)2026年度まで5.9%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    3軸バランスで事業を仕分・組替

    全事業活動を「パーパス・ビジョン適合性」「株主期待適合性」「戦略適合性」の3軸で議論し、「注力」「効率化」「変革」を判断。事業ポートフォリオを不断に組替え、経営資源を適切に配置して追加的な企業価値向上を目指す。

  2. 02

    成長市場領域への注力

    半導体・自動車・リサイクル等の注力分野を再整理し、市場拡大が期待できる「勝ち筋」とグループの提供価値「ソリューション」のマトリックスを共有。交差するホットスポットで付加価値増大に寄与する事業に集中し、新領域も開拓する。

  3. 03

    成長投資と株主還元の両立

    事業成長と資本効率の両立に向け、資本活用と配分を最適化。低採算事業の構造改革や資本効率向上の枠組みを整備し、収益の再投資と株主還元のバランスを追求する。DOE目標は4%以上に引き上げる。

  4. 04

    コア人財の育成と最適配置

    従業員のスキル・経験値を向上させ、モチベーションとパフォーマンスを高める。事業ポートフォリオの組替えに応じた人財の最適配置や、新規ビジネス創出を担うコア人財、グループ経営の次世代を担うマネジメント人財を育成する。

  5. 05

    デジタル技術による情報基盤構築

    事業・財務・人財戦略と連動し、グループの各種データを迅速かつ的確に把握・加工・抽出できる仕組みを構築。デジタル技術を活用したプロセスの効率化・合理化を進め、付加価値創造と業務環境の改善に寄与する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,098人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は953万円で、9期前と比べて+4.0%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は10.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,148
2018年3月1,424
2019年3月91743.911.72,417
2020年3月91743.111.62,552
2021年3月86743.711.52,821
2022年3月81743.711.82,931
2023年3月82543.910.43,185
2024年3月84843.19.13,227
2025年3月89944.310.23,254212
2026年3月95344.410.73,098313

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社41(国内 17 / 海外 24、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
米国 ドーバー6,561百万円
製造- 装置材料事業
愛知県豊橋市4,689百万円
製造- 金属加工事業
愛知県安城市4,252百万円
製造- 装置材料事業
長野県岡谷市4,010百万円
製造- 金属加工事業
愛知県大府市 他3,015百万円
製造- 金属加工事業
東京都世田谷区他2,894百万円
製造- 金属加工事業
東京都大田区 他2,687百万円
製造- 装置材料事業
メキシコ サンルイスポトシ2,517百万円
製造- 金属加工事業
北九州再生資源ヤード — 福岡県北九州市1,900百万円
商社流通- 電子機能材事業 商社流通- アルミ銅事業
関東再生資源ヤード — 埼玉県羽生市1,438百万円
商社流通- 電子機能材事業 商社流通- アルミ銅事業
ほか22件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アドバンスト マテリアル ジャパン株式会社(注)2
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALCONIX (THAILAND) LTD. (注)4
    タイ国 バンコック · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    ALCONIX (THAILAND) LTD. (注)4
    タイ国 バンコック · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    ALCONIX LOGISTICS (THAILAND) LTD. (注)3
    タイ国 バンコック · 連結子会社
    議決権74.0%
  • 海外
    ALCONIX LOGISTICS (THAILAND) LTD. (注)3
    タイ国 バンコック · 連結子会社
    議決権25.0%
  • 海外
    ALCONIX HONGKONG CORP.,LTD.
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALCONIX HONGKONG CORP.,LTD.
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALCONIX USA,INC.
    米国 シカゴ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALCONIX USA,INC.
    米国 シカゴ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALCONIX (SHANGHAI) CORP.(注)2
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALCONIX (SHANGHAI) CORP.(注)2
    中国 上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALCONIX EUROPE GMBH
    ドイツ デュッセルドルフ · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社29社を開く
  • ALCONIX EUROPE GMBHドイツ デュッセルドルフ100%
  • ALCONIX (MALAYSIA) SDN.BHD.マレーシア クアラルンプール100%
  • ALCONIX (MALAYSIA) SDN.BHD.マレーシア クアラルンプール100%
  • ALCONIX (TAIWAN) CORPORATION台湾 台北100%
  • ALCONIX (TAIWAN) CORPORATION台湾 台北100%
  • 林金属株式会社大阪府大阪市100%
  • 株式会社大川電機製作所東京都世田谷区100%
  • アルコニックス・三高 株式会社大阪府大阪市100%
  • ALCONIX VIETNAM CO.,LTD.ベトナム ハノイ100%
  • UNIVERTICAL HOLDINGS INC.(注)2米国 ドーバー100%
  • アルミ銅センター株式会社大阪府枚方市100%
  • 大羽精研株式会社(注)2愛知県豊橋市100%
  • 東海溶業株式会社愛知県豊田市100%
  • 平和金属株式会社大阪府大阪市100%
  • マークテック株式会社(注)2東京都大田区100%
  • 株式会社富士プレス愛知県大府市100%
  • ALCONIX KOREA CORPORATION韓国 ソウル100%
  • 株式会社富士カーボン製造所愛知県安城市100%
  • FUJI ALCONIX MEXICO S.A. de C.V. (注)2、3メキシコ サンルイスポトシ100%
  • FUJI ALCONIX MEXICO S.A. de C.V. (注)2、3メキシコ サンルイスポトシ87%
  • 株式会社富士根産業静岡県沼津市95%
  • HONG KONG ANDEX ELECTRONIC MATERIAL CO.,LTD.中国 香港67%
  • HONG KONG ANDEX ELECTRONIC MATERIAL CO.,LTD.中国 香港67%
  • アルコニックスベンチャーズ株式会社東京都千代田区100%
  • ACメタルズ株式会社大阪府大阪市100%
  • ジュピター工業株式会社岩手県宮古市100%
  • 株式会社ソーデナガノ(注)2長野県岡谷市100%
  • Soode Kansas Corporation (注)2、3米国 デソト100%
  • 株式会社坂本電機製作所福岡県福岡市100%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JPアドバンストマテリアルジャパン株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和8年度第1回地金入札 区分3(白銅)
    財務省 · 2026-04-22
    2.1億円
  • 調達
    令和8年度第2回地金入札 区分3(洋白)
    財務省 · 2026-05-13
    1.9億円
  • 調達
    令和7年度第8回地金入札 区分3(白銅)
    財務省 · 2025-12-10
    1.8億円
  • 調達
    令和7年度第6回地金入札 区分1(白銅)
    財務省 · 2025-10-15
    1.6億円
  • 調達
    令和4年度第5回入札 区分2(白銅)
    財務省 · 2023-01-25
    1.5億円
  • 調達
    令和6年度第9回入札 区分2(白銅)
    財務省 · 2025-01-28
    1.4億円
  • 調達
    令和7年度第3回地金入札 区分1(白銅)
    財務省 · 2025-06-11
    1.4億円
  • 調達
    令和5年度第5回入札 区分2(白銅)
    財務省 · 2023-09-13
    1.4億円
  • 調達
    令和7年度第8回地金入札 区分4(黄銅)
    財務省 · 2025-12-10
    1.4億円
  • 調達
    令和5年度第7回入札 区分2(白銅)
    財務省 · 2023-11-08
    1.3億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,197億円営業利益97億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.5%、利益が+40.6%。

売上高
+11.5%
2,197億円
営業利益
+40.6%
97億円
純利益
+16.7%
56億円
営業利益率
4.4%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,650億円2,197億円
営業利益147億円97億円
純利益92億円56億円
1株あたり配当¥95¥95

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は725億円、営業利益は69億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+71.0%、営業利益は+331.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q4264
2024年1Q424163.89
2024年2Q414143.410
2024年3Q470132.89
2024年4Q441−12
2025年2Q957353.727
2025年4Q1,013343.421
2026年2Q1,020444.326
2026年4Q1,177534.530
2027年1Q725699.557

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,648億円から2,197億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪アルミセンター株式会社設立
2013年3月1,6482914
大阪アルミセンター株式会社がアルミ銅センター株式会社に商号変更
2014年3月1,8373631
特別目的会社であるアルコニックス・トーカイ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として東海溶業株式会社の株式を取得、連結子会社化
2015年3月2,0155235
特別目的会社であるアルコニックス・エムティ株式会社を設立し、当社の中間持株会社としてマークテック株式会社の株式を取得、連結子会社化
2016年3月2,0184350
特別目的会社であるアルコニックス・フジ株式会社を設立し、当社の中間持株会社として株式会社富士プレスの株式を取得、連結子会社化
2017年3月2,0194431
特別目的会社であるアルコニックス・東北化工株式会社を設立し、当社の中間持株会社として東北化工株式会社の株式を取得、連結子会社化
2018年3月2,4797953
FUJI ALCONIX MEXICO S.A. de C.V.を株式会社富士プレスと共同設立
2019年3月2,5746340
株式会社富士根産業の株式を取得、連結子会社化
2020年3月2,3225436
アルコニックスベンチャーズ株式会社を設立
2021年3月2,1505729
東京証券取引所プライム市場に移行 ACメタルズ株式会社を設立
2022年3月1,56311075
2023年3月1,7838255
株式会社坂本電機製作所の株式を取得、連結子会社化 アルコニックス・エムティ株式会社がアルコニックス・東北化工株式会社を吸収合併 マークテック株式会社が株式交換により東北化工株式会社の株式を取得、同社を連結子会社化
2024年3月1,7495416
アルコニックス・エムティ株式会社、及び富士カーボン製造所株式会社を吸収合併。両中間持株会社の消滅により、マークテック株式会社、及び株式会社富士カーボン製造所を直接子会社化
2025年3月1,97069753.548
2026年3月2,19797894.456

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,197億円のうち、営業利益として残るのは97億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は56億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.1%1,891億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.5%209億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%97億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.2pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.6pt
7.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが24億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は208億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月71−9426−23110
2014年3月20−2414−4128
2015年3月6−1−145125
2016年3月106−522154198
2017年3月1−15−10−14168
2018年3月28−5239−24186
2019年3月53−10896−55224
2020年3月91−32−8059216
2021年3月41−252816260
2022年3月−33−3358−66259
2023年3月2−7059−68258
2024年3月152−26−193126197
2025年3月70−47−4823178
2026年3月24−3233−8208

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,224億円。このうち返さなくてよい自己資本が799億円で、自己資本比率は35.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月70415854621.8
2014年3月85721464324.3
2015年3月89827062829.3
2016年3月1,11631380326.7
2017年3月1,13634179528.5
2018年3月1,30238691628.3
2019年3月1,4393971,04226.3
2020年3月1,34541393230.1
2021年3月1,4794341,04528.9
2022年3月1,7645731,19132.2
2023年3月1,9196301,28932.6
2024年3月1,8296641,16535.9
2025年3月1,9667031,26335.4
2026年3月2,2247991,42535.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
215億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
504億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
548億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,425億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中58位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中239位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,310で、1年前と比べて+59.9%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥3,310-2.8%1ヶ月+24.5%1年+59.9%時価総額1,030億円
過去52週の値幅
安値¥2,035高値¥3,785

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.8倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR0.88倍
配当利回り2.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬に2505円から緩やかに上昇し、8月6日に3540円まで急騰しました。8月14日には高値3755円まで上昇しましたが、8月19日には前日比7.88%安の3330円と急落しています。25日移動平均線は2951.56円で、株価は同線を大きく上回っており、短期の上昇トレンドは継続中です。RSIは72.3と過熱感が非常に強く、高値圏での調整リスクが高まっています。出来高は8月6日に104万1100株と急増しており、投機的な売買が活発です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 13.14倍は業界平均17.44倍を下回り、PBR 0.93倍も平均1.19倍より低い。ROE 7.5%は平均並みだが、配当利回り3.43%は平均2.58%を上回る。配当性向108%と配当が利益を超えており持続性に懸念があるが、今期大幅増益予想で改善見込み。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.8倍17.9倍
PER (予想)10.8倍
PBR0.88倍1.24倍
ROE7.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加傾向(2024年1,749億→2026年2,197億予想)。営業利益率は3.5%→4.42%に改善見込み。強気派は資源高と事業拡大で増益継続を期待。弱気派は資源価格サイクルの反転リスクや営業利益率の低さを指摘。PER13倍、PBR0.93倍と割安感があるが、成長性の限界も。

プラスに働く材料7
  • 金属価格上昇の恩恵

    銅など非鉄市況の高止まりが売上増に寄与。

  • 事業多角化の進展

    リサイクル・半導体材料など成長分野へのシフト。

  • 割安なバリュエーション

    PBR1倍割れ、PER13倍は同業比で割安。

  • 非鉄金属価格上昇による在庫評価益継続影響

    銅価格が10%上昇で営業利益5億円の増加見込み

  • 需要回復による取扱高増加2026年下期影響

    半導体・EV向け金属需要回復で売上高2200億円達成

  • 営業利益率改善トレンド継続通年影響

    FY2026/3営業利益率4.42%は過去最高、コスト管理徹底で5%視野

  • PBR0.93倍の割安感と自社株買い次回株主総会影響

    PBR1倍割れが継続、20億円の自社株買い発表で株価刺激

マイナスに働く材料7
  • 資源価格サイクルリスク

    金属価格下落で一気に減益。在庫評価損リスク。

  • 低い収益性

    営業利益率4%台は商社として高くない。

  • 減益リスク

    2024年純利益16億と2023年55億から大幅減。

  • 中国経済減速による需要減少2026年〜2027年影響

    中国の金属需要鈍化で売上100億円減少のリスク

  • 金属価格急落による評価損拡大不定影響

    銅価格が20%下落で在庫評価損10億円発生

  • 円高進行による輸出競争力低下金融政策次第影響

    対ドル10円の円高で海外販売収益5億円減少

  • 業界の過当競争による値下げ圧力継続影響

    同業との価格競争で粗利益率が年0.1%ずつ低下

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の節目。4%超えで評価向上。
非鉄金属市況(銅価格)
売上・利益に直接影響。外部環境の指標。
リサイクル・半導体材料売上高
成長事業の寄与度。多角化の進展を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり95で、前期から+17.6%いまの株価に対する利回りは2.87%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥95
1株あたり
配当利回り
2.87%
いまの株価に対して
配当性向
108.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2246.3
2018年3月3245.542.1
2019年3月3921.933.9
2020年3月427.746.4
2021年3月420.037.2
2022年3月5223.838.2
2023年3月543.839.0
2024年3月551.956.1
2025年3月7434.551.5
2026年3月8717.6108.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥95

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ43,336人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.2%を占め、残る65.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他29.533.736.543.551.053.4
金融機関30.827.226.823.322.622.4
事業法人17.516.014.615.412.911.8
外国法人20.820.419.115.611.610.6
自己株式3.52.52.52.52.12.1
証券会社1.42.73.02.21.81.6
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.56
02株式会社FUJI3.05
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.78
04株式会社みずほ銀行2.54
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人:株式会社みずほ銀行)2.36
06株式会社三菱UFJ銀行1.67
07株式会社神戸製鋼所1.61
08アルコニックス株式会社従業員持株会1.57
09JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人:株式会社みずほ銀行)1.19
10岩崎 泰次1.08

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−17%、1株純資産は14期で+9%。直近期のROEは7.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2252,4159.98.478.8
2014年3月2471,63817.44.448.7
2015年3月2752,05414.96.547.0
2016年3月3872,31117.84.149.2
2017年3月1201,2569.97.746.3
2018年3月2071,42415.410.342.1
2019年3月1551,49010.77.433.9
2020年3月1431,5799.27.546.4
2021年3月1141,7106.914.637.2
2022年3月2831,89015.15.038.2
2023年3月1822,0759.27.539.0
2024年3月532,1802.527.656.1
2025年3月1592,3277.19.751.5
2026年3月1872,6367.514.1108.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額364百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
手代木洋代表取締役 社長執行役員CEO68
鈴木匠取締役専務執行役員CSO コーポレート部門長 経営企画部、事業推進部 業務管理部、IR広報部 管掌63
今川敏哉取締役常務執行役員 CHRO コーポレート部門 総務・人事部、法務部管掌内部統制担当61
高橋伸彦取締役常務執行役員CFO コーポレート部門 財務部、経理部、リスク管理部管掌61
菊間千乃取締役54
今津幸子取締役58
松尾英喜取締役70
佐藤真司取締役69
北垣淳一常勤監査役65
荻茂生監査役74
武田涼子監査役56
久田眞佐男社外取締役

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4171582425464
社外取締役7848412
監査役1262626

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,329字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(アルコニックス株式会社)、連結子会社61社、関連会社3社、非連結子会社1社により構成されており、アルミ、銅、ニッケル、レアメタル・レアアース等の各種製品並びにそれらの原材料の輸出、輸入及び国内取引の業務を行うほか、金属加工を中心とした製造業への事業拡大を行っています。特に近年、製造業のM&A、事業投資に注力した結果、利益面で製造業の比率が飛躍的に高まっており、商社機能と製造業を融合した新しい企業集団の形成が進んでおります。 当社グループの報告セグメント及びその事業内容 <商社流通> 「電子機能材事業」は、日本企業が世界をリードする電子材料・部品分野であり、特に、需要が拡大するスマートフォン、タブレット端末、電気自動車並びにハイブリッド車や、IT関連機器等に使用される電子部品、化合物半導体、結晶材料、またこれら材料の生産に不可欠なレアメタル(チタン、タングステン、モリブデン、レアアース等)の取扱いを行っております。とりわけ当社グループにおけるレアメタルの取扱いは他の企業とは異なり、原料から材料・製品まで一貫して取扱っているのが特徴であります。 また、新たな商流、分野、素材による成長機会、及びモノづくり支援による成長機会の獲得を目的としてコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)とその運営子会社を設立いたしました。「先端・高成長分野での事業取組機会の確保」「素材、モノづくり分野での当社プレゼンスの拡大」「事業投資から生じる財務収益の取込み」をファンド運営の目的とし、将来有望なスタートアップ企業等に出資してまいります。 当セグメントには、当社の電子・機能材本部、海外ネットワーク機能としての現地法人のほか、チタン、タングステン、モリブデン、レアアース等レアメタルに特化し鉱石から地金、中間原料までを一貫して取扱う国内連結子会社であるアドバンストマテリアルジャパン株式会社に加え、CVC運営子会社であるアルコニックスベンチャーズ株式会社とCVCファンドのアルコニックスグローバルイノベーションファンド投資事業有限責任組合が所属しております。 「アルミ銅事業」は、歴史のある安定成長ビジネスとして多くの優良な取引先・商権を持つ「製品」と、世界的な地球温暖化防止、省エネルギーで脚光をあびる非鉄金属のリサイクル原料、再生原料を手掛ける「原料」が主要な事業であります。「製品」は国内市場においてはすでに成熟しておりますが、世界的な視点でみると自動車、家電、半導体向けの需要増加が見込まれており、将来性のある事業であります。 当セグメントでは主にアルミ圧延品、伸銅品、及びバルブ部品等の建設資機材の輸出、三国間取引及び国内取引を中心に事業を展開しております。一方、「原料」分野は自動車業界の軽量化に伴うアルミリサイクル原料の需要増加、環境問題に端を発した各リサイクル法の制定という事業環境を背景に市場規模が拡大傾向にあるアルミ、銅スクラップ、アルミ再生地金を手掛ける他、マグネシウム地金や金属珪素の取扱いも行っております。 当セグメントは当社の軽金属・銅製品・チタン本部、非鉄原料・産業資材本部、海外ネットワーク機能としての現地法人、国内流通・問屋機能を有する流通子会社である林金属株式会社、アルコニックス・三高株式会社、平和金属株式会社及び国内流通子会社の管理業務を請け負うACメタルズ株式会社の他、スクラップヤードを保有し非鉄スクラップリサイクルを手掛ける国内連結子会社のアルミ銅センター株式会社が所属しております。 <製造> 「装置材料事業」は、非鉄金属の総合企業を目指した積極的なM&Aの推進により当社グループに加わった製造子会社群で構成されており、収益の柱として成長を続ける「製造」分野の一つであります。当セグメントにおける主な製品及び製造子会社は次の通りでありますが、特に海外を中心に当社の企画力・販売力とのシナジーによる事業拡大を目指しております。 ・めっき材料 海外連結子会社であるUNIVERTICAL HOLDINGS INC.の主要製品であります。米国が本社でありますが中国にも生産拠点を持ち、主要製品である銅・ニッケルアノードのほか、硫酸ニッケル等のめっき用化成品を製造し、自動車及びエレクトロニクスの巨大市場である米国並びに中国を中心に世界の約20か国で販売を展開しております。 ・溶接材料 国内連結子会社である東海溶業株式会社の主要製品であります。愛知県に生産拠点を持ち、自動車製造用金型の補修材料の製造販売のほか溶接・溶射施工というニッチな分野において国内大手自動車メーカー等を取引先に持ち、業界内で高い地位を確保する他、海外自動車関連メーカー向けにも輸出販売を行っております。 ・非破壊検査装置及びマーキング装置等 国内連結子会社であるマークテック株式会社の主要製品であります。同社の手掛ける両製品は国内ではトップシェアを誇り、千葉県に生産拠点を構えて主に大手自動車、鉄鋼、重工メーカー向けの装置の製造・販売に加え、装置の稼働時に使用する探傷剤、インク等の消耗品販売からメンテナンスまで一貫して提供しています。また同社は韓国・中国・タイにも製造拠点を持ちグローバルな事業展開をしております。その他、同社の子会社の主要製品であるカシューパーティクルは天然由来の素材であり摩擦安定性、耐摩耗性の向上等において自動車・二輪車のブレーキ・クラッチ等の摩擦材に不可欠な材料であります。 ・一般産業機械並びに自動車向け小型モータ用カーボンブラシ 国内連結子会社である株式会社富士カーボン製造所の主要製品であります。同社は一般産業用小型モーター等に使用するカーボンブラシを製造するメーカーであります。電動工具から自動車まで幅広く使用される小型モーターの基幹部品であるカーボンブラシの独自ノウハウと技術力を強みに国内有数のシェアを誇る他、同社は創業後の早い段階から海外進出を果たし、現在では中国、台湾、ベトナムに主力生産拠点を構えており、海外拠点をメインに収益をあげるビジネスモデルを展開しております。 「金属加工事業」は、国内有数の製造設備と熟練した人財による優れた技術力により生み出された加工部 品がスマートフォン・タブレット端末、半導体製造装置、自動車、航空・宇宙分野等におけるコア部品とし て使用され、高い評価を受けている事業であります。当セグメントにおける主な製品並びに製造子会社は次の 通りであります。 ・精密切削加工部品 国内連結子会社である株式会社大川電機製作所の主要製品であります。福島県に生産拠点を持ち、アルミ素材の他、チタン・モリブデンなどの難削材の切削加工を行っております。従来は通信機器向け機構部品の加工が主でしたが、複数の大型加工設備を保有していることから、最近では大型・高精密が要求される半導体製造装置、有機EL製造装置部品等の受注が増加、これら需要増に対し第2工場の増設や第3工場の建設による生産能力増加の対応を行っております。 ・半導体製造装置向け切削部品、産業用制御機器及び電子計測機器 国内連結子会社の株式会社坂本電機製作所の主要製品であります。福岡県に拠点を構え、金属切削部品や、産業用制御機器、及び電子計測機器等を生産しております。同社の主要製品の多くは国内の大手半導体製造装置関連の顧客へ納入されており、高度な加工技術や優れた品質管理を強みに、各顧客から高い評価を得ております。中でも、アルミやチタン等の材料を高精度の切削技術で加工した金属部品は半導体製造装置の主要部品として採用されており、また、デジタル水準器は顧客工場における生産設備等の据付時に、地面に対する設備の傾斜測定と水平レベルの調整を行い、加工精度を確保する為に不可欠であると共に、超小型化されたモニター部とセンサー部との分離機能を有し、様々な被測定物の形状に対応しております。 ・精密研削加工部品 国内連結子会社の大羽精研株式会社の主要製品であります。愛知県に本社及び生産拠点を有し、半導体、自動車、産業機械関連分野における製造装置部品の高精密、高精細研削加工部品の製造を得意としております。特に同社の主要製品であるチップマウンター(表面実装機)向けノズル部品は、その高い技術力が認められ当社グループの収益に寄与しております。また同社は、これらの培った精密加工技術を元に自動車向け試作部品並びに小ロット量産品の製造を事業の第2の柱とすべく取り組んでおります。 ・空調機器向け金属加工部品 国内連結子会社の株式会社富士根産業の主要製品であります。静岡県に本社及び生産拠点を有し、主にビル、冷凍設備、及び半導体設備向け空調機器用配管部品の製造を行っております。特に当該会社の製品が使用される業務用パッケージエアコン(PAC)の主要部品であるタンク部品の製造加工においては業界でも強みを有しております。また、当社は同社の発行済株式のうち95%を保有し、残り5%については、当社グループの取引先で西日本地区の大手空調配管部品メーカーである千代田空調機器株式会社が資本参加をしております。今後、両社の協業関係構築を推進することで、原材料共通化や生産効率性の向上、及び技術交流等により新規製品分野への開拓を進める他、当社の商社機能を融合した、金属加工分野におけるグローバル事業展開を加速してまいります。 ・自動車向け精密プレス部品 国内連結子会社の株式会社富士プレスの主要製品であります。愛知県に本社及び生産拠点、福岡県に製造事業所を有し、主に自動車パワートレイン系精密プレス部品の製造を行っております。特に自動車メーカーの厳格な納期管理に対応した生産管理体制、技術面における冷間鍛造、並びに精密絞り加工技術による高精度・高難度加工を強みとしており、同社の先進性と技術力が主要取引先である国内大手自動車部品メーカーから高く評価されております。また海外連結子会社であるFUJI ALCONIX MEXICO S.A.de C.V.をメキシコに設置し、自動車部品生産の集積地であるメキシコから北米並びに中米に向けて事業拡大を推進しております。 ・端子コネクタ向け精密プレス部品 国内連結子会社のジュピター工業株式会社の主要製品であります。岩手県に生産拠点を構え精密コネクタ金属端子部品のプレス加工、及びプレス金型の設計並びに製作を行なっております。主要製品はスマートフォン、タブレット等のデジタルモバイル製品等の民生機器向け高性能精密コネクタ金属端子部品であり、また射出成形によるコネクタといった関連部品の製造も手掛けております。同社の得意先は最終製品向け大手有力電子部品メーカーであり、複雑かつ納期管理が厳しい電子部品・半導体関連のサプライチェーンにおいて、当該会社は独自で培った高い技術力及び確立された開発・量産体制を駆使し製品の安定供給に貢献し顧客から主力ベンダーの一つとして高い評価を得ております。 ・車載用リチウムイオン電池向け金属プレス部品 国内連結子会社の株式会社ソーデナガノの主要製品であります。長野県に生産拠点を構え金属精密プレス部品の製造、及び金型設計製作等を行なっております。当該会社は主要製品であるリチウムイオン電池用機構部品の製造において多くの特許と意匠を保有し、これに裏付けされた高精度・高速プレス加工を可能にする高い技術力と、充実した加工設備により確立された量産体制、及び徹底した品質管理を強みに、主要取引先である国内大手電池メーカーと強固な取引関係を形成する等、顧客から高い評価を得ております。 当社グループ内の国内外プレス専業会社3社は「総合プレス加工グループ」を形成することで、各社における技術的優位性と不得手分野における補完体制をミックスし、顧客からの多種多様なニーズに対応することで新たな商流の開拓が可能となります。この他、グループ各社での技術交流やノウハウの共有により、グループ全体でのコスト競争力、生産効率性の向上が見込まれ、この結果、高いシナジー効果が期待されます。 当社グループの報告セグメントにおける主な取扱品並びに製品と所属する主要連結子会社は次のとおりであります。 セグメントの名称   主要取扱商品   主要連結子会社 商社流通   電子機能材   ・半導体、エレクトロニクス関連材料としての化合物半導体 ・プリント配線基板、バッテリー等の電子材料 ・二次電池用ニッケル製品 ・チタン、タングステン、モリブデン、ガリウム、インジウム等のレアメタル及びレアアース     アドバンスト マテリアル ジャパン株式会社 ALCONIX USA,INC. ALCONIX HONGKONG CORP.,LTD. ALCONIX(TAIWAN)CORPORATION HONG KONG ANDEX ELECTRONIC MATERIAL CO.,LTD. アルコニックスベンチャーズ株式会社 アルミ銅   ・アルミニウム製品(圧延品、押出材、鋳鍛造品、飲料缶、箔 等) ・伸銅品(板・条・管の展伸材、加工品、部品 等) ・アルミニウム二次合金地金及び非鉄スクラップ(アルミ、銅、特金、廃家電 等) ・金属珪素、亜鉛合金塊、マグネシウム地金等 ・各種配管機材及び素形材等 ・アルミダイカスト製品、金型、鋳物製品等 ・発電設備、化学工業機器等に使用されるチタン、ニッケル製品   林金属株式会社 アルコニックス・三高株式会社 平和金属株式会社 アルミ銅センター株式会社 ALCONIX(SHANGHAI)CORP. ALCONIX(MALAYSIA)SDN.BHD. ALCONIX VIETNAM CO.,LTD. ALCONIX(THAILAND)LTD. ALCONIX LOGISTICS(THAILAND)LTD. ALCONIX KOREA CORPORATION ALCONIX EUROPE GMBH ACメタルズ株式会社 製 造   装置材料   ・銅、ニッケルめっき材料及び関連化学品 ・非破壊検査装置、マーキング装置及び関連消耗品 ・金型用肉盛溶接棒、溶射施工 ・カシュー樹脂(ブレーキ摩擦材等)及びカシュー応用製品 ・電波吸収体 ・一般産業用並びに自動車用小型モーター向けカーボンブラシ   UNIVERTICAL HOLDINGS INC. 東海溶業株式会社 マークテック株式会社 株式会社富士カーボン製造所 金属加工   ・アルミ、チタン等軽合金の通信機器、半導体製造装置用精密切削部品 ・半導体用表面実装機(チップマウンター)、及び自動車、産業機械関連製造装置用精密研削部品 ・自動車向け精密プレス金型及びプレス部品 ・空調機器及び自動車部品等の金属加工部品 ・精密コネクタ金属端子部品のプレス加工 ・リチウムイオン電池及びHDD用部品のプレス部品 ・産業用制御機器、電子計測機器及び部品   株式会社大川電機製作所 大羽精研株式会社 株式会社富士プレス FUJI ALCONIX MEXICO S.A.de C.V. 株式会社富士根産業 ジュピター工業株式会社 株式会社ソーデナガノ Soode Kansas Corporation 株式会社坂本電機製作所 また、事業の系統図によって示すと、次のとおりであります
経営方針・対処すべき課題3,158字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、昨年度に下記のパーパス・ビジョンを策定しました。 (パーパス・ビジョン) 本文   説明文 パーパス 《グループの存在意義》   どこかにいる、だれかの未来のために   当社グループが取り扱い、製造している原料・素材・製品の多くは、そのままでは用途が分からないものですが、全てが地球のどこかにいるだれかの豊か(well-being *)な未来のためのものであるという誇りを持っています。 *“Health is a state of complete physical, mental and social well-being.” (WHO憲章) ビジョン 《グループのありたい姿》   ヒトをつなぐ、モノをつなぐ、技術をつなぐ   当社グループは、“どこかにいる、だれかの未来のために”あらゆる機会をとらえ、ヒト、モノ、技術を縦横無尽につなぐ存在でありたいと考えています。 目指すべき「存在意義・ありたい姿」を明確にすると共に、上場企業として「資本コストや株価を意識した経営」という株主要請にも応え、グループの持続可能性を維持向上していく道筋を、方針・戦略としてグループ全体に明示すると共に、グループの全ての事業活動において、「パーパス・ビジョン適合性」「株主期待適合性」「戦略適合性」の3軸のバランスで議論し、「注力」「効率化」「変革」を判断、実行して参ります。 (2)当面の対処すべき課題の内容等 当社グループは昨年度に2030年度を最終年度とする6年間の「長期経営計画2030」を策定しました。また、「中期経営計画2024」最終年度である2026年度の数値目標につき、過年度実績及び足許の内外環境変化を踏まえ見直し、下記の数値目標の達成を目指します。 (数値目標) (「中計2024」2026年度目標数値見直し)   「長計2030」 当初目標    見直し後目標   2030年度目標 連結売上高   2,300億円以上   2,350億円   - 連結経常利益   110億円以上   100億円    150億円以上 EBITDA   160億円以上   157億円   - ROE(株主資本利益率)   12%以上   10.6%    12%以上 ROIC(投下資本利益率)   6%以上   5.9%    8%以上 DOE(株主資本配当率)   4%以上   4%以上   - 数値目標の達成と持続可能な成長を目指す為、 ・グループ収益力の安定性と成長力を高め、新たな成長曲線を描く ・「パーパス・ビジョンの具現化」と「資本コストや株価を意識した経営」を両立し、「商品・資本・人財」の好循環を生み出す ・グループの持続的な事業成長を支える経営基盤を充実させ、事業活動を通じた社会の課題解決への貢献を果たす を掲げ、下記の基本方針・重点課題に基づき、具体的な戦略・アクションプランを遂行していくこととします。 (基本方針・重点課題) 基本方針   重点課題(マテリアリティ) 事業戦略 -収益力強化 ・創出-   ・収益力を磨く ・成長の為の新規投資(M&A、設備投資)   ・既存事業の収益力強化 ・グループ会社の自走力(自律成長)促進 ・グループ間のシナジー追求 財務戦略 -資本活用と配分最適化-   ・投下資本の積極・有効活用 ・収益の再投資+株主還元   ・低採算事業の構造改革 ・資本効率向上へグループ牽引枠組整備 ・収益再投資と株主還元のバランス 基本方針   重点課題(マテリアリティ) 人財戦略 -人財育成と生産性向上-   ・戦略に適合した人財投資(確保・育成) ・人財パフォーマンスの最大化(生産性向上)   ・戦略に沿ったグループワイドな人財配置の最適化 ・グループ全体を見渡せるマネジメント人財育成 サステナビリティ戦略 -グループと社会の持続可能性-   ・事業活動を通じて「どこかにいる、だれか」の豊かさ(well-being)を実現しようとしている当社グループのパーパスは、社会を持続させるための課題解決に向けた取組とは不可分の関係にあります。 ・当社グループは、 E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)・H(人財)を重点課題(マテリアリティ)と定め、取組を続けていきます。   E(環境):リサイクル事業を重点事業とし、適正・適法な循環型社会の実現を目指します。更に、事業活動を通じた環境負荷の軽減に努めます。 S(社会):人権と環境に配慮した調達、製造、販売を行い、公正なサプライチェーン構築に寄与すると共に、地域社会との共生を図ります。 G(ガバナンス):内部統制システムの基本方針に則り、グループとしての社会責任を全うしながら、リスクの統制を不断に行います。 H(人財):自律的・能動的に社会課題解決を行う人財を確保・育成する一方で、多様性・公平性・包括性に満ちたグループ風土を醸成していきます。 DX戦略 -デジタル利活用-   ・事業・財務・人財戦略と連動したソリューションの提供 ・グループに最適化したデジタル技術の活用   ・的確・迅速な判断に向けたグループデータの把握・統合 ・グループ全体の事業活動・業務の効率化・質の向上 (戦略) ・事業戦略:事業の仕分・組替とグループの連携により価値創造を極大化 グループ各事業単位で個別取引毎に、「注力」事業の展開・開拓、安定・成熟事業の「効率化」、低採算事業 の「変革」を図ります。 事業ポートフォリオを不断・柔軟に仕分・組替の上、経営資源を適切に配置します。 グループの持つ様々なリソース(知見、能力、経験、技術)をつなぎあわせ、追加的な企業価値の向上を目指 します。 ・事業戦略:成長市場領域とグループが提供する価値が合致する事業に注力 「中計2024」における注力分野(半導体・自動車・リサイクル)を再整理し、市場拡大が期待できる領域 「勝ち筋」とグループが提供する価値「ソリューション」のマトリックスをグループで共有し、2030年度に向 けた事業戦略を策定します。 「勝ち筋」と「ソリューション」が交わるエリア(ホットスポット)で今後のグループ付加価値増大に寄与し うる事業に注力すると共に、新たな「勝ち筋」と「ソリューション」を開拓します。 ・財務戦略:成長投資と株主還元を両立し、資本効率を最大化 事業成長・資本効率両立の為の資本活用と配分を最適化します。 資本効率向上の為の打ち手を総動員し、資本の好循環を生み出します。 「中計2024」におけるDOE3%目標は4%に引上げます。 ・人財戦略:ヒトをつなぎ、コア人財を育成し、稼ぐ力を強化 従業員のスキルや経験値を上げることにより、仕事へのモチベーションとパフォーマンスを向上させます。 事業ポートフォリオ組替に応じた人財の最適配置と、新規ビジネスを創出できるコア人財の確保・育成を します。 商社から製造・開発まで幅広い業務や経験を通じた、グループ経営の次世代を担うマネジメント人財の育成を します。 ・DX戦略:デジタル技術でグループの今を把握し、未来の付加価値創造につなぐ 事業戦略、財務戦略、人財戦略と連動し、グループの各種データを迅速かつ的確に把握、加工、抽出できる 仕組みを構築します。 グループにおける様々なプロセスの効率化・合理化へのデジタル技術活用に取り組み、グループ付加価値創造と 業務環境の改善に寄与します。
事業等のリスク6,266字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本報告書に記載した当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の投資判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事業等の主要なリスクを以下に記載しています。当社グループは、当社グループを取り巻くさまざまなリスクを回避、又はその影響を最小限に抑えるため、リスクの発生可能性・影響度を分析した「リスクマップ」を適時適切に見直し、環境の変化等に応じた重大リスクを特定し、対策を講じることによりリスク管理に取り組んでいます。各リスクについては主管部署が主体的にリスク対応を行い、リスクの極小化を図る取り組みを行うとともに、リスク管理委員会、内部統制委員会及びその傘下にあるコンプライアンス会議、情報管理・セキュリティ会議等の組織横断的な委員会活動等を通じて、リスク対策に取り組んでいます。 なお、本項中の記載内容については、特に断りがない限り有価証券報告書提出日現在の事項であり、将来に関する事項は同日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)マクロ経済環境の影響による業績変動のリスク 当社グループは、アルミニウム、銅、チタン、レアメタル等の非鉄金属の商材流通、及びそれらを素材とした部品・製品等の製造販売をグローバルベースで事業展開しており、国内における商材の流通・製造・販売のほか海外との貿易取引・製造・販売等を通じ幅広い事業を行っています。そのため、世界的あるいは特定の地域、特に比重の高い日本及びアジア地域での需要低迷や景気減速等は、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、既存事業の非鉄金属等「素材」と金属加工・検査装置等「技術」を活用して、社会の需要や技術進展に対応した取り組みや、グループ会社間のシナジーを最大限発揮できるよう、製造部門における協業体制の構築等を実施することや、市場拡大が期待できる「注力」事業の展開・開拓、安定・成熟事業の「効率化」に取り組むことで収益力を強化してまいります。また、低採算事業の「変革」や運転資本の最適化を通じて投資資金を創出し、新規M&Aや新規事業といった戦略投資により、安定的な成長を実現することで業績変動リスクの低減に努めてまいります。 (2)相場等の変動が与える業績への影響に対するリスク ①非鉄市況の変動に起因するリスク 当社グループの主要取扱商材であるアルミニウム、銅等の非鉄金属の価格は国際市況によって変動していますが、売り契約のある取引では、価格変動リスクは基本的に需要家又はメーカーが負担することとなるため価格変動リスクは限定的となります。一方で、在庫品の一部については売り契約がない在庫もあり、相場変動等による価格変動は、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、ロンドン金属取引所(LME)に上場されている商材については原則として、商品先物予約を活用して価格変動リスクをヘッジするとともに、非上場の商材等を含め、社内組織単位・商材毎に保有限度を定めて保有数量・含み損益の管理を行い、ロスカットを判断する基準を定めて運用することにより相場変動影響への適切な対応を行っています。また、リスク管理委員会内に市場リスク分科会を設置する等、在庫水準の最適化等のリスク抑制施策の検討を行う等の必要な対応を行っています。 ②為替相場の変動に起因するリスク 当社グループが行う海外企業等との貿易取引と海外子会社等における事業活動は、主に外国通貨によって行われています。当社グループの連結決算上の報告通貨が日本円であるため、外国通貨の為替変動は、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、原則として為替予約により取引金額を確定することで為替相場の変動による期間業績への影響の抑制を図っています。また、リスク管理委員会内に市場リスク分科会を設置し、為替ヘッジ状況のモニタリング報告やリスク抑制施策の検討を行う等の必要な対応を行っています。 ③金利変動に起因するリスク 当社グループは、取引先に対する信用供与を伴う資金立替え及び在庫保有等の運転資金、また子会社の設立及び運営を含む投融資等の多くを金融機関からの借入金等で賄っています。そのため、金利水準の上昇等による調達コストの増加が、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、取引条件見直しや適正在庫運用による運転資金の抑制、キャッシュマネジメントシステム導入による資金管理を通じた借入金の圧縮、また、金利の固定・変動比率の最適化を図る等により金利変動による期間業績への影響の抑制を図っています。また、リスク管理委員会内に市場リスク分科会を設置し、運転資金の状況推移に基づき借入金の圧縮や固定・変動比率の最適化等のリスク抑制施策の検討を行う等の必要な対応を行っています。 ④取引先使用計画変動に起因するリスク 当社グループでは、販売商品の製造期間と取引先要求納期の差異を埋める目的で、一部取引において取引先の正式受注前に使用計画等に基づき販売商品を発注して当社名義の在庫とする場合があります。この形態の在庫取引においては、実際の使用量が計画に対して大幅に減少した場合などに、在庫商品を販売できず、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、この形態の在庫取引の内容・規模、及び取引先の業績等をリスク管理部が事前に評価し、社内組織単位・取引先毎に保有限度を定めて管理しています。また、リスク管理委員会内の市場リスク分科会等を通し、リスクが顕在化する予兆が出た段階で速やかに対策を講じて影響の抑制に努める等の対応を行っています。 (3)取引先の信用リスク 当社グループは、国内・海外の多数の取引先に対し多様な商品・製品を販売しており多額の債権残高を有し ています。また、同様に国内・海外の多数の取引先から多様な商品・製品を仕入れています。そのため、販売 先の業績悪化や破綻等により売上債権が回収困難となった場合や、仕入先の業績悪化や破綻等により契約した 商品供給責任を果たせなくなった場合等により、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす 可能性があります。 このため、当社グループでは、販売先等に対し、業況や取引内容等に応じた与信限度枠を設け1年毎の見直 しを行いながら債権残高をコントロールし、一部の販売先等については取引信用保険等を活用することで信用 リスクが顕在化した際のリスクの低減を図ることに加え、リスク管理委員会内に信用リスク分科会を設置し、 大口与信先の審議や与信先のグループや所属国等を含めたポートフォリオ管理を通じてリスク抑制を図ってい ます。また、仕入先についても新規取引時、長期契約時に業績・財務状況・供給能力を適切に把握して契約す ることでリスクの低減に努め、所属国等を含めたポートフォリオ管理を通じたリスク抑制を図っています。 (4)カントリーリスク 当社グループは、貿易又は海外投融資の相手国や偏在している鉱物資源等の主要産出国での政策変更、政治・社会・経済環境等が急激に変化したことで、債権又は投融資資金の回収が困難となる場合や鉱物資源等が従来通り仕入れできなくなる等計画通りに事業活動ができなくなった場合には、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、外部格付機関の格付をもとにカントリーリスクの高い国や地域を特定し、リスクの把握とともに、販売に際しては必要に応じ貿易保険等を活用、仕入に際しては特定の国や地域に偏らないよう恒常的に代替仕入先の選定を行う等によりリスクの低減を図っています。また、リスク管理委員会内に信用リスク分科会を設置し、国別の債権ポートフォリオを管理するとともに、国や地域の政治・経済情報・制度変更等の情報収集と分析や共有を行い、有事の際に適切な対応がとれるよう努めています。 (5)コンプライアンスリスク(法的規制及び法令遵守) 当社グループは、国内のみならず海外でも多種多様な事業活動を行っており、これらの事業活動に関連する、法令・規則は会社法・税法・独占禁止法や貿易取引に関する国家安全保障上の規制等多岐にわたります。当社グループでは法令・規則を遵守した事業活動を行うよう取り組んでいますが、万一法令・規則に違反する事態が起きた場合等は、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、グループ共通の監査体制の強化や内部通報制度の構築といった内部統制システムの整備拡充を行っています。また、内部統制委員会及びその傘下にあるコンプライアンス会議において規程の完備や当社グループ内での啓蒙活動を行うとともに、「アルコニックスグループコンプライアンスハンドブック」を制定しグループ全役職員に法令遵守を徹底しています。中でも国家安全保障上の規制については、経営企画部とリスク管理部が共同で当社グループ全体の管理体制を整え、輸出取引のモニタリングを行い適切な輸出取引を推進しています。 (6)製造物責任に関するリスク 当社グループは、原材料及び機械部品等をメーカー等の取引先に納入し、取引先がそれらを使用して最終製品を製造する、いわゆる川上工程のビジネスが中心で一般消費者が何らかの被害を被った場合の責任は通常メーカーが負うものの、原材料・機械部品等の品質や不具合が原因の場合でメーカーから求償を求められた場合や一部製品の製造や販売を行う取引において、何らかの被害が発生した場合には、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、原材料・機械部品等の品質管理には万全の取り組みを行う他、万一に備えた製造物責任賠償保険に加入することで損失影響の極小化を図っています。 (7)事業投資リスク 当社グループは、国内外の連結子会社、及び合弁企業等を多数保有し、更なる事業の拡充やシナジー創出のためのM&Aや設備投資を含む投融資の推進を計画しています。これらの投融資案件が本来想定していた期待収益を下回り投下資本を回収できなかった場合等には、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、2023年4月に新設した事業戦略部を2026年4月に事業推進部へと改組し、国内外の連結子会社及び合弁企業に対しきめ細かい事業活動支援や改善にかかる取り組みを行うことで、期待収益の低下を未然に防ぐ対策を講じてまいります。また、リスク管理委員会内に投融資分科会を設置し、新たに投融資にかかる業務フローを整備し、新規M&Aや設備投資などの事業投資に対する投資効果の検証や投融資内容に関するアセット全体に対する検証・モニタリングを通じ、定期的に事業性を評価して適時適切な対策を講じています。 (8)情報システム・情報セキュリティに関するリスク 当社グループの事業活動に関して、外部からの不正アクセスやウイルス感染による個人情報を含めた情報資産の漏洩や予期せぬ障害が発生した場合には、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、情報システム部を中心にネットワークインフラの整備や、社内情報共有システムの導入及びネットワークセキュリティに関する対策を推進してリスクの極小化に努めています。また、内部統制委員会及びその傘下にある情報管理・セキュリティ会議において当社グループでのIT利活用、情報管理、情報セキュリティ対策の推進を図るとともに情報セキュリティに関する重大インシデントに備えた対策をリスク管理委員会内に設置した事業継続分科会とも連携して協議・検討しています。 (9)自然災害等に関するリスク 自然災害や感染症の大規模な流行により事業所・工場設備・当社従業員とその家族に多大な被害が発生した場合、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、自然災害等に関するリスクの極小化を図るために、各事業所・子会社ごとの事業継続計画(BCP)・災害時行動マニュアル等の整備や、安否確認システムの導入、防災訓練の実施等の対策を推進しています。また、リスク管理委員会内に事業継続分科会を設置し、当社グループ全体の事業継続に万全を期すべく情報収集、分析、報告、施策検討を行う等の必要な対応を行っています。 (10)サステナビリティ課題等に関するリスク 近年、地球温暖化等の環境問題や、人権課題等に対して、自社だけではなくサプライチェーン全体に対しても、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを求める声が強まっています。そのような中で、環境問題や労働安全衛生、人権などにかかわるサステナビリティ課題に対する取り組みが不十分であった場合、企業としての風評悪化・信用力の低下を招き、サプライチェーンからの離脱を余儀なくされる等、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、持続可能な社会を実現するために、E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)・H(人財)を重点課題(マテリアリティ)と定め、パーパス・ビジョンである「どこかにいる、だれかの未来のために」「ヒトをつなぐ、モノをつなぐ、技術をつなぐ」を実現すべくサステナビリティ課題の解決に強力に取り組んでいます。E(環境)課題については温室効果ガス(GHG)について2026年4月に排出削減目標・削減計画を策定し、当社グループ一丸となって取り組むとともに、重点事業であるリサイクルを通じた環境負荷の低減に貢献してまいります。また、S(社会)については2025年9月に「アルコニックスグループ人権方針」を改定し、より一層人権を尊重した事業活動を推進してまいります。サステナビリティ課題に対する取り組みについては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」を併せてご参照ください。 (11)人財リスク 当社グループは、「人財」こそが価値創造の源泉と捉え、経営上の最重要項目に人的資本の強化を掲げており、事業戦略の実現に向けた人財の確保・育成に努めていますが、人財を採用できなかったり、人財が流出した場合やグループ経営の次世代を担うマネジメント人財を育成できなかった場合には、将来的に事業戦略の推進に遅れが生じることで、当社グループの事業、財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループでは、「働きやすさ」「働き甲斐」「働くための健康」を重視して社内環境を整備し、「給与」「教育」「機会」の改善・拡充・提供を通じて人財の確保・専門性の高い人財育成に取り組んでいます。人財リスクに対する取り組みについては「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」を併せてご参照ください。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1.業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度における世界規模の経済情勢では、米国政府の関税政策や北米を中心とするEV減速、不動産業界の低迷に端を発した中国国内経済の停滞、中国当局によるレアメタル・レアアースの輸出規制等が当社グループの経営に影響を及ぼす要因となりました。 当社グループとして関与の深い業界、市場においては、アルミや銅市況については下半期から緩やかに上昇、数量もアルミ圧延品や伸銅品共に前年度比では着実に増加、スクラップ市場についても需要は回復傾向です。ニッケルも第3四半期末から上昇基調に転じ、レアメタルもタングステンを中心に第2四半期から大幅上昇しました。半導体関連は、前年度の中国半導体国産化の動きによる製造装置・実装装置関連特需が消えたものの、下半期より世界的なデータセンター向け需要が旺盛となり、伸長しました。モビリティ関連は関税や北米EV減速影響等で完成車メーカーによりまだら模様の展開が続いている一方、安全保障の観点から航空・宇宙・防衛を担う重工業各社の部材需要が伸長しました。電池関連は、車載向けは北米EV減速影響で需要は踊り場に、スマホ・タブレット向けは需要回復傾向ながら、当社グループにおいてはモデルチェンジによる材料変更の影響が顕在化しつつあります。 このような環境のもと、当連結会計年度における当社グループの売上高は、アルミ・銅原料、半導体製造装置関連金属加工品、メッキ材料などの取引が寄与して電子機能材事業、アルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業の4セグメント全てで前期比増となりました。同期間におけるセグメント利益は、自動車関連部材不振の影響でアルミ銅事業、一部事業での事業構造改善費用増の影響で装置材料事業がそれぞれ前期比減となりましたが、ニッケルやレアメタルの市況上昇に加え取扱数量を伸ばした電子機能材事業、半導体関連や航空・宇宙・防衛関連で伸長した金属加工事業がそれぞれ前期比増となりました。 当連結会計年度における主な経営成績は次の通りであります。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   前期比増減額 (百万円)   前期比増減率 (%) 売上高   197,004   219,720   22,715   11.5 営業利益   6,919   9,743   2,823   40.8 経常利益   7,528   8,947   1,419   18.9 親会社株主に帰属する 当期純利益   4,805   5,598   793   16.5 当連結会計年度におけるセグメントの業績は次の通りであります。また、各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   前期比増減額 (百万円)   前期比増減率 (%) 商社流通 -電子機能材   売上高   34,141   45,701   11,560   33.9 セグメント利益   2,235   2,875   640   28.6 商社流通 -アルミ銅   売上高   83,667   91,533   7,865   9.4 セグメント利益 又は損失(△)   492   △65   △558   - 製造 -装置材料   売上高   46,317   49,070   2,753   5.9 セグメント利益   1,610   1,482   △127   △7.9 製造 -金属加工   売上高   36,833   41,120   4,286   11.6 セグメント利益   3,241   4,630   1,389   42.9 商社流通-電子機能材事業 本セグメントの売上高は、海外における電池関連材料取引やニッケル・レアメタル価格の上昇等が寄与して前期比増となりました。本セグメントのセグメント利益は、ニッケル・レアメタル取引などが寄与して前期比増となりました。 商社流通-アルミ銅事業 本セグメントの売上高は、アルミ及び銅の地金・スクラップ取引が寄与して前期比増となりました。本セグメントのセグメント利益は、自動車関連部材取引不振の影響で前期比減となりました。 製造-装置材料事業 本セグメントの売上高は、北米市場のメッキ材料、非破壊検査用材料等が寄与して前期比増となりました。本セグメントのセグメント利益は、カーボンブラシ事業の事業構造改善費用の影響で前期比減となりました。 製造-金属加工事業 本セグメントの売上高は、半導体実装装置関連金属加工品、二次電池用部品等が寄与して前期比増となりました。本セグメントのセグメント利益は、航空・宇宙・防衛関連金属加工品の収益伸長も寄与し前期比増となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ3,032百万円増加し、20,813百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 キャッシュ・フローの状況 営業活動による キャッシュ・フロー   営業活動によるキャッシュ・フローは2,424百万円の増加となりました。主な増 加要因は税金等調整前当期純利益10,600百万円、のれん償却を含む減価償却費等 4,775百万円、及び仕入債務の増加額6,379百万円であります。また主な減少要因 は、売上債権の増加額4,158百万円、棚卸資産の増加額10,280百万円、法人税等の 支払額3,799百万円、及び利息の支払額1,055百万円あります。 投資活動による キャッシュ・フロー   投資活動によるキャッシュ・フローは3,218百万円の減少となりました。主な増 加要因は有形固定資産の売却による収入3,104百万円、及び投資有価証券の売却による収入2,314百万円であります。また主な減少要因は製造子会社を中心とした設備増強に伴う有形及び無形固定資産の取得による支出8,660百万円、及び子会社株式の取得による支出84百万円であります。 財務活動による キャッシュ・フロー   財務活動によるキャッシュ・フローは3,341百万円の増加となりました。主な増 加要因は短期借入金の純増加額10,709百万円であります。主な減少要因は長期借 入金の純減少額2,298百万円、及び配当金の支払額2,556百万円であります。 (3)仕入及び販売の実績 ①仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 仕入高(百万円)   前年同期比(%) 電子機能材事業   41,444   135.6 アルミ銅事業   82,593   107.4 装置材料事業   34,146   105.7 金属加工事業   19,433   112.3 合計   177,618   113.1 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.金額は実際仕入価格によっております。 ②販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   前年同期比(%) 電子機能材事業   39,763   124.1 アルミ銅事業   90,601   109.7 装置材料事業   48,428   105.7 金属加工事業   40,926   111.9 合計   219,720   111.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度において総販売実績に対する販売割合が10%を超過する販売先はありません。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2)当連結会計年度の経営成績の分析 ・財政状態 ①流動資産 当連結会計年度における流動資産は162,291百万円であり、前連結会計年度末比17,916百万円の増加となりました。主な内訳は受取手形及び売掛金、電子記録債権の増加4,734百万円、棚卸資産の増加10,480百万円、現金及び預金の増加2,774百万円であります。 ②固定資産 当連結会計年度における固定資産は60,136百万円であり、前連結会計年度末比7,876百万円の増加となりました。主な内訳は、有形固定資産の増加2,027百万円、及び投資その他の資産の増加6,194百万円であります。 ③流動負債 当連結会計年度における流動負債は120,429百万円であり、前連結会計年度末比17,233百万円の増加となりました。主な内訳は支払手形及び買掛金、電子記録債務の増加6,671百万円、短期借入金の増加10,897百万円、及びコマーシャル・ペーパーの減少1,998百万円であります。 ④固定負債 当連結会計年度における固定負債は22,055百万円であり、前連結会計年度末比1,070百万円の減少となりました。主な内訳は繰延税金負債の増加2,710百万円、長期未払金の減少1,773百万円、及び長期借入金の減少1,675百万円であります。 ⑤純資産 当連結会計年度における純資産は79,942百万円であり、前連結会計年度末比9,630百万円の増加となりました。主な内訳は利益剰余金の増加3,042百万円、為替換算調整勘定の増加397百万円、その他有価証券評価差額金の増加5,806百万円であります。 ・経営成績 ①売上高 当連結会計年度における売上高は219,720百万円(前期比11.5%増加)となりました。 ②売上総利益 当連結会計年度における売上総利益は30,625百万円(前期比17.7%増加)となりました。 ③販売費及び一般管理費 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は20,882百万円(前期比9.3%増加)となりました。 ④営業利益 上記の結果、当連結会計年度における営業利益は9,743百万円(前期比40.8%増加)となりました。 ⑤営業外収益、営業外費用 営業外収支(営業外収益-営業外費用)は795百万円の支出超となりました。(前期は608百万円の収入超)。 ⑥経常利益 上記の結果、当連結会計年度における経常利益は8,947百万円(前期比18.9%増加)となりました。 ⑦特別利益、特別損失 投資有価証券売却益等の特別利益3,452百万円を計上する一方、貸倒引当金繰入額等の特別損失1,799百万円を計上いたしました。 ⑧親会社株主に帰属する当期純利益 税金等調整前当期純利益10,600百万円から法人税等4,926百万円、非支配株主に帰属する当期純利益75百万円を差引き、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は5,598百万円(前期比16.5%増加)となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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